JPH11279796A - 皮膜形成方法及び金属素材 - Google Patents
皮膜形成方法及び金属素材Info
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- JPH11279796A JPH11279796A JP10084467A JP8446798A JPH11279796A JP H11279796 A JPH11279796 A JP H11279796A JP 10084467 A JP10084467 A JP 10084467A JP 8446798 A JP8446798 A JP 8446798A JP H11279796 A JPH11279796 A JP H11279796A
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Abstract
生させない耐食性に優れた金属表面の皮膜形成方法を提
供する。 【解決手段】脱脂、オキシカルボン酸化合物又はアスコ
ルビン酸化合物により前処理し、次で下記(A)、
(B)、(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含
む水溶液に金属を浸漬し、この金属を陰極とし、陽極と
の間に通電して下記組成を電解析出させる。(A)スル
ホニウム基を分子内に含有するモノマー、(B)上記
(A)モノマーの単独重合あるいは共重合により得られ
る水溶性ポリマー、(C)上記(A)のモノマーとラジ
カル重合性不飽和モノマーとの共重合により得られるス
ルホニウム基を有するエマルション又は水溶性ポリマ
ー、(D)無機粒子を核として、上記(A)のモノマー
とラジカル重合性不飽和モノマーとの共重合してなる被
覆層で上記無機粒子が被覆されたスルホニウム基を有す
る複合エマルション、
Description
素材の下地処理(表面処理)において金属表面との密着
性及び耐食性に優れた有機皮膜あるいは有機/無機複合
皮膜を形成する皮膜形成方法及び皮膜形成された金属材
料に関する。
ず金属表面の脱脂を行った後、下地処理(表面処理)を
行い、その後塗装を行う。従来、金属表面処理として
は、金属表面に耐食性を付与したり、金属表面上に塗装
される塗料と金属表面との密着性を向上させるために、
例えばリン酸亜鉛処理あるいはクロメート処理が行われ
ている。
は、廃水中に含まれるリンが水質の富栄養化をもたら
し、水質汚染の原因となるおそれがあり、また表面処理
中にスラッジも発生する。一方、クロメート処理の場合
には、処理液中のクロムが有害物質であり、環境や人体
に悪影響を及ぼすおそれがある。このため、通常、高価
な廃水処理設備が必要となり、経済性にやや劣るという
問題があった。
物質を金属表面処理液に含まず、更にスラッジを発生し
ない、耐食性に優れた皮膜形成方法が望まれている。
「感放射線性のあるエチレン系不飽和の共重合可能なス
ルホニウム塩及びその製造方法」には、下記化17に示
す一般式(II)の構造を有する光硬化性組成物が開示さ
れている。
機基を意味し、R1 は、場合により置換された、一価の
有機脂肪族基で、アルキル−、シクロアルキル−及び置
換アルキル基の群からの1つの基を意味する。
三価の脂肪族又は芳香族有機基を意味し、そして複素環
式又は縮合環構造を形成する。
あり、bは、0より2まで(2を含む)の整数であり、
cは、0又は1に等しい整数であり、その際、和a+b
+c=3である。
化18に示す基の1つを結合して含み、
基の1つを表し、
た下記化20に示すアルキレン基で、
C1 〜C4 アルキル、H、COOH、COOCH3 、C
OOCH2 CH3 を表すもの、パーフルオロアルキレン
基、オキサアルキレン基 −(CH2 )n −O−(CH
2 )p −[n=1〜5及びp=1〜5]、パーフルオロ
オキサアルキレン基又は場合によりパーフルオロ化され
た、ポリオキサアルキレン基で2〜20の酸素原子を含
み、それらの酸素原子の少なくとも1つの−CH2 −、
−CF2 −又は−CH2 −CH(CH3 )−基を介して
互いに結合されれいるもの、−(CH2 )m −O−CO
−O−(CH2 )n −、−(CH2 )m −O−CO−N
H−(CH2 )n −、−(CH2 )m −NH−CO−O
−(CH2 )n −、−(CH2 )m −O−CO−(CH
2 )n −又は−(CH2 )m −CO−O−(CH2 )n
−、[m=1〜10,n=1〜10]の基の1つ、場合
により1〜4炭素原子を含むアルキル、OH、OC
H3 、OC2 H5 、SH,SCH3 、SC2 H5 等によ
りo−、m−及び/又はp−位置に置換されたフェニレ
ン基等を表す。
又はフェニルを、Zは、O又はNYを表す)。
規アクリレート化合物」には、臨床診断用薬の担体等に
利用される機能性高分子の原料として、下記化21に示
す構造を有する新規アクリル誘導体が開示されている。
界面活性剤としての新規ポリマーの原料として、例えば
下記化22に示す構造を有するエチレン性不飽和芳香族
スルホニウム塩等が開示されている。
開平2−264756号公報、特開平5−32618号
公報、米国特許4,528,384号のそれぞれに開示
されたエチレン性不飽和芳香族スルホニウム塩は、いず
れも光硬化性組成物や、臨床診断用薬の担体や、カチオ
ン界面活性剤に用いられるものであり、金属素材の塗装
前の下地処理に用いた例はない。
において、金属表面に有機皮膜又は有機/無機皮膜から
なる皮膜を形成する方法は見当たらず、依然として環境
対策やスラッジ防止方法を講じながら、金属表面の下地
処理を行わなければならなかった。このため、高価な廃
水処理設備や金属表面処理設備が必要となり、経済性に
劣る。
92号公報及び特開平10−18093号公報の「皮膜
形成方法及び皮膜形成金属素材」において、それぞれ以
下のような方法を提案している。
では、金属素材に対して、下記(a)〜(b)の工程を
順次経る皮膜形成方法であって、(a)脱脂処理工程、
(b)下記(b−1)又は(b−2)の皮膜形成工程、
前記(b−1)の皮膜形成工程は、下記(A),(B)
又は(C)の少なくとも1種の組成を含む水溶液に浸漬
することにより皮膜を形成する工程、(A)活性エステ
ル基及びスルホニウム基を同一分子内に含有するモノマ
ー、(B)上記(A)のモノマーとラジカル重合性不飽
和モノマーとの共重合により得られる活性エステル基を
有するエマルション、(C)無機粒子を核として、上記
(A)のモノマーとラジカル重合性不飽和モノマーとの
共重合してなる被覆層で上記無機粒子が被覆された活性
エステル基を有する複合エマルション、前記(b−2)
の皮膜形成工程は、上記(A),(B)又は(C)の少
なくとも1種の組成を含む水溶液に前記金属素材を浸漬
し、この金属素材を陰極として、前記陰極と陽極との間
に通電し、前記組成を電解析出させることにより皮膜を
形成する工程、である皮膜形成方法を提案している。
また、特開平10−18093号公報では、金属素材に
対して、下記(a)〜(c)の工程を順次経る皮膜形成
方法であって、(a)脱脂処理工程、(b)アミノ系カ
ップリング剤及び/又はメルカプト系カップリング剤に
よる前処理工程、(c)下記(c−1)又は(c−2)
の皮膜形成工程、前記(c−1)の皮膜形成工程は、下
記(A),(B)又は(C)の少なくとも1種の組成を
含む水溶液に浸漬することにより皮膜を形成する工程、
(A)活性エステル基及びスルホニウム基を同一分子内
に含有するモノマー、(B)上記(A)のモノマーとラ
ジカル重合性不飽和モノマーとの共重合により得られる
活性エステル基を有するエマルション、(C)無機粒子
を核として、上記(A)のモノマーとラジカル重合性不
飽和モノマーとの共重合してなる被覆層で上記無機粒子
が被覆された活性エステル基を有する複合エマルショ
ン、前記(c−2)の皮膜形成工程は、上記(A),
(B)又は(C)の少なくとも1種の組成を含む水溶液
に前記金属素材を浸漬し、この金属素材を陰極として、
前記陰極と陽極との間に通電し、前記組成を電解析出さ
せることにより皮膜を形成する工程、である皮膜形成方
法である。
れる場合もあり、その場合には、上記方法では、今一歩
のところであった。
り、その目的は、金属素材の下地処理(表面処理)にお
いて金属表面との密着性及び耐食性に優れた有機皮膜あ
るいは有機/無機複合皮膜を形成する皮膜形成方法を提
供することである。
ために、本発明に係る皮膜形成方法は、金属素材に対し
て、下記(a)〜(c)の工程を順次経る皮膜形成方法
であって、(a)脱脂処理工程、(b)オキシカルボン
酸化合物又はアスコルビン酸化合物による前処理工程、
(c)下記(c−1)又は(c−2)の皮膜形成工程、
前記(c−1)の皮膜形成工程は、下記(A),
(B),(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含
む水溶液に浸漬することにより皮膜を形成する工程、
(A)スルホニウム基を分子内に含有するモノマー、
(B)上記(A)モノマーの単独重合あるいは共重合に
より得られる水溶性ポリマー、(C)上記(A)のモノ
マーとラジカル重合性不飽和モノマーとの共重合により
得られるスルホニウム基を有するエマルション又は水溶
性ポリマー、(D)無機粒子を核として、上記(A)の
モノマーとラジカル重合性不飽和モノマーとの共重合し
てなる被覆層で上記無機粒子が被覆されたスルホニウム
基を有する複合エマルション、前記(c−2)の皮膜形
成工程は、上記(A),(B),(C)又は(D)の少
なくとも1種の組成を含む水溶液に前記金属素材を浸漬
し、この金属素材を陰極として、前記陰極と陽極との間
に通電し、前記組成を電解析出させることにより皮膜を
形成する工程、であることを特徴とする。
素材に対して、下記(a)及び(c)の工程を順次経る
皮膜形成方法であって、(a)脱脂処理工程、(c)下
記(c−1)又は(c−2)の皮膜形成工程、前記(c
−1)の皮膜形成工程は、下記(A),(B),(C)
又は(D)の少なくとも1種の組成を含む水溶液に浸漬
することにより皮膜を形成する工程、(A)活性エステ
ル基及びスルホニウム基を同一分子内に含有し、上記化
1に示す一般式(I)、上記化4に示す(III−2)を
有するモノマー、(B)上記(A)モノマーの単独重合
あるいは共重合により得られる水溶性ポリマー、(C)
上記(A)のモノマーとラジカル重合性不飽和モノマー
との共重合により得られる活性エステル基及びスルホニ
ウム基を有するエマルション又は水溶性ポリマー、
(D)無機粒子を核として、上記(A)のモノマーとラ
ジカル重合性不飽和モノマーとの共重合してなる被覆層
で上記無機粒子が被覆された活性エステル基及びスルホ
ニウム基を有する複合エマルション、前記(c−2)の
皮膜形成工程は、上記(A),(B),(C)又は
(D)の少なくとも1種の組成を含む水溶液に前記金属
素材を浸漬し、この金属素材を陰極として、前記陰極と
陽極との間に通電し、前記組成を電解析出させることに
より皮膜を形成する工程、であることを特徴とする。
素材に対して、下記(a)及び(c)の工程を順次経る
皮膜形成方法であって、(a)脱脂処理工程、(c)下
記(c−1)又は(c−2)の皮膜形成工程、前記(c
−1)の皮膜形成工程は、下記(A),(B),(C)
又は(D)の少なくとも1種の組成を含む水溶液に浸漬
することにより皮膜を形成する工程、(A)スルホニウ
ム基を分子内に含有し、上記化3又は化4に示す一般式
(II−1)、(II−2)、(II−3)、(III−1)、
(III −2)、(III −3)又は(III −4)を有する
モノマー、(B)上記(A)モノマーの単独重合あるい
は共重合により得られる水溶性ポリマー、(C)上記
(A)のモノマーとラジカル重合性不飽和モノマーとの
共重合により得られるスルホニウム基を有するエマルシ
ョン又は水溶性ポリマー、(D)無機粒子を核として、
上記(A)のモノマーとラジカル重合性不飽和モノマー
との共重合してなる被覆層で上記無機粒子が被覆された
スルホニウム基を有する複合エマルション、前記(c−
2)の皮膜形成工程は、上記(A),(B),(C)又
は(D)の少なくとも1種の組成を含む水溶液に前記金
属素材を浸漬し、この金属素材を陰極として、前記陰極
と陽極との間に通電し、前記組成を電解析出させること
により皮膜を形成する工程、であることを特徴とする。
(B),(C)又は(D)の組成に含まれるスルホニウ
ム基は、金属との反応性が高く、しかもカチオンである
ため、浸漬あるいは微量の電圧により金属表面へスルホ
ニウム基が配向し、金属素材から不対電子を引き抜き、
金属−S結合を形成させる。このため、上記(A),
(B),(C)又は(D)の組成からなる密着性及び耐
食性に優れた有機皮膜あるいは有機皮膜/無機皮膜を金
属表面に形成することができる。
本発明に係る皮膜形成方法は、金属素材に対して、下記
(a)〜(c)の工程を順次経る皮膜形成方法であっ
て、(a)脱脂処理工程、(b)オキシカルボン酸化合
物又はアスコルビン酸化合物による前処理工程、(c)
下記(c−1)又は(c−2)の皮膜形成工程、前記
(c−1)の皮膜形成工程は、下記(A),(B),
(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含む水溶液
に浸漬することにより皮膜を形成する工程、(A)スル
ホニウム基を分子内に含有するモノマー、(B)上記
(A)モノマーの単独重合あるいは共重合により得られ
る水溶性ポリマー、(C)上記(A)のモノマーとラジ
カル重合性不飽和モノマーとの共重合により得られるス
ルホニウム基を有するエマルション又は水溶性ポリマ
ー、(D)無機粒子を核として、上記(A)のモノマー
とラジカル重合性不飽和モノマーとの共重合してなる被
覆層で上記無機粒子が被覆されたスルホニウム基を有す
る複合エマルション、前記(c−2)の皮膜形成工程
は、上記(A),(B),(C)又は(D)の少なくと
も1種の組成を含む水溶液に前記金属素材を浸漬し、こ
の金属素材を陰極として、前記陰極と陽極との間に通電
し、前記組成を電解析出させることにより皮膜を形成す
る工程、であることを特徴とする。
成方法は、金属素材に対して、下記(a)及び(c)の
工程を順次経る皮膜形成方法であって、(a)脱脂処理
工程、(c)下記(c−1)又は(c−2)の皮膜形成
工程、前記(c−1)の皮膜形成工程は、下記(A),
(B),(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含
む水溶液に浸漬することにより皮膜を形成する工程、
(A)活性エステル基及びスルホニウム基を同一分子内
に含有し、下記化23に示す一般式(I)、下記化26
に示す一般式(III−2)を有するモノマー、(B)上
記(A)モノマーの単独重合あるいは共重合により得ら
れる水溶性ポリマー、(C)上記(A)のモノマーとラ
ジカル重合性不飽和モノマーとの共重合により得られる
活性エステル基及びスルホニウム基を有するエマルショ
ン又は水溶性ポリマー、(D)無機粒子を核として、上
記(A)のモノマーとラジカル重合性不飽和モノマーと
の共重合してなる被覆層で上記無機粒子が被覆された活
性エステル基及びスルホニウム基を有する複合エマルシ
ョン、前記(c−2)の皮膜形成工程は、上記(A),
(B),(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含
む水溶液に前記金属素材を浸漬し、この金属素材を陰極
として、前記陰極と陽極との間に通電し、前記組成を電
解析出させることにより皮膜を形成する工程、であるこ
とを特徴とする。
記化24の通りである。)
属素材に対して、下記(a)及び(c)の工程を順次経
る皮膜形成方法であって、(a)脱脂処理工程、(c)
下記(c−1)又は(c−2)の皮膜形成工程、前記
(c−1)の皮膜形成工程は、下記(A),(B),
(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含む水溶液
に浸漬することにより皮膜を形成する工程、(A)スル
ホニウム基を分子内に含有し、上記化25又は化26に
示す一般式(II−1)、(II−2)、(II−3)、(II
I −1)、(III −2)、(III −3)又は(III −
4)を有するモノマー、(B)上記(A)モノマーの単
独重合あるいは共重合により得られる水溶性ポリマー、
(C)上記(A)のモノマーとラジカル重合性不飽和モ
ノマーとの共重合により得られるスルホニウム基を有す
るエマルション又は水溶性ポリマー、(D)無機粒子を
核として、上記(A)のモノマーとラジカル重合性不飽
和モノマーとの共重合してなる被覆層で上記無機粒子が
被覆されたスルホニウム基を有する複合エマルション、
前記(c−2)の皮膜形成工程は、上記(A),
(B),(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含
む水溶液に前記金属素材を浸漬し、この金属素材を陰極
として、前記陰極と陽極との間に通電し、前記組成を電
解析出させることにより皮膜を形成する工程、であるこ
とを特徴とする。
記化27の通りである。)
基、Xは対イオンであって下記化27の通りである。)
鉄、アルミニウム、亜鉛、溶融亜鉛めっき鋼板等の合金
化めっき鋼板、各種めっき鋼板、ステンレス等に上記皮
膜形成方法により皮膜を形成したものである。
脂等を除去する工程をいう。
いて、金属素材表面の金属酸化物を除去する工程であ
る。
キシカルボン酸化合物又はアスコルビン酸化合物を以下
に示す溶媒に所定濃度溶解させ、この浸漬液中に金属素
材を所定時間浸漬する方法である。
ビン酸化合物としては、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、
乳酸、グルコン酸又はアスコルビン酸、またはいずれか
のアンモニウム塩が好ましい。
ル、メタノール、イソプロピルアルコール(IPA)、
アセトン、メチルエチルケトン、ベンゼン、トルエン、
キシレン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチル
エーテル、クロロホルム、塩化メチレン等が挙げられ、
好ましくは水、エタノール、メタノール、イソプロピル
アルコール(IPA)である。
合物又はアスコルビン酸化合物の濃度は、0.1〜10
wt%、好ましくは1〜5wt%である。上記オキシカ
ルボン酸化合物又はアスコルビン酸化合物の濃度が0.
1wt%未満の場合には、金属表面の金属酸化物の除去
が不十分となる。一方、上記化合物の濃度が10wt%
を超える場合には、経済性が低下する。
はpH6〜10である。浸漬液のpHが2未満の場合に
は、金属素材が腐食してしまい、一方pHが12を超え
ると、金属表面の金属酸化物の除去が不十分となる。
0〜70℃である。処理温度が0℃未満の場合には、浸
漬液が凍ってしまい、処理が不可能となる。一方、処理
温度が100℃を超えると、処理操作が難しくなる。
は、0.1秒〜180秒分が好ましく、より好ましくは
60秒〜120秒である。浸漬時間が0.1秒未満の場
合には、金属表面の金属酸化物の除去が不十分となる。
一方、浸漬時間が180秒を超えても、更なる効果は得
られず、処理時間が長くなるのみである。
1)皮膜形成工程又は(c−2)皮膜形成工程のいずれ
かを用いることができる。
(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含む水溶液
に浸漬することにより皮膜を形成する工程である。
(A)モノマーの水溶液(以下「SM処理液」と略す)
に浸漬して皮膜を形成する工程は、図1に示す通りであ
る。
8、化29、化30に示すいずれかの構造式を有するこ
とが好ましい。
対イオンであって実施の形態1又は3においては下記化
32、実施の形態2においては下記化33の通りであ
る。)
対イオンであって実施の形態1又は3においては下記化
32、実施の形態2においては下記化33の通りであ
る。)
対イオンであって実施の形態1又は3においては下記化
32、実施の形態2においては下記化33の通りであ
る。)
スルホニウム基を同一分子内に含有するモノマーが、上
記化34、36に示す一般式(I)又は(III−2)を
有するモノマーの少なくとも1種である。
記化35の通りである。)
基、Xは対イオンであって下記化37の通りである。)
重合基は下記化38に示す一般式を有する。
ましく、より好ましくは0.1〜10wt%である。S
M濃度が0.01wt%未満の場合には、金属表面へ皮
膜が析出しにくくなる。このため、耐食性が低下する。
一方、SM濃度が10wt%を超える場合には、更なる
効果が望めず経済性が低下する。
は、活性エステル基を含む場合は2〜9が好ましく、よ
り好ましくは3〜6である。処理pHが2未満の場合に
は、SMが加水分解される。一方、処理pHが9を超え
ると、やはりSMが加水分解される。また、活性エステ
ル基を含まない場合は2〜12が好ましく、より好まし
くは3〜10である。処理pHが2未満の場合には、金
属素材が溶解する。一方、処理pHが12を超えると、
処理溶液の取り扱いが困難となる。
は、活性エステル基を含む場合は0〜40℃であること
が好ましく、より好ましくは10〜20℃である。処理
温度が0℃未満の場合には、SM処理液が凍る。一方、
処理温度が40℃を超えると、SMが加水分解される。
活性エステル基を含まない場合は0〜70℃であること
が好ましく、より好ましくは10〜50℃である。処理
温度が0℃未満の場合には、SM処理液が凍る。一方、
処理温度が70℃を超えると、これ以上の効果が望め
ず、経済性が低下する。
は、1秒〜180秒が好ましく、より好ましくは30秒
〜120秒である。浸漬時間が1秒未満の場合には、金
属表面へSMが析出しにくくなる。このため、耐食性が
低下する。一方、浸漬時間が180秒を超えても、所望
の皮膜以上の効果は得られず、処理時間が長くなるのみ
である。
リマー(以下「SP」と略す)は、上記SM(A群、B
群)のいずれかのホモポリマー又は1種又は2種以上の
共重合体をいう。皮膜を形成する工程は、図2に示す通
りである。また、SPは、上記SMの水溶液に水溶性の
ラジカル重合性不飽和結合を有するモノマーを混合させ
てもよい。水溶性のラジカル重合性不飽和結合を有する
モノマーとしては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、
アクリルアミド、ヒドロキシエチルメタアクリレート、
ビニルピロリドン等が挙げられる。
ゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩(以下「AI
BA」と略す)、4,4′−アゾビス(4−シアノ吉草
酸)、2,2′−アゾビス[2−(5−メチル−2−イ
ミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩、2,2′
−アゾビスイソブチルアミド二水和物、過硫酸塩、亜硫
酸水素塩、亜硫酸塩が好ましい。上記過硫酸塩等の無機
重合開始剤の塩としては、アルカリ金属塩又はアンモニ
ウム塩が好ましい。
対して0.1〜10mol%、好ましくは1〜5mol
%である。重合開始剤の濃度が0.1mol%未満の場
合には、SPの重合性率が低下する。一方10mol%
を超えると、SPの分子量が低下する。
記SM処理液と同様であるため、その記載を省略する。
又は2種以上のラジカル重合性不飽和モノマーとの共重
合体をいう。
ジカル重合性不飽和モノマーとの共重合体であって、S
Em水溶液はエマルションの形態となる。皮膜を形成す
る工程は、図3に示す通りである。
マーとしては、スチレン、p−メチルスチレン、p−ク
ロルメチルスチレン、メタクリル酸エステル、アクリル
酸エステル、酢酸ビニル、塩化ビニル等が挙げられる。
様であり、その記載を省略する。
0〜120℃であることが好ましく、より好ましくは−
25〜100℃である。Tgが120℃を超えると、次
工程の加熱処理工程において、融着温度が高温となり作
業性が悪くなる。
50wt%が好ましく、より好ましくは1〜20wt%
である。SEm濃度が0.1wt%未満の場合には、金
属表面へSEmが析出しにくくなる。このため、耐食性
が低下する。一方、SEm濃度が50wt%を超える場
合には、それ以上の効果が望めず経済性が低下する。
理pH、処理温度、浸漬時間は、上記(A)のSMの場
合と同様である。
合エマルションは、無機粒子を核として、上記(A)の
モノマーとラジカル重合性不飽和モノマーとの共重合し
てなる被覆層で上記無機粒子が被覆された活性エステル
基を有する複合エマルション(以下「SEm複合エマル
ション」という。)であって、上記(D)10〜30w
t%である。SEm濃度が1wt%未満の場合には、金
属表面へSEmが析出しにくくなる。このため、耐食性
が低下する。一方、SEm濃度が50wt%を超える場
合には、皮膜にむらが生じやすく好ましくない。
理pH、処理温度、浸漬時間は、上記(A)のSMの場
合と同様である。
示す通り、SEm複合エマルションの水溶液に浸漬して
皮膜を形成するものである。
ては、上述の(B)のSPの場合と同様のものを用い
る。
子としては、例えばシリカ、アルミナ、チタニア、フェ
ライト、リン酸チタン、さらに鉄、亜鉛等の金属粒子等
が挙げられる。また、この無機粒子の粒子径は、0.0
1〜0.5μmが好ましく、より好ましくは0.01〜
0.3μmである。粒子径が0.01μm未満の場合に
は、良好なSEm複合エマルションが得られない。一
方、粒子径が0.5μmを超える場合には、皮膜がむら
になりやすく好ましくない。
01〜1μmが好ましく、より好ましくは0.01〜
0.5μmである。粒子径が0.01μm未満の場合に
は、良好なSEm複合エマルションが得られない。一
方、粒子径が1μmを超える場合には、塗膜密着性が低
下する。
けるSEm複合エマルション水溶液中のAEP複合エマ
ルションの濃度は、0.1〜50wt%が好ましく、よ
り好ましくは10〜20wt%である。SEm複合エマ
ルション濃度が0.1wt%未満の場合には、金属表面
へSEm複合エマルションが析出しにくくなる。このた
め、耐食性が低下する。一方、SEm複合エマルション
濃度が50wt%を超える場合には、皮膜がむらになり
やすく好ましくない。
ション水溶液の処理pH、処理温度、浸漬時間は、上記
(A)のSMの場合と同様であり、SEm複合エマルシ
ョンのガラス転移温度(Tg)は、SPのガラス転移温
度(Tg)と同様であるため説明を省略する。
(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含む水溶液
に前記金属素材を浸漬し、この金属素材を陰極として、
前記陰極と陽極との間に通電し、前記組成を電解析出さ
せることにより皮膜を形成する工程である。なお、上記
(A),(B),(C)又は(D)は上述のものと同様
であるため、記載を省略する。
は、好ましくは0.01wt%〜15wt%であり、よ
り好ましくは0.1wt%〜10wt%である。上記組
成物の濃度が 0.01wt%未満の場合には、金属表
面へ上記(A)の組成物が析出しにくくなる。このた
め、皮膜が薄くなり耐食性が低下する。一方、上記組成
物の濃度が15wt%を超える場合には、上記組成物が
電解析出中に凝集物が析出して、良好な皮膜形成を行う
ことができない。
は1wt%〜50wt%であり、より好ましくは10w
t%〜30wt%である。(C)又は(D)組成物の浸
漬溶液濃度は、好ましくは0.01wt%〜15wt%
であり、より好ましくは0.1wt%〜10wt%であ
る。上記いずれかの組成物の濃度が0.01wt%未満
の場合には、金属表面へ上記(C)又は(D)の組成物
が析出しにくくなる。このため、皮膜が薄くなり耐食性
が低下する。一方、上記いずれかの組成物の濃度が15
wt%を超える場合には、上記組成物が電解析出中に凝
集物が析出して、良好な皮膜形成を行うことができな
い。
0.1〜10mA/cm2が好ましく、より好ましくは
0.5〜5mA/cm2である。電流密度が0.1mA
/cm2未満の場合には、金属表面に対する上記
(A),(B),(C)又は(D)のいずれかの組成物
の析出が不十分となり、皮膜が薄くなる。一方、電流密
度が10mA/cm2を超えた場合には、金属表面への
上記(A),(B),(C)又は(D)の組成物の析出
量は増えるものの、所望の耐食性を超える効果は得られ
なず、経済性に劣る。
0秒が好ましく、より好ましくは30秒〜60秒であ
る。通電時間が0.1秒未満の場合には、金属表面に対
する上記(A),(B),(C)又は(D)の組成物の
析出が不十分となり、皮膜が薄くなり耐食性が低下す
る。一方、通電時間が5分を超える場合には、金属表面
に対する上記(A),(B),(C)又は(D)のいず
れかの組成物の析出が増大するものの、所望の耐食性を
超える効果は得られなず、経済性に劣る。
して、再度SM、SP又はSEmエマルションを製造し
て使用してもよい。
上記(c)皮膜形成工程の後、水洗して、熱処理工程を
加えてもよい。この加熱処理工程により、短時間で金属
表面により強固な有機皮膜(すなわち、(A),(B)
及び(C)の組成物からなる皮膜)又は有機/無機皮膜
(すなわち、(D)の組成物からなる皮膜)を固定する
ことができる。なお、皮膜の膜厚は、約0.01〜1μ
mであることが好ましい。
ウンターアニオンを除去するために行う。熱処理温度
は、50℃〜200℃、好ましくは70℃〜170℃で
ある。熱処理時間は、10秒〜20分、好ましくは1分
〜10分である。
樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂
の1種又は2種以上を混合した塗料を塗り重ねてもよ
い。塗料のタイプとしては、エマルション(水性、非水
性いずれでもよく)又は水性樹脂でもよい。塗装方法と
しては、電着塗装、スプレー塗装等、公知の塗装方法を
用いることができる。
下に示す。
前処理工程は、オキシカルボン酸化合物又はアスコルビ
ン酸化合物を溶媒に所定濃度溶解させ、この浸漬液中に
金属素材を所定時間浸漬する方法である。
は、水、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコ
ール、アセトン、メチルエチルケトン、ベンゼン、トル
エン、キシレン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジ
エチルエーテル、クロロホルム、塩化メチレンの少なく
とも1種である。
の上記化合物の濃度は、0.1〜10wt%である。
の上記化合物の濃度は、1〜5wt%である。
の上記化合物剤含有浸漬液中への浸漬時間は、0.1秒
〜180秒である。
の上記化合物含有浸漬液中への浸漬時間は、60秒〜1
20秒である。
2)において、上記SMの処理液に水溶性のラジカル重
合性不飽和結合を有するモノマーを混合させる。
2)において、上記水溶性のラジカル重合性不飽和結合
を有するモノマーは、アクリル酸、メタクリル酸、アク
リルアミド、ヒドロキシエチルメタアクリレート、N−
ビニルピロリドンの少なくとも1種である。
2)において、上記SM処理液中のSM濃度は、0.0
1〜10wt%である。
2)において、上記SM処理液中のSM濃度は、0.1
〜10wt%である。
2)において、金属素材浸漬時のSM処理液の処理pH
は、活性エステル基を含む場合には2〜9である。
2)において、金属素材浸漬時のSM処理液の処理pH
は、活性エステル基を含む場合には3〜6である。
2)において、金属素材浸漬時のSM処理液の処理pH
は、活性エステル基を含まない場合には2〜12であ
る。
2)において、金属素材浸漬時のSM処理液の処理pH
は、活性エステル基を含まない場合には3〜10であ
る。
2)において、金属素材浸漬時のSM処理液の処理温度
は、活性エステル基を含む場合には0〜40℃である。
2)において、金属素材浸漬時のSM処理液の処理温度
は、活性エステル基を含む場合には10〜20℃であ
る。
2)において、金属素材浸漬時のSM処理液の処理温度
は、活性エステル基を含まない場合には0〜70℃であ
る。
2)において、金属素材浸漬時のSM処理液の処理温度
は、活性エステル基を含まない場合には10〜50℃で
ある。
いて、SM処理液に対する金属素材の浸漬時間は、0.
1秒〜60秒である。
いて、SM処理液に対する金属素材の浸漬時間は、1秒
〜15秒である。
いて、SM処理液及びSP処理液を電解析出させる際の
電流密度は0.1〜10mA/cm2であり、通電時間
は0.1秒〜5分である。
いて、SM処理液及びSP処理液を電解析出させる際の
電流密度は0.5〜5mA/cm2であり、通電時間は
30秒〜60秒である。
2)において、(C)組成物のエマルション(SEm)
及び(D)組成物の複合エマルション(SEm複合エマ
ルション)を製造する際に、上記(A)SMと共重合さ
れるラジカル重合性不飽和モノマーは、スチレン、p−
メチルスチレン、p−クロルメチルスチレン、メタクリ
ル酸エステル、アクリル酸エステルの少なくとも1種で
ある。
2)において、(C)組成物のエマルション(SEm)
及び(D)組成物の複合エマルション(SEm複合エマ
ルション)のガラス転移温度(Tg)は、それぞれ−5
0〜120℃である。
2)において、(C)組成物のエマルション(SEm)
及び(D)組成物の複合エマルション(SEm複合エマ
ルション)のガラス転移温度(Tg)は、それぞれ−2
5〜100℃である。
2)において、浸漬処理液中のSP濃度は、0.01〜
10wt%である。
2)において、浸漬処理液中のSP濃度は、0.1〜1
0wt%である。
2)において、浸漬処理液中のSEm複合エマルション
濃度は、0.1〜50wt%である。
2)において、浸漬処理液中のSEm複合エマルション
濃度は、1〜20wt%である。
2)において、(D)組成物の複合エマルション(SE
m複合エマルション)の核である無機粒子は、シリカ、
アルミナ、チタニア、フェライト、リン酸チタン、鉄粒
子、亜鉛粒子の少なくとも1種である。
2)において、(D)組成物の複合エマルション(SE
m複合エマルション)の核である無機粒子の粒子径は、
0.01〜5μmである。
2)において、(D)組成物の複合エマルション(SE
m複合エマルション)の核である無機粒子の粒子径は、
0.01〜0.3μmである。
2)において、(D)組成物の複合エマルション(SE
m複合エマルション)の粒子径は、0.01〜1μmで
ある。
2)において、(D)組成物の複合エマルション(SE
m複合エマルション)の粒子径は、0.01〜0.5μ
mである。
(c−2)における熱処理温度は50〜200℃であ
り、熱処理時間は10秒〜20分である。
(c−2)における熱処理温度は70〜170℃であ
り、熱処理時間は1分〜10分である。
記(c)皮膜形成工程の後、水洗して、熱処理工程を行
う。
具体的に説明する。尚、本発明はこれらの実施例によっ
て限定されるものではない。
を装着した三口フラスコに下記化39に示すメタクリル
酸フェニルジメチルスルホニウム硝酸塩(MAPDS・
N)1g、重合開始剤としてAIBA0.019g、水
40gを加えた後、約30分間室温でパブリングにより
窒素置換した。次いで、60℃に昇温し、窒素雰囲気
下、攪拌速度350rpmで攪拌しながら、6時間重合
を行った。得られたポリマーをSP−Aとする。
を装着した三口フラスコに下記化40に示すジメチルス
ルホニウムメチルスチレン硝酸塩(DMSMS・N)1
g、重合開始剤としてAIBA0.022g、水40g
を加えた後、約30分間室温でパブリングにより窒素置
換した。次いで、60℃に昇温し、窒素雰囲気下、攪拌
速度350rpmで攪拌しながら、6時間重合を行っ
た。得られたポリマーをSP−Bとする。
を装着した三口フラスコに下記化41に示すグリシジル
メタクリル酸フェニルジメチルスルホニウム硝酸塩(G
MAPDS・N)1g、重合開始剤としてAIBA0.
017g、水40gを加えた後、約30分間室温でパブ
リングにより窒素置換した。次いで、60℃に昇温し、
窒素雰囲気下、攪拌速度350rpmで攪拌しながら、
6時間重合を行った。得られたポリマーをSP−Cとす
る。
を装着した三口フラスコにスチレン20.88g、メタ
クリル酸メチル11.35g、アクリル酸n−ブチル
9.37g、MAPDS・N2.28g、重合開始剤と
してAIBA0.54g、水200gを加えた後、約3
0分間室温でパブリングにより窒素置換した。次いで、
60℃に昇温し、窒素雰囲気下、攪拌速度350rpm
で攪拌しながら、6時間重合を行った。得られたエマル
ションをSEm−Aとする。
管、窒素導入管を装着した三口フラスコに、スチレン2
0.88g、メタクリル酸メチル11.35g、アクリ
ル酸n−ブチル9.37g、DMSMS・N1.93
g、重合開始剤としてAIBA0.54g、水200g
を加えた後、約30分間室温でパブリングにより窒素置
換した。次いで、60℃に昇温し、窒素雰囲気下、攪拌
速度350rpmで攪拌しながら、6時間重合を行っ
た。得られたエマルションをSEm−Bとする。
管、窒素導入管を装着した三口フラスコに、スチレン2
0.88g、メタクリル酸メチル11.35g、アクリ
ル酸n−ブチル9.37g、GMAPDS・N2.54
g、重合開始剤としてAIBA0.54g、水200g
を加えた後、約30分間室温でパブリングにより窒素置
換した。次いで、60℃に昇温し、窒素雰囲気下、攪拌
速度350rpmで攪拌しながら、6時間重合を行っ
た。得られたエマルションをSEm−Cとする。
管、窒素導入管を装着した三口フラスコに水50g、フ
ェライト被覆磁性粒子0.1g、下記化42に示す10
−ウンデセニルオキシフェニルジメチルスルホニウム硝
酸塩(UPDS・N)0.035gを入れ、1時間超音
波分散させ、6時間攪拌した後、フマル酸ジブチル0.
018g及びスチレン0.017gを添加して、25℃
で20時間攪拌した。次いで、開始剤として過硫酸カリ
ウム(KPS)0.007gを加え、窒素雰囲気下、攪
拌速度350rpmで60℃で24時間重合した。得ら
れたエマルションをSEm−Dとする。
三口フラスコに、アクリルアミド1g、重合開始剤とし
てAIBA0.017g、水40gを加えた後、約30
分間室温でパブリングにより窒素置換した。次いで、6
0℃に昇温し、窒素雰囲気下、攪拌速度350rpmで
攪拌しながら、6時間重合を行った。得られたポリマー
をSP−Dとする。
三口フラスコに、スチレン20.88g、メタクリル酸
メチル11.35g、アクリル酸n−ブチル9.37
g、重合開始剤としてAIBA0.54g、水200g
を加えた後、約30分間室温でパブリングにより窒素置
換した。次いで、60℃に昇温し、窒素雰囲気下、攪拌
速度350rpmで攪拌しながら、6時間重合を行っ
た。得られたエマルションをSEm−Eとする。
管、窒素導入管を装着した三口フラスコに下記化43に
示すメタクリル酸フェニルジメチルスルホニウムメチル
硫酸塩(MAPDS・M)1g、重合開始剤としてAI
BA0.016g、水40gを加えた後、約30分間室
温でパブリングにより窒素置換した。次いで、60℃に
昇温し、窒素雰囲気下、攪拌速度350rpmで攪拌し
ながら、6時間重合を行った。得られたポリマーをSP
−Eとする。
管を装着した三口フラスコに下記化44に示すメタクリ
ル酸フェニルジメチルスルホニウム蓚酸塩(MAPDS
・O)1g、重合開始剤としてAIBA0.016g、
水40gを加えた後、約30分間室温でパブリングによ
り窒素置換した。次いで、60℃に昇温し、窒素雰囲気
下、攪拌速度350rpmで攪拌しながら、6時間重合
を行った。得られたポリマーをSP−Fとする。
ルミ板(日本テストパネル製)を60℃の3wt%クエ
ン酸アンモニウム(CA)に2分間浸漬し、水道水、更
にイオン交換水で洗浄後、1wt%MAPDS・N(S
M−A)に60秒間浸漬し水道水で洗浄して処理膜を形
成した。次いで、処理膜を形成した冷延鋼板及び亜鉛め
っき鋼板上にカチオン電着塗料(「パワートップ V−
50」日本ペイント(株)社製)を、アルミ板上にはア
ニオン電着塗料(「パワーマイト 3000」日本ペイ
ント(株)社製)を乾燥膜厚が25μmとなるように電
着塗装した。
りにDMSMS・N(SM−B)を用い、その他は実施
例1に準拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
りにGMAPDS・N(SM−C)を用い、その他は実
施例1に準拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
0秒間)を行った以外は、実施例1に準拠して皮膜を形
成し、電着塗装した。
準拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
っき鋼板、アルミ板(日本テストパネル製)を60℃の
3wt%クエン酸アンモニウム(CA)に2分間浸漬
し、水道水、更にイオン交換水で洗浄後、1wt%SP
−Aに60秒間浸漬し水道水で洗浄して処理膜を形成し
た。次いで、処理膜を形成した冷延鋼板上にカチオン電
着塗料(「パワートップ V−50」日本ペイント
(株)社製)を、アルミ板上にはアニオン電着塗料
(「パワーマイト 3000」日本ペイント(株)社
製)を乾燥膜厚が25μmとなるように電着塗装した。
わりにSP−Bを用い、その他は実施例6に準拠して皮
膜を形成し、電着塗装した。
わりにSP−Cを用い、その他は実施例6に準拠して皮
膜を形成し、電着塗装した。
0秒間)を行った以外は、実施例6に準拠して皮膜を形
成し、電着塗装した。
に準拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
めっき鋼板、アルミ板(日本テストパネル製)を60℃
の3wt%クエン酸アンモニウム(CA)に2分間浸漬
し、水道水、更にイオン交換水で洗浄後、1wt%SE
m−Aに60秒間浸漬し水道水で洗浄して処理膜を形成
した。次いで、処理膜を形成した冷延鋼板及び亜鉛めっ
き鋼板上にカチオン電着塗料(「パワートップ V−5
0」日本ペイント(株)社製)を、アルミ板上にはアニ
オン電着塗料(「パワーマイト 3000」日本ペイン
ト(株)社製)を乾燥膜厚が25μmとなるように電着
塗装した。
Aの代りにSEm−Bを用い、その他は実施例11に準
拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
Aの代りにSEm−Cを用い、その他は実施例11に準
拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
60秒間)を行った以外は、実施例11に準拠して皮膜
を形成し、電着塗装した。
1に準拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
めっき鋼板、アルミ板(日本テストパネル製)を60℃
の3wt%クエン酸アンモニウム(CA)に2分間浸漬
し、水道水、更にイオン交換水で洗浄後、1wt%SE
m−Aに60秒間浸漬し水道水で洗浄して処理膜を形成
した。次いで、処理膜を形成した冷延鋼板上に水性塗料
(「オーデシャインKSブラックSA−1」日本ペイン
ト(株)社製)を、アルミ板上にはアニオン電着塗料
(「パワーマイト 3000」日本ペイント(株)社
製)を乾燥膜厚が25μmとなるようにスプレー塗装し
た。
Aの代りにSEm−Bを用い、その他は実施例16に準
拠して皮膜を形成し、スプレー塗装した。
Aの代りにSEm−Cを用い、その他は実施例16に準
拠して皮膜を形成し、スプレー塗装した。
60秒間)を行った以外は、実施例16に準拠して皮膜
を形成し、スプレー塗装した。
6に準拠して皮膜を形成し、スプレー塗装した。
スコルビン酸(AB)アンモニウム塩を用いた以外は、
実施例6に準拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
めっき鋼板、アルミ板(日本テストパネル製)を60℃
の3wt%クエン酸アンモニウム(CA)に2分間浸漬
し、水道水、更にイオン交換水で洗浄後、1wt%MA
DPS・O(SM−D)に60秒間浸漬し水道水で洗浄
して処理膜を形成した。次いで、処理膜を形成した冷延
鋼板及び亜鉛めっき鋼板上にカチオン電着塗料(「パワ
ートップ V−50」日本ペイント(株)社製)を、ア
ルミ板上にはアニオン電着塗料(「パワーマイト 30
00」日本ペイント(株)社製)を乾燥膜厚が25μm
となるように電着塗装した。
の代りにSP−Fを用い、その他は実施例22に準拠し
て皮膜を形成し、電着塗装した。
っき鋼板、アルミ板(日本テストパネル製)を60℃の
3wt%クエン酸アンモニウム(CA)に2分間浸漬
し、水道水、更にイオン交換水で洗浄後、1wt%SP
−Dに60秒間浸漬し水道水で洗浄して処理膜を形成し
た。次いで、処理膜を形成した冷延鋼板及び亜鉛めっき
鋼板上にカチオン電着塗料(「パワートップ V−5
0」日本ペイント(株)社製)を、アルミ板上にはアニ
オン電着塗料(「パワーマイト 3000」日本ペイン
ト(株)社製)を乾燥膜厚が25μmとなるように電着
塗装した。
におけるSP−Dの代りにSP−Eを用い、その他は比
較例1に準拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
0秒間)を行った以外は、比較例1に準拠して皮膜を形
成し、電着塗装した。
準拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
っき鋼板、アルミ板(日本テストパネル製)を60℃の
3wt%クエン酸アンモニウム(CA)に2分間浸漬
し、水道水、更にイオン交換水で洗浄後、1wt%SE
m−Eに60秒間浸漬し水道水で洗浄して処理膜を形成
した。次いで、処理膜を形成した冷延鋼板及び亜鉛めっ
き鋼板上にカチオン電着塗料(「パワートップ V−5
0」日本ペイント(株)社製)を、アルミ板上にはアニ
オン電着塗料(「パワーマイト 3000」日本ペイン
ト(株)社製)を乾燥膜厚が25μmとなるように電着
塗装した。
0秒間)を行った以外は、比較例5に準拠して皮膜を形
成し、電着塗装した。
準拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
理を行わなかった以外は、比較例5に準拠して皮膜を形
成し、電着塗装した。
代わりにリン酸亜鉛処理を行わなかった以外は、比較例
5に準拠して皮膜を形成し、電着塗装した。
装板を引き上げて風乾後、塗膜にカッターで1mm平方
の升目100個を描き、そのうえ型セロハンテープを圧
着して瞬間的に引き剥がして、100個の升目の塗膜の
離脱状態を調べ、残升目数で評価した。
トを入れ、55℃の5%食塩水中に240時間浸漬した
後、塗装板を引き上げて風乾後、クロスカット部にセロ
ハンテープを圧着させ急激に剥離させて、クロスカット
部の片側剥離幅を測定した。
価結果を表1及び表2に示す。
食性、塗膜密着性のいずれの性能も優れていることが判
明した。
法によれば、リンやクロム化合物等の有害物質を使用せ
ず、金属素材との密着性及び耐食性に優れた有機皮膜又
は有機/無機複合皮膜を金属表面に被覆することができ
る。更に、スラッジを発生させることもない。
組成物による皮膜形成方法を説明する図である。
組成物による皮膜形成方法を説明する図である。
組成物による皮膜形成方法を説明する図である。
組成物による皮膜形成方法を説明する図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 金属素材に対して、下記(a)〜(c)
の工程を順次経る皮膜形成方法であって、 (a)脱脂処理工程、 (b)オキシカルボン酸化合物又はアスコルビン酸化合
物による前処理工程、 (c)下記(c−1)又は(c−2)の皮膜形成工程、
前記(c−1)の皮膜形成工程は、下記(A),
(B),(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含
む水溶液に浸漬することにより皮膜を形成する工程、 (A)スルホニウム基を分子内に含有するモノマー、 (B)上記(A)モノマーの単独重合あるいは共重合に
より得られる水溶性ポリマー、 (C)上記(A)のモノマーとラジカル重合性不飽和モ
ノマーとの共重合により得られるスルホニウム基を有す
るエマルション又は水溶性ポリマー、 (D)無機粒子を核として、上記(A)のモノマーとラ
ジカル重合性不飽和モノマーとの共重合してなる被覆層
で上記無機粒子が被覆されたスルホニウム基を有する複
合エマルション、 前記(c−2)の皮膜形成工程は、上記(A),
(B),(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含
む水溶液に前記金属素材を浸漬し、この金属素材を陰極
として、前記陰極と陽極との間に通電し、前記組成を電
解析出させることにより皮膜を形成する工程、 であることを特徴とする皮膜形成方法。 - 【請求項2】 金属素材に対して、下記(a)及び
(c)の工程を順次経る皮膜形成方法であって、 (a)脱脂処理工程、 (c)下記(c−1)又は(c−2)の皮膜形成工程、 前記(c−1)の皮膜形成工程は、下記(A),
(B),(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含
む水溶液に浸漬することにより皮膜を形成する工程、 (A)活性エステル基及びスルホニウム基を同一分子内
に含有し、下記化1に示す一般式(I)を有するモノマ
ー、 (B)上記(A)モノマーの単独重合あるいは共重合に
より得られる水溶性ポリマー、 (C)上記(A)のモノマーとラジカル重合性不飽和モ
ノマーとの共重合により得られる活性エステル基及びス
ルホニウム基を有するエマルション又は水溶性ポリマ
ー、 (D)無機粒子を核として、上記(A)のモノマーとラ
ジカル重合性不飽和モノマーとの共重合してなる被覆層
で上記無機粒子が被覆された活性エステル基及びスルホ
ニウム基を有する複合エマルション、 前記(c−2)の皮膜形成工程は、上記(A),
(B),(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含
む水溶液に前記金属素材を浸漬し、この金属素材を陰極
として、前記陰極と陽極との間に通電し、前記組成を電
解析出させることにより皮膜を形成する工程、 であることを特徴とする皮膜形成方法。 【化1】 (式中、Wはスルホニウム基、Xは対イオンであって下
記化2の通りである。) 【化2】 - 【請求項3】 金属素材に対して、下記(a)及び
(c)の工程を順次経る皮膜形成方法であって、 (a)脱脂処理工程、 (c)下記(c−1)又は(c−2)の皮膜形成工程、 前記(c−1)の皮膜形成工程は、下記(A),
(B),(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含
む水溶液に浸漬することにより皮膜を形成する工程、
(A)スルホニウム基を分子内に含有し、下記化3又は
化4に示す一般式(II−1)、(II−2)、(II−
3)、(III −1)、(III −2)、(III −3)又は
(III −4)を有するモノマー、 (B)上記(A)モノマーの単独重合あるいは共重合に
より得られる水溶性ポリマー、 (C)上記(A)のモノマーとラジカル重合性不飽和モ
ノマーとの共重合により得られるスルホニウム基を有す
るエマルション又は水溶性ポリマー、 (D)無機粒子を核として、上記(A)のモノマーとラ
ジカル重合性不飽和モノマーとの共重合してなる被覆層
で上記無機粒子が被覆されたスルホニウム基を有する複
合エマルション、 前記(c−2)の皮膜形成工程は、上記(A),
(B),(C)又は(D)の少なくとも1種の組成を含
む水溶液に前記金属素材を浸漬し、この金属素材を陰極
として、前記陰極と陽極との間に通電し、前記組成を電
解析出させることにより皮膜を形成する工程、 であることを特徴とする皮膜形成方法。 【化3】 (式中、Wはスルホニウム基、Xは対イオンであって下
記化5の通りである。) 【化4】 (式中、Wはスルホニウム基、R0はメチル基又は水酸
基、Xは対イオンであって下記化5の通りである。) 【化5】 - 【請求項4】 請求項2に記載の(A)活性エステル基
及びスルホニウム基を同一分子内に含有するモノマー
が、下記化6、8に示す一般式(I)又は(III −2)
を有するモノマーの少なくとも1種であることを特徴と
する皮膜形成方法。 【化6】 (式中、Wはスルホニウム基、Xは対イオンであって下
記化7の通りである。) 【化7】 【化8】 (式中、Wはスルホニウム基、R0はメチル基又は水酸
基、Xは対イオンであって下記化9の通りである。) 【化9】 - 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかに記載のスペ
ーサー及び重合基は下記化10に示す一般式を有するこ
とを特徴とする皮膜形成方法。 【化10】 - 【請求項6】 請求項1乃至3いずれかに記載の上記
(A)成分モノマーが、下記化11、化12、化13に
示すいずれかの構造式を有するモノマーの少なくとも1
種であることを特徴とする皮膜形成方法。 【化11】 (式中、Wはスルホニウム基であって下記化14、Xは
対イオンであって請求項1又は3においては下記化1
5、請求項2においては下記化16の通りである。) 【化12】 (式中、Wはスルホニウム基であって下記化14、Xは
対イオンであって請求項1又は3においては下記化1
5、請求項2においては下記化16の通りである。) 【化13】 (式中、Wはスルホニウム基であって下記化14、Xは
対イオンであって請求項1又は3においては下記化1
5、請求項2においては下記化16の通りである。) 【化14】 【化15】 【化16】 - 【請求項7】 請求項1、4、5、6のいずれかに記載
の(b)の前処理工程に用いる酸化合物が、酒石酸、リ
ンゴ酸、クエン酸、乳酸、グルコン酸又はアスコルビン
酸、またはいずれかのアンモニウム塩であることを特徴
とする皮膜形成方法。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の皮膜
形成方法によって金属表面に金属−S結合を有する皮膜
を形成することを特徴とする金属素材。 - 【請求項9】 請求項8に記載の皮膜上に塗膜を形成す
ることを特徴とする金属素材。
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JP10084467A JPH11279796A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 皮膜形成方法及び金属素材 |
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