JPH11286992A - 組立式鉄筋コンクリート製建屋 - Google Patents

組立式鉄筋コンクリート製建屋

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JPH11286992A
JPH11286992A JP10866798A JP10866798A JPH11286992A JP H11286992 A JPH11286992 A JP H11286992A JP 10866798 A JP10866798 A JP 10866798A JP 10866798 A JP10866798 A JP 10866798A JP H11286992 A JPH11286992 A JP H11286992A
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concrete building
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易組立と高強度により鉄筋コンクリートの良
さを強調する。 【構成】鉄筋コンクリート製の筒状の基礎台1に対して
コンクリート製の筒状の壁21が支持され、屋根31が
壁21に支持される。屋根31は、壁31の上端面とし
て形成される1平面に属する第1輪状面上に載置され、
壁21は、これの下端面であり1平面に属する第2輪状
面23を介して基礎台1に対して載置され、基礎台1と
壁61は工場で製作され建屋設置場所まで運搬車により
運搬される。床を含み、少なくとも3体の分割された部
品、又は、少なくとも4体の分割された部品がトラック
・クレーン等で建設場所に運搬され簡易に組み立てられ
る。筒体中の鉄筋により、建屋は高強度が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、組立式鉄筋コンク
リート製建屋に関する。更に詳しくは、工場で製造され
た部分を建設現場まで搬送してそこでクレーンを用いて
簡易に組み立てることができる簡易な組立式鉄筋コンク
リート製建屋に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート建築物は、木枠で形成
したキャビティーにミキサー車で建築現場まで搬送され
てきた生コンクリートを流し込んで固化成形することに
よりその構造体が形成される。
【0003】庭、遊園地、博覧会場、建築現場の空き地
には、小型の建屋が設置される。このような建屋は、物
置、簡易受付事務所、移動トイレ等である。博覧会場、
建築現場に設置されるものには、撤去可能であることが
特に要請されている。
【0004】このような建屋として、鉄筋コンクリート
製のものが知られている。床と基礎台が一体になったも
の、床と基礎台がボルト結合されたもの、壁と屋根がボ
ルト結合されたもの、床と基礎台が一体化されたものに
壁を載せて組み立てるもの等が知られている。これら公
知のものでは、部分的な一体化又は部分的なプレファブ
リケーションが行われてきた。全体のプレファブリケー
ションが行われていないのは、鉄筋コンクリート建造物
は現場での成形組立が有利であると考えられてきたから
である。
【0005】簡易小屋等の小型建築物は、樹脂製ボード
を鉄骨に貼り付けることによって組立てられることが多
い。これは、樹脂成形の技術が全盛時代を迎えたこと、
大工さんが多かったこと、道路事情が悪くトラッククレ
ーンが現場に入り込むことが難しかったこと、種々の規
制が多かったことなどの社会的経済的実状に原因があっ
た。逆に規制が強化されて道路幅が広くなったり、トラ
ッククレーンはその操縦性がよくなりその普及とともに
低廉になったりして、重量体の搬送が容易になったたた
め、鉄筋コンクリート・プレファブリケーションは見直
されてよい。
【0006】例えば、大小博覧会が増加する来世紀には
需要が多くなると予測される移動トイレ、仮事務所など
は、台風に強く、重量物体である空調機器を安全に支持
して利用者に安心感を与え、且つ、低廉に提供できるコ
ンクリート製のものであることが好ましい。更に簡易に
組み立て簡易に解体できることが望まれる。
【0007】また、自然環境特に生物体系の保護から木
材の使用を回避することが要請されている。一方、コン
クリートの性能研究も進み、例えば、粘土質粒子の粒径
として好ましい70ミクロン前後から砂利粒子の粒径と
して好ましい3mm前後までの間の理想的な粒径分布を
適正にする工場生産の研究が進み、現場生産でなく管理
が行き届いた工場生産によるコンクリートの良さが見直
されている。地震にも強い構造部材として、コンクリー
トの重要性が改めて認識され始めている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡易
に組み立て簡易に解体でき高い強度の組立式鉄筋コンク
リート製建屋を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、コストがより低く簡
易に組み立て簡易に解体できる高い強度の組立式鉄筋コ
ンクリート製建屋を提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、トラッククレー
ンで簡易に組み立て簡易に解体できる高い強度の組立式
鉄筋コンクリート製建屋を提供することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、トラッククレー
ンで部分を現場まで搬送し現場で簡易に組み立て簡易に
解体できる高い強度の組立式鉄筋コンクリート製建屋を
提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、複数の部分品を
1台のトラッククレーンで現場まで搬送し現場で簡易に
組み立てることができる高い強度の組立式鉄筋コンクリ
ート製建屋を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による組立式鉄筋
コンクリート製建屋は、鉄筋コンクリート製の筒状の基
礎台と、その基礎台に対して支持されるコンクリート製
の筒状の壁と、その壁に支持される屋根とからなり、そ
の屋根は、その壁の上端面として形成される1平面に属
する第1輪状面上でその壁に載置され、その壁は、これ
の下端面であり1平面に属する第2輪状面を介してその
基礎台に対して載置され、その基礎台とその壁は工場で
製作され建屋設置場所まで運搬車により運搬されるもの
であり、更には、床を備え、少なくとも3体の分割され
た部品、又は、少なくとも4体の分割された部品がトラ
ック・クレーン等で建設場所に運搬され簡易に組み立て
られる。
【0014】高強度が要求される構造部材である基礎台
と壁は、筒状に形成されており、縦揺れとあらゆる方向
の横揺れに対して頑丈である。特に高強度が要求される
構造部材である基礎台は、鉄筋コンクリート製である。
【0015】本発明による組立式鉄筋コンクリート製建
屋の実施の形態は、いろいろに改変される。床と壁は一
体に形成することができる。この場合、床は壁の部分で
あり、床部分が壁部分を強化している。壁から分割され
ている床は、基礎台に直接に載置される。この場合、床
は、基礎台の上端面として形成される1平面に属する第
3輪状面上で基礎台に直接に載置される。第1輪状面、
第2輪状面、更には、第3輪状面は、連続して閉じたリ
ング状の縁面であることが好ましい。連続して閉じてい
ることは、実質的であればよく、製作精度などにより実
際にはそれらに凹凸面が形成されることはやむをえな
い。これらの輪状面は、閉じている必要はなく、輪状面
は部分的に連続面であればよい。
【0016】壁はこれを基礎台に直接に載置することも
でき、床に直接に載置することもできる。基礎台の上端
部分は、その筒状部分の下方部分に対して内側に膨らむ
膨らみ部分として形成されることが好ましい。膨らみ部
分は、いわゆるテーパ部分として形成されている。基礎
台の配筋構造の鉄筋部分は、その膨らみ部分の中で筒体
の内側(中心側)に向かって傾斜していることが好まし
い。
【0017】基礎台を2体組み合わせて用ると、より大
型化された家屋を組み立てることができる。その場合、
2体を互いに連接するためにそれらに突合面を与える。
突合面は連接の際即ち組立後に鉛直面になる。筒体が4
角筒である場合は、外側4面は全て鉛直面であることが
好ましい。円筒体も多角筒も、あらゆる方向の横揺れに
強い。配筋構造を有する円筒体、多角筒は、特にその横
揺れに対して強い。筒体どうしが鉛直方向に重合する構
造物は、全体としても、縦揺れ、横揺れに対して強い。
【0018】床も屋根もコンクリート製にすることがあ
る。この場合その両方に配筋構造を与えることが好まし
い。基礎台、床、壁、屋根の相互の結合を嵌め合いい構
造例えば凹凸構造にすることにより、軸心線が鉛直方向
に向く筒体と水平方向に延びる平板の直交結合構造(竹
の子に似た構造)が得られ、更に、強度が増大する。床
は輪状のもでよい。壁の下端部の内側周縁が輪状に形成
されているものも強度を向上させる。基礎台は、下端部
分として接地面積が広い底部を有することが好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明による組立式鉄筋コンクリート製
建屋は、強度が高く、且つ、組立が簡易である。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による組立式鉄筋
コンクリート製建屋の実施の形態1を示している。基礎
台1は、概ね筒体であり、鉄筋コンクリート製である。
基礎台1は、内部構造として後述する配筋構造を有して
いる。その筒体は、概ね水平断面が長方形状であり、直
交する4面の外周面1Aを有している。外周面1Aは、
4面ともに鉛直面であることが好ましい。
【0021】基礎台1は、筒状本体部分2と底部分3と
を備えている。筒状本体部分2と底部分3とは、一体成
形で工場で生産される。底部分3は、筒状本体部分2の
下端部分から一体に中心方向に延びる輪板状の部分であ
る。底部分3の付加により、基礎台1の接地面積が増大
する。底部分3の中央部分は、孔でよい。
【0022】基礎台1の上端部分5は、これから一体に
内側に膨らむ輪状の膨らみ部分6を備えている。膨らみ
部分6は、上方に進むほどその水平断面積が広い。即
ち、膨らみ部分6の内周面7は、テーパ面としての円錐
面に形成されている。上端部分5の最上端部分は、段構
造を有している。
【0023】その段構造の上端面は、高位面8と低位面
9より形成されている。低位面9は、高位面8より内側
に位置している。低位面9は、膨らみ部分6の上端面に
一致している。高位面8と低位面9は、これらを総称し
て、第3輪状面という。この第3輪状面は、図2に示す
ように、輪状四角形である。第3輪状面は、1平面であ
る1水平面に属している。第3輪状面は、これを錐面又
は部分円錐面に形成することができる。
【0024】基礎台1の上面に載置される床11は、床
本体部分12と側周部分13とから形成されている。床
11は、図3に示すように、長方形状である。図1に示
すように、床本体部分12の底面の外周部分が低位面9
に直接に面接している。
【0025】側周部分13の底面の外周部分が高位面8
に直接に面接している。このような面接状態で、床本体
部分12の外周面(鉛直面)は、高位面8を上端面とし
て有する凸周部分(上端部分5の一部分)の内周面に概
ね内接している。このように、基礎台1と床11は、上
下方向に離脱可能に凹凸嵌合し、水平方向には離脱不可
能に嵌合している。
【0026】床11の上面に載置される壁21は、壁本
体部分22と膨らみ上端部分23とから形成されてい
る。壁21も基礎台1と概ね同様に、長方形状の筒体で
ある。壁本体部分22の下端面は、第2輪状面23に形
成されている。第2輪状面は、1平面である1水平面に
属している。第2輪状面は、錐面又は部分円錐面に形成
することができる。
【0027】第2輪状面23は、床11の側周部分13
の上面に直接に面接している。壁本体部分22の内周面
は、床本体部分12の上側外周面に概ね外接している。
このように、壁21と床11は、上下方向に離脱可能に
凹凸嵌合し、水平方向には離脱不可能に嵌合している。
壁21は、内部構造として、配筋構造を有することが好
ましい。第2輪状面23は、後述する屋根との接触面積
を増大させるためとその上端部分の強度を高くするため
に設けられている。
【0028】床11の上面に載置される屋根壁31は、
屋根本体部分32と下方膨らみ部分33とから形成され
ている。下方膨らみ部分33の内周面は、概ね、壁21
の外周面に外接している。屋根31と壁21は、上下方
向に離脱可能に凹凸嵌合し、水平方向には離脱不可能に
嵌合している。屋根31は、内部構造として、配筋構造
を有することが好ましい。
【0029】基礎台1と床11と壁21と屋根31と
は、互いに、上下方向から組立が可能である。小屋設置
場所に穴を堀り、その穴中に基礎台1を嵌め込む。掘り
出した土は筒状本体部分2の中に適量埋め戻す。基礎台
1と床11と壁21と屋根31は、それぞれに、トラッ
ククレーンで運搬可能であり、そのクレーンにより下か
ら上に順に積み上げることができる。
【0030】クレーンの吊上げ用フックを用いる吊上げ
のためには、基礎台1と床11と壁21と屋根31とに
それぞれに設けられるボルト穴(図示せず)を利用する
ことができる。解体時にも同様に、トラッククレーンを
利用することができる。
【0031】図4は、本発明による組立式鉄筋コンクリ
ート製建屋の実施の形態2を示している。実施の形態2
は、下記する相違点を除き、基礎台1、床11、壁2
1、屋根31について、実施の形態1に同じである。壁
21と屋根31の構造、形状、サイズは、実施形態1,
2で全く同じである。実施形態2の基礎台1は、実施形
態1の基礎台1とは、上端部分5の形状の点で異なる。
【0032】基礎台1の上端部分5は、これから一体に
内側に膨らむ輪状の膨らみ部分6を備えている。膨らみ
部分6は、上方に進むほどその水平断面積が広い。即
ち、膨らみ部分6の内周面7は、テーパ面としての円錐
面に形成されている。上端部分5の最上端部分は、段構
造を有している。
【0033】その段構造は、膨らみ部分6から上方に且
つ内側に進み膨らみ部分6に一体に形成されている内側
突出部分34を備えている。その段構造の上端面は、低
位面35と高位面36より形成されている。高位面36
は、低位面35より内側に位置している。高位面36
は、内側突出部分34の上端面に一致している。低位面
35は、上端部分5の上端面の外側部分に一致してい
る。低位面35と高位面36は、これらを総称して、実
施形態1と同じく第3輪状面という。壁21の下端面
は、低位面35の外側部分に直接に面接している。
【0034】床11は、その外周端部分から下方に突出
する外周縁部分37を備えている。外周縁部分37は、
壁21の内周面に内接している。外周縁部分37の内周
面は、円錐面に形成されている。膨らみ部分6の外周面
は、円周面に形成されている。外周縁部分37の円錐面
は、膨らみ部分6の円周面に直接に面接している。
【0035】床11と基礎台1とは、テーパ面接合して
いる。基礎台1と床11は、上下方向に離脱可能に凹凸
嵌合し、水平方向には離脱不可能に嵌合している点は、
実施形態1に同じである。基礎台1と床11と壁21
は、互いに、水平方向に内外接している。
【0036】実施形態2の基礎台は、図5に示す複合構
造を採ることができる。2体の突合面1Aは、互いに、
外接している。この場合、隣り合う床11どうしの間
に、隙間Sが生じる。隙間Sは、壁21の厚みの約2倍
である。この隙間には、通常の木造住宅の壁部材を嵌め
込むことができる。
【0037】2体の床11は、突合面1Aのところで、
ボルト組38により強固に結合することができる。この
ように、基礎台1の部分的利用が可能である。実施形態
1,2の屋根31の下端面は、壁21の上端面である第
1輪状面に直接に面接する第4輪状面39が形成されて
いる。
【0038】図6は、本発明による組立式鉄筋コンクリ
ート製建屋の実施の形態3を示している。実施の形態3
は、下記する相違点を除き、実施の形態1に同じであ
る。実施形態1,2の壁21と床11は、実施形態3で
は、一体化されている。
【0039】基礎台1に載置される壁41は、壁部分4
2と床部分43とから形成されている。基礎台1と壁4
1と屋根31が上下方向に離脱可能に凹凸嵌合し、水平
方向には離脱不可能に嵌合している点は、実施形態1,
2に同じである。壁部分42と床部分43は、工場で一
体成形が可能である。
【0040】基礎台1は、単純な四角筒でよい。壁部分
42は、床部分43より低位の部分として、四角筒下方
部分44を備えている。四角筒下方部分44の内周面
は、基礎台1の外周面に外接している。基礎台1は、敷
石45上に載置されている。床11と壁21とを一体化
することにより、工場での量産コスト及び現場での組立
コストが低くなる。屋根と壁との接合面である第1輪状
面と第4輪状面は、屋根に傾斜をつけるために、斜平面
に属する面でよい。
【0041】図7及び図8は、実施形態1の基礎台1の
内部構造である配筋構造を示している。配筋構造は、原
則的に、縦横に鉄筋が延びる格子状構造である。縦方向
は鉛直方向に一致し、横方向は水平方向に一致してい
る。縦横の鉄筋は、網状に組んでもよく、溶接で結合し
てもよい。
【0042】鉛直方向鉄筋51は、下端で水平方向に曲
がって形成される底部分3中の第1水平方向鉄筋52に
連続している。第2水平方向鉄筋53は、底部分3中で
第1水平方向鉄筋52直交している。鉛直方向鉄筋51
の内で筒の対角部分に位置する鉛直方向鉄筋51は、上
方部が筒の中央側に膨らみ部分6中で曲げられる斜め方
向部分54を備えている。斜め方向部分54は、四角筒
の対向する隅線を含む面である対角面に平行であること
がその隅部の強度を高める点で好ましい。図8に示すよ
うに、水平方向鉄筋55は鉛直方向鉄筋51に直交して
いる。
【0043】図9及び図10は、実施形態1の床11の
内部構造である配筋構造を示している。その配筋構造
は、原則的に、縦横に鉄筋が延びる平面状格子構造であ
る。縦方向鉄筋56と横方向鉄筋57は、網状に組んで
もよく溶接で結合してもよい。このような平面格子構造
は、多層化することができる。その内の1層は、側周部
分13まで延びている。
【0044】図11,12は、図4に示す実施形態2の
組立式鉄筋コンクリート製建屋の基礎台1の配筋構造を
示している。配筋構造は、原則的に、縦横に鉄筋が延び
る格子状構造である。縦方向は鉛直方向に一致し、横方
向は水平方向に一致している。縦横の鉄筋は、網状に組
んでもよく、溶接で結合してもよい。
【0045】鉛直方向鉄筋51’は、下端で水平方向に
曲がって形成される底部分3中の第1水平方向鉄筋52
に連続している。第2水平方向鉄筋53は、底部分3中
で第1水平方向鉄筋52直交している。鉛直方向鉄筋5
1の内で筒の対角部分に位置する鉛直方向鉄筋51は、
上方部が筒の中央側に膨らみ部分6中で曲げられる斜め
方向部分54’を備えている。斜め方向部分54’は、
四角筒の対向する隅線を含む面である対角面に平行であ
ることがその隅部の強度を高める点で好ましい。図12
に示すように、水平方向鉄筋55’は鉛直方向鉄筋5
1’に直交している。
【0046】図13,14は、実施形態2の床11の内
部構造である配筋構造を示している。その配筋構造は、
原則的に、縦横に鉄筋が延びる平面状格子構造である。
縦方向鉄筋56’と横方向鉄筋57’は、網状に組んで
もよく溶接で結合してもよい。このような平面格子構造
は、多層化することができる。その内の1層は、下方に
突出する外周縁部分37まで延びている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による組立式鉄筋コンクリート
製建屋の実施の形態1を示す正面断面図である。
【図2】図2は、基礎台を示す平面図である。
【図3】図3は、床を示す平面図である。
【図4】図4は、本発明による組立式鉄筋コンクリート
製建屋の実施の形態2を示す正面断面図である。
【図5】図5は、実施の形態2の他の使用形態を示す正
面断面図である。
【図6】図6は、本発明による組立式鉄筋コンクリート
製建屋の実施の形態3を示す正面断面図である。
【図7】図7は、実施の形態1の基礎台の配筋を示す正
面断面配筋図である。
【図8】図8は、図7の側面断面図である。
【図9】図9は、実施の形態1の床の配筋を示す平面断
面配筋図である。
【図10】図10は、図9の側面断面図である。
【図11】図11は、実施の形態2の基礎台の配筋を示
す正面断面配筋図である。
【図12】図12は、図11の側面断面図である。
【図13】図13は、実施の形態2の床の配筋を示す平
面断面配筋図である。
【図14】図14は、図11の側面断面図である。
【符号の説明】
1…基礎台 3…底部分 5…上端部分 6…膨らみ部分 11…床 12…床本体部分 21,41…壁 22…壁本体部分 23…第2輪状面 31…屋根 33…下方膨らみ部分

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄筋コンクリート製の筒状の基礎台と、 前記基礎台に対して支持されるコンクリート製の筒状の
    壁と、 前記壁に支持される屋根とからなり、 前記屋根は、前記壁の上端面として形成される1平面に
    属する第1輪状面上で前記壁に載置され、 前記壁は、前記壁の下端面であり1平面に属する第2輪
    状面を介して前記基礎台に対して載置され、 前記基礎台と前記壁は工場で製作され建屋設置場所まで
    運搬車により運搬されるものである組立式鉄筋コンクリ
    ート製建屋。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記基礎台に直接に載置される床とからなり、 前記床は、前記基礎台の上端面として形成される1平面
    に属する第3輪状面上で前記基礎台に載置されることを
    特徴とする組立式鉄筋コンクリート製建屋。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記壁と前記床は一体に形成されていることを特徴とす
    る組立式鉄筋コンクリート製建屋。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記壁は前記基礎台に直接に載置されていることを特徴
    とする組立式鉄筋コンクリート製建屋。
  5. 【請求項5】請求項2において、 前記壁は前記床に直接に載置されていることを特徴とす
    る組立式鉄筋コンクリート製建屋。
  6. 【請求項6】請求項1おいて、 前記第1輪状面と前記第2輪状面は共に実質的に連続し
    て閉じていることを特徴とする組立式鉄筋コンクリート
    製建屋。
  7. 【請求項7】請求項2おいて、 前記基礎台の上端部分は、前記基礎台の筒状部分の下方
    部分に対して内側に膨らむ膨らみ部分として形成され、 前記基礎台は配筋構造を有し、 前記配筋構造の鉄筋部分は、前記膨らみ部分の中で前記
    内側に向かって傾斜していることを特徴とする組立式鉄
    筋コンクリート製建屋。
  8. 【請求項8】請求項1おいて、 前記基礎台は2体が組み合わされて用いられ、 前記2体は互いに連接する突合面を有し、 前記突合面は前記連接の際に鉛直面であることを特徴と
    する組立式鉄筋コンクリート製建屋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101647784B1 (ko) * 2016-04-29 2016-08-23 신성구조이엔지 주식회사 레고형 pc 하우스

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