JPH11277287A - 熱切断加工機のアシストガス供給方法及びアシストガス供給装置 - Google Patents

熱切断加工機のアシストガス供給方法及びアシストガス供給装置

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JPH11277287A
JPH11277287A JP10079084A JP7908498A JPH11277287A JP H11277287 A JPH11277287 A JP H11277287A JP 10079084 A JP10079084 A JP 10079084A JP 7908498 A JP7908498 A JP 7908498A JP H11277287 A JPH11277287 A JP H11277287A
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JP
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pressure
nitrogen gas
gas
assist gas
assist
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JP10079084A
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Tetsuya Kahata
哲也 加端
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚板よりなるワークの無酸化切断が困難であ
る。 【解決手段】 加工ヘッド(10)よりアシストガスを
噴出しながら、ワーク(12)を熱切断加工する熱切断
加工機において、空気中より窒素ガスを分離して、窒素
ガスを発生させる窒素ガス発生装置(3)と、上記窒素
ガス発生装置(3)により発生された窒素ガスを高圧に
増圧して、アシストガスとして上記加工ヘッド(10)
へ供給する増圧ユニット(7)とより構成したもので、
高圧の窒素ガスをアシストガスに使用するため、厚板よ
りなるワーク12の無酸化切断が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱切断加工機へ高
圧の窒素ガスをアシストガスとして供給する熱切断加工
機のアシストガス供給方法及びアシストガス供給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来レーザ加工機やプラズマ加工機のよ
うな熱切断加工機では、加工ヘッドのノズルよりアシス
トガスを噴出して、切断時に発生したドロスを吹き飛ば
すことにより、ドロスが切断面の下部に付着するのを防
止している。
【0003】また切断部の酸化を防止するため、アシス
トガスに窒素ガスなどの不活性ガスを使用する無酸化切
断も広く行われており、熱切断加工機へアシストガスと
して窒素ガスを供給する方法や装置としては、例えば特
開平7−16783号公報や、特開平9−136182
号公報、特開平9−174275号公報などに記載され
たものが公知である。
【0004】上記特開平7−16783号公報に記載さ
れたレーザ加工機では、アシストガス供給源として、酸
素ガスボンベと窒素ガスボンベ及びエアコンプレッサを
備え、これら酸素ボンベと窒素ガスボンベ及びコンプレ
ッサから、酸素ガスまたは窒素ガスまたは空気をアシス
トガスとして選択的にレーザ加工機へ供給できるように
したもので、高圧及び低圧用圧力調整器により、ワーク
の材質や板厚などに応じて低圧から高圧までのアシスト
ガスが供給できる効果を有する。
【0005】また上記特開平9−136182号公報に
記載のアシストガス発生装置は、空気中より窒素ガスを
分離してアシストガスとする窒素ガス発生装置と、窒素
ガスの充填された市販の窒素ガスボンベを備え、かつこ
れら窒素ガス発生装置及び窒素ガスボンベから選択的に
加工ヘッドへ窒素ガスをアシストガスとして供給できる
ようにしたもので、窒素ガス発生装置より発生される窒
素ガスの濃度が下限設定値より小さい場合は、窒素ガス
ボンベより窒素ガスをアシストガスとして供給すること
ができるため、熱切断加工機の稼動開始後直ちに切断作
業が開始でき、これによって作業性及び稼動効率の向上
が図れるなどの効果を有している。
【0006】一方、上記特開平9−174275号公報
に記載のアシストガス使用方法では、空気中より窒素ガ
スと酸素ガスを分離する圧力変動式のアシストガス発生
装置を備え、かつアシストガス発生装置により発生され
た窒素ガスまたは酸素ガスを選択的にアシストガスとし
て熱切断加工機へ供給できるようにしたもので、空気中
より分離した窒素ガスや酸素ガスをアシストガスとして
使用するため、ランニングコストが安くなると共に、ボ
ンベを交換するなどの手間が必要ないため、稼動効率
や、安全性の向上が図れるなどの効果を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしアシストガスに
不活性ガスを使用して切断面の酸化を防止しながらワー
クの切断を行う無酸化切断方法で厚板を切断する場合、
高出力のレーザ発生装置やプラズマ発生装置と、高圧の
アシストガスを必要とする。このため、特開平7−16
783号公報記載のレーザ加工機のように、窒素ガスボ
ンベをアシストガス供給源とした場合、高圧は容易に得
られる反面、短時間で窒素ガスボンベ内の窒素ガスを消
費するため、切断中に窒素ガスボンベを交換するなどの
作業を頻繁に行う必要があり、その都度作業が中断して
生産性が悪いと共に、市販の窒素ガスボンベを多量に使
用するため、ランニングコストも高いなどの不具合があ
る。
【0008】また特開平9−136182号公報や特開
平9−174275号公報のように、空気中より分離し
た窒素ガスを使用すれば、上記公報のような不具合は発
生しないが、空気中より窒素ガスを分離するアシストガ
ス発生装置をアシストガス供給源に使用した場合、無酸
化切断方法で厚板を切断するのに必要な高圧のアシスト
ガスが得られないため、無酸化切断方法での厚板の切断
ができないなどの不具合があった。
【0009】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、アシストガス発生装置により発
生された窒素ガスをアシストガスに使用して、無酸化切
断方法を可能にした熱切断加工機のアシストガス供給方
法及びアシストガス供給装置を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するため請求項1記載の発明は、加工ヘッドよりア
シストガスを噴出しながら、ワークを熱切断加工する熱
切断加工機において、窒素ガス発生装置により空気中よ
り分離した窒素ガスを増圧ユニットへ導入して、増圧ユ
ニットにより高圧に増圧し、得られた高圧の窒素ガスを
アシストガスとして上記加工ヘッドへ供給するようにし
たものである。
【0011】上記方法により、従来では無酸化切断が困
難であった厚板よりなるワークの無酸化切断が可能にな
ると共に、連続切断が可能なことから生産性も向上す
る。
【0012】また空気中より分離した窒素ガスを高圧に
増圧してアシストガスとしたことから、従来の窒素ボン
ベより高圧の窒素ガスを得る場合に比べて経済的である
と共に、頻繁にボンベを交換する作業が不要となるた
め、作業性及び安全性が向上する上、ボンベの交換によ
る切断作業の中断がないので、熱切断加工機の稼動率も
大幅に向上する。
【0013】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、窒素ガスを増圧する増圧ユニットの増圧比を、予
め制御手段に入力された加工条件をもとに決定し、増圧
ユニットに指令するようにしたものである。
【0014】上記方法により、加工すべきワークの材質
や板厚などの加工条件に応じて決定した増圧比で窒素ガ
スを増圧することができるため、加工条件が変っても適
確にワークの切断が行えると共に、不必要に窒素ガスを
消費することもないので、経済的である。
【0015】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、加工ヘッドよりアシストガスを噴出しながら、ワ
ークを熱切断加工する熱切断加工機において、空気中よ
り窒素ガスを分離して、窒素ガスを発生させる窒素ガス
発生装置と、上記窒素ガス発生装置により発生された窒
素ガスを高圧に増圧して、アシストガスとして上記加工
ヘッドへ供給する増圧ユニットとより構成したものであ
る。
【0016】上記構成により、高圧の窒素ガスをアシス
トガスとしてワークの切断を行うことから、厚板よりな
るワークの無酸化切断が可能になると共に、ワークの連
続切断が可能になるため、生産性も向上する。
【0017】また空気中より分離した窒素ガスを高圧に
増圧してアシストガスとしたことから、従来の窒素ボン
ベより高圧の窒素ガスを得る場合に比べて経済的である
と共に、頻繁にボンベを交換する作業が不要となるた
め、作業性及び安全性が向上する上、ボンベの交換によ
る切断作業の中断がないので、熱切断加工機の稼動率も
大幅に向上する。
【0018】上記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、加工ヘッドよりアシストガスを噴出しながら、ワ
ークを熱切断加工する熱切断加工機において、空気中よ
り窒素ガスを分離して、窒素ガスを発生させる窒素ガス
発生装置と、上記窒素ガス発生装置により発生された窒
素ガスを高圧に増圧して、アシストガスとして上記加工
ヘッドへ供給する増圧ユニットと、予め入力された加工
条件に応じて上記増圧ユニットの増圧比を決定し、得ら
れた増圧比となるよう増圧ユニットを制御する制御手段
とより構成したものである。
【0019】上記構成により、加工すべきワークの材質
や板厚などの加工条件に応じて決定した増圧比で窒素ガ
スを増圧することができるため、加工条件が変っても適
確にワークの切断が行えると共に、不必要に窒素ガスを
消費することもないので、経済的である。
【0020】上記目的を達成するため請求項5記載の発
明は、エアコンプレッサにより圧縮した空気を窒素ガス
発生装置へ供給し、また駆動源として増圧ユニットへも
供給するようにしたものである。
【0021】上記構成により、窒素ガスの原料となる圧
縮空気と、増圧ユニットの駆動源となる圧縮空気を同一
のエアコンプレッサより供給することができるため、装
置の小型化が図れると共に、価格の低減も図れるように
なる。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して詳述する。図1は熱切断加工機のアシストガス供
給装置の回路図、図2はアシストガス供給方法を示すフ
ローチャートである。
【0023】図1において1はアシストガス供給源で、
エアコンプレッサ2と、窒素ガス発生装置3よりなり、
エアコンプレッサ2で圧縮された空気は、窒素ガス発生
装置3と後述する増圧ユニット7へ供給されるようにな
っている。上記窒素ガス発生装置3は、エアコンプレッ
サ2より送られてきた空気より窒素ガスを分離するもの
で、活性炭槽3aと、並列接続された触媒層を有する複
数の吸着槽3b,3c及び製品槽3dよりなり、各吸着
槽3b,3cの前後には複数の切換え弁3eが設けられ
ていて、これら切換え弁3eを切換えることにより、窒
素ガスを各吸着槽3b,3cに同時に流したり、選択的
に流したりできるようになっていると共に、上記活性炭
槽3aと吸着槽3b,3cにより空気中より分離された
窒素ガスは、1基ないし複数基の製品槽3dに貯蔵され
るようになっている。
【0024】また上記窒素ガス発生装置3により空気中
より分離された窒素ガスは、途中に窒素ガス発生装置3
の吐出圧を検出する圧力検出手段4と第1電磁弁5の設
けられた管路6により増圧ユニット7へ送られる。増圧
ユニット7は、上記エアコンプレッサ2より供給される
エアにより駆動される高圧発生手段7aを有していて、
この高圧発生手段7aにより、上記窒素ガス発生装置3
より送られてきた低圧(約8kg/cm)の窒素ガス
を、例えば20〜30kg/cmの高圧に加圧して吐
出するようになっており、増圧ユニット7の吐出圧は、
制御手段16より高圧発生手段7aの増圧比を制御する
ことにより、任意に可変できるようになっている。
【0025】一方上記増圧ユニット7により高圧に加圧
された窒素ガスは、途中に高圧用電磁弁8を有する高圧
管路9を介して熱切断加工機の加工ヘッド10へと送ら
れ、加工ヘッド10によりワーク12を切断する際、加
工ヘッド10のノズル10aよりアシストガスとしてワ
ーク12の切断部へ噴出されるようになっている。
【0026】また上記高圧管路9と並列に低圧管路13
が設けられている。この低圧管路13は、薄板切断のよ
うに、切断時高圧の窒素ガスを必要としない場合に、窒
素ガス発生手段3より吐出された低圧の窒素ガスを増圧
ユニット7を経由せずに加工ヘッド10へ直接供給する
ためのもので、一端側は第1電磁弁5と増圧ユニット7
の間に、そして他端側は高圧用電磁弁8と加工ヘッド1
0の間に接続されていて、低圧管路13の途中には低圧
用電磁弁14と、圧力/電気レギュレタ15が設けられ
ている。
【0027】そして上記第1電磁弁5と高圧用電磁弁8
及び低圧電磁弁14は、制御手段16により開閉制御さ
れ、また圧力/電気レギュレータ15は制御手段16に
より圧力制御されると共に、圧力検出手段4により検出
された窒素ガス発生装置3の吐出圧は、制御手段16へ
入力されている。
【0028】なお図1中18は予備のアシストガス供給
源で、窒素ガスの充填された市販の窒素ボンベよりな
り、この予備アシストガス供給源18は、減圧弁19及
び制御手段16により開閉制御される第2電磁弁20を
有する予備管路21により第1電磁弁5と増圧ユニット
7の間に接続されている。
【0029】次に上記構成されたアシストガス供給装置
によるアシストガスの供給方法を図2に示すフローチャ
ートも参照して説明する。熱切断加工機によりワーク1
2を切断加工するに当って、まず制御手段16に加工す
るワーク12の材質や、板厚などの加工条件などを入力
してから運転を開始する。制御手段16は、入力された
ワークの材質や板厚などのパラメータに応じたアシスト
ガス圧が予めテーブルとして記憶されていて、運転開始
とともに図2のフローチャートのステップS1で、入力
された加工条件をもとにアシストガスに窒素ガスを選択
し、ステップS2でアシストガス圧を選択する。
【0030】そして選択されたガス圧(指令値)が設定
圧(例えば8kg/cm以上)かをステップS3で判
定し、設定圧に達している場合はステップS4へ進み、
設定圧以下であればステップS13へ進む。
【0031】一方エアコンプレッサ2により圧縮されて
窒素ガス発生装置3へ供給された空気は、窒素ガス発生
装置3の活性炭槽3a及び吸着槽3b,3cを通過する
間に空気中より窒素ガスが分離されると共に、分離され
た窒素ガスは、製品タンク3dに貯蔵される。
【0032】また制御手段16は図2に示すフローチャ
ートのステップS4で増圧比を決定し、増圧比に応じた
指令信号を増圧ユニット7の高圧発生手段7aへ出力す
る。すなわち入力されたワーク12のデータが厚板で、
切断するのに高圧の窒素ガスを必要とする場合は、ステ
ップS3よりステップS4へ進んで、ステップS4でワ
ーク12の材質や板厚に応じて増圧比を決定し、ステッ
プS5へ進む。
【0033】ステップS5では、窒素ガス発生装置3の
吐出圧を検出する圧力検出手段4からの検出信号によ
り、窒素ガス発生装置3の吐出圧は設定圧(8kg/c
以上)かを判定し、設定値以上あればステップS6
へ進んで、第1電磁弁5をON(開)にしてステップS
7へ進み、設定値以下であれば、設定値以上になるまで
待機する。
【0034】またステップS6で第1電磁弁5がONさ
れると、窒素ガス発生装置3より吐出された窒素ガスは
増圧ユニット7へ流入して、増圧ユニット7の高圧発生
手段7aにより、ステップS4で決定された増圧比に応
じて例えば20〜30kg/cmの高圧に増圧され
る。そしてステップS8で高圧用電磁弁8がON(開)
されると、ステップS9で高圧の窒素ガスがアシストガ
スとして熱切断加工機の加工ヘッド10へ供給されると
共に、予め制御手段16に入力された加工プログラムに
より加工ヘッド10が移動制御されて、ステップS10
でワーク12の切断が開始される。
【0035】すなわち高圧の窒素ガスがアシストガスと
して、加工ヘッド10のノズル10aよりワーク12の
切断部へ向けて噴出されるため、厚板よりなるワーク1
2の無酸化切断が可能になると共に、切断時発生したド
ロスは、高圧のアシストガスにより吹き飛ばされて切断
面の下部に付着することがないので、切断品質の高い製
品が得られるようになる。
【0036】また図2に示すフローチャートのステップ
S11でワーク12の切断が終了すると、ステップS1
2へ進んで第1電磁弁5がOFF(閉)となり、加工プ
ログラムを終了する。
【0037】以上は厚板よりなるワーク12を高圧の窒
素ガスを使用して無酸化切断する場合の切断方法である
が、ワーク12が薄板で高圧のアシストガスを必要とし
ない場合は次の動作となる。すなわち無酸化切断するワ
ーク12が薄板の場合、使用するアシストガスは例えば
8kg/cm以下の低圧でよいため、図2のフローチ
ャートのステップS2でアシストガス圧は8kg/cm
以下の低圧が選択され、ステップS3を経てステップ
S13へ進む。
【0038】そしてステップS13で低圧管路13に設
けられた圧力/電気レギュレータ15への指令がONさ
れた後ステップS14へ進んで、窒素ガス発生装置3の
吐出圧は設定圧(例えば8kg/cm)以上かが判定
され、設定値以上あればステップS15へ進み、設定値
以下であれば、設定値以上になるまで待機する。
【0039】なお薄板切断の場合、使用するアシストガ
ス圧は8kg/cm以下の低圧でよいが、安定したガ
ス圧のアシストガスを得るために、窒素ガス発生装置3
の吐出圧が設定値以上になったら動作を開始するように
している。
【0040】ステップS14で窒素ガス発生装置3の吐
出圧が設定値以上と判定されてステップS15へ進む
と、ステップS15で第1電磁弁5がON(開)され
て、窒素ガス発生装置3で発生された窒素ガスは管路6
へ送り出されるが、このとき増圧ユニット7は停止状態
にあるため、管路6へ送り出された窒素ガスは、低圧管
路13を経て低圧用電磁弁14へ達し、ステップS16
で低圧用電磁弁14がON(開)されると、圧力/電気
レギュレータ15により所定の低圧に圧力調整された窒
素ガスが加工ヘッド10へと供給されて、低圧の窒素ガ
スをアシストガスとしてワーク12の切断が開始され
る。そして図2のフローチャートのステップS11で切
断が終了すると、ステップS12で第1電磁弁5をOF
Fにして加工プログラムを終了する。
【0041】なお図1に示す予備用のアシストガス供給
源18は、窒素ガス発生装置3が故障したり、メンテナ
ンスなどのために運転を停止している状態でも、熱切断
加工機が使用できるようにするためのもので、この予備
用アシストガス供給源18を使用しても、高圧の窒素ガ
スをアシストガスとした無酸化切断が可能である。
【0042】また上記実施の形態では、使用するアシス
トガスの選択を、制御手段16からの指令により自動的
に行うようにしたが、手動で行うようにしても勿論よ
い。さらに増圧ユニット7aによる窒素ガスの増圧比
も、制御手段16により自動的に設定したが、手動で設
定してもよい。
【0043】一方図3は低圧のアシストガスを加工ヘッ
ド10へ供給する低圧回路を省略した場合の実施の形態
を示すもので、常に高圧の窒素ガスをアシストガスとし
て使用する場合は、図3に示すように低圧回路を省略し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる熱切断加工機のア
シストガス供給装置を示す回路図である。
【図2】この発明の実施の形態になる熱切断加工機のア
シストガス供給方法を示すフローチャートである。
【図3】この発明の他の実施の形態になる熱切断加工機
のアシストガス供給装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1…アシストガス供給源 2…コンプレッサ 3…窒素ガス発生装置 7…増圧ユニット 10…加工ヘッド 12…ワーク 16…制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工ヘッド(10)よりアシストガスを
    噴出しながら、ワーク(12)を熱切断加工する熱切断
    加工機において、窒素ガス発生装置(3)により空気中
    より分離した窒素ガスを増圧ユニット(7)へ導入し
    て、増圧ユニット(7)により高圧に増圧し、得られた
    高圧の窒素ガスをアシストガスとして上記加工ヘッド
    (10)へ供給することを特徴とする熱切断加工機のア
    シストガス供給方法。
  2. 【請求項2】 窒素ガスを増圧する増圧ユニット(7)
    の増圧比を、予め制御手段(16)に入力された加工条
    件をもとに決定し、増圧ユニット(7)に指令すること
    を特徴とする請求項1記載の熱切断加工機のアシストガ
    ス供給方法。
  3. 【請求項3】 加工ヘッド(10)よりアシストガスを
    噴出しながら、ワーク(12)を熱切断加工する熱切断
    加工機において、空気中より窒素ガスを分離して、窒素
    ガスを発生させる窒素ガス発生装置(3)と、上記窒素
    ガス発生装置(3)により発生された窒素ガスを高圧に
    増圧して、アシストガスとして上記加工ヘッド(10)
    へ供給する増圧ユニット(7)とを具備したことを特徴
    とする熱切断加工機のアシストガス供給装置。
  4. 【請求項4】 加工ヘッド(10)よりアシストガスを
    噴出しながら、ワーク(12)を熱切断加工する熱切断
    加工機において、空気中より窒素ガスを分離して、窒素
    ガスを発生させる窒素ガス発生装置(3)と、上記窒素
    ガス発生装置(3)により発生された窒素ガスを高圧に
    増圧して、アシストガスとして上記加工ヘッド(10)
    へ供給する増圧ユニット(7)と、予め入力された加工
    条件に応じて上記増圧ユニット(7)の増圧比を決定
    し、得られた増圧比となるよう増圧ユニット(7)を制
    御する制御手段(16)とを具備したことを特徴とする
    熱切断加工機のアシストガス供給装置。
  5. 【請求項5】 エアコンプレッサ(2)により圧縮した
    空気を窒素ガス発生装置(3)へ供給し、また駆動源と
    して増圧ユニット(7)へも供給してなる請求項3また
    は4記載の熱切断加工機のアシストガス供給装置。
JP10079084A 1998-03-26 1998-03-26 熱切断加工機のアシストガス供給方法及びアシストガス供給装置 Pending JPH11277287A (ja)

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