JPH11282725A - 計算機 - Google Patents

計算機

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JPH11282725A
JPH11282725A JP10087091A JP8709198A JPH11282725A JP H11282725 A JPH11282725 A JP H11282725A JP 10087091 A JP10087091 A JP 10087091A JP 8709198 A JP8709198 A JP 8709198A JP H11282725 A JPH11282725 A JP H11282725A
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Takeshi Kadonosono
健士 門之園
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政行 蔵野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】計算機停止ダンプファイルを用いずに計算機の
停止原因を調べる。 【解決手段】この計算機は、計算機本体1に障害が発生
した場合に計算機本体1を強制的に停止させるウォッチ
ドッグタイマ21と、ウォッチドッグタイマ21を再設
定する定周期処理部31と、異なるスケジューリング優
先度でシステム動作監視を行い、正常監視中は定周期処
理部41、51が定期的にカウンタ32、42を再設定
する監視プロセス4、5と、ウォッチドッグタイマ21
が再設定不可の場合にスケジューリングが停滞している
旨の情報が定周期処理部31により記憶されるウォッチ
ドッグ監視ステータスバッファ22と、計算機本体1が
停止されたときにシステム立ち上げ要因情報が設定され
るシステム立ち上げ要因情報バッファ23とを備え、シ
ステム再起動後、システム立ち上げ要因情報バッファ2
3の情報を基にウォッチドッグタイムアウト発生の有無
を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、障害検出装置内
にあるウォッチドッグタイマを使用してシステム動作監
視を行っている計算機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、計算機は、障害が発生する
と、その調査に多大な労力を必要とし、この事態を改善
することが望まれている。
【0003】従来の計算機は、障害検出装置内に設けた
ウォッチドッグタイマを使用して監視プロセス(ソフト
ウェア)などからのウォッチドッグタイマ定周期リセッ
ト処理(リセット処理と称す)の動作を監視するよう構
成されている。
【0004】そして、例えば障害発生などによりこのリ
セット処理が停滞すると、該ウォッチドッグタイムアウ
トを検出し障害検出装置が高優先度割込み等により計算
機を強制的に停止させる。計算機停止の際には、計算機
のオペレーティングシステム(以下ΟSと称す)が計算
機停止ダンプファイルを作成する。
【0005】停止した計算機について、オペレータが停
止原因を究明する際には、とりあえず、どういう状況で
計算機が停止したかを確認するために計算機を起動させ
て上記OSによって作成された計算機停止ダンプファイ
ルを呼び出し、表示画面上に表示してファイルの中身を
一つ一つ解析する。この結果、ウォッチドッグタイマが
タイムアウトしたことで計算機が停止したことが判る
と、次にタイムアウト発生原因を究明するという手順で
順を追って計算機の停止原因を究明して行くことにな
る。
【0006】また、従来の計算機の他の一例としては、
障害検出装置内に一つだけ設けたウォッチドッグタイマ
を使用して異なるスケジュール優先度を持つ複数の監視
プロセス(ソフトウェア)などの処理動作をそれぞれの
定周期処理部が監視するものもある。
【0007】このように異なるスケジュール優先度を持
つ複数の監視プロセスの動作を各定周期処理部が監視す
る場合、高優先度の監視プロセスの定周期処理部がウォ
ッチドッグタイマを定周期リセットすることを障害検出
装置が監視し、低優先度の監視プロセスが高優先度プロ
セスヘ定周期で通信することを高優先度の監視プロセス
が監視し、高優先度の監視プロセスが低優先度の監視プ
ロセスの動作停滞を検出したときに、ウォッチドッグタ
イマ定周期リセット処理を止めるように計算機を構成す
ると、1つのウォッチドッグタイマで複数のスケジュー
ル優先度のソフトウェア動作を監視することができる。
【0008】この計算機の場合、障害発生などによって
上記いずれかの監視プロセスの定周期処理動作が停滞す
ると、障害検出装置内のウォッチドッグタイマがタイム
アウトして高優先度割込み等により計算機を強制的に停
止させる。
【0009】この場合も計算機が停止したときにOSに
よって計算機停止ダンプファイルが作成されるので、オ
ペレータは計算機を起動させた後、計算機停止ダンプフ
ァイルを開き、その内容を解析すれば、ウォッチドッグ
タイムアウト発生およびどのスケジュール優先度の監視
プロセスの処理が停滞していたのかを調べることができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記計
算機においては、いずれの場合も計算機が停止したこと
の原因究明に、計算機を起動させた後に計算機停止ダン
プファイルを呼び出してオペレータがそのファイルの内
容を一つ一つ解析して行くしか無く、この解析に多くの
時間と労力を要するという問題があった。
【0011】また、複数の監視レベルによるシステム動
作監視においては、ウォッチドッグタイマ発生の有無だ
けでなくウォッチドッグタイムアウトが発生した監視レ
ベルがどのレベルであったかということも調べる必要が
あるが、この際も計算機停止ダンプファイルを解祈する
しか方法が無く、計算機の停止原因の究明に多くの時間
と労力を要するという問題があった。
【0012】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、オペレータが計算機停止ダンプファイ
ルを解析すること無く、計算機の停止原因を速やかに究
明することのできる計算機を提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明の計算機は、所定の処理を
実行する計算機本体と、一定時間を計時して前記計算機
本体を停止させるウォッチドッグタイマと、前記処理の
状況を監視し、前記処理が正常に実行されているときは
前記ウォッチドッグタイマを前記一定時間以内の周期で
再設定する再設定手段と、前記再設定手段により前記ウ
ォッチドッグタイマが再設定されなかった場合、前記ウ
ォッチドッグタイマが再設定されなかった旨の情報をバ
ッファリングするバッファ手段と、前記計算機本体が起
動されたときに前記バッファ手段にバッファリングされ
ていた情報を基に前記計算機本体の停止原因を判別する
停止原因判別手段とを具備したことを特徴している。
【0014】請求項1記載の発明の場合、再設定手段に
よりウォッチドッグタイマが再設定されなかった場合、
ウォッチドッグタイマが再設定されなかった旨の情報を
バッファ手段にバッファリングしておき、計算機本体が
ウォッチドッグタイマによって強制停止された後、オペ
レータなどによって計算機本体が再起動されたときに停
止原因判別手段が、バッファ手段にバッファリングされ
ていた情報を基に計算機本体の停止原因を判別する。
【0015】すなわち、従来のようなファイル形式でな
くバッファ形式でウォッチドッグタイムアウト発生の有
無を示す情報をバッファリングしておき、計算機立ち上
げ後、バッファリングされた情報から自動的にウォッチ
ドッグタイムアウト発生の有無を判別するので、従来の
ようにOSによって作成された計算機停止ダンプファイ
ルを呼び出してオペレータがそのファイルの内容を解析
すること無く、計算機の停止原因を究明することができ
る。
【0016】また請求項2記載の発明の計算機は、所定
の処理を実行する計算機本体と、一定時間を計時して前
記計算機本体を停止させるウォッチドッグタイマと、監
視レベルの異なる処理を実行する多段構成の処理手段
と、前記各処理手段に設けられ、起動と共に初期値が設
定されて所定時間ごとに減数される計数器と、前記各処
理手段に設けられ、自身が正常に処理を実行していると
きは自身よりも優先順位が高い処理手段の計数器あるい
は前記ウォッチドッグタイマを再設定する定周期処理部
と、前記各定周期処理部により前記計数器あるいはウォ
ッチドッグタイマが再設定されなかった場合、前記監視
レベルごとに再設定されなかった旨の情報を監視ステー
タス情報としてバッファリングする第1のバッファ手段
と、前記ウォッチドッグタイマがタイムアウトした場合
にそのタイムアウト情報をシステム立ち上げ要因情報と
してバッファリングする第2のバッファ手段と、前記計
算機本体が起動されたときに前記第1及び第2のバッフ
ァ手段にバッファリングされていた情報を基に前記計算
機本体の停止原因を判別する停止原因判別手段とを具備
したことを特徴としている。
【0017】請求項2記載の発明の場合、1つのウォッ
チドッグタイマで複数のスケジュール優先度のソフトウ
ェア動作を監視する場合、監視レベルごとに再設定され
なかった旨の情報を監視ステータス情報として第1のバ
ッファ手段にバッファリングし、ウォッチドッグタイマ
がタイムアウトした場合はそのタイムアウト情報をシス
テム立ち上げ要因情報として第2のバッファ手段にバッ
ファリングしておき、計算機本体がウォッチドッグタイ
マによって強制停止された後、オペレータなどによって
計算機本体が再起動されたときに停止原因判別手段が、
第1及び第2のバッファ手段にバッファリングされてい
た情報を基に計算機本体の停止原因を判別する。
【0018】すなわち、監視レベルごとの監視ステータ
ス情報とシステム立ち上げ要因情報とをバッファリング
しておくことで、計算機立ち上げ時にソフトウェアから
速やかにウォッチドッグタイムアウト発生の有無とウォ
ッチドッグタイムアウトが発生した監視レベルとを確認
することができる。
【0019】これにより、従来のようにOSによって作
成された計算機停止ダンプファイルを呼び出してオペレ
ータがそのファイルの内容を解析すること無く、計算機
の停止原因を速やかに究明することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は本発明に係る一つの実施形態の計算
機の一例を示すブロック図である。同図において、1は
計算機本体である。この計算機本体1には、障害検出装
置2、デバイスドライバ3、監視プロセス4、5などの
他、制御手段としての所定のオペレーティングシステム
(以下OSと称す)やROM、RAMなども搭載されて
いる。この構成例には、複数レベルによる動作監視を行
う場合の例を示す。
【0022】障害検出装置2は計算機本体1の障害を検
出した場合に内部に設定された情報を基に計算機本体1
を強制停止するものである。この障害検出装置2には、
ウォッチドッグタイマ21、ウォッチドッグ監視ステー
タスバッファ22、システム立ち上げ要因情報バッファ
23などといった記憶手段が設けられている。ウォッチ
ドッグタイマ21は、計時開始後、再設定(リセット)
されることなく所定時間を計時した場合に強制停止信号
を計算機本体1に出力し計算機本体1を強制停止させ
る。所定時間とは、例えば上記各監視プロセス4、5及
びデバイスドライバ3の通常の定周期処理に要する時間
に若干余裕を持たせた時間である。ウォッチドッグ監視
ステータスバッファ22には、複数レベルによるシステ
ム動作監視の有無やウォッチドッグタイマ21がタイム
アウトしたときの監視レベル情報などが設定される。シ
ステム立ち上げ要因情報バッファ23には、障害検出装
置2にて検出されたシステム立ち上げ要因情報がシステ
ム立ち上げ時に設定される。監視プロセス4、5はそれ
ぞれがシステム動作の監視を行う。デバイスドライバ3
は、OSの環境下で障害検出装置2を動作させるための
ドライバである。デバイスドライバ3には、定周期処理
部31とカウンタ32とが設けられている。定周期処理
部31はウォッチドッグタイマ21を上記所定時間内に
定期的に再設定(リセット)する処理を実行する。カウ
ンタ32はデバイスドライバ3の起動と共に定周期処理
部31によって初期値が設定されて定期的にデクリメン
トされると共に監視プロセス4の定周期処理部41によ
って値が再設定される計数器である。監視プロセス4に
は、上記定周期処理部41とカウンタ42とが設けられ
ている。定周期処理部41はデバイスドライバ3のカウ
ンタ32を上記所定時間内に定期的に再設定(リセッ
ト)する処理を実行する。カウンタ42は監視プロセス
4の起動と共に定周期処理部41によって初期値が設定
されて定期的にデクリメントされると共に監視プロセス
5の定周期処理部51によって値が再設定される計数器
である。監視プロセス4、5はそれぞれスケジューリン
グ優先度が異なるシステム動作監視を行うプロセスであ
る。この場合、監視プロセス4のシステム動作監視の優
先度は、監視プロセス5のシステム動作監視の優先度よ
りも高く設定されている。つまり監視プロセス4のスケ
ジューリング優先度は高く監視プロセス5のスケジュー
リング優先度は低い関係にある。
【0023】なお、上記それぞれの定周期処理部31、
41、51にて複数レベルによる動作監視を行わない場
合は、定周期処理部31、41がウォッチドッグタイマ
21を定期的に再設定するようにする(図の点線)。
【0024】以下、この計算機の動作について説明す
る。
【0025】この計算機の場合、まず、オペレータが計
算機本体1の電源をONすると、計算機本体1内のOS
が起動し、以下、障害検出装置2、デバイスドライバ
3、監視プロセス4、5などが順に起動する。そして、
障害検出装置2がウォッチドッグ監視ステータスバッフ
ァ22及びシステム立ち上げ要因情報バッファ23など
の情報をそれぞれ初期化する。
【0026】起動した監視プロセス4、5によってシス
テム動作の監視が開始されると、カウンタ32、42、
ウォッチドッグタイマ21に初期値が設定され、デバイ
スドライバ3がウォッチドッグタイマ21を起動する。
【0027】この実施形態では、複数レベルによるシス
テム動作監視を行うので、この揚合、デバイスドライバ
3よりウォッチドッグ監視ステータスバッファ22に複
数レベルによるシステム動作監視であるという情報が設
定されてからウォッチドッグタイマ21を起動して計時
を開始させる。
【0028】その後、システムの動作状態が正常であれ
ば、各定周期処理部31、41、51によって、カウン
タ32、42のデクリメント処理や、カウンタ32、4
2、ウォッチドッグタイマ21の再設定処理が行われ、
監視が継続される。
【0029】ここで、例えば監視プロセス5によるスケ
ジューリングが停滞し監視プロセス4のカウンタ42へ
の再設定処理が行われず、定周期処理部41によってカ
ウンタ42がデクリメントされつづけてカウンタ42の
値が0になってしまうと、定周期処理部41はウォッチ
ドッグ監視ステータスバッファ22に監視プロセス5の
スケジュール優先度のプロセススケジューリングが停滞
している旨の情報を設定する。この設定後、定周期処理
部41は処理を停止する。
【0030】すると、デバイスドライバ3のカウンタ3
2への再設定処理が行われず、定周期処理部31によっ
てカウンタ32がデクリメントされつづけてカウンタ3
2の値が0になると、定周期処理部31は監視プロセス
4のスケジュール優先度のプロセススケジューリングが
停滞している旨の情報をウォッチドッグ監視ステータス
バッファ22に設定し、定周期処理部31は処理を停止
する。
【0031】定周期処理部31が処理を停止すると、ウ
ォッチドッグタイマ21が再設定(リセット)されなく
なり、ウォッチドッグタイマ21がタイムアウトして、
障害検出装置2にてウォッチドッグタイマ21のタイム
アウトが検出されると共に、ウォッチドッグタイマ21
から強制停止信号が出力されて、障害監視装置2によっ
て計算機本体1のシステム動作が強制停止される。
【0032】このときに障害監視装置2は、ウォッチド
ッグ監視ステータスバッファ22の内容に基づいてシス
テム立ち上げ要因情報バッファ23にシステム立ち上げ
要因情報を設定する。ウォッチドッグタイムアウトによ
る再立ち上げであるという情報を設定する。
【0033】例えばアプリケーションレベルでの動作異
常が発生し、監視プロセス5の動作が滞ると、ウォッチ
ドッグ監視ステータスバッファ22に監視プロセス4か
らのスケジューリングが停滞している旨の情報とデバイ
スドライバ3からのスケジューリングが停滞している旨
の情報が設定された後、ウォッチドッグタイマ21のタ
イムアウトが発生するため、障害監視装置2はウォッチ
ドッグ監視ステータスバッファ22の情報を基に、ウォ
ッチドッグタイムアウトによる再立ち上げであるという
情報をシステム立ち上げ要因情報バッファ23に設定す
る(書き込む)。 一方、ハードウェア及びOSなどの
動作異常によってデバイスドライバ3の動作が滞ると、
ウォッチドッグ監視ステータスバッファ22に情報が設
定されずにウォッチドッグタイムアウトが発生するた
め、障害監視装置2はウォッチドッグ監視ステータスバ
ッファ22の情報を基に、ハードウェア及びOSなどの
動作異常による再立ち上げであるという情報をシステム
立ち上げ要因情報バッファ23に設定する(書き込
む)。
【0034】以下、図2を参照して計算機を再起動させ
たときの動作を説明する。
【0035】停止した計算機の電源をオペレータがON
すると(ステップS100)、計算機本体1のOSが起動す
る。
【0036】そして、OSは、自身の環境下で障害検出
装置2、デバイスドライバ3及び各監視プロセス4、5
を起動すると、まず、システム立ち上げ要因情報バッフ
ァ23を参照し、システム立ち上げ要因情報23にウォ
ッチドッグタイムアウトによる再立ち上げであるという
情報が設定されているかどうかを調べる(ステップS10
1)。この判断結果でウォッチドッグタイムアウト発生
の有無を判定できる。例えば再立ち上げで無ければ(ス
テップS101のNo)、ウォッチドッグタイムアウトは発生
していないと判別する(ステップS102)。
【0037】また、ウォッチドッグタイムアウトによる
再立ち上げであれば(ステップS101のYes )、次にOS
は、ウォッチドッグ監視ステータスバッファ22の内容
を参照し、ウォッチドッグ監視ステータスバッファ22
に複数レベルによるシステム動作監視の情報が設定され
ているか否かを調べる(ステップS103)。
【0038】ここで、複数レベルによるシステム動作監
視の情報が設定されていなければ(ステップS103のN
o)、ウォッチドッグタイムアウトと判別する(ステッ
プS104)。
【0039】また、ウォッチドッグ監視ステータスバッ
ファ22に複数レベルによるシステム動作監視の情報が
設定されていた場合(ステップS103のYes )、次にOS
は、監視プロセス4からの情報がウォッチドッグ監視ス
テータスバッファ22に設定されているかどうかを判断
する(ステップS105)。
【0040】ここで、監視プロセス4からの情報が設定
されていれば(ステップS105のYes)、監視プロセス5
の動作不可によるユーザレベルのウォッチドッグタイム
アウトと判別する(ステップS106)。
【0041】また、監視プロセス4からの情報が設定さ
れていなかった場合(ステップS105のNo)、次にOS
は、デバイスドライバ3からの情報がウォッチドッグ監
視ステータスバッファ22に設定されているかどうかを
判断する(ステップS107)。
【0042】ここで、デバイスドライバ3からの情報が
設定されていれば(ステップS107のYes )、監視プロセ
ス4の動作不可によるユーザレベルのウォッチドッグタ
イムアウトと判別する(ステップS108)。
【0043】また、監視プロセス4からの情報が設定さ
れていなかった場合(ステップS107のNo)、OSは、カ
ーネルレベルのウォッチドッグタイムアウトと判別する
(ステップS109)。ここでカーネルレベルとはOSある
いはハードフェアのレベルである。
【0044】このようにOSは、ステップS105,S107 そ
れぞれの判断処理の結果でウォッチドッグタイムアウト
の監視レベルの切り分けを行う。つまりウォッチドッグ
タイマ21がタイムアウトした監視レベルがどのレベル
かを判定する。
【0045】このように各処理にて判別した結果は、計
算機1の表示画面上に計算機本体1の停止原因として表
示され、オペレータに通知される。
【0046】このようにこの実施形態の計算機によれ
ば、計算機本体1が停止されるときに、システム立ち上
げ要因情報バッファ23にシステム立ち上げ要因情報が
記憶され、計算機本体1を再起動したときに、OSによ
って自動的にシステム立ち上げ要因情報バッファ23内
のシステム立ち上げ要因情報が読み込まれて計算機本体
1の停止原因についての詳細な判別処理が実行されて、
例えばウォッチドッグタイムアウトによるものか、ハー
ドフェア及びOS的な原因によるものかが表示されるの
で、さまざまな停止原因がある中で、初めに確認すべき
2大要因(ソフトウェア的な停止であるか、ハードフェ
ア及びOS的な停止であるか)が即座に判るので、オペ
レータは、計算機本体1の停止原因を速やかに究明する
ことができる。 この結果、オペレータは、計算機停止
ダンプファイルを一々解析すること無くウォッチドッグ
タイムアウト発生の有無などを確認できる。
【0047】また、複数レベルによるシステム動作監視
を行っているときには、計算機停止時にシステム立ち上
げ要因情報バッファ23に監視レベル毎にシステム立ち
上げ要因情報が記憶され、再起動時にOSがウォッチド
ッグタイムアウトを監視レベル毎に判別するので、ウォ
ッチドッグタイムアウトが発生した監視レベルも同時に
確認できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、計
算機を停止させたときにその時点の監視内容がバッファ
リングされ、計算機を再起動させたときに計算機自身が
バッファリングされた内容を基に詳細な停止原因を判別
するので、ウォッチドッグタイムアウト発生が有ったた
めであるか否かを速やかに判別することができる。
【0049】また、複数レベルによるシステム動作監視
を行っている場合も、ウォッチドッグタイムアウトの発
生原因を監視レベル毎に判別するので、どの監視レベル
でウォッチドッグタイムアウトが発生したかも確認する
ことができる。
【0050】この結果、オペレータが計算機停止ダンプ
ファイルを解析すること無く、計算機の停止原因を速や
かに究明することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一つの実施形態の計算機の構成
を示すブロック図である。
【図2】この計算機における障害検出装置の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…計算機本体、2…障害検出装置、3…デバイスドラ
イバ、4、5…監視プロセス、21…ウォッチドッグタ
イマ、22…ウォッチドッグ監視ステータスバッファ、
23…システム立ち上げ要因情報バッファ、32、42
…カウンタ、31、41、51…定周期処理部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の処理を実行する計算機本体と、 一定時間を計時して前記計算機本体を停止させるウォッ
    チドッグタイマと、 前記処理の状況を監視し、前記処理が正常に実行されて
    いるときは前記ウォッチドッグタイマを前記一定時間以
    内の周期で再設定する再設定手段と、 前記再設定手段により前記ウォッチドッグタイマが再設
    定されなかった場合、前記ウォッチドッグタイマが再設
    定されなかった旨の情報をバッファリングするバッファ
    手段と、 前記計算機本体が起動されたときに前記バッファ手段に
    バッファリングされていた情報を基に前記計算機本体の
    停止原因を判別する停止原因判別手段とを具備したこと
    を特徴とする計算機。
  2. 【請求項2】 所定の処理を実行する計算機本体と、 一定時間を計時して前記計算機本体を停止させるウォッ
    チドッグタイマと、 監視レベルの異なる処理を実行する多段構成の処理手段
    と、 前記各処理手段に設けられ、起動と共に初期値が設定さ
    れて所定時間ごとに減数される計数器と、 前記各処理手段に設けられ、自身が正常に処理を実行し
    ているときは自身よりも優先順位が高い処理手段の計数
    器あるいは前記ウォッチドッグタイマを再設定する定周
    期処理部と、 前記各定周期処理部により前記計数器あるいはウォッチ
    ドッグタイマが再設定されなかった場合、前記監視レベ
    ルごとに再設定されなかった旨の情報を監視ステータス
    情報としてバッファリングする第1のバッファ手段と、 前記ウォッチドッグタイマがタイムアウトした場合にそ
    のタイムアウト情報をシステム立ち上げ要因情報として
    バッファリングする第2のバッファ手段と、 前記計算機本体が起動されたときに前記第1及び第2の
    バッファ手段にバッファリングされていた情報を基に前
    記計算機本体の停止原因を判別する停止原因判別手段と
    を具備したことを特徴とする計算機。
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