JPH11286367A - マスキング用粘着テープの貼り込み具 - Google Patents

マスキング用粘着テープの貼り込み具

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JPH11286367A
JPH11286367A JP10360598A JP10360598A JPH11286367A JP H11286367 A JPH11286367 A JP H11286367A JP 10360598 A JP10360598 A JP 10360598A JP 10360598 A JP10360598 A JP 10360598A JP H11286367 A JPH11286367 A JP H11286367A
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JP
Japan
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adhesive tape
masking
adhesive
tape
drawn
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JP10360598A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yasuda
和男 安田
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Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目地などを挟んだ両側に、所定の間隔で二条
の養生テープを同時かつ連続的に貼り込めるようにす
る。 【解決手段】 間隔を開けて配される一対の回転体1、
1を有し、この回転体1にそれぞれロール状に巻いたマ
スキング用粘着テープ100が着脱自在に装着可能とし
てある。一対の回転体1、1に装着された状態で巻き戻
され引き出された粘着テープ100における引き出し部
分100’の背面103を押さえる押さえ手段2を有し
ている。一対の回転体1、1に装着された一対の粘着テ
ープ100の引き出し部分100’、100’を粘着さ
せた後、粘着テープ100を巻き戻す向きの移動操作に
より、押さえ手段2により引き出し部分100’の背面
103を押え付けながら、所定間隔を開けて前記粘着テ
ープ100を二条に連続して貼り込み可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二条のマスキン
グ用粘着テープを、所定間隔を開けて、同時かつ連続的
に貼り込めるようにした、当該粘着テープの貼り込み具
に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物などにおける各種接合部間に生じ
る目地や隙間に対する、コーキング材、シーリング材な
どの充填、埋め付けなどに先立っては、かかる目地、隙
間などを挟んだ両側に、この目地、隙間などに沿ってそ
れぞれ、いわゆる養生テープとして用いられるマスキン
グ用粘着テープが貼り込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従前、かか
る養生テープの貼り込みは、手作業により行われてお
り、しかも、ロール状に巻かれた当該養生テープを巻き
戻しながら、前記目地などを挟んだ一方側において当該
目地などに沿わせた貼り込みをなした後、前記目地など
を挟んだ他方側において当該目地などに沿わせた貼り込
みをなしており、かかる養生テープの貼り込みは容易な
ものとはいい難かった。また、このように手作業により
貼り込まれる二条の養生テープ相互の間隔は均一に保ち
難く、仕上りにバラ付きを生じさせることも少なくなか
った。これらの難点は、前記目地などが長くなればなる
ほど顕著なものとなる。
【0004】そこでこの発明は、目地などを挟んだ両側
に、所定の間隔で二条の養生テープを同時かつ連続的に
貼り込めるようにして、かかる養生テープの貼り込みを
容易かつ適切にできるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
請求項1記載の発明にあっては、マスキング用粘着テー
プの貼り込み具を、間隔を開けて配される一対の回転体
を有し、この回転体にそれぞれロール状に巻いたマスキ
ング用粘着テープが着脱自在に装着可能としてあると共
に、前記一対の回転体に装着された状態で巻き戻され引
き出された前記粘着テープにおける引き出し部分の背面
を押さえる押さえ手段を有しており、前記一対の回転体
に装着された一対の前記粘着テープの引き出し部分を粘
着させた後、この粘着テープを巻き戻す向きの移動操作
により、前記押さえ手段により当該引き出し部分の背面
を押え付けながら、所定間隔を開けて前記粘着テープを
二条に連続して貼り込み可能とする構成とした。
【0006】かかる構成によれば、コーキング材、シー
リング材などの充填、埋め付けなどを行う、建築物など
における各種接合部間に生じる目地や隙間を挟んだ所定
位置に、前記一対の回転体に装着された一対の前記粘着
テープの引き出し部分をそれぞれ粘着させた後、この粘
着テープを巻き戻す向きへの貼り込み具の移動操作によ
り、かかる目地などに沿って同時かつ連続的に、かかる
目地などを間に挟んで二条の粘着テープの貼り込みをな
すことができる。
【0007】前記一対の回転体に装着された一対の粘着
テープから引き出される一対の引き出し部相互の間隔
は、当該一対の回転体相互の間隔に相応して定まり、か
かる貼り込み操作の過程で常に一定に保たれるので、貼
り込まれた二条の粘着テープ相互の間隔がまちまちにな
ることはなく、この後充填等されるコーキング材などの
付着範囲を前記目地などの延長方向に亙っていずれの箇
所においても均一に保つことができる。
【0008】また、請求項2記載の発明にあっては、さ
らに、請求項1記載の貼り込み具における一対の回転体
相互の間隔を調整可能としてある構成とした。
【0009】かかる構成によれば、一対の回転体相互の
間隔を適宜変えることにより、目地などの幅に合わせ
て、また、充填されるコーキング材などの付着させるべ
き幅に合わせて、貼り込まれる一対の粘着テープの間隔
を調整することができる。
【0010】また、請求項3記載の発明にあっては、さ
らに、請求項1又は請求項2記載の貼り込み具における
押さえ手段が、マスキング用粘着テープの引き出し部分
の背面に下端を接しさせ、かつ、当該粘着テープを巻き
戻す向きの移動操作により走行される押さえローラとし
てある構成とした。
【0011】かかる構成によれば、かかる押さえローラ
を走行させるように貼り込み具を移動させることがで
き、かかる押さえローラの走行により、一対の粘着テー
プの巻き戻しと、この巻き戻しにより引き出される当該
粘着テープの引き出し部分の被着体への押し付け、粘着
とを、スムースになすことができる。
【0012】また、請求項4記載の発明にあっては、さ
らに、請求項3記載の貼り込み具における押さえローラ
の走行後方側に、粘着されたマスキング用粘着テープの
引き出し部分の上方に刃先を位置させるテープカッター
が設けてある構成とした。
【0013】かかる構成によれば、押さえローラにより
引き出され貼り込まれた一対の粘着テープの引き出し部
分の双方に前記テープカッターの刃先を突き立てさせる
ように貼り込み具を移動させ、この刃先により、この刃
先を挟んだ前記押さえローラ側にある前記引き出し部分
と、これと反対の側にある引き出し部分とを分離するよ
うに、一対の当該引き出し部分に同時に切断を施すこと
ができる。すなわち、別途の切断手段を用意することな
く、目地などの長さ等に合わせて、所望の位置で貼り込
まれた粘着テープを一定の長さに切り揃えることができ
る。
【0014】また、請求項5記載の発明にあっては、さ
らに、請求項4記載の貼り込み具におけるテープカッタ
ーに、貼り込まれた二条のマスキング用粘着テープ相互
の間隔を測定する目盛りが設けてある構成とした。
【0015】かかる構成によれば、貼り込まれた二条の
粘着テープ相互の間隔を容易に確認することができ、こ
れを目安に、一対の粘着テープの引き出し部分相互の間
隔の調整などをなすことができる。
【0016】また、請求項6記載の発明にあっては、請
求項4又は請求項5記載の貼り込み具におけるテープカ
ッターに、マスキング用粘着テープの引き出し部分の背
面に粘着され、かつ、当該粘着テープの粘着力よりも粘
着力の小さい粘着部が設けてある構成とした。
【0017】かかる構成によれば、テープカッターの刃
先により切断された粘着テープの引き出し部分のうち、
前記押さえローラ側にある引き出し部分の切断側の端部
をテープカッターによる切断に伴って前記粘着部をもっ
て当該テープカッターに留め付けることができ、前記押
さえローラを介して当該テープカッターと回転体との間
で粘着テープを遊ばせないようにして、貼り込み具の操
作、携行、保管などを都合良く行うことができる。
【0018】また、前記テープカッターに留め付けられ
た前記引き出し部分の切断側の端部における粘着面を被
着体の面に粘着させるように貼り込み具を操作すること
により、このテープカッターと引き出し部との留め付け
状態を解いて、この粘着に続く粘着テープの貼り込み操
作を直ちに再開することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の典型的な実施の
形態の一つを、図1ないし図7に基づいて説明する。
【0020】なお、ここで図1は、この実施の形態にか
かる貼り込み具を斜視の状態として示しており、また、
図2は、一対の回転体1、1によって装着された一対の
粘着テープ100、100を巻き戻す向き(図2におけ
る右側)に貼り込み具を構成する押さえローラ2’を走
行させながら当該貼り込み具を移動させる貼り込み状態
を側方から見て、また、図3は、粘着テープ100にお
ける貼り込まれた引き出し部分100’に対し、テープ
カッター4の刃先4aを突き立てる向きに貼り込み具を
起立操作させる過程を、また、図4は、かかるテープカ
ッター4の刃先4aが貼り込まれた引き出し部100’
に突き立てられた状態を、それぞれ側方から見て示して
いる。また、図5は、回転体1の支持構造を理解し易い
ように、粘着テープ100の一つと、回転体1と、この
回転体1を組み付ける部材とを分離して示しており、図
6は、この回転体1の組み付け部分を縦断面の状態とし
て示している。さらに、図7は、被着体200(すなわ
ち、外装材など)の目地など300を挟んだ両側に粘着
テープ100を貼り込んだ上で、この目地など300に
コーキング材など400を充填などした状態を示してい
る。(図7中、符号500で示すのは、バックアップ材
である。)
【0021】この実施の形態にかかるマスキング用粘着
テープ100の貼り込み具は、ロール状に巻いたマスキ
ング用粘着テープ100を着脱自在に装着可能とする一
対の回転体1、1と、この一対の回転体1、1に装着さ
れた当該粘着テープ100から巻き戻されて引き出され
た当該粘着テープ100の引き出し部100’分の背面
103を押さえる押さえ手段2を有している。
【0022】また、かかる貼り込み具は、前記一対の回
転体1、1に装着された一対の前記粘着テープ100、
100の引き出し部分100’を粘着させた後、この粘
着テープ100を巻き戻す向きの移動操作により、所定
間隔を開けて前記粘着テープ100を二条に連続して貼
り込み可能としてある。
【0023】この結果、この実施の形態にかかる貼り込
み具によれば、典型的には、(1)外装材としてのセラ
ミック系サイジング材などの外装材の接合縁間に生じる
目地、石膏ボードなどの内装材の接合縁間に生じる目
地、化粧タイル材の目地、などの建築物の目地部分、
(2)化粧洗面台と化粧キャビネットの接合部間に生じ
る隙間、サッシ回りに生じる隙間、などの建築物備え付
けの家具や建具の取り込み隙間、(3)化粧洗面台と洗
面ボールの接合部間に生じる隙間などの各種備え付け家
具部材間に生じる隙間、などの各種接合部間に生じる目
地、隙間300に対する、コーキング材、シーリング
材、パテ、目地処理材など400の充填、埋め付けなど
に先立ち、かかる目地、隙間300を挟んだ両側に、こ
の目地、隙間300に沿ってそれぞれ前記粘着テープ1
00を連続して、同時に貼り込むことができる。
【0024】具体的には、この実施の形態にかかる貼り
込み具は、先端30側にテープカッター4を、後端側に
グリップ5を備えた取り付け枠3を備える。この取り付
け枠3の両側板部31、31間には、前記グリップ5側
において回転可能に前記一対の回転体1、1の回転軸3
3が、また、前記テープカッター4側に、前記押さえ手
段2とされる押さえローラ2’の回転軸34が、それぞ
れ架け渡し状に備えられている。
【0025】前記取り付け枠3における、前記グリップ
5の取り付けられる前記後端板部32と前記両側板部3
1、31とは、板面を略直交させるように連接されてい
る。前記グリップ5は、把持可能な軸状をなし、その一
端側を、前記取り付け枠3の外側において、前記後端板
部32における左右方向略中程の位置に固定されて、当
該取り付け枠3に一体に組み付けられている。
【0026】前記両側板部31、31はそれぞれ、前記
後端板部32側から前記テープカッター4側に向けて次
第に板幅を狭くするように構成されている。かかる側板
部31は、前記押さえローラ2’の回転軸34の組み付
け位置から先において、上縁および下縁をいずれも上方
に向けて傾斜させるように、当該組み付け位置において
屈曲され、先端30側に屈曲部31aを有している。そ
して、両側板部31、31における、かかる屈曲部31
a間に架け渡されるように、細長いテープカッター4が
組み付けてある。かかるテープカッター4は、取り付け
枠3の先端30となる位置に、刃先4aを位置させるよ
うに構成されている。また、このテープカッター4にお
ける上面には、目盛り4bが設けてある。
【0027】一方、前記一対の回転体1、1はそれぞ
れ、前記回転軸33に挿通される軸穴1aを中心に有す
ると共に、外郭形状を多角形状をなすように構成されて
おり、この多角形の外接円と略同じか、または、やや小
さい内径の巻心104を有する粘着テープ100を、そ
の外側に着脱自在に装着できるようにしてある。かかる
回転体1の軸穴1aは、前記回転軸33の径よりもやや
大径に構成してある。
【0028】また、前記一対の回転体1、1の回転軸3
3の外周には、雄ネジ部33aが形成してあると共に、
かかる一対の回転体1、1の両側にはそれぞれ、当該雄
ネジ部33aにネジ付く雌ネジ穴35aを有する位置決
めプレート35が、当該雌ネジ穴35aに前記回転軸3
3を差し通し前記雄ネジ部33aにより当該回転軸33
の軸線方向に回転操作により進退自在となるように、組
み付けてある。より詳細には、かかる位置決めプレート
35は、前記回転体1の側面に向けられた側において、
当該回転体1の軸穴1aの開口を底部に備えた円形の凹
所1bに入り込む円形の突部35bを前記雌ネジ穴35
aの外側に有しており、この凹所1bに突部35bを収
め、かつ、回転体1の側面にかかる位置決めプレート3
5の側面を接しさせた状態で、当該回転体1を挟み込
み、当該回転体1を前記回転軸33に位置付ける構成と
してある。
【0029】また、前記回転軸33は、前記取り付け枠
3に、取り外し可能に組み付けられている。すなわち、
この実施の形態にあっては、かかる取り付け枠3の両側
板部31、31においてそれぞれ、当該回転軸33の軸
端に形成された周回溝33bに穴縁を嵌め入れ、当該回
転軸33を回転可能に組み付ける軸穴31bが設けてあ
ると共に、他端を前記側板部31の上縁において外方に
開放させ、かつ、一端を当該軸穴31bに連通させた抜
き出し溝31cが透設されている。
【0030】この結果、この実施の形態にあっては、前
記回転軸33の両軸端を前記抜き出し溝31cを通じて
前記軸穴31bから抜き出し、さらに、前記取り付け枠
3から外し出すことができ、この外し出しにより、前記
回転体1に対する粘着テープ100の脱着、交換をなす
ことができる。
【0031】また、前記位置決めプレート35を回転操
作して前記回転軸33の軸線方向に進退させることによ
り、この回転軸33における前記回転体1の組み付け位
置を調整することができる。すなわち、かかる組み付け
位置の調整により、一対の回転体1、1相互の間隔、つ
まり、この一対の回転体1、1に装着される一対の粘着
テープ100、100相互の間隔を調整することができ
る。なお、この実施の形態にあっては、かかる位置決め
プレート35の回転操作を容易ならしめるため、当該位
置決めプレート35の外縁部にローレット状の滑り止め
刻み面35cが形成してある。
【0032】また、この実施の形態にあっては、前記取
り付け枠3における先端30側において設けられた回転
軸34に、当該取り付け枠3の側板部31内面との間に
端部を摺接させる長さの押さえローラ2’が、ローラー
周面の中心にこの回転軸34を位置させるようにして、
設けられている。このローラーは、前記回転体1に装着
された粘着テープ100外面に接しない径を有し、か
つ、その上端2aを前記側板部31の上縁から、また、
その下端2bを当該側板部31の下縁から、それぞれ突
き出す径に構成してある。
【0033】この結果、この実施の形態にあっては、前
記一対の回転体1、1にそれぞれ装着された粘着テープ
100を巻き戻して、当該粘着テープ100の上側から
引き出し、このように引き出された粘着テープ100の
引き出し部分100’が前記押さえローラ2’の下端2
bを通るようにすることができる。
【0034】このように一対の粘着テープ100、10
0から引き出した一対の引き出し部分100’、10
0’における粘着面101を被着体200の面201、
すなわち、前記目地、隙間300を挟んだ両側にある面
201に粘着させた後、前記グリップ5部を把持して、
この被着体200の面201に対し押さえローラ2’の
下端2bによりかかる引き出し部分100’を背面10
3側から押し付けるようにし、さらに、貼り込み具を当
該目地、隙間300に沿って移動させると、これに伴っ
て前記押さえローラ2’が回転、走行され、この押さえ
ローラ2’の走行により前記回転体1に装着された前記
粘着テープ100が随時引き出され、前記目地、隙間3
00を挟んだ両側に連続して、同時に粘着テープ100
を貼り込むことができる。
【0035】この実施の形態にあっては、前記テープカ
ッター4が、前記側板部31における屈曲部31aに設
けてあることから、前記押さえローラ2’の下端2bが
前記引き出し部100’を介して被着体200の面に圧
接、走行されながら、このテープカッター4の下面4c
が当該引き出し部100’の背面103に接しないよう
に貼り込み具を移動させることができ、少なくとも、図
2に示されるように、かかる屈曲部31aの下縁が被着
体200の面に略平行となる位置においてはテープカッ
ター4は前記引き出し部100’に接触することがな
い。
【0036】また、前記のように貼り込まれる二条の粘
着テープ100相互の間隔の変更は、前記位置決めプレ
ート35を前記回転軸33に対し進退させて、一対の位
置決めプレート35、35間に挟まれた回転体1の組み
付け位置を調整することにより、一対の回転体1、1を
近接、離隔させてなすことができる。
【0037】この実施の形態にあっては、前記押さえロ
ーラ2’により粘着面101をもって被着体200の面
に貼り込まれた二条の粘着テープ100、100の引き
出し部100’が、前記テープカッター4の下方に位置
されることから、このテープカッター4の長さ方向に亙
って所定間隔に設けてある前記目盛り4bを通じて、二
条の粘着テープ100相互の間隔を容易に確認すること
ができる。
【0038】なお、前記押さえローラ2’は、前記粘着
テープ100の引き出し部分100’における背面10
3への所要の摩擦力を発揮できるように、ゴム材や、プ
ラスチックエラストマー材などの摩擦抵抗の高い材料に
よりに構成することが最適とされる。
【0039】また、この実施の形態にあっては、前記テ
ープカッター4により、所望の位置において、粘着テー
プ100の引き出し部100’に切断を施すことができ
るようにしてある。
【0040】すなわち、かかるテープカッター4は、こ
の貼り込み具における前記取り付け枠3の先端30とな
る位置に刃先4aを有していることから、図3に示され
るように、この刃先4aを貼り込まれた粘着テープ10
0の引き出し部100’の背面103に突き立てられる
ように、貼り込み具のグリップ5側を起立方向に移動さ
せることにより、かかる刃先4aをもって当該引き出し
部100’に切断を施すことができる。
【0041】かかる起立方向への移動により、前記刃先
4aを挟んだ前記押さえローラ2’側にある前記粘着テ
ープ100の引き出し部100’は被着体200の面2
01から剥し取られることとなる。(図4)
【0042】ここで、この実施の形態にあっては、前記
テープカッター4における下面4c側、すなわち、粘着
テープ100の背面103に向けられた側に、粘着部4
dを形成させている。この粘着部4dは、かかる粘着テ
ープ100の粘着面101の粘着力より粘着力を小さく
するように構成してある。
【0043】そして、この実施の形態にあっては、前記
テープカッター4による切断を施すための前記貼り込み
具の起立方向への移動により、かかるテープカッター4
の下面4cが貼り込まれた粘着テープ100の引き出し
部100’の背面103に接する構成としてある。
【0044】この結果、この実施の形態にあっては、か
かるテープカッター4による切断に伴って被着体200
の面201から剥し取られた粘着テープ100の引き出
し部100’端を前記テープカッター4の下面4cに粘
着させることができ、さらに、切断後再度貼り込みをな
すにあたっては、かかるテープカッター4の下面4cに
粘着された粘着テープ100の引き出し部100’の粘
着面101を被着体200の面201に圧着させるよう
に当該テープカッター4の下面を押し付け操作した後、
再び、前記押さえローラ2’の下端2bよりも当該テー
プカッター4の下面4cが上方に位置されるように貼り
込み具を倒伏方向に移動操作することにより、テープカ
ッター4の下面4cから引き出し部100’を剥し取っ
てこの引き出し部100’を被着体200の面201に
粘着させることができ、この後、前記押さえローラ2’
を貼り付け具を後進させる向きに走行させるように当該
貼り付け具を移動させることにより、二条の粘着テープ
100の貼り込みを支障なく再開することができる。
【0045】なお、前記テープカッター4の粘着部4d
は、かかるテープカッター4の下面4cに両面粘着テー
プ100を貼り付けるなどして、形成することができ
る。
【0046】
【発明の効果】この発明にかかるマスキング用粘着テー
プの貼り込み具によれば、目地などを挟んだ両側に、所
定の間隔で二条の養生テープを同時かつ連続的に貼り込
めることから、かかる養生テープの貼り込みを容易かつ
適切に行うことができ、かかる目地などへのコーキング
材などの充填施工などの労力軽減、仕上りの均一化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】貼り込み具の斜視図
【図2】貼り込み具の使用状態を示す側面図(粘着テー
プ100の連続貼り込み状態)
【図3】貼り込み具の使用状態を示す側面図
【図4】貼り込み具の使用状態を示す側面図(テープカ
ッター4による切断操作状態)
【図5】貼り込み具の要部分解斜視図
【図6】貼り込み具の要部縦断面図
【図7】施工例を示す縦断面図
【符号の説明】
1 回転体 2 押さえ手段 100 粘着テープ 100’ 引き出し部分 103 背面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を開けて配される一対の回転体を有
    し、この回転体にそれぞれロール状に巻いたマスキング
    用粘着テープが着脱自在に装着可能としてあると共に、 前記一対の回転体に装着された状態で巻き戻され引き出
    された前記粘着テープにおける引き出し部分の背面を押
    さえる押さえ手段を有しており、 前記一対の回転体に装着された一対の前記粘着テープの
    引き出し部分を粘着させた後、この粘着テープを巻き戻
    す向きの移動操作により、前記押さえ手段により当該引
    き出し部分の背面を押え付けながら、所定間隔を開けて
    前記粘着テープを二条に連続して貼り込み可能としてあ
    ることを特徴とするマスキング用粘着テープの貼り込み
    具。
  2. 【請求項2】 一対の回転体相互の間隔を調整可能とし
    てあることを特徴とする請求項1記載のマスキング用粘
    着テープの貼り込み具。
  3. 【請求項3】 押さえ手段が、マスキング用粘着テープ
    の引き出し部分の背面に下端を接しさせ、かつ、当該粘
    着テープを巻き戻す向きの移動操作により走行される押
    さえローラとしてあることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載のマスキング用粘着テープの貼り込み具。
  4. 【請求項4】 押さえローラの走行後方側に、粘着され
    たマスキング用粘着テープの引き出し部分の上方に刃先
    を位置させるテープカッターが設けてあることを特徴と
    する請求項3記載のマスキング用粘着テープの貼り込み
    具。
  5. 【請求項5】 テープカッターに、貼り込まれた二条の
    マスキング用粘着テープ相互の間隔を測定する目盛りが
    設けてあることを特徴とする請求項4記載のマスキング
    用粘着テープの貼り込み具。
  6. 【請求項6】 テープカッターに、マスキング用粘着テ
    ープの引き出し部分の背面に粘着され、かつ、当該粘着
    テープの粘着力よりも粘着力の小さい粘着部が設けてあ
    ることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のマスキ
    ング用粘着テープの貼り込み具。
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