JPH11262296A - ステッピングモータ駆動装置 - Google Patents

ステッピングモータ駆動装置

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JPH11262296A
JPH11262296A JP5663598A JP5663598A JPH11262296A JP H11262296 A JPH11262296 A JP H11262296A JP 5663598 A JP5663598 A JP 5663598A JP 5663598 A JP5663598 A JP 5663598A JP H11262296 A JPH11262296 A JP H11262296A
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JP
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stator coil
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current
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JP5663598A
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Inventor
Kazuya Iwabayashi
一也 岩林
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】出力トルクを低下させることなく振動や騒音を
低減し、出力トルク特性及び振動特性をともに向上させ
る。 【解決手段】励磁制御回路6からドライバ2及び3に対
して電流リミット設定変更信号IRCA及びIRCBを
出力する。ドライバ2及び3は、電流リミット設定変更
信号IRCA及びIRCBが“H”の期間において、ス
テータコイル4及び5に流れる電流の絶対値の上限を定
める電流リミット設定値を下側電流リミット設定値に変
更する。時刻t1から時刻t2までの間においてステー
タコイル5の電流値が上側電流リミット設定値まで上昇
する間に、ステータコイル4の電流値は下降して下側電
流リミット設定値に維持され、ロータにステータコイル
4の比較的弱いヒステリシスブレーキが比較的長い期間
にわたって作用し、ロータは滑らかに回転するととも
に、出力トルクが著しく低下することもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステッピングモータ
に駆動電力を供給する駆動装置に関し、特に、ステッピ
ングモータの出力トルク特性及び振動特性の向上を実現
するステッピングモータ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ステータとロータとの位置関係に基づい
てステータの励磁相を切り換えることによってロータの
回転角度を制御するようにしたステッピングモータで
は、ロータに巻線を備えておらず、負荷状態に拘らずス
テータから常に一定のエネルギが供給されるため、負荷
変動に対応したトルクを発生することはできない。この
ため、負荷変動の範囲に対してできるだけ大きなトルク
を発生するステッピングモータを選択する必要がある。
一方、ステッピングモータが使用される装置の小型化の
要請にともない、ステッピングモータの小型化の要請も
強く、ステッピングモータにおいて相対的な出力トルク
特性の向上が望まれる。
【0003】一般に、ステッピングモータでは、ロータ
が通過したステータのコイルの磁力がロータに対して回
転方向と反対方向に作用する所謂ヒステリシスブレーキ
によって出力トルクの低下を招く。
【0004】そこで、従来のステッピングモータ駆動装
置では、図11及び図12に示すように、ロータ41の
歯がステータのA相コイル42又はB相コイル43に対
向した後におけるA相コイル42又はB相コイル43の
電流リミット制御期間taを短くし、ロータ41の歯が
通過した後におけるステータのA相コイル42又はB相
コイル43の電流値を急峻に低下させることにより、ヒ
ステリシスブレーキの作用する時間を短縮して出力トル
クを向上させるようにしたものがある。
【0005】ところが、A相コイル42の電流リミット
制御期間taを例えば図11に示すa点からb点までと
してヒステリシスブレーキの作用する期間を短縮する
と、図11の線図Laに示すようにb点からd点までの
比較的広い範囲においてロータにヒステリシスブレーキ
が殆ど作用せず、この間においてロータが急速に回転
し、ステッピングモータに振動や騒音を発生する問題が
生じる。
【0006】一方、ステッピングモータの振動や騒音を
低減する手段として、特開平8−331896号公報に
開示された構成では、2相励磁から1相励磁、及び、1
相励磁から2相励磁に変化する間に、励磁電流を1→1
/2→0→−1/2→−1に変化させ、1−2相励磁に
中間励磁モードを作成することにより、1−2相励磁に
おける3ステップを5ステップとし、ロータの円滑な回
転状態を得るようにしている。
【0007】また、従来知られているマイクロステップ
駆動方式では、A相及びB相の設定電流を決定するAV
R端子及びBVR端子に正弦波を全波整流した電圧を例
えば1/4サイクルの間隔で印加することにより、1ス
テップを移動中の電流設定値をリニアに変化させてモー
タに流れる電流を正弦波形とし、ロータの円滑な回転状
態を得るようにしている。このマイクロステップ駆動方
式も、中間励磁モードを作成する点で、特開平8−33
1896号公報に開示された構成と同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−331896号公報に開示された構成やマイクロス
テップ駆動方式では、中間励磁モードにおけるヒステリ
シスブレーキによりロータの回転を円滑にするものであ
り、ロータの回転中におけるヒステリシスブレーキの作
用期間が長時間化することよる出力トルクの低下を招
く。したがって、従来の駆動装置では、出力トルクを低
下させることなく振動や騒音を低減化することができな
い問題があった。
【0009】この発明の目的は、出力トルクを低下させ
ることなく振動や騒音を低減することができ、出力トル
ク特性及び振動特性をともに向上させることができるス
テッピングモータ駆動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、ステータコイルの磁力がロータの回転方向と逆方向
に作用する範囲における励磁中のステータコイルに流れ
る電流の絶対値を、ステータコイルの磁力がロータの回
転方向に作用する範囲における励磁中のステータコイル
に流れる電流の絶対値よりも低くする電流制限値下降制
御を実行することを特徴とする。
【0011】請求項1に記載した発明においては、ステ
ータコイルの磁力がロータの回転方向と逆方向に作用す
る範囲において、ステータコイルに流れる電流の絶対値
が低くされ、ステータコイルに生じる磁力が弱くなる。
したがって、ステータコイルからロータに対して回転方
向と逆方向に作用するヒステリシスブレーキが小さくな
り、出力トルクが著しく低下することがない。
【0012】即ち、図13に示すように、ロータがA相
ステータコイルを通過した後においてA相ステータコイ
ルの磁力がロータの回転方向と逆方向に作用する範囲に
おいて、A相ステータコイルの電流値が設定値Saから
設定値Sbに低下され、図11の線図Lbに示すように
a点からc点までの比較的広い範囲においてロータに作
用するヒステリシスブレーキが弱められる。したがっ
て、A相ステータコイルの磁力がロータの回転方向と逆
方向に作用する範囲においてA相ステータコイルの電流
値の設定値Saが維持される場合に比較して、ロータに
対するヒステリシスブレーキの作用を弱くすることがで
き、ステッピングモータの出力トルクの減衰量を少なく
することができる。
【0013】また、ステータコイルの電流リミット制御
時間を短縮することによってロータに対するヒステリシ
スブレーキの作用する期間を短くする構成(図12参
照)に比較して、ロータが急速に回転する範囲を狭くし
てロータの回転を円滑にすることができ、ステッピング
モータの振動特性及び騒音特性を改善することができ
る。
【0014】請求項2に記載した発明は、前記電流制限
値下降制御の開始時に、ステータコイルに対する電圧の
印加を停止することを特徴とする。
【0015】請求項2に記載した発明においては、ステ
ータコイルに流れる電流の絶対値を低くする電流制限値
下降制御の開始時に、ステータコイルに対する電圧の印
加が停止される。したがって、電流制限値下降制御の開
始時にステータコイルの電流の絶対値が素早く低下す
る。
【0016】請求項3に記載した発明は、前記電流制限
値下降制御の開始時に、ステータコイルに対して逆電圧
を印加することを特徴とする。
【0017】請求項3に記載した発明においては、ステ
ータコイルに流れる電流の絶対値を低くする電流制限値
下降制御の開始時に、ステータコイルに逆電圧が印加さ
れる。したがって、電流制限値下降制御の開始時にステ
ータコイルの電流の絶対値がより素早く低下する。
【0018】請求項4に記載した発明は、前記ステータ
コイルに対する電圧の印加の停止、又は、ステータコイ
ルに対する逆電圧の印加を命令する信号を、ステータコ
イルに対する励磁命令信号、又は、電流制限値下降制御
の開始を命令する信号に重畳したことを特徴とする。
【0019】請求項4に記載した発明においては、ステ
ータコイルに対する電圧の印加の停止、又は、ステータ
コイルに対する逆電圧の印加を命令する信号が、励磁命
令信号、又は、電流制限値下降制御の開始を命令する信
号に重畳される。したがって、ステータコイルに対する
電圧の印加の停止、又は、ステータコイルに対する逆電
圧の印加を命令する信号が励磁命令信号、又は、電流制
限値下降制御の開始を命令する信号に正確に同期して出
力される。
【0020】請求項5に記載した発明は、前記ステータ
コイルに対する電圧の印加の停止、又は、ステータコイ
ルに対する逆電圧の印加を、ステータコイルに流れる電
流値が前記電流制限値下降制御において下降された値に
一致するまでの間において実行することを特徴とする。
【0021】請求項5に記載した発明においては、電流
制限値下降制御とともに開始されたステータコイルに対
する電圧の印加の停止、又は、ステータコイルに対する
逆電圧の印加が、ステータコイルに流れる電流値が電流
制限値下降制御において設定された電流値に一致するま
で継続される。したがって、電流制限値下降制御時にス
テータコイルの電流値が所定の電流値まで素早くかつ確
実に低下する。
【0022】請求項6に記載した発明は、前記電流制限
値下降制御時に、ステータコイルに流れる電流値を基準
値と比較する比較器と、この比較器の出力信号に基づい
てステータコイルに対する電圧の印加をオン/オフする
スイッチング手段と、を設けたことを特徴とする。
【0023】請求項6に記載した発明においては、ステ
ータコイルに流れる電流値を基準値と比較する比較器
と、この比較器の出力信号に基づいてステータコイルに
対する電圧の印加をオン/オフするスイッチング手段
と、により、電流制限値下降制御時にステータコイルの
電流値が設定値に一致するようにステータコイルに対す
る電圧の印加が制御される。したがって、電流制限値下
降制御の開始時にステータコイルに対する電圧の印加の
停止、又は、ステータコイルに対する逆電圧の印加を命
令するためのみの信号を出力する必要がない。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施形
態に係るステッピングモータ駆動装置の構成を示す図で
ある。この実施形態に係るステッピングモータ駆動装置
10は、A相ドライバ2、B相ドライバ3及び励磁制御
回路6によって構成されている。A相ドライバ2は、ス
テッピングモータ1のA相ステータコイル4を駆動す
る。B相ドライバ3は、B相ステータコイル5を駆動す
る。励磁制御回路6は、A相ドライバ2に対してA相励
磁命令信号APL及びA相電流リミット設定変更信号I
RCAを出力し、B相ドライバ3に対してB相励磁命令
信号BPL及びB相電流リミット設定変更信号IRCB
を出力する。
【0025】図2は、上記ステッピングモータ駆動装置
における2相励磁時の各信号のタイミングチャートであ
る。ステッピングモータ駆動装置10の励磁制御回路6
からA相ドライバ2及びB相ドライバ3のそれぞれに対
して出力されるA相励磁命令信号APL及びB相励磁命
令信号BPLは、4ステップを1周期として2ステップ
の間に“H”にされる信号である。B相励磁命令信号B
PLはA相励磁命令信号APLに対して1ステップ遅れ
て出力される。A相ドライバ2及びB相ドライバ3は、
A相ステータコイル4及びB相ステータコイル5に対し
て、A相励磁命令信号APL及びB相励磁命令信号BP
Lの“H”期間において+極性の電圧を印加し、“L”
期間において−極性の電圧を印加する。
【0026】また、励磁制御回路6から出力されるA相
電流リミット設定変更信号IRCA及びB相電流リミッ
ト設定変更信号IRCBは、2ステップを1周期として
1ステップの間に“H”にされる信号であり、A相励磁
命令信号APL及びB相励磁命令信号BPLにおける
“H”及び“L”のそれぞれの期間の中間のタイミング
で立ち上がる。B相電流リミット設定変更信号IRCB
はA相電流リミット設定変更信号IRCAに対して1ス
テップ遅れて出力される。A相ドライバ2及びB相ドラ
イバ3は、A相電流リミット設定変更信号IRCA及び
B相電流リミット設定変更信号IRCBが“H”の期間
において、A相ステータコイル4及びB相ステータコイ
ル5に流れる電流の絶対値の上限を定める電流リミット
設定値を例えば1/2の値に下降する。
【0027】即ち、A相ステータコイル4及びB相ステ
ータコイル5に流れる電流の絶対値の上限は、A相電流
リミット設定変更信号IRCA及びB相電流リミット設
定変更信号IRCBの“L”又は“H”の状態に応じ
て、大きい方の電流リミット設定値又は小さい方の電流
リミット設定値のいずれかに設定される。以下に、大き
い方の電流リミット設定値を上側電流リミット設定値、
小さい方の電流リミット設定値を下側電流リミット設定
値と言う。
【0028】励磁制御回路6から出力される各信号を上
記のように制御することにより、図2に示すように、例
えば、時刻t1から時刻t2までの間においてB相ステ
ータコイル5の電流値が上側電流リミット設定値まで上
昇する間に、A相ステータコイル4の電流値は下降して
下側電流リミット設定値に維持される。ステッピングモ
ータ1のロータは、A相ステータコイル4の電流値が上
側電流リミット設定値に一致する時刻t1から微小時間
経過後にA相ステータコイル4に最も接近し、時刻t2
から微小時間を経過するまでの間においてB相ステータ
コイル5に最も接近する位置に向かって移動する。
【0029】したがって、B相ステータコイル5の電流
値が上昇しており、B相ステータコイル5に最も接近す
る位置に向かってロータが移動している間において、A
相ステータコイル4に一定の電流が流れることにより、
ロータに対してA相ステータコイル4のヒステリシスブ
レーキが比較的長い時間にわたって作用し、ロータは滑
らかに回転することになる。このときA相ステータコイ
ル4の電流値が下側電流リミット設定値によって規定さ
れているためA相ステータコイル4からロータに作用す
るヒステリシスブレーキは比較的弱く、ステッピングモ
ータ1の出力トルクが著しく低下することはない。
【0030】図3は、この発明の第2の実施形態に係る
ステッピングモータ駆動装置の構成を示す図である。こ
の実施形態に係るステッピングモータ駆動装置10の励
磁制御回路6は、図1に示したA相励磁命令信号AP
L、A相電流リミット設定変更信号IRCA、B相励磁
命令信号BPL及びB相電流リミット設定変更信号IR
CBに加えて、A相ドライバ2に対してA相励磁停止信
号ENAを出力するとともに、B相ドライバ3に対して
B相励磁停止信号ENBを出力する。
【0031】図4は、上記ステッピングモータ駆動装置
における2相励磁時の各信号のタイミングチャートであ
る。ステッピングモータ駆動装置10の励磁制御回路6
からA相ドライバ2及びB相ドライバ3のそれぞれに対
して出力されるA相励磁命令信号APL、B相励磁命令
信号BPL、A相電流リミット設定変更信号IRCA及
びB相電流リミット設定変更信号IRCBは、図2に示
したものと同様の信号である。
【0032】励磁制御回路6から出力されるA相励磁停
止信号ENA及びB相励磁停止信号ENBは、2ステッ
プを1周期として例えば1/2ステップの間に“H”に
される信号であり、A相励磁命令信号APL及びB相励
磁命令信号BPLにおける“H”及び“L”のそれぞれ
の期間の中間のタイミングで立ち上がる。B相励磁停止
信号ENBはA相励磁停止信号ENAに対して1ステッ
プ遅れて出力される。A相ドライバ2及びB相ドライバ
3は、A相励磁停止信号ENA及びB相励磁停止信号E
NBの“H”期間においてA相ステータコイル4及びB
相ステータコイル5に対する電圧の印加を停止する。
【0033】なお、A相励磁停止信号ENA及びB相励
磁停止信号ENBの“H”期間としては、A相ステータ
コイル4及びB相ステータコイル5に流れる電流の絶対
値がA相電流リミット設定変更信号IRCA及びB相電
流リミット設定変更信号IRCBにより下側電流リミッ
ト設定値になるまでの期間が設定される。
【0034】励磁制御回路6から出力される各信号を上
記のように制御することにより、B相ステータコイル5
又はA相ステータコイル4の電流値が上側電流リミット
設定値まで上昇する間に、A相ステータコイル4又はB
相ステータコイル5の電流値を下側電流リミット設定値
により早く下降させることができる。
【0035】即ち、図1及び図2に示した第1の実施形
態に係るステッピングモータ駆動装置では、A相電流リ
ミット設定変更信号IRCA及びB相電流リミット設定
変更信号IRCBによりA相ドライバ2及びB相ドライ
バ3がA相ステータコイル4及びB相ステータコイル5
に流れる電流の絶対値の上限を低下させたとしても、既
に蓄積された電気的エネルギによりA相ステータコイル
4及びB相ステータコイル5の実際の電流値を素早く低
下させることはできない。
【0036】そこで、この実施形態に係るステッピング
モータ駆動装置では、A相励磁停止信号ENA及びB相
励磁停止信号ENBにより、A相ステータコイル4及び
B相ステータコイル5の実際の電流値が下側電流リミッ
ト設定値に一致するまでA相ステータコイル4及びB相
ステータコイル5に対する電圧の印加を停止することに
より、蓄積されている電気的エネルギを発散させてA相
ステータコイル4及びB相ステータコイル5の実際の電
流値を下側電流リミット設定値により早く一致させるよ
うにしている。
【0037】図5は、この発明の第3の実施形態に係る
ステッピングモータ駆動装置の2相励磁バイポーラ駆動
時における信号のタイミングチャートである。この実施
形態に係るステッピングモータ駆動装置では、図4に示
したA相励磁命令信号APL及びB相励磁命令信号BP
LにA相励磁停止信号ENA及びB相励磁停止信号EN
Bの信号の内容を重畳して励磁制御回路6から出力す
る。具体的には、A相励磁命令信号APL及びB相励磁
命令信号BPLの“H”期間及び“L”期間として、A
相ステータコイル4及びB相ステータコイル5の電流値
が上側電流リミット設定値から下側電流リミット設定値
に下降するまでの期間を与えている。
【0038】図5に示すA相励磁命令信号APL及びB
相励磁命令信号BPLを励磁制御回路6から出力するこ
とにより、A相ドライバ2及びB相ドライバ3は、A相
ステータコイル4及びB相ステータコイル5に対して+
極性の電圧又は−極性の電圧を印加すべき間における一
定期間に、−極性の電圧又は+極性の電圧を印加するこ
とになる。このように、A相ステータコイル4及びB相
ステータコイル5の電流値が下側電流リミット設定値に
下降するまでの間にA相ステータコイル4及びB相ステ
ータコイル5に逆極性の電圧を印加することにより、コ
イル特性やロータの回転数等の影響によって電流の下降
速度が遅い場合にも、B相ステータコイル5又はA相ス
テータコイル4の電流値が上側電流リミット設定値まで
上昇する間に、A相ステータコイル4又はB相ステータ
コイル5の実際の電流値を下側電流リミット設定値まで
確実に下降させることができる。
【0039】また、図4に示したA相励磁停止信号EN
A及びB相励磁停止信号ENBは、A相励磁命令信号A
PL及びB相励磁命令信号BPLに確実に同期させる必
要があるが、A相励磁停止信号ENA及びB相励磁停止
信号ENBの内容をA相励磁命令信号APL及びB相励
磁命令信号BPLに重畳させることによって、両者を確
実に同期させることができるとともに、信号線数を削減
することもできる。
【0040】なお、A相励磁停止信号ENA及びB相励
磁停止信号ENBの内容をA相電流リミット設定変更信
号IRCA及びB相電流リミット設定変更信号IRCB
に重畳するようにしてもよい。
【0041】図6は、この発明の第2の実施形態に係る
ステッピングモータ駆動装置の1−2相励磁時における
各信号のタイミングチャートである。ステッピングモー
タ駆動装置10の励磁制御回路6からA相ドライバ2及
びB相ドライバ3のそれぞれに対して出力されるA相励
磁命令信号APL及びB相励磁命令信号BPLは、8ス
テップを1周期として4ステップの間に“H”にされる
信号である。B相励磁命令信号BPLはA相励磁命令信
号APLに対して2ステップ遅れて出力される。A相ド
ライバ2及びB相ドライバ3は、A相ステータコイル4
及びB相ステータコイル5に対して、A相励磁命令信号
APL及びB相励磁命令信号BPLの“H”期間におい
て+極性の電圧を印加し、“L”期間において−極性の
電圧を印加する。
【0042】また、励磁制御回路6から出力されるA相
電流リミット設定変更信号IRCA及びB相電流リミッ
ト設定変更信号IRCBは、4ステップを1周期として
1ステップの間に“H”にされる信号であり、A相励磁
命令信号APL及びB相励磁命令信号BPLにおける
“H”及び“L”のそれぞれの期間の中間のタイミング
で立ち上がる。B相電流リミット設定変更信号IRCB
はA相電流リミット設定変更信号IRCAに対して2ス
テップ遅れて出力される。A相ドライバ2及びB相ドラ
イバ3は、A相電流リミット設定変更信号IRCA及び
B相電流リミット設定変更信号IRCBが“H”の期間
において、A相ステータコイル4及びB相ステータコイ
ル5に流れる電流の絶対値の上限を定める電流リミット
設定値を下側電流リミット設定値にする。
【0043】さらに、励磁制御回路6から出力されるA
相励磁停止信号ENA及びB相励磁停止信号ENBは、
4ステップを1周期として、A相励磁命令信号APL及
びB相励磁命令信号BPLにおける“H”及び“L”の
それぞれの期間の中間のタイミングから例えば1/2ス
テップの間に“H”にされ、次の1/2ステップの間に
“L”にされ、次の1ステップの間に“H”にされる信
号である。B相励磁停止信号ENBはA相励磁停止信号
ENAに対して2ステップ遅れて出力される。A相ドラ
イバ2及びB相ドライバ3は、A相励磁停止信号ENA
及びB相励磁停止信号ENBの“H”期間においてA相
ステータコイル4及びB相ステータコイル5に対する電
圧の印加を停止する。
【0044】以上の構成により、1−2相励磁時におい
ては、A相ドライバ2及びB相ドライバ3からA相ステ
ータコイル4及びB相ステータコイル5に対して3ステ
ップの間に連続して同一極性の電流が供給され、この3
ステップの期間の最後の1ステップの間においてA相電
流リミット設定変更信号IRCA及びB相電流リミット
設定変更信号IRCBが“H”にされるとともに、最後
の1ステップの前半においてA相励磁停止信号ENA及
びB相励磁停止信号ENBが“H”にされる。したがっ
て、1−2相励磁時に、A相ステータコイル4及びB相
ステータコイル5に連続して同一極性の電流が供給され
る3ステップの期間のうち、A相ステータコイル4及び
B相ステータコイル5からロータに対してヒステリシス
ブレーキが作用する期間である最後の1ステップにおい
て、正確にA相ステータコイル4及びB相ステータコイ
ル5の電流リミット設定値を低下させることができると
ともに、電圧の印加を停止することができる。これによ
って、1−2相励磁時にも、影響力の小さいヒステリシ
スブレーキを比較的長期間にわたって確実に作用させる
ことができ、出力トルクの著しい低下を生じることな
く、円滑な回転動作を得ることができる。
【0045】なお、A相電流リミット設定変更信号IR
CA及びB相電流リミット設定変更信号IRCBの入力
時にA相ドライバ2及びB相ドライバ3からA相ステー
タコイル4及びB相ステータコイル5に設定する下側電
流リミット設定値は、ステッピングモータ1におけるス
テータコイルの電流下降率と出力トルクの減衰率及び騒
音減少率との関係から決定することができる。例えば、
ステッピングモータ1におけるステータコイルの電流下
降率と出力トルクの減衰率及び騒音減少率との関係が、
それぞれ図7及び図8に示すように表される場合には、
出力トルクの減衰量ができるだけ小さく、かつ、騒音減
少量が大きくなるように、下側電流リミット設定値とし
て、上側電流リミット設定値の20〜80%を選択す
る。ここに、図8に示す電圧下降率と騒音減少率との関
係は、ステッピングモータ1を共振板に取り付け、ステ
ータコイルの電流値を変化させた際にステッピングモー
タ1が発生する振動を騒音に変換して測定した結果であ
る。
【0046】また、A相励磁停止信号ENA及びB相励
磁停止信号ENBにおける“H”の期間を固定的に設定
すると、ステッピングモータ1の固体差によりステータ
コイルの実際の電流値が下側電流リミット設定値まで低
下しない場合を生じる可能性がある。そこで、ステータ
コイルに流れる電流値を検出する電流検出抵抗を設け、
電流検出抵抗の電圧を下側電流リミット設定値に対応す
る基準電圧と比較し、両者が一致するまでA相励磁停止
信号ENA及びB相励磁停止信号ENBを“H”にす
る。この構成によって、ステッピングモータ1の固体差
に拘らず、常に、ステータコイルの実際の電流値を下側
電流リミット設定値に確実に一致させることができる。
【0047】例えば、図9に示すように、A相ドライバ
2に、A相ステータコイル4に流れる電流値を検出する
電流検出抵抗R1、電流検出抵抗R1における電圧を基
準電圧と比較するコンパレータCMP1、コンパレータ
CMP1における上側基準電圧を設定する抵抗R2及び
R3、コンパレータCMP1の基準電圧を励磁制御回路
6から出力される電流リミット設定変更信号IRCAに
基づいて下側の値に下降する基準電圧変更用の抵抗R4
及びトランジスタTR5、並びに、ステータコイル4を
駆動するバイポーラ駆動トランジスタTR1〜TR4の
うち電源VM側のトランジスタTR1及びTR2のベー
ス端子にコンパレータCMP1の出力と励磁制御回路6
から出力される励磁命令信号APLとの論理積を駆動信
号として供給するゲートAND1及びAND2を設け
る。
【0048】この構成により、励磁制御回路6から電流
リミット設定変更信号IRCAが出力されると、トラン
ジスタTR5がオンしてコンパレータCMP1の基準電
圧が抵抗R4によって低下し、コンパレータCMP1の
出力が低下する結果、ゲートAND1又はAND2から
電源側の駆動トランジスタTR1又はTR2に出力され
る駆動信号が“L”になり、電源VMからステータコイ
ル4に電流が供給されなくなる。
【0049】一方、ステータコイル4を駆動するバイポ
ーラ駆動トランジスタTR1〜TR4のうち接地側の駆
動トランジスタTR3又はTR4は励磁命令信号APL
によってオンしており、ステータコイル4は駆動トラン
ジスタTR3又はTR4と電流検出抵抗R1とを介して
接地されている。したがって、ステータコイル4に残留
しているコイルエネルギが、駆動トランジスタTR3又
はTR4と電流検出抵抗R1とを介して開放され、ステ
ータコイル4の電流値が低下する。
【0050】これによって、電流検出抵抗R1に流れる
電流値が低下して電流検出抵抗R1における電圧がコン
パレータCMP1に設定されている小さい方の基準電圧
より低くなるとコンパレータCMP1の出力が上昇し、
ゲートAND1又はAND2から出力される駆動信号が
“H”になり、電源VM側の駆動トランジスタTR1又
はTR2を介して電源VMからステータコイル4に電流
が供給される。
【0051】したがって、電源の供給を停止してステー
タコイル4における電流の絶対値を下降させる際に、ス
テータコイル4に残留しているコイルエネルギを接地側
の駆動トランジスタTR3又はTR4及び電流検出抵抗
R1を介して確実に開放することができ、ステータコイ
ル4の電流値を素早く低下させることができる。また、
電流検出抵抗R1の電圧値を基準電圧と比較するコンパ
レータCMP1の出力に基づいて電源側の駆動トランジ
スタTR1及びTR2をオン/オフすることにより、励
磁制御回路6から励磁停止信号ENAを出力することな
く、ステータコイル4の実際の電流値が小さい方の電流
リミット設定値に一致するまでの間において正確にステ
ータコイル4に対する電源の供給を停止することができ
る。以上の構成及び効果は、B相ステータコイル5につ
いても同様である。
【0052】また、ステッピングモータ1のステータコ
イル4及び5をユニポーラ駆動トランジスタを介して駆
動する場合には、図10に示すように、ユニポーラ駆動
トランジスタTR11を電源VMとステータコイル4と
の間に配置し、GNDとユニポーラ駆動トランジスタT
R11及びステータコイル4との間にダイオードD1を
挿入する。これによって、トランジスタTR11がオフ
した時に、ステータコイル4に残留するコイルエネルギ
が図中矢印で示すようにGNDに流れ、ステータコイル
4の電流値を素早く下降させることができる。
【0053】さらに、ステッピングモータ1の出力トル
ク特性を向上するためには、ステータコイルの実際の電
流値が上側電流リミット設定値に達するまでの時間をで
きるだけ短時間化することが望ましい。このためには、
ステータコイル4,5の巻線のインダクタンスを下げて
コイルを流れる電流の立ち上がりを早くすべきである。
これによって、ステータコイルの発熱量を抑制する効果
も得られる。
【0054】加えて、ステッピングモータ1を円滑に回
転させるためには、A相電流リミット設定変更信号IR
CA及びB相電流リミット設定変更信号IRCBはA相
励磁命令信号APL及びB相励磁命令信号BPLに完全
に同期させる必要がある。そこで、A相電流リミット設
定変更信号IRCA及びB相電流リミット設定変更信号
IRCBは、A相励磁命令信号APL及びB相励磁命令
信号BPLの出力回路と同一の動作クロックに基づいて
動作している回路から出力することが考えられる。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、ステ
ータコイルの磁力がロータの回転方向と逆方向に作用す
る範囲において、ステータコイルに流れる電流の絶対値
を低し、ステータコイルに生じる磁力を弱くすることに
より、ステータコイルからロータに対して回転方向と逆
方向に作用するヒステリシスブレーキを小さくすること
ができ、出力トルクの減衰量を少なくすることができる
とともに、ステータコイルの電流リミット制御時間を短
縮することによってロータに対するヒステリシスブレー
キの作用する期間を短くする構成に比較して、ロータが
急速に回転する範囲を狭くしてロータの回転を円滑にす
ることができ、ステッピングモータの振動特性及び騒音
特性を改善することができる。
【0056】請求項2に記載した発明によれば、ステー
タコイルに流れる電流の絶対値を低くする電流制限値下
降制御の開始時に、ステータコイルに対する電圧の印加
を停止することにより、電流制限値下降制御の開始時に
ステータコイルの電流の絶対値を素早く低下させること
ができる。
【0057】請求項3に記載した発明によれば、ステー
タコイルに流れる電流の絶対値を低くする電流制限値下
降制御の開始時に、ステータコイルに逆電圧を印加する
ことにより、電流制限値下降制御の開始時にステータコ
イルの電流の絶対値をより素早く低下させることができ
る。
【0058】請求項4に記載した発明によれば、ステー
タコイルに対する電圧の印加の停止、又は、ステータコ
イルに対する逆電圧の印加を命令する信号を、励磁命令
信号、又は、電流制限値下降制御の開始を命令する信号
に重畳することにより、ステータコイルに対する電圧の
印加の停止、又は、ステータコイルに対する逆電圧の印
加を命令する信号を励磁命令信号、又は、電流制限値下
降制御の開始を命令する信号に正確に同期して出力する
ことができ、ステータコイルに流れる電流の絶対値を常
に正確なタイミングで低下させることができる。
【0059】請求項5に記載した発明によれば、電流制
限値下降制御とともに開始されたステータコイルに対す
る電圧の印加の停止、又は、ステータコイルに対する逆
電圧の印加を、ステータコイルに流れる電流値が電流制
限値下降制御において設定された電流値に一致するまで
継続することにより、電流制限値下降制御時にステータ
コイルの電流値を所定の電流値まで素早くかつ確実に低
下させることができる。
【0060】請求項6に記載した発明によれば、ステー
タコイルに流れる電流値を基準値と比較する比較器と、
この比較器の出力信号に基づいてステータコイルに対す
る電圧の印加をオン/オフするスイッチング手段と、に
より、電流制限値下降制御時にステータコイルの電流値
が設定値に一致するようにステータコイルに対する電圧
の印加を制御することにより、電流制限値下降制御の開
始時にステータコイルに対する電圧の印加の停止、又
は、ステータコイルに対する逆電圧の印加を命令するた
めのみの信号を出力する必要がなく、ステータスコイル
に印加する電圧の制御を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るステッピング
モータ駆動装置の構成を示す図である。
【図2】上記ステッピングモータ駆動装置における2相
励磁時の各信号のタイミングチャートである。
【図3】この発明の第2の実施形態に係るステッピング
モータ駆動装置の構成を示す図である。
【図4】上記ステッピングモータ駆動装置における2相
励磁時の各信号のタイミングチャートである。
【図5】この発明の第3の実施形態に係るステッピング
モータ駆動装置の2相励磁時における信号のタイミング
チャートである。
【図6】この発明の第2の実施形態に係るステッピング
モータ駆動装置の1−2相励磁時における各信号のタイ
ミングチャートである。
【図7】この発明の実施形態に係る駆動装置によって駆
動されるステッピングモータにおけるステータコイルの
電流下降率と出力トルクの減衰率との関係を示す図であ
る。
【図8】この発明の実施形態に係る駆動装置によって駆
動されるステッピングモータにおけるステータコイルの
電流下降率と騒音減少率との関係を示す図である。
【図9】バイポーラ駆動のステッピングモータに適用し
た場合におけるステッピングモータ駆動装置の構成を示
す図である。
【図10】モノポーラ駆動のステッピングモータに適用
した場合におけるステッピングモータ駆動装置を構成を
示す図である。
【図11】一般的なステッピングモータにおけるロータ
の回転状態を示す図である。
【図12】従来の駆動装置によって駆動されるステッピ
ングモータのA相ステータコイル及びB相ステータコイ
ルの電流の変化を示す図である。
【図13】この発明の作用を説明するA相ステータコイ
ル及びB相ステータコイルの電流の変化を示す図であ
る。
【符号の説明】
1−ステッピングモータ 2−A相ドライバ 3−B相ドライバ 4−A相ステータコイル 5−B相ステータコイル 6−励磁制御回路 10−ステッピングモータ駆動装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータコイルの磁力がロータの回転方向
    と逆方向に作用する範囲における励磁中のステータコイ
    ルに流れる電流の絶対値を、ステータコイルの磁力がロ
    ータの回転方向に作用する範囲における励磁中のステー
    タコイルに流れる電流の絶対値よりも低くする電流制限
    値下降制御を実行することを特徴とするステッピングモ
    ータ駆動装置。
  2. 【請求項2】前記電流制限値下降制御の開始時に、ステ
    ータコイルに対する電圧の印加を停止する請求項1に記
    載のステッピングモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】前記電流制限値下降制御の開始時に、ステ
    ータコイルに対して逆電圧を印加する請求項1に記載の
    ステッピングモータ駆動装置。
  4. 【請求項4】前記ステータコイルに対する電圧の印加の
    停止、又は、ステータコイルに対する逆電圧の印加を命
    令する信号を、ステータコイルに対する励磁命令信号、
    又は、電流制限値下降制御の開始を命令する信号に重畳
    した請求項2又は3に記載のステッピングモータ駆動装
    置。
  5. 【請求項5】前記ステータコイルに対する電圧の印加の
    停止、又は、ステータコイルに対する逆電圧の印加を、
    ステータコイルに流れる電流値が前記電流制限値下降制
    御において下降された値に一致するまでの間において実
    行する請求項2〜4のステッピングモータ駆動装置。
  6. 【請求項6】前記電流制限値下降制御時に、ステータコ
    イルに流れる電流値を基準値と比較する比較器と、この
    比較器の出力信号に基づいてステータコイルに対する電
    圧の印加をオン/オフするスイッチング手段と、を設け
    た請求項5に記載のステッピングモータ駆動装置。
JP5663598A 1998-03-09 1998-03-09 ステッピングモータ駆動装置 Pending JPH11262296A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8191830B2 (en) 2007-03-05 2012-06-05 Ami Industries, Inc. Aircraft ejection seat with moveable headrest

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8191830B2 (en) 2007-03-05 2012-06-05 Ami Industries, Inc. Aircraft ejection seat with moveable headrest

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