JPH11284475A - 水晶振動子 - Google Patents

水晶振動子

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JPH11284475A
JPH11284475A JP8459098A JP8459098A JPH11284475A JP H11284475 A JPH11284475 A JP H11284475A JP 8459098 A JP8459098 A JP 8459098A JP 8459098 A JP8459098 A JP 8459098A JP H11284475 A JPH11284475 A JP H11284475A
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JP
Japan
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electrode
crystal
insulating container
cavity
quartz
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JP8459098A
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Kenichiro Kumagai
健一郎 熊谷
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、水晶振動子の特性の変動を有効に抑
えることができ、しかしも、水晶振動子自体の方向性を
無視することができる水晶振動子を提供する。 【解決手段】両主面に励振電極22、23が形成された
水晶振動片2を、キャビティ部11が形成された絶縁容
器1に平面的に配置収容するとともに、前記キャビティ
ー11の開口を蓋体6で被覆して成る水晶振動子であ
る。そして、前記蓋体6はアース電位の金属蓋体6から
成るとともに、前記絶縁容器1に、水晶振動片の下面側
励振電極23と対向する平板状のアース電極8を配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動周波数の変動
が少なく、外部電極の方向性を考慮することなく利用で
きる水晶振動子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表面実装に適した水晶振動子は、
両主面に励振電極が形成された水晶振動片を表面実装可
能なキャビティーを有する筺体状の絶縁容器に平面的に
収容し、さらに、キャビティーの開口を蓋体で気密的に
封止していた。尚、筺体状絶縁容器の外表面には、一対
の外部電極が形成されており、夫々水晶振動片の励振電
極に接続されていた。
【0003】このような構造の水晶振動子において、水
晶振動片の励振電極と外部電極とを接続する導体部分に
不要なリアクタンス成分が発生してしまい、また、この
導体と励振電極との間で不要な容量成分が発生してしま
い、その結果、水晶振動片の固有の振動特性が変動して
しまうという問題点があった。
【0004】この問題点を解決するために、特開平7−
154184号では、図9に示すように、筺体状絶縁容
器1のキャビティーの底面に遮蔽電極7を設けていた。
特に、水晶振動片2の下面側励振電極23と遮蔽電極7
との間の容量を発生させないため、遮蔽電極7を下面側
励振電極23と導通する外部電極3に接続し、下面側励
振電極23と遮蔽電極7とを同電位としていた。
【0005】即ち、特開平7−154184号では、水
晶振動片2の下面側の励振電極23と同電位の遮蔽電極
7を、絶縁容器1のキャビティー底面に配置することに
より、その間で発生する不要な容量成分を排除すること
により、良好な振動特性を得ようとするものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平7−1
54184号のように、絶縁容器1のキャビティーに水
晶振動片2の下面側励振電極23と同電位の遮蔽電極7
を設けたところで、充分な周波数の変動を抑えることが
できなかった。
【0007】上述の構造では、水晶振動片2の下面側励
振電極23によって発生する容量成分の発生を抑えるこ
とができるものの、逆に水晶振動片2の上面側について
は何らの手段が講じられていないためである。
【0008】キャビティーを封止する蓋体6は、絶縁容
器1の気密封止性を重視して、金属蓋体6を使用してい
る。従って、水晶振動片2の上面側励振電極22と金属
蓋体6との間にも浮遊容量成分Cが発生してしまう。し
かも、金属蓋体6は、一般的にアース電位となってい
る。従って、上述の構造の水晶振動子を等価回路で示す
と図10のようになる。
【0009】即ち、水晶振動片2の上面側励振電極22
と、この励振電極22が接続する外部電極4との間に
は、アース電位に接地された容量成分Cが付加されるこ
とになる。しかし、下面側励振電極23と、この励振電
極23に接続する外部電極3との間には、実質的に容量
成分が発生していない。
【0010】従って、一対の外部電極3、4と水晶振動
片2との関係が相違してしまい、結局、水晶振動子の外
部電極に方向性が発生してしまうことになる。
【0011】しかしも、上述の構造においては、キャビ
ティー11内に平面配置された水晶振動片2の配置状態
によって、金属蓋体6と水晶振動片2との間隔が変動す
るため、水晶振動片2と金属蓋体6との間の容量成分C
がばらついてしまい、その結果、水晶振動子間で周波数
特性のばらつきが生じてしまう。
【0012】本発明は、上述の問題点に鑑みて案出され
たものであり、その目的は、水晶振動子の周波数特性の
変動を有効に抑えることができ、しかしも、プリント配
線基板の実装時に素子の方向性を無視することができる
水晶振動子を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、両主面に励振
電極が形成されている水晶振動片を、絶縁容器の上面に
設けられたキャビティー内に平面的に配置収容するとと
もに、前記キャビティーの開口をアース電位の蓋体で塞
いで成る水晶振動子であって、前記絶縁容器のキャビテ
ィー底部に、水晶振動片の下面側励振電極と対向したア
ース電極を配置したことを特徴とする水晶振動子であ
る。
【0014】好ましくは、前記アース電極は、絶縁容器
の下面に形成されている水晶振動子である。
【0015】
【作用】以上のように、本発明では、水晶振動片の上面
側の励振電極と金属蓋体との間で浮遊的な容量成分(上
面側の容量成分)が発生する。また、水晶振動片の下面
側の励振電極と絶縁容器に形成してアース電極との間で
浮遊的な容量成分(下面側の容量成分)が発生すること
になる。しかも、この容量成分の一方はいずれもアース
電位となっている。
【0016】従って、水晶振動片から両外部電極をみる
と、いずれにも容量成分が接続されていることになり、
等価回路的には対象となっている。
【0017】結局、水晶振動子の両外部電極において、
プリント配線基板上に実装に際には、方向性がなくな
り、実装性が向上することになる。
【0018】また、水晶振動片を絶縁容器の内部に平面
配置しても、水晶振動片の両端に夫々容量成分が付加さ
れることになる。このため、水晶振動片の両端で容量成
分が偏ることがなく、特性信頼性を向上させることがで
きる。
【0019】第2の発明では、絶縁容器の底面外表にア
ース電極を形成している。これにより、アース電極の形
成が非常に簡単となり、また、水晶振動子として組み立
てたのちに、水晶振動片の下面側励振電極とアース電極
との間に発生する容量を任意調整するが可能となる。即
ち、絶縁容器の底面の外表のアース電極の一部を除去す
ることにより、水晶振動片の下面側励振電極とのアース
電極との対向面積を減少させることができるため、その
容量成分を調整することができる。
【0020】これにより、水晶振動片の上面側励振電極
と金属蓋体との間で発生する容量成分に合わせるよう
に、水晶振動片の下面側励振電極とアース電極との間の
容量を調整することができる。
【0021】従って、等価回路的には、水晶振動片の両
端に位置する両容量成分を同一にすることができ、上述
の作用効果を完全に達成することができる。これは、水
晶振動片を絶縁容器に配置状態のバラツキにより、両容
量成分が変動しても充分にキャンセルすることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水晶振動子を図面
に基づいて説明する。
【0023】図1は本発明の水晶振動子の外観斜視図で
あり、図2はその断面図であり、図3は水晶振動片の表
面側及び裏面側の平面図であり、図4は絶縁容器の平面
図である。尚、図1〜図2、図4に示す水晶振動子の絶
縁容器に単に水晶振動片を配置した最も簡単な構造の水
晶振動子を示している。
【0024】図において、1は絶縁容器であり、2は水
晶振動片であり、3〜4は外部電極であり、5はアース
外部電極であり、6は金属蓋体であり、8はアース電極
である。
【0025】絶縁容器1は、セラミック、耐熱性樹脂な
どからなり、その形状は概略筺体状となっている。ま
た、図4に示すように、上部側には、水晶振動片2を収
容するキャビティー11が形成されている。このキャビ
ティー11の容器長手方向の両端には、水晶振動片2の
両端部を載置する段差部12a、12bが形成されてい
る。即ち、絶縁容器1は、少なくとも3層の所定形状の
絶縁層から構成されていることになる。
【0026】また、キャビティー11の2つの段差部1
2a、12bのうち、例えば、段差部12a上には、水
晶振動片2と接合する接続パット13a、13bが形成
されている。また、キャビティー11の底部、即ちキャ
ビティー11の底面には、水晶振動片2の下面側励振電
極23と対向した平板状のアース電極8が形成されてい
る。
【0027】また、絶縁容器1の外周面には、接続用パ
ット13a、13bと接続する外部電極3、4が形成さ
れ、また、アース電極8と接続するアース外部電極5が
形成されている。このアース電極8は、キャビティー1
1の底面に、水晶振動片2の下面側励振電極2の形状形
状を包括する平面形状となっている。これは、水晶振動
片2の接合位置がずれても、水晶振動片2の下面側励振
電極2とアース電極8との対向関係が変動しないように
するためである。
【0028】このアース電極8は、Ag、Cu、タング
ステンなどの厚膜導体膜からなり、絶縁容器1を形成す
る時、接続用パッド13a、13bと同様に形成され、
必要に応じてその表面にメッキ処理が施されている。
【0029】上述の外部電極3、4は、例えば、絶縁容
器の短辺側の2つの端面に夫々形成されている。そし
て、その構造は、絶縁容器の端面高さ方向の一部に延び
るに半円形状の導通スルーホールの内壁面に導体膜が形
成されて構成されている。またアース外部電極5は、例
えば、絶縁容器1の長辺側の端面に形成されている。そ
の構造は、絶縁容器1の端面高さ方向に延びるに半円形
状の導通スルーホールの内壁面に導体膜が形成されて構
成されている。
【0030】このような、外部電極3、4、アース外部
電極5は、半田接合性の優れた材料、例えば、AgやA
g−PdやCuを主成分とする導体で構成され、さら
に、表面にメッキ処理されている。
【0031】また、絶縁容器1の内部には、接続用パッ
ト13aと外部電極3とを接続する導体14a、水晶振
動片接続用パット13bと外部電極4とを接続する導体
14b、アース電極8とアース外部電極5とを接続する
導体15が配置されている。
【0032】このような導体14a、14b、15は、
絶縁容器1を構成する絶縁層間に配置されている。
【0033】また、絶縁容器1の上面、即ち、キャビテ
ィー11の開口周囲には、金属蓋体6をシーム溶接する
ために導体膜16が被着されている。この導体膜16
は、容器1の長手方向の端面に形成されたアース外部電
極5と導通している。
【0034】水晶振動片2は、所定カット、例えばAT
カットされた水晶基板21は、上面側の励振電極22、
下面側励振電極23とから構成されている。このような
励振電極22、23は、水晶基板21の両面にCrやA
gなどを蒸着して形成される。この励振電極22、23
は、水晶基板21の一方の端部の両主面に引出電極22
a、23a、22b、23bとして導出されている。即
ち、引出電極22a、23aは水晶振動片2の上面側に
配置され、引出電極22b、23bは水晶振動片2の下
面側に配置されている。この引出電極22aと23a、
22bと23bとは水晶基板21の端面や側面を介して
導通している。
【0035】金属蓋体6は、コバール、鉄などの平板状
部材からなり、その表面には、シーム溶接による絶縁容
器1の被着を容易にするために表面メッキ層が形成され
ている。
【0036】このような金属蓋体6は、絶縁容器1の上
面に形成した導体膜16上にシームリング60を介し
て、この金属蓋体6とアース外部電極5との間で溶接電
流を通電することにより、金属蓋体6と絶縁容器1との
シーム溶接が達成され、キャビティー11の内部が気密
的に封止される。
【0037】このような構造の水晶振動子の組立は、ま
ず、絶縁容器1の段差部12a、12bに水晶振動片2
の両端を載置する。この時、段差部12aの接続用パッ
ト13a、13bに導電性樹脂接着材を塗布し、続い
て、引出電極22a、22b、23a、23bを形成し
た水晶振動子の一方端部(表裏は問わない)を、段差部
12aに、他方端部を段差部12b上に載置し、上述の
導電性樹脂接着材を硬化させる。
【0038】次に、絶縁容器1の導体膜16上に、シー
ムリング60を載置し、さらに、金属蓋体6を載置し
て、この金属蓋体6とアース外部電極(金属蓋体6と導
体膜16、シームリング60を介して導通している)と
の間に所定電流を流し、金属蓋体6と絶縁容器1とをシ
ーム溶接を行う。
【0039】このように形成された水晶振動子では、水
晶振動片2の上面励振電極22と金属蓋体6との間で浮
遊的な容量成分C1が発生してしまう。また、同時に、
水晶振動片2の下面側励振電極23とキャビティー11
の底面に形成されたアース電極8との間で浮遊的な容量
成分C2が発生することになる。
【0040】しかし、水晶振動片2の両面主面側に夫々
発生する容量成分C1及びC2は、その一端がアース電
位となっている。即ち、この水晶振動子の等価回路上で
は、図5のようになる。図5から理解できるように、水
晶振動片2と外部電極3、4との間には、一端がアース
電位に接地された容量成分C1、C2が配置されること
になり、水晶振動片2から外部電極3、4をみた時に、
等価回路の対象性が発生する。
【0041】従って、水晶振動子をプリント配線基板に
実装するにあたり、素子方向性を無視して実装ができ
る。しかも、その素子方向性によって特性が変動するこ
とないため、安定した動作が可能な水晶振動子となる。
【0042】同時に、水晶振動片2をキャビティー11
内に配置する場合には、表裏の判別も不要となるため、
作業効率が向上する。
【0043】さらに、プリント配線基板上に実装した時
に、水晶振動片2の下面側励振電極23とプリント配線
基板の配線導体との間で不要な容量成分が発生する場
合、アース電極8によって、この容量成分を遮断するこ
とになる。従って、プリント配線基板の配線導体の形状
に起因する浮遊容量成分を無視することができる。
【0044】図6は、本発明の他の実施例を示す断面図
である。
【0045】図6では、キャビティー11の底部を構成
する絶縁容器1部分が複数の絶縁層1a、1b・・から
構成された多層構造となっている。即ち、そして、この
絶縁層1a、1bの層間には、所望の配線導体を形成し
てもよい。例えば、接続パット13bと外部電極4とを
接続する導体14bが例示できる。この場合、アース電
極8は図6のように、キャビティー11の底面に形成し
たり、また、キャビティー11に近傍する絶縁層の層間
に配置することができる。
【0046】また、図では省略しているが、キャビティ
ーの一部にICチップや2つのコンデンサ、1つの抵抗
体を配置し、この絶縁層1a、1b間にコルピッツ発振
回路を形成する配線導体が例示できる。この場合には、
上述の浮遊的な容量成分C1、C2をコルピッツ発振回
路の負荷容量成分の一部として、負荷容量成分の値を設
定する。
【0047】図7は、本発明のさらに他の実施例を示す
断面図であり、図8は、その絶縁容器1の底面側平面図
である。この実施例では、キャビティー11の底部、即
ち、絶縁容器1の底面外表に、アース電極80を形成し
ている。
【0048】これまでの実施例では、段差部12aと水
晶振動片2との接合状態、特に、水晶振動片2の接合厚
みのばらつきによって、上面側容量成分C1と下面側容
量成分C2との容量比率が変動してしまう可能性があ
る。
【0049】これに対して、本実施例では、絶縁容器1
の底面外表にアース電極80が形成されており、上面側
容量成分C1と下面側容量成分C2との容量比率を考慮
して、アース電極80の一部を組立工程の最終で除去調
整して、アース電極80と水晶振動片2の下面側励振電
極23との対向面積を制御する。これにより、上面側の
容量成分C1と下面側の調整した容量成分C2とを振動
特性上、均等にすることができる。
【0050】本発明者らの測定では、図2、3における
水晶振動片2の下面側励振電極23とアース電極8との
間隔が0.07mm変動すると、水晶振動子の発振周波
数が0.5ppm変動し、0.14mm変動すると、
1.0ppmも変動する。
【0051】即ち、発振周波数の変動は、水晶振動片2
をキャビティー11に平面的に配置する時の段差部12
a、12bの載置状態、導電性接着材の厚みなどによっ
て大きく変化してしまうことが理解できる。
【0052】従って、アース電極80を絶縁容器1の形
成時に所定面積に設定しても、水晶振動片2をキャビテ
ィー11内に配置する組立工程で、特性の変動が発生し
てしまう。
【0053】このような場合に、図7や図8に示すよう
に、アース電極8を絶縁容器1の底面(外表面)に形成
しておき、モニタリングした周波数特性に応じて、アー
ス電極80の面積を所定値に設定することができ、非常
に実用的な構造といえる。
【0054】これより、水晶振動子の固有特性のバラツ
キが防止できるため、特に、温度補償型水晶発振器の水
晶振動子として非常に有用なものとなる。
【0055】また、絶縁容器1の底面外表にアース電極
80を被着することから、その被着形成も非常に容易と
なる。
【0056】尚、上述の実施例では、水晶振動片は、一
方端部の両主面に引出電極を延出しているが、両端面部
に引出電極を延出した水晶片を用いても構わない。ま
た、キャビティー11には、一対の段差部12a、12
bを設けて、水晶振動片2を載置しているが、一方の段
差部のみを形成してもかまわない。さらに、ATカット
された矩形状の水晶振動子片に変えて、他のカット方向
の水晶振動片や音叉型水晶振動片を用いても構わない。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、水晶振
動片の上面側では上面側励振電極とアース電位の金属蓋
体との間で浮遊容量成分が、水晶振動片の下面側では下
面側励振電極とアース電極との間で浮遊容量成分が夫々
発生することになる。
【0058】このため、上述の浮遊的な容量成分が水晶
振動片からみて、対象的に配置されることになるため、
水晶振動子の方向性を無視することができる。同時に、
水晶振動子の特性の変動を有効に抑えることができるこ
とになる。
【0059】また、アース電極を絶縁容器の底面(外表
面)に形成すれば、下面側の容量成分の値を調整するこ
とができ、水晶振動子の特性のばらつきを抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水晶振動子の外観斜視図である。
【図2】本発明の水晶振動子の断面図である。
【図3】本発明の水晶水晶振動子に用いる水晶片を示
し、(a)は上面図、(b)は下面図である。
【図4】本発明の水晶振動子を用いる絶縁容器の平面図
である。
【図5】本発明の水晶振動子の等価的な回路図である。
【図6】本発明の他の水晶振動子の断面図である。
【図7】本発明の別の水晶振動子の断面図である。
【図8】本発明の別の水晶振動子の底面図である。
【図9】従来の水晶振動子の断面図である。
【図10】従来の水晶振動子の等価的な回路図である。
【符号の説明】
1・・・・絶縁容器 2・・・・水晶振動片 3、4・・・外部電極 5・・・・アース外部電極 6・・・金属蓋体 8・・・アース電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両主面に励振電極が形成されている水晶振
    動片を、絶縁容器の上面に設けられたキャビティー内に
    平面的に配置収容するとともに、前記キャビティーの開
    口をアース電位の蓋体で塞いで成る水晶振動子であっ
    て、 前記絶縁容器のキャビティー底部に、水晶振動片の下面
    側励振電極と対向したアース電極を配置したことを特徴
    とする水晶振動子。
JP8459098A 1998-03-30 1998-03-30 水晶振動子 Pending JPH11284475A (ja)

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