JPH11278238A - ブレーキ装置の内部液漏れ検出装置 - Google Patents

ブレーキ装置の内部液漏れ検出装置

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JPH11278238A
JPH11278238A JP8639098A JP8639098A JPH11278238A JP H11278238 A JPH11278238 A JP H11278238A JP 8639098 A JP8639098 A JP 8639098A JP 8639098 A JP8639098 A JP 8639098A JP H11278238 A JPH11278238 A JP H11278238A
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brake
pressure
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brake device
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Yoshio Katayama
欣生 片山
Yukinori Nishiyama
幸典 西山
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子制御を行ってブレーキ液圧を適正化する
車両用ブレーキ装置の液圧制御ユニット内で設計箇所外
にブレーキ液が漏れたとき、それを安価な方法で確実に
検出できるようにすることである。 【解決手段】 必要時に電子制御装置10からの指令で
ホイールシリンダ3の減圧、再加圧を行う図の如きブレ
ーキ装置は、電磁弁6が閉弁すべきときに開いていると
マスターシリンダ2からのブレーキ液が液圧制御ユニッ
ト11内のバッファチャンバ8にも流れ、電子制御によ
る減圧が不能になるので、ブレーキペダルの位置を検出
するストロークセンサ13とブレーキ液圧を検出する圧
力センサ14を備える内部液漏れ検出装置を設け、セン
サ13、14の検出信号が予め定めた所定の関係を満た
さないときに異常信号を出力して報知器15を作動させ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子制御ブレー
キシステムをもつブレーキ装置に採用するブレーキ液圧
回路の内部液漏れ検出装置と、それを設けて安全性をよ
り高めた車両用ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年車両の安全性向上のために普及が著
しい電子制御ブレーキシステムにおいては、流路を開閉
する弁の故障等により、液圧制御ユニットの中で一時的
にブレーキ液が設計箇所以外に移動する事態(内部液漏
れ)が起こる可能性がある。
【0003】例えば、特開平8−142836号公報に
例示されているアンチロックブレーキシステム(図6に
それを示す)では、電磁弁5が閉、6が開となるアンチ
ロック減圧時にホイールシリンダ3から排出されるブレ
ーキ液を液圧制御ユニット11内のバッファチャンバ8
に蓄え、これをアンチロックの再加圧時(このとき電磁
弁5は開、6は閉)にはポンプ7で汲み上げてホイール
シリンダ3に供給する。常閉型(ノーマルクローズ)の
電磁弁6に開指令が出ていないにもかかわらず、その電
磁弁6が機械的に閉弁できないと云うトラブルが生じた
場合、運転者がブレーキペダル1を踏むと、ホイールシ
リンダ3に供給されるべきブレーキ液がバッファチャン
バ8にも流れる。この結果、バッファチャンバ8が満杯
になって減圧指令が出たときに排出液の行く先が無くな
り、減圧が不能となる。
【0004】また、最近では、アンチロック制御だけで
なく、ヨーコントロール等も行える装置(例えば、特開
平3−112755号公報や特開平5−221300号
公報の装置)が出現してきているが、これ等の装置も、
ホイールシリンダ減圧時に排出ブレーキ液を受け入れる
リザーバ(バッファチャンバ)の容量次第では内部液漏
れによる減圧不能の問題が起こり得る。
【0005】さらに、ヨーコントロールを行う上記特開
平3−112755号公報や特開平5−221300号
公報の装置は、通常制御時はマスターシリンダとホイー
ルシリンダ間の流路を応圧式のカット弁や電磁切換弁で
遮断し、動力駆動の液圧源からの液圧を電磁比例圧力制
御弁により操作入力(運転者がブレーキペダルに加える
力)に応じた値に制御してホイールシリンダに直接又は
間接的に供給するが、内部液漏れが起こると操作入力と
実際の制動液圧の対応性が悪くなり、制御が乱れること
も考えられる。
【0006】従って、電子制御ブレーキシステムにおい
ては、内部液漏れを検出して早いうちに対応等を採れる
ようにすることが望まれる。
【0007】その要求に応えるものとして、実開平4−
60764号公報に開示のブレーキ装置がある。このブ
レーキ装置は、内部液漏れ検出のために、通常ブレーキ
時におけるバッファチャンバ(リザーバタンク)の容積
変化を接触式センサなどの検知手段によって検知する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】実開平4−60764
号公報のブレーキ装置は、液圧ユニット内のバッファチ
ャンバに容積変化検知用のセンサを組込むので、バッフ
ァチャンバの複雑化、製造の複雑化、部品点数の増加等
が生じてコストアップを招く。
【0009】そこで、この発明は、電子制御を行うブレ
ーキ装置の内部液漏れを経済的に有利な方法で確実に検
出できる装置を提供しようとするものである。
【0010】また、内部液漏れが発生すると、ブレーキ
ペダルをある量踏み込んだときに得られるブレーキ液圧
が正常時よりも低くなり、制動力の低下やペダルフィー
リングの悪化を招くことが考えられるので、この不具合
をこの発明の内部液漏れ検出装置を使用して解決したブ
レーキ装置も合わせて提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題の解決策とし
て、この発明では、下記の内部液漏れ検出装置を提供す
る。
【0012】その内部液漏れ検出装置は、ブレーキ圧力
検出手段を含むセンサ群からの情報に基づいて電子制御
装置がホイールシリンダの加減圧の必要性を判断し、そ
の電子制御装置からの減圧指令でホイールシリンダ加圧
用のブレーキ液を一時的に主流路外に移動させる機能を
備えた車両用ブレーキ装置に付加する装置であって、ブ
レーキペダルの位置を検出する手段と、そのブレーキペ
ダルの位置検出手段及び前記ブレーキ圧力検出手段によ
って検出されるブレーキペダル位置とブレーキ圧力の関
係が予め定められた所定の関係を満たすか否かを判定
し、所定の関係を満たさないときに異常信号を発生する
回路とを備えて成る。
【0013】なお、電子制御を行う車両用ブレーキ装置
の中には、運転者が加える入力に対して得られる制動力
を可変制御できるものがある。例えば、ブレーキペダル
に加わる踏力やペダルストロークを検出してこれを電子
制御装置に入力し、電子制御装置から電気指令に応じた
圧力制御がなされる調圧弁(例えば電磁比例圧力制御
弁)に入力信号に応じた電気指令を流してホイールシリ
ンダ圧を調圧する方式のブレーキ装置は、入力に対する
出力ゲインを制御ソフトによって変化させると得られる
制動力が変化する。
【0014】この種のブレーキ装置に、上述した内部液
漏れ検出装置を付加し、その内部液漏れ検出装置から異
常信号が出力されたときに、電子制御装置によるブレー
キ液圧の制御モードが、入力に対する出力ゲインを異常
信号の無い場合に比して大きくしたものに切り替るよう
にしておくと、内部液漏れに起因した制動力の低下等も
防止できる。
【0015】
【作用】ブレーキ装置内で内部液漏れが起こると、ブレ
ーキペダルがある位置まで踏み込まれたときに得られる
ブレーキ圧力が正常時に比べて低下する。従って、ブレ
ーキペダルの位置とブレーキ圧力の関係が予め定められ
た所定の関係(正常時の関係)を満たすか否かによって
内部液漏れが発生したか否かを確実に検出することがで
きる。
【0016】このようにして検出した異常を報知器で運
転者に知らせるようにしておけば、運転者が電子制御に
よる減圧がなされていないことを念頭に置いたブレーキ
操作を行うことができ、故障が判らずに放置されること
も無くなる。
【0017】ここで、先に挙げた特開平5−22130
0号公報の装置などは、電子制御装置による加、減圧判
断のための情報として、ブレーキ圧力を検出しており、
そのための圧力センサを必須の要素として備えている。
また、ブレーキペダルの位置検出手段となり得る踏力セ
ンサなどを備えているものもある。この発明の内部液漏
れ検出装置は、採用対象のブレーキ装置が元々備えるそ
の圧力センサや踏力センサなどを利用できるので、実開
平4−60764号公報の検出装置に比べてコスト面で
有利になる。
【0018】なお、特開平3−112755号公報の装
置にこの発明を適用する場合には、ブレーキペダルの位
置検出をマスターシリンダとカット弁との間に設けられ
ている圧力センサを利用して行える(そのセンサの出力
はブレーキペダルの踏込み量とほぼ比例した関係にあ
る)。従って、この場合にもホイールシリンダ圧検出用
の圧力センサを追加するだけでよく、実開平4−607
64号公報の検出装置に比べてコスト面で有利になる。
【0019】また、入力と得られる制動力の関係を可変
としたブレーキ装置で異常検出時に液圧の制御モードが
正常時よりも出力ゲインを大きくしたモードに切り替わ
るようにしたものは、内部液漏れ発生時にポンプ回路か
らの補液量が正常時よりも増加するので、液漏れ量を補
液量の増加分で補って制動力の低下やペダルフィーリン
グの悪化を防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の内部液漏れ検
出装置を採用したブレーキ装置の第1実施形態を示す。
図中1はブレーキペダル、2はマスターシリンダ、3は
ホイールシリンダ、4はマスターシリンダ2からホイー
ルシリンダ3に至る主流路、5、6は流路開閉用の電磁
弁、7は動力駆動のポンプ、8はバッファチャンバ、9
は車輪速センサ、10は電子制御装置、11は液圧制御
ユニット、12はマスターシリンダ2に取付けたリザー
バ、13はブレーキペダルの位置を検出するストローク
センサ、14は発生したブレーキ圧力(図の場合、ブレ
ーキ液圧)を検出する圧力センサ、15は報知器であ
る。
【0021】なお、ホイールシリンダ3、電磁弁5、
6、車輪速センサ9は、一輪の系に設けられるもののみ
を表した。電磁弁5、6のどちらか一方又は両方の弁を
連続的な圧力制御が可能な調圧弁に置き代えることもあ
る。
【0022】このブレーキ装置は、正常時に電子制御装
置10が車輪速センサ9からの情報に基づいて車輪のロ
ック兆候を検出したら、電磁弁5に閉指令、6に開指令
が出てホイールシリンダ3の減圧がなされる。また、そ
の減圧で車輪がロックからの回復兆候を示したら、電磁
弁5を開、6を閉に戻してポンプ7からの導入圧で再加
圧がなされ、その動作が繰り返されて車輪ロックが回避
される。
【0023】また、何らかのトラブルで電磁弁6が閉弁
すべきときに閉弁できず、この状態でブレーキがかけら
れてマスターシリンダ2からのブレーキ液がバッファチ
ャンバ8に向かって漏れると、その液漏れがストローク
センサ13、圧力センサ14及び電子制御装置10内の
回路によって構成される検出装置によって検出される。
【0024】その検出は、先ず、ブレーキペダル1の踏
み込み量がストロークセンサ13によって検出され、さ
らに、発生したブレーキ液圧が圧力センサ14によって
検出され、各検出信号が電子制御装置10に入力され
る。
【0025】次に、電子制御装置10が、入力されたス
トローク信号と液圧信号の関係を調べ、それが予め定め
た所定の関係(正常時の関係)にあるか否かを判定す
る。その判定に関する制御フローの一例を図3に示す。
ここでは、ストローク信号Siと液圧信号Piの比(例
えばQ=Si/Pi)を比較演算して求め、その比Qが
設定値Nを上回ったときにSiとPiが所定の関係を満
たしていないとの結論が下され、異常信号の出力回路が
ONになってそこから異常信号が出力される。図1のブ
レーキ装置は、その異常信号によって報知器15が作動
し、運転者に異常を知らせる。
【0026】なお、バッファチャンバ8に向けての内部
液漏れが起こると電子制御による減圧が不能になるの
で、アンチロック制御も停止させるようにしておくのが
よい。
【0027】図1のブレーキ装置は、説明を判り易くす
るため、一般的なアンチロック制御用のものを例に挙げ
た。このブレーキ装置は、例えば、図の電磁弁5を常閉
(ノーマルクローズ)の弁とし、また、図の圧力センサ
14とマスターシリンダ2との間に自動ブレーキ作動時
に主流路4を閉じるカット弁を挿入し、さらに、ポンプ
7の吐出回路にアキュームレータを挿入すると、電子制
御装置10からの指令で自動ブレーキをかけることがで
き、ヨーコントロール、トラクションコントロールなど
の制御も可能になる。その制御の内容次第では圧力セン
サ14やストロークセンサ13(これは踏力センサなど
で代替してもよい)が必須の要素となる。この発明のブ
レーキ装置は、それを利用して内部液漏れの検出を行う
のでコスト面で有利になる。
【0028】図2は、入力に対して得られる制動力を制
御ソフトによって任意に変更できる第2実施形態のブレ
ーキ装置の一例である。
【0029】ここでは、図1の電磁弁6に代えてホイー
ルシリンダ圧の調圧弁16を設け、また、主流路4とリ
ザーバ12との間に常閉型の電磁弁17とマスターシリ
ンダ圧の調圧弁18を直列配置にして設け、さらに、ポ
ンプ7の吐出回路にアキュムレータ19を付加してい
る。
【0030】調圧弁16は、電磁比例圧力制御弁(非作
動時にホイールシリンダ3とポンプ7間の通路、及びホ
イールシリンダ3とバッファチャンバ8間の通路が共に
閉ざされるタイプ)であって、車体の挙動を検出するセ
ンサ群(車輪速センサ、加速度センサ、ヨーセンサな
ど。いずれも図示省略)からの出力信号をもとに、電子
制御装置(図示省略)から必要時に調圧指令を受けてホ
イールシリンダ3の液圧を電気指令量(駆動用電磁石に
流れる電流値)に応じた値に制御する。
【0031】また、調圧弁18は、主流路4に生じるブ
レーキ液圧(マスターシリンダ圧)をストロークセンサ
13の出力に対応した値になるように制御する。図4は
調圧弁18として用いる電磁比例圧力制御弁の一例であ
る。この電磁比例圧力制御弁は、本出願人が既に提案し
ているものであって、筐体30内に挿入したスプール3
1が、上向きに加わる力(電磁石34による駆動力)
と、下向きに加わる力(スプリング33の力と液圧によ
る推力Fprを加算した力)のバランス点に移動し、そ
のスプール移動で入力ポート35及び排出ポート37に
対する負荷ポート36の接続状態が切り替り、また、入
力ポート35と負荷ポート36間の通路を開閉する第1
弁部38、排出ポート37と負荷ポート36間の通路を
開閉する第2弁部39の開度も調整されて負荷ポート3
6の圧力(マスターシリンダ圧)が電磁石34に流す電
流Iの関数となるように滑らかに連続的に制御される。
【0032】なお、上記のFprは入力ポート35の液
圧をP2、図2のリザーバ12に連通させる液室40、
41の液圧をP3、反力ピン32の断面積をSとする
と、 (P2−P3)・S の式で求まる。
【0033】この図4の電磁比例圧力制御弁は、スプー
ル31の初期位置を、第1弁部38と第2弁部39が共
に閉弁する位置に定めると調圧弁16としても利用でき
る。
【0034】図2のブレーキ装置は、運転者の入力(ス
トロークセンサ13の出力)に対する出力ゲインを制御
ソフトによって自由に変更でき、そのゲイン変更で調圧
弁18の電磁石に流れる電流値が変化して得られる制動
力が変化する。
【0035】この図2のブレーキ装置では、今仮に調圧
弁16が閉弁すべきときに閉弁しなかったとしたら、図
1で述べたものと同様の内部液漏れ検出装置により、内
部液漏れが検出されて異常信号の発生回路(図示せず)
から異常信号が出力される。
【0036】また、この異常信号が出力されると調圧弁
18によるマスターシリンダ圧の制御モードが、入力に
対する出力ゲインを異常信号の無い場合に比較して大き
くしたものに切り替り、ポンプ回路からの導入液量が正
常時よりも増加して制動力の低下、ペダルストロークの
増加が防止、或いは抑制される。
【0037】なお、図2のブレーキ装置は、電磁弁17
と調圧弁18を省いた構成にしてもよい。その例を図5
に示す。図中21は必要に応じて設けるストロークシミ
ュレータである。
【0038】このブレーキ装置は、ブレーキペダル1が
踏み込まれると電磁弁5によって主流路4が閉じられ、
切換弁20によってホイールシリンダ3が調圧弁23に
接続される。調圧弁23は、図4で述べたような電磁比
例圧力制御弁であり、この調圧弁23によりポンプ7の
吐出回路のブレーキ液圧がストロークセンサ13の出力
に応じた値になるように調圧されてホイールシリンダ3
に供給される。調圧後のブレーキ液圧は、ホイールシリ
ンダ3に直接供給する場合と、ポンプ7側の系とマスタ
シリンダ2側の系を独立させるシリンダ22を介して間
接的に供給する場合がある。
【0039】この図5のブレーキ装置は、調圧弁23が
正常に動くときにその弁の内部で液漏れが起こると(ス
プール弁タイプの調圧弁は、スプールの摺動クリアラン
スが大きいなどの理由でそのようなことが起こる可能性
がある)、ストロークセンサ13の出力と圧力センサ1
4の出力が所定の関係を満たさなくなり、そのことによ
って内部液漏れが検出される。また、入力に対する出力
ゲインを正常時よりも高めた調圧弁23の駆動がなれて
正常時よりも高い液圧がホイールシリンダ3に供給さ
れ、制動力の低下が抑えられる。
【0040】なお、電子制御によってホイールシリンダ
3の加、減圧がなされるときには、ストロークセンサ1
3の出力と圧力センサ14の出力の関係が所定の関係か
ら外れることがあるので、内部液漏れの判断は、電子制
御による加、減圧がなされないときに行われるようにし
ておく。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の液漏れ検
出装置を用いると液圧制御ユニット内でのブレーキ液の
漏れをブレーキ装置が元々備える圧力センサなどを利用
して確実に検出でき、車両用ブレーキ装置の安全性を経
済的に高めるのに役立つ。
【0042】また、異常信号発生時に、ブレーキ液圧の
制御モードが、入力に対する出力ゲインを異常信号の無
い場合に比して大きくしたものに切り替るようにしたブ
レーキ装置は、内部液漏れによる制動力の低下とペダル
ストロークの増加によるペダルフィーリングの悪化も抑
制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のブレーキ装置の回路図
【図2】第2実施形態のブレーキ装置の回路図
【図3】内部液漏れ検出の一例を示すフローチャート
【図4】調圧弁18として採用した電磁比例圧力制御弁
の具体例を示す断面図
【図5】第3実施形態のブレーキ装置の回路図
【図6】電子制御ブレーキ装置の従来例の回路図
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 2 マスターシリンダ 3 ホイールシリンダ 4 主流路 5、6、17 電磁弁 7 ポンプ 8 バッファチャンバ 9 車輪速センサ 10 電子制御装置 11 液圧制御ユニット 12 リザーバ 13 ストロークセンサ 14 圧力センサ 15 報知器 16、18、23 調圧弁 19 アキュムレータ 20 切換弁 21 ストロークシミュレータ 22 シリンダ 30 筐体 31 スプール 32 反力ピン 33 スプリング 34 電磁石 35 入力ポート 36 負荷ポート 37 排出ポート 38 第1弁部 39 第2弁部 40、41 液室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ圧力検出手段を含むセンサ群か
    らの情報に基づいて電子制御装置がホイールシリンダの
    加減圧の必要性を判断し、その電子制御装置からの減圧
    指令でホイールシリンダ加圧用のブレーキ液を一時的に
    主流路外に移動させる機能を備えた車両用ブレーキ装置
    に付加する装置であって、ブレーキペダルの位置を検出
    する手段と、そのブレーキペダルの位置検出手段及び前
    記ブレーキ圧力検出手段によって検出されるブレーキペ
    ダル位置とブレーキ圧力の関係が予め定められた所定の
    関係を満たすか否かを判定し、所定の関係を満たさない
    ときに異常信号を発生する回路とを備えて成るブレーキ
    装置の内部液漏れ検出装置。
  2. 【請求項2】 運転者が加える入力に対して得られる制
    動力を電子制御装置による制御によって変化させ得る車
    両用ブレーキ装置であって、請求項1記載の内部液漏れ
    検出装置を有し、その内部液漏れ検出装置から異常信号
    が出力されたときに、電子制御装置によるブレーキ液圧
    の制御モードが、入力に対する出力ゲインを異常信号の
    無い場合に比して大きくしたものに切り替ることを特徴
    とする車両用ブレーキ装置。
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