JPH11286472A - オキシムエ−テル化合物、その用途およびその製造中間体 - Google Patents

オキシムエ−テル化合物、その用途およびその製造中間体

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JPH11286472A
JPH11286472A JP10083532A JP8353298A JPH11286472A JP H11286472 A JPH11286472 A JP H11286472A JP 10083532 A JP10083532 A JP 10083532A JP 8353298 A JP8353298 A JP 8353298A JP H11286472 A JPH11286472 A JP H11286472A
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JP
Japan
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alkyl
methyl
substituted
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JP10083532A
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English (en)
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Taro Hirose
太郎 広瀬
Norio Kimura
教男 木村
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた農園芸用殺菌効力及び優れた殺虫、殺ダ
ニ効力を有する化合物を提供すること。 【解決手段】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1、R4はアルキル基等を表わし、R5および
6は同一または相異なり、アルキル基を表わし、X、
Zは酸素原子等を表わし、Y、V、U、T、WはCH基
等を表わす。〕で示されるオキシムエーテル化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオキシムエ−テル化
合物、その用途およびその製造中間体に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は優れた農園芸
用殺菌効力及び殺虫、殺ダニ効力を有する化合物を提供
することを課題とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、後記一般式 化4で示されるオキシムエ−テ
ル化合物が優れた農園芸用殺菌効力及び優れた殺虫、殺
ダニ効力を有することを見出し、本発明に至った。
【0004】即ち、本発明は、一般式 化6
【化6】 〔式中、R1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル
基、アルコキシアルキル基、ハロアルキル基、シアノ
基、ニトロ基またはアルコキシカルボニル基を表し、
T、UおよびVの中、一つはCR2基を表わし、他の一
つはCH基または窒素原子を表わし、また、残りの一つ
はCR3基または窒素原子を表わす。WはCR3 3基また
は窒素原子を表わす。R2、R3およびR33は同一または
相異なり、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロアルキル基、ハロアルコキシ基、シアノ
基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基、アルキルチオ
基、またはハロアルキルチオ基を表し、R4は水素原
子、置換されていてもよいアルキル基、置換されていて
もよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル
基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換され
ていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよ
いアリ−ル基または置換されていてもよい複素環式基を
表し、R5およびR6は同一または相異なり、アルキル基
を表す。XはNR7基、酸素原子または硫黄原子を表
し、R7は置換されていてもよいアルキル基を表し、Y
はCH基または窒素原子を表し、YがCH基の場合はZ
は酸素原子であり、Yが窒素原子の場合はZは酸素原子
またはNH基である。〕で示されるオキシムエ−テル化
合物(以下、本発明化合物と記す。)、ならびに、それ
を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
菌剤および殺虫、殺ダニ剤を提供する。
【0005】本発明はさらに、本発明化合物の製造中間
体として有用な、一般式 化7
【化7】 〔式中、R1、R4、R6、T、U、V、W、X及びYは
前記と同じ意味を表わす。〕で示される化合物、一般式
化8
【化8】 〔式中、R1、R4、R6、T、U、V、W及びXは前記
と同じ意味を表わす。〕で示される化合物、一般式 化
【化9】 〔式中、R1、R5、R6、T、U、V、W、XおよびZ
は前記と同じ意味を表わす。〕で示される化合物、およ
び一般式 化10
【化10】 〔式中、R5およびR6は前記と同じ意味を表わす。〕で
示される化合物を提供する。
【発明の実施の形態】
【0006】本発明において、R1で示されるアルキル
基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−
ブチル基、ヘキシル基、デシル基等のC1〜C10アル
キル基等があげられ、R1で示されるシクロアルキル基
としては、例えばシクロプロピル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロデシル基等のC3〜C1
0シクロアルキル基等があげられ、R1で示されるアル
コキシアルキル基としては、例えばメトキシメチル基、
2−エトキシエチル基、4−メトキシブチル基、5−ペ
ンチルオキシペンチル基等のC2〜C10アルコキシア
ルキル基等があげられ、R1で示されるハロアルキル基
としては、例えばトリフルオロメチル基、クロロメチル
基、2−フルオロエチル基等のC1〜C5ハロアルキル
基等があげられ、R1で示されるアルコキシカルボニル
基としては、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、n−ブトキ
シカルボニル基、i−プロポキシカルボニル基、i−ブ
トキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基等のC
2〜C5アルコキシカルボニル基等があげられ、
【0007】R2、R3またはR33で示されるハロゲン原
子としては、塩素原子、臭素原子、フッ素原子等があげ
られ、R2、R3またはR33で示されるアルキル基として
は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル
基、ペンチル基等のC1〜C5アルキル基等があげら
れ、R2、R3またはR33で示されるアルコキシ基として
は、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ
基、イソプロピルオキシ基、ブチルオキシ基、イソブチ
ルオキシ基、ペンチルオキシ基等のC1〜C5アルコキ
シ基等があげられ、R2、R3またはR33で示されるハロ
アルキル基としては、例えばトリフロオロメチル基等の
C1〜C5ハロアルキル基等があげられ、R2、R3また
はR33で示されるハロアルコキシ基としては、例えばト
リフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ブロモ
ジフルオロメトキシ基、クロロジフルオロメトキシ基、
1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、2,2,
2−トリフルオロエトキシ基等のC1〜C5ハロアルコ
キシ基等があげられ、R2、R3またはR33で示されるア
ルコキシカルボニル基としては、例えばメトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボ
ニル基、n−ブトキシカルボニル基、i−プロポキシカ
ルボニル基、i−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシ
カルボニル基等のC2〜C5アルコキシカルボニル基等
があげられ、R2、R3またはR33で示されるアルキルチ
オ基としては、例えばメチルチオ基、エチルチオ基、n
−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、n−ペンチルチ
オ基、i−プロピルチオ基、i−ブチルチオ基、t−ブ
チルチオ基等のC1〜C5アルキルチオ基等があげら
れ、R2、R3またはR33で示されるハロアルキルチオ基
としては、例えばトリフルオロメチルチオ基、ジフルオ
ロメチルチオ基、ブロモジフルオロメチルチオ基、クロ
ロジフルオロメチルチオ基、1,1,2,2−テトラフ
ルオロエチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチル
チオ基等のC1〜C5ハロアルキルチオ基等があげら
れ、
【0008】R4で示される置換されていてもよいアル
キル基におけるアルキル基としては、例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イ
ソブチル基、1−メチルプロピル基、ペンチル基、1−
メチルブチル基、1−エチルブチル基、2−メチルブチ
ル基、3−メチルブチル基、2,2−ジメチルプロピル
基、1,2−ジメチルプロピル基、1,1−ジメチルプ
ロピル基、ヘキシル基、1−メチルペンチル基、1−エ
チルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、ヘプチル
基、3,7−ジメチルオクチル基等のC1〜C10アル
キル基等があげられ、R4で示される置換されていても
よいアルケニル基におけるアルケニル基としては、例え
ばアリル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチ
ル−2−プロペニル基、2−ブテニル基、2−ペンテニ
ル基、3−メチル−2−ブテニル基、ゲラニル基等のC
3〜C10アルケニル基等があげられ、R4で示される
置換されていてもよいアルキニル基におけるアルキニル
基としては、例えばプロパルギル基、1−メチル−2−
プロピニル基、3−メチル−2−プロピニル基等のC3
〜C10アルキニル基等があげられ、R4で示される置
換されていてもよいシクロアルキル基におけるシクロア
ルキル基としては、例えばシクロプロピル基、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基等のC3〜C10シクロア
ルキル基等があげられ、R4で示される置換されていて
もよいシクロアルケニル基におけるシクロアルケニル基
としては、例えばシクロペンテニル基、シクロヘキセニ
ル基等のC5〜C10シクロアルケニル基等があげら
れ、R4で示される置換されていてもよいアリ−ル基に
おけるアリ−ル基としては、フェニル基、α−ナフチル
基、β−ナフチル基等があげられ、R4で示される置換
されていてもよい複素環式基における複素環式基として
は、例えば2−ピリジル基、4−ピリジル基、2−ピリ
ミジニル基、4−ピリミジニル基、3−ピラゾリル基、
2−チアゾリル基、2−イミダゾリル基、3−(1,
2,4−トリアゾリル)基等があげられ、
【0009】R4で示される、置換されていてもよいア
ルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換さ
れていてもよいアルキニル基、置換されていてもよいシ
クロアルキル基、置換されていてもよいシクロアルケニ
ル基、置換されていてもよいアリ−ル基および置換され
ていてもよい複素環式基における置換基としては、例え
ば、ハロゲン原子〔塩素原子、臭素原子、フッ素原子
等〕;OR8基{R8は水素原子、C1〜C10アルキル
基〔例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基等〕、C1〜C5ハロアル
キル基〔例えば、トリフルオロメチル基、ジフルオロメ
チル基、ブロモジフルオロメチル基、1,1,2,2−
テトラフルオロエチル基、2,2,2−トリルフルオロ
エチル基等〕、C3〜C6シクロアルキル基〔例えば、
シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基等〕、C2〜C10アルコキシアルキル基〔例えば、
2−メトキシエチル基等〕、C1〜C10アシル基〔例
えば、ホルミル基、アセチル基、プロパノイル基、ピバ
ロイル基、クロロアセチル基等のハロゲン原子(塩素原
子、臭素原子、フッ素原子等)で置換されていてもよい
C1〜C10アルカノイル基、ベンゾイル基等〕、C2
〜C11アルコキシカルボニル基〔例えば、メトキシカ
ルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロポキシカ
ルボニル基、ブトキシカルボニル基等〕、N−(C1〜
C10アルキル)カルバモイル基〔例えば、N−メチル
カルバモイル基、N−エチルカルバモイル基等〕、N,
N−ジ(C1〜C10アルキル)カルバモイル基〔例え
ば、N,N−ジメチルカルバモイル基、N,N−ジエチ
ルカルバモイル基等〕、またはフェニル基〔該フェニル
基は、ハロゲン原子(塩素原子、臭素原子、フッ素原子
等)、C1〜C5アルキル基(例えば、メチル基、エチ
ル基、tert−ブチル基等)またはトリフルオロメチ
ル基で置換されていてもよく、例えば、4−クロロフェ
ニル基、4−(トリフルオロメチル)フェニル基、3,
4−ジクロロフェニル基、4−エチルフェニル基、2,
3−ジメチルフェニル基、2−クロロ−4−(トリフル
オロメチル)フェニル基、4−フルオロフェニル基、
3,5−ジクロロフェニル基、4−tert−ブチルフ
ェニル基、2−クロロ−6−フルオロフェニル基等〕を
表す。};N(R9)R10で示される基{式中、R9およ
びR10は同一または相異なり、水素原子、C1〜C10
アルキル基〔例えば、メチル基、エチル基、ブチル基
等〕、C5〜C6シクロアルキル基〔シクロペンチル基
またはシクロヘキシル基〕、C1〜C10アシル基〔例
えば、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、ト
リフルオロアセチル基等のハロゲン原子(塩素原子、臭
素原子、フッ素原子等)で置換されていてもよいC1〜
C10アルカノイル基、ベンゾイル基等〕、C2〜C1
1アルコキシカルボニル基、N−(C1〜C10アルキ
ル)カルバモイル基〔例えば、N−メチルカルバモイル
基、N−エチルカルバモイル基等〕、N,N−ジ(C1
〜C10アルキル)カルバモイル基〔例えば、N,N−
ジメチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイ
ル基等〕、C1〜C5アルキルスルホニル基〔例えば、
メチルスルホニル基等〕、C6〜C10アリ−ル(フェ
ニル、α−ナフチルまたはβ−ナフチル)スルホニル基
〔例えば、p−トルエンスルホニル基等〕、C1〜C5
ハロアルキルスルホニル基〔例えば、トリフルオロメタ
ンスルホニル基、トリクロロメタンスルホニル基、2,
2,2−トリフルオロエタンスルホニル基等〕、C1〜
C5アルキルスルフィニル基〔例えば、メチルスルフィ
ニル基等〕またはC1〜C5ハロアルキルスルフィニル
基〔例えば、トリフルオロメタンスルフィニル基等〕、
またはフェニル基、〔該フェニル基は、ハロゲン原子
(塩素原子、臭素原子、フッ素原子等)、C1〜C5ア
ルキル基(例えば、メチル基、エチル基、tert−ブ
チル基等)もしくはトリフルオロメチル基で置換されて
いてもよく、例えば、4−クロロフェニル基、4−トリ
フルオロメチルフェニル基、4−エチルフェニル基、
3,4−ジクロロフェニル基、3,5−ジクロロフェニ
ル基、2−クロロ−6−フルオロフェニル基、4−フル
オロフェニル基等〕を表すか、あるいは、R9とR10
でテトラメチレン基、ペンタメチレン基または3−オキ
サペンタメチレン基を表す。};C(R13)=NOR14
で示される基{式中R13およびR14は同一または異な
り、水素原子、C1〜C10アルキル基〔例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基等〕、C3〜C6シクロアルキル基〔例え
ば、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基〕、またはフェニル基〔該フェニル基は、ハロゲ
ン原子(塩素原子、臭素原子、フッ素原子等)、C1〜
C5アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、ter
t−ブチル基等)、トリフルオロメチル基、シアノ基も
しくはニトロ基で置換されていてもよく、例えば、4−
クロロフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル
基、4−エチルフェニル基、3,4−ジクロロフェニル
基、3,5−ジクロロフェニル基、2−クロロ−6−フ
ルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、4−シア
ノフェニル基、4−ニトロフェニル基等〕を表す。};
C1〜C5アルキルチオ基〔例えば、メチルチオ基、エ
チルチオ基、プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、ペ
ンチルチオ基等〕;C1〜C5ハロアルキルチオ基〔例
えば、2,2,2−トリフルオロエチルチオ基、4−ク
ロロブチルチオ基等〕;C1〜C10アシル基〔例え
ば、ホルミル基、アセチル基、プロパノイル基、ブタノ
イル基、ペンタノイル基、イソブタノイル基等のハロゲ
ン原子(塩素原子、臭素原子、フッ素原子等)で置換さ
れていてもよいC1〜C10アルカノイル基、ベンゾイ
ル基等〕;C2〜C11アルコキシカルボニル基〔例え
ば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プ
ロピルオキシカルボニル基、イソプロピルオキシカルボ
ニル基、ブチルオキシカルボニル基、オクチルオキシカ
ルボニル基等〕;N−(C1〜C10アルキル)カルバ
モイル基〔例えば、N−メチルカルバモイル基、N−エ
チルカルバモイル基等〕;N,N−ジ(C1〜C10ア
ルキル)カルバモイル基〔例えば、N,N−ジメチルカ
ルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基等〕;
シアノ基;ニトロ基;アリ−ル基{フェニル基、α−ナ
フチル基、β−ナフチル基等。該アリ−ル基は、ハロゲ
ン原子〔塩素原子、臭素原子、フッ素原子等〕、C1〜
C10アルキル基〔例えば、メチル基、エチル基、te
rt−ブチル基等〕、C3〜C10シクロアルキル基
〔例えばシクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基等〕、C1〜C5ハロアルキル基〔例えばト
リフルオロメチル基等〕、水酸基、C1〜C10アルコ
キシ基〔例えばメトキシ基、エトキシ基、プロピルオキ
シ基、イソプロピルオキシ基等〕、C1〜C5ハロアル
コキシ基〔例えばトリフルオロメトキシ基、ジフルオロ
メトキシ基等〕、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、C2
〜C6アルコキシカルボニル基〔例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基等〕、C5〜C8シク
ロアルコキシ基〔例えば、シクロペンチルオキシ基、シ
クロヘキシルオキシ基等〕、N−(C1〜C5アルキ
ル)カルバモイル基〔例えば、N−メチルカルバモイル
基、N−エチルカルバモイル基等〕、N,N−ジ(C1
〜C5アルキル)カルバモイル基〔例えば、N,N−ジ
メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル
基等〕、C1〜C10アシル基〔例えば、アセチル基等
のC1〜C10アルカノイル基、ベンゾイル基等〕、ハ
ロゲン原子で置換されていてもよいフェノキシ基〔例え
ば、フェノキシ基、4−クロロフェノキシ基〕、2−ピ
リジルオキシ基〔該2−ピリジルオキシ基はトリフルオ
ロメチル基もしくはハロゲン原子で置換されていてもよ
く、例えば5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル
オキシ基、3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジ
ン−2−イルオキシ基等があげられる〕、モルホリン−
4−イル基、ベンゾイルオキシ基、C1〜C5アルキル
スルホニルオキシ基〔例えば、メチルスルホニルオキシ
基等〕、C1〜C5ハロアルキルスルホニルオキシ基
〔例えば、トリフルオロメチルスルホニルオキシ基
等〕、トリフルオロメタンスルホニルアミノ基、R11
C(O)O基、R11(R12)NC(O)O基、R11
(O)N(R12)基、R11OC(O)NH基、R11(R
12)NC(O)NH基(R11およびR12は同一または相
異なり、メチル基、エチル基等のC1〜C5アルキル基
を表す。)もしくはC1〜C10アルキルチオ基〔例え
ばメチルチオ基、エチルチオ基等〕で置換されていても
よい。};複素環式基{例えば2−ピリジル基、3−ピ
リジル基、4−ピリジル基、2−ピリミジニル基、4−
ピリミジニル基、5−ピリミジニル基、1−ピラゾリル
基、3−ピラゾリル基、4−ピラゾリル基、5−ピラゾ
リル基、2−チアゾリル基、4−チアゾリル基、5−チ
アゾリル基、4−イソキサゾリル基、1−(1,2,4
−トリアゾリル)基、3−(1,2,4−トリアゾリ
ル)基、3−オキソラニル基、コハク酸イミド−1−イ
ル基、マレイン酸イミド−1−イル基、フタル酸イミド
−1−イル基等。該複素環式基は、ハロゲン原子〔塩素
原子、臭素原子、フッ素原子等〕、C1〜C10アルキ
ル基〔例えば、メチル基、エチル基、tert−ブチル
基等〕、C3〜C10シクロアルキル基〔例えばシクロ
プロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基
等〕、C1〜C5ハロアルキル基〔例えばトリフルオロ
メチル基等〕、水酸基、C1〜C10アルコキシ基〔例
えばメトキシ基、エトキシ基等〕、アミノ基もしくはC
1〜C10アルキルチオ基〔例えばメチルチオ基、エチ
ルチオ基等〕で置換されていてもよい。}等があげら
れ、
【0010】R5またはR6で示されるアルキル基として
は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基等のC1〜
C5アルキル基等があげられ、中でも農園芸用殺菌効力
の点で好ましくはメチル基があげられ、R7で示される
置換されていてもよいアルキル基におけるアルキル基と
しては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基等のC
1〜C5アルキル基等があげられ、また、置換基として
は、ハロゲン原子〔塩素原子、臭素原子、フッ素原子
等〕、C1〜C5アルコキシ基〔例えばメトキシ基、エ
トキシ基等〕、C2〜C5アルコキシカルボニル基〔例
えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基
等〕、N−(C1〜C5アルキル)カルバモイル基〔例
えば、N−メチルカルバモイル基、N−エチルカルバモ
イル基等〕、N,N−ジ(C1〜C5アルキル)カルバ
モイル基〔例えば、N,N−ジメチルカルバモイル基、
N,N−ジエチルカルバモイル基等〕、シアノ基等があ
げられる。T、U、VおよびWを含む6員環状芳香族環
の具体例としては、ベンゼン環、ピリジン環、ピリミジ
ン環等があげられる。
【0011】本発明化合物、一般式 化7で示される化
合物、一般式 化8で示される化合物、一般式 化9で
示される化合物および一般式 化10で示される化合物
には、C=N結合および/またはC=C結合に基づく
(E)、(Z)の異性体が存在しうるが、その各々およ
びその混合物が本発明に含まれる。(ここで用いた
(E)および(Z)という用語は、広く幾何異性体を示
すのに使用されているカ−ン−インゴ−ルド−プレログ
則により定義されたものである。)
【0012】本発明化合物は、例えば、下記スキ−ム
化11、化12、化13または化14に示される合成ス
キ−ムにしたがって製造することができる。
【化11】 〔式中、R44は、水素以外のR4を表わし、R1、R5
6、T、U、V、W、X、Y及びZは前記と同じ意味
を表し、L1はハロゲン原子(塩素原子、臭素原子、よ
う素原子等)、スルホン酸エステル基(メシルオキシ
基、トシルオキシ基等)、硫酸エステル基(メトキシス
ルホニルオキシ基、エトキシスルホニルオキシ基等)等
の脱離基を表す。〕
【0013】
【化12】 〔式中、R1、R4、R5、R6、T、U、V、W、X、Y
およびL1は前記と同じ意味を表し、L2は、YがCH基
の場合はアルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基
等のC1〜C5アルコキシ基等)、アリ−ルオキシ基
(フェノキシ基等)またはアシルオキシ基(アセトキシ
基等のC1〜C5アシルオキシ基等)であり、Yが窒素
原子の場合はアルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキ
シ基、イソアミルオキシ基、ブトキシ基、tert−ブ
トキシ基等のC1〜C5アルコキシ基等)または塩素原
子である。〕
【0014】
【化13】 〔式中、R1、R44、R5、R6、T、U、V、W、Xお
よびL1は前記と同じ意味を表す。〕
【0015】
【化14】 〔式中、R1、R4、R5、R6、T、U、V、WおよびX
は前記と同じ意味を表す。〕
【0016】前記スキ−ム 化11における原料化合物
〔I〕は、例えば下記スキ−ム 化15にしたがって製
造することができる。
【化15】 〔式中、R1、R5、R6、T、U、V、W、X、Y、L1
およびL2は前記と同じ意味を表し、R11はアルキル基
(メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のC1
〜C5アルキル基等)を表すか、または、2つのR11
結合してアルキレン基(エチレン基、1,2−ジメチル
エチレン基、プロピレン基等のC2〜C5アルキレン基
等)を表わす。〕
【0017】前記スキ−ム 化12の原料化合物 化8
および前記スキ−ム 化15の原料化合物〔X〕は、例
えば下記スキ−ム 化16にしたがって製造することが
できる。
【化16】 〔式中、R1、R4、R6、X、T、U、VおよびWは前
記と同じ意味を表し、L1 1はハロゲン原子(例えば塩素
原子、臭素原子、よう素原子等)またはスルホン酸エス
テル基(メシルオキシ基、トシルオキシ基等)を表
す。〕 また、R1がシアノ基、アルコキシカルボニル基または
ニトロ基である場合、前記スキ−ム 化16の中間体化
合物〔XIII〕は、例えば下記スキ−ム 化17に従
って製造することも出来る。
【化17】 〔式中、R11はシアノ基、アルコキシカルボニル基また
はニトロ基を表し、R44、L1、L2、X、T、U、Vお
よびWは前記と同じ意味を表し、X’は工程13cに於
いて合成化学的にX−H基に誘導可能な基を表し、Xが
酸素原子を表す場合、X’は例えばベンジルオキシ基、
メトキシメチルオキシ基、メチルチオメチルオキシ基、
ベンジルオキシメチルオキシ基、テトラヒドロピラン−
2−イルオキシ基等の酸素エ−テル系の基等を表し、X
が硫黄原子を表す場合、X’は例えばメトキシメチルチ
オ基、イソブトキシメチルチオ基、テトラヒドロピラン
−2−イルメチルチオ基、などの硫黄エ−テル系の基等
を表し、XがNR7基(R7は前記と同じ意味を表す)を
表す場合、X’は例えばニトロ基またはN(R7)R20
基(R7は前記と同じ意味を表し、R20基は例えばt−
ブトキシカルボニル基、ホルミル基、アセチル基などの
アシル系の基等を表す)等を表す。〕
【0018】前記スキ−ム 化11の工程7aおよび工
程7c、ならびに、スキ−ム 化13の工程9c、工程
9d、工程9fおよび工程9i、ならびに、スキ−ム
化16の工程12aおよび工程12dにおける、カルボ
ニル化合物{〔I〕、〔IV〕、〔II〕、または
〔X〕}とヒドロキシルアミン誘導体{HONH2、R4
ONH2またはR44ONH2}との反応において、反応温
度は通常0〜150℃の範囲であり、反応時間は通常1
〜24時間の範囲であり、ヒドロキシルアミン誘導体の
カルボニル化合物に対するモル比は通常1〜5の範囲で
ある。またヒドロキシルアミン誘導体は塩酸、硫酸、硝
酸、燐酸等の酸との塩を用いることもできる。該反応は
必要に応じて酸触媒または塩基触媒を用い、該触媒のヒ
ドロキシルアミン誘導体に対するモル比は通常0.01
〜100の範囲である。酸触媒としては、例えば塩酸、
硫酸、硝酸、ほう酸、燐酸、ポリ燐酸等の鉱酸類、酢
酸、トリフルオロ酢酸、蓚酸、安息香酸等のカルボン酸
類、トシル酸、カンファ−スルホン酸、メタンスルホン
酸、トリフルオロメタンスルホン酸等のスルホン酸類、
塩化亜鉛、三フッ化ホウ素ジエチルエ−テル錯体、塩化
トリメチルシリル等のルイス酸類あるいはこれらの混合
物があげられる。該酸触媒は、例えば、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属、ピリジン、トリエチルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン等の有機塩基等と塩を形
成していてもよく、たとえば、ピリジニウムp−トルエ
ンスルホナ−ト等があげられる。塩基触媒としては、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウ
ム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム等の無機塩基類、ナ
トリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアルカ
リ金属アルコキシド類、マグネシウムエトキシド等のア
ルカリ土類金属アルコキシド類、ピリジン、2−ピコリ
ン、4−ピコリン、4−ジメチルアミノピリジン、キノ
リン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニ
リン等の有機塩基類、あるいは、これらの混合物があげ
られる。該塩基触媒は、例えば、塩酸、硫酸等の鉱酸
類、酢酸、安息香酸等のカルボン酸、塩化亜鉛等のルイ
ス酸類等と塩を形成していてもよく、たとえば、酢酸ナ
トリウム等があげられる。該反応は必要に応じて溶媒を
用い、溶媒としては、例えばメタノ−ル、エタノ−ル、
プロパノ−ル、ブタノ−ル、イソプロパノ−ル等のアル
コ−ル系溶媒、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコ−ルジメチルエ−テル、ジエチレン
グリコ−ルジメチルエ−テル、tert−ブチルメチル
エ−テル等のエ−テル系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、リ
グロイン、石油エ−テル等の脂肪族炭化水素系溶媒、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、クロロホ
ルム、ジクロロエタン、四塩化炭素、モノクロロベンゼ
ン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ピリジン、トリエチ
ルアミン、N−メチルアニリン、N,N−ジメチルアニ
リン、N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基系溶媒、
酢酸等の有機酸系溶媒、蟻酸エチル、酢酸ブチル、酢酸
エチル、炭酸ジエチル等のエステル系溶媒、ニトロエタ
ン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物系溶媒、アセトニ
トリル、イソブチロニトリル等のニトリル系溶媒、N,
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
N,N−ジメチル−2−イミダゾリドン、スルホラン、
水等あるいはそれらの混合物があげられる。反応終了後
の反応液は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行
い、必要ならば再結晶、蒸留、クロマトグラフィ−等に
より更に精製して、目的化合物を単離することができ
る。
【0019】前記スキ−ム 化11の工程7b、スキ−
ム 化12の工程8b、スキ−ム化13の工程9b、工
程9e、工程9hおよび工程9j、スキ−ム 化15の
工程11c、スキ−ム 化16の工程12bおよび工程
12c、ならびにスキ−ム化17の工程13bの求核置
換反応において、反応温度は通常0〜150℃の範囲で
あり、反応時間は通常1〜24時間の範囲であり、求電
子試剤{R44−L 1,R5−L1またはL11−CH2CO2
6}の求核試剤{化6(R4=H)、化7、〔II
I〕、〔VI〕、〔VIII〕、〔IX〕,〔XI
I〕、〔XIII〕または〔II〕}に対するモル比は
通常1〜10の範囲である。該反応は通常塩基の存在下
で行われ、該塩基の求電子試剤に対するモル比は通常1
〜10の範囲である。塩基としては、例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カル
シウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、酸化銀等の無機塩基類、カリウム−tert−ブト
キシド、ナトリウムメトキド、ナトリウムエトキシド等
のアルカリ金属アルコキシド類、マグネシウムエトキシ
ド等のアルカリ土類金属アルコキシド類、ピリジン、2
−ピコリン、4−ピコリン、4−ジメチルアミノピリジ
ン、キノリン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピ
ルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチ
ルアニリン等の有機塩基類、あるいは、これらの混合物
があげられる。該反応は必要に応じて溶媒を用い、溶媒
としては例えばメタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−
ル、ブタノ−ル、イソプロパノ−ル等のアルコ−ル系溶
媒、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレ
ングリコ−ルジメチルエ−テル、ジエチレングリコ−ル
ジメチルエ−テル、tert−ブチルメチルエ−テル等
のエ−テル系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、
石油エ−テル等の脂肪族炭化水素系溶媒、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素系溶媒、クロロホルム、ジク
ロロエタン、四塩化炭素、モノクロロベンゼン等のハロ
ゲン化炭化水素系溶媒、ピリジン、トリエチルアミン、
N−メチルアニリン、N,N−ジメチルアニリン、N,
N−ジエチルアニリン等の有機塩基系溶媒、蟻酸エチ
ル、酢酸ブチル、酢酸エチル、炭酸ジエチル等のエステ
ル系溶媒、ニトロエタン、ニトロベンゼン等のニトロ化
合物系溶媒、アセトニトリル、イソブチロニトリル等の
ニトリル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、N,N−ジメチル−2−イミダゾリ
ドン、スルホラン、水等あるいはそれらの混合物があげ
られる。反応終了後の反応液は有機溶媒抽出、濃縮等の
通常の後処理を行い、必要ならば再結晶、蒸留、クロマ
トグラフィ−等により更に精製して、目的化合物を単離
することができる。
【0020】スキ−ム 化15の工程11aのアセタ−
ル化反応において、反応温度は通常0〜150℃の範囲
であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。化
合物〔XI〕において、R11がアルキル基(メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基等のC1〜C5アルキ
ル基等)である化合物を製造する場合は、カルボニル化
合物〔X〕のアセタ−ル化に用いられる反応試剤はR11
OHで示されるアルコ−ル化合物であり、その使用量
は、カルボニル化合物〔X〕に対し通常2モル以上の過
剰量であり、該アルコ−ル化合物を反応溶媒として用い
てもよい。化合物〔XI〕において、2つのR11が結合
してアルキレン基(エチレン基、1,2−ジメチルエチ
レン基、プロピレン基等のC2〜C5アルキレン基等)
をなす化合物を製造する場合は、カルボニル化合物
〔X〕のアセタ−ル化に用いられる反応試剤は、アセタ
−ル部位に対応するアルキレンジオ−ル化合物であり、
その使用量は、カルボニル化合物〔X〕に対し通常1モ
ル以上の過剰量である。該反応は通常酸触媒の存在下で
行われ、該酸触媒のカルボニル化合物〔X〕に対するモ
ル比は通常0.01〜100の範囲であり、該酸触媒と
しては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、ほう酸、燐酸、ポリ
燐酸等の鉱酸類、酢酸、トリフルオロ酢酸、蓚酸、安息
香酸等のカルボン酸類、トシル酸、カンファ−スルホン
酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸
等のスルホン酸類、塩化亜鉛、三フッ化ホウ素ジエチル
エ−テル錯体、塩化トリメチルシリル等のルイス酸類、
あるいは、これらの混合物があげられる。該酸触媒は、
例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、ピリ
ジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等
の有機塩基等と塩を形成していてもよく、その例とし
て、ピリジニウム p−トルエンスルホナ−ト等があげ
られる。該反応には反応を加速する目的で更にオルソエ
ステル類を反応試剤として添加することが出来、用いる
オルソエステル類のカルボニル化合物〔X〕に対するモ
ル比は1〜溶媒量の範囲である。オルソエステル類とし
ては例えばメチルオルソホルメ−ト、エチルオルソホル
メ−ト等があげられる。該反応は必要に応じて溶媒を用
い、該溶媒としては、例えば、1,4−ジオキサン、テ
トラヒドロフラン、エチレングリコ−ルジメチルエ−テ
ル、ジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル、tert
−ブチルメチルエ−テル等のエ−テル系溶媒、ヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エ−テル等の脂肪族炭
化水素系溶媒、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
系溶媒、クロロホルム、ジクロロエタン、四塩化炭素、
モノクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、酢
酸等の有機酸系溶媒、蟻酸エチル、酢酸ブチル、酢酸エ
チル、炭酸ジエチル等のエステル系溶媒、ニトロエタ
ン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物系溶媒、アセトニ
トリル、イソブチロニトリル等のニトリル系溶媒、N,
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
N,N−ジメチル−2−イミダゾリドン、スルホラン等
あるいはそれらの混合物があげられる。反応終了後の反
応液は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、必
要ならば再結晶、蒸留、クロマトグラフィ−等により更
に精製して、目的化合物を単離することができる。
【0021】スキ−ム 化12の工程8a、スキ−ム
化15の工程11bおよびスキ−ム化17の工程13a
の反応において、反応温度は通常0〜150℃の範囲で
あり、反応時間は通常1〜24時間の範囲であり、反応
に供される試剤{O=Y−L2}の試剤{化8、〔X
I〕または〔XIV〕}に対するモル比は1〜100の
範囲である。該反応は通常塩基の存在下行われ、塩基と
しては、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム等の
無機塩基類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シド、カリウム−tert−ブトキシド等のアルカリ金
属アルコキシド類、マグネシウムエトキシド等のアルカ
リ土類金属アルコキシド類、ナトリウムアミド、リチウ
ムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、ナトリウム
ヘキサメチルジシラジド、リチウムヘキサメチルジシラ
ジド等のアルカリ金属アミド類およびこれらの混合物が
あげられる。該反応は必要に応じて溶媒を用い、溶媒と
しては例えばメタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、
ブタノ−ル、イソプロパノ−ル等のアルコ−ル系溶媒、
1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレング
リコ−ルジメチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルジメ
チルエ−テル、tert−ブチルメチルエ−テル等のエ
−テル系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油
エ−テル等の脂肪族炭化水素系溶媒、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素系溶媒、ジクロロエタン、四塩化
炭素、モノクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶
媒、ピリジン、トリエチルアミン、N−メチルアニリ
ン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニ
リン等の有機塩基系溶媒、蟻酸エチル、酢酸ブチル、酢
酸エチル、炭酸ジエチル等のエステル系溶媒、ニトロエ
タン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物系溶媒、アセト
ニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル系溶媒、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、N,N−ジメチル−2−イミダゾリドン、スルホラ
ン等あるいはそれらの混合物があげられる。反応終了後
の反応液は希塩酸などの酸性水溶液で処理した後、有機
溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、必要ならば再
結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製して、目的
化合物を単離することができる。
【0022】スキ−ム 化14の工程10およびスキ−
ム 化15の工程11dの反応において、反応温度は通
常0〜150℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24
時間の範囲であり、反応に供されるR6−NH2で示され
るアルキルアミンの、アルキルエステル〔化6(Y=
N,Z=O)または〔I〕(Y=N,Z=O)〕に対す
るモル比は通常、1〜100の範囲である。該反応は必
要に応じて溶媒を用い、溶媒としては例えばメタノ−
ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、イソプロ
パノ−ル等のアルコ−ル系溶媒、1,4−ジオキサン、
テトラヒドロフラン、エチレングリコ−ルジメチルエ−
テル、ジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル、ter
t−ブチルメチルエ−テル等のエ−テル系溶媒、ヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エ−テル等の脂肪族炭
化水素系溶媒、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
系溶媒、ジクロロエタン、四塩化炭素、モノクロロベン
ゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ニトロエタン、ニ
トロベンゼン等のニトロ化合物系溶媒、アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等のニトリル系溶媒、N,N−
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N,N
−ジメチル−2−イミダゾリドン、スルホラン等あるい
はそれらの混合物があげられる。反応終了後の反応液
は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、必要
ならば再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製し
て、目的化合物を単離することができる。
【0023】スキ−ム 化13の工程9aおよび工程9
gの反応において、反応温度は通常0〜150℃の範囲
であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。反
応に供される2−クロロ−2−(ヒドロキシイミノ)酢
酸エステルの、化合物〔II〕または〔VII〕に対す
るモル比は通常1〜10の範囲である。2−クロロ−2
−(ヒドロキシイミノ)酢酸エステルの製法は例えば米
国特許第3584032号明細書に記載されている。該反応は
通常塩基の存在下で行われ、該塩基の化合物〔II〕ま
たは〔VII〕に対するモル比は通常1〜100の範囲
である。該塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸バリウム、炭酸カル
シウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の無機塩
基類、ピリジン、2−ピコリン、4−ピロリン、4−ジ
メチルアミノピリジン、キノリン、トリエチルアミン、
エチルジイソプロピルアミン、N,N−ジメチルアニリ
ン、N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基類、あるい
は、これらの混合物があげられる。該反応には必要に応
じて溶媒を用い、溶媒としては、例えばメタノ−ル、エ
タノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、イソプロパノ−
ル等のアルコ−ル系溶媒、1,4−ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、エチレングリコ−ルジメチルエ−テル、
ジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル、tert−ブ
チルメチルエ−テル等のエ−テル系溶媒、ヘキサン、ヘ
プタン、リグロイン、石油エ−テル等の脂肪族炭化水素
系溶媒、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶
媒、クロロホルム、ジクロロエタン、四塩化炭素、モノ
クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ピリジ
ン、トリエチルアミン、N−メチルアニリン、N,N−
ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン等の有機
塩基系溶媒、酢酸等の有機酸系溶媒、蟻酸エチル、酢酸
ブチル、酢酸エチル、炭酸ジエチル等のエステル系溶
媒、ニトロエタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物系
溶媒、アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリ
ル系溶媒、、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、N,N−ジメチル−2−イミダゾリド
ン、スルホラン、水等あるいはそれらの混合物があげら
れる。反応終了後の反応液は有機溶媒抽出、濃縮等の通
常の後処理を行い、必要ならば再結晶、クロマトグラフ
ィ−等により更に精製して、目的化合物を単離すること
ができる。
【0024】スキ−ム 化17の工程13cにおいて、
Xが酸素原子を表し、かつX’が酸素エ−テル系の基を
表す場合、ならびにXが硫黄原子を表し、かつX’が硫
黄エ−テル系の基を表す場合、ならびにXがN−R7
(式中R7は前記と同じ意味を表す。)を表し、かつ
X’がN(R7)R20基を表し、かつまたR20がt−ブ
トキシカルボニル基、ホルミル基およびアセチル基等の
アシル系の基を表す場合、該反応は通常酸の存在下行わ
れ、反応温度は通常0〜150℃の範囲であり、反応時
間は通常1〜100時間の範囲であり、化合物〔XV
I〕に対する酸のモル比は0.001〜溶媒量の範囲で
あり、反応に用いられる酸としては例えば酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、トリフルオロ酢酸、ペンタフルオロプロ
ピオン酸、安息香酸等のカルボン酸類、メタンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスル
ホン酸、カンファ−スルホン酸等のスルホン酸類、硫
酸、硝酸、塩酸、臭化水素酸、過塩素酸等の鉱酸類、塩
化亜鉛、塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素ジエチルエ
−テル錯体、塩化トリメチルシリル、沃化トリメチルシ
リル等のルイス酸類等、あるいはこれらの混合物があげ
られる。該反応には必要に応じて溶媒を用い、溶媒とし
ては、例えばメタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、
ブタノ−ル、イソプロパノ−ル等のアルコ−ル系溶媒、
1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレング
リコ−ルジメチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルジメ
チルエ−テル、tert−ブチルメチルエ−テル等のエ
−テル系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油
エ−テル等の脂肪族炭化水素系溶媒、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素系溶媒、クロロホルム、ジクロロ
エタン、四塩化炭素、モノクロロベンゼン等のハロゲン
化炭化水素系溶媒、蟻酸エチル、酢酸ブチル、酢酸エチ
ル、炭酸ジエチル等のエステル系溶媒、ニトロエタン、
ニトロベンゼン等のニトロ化合物系溶媒、アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等のニトリル系溶媒、、N,N
−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N,
N−ジメチル−2−イミダゾリドン、スルホラン、水等
あるいはそれらの混合物があげられる。反応終了後の反
応液は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、必
要ならば再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製
して、目的化合物を単離することができる。
【0025】XがN−R7基(式中、R7は前記と同じ意
味を表す。)を表し、かつX’がニトロ基を表す場合、
工程13cは下記のスキ−ム 化18
【化18】 〔式中、R11、R44、R7、T、U、V、W、L1は前記
と同じ意味を表し、R21は例えば水素原子、メチル基な
どのアルキル基、クロロメチル基、トリクロロメチル
基、トリフルオロメチル基などのハロアルキル基を表
す。〕で示される工程からなる。工程14aは通常酸の
存在下に、亜鉛、鉄、スズまたは塩化スズ(II)を用
いて行われる還元反応である。反応温度は通常0〜15
0℃の範囲であり、反応時間は通常1〜100時間の範
囲である。化合物〔XVII〕に対する酸のモル比は通
常1〜溶媒量の範囲である。用いられる酸としては例え
ば酢酸、プロピオン酸、酪酸、トリフルオロ酢酸、ペン
タフルオロプロピオン酸等のカルボン酸類、メタンスル
ホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等のスルホン酸
類、硫酸、硝酸、塩酸、臭化水素酸等の鉱酸類あるいは
これらの混合物があげられる。該反応は必要に応じて溶
媒を用い、溶媒としては例えばメタノ−ル、エタノ−
ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、イソプロパノ−ル等の
アルコ−ル系溶媒、1,4−ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、エチレングリコ−ルジメチルエ−テル、ジエチ
レングリコ−ルジメチルエ−テル、tert−ブチルメ
チルエ−テル等のエ−テル系溶媒、ヘキサン、ヘプタ
ン、リグロイン、石油エ−テル等の脂肪族炭化水素系溶
媒、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、酢
酸等の有機酸系溶媒、蟻酸エチル、酢酸ブチル、酢酸エ
チル、炭酸ジエチル等のエステル系溶媒、水等あるいは
それらの混合物があげられる。反応終了後の反応液は有
機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、必要ならば
再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製して、目
的化合物を単離することができる。
【0026】工程14bで表されるアシル化反応はR21
COOH自身か、そのエステル、その酸ハライドまたは
その酸無水物等のアシル化試剤を用いて行われる。化合
物[XVIII]に対するアシル化試剤のモル比は通常
1モル〜溶媒量の範囲であり、反応温度は通常0〜20
0℃の範囲であり、反応時間は通常1〜200時間の範
囲である。該反応は必要に応じて酸触媒または塩基触媒
の存在下行われてもよく、これら触媒の原料化合物[X
VIII]に対するモル比は0.0001〜100の範
囲である。酸触媒としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、
ほう酸、燐酸、ポリ燐酸等の鉱酸類、トシル酸、カンフ
ァ−スルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタ
ンスルホン酸等のスルホン酸類、塩化亜鉛、三フッ化ホ
ウ素ジエチルエ−テル錯体、塩化トリメチルシリル等の
ルイス酸類、あるいは、これらの混合物があげられる。
これらの酸触媒は、例えば、ナトリウム、カリウム等の
アルカリ金属、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−
ジメチルアニリン等の有機塩基等と塩を形成していても
よく、その例として、ピリジニウム p−トルエンスル
ホナ−ト等があげられる。塩基触媒としては、例えば水
素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸バリウム、炭酸カ
ルシウム等の無機塩基類、ナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウム−tert−ブトキシド等
のアルカリ金属アルコキシド類、マグネシウムエトキシ
ド等のアルカリ土類金属アルコキシド類、ナトリウムア
ミド、リチウムアミド、リチウムジイソプロピルアミ
ド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、リチウムヘキ
サメチルジシラジド等のアルカリ金属アミド類、ピリジ
ン、2−ピコリン、4−ピコリン、4−ジメチルアミノ
ピリジン、キノリン、トリエチルアミン、エチルジイソ
プロピルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−
ジエチルアニリン等の有機塩基類およびこれらの混合物
があげられる。これらの塩基触媒は例えば塩酸、硫酸等
の鉱酸類、酢酸、安息香酸等のカルボン酸類、塩化亜鉛
等のルイス酸類等と塩を形成していてもよく、その例と
して酢酸ナトリウムがあげられる。該反応は必要に応じ
て溶媒を用い、溶媒としては、例えば1,4−ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、エチレングリコ−ルジメチル
エ−テル、ジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル、t
ert−ブチルメチルエ−テル等のエ−テル系溶媒、ヘ
キサン、ヘプタン、リグロイン、石油エ−テル等の脂肪
族炭化水素系溶媒、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素系溶媒、クロロホルム、ジクロロエタン、四塩化炭
素、モノクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶
媒、蟻酸エチル、酢酸ブチル、酢酸エチル、炭酸ジエチ
ル等のエステル系溶媒、ニトロエタン、ニトロベンゼン
等のニトロ化合物系溶媒、アセトニトリル、イソブチロ
ニトリル等のニトリル系溶媒、N,N−ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチル−2
−イミダゾリドン、スルホラン、水等あるいはそれらの
混合物があげられる。反応終了後の反応液は有機溶媒抽
出、濃縮等の通常の後処理を行い、必要ならば再結晶、
蒸留、クロマトグラフィ−等により更に精製して、目的
化合物を単離することができる。
【0027】工程14cにおいて、反応温度は通常0〜
150℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の
範囲であり、化合物R7−L1の化合物[XIX]に対す
るモル比は通常1〜10の範囲である。該反応は通常塩
基の存在下で行われ、該塩基の化合物R7−L1に対する
モル比は通常1〜10の範囲であり、塩基としては、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウ
ム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム、酸化銀等の無機塩基類、カリウム
−t−ブトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド等のアルカリ金属アルコキシド類、マグネシ
ウムエトキシド等のアルカリ土類金属アルコキシド類、
ピリジン、2−ピコリン、4−ピロリン、4−ジメチル
アミノピリジン、キノリン、トリエチルアミン、エチル
ジイソプロピルアミン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基類、あるいは、
これらの混合物があげられる。該反応は必要に応じて溶
媒を用い、溶媒としては、例えばメタノ−ル、エタノ−
ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、イソプロパノ−ル等の
アルコ−ル系溶媒、1,4−ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、エチレングリコ−ルジメチルエ−テル、ジエチ
レングリコ−ルジメチルエ−テル、tert−ブチルメ
チルエ−テル等のエ−テル系溶媒、ヘキサン、ヘプタ
ン、リグロイン、石油エ−テル等の脂肪族炭化水素系溶
媒、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、ク
ロロホルム、ジクロロエタン、四塩化炭素、モノクロロ
ベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ピリジン、ト
リエチルアミン、N−メチルアニリン、N,N−ジメチ
ルアニリン、N,N−ジエチルアニリン等の有機塩基系
溶媒、蟻酸エチル、酢酸ブチル、酢酸エチル、炭酸ジエ
チル等のエステル系溶媒、ニトロエタン、ニトロベンゼ
ン等のニトロ化合物系溶媒、アセトニトリル、イソブチ
ロニトリル等のニトリル系溶媒、、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチル
−2−イミダゾリドン、スルホラン、水等あるいはそれ
らの混合物があげられる。反応終了後の反応液は有機溶
媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、必要ならば再結
晶、クロマトグラフィ−等により更に精製して、目的化
合物を単離することができる。
【0028】加水分解反応である工程14dにおいて、
反応温度は通常0〜150℃の範囲であり、反応時間は
通常1〜24時間の範囲である。該反応は通常塩基、ま
たは酸の存在下行われ、用いられる塩基、または酸の化
合物[XX]に対するモル比は0.001〜1000の
範囲であり、塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸バリウム、炭酸カ
ルシウム等の無機塩基類、カリウム−t−ブトキシド、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等のアル
カリ金属アルコキシド類、マグネシウムエトキシド等の
アルカリ土類金属アルコキシド類、あるいは、これらの
混合物があげられる。酸としては、例えば塩酸、過塩素
酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、ほう酸、燐酸、ポリ燐酸
等の鉱酸類、トシル酸、カンファ−スルホン酸、メタン
スルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等のスルホ
ン酸類、塩化亜鉛、三フッ化ホウ素ジエチルエ−テル錯
体、塩化トリメチルシリル等のルイス酸類、あるいは、
これらの混合物があげられる。これらの酸触媒は、例え
ば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、ピリジ
ン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等の
有機塩基等と塩を形成していてもよく、その例として、
ピリジニウム p−トルエンスルホナ−ト等があげられ
る。該反応は必要に応じて溶媒を用い、溶媒としては、
例えばメタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ
−ル、イソプロパノ−ル等のアルコ−ル系溶媒、1,4
−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコ−
ルジメチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルジメチルエ
−テル、tert−ブチルメチルエ−テル等のエ−テル
系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エ−テ
ル等の脂肪族炭化水素系溶媒、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素系溶媒、クロロホルム、ジクロロエタ
ン、四塩化炭素、モノクロロベンゼン等のハロゲン化炭
化水素系溶媒、ピリジン、トリエチルアミン、N−メチ
ルアニリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエ
チルアニリン等の有機塩基系溶媒、ニトロエタン、ニト
ロベンゼン等のニトロ化合物系溶媒、アセトニトリル、
イソブチロニトリル等のニトリル系溶媒、、N,N−ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N,N−
ジメチル−2−イミダゾリドン、スルホラン、水等ある
いはそれらの混合物があげられる。反応終了後の反応液
は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、必要な
らば再結晶、クロマトグラフィ−等により更に精製し
て、目的化合物を単離することができる。
【0029】スキ−ム 化15において、Xが硫黄原子
を表わす場合、化合物〔X〕は、例えば下記スキ−ム
化19に従って、ジアゾニウム化合物〔XXII〕とチ
オレ−ト塩〔XXIII〕と反応させることにより製造
することも出来る。ジアゾニウム塩〔XXII〕は公知
の方法により製造することが出来る。
【化19】 〔式中、R1、R6、T、U、V、およびWは前記と同じ
意味を表わし、L-は例えば塩素イオン、臭素イオン等
のハロゲンイオン、硫酸イオン、硝酸イオン等の強酸の
モノアニオンを表わす。〕
【0030】本発明化合物を農園芸用殺菌剤の有効成分
として用いる場合、他の何らの成分も加えずそのまま用
いてもよいが、通常は固体担体、液体担体、界面活性
剤、その他の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、
懸濁剤、粉剤、粒剤等に製剤して用いる。これらの製剤
には有効成分として本発明化合物を、重量比で通常、
0.1〜99.9%、好ましくは1〜90%含有する。
かかる製剤化の際に用いられる、固体担体としては、例
えばカオリンクレ−、アッタパルジャイトクレ−、ベン
トナイト、酸性白土、パイロフィライト、タルク、珪藻
土、方解石、トウモロコシ穂軸粉、クルミ殻粉、尿素、
硫酸アンモニウム、合成含水酸化珪素等の微粉末あるい
は粒状物等があげられ、液体担体としては、例えばキシ
レン、メチルナフタレン等の芳香族炭化水素類、イソプ
ロパノ−ル、エチレングリコ−ル、セロソルブ等のアル
コ−ル類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン等
のケトン類、ダイズ油、綿実油等の植物油、ジメチルス
ルホキシド、アセトニトリル、水等があげられる。界面
活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アル
キル(アリ−ル)スルホン酸塩、ジアルキルスルホコハ
ク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリ−ルエ−テル
リン酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮
合物等の陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアル
キルエ−テル、ポリオキシエチレンアルキルポリオキシ
プロピレンブロックコポリマ−、ソルビタン脂肪酸エス
テル等の非イオン界面活性剤等があげられる。製剤用補
助剤としては、例えばリグニンスルホン酸塩、アルギン
酸塩、ポリビニルアルコ−ル、アラビアガム、CMC
(カルボキシメチルセルロ−ス)、PAP(酸性リン酸
イソプロピル)等があげられる。本発明化合物の施用方
法としては、具体的には茎葉散布、土壌処理、種子消毒
等があげられ、さらに、通常、当業者が利用するどのよ
うな施用方法にても用いることができる。
【0031】本発明化合物を農園芸用殺菌剤の有効成分
として用いる場合、その有効成分の施用量は、対象植物
(作物等)の種類、対象病害の種類、病害の発生程度、
製剤形態、施用方法、施用時期、気象条件等によって変
化し得るが、1ア−ルあたり通常0.01〜50g、好
ましくは0.05〜10gである。乳剤、水和剤、懸濁
剤等を水で希釈して施用する場合、その施用濃度は、
0.0001〜0.5%、好ましくは0.0005〜
0.2%であり、粉剤、粒剤等はなんら希釈することな
くそのまま施用する。
【0032】本発明化合物は、畑地、水田、果樹園、茶
園、牧草地、芝生地等の農園芸用殺菌剤として用いるこ
とができ、他の農園芸用殺菌剤と混合して用いることに
より、殺菌効力の増強をも期待できる。混合し得る他の
農園芸用殺菌剤としては、たとえば、プロピコナゾ−
ル、トリアジメノ−ル、プロクロラズ、ペンコナゾ−
ル、テブコナゾ−ル、フルシラゾ−ル、ジニコナゾ−
ル、ブロムコナゾ−ル、エポキシコナゾ−ル、ジフェノ
コナゾ−ル、シプロコナゾ−ル、メトコナゾ−ル、トリ
フルミゾ−ル、テトラコナゾ−ル、マイクロブタニル、
フェンブコナゾ−ル、ヘキサコナゾ−ル、フルキンコナ
ゾ−ル、トリティコナゾ−ル(RPA400727)、ビテル
タノ−ル、イマザリルおよびフルトリアホ−ル等のアゾ
−ル系殺菌化合物、フェンプロピモルフ、トリデモルフ
およびフェンプロピジン等の環状アミン系殺菌化合物、
カルベンダジム、ベノミル、チアベンダゾ−ル、チオフ
ァネ−トメチル等のベンズイミダゾ−ル系殺菌化合物、
プロシミドン、シプロディニル、ピリメタニル、ジエト
フェンカルブ、チウラム、フルアジナム、マンコゼブ、
イプロジオン、ビンクロゾリン、クロロタロニル、キャ
プタン、メパニピリム、フェンピクロニル、フルジオキ
ソニル、ジクロフルアニド、フォルペット、クレソキシ
ムメチル(またはメチル メトキシイミノ−α−(o−
トリルオキシ)−o−トリルアセテ─ト、またはBAS
490F)、アゾキシストロビン(またはメチル
(E)−{2−〔6−(2−シアノフェノキシ)ピリミ
ジン−4−イルオキシ〕フェニル}−3−メトキシアク
リレ−ト、またはICIA5504)、N−メチル−α
−メトキシイミノ−2−〔(2,5−ジメチルフェノキ
シ)メチル〕フェニルアセトアミド等があげられる。さ
らに、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長
調節剤、肥料と混用または併用することもできる。
【0033】本発明化合物により防除することができる
植物病害としては例えば以下のような病害をあげること
ができる。イネのいもち病(Pyricularia oryzae)、ご
ま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、紋枯病(Rhizoc
tonia solani)、ムギ類のうどんこ病(Erysiphe grami
nis)、赤かび病(Gibberella zeae)、さび病(Puccinia
striiformis, P. graminis, P. recondita, P. horde
i)、雪腐病(Typhula sp.,Micronectriella nivalis)、
裸黒穂病 (Ustilago tritici, U. nuda)、なまぐさ黒穂
病 (Tilletia caries)、眼紋病(Pseudocercosporella
herpotrichoides)、雲形病(Rhynchosporium secalis)
、葉枯病(Septoria tritici)、ふ枯病(Leptosphaer
ia nodorum)、カンキツ類の黒点病(Diaporthe citr
i)、そうか病(Elsinoe fawcetti) 、果実腐敗病 (Peni
cillium digitatum, P. italicum) 、リンゴのモニリア
病 (Sclerotinia mali) 、腐らん病 (Valsa mali) 、う
どんこ病(Podosphaera leucotricha)、斑点落葉病(Al
ternaria mali)、黒星病(Venturia inaequalis)、ナシ
の黒星病(Venturia nashicola, V. pirina)、黒斑病
(Alternaria kikuchiana)、赤星病(Gymnosporangium
haraeanum)、モモの灰星病(Sclerotinia cinerea)、黒
星病(Cladosporium carpophilum) 、フォモプシス腐敗
病(Phomopsis sp.)、ブドウの黒とう病(Elsinoe ampe
lina) 、晩腐病(Glomerella cingulata) 、うどんこ病
(Uncinula necator) 、さび病 (Phakopsora ampelopsi
dis)、ブラックロット病(Guignardia bidwellii) 、べ
と病(Plasmopara viticola)、カキの炭そ病(Gloeospo
rium kaki)、落葉病 (Cercospora kaki, Mycosphaerell
a nawae)、ウリ類の炭そ病(Colletotrichum lagenariu
m)、うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea) 、つる枯病
(Mycosphaerella melonis) 、つる割病 (Fusarium oxy
sporum) 、べと病 (Pseudoperonospora cubensis) 、疫
病(Phytophthora sp.) 、苗立枯病 (Pythium sp.)、ト
マトの輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病 (Clados
porium fulvum)、疫病(Phytophthora infestans) 、ナ
スの褐紋病(Phomopsis vexans) 、うどんこ病(Erysip
he cichoracearum) 、アブラナ科野菜の黒斑病(Altern
aria japonica)、白斑病(Cercosporella brassicae)、
ネギのさび病(Puccinia allii) 、ダイズの紫斑病(Ce
rcospora kikuchii)、黒とう病(Elsinoe glycines) 、
黒点病 (Diaporthe phaseolorum var. sojae) 、インゲ
ンの炭そ病(Colletotrichum lindemthianum) 、ラッカ
セイの黒渋病(Cercospora personata)、褐斑病(Cerco
spora arachidicola)、エンドウのうどんこ病(Erysiph
e pisi)、ジャガイモの夏疫病(Alternaria solani)、
疫病(Phytophthora infestans) 、イチゴのうどんこ病
(Sphaerotheca humuli)、チャの網もち病(Exobasidiu
m reticulatum)、白星病(Elsinoe leucospila) 、タバ
コの赤星病(Alternaria longipes)、うどんこ病(Erys
iphe cichoracearum) 、炭そ病(Colletotrichum tabac
um) 、べと病(Peronospora tabacina) 、疫病(Phytop
hthora nicotianae)、テンサイの褐斑病(Cercospora b
eticola)、バラの黒星病(Diplocarpon rosae)、うどん
こ病(Sphaerotheca pannosa) 、キクの褐班病(Septori
a chrysanthemi−indici) 、白さび病(Puccinia horia
na) 、種々の作物の灰色かび病(Botrytis cinerea) 、
菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)等があげられる。
【0034】本発明化合物を殺虫、殺ダニ剤の有効成分
として用いる場合は、他の何らの成分も加えず、そのま
ま使用してもよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガ
ス状担体、餌等と混合し、必要あれば界面活性剤、その
他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、フ
ロアブル剤、粒剤、粉剤、エアゾ−ル、煙霧剤(フォッ
ギング等)、毒餌等に製剤して使用する。これらの製剤
には、有効成分として本発明化合物を、通常、重量比で
0.01%〜95%含有する。かかる製剤化の際に用い
られる、固体担体としては、たとえば粘土類(カオリン
クレ−、珪藻土、合成含水酸化珪素、ベントナイト、フ
バサミクレ−、酸性白土等)、タルク類、セラミック、
その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、
炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐
安、硝安、尿素、塩安等)等の微粉末あるいは粒状物等
があげられ、液体担体としては、たとえば水、アルコ−
ル類(メタノ−ル、エタノ−ル等)、ケトン類(アセト
ン、メチルエチルケトン等)、芳香族炭化水素類(ベン
ゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナ
フタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘ
キサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢
酸ブチル等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチ
ロニトリル等)、エ−テル類(ジイソプロピルエ−テ
ル、ジオキサン等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ハロ
ゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタ
ン、四塩化炭素等)、ジメチルスルホキシド、大豆油、
綿実油等の植物油等があげられ、ガス状担体、すなわち
噴射剤としては、たとえばフロンガス、ブタンガス、L
PG(液化石油ガス)、ジメチルエ−テル、炭酸ガス等
があげられる。界面活性剤としては、たとえばアルキル
硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリ
−ルスルホン酸塩、アルキルアリ−ルエ−テル類および
そのポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコ−ル
エ−テル類、多価アルコ−ルエステル類、糖アルコ−ル
誘導体等があげられる。固着剤や分散剤等の製剤用補助
剤としては、たとえばカゼイン、ゼラチン、多糖類(で
んぷん粉、アラビアガム、セルロ−ス誘導体、アルギン
酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水
溶性高分子(ポリビニルアルコ−ル、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリル酸類等)等があげられ、安定剤とし
ては、たとえばPAP(酸性リン酸イソプロピル)、B
HT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノ−
ル)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノ
−ルと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノ−ルとの
混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂肪酸または
そのエステル等があげられる。毒餌の基材としては、た
とえば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロ−ス等の餌成
分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイ
アレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、
トウガラシ末等の誤食防止剤、チ−ズ香料、タマネギ香
料等の誘引性香料等があげられる。
【0035】このようにして得られる製剤は、そのまま
であるいは水等で希釈して用いる。また、他の殺虫剤、
殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節
剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、動物用飼料等と混用ま
たは併用することもできる。かかる殺虫剤および/また
は殺ダニ剤および/または殺線虫剤としては、例えばフ
ェニトロチオン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル
−4−ニトロフェニル)ホスホロチオエ−ト〕、フェニ
チオン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−
(メチルチオ)フェニル)ホスホロチオエ−ト〕、ダイ
アジノン〔O,O−ジエチル−O−2−イソプロピル−
6−メチルピリミジン−4−イルホスホロチオエ−
ト〕、クロルピリホス〔O,O−ジエチル−O−3,
5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエ−
ト〕、アセフェ−ト〔O,S−ジメチルアセチルホスホ
ラミドチオエ−ト〕、メチダチオン〔S−2,3−ジヒ
ドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,3,4−チアジ
アゾ−ル−3−イルメチル O,O−ジメチルホスホロ
ジチオエ−ト〕、ジスルホトン〔O,O−ジエチル S
−2−エチルチオエチルホスホロチオエ−ト〕、DDV
P〔2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェ−ト〕、
スルプロホス〔O−エチル O−4−(メチルチオ)フ
ェニル S−プロピルホスホロジチオエ−ト〕、シアノ
ホス〔O−4−シアノフェニル O,O−ジメチルホス
ホロチオエ−ト〕、ジオキサベンゾホス〔2−メトキシ
−4H−1,3,2−ベンゾジオキサホスフィニン−2
−スルフィド〕、ジメトエ−ト〔O,O−ジメチル−S
−(N−メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェ−
ト〕、フェントエ−ト〔エチル 2−ジメトキシホスフ
ィノチオイルチオ(フェニル)アセテ−ト〕、マラチオ
ン〔ジエチル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サ
クシネ−ト〕、トリクロルホン〔ジメチル 2,2,2
−トリクロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネ−ト〕、
アジンホスメチル〔S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ
−1,2,3−ベンゾトリアジン−3−イルメチルO,
O−ジメチルホスホロジチオエ−ト〕、モノクロトホス
〔ジメチル(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモ
イル)ビニルホスフェ−ト〕、エチオン〔O,O,
O’,O’−テトラエチル S,S’−メチレンビス
(ホスホロジチオエ−ト)〕ホスチアゼ−ト〔N−(O
−メチル−S−sec −ブチル)ホスホリルチアゾリジン
−2−オン〕等の有機リン系化合物、BPMC(2−se
c −ブチルフェニルメチルカルバメ−ト〕、ベンフラカ
ルブ〔エチル N−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメ
チルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチ
ル)アミノチオ〕−N−イソプロピル−β−アラニネ−
ト〕、プロポキスル〔2−イソプロポキシフェニル N
−メチルカルバメ−ト〕、カルボスルファン〔2,3−
ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ〔b〕フラニ
ル N−ジブチルアミノチオ−N−メチルカ−バメ−
ト〕、カルバリル〔1−ナフチル−N−メチルカ−バメ
−ト〕、メソミル〔S−メチル−N−〔(メチルカルバ
モイル)オキシ〕チオアセトイミデ−ト〕、エチオフェ
ンカルブ〔2−(エチルチオメチル)フェニルメチルカ
−バメ−ト〕、アルジカルブ〔2−メチル−2−(メチ
ルチオ)プロピオンアルデヒド O−メチルカルバモイ
ルオキシム〕、オキサミル〔N,N−ジメチル−2−メ
チルカルバモイルオキシイミノ−2−(メチルチオ)ア
セタミド〕、フェノチオカルブ〔S−4−フェノキシブ
チル−N,N−ジメチルチオカ−バメ−ト等のカ−バメ
−ト系化合物、エトフェンプロックス〔2−(4−エト
キシフェニル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシ
ベンジルエ−テル〕、フェンバレレ−ト〔(RS)−α
−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2−
(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレ−ト〕、エ
スフェンバレレ−ト〔(S)−α−シアノ−3−フェノ
キシベンジル (S)−2−(4−クロロフェニル)−
3−メチルブチレ−ト〕、フェンプロパトリン〔(R
S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,
3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレ−
ト〕、シペルメトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル (1RS,3RS)−3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシレ−ト〕、ペルメトリン〔3−フェノキシベ
ンジル (1RS,3RS)−3−(2,2−ジクロロ
ビニル)−2,2−メチルシクロプロパンカルボキシレ
−ト〕、シハロトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル (Z)−(1RS,3RS)−3−
(2−クロロ−3,3,3−トリフロオロプロペニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−
ト〕、デルタメトリン〔(S)−α−シアノ−m−フェ
ノキシベンジル (1R,3R)−3−(2,2−ジブ
ロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ
キシレ−ト〕、シクロプロスリン〔(RS)−α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2,2−ジク
ロロ−1−(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカ
ルボキシレ−ト〕、フルバリネ−ト 〔α−シアノ−3
−フェノキシベンジル N−(2−クロロ−α,α,α
−トリフルオロ−p−トリル)−D−バリネ−ト〕、ビ
フェンスリン〔2−メチルビフェニル−3−イルメチル
(Z)−(1RS)−cis−3−(2−クロロ−3,
3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラ−ト〕、アクリナ
スリン〔(1R−{1α(S*),3α(Z)}〕−
2,2−ジメチル−3−〔3−オキソ−3−(2,2,
2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エトキ
シ−1−プロペニル〕シクロプロパンカルボン酸シアノ
(3−フェノキシフェノル)メチルエステル)〕、2−
メチル−2−(4−ブロモジフルオロメトキシフェニ
ル)プロピル(3−フェノキシベンジル)エ−テル、ト
ラロメスリン〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベ
ンジル (1R)−シス−3−(1,2,2,2−テト
ラブロモエチル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレート〕、シラフルオフェン〔〔4−エトキシ
フェニル(3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニ
ル)プロピル)ジメチルシラン〕等のピレスロイド化合
物、ブプロフェジン(2−tert−ブチルイミノ−3−イ
ソプロピル−5−フェニル−1,3,5−トリアジアジ
ナン−4−オン)等のチアジアジン誘導体、イミダクロ
プリド〔1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N
−ニトロイミダゾリジン−2−インデンアミン〕等のニ
トロイミダゾリジン誘導体、カルタップ(S,S’−
(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス(チオカ−バ
メ−ト)〕、チオシクラム〔N,N−ジメチル−1,
2,3−トリチアン−5−イルアミン〕、ベンスルタッ
プ〔S,S’−2−ジメチルアミノトリメチレン ジ
(ベンゼンチオサルフォネ−ト)〕等のネライストキシ
ン誘導体、N−シアノ−N’−メチル−N’−(6−ク
ロロ−3−ピリジルメチル)アセトアミジン等のN−シ
アノアミジン誘導体、エンドスルファン〔6,7,8,
9,10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,
9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3
−ベンゾジオキサチエピンオキサイド〕、gamma−
BHC(1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロ
ヘキサン〕、1,1−ビス(クロロフェニル)−2,
2,2−トリクロロエタノ−ル等の塩素化炭化水素化合
物、クロルフルアズロン〔1−(3,5−ジクロロ−4
−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2
−イルオキシ)フェニル)−3−(2,6−ジフルオロ
ベンゾイル)ウレア〕、テフルベンズロン〔1−(3,
5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア〕、フルフェ
ノクスロン〔1−(4−(2−クロロ−4−トリフルオ
ロメチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル)−3−
(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア〕等のベンゾ
イルフェニルウレア系化合物、アミトラズ〔N,N’
〔(メチルイミノ)ジメチリジン〕ジ−2,4−キシリ
ジン〕、クロルジメホルム〔N’−(4−クロロ−2−
メチルフェニル)−N,N−ジメチルメチニミダミド〕
等のホルムアミジン誘導体、ジアフェンチウロン〔N−
(2,6−ジイソプロピル−4−フェノキシフェニル)
−N’−tert−ブチルカルボジイミド〕等のチオ尿素誘
導体、フェニルピラゾ−ル系化合物、テブフェノジド
〔N−tert−ブチル−N’−(4−エチルベンゾイル)
−3,5−ジメチルベンゾヒドラジド〕、4−ブロモ−
2−(4−クロロフェニル)−1−エトキシメチル−5
−トリフルオロメチルピロ−ル−3−カルボニトリル、
ブロモプロピレ−ト〔イソプロピル 4,4’−ジブロ
モベンジレ−ト〕、テトラジホン〔4−クロロフェニル
2,4,5−トリクロロフェニルスルホン〕、キノメ
チオネ−ト〔S,S−6−メチルキノキサリン−2,3
−ジイルジチオカルボネ−ト〕、プロパルゲイト〔2−
(4−tert−ブチルフェノキシ)シクロヘキシル プロ
プ−2−イル スルファイト〕、フェンブタティン オ
キシド〔ビス〔トリス(2−メチル−2−フェニルプロ
ピル)ティン〕オキシド〕、ヘキシチアゾクス〔(4R
S,5RS)−5−(4−クロロフェニル)−N−クロ
ロヘキシル−4−メチル−2−オキソ−1,3−チアゾ
リジン−3−カルボキサミド〕、クロフェンテジン
〔3,6−ビス(2−クロロフェニル)−1,2,4,
5−テトラジン、ピリダチオベン〔2−tert−ブチル−
5−(4−tert−ブチルベンジルチオ)−4−クロロピ
リダジン−3(2H)−オン〕,フェンピロキシメ−ト
〔tert−ブチル(E)−4−〔(1,3−ジメチル−5
−フェノキシピラゾ−ル−4−イル)メチレンアミノオ
キシメチル〕ベンゾエ−ト〕、テブフェンピラド〔N−
4−tert−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル
−1−メチル−5−ピラゾ−ルカルボキサミド〕、ポリ
ナクチンコンプレックス〔テトラナクチン、ジナクチ
ン、トリナクチン〕、ミルベメクチン、アベルメクチ
ン、イバ−メクチン、アザジラクチン〔AZAD〕、ピ
リミジフェン〔5−クロロ−N−〔2−{4−(2−エ
トキシエチル)−2,3−ジメチルフェノキシ}エチ
ル〕−6−エチルピリミジン−4−アミン、ピメトロジ
ン〔2,3,4,5−テトラヒドロ−3−オキソ−4−
〔(ピリジン−3−イル)−メチレンアミノ〕−6−メ
チル−1,2,4−トリアジン等があげられる。
【0036】本発明化合物を農業用殺虫、殺ダニ剤とし
て用いる場合、その施用量は、通常、10ア−ルあた
り、0.1g〜100gであり、乳剤、水和剤、フロア
ブル剤等を水で希釈して用いる場合は、その施用濃度は
通常、0.1ppm〜5000ppmであり、粒剤、粉
剤等は何ら希釈することなく製剤のままで施用する。ま
た、防疫用殺虫、殺ダニ剤として用いる場合には、乳
剤、水和剤、フロアブル剤等は、通常、水で0.1pp
m〜5000ppmに希釈して施用し、油剤、エアゾ−
ル、煙霧剤、毒餌等についてはそのまま施用する。これ
らの施用量、施用濃度は、いずれも製剤の種類、施用時
期、施用場所、施用方法、害虫の種類、被害程度等の状
況によって変化し得、上記の範囲にかかわることなく増
減させることができる。
【0037】本発明化合物により防除することができる
有害昆虫類や有害ダニ類としては、たとえば下記のもの
があげられる。 半翅目害虫:ヒメトビウンカ、トビイロウンカ、セジロ
ウンカ等のウンカ類、ツマグロヨコバイ、タイワンツマ
グロヨコバイ等のヨコバイ類、アブラムシ類、カメムシ
類、コナジラミ類、カイガラムシ類、グンバイムシ類、
キジラミ類等 鱗翅目害虫:ニカメイガ(ニカメイチュウ)、コブノメ
イガ、ノシメマダラメイガ(ノシメコクガ)等のメイガ
類、ハスモンヨトウ、アワヨトウ、ヨトウガ等のヨトウ
類、モンシロチョウ等のシロチョウ類、コカクモンハマ
キ等のハマキガ類、シンクイガ類、ハモグリガ類、ドク
ガ類、ウワバ類、カブラヤガ、タマナヤガ等のアグロテ
ィス属害虫(Agrothis spp.)、ヘリオティス属害虫(He
liothis spp.) 、コナガ、イガ、コイガ等 双翅目害虫:アカイエカ、コガタアカイエカ等のイエカ
類、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等のヤブカ類、シ
ナハマダラカ等のハマダラカ類、ユスリカ類、イエバ
エ、オオイエバエ等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバ
エ類、ヒメイエバエ、タネバエ、タマネギバエ等のハナ
バエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ
類、アブ類、ブユ類、サシバエ類等 鞘翅目害虫:ウェスタンコ−ンル−トワ−ム、サザンコ
−ンル−トワ−ム等のコ−ンル−トワ−ム類、ドウガネ
ブイブイ、ヒメコガネ等のコガネムシ類、コクゾウム
シ、イネミゾウムシ、アズキゾウムシ等のゾウムシ類、
チャイロコメノゴミムシダマシ、コクヌストモドキ等の
ゴミムシダマシ類、キスジノミハムシ、ウリハムシ等の
ハムシ類、シバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ等の
エピラクナ属(Epilach−na spp.)、ヒラタキイムシ
類、ナガシンクイムシ類、カミキリムシ類、アオバアリ
ガタハネカクシ等 網翅目害虫:チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモン
ゴキブリ、トビイロゴキブリ、コバネゴキブリ等 総翅目害虫:ミナミキイロアザミウマ、ハナアザミウマ
等 膜翅目害虫:アリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、
カブラハバチ等のハバチ類等 直翅目害虫:ケラ、バッタ等 隠翅目害虫:ヒトノミ等 シラミ目害虫:ヒトジラミ、ケジラミ等 等翅目害虫:ヤマトシロアリ、イエシロアリ等 ダニ目:ナミハダニ、ミカンハダニ、ニセナミハダニ、
リンゴハダニなどの植物寄生性のダニ類、オウシマダニ
などの動物寄生性のマダニ類、室内塵性ダニ類等さらに
既存の殺虫、殺ダニ剤に対し、抵抗性の発達した害虫に
も有効である。
【0038】
【実施例】以下、本発明を製造例、製剤例および試験例
等によりさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの
例のみに限定されるものではない。まず、製造例を示
す。尚、本発明化合物の番号は後記表1〜表24に記載
の化合物番号である。 製造例1〔前記化11の工程7cの例〕 メチル 2−(N−メチル−3−アセチルアニリノ)−
3−メトキシアクリレ−ト〔後記参考製造例1にて製
造〕0.2g(0.76 mmol)、メトキシアミン塩酸塩0.07
g(0.84mmol)、ピリジン0.1ml(1.2mmol)およびメ
タノ−ル2mlを室温で混合し、3時間攪拌した。反応混
合液を減圧下に濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル10
mlと希塩酸10mlで分配した。有機層を順次希塩酸、重
曹水で各1回ずつ洗浄した後、減圧下に濃縮して得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し
て、目的とするメチル 2−{N−メチル−3−(1−
メトキシイミノエチル)アニリノ}−3−メトキシアク
リレ−ト(本発明化合物2)0.2g(0.68mmol)を得
た。
【0039】製造例2〔前記化11の工程7aの例〕 メチル 2−(N−メチル−3−アセチルアニリノ)−
3−メトキシアクリレ−ト〔後記参考製造例1にて製
造〕0.4g(1.5mmol)、ヒドロキシアミン塩酸塩0.12
g(1.7mmol)、ピリジン0.15ml(1.9mmol)およびメ
タノ−ル5mlを室温で混合し、一晩攪拌した。反応混合
液を減圧下に濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル30ml
と希塩酸30mlで分配した。有機層を順次希塩酸、水で
各1回ずつ洗浄した後、減圧下に濃縮し、メチル 2−
{N−メチル−3−(1−ヒドロキシイミノエチル)ア
ニリノ}−3−メトキシアクリレ−ト(本発明化合物
3)0.4g(1.4mmol)を得た。
【0040】製造例3〔前記化11の工程7bの例〕 水素化ナトリウム24mg(1.0mmol)、N,N−ジメチ
ルホルムアミド2mlの混合物を室温下攪拌しながらメチ
ル 2−{N−メチル−3−(1−ヒドロキシイミノエ
チル)アニリノ}−3−メトキシアクリレ−ト〔本発明
化合物3:製造例2にて製造〕0.2g(0.72mmol)の
N,N−ジメチルホルムアミド0.5ml溶液を一度に加
え、さらに室温で1時間攪拌した。次に、室温下にベン
ジルブロマイド0.1ml(0.84mmol)を一度に加え、さら
に室温で3時間攪拌した。反応混合液を氷と希塩酸の混
合物10ml中に注加し、酢酸エチル10mlで抽出した。
有機層を順次希塩酸、重曹水で各1回ずつ洗浄した後、
硫酸マグネシウム上乾燥した。濃縮して得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付して目的とす
るメチル 2−{N−メチル−3−(1−ベンジルオキ
シイミノエチル)アニリノ}−3−メトキシアクリレ−
ト(本発明化合物4)0.2g(0.54mmol)を得た。
【0041】製造例4〔前記化11の工程7cの例〕 N−メチル−2−(N−メチル−3−アセチルアニリ
ノ)−2−メトキシイミノアセトアミド〔後記参考製造
例2にて製造〕0.10g(0.39mmol)、ヒドロキシルアミ
ン−O−メチルエ−テル塩酸塩40mg(0.48mmol)、ピ
リジン0.063 ml(0.78mmol)およびメタノ−ル2.0mlの
混合物を室温で一晩攪拌した。得られた混合物を濃縮
し、残渣を酢酸エチルと希塩酸で分配した。有機層を順
次希塩酸、重曹水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、濃縮して目的とするN−メチル−2−{N−メチ
ル−3−(1−メトキシイミノエチル)アニリノ}−2
−メトキシイミノアセトアミド(本発明化合物31)0.
11g(0.38mmol)を得た。
【0042】製造例5〔前記化11の工程7cの例〕 メチル 2−(3−アセチルフェノキシ)−3−メトキ
シアクリレ−ト〔後記参考製造例3にて製造〕0.20g
(0.80mmol)、O−ベンジルヒドロキシアミン塩酸塩0.
20g(1.3mmol)、ピリジン0.080 ml(1.0mmol)およ
びメタノ−ル1mlの混合物を室温で一晩攪拌した。得ら
れた反応混合物を濃縮し、得られた残渣を酢酸エチルと
水で分配した。有機層を順次希塩酸、重曹水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して目的とするメチル
2−{3−(1−ベンジルオキシイミノエチル)フェ
ノキシ}−3−メトキシアクリレ−ト(本発明化合物1
2)0.25g(0.70mmol)を得た。
【0043】製造例6〔前記化16の工程12dの例、
ならびに、前記化12の工程8aおよび工程8bの例〕 (i)〔前記化16の工程12dの例〕 メチル 2−(N−メチル−3−ホルミルアニリノ)ア
セテ−ト〔後記参考製造例4にて製造〕0.50g(2.4mm
ol)、O−ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩0.40g
(2.5mmol)、ピリジン0.20ml(2.5mmol)およびメタ
ノ−ル5mlの混合物を室温で一晩攪拌した後、濃縮し
た。残渣を酢酸エチルと希塩酸で分配し、有機層を重曹
水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し
て目的とするメチル 2−{N−メチル−3−(ベンジ
ルオキシイミノメチル)アニリノ}アセテ−ト〔前記化
8で示される中間体化合物の例〕0.74g(2.4mmol)
を得た。1 H−NMR(CDCl3 ,TMS) δ(ppm): 8.09(1H, s), 7.1〜7.5(7H), 6.9〜7.0(2H),
6.69(1H, br.d), 5.21(2H, s), 4.08(2H, s), 3.71(3
H, s), 3.07(3H, s) (ii)〔前記化12の工程8aの例〕 メチル 2−{N−メチル−3−(ベンジルオキシイミ
ノメチル)アニリノ}アセテ−ト0.74g(2.4mmol)、
ギ酸メチル1.0ml(16mmol)、水素化ナトリウム0.10
g(4.2mmol)およびN,N−ジメチルホルムアミド8
mlの混合物を室温で2時間攪拌した。得られた混合物を
希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を希塩
酸で洗浄した後、炭酸ナトリウム水溶液で2度抽出し
た。得られた塩基性水溶液を濃塩酸を用いてpH6程度
に調節した。析出した有機物を酢酸エチルで抽出した。
有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮
して目的とするメチル 3−ヒドロキシ−2−{N−メ
チル−3−(ベンジルオキシイミノメチル)アニリノ}
アクリレ−ト〔前記化7で示される中間体化合物の例〕
50mg(0.13mmol)を得た。 (iii)〔前記化12の工程8bの例〕 メチル 3−ヒドロキシ−2−{N−メチル−3−(ベ
ンジルオキシイミノメチル)アニリノ}アクリレ−ト5
0mg(0.13mmol)に沃化メチル1.0ml(16mmol)、炭
酸カリウム1.0g(7.2mmol)およびN,N−ジメチル
ホルムアミド4mlを加え、室温で一晩攪拌した。得られ
た混合物を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出した。有
機層を順次、希塩酸、重曹水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィ−に付し、目的とするメチル 2
−{N−メチル−3−(ベンジルオキシイミノメチル)
アニリノ)}−3−メトキシアクリレ−ト(本発明化合
物1)50mg(0.13mmol)を得た。
【0044】製造例7〔前記化11の工程7c(前記化
13の工程9c)の例〕 メチル 2−(N−メチル−3−アセチルアニリノ)−
2−メトキシイミノアセテ−ト〔後記参考製造例2の
(ii)にて製造〕0.18g(0.67mmol)、ヒドロキシル
アミン−O−ベンジルエ−テル塩酸塩0.13g(0.81mmo
l)、ピリジン0.11ml(1.4mmol)およびメタノ−ル2.
0mlの混合物を室温で一晩攪拌した。得られた混合物を
濃縮し、残渣を酢酸エチルと希塩酸で分配した。有機層
を順次、希塩酸、重曹水で各一度洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、濃縮して、目的とするメチル 2−
{N−メチル−3−(1−ベンジルオキシイミノエチ
ル)アニリノ}−2−メトキシイミノアセテ−ト(本発
明化合物199)0.24g(0.65mmol)を得た。
【0045】製造例8〔前記化11の工程7cの例〕 メチル 2−(3−アセチルフェニルチオ)−3−メト
キシアクリレ−ト〔後記参考製造例5にて製造〕0.20g
(0.75mmol)、O−ベンジルヒドロキシアミン塩酸塩0.
13g(0.81mmol)、ピリジン0.073 ml(0.9 mmol)およ
びメタノ−ル2.0ml の混合物を室温で一晩攪拌した。得
られた反応混合物を濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル
と希塩酸水で分配した。有機層を順次希塩酸、重曹水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して目的とす
るメチル 2−{3−(1−ベンジルオキシイミノエチ
ル)フェニルチオ}−3−メトキシアクリレ−ト(本発
明化合物209)0.23g(0.65mmol)を得た。
【0046】製造例9〔前記化12の工程8aおよび工
程8bの例〕 製造例6( ii )および ( iii ) 記載の方法で出発物
質としてメチル 2−{N−メチル−3−(ベンジルオ
キシイミノメチル)アニリノ}アセテ−トに替えてメチ
ル 2−{3−(1−ベンジルオキシイミノエチル)−
6−クロロフェノキシ}アセテ−ト〔後記製造参考例6
にて製造〕を用いることにより目的とするメチル 2−
{3−(1−ベンジルオキシイミノエチル)−6−クロ
ロフェノキシ}−3−メトキシアクリレ−ト(本発明化
合物132)を得た。
【0047】製造例10〔前記化12の工程8bの例〕 2−〔3−{N−メチル−N−(3−ヒドロキシアクリ
ル酸メチル−2−イル)アミノ}フェニル〕−2−メト
キシイミノアセトニトリル〔後記製造参考例7にて製
造〕119mg(0.412mmol)、炭酸カリウム100mg(0.724mmo
l)、沃化メチル0.05ml(0.8mmol)、ジメチルホルムアミ
ド1mlの混合物を室温下一晩攪拌した。得られた反応混
液を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出し、有機層を順
次希塩酸、重曹水で洗浄した後硫酸マグネシウム上乾燥
し、濃縮して得られた残さをシリカゲルカラムクロマト
グラフィ−に付して精製することにより目的とする2−
〔3−{N−メチル−N−(3−メトキシアクリル酸メ
チル−2−イル)アミノ}フェニル〕−2−メトキシイ
ミノアセトニトリル(本発明化合物272)120mg(0.39
6mmol)を得た。
【0048】製造例11〔前記化11の工程7bの例〕 メチル 2−{3−(1−ヒドロキシイミノエチル)フ
ェノキシ}−3−メトキシアクリレ−ト〔後記製造参考
例8にて製造(本発明化合物351)〕500 mg (1.89 m
mol )、2,3−ジクロロ−5−トリフルオロメチルピ
リジン408 mg ( 1.89 mmol )、炭酸カリウム300 mg (
2.17 mmol )、N,N−ジメチルホルムアミド3 mlの混
合物を100℃に加熱しつつ2時間攪拌して得られる混
合物を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層
を順次希塩酸、重曹水で洗浄した後濃縮して得られる残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、目
的とするメチル 2−[3−{1−(3−クロロ−5−
トリフルオロメチルピリジン−2−イル)オキシイミノ
エチル}フェノキシ]−3−メトキシアクリレ−ト800m
g ( 1.80 mmol ) (本発明化合物116 )を得た。
【0049】製造例12〔前記化11の工程7bの例〕 メチル 2−{N−メチル−3−(1−ヒドロキシイミ
ノエチル)アニリノ}−3−メトキシアクリレ−ト〔前
記製造例2にて製造(本発明化合物3)〕500 mg( 1.80
mmol )、2,3−ジクロロ−5−トリフルオロメチル
ピリジン389 mg (1.80 mmol )、炭酸カリウム300 mg (
2.17 mmol )、N,N−ジメチルホルムアミド3 ml の混
合物を100℃に加熱しつつ2時間攪拌して得られる混
合物を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層
を順次希塩酸、重曹水で洗浄した後濃縮して得られる残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、目
的とするメチル 2−[N−メチル−3−{1−(3−
クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)
オキシイミノエチル}アニリノ]−3−メトキシアクリ
レ−ト800 mg ( 1.75 mmol ) (本発明化合物252)
を得た。
【0050】製造例13〔前記化12の工程8bの例〕 メチル 2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチ
ル)−2−メチルフェノキシ}−3−ヒドロキシアクリ
レ−ト〔後記製造参考例9にて製造〕の粗生成物15g
(約41mmol)、ヨウ化メチル8.8g(62mmol)、炭酸カ
リウム9.7g(70mmol)およびN,N−ジメチルホルム
アミド100mlの混合物を室温下1晩攪拌した。得られた反
応混合物を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出した。有
機層を順次、希塩酸、重曹水で各1回洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。濃縮して得られた粗結晶をヘキサ
ンで洗浄、濾過、乾燥して、目的とするメチル 2−
{5−(1−ベンジルオキシイミノエチル)−2−メチ
ルフェノキシ}−3−メトキシアクリレ−ト(本発明化
合物215)9.8g(27mmol)を得た。
【0051】製造例14〔前記化11の工程7cの例〕 メチル 2−(5−アセチル−2−メチルフェノキシ)
−3−メトキシアクリレ−ト〔後記製造参考例10にて
製造〕0.12g(0.47mmol)、O−ベンジルヒドロキシア
ミン塩酸塩0.12g(0.76mmol)、ピリジン0.046 ml(0.
58mmol)およびメタノ−ル0.6mlの混合物を室温で5時間
攪拌した。得られた反応混合物を濃縮し、得られた残渣
を酢酸エチルと水で分配した。有機層を順次希塩酸、重
曹水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して目
的とするメチル 2−{5−(1−ベンジルオキシイミ
ノエチル)−2−メチルフェノキシ}−3−メトキシア
クリレ−ト(本発明化合物215)0.15g(0.41mmol)
を得た。
【0052】製造例15 メチル 2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチ
ル)−2−エチルフェノキシ}−3−ヒドロキシアクリ
レ−ト〔後記製造参考例11にて製造〕の粗生成物1.0
g(約2.7mmol)、ヨウ化メチル0.59g(4.1mmol)、炭
酸カリウム0.64g(4.6mmol)およびN,N−ジメチル
ホルムアミド6mlの混合物を室温下1時間攪拌した。得
られた反応混合物を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出
した。有機層を順次、希塩酸、重曹水で各1回洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮して得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、目的とす
るメチル 2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチ
ル)−2−エチルフェノキシ}−3−メトキシアクリレ
−ト(本発明化合物216)0.36g(1.0mmol)を得
た。
【0053】製造例16 メチル 2−(5−アセチル−2−メチル−フェニルチ
オ)−3−メトキシアクリレ−ト〔後記製造参考例12
にて製造〕0.28g(1.0 mmol)、O−ベンジルヒ
ドロキシアミン塩酸塩0.17g(1.1mmol)、ピリジン
0.10g(1.2mmol)およびメタノ−ル6ml の混合物
を室温で一晩攪拌した。得られた反応混合物を濃縮し、
得られた残渣を酢酸エチルと希塩酸水で分配した。有機
層を順次希塩酸、重曹水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮して目的とするメチル 2−{5−(1−
ベンジルオキシイミノエチル)−2−メチル−フェニル
チオ}−3−メトキシアクリレ−ト(本発明化合物21
7)0.35g(0.91mmol)を得た。
【0054】製造例17 メチル 2−(5−アセチル−2−メチル−フェニルチ
オ)−2−(メトキシイミノ)アセテ−ト〔後記参考製
造例13にて製造〕0.70g(2.5 mmol)、O−ベ
ンジルヒドロキシアミン塩酸塩0.65g(4.0mmo
l)、ピリジン0.25g(3.1 mmol)およびメタノ−
ル4ml の混合物を室温で1時間攪拌した。得られた反
応混合物を濃縮し、得られた残渣を酢酸エチルと希塩酸
水で分配した。有機層を順次希塩酸、重曹水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して得られた残渣をシ
リカゲル薄層クロマトグラフィ−に付し、目的とするメ
チル2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチル)−
2−メチル−フェニルチオ}−2−(メトキシイミノ)
アセテ−ト(本発明化合物232)0.88g(2.3mmo
l)を得た。
【0055】製造例18 メチル 2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチ
ル)−2−メチル−フェニルチオ}−2−(メトキシイ
ミノ)アセテ−ト〔上記製造例17にて製造(本発明化
合物232)〕0.40g(1.0mmol)、メタノ−ル3m
lおよび40%メチルアミンメタノ−ル溶液2.3g(2
9mmol)の混合物を室温で1時間攪拌した。得られた反
応混合物を濾過し、ろ液を濃縮して、目的とするN−メ
チル−2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチル)
−2−メチル−フェニルチオ}−2−(メトキシイミ
ノ)アセトアミド(本発明化合物233)0.40g
(1.0mmol)を得た。
【0056】製造例19 メチル 2−(5−アセチル−2−メチルフェノキシ)
−2−(メトキシイミノ)アセテ−ト〔後記参考製造例
14にて製造〕24mg(0.091mmol)、O−ベンジ
ルヒドロキシアミン塩酸塩16mg(0.10mmol)、ピ
リジン9mg(0.11mmol)およびメタノ−ル2ml の
混合物を室温で3時間攪拌した。得られた反応混合物を
濃縮し、得られた残渣を酢酸エチルと希塩酸水で分配し
た。有機層を順次希塩酸、重曹水、水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、濃縮して、目的とするメチル
2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチル}−2
−メチルフェノキシ}−2−(メトキシイミノ)アセテ
−ト29mg(0.078mmol)(本発明化合物256)
を得た。
【0057】製造例20 メチル 2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチ
ル)−2−メチルフェノキシ}−2−(メトキシイミ
ノ)アセテ−ト〔上記製造例19にて製造(本発明化合
物256)〕29mg(0.078mmol)、メタノ−ル2
mlおよび40%メチルアミンメタノ−ル溶液100mg
(1.3mmol)の溶液を室温で1晩放置した後、これに
さらに40%メチルアミンメタノ−ル溶液100mg
(1.3mmol)を加えて3時間攪拌した。得られた反応
液をそのままシリカゲル薄層クロマトグラフィ−に付
し、目的とするN−メチル−2−{5−(1−ベンジル
オキシイミノエチル)−2−メチルフェノキシ}−2−
(メトキシイミノ)アセトアミド(本発明化合物25
7)23mg(0.062mmol)を得た。 製造例21 メチル 2−{5−(1−ヒドロキシイミノエチル)−
2−メチルフェノキシ}−3−メトキシアクリレート
〔後記参考製造例15にて製造〕200mg(0.717
mmol)、水素化ナトリウム20mg(0.83mmol)、N,
N−ジメチルホルムアミド2mlの混合物を室温下20分
間攪拌した後、1−クロロ−2−メトキシイミノプロパ
ン105mgを加えた。更に1時間攪拌を続けた後、得ら
れた反応混合物を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を順次希塩酸、重曹水で各1回洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥した。濃縮して得られた油状物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、目的とす
る メチル 2−{5−(1−(2−メトキシイミノプ
ロポキシ)イミノエチル)−2−メチルフェノキシ}−
3−メトキシアクリレート(本発明化合物446)15
0mg(0.412mmol)を得た。
【0058】参考製造例1 (i)〔前記化16の工程12cの例〕 N−メチル−3−アセチルアニリン25g(0.17mol)、
炭酸カリウム24g(0.17mol)、メチルブロモアセテ−
ト16ml(0.17mol)およびN,N−ジメチルホルムアミ
ド300mlの混合物を一晩攪拌した後、氷と希塩酸の混
合液500mlに注加し、酢酸エチル500mlで抽出し
た。有機層を順次希塩酸、重曹水で各1回ずつ洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して目的とするメチル
2−(N−メチル−3−アセチルアニリノ)アセテ−
ト24g(0.11mol)を得た。1 H−NMR(CDCl3 ,TMS) δ(ppm):7.2〜7.4(3H),6.89(1H,m),4.14(2H,s),3.73(3
H,s),3.12(3H,s),2.59(3H,s) (ii)〔前記化15の工程11aの例〕 メチル 2−(N−メチル−3−アセチルアニリノ)ア
セテ−ト23.8g(0.10mmol)、パラトルエンスルホン酸
1水和物1.0g(5.3mmol)、トリメチルオルソホルメ
−ト20ml(0.18mmol)およびメタノ−ル300mlの混
合物を攪拌しつつ3時間加熱還流した。室温に放冷し、
トリエチルアミン1ml(7.2mmol)を加えた後、減圧下
濃縮して得られた残渣を酢酸エチルと水で分配した。有
機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して目的とする
メチル 2−{N−メチル−3−(1,1−ジメトキシ
エチル)アニリノ}アセテ−ト28g(0.10mol)を得
た。1 H−NMR(CDCl3 ,TMS) δ(ppm):7.21(1H, t), 6.8〜7.0(2H), 6.60(1H, br.d),
4.09(2H, s), 3.72(3H,s), 3.18(6H, s), 3.07(3H,
s), 1.52(3H, s) (iii)〔前記化15の工程11bの例〕 水素化ナトリウム2.5g(0.10mol)およびN,N−ジ
メチルホルムアミド200mlの混合溶液に、メチル 2
−{N−メチル−3−(1,1−ジメトキシエチル)ア
ニリノ}アセテ−ト10g(37mmol)およびギ酸メチ
ル20ml(0.32mol)の混合物を室温下に攪拌しつつ一
度に加えた。室温でさらに3時間攪拌を続けた後、氷と
希塩酸の混合溶液300mlに注加し、酢酸エチル500
mlで抽出した。有機層を順次希塩酸で1度洗浄した後、
炭酸ナトリウム溶液300mlで2度抽出した。得られた
炭酸ナトリウム溶液を濃塩酸を用いて弱酸性にすると目
的物が結晶として析出してきた。この混合物を酢酸エチ
ル500mlで2度抽出して得られた有機層を1度水洗
し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して目的とするメ
チル 3−ヒドロキシ−2−(N−メチル−3−アセチ
ルアニリノ)アクリレ−ト1.1g(3.7mmol)を得た。1 H−NMR(CDCl3 ,TMS)(2対1の異性体
の混合物) δ(ppm):7.73(1H×1/3,s),7.1〜7.4(3H+1H×2/3),6.36
(1H,m),3.69(3H×1/3,s),3.64(3H×2/3,s),3.12(3H×1/
3,s),3.09(3H×2/3,s),2.53(3H×1/3,s), 2.40(3H×2/
3, s) (iv)〔前記化15の工程11cの例〕 メチル 3−ヒドロキシ−2−(N−メチル−3−アセ
チルアニリノ)アクリレ−ト1.1g(4.4 mmol)、炭酸
カリウム1g(7.2mmol)、沃化メチル0.5ml(8.02mm
ol)およびN,N−ジメチルホルムアミド15mlの混合
物を室温で一晩攪拌した後、氷と希塩酸の混合液30ml
に注加し、酢酸エチル30mlで抽出した。有機層を順次
希塩酸、重曹水で各1回ずつ洗浄後、硫酸マグネシウム
で乾燥し、濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ−に付し、目的とするメチル 3−メト
キシ−2−(N−メチル−3−アセチルアニリノ)アク
リレ−ト1.0g(3.2mmol)を得た。1 H−NMR(CDCl3 ,TMS) δ(ppm):7.43(1H,s),7.2〜7.4(3H),6.83(1H,br.d),3.88
(3H,s),3.67(3H,s),3.10(3H, s), 2.53(3H, s)
【0059】参考製造例2 (i)〔前記化13の工程9aの例〕 N−メチル−3−アセチルアニリン2.0g(13mmo
l)、トリエチルアミン1.9ml(13mmol)およびトル
エン15mlの混合物に、氷冷下、攪拌しつつ、メチル
2−クロロ−2−ヒドロキシイミノアセテ−ト1.9g
(13mmol)のトルエン2ml溶液を滴下した後、徐々に
室温まで昇温しつつ12時間攪拌を続けた。得られた反
応混合物を酢酸エチルと水で分配し、有機層を1度水洗
した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮して得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、
目的とするメチル 2−(N−メチル−3−アセチルア
ニリノ)−2−ヒドロキシイミノアセテ−ト1.0g(4.
0mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.53(1H, d), 7.41(1H, br.s), 7.35(1H, t),
6.94(1H, br.d), 3.77(3H, s), 3.31(3H, s), 2.57(3H,
s) (ii)〔前記化13の工程9bの例〕 メチル 2−(N−メチル−3−アセチルアニリノ)−
2−ヒドロキシイミノアセテ−ト0.84g(3.4mmol)、
水素化ナトリウム0.10g(4.2mmol)およびテトラヒド
ロフラン10mlの混合物を室温で20分間攪拌した後、
氷冷し、硫酸ジメチル0.46ml(3.4mmol)を滴下した
後、室温まで昇温しつつ2時間攪拌を続けた。得られた
混合物を氷と食塩水の混合物に注加し、酢酸エチルで抽
出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に
付し、目的とするメチル 2−(N−メチル−3−アセ
チルアニリノ)−2−メトキシイミノアセテ−ト0.36g
(1.4mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.52(1H, d), 7.3〜7.4(2H), 6.93(1H, br.d),
4.04(3H, s), 3.80(3H,s), 3.27(3H, s), 2.58(3H, s) (iii)〔前記化15の工程11dの例〕 メチル 2−(N−メチル−3−アセチルアニリノ)−
2−メトキシイミノアセテ−ト0.25g(0.95mmol)、メ
タノ−ル3mlおよびメチルアミンメタノ−ル溶液(28
%)3g(27mmol)の混合物を50℃で2時間攪拌し
た。濃縮して得られた残渣を酢酸エチルに溶かし、順次
希塩酸、重曹水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥し、濃縮して目的とするN−メチル−2−(N−
メチル−3−アセチルアニリノ)−2−メトキシイミノ
アセトアミド0.20g(0.76mmol)を得た。1 H−NMR(CDCl3 ,TMS)(2対1の異性体
の混合物) δ(ppm): 7.3〜7.8(3H), 6.6〜7.1(2H),{3.83(3H×2/
3), 3.40(3H×1/3),各々s}, {3.27(3H×2/3), 3.24(3
H×1/3), 各々 s}, {2.89(3H×2/3), 2.75(3H×1/3),
各々 d}, {2.58(3H×2/3), 2.56(3H×1/3), 各々
s}
【0060】参考製造例3 (i)〔前記化16の工程12cの例〕 3−ヒドロキシアセトフェノン4.4g(32mmol)、メ
チルブロモアセテ−ト3.3ml(35mmol)、炭酸カリウ
ム5.3g(38mmol)およびN,N−ジメチルホルムア
ミド60mlの混合物を室温で一晩攪拌した。得られた反
応混合物を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出した。有
機層を順次希塩酸、重曹水で各1回洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。濃縮して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−に付し、目的とするメチル
2−(3−アセチルフェノキシ)アセテ−ト6.2g(3
0mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.60(1H, d), 7.49(1H, br.s), 7.40(1H, t),
7.14(1H, br.d), 4.71(2H, s), 3.83(3H, s), 2.58(3H,
s) (ii)〔前記化15の工程11aの例〕 メチル 2−(3−アセチルフェノキシ)アセテ−ト6.
2g(30mmol)、パラトルエンスルホン酸1水和物0.
60g(3.1mmol)、トリメチルオルソホルメ−ト30ml
(270mmol)およびメタノ−ル20mlの混合物を12
時間加熱還流した。反応液を室温まで放冷し、これにト
リエチルアミン1ml(7.2mmol)を加えて15分間攪拌
した。濃縮して得られた残渣を酢酸エチルと水で分配
し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し
て、目的とするメチル 2−{3−(1,1−ジメトキ
シエチル)フェノキシ}アセテ−ト7.4g(29mmol)
を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.27(1H, t), 7.13(1H, br.d), 7.08(1H, br.
s), 6.83(1H, br.d), 4.65(2H, s), 3.81(3H, s), 3.18
(6H, s), 1.52(3H, s) (iii)〔前記化15の工程11bの例〕 メチル 2−{3−(1,1−ジメトキシエチル)フェ
ノキシ}アセテ−ト7.4g(29mmol)、ギ酸メチル1
0ml(170mmol)、水素化ナトリウム1.5g(63mm
ol)およびN,N−ジメチルホルムアミド100mlの混
合物を室温で一晩攪拌した。得られた反応混合物を希塩
酸中に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を希塩酸
で一度洗浄した後、炭酸ナトリウム水溶液で2度抽出し
た。得られたアルカリ性の水層を濃塩酸を用いてpH6
程度に調整し、析出物を酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮して、
目的とするメチル 2−(3−アセチルフェノキシ)−
3−ヒドロキシアクリレ−トの粗生成物5.0g(21mm
ol )を得た。 (iv)〔前記化15の工程11cの例〕 メチル 2−(3−アセチルフェノキシ)−3−ヒドロ
キシアクリレ−トの粗生成物5.0g(21mmol)、ヨウ
化メチル2ml(32mmol)、炭酸カリウム5g(36mm
ol)およびN,N−ジメチルホルムアミド50mlの混合
物を室温下一晩攪拌した。得られた反応混合物を希塩酸
に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を順次、希塩
酸、重曹水で各1回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ−に付し、目的とするメチル 2−(3−アセ
チルフェノキシ)−3−メトキシアクリレ−ト2.7g
(11mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.59(1H,d),7.51(1H,br.s),7.37(1H,t),7.35(1
H,s),7.18(1H,br.d),3.87(3H,s),3.71(3H,s),2.58(3H,
s)
【0061】参考製造例4 (i)3−ニトロベンズアルデヒド10g(66mmo
l)、パラトルエンスルホン酸1水和物0.30g(1.6mmo
l)およびメタノ−ル0.20リットルの混合物を3時間加
熱還流した後、室温まで放冷した。得られた混合物にト
リエチルアミン1.0ml(7.2mmol)を添加し、濃縮して
得られた残渣を酢酸エチル200mlと水で分配した。有
機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、濾過して得られ
た酢酸エチル溶液に二酸化白金0.50g(2.2mmol)を添
加し、水素ガス雰囲気下に室温で3時間震盪した。濾過
して得られた溶液を濃縮して、目的とする3−(ジメト
キシメチル)アニリン11g(66mmol)を得た。1 H−NMR(CDCl3 ,TMS) δ(ppm):7.14(1H,t),6.7〜6.9(2H),6.64(1H,br.d),5.29
(1H, s), 3.67(2H, br),3.32(6H, s) (ii)3−(ジメトキシメチル)アニリン11g(6
6mmol)、トリエチルアミン14ml(100mmol)およ
び塩化メチレン0.20リットルの混合物に、氷冷下攪拌し
つつトリフルオロ酢酸無水物12ml(85mmol)を30
分間かけて滴下した後、1時間かけて室温まで昇温し
た。得られた混合物を濃縮し、残渣に炭酸カリウム14
g(100mmol)、沃化メチル6.4ml(100mmol)お
よびN,N−ジメチルホルムアミド100mlを加え、室
温で一晩攪拌した。得られた混合物を希塩酸に注加し、
酢酸エチルで抽出した。有機層を順次、希塩酸、重曹水
で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮して
得られた残渣に炭酸カリウム8.3g(60mmol)、メ
タノ−ル100mlおよび水10mlを加え、1時間加熱還
流した後、室温まで放冷した。得られた反応混合物を濃
縮し、残渣を酢酸エチルと水で分配した。有機層を硫酸
マグネシウムで乾燥した後、濃縮して得られた残渣にメ
タノ−ル0.20リットルおよびパラトルエンスルホン酸1
水和物0.30g(1.6mmol)を加え、3時間加熱還流し
た。室温まで放冷した混合物にトリエチルアミン1ml
(7.2mmol)を添加した後、濃縮した。残渣を酢酸エチ
ルと水で分配し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した
後、濃縮することにより、目的とするN−メチル−3−
(ジメトキシメチル)アニリン3.5g(19mmol)を得
た。1 H−NMR(CDCl3 ,TMS) δ(ppm):7.19(1H,t),6.78(1H,d),6.72(1H,br.s),6.59(1
H,br.d),5.32(1H,s),3.33(6H,s),2.84(3H,s) (iii)N−メチル−3−(ジメトキシメチル)アニ
リン3.5g(19mmol)、メチルブロモアセテ−ト2.0
ml(21mmol)、炭酸カリウム3.0g(22mmol)およ
びN,N−ジメチルホルムアミド40mlの混合物を室温
で一晩攪拌した。得られた反応混合物を希塩酸に注加
し、酢酸エチルで抽出した。有機層を順次、希塩酸、重
曹水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮して
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に
付し、目的とするメチル 2−(N−メチル−3−ホル
ミルアニリノ)アセテ−ト3.5g(17mmol)を得た。1 H−NMR(CDCl3 ,TMS) δ(ppm):9.96(1H,s),7.39(1H,t),7.24(1H,d),7.17(1H,b
r.s),6.94(1H,br.d),4.15(2H,s),3.73(3H,s),3.12(3H,
s)
【0062】参考製造例5 (i)〔前記化16の工程12cの例〕 3−アセチルベンゼンチオ−ル2.84g(19mmol)、メ
チルブロモアセテ−ト2.0 ml(21mmol)、炭酸カリウ
ム4.0 g(29mmol)およびN,N−ジメチルホルムア
ミド40mlの混合物を室温で一晩攪拌した。得られた反
応混合物を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出した。有
機層を順次希塩酸、重曹水で各1回洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。濃縮して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−に付し、目的とするメチル
2−(3−アセチルフェニルチオ)アセテ−ト2.7 g
(12mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):8.00(1H,s),7.81(1H,d),7.61(1H,d),7.41(1H,
t),3.73(3H,s),3.70(2H,s), 2.59(3H, s) (ii)〔前記化15の工程11aの例〕 メチル 2−(3−アセチルフェニルチオ)アセテ−ト
2.7 g(12mmol)、パラトルエンスルホン酸1水和物
0.11g(0.53mmol)、トリメチルオルソホルメ−ト10
ml(92mmol)およびメタノ−ル30mlの混合物を4時
間加熱還流した。反応液を室温まで放冷し、これにトリ
エチルアミン0.50ml(3.6 mmol)を加えて15分間攪拌
した。濃縮して得られた残渣を酢酸エチルと水で分配
し、有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、
濃縮して、目的とするメチル2−{3−(1,1−ジメ
トキシエチル)フェニルチオ}アセテ−ト2.6 g(9.6
mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.54(1H,s),7.3〜7.4(3H),3.72(3H,s),3.66(2
H,s),3.17(6H,s),1.51(3H,s) (iii)〔前記化15の工程11bの例〕 水素化カリウム1.0g(17mmol)および1,2−ジメ
トキシエタン30mlの混合物にアルゴン雰囲気下、攪拌
しつつ、メチル 2−{3−(1,1−ジメトキシエチ
ル)フェニルチオ}アセテ−ト2.1g(7.7mmol)のギ酸
メチル10ml(170mmol)溶液を室温で滴下したの
ち、さらに室温で2時間攪拌した。得られた反応混合物
を氷水中に注加し、水層をジエチルエ−テルで2度洗浄
した。水層に濃塩酸を加えて酸性とし、析出物を酢酸エ
チルで2度抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、濃縮して、目的とするメチル 2−
(3−アセチルフェニルチオ)−3−ヒドロキシアクリ
レ−ト1.8g(7.2mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 )(2対1の異性体
の混合物) δ(ppm):7.7〜8.3(3H),7.3〜7.5(2H),3.77(2/3×3H,s),
3.76(1/3×3H, s), 2.57(3H, s) (iv)〔前記化15の工程11cの例〕 メチル 2−(3−アセチルフェニルチオ)−3−ヒド
ロキシアクリレ−ト1.8 g(7.2 mmol)、ヨウ化メチル
0.5ml (8.0 mmol)、炭酸カリウム1.0 g(7.2 mmol)
およびN,N−ジメチルホルムアミド14mlの混合物を
室温下一晩攪拌した。得られた反応混合物を希塩酸に注
加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を順次、希塩酸、
重曹水で各1回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィ−に付し、目的とするメチル2−(3−アセチルフ
ェニルチオ)−3−メトキシアクリレ−ト1.8 g(6.8m
mol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):8.02(1H,s),7.79(1H,s),7.70(1H,d),7.3〜7.5
(2H),4.01(3H,s),3.73(3H,s),2.56(3H,s)
【0063】参考製造例6:本発明化合物132の中間
体の製造 ( i )〔前記化16の工程12cの例〕 参考製造例3(i)に記載の方法に準じて、3−ヒドロ
キシアセトフェノンに替えて3−ヒドロキシ−4−クロ
ロアセトフェノン200 mg(1.17 mmol)を用い、メチル−
2−(3−アセチル−6−クロロフェノキシ)アセテ−
ト192 mg(0.79 mmol)を得た。1 H−NMR (CDCl3, TMS ) δ(ppm)7.4−7.6(3H),4.79(2H,s),3.81(3H,s),2.57(3H,
s) ( ii )〔前記化16の工程12dの例〕 製造例6( i )に記載の方法に準じて、メチル 2−
(N−メチル−3−ホルミルアニリノ)アセテ−トに替
えてメチル 2−(3−アセチル−6−クロロフェノキ
シ)アセテ−ト192 mg(0.792 mmol)を用い、メチル−2
−{3−(1−ベンジルオキシイミノエチル)−6−ク
ロロフェノキシ}アセテ−ト182 mg(0.751mmol)(本発
明の製造中間体)を得た。1 H−NMR (CDCl3, TMS ) δ(ppm)7.1〜7.4(8H),5.22(2H,s),4.74(2H,s),3.80(3H,
s),2.22(3H,s)
【0064】参考製造例7 (本発明化合物272の中
間体の製造) ( i )〔前記化17の工程13aの例〕 水素化ナトリウム380mg(15.8mmol)、ジメチルホルムア
ミド25 mlの混合物を攪拌している中に、2−(3−ニ
トロフェニル)アセトニトリル2.34g(14.4mmol) を室温
にて加えた。激しい水素ガスの発生が収まった後、亜硝
酸タ−シャリ−ブチルエステル2.23g(21.6mmol)を室温
にて加え、一晩攪拌を続けた。反応液を希塩酸100mlに
注加し、酢酸エチル100mlで抽出した。有機層を順次希
塩酸、重曹水で各1回づつ洗浄した後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。濃縮して得られた残さをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ−に付して目的とする2−(3−ニ
トロフェニル)−2−ヒドロキシイミノアセトニトリル
647mg(2.29mmol)を得た。 ( ii )〔前記化17の工程13bの例〕 テトラヒドロフラン8ml、水素化ナトリウム70mg( 2.9 m
mol ) の混合物を攪拌している中に2−(3−ニトロフ
ェニル)−2−ヒドロキシイミノアセトニトリル647 mg
( 2.29 mmol ) を室温にて加えた。激しい水素ガスの
発生が収まった後、反応液を氷冷しつつ、ジメチル硫酸
0.3ml ( 3.17mmol ) を加え、室温に戻しながら1時間
攪拌を続けた。得られた反応液をジエチルエ−テル30 m
lで希釈し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム上
乾燥した後、濃縮して得られた残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィ−に付して目的とする2−(3−ニト
ロフェニル)−2−メトキシイミノアセトニトリル527
mg ( 2.57 mmol ) を得た。1 H−NMR (CDCl3 , TMS ) δ(ppm)8.68(1H,br.s),8.33(1H,br.d),8.11(1H,br.d),
7.68(1H,t),4.28(3H,s) ( iii )〔前記化18の工程14aの例〕 電解鉄0.87g(16mmol)、10%酢酸水溶液1.5mlの混合物を
窒素雰囲気下、100℃にて1時間攪拌した。該反応液
に2−(3−ニトロフェニル)−2−メトキシイミノア
セトニトリル527mg(2.57mmol)、酢酸2.5ml、酢酸エチル
2.5mlの混合物を加え、20分間加熱還流した後、放冷
し、室温にて該反応液を重曹水25mlに注加し、酢酸エチ
ル20mlで2度抽出し、合わせた有機層を更に2度重曹水
で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮するこ
とにより目的とする2−(3−アミノフェニル)−2−
メトキシイミノアセトニトリル438mg(2.50mmol)を得
た。1 H−NMR ( CDCl3 , TMS ) δ(ppm)7.1〜7.3(2H),7.10(1H,br.s),6.78(1H,br.d),4.
20(3H,s),3.81(2H,br.) ( iv )〔前記化18の工程14bの例〕 氷冷下、2−(3−アミノフェニル)−2−メトキシイ
ミノアセトニトリル438mg ( 2.50 mmol )、酢酸エチル
の混合物を攪拌中に、トリフルオロ酢酸無水物を滴下し
た。氷浴を外して1時間攪拌を続けた後、減圧下に反応
液を濃縮して目的とする2−(3−トリフルオロアセト
アミノフェニル)−2−メトキシイミノアセトニトリル
664 mg(2.45 mmol)を得た。1 H−NMR ( CDCl3, TMS ) δ(ppm)7.97(1H,br.s),7.94(1H,br.),7.81(1H,br.d),7.
67(1H,br.d),7.52(1H,t),4.24(3H,s) ( v )〔前記化18の工程14cの例〕 上記( iv )で得られた2−(3−トリフルオロアセトア
ミノフェニル)−2−メトキシイミノアセトニトリルの
全量、沃化メチル0.3 ml ( 4.82 mmol )、ジメチルホル
ムアミド5 mlの混合物を氷冷下攪拌中に、水素化ナトリ
ウム70 mg ( 2.9mmol ) のジメチルホルムアミド1 ml懸
濁溶液を加えた。氷浴を外して1時間室温下攪拌を続け
た。反応液を希塩酸に注加し、酢酸エチル20 mlで抽出
し、有機層を順次希塩酸、重曹水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥し、濃縮することにより目的とする2−
{3−(N−メチルトリフルオロアセトアミノ)フェニ
ル}−2−メトキシイミノアセトニトリル593 mg(2.08
mmol)を得た。1 H−NMR (CDCl3 , TMS ) δ(ppm)7.83(1H,br.d),7.73(1H,br.s),7.54(1H,t),7.38
(1H,br.d),4.24(3H,s),3.41(3H,s) ( vi )〔前記化18の工程14dの例〕 上記(v)で得られた2−{3−(N−メチルトリフルオ
ロアセトアミノ)フェニル}−2−メトキシイミノアセ
トニトリルの全量、炭酸カリウム1.0g(7.2mmol)、メタ
ノ−ル5ml、水3mlの混合物を30分間加熱還流した後、
室温まで放冷し、減圧下にメタノ−ルを溜去し、得られ
た混合物を水20mlと酢酸エチル20mlで分配し、有機層を
硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮することにより目的と
する2−{3−(N−メチルアミノ)フェニル}−2−
メトキシイミノアセトニトリル316mg(1.67mmol)を得
た。1 H−NMR (CDCl3, TMS ) δ(ppm)7.24(1H,t),7.12(1H,br.d),7.00(1H,br.s),6.72
(1H,br.d),4.20(3H,s),288(3H,s) ( vii )〔前記化16の工程12bの例〕 上記(vi)で得られた2−{3−(N−メチルアミノ)フ
ェニル}−2−メトキシイミノアセトニトリルの全量、
炭酸カリウム400mg(2.89mmol)、ブロモ酢酸メチル0.24m
l(2.53mmol)、ジメチルホルムアミド5mlの混合物を室温
下一晩攪拌した。得られた反応液を希塩酸に注加し、酢
酸エチル20mlで抽出し、有機層を順次希塩酸、重曹水で
洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して得ら
れた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィ−に付し
て目的とする2−{3−(N−メチル−N−メトキシカ
ルボニルメチルアミノ)フェニル}−2−メトキシイミ
ノアセトニトリル(本発明の製造中間体)192mg(0.736m
mol)を得た。1 H−NMR (CDCl3 , TMS ) δ(ppm)7.29 ( 1H, t ), 7.18 ( 1H, br.d ), 7.07 ( 1
H, br.s ), 6.78 ( 1H,br.d ), 4.20( 3H, s ), 4.13(
2H, s ), 3.74( 3H, s ), 3.12( 3H, s ) ( viii )〔前記化12の工程8aの例〕 水素化ナトリウム35mg(1.5mmol)、ジメチルホルムアミ
ド4mlの混合物を室温下攪拌しつつ2−{3−(N−メ
チル−N−メトキシカルボニルメチルアミノ)フェニ
ル}−2−メトキシイミノアセトニトリル192mg(0.736m
mol)のギ酸メチル1ml(16mmol)溶液を滴下した。3時間
攪拌を続けた後、反応液を希塩酸に注加し、酢酸エチル
20mlで抽出した。有機層を希塩酸で一度洗浄した後炭酸
ナトリウム水溶液10mlで2度抽出し、合わせた炭酸ナト
リウム水溶液層を濃塩酸を加えて弱酸性とし、析出物を
酢酸エチル20mlで抽出し、有機層を一度水洗した後、硫
酸マグネシウムで乾燥し、濃縮することにより目的とす
る2−〔3−{N−メチル−N−(3−ヒドロキシアク
リル酸メチル−2−イル)アミノ}フェニル〕−2−メ
トキシイミノアセトニトリル(本発明の製造中間体)11
9mg(0.412mmol)を得た。1 H−NMR (CDCl3 , TMS )(3対1の異性体の混合物) δ(ppm)7.70(1H,br.s),7.0〜7.4(3H),6.80(1H),4.20(3H
×3/4,s),4.19(3H×1/4,s),3.72(3H×1/4,s),3.67(3H×
3/4,s),3.12(3H×1/4,s),3.09(3H×3/4,s)
【0065】参考製造例8〔前記化11の工程7aの
例〕(本発明化合物116の中間体) メチル2−(3−アセチルフェノキシ)−3−メトキシ
アクリレ−ト〔前記参考製造例3にて製造〕 3.0 g ( 1
2 mmol )、ヒドロキシアミン塩酸塩1.0 g ( 14 mmol )
、ピリジン1.2 ml ( 15 mmol )、メタノ−ル30 mlの混
合物を室温下5時間攪拌した後、濃縮して得られた残さ
を酢酸エチルと水で分配した。有機層を順次希塩酸、重
曹水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して目
的とするメチル2−{3−(1−ヒドロキシイミノエチ
ル)フェノキシ}−3−メトキシアクリレ−ト(本発明
化合物351)3.2g ( 12 mmol ) を得た。1 H−NMR(CDCl3,TMS) δ(ppm)7.35(1H,s),7.2-7.3(3H),6.97(1H,m),3.87(3
H,s),3.73(3H,s),2.25(3H,s)
【0066】参考製造例9(本発明化合物215の中間
体の製造、その1) (i)〔前記化16の工程12cの例〕 3−ヒドロキシ−4−メチルアセトフェノン19.58
g(0.130mol)、炭酸カリウム21.53g(0.1
56mol)およびN,N−ジメチルホルムアミド100m
lの混合物に、20〜25℃でメチルブロモアセテ−ト
21.88g(0.136mol)を滴下したのち、室温で
5時間攪拌した。得られた反応混合物を希塩酸に注加
し、酢酸エチルで抽出した。有機層を順次重曹水、水で
各1回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し
て、目的とするメチル 2−(5−アセチル−2−メチ
ルフェノキシ)アセテ−ト27.87g(0.125mo
l)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.48(1H,dd),7.33(1H,d),7.23(1H,d),4.72(2H,
s),3.80(3H,s),2.55(3H,s),2.34(3H,s) (ii)〔前記化16の工程12dの例〕 メチル 2−(5−アセチル−2−メチルフェノキシ)
アセテ−ト11g(50mmol)、O−ベンジルヒドロキシア
ミン塩酸塩13g(81mmol)、ピリジン4.9g(63mmol)
およびメタノ−ル60mlの混合物を室温で3時間攪拌し
た。得られた反応混合物を濃縮し、得られた残渣を酢酸
エチルと水で分配した。有機層を順次希塩酸、重曹水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して目的とす
るメチル 2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチ
ル)−2−メチルフェノキシ}アセテ−ト(本発明の製
造中間体化合物)16g(49mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.1〜7.45(8H,m),5.22(2H,s),4.68(2H,s),3.7
9(3H,s),2.29(3H,s),2.22(3H, s) (iii)〔前記化12の工程8aの例〕 水素化カリウム(35%オイルデイスパ−ジョン)12g
(108mmol)および1、2−ジメトキシエタン160mlの混
合物にアルゴン雰囲気下、氷冷下、攪拌しつつ、メチル
2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチル)−2
−メチルフェノキシ}アセテ−ト16g(49mmol)、ギ酸
メチル29g(490mmol)および1、2−ジメトキシエタ
ン10mlの溶液を滴下した後、徐々に室温まで昇温しつつ
3時間攪拌を続けた。得られた反応混合物を氷に注加
し、ジエチルエ−テルで2回洗浄後、水層を希塩酸中に
注加し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗
し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮して、目的と
する2メチル −{5−(1−ベンジルオキシイミノエ
チル)−2−メチルフェノキシ}−3−ヒドロキシアク
リレ−ト(本発明の製造中間体化合物)の粗生成物15g
(約41mmol )を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 )(複数の異性体の
混合物) δ(ppm):8.01(1Hx1/2,s),7.55(1Hx1/3,s),7.28-7.5(m),
7.1-7.2(2H,m)5.23(2Hx1/2,s),5.2(2Hx1/2,s),4.72(3Hx
1/3,s),3.68(3Hx1/2,s),3.55(3Hx1/2,s),3.40(3Hx2/3,
s),2.35(3Hx1/2,s),2.29(3Hx1/2,s),2.23(3Hx1/2,s),2.
16(3Hx1/2,s)
【0067】参考製造例10(本発明化合物215の中
間体の製造:その2) (i)〔前記化15の工程11aの例〕 メチル 2−(5−アセチル−2−メチルフェノキシ)
アセテ−ト(参考製造例9の(i)にて製造)5.0g(2
2mmol)、パラトルエンスルホン酸1水和物0.43g(2.2
mmol)、トリメチルオルソホルメ−ト21.5g(200mmo
l)およびメタノ−ル15mlの混合物を7時間加熱還流し
た。反応液を室温まで放冷し、これにトリエチルアミン
0.55g(5.4mmol)を加えて15分間攪拌した。濃縮して
得られた残渣を酢酸エチルと水で分配し、有機層を硫酸
マグネシウムで乾燥した後、濃縮して、目的とするメチ
ル 2−{5−(1,1−ジメトキシエチル)−2−メ
チルフェノキシ}アセテ−トの粗生成物2.7g(約10mmo
l)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):6.8〜7.2(3H,m),4.68(2H,s),3.79(3H,s),3.18
(6H,s),2.28(3H,s),1.50(3H,s) (ii)〔前記化15の工程11bの例〕 メチル 2−{5−(1,1−ジメトキシエチル)−2
−メチルフェノキシ}アセテ−トの粗生成物1.0g(約
3.7mmol)、ギ酸メチル1.3g(22mmol)、水素化ナトリ
ウム(60%オイルデイスパ−ジョン)0.32g(8.1mmo
l)およびN,N−ジメチルホルムアミド13mlの混合物
を室温で2時間攪拌した。得られた反応混合物を希塩酸
中に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を希塩酸で
一度洗浄した後、炭酸ナトリウム水溶液で2度抽出し
た。得られたアルカリ性の水層を濃塩酸を用いてpH6
程度に調整し、析出物を酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮して、
目的とするメチル 2−(5−アセチル−2−メチルフ
ェノキシ)−3−ヒドロキシアクリレ−トの粗生成物0.
40g(約1.6mmol )を得た。 (iii)〔前記化15の工程11cの例〕 メチル 2−(5−アセチル−2−メチルフェノキシ)
−3−ヒドロキシアクリレ−トの粗生成物0.4g(約1.6
mmol)、ヨウ化メチル0.35g(2.4mmol)、炭酸カリウ
ム0.38g(2.7mmol)およびN,N−ジメチルホルムア
ミド40mlの混合物を室温下4時間攪拌した。得られた反
応混合物を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出した。有
機層を順次希塩酸、重曹水で各1回洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。濃縮して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−に付し、目的とするメチル
2−(5−アセチル−2−メチルフェノキシ)−3−メ
トキシアクリレ−ト0.12g(0.47 mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.2〜7.5(4H,m),3.90(3H,s),3.71(3H,s),2.54
(3H,s),2.41(3H,s)
【0068】参考製造例11(本発明化合物216の中
間体の製造) (i)〔前記化16の工程12cの例〕 3−ヒドロキシ−4−エチルアセトフェノン5.0g(30m
mol)、メチルブロモアセテ−ト5.1g(33mmol)、炭酸
カリウム5.1g(37mmol)およびN,N−ジメチルホル
ムアミド60mlの混合物を室温で一晩攪拌した。得られた
反応混合物を希塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出した。
有機層を順次希塩酸、重曹水で各1回洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥して、目的とするメチル2−(5−アセ
チル−2−エチルフェノキシ)アセテ−ト6.6g(28mmo
l)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.53(1H, dd), 7.35(1H, d), 7.27(1H, d), 4.
74(2H, s), 3.81(3H, s), 2.78(2H, q) , 2.58(3H, s)
, 1.25(3H, t) (ii)〔前記化16の工程12dの例〕 メチル2−(5−アセチル−2−エチルフェノキシ)ア
セテ−ト6.6g(28mmol)、O−ベンジルヒドロキシア
ミン塩酸塩7.2g(45mmol)、ピリジン2.7g(35mmol)
およびメタノ−ル35mlの混合物を室温で一晩攪拌した。
得られた反応混合物を濃縮し、得られた残渣を酢酸エチ
ルと水で分配した。有機層を順次希塩酸、重曹水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して目的とするメ
チル 2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチル)
−2−エチルフェノキシ}アセテ−ト(本発明の製造中
間体化合物)9.2g(27mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.1〜7.45(8H, m), 5.22(2H, s), 4.68(2H,
s), 3.79(3H, s), 2.71(2H, q) , 2.22(3H, s) , 1.21
(3H, t) (iii)〔前記化12の工程8aの例〕 水素化カリウム0.78g(19mmol)および1、2−ジメト
キシエタン30mlの混合物に、アルゴン雰囲気下、ギ酸メ
チル5.3g(88mmol)次いでメチル 2−{5−(1−
ベンジルオキシイミノエチル)−2−エチルフェノキ
シ}アセテ−ト3.00g(8.8mmol)を加え、室温で3時間
攪拌した。得られた反応混合物を氷水中に注加し、ジエ
チルエ−テルで2回洗浄後、水層を希塩酸中に注加し、
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、濃縮して、目的とするメチル
2−{5−(1−ベンジルオキシイミノエチル)−2
−エチルフェノキシ}−3−ヒドロキシアクリレ−ト
(本発明の製造中間体化合物)の粗生成物1.0g(約2.8
mol )を得た。
【0069】参考製造例12(本発明化合物217の中
間体の製造) (i)〔前記化19の工程15の例〕 3−アミノ−4−メチルアセトフェノン1.49g(1
0mmol)を10%硫酸8mlに懸濁させ、約5℃で、亜硝
酸ナトリウム0.71g(10mmol)を水4mlに溶かし
た溶液を滴下した。これに同温度でチオグルコ−ル酸メ
チルの銅塩(該銅塩は、硫酸銅5水和物1.49gを水
10mlに溶かした溶液に、チオグルコ−ル酸メチル1.
07mlを滴下し、生じた黄色沈殿を濾過により単離して
調製した。)を少しずつ加えた。室温で3時間攪拌した
後、反応混合物にジエチルエ−テルを加え、濾過した。
ろ液を分液し、有機層を順次希塩酸、希水酸化ナトリウ
ム水溶液(2回)、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥した。濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−に付し、目的とするメチル 2−(5−
アセチル−2−メチル−フェニルチオ)アセテ−ト0.5
3g(2.22mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.95(1H,d),7.71(1H,dd),7.27(1H,d),3.73(3H,
s),3.70(2H,s),2.58(3H,s),2.45(3H,s) (ii)〔前記化15の工程11aの例〕 メチル 2−(5−アセチル−2−メチル−フェニルチ
オ)アセテ−ト 0.52g(2.18mmol)、パラトルエ
ンスルホン酸1水和物40mg(0.21mmol)、トリメ
チルオルソホルメ−ト2.36g(21.8mmol)および
メタノ−ル10mlの混合物を4時間加熱還流した。反応
混合物にさらにパラトルエンスルホン酸1水和物40m
g(0.21mmol)、トリメチルオルソホルメ−ト2.3
6g(21.8mmol)およびメタノ−ル10mlを加えて
さらに5時間加熱還流した。反応液を室温まで放冷し、
これにトリエチルアミン0.36g(3.53 mmol)を加
えて15分間攪拌した。濃縮して得られた残渣を酢酸エ
チルと水で分配し、有機層を水洗し、硫酸マグネシウム
で乾燥した後、濃縮して、目的とするメチル 2−{5
−(1,1−ジメトキシエチル)−2−メチル−フェニ
ルチオ}アセテ−ト0.61 g(2.14 mmol)を得
た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.47(1H, d),7.25(1H, dd),7.17(1H, d), 3.71
(3H, s), 3.65(2H, s),3.17(6H, s), 2.41(3H, s) , 1.
51(3H, s) (iii)〔前記化15の工程11bの例〕 水素化カリウム274mg(6.86mmol)および1,
2−ジメトキシエタン7mlの混合物をアルゴン雰囲気
下、攪拌している中に、メチル 2−{5−(1,1−
ジメトキシエチル)−2−メチル−フェニルチオ}アセ
テ−ト600mg(2.11 mmol)のギ酸メチル3.0
7g(46mmol)溶液を室温で滴下したのち、さらに室
温で2時間30分攪拌した。得られた反応混合物を氷水
中に注加し、水層をジエチルエ−テルで2度洗浄した。
水層に濃塩酸を加えて酸性とし、析出物を酢酸エチルで
2度抽出した。酢酸エチル層を合せて水洗し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、濃縮して、目的とするメチル
2−(5−アセチル−2−メチル−フェニルチオ)−3
−ヒドロキシアクリレ−ト450mg(1.69mmol)
を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.73(1H,br,d),7.63(1H,dd),7.60(1H,s),7.22
(1H,d),3.77(3H,s),2.53(3H, s),2.44(3H, s) (iv)〔前記化15の工程11cの例〕 メチル 2−(5−アセチル−2−メチル−フェニルチ
オ)−3−ヒドロキシアクリレ−ト0.44 g(1.6
5 mmol)、ヨウ化メチル0.26g (1.82 mmol)、
炭酸カリウム0.25 g(1.82 mmol)およびN,N
−ジメチルホルムアミド6mlの混合物を室温下3時間攪
拌した。得られた反応混合物を希塩酸に注加し、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を順次、希塩酸、重曹水で各1
回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮して得ら
れた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィ−に付し、
目的とするメチル 2−(5−アセチル−2−メチル−
フェニルチオ)−3−メトキシアクリレ−ト0.28g
(1.0 mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):8.05(1H, s), 7.55 〜7.7 (2H,m), 7.19(1H,
d), 3.99(3H, s), 3.71(3H, s), 2.51(3H, s), 2.45(3
H, s)
【0070】参考製造例13(本発明化合物232、2
33の中間体の製造) (i)〔前記化13および化16の出発物質〔II〕の
製造例〕 3−アミノ−4−メチルアセトフェノン11.19g
(75mmol)を濃塩酸15mlと氷15gに懸濁させ、約
5℃で、亜硝酸ナトリウム5.52g(80mmol)を水
12.5mlに溶かした溶液を滴下した。これを、キサン
トゲン酸カリウム(ジチオ炭酸O−エチルカリウム)1
4.00g(87mmol)を水18mlに溶かした溶液に、
該溶液を40〜45℃に保ちながら滴下し、さらに同温
度で30分間攪拌した。反応液にジエチルエ−テルを加
え、分液し、水層をジエチルエ−テルでさらに2回抽出
した。有機層を合わせ、順次希水酸化ナトリウム水溶
液、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し
て得られた残渣(17.90g)を95%エタノ−ル水
50mlに溶かし、これに油浴温度100℃で水酸化カリ
ウム17.5gを少しづつ加え、さらに5時間30分加
熱還流した。反応混合物からエタノ−ルを留去した後、
残さに水およびジエチルエ−テルを加え、分液し、水層
をジエチルエ−テルでさらに3回洗浄した。水層に6N
硫酸65mlおよび亜鉛0.2gを加え、ジエチルエ−テ
ルで抽出し、該ジエチルエ−テル層を硫酸マグネシウム
で乾燥した後、濃縮して5−アセチル−2−メチル−チ
オフェノ−ルの粗生成物9.33gを得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.86(1H,d),7.64(1H,dd),7.24(1H,d),3.42(1H,
s),2.56(3H,s), 2.38(3H, s) (ii)〔前記化13の工程9aの例〕 5−アセチル−2−メチル−チオフェノ−ルの粗生成物
1.66g(約10mmol)およびメチル 2−クロロ−
2−(ヒドロキシイミノ)アセテ−ト1.38g(10mm
ol)をテトラヒドロフラン25mlに溶かした溶液を攪拌
している中に、トリエチルアミン1.01g(10mmol)
をテトラヒドロフラン10mlに溶かした溶液を滴下した
後、室温でさらに4時間攪拌を続けた。得られた反応混
合物を濾過し、ろ液を濃縮して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィ−に付し、目的とするメチル
2−(5−アセチル−2−メチル−フェニルチオ)−
2−(ヒドロキシイミノ)アセテ−ト1.91g(7.1m
mol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):8.04(1H,d),7.87(1H,dd),7.36(1H,d),3.53(3H,
s),2.58(3H,s),2.54(3H,s) (iii)〔前記化13の工程9bの例〕 メチル 2−(5−アセチル−2−メチル−フェニルチ
オ)−2−ヒドロキシイミノアセテ−ト1.90g(7.
1mmol)、炭酸カリウム1.18g(1.2mmol)、硫酸
ジメチル1.07g(1.2mmol)およびテトラヒドロフ
ラン22mlの混合物を室温で一夜攪拌した。得られた反
応混合物を濾過し、ろ液を濃縮して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−に付し、目的とするメ
チル 2−(5−アセチル−2−メチル−フェニルチ
オ)−2−メトキシイミノアセテ−ト1.42g(5.1
mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):8.02(1H,d),7.86(1H,dd),7.36(1H,d),4.12(3H,
s),3.50(3H,s),2.57(3H,s),2.53(3H,s)
【0071】参考製造例14(本発明化合物256、2
57の中間体の製造) (i)−1〔前記化13の工程9aの例〕 水素化ナトリウム(60%オイルデイスパ−ジョン)9
0mg(2.25mmol)をテトラヒドロフラン3mlに懸濁
させ、これに窒素雰囲気下、5〜10℃で3−ヒドロキ
シ−4−メチルアセトフェノン300mg(2.0mmol)
を滴下し、水素ガスの発生が止んだ後、これに同温度
で、メチル 2−クロロ−2−ヒドロキシイミノアセテ
−ト275mg(2.0mmol)のテトラヒドロフラン3ml
溶液を滴下した。これに、室温で、トリエチルアミン4
08mg(4.0mmol)を滴下した後、室温でさらに一晩
攪拌を続けた。得られた反応混合物を希塩酸に注加し、
ジエチルエ−テルで2回抽出した。有機層を合せて水で
3回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮して
得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィ−(展
開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し、目的
とするメチル 2−(5−アセチル−2−メチルフェノ
キシ)−2−ヒドロキシイミノアセテ−トの粗生成物2
7mg(約0.11mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.62(1H,dd),7.32(1H,d),7.31(1H,d),3.82(3H,
s),2.55(3H,s),2.43(3H,s) (i)−2〔前記化13の工程9aの例〕 粉末状にした水酸化カリウム148mg(2.25mmol)
をN,N−ジメチルホルムアミド3mlに懸濁させ、これ
に約5℃で3−ヒドロキシ−4−メチルアセトフェノン
300mg(2.0mmol)を加え、次いでこれに5〜10
℃で、メチル2−クロロ−2−ヒドロキシイミノアセテ
−ト275mg(2.0mmol)をN,N−ジメチルホルム
アミド2mlに溶かした溶液を滴下した。室温で1時間攪
拌した後、トリエチルアミン408mg(4.0mmol)を
同温度で滴下した後、同温度でさらに一晩攪拌を続け
た。得られた反応混合物を希塩酸に注加し、ジエチルエ
−テルで2回抽出した。有機層を合せて水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮して得られた残渣を
シリカゲル薄層クロマトグラフィ−(展開溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1)に付し、目的とするメチル
2−(5−アセチル−2−メチルフェノキシ)−2−ヒ
ドロキシイミノアセテ−トの粗生成物17mg(約0.0
68mmol)を得た。 (ii)〔前記化13の工程9bの例〕 メチル 2−(5−アセチル−2−メチルフェノキシ)
−2−ヒドロキシイミノアセテ−トの粗生成物{前記
(i)−1および(i)−2にて合成}44mg(約0.
18mmol)、炭酸カリウム28mg(0.20mmol)、硫
酸ジメチル26mg(0.20mmol)およびテトラヒドロ
フラン3mlの混合物を室温で6時間攪拌した。得られた
反応混合物をそのままシリカゲル薄層クロマトグラフィ
−に付し、目的とするメチル 2−(5−アセチル−2
−メチルフェノキシ)−2−メトキシイミノアセテ−ト
24mg(0.091mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.61(1H,dd),7.25〜7.35(2H,m),4.04(3H,s),3.
83(3H,s),2.54(3H,s),2.41(3H,s) 参考製造例15 (i)メチル 2−{5―(1−ベンジルオキシイミノ
エチル)−2−メチルフェノキシ}−3−メトキシアク
リレート(本発明化合物215;製造例13に記載の方
法に準じて製造)273.51g(740.38mmo
l)、パラホルムアルデヒド82.25g(2.379mo
l)、アセトニトリル2.7lの混合物を室温下攪拌しつ
つ1N希硫酸133.27ml(133.26mmol)を加
えた後、25℃で15時間、更に30℃に昇温して3時
間攪拌を行った。得られた反応混合物に室温下攪拌しつ
つトリエチルアミン7.54 ml(54.1mmol)を加えた後減圧
下濃縮した。得られた残さを酢酸エチル8lに溶解し、
2N希塩酸8lで2回、5%重曹水8lで1回洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して得られた
残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する
ことにより目的とする メチル 2−(5―アセチル−
2−メチルフェノキシ)−3−メトキシアクリレート1
54.83g(633.10mmol)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.2〜7.5(4H,m),3.90(3H,s),3.71(3H,s),2.54
(3H,s),2.41(3H,s) (ii)メチル 2−(5―アセチル−2−メチルフェ
ノキシ)−3−メトキシアクリレート15.0g(5
6.8mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩6.00g
(86.3mmol)、ピリジン5.00ml(61.8mmo
l)、メタノール200mlの混合物を室温下1晩攪拌し
た。得られた反応混合物を濃縮して得られた残さを酢酸
エチルと水で分配し、有機層を順次希塩酸、重曹水で各
1回洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮
することにより目的とするメチル 2−{5―(1−ヒ
ドロキシイミノエチル)−2−メチルフェノキシ}−3
−メトキシアクリレート14.5g(52.0mmol)
(本発明化合物463)を得た。1 H−NMR(TMS,CDCl3 ) δ(ppm):7.35(1H,s),7.17(1H,d),7.12(1H,d),7.03(1H,
s),3.87(3H,s),3.71(3H,s),2.36(3H,s),2.23(3H,s)
【0072】次に本発明化合物の例を化合物番号と共に
表1〜表24に示す。 で示される化合物
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】
【表4】
【0077】
【表5】
【0078】
【表6】
【0079】
【表7】
【0080】
【表8】
【0081】
【表9】
【表10】
【0082】
【表11】
【0083】
【表12】
【0084】
【表13】
【0085】
【表14】
【0086】
【表15】
【0087】
【表16】
【0088】
【表17】
【0089】
【表18】
【表19】
【0090】
【表20】
【0091】 で示される化合物
【0092】
【表21】
【0093】
【表22】
【0094】
【表23】
【0095】
【表24】 〔表1〜表24において、Meはメチル基を、Etはエ
チル基を、n−Prはプロピル基を、i−Prはイソプ
ロピル基を、n−Buはブチル基を、t−Buはter
t−ブチル基を、Amはアミル基を、Bzはベンジル基
を、F5Bzは2,3,4,5,6−ペンタフルオロベ
ンジル基を、Phはフェニル基を、4−CF3−PhC
H(CH3)は1−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)エチル基を、Pyはピリジル基を、cはシクロを、
secはセカンダリ−を、SUIMはコハク酸イミド−
1−イル基を、(A)は3−Cl−5−CF3−Py−
2−イル基を、(B)は5−CF3−Py−2−イル基
を、各々表す。〕
【0096】次に、本発明化合物の例のうちのいくつか
の物性値〔 1H−NMR(CDCl 3 ,TMS,δ(pp
m) )デ−タ〕を示す。 本発明化合物1:8.07(1H,s),7.2〜7.5(6H),7.17(1H,d
d),6.94(1H,br.d),6.87(1H,br.s),6.65(1H,br.d),5.20
(2H,s),3.84(3H,s),3.67(3H,s),3.08(3H,s) 本発明化合物2:7.40(1H,s),7.16(1H,t),6.98(1H,d),
6.91(1H,br.s),6.64(1H,br.d),3.99(3H,s),3.87(3H,s),
3.66(3H,s),3.10(3H,s),2.18(3H,s) 本発明化合物3:7.41(1H,s),7.19(1H,t),6.9〜7.0(2
H),6.66(1H,br.d),3.84(3H,s),3.67(3H,s),3.08(3H,s),
2.23(3H,s) 本発明化合物4:7.2〜7.5(6H),7.16(1H,t),6.97(1H,
d),6.93(1H,br.s),6.63(1H,br.d),5.23(2H,s),3.83(3H,
s),3.67(3H,s),3.09(3H,s),2.23(3H,s) 本発明化合物5:7.40(1H,s),7.17(1H,t),6.99(1H,br.
d),6.93(1H,br.s),6.64(1H,br.d),4.22(2H,q),3.86(3H,
s),3.67(3H,s),3.09(3H,s),2.19(3H,s),1.31(3H,t) 本発明化合物6:7.39(1H,s),7.16(1H,t),6.99(1H,br.
d),6.93(1H,br.s),6.63(1H,br.d),4.13(2H,t),3.86(3H,
s),3.67(3H,s),3.09(3H,s),2.20(3H,s),1.73(2H,sex.),
0.97(3H,t) 本発明化合物7:7.40(1H,s),7.18(1H,dd),6.9〜7.1(2
H),6.62(1H,br.d),3.86(3H,s),3.67(3H,s),3.09(3H,s),
2.16(3H,s),1.34(9H,s) 本発明化合物8:7.40(1H,s),7.17(1H,t),6.99(1H,br.
d),6.93(1H,br.s),6.64(1H,br.d),6.07(1H,ddt),5.34(1
H,br.d),5.23(1H,br.d),4.69(2H,br.d),3.86(3H,s),3.6
7(3H,s),3.09(3H,s),2.05(3H,s) 本発明化合物9:7.42(1H,s),7.17(1H,t),6.9〜7.0(2
H),6.65(1H,br.d),5.26(2H,s),3.87(3H,s),3.67(3H,s),
3.08(3H,s),2.15(3H,s) 本発明化合物10:7.41(1H,s),7.18(1H,t),6.9〜7.0(2
H),6.67(1H,br.d),6.20(1H,t),4.76(2H,d),3.87(3H,s),
3.68(3H,s),3.09(3H,s),2.19(3H,s) 本発明化合物11:7.33(1H,s),7.2〜7.3(3H),6.93(1H,
br.d),3.98(3H,s),3.87(3H,s),3.72(3H,s),2.19(3H,s) 本発明化合物12:7.2〜7.5(9H),6.93(1H,br.d),5.23
(2H,s),3.85(3H,s),3.72(3H,s),2.23(3H,s) 本発明化合物13:7.60(2H,d),7.46(2H,d),7.1〜7.6(4
H),6.89(1H,m),5.39(1H,q),3.82(3H,s),3.70(3H,s),2.6
9(3H,s),1.60(3H,d) 本発明化合物14:7.60(2H,d),7.48(2H,d),7.36(1H,
s),7.14(1H,t),6.91(1H,br.d),6.83(1H,br.s),6.62(1H,
br.d),5.40(1H,q),3.82(3H,s),3.65(3H,s),3.04(3H,s),
2.26(3H,s),1.60(3H, d) 本発明化合物30:7.4〜7.5(2H),7.31(1H,t),7.17(1H,
br.d),4.00(3H,s),3.80(3H,s),3.63(3H,s), 3.26(3H,
s),2.19(3H, s) 本発明化合物31:7.13〜7.25(2H),7.06(1H,br.s),6.7
5(1H,br.d),6.68(1H,br),3.97(3H,s),3.89(3H,s),3.27
(3H,s),2.88(3H,d),2.18(3H,s) 本発明化合物55:8.00(1H,s),7.52(1H,s),7.43(1H,
d),7.1〜7.3(2H),3.99(3H,s),3.98(3H,s),3.73(3H,s),
2.17(3H,s) 本発明化合物115:8.56(1H,s),7.95(1H,dd),7.52(1
H,d),7.3〜7.5(4H),7.02(1H,dd),3.90(3H,s),3.74(3H,
s),2.52(3H,s) 本発明化合物116:8.46(1H,br.s),7.95(1H,br.s),7.
44(1H,br.d),7.3〜7.4(3H),7.02(1H,br.d),3.88(3H,s),
3.73(3H,s),2.54(3H,s) 本発明化合物122:7.33(1H,s),7.2〜7.3(3H),6.95(1
H,m),4.74(2H,s),3.86(3H,s),3.77(3H,s),3.72(3H,s),
2.28(3H,s) 本発明化合物132:7.0〜7.5(9H) ,5.21(2H,s), 3.86
(3H,s), 3.72(3H,s),2.18(3H,s) 本発明化合物163:8.55(1H,br.s),7.94(1H,br.d),7.
52(1H,d),7.43(1H,s),7.27(1H,m),7.10(1H,br.d),7.02
(1H,br.s),6.74(1H,br.d),3.89(3H,s),3.70(3H,s),3.13
(3H,s),2.51(3H,s) 本発明化合物174:7.41(1H,s),7.19(1H,t),6.9〜7.0
(2H),6.67(1H,t),4.81(2H,s),3.88(3H,s),3.68(3H,s),
3.06(3H,s),2.23(3H,s) 本発明化合物199:7.1〜7.5(7H),7.06(1H,br.s),6.7
7(1H,br.d),5.23(2H,s),4.02(3H,s),3.74(3H,s),3.26(3
H,s),2.23(3H,s)
【0097】本発明化合物200:7.1〜7.5(7H),7.05
(1H,br.s),6.75(1H,br.d),6.66(1H,br),5.22(2H,s),3.8
7(3H,s),3.25(3H,s),2.86(3H,d),2.21(3H,s) 本発明化合物201 :6.9 〜7.5(10H), 3.88(3H, s),3.
73(3H,s),2.42(3H,s) 本発明化合物202:8.43(1H,s),7.72(1H,d),7.2〜7.4
(5H),6.94(1H,m),5.19(2H,s),3.87(3H,s),3.72(3H,s),
2.21(3H,s) 本発明化合物203:7.1〜7.4(8H),6.93(1H,d),4.86(2
H,t),3.88(3H,s),3.73(3H,s),3.01(2H,t),2.17(3H,s) 本発明化合物204:7.2〜7.4(6H),6.9〜7.0(4H),4.53
(2H,t),4.28(2H,t),3.86(3H,s),3.72(3H,s),2.21(3H,s) 本発明化合物205:7.2〜7.4(6H),6.9〜7.0(4H),4.38
(2H,t),4.11(2H,t),3.87(3H,s),3.72(3H,s),2.30(3H,
s),2.1-2.3(2H,m) 本発明化合物206:7.33(1H,s),7.2〜7.3(3H),6.95(1
H,m),4.95(2H,s),3.87(3H,s),3.73(3H,s),2.44(3H,s),
2.32(3H,s),2.15(3H, s) 本発明化合物207:7.33(1H,s),7.2〜7.3(3H),6.93(1
H,d),3.7〜4.4(6H),3.86(3H,s),3.72(3H,s),2.22(3H,
s),1.6〜2.1(3H) 本発明化合物208:7.2〜7.4(6H),6.8〜7.0(3H),5.16
(2H,s),3.87(3H,s),3.83(3H,s),3.73(3H,s),2.20(3H,s) 本発明化合物209:7.99(1H,s),7.51(1H,s),7.1〜7.5
(8H),5.23(2H,s),3.97(3H,s),3.73(3H,s),2.23(3H,s) 本発明化合物210:7.2〜7.5(8H),6.93(1H,m),5.34(2
H,s),3.85(3H,s),3.71(3H,s),2.27(3H,s) 本発明化合物211:7.2〜7.5(8H),6.94(1H,m),5.19(2
H,s),3.85(3H,s),3.72(3H,s),2.24(3H,s) 本発明化合物212:7.2〜7.4(8H),6.94(1H,m),5.17(2
H,s),3.85(3H,s),3.72(3H,s),2.22(3H,s) 本発明化合物213:7.2〜7.4(6H),7.02(1H,m),6.94(1
H,m),5.37(2H,s),3.86(3H,s),3.72(3H,s),2.17(3H,s) 本発明化合物214:8.59(2H,d),7.2〜7.4(6H),6.94(1
H,m),5.24(2H,s),3.86(3H,s),3.73(3H,s),2.29(3H,s) 本発明化合物215:7.0〜7.45(9H,m),5.20(2H,s),3.8
5(3H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),2.19(3H,s) 本発明化合物216:7.0〜7.45(9H,m),5.20(2H,s),3.
83(3H,s),3.70(3H,s),2.76(2H,q),2.19(3H,s),1.26(3
H,t) 本発明化合物217:7.98(1H,s),7.25〜7.45(7H,m),
7.10(1H,s),5.20(2H,s),3.93(3H,s),3.70(3H,s),2.41(3
H,s),2.19(3H,s) 本発明化合物220:6.85〜7.5(9H),5.19(2H,s),3.91
(3H,s),3.83(3H,s),3.71(3H,s),2.18(3H,s) 本発明化合物232:(14対1の異性体の混合物)7.71
(1H,d),7.58(1H,dd),7.2〜7.45(6H,m),{5.22(2H×14/1
5),5.10(2H×1/15),各々s},4.10(3H,s),{3.43(3H×14
/15),3.35(3H×1/15),各々s},2.46(3H,s),{2.21(3H×
14/15),2.15(3H×1/15),各々s} 本発明化合物233:7.69(1H,d),7.52(1H,dd),7.2〜7.
45(6H,m),6.25(1H,br),5.21(2H,s),3.99(3H,s),2.66(3
H,d),2.47(3H,s),2.21(3H,s) 本発明化合物237:7.0〜7.5(9H),5.37(2H,s),3.85(3
H,s),3.71(3H,s),2.37(3H,s) 本発明化合物247:7.2〜7.5(6H),7.17(1H,t),6.96(1
H,d),6.91(1H,br.s),6.63(1H,dd),5.21(2H,s ),3.85(3
H,s),3.67(3H,s),3.08(3H,s),2.74(2H,q),1.11(3H,t) 本発明化合物250:7.2〜7.4(4H),6.93(1H,m),3.96(3
H,s),3.87(3H,s),3.72(3H,s),2.70(2H,dd),1.2〜1.7(4
H),0.91(3H,t) 本発明化合物251:7.47(1H,s),7.15(1H,t),6.9〜7.0
(2H),6.64(1H,br.d),3.97(3H,s),3.85(3H,s),3.67(3H,
s),3.49(2H,q),2.18(3H,s), 1.19(3H,t) 本発明化合物252:8.46(1H,br.s),7.93(1H,br.s),7.
41(1H,s),7.22(1H,t),7.09(1H,br.d),6.99(1H,br.d),6.
71(1H,br.d),3.88(3H,s),3.68(3H,s),3.11(3H,s),2.52
(3H,s) 本発明化合物253:7.33(1H,s),7.15(2H,dd(AB)),7.0
2(1H,s),3.96(3H,s),3.88(3H,s), 3.70(3H,s),2.35(3H,
s),2.15(3H,s) 本発明化合物254:8.63(2H,d),7.41(1H,s),7.18(1H,
t),7.10(1H,br.d),7.07(1H,t),6.99(1H,br.s),6.69(br.
s), 3.87(3H,s),3.68(3H,s),3.11(3H,s),2.51(3H,s) 本発明化合物256:(8対1の異性体の混合物)7.0〜
7.45(8H,m),{5.20(2H×8/9), 5.08(2H×1/9),各々
s},{4.03(3H×8/9),3.97(3H×1/9),各々 s},{3.79
(3H×8/9), 3.73(3H×1/9),各々 s},{2.34(3H×8/9),
2.22(3H×1/9),各々 s},{2.18(3H×8/9),2.14(3H×1/
9),各々 s} 本発明化合物257:(10対1の異性体の混合物)7.0
〜7.45(8H,m),{6.63および6.33,合せて1H,各々br},
{5.20(2H×10/11),5.08(2H×1/11),各々s},{3.92(3H
×10/11),3.88(3H×1/11),各々s},{2.84(3H×10/11),
2.73(3H×1/11),各々s},{2.35および2.36,合せて3H,
各々s},{2.18(3H×10/11),2.15(3H×1/11),各々s} 本発明化合物272:7.44(1H,s),7.23(1H,dd),7.14(1
H,br.d),7.03(1H,br.s),6.73(1H,br.d),4.17(3H,s),3.8
9(3H,s),3.69(3H,s),3.10(3H,s)
【0098】本発明化合物301:8.67(1H,s),7.39(1
H,s),7.38(1H,s),7.1〜7.3(3H),3.92(3H,s),3.74(3H,
s),2.47(3H,s),2.41(3H,s) 本発明化合物302:8.56(1H,br.s),7.94(1H,br.d),7.
46(1H,d),7.0〜7.4(4H),3.90(3H,s),3.73(3H,s),2.48(3
H,s),2.40(3H,s) 本発明化合物321:7.0〜7.4(8H),5.14(2H,s),3.81(3
H,s),3.68(3H,s),2.34(3H,s),2.16(3H,s) 本発明化合物322:7.61(2H,d),7.50(2H,d),7.31(1H,
s),7.14(2H,s),6.99(1H,s),5.24(2H,s),3.83(3H,s),3.6
9(3H,s),2.34(3H,s),2.20(3H,s) 本発明化合物324:7.64(2H,d),7.48(2H,d),7.31(1H,
s),7.14(2H,s),6.97(1H,s),5.24(2H,s),3.85(3H,s),3.7
0(3H,s),2.35(3H,s),2.21(3H,s) 本発明化合物326:7.0〜7.4(8H),5.15(2H,s),3.85(3
H,s),3.70(3H,s),2.35(6H,s),2.17(3H,s) 本発明化合物329:7.34(2H,d),7.33(1H,s),7.15(1H,
d),7.13(1H,d),7.03(1H,s),6.89(2H,s),5.12(2H,s),3.8
6(3H,s),3.81(3H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),2.16(3H,
s) 本発明化合物332:7.48(2H,d),7.32(1H,s),7.27(2H,
d),7.13(2H,s),6.99(1H,s),5.13(2H,s),3.85(3H,s),3.7
0(3H,s),2.34(3H,s),2.18(3H,s) 本発明化合物333:7.0〜7.4(8H),5.18(2H,s),3.83(3
H,s),3.69(3H,s),2.35(3H,s),2.19(3H,s) 本発明化合物336:7.0〜7.6(8H),5.15(2H,s),3.85(3
H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),2.20(3H,s) 本発明化合物351:2〜7.4(5H),6.97(1H,m),3.87(3H,
s),3.73(3H,s),2.25(3H,s) 本発明化合物353:7.0〜7.4(9H),4.19(2H,t),3.84(3
H,s),3.70(3H,s),2.74(2H,dd),2.35(3H,s),2.16(3H,s),
2.03(2H,m) 本発明化合物356:7.0〜7.5(8H),5.26(2H,s),3.85(3
H,s),3.70(3H,s),2.34(3H,s),2.18(3H,s) 本発明化合物357:7.0〜7.5(8H),5.32(2H,s),3.86(3
H,s),3.71(3H,s),2.36(3H,s),2.24(3H,s) 本発明化合物359:7.0〜7.5(8H),5.21(2H,s),3.86(3
H,s),3.70(3H,s),2.40(3H,s),2.35(3H,s),2.17(3H,s) 本発明化合物360:7.33(1H,s),7.0〜7.2(6H),5.18(2
H,s),3.86(3H,s),3.70(3H,s),2.36(3H,s),2.35(3H,s),
2.32(3H,s),2.17(3H,s) 本発明化合物362:7.65(1H,br.s),7.57(2H,br.t),7.
48(1H,br.d),7.31(1H,s),7.14(2H,s),7.00(1H,s),5.24
(2H,s),3.84(3H,s),3.69(3H,s),2.35(3H,s),2.20(3H,s) 本発明化合物366:7.68(1H,s),7.60(2H,t),7.46(1H,
dd),7.34(1H,s),7.14(2H,s),6.99(1H,s),5.21(2H,s),3.
86(3H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),2.21(3H,s) 本発明化合物371:7.0〜7.4(8H),5.17(2H,s),3.85(3
H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),2.18(3H,s),1.30(9H,s) 本発明化合物373:6.9〜7.4(7H),5.34(2H,s),3.87(3
H,s),3.70(3H,s),2.34(3H,s),2.13(3H,s) 本発明化合物374:7.1〜7.4(7H),5.46(2H,s),3.87(3
H,s),3.70(3H,s),2.34(3H,s),2.14(3H,s) 本発明化合物377:6.9〜7.4(7H),5.12(2H,s),3.86(3
H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),2.18(3H,s) 本発明化合物383:(2対1の異性体の混合物)7.0〜
7.4(7H),{5.23(2H×1/3),5.13(2H×2/3),各々s},{3.
86(3H×1/3),3.86(3H×2/3),各々s},3.70(3H,s),2.35
(3H,s),{2.31(3Hx1/3),2.60(3Hx2/3)各々 s},{2.30(3
Hx1/3),2.70(3Hx2/3)各々 s},2.17(3H,s) 本発明化合物393:8.17(1H,d),7.85(2H,dd),7.4〜7.
6(4H,m),7.32(1H,s),7.18(1H,d),7.13(1H,d),7.04(1H,
s),5.66(2H,s),3.84(3H,s),3.71(3H,s),2.35(3H,s),2.1
6(3H,s)
【0099】本発明化合物414:8.66(1H,s),7.39(1
H,s),7.38(1H,s),7.29(1H,d),7.24(1H,d),7.13(1H,s),
3.92(3H,s),3.74(3H,s),2.47(3H,s),2.41(3H,s) 本発明化合物417:7.33(1H,s),7.18(1H,dd),7.12(1
H,d),7.02(1H,d),4.21(2H,q),3.87(3H,s),3.70(3H,s),
2.35(3H,s),2.15(3H,s),1.30(3H,t) 本発明化合物418:7.32(1H,s),7.18(1H,dd),7.13(1
H,d),7.02(1H,d),4.12(2H,t),3.87(3H,s),3.70(3H,s),
2.35(3H,s),2.16(3H,s),1.65〜1.8(2H,m),0.97(3H,t) 本発明化合物419:7.32(1H,s),7.18(1H,dd),7.13(1
H,d),7.03(1H,d),4.35〜4.5(1H,m),3.87(3H,s),3.70(3
H,s),2.35(3H,s),2.14(3H,s),1.28(6H,d) 本発明化合物421:7.32(1H,s),7.18(1H,dd),7.12(1
H,d),7.03(1H,d),4.15〜4.3(1H,m),3.87(3H,s),3.70(3
H,s),2.35(3H,s),2.35(3H,s),2.14(3H,s),1.5〜1.8(2H,
m),1.25(3H,d),0.94(3H,t) 本発明化合物422:7.32(1H,s),7.0〜7.2(3H,m),3.93
(2H,d),3.87(3H,s),3.70(3H,s),2.33(3H,s),2.16(3H,
s),1.95〜2.1(1H,m),0.95(6H,d) 本発明化合物423:7.33(1H,s),7.20(1H,dd),7.12(1
H,d),7.08(1H,d),3.87(3H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),
2.13(3H,s),1.33(9H,s) 本発明化合物430:7.32(1H,s),7.16(1H,d),7.13(1H,
d),6.99(1H,s),4.70(2H,s),4.23(2H,q),3.87(3H,s),3.7
0(3H,s),2.35(3H,s),2.24(3H,s),1.28(3H,t) 本発明化合物433:7.33(1H,s),7.19(1H,d),7.14(1H,
d),7.03(1H,s),4.76(2H,d),3.88(3H,s),3.71(3H,s),2.4
6(1H,t),2.41(3H,s),2.19(3H,s) 本発明化合物434:7.32(1H,s),7.15(1H,d),7.13(1H,
d),7.02(1H,s),6.06(1H,m),5.32(1H,d),5.21(1H,d),4.6
7(2H,d),3.87(3H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),2.18(3H,
s) 本発明化合物435:7.34(1H,d),7.15(2H,s),7.06(1H,
s),6.18(1H,s),4.74(2H,d),3.88(3H,s),3.71(3H,s),2.3
6(3H,s),2.15(3H,s) 本発明化合物436:7.31(1H,s),7.14(2H,s),7.00(1H,
s),4.60(2H,s),3.86(3H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),2.2
3(3H,s),1.48(9H,s) 本発明化合物438:6.6〜7.5(13H),5.17(2H,s),3.85
(3H,s),3.67(3H,s),3.09(3H,s),2.21(3H,s) 本発明化合物439:6.4〜7.5(14H),5.14(2H,s),5.06
(2H,s),3.83(3H,s),3.66(3H,s),3.08(3H,s),2.19(3H,s) 本発明化合物440:8.19(1H,d),7.8〜7.9(2H),7.4〜
7.6(4H),7.40(1H,s),7.18(1H,t),7.00(1H,br.d),6.96(1
H,br.s),6.65(1H,br.d),5.69(2H,s),3.85(3H,s),3.68(3
H,s),3.10(3H,s),2.22(3H,s) 本発明化合物441:6.6〜7.4(13H),5.16(2H,s),3.84
(3H,s),3.66(3H,s),3.08(3H,s),2.24(3H,s),2.21(3H,s) 本発明化合物442:6.6〜7.7(14H),5.26(2H,s),3.84
(3H,s),3.66(3H,s),3.09(3H,s),2.24(3H,s) 本発明化合物443:7.76(1H,d),7.64(1H,dd),7.5〜7.
6(5H),7.43(1H,t),7.40(1H,s),7.17(1H,t),6.99(1H,d),
6.95(1H,s),6.64(1H,d),5.29(2H,s),3.85(3H,s),3.66(3
H,s),3.09(3H,s),2.26(3H,s) 本発明化合物444:7.32(1H,s),7.17(1H,d),7.13(1H,
d),7.03(1H,s),4.99(1H,s),4.91(1H,s),4.59(2H,s),3.8
7(3H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),2.19(3H,s),1.79(3H,
s) 本発明化合物445:(5対1の異性体の混合物)7.32
(1H,s),7.2〜7.3(3H),6.94(1H,m),{5.00(2H×1/6),4.68
(2H×5/6) ,各々 s},{3.98(3H×1/6),3.85(3H×5/6),各
々 s},{3.89(3H×5/6),3.84(3H×1/6),各々 s},3.71(3
H,s),{2.21(3H×5/6),2.18(3H×1/6),各々 s},{2.23(3H
×1/6),1.92(3H×5/6),各々 s} 本発明化合物446:(5対1の異性体の混合物)7.33
(1H,s),7.17(1H,d),7.14(1H,d),7.03(1H,s),{4.98(2H×
1/6),4.66(2H×5/6) ,各々 s},{3.89(3H×5/6),3.84(3H
×1/6),各々 s},3.87(3H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),
{2.19(3H×1/6),2.17(3H×5/6),各々 s},1.91(3H,s) 本発明化合物447:(5対1の異性体の混合物)7.40
(1H,s),7.17(1H,t),6.97(1H,d),6.92(1H,br.s),6.66(1
H,br.d),{5.00(2H×1/6),4.68(2H×5/6),各々 s},{3.89
(3H×5/6),3.83(3H×1/6),各々 s},3.87(3H,s),3.67(3
H,s),3.09(3H,s),{2.22(3H×1/6),2.21(3H×5/6),各々
s},1.93(3H,s) 本発明化合物448:(5対1の異性体の混合物)7.2
〜7.3(2H),7.05(1H,m),6.78(1H,m),{5.00(2H×1/6),4.6
8(2H×5/6),各々 s},4.02(3H,s),{3.89(3H×5/6),3.84
(3H×1/6),各々 s},3.76(3H,s),3.25(3H,s),{2.22(3H×
1/6),2.21(3H×5/6),各々 s},1.92(3H,s) 本発明化合物449:(5対1の異性体の混合物)7.1
〜7.4(2H),7.05(1H,m),6.80(1H,m),6.70(1H,br.),{5.00
(2H×1/6),4.67(2H×5/6),各々 s},3.90(3H,s),{3.89(3
H×5/6),3.84(3H×1/6),各々 s},3.27(3H,s),2.88(3H,
d),{2.22(3H×1/6),2.20(3H×5/6),各々 s},1.91(3H,s) 本発明化合物450:7.32(1H,s),7.18(1H,d),7.15(1H,
d),7.02(1H,s),5.42(1H,s),5.36(1H,s),4.70(2H,s),3.8
5(3H,s),3.69(3H,s),2.35(3H,s),2.21(3H,s) 本発明化合物451:7.33(1H,s),7.0〜7.3(3H),5.11(1
H,d),4.65(2H,d),3.87(3H,s),3.71(3H,s),2.35(3H,s),
2.17(3H,s),1.25(9H,s) 本発明化合物452:7.0〜7.4(8H),5.17(2H,s),3.85(3
H,s),3.70(3H,s),2.36(3H,s),2.34(3H,s),2.19(3H,s) 本発明化合物453:6.9〜7.4(9H),5.34(1H,q),3.81(3
H,s),3.68(3H,s),2.33(3H,s),2.20(3H,s),1.59(3H,d) 本発明化合物454:7.39(1H,s),7.38(1H,d),7.32(1H,
s),7.24(1H,dd),7.14(2H,s),7.01(1H,s),3.85(3H,s),3.
70(3H,s),2.34(3H,s),2.21(3H,s) 本発明化合物455:7.0〜7.5(7H),5.26(2H,s),3.85(3
H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),2.24(3H,s) 本発明化合物456:7.75(1H,s),7.63(1H,d),7.37(1H,
d),7.33(1H,s),7.15(1H,d),7.14(1H,d),7.09(1H,t),7.0
1(1H,s),5.13(2H,s),3.85(3H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,
s),2.19(3H,s) 本発明化合物457:7.34(1H,s),7.16(1H,d),7.12(1H,
d),7.04(1H,s),6.92(1H,s),6.84(1H,s),5.97(2H,s),5.2
0(2H,s),3.87(3H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,s),2.20(3H,
s) 本発明化合物458:7.0〜7.5(9H),6.66(1H,d),6.42(1
H,dt),4.83(2H,d),3.81(3H,s),3.69(3H,s),2.35(3H,s),
2.20(3H,s) 本発明化合物459:7.31(1H,s),7.16(1H,d),7.14(1H,
d),6.98(1H,s),5.92(1H,m),5.33(1H,d),5.24(1H,d),4.7
4(2H,s),4.67(2H,d),3.87(3H,s),3.70(3H,s),2.35(3H,
s),2.24(3H,s) 本発明化合物460:6.95〜7.4(9H,m),3.89(3H,s),3.7
2(3H,s),2.39(3H,s),2.38(3H,s) 本発明化合物461:8.19(2H,d),7.52(2H,d),7.31(1H,
s),7.13(2H,s),6.98(1H,s),5.27(2H,s),3.83(3H,s),3.6
8(3H,s),2.34(3H,s),2.22(3H,s) 本発明化合物462:7.36(1H,s),7.05〜7.2(3H,m),5.2
3(2H,s),3.89(3H,s),3.71(3H,s),2.35(3H,s),2.12(3H,
s) 本発明化合物463:7.35(1H,s),7.17(1H,d),7.12(1H,
d),7.03(1H,s),3.87(3H,s),3.71(3H,s),2.36(3H,s),2.2
3(3H,s)
【0100】次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表
わし、本発明化合物は表1から表23に記載の化合物番
号で示す。 製剤例1 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリ
ル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪素45部を
よく粉砕混合することにより、各々の水和剤を得る。 製剤例2 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々25部、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエ−
ト3部、CMC3部および水69部を混合し、有効成分
の粒度が5ミクロン以下になるまで湿式粉砕することに
より、各々の懸濁剤を得る。 製剤例3 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々2部、カオリンクレ−88部およびタルク10部をよ
く粉砕混合することにより、各々の粉剤を得る。 製剤例4 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々20部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ−テ
ル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部
およびキシレン60部をよく混合することにより、各々
の乳剤を得る。 製剤例5 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カ
ルシウム2部、ベントナイト30部およびカオリンクレ
−65部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた
後、造粒乾燥することにより、各々の粒剤を得る。
【0101】製剤例6 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々20部とソルビタントリオレエ−ト 1.5部とを、ポリ
ビニルアルコ−ル2部を含む水溶液28.5部と混合し、サ
ンドグラインダ−で微粉砕(粒径3μ以下)した後、こ
の中に、キサンタンガム0.05部およびアルミニウムマグ
ネシウムシリケ−ト 0.1部を含む水溶液40部を加え、
さらにプロピレングリコ−ル10部を加えて攪拌混合し
各々の20%水中懸濁剤を得る。 製剤例7 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々 0.1部をキシレン5部およびトリクロロエタン5部に
溶解し、これを脱臭灯油89.9部に混合して各々の 0.1%
油剤を得る。 製剤例8 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々 0.1部、テトラメスリン 0.2部、d−フェノスリン
0.1部、トリクロロエタン10部および脱臭灯油59.6部
を混合溶解し、エアゾ−ル容器に充填し、バルブ部分を
取り付けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油
ガス)30部を加圧充填して各々の油性エアゾ−ルを得
る。 製剤例9 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々 0.2部、d−アレスリン 0.2部、d−フェノスリン
0.2部、キシレン5部、脱臭灯油 3.4部および乳化剤
{アトモス300(アトラスケミカル社登録商標名)}
1部を混合溶解したものと、純水50部とをエアゾ−ル
容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブ部分を
通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を加圧充填して各
々の水性エアゾ−ルを得る。 製剤例10 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々 0.3gにd−アレスリン 0.3gを加え、アセトン20
mlに溶解し、蚊取線香用担体(タブ粉:粕粉:木粉を
4:3:3の割合で混合)99.4gと均一に攪拌混合した
後、水120mlを加え、充分練り合わせたものを成型乾
燥して各々の蚊取線香を得る。
【0102】製剤例11 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々0.4g、d−アレスリン 0.4gおよびピペニルブトキ
サイド 0.4gにアセトンを加えて溶解し、ト−タルで1
0mlとする。この溶液0.5mlを、2.5cm×1.5cm、厚さ0.3
cmの電気マット用基剤(コットンシリンタ−とパルプの
混合物のフィブリルを板状に固めたもの)に均一に含浸
させて、各々の電気蚊取マットを得る。 製剤例12 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々100mgを適量のアセトンに溶解し、4.0cm×4.0cm、
厚さ1.2cmの多孔セラミック板に含浸させて各々の加熱
燻煙剤を得る。 製剤例13 本発明化合物1〜493および1001〜1078の各
々10mgをアセトン 0.5mlに溶解し、この溶液を、動物
用固型飼料粉末(飼育繁殖用固型飼料粉末CE−2、日
本クレア株式会社商品名)5gに処理し、均一に混合す
る。ついでアセトンを風乾し、各々の0.5%毒餌を得
る。
【0103】次に、本発明化合物が農園芸用殺菌剤及び
殺虫、殺ダニ剤として有用であることを試験例で示す。
なお、本発明化合物は表1〜表24に記載の化合物番号
で示す。本発明化合物の防除効力は、農園芸用殺菌剤用
途の場合は調査時の供試植物上の病斑の面積率を肉眼観
察することにより評価し、殺虫、殺ダニ剤用途の場合は
供試害虫の死虫率等を算出することにより評価した。
(面積率とは無処理区の病斑の面積に対する処理区の病
斑の面積を%で示したものである。)
【0104】試験例1:イネいもち病防除試験(予防効
果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、イネ(日本晴)を
播種し、温室内で20日間生育させた。その後、化合物番
号1、2、4〜14、30、31、115、116、163、174、199、20
0、215、216、217、220、231、232、233、237、247、25
0、251、252、253、255、257、272、301、302、321、32
2、324、326、329、332、333、336、353、356、357、35
9、360、362、366、371、373、374、377、383、393、41
4、417、418、419、421、422、423、430、433〜436、43
8〜462の化合物を製剤例1に準じて水和剤とした後、水
で希釈し所定濃度(500または200ppm)にし、それを、そ
のイネ葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布
後、植物を風乾し、いもち病菌の懸濁液を噴霧接種し
た。接種後28℃、多湿下に6日間置いた後、防除効果を
調査した。その結果、全ての化合物が、いもち病の発病
を面積率30%以下に抑制した。
【0105】試験例2:イネ紋枯れ病防除試験(予防効
果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、イネ(日本晴)を
播種し、温室内で20日間生育させた。その後、化合物番
号1、2、4〜14、31、116、199、200、216、220、231、2
37、255、272、301、302、321、322、324、326、329、3
32、333、336、353、356、357、359、360、362、366、3
71、373、374、377、383、393、414、417、418、419、4
21、422、423、430、433〜436、438〜462の化合物を製
剤例1に準じて水和剤とした後、水で希釈し所定濃度(5
00〜200ppm)にし、それを、そのイネ葉面に充分付着す
るように茎葉散布した。散布後、植物を風乾し、紋枯れ
病菌のフスマ培養菌糸を株元に置いて接種した。接種後
28℃、多湿下に6日間置いた後、防除効果を調査した。
その結果、全ての化合物が、紋枯れ病の発病を無処理区
のそれの3/10以下に抑制した。
【0106】試験例3:コムギうどんこ病防除試験(治
療効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林73
号)を播種し、温室内で10日間生育させた。第2葉が展
開したそのコムギの幼苗にコムギうどんこ病菌胞子をふ
りかけ接種した。接種後、23℃の温室に2日間置いた。
化合物番号1、2、4〜14、30、31、115、116、163、17
4、199、200、215、216、217、220、232、237、247、25
1、252、253、255、256、257、272、322、324、326、32
9、332、333、336、353、356、357、359、360、362、36
6、371、373、374、377、383、393、417、418、419、42
1、422、423、430、433〜436、438〜462の化合物を製剤
例2に準じて懸濁剤とした後、水で希釈し所定濃度(500
または200ppm)にし、それを、うどんこ病菌が接種され
ているコムギ葉面に充分付着するように茎葉散布した。
散布後さらに照明下に7日間置いた後、防除効果を調査
した。その結果、全ての化合物が、うどんこ病の発病を
面積率30%以下に抑制した。
【0107】試験例4:コムギ赤さび病防除試験(予防
効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林73
号)を播種し、温室内で10日間生育させた。化合物番号
1、2、3、4、30、31、115、116、163、174、199、200、
215、216、217、220、231、237、247、251、252、253、
255、272、301、302、321、322、324、326、329、332、
333、336、353、356、357、359、360、362、366、371、
373、374、377、383、393、417、418、419、421、422、
423、430、433〜436、438〜462の化合物を製剤例4に準
じて乳剤とした後、水で希釈し所定濃度(500または200p
pm)にし、それを、そのコムギ葉面に充分付着するよう
に茎葉散布した。散布後植物を風乾し、コムギ赤さび病
菌の胞子を接種した。接種後はじめは23℃、暗黒多湿下
に1日置き、さらに照明下に6日間置いた後、防除効果を
調査した。その結果、全ての化合物が、赤さび病の発病
を面積率30%以下に抑制した。
【0108】試験例5:コムギ葉枯れ病防除試験(予防
効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林73
号)を播種し、温室内で10日間生育させた。化合物番号
1、2、4、6〜9、12、115、116、163、215、252、255、2
72の化合物を製剤例4に準じて乳剤とした後、水で希釈
し所定濃度(500ppm)にし、それを、そのコムギ葉面に充
分付着するように茎葉散布した。散布後植物を風乾し、
コムギ葉枯れ病菌の胞子懸濁液を噴霧接種した。接種後
はじめは15℃、暗黒多湿下に3日置き、さらに照明下に1
8日間置いた後、防除効果を調査した。その結果、全て
の化合物が、葉枯れ病の発病を面積率10%以下に抑制し
た。
【0109】試験例6:コムギふ枯れ病防除試験(予防
効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林73
号)を播種し、温室内で10日間生育させた。化合物番号
1、2、4、6〜9、12、115、116、163、215、220、233、2
37、252、255、257、272、301、302、321、322、324、3
26、329、332、333、336、353、356、357、359、360、3
62、366、371、374、377、383、393、414、417、418、4
19、421、422、423、430、433〜436、438〜440、442〜4
48、450〜462の化合物を製剤例4に準じて乳剤とした
後、水で希釈し所定濃度(500または200ppm)にし、それ
を、そのコムギ葉面に充分付着するように茎葉散布し
た。散布後植物を風乾し、コムギふ枯れ病菌の胞子懸濁
液を噴霧接種した。接種後はじめは15℃、暗黒多湿下に
4日置き、さらに照明下に7日間置いた後、防除効果を調
査した。その結果、全ての化合物が、ふ枯れ病の発病を
面積率30%以下に抑制した。
【0110】試験例7:コムギ眼紋病防除試験(予防効
果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林73
号)を播種し、温室内で10日間生育させた。化合物番
号1〜12、116、163、174、215、220、233、237、247、2
52、255、272、301、322、324、326、329、336、353、3
57、359、360、366、371、373、374、377、383、393、4
14、422、430、433、434、436、438〜443、445、446、4
47、449〜456、458、459の化合物を製剤例4に準じて乳
剤とした後、水で希釈し所定濃度(500ppm)にし、それ
を、そのコムギ葉面に充分付着するように茎葉散布し
た。散布後植物を風乾し、コムギ眼紋病菌の胞子含有PD
Aを株元に接種した。接種後はじめは15℃、暗黒多湿下
に7日置き、さらに照明下に4日間置いた後、防除効果を
調査した。その結果、全ての化合物が、眼紋病の発病を
無処理区のそれの3/10以下に抑制した。
【0111】試験例8:キュウリべと病防除効果試験
(予防効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、キュウリ(相模半
白)を播種し、温室内で20日間生育させた。化合物番号
1、2、4、115、116、163、174、215、216、217、252、2
72の化合物を製剤例1に準じて水和剤とした後、水で希
釈し所定濃度(500ppm)にし、それを、そのキュウリ葉面
に充分付着するように茎葉散布した。散布後植物を風乾
し、キュウリべと病菌の胞子懸濁液を噴霧接種した。接
種後はじめは23℃、多湿下に1日置き、さらに温室に10
日間置いた後、防除効果を調査した。その結果、全ての
化合物が、キュウリべと病の発病を面積率10%以下に抑
制した。
【0112】試験例9:キュウリ灰色かび病防除効果試
験(予防効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、キュウリ(相模半
白)を播種し、温室内で12日間生育させた。化合物番号
1、2、4〜13、30、31、116、163、174、199、200、21
5、220、237、247、252、255、257、272、301、302、32
1、322、324、326、329、332、333、336、353、356、35
7、359、360、362、366、371、373、374、377、383、39
3、414、417、418、419、421、422、423、430、433〜43
6、439、440、442〜447、450〜462の化合物を製剤例1に
準じて水和剤とした後、水で希釈し所定濃度(500〜200p
pm)にし、それを、そのキュウリ葉面に充分付着するよ
うに茎葉散布した。散布後植物を風乾し、キュウリ灰色
かび病菌の菌糸含有PDA培地をキュウリ葉面上に置い
た。接種後10℃、多湿下に4日置いた後、防除効果を調
査した。その結果、全ての化合物が、キュウリ灰色かび
病の発病を面積率30%以下に抑制した。
【0113】試験例10:キュウリうどんこ病防除効果試
験(予防効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、キュウリ(相模半
白)を播種し、温室内で12日間生育させた。化合物番号
1、2、4〜8、11、12、14、116、215、216、217、220、2
57、272、301、302、321、322、324、326、329、332、3
33、336、353、356、357、359、360、362、366、371、3
73、374、377、383、393、414、417、418、419、421、4
22、423、430、433〜436、438、440、442、444、446、4
47、450〜462の化合物を製剤例2に準じて懸濁剤とした
後、水で希釈し所定濃度(500または200ppm)にし、それ
を、そのキュウリ葉面に充分付着するように茎葉散布し
た。散布後植物を風乾し、キュウリうどんこ病菌の胞子
を接種した。接種後23℃下に12日置いた後、防除効果を
調査した。その結果、全ての化合物が、キュウリうどん
こ病の発病を面積率30%以下に抑制した。
【0114】試験例11:ブドウべと病防除効果試験(予
防効果) プラスチックポットに砂壌土を詰め、ブドウ(ベリ−
A)を播種し、温室内で40日間生育させた。化合物番号
1、2、4、115、116、163、174、215、216、217、220、2
30、232、233、237、252、272、301、302、321、322、3
24、326、329、332、333、336、353、356、357、359、3
60、362、366、371、373、374、377、383、393、417、4
18、419、421、422、423、430、433〜436、438、440、4
42〜448、450〜462の化合物を製剤例2に準じて懸濁剤と
した後、水で希釈し所定濃度(500または200ppm)にし、
それを、そのブドウ葉面に充分付着するように茎葉散布
した。散布後植物を風乾し、ブドウべと病の遊走子嚢懸
濁液を噴霧接種した。接種後はじめは23℃、多湿下に1
日置き、さらに温室内で6日間置いた後、防除効果を調
査した。その結果、全ての化合物が、ブドウべと病の発
病を面積率30%以下に抑制した。
【0115】試験例12:ハスモンヨトウ幼虫に対する殺
虫試験 化合物番号4、9、13の化合物を製剤例4に準じて乳剤と
した後、水で希釈し所定濃度(500pm)にした希釈液2ml
を、直径11cmのポリエチレンカップ内に調整した13gの
ハスモンヨトウ用人工飼料に浸み込ませた。その中にハ
スモンヨトウ4令幼虫5頭を放ち、6日後にその生死を調
査し死虫率を求めた。その結果、全ての供試化合物は死
虫率80%を示した。
【0116】試験例13:トビイロウンカ幼虫に対する殺
虫試験 プラスチックポットに砂壌土を詰め、イネ(日本晴)を
播種し、温室内で20日間生育させた。その後、化合物番
号2、4〜6、8〜10、14の化合物を製剤例1に準じて水和
剤とした後、水で希釈し所定濃度(500ppm)にし、それ
を、そのイネ葉面に充分付着するように茎葉散布した。
散布後、植物を風乾し、トビイロウンカ幼虫を約30頭放
した。放虫後6日間温室に置いた後、その生死を調査し
死虫率を求めた。その結果、全ての化合物が死虫率80%
以上を示した。
【0117】試験例14:サザンコ−ンル−トワ−ム幼虫
に対する殺虫試験 直径5.5cmのポリエチレンカップの底に底面と同じ大き
さのろ紙を敷いた。化合物番号2、4〜10の化合物を製剤
例4に準じて乳剤とした後、水で希釈し所定濃度(50ppm)
にした希釈液1mlをろ紙上に滴下した。このろ紙上にサ
ザンコ−ンル−トワ−ムの卵約30個を置き、餌としてト
ウモロコシの芽出し1個を入れた。8日後にフ化幼虫の生
死を調査し死虫率を求めた。その結果、全ての化合物が
死虫率80%以上を示した。
【0118】試験例15:ワタアブラムシに対する散布試
験 ポリエチレンカップ植えのキュウリ(第1本葉展開期)
の本葉植えに供試虫成虫5頭を放飼した。放飼1日後
に、本発明化合物5、6、8または10を製剤例4に準
じて乳剤とした後、水で希釈して所定濃度(500ppm)
にした希釈液をポット当たり20ml散布した。薬液散布
6日後に式数1により防除価を求めた。その結果、上記
供試化合物は、各々防除価90%以上を示した。
【数1】防除価={1−(Cb・Tai)/(Tb・C
ai)}×100 Cb:無処理区の処理前の虫数 Cai:無処理区の観察時の虫数 Tb:実験区の処理前の虫数 Tai:実験区の観察時の虫数
【0119】試験例16:ナミハダニに対する散布試験 ポリエチレンカップ植えのツルナシインゲン(初生葉
期)に、1葉当たり20頭のナミハダニ雌成虫を寄生さ
せ、25℃の恒温室に置いた。その6日後に、本発明化
合物5、6、7、8、9、10または13を製剤例4に
準じて乳剤とした後、水で希釈して所定濃度(500pp
m)にした希釈液をポット当たり20ml散布した。薬液散
布8日後にハダニによる被害程度を調査した。その結
果、上記供試化合物の処理区では、各々ほとんど被害が
認められなかった。
【0120】試験例17:イエバエに対する殺虫試験 直径5.5cmのポリエチレンカップの底に底面と同大の濾
紙を敷き、本発明化合物1、2、4、5、7、8、9、
10または13を製剤例4に準じて乳剤とした後、水で
希釈して所定濃度(500ppm)にした希釈液0.7mlを濾
紙上に滴下し、餌としてショ糖30mgを均一に入れた。
その中に、イエバエ(Musca domestica)雌成虫10頭を
放ち、蓋をして24時間後にその生死を調査し、死虫率
を求めた。その結果、上記供試化合物は、各々死虫率8
0%以上を示した。
【0121】試験例18:アカイエカに対する殺虫試験 本発明化合物1、4、6、8、10、12または13を
製剤例4に準じて乳剤とした後、水で希釈して所定濃度
(500ppm)にした希釈液0.7mlを100mlのイオン交
換水に加えた(有効成分濃度3.5ppm) 。その中にアカイ
エカ終令幼虫20頭を放ち、処理8日後に、羽化阻害率
を調査した。その結果、上記供試化合物は、各々羽化阻
害率80%以上を示した。
【発明の効果】本発明化合物は、優れた農園芸用殺菌効
力及び優れた殺虫、殺ダニ効力を有する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01N 41/02 A01N 41/02 43/36 43/36 C 43/40 101 43/40 101C 101E 101G 101J 43/54 43/54 C D 43/84 101 43/84 101 47/02 47/02 47/06 47/06 B C 47/12 47/12 B A 47/20 47/20 A 47/22 47/22 A 47/30 47/30 E C07C 251/68 C07C 251/68 255/26 255/26 255/57 255/57 255/62 255/62 259/14 259/14 309/66 309/66 311/04 311/04 311/08 311/08 323/54 323/54 323/60 323/60 C07D 213/30 C07D 213/30 213/61 213/61 213/64 213/64 239/34 239/34 239/38 239/38 239/42 239/42 Z 261/12 261/12 295/02 295/02 Z 307/12 307/12

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル
    基、アルコキシアルキル基、ハロアルキル基、シアノ
    基、ニトロ基またはアルコキシカルボニル基を表し、
    T、UおよびVの中、一つはCR2基を表わし、他の一
    つはCH基または窒素原子を表わし、また、残りの一つ
    はCR3基または窒素原子を表わす。WはCR3 3基また
    は窒素原子を表わす。R2、R3およびR33は同一または
    相異なり、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アル
    コキシ基、ハロアルキル基、ハロアルコキシ基、シアノ
    基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基、アルキルチオ
    基、またはハロアルキルチオ基を表し、R4は水素原
    子、置換されていてもよいアルキル基、置換されていて
    もよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル
    基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換され
    ていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよ
    いアリ−ル基または置換されていてもよい複素環式基を
    表し、R5およびR6は同一または相異なり、アルキル基
    を表す。XはNR7基、酸素原子または硫黄原子を表
    し、R7は置換されていてもよいアルキル基を表し、Y
    はCH基または窒素原子を表し、YがCH基の場合はZ
    は酸素原子であり、Yが窒素原子の場合はZは酸素原子
    またはNH基である。〕で示されるオキシムエ−テル化
    合物。
  2. 【請求項2】上記一般式 化1において、R4として
    の、置換されていてもよいアルキル基、置換されていて
    もよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル
    基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換され
    ていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよ
    いアリ−ル基および置換されていてもよい複素環式基に
    おける置換基が、 ハロゲン原子、 OR8基〔R8は水素原子、C1〜C10アルキル基、C
    1〜C5ハロアルキル基、C3〜C6シクロアルキル
    基、C2〜C10アルコキシアルキル基、C1〜C10
    アシル基、C2〜C11アルコキシカルボニル基、N−
    (C1〜C10アルキル)カルバモイル基、N,N−ジ
    (C1〜C10アルキル)カルバモイル基、ハロゲン原
    子で置換されていてもよいフェニル基、C1〜C5アル
    キル基で置換されていてもよいフェニル基またはトリフ
    ルオロメチル基で置換されていてもよいフェニル基を表
    す。〕、 N(R9)R10基〔R9およびR10は同一または相異な
    り、水素原子、C1〜C10アルキル基、C5〜C6シ
    クロアルキル基、C1〜C10アシル基、C2〜C11
    アルコキシカルボニル基、N−(C1〜C10アルキ
    ル)カルバモイル基、N,N−ジ(C1〜C10アルキ
    ル)カルバモイル基、C1〜C5アルキルスルホニル
    基、C6〜C10アリ−ルスルホニル基、C1〜C5ハ
    ロアルキルスルホニル基、C1〜C5アルキルスルフィ
    ニル基またはC1〜C5ハロアルキルスルフィニル基、
    ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基、C1
    〜C5アルキル基で置換されていてもよいフェニル基ま
    たはトリフルオロメチル基で置換されていてもよいフェ
    ニル基を表わすか、あるいはR9とR10とでテトラメチ
    レン基、ペンタメチレン基またはCH2CH2OCH2
    2基を表す。〕、 C(R13)=NOR14基〔R13およびR14は同一または
    相異なり、水素原子、C1〜C10アルキル基、C3〜
    C6シクロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていて
    もよいフェニル基、C1〜C5アルキル基で置換されて
    いてもよいフェニル基、トリフルオロメチル基で置換さ
    れていてもよいフェニル基、シアノ基で置換されていて
    もよいフェニル基、またはニトロ基で置換されていても
    よいフェニル基を表わす。〕、C1〜C5アルキルチオ
    基、C1〜C5ハロアルキルチオ基、C1〜C10アシ
    ル基、C2〜C11アルコキシカルボニル基、N−(C
    1〜C10アルキル)カルバモイル基、N,N−ジ(C
    1〜C10アルキル)カルバモイル基、シアノ基、ニト
    ロ基、アリ−ル基{ここで、該アリ−ル基は、ハロゲン
    原子、C1〜C10アルキル基、C3〜C10シクロア
    ルキル基、C1〜C5ハロアルキル基、水酸基、C1〜
    C10アルコキシ基、C1〜C5ハロアルコキシ基、ア
    ミノ基、シアノ基、ニトロ基、C2〜C6アルコキシカ
    ルボニル基、C5〜C8シクロアルコキシ基、N−(C
    1〜C5アルキル)カルバモイル基、N,N−ジ(C1
    〜C5アルキル)カルバモイル基、C1〜C10アシル
    基、フェノキシ基(該フェノキシ基はハロゲン原子、C
    1−C3アルキル基、C1−C3ハロアルキル基または
    C1−C3アルキルチオ基で置換されていてもよい)、
    シアノ基で置換されていてもよいフェニル基、2−ピリ
    ジルオキシ基(該2−ピリジルオキシ基はトリフルオロ
    メチル基もしくはハロゲン原子で置換されていてもよ
    い)、モルホリン−4−イル基、ベンジルオキシ基、ベ
    ンゾイルオキシ基、C1〜C5アルキルスルホニルオキ
    シ基、C1〜C5ハロアルキルスルホニルオキシ基、ト
    リフルオロメタンスルホニルアミノ基、R11OC(O)
    O基、R11(R12)NC(O)O基、R11C(O)N
    (R12)基、R11OC(O)NH基、R11(R12)NC
    (O)NH基(式中、R11およびR12は同一または相異
    なり、C1〜C5アルキル基を表す。)またはC1〜C
    10アルキルチオ基で置換されていてもよい。}または
    複素環式基{ここで、該複素環式基は、ハロゲン原子、
    C1〜C10アルキル基、C3〜C10シクロアルキル
    基、C1〜C5ハロアルキル基、水酸基、C1〜C10
    アルコキシ基、アミノ基もしくはC1〜C10アルキル
    チオ基で置換されていてもよい。}であり、 R7としての置換されていてもよいアルキル基における
    置換基が、ハロゲン原子、C1〜C5アルコキシ基、C
    2〜C5アルコキシカルボニル基、N−(C1〜C5ア
    ルキル)カルバモイル基、N,N−ジ(C1〜C5アル
    キル)カルバモイル基またはシアノ基である、請求項1
    記載のオキシムエ−テル化合物。
  3. 【請求項3】上記一般式 化1において、 R1が水素原子、C1〜C10アルキル基、C3〜C1
    0シクロアルキル基、C2〜C10アルコキシアルキル
    基、C1〜C5ハロアルキル基、シアノ基、ニトロ基ま
    たはC2〜C5アルコキシカルボニル基であり、 R2、R3およびR33が同一または相異なり、水素原子、
    ハロゲン原子、C1〜C5アルキル基、C1〜C5アル
    コキシ基、C1〜C5ハロアルキル基、C1〜C5ハロ
    アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、C2〜C5アルコ
    キシカルボニル基、C1〜C5アルキルチオ基またはC
    1〜C5ハロアルキルチオ基であり、 R4が水素原子、置換されていてもよいC1〜C10ア
    ルキル基、置換されていてもよいC3〜C10アルケニ
    ル基、置換されていてもよいC3〜C10アルキニル
    基、置換されていてもよいC3〜C10シクロアルキル
    基、置換されていてもよいC5〜C10シクロアルケニ
    ル基、置換されていてもよいアリ−ル基または置換され
    ていてもよい複素環式基であり、 R5およびR6が同一または相異なり、C1〜C5アルキ
    ル基であり、 R7が置換されていてもよいC1〜C5アルキル基であ
    る、請求項1または2記載のオキシムエ−テル化合物。
  4. 【請求項4】上記一般式 化1において、R4が置換さ
    れていてもよいC1〜C10アルキル基であり、その置
    換基が、 OR81基〔R81は水素原子、C1〜C5アルキル基また
    はC2〜C5アルコキシアルキル基、ハロゲン原子で置
    換されていてもよいフェニル基、C1〜C5アルキル基
    で置換されていてもよいフェニル基またはトリフルオロ
    メチル基で置換されていてもよいフェニル基を表わ
    す。〕、 N(R91)R101基〔式中、R91およびR101は同一また
    は相異なり、水素原子、C1〜C5アルキル基、C1〜
    C5アシル基、C2〜C5アルコキシカルボニル基、N
    −(C1〜C5アルキル)カルバモイル基、N,N−ジ
    (C1〜C5アルキル)カルバモイル基、ハロゲン原子
    で置換されていてもよいフェニル基、C1〜C5アルキ
    ル基で置換されていてもよいフェニル基またはトリフル
    オロメチル基で置換されていてもよいフェニル基を表わ
    すか、あるいはR91とR101とでテトラメチレン基、ペ
    ンタメチレン基またはCH2CH2OCH2CH2基を表
    す。〕、 C(R13)=NOR14基〔R13およびR14は同一または
    相異なり、水素原子、C1〜C10アルキル基、C3〜
    C6シクロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていて
    もよいフェニル基、C1〜C5アルキル基で置換されて
    いてもよいフェニル基、トリフルオロメチル基で置換さ
    れていてもよいフェニル基、シアノ基で置換されていて
    もよいフェニル基、またはニトロ基で置換されていても
    よいフェニル基を表わす。〕、 C1〜C5アルキルチオ基、C1〜C5アシル基、C2
    〜C5アルコキシカルボニル基、N−(C1〜C5アル
    キル)カルバモイル基、N,N−ジ(C1〜C5アルキ
    ル)カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原
    子で置換されていてもよいアリ−ル基、C1〜C5アル
    キル基で置換されていてもよいアリ−ル基、C3〜C6
    シクロアルキル基で置換されていてもよいアリ−ル基、
    C1〜C5ハロアルキル基で置換されていてもよいアリ
    −ル基、水酸基で置換されていてもよいアリ−ル基、C
    1〜C5アルコキシ基で置換されていてもよいアリ−ル
    基、アミノ基で置換されていてもよいアリ−ル基、C1
    〜C5アルキルチオ基で置換されていてもよいアリ−ル
    基であるか、ハロゲン原子で置換されていてもよい複素
    環式基、C1〜C5アルキル基で置換されていてもよい
    複素環式基、C3〜C6シクロアルキル基で置換されて
    いてもよい複素環式基、C1〜C5ハロアルキル基で置
    換されていてもよい複素環式基、水酸基で置換されてい
    てもよい複素環式基、C1〜C5アルコキシ基で置換さ
    れていてもよい複素環式基、アミノ基で置換されていて
    もよい複素環式基またはC1〜C5アルキルチオ基で置
    換されていてもよい複素環式基である、請求項1、2ま
    たは3記載のオキシムエ−テル化合物。
  5. 【請求項5】上記一般式 化1で示されるオキシムエ−
    テル化合物におけるアリ−ル基が、フェニル基、α−ナ
    フチル基またはβ−ナフチル基であり、 上記一般式 化1において、R4としての置換されてい
    てもよい複素環式基における複素環式基が、2−ピリジ
    ル基、4−ピリジル基、2−ピリミジニル基、4−ピリ
    ミジニル基、3−ピラゾリル基、2−チアゾリル基、2
    −イミダゾリル基または3−(1,2,4−トリアゾリ
    ル)基であり、 R4としての置換されていてもよいアルキル基、置換さ
    れていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいア
    ルキニル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、
    置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されて
    いてもよいアリ−ル基および置換されていてもよい複素
    環式基において、置換基である複素環式基が、2−ピリ
    ジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−ピリミ
    ジニル基、4−ピリミジニル基、5−ピリミジニル基、
    1−ピラゾリル基、3−ピラゾリル基、4−ピラゾリル
    基、5−ピラゾリル基、2−チアゾリル基、4−チアゾ
    リル基、5−チアゾリル基、1−(1,2,4−トリア
    ゾリル)基、3−(1,2,4−トリアゾリル)基、コ
    ハク酸イミド−1−イル基、マレイン酸イミド−1−イ
    ル基またはフタル酸イミド−1−イル基である、請求項
    1、2、3または4記載のオキシムエ−テル化合物。
  6. 【請求項6】上記一般式 化1において、T、U、Vお
    よびWがいずれも窒素原子ではなく、 R4が置換されていてもよいC1〜C10アルキル基で
    あり、その置換基が、 C(R13)=NOR14基〔R13およびR14は同一または
    相異なり、水素原子、C1〜C10アルキル基、C3〜
    C6シクロアルキル基、ハロゲン原子で置換されていて
    もよいフェニル基、C1〜C5アルキル基で置換されて
    いてもよいフェニル基、トリフルオロメチル基で置換さ
    れていてもよいフェニル基、シアノ基で置換されていて
    もよいフェニル基、またはニトロ基で置換されていても
    よいフェニル基を表わす。〕、 C2〜C5アルコキシカルボニル基またはフェニル基
    {ここで該フェニル基はハロゲン原子、C1〜C10ア
    ルキル基、C1〜C5ハロアルキル基、C1〜C10ア
    ルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、またはC2〜C6ア
    ルコキシカルボニル基で置換されていてもよい。}であ
    る、請求項1、2、3または5記載のオキシムエーテル
    化合物。
  7. 【請求項7】上記一般式 化1において、T、U、Vお
    よびWがいずれも窒素原子ではなく、 R4が置換されていてもよいアリル基、1−メチル−2
    −プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、3−
    メチル−2−プロペニル基および3,3−ジメチル−2
    −プロペニル基であり、その置換基がハロゲン原子、C
    2〜C5アルコキシカルボニル基、シアノ基またはニト
    ロ基である、請求項1、2、3または5記載のオキシム
    エーテル化合物。
  8. 【請求項8】上記一般式 化1において、T、U、Vお
    よびWがいずれも窒素原子ではなく、 R4が置換されていてもよいプロパルギル基、1−メチ
    ル−2−プロピニル基、3−メチルプロピニル基であ
    り、その置換基が、ハロゲン原子、C2〜C5アルコキ
    シカルボニル基である、請求項1、2、3または5記載
    のオキシムエーテル化合物。
  9. 【請求項9】上記一般式 化1で示されるオキシムエ−
    テル化合物におけるアリ−ル基が、フェニル基であり、
    上記一般式 化1において、R4としての置換されてい
    てもよい複素環式基における複素環式基が、2−ピリジ
    ル基または4−ピリジル基であり、R4としての置換さ
    れていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアル
    ケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、置換さ
    れていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよ
    いシクロアルケニル基、置換されていてもよいアリ−ル
    基および置換されていてもよい複素環式基において、置
    換基としての複素環式基が、2−ピリジル基、3−ピリ
    ジル基または4−ピリジル基である、請求項1、2、3
    または4記載のオキシムエ−テル化合物。
  10. 【請求項10】上記一般式 化1において、T、Uおよ
    びVの中、一つはCH基をであり、他の一つはCH基ま
    たは窒素原子であり、また、残りの一つ及びWは同一ま
    たは相異なりCH基または窒素原子である、請求項1〜
    5のいずれかに記載のオキシムエ−テル化合物。
  11. 【請求項11】上記一般式 化1において、R5、R6
    よびR7がメチル基である、請求項1〜10のいずれか
    に記載のオキシムエ−テル化合物。
  12. 【請求項12】上記一般式 化1において、T、U、V
    およびWがいずれも窒素原子ではない、請求項1〜11
    のいずれかに記載のオキシムエ−テル化合物。
  13. 【請求項13】上記一般式 化1において、XがNR7
    基(R7は前記と同じ意味を有する。)である、請求項
    1〜12のいずれかに記載のオキシムエ−テル化合物。
  14. 【請求項14】上記一般式 化1において、Xが酸素原
    子である、請求項1〜12のいずれかに記載のオキシム
    エ−テル化合物。
  15. 【請求項15】上記一般式 化1において、Xが硫黄原
    子である、請求項1〜12のいずれかに記載のオキシム
    エ−テル化合物。
  16. 【請求項16】上記一般式 化1において、TがCCH
    3基を表わし、U、V、W、およびYがCH基を表わす
    請求項14に記載の化合物。
  17. 【請求項17】上記一般式 化1において、YがCH基
    である、請求項1〜15のいずれかに記載のオキシムエ
    −テル化合物。
  18. 【請求項18】上記一般式 化1において、Yが窒素原
    子であり、Zが酸素原子である、請求項1〜15のいず
    れかに記載のオキシムエ−テル化合物。
  19. 【請求項19】上記一般式 化1において、Yが窒素原
    子であり、ZがNH基である、請求項1〜15のいずれ
    かに記載のオキシムエ−テル化合物。
  20. 【請求項20】上記一般式 化1において、R1がメチ
    ル基である請求項1〜19のいずれかに記載のオキシム
    エーテル化合物。
  21. 【請求項21】請求項1〜20のいずれかに記載のオキ
    シムエ−テル化合物を有効成分として含有することを特
    徴とする農園芸用殺菌剤。
  22. 【請求項22】請求項1〜20のいずれかに記載のオキ
    シムエ−テル化合物を有効成分として含有することを特
    徴とする殺虫、殺ダニ剤。
  23. 【請求項23】一般式 化2 【化2】 〔式中、R1、R4、R6、T、U、V、W、X及びYは
    請求項1と同じ意味を表わす。〕で示される化合物。
  24. 【請求項24】一般式 化3 【化3】 〔式中、R1、R4、R6、T、U、V、W及びXは請求
    項1と同じ意味を表わす。〕で示される化合物。
  25. 【請求項25】一般式 化4 【化4】 〔式中、R1、R5、R6、T、U、V、W、XおよびZ
    は請求項1と同じ意味を表わす。〕で示される化合物。
  26. 【請求項26】一般式 化5 【化5】 〔式中、R5およびR6は請求項1と同じ意味を表わ
    す。〕で示される化合物。
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