JPH11287935A - ケーブル及びその布設方法 - Google Patents

ケーブル及びその布設方法

Info

Publication number
JPH11287935A
JPH11287935A JP9051998A JP9051998A JPH11287935A JP H11287935 A JPH11287935 A JP H11287935A JP 9051998 A JP9051998 A JP 9051998A JP 9051998 A JP9051998 A JP 9051998A JP H11287935 A JPH11287935 A JP H11287935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
fluid
outer coating
conduit
laying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9051998A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohiko Yanagawa
裕彦 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP9051998A priority Critical patent/JPH11287935A/ja
Publication of JPH11287935A publication Critical patent/JPH11287935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルを管路内に布設するに当たって、ケ
ーブルと管路との摩擦を低減し、引張り張力を軽減する
ことが可能なケーブル及び布設方法を提供する。 【解決手段】 空又はケーブルコア1の入ったチューブ
2と、その外側に外部被覆5を有し、該外部被覆5の表
面には長手方向に複数の流体吹出し口6が設けられてお
り、該流体吹出し口6に連通し流体を長手方向に流通さ
せる流体通路3を該外部被覆5の内側又は被覆厚さの中
に長手方向にわたって有するケーブルである。なお、そ
のケーブルを管路9内に布設するに当たって、前記流体
通路3を通して前記外部被覆5の流体吹出し口6から管
路9内へ流体を吹き出しながら、管路9内へ該ケーブル
を布設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルを管路内
へ布設する場合の、布設張力を軽減することが可能なケ
ーブル及び布設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】下水道等の管渠内への光ファイバケーブ
ルの布設の要求等に関連して、種々のケーブル構造、布
設工法等が検討されている。下水道の管渠内に直接光フ
ァイバケーブルを布設する方法もあるが、この場合ケー
ブルの周囲を下水が流れるため、ケーブル自体に鎧装等
の補強が必要となり重量も大きく、かつケーブル価格も
高くなる。
【0003】また管渠内に管路を配設し、その管路内に
光ファイバケーブル等のケーブルを布設する方法もある
が、管路内へケーブルを引き通す時の張力はケーブルと
管路の摩擦に打ち勝つ大きさにする必要があり、ケーブ
ル自体もその張力に耐えるようにしなければならない。
従来のケーブルでは、例えば中心に抗張力体を配置しそ
の周囲に光ファイバ心線を配置する等のケーブル構造に
して、ケーブルの抗張力性を高めている。しかし、この
種のケーブルでは太い抗張力体が必要なため、ケーブル
外径が大きくなり、またケーブル価格も高くなる。
【0004】また、空のパイプを予め布設しておき、そ
の中に空気流に乗せてケーブルを送り込むという布設方
法もある。この場合、ケーブルには特別な抗張力体は不
要であるが、ケーブルを空気流に乗せて送るため、ケー
ブルの重量は制限され、太いサイズのケーブルを布設す
ることは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】管路内にケーブルを布
設する場合には、上述するようにケーブルに太い抗張力
体を持たせるという必要がある。また、空気流に乗せて
ケーブルを送り込む工法では、ケーブルの重量が制限さ
れ、太い外径のケーブルには適用出来ない。本発明は、
管路内にケーブルを布設するに当たって、管路とケーブ
ルの摩擦を低減することが出来るケーブルと布設方法を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブルは、空
又はケーブルコアの入ったチューブと、その外側に外部
被覆を有し、該外部被覆の表面には長手方向に複数の流
体吹出し口が設けられており、該流体吹出し口に連通し
流体を長手方向に流通させる流体通路を該外部被覆の内
側又は被覆厚さの中に長手方向にわたって有するもので
ある。
【0007】表面長手方向に複数の流体吹出し口を設け
た外部被覆を備え、該外部被覆の内側又は被覆厚さの中
に該流体吹出し口に連通する流体通路を備えたケーブル
を、管路内に布設するに当たって、前記流体通路を通し
て前記外部被覆の流体吹出し口から管路内へ流体を吹き
出しながら、管路内へ該ケーブルを布設することによっ
て、管路とケーブルとの摩擦を低減することが可能にな
る。従って、この種のケーブルでは抗張力体を細いもの
とすることが可能になり、場合によっては特別な抗張力
体を備える必要が無くなる。
【0008】また、ケーブルを布設するに当たってケー
ブルの先端に固定された引込み端部には、該ケーブルと
管路の内壁との空間をシールするシール部を取り付け、
前記流体通路を通して前記外部被覆の流体吹出し口から
管路内へ吹き出した流体によってシール部に前進圧力を
加えてケーブル布設推進力を高めながら、管路内へ該ケ
ーブルを布設することにすれば、更にケーブル布設に要
する張力を軽減することが可能になる。
【0009】なお、前記流体通路を通して外部被覆の流
体吹出し口から管路内へ吹き出す流体としては、空気又
は水が安くて適当である。空気の場合は、ケーブル外部
被覆の表面から吹出した空気流によってケーブルに浮力
が生じ、その結果管路とケーブルの摩擦を低減すること
が出来る。水の場合は、ケーブルの外部被覆から吹出し
た水が潤滑剤としての役目を果たし摩擦力を低減するこ
とが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明のケーブルを管路内
に布設しているところを示す図であって、図1(A)は
管路を縦断面に開いたところを示す側面図、図1(B)
は横断面図である。図1において、1はケーブルコア、
2はチューブ、3は流体通路、4は上巻き、5は外部被
覆、6は流体吹出し口、7はテンションメンバ、8は本
発明にかかるケーブル、9は管路を示す。ケーブルコア
1はチューブ2内に入っている場合、入っていない場合
がある。また、チューブ2の本数も4本とは限らない。
【0011】流体通路6としてパイプ状で流体吹出し口
6に連通する孔を有するものを図示しているが、パイプ
状に限るものではなく、流体を長手方向に流しうる空隙
が構成されるものであれば良い。また、外部被覆5の被
覆厚さの内部に流体通路3を設けることも可能である。
【0012】流体吹出し口6は、ケーブル8の長手方向
及び周方向に内径2mm程度の孔が外部被覆5の表面に
4mm程度の間隔で配列されたものを、図1に示した
が、流体通路の流す流体の種類、ケーブルの長さ、重量
によっては、周方向での配列は無く、長手方向の配列の
みの場合もある。また、流体吹出し口の間隔も数mとい
うように、間隔が広い場合もある。また、流体吹出し口
の吹出し方向を断面半径方向から少し傾けて、ケーブル
進行方向に対して斜め後方に向くように形成することに
よって、流体吹出しによってケーブルに推進力を付与す
ることも可能になる。なお、テンションメンバ7は、流
体吹出しによるケーブルと管路との摩擦の低減度合いに
応じて、従来技術のケーブルよりも細いテンションメン
バとすることが出来る。
【0013】流体に空気を使って流体吹出し口から吹出
した空気によって、ケーブルに浮力を与えてケーブルと
管路との摩擦を低減しようとする場合は、ケーブルと管
路が接触している下方の流体吹出し口からの空気の吹出
しが必要なので、ケーブルの周方向にも流体吹出し口を
配列して、ケーブルが軸回りに回転してもケーブルの下
方には常に流体吹出し口が存在するようにしておく必要
がある。なおこの場合、ケーブルの上方にある流体吹出
し口からも空気が吹出されるが、上方は管路との間隙が
大きいため、ケーブルに与える浮力を妨げることは無
い。
【0014】流体に水を使って流体吹出し口から吹出し
た水によって、ケーブルと管路との摩擦を低減しようと
する場合は、流体吹出し口はケーブルの周方向には必ず
しも必要では無い。流体吹出し口は、ケーブルの長手方
向に配列されているだけで十分である。また、流体にオ
イル等の潤滑剤を使って流体吹出し口から吹出したオイ
ルによって、ケーブルと管路との間の摩擦を低減しよう
とする場合は、流体吹出し口は数mおきに配置すれば十
分である。
【0015】なお、ケーブルの流体通路への流体の供給
は、ケーブル前方の引込み端部、ケーブル後方端部いず
れの側から行うことも可能であるが、引込み端部側の場
合は、引込み端部まで流体供給用の管を延ばす必要があ
って不便なので、ケーブル後方端部側に設置した流体供
給装置でもってケーブルの後方端部から行うのが好まし
い。
【0016】図2は、ケーブル引込み端部にシール部を
取り付ける本発明の実施形態を示す図であって、図1と
同じ符号は同じものを示す。図2において、10はシー
ル部、11はケーブル引込み端部、12は引き綱であ
る。シール部10は金属、プラスチック等で出来た鍔状
の物体でも可能であるが、ゴムシート等の弾性体で出来
たものの方が、ケーブル引込み端部が管路の中央に位置
していなくても変形によってシール効果が保持出来るの
で、好ましい。なお、シール部10が固い鍔状物体であ
る場合は、ケーブル引張り端部11は管路9の中心軸に
沿って移動するので、先端が首を持ち上げたような形態
で移動することになるが、ケーブル布設において特に支
障は生じない。
【0017】また、このシール部を設けたものでは、ケ
ーブル8の流体吹出し口6から吹出した流体はシールの
後方側に溜り、シール部を前方に押す圧力として作用さ
せることが可能である。また、シール部を設けたケーブ
ルの内部の流体通路への流体の供給はケーブルの後方端
部から行う。
【0018】
【発明の効果】本発明のケーブルでは、外部被覆の表面
に長手方向に複数の流体吹出し口を設け、外部被覆の内
側又は被覆厚さの中に長手方向にわたって設けた流体通
路を通して流体吹出し口から流体を吹出すことによっ
て、管路とケーブルとの摩擦を低減させ、布設時の引張
り張力を軽減させることが出来る。従って、ケーブル内
に設けるテンションメンバの径を小さなものにすること
が可能である。
【0019】また、ケーブルの引込み端部に、該ケーブ
ルと管路の内壁との空間をシールするシール部を取り付
け、流体吹出し口から管路内へ吹き出した流体によって
シール部に前進圧力を加えてケーブル布設推進力を高め
ながら、管路内へ該ケーブルを布設することにすれば、
更にケーブル布設に要する張力を軽減することが可能に
なる。
【0020】なお、流体吹出し口から管路内へ吹き出す
流体としては、空気又は水が安くて豊富でかつ無公害で
あるので好ましい。なお空気の場合は、空気流によって
ケーブルに浮力が生じ、水の場合は、ケーブルの外部被
覆から吹出した水が潤滑剤としての役目を果たすので、
いずれの場合も摩擦力を低減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブルの実施形態を示す図であっ
て、(A)は管路内に布設しているところの管路を縦断
面に開いたところを示す側面図、(B)は管路内のケー
ブルを布設したところの横断面図である。
【図2】ケーブル引込み端部にシール部を取り付けた本
発明の布設方法の実施形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:ケーブルコア 2:チューブ 3:流体通路 4:上巻き 5:外部被覆 6:流体吹出し口 7:テンションメンバ 8:本発明にかかるケーブル 9:管路 10:シール部 11:引込み端部 12:引き綱

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空又はケーブルコアの入ったチューブ
    と、その外側に外部被覆を有し、該外部被覆の表面には
    長手方向に複数の流体吹出し口が設けられており、該流
    体吹出し口に連通し流体を長手方向に流通させる流体通
    路を該外部被覆の内側又は被覆厚さの中に長手方向にわ
    たって有することを特徴とするケーブル。
  2. 【請求項2】 表面長手方向に複数の流体吹出し口を設
    けた外部被覆を備え、該外部被覆の内側又は被覆厚さの
    中に該流体吹出し口に連通する流体通路を備えたケーブ
    ルを、管路内に布設するに当たって、前記流体通路を通
    して前記外部被覆の流体吹出し口から管路内へ流体を吹
    き出しながら、管路内へ該ケーブルを布設することを特
    徴とするケーブルの布設方法。
  3. 【請求項3】 前記ケーブルを布設するに当たって該ケ
    ーブルの先端に固定された引込み端部には、該ケーブル
    と管路の内壁との空間をシールするシール部を取り付
    け、前記流体通路を通して前記外部被覆の流体吹出し口
    から管路内へ吹き出した流体によってシール部に前進圧
    力を加えてケーブル布設推進力を高めながら、管路内へ
    該ケーブルを布設することを特徴とする請求項2に記載
    のケーブルの布設方法。
  4. 【請求項4】 前記流体通路を通して外部被覆の流体吹
    出し口から管路内へ吹き出す流体は、空気であることを
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のケーブ
    ルの布設方法。
  5. 【請求項5】 前記流体通路を通して外部被覆の流体吹
    出し口から管路内へ吹き出す流体は、水であることをこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のケーブル
    の布設方法。
JP9051998A 1998-04-03 1998-04-03 ケーブル及びその布設方法 Pending JPH11287935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9051998A JPH11287935A (ja) 1998-04-03 1998-04-03 ケーブル及びその布設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9051998A JPH11287935A (ja) 1998-04-03 1998-04-03 ケーブル及びその布設方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11287935A true JPH11287935A (ja) 1999-10-19

Family

ID=14000708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9051998A Pending JPH11287935A (ja) 1998-04-03 1998-04-03 ケーブル及びその布設方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11287935A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10133017B2 (en) * 2015-08-07 2018-11-20 Pgs Geophysical As Vented optical tube

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10133017B2 (en) * 2015-08-07 2018-11-20 Pgs Geophysical As Vented optical tube

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2552588B2 (ja) 光ファイバケ−ブルおよび光ファイバの挿通方法
JP2567757B2 (ja) 管内への配線・配管材の布設方法、これの布設装置及びこれに使用される配線・配管用の管
JPH0222921B2 (ja)
GB2190457A (en) Hydraulic cable installation system
US5011332A (en) Apparatus and method for introducing a cable-like element into a pipe and elements suitable therefor
US6409155B1 (en) Method of inserting a light transmitting member into a tube
JP2009545286A (ja) 管路にワイヤを設置するための装置
JP4122334B2 (ja) コンジット内にケーブルを据え付けるためのピッグ
JPH11287935A (ja) ケーブル及びその布設方法
JP2943858B2 (ja) 管路内におけるノズル付ホースの挿通方法
JPH0738885Y2 (ja) 光フアイバケ−ブル布設用管路
JP2005027398A (ja) 電線管、受口継手及びそれを用いたケーブル敷設方法
JPH03203512A (ja) ケーブルの布設方法
JPH02219410A (ja) ケーブルの管路配線方法及びその装置
JP2001128329A (ja) 光ケーブル気体圧送工法
JPH11234833A (ja) 通管用治具とそれを用いた通管方法
JPH03144403A (ja) 空気圧送引き込み用光ケーブル
JP2004027522A (ja) 非開削推進工法による管路敷設方法
JP2001095122A (ja) 光ケーブル空気圧送工法
JPH04324804A (ja) 空気圧送引き込み用光ケーブル
JP2000193137A (ja) 管路材の布設用治具
JPH01248924A (ja) 電線の管路布設方法
JPH0715820A (ja) 管路内点検方法および管路走行用マンドリル
JP2002271931A (ja) 追加布設用インナーダクト
JP2000075181A (ja) 光ケーブル空気圧送用管路