JPH11269603A - 被削性および工具寿命に優れた熱間工具鋼 - Google Patents
被削性および工具寿命に優れた熱間工具鋼Info
- Publication number
- JPH11269603A JPH11269603A JP7434698A JP7434698A JPH11269603A JP H11269603 A JPH11269603 A JP H11269603A JP 7434698 A JP7434698 A JP 7434698A JP 7434698 A JP7434698 A JP 7434698A JP H11269603 A JPH11269603 A JP H11269603A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- content
- machinability
- toughness
- hot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
高温強度と靭性を有する熱間工具鋼を提供する。 【解決手段】C:0.25〜0.40%、Si:0.50%を超え1.00
%未満、Mn:0.30〜1.50%、Ni:0.50〜2.00%、Cr:2.
70〜5.50%、Mo:1.00〜2.00%、V:0.50%を超え0.80
%未満、Al:0.005〜0.10%未満を含有し、残部はFe
および不可避不純物からなり、不純物中のPは0.015%
以下、Sは0.005%以下、Nは0.015%以下であり、さら
に焼入時の組織がマルテンサイトおよびベイナイトの混
合組織である熱間工具鋼。上記熱間工具鋼では、ASTM
E399に準じた破壊靱性試験で破壊靱性値が250kgf/mm3/2
以上であり、かつ JIS G O567に準拠した高温強度試験
で試験温度700℃におけるの0.2%耐力が20kgf/mm2以上
であるのが望ましい。
Description
さらに詳しくは熱間鍛造用金型、押し出し型やダイカス
ト金型などに使用される被削性および工具寿命に優れた
熱間工具鋼に関するものである。
に用いられる金型に使用される工具鋼には、金型作製に
おける加工時間の短縮、切削工具の長寿命化等の被削性
が要求される。
れている鋼のうち熱間工具用としては、5Cr−Mo−V系
のSKD61やSKD62など、3Cr−3Mo−V系のS
KD7およびNi−Cr−Mo−V系の低合金鋼であるSKT
3やSKT4などが多用されている。しかし、このよう
にJISに規定されている合金工具鋼鋼材では、前記した
熱間工具に要求される被削特性を満足することは困難で
ある。
熱間工具の快削性を高めようとする技術がいくつか提案
されている。例えば、特開平9−217147号公報には、鋼
の靱性、耐ヒートチェック性を高めた低Si含有鋼にS、
Teを添加させ、これらを鋼中に非金属介在物として介在
せしめ、切削加工時に応力集中源として作用させ、切削
抵抗の低下とともに切削屑の破砕性を高めることによっ
て、鋼の被削性を向上させる技術が提案されている。し
かし、提案の工具鋼では、ある程度の被削性の向上が望
まれるが、鋼中に介在する非金属介在物によって、靱性
の低下および高温強度の低下が避け難く、工具寿命が十
分でないという問題がある。
K系の工具鋼にCを低めに、かつNiを1.3%未満に設定
することを基本として、さらにWおよびMoを適正量に規
制した上でCrを増量することによって耐割れ感受性の低
減と安定性を向上させる技術が開示されている。しか
し、開示された工具鋼の耐割れ感受性の安定化は、鋼の
被削性の低下の原因となる炭化物量の低減によるもので
あるから、熱間工具鋼としての使用にともない、高温強
度の低下要因となって工具寿命を低下させるという問題
がある。
においては、熱間工具に対し金型製作の際の被削性と同
時に、勒性および高温強度の特性で示される工具寿命を
要求することが困難な状況にある。加えて近年、熱間加
工に対する要求がますます厳しくなっており、熱間鍛造
サイクルの高速化や複雑な製品形状が一層要求されるよ
うになっている。そのため、熱間工具の使用条件も一層
過酷なものとなって、被削性のみならず、充分な工具寿
命を実現し得る熱間工具鋼の開発要請が強くなってい
る。
よび近年の開発要請に鑑みてなされたものであり、金型
製作に際し、被削性のみならず、熱間工具の寿命を改善
するのに充分な靱性と高温強度とを有する熱間工具鋼を
提供することを目的としている。
題を解決するため、JIS G 4404に規定する5Cr−Mo−V
系のSKD61を基本組成とする熱間工具鋼の特性に及
ぼす各種元素の影響について検討を重ねた結果、まず、
上記成分系の熱間工具鋼の靭性改善にはMnおよびNiの含
有量を増やすことが非常に効果的であるが、これらの元
素の増量は高温強度の低下を招くことが明らかになっ
た。そのため、MnとNiの増量がもたらす靭性改善の効果
を維持しつつ高温強度を向上させるためには、Nが大き
く影響していることを見出して、N含有量を著しく低減
させることとした。
る熱間工具鋼の特性に及ぼすSiの影響に着目して、さら
なる検討を加えた結果、Si含有量と被削性、靱性および
高温強度に関し、次の(1)〜(4)の知見を得ることができ
た。
i含有量の影響を、焼入時の組織との関係で示したもの
である。同図では、被削性として、後述する実施例で示
すように、PVDコーテッド超硬工具(K20)を用いて、所
定の切削条件でフライス加工を行った際の切削工具寿命
までの切削長さ(m)で示している。
にはSi含有量が0.5%を超えることが必須であり、それ
以上にSi含有量を増加させることによって、被削性が逐
次向上している。このとき、焼入時の組織をマルテンサ
イト、マルテンサイトおよびベイナイト混合(単に「マ
ルテンサイト+ベイナイト」と表示する場合もある。)
およびベイナイトと変化させたが、鋼の被削性には焼入
時の組織は影響を及ぼさないことが分かる。また、同様
の調査によって、鋼の硬さも被削性には影響を及ぼさな
いことを確認している。
含有量の影響を、焼入時の組織との関係で示したもので
ある。同図では、鋼の靱性として、後述する実施例で示
すように、ASTM E399に準じた破壊靱性試験によって測
定される破壊靱性値を用いている。通常、鋼の靱性はSi
含有量の低減によって改善されることが知られている
が、このとき焼入組織の影響を大きく受けることにな
る。
には、鋼の靭性はSi含有量の増加にともなって低下する
が、Si含有量が1.5%であっても破壊靱性値は250kgf/mm
3/2以上を確保することができる。焼入時の組織がマル
テンサイト+40〜60%ベイナイトである場合には、マル
テンサイト組織の場合に比べて、鋼の靱性は劣化傾向を
示す。すなわち、鋼の靭性はSi含有量の増加にともなっ
て低下し、Si含有量が1.0%において破壊靱性値は250kg
f/mm3/2以上程度となる。
る場合には、Si含有量に拘わらず、破壊靱性値は250kgf
/mm3/2以上を確保することができず、鋼の靱性にはSi含
有量が全く影響を及ぼさないことが明らかになった。
すSi含有量の影響を、焼入時の組織との関係で示したも
のである。同図では、鋼の高温強度として、後述する実
施例で示すように、JIS G O567に準拠した高温強度試験
の試験温度700℃で測定される0.2%耐力を用いている。
通常、鋼の高温強度も靱性の挙動と同様に、Si含有量の
低減によって改善されるとともに、焼入組織の影響を大
きく受けることになる。しかし、焼入組織の影響は、鋼
の靱性に及ぼすものと大きく異なるものである。
マルテンサイト、マルテンサイト+40〜60%ベイナイ
ト、またはベイナイトのいずれの場合でも、鋼の高温強
度はSi含有量の増加にともなって低下する。この傾向は
焼入時の組織の影響を強く受け、マルテンサイト組織に
比較してマルテンサイト+40〜60%ベイナイト組織が高
温強度に優れ、さらにマルテンサイト+40〜60%ベイナ
イト組織よりもベイナイト組織が高温強度に優れる。こ
のため、焼入時の組織がマルテンサイト+40〜60%ベイ
ナイトまたはベイナイトである場合には、Si含有量を1.
00%未満にすることによって、0.2%耐力を20kgf/mm2以
上で確保できる。
特性について 上述の通り、熱間工具鋼の被削性の向上には、Si含有量
の増加が有効な手段であるが、同時に鋼の靱性を低下を
招くだけでなく、高温強度も低下させることになる。し
かし、Si含有量を増加させた場合であっても、焼入時の
マルテンサイト組織にベイナイト組織を混合させること
によって、靱性の低下が現れるが、高温強度の大幅な低
下を抑えることができる。このように焼入組織へのベイ
ナイトの混合比率を増加させることによって、マルテン
サイト組織に比べ靱性が低下するものの高温強度を上昇
させることができるのは、ベイナイトとマルテンサイト
から析出する炭化物の形態に起因している。具体的に
は、焼き戻し後のベイナイトは、マルテンサイトと比較
すると、粗大な炭化物が析出するので靱性が低下するこ
とになるが、Mo2Cが微細析出するので高温強度が上昇す
ることになるからである。
関するMn、NiおよびNに関する知見、さらに上記(1)〜
(4)のSiに関する知見に基づいて完成されたものであ
り、下記の熱間工具鋼を要旨としている。
Si:0.50%を超え1.00%未満、Mn:0.30〜1.50%、Ni:
0.50〜2.00%、Cr:2.70〜5.50%、Mo:1.00〜2.00%、
V:0.50%を超え0.80%未満、Al:0.005〜0.10%未満
を含有し、残部はFeおよび不可避不純物からなり、不
純物中のPは0.015%以下、Sは0.005%以下、Nは0.01
5%以下であり、さらに焼入時の組織がマルテンサイト
およびベイナイトの混合組織であることを特徴とする被
削性および工具寿命に優れた熱間工具鋼である。
破壊靱性試験で破壊靱性値が250kgf/mm3/2以上であり、
かつ JIS G O567に準拠した高温強度試験で試験温度700
℃におけるの0.2%耐力が20kgf/mm2以上であるのが望ま
しい。
組成を上記のように限定する理由について説明する。な
お、「%」は「重量%」を意味する。
性を向上させる。さらに焼き戻し時に炭窒化物(なかで
もV炭窒化物)として2次析出して、高温強度を向上さ
せる作用を有する。しかし、その含有量が0.25%未満で
は添加効果が乏しく、0.40%を超えて含有させると、被
削性の低下を引き起こすことになる。そのため、Cの含
有量は0.25〜0.40%とした。
削性を向上させる作用を有する。しかし、その含有量が
0.50%以下では添加効果に乏しく、一方、図2、図3に
示すように、1.00%以上であると鋼の靱性および高温強
度を低下させ、熱間工具の寿命低下の要因となる。そこ
で、Siの含有量を0.50%を超え、1.00%未満とした。特
に望ましい含有量は、0.50%を超え、0.80%未満であ
る。
めるのに有効な元素である。しかし、その含有量が0.30
%未満では所望の効果が得られず、1.50%を超えると偏
析が生じて靭性と強度の低下を招くようになるので、Mn
の含有量を0.30〜1.50%とした。
て靭性を改善するのに有効な元素である。しかし、その
含有量が0.50%未満では添加効果に乏しく、一方、2.00
%を超えると変態点を下げて高温強度の低下を招く。し
たがって、Niの含有量を0.50〜2.00%とした。
な元素である。しかし、その含有量が2.70%未満では充
分な効果が得られず、5.50%を超えると高温強度の低下
を招くようになるので、Crの含有量を2.70〜5.50%と
した。特に望ましい含有量は、3.50〜4.50%である。
上させて、靭性と高温強度を高める作用を有する。しか
し、その含有量が1.00%未満では所望の添加効果が得ら
れず、一方、2.00%を超えると被削性および靭性の低下
をきたす。したがって、Moの含有量を1.00〜2.00%とし
た。
熱間工具の高温強度を高めるのに最も寄与する元素であ
る。しかし、Vの含有量が0.50%以下であるとその効果
が得難く、0.8%を超えて含有させると、鋼の被削性と
靭性を悪化させる。したがって、Vの含有量を0.50%を
超え、0.80%未満とした。
図るのに有効な元素であるが、その含有量が0.005%未
満では所望の効果を得ることができない。一方、含有量
が0.10%以上では被削性の低下や鋼中の地きずの原因と
なる。そのためAl含有量を0.005%〜0.10%未満とし
た。
P、SおよびNの含有量をそれぞれ下記の通りに規制す
る。
靱性の劣化をきたす。さらに、熱亀裂の発生を助長する
ので、その含有量は可能な限り低いことが望ましい。そ
こで、不純物としてのPの含有量を0.015%以下に限定
した。
せるが、靱性を低下させるので、含有量は可能な限り低
いことが望ましい。そこで、不純物としてのSの許容上
限を0.005%に限定した. N:NはVと窒化物を形成して焼入れ加熱時の固溶V量
を減少させる。固溶V量が少ないと焼戻し時に2次析出
するV炭窒化物の量も必然的に減少し、高温強度が低下
する。そこで、不純物としてのNの含有量を0.015%以
下に限定した。
織は、図2、図3に示すように、マルテンサイトおよび
ベイナイトの混合組織に限定される。このときの混合組
織のベイナイトの混合比率を示すベイナイト率は、簡易
に求めることができる。すなわち、厚さ10mmの試材を焼
入する際に、水冷した試料の硬さをH1とし、室温まで2
0時間かけて冷却した試料の硬さをH2とした場合に、実
際に焼入を実施して測定対象となる試料の硬さをHとし
すると、下記の式から算出される。ただし、硬さはビ
ッカース硬さ(HV)で表示する。
(すなわち、100%マルテンサイト)〜4%の場合に
は、鋼の高温強度を向上させるには不十分であり、ベイ
ナイト率が80%を超え、100%の場合には鋼の靭性が低
下する。このため、焼入時のマルテンサイトおよびベイ
ナイトの混合組織は、ベイナイト率を5〜80%にするの
が望ましい。
いて具体的に説明する。
明鋼および比較鋼の38種の鋼種を電気炉で溶製して、得
られた鋼塊を分塊し、さらに鍛錬比5以上で鍛造をし
た。比較鋼のうち鋼種No37はJIS SKT4、鋼種No38はJIS
SKD61をベースにする従来鋼である。
800mm×幅20〜1500mmの角材に熱間鍛造の後、800〜850
℃で焼鈍した。次いで鍛造された鋼種の焼入組織を変化
させるために、900〜1050℃に加熱してから水冷、油冷
および炉冷によって焼入を実施し、引き続き焼戻を550
〜640℃で行い、各鋼種とも硬さHS55〜60になるように
調整した。
20)を用いて、所定の切削条件でフライス加工(V=50m
/min、f=0.18mm/刃、d=3.Omm)を行った際の切削工具
寿命までの切削長さを測定した。ただし、工具寿命の判
断は、最大工具摩耗量が0.25mmを超えたときとした。こ
れらの結果を表3に示す。
から JIS 14A 号試験片(直径D=6mm)を切り出して、J
IS G O567に準拠し、試験温度を700℃として0.2%耐力
を測定した。また、破壊靱性試験は、ASTM E399に準じ
て長さ方向から試験片を採取して行った。これらの試験
結果も表3に併せて示す。
mが目安とされ、これを超える切削長さの場合に被削性
に優れると評価される。また、工具寿命に関しては、破
壊靱性値が250kgf/mm2以上で、かつ700℃の0.2%耐力が
20kgf/mm2以上のときに工具寿命が優れると評価され
る。表3から明らかなように、発明鋼No6〜8は、焼入
時の組織がマルテンサイト+40〜60%ベイナイトである
場合には、切削長さ、破壊靱性値および0.2%耐力のい
ずれもが目安値を満足して、切削性とともに工具寿命に
も優れることが分かる。すなわち、発明鋼においては、
被削性向上にSi含有量の増加が有効であり、しかもSi含
有量の増加による高温強度が低下を、焼入組織をマルテ
ンサイトおよびベイナイトの混合組織にすることによっ
て、抑制している。
の組織をマルテンサイト+5〜80%ベイナイトとして、
切削長さ、破壊靭性値および700℃での0.2%耐力を測定
した結果を示している。同表から、比較鋼では切削長
さ、破壊靭性値および0.2%耐力のうちいずれかが、上
記の目安値を達成していないのに対し、発明鋼ではいず
れもが目安値を満足して、切削性および工具寿命に優れ
れることが分かる。
工具寿命の比較試験を実施した。得られた金型を、6,50
0t熱間プレスにて実際の型鍛造に供し、寿命を測定し
た。なお熱間鍛造金型の寿命は、型彫り面の欠損やへた
り摩耗により金型が著しく損傷して型鍛造の継続が不能
になるまでの型打ち数で評価した。この結果を表5に示
す。
発明鋼を用いて作製した熱間鍛造金型では、いずれも使
用回数が大幅に増加しており、比較鋼を用いて作製した
金型の寿命が5,200〜7,000回に留まるのに対し、12,300
回以上と長寿命化が図れる。
よびNによる靭性改善が図れるとともに、Siの増量が切
削性に有効であり、しかもSiの増量による高温強度が低
下を、焼入組織をマルテンサイトおよびベイナイトの混
合組織にすることによって抑制できる。したがって、本
発明の熱間工具鋼を用いれば、熱間鍛造、熱間押出しや
ダイカストなどに用いられる金型の製作に際し、加工時
間の短縮や工具寿命の延長を図ることができる。
i含有量の影響を、焼入時の組織との関係で示したもの
である。
含有量の影響を、焼入時の組織との関係で示したもので
ある。
すSi含有量の影響を、焼入時の組織との関係で示したも
のである。
Claims (2)
- 【請求項1】重量%で、C:0.25〜0.40%、Si:0.50%
を超え1.00%未満、Mn:0.30〜1.50%、Ni:0.50〜2.00
%、Cr:2.70〜5.50%、Mo:1.00〜2.00%、V:0.50%
を超え0.80%未満、Al:0.005〜0.10%未満を含有し、
残部はFe及び不可避不純物からなり、不純物中のPは
0.015%以下、Sは0.005%以下、Nは0.015%以下であ
り、さらに焼入時の組織がマルテンサイトおよびベイナ
イトの混合組織であることを特徴とする被削性および工
具寿命に優れた熱間工具鋼。 - 【請求項2】ASTM E399に準じた破壊靱性試験で破壊靱
性値が250kgf/mm3/2以上であり、かつ JIS G O567に準
拠した高温強度試験で試験温度700℃におけるの0.2%耐
力が20kgf/mm2以上であることを特徴とする請求項1記
載の被削性および工具寿命に優れた熱間工具鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07434698A JP3780690B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 被削性および工具寿命に優れた熱間工具鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07434698A JP3780690B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 被削性および工具寿命に優れた熱間工具鋼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269603A true JPH11269603A (ja) | 1999-10-05 |
JP3780690B2 JP3780690B2 (ja) | 2006-05-31 |
Family
ID=13544474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07434698A Expired - Fee Related JP3780690B2 (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 被削性および工具寿命に優れた熱間工具鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3780690B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1123986A1 (en) * | 2000-02-10 | 2001-08-16 | Nsk Ltd | Rolling bearing |
JP2003226932A (ja) * | 2002-02-01 | 2003-08-15 | Nkk Bars & Shapes Co Ltd | 快削鋼 |
JP2011001573A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Daido Steel Co Ltd | 熱間工具鋼及びこれを用いた鋼製品 |
EP2662460A1 (en) * | 2012-05-07 | 2013-11-13 | Valls Besitz GmbH | Tough bainitic heat treatments on steels for tooling |
WO2014131907A1 (en) * | 2013-03-01 | 2014-09-04 | Rovalma, S.A. | High thermal diffusivity, high toughness and low crack risk during heat treatment tool steel |
-
1998
- 1998-03-23 JP JP07434698A patent/JP3780690B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1123986A1 (en) * | 2000-02-10 | 2001-08-16 | Nsk Ltd | Rolling bearing |
US6602360B2 (en) | 2000-02-10 | 2003-08-05 | Nsk Ltd. | Rolling bearing |
JP2003226932A (ja) * | 2002-02-01 | 2003-08-15 | Nkk Bars & Shapes Co Ltd | 快削鋼 |
JP2011001573A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Daido Steel Co Ltd | 熱間工具鋼及びこれを用いた鋼製品 |
EP2662460A1 (en) * | 2012-05-07 | 2013-11-13 | Valls Besitz GmbH | Tough bainitic heat treatments on steels for tooling |
WO2013167628A1 (en) * | 2012-05-07 | 2013-11-14 | Valls Besitz Gmbh | Tough bainitic heat treatments on steels for tooling |
CN104271775A (zh) * | 2012-05-07 | 2015-01-07 | 沃斯贝茨公司 | 对用于加工的钢的韧贝氏体热处理 |
WO2014131907A1 (en) * | 2013-03-01 | 2014-09-04 | Rovalma, S.A. | High thermal diffusivity, high toughness and low crack risk during heat treatment tool steel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3780690B2 (ja) | 2006-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20220129609A (ko) | 광산 체인용 스틸 및 그 제조방법 | |
JP5076683B2 (ja) | 高靭性高速度工具鋼 | |
KR20100135205A (ko) | 열간가공 공구강 및 이를 이용한 철강제품 | |
EP1087030B1 (en) | Method of producing tool steel and tool | |
JP6366326B2 (ja) | 高靱性熱間工具鋼およびその製造方法 | |
CN109790602B (zh) | 钢 | |
JP2021017623A (ja) | 熱伝導率に優れる熱間工具鋼 | |
JP2636816B2 (ja) | 合金工具鋼 | |
JP2007211314A (ja) | 非調質部品の熱間鍛造方法 | |
JP4123618B2 (ja) | 高温強度と靱性に優れた熱間工具鋼 | |
JP4186340B2 (ja) | 耐摩耗性に優れた熱間工具鋼 | |
JP2014025103A (ja) | 熱間工具鋼 | |
KR100368540B1 (ko) | 인성 및 강도가 우수한 열간·온간 겸용 저합금고속도공구강 및 그의 제조방법 | |
JP2809677B2 (ja) | 転造ダイス用鋼 | |
JPH0555585B2 (ja) | ||
JP2010163648A (ja) | 冷間金型用鋼および金型 | |
JP2005336553A (ja) | 熱間工具鋼 | |
JP2007146263A (ja) | 水冷孔からの割れが抑制されたダイカスト用熱間工具鋼 | |
JPH11269603A (ja) | 被削性および工具寿命に優れた熱間工具鋼 | |
CZ20032755A3 (cs) | Nástrojová ocel, způsob výroby dílů z této oceli a díl z oceli získaný uvedeným způsobem | |
JP3581028B2 (ja) | 熱間工具鋼及びその熱間工具鋼からなる高温用部材 | |
JP2001158937A (ja) | 熱間加工用工具鋼とその製造方法および熱間加工用工具の製造方法 | |
JP7214313B2 (ja) | 高い耐摩耗性を有する高靭性の冷間工具鋼 | |
KR101007417B1 (ko) | 다이 캐스트용 열간 공구 강철 | |
JP2018131654A (ja) | 優れた靱性および軟化抵抗性を有する熱間工具鋼 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041018 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20041227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317 Year of fee payment: 7 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140317 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |