JPH11284187A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH11284187A
JPH11284187A JP10018798A JP10018798A JPH11284187A JP H11284187 A JPH11284187 A JP H11284187A JP 10018798 A JP10018798 A JP 10018798A JP 10018798 A JP10018798 A JP 10018798A JP H11284187 A JPH11284187 A JP H11284187A
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ldmos
resistance
semiconductor device
trench
region
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Takeshi Ishiguro
毅 石黒
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低オン抵抗の横型二重拡散MOSFET(100)
を提供する。 【解決手段】 横型二重拡散MOSFET(100)であっ
て、主面(34)を有する基板,主面(34)の所定領
域に形成された窪み(31)内に設けられたゲート電極
(32),ソース電極,ドレイン電極,ベース(3
6),ベース(36)のうちゲート電極(32)近傍に
形成されるチャネルを有することを特徴とする横型二重
拡散MOSFETによって実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に半導体装置に関
し、さらに詳細には横型二重拡散MOSFETに関する。
【0002】
【従来の技術】電界効果トランジスタ(MOSFET)は、電
流が垂直方向に流れるか、素子表面方向に流れるかによ
り大別でき、前者を縦型素子、後者を横型素子と呼ぶ。
縦型素子は、主電極の一方が半導体素子の裏面にあり、
単位面積当たりの通電能力に優れているため、特に高電
力を扱う個別素子として用いられることが多い。これに
対し横型素子はすべての電極が一表面に配列できるため
集積化に適しており、集積回路の構成素子として用いら
れることが多い。横型素子として横型二重拡散MOSFET
(LDMOSFET)が知られている。
【0003】図1に、従来技術による横型二重拡散MOSF
ET50の平面図10を示す。
【0004】図2に、図1のX-X間における断面図20
を示す。LDMOS50は、その表面にp型拡散層26とn型
ソース拡散層を自己整合(セルフアラインメント)技術
により二重拡散し、ゲート電極22の直下のp型拡散層
26の表面にチャネル23を形成したものである。チャ
ネル23の一方端からドレイン拡散層の一方端までの領
域を広義のドリフト領域と呼ぶ。広義のドリフト領域
は、本来n型であるのでゲートにプラスが印加された場
合には蓄積領域となり(以下「ドリフト(蓄積)領域」
と呼ぶ)、p型拡散層26が反転したn型チャネル領域2
3よりもさらに抵抗が低くなる。一般に、ドリフト長が
長くなるにしたがってオン抵抗が増加し、ゲート幅およ
びドリフト(蓄積)領域幅が広がるにしたがってオン抵
抗は小さくなる。ここでドリフト長とは、チャネル23
の一方端からドレイン拡散層端までのn型ウェルの長さ
(図2参照)をいい、ゲート幅およびドリフト(蓄積)
領域幅とは、フィールド間(図示せず)の幅w(図4参
照)をいう。
【0005】n型ソース拡散層とn型ドレイン拡散層はい
ずれも、基板表面にイオン注入したのち熱拡散すること
により形成され、それぞれソース電極とドレイン電極と
に接続されている。
【0006】図2は、ゲート22とドレイン拡散層がオ
ーバラップした場合の構造を示すが、高耐圧化のために
ドレインとゲートをオフセットさせる場合もある(図示
せず)。この構造においては、ドリフト(蓄積)領域は
前述のとおり抵抗が低くなるが、上部にゲートを有しな
いドリフト領域では蓄積が生じないため逆に抵抗は高く
なる。
【0007】LDMOSは、自己整合技術によりチャネル構
造が容易に形成できるため、交互コンダクタンス、電力
の増大と共に高速動作を実現するのに適しているため、
インテリジェントパワーICに使われることが多い。
【0008】
【解決すべき課題】LDMOSは、一般的に、インテリジェ
ントパワーICにおいて使用する場合には、ジュール発熱
損を低減するうえで導通時の抵抗(オン抵抗)をいかに
低減するかが重要な課題である。
【0009】これまでは低オン抵抗化のために、不純物
分布の最適化、ゲート電極配置の工夫、単位素子サイズ
のシュリンクなどが行なわれてきた。
【0010】しかし従来のLDMOSではチャネルを二次元
平面にしか形成していないため、これらの方法では限界
があるという問題点があった。
【0011】したがって、本発明の一目的は、チャネル
を三次元的に構成しチャネル密度を高め、単位面積あた
りのオン抵抗を小さくしたLDMOSを提供することであ
る。
【0012】さらに本発明の一目的は、LDMOSのウェハ
を上から見たときのゲート配置が同一の場合であって
も、チャネル幅およびドリフト(蓄積)領域幅を大きく
することにより、単位面積あたりのオン抵抗を小さくし
たLDMOSを提供することである。
【0013】さらに本発明の一目的は、低オン抵抗化の
ための従来技術をすべてを併用できる低オン抵抗LDMOS
を提供することである。
【0014】さらに本発明の一目的は、インテリジェン
トパワーICのLDMOS部の面積の縮小と素子サイズの縮小
によりチップコストを低減することである。
【0015】さらに本発明の一目的は、LDMOSの出力損
失を低減することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記のおよびその他の目
的は、横型二重拡散MOSFET(100)であって、主面
(34)を有するn型ウェル,主面(34)上の所定領
域に所定間隔をおいて形成された窪み(31)上に設け
られたゲート(32),p型ベース(36),p型ベース
(36)のゲート(32)近傍に形成されたチャネル
(33)およびドリフト(蓄積)領域(35)を有する
ことを特徴とする横型二重拡散MOSFETによって実現され
る。
【0017】
【実施例】図3は、本願の一実施例による、ドレインメ
タル,ソースメタル,トレンチ31,ゲート電極32お
よびドリフト(蓄積)領域35を有するLDMOS100の
断面図を示す。図2と比べて、図3は凹状のトレンチ3
1およびゲート電極32が形成されている点に注目すべ
きである。また、図2のチャネル23およびドリフト
(蓄積)領域25が、基板の主面23に沿って二次元平
面的に形成されているのに対し、本願のチャネル33お
よびドリフト(蓄積)領域35は、三次元立体的に形成
されている点に注目すべきである。
【0018】図4は、本願の一実施例によるLDMOS10
0のゲート電極32の平面図40を示す。以下、本願の
一実施例によるLDMOS100のゲート電極32付近を拡
大した図面を用いて詳細に説明する。本願は、基板の主
面34上の所定領域に所定の間隔をおいてはしご状にト
レンチ31を形成し、それに沿ってゲート電極32を設
ける。トレンチ31は当業者に周知のいかなる技術を用
いて設けても良い。以下、一実施例としてトレンチ31
の形状が長方形の場合を例に説明するが、その形状は長
方形に限らず、正方形、球状、長方形で角が球面状の形
状などどのような形状であっても良い。さらに、選択酸
化法(LOCOS:local oxidation of silicon)等によっ
て、主面34を波状としても良い。従って、本願の請求
項において用いる窪みの語は広く当業者に周知の技術を
用いて設けられるトレンチおよび化学的、機械的方法に
より形成されるあらゆる溝および窪みを含むものであ
る。また、トレンチ31の長さ、幅、深さは、特に限定
されるわけではない。ゲート電極32の形状も凹状に限
定されず、上下逆向きの凸状や□状などどのような形状
であっても良い。トレンチ31およびゲート作成後に、
当業者に周知の方法により、n型ソース拡散層とn型ドレ
イン拡散層を、基板主面34にイオン注入したのち熱拡
散することによりLDMOS100を形成する。
【0019】図5には、図4のD-D間における断面図5
0を示す。トレンチ31の深さは特に限定されるわけで
はないが、好適には、ゲート電極32の底面がLDMOS1
00の主面34(図7参照)より深く、p型拡散層36
の底面まで(図6参照)である。
【0020】図6には、図4のA-A間における断面図6
0を示す。トレンチ31がLDMOS100の主面34上の
所定領域に凹状に形成され、ゲート電極32はそのトレ
ンチ31に沿って凹状に形成される。チャネル33はト
レンチ31の側面部近傍のp型拡散層36に縦方向に形
成され、ドリフト(蓄積)領域35はチャネル33の一
方端からドレイン拡散層端までのトレンチ31の側面部
および底面部近傍のn型ウェルに、縦方向および横方向
に形成される。
【0021】図7には、図4のB-B間における断面図7
0を示す。B-B間にはトレンチはなく、従来例のLDMOSの
ゲート電極の断面図と同様である。従って、この場合、
チャネル33およびドリフト(蓄積)領域35は、ゲー
ト電極の下のp型拡散層36およびn型ウェルにそれぞれ
横方向に二次元平面的に形成される。
【0022】図8には、図4のC-C間における断面図8
0を示す。この場合、チャネル33はトレンチ側面部近
傍のp型拡散層36に縦方向に形成され、ドリフト(蓄
積)領域35はトレンチ31の側面部近傍のn型ウェル
に、縦方向に形成される。このように、チャネル33お
よびドリフト(蓄積)領域35はトレンチ31を設ける
ことにより、トレンチ31を囲むように三次元立体的に
形成することができる。
【0023】動作について以下説明する。
【0024】本願は、チャネル33およびドリフト(蓄
積)領域35を三次元立体的に形成するため、LDMOS1
00の動作について問題がないかを以下に検証する。
【0025】図9には、従来技術によるLDMOS50の動
作を示すグラフである。このグラフはドレイン電圧(Vd
rain)を変化させた場合のドレイン電流(Idrain)を示
す。このグラフはゲート電圧(Vgate)を上から12ボ
ルト,10ボルトと順に2ボルトずつ減少させた場合を
示す。
【0026】図10は、本願の一実施例によるLDMOS1
00の動作を示すグラフである。このグラフは図4のA-
A間、即ち図6の場合のドレイン電圧(Vdrain)を変化
させた場合のドレイン電流(Idrain)を示したグラフで
ある。このグラフは図9と同様に、ゲート電圧を上から
12ボルト,10ボルトと順に2ボルトずつ減少させた
場合を示す。図10のグラフが示すとおり、ゲート電極
32を凹状に形成し、チャネル33が三次元立体的に形
成しても、従来技術によるLDMOS50と比べドレイン電
流の値が相違するのみでLDMOS100の動作自体に問題
がないことが確認された。
【0027】図9と図10を比較すると、前者の場合
は、例えば、Vgate=12v,Vdrain=12vの場合では、I
drainは約1.2mA/umであるのに対し、後者の場合は、
Idrainは約0.36mA/umである。これよりトレンチ3
1を有しない領域の方がドレイン電流が流れやすいこと
が判る。これは、トレンチ31を設けることにより、ド
リフト(蓄積)領域長が増加し、それにより直列抵抗と
して作用するのでオン抵抗が増加してしまうためであ
る。
【0028】次にトレンチ31の形状の違い即ち、チャ
ネル長やドリフト(蓄積)領域長の違いによる単位面積
あたりのLDMOSのオン抵抗の変化について以下検証す
る。
【0029】図11は、従来技術によるLDMOS50の断
面図を示す。チャネル23およびドリフト(蓄積)領域
25はゲート電極の下のp型拡散層36およびn型ウェル
にそれぞれ横方向に二次元平面的に形成される。
【0030】図12は、本願の一実施例によるLDMOS1
00の断面図を示す。この場合のチャネル33およびド
リフト(蓄積)領域35は、トレンチ31の側面部およ
び底面部近傍を囲むようにp型拡散層36およびn型ウェ
ルにそれぞれ形成される。
【0031】図13は、本願の一実施例によるLDMOS1
00であって、トレンチ31の幅のみを図12の実施例
に比べ狭くした場合のLDMOS100の断面図を示す。こ
の場合のチャネル33およびドリフト(蓄積)領域35
は、トレンチ31の側面部および底面部近傍を囲むよう
にp型拡散層36およびn型ウェルにそれぞれ形成され
る。
【0032】図14は、本願の一実施例によるLDMOS1
00であって、トレンチ31の深さのみを図12の実施
例に比べ浅くした場合のLDMOS100の断面図を示す。
この場合のチャネル33およびドリフト(蓄積)領域3
5は、トレンチ31の側面部および底面部近傍を囲むよ
うにp型拡散層36およびn型ウェルにそれぞれ形成され
る。
【0033】図15は、図11ないし図14の各LDMOS
の単位面積あたりのオン抵抗(RonA)を表したグラフで
ある。これによると、従来技術によるLDMOS50のオン
抵抗が最も低く、次に図14のトレンチ31の浅い場
合、図13のトレンチ31の狭い場合と続き、最もオン
抵抗の高い場合は図12の例であった。これより、単に
トレンチ31を形成するだけではオン抵抗が大きくなっ
てしまうことが判る。
【0034】次にゲート幅wおよびドリフト(蓄積)領
域幅(図4参照)を考慮にいれた場合の効果を以下に検
証する。
【0035】図16は、本願の一実施例によるLDMOS1
00のオン抵抗(Ron)の効果を表したグラフである。
本願の一実施例によるLDMOS100のオン抵抗を求める
場合、変数がLDMOS100の3次元的なチャネル33お
よびドリフト(蓄積)領域35のため容易に検証できな
い。そこで標準的なトレンチを例に、従来のLDMOS50
のオン抵抗を1とした場合の、本願のLDMOS100のオ
ン抵抗を係数kを用いて表した。トレンチ31を有しな
い領域のゲート幅のオン抵抗を単位幅としてRcと称し、
トレンチ31の側面部の抵抗をRsw、トレンチ31の底
面部の抵抗をRtとそれぞれ称する。一実施例として、ト
レンチ31の深さと幅を同一とし、かつチャネル幅の5
0%をトレンチ31とした場合、即ち、Rcの幅=Rswの
深さ=Rtの幅の場合について以下説明する。
【0036】ドリフト(蓄積)領域長とオン抵抗の相関
関係と図9および図10並びに図15の実験の結果か
ら、RcとRswとRtの関係は以下の式であらわすことがで
きる。
【0037】Rc≦Rsw≦Rt 2Rt=k×2Rc ここで、kはトレンチ31のオン抵抗の係数とする。
【0038】図16の実線は、RswとRcとが同一の場合
を示す。破線は、RswとRtとが同一の場合を示す。Rc≦R
sw≦Rtの関係から、本願のLDMOS100のオン抵抗(Ro
n)の取りうる係数の範囲を斜線領域で示される。k=1
の場合、即ち、Rc=Rsw=Rtの場合、従来のLDMOS50の
オン抵抗を1とすると、LDMOS100のオン抵抗(Ron)
を50%に小さくすることができる。k=2の場合、即
ち、RtがRcの2倍のオン抵抗を有する場合では、従来の
LDMOSの全オン抵抗に比べ約40%強〜20%の全オン
抵抗を下げることができる。このように図16の全オン
抵抗の指数が1(従来技術によるLDMOS50のオン抵
抗)以下の網線領域が、本願のLDMOS100のオン抵抗
(Ron)が低減化された領域である。トレンチ31のオ
ン抵抗の係数kがこの領域に入るように、LDMOS100の
トレンチ31の形状および配置を定めることにより、チ
ャネル幅およびドリフト(蓄積)領域幅を有効に増大さ
せることができ、オン抵抗を小さくすることができるこ
とが明かとなった。換言すれば、ゲート全面にトレンチ
を設けた場合は、ドリフト長が増加が増加するのみで、
結果としてオン抵抗は大きくなるが、トレンチ31を所
定の間隔をもってはしご状に設けることにより、たとえ
チャネル長やドリフト長が増加してもチャネル幅および
ドリフト(蓄積)領域幅を有効に増大させることができ
るので、オン抵抗を小さくすることができる。従って、
トレンチ31に配置や形状は、図16の全オン抵抗の指
数が1以下の網線領域になる限り自由に形成することが
できる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以下に記載されるような効果
を奏する。
【0040】本発明は、LDMOS部の平面図におけるゲー
ト配置が同一の場合であっても、チャネル幅およびドリ
フト(蓄積)領域幅を大きくすることができるので、単
位面積あたりのオン抵抗を小さくすることができる。
【0041】本発明は、トレンチ31をLDMOS100の
主面上の所定領域に所定の間隔をもってはしご状に設け
ることにより、トレンチ底面部および側面部をもチャネ
ルとすることにより、チャネル密度を最大2倍にするこ
とができる。その結果、単位面積あたりのオン抵抗を最
高約1/2程度まで小さくすることができる。
【0042】しかも本発明は、低オン抵抗化のための従
来技術をすべて併用することができる。
【0043】さらに、オン抵抗が下がることによって、
インテリジェントパワーICのLDMOS部の面積の縮小およ
びそれにともなう素子サイズの縮小によりチップコスト
の低減が可能である。
【0044】さらに、オン抵抗が下がることによって、
出力損失の低減が可能である。
【0045】また、インテリジェントパワーICのLDMOS
部の面積が縮小されると、メタル配線部の抵抗分も減少
するので、全体のオン抵抗がさらに小さくできるという
相乗効果を有する。
【0046】ここでは特定の実施例について本発明の構
造を説明してきたが、当該技術分野に通じたものであれ
ば本発明の構造を変形、変更することができるであろ
う。しかしながら、本発明の構造はここで開示された特
定の実施例に限定されるものではない。例えば、実施例
ではLDMOSを例に説明したが、低オン抵抗化が要求され
る他の半導体装置にも利用可能であり、本願のデバイス
はLDMOSに限定するものではない。また、実施例ではゲ
ートとドレインをオーバーラップさせた構造の場合を例
に説明したが、ゲートとドレインをオフセットさせた構
造においても、本願は有効である。即ち、ドリフト領域
で上にゲートが存在しない領域では、蓄積が起こらない
ため抵抗が高くなるものの、ドリフト領域の長さと濃度
およびトレンチの間隔を適正に設定することにより電界
強度が分散され高耐圧が得られ、かつオン抵抗を下げ得
ることも可能だからである。また、素子の耐圧、トレン
チの形状、幅、深さ、比率等についても特定を意図する
ものではない。そのような変形、変更されたものも本発
明の技術思想の範疇であり、特許請求の範囲に含まれる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるLDMOSFET50の平面図である。
【図2】図1のX-X間における断面図20である。
【図3】本願の一実施例によるLDMOS100の断面図で
ある。
【図4】本願の一実施例によるLDMOS100のゲート電
極32の平面図である。
【図5】図4のD-D間における断面図である。
【図6】図4のA-A間における断面図である。
【図7】図4のB-B間における断面図である。
【図8】図4のC-C間における断面図である。
【図9】従来技術によるLDMOS50の動作を示したグラ
フである。
【図10】本願の一実施例によるLDMOS100の動作を
示したグラフである。
【図11】従来技術によるLDMOS50の断面図である。
【図12】本願の一実施例によるLDMOS100の断面図
である。
【図13】本願の一実施例によるLDMOS100であっ
て、トレンチ31の幅のみを狭くした場合のLDMOS10
0の断面図である。
【図14】本願の一実施例によるLDMOS100であっ
て、トレンチ31の深さのみを浅くした場合のLDMOS1
00の断面図である。
【図15】図11ないし図14の各LDMOSのオン抵抗を
表したグラフである。
【図16】本願の一実施例によるLDMOS100のオン抵
抗の効果を表したグラフである。
【符号の説明】
31 トレンチ 22,32 ゲート電極 23,33 チャネル 25,35 ドリフト(蓄積)領域 26,36p型拡散層 50,100 横型二重拡散MOSFET

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置(100)であって:主面
    (34)を有する基板;前記主面(34)の所定領域に
    形成された窪み(31)内に設けられたゲート電極(3
    2);ソース電極;ドレイン電極;ベース(36);お
    よび前記ベース(36)のうち前記ゲート電極(32)
    近傍に形成されるチャネル;を有することを特徴とする
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極(32)近傍に、前記チ
    ャネル(33)に接して形成されたドリフト領域(3
    5)をさらに有することを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体装置(100)であって、三次元
    立体的に形成されるチャネル(33)を有することを特
    徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体装置(100)であって、前記半
    導体装置(100)の主面(34)の所定領域に形成さ
    れた窪み(31)内に設けられたゲート電極を有するこ
    とを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 ゲート電極(32)が前記主面(3
    4)の所定領域に所定間隔をおいて複数形成された窪み
    (31)内に設けられることを特徴とする請求項1ない
    し4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体装置(100)が横型二重拡
    散MOSFETであることを特徴とする請求項1ないし5記載
    の半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体装置(100)のゲート電極(3
    2)であって、該ゲート電極(32)は前記半導体装置
    (100)の主面(34)の所定領域に形成された窪み
    (31)内に設けられたゲート電極。
  8. 【請求項8】 半導体装置(100)の製造方法であっ
    て:主面(34)を有する基板を用意する段階;前記基
    板の主面(34)上の所定領域に窪み(31)を形成す
    る段階;前記窪み(31)にゲート電極(32)を設け
    る段階;前記基板にベース(36)を用意する段階;お
    よび前記ゲート電極(32)近傍のベース(36)にチ
    ャネル(33)を設ける段階;を有することを特徴とす
    る半導体装置(100)の製造方法。
JP10018798A 1998-03-27 1998-03-27 半導体装置およびその製造方法 Pending JPH11284187A (ja)

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