JPH1128123A - 筐体組立用治具 - Google Patents

筐体組立用治具

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JPH1128123A
JPH1128123A JP20094997A JP20094997A JPH1128123A JP H1128123 A JPH1128123 A JP H1128123A JP 20094997 A JP20094997 A JP 20094997A JP 20094997 A JP20094997 A JP 20094997A JP H1128123 A JPH1128123 A JP H1128123A
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JP
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jig
plate
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mounting
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JP20094997A
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English (en)
Inventor
Michiharu Eguchi
道治 江口
Hideyuki Takaku
秀之 高久
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Sun Wave Corp
Original Assignee
Sun Wave Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体を組立るに際し、外側や一部内側に配置
される板材が相互に接続されて角部を構成する板材の組
立作業を単純化し、組立作業工数を大幅に削減すること
ができる筐体組立用治具を提供する。 【解決手段】 折曲部6aから2つ折状に折畳まれる各
折曲片6b、6cから折曲される取付片9より直角に突
設する舌片7、8を、例えば板材2、3の取付面H1、
H2に形成された細長溝4、5に直角に打込んで予め2
枚の板材2、3を接続しておけば、角部を構成する板材
の組立作業が単純化され、組立作業工数を大幅に削減す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体組立用治具に
関し、特に筐体組立用治具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば食器棚、本箱等のような
筐体は、家具店の店頭に組立られた状態で展示されてあ
るが、これが消費者により購入されると分解されて現地
まで搬送されて、再び組立られる。
【0003】このような筐体は、各種サイズから成る形
状、構造を有する板材の組合せで構成され、これらの板
材は夫々取付金具等の治具を使用して互いに接続して組
立られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
筐体は、大形のものから小形のものまで各種形状のもの
を有し、特に大形の筐体を構成する部材は多数の板材
や、各種取付治具から構成されるため、分解、組立に要
する工数が増大する問題を有している。
【0005】特に、現場で組立作業を行なう際には作業
場所の広さや空間の制限を受けるなかで作業が行なわ
れ、増して多数の大形の部材からなる筐体等を組立る際
には1人での組立作業が困難となり、また多数の取付治
具が使用されている為これら治具が取付られる部材との
対応関係の確認等が必要となり、これらが組立作業にか
かる工数を増大させる要因となっていた。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、筐体を組立るに際し、外側や一
部内側に配置される板材が相互に接続されて角部を構成
する板材の組立作業を単純化し、組立作業工数を大幅に
削減することができる筐体組立用治具を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
方が板材の端面に取付られて相互の板材を開閉可能に接
続する治具であって、前記治具は、折曲部を介して2つ
折状に折畳まれる2部材から構成され、前記2部材は、
それぞれ取付片を有しているとともに、この取付片に直
角に舌片が突設され、該舌片を前記板材の取付面に挿着
して接続することにより、前記2部材の間の折曲部によ
って相互の板材が直角又は2直角に位置決めできるよう
に構成されることを特徴としている。この特徴によれ
ば、折曲部から2つ折状に折畳まれる2部材の取付片よ
り直角に突設する舌片を、例えば板材の取付面に形成さ
れた細長溝に直角に打込んで予め2枚の板材を接続して
おけば、角部を構成する板材の組立作業が単純化され、
組立作業工数を大幅に削減することができる。
【0008】本発明の筐体組立用治具は、前記板材の取
付面には細長溝が形成されるととともに、前記治具は、
少なくとも折曲部が可撓性を有する材質で一体成形さ
れ、前記舌片が前記細長溝に抜出し不能に挿着されるよ
う構成されれば好適である。これによれば、板材の舌片
を板材の細長溝に打込むだけで舌片がこの細長溝に抜出
し不能に挿着されるので、取付作業が極めて容易且つ確
実となり、また折曲部が可撓性を有する材質で一体成形
されている為、単純な構成で所定の強度が確保された折
曲げ機能が備えられる。
【0009】本発明の筐体組立用治具は、前記治具の折
曲部外側端部に切欠き凹部が形成されれば好適である。
これによれば、治具を開放する際に折曲部外側の圧縮さ
れる部分が削減されるため折曲部が変形されず抵抗無く
展開させることができる。
【0010】本発明の筐体組立用治具は、前記治具が互
いに接続される板材の全長に亘って挿着可能であって、
長手方向に延在されて一体的に形成されれば好適であ
る。これによれば、接続される板材が直角または2直角
に開放された場合に、治具によって接続部が全長に亘っ
てシールされて密閉することができる。
【0011】本発明の筐体組立用治具は、前記治具が前
記舌片の先端が断面矢尻状に形成されれば好適である。
これによれば、舌片先端の断面矢尻状に形成された部分
を板材の細長溝に差込むだけで抜出し不能となり、治具
の取付作業を単純化し作業能率を向上させることができ
る。
【0012】本発明の筐体組立用治具は、前記板材の細
長溝が接続される板材を互いに重ね合わせて設定された
状態において、前記各板材の端部上面に前記治具の各取
付片が接合される取付面を設け、前記両取付面が隣接し
て配設されるよう前記各板材を配置し、前記上下板材の
取付面に形成される細長溝が同一方向に形成されれば好
適である。これによれば、接続される板材を互いに重ね
合わせた状態において、上下に位置する板材の取付面に
細長溝が同じ方向に形成されるので、前記治具の舌片を
同方向に打込むことができるため力の作用方向が同一方
向となり、板材に衝撃を与えても他方の板材が弛むこと
なく単純作業で確実に挿着することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を挙げ図面に基
づいて本発明を説明する。先ず、本発明の筐体組立用治
具の第1実施形態につき説明する。図1の(a)は、互
いに接続される板材の端部に筐体組立用治具を取付けた
状態を示す斜視図、(b)は筐体組立用治具の斜視図、
(c)は(b)のA部拡大図を示す。
【0014】1は、筐体組立用治具を示し、筐体組立用
治具1は少なくとも一方が板材の端面に取付られて2部
材から成る相互の板材2、3の角部を開閉可能に構成
し、2部材を構成する一部の面に直角に舌片7、8が突
設され、該舌片7、8が前記板材2、3の取付面に挿着
されて相互の板材7、8が開閉可能に接続され、前記2
部材の対接面どうしの当接により開放される相互の板材
2、3が直角又は2直角に設定されるように構成されて
いる。
【0015】筐体組立用治具1が取付られる第1板材2
と第2板材3の各取付面H1及びH2には、第1細長溝
4及び第2細長溝5が各板材2、3の端面に沿って平行
に形成されている。
【0016】筐体組立用治具1は、例えばプラスチック
等の樹脂系またはゴム等の可撓性を有する材質で構成さ
れ、折曲部6aより2つ折状に折畳まれて折り返し折曲
片6b、6cから成る折畳み部6が形成されて折曲部6
aより開閉可能に構成されている。
【0017】ここで折曲部6aの外側端部には図1の
(c)に示されるような切欠き凹部Kが形成されてお
り、このため、この切欠き凹部Kにより折畳み部6が開
放された際に折曲部外側の圧縮される部分が削減される
ため折曲部が変形されず抵抗無く展開させることができ
る。
【0018】さらに、一方の折曲片6cの端部が直角に
折曲されて取付片9が形成され、該取付片9の内側面及
び折畳まれた一方の折り返し折曲片6bの外側には舌片
7が、また取付片9の内側には舌片8が夫々直角に突設
されており、各舌片7、8の先端には断面矢尻状に形成
されている。そして、これら各舌片7、8は、前記各板
材2、3の第1細長溝4及び第2細長溝5に挿着可能な
形状に形成されている。
【0019】図2の(a)は例えば本箱が分解された状
態の斜視図を示し、(b)は本箱の分解組立斜視図を示
す。図において、筐体組立の対象となる本箱Eは、ベー
スB1、底板B2、第1側板S1、第2側板S2、第3
側板S3及び天板Tで構成される。
【0020】このような部材から成る本箱Eは、図2の
(b)に示されるような状態で組立られるが、本実施形
態の筐体組立用治具1は、第1側板S1、第2側板S2
の各接続角部Jに使用される。
【0021】次に、本実施形態における筐体組立用治具
1の取付手順並びに開閉機能につき説明する。すなわ
ち、互いに接続される板材2、3を上下に重ね合わせた
状態において、上部に位置する板材3は、取付面H2を
有する端部が下部に位置する板材2の取付面H1に対し
て隣接する位置に設置される。これら隣接する取付面H
1、H2に形成される第1、第2細長溝4、5は同じ方
向に設定される。
【0022】そこで、上下板材2、3の第1、第2細長
溝4、5に、筐体組立用治具1の返し折曲片6b、6c
から成る折畳み部6を直角に開放した状態で舌片7、8
が上方から打込まれ、筐体組立用治具1が挿着されて各
板材2、3の端部が接続される。
【0023】このように、接続される板材2、3を互い
に重ね合わせた状態において、上下に位置する板材2、
3の取付面H1、H2に第1、第2細長溝4、5が同じ
方向に形成されるので、治具1の舌片7、8を同方向に
打込むことができ、力の作用方向が同一方向となるため
板材に衝撃を与えても他方の板材が弛むことなく単純作
業で確実に挿着することができる。
【0024】更に、板材2、3の舌片7、8を板材2、
3の細長溝4、5に打込むだけで舌片7、8がこの細長
溝4、5に抜出し不能に挿着されるので、取付作業が極
めて容易且つ確実となり、また折曲部が可撓性を有する
材質で一体成形されている為、単純な構成で所定の強度
が確保された折曲げ機能が備えられる。
【0025】次に、図3の(a)に示されるように互い
に重ねた状態で接続された一対の板材2、3は、図3の
(b)に示されるように直角に開放される。
【0026】すなわち、下部(図面では上部)に位置す
る板材2上には上部の板材3が所定の位置関係で重ねて
設置され、下部の板材2に対し、上部の板材3を矢印方
向に揺動して開放させると、折り返し折曲片6b、6c
は折曲部6aより折曲げられて互いに対接面どうしが当
接する。従って、折曲げられた状態の折畳み部6は、上
部板材3の端部と下部板材2の取付面H1上に挟まれた
状態となり、板材2と板材3の端部は直角に開放された
状態に設定される。
【0027】この状態を、図2の(b)に示される本箱
を組立る例について説明すると、先ず、ベースB1、底
板B2が組合されると、この上面周囲に各側板S1、S
2、S3が立設して取付られる。
【0028】各側板S1、S2は、折畳まれたまま立ち
上げられ、それぞれが筐体組立用治具1を介して矢印方
向に開放されると、前述した動作により図3の(b)に
示されるように直角に設定される。
【0029】そこで、直角に設定された状態の各側板S
1、S2及びS3が、ベースB1、底板B2上に図示し
ない治具により取付られて周囲が各側板S1、S2及び
S3により囲まれると、その頂部に天板Tが取付られて
本箱の組立が完了する。
【0030】このように、2つ折状に折畳まれて折曲部
6aから2部材が開閉可能に構成されると共に2部材を
構成する一部の面に直角に舌片7、8が突設され、この
舌片7、8が例えば板材2、3の取付面H1、H2に形
成された細長溝4、5に直角に打込まれて予め挿着され
ているので、角部を構成する板材の組立作業が単純化さ
れ、組立作業工数を大幅に削減することができる。
【0031】次に、 筐体組立用治具の第2実施形態に
つき図4を基に説明する。尚、前記実施形態の構成部分
と同一構成部分については同一符号を付し、詳細な説明
を省略する。
【0032】ここで、図4の(a)は互いに重ねられた
状態で筐体組立用治具により一対の板材が接続された状
態を示す説明図、(b)は接続された板材が直角に開放
された状態を示す説明図である。
【0033】本実施形態としての筐体組立用治具1は、
前記第1実施形態における筐体組立用治具1を各板材に
対し向きを逆にして取付けたものである。
【0034】すなわち、互いに接続される板材2、3
が、第1実施形態にと同様に上下に重ね合わせた状態に
おいて、上部に位置する板材3は、下部に位置する板材
2の端部に対し板厚分後方に移動した位置に設置され
る。
【0035】この場合、下部板材2の筐体組立用治具1
との取付面H4はその端部に設けられ、また上部板材3
の筐体組立用治具1との取付面H3も同様に端部に設け
られる。そして、これら取付面H1、H2には夫々第
1、第2細長溝14、15が同じ方向に形成される。
【0036】そこで、上下板材2、3の第1、第2細長
溝4、5に筐体組立用治具1の折返し折曲片6b、6c
から成る折畳み部6を直角に開放した状態で舌片7、8
が上下板材2、3の端部から同方向に打込まれて筐体組
立用治具1が挿着され各板材2、3の端部が接続され
る。尚、この本実施形態としての筐体組立用治具1の開
閉機能は第1実施形態と同一機能を有するため詳細な説
明は省略する。
【0037】次に、筐体組立用治具の第3実施形態につ
き図5を基に説明する。尚、前記実施形態の構成部分と
同一構成部分については同一符号を付し、詳細な説明を
省略する。
【0038】図5の(a)は互いに重ねられた状態で筐
体組立用治具により一対の板材が接続された状態を示す
説明図、(b)は接続された板材が直角に開放された状
態を示す説明図である。
【0039】すなわち、本実施形態としての筐体組立用
治具1は、前記第1実施形態と同様に筐体組立用治具1
の一方の折曲片6cの端部を直角に折曲して取付片9を
形成すると共に、他方の折曲片6bの端部も同様に直角
に折曲して取付片10を形成したものである。
【0040】そして、各取付片9、10の各内側面には
舌片7、8が突設され、各舌片7、8の先端は断面矢尻
状に形成されていて、前記各板材2、3の第1、第2細
長溝4及び5に挿着可能な形状に形成されている。
【0041】一方、互いに接続される板材2、3が、第
1実施形態と同様に上下に重ね合わせた状態において、
上部に位置する板材3は、下部に位置する板材2の端部
に対し板厚分後方に移動した位置に設置される。
【0042】この場合、下部板材2の筐体組立用治具1
との取付面H4は端部に設けられ、また上部板材3の筐
体組立用治具1との取付面H2は、端部上面に設けら
れ、これら取付面H4、H2には夫々第1、第2細長溝
5、14が互いに交叉する方向に形成される。
【0043】従って、各舌片7、8を第1、第2細長溝
5、14に挿着する際は、先ず、下部板材2端面の第2
細長溝14に舌片7を横方向から打込み、次に上部板材
3の端部上面の第1細長溝5に舌片8を上面から打込む
ことにより、筐体組立用治具1が挿着され各板材2、3
の端部が接続される。尚、筐体組立用治具1の開閉機能
は前記各実施形態と同一機能を有している。
【0044】次に、筐体組立用治具の第4実施形態につ
き図6を基に説明する。尚、前記実施形態の構成部分と
同一構成部分については同一符号を付し、詳細な説明を
省略する。
【0045】図6の(a)は互いに重ねられた状態で筐
体組立用治具により一対の板材が接続された状態を示す
説明図、(b)は接続された板材が2直角に開放された
状態を示す説明図である。
【0046】すなわち、本実施形態としての筐体組立用
治具1は、図5に示される前記第3実施形態と同様に一
方の折曲片6cの端部を直角に折曲して取付片9を形成
すると共に、他方の折曲片6bの端部も同様に直角に折
曲して取付片10を形成したものである。
【0047】そして、各取付片10、9の各内側面には
挿着手段としての舌片7、8が突設され、各舌片7、8
の先端は断面矢尻状に形成されていて、前記各板材2、
3の第1、第2細長溝15、5に挿着可能な形状に形成
されている。
【0048】一方、互いに接続される板材2、3が、第
1実施形態と同様に上下に重ね合わせた状態において、
上部に位置する板材3は、下部に位置する板材2の端部
に対し板厚分後方に移動した位置に設置される。
【0049】この場合、下部板材2の筐体組立用治具1
との取付面H5は底面に設けられ、また上部板材3の筐
体組立用治具1との取付面H2は端部上面に設けられ
る。そしてこれら取付面H2、H5には夫々第1、第2
細長溝5、14が互いに反対側(表裏)に対向する方向
に形成される。
【0050】従って、各舌片7、8を第1、第2細長溝
15、5に挿着する際は、先ず、下部板材2端部底面の
第2細長溝15に舌片7を底面側から打込み、次に上部
板材3の端部上面の第1細長溝5に舌片8を上面から打
込むことにより、筐体組立用治具1が挿着され各板材
2、3の端部が接続される。尚、筐体組立用治具1の開
閉機能は前記各実施形態の開閉機能が直角であるのに対
し、2直角(180°)の範囲で開閉させることができ
る。
【0051】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。例えば、舌片は各
取付片から直角に突設させて先端を矢尻状に一体的に形
成して長手方向に延在させたものであるが、棒状のもの
を所定ピッチで配設して板材に同じピッチで配設した挿
着孔に挿着可能に構成することもできる。
【0052】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0053】(a)請求項1の発明によれば、折曲部か
ら2つ折状に折畳まれる2部材の取付片より直角に突設
する舌片を、例えば板材の取付面に形成された細長溝に
直角に打込んで予め2枚の板材を接続しておけば、角部
を構成する板材の組立作業が単純化され、組立作業工数
を大幅に削減することができる。
【0054】(b)請求項2の発明によれば、板材の舌
片を板材の細長溝に打込むだけで舌片がこの細長溝に抜
出し不能に挿着されるので、取付作業が極めて容易且つ
確実となり、また折曲部が可撓性を有する材質で一体成
形されている為、単純な構成で所定の強度が確保された
折曲げ機能が備えられる。
【0055】(c)請求項3の発明によれば、治具を開
放する際に折曲部外側の圧縮される部分が削減されるた
め折曲部が変形されず抵抗無く展開させることができ
る。
【0056】(d)請求項4の発明によれば、接続され
る板材が直角または2直角に開放された場合に、治具に
よって接続部が全長に亘ってシールされて密閉すること
ができる。
【0057】(e)請求項5の発明によれば、舌片先端
の断面矢尻状に形成された部分を板材の細長溝に差込む
だけで抜出し不能となり、治具の取付作業を単純化し作
業能率を向上させることができる。
【0058】(f)請求項6の発明によれば、接続され
る板材を互いに重ね合わせた状態において、上下に位置
する板材の取付面に細長溝が同じ方向に形成されるの
で、前記治具の舌片を同方向に打込むことができるため
力の作用方向が同一方向となり、板材に衝撃を与えても
他方の板材が弛むことなく単純作業で確実に挿着するこ
とができる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1施形態としての筐体組立用治具を
示し、(a)は互いに接続される板材の端部に筐体組立
用治具を取付けた状態を示す斜視図、(b)は筐体組立
用治具のみを示す斜視図、(c)は(b)のA部拡大図
である。
【図2】本発明の第1施形態としての筐体組立用治具が
本箱の組立に治具として使用される例を示すもので
(a)は本箱が分解された状態の斜視図、(b)は本箱
の分解組立斜視図である。
【図3】本発明の第1施形態としての筐体組立用治具を
示し(a)は互いに重ねられた状態で筐体組立用治具に
より一対の板材が接続された状態を示す説明図、(b)
は接続された板材が直角に開放された状態を示す説明図
である。
【図4】本発明の第2施形態としての筐体組立用治具を
示し(a)は互いに重ねられた状態で筐体組立用治具に
より一対の板材が接続された状態を示す説明図、(b)
は接続された板材が直角に開放された状態を示す説明図
である。
【図5】本発明の第3施形態としての筐体組立用治具を
示し(a)は互いに重ねられた状態で筐体組立用治具に
より一対の板材が接続された状態を示す説明図、(b)
は接続された板材が直角に開放された状態を示す説明図
である。
【図6】本発明の第4施形態としての筐体組立用治具を
示し(a)は互いに重ねられた状態で筐体組立用治具に
より一対の板材が接続された状態を示す説明図、(b)
は接続された板材が2直角に開放された状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 筐体組立用治具 2、3 板材 4 第1細長溝 5 第2細長溝 6 折畳み部 6a、 折曲部 6b、6c 折曲片 7、8 舌片 9、10 取付片 14 第1細長溝 15 第2細長溝 B1 ベース B2 底板 E 本箱 H1、H2 取付面 H3、H4、H5取付面 J 接続角部 K 切欠き凹部 S1 第1側板 S2 第2側板 S3 第3側板 T 天板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が板材の端面に取付られ
    て相互の板材を開閉可能に接続する治具であって、 前記治具は、折曲部を介して2つ折状に折畳まれる2部
    材から構成され、前記2部材は、それぞれ取付片を有し
    ているとともに、この取付片に直角に舌片が突設され、
    該舌片を前記板材の取付面に挿着して接続することによ
    り、前記2部材の間の折曲部によって相互の板材が直角
    又は2直角に位置決めできるように構成されることを特
    徴とする筐体組立用治具。
  2. 【請求項2】 前記板材の取付面には細長溝が形成され
    るととともに、前記治具は、少なくとも折曲部が可撓性
    を有する材質で一体成形され、前記舌片が前記細長溝に
    抜出し不能に挿着されるよう構成されて成る請求項1に
    記載の筐体組立用治具。
  3. 【請求項3】 前記治具は、前記折曲部の外側端部に切
    欠き凹部が形成されて成る請求項1または2に記載の筐
    体組立用治具。
  4. 【請求項4】 前記治具は、互いに接続される板材の全
    長に亘って挿着可能であって、長手方向に延在されて一
    体的に形成されて成る請求項1〜3の何れか1項に記載
    の筐体組立用治具。
  5. 【請求項5】 前記治具は、前記舌片の先端が断面矢尻
    状に形成して成る請求項1〜4の何れか1項に記載の筐
    体組立用治具。
  6. 【請求項6】 前記板材の細長溝は、接続される板材を
    互いに重ね合わせて設定された状態において、前記各板
    材の端部上面に前記治具の各取付片が接合される取付面
    を設け、前記両取付面が隣接して配設されるよう前記各
    板材を配置し、前記上下板材の取付面に形成される細長
    溝が同一方向に形成されて成る請求項1に記載の筐体組
    立用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020512226A (ja) * 2017-03-16 2020-04-23 トレーヴ プロダクツ,サービシーズ アンド イノベーション 自動車の折り畳み式インテリアライニングパネル

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