JPH11270253A - スラット角度調節装置 - Google Patents
スラット角度調節装置Info
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- JPH11270253A JPH11270253A JP7539798A JP7539798A JPH11270253A JP H11270253 A JPH11270253 A JP H11270253A JP 7539798 A JP7539798 A JP 7539798A JP 7539798 A JP7539798 A JP 7539798A JP H11270253 A JPH11270253 A JP H11270253A
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- slat
- operating shaft
- ladder
- head box
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッドボックスの高さを大きくすることな
く、ラダーコードの上下の変位量を大きくすることがで
きるスラット角度調節装置を提供する。 【解決手段】 ヘッドボックス１２内で回動可能に軸止
された作動シャフト２０と、作動シャフト２０に連結さ
れたドラム機構２２と、ドラム機構２２に連結されたラ
ダーコード１４とを有し、ドラム機構２２は、作動シャ
フト２０に対して相対回転不能に連結される中間ドラム
２６と、ヘッドボックス１２内において中間ドラム２６
の前後にそれぞれ該中間ドラム２６と平行に配設される
巻取ドラム２８と、中間ドラム２６と各巻取ドラム２８
にそれぞれ一体的に結合されるギアとを有する。ギヤに
よって中間ドラム２６の回動が巻取ドラム２８に伝達さ
れる。ラダーコード１４の垂直の前側部１４ａと後側部
１４ｂの各々の上端は、それぞれ前後の巻取ドラム２８
に固定されており、巻取ドラム２８に巻取り、巻解き可
能となっている。
く、ラダーコードの上下の変位量を大きくすることがで
きるスラット角度調節装置を提供する。 【解決手段】 ヘッドボックス１２内で回動可能に軸止
された作動シャフト２０と、作動シャフト２０に連結さ
れたドラム機構２２と、ドラム機構２２に連結されたラ
ダーコード１４とを有し、ドラム機構２２は、作動シャ
フト２０に対して相対回転不能に連結される中間ドラム
２６と、ヘッドボックス１２内において中間ドラム２６
の前後にそれぞれ該中間ドラム２６と平行に配設される
巻取ドラム２８と、中間ドラム２６と各巻取ドラム２８
にそれぞれ一体的に結合されるギアとを有する。ギヤに
よって中間ドラム２６の回動が巻取ドラム２８に伝達さ
れる。ラダーコード１４の垂直の前側部１４ａと後側部
１４ｂの各々の上端は、それぞれ前後の巻取ドラム２８
に固定されており、巻取ドラム２８に巻取り、巻解き可
能となっている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、横型ブラインドに
使用され、そのスラットの開閉角度を調節するスラット
角度調節装置に関する。
使用され、そのスラットの開閉角度を調節するスラット
角度調節装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のスラット角度調節装置
は、ヘッドボックス内に配設された作動シャフトと、作
動シャフトに固定されたドラムと、該ドラムにその上端
が連結されたラダーコードとを備えており、ラダーコー
ドの水平コードが各スラットを支持している。作動シャ
フトを回動させることにより、作動シャフトに固定され
たドラムが回動し、ドラムに固定されたラダーコードの
前後が相対的に上下にずれて水平コードが傾斜し、これ
によってスラットの角度を変化させている（例えば、特
開平７−３４７６６号公報）。
は、ヘッドボックス内に配設された作動シャフトと、作
動シャフトに固定されたドラムと、該ドラムにその上端
が連結されたラダーコードとを備えており、ラダーコー
ドの水平コードが各スラットを支持している。作動シャ
フトを回動させることにより、作動シャフトに固定され
たドラムが回動し、ドラムに固定されたラダーコードの
前後が相対的に上下にずれて水平コードが傾斜し、これ
によってスラットの角度を変化させている（例えば、特
開平７−３４７６６号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のスラット角度調節装置にあっては、例えばスラッ
トの幅が広くラダーコードの前後の相対的な上下のずれ
を大きくしなければならない場合に、ドラムの径を大き
くしなければならず、その結果、ヘッドボックスの高さ
が大きくなり嵩張るという課題がある。
従来のスラット角度調節装置にあっては、例えばスラッ
トの幅が広くラダーコードの前後の相対的な上下のずれ
を大きくしなければならない場合に、ドラムの径を大き
くしなければならず、その結果、ヘッドボックスの高さ
が大きくなり嵩張るという課題がある。
【０００４】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、請求項１及び２記載の発明は、ヘッドボックスの高
さを大きくすることなく、ラダーコードの上下の変位量
を大きくすることができるスラット角度調節装置を提供
することをその目的とする。
で、請求項１及び２記載の発明は、ヘッドボックスの高
さを大きくすることなく、ラダーコードの上下の変位量
を大きくすることができるスラット角度調節装置を提供
することをその目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、ヘッドボックス内に配設さ
れた作動シャフトと、作動シャフトに連結されたドラム
機構と、該ドラム機構に連結されたラダーコードとを備
え、作動シャフトを回動させることによりラダーコード
に支持されたスラットの開閉角度を調節するスラット角
度調節装置であって、前記ドラム機構は、ヘッドボック
ス内において作動シャフトの前後に配設される巻取ドラ
ムと、作動シャフトの回動を各巻取ドラムに伝達する伝
達部と、から構成され、前後の巻取ドラムにラダーコー
ドの前側部の上端と後側部の上端が各々巻取り及び巻解
き可能に連結されており、作動シャフトの回動が伝達部
を介して前後の巻取ドラムに伝達されると一方の巻取ド
ラムがラダーコードの上端を巻取り、他方の巻取ドラム
がラダーコードの上端を巻解くことを特徴とする。
に、請求項１記載の発明は、ヘッドボックス内に配設さ
れた作動シャフトと、作動シャフトに連結されたドラム
機構と、該ドラム機構に連結されたラダーコードとを備
え、作動シャフトを回動させることによりラダーコード
に支持されたスラットの開閉角度を調節するスラット角
度調節装置であって、前記ドラム機構は、ヘッドボック
ス内において作動シャフトの前後に配設される巻取ドラ
ムと、作動シャフトの回動を各巻取ドラムに伝達する伝
達部と、から構成され、前後の巻取ドラムにラダーコー
ドの前側部の上端と後側部の上端が各々巻取り及び巻解
き可能に連結されており、作動シャフトの回動が伝達部
を介して前後の巻取ドラムに伝達されると一方の巻取ド
ラムがラダーコードの上端を巻取り、他方の巻取ドラム
がラダーコードの上端を巻解くことを特徴とする。
【０００６】スラットの角度を調節するために、作動シ
ャフトを回動させると、この回動は、伝達部によって作
動シャフトの前後にそれぞれ配設される巻取りドラムに
伝達され、一方の巻取ドラムがラダーコードの上端を巻
取り、他方の巻取ドラムがラダーコードの上端を巻解
く。これにより、各巻取ドラムの巻取り量及び巻解き量
は、少なくて良くなり、巻取ドラムの径は小さなものと
することができる。
ャフトを回動させると、この回動は、伝達部によって作
動シャフトの前後にそれぞれ配設される巻取りドラムに
伝達され、一方の巻取ドラムがラダーコードの上端を巻
取り、他方の巻取ドラムがラダーコードの上端を巻解
く。これにより、各巻取ドラムの巻取り量及び巻解き量
は、少なくて良くなり、巻取ドラムの径は小さなものと
することができる。
【０００７】また、請求項２記載の発明は、ヘッドボッ
クス内に配設された作動シャフトと、作動シャフトに連
結されたドラム機構と、該ドラム機構に連結されたラダ
ーコードとを備え、作動シャフトを回動させることによ
りラダーコードに支持されたスラットの開閉角度を調節
するスラット角度調節装置であって、前記ドラム機構
は、作動シャフトに相対回転不能に連結されるプーリ
と、ヘッドボックス内においてプーリの前後にそれぞれ
配設される補助ローラと、前後の補助ローラにわたって
巻掛けられると共にプーリに噛み合うベルトと、から構
成され、ベルトにラダーコードの上端が連結されること
を特徴とする。
クス内に配設された作動シャフトと、作動シャフトに連
結されたドラム機構と、該ドラム機構に連結されたラダ
ーコードとを備え、作動シャフトを回動させることによ
りラダーコードに支持されたスラットの開閉角度を調節
するスラット角度調節装置であって、前記ドラム機構
は、作動シャフトに相対回転不能に連結されるプーリ
と、ヘッドボックス内においてプーリの前後にそれぞれ
配設される補助ローラと、前後の補助ローラにわたって
巻掛けられると共にプーリに噛み合うベルトと、から構
成され、ベルトにラダーコードの上端が連結されること
を特徴とする。
【０００８】スラットの角度を調節するために、作動シ
ャフトを回動させると、作動シャフトに相対回転不能に
連結されたプーリが共に回動する。この回動はベルトに
伝達され、ベルトに連結されたラダーコードの上端がベ
ルトと共に移動する。ベルトは、補助ローラによって前
後方向に伸張しているため、その移動量を大きくとるこ
とができ、プーリ及び補助ローラの径は小さなものとす
ることができる。
ャフトを回動させると、作動シャフトに相対回転不能に
連結されたプーリが共に回動する。この回動はベルトに
伝達され、ベルトに連結されたラダーコードの上端がベ
ルトと共に移動する。ベルトは、補助ローラによって前
後方向に伸張しているため、その移動量を大きくとるこ
とができ、プーリ及び補助ローラの径は小さなものとす
ることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明に係る
スラット角度調節装置の第１の実施の形態を説明する。
図１は、本発明のスラット角度調節装置が適用される横
型ブラインドの正面図である。図において、１０はブラ
インドであり、窓枠等に固定されるヘッドボックス１２
からラダーコード１４によって多数のスラット１６が支
持されている。即ち、ラダーコード１４には、その垂直
の前側部１４ａと後側部１４ｂとの間にわたって複数の
水平コード１４ｃ（図２参照）が連結されており、この
各水平コード１４ｃで各スラット１６を支えている。
尚、ラダーコード１４として、本実施の形態では、幅広
のテープ状のものを使用しているが、細径の紐状のもの
を使用することもできる。
スラット角度調節装置の第１の実施の形態を説明する。
図１は、本発明のスラット角度調節装置が適用される横
型ブラインドの正面図である。図において、１０はブラ
インドであり、窓枠等に固定されるヘッドボックス１２
からラダーコード１４によって多数のスラット１６が支
持されている。即ち、ラダーコード１４には、その垂直
の前側部１４ａと後側部１４ｂとの間にわたって複数の
水平コード１４ｃ（図２参照）が連結されており、この
各水平コード１４ｃで各スラット１６を支えている。
尚、ラダーコード１４として、本実施の形態では、幅広
のテープ状のものを使用しているが、細径の紐状のもの
を使用することもできる。
【００１０】ラダーコード１４の下端はボトムレール１
７に固定され、その上端はヘッドボックス１２の下面に
形成されたドラム用開口１２ａを通りヘッドボックス１
２内に導入されて、以下に説明するスラット角度調節装
置１８を構成する。即ち図２に示したように、本発明の
スラット角度調節装置１８は、主に、ヘッドボックス１
２内の長手方向に配設されヘッドボックス１２内で回動
可能に軸止された作動シャフト２０と、作動シャフト２
０に連結されたドラム機構２２と、ドラム機構２２に連
結された前記ラダーコード１４とを有している。
７に固定され、その上端はヘッドボックス１２の下面に
形成されたドラム用開口１２ａを通りヘッドボックス１
２内に導入されて、以下に説明するスラット角度調節装
置１８を構成する。即ち図２に示したように、本発明の
スラット角度調節装置１８は、主に、ヘッドボックス１
２内の長手方向に配設されヘッドボックス１２内で回動
可能に軸止された作動シャフト２０と、作動シャフト２
０に連結されたドラム機構２２と、ドラム機構２２に連
結された前記ラダーコード１４とを有している。
【００１１】ドラム機構２２は、さらに、非円形断面の
作動シャフト２０に嵌合する非円形断面の中心孔２６ａ
を有して作動シャフト２０に対して相対回転不能に連結
される中間ドラム２６と、ヘッドボックス１２内におい
て中間ドラム２６の前後にそれぞれ該中間ドラム２６と
平行に配設される巻取ドラム２８と、中間ドラム２６と
各巻取ドラム２８に一体的に結合されるギア２９，３０
（図３参照）とから構成される。
作動シャフト２０に嵌合する非円形断面の中心孔２６ａ
を有して作動シャフト２０に対して相対回転不能に連結
される中間ドラム２６と、ヘッドボックス１２内におい
て中間ドラム２６の前後にそれぞれ該中間ドラム２６と
平行に配設される巻取ドラム２８と、中間ドラム２６と
各巻取ドラム２８に一体的に結合されるギア２９，３０
（図３参照）とから構成される。
【００１２】ギヤ２９、３０は、それぞれ中間ドラム２
６、巻取ドラム２８の軸心上に設けられた平歯車であ
り、前後のギヤ３０、３０はギヤ２９と確実に噛合って
おり、中間ドラム２６と共にギヤ２９、３０は、作動シ
ャフト２０の回動を伝達する伝達部を構成している。ラ
ダーコード１４の垂直の前側部１４ａと後側部１４ｂの
各々の上端は、それぞれ前後の巻取ドラム２８に固定さ
れており、巻取ドラム２８に巻取り、巻解き可能となっ
ている。尚、図２において、ラダーコード１４の前側部
１４ａと後側部１４ｂの各々の上端の巻取ドラム２８に
対する巻付け方向は、互いに逆方向の関係となってい
る。
６、巻取ドラム２８の軸心上に設けられた平歯車であ
り、前後のギヤ３０、３０はギヤ２９と確実に噛合って
おり、中間ドラム２６と共にギヤ２９、３０は、作動シ
ャフト２０の回動を伝達する伝達部を構成している。ラ
ダーコード１４の垂直の前側部１４ａと後側部１４ｂの
各々の上端は、それぞれ前後の巻取ドラム２８に固定さ
れており、巻取ドラム２８に巻取り、巻解き可能となっ
ている。尚、図２において、ラダーコード１４の前側部
１４ａと後側部１４ｂの各々の上端の巻取ドラム２８に
対する巻付け方向は、互いに逆方向の関係となってい
る。
【００１３】作動シャフト２０の一端部には、伝達機構
（図示せず）が設けられ、伝達機構には操作コード２４
（図１）が連結されており、操作コード２４は、ヘッド
ボックス１２の一端側から導出されている。図２及び３
に示したように、中間ドラム２６及び巻取ドラム２８
は、プラスチック製のドラム台３１に軸止されており、
ドラム台３１の下部には、ラダーコード１４の前側部１
４ａと後側部１４ｂとの間に配置されドラム台３１とは
別体の昇降コード挿通片３２が嵌め込まれている。昇降
コード挿通片３２は、開口とその開口に隣接して設けら
れたローラ３３を備えており、昇降コード３４がその開
口を挿通して、ローラ３３によってヘッドボックス１２
内へと誘導されている。この昇降コード３４は、スラッ
ト１６を昇降させるためにラダーコード１４の前側部１
４ａと後側部１４ｂとの間に位置づけられてスラット１
６を貫通している。
（図示せず）が設けられ、伝達機構には操作コード２４
（図１）が連結されており、操作コード２４は、ヘッド
ボックス１２の一端側から導出されている。図２及び３
に示したように、中間ドラム２６及び巻取ドラム２８
は、プラスチック製のドラム台３１に軸止されており、
ドラム台３１の下部には、ラダーコード１４の前側部１
４ａと後側部１４ｂとの間に配置されドラム台３１とは
別体の昇降コード挿通片３２が嵌め込まれている。昇降
コード挿通片３２は、開口とその開口に隣接して設けら
れたローラ３３を備えており、昇降コード３４がその開
口を挿通して、ローラ３３によってヘッドボックス１２
内へと誘導されている。この昇降コード３４は、スラッ
ト１６を昇降させるためにラダーコード１４の前側部１
４ａと後側部１４ｂとの間に位置づけられてスラット１
６を貫通している。
【００１４】以上のように構成されるスラット角度調節
装置１８は、操作コード２４を操作して作動シャフト２
０を回動させると、中間ドラム２６が作動シャフト２０
と共に回動する。そして、ギヤ２９が中間ドラム２６に
従動して、前後で噛合うギヤ３０、３０を互いに回動さ
せることから、ギヤ３０、３０と一体の前後の巻取ドラ
ム２８、２８が互いに回動する。ラダーコード１４の前
側部１４ａと後側部１４ｂの上端の巻付け方向が互いに
反対となっているから、一方の巻取ドラム２８に固定さ
れたラダーコード１４の上端が巻き取られ、他方の巻取
ドラム２８に固定されたラダーコード１４の上端が巻解
かれる。こうして、ラダーコード１４の前側部１４ａと
後側部１４ｂとの前後が相対的に上下方向にずれて、水
平コード１４ｃが傾斜し、これによって、水平コード１
４ｃに支持されたスラット１６の角度が変化する。ま
た、反対側に作動シャフト２０を回動させると、スラッ
ト１６の角度が反対に変化する。
装置１８は、操作コード２４を操作して作動シャフト２
０を回動させると、中間ドラム２６が作動シャフト２０
と共に回動する。そして、ギヤ２９が中間ドラム２６に
従動して、前後で噛合うギヤ３０、３０を互いに回動さ
せることから、ギヤ３０、３０と一体の前後の巻取ドラ
ム２８、２８が互いに回動する。ラダーコード１４の前
側部１４ａと後側部１４ｂの上端の巻付け方向が互いに
反対となっているから、一方の巻取ドラム２８に固定さ
れたラダーコード１４の上端が巻き取られ、他方の巻取
ドラム２８に固定されたラダーコード１４の上端が巻解
かれる。こうして、ラダーコード１４の前側部１４ａと
後側部１４ｂとの前後が相対的に上下方向にずれて、水
平コード１４ｃが傾斜し、これによって、水平コード１
４ｃに支持されたスラット１６の角度が変化する。ま
た、反対側に作動シャフト２０を回動させると、スラッ
ト１６の角度が反対に変化する。
【００１５】一方の巻取ドラム２８でラダーコード１４
を巻取り、他方の巻取ドラム２８でラダーコード１４を
巻解くため、各巻取ドラム２８での巻取り量及び巻解き
量は、従来の半分程度でも、前後のラダーコード１４の
相対的変位量を従来と同じに確保することができる。そ
のため、巻取ドラム２８の径を小さくすることができ、
ヘッドボックス１２の高さも小さくすることができる。
を巻取り、他方の巻取ドラム２８でラダーコード１４を
巻解くため、各巻取ドラム２８での巻取り量及び巻解き
量は、従来の半分程度でも、前後のラダーコード１４の
相対的変位量を従来と同じに確保することができる。そ
のため、巻取ドラム２８の径を小さくすることができ、
ヘッドボックス１２の高さも小さくすることができる。
【００１６】次に、図４は本発明に係るスラット角度調
節装置の第２の実施の形態を説明する。図において、第
１の実施の形態と同一の部材は同一の符号を付しその説
明を省略する。本実施の形態のドラム機構３８は、非円
形断面の作動シャフト２０に嵌合する非円形断面の中心
孔４０ａを有して作動シャフト２０に対して相対回転不
能に連結される歯付プーリ４０と、ヘッドボックス１２
内においてプーリ４０の前後にそれぞれ該プーリ４０と
平行に配設される補助ローラ４２、４２と、前後の補助
ローラ４２、４２にわたって巻掛けられる歯付ベルト４
４とから構成される。
節装置の第２の実施の形態を説明する。図において、第
１の実施の形態と同一の部材は同一の符号を付しその説
明を省略する。本実施の形態のドラム機構３８は、非円
形断面の作動シャフト２０に嵌合する非円形断面の中心
孔４０ａを有して作動シャフト２０に対して相対回転不
能に連結される歯付プーリ４０と、ヘッドボックス１２
内においてプーリ４０の前後にそれぞれ該プーリ４０と
平行に配設される補助ローラ４２、４２と、前後の補助
ローラ４２、４２にわたって巻掛けられる歯付ベルト４
４とから構成される。
【００１７】歯付ベルト４４は、歯付プーリ４０と噛み
合っており、歯付プーリ４０からの回動によって補助ロ
ーラ４２の回りを回動することができるようになってい
る。また、ラダーコード１４の前側部１４ａの上端と後
側部１４ｂの上端は、前側の補助ローラ４２の前側及び
後側の補助ローラ４２の後側を回って、歯付ベルト４４
の外周側のなるべく同一の箇所で固定されている。
合っており、歯付プーリ４０からの回動によって補助ロ
ーラ４２の回りを回動することができるようになってい
る。また、ラダーコード１４の前側部１４ａの上端と後
側部１４ｂの上端は、前側の補助ローラ４２の前側及び
後側の補助ローラ４２の後側を回って、歯付ベルト４４
の外周側のなるべく同一の箇所で固定されている。
【００１８】尚、図中、符号４６は、ラダーコード１４
の前側部１４ａ及び後側部１４ｂをヘッドボックス１２
内の補助ローラ４２の方へ円滑に誘導する案内ローラで
ある。以上のように構成されるスラット角度調節装置１
８は、操作コード２４を操作して作動シャフト２０を回
動させると、歯付プーリ４０が作動シャフト２０と共に
回動する。そして、歯付ベルト４４が歯付プーリ４０に
よって回動され、歯付ベルト４４に連結されたラダーコ
ード１４の上端が前後に移動する。これにより、片方の
ラダーコード１４の上端が上方へ引き上げられて、他方
のラダーコード１４の上端が下方へ引き下げられる。こ
うして、ラダーコード１４の前側部１４ａと後側部１４
ｂとの前後が相対的に上下方向にずれて、水平コード１
４ｃが傾斜し、これによって、水平コード１４ｃに支持
されたスラット１６の角度が変化する。また、反対側に
作動シャフト２０を回動させると、スラット１６の角度
が反対に変化する。
の前側部１４ａ及び後側部１４ｂをヘッドボックス１２
内の補助ローラ４２の方へ円滑に誘導する案内ローラで
ある。以上のように構成されるスラット角度調節装置１
８は、操作コード２４を操作して作動シャフト２０を回
動させると、歯付プーリ４０が作動シャフト２０と共に
回動する。そして、歯付ベルト４４が歯付プーリ４０に
よって回動され、歯付ベルト４４に連結されたラダーコ
ード１４の上端が前後に移動する。これにより、片方の
ラダーコード１４の上端が上方へ引き上げられて、他方
のラダーコード１４の上端が下方へ引き下げられる。こ
うして、ラダーコード１４の前側部１４ａと後側部１４
ｂとの前後が相対的に上下方向にずれて、水平コード１
４ｃが傾斜し、これによって、水平コード１４ｃに支持
されたスラット１６の角度が変化する。また、反対側に
作動シャフト２０を回動させると、スラット１６の角度
が反対に変化する。
【００１９】この実施の形態においても、従来のドラム
の代わりに補助ローラにわたって巻掛けられるベルトに
よって、ヘッドボックス１２内の前後の空間を利用し
て、実質的にドラムの径を大きくしたものと同じになる
から、プーリ及び補助ローラの径を小さなものとするこ
とができる。
の代わりに補助ローラにわたって巻掛けられるベルトに
よって、ヘッドボックス１２内の前後の空間を利用し
て、実質的にドラムの径を大きくしたものと同じになる
から、プーリ及び補助ローラの径を小さなものとするこ
とができる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１及び２記
載の発明によれば、ヘッドボックスの作動シャフトの前
後の空間を有効利用することにより、ラダーコードの上
端の移動量を確保することができる。これにより、巻取
ドラムまたはプーリの径を大きくしなくてもよく、ヘッ
ドボックスの高さを小さくできて、美観上も優れたもの
とすることができる。特に、スラット幅が広いものの場
合はヘッドボックスの前後幅が大きくなるので、前後の
空間を有効利用することができる。
載の発明によれば、ヘッドボックスの作動シャフトの前
後の空間を有効利用することにより、ラダーコードの上
端の移動量を確保することができる。これにより、巻取
ドラムまたはプーリの径を大きくしなくてもよく、ヘッ
ドボックスの高さを小さくできて、美観上も優れたもの
とすることができる。特に、スラット幅が広いものの場
合はヘッドボックスの前後幅が大きくなるので、前後の
空間を有効利用することができる。
【００２１】また、特にラダーコードが幅広のテープ状
の場合には、従来のようにラダーコードの前側部と後側
部のそれぞれの上端を１つのドラムに固定してしまう
と、ドラムに幾重にも巻き付けることはできないので、
上下の変位量が限定されてしまうが、請求項１記載の発
明では、ラダーコードの前側部と後側部のそれぞれの上
端を各巻取ドラムに幾重にも巻き付けることができるた
め、その分、上下の変位量を大きくとることができる。
の場合には、従来のようにラダーコードの前側部と後側
部のそれぞれの上端を１つのドラムに固定してしまう
と、ドラムに幾重にも巻き付けることはできないので、
上下の変位量が限定されてしまうが、請求項１記載の発
明では、ラダーコードの前側部と後側部のそれぞれの上
端を各巻取ドラムに幾重にも巻き付けることができるた
め、その分、上下の変位量を大きくとることができる。
【図１】本発明のスラット角度調節装置が適用される横
型ブラインドの正面図である。
型ブラインドの正面図である。
【図２】本発明に係るスラット角度調節装置の第１の実
施の形態を表す断面図である。
施の形態を表す断面図である。
【図３】図２の分解斜視図である。
【図４】本発明に係るスラット角度調節装置の第２の実
施の形態を表す断面図である。
施の形態を表す断面図である。
１２ ヘッドボックス １４ ラダーコード １４ａ 前側部 １４ｂ 後側部 １６ スラット １８ スラット角度調節装置 ２０ 作動シャフト ２２ ドラム機構 ２６ 中間ドラム（伝達部） ２８ 巻取ドラム ２９、３０ ギヤ（伝達部） ３８ ドラム機構 ４０ プーリ ４２ 補助ローラ ４４ ベルト
Claims (2)
- 【請求項１】 ヘッドボックス（１２）内に配設された
作動シャフト（２０）と、作動シャフト（２０）に連結
されたドラム機構（２２）と、該ドラム機構（２２）に
連結されたラダーコード（１４）とを備え、作動シャフ
ト（２０）を回動させることによりラダーコード（１
４）に支持されたスラット（１６）の開閉角度を調節す
るスラット角度調節装置であって、 前記ドラム機構（２２）は、ヘッドボックス（１２）内
において作動シャフト（２０）の前後に配設される巻取
ドラム（２８）と、作動シャフト（２０）の回動を各巻
取ドラム（２８）に伝達する伝達部（２６、２９、３
０）と、から構成され、前後の巻取ドラム（２８）にラ
ダーコード（１４）の前側部の上端と後側部の上端が各
々巻取り及び巻解き可能に連結されており、作動シャフ
ト（２０）の回動が伝達部（２６、２９、３０）を介し
て前後の巻取ドラム（２８）に伝達されると一方の巻取
ドラム（２８）がラダーコード（１４）の上端を巻取
り、他方の巻取ドラム（２８）がラダーコード（１４）
の上端を巻解くことを特徴とするスラット角度調節装
置。 - 【請求項２】 ヘッドボックス（１２）内に配設された
作動シャフト（２０）と、作動シャフト（２０）に連結
されたドラム機構（３８）と、該ドラム機構（３８）に
連結されたラダーコード（１４）とを備え、作動シャフ
ト（２０）を回動させることによりラダーコード（１
４）に支持されたスラット（１６）の開閉角度を調節す
るスラット角度調節装置であって、 前記ドラム機構（３８）は、作動シャフト（２０）に相
対回転不能に連結されるプーリ（４０）と、ヘッドボッ
クス（１２）内においてプーリ（４０）の前後にそれぞ
れ配設される補助ローラ（４２）と、前後の補助ローラ
（４２）にわたって巻掛けられると共にプーリ（４０）
に噛み合うベルト（４４）と、から構成され、ベルト
（４４）にラダーコード（１４）の上端が連結されるこ
とを特徴とするスラット角度調節装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7539798A JPH11270253A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | スラット角度調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7539798A JPH11270253A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | スラット角度調節装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11270253A true JPH11270253A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13575021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7539798A Pending JPH11270253A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | スラット角度調節装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11270253A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6588480B2 (en) | 2000-07-21 | 2003-07-08 | Hunter Douglas Inc. | Counter wrap cord drive |
| US6845802B1 (en) | 2001-08-15 | 2005-01-25 | Hunter Douglas Inc. | Selective tilting arrangement for a blind system for coverings for architectural openings |
| US6915831B2 (en) | 2000-07-21 | 2005-07-12 | Hunter Douglas Inc. | Drum for wrapping a cord |
| US7380582B1 (en) | 2003-04-09 | 2008-06-03 | Hunter Douglas Inc. | Mounting arrangement for coverings for architectural openings |
| US7913738B2 (en) | 2005-09-02 | 2011-03-29 | Hunter Douglas Inc. | Selective tilting for blinds—variable radius wrap double pitch |
| US8267145B2 (en) | 2007-05-31 | 2012-09-18 | Hunter Douglas Inc. | Blind with selective tilting arrangement including drums |
| US9487996B2 (en) | 2012-02-27 | 2016-11-08 | Hunter Douglas Industries B.V. | Blind tilt assembly and method of controlling tilt ladders |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP7539798A patent/JPH11270253A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7836937B2 (en) | 2003-04-09 | 2010-11-23 | Hunter Douglas, Inc. | Single cord drive for coverings for architectural openings |
| US8418742B2 (en) | 2003-04-09 | 2013-04-16 | Hunter Douglas, Inc. | Single cord drive for coverings for architectural openings |
| US7913738B2 (en) | 2005-09-02 | 2011-03-29 | Hunter Douglas Inc. | Selective tilting for blinds—variable radius wrap double pitch |
| US8485242B2 (en) | 2005-09-02 | 2013-07-16 | Hunter Douglas Inc. | Selective tilting for blinds including driven drums |
| US8267145B2 (en) | 2007-05-31 | 2012-09-18 | Hunter Douglas Inc. | Blind with selective tilting arrangement including drums |
| US9487996B2 (en) | 2012-02-27 | 2016-11-08 | Hunter Douglas Industries B.V. | Blind tilt assembly and method of controlling tilt ladders |
| US10156092B2 (en) | 2012-02-27 | 2018-12-18 | Hunter Douglas Industries B.V. | Blind tilt assembly and method of controlling tilt ladders |
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