JPH1127269A - 時計同期方法および装置および記録媒体 - Google Patents

時計同期方法および装置および記録媒体

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JPH1127269A
JPH1127269A JP17599897A JP17599897A JPH1127269A JP H1127269 A JPH1127269 A JP H1127269A JP 17599897 A JP17599897 A JP 17599897A JP 17599897 A JP17599897 A JP 17599897A JP H1127269 A JPH1127269 A JP H1127269A
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time
clock
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Takao Yamashita
高生 山下
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諭 小野
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの通信網に接続された複数のノードがそ
れぞれ有する時計について、その時刻を同期させたい
が、同期がずれているか否かの判定を行い不必要な同期
制御を回避する。 【解決手段】 前回の時刻差測定により得られた標本か
ら推定される時刻差を母集団とする統計的分布と今回の
時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差を
母集団とする統計的分布とが等しいとする仮説の検定を
行い、この仮説が所定の誤差範囲で成立しないときに前
記今回の時刻差測定結果にしたがって前記二つの時計の
時刻を同期させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信網に接続された
複数のノードに備えられた時計の同期に利用する。本発
明は、サーバとクライアントが一つの通信網に接続され
た異なるノードにそれぞれ設けられているとき、このサ
ーバおよびクライアントがそれぞれに備えられた時計の
時刻差を正しくし、時計を同期させるために利用するに
適する。
【0002】
【従来の技術】文献“Checkpointing and rollback rec
overy using common time base"(P.Rammanathan 著,IEE
E Symposium on Reliable Distributed Systems,pp.13-
21,Oct.,1988) や文献"Using time instead of timeout
for fault tolerant distributed systems"(L.Lamport
著,ACM Transaction Programing Languages Systems,Vo
l.6,No.2,pp.254-280,April,1984) に述べられているよ
うに一つの通信網に接続された複数のノードにそれぞれ
時計を設け、これらの時計の同期した時刻情報にしたが
ってノード相互間の通信その他の制御を行うことによっ
て、複数のノード間で協調して動作するアプリケーショ
ン間で交換されるメッセージの数を減少させることがで
きる。図8は通信網に接続されたノードを示す図であ
る。図8に示したノードaの時計taおよびノードbに
備えられた時計tbの時刻情報が同期していることによ
り、ノードaおよびノードb間で精度の高い各種制御を
行うことができる。
【0003】また、時計が同期していることを前提とし
てアプリケーションを作成した場合には、その時計同期
の確からしさを与えることで、アプリケーションは、メ
ッセージに含まれる時刻情報をどの程度信用してよいか
を判断することができるため、アプリケーションは、よ
り確実な動作をすることができる。
【0004】ノード間の時計を同期させる従来の技術と
しては、NTP(Network Time Protocol) 、Probabilis
tic Clock Synchronization 、ACTS(Automated Com
puter Time Service) などが知られている。
【0005】図9はNTPの動作を示す図であるが、N
TP(Network Time Protocol) は、インターネットで多
く用いられているものであり、文献“Precision synchr
onization of computer network clocks"(D.L.Mill著.C
omputer Communications Review.Vol.24.No.2,pp.28-4
3,April 1984)で述べられているように、ノード間で時
刻差を測定するためのパケットを送受信し合い、ノード
間の往復の通信遅延時間の差が小さいことを利用してノ
ード間の時刻差を求めている。
【0006】しかし、前記パケットが送受信されるネッ
トワークは、時計同期専用ではなく、通常のメッセージ
交換に用いられるため、実際には、ノード間の通信経路
上のルータ内部のパケット処理や他のトラヒックなどの
影響によって、前記遅延時間の差は小さくない。これに
対して、NTPでは、誤差を小さくするために測定用パ
ケットを複数回送受信し合い、各測定用パケットから得
られる時刻差情報をメディアフィルタにかけ、その結果
をもとに、管理する時計をPLL(Phase LockLoop) 動
作させることによって、遅延時間差による誤差を少なく
している。
【0007】図10はProbabilistic Clock Synchroniz
ation の動作を示す図であるが、Probabilistic Clock
Synchronization は、文献“A NEW PROBABILISTIC ALGO
RITHM FOR CLOCK SYNCHRONIZATION"(K.Arvind 著,Proce
dings Real-Time Systems Symposium.pp.330-339,Sant
a.Monica,CA,1989)に述べられているように、ノード間
の通信遅延時間が正規分布であり、その平均値および分
散が既知であるときに、各ノード間の管理する時刻を他
のノードに送信し、受信したノードは、前記送られてき
た時刻と遅延時間の平均値から時分の管理する時計との
差を計算し、さらに前記差を平均化することによって一
定の確率で時計同期誤差を一定範囲に抑えるものであ
る。
【0008】ACTS(Automated Computer Time Servi
ce) は、文献"An Algorthm to Synchronize the Time o
f a Computer to Universal Time"(J.Levine著,IEEE/AC
M TRANSACTIONS ON NETWORKING.Vol.3,No.1,Feburuary
1995) に述べられているように、周期的に電話回線を用
いてダイヤルアップによって時計サーバにアクセスし
て、片道の通信遅延時間がラウンドトリップタイムの半
分であると推定して時計補正を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】例えば、サーバ・クラ
イアント方式では、タイムスタンプを付与したパケット
により、パケットの送受信時刻情報を確認しながら相互
に通信を行っているが、サーバとクライアントとの間で
時計の時刻差がどれくらいあるのかを知ることは、アプ
リケーションプログラムを正しく実行する上で重要であ
る。
【0010】すなわち、パケットに付与されたタイムス
タンプのとおりに受信したパケットを組立てることによ
り、送信元のノードが伝達しようとした情報を正しく再
現することができるのか、あるいは、受信したパケット
をタイムスタンプのとおりに組立てても送信元のノード
が伝達しようとした情報と比較してパケット位置の入れ
替えが発生する場合があるのか、といったことを正しく
把握することができれば、アプリケーションプログラム
を実行するときに、時刻差の大小を考慮に入れた制御を
行うことができる。これにより、正しくアプリケーショ
ンプログラムを実行することができる。
【0011】ところが、NTP(Network Time Protoco
l) を用いた場合には、その前提条件として各ノードの
時計が周波数同期しておらず、NTPのアルゴリズムで
求めた同期精度には複数のノード間の時計の周波数のず
れに起因する誤差と通信遅延時間差が含まれる。このた
め、通信遅延時間の統計的性質が変化しない環境におい
ても、その結果得られる時計同期の精度と同期精度の確
からしさを定量的に判断することは困難であり、周波数
同期が行われたノード間の時計同期とその確からしさを
求める目的には適していない。
【0012】Probabilistic Clock Synchronization を
用いた場合には、時計同期プロトコルのメッセージ通信
を行うネットワークの通信遅延時間が正規分布であり、
その平均値と分散が既知であることが前提となってい
る。このため、前記平均および分散が未知である環境に
おいては、上記文献に述べられている方法だけでは、通
信遅延時間の平均および分散を測定する方法がないた
め、時計同期を行うことができない。
【0013】ACTS(Automated Computer Time Servi
ce) を用いた場合には、その同期誤差の支配的要因は通
信ハードウェアおよびそのドライバ・ソフトウェアでの
処理時間によるものである。この誤差については、CP
U速度、ノードの使用状況によって変化するが、本要因
に基づく誤差による同期精度の確からしさを定量的に判
断することはできない。
【0014】さらに、NTP、Probabilistic Clock Sy
nchronization およびACTSを用いた場合には定期的
に各ノードの時計の時刻補正が実行される。また、NT
PおよびACTSを用いた場合には、時刻補正に伴って
時計の進む速さである周波数の変更を行う。頻繁に補正
が行われるこれらの方法では、"A Continuous MediaI/O
Server and Its Synchronization Mechanism"(D.P.And
erson and G.Homsy著,IEEE Computer,pp.51-57,Oct.199
1.)に述べられているように、動画や音声メディア通信
において、送信レートと受信再生レートが異なり、メデ
ィアのデータのオーバフローやアンダーフローにより再
生品質が劣化してしまう。
【0015】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、一つの通信網に接続された複数のノード間の
時計の時刻情報を高い精度で同期させることができる時
計同期装置を提供することを目的とする。本発明は、時
刻補正が必要であるか否かを判定し不必要な時刻補正を
行うことなく時計の時刻情報を高い精度で同期させるこ
とができる時計同期装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、一つの通信網
に接続された複数のノードに含まれる時計の時刻同期を
行うときに、補正の要否を確認してから行うことによ
り、不適切な補正によって逆に同期が不安定になること
を回避できることを最も主要な特徴とする。
【0017】すなわち、一つの通信網に接続された二つ
のノードの管理する時計の時刻差のずれを指定された確
率で指定された値以下にしたいとき、両ノードの時刻差
を複数回測定し、その標本から得られる統計量を時刻差
として時刻の校正を行い精度の高い時計同期を行う。
【0018】そして、定期的に時刻がずれているかどう
かの判定方法として、時刻校正をしたときに用いた時刻
差測定の標本と、定期的に測定した時刻差測定の標本と
を比較し、ある確率で両標本から予測される母集団の統
計量が異なるか否かを統計学的な検定で行うことによ
り、前記統計量によって計算されたノード間の時刻差が
実際にずれているのか、それとも測定誤差によってずれ
ていると計算されるのかを判定し、実際にずれていない
にもかかわらず、時刻校正を行って周波数精度や安定度
を劣化させる頻度を削減することができる。
【0019】すなわち、本発明の第一の観点は時計同期
方法であって、一つの通信網に接続された二つのノード
aおよびノードbがそれぞれ管理する二つの時計の時刻
差Δを測定しこの二つの時計の時刻を同期させる時計同
期方法である。本発明の特徴とするところは、それ以前
の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差
を母集団とする統計的分布と今回の時刻差測定により得
られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的
分布とが等しいとする仮説の検定を行い、この仮説が所
定の誤差範囲で成立しないときに前記今回の時刻差測定
結果にしたがって前記二つの時計の時刻を同期させると
ころにある。
【0020】これにより、不必要な時刻補正を行うこと
なく時計の時刻情報を高い精度で同期させることができ
る。
【0021】前記時刻差測定は、ノードaおよびbの間
で一往復のメッセージを交換し、ノードaからbへのメ
ッセージの送信時刻ta1をノードaの時計taを参照
して測定し、ノードaからbへのメッセージの受信時刻
tb1をノードbの時計tbを参照して測定し、ノード
bからaへのメッセージの送信時刻tb2をノードbの
時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセ
ージの受信時刻ta2をノードaの時計taにより測定
し、これらの測定した値をノードaに集め、 (1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb
1)〕 を計算することをN回繰り返して時刻差測定した標本x
N を得て、このN個の標本xN の値から計算された標本
平均
【0022】
【外5】 および標本分散sx2 を用いて、t分布における自由度
N−1の確率α/2の確率点をtN-1 (α/2)とする
とき、母集団の平均値xpの推定区間を確率αで、
【0023】
【数3】 と表し、時刻差測定毎に母集団の推定区間を計算し、所
望の時刻差許容値をTacc とするとき、 tN-1 (α/2)√(sx2 /(N−1))≦Tacc の条件を満たすまでさらに時刻差測定を繰り返し、この
条件を満たしたときの標本分散sx2 から導かれる標本
平均値〔外5〕をノードaおよびb間の時刻差とするこ
とが望ましい。
【0024】二つの前記母集団の統計的分布が等しいと
する仮説の発生する確率分布と、二つの前記母集団の統
計的分布が所定値以上ずれているとする仮説の発生する
確率分布とが十分に分離できるように前記Nの値を大き
く設定することが望ましい。
【0025】本発明の第二の観点は時計同期装置であっ
て、ノードaと通信網により接続されたノードbとの間
でこのノードbに実装された時計を前記ノードaに実装
された時計に時刻合わせを行う手段を備えた時計同期装
置である。本発明の特徴とするところは、前記時刻合わ
せを行う手段は、二つの前記時計の時刻差を測定する手
段を備え、この測定結果にしたがって、それ以前の時刻
差測定により得られた標本から推定される時刻差を母集
団とする統計的分布と今回の時刻差測定により得られた
標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布と
が等しいとする仮説の検定を行う手段と、この仮説が所
定の誤差範囲で成立しないときに前記今回の時刻差測定
結果にしたがって前記二つの時計の時刻を同期させる手
段とを備えたところにある。
【0026】前記時刻差を測定する手段は、ノードaお
よびbの間で一往復のメッセージを交換し、ノードaか
らbへのメッセージの送信時刻ta1をノードaの時計
taを参照して測定し、ノードaからbへのメッセージ
の受信時刻tb1をノードbの時計tbを参照して測定
し、ノードbからaへのメッセージの送信時刻tb2を
ノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbからa
へのメッセージの受信時刻ta2をノードaの時計ta
により測定し、これらの測定した値をノードaに集め、 (1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb
1)〕 を計算することをN回繰り返して時刻差測定した標本x
N を得て、このN個の標本xN の値から計算された標本
平均〔外5〕および標本分散sx2 を用いて、t分布に
おける自由度N−1の確率α/2の確率点をtN-1 (α
/2)とするとき、母集団の平均値xpの推定区間を確
率αで、〔数3〕と表し、時刻差測定毎に母集団の推定
区間を計算し、所望の時刻差許容値をTacc とすると
き、 tN-1 (α/2)√(sx2 /(N−1))≦Tacc の条件を満たすまでさらに時刻差測定を繰り返し、この
条件を満たしたときの兵法分散sx2 から導かれる標本
平均値〔外5〕をノードaおよびb間の時刻差とする手
段を含むことが望ましい。
【0027】二つの前記母集団の統計的分布が等しいと
する仮説の発生する確率分布と、二つの前記母集団の統
計的分布が所定値以上ずれているとする仮説の発生する
確率分布とが十分に分離できるように前記Nの値を大き
く設定する手段を含むことが望ましい。
【0028】本発明の第三の観点は記録媒体であって、
コンピュータ・ハードウェア装置にインストールされる
ことにより前記時計同期装置となるソフトウェアが記録
された機械読取可能な記憶媒体である。
【0029】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1および図
2を参照して説明する。図1は本発明実施例の全体構成
図である。図2は本発明実施例の時計同期装置のブロッ
ク構成図である。
【0030】本発明は、ノードaと通信網1により接続
されたノードbとの間でこのノードbに実装された時計
tbをノードaに実装された時計taに時刻合わせを行
う手段としての時計修正部2を備えた時計同期装置ca
およびcbである。
【0031】ここで、本発明の特徴とするところは、時
刻修正部2は、二つの時計taおよびtbの時刻差を測
定する手段としての時刻差測定部3を備え、この測定結
果にしたがって、それ以前の時刻差測定により得られた
標本から推定される時刻差を母集団とする統計的分布と
今回の時刻差測定により得られた標本から推定される時
刻差を母集団とする統計的分布とが等しいとする仮説の
検定を行い、この仮説が所定の誤差範囲で成立しないと
きに前記今回の時刻差測定結果にしたがって二つの時計
taおよびtbの時刻を同期させるところにある。
【0032】時刻差測定部3は、ノードaおよびbの間
で一往復のメッセージを交換し、ノードaからbへのメ
ッセージの送信時刻ta1をノードaの時計taを参照
して測定し、ノードaからbへのメッセージの受信時刻
tb1をノードbの時計tbを参照して測定し、ノード
bからaへのメッセージの送信時刻tb2をノードbの
時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッセ
ージの受信時刻ta2をノードaの時計taにより測定
し、これらの測定した値をノードaに集め、 (1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb
1)〕 を計算することをN回繰り返して時刻差測定した標本x
N を得て、このN個の標本xN の値から計算された標本
平均〔外5〕および標本分散sx2 を用いて、t分布に
おける自由度N−1の確率α/2の確率点をtN-1 (α
/2)とするとき、母集団の平均値xpの推定区間を確
率αで、〔数3〕と表し、時刻差測定毎に母集団の推定
区間を計算し、所望の時刻差許容値をTacc とすると
き、 tN-1 (α/2)√(sx2 /(N−1))≦Tacc の条件を満たすまでさらに時刻差測定を繰り返し、この
条件を満たしたときの標本分散sx2 から導かれる標本
平均値〔外5〕をノードaおよびb間の時刻差とする。
【0033】二つの前記母集団の統計的分布が等しいと
する仮説の発生する確率分布と、二つの前記母集団の統
計的分布が所定値以上ずれているとする仮説の発生する
確率分布とが十分に分離できるように前記Nの値を大き
く設定する。
【0034】本発明実施例の時計同期装置は、ソフトウ
ェアが記録された機械読取可能な記憶媒体をコンピュー
タ・ハードウェア装置にインストールすることにより実
現することもできる。
【0035】
【実施例】ノードaの時計taをノードbの時計tbに
同期させる場合のノードaおよびbの動作を説明する。
ノードaの動作は、時刻差計算および時刻同期はずれ判
定の二つに分けられる。時刻差計算は、図2に示した時
刻差測定部3により行われ、時計taおよびtbの時刻
の差を求めることであり、時刻同期はずれ判定は、図2
に示した時刻修正部2が時刻差測定部3により測定され
た時刻差を参照しながら時計taおよびtbの時刻がず
れているか否かを判定することである。
【0036】図3は本発明実施例の時計同期装置の動作
手順を示すフローチャートである。複数回の往復メッセ
ージのタイムスタンプを取得し(S1)、このタイムス
タンプにより時計taおよびtbの時刻差を測定する
(S2)。母集団の統計量の推定を用いた確率的時刻差
計算を行う(S3)。統計量が変化しているか否かを判
定し、必要なときだけ時刻補正を行う(S4)。
【0037】図4は本発明実施例の時計同期装置の計算
手順を示すフローチャートである。図4を参照して本発
明実施例の時計同期装置の計算手順を説明する。時刻差
計算では、まず、時刻差測定を行った回数を計数する変
数Nを初期化してN=1とする(S10)。そして、ノ
ードaおよびbの間で一往復のメッセージを交換し、ノ
ードaからbへのメッセージの送信時刻ta1をノード
aの時計taを参照して測定し、ノードaからbへのメ
ッセージの受信時刻tb1をノードbの時計tbを参照
して測定する。
【0038】次に、ノードbからaへのメッセージの送
信時刻tb2をノードbの時計tbを参照して測定し、
ノードbからaへのメッセージの受信時刻ta2をノー
ドaの時計taにより測定し、これらの測定した値をノ
ードaに集め(S11)、 (1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb1)〕 (2) を計算する(S12)。この手順を時刻差測定と呼ぶ
が、この時刻差測定をNa回繰り返す(S13、S1
4)。
【0039】このNa の値は、時刻差計算をするために
行う時刻差測定を繰り返す最低の回数を示している。こ
の値としては、xN の母集団として予期される分散の値
を用いて、標本値から母集団の情報をある程度十分に推
定するために必要な値を適当に用いる。
【0040】次に、時刻差測定した標本xN が正規分布
にしたがうとすると文献「統計的方法II推測」(渡辺
洋、芝祐順著、新曜社発行)に述べられているように、
N個の標本値から計算された標本平均〔外5〕および標
本分散sx2 を用いて、母集団の平均値xpの推定区間
は確率αで、〔数3〕となる。ただし、tN-1 (α/
2)は、t分布における自由度N−1の確率α/2の確
率点である。そこで、さらに時刻差測定を繰り返し、時
刻差測定毎に母集団推定区間を計算し、 tN-1 (α/2)√(sx2 /(N−1))≦Tacc (4) の条件を満たすまで繰り返す(S15〜S18)。そし
て、条件を満たしたときの標本分散sx2 から導かれる
標本平均値〔外5〕をノードaおよびb間の時刻差とす
る。これにより、確率αで母集団平均と最大Tacc (時
刻差の許容値)の誤差にすることができる。時刻差T
diffは、
【0041】
【数4】 となる(S19)。
【0042】所定時間経過後に(S20)、時刻同期は
ずれ判定を行う。判定は母集団平均の検定によって行
う。時刻差計算を行ったときおよび時刻同期はずれ判定
を行うときの時刻差測定の値の標本をそれぞれ標本Cお
よびDとする。時刻同期はずれ判定を行うときの時刻差
測定は時刻差計算を行った手順と同様である(S21〜
S28)。
【0043】標本CおよびDが正規分布にしたがうと
し、それぞれの標本数をNCおよびND、標本CとDの
母平均値の差をdとすると、文献「統計的方法II推測」
(渡辺洋、芝祐順著、新曜社発行)に述べられているよ
うに、
【0044】
【数5】 で表されるjdは、自由度NC+ND−2のt分布にし
たがう。ここで、 s2 =〔(NC−1)s2 C+(ND−1)s2 D〕/(NC+ND−2) (7) である。ただし、
【0045】
【外6】
【0046】
【外7】 およびs2 Cとs2 Dは、それぞれ標本CとDの標本平
均値および標本分散である。
【0047】図5は時刻同期はずれ判定における検定量
jdの分布を示す図であるが、標本CおよびDから推定
される母集団平均が同じであるという仮説を立てたと
き、j0の分布は図5のJ0のようになる。しかし、実
際には、母集団平均がdずれていたとすると、jdの分
布は図5のJdのようになる。よって、確率αで母集団
平均が同じであるという仮説の検定を行ったとき、仮説
が棄却されないにもかかわらず、dのずれがあるという
仮説も真である場合が有り得ることになる。よって、こ
の二つの仮説を十分に分離するためには、確率αで検定
を行うとすると、J0のα/2の右側の確率点をj+ 0,
α/2(=tNC+ND-2(α/2) )およびJdのα/2の左側
の確率点をj- d,α/2とすると、 TNC+ND-2(α/2) ≦j- d,α でなければならない。そこで、同期はずれ判定は、同期
処理時に時刻差測定を繰り返し測定毎にj- d,α、j+
0,α、j- Tacc, α、j+ Tacc, αを計算する。そし
て、時刻差が0という仮説と時刻差が時刻差の許容値T
acc 以上のある値であるという仮説を十分に分離できる
ように、 j+ Tacc, α≦tNC+ND-2(α/2) または、 j- Tacc, α≦−tNC+ND-2(α/2) という条件を満たすまで繰り返す(S29)。この条件
が満たされたとき、計算されたj0が、 |j0|>tNC+ND-2(α/2) (9) であれば、時刻同期はずれと判定し、上述の時刻差計算
を行う(S30)。
【0048】図6はノードaのメッセージ送受信手順を
示す図である。ノードaの時刻差測定部3はノードbに
メッセージを送信し(S32)、このメッセージの送信
時刻ta1を測定する(S33)。ノードaの時刻差測
定部3はノードbからのメッセージを受信し(S3
4)、その受信時刻ta2を測定する(S35)。ノー
ドaの時刻差測定部3は、ノードbからこのノードbの
時計で測定したノードaからのメッセージの受信時刻t
1 およびノードbからノードaへのメッセージについ
てこのノードbの時計で測定したこのメッセージの送信
時刻tb2 を受信する(S36)。
【0049】図7はノードbのメッセージ送受信手順を
示す図である。ノードbの時刻差測定部3は、ノードa
からのメッセージを受信し(S41)、その受信時刻t
a1を測定する(S42)。ノードbの時刻差測定部3
は、ノードaにメッセージを送信し(S43)、その送
信時刻ta2を測定する(S44)。ノードbの時計で
測定したノードaからのメッセージの受信時刻tb1
よびノードbからノードaへのメッセージについてこの
ノードbの時計で測定したこのメッセージの送信時刻t
2 をノードaに送信する(S45)。
【0050】本発明実施例で用いた送受信時刻の取得
は、本願出願人が先願(特願平8−126053号、本
願出願時に未公開)により提案した技術により行うこと
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一つの通信網に接続された複数のノード間の時計の時刻
情報を高い精度で同期させることができる。本発明によ
れば、時刻補正が必要であるか否かを判定し不必要な時
刻補正を行うことなく時計の時刻情報を高い精度で同期
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図。
【図2】本発明実施例の時計同期装置のブロック構成
図。
【図3】本発明実施例の時計同期装置の動作手順を示す
フローチャート。
【図4】本発明実施例の時計同期装置の計算手順を示す
フローチャート。
【図5】時刻同期はずれ判定における検定量jdの分布
を示す図。
【図6】ノードaのメッセージ送受信手順を示す図。
【図7】ノードbのメッセージ送受信手順を示す図。
【図8】通信網に接続されたノードを示す図。
【図9】NTPの動作を示す図。
【図10】Probabilistic Clock Synchronization の動
作を示す図。
【符号の説明】 1 通信網 2 時刻修正部 3 時刻差測定部 a、b ノード ta、tb 時計 c、ca、cb 時計同期装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 7/00 G06F 1/04 351B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの通信網に接続された二つのノード
    aおよびノードbがそれぞれ管理する二つの時計の時刻
    差Δを測定しこの二つの時計の時刻を同期させる時計同
    期方法であって、 それ以前の時刻差測定により得られた標本から推定され
    る時刻差を母集団とする統計的分布と今回の時刻差測定
    により得られた標本から推定される時刻差を母集団とす
    る統計的分布とが等しいとする仮説の検定を行い、この
    仮説が所定の誤差範囲で成立しないときに前記今回の時
    刻差測定結果にしたがって前記二つの時計の時刻を同期
    させることを特徴とする時計同期方法。
  2. 【請求項2】 前記時刻差測定は、ノードaおよびbの
    間で一往復のメッセージを交換し、ノードaからbへの
    メッセージの送信時刻ta1をノードaの時計taを参
    照して測定し、ノードaからbへのメッセージの受信時
    刻tb1をノードbの時計tbを参照して測定し、ノー
    ドbからaへのメッセージの送信時刻tb2をノードb
    の時計tbを参照して測定し、ノードbからaへのメッ
    セージの受信時刻ta2をノードaの時計taにより測
    定し、これらの測定した値をノードaに集め、 (1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb
    1)〕 を計算することをN回繰り返して時刻差測定した標本x
    N を得て、このN個の標本xN の値から計算された標本
    平均 【外1】 および標本分散sx2 を用いて、t分布における自由度
    N−1の確率α/2の確率点をtN-1 (α/2)とする
    とき、母集団の平均値xpの推定区間を確率αで、 【数1】 と表し、時刻差測定毎に母集団の推定区間を計算し、所
    望の時刻差許容値をTacc とするとき、 tN-1 (α/2)√(sx2 /(N−1))≦Tacc の条件を満たすまでさらに時刻差測定を繰り返し、この
    条件を満たしたときの標本分散sx2 から導かれる標本
    平均値 【外2】 をノードaおよびb間の時刻差とする請求項1記載の時
    計同期方法。
  3. 【請求項3】 二つの前記母集団の統計的分布が互いに
    等しいとする仮説の発生する確率分布と、二つの前記母
    集団の統計的分布が所定値以上ずれているとする仮説の
    発生する確率分布とが十分に分離できるように前記Nの
    値を大きく設定する請求項1記載の時計同期方法。
  4. 【請求項4】 ノードaと通信網により接続されたノー
    ドbとの間でこのノードbに実装された時計を前記ノー
    ドaに実装された時計に時刻合わせを行う手段を備えた
    時計同期装置であって、 前記時刻合わせを行う手段は、二つの前記時計の時刻差
    を測定する手段と、この測定結果にしたがってそれ以前
    の時刻差測定により得られた標本から推定される時刻差
    を母集団とする統計的分布と今回の時刻差測定により得
    られた標本から推定される時刻差を母集団とする統計的
    分布とが等しいとする仮説の検定を行う手段と、この仮
    説が所定の誤差範囲で成立しないときに前記今回の時刻
    差測定結果にしたがって前記二つの時計の時刻を同期さ
    せる手段とを備えたことを特徴とする時計同期装置。
  5. 【請求項5】 前記時刻差を測定する手段は、ノードa
    およびbの間で一往復のメッセージを交換し、ノードa
    からbへのメッセージの送信時刻ta1をノードaの時
    計taを参照して測定し、ノードaからbへのメッセー
    ジの受信時刻tb1をノードbの時計tbを参照して測
    定し、ノードbからaへのメッセージの送信時刻tb2
    をノードbの時計tbを参照して測定し、ノードbから
    aへのメッセージの受信時刻ta2をノードaの時計t
    aにより測定し、これらの測定した値をノードaに集
    め、 (1/2)〔(ta1+tb2)−(ta2+tb
    1)〕 を計算することをN回繰り返して時刻差測定した標本x
    N を得て、このN個の標本xN の値から計算された標本
    平均 【外3】 および標本分散sx2 を用いて、t分布における自由度
    N−1の確率α/2の確率点をtN-1 (α/2)とする
    とき、母集団の平均値xpの推定区間を確率αで、 【数2】 と表し、時刻差測定毎に母集団の推定区間を計算し、所
    望の時刻差許容値をTacc とするとき、 tN-1 (α/2)√(sx2 /((N−1))≦Tacc の条件を満たすまでさらに時刻差測定を繰り返し、この
    条件を満たしたときの標本分散sx2 から導かれる標本
    平均値 【外4】 をノードaおよびb間の時刻差とする手段を含む請求項
    4記載の時計同期装置。
  6. 【請求項6】 二つの前記母集団の統計的分布が等しい
    とする仮説の発生する確率分布と、二つの前記母集団の
    統計的分布が所定値以上ずれているとする仮説の発生す
    る確率分布とが十分に分離できるように前記Nの値を大
    きく設定する手段を含む請求項4記載の時計同期装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータ・ハードウェア装置にイン
    ストールされることにより請求項4記載の装置となるソ
    フトウェアが記録された機械読取可能な記憶媒体。
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