JPH11261177A - 光ファイバリンク中の誘導ラマン散乱による光パワ―の制限を解消する光ファイバリンクおよび方法 - Google Patents

光ファイバリンク中の誘導ラマン散乱による光パワ―の制限を解消する光ファイバリンクおよび方法

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JPH11261177A
JPH11261177A JP11005788A JP578899A JPH11261177A JP H11261177 A JPH11261177 A JP H11261177A JP 11005788 A JP11005788 A JP 11005788A JP 578899 A JP578899 A JP 578899A JP H11261177 A JPH11261177 A JP H11261177A
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raman gain
wavelength
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attenuation
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JP11005788A
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Jean-Pierre Blondel
ジヤン−ピエール・ブロンデル
Eric Brandon
エリツク・ブランドン
Jean Francois Marcerou
ジヤン−フランソワ・マルスルー
Mireille Marcerou
ミレイユ・マルスルー
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Alcatel CIT SA
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラマン利得領域で減衰器手段を使用すること
により、誘導ラマン散乱による信号またはポンプを送る
パワーの制限を低下させる光ファイバリンクを提供す
る。 【解決手段】 誘導ラマン散乱を制限する様々な技術を
提案する。特に、1500nmを超えると急激にその減
衰が増大する、ジスプロシウムがわずかにドープされた
光ファイバ(96、100)の使用を提案する。このフ
ァイバを使用して、1480nmのポンプパワー(9
4、98)を遠隔の増幅器(84、88)に向かって移
送すると、現在の限度が1.3Wであるのに対して10
W程度までの大きさのポンプパワーの注入が可能とな
る。この技術により、リンクの有効範囲を約80km増
大することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバリンクに
関する。本発明は、上記の種類のリンクを含む伝送シス
テムにも関する。最後に、本発明は、光ファイバリンク
中の誘導ラマン散乱による光パワーの制限を低下させる
方法に関する。本発明はとりわけ、いわゆる「無中継器
(repeaterless)」リンクに適用される。このようなリ
ンクは、電気的に活性な構成要素が端末機器のみで使用
されることを特徴とする。
【0002】
【従来の技術】無中継器光ファイバリンクは、遠距離を
達成するために、非常に高い光パワーを光ファイバに注
入する必要があるという特有の特徴を有する。二つのタ
イプの光波がファイバに注入される。第一のタイプは、
変調されて伝送すべき情報を搬送する約1550nmの
信号波である。第二のタイプの光波は、1400nm〜
1500nmの波長範囲のいわゆるポンプ波であり、こ
れは信号を増幅するために光ファイバに注入される連続
パワーである。
【0003】ポンプ波は、多くの異なる方法で使用する
ことができる。ポンプ波は、送信側端末から送信するこ
とも、受信側端末から送信することもできる。現在最も
広く使用されている方式は、ポンプ波の送信元となる端
末から数十キロメートルの位置のリンク中に、ドープさ
れたファイバ区間を配置するものである。ドープされた
ファイバはポンプ光波によって活性化され、信号を増幅
する。ポンプ波は、信号を搬送する光ファイバと同じ光
ファイバに注入することも、別の光ファイバに注入する
こともできる。この二つの技術を組み合わせることもで
きる。信号波およびポンプ波が同一ファイバ上にある場
合には、ある特定のポンプのパワーレベルまで有利な誘
導ラマン散乱によって、ポンプ波は信号波を増幅する。
【0004】リンクの有効範囲を増大させるには、非常
に高い信号パワーおよびポンプパワー(1ワット程度)
を使用することが必要となる。しかし、注入することが
できる信号パワーおよびポンプパワーは、様々な非線形
効果、特にブリュアン効果、カー効果、および誘導ラマ
ン散乱によって制限される。これらの効果については、
「Nonlinear Fibre Optics」、
G.P.Agrawal、Academic Pres
s 1980に記載されている。
【0005】様々な非線形効果による制限については、
「The performancelimits of
unrepeatered systems」、A.
Hadjifotiou、Suboptic’93、1
993年3月29日〜4月2日、Versaille
s、Franceに記載されているが、誘導ラマン散乱
に関しては、この文献は単に、誘導ラマン散乱によって
シフトしたパワー周波数(ストークスパワー)が、ファ
イバの出口における信号のパワーと等しくなる送信パワ
ーの値に対応する送信パワーのしきい値を提案している
に過ぎない。
【0006】ラマン前置増幅器を使用する伝送システム
は、「Rayleigh scattering li
mitations in distributed
Raman pre−amplifiers」、P.
B.Hansen等、OFC’97 technica
l digest paper FA2、Dalla
s、1997年2月に記載されている。この文献では、
ラマン前置増幅器中のレイリー散乱によって与えられる
制限を算出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高い光パワ
ーの注入を制限する現象が誘導ラマン散乱であるという
新しい知見に基づいている。注入される信号パワーまた
はポンプパワーが高い場合には、誘導ラマン散乱は非常
に高い利得をファイバ中で生み出し、それがレイリータ
イプの反射(ファイバの固有反射)とあいまって、伝送
を妨げるパワーの不安定性および発振を引き起こす。こ
の現象は、増幅されて伝送すべきポンプの信号に損害を
与える雑音も生み出す。この現象は、上述のA.Had
jifotiouによる文献でリンクの性能に関するそ
の他の制限とともに言及されているが、この文献は単
に、対応するパワー制限のモデル化を提案しているに過
ぎず、それが制限効果であるかどうかは明確に記してお
らず、また制限の問題に対するいかなる解決策も記載し
ていない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバリ
ンクに注入される光パワーの制限の問題に対する解決策
を提案するものであり、詳細には、より高いパワーの注
入を可能にすることによって、より長い無中継器リンク
を提供するものである。S.S.Sian等の「511
km at 2.5Gbit/s and 531km
at 622Mbit/s−Unrepeated
Transmission withRemote p
umped amplifiers、Forward
Error Correction and Disp
ersion Compensation」に記載のも
のなど、現在可能な400kmの商用リンクの長さおよ
び500kmの研究リンクの長さと比較して、本発明で
は、リンクの長さを80km以上延長することができ
る。パワーについては、例えば「Unrepeated
WDM Transmission Experim
ent with8 Channels of 10G
b/s over 352km」、P.B.Hanse
n等、IEEE photonics Technol
ogy Letters、vol.8 N゜8、199
6年8月に記載されるように、現在注入されるポンプパ
ワーは1.3W程度であるが、本発明では10Wまでの
ポンプパワーの注入を可能にする。
【0009】より厳密に言うと、本発明は、送信信号が
ラマン利得を生み出す波長領域の減衰器手段を特徴とす
る光ファイバリンクを提案するものである。
【0010】減衰器手段は両方向性であると有利であ
る。
【0011】これらは、送信信号がラマン利得を生み出
す波長領域でレイリー反射も減衰させることが好まし
い。
【0012】一実施形態では、減衰器手段は、最大ラマ
ン利得波長で−20dB未満、好ましくは−40dB未
満のレベルで、リンク中に反射を引き起こす。
【0013】別の実施形態では、減衰器手段は、最大ラ
マン利得波長で少なくとも10dB減衰させる。
【0014】減衰器手段は、送信信号の波長領域で、1
dB未満のレベルに減衰させると有利である。
【0015】減衰器手段は、伝送される波長領域よりも
送信信号がラマン利得を生み出す波長領域で吸収性が高
い物質がドープされた光ファイバ区間、送信信号がラマ
ン利得を生み出す波長領域で減衰させるフィルタ、およ
び光アイソレータのうちの一つまたは複数を含むことが
できる。
【0016】この場合には、これらの物質は、例えばテ
ルビウムやジスプロシウムなどの希土類元素を含む。こ
のファイバ区間中の希土類元素の濃度は、0.01pp
mを超えると有利である。
【0017】一実施形態では、送信信号がラマン利得を
生み出す波長での前記ファイバ区間中の単位長さあたり
の減衰は、送信信号の波長での減衰の少なくとも二倍と
なる。
【0018】その全長がリンクの全長の10%未満とな
る局在する減衰器手段を、リンクの少なくとも一点に設
けることもできる。
【0019】その全長がリンクの全長の10%〜100
%の範囲となる分散された減衰器手段をリンク中に設け
ることもできる。
【0020】一実施形態では、ラマン利得領域の減衰器
手段は、リンクのどの点でもリンクの末端またはその他
の減衰器手段から累積したラマン利得値が限界値未満と
なるように、リンクの各位置に配置される。
【0021】限界値は、リンクの反射に依存することが
好ましい。
【0022】別の実施形態では、ラマン利得領域の減衰
器手段を使用して、1520nm〜1580nmの波長
範囲の高い伝送信号波パワー、または1400nm〜1
500nmの波長範囲の高いポンプ波パワーを伝送す
る。
【0023】複数の減衰器手段を設けることもできる。
【0024】本発明は、このようなリンクを少なくとも
一つ含む伝送システムにも関する。
【0025】本発明は最終的に、送信信号がラマン利得
を生み出す波長領域での減衰段階を少なくとも一つ含む
ことを特徴とする、光ファイバリンク中で高パワー光信
号を伝送する方法に関する。
【0026】一実施形態では、減衰段階は、リンク上の
両伝搬方向の減衰を含む。
【0027】送信信号がラマン利得を生み出す波長領域
でレイリー反射を減衰させる減衰段階を設けることもで
きる。
【0028】減衰段階は、最大ラマン利得波長で少なく
とも10dBの減衰を含むと有利である。
【0029】減衰段階は、送信信号の波長領域において
1dB未満のレベルで減衰を引き起こすことが好まし
い。
【0030】一実施形態では、減衰段階は、伝送される
波長領域よりも送信信号がラマン利得を生み出す波長領
域で吸収性が高い物質がドープされた光ファイバ区間を
通って伝搬させる段階、送信信号がラマン利得を生み出
す波長領域で減衰フィルタを使用してフィルタさせる段
階、および光アイソレータによって反射させる段階のう
ちの一つまたは複数を含む。
【0031】上記の場合には、物質は、テルビウムやジ
スプロシウムなどの希土類元素を含むことができる。こ
のファイバ区間中の希土類元素の濃度は、0.01pp
mを超えることが好ましい。
【0032】一実施形態では、送信信号がラマン利得を
生み出す波長での前記ファイバ区間中の単位長さあたり
の減衰は、送信信号の波長での減衰の少なくとも二倍と
なる。
【0033】減衰段階は、リンクの少なくとも一点で局
所的に実施することも、リンクの全長の10%〜100
%の範囲の長さにわたってリンクに沿って分散して実施
することもできる。
【0034】減衰段階は、リンクのどの点でも累積した
ラマン利得値が限界値未満となるように、リンク中で実
施すると有利である。限界値は、リンク中の反射に依存
することが好ましい。
【0035】複数の減衰段階を設けると有利である。
【0036】本発明のその他の特徴および利点は、例示
のみを目的として図面と関連して与えた、以下の本発明
の様々な実施形態の説明を読めば明らかになるであろ
う。
【0037】本明細書の残りの部分では、従来使用され
ている様々なタイプの光ファイバについての本発明の実
施形態について考察するが、本発明はこれらの波長値ま
たはこれらの光ファイバのタイプのみに制限されるもの
ではない。
【0038】誘導ラマン散乱は全ての光ファイバで発生
し、注入波長より大きな波長で利得および雑音が出現す
ることによって明らかとなる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、約1500nmの波長λ
1で送信された波に対応する雑音およびラマン利得係数
のおおよそのスペクトルを示す図である。波長の関数と
しての利得係数のスペクトルは、概して、注入波が約1
500nmであるときには、波長の最大値が約100n
m長い三角形となる。図1に示すように、ラマン利得が
顕著となる波長領域は、注入波より約200nm延び、
約100nm長い波長領域に利得の最大値を有する。図
1では、波長は横軸にプロットされ、パワーは縦軸にプ
ロットされる。図1は、約1500nmのピークを有す
る注入波と、注入波より長い波長で三角形の形をしたラ
マン利得とを示す図である。
【0040】例えば、標準的なファイバ中に1.3Wを
超えるパワーで1480nmのポンプ波を注入する場合
には、誘導ラマン散乱は約1580nmで高い利得を生
み出し、1580nm付近で発振が出現し始める。この
現象は、1480nmで伝送されるパワーの不安定性を
引き起こし、パワーが大きくなればなるほど、より多く
の1480nmの波のエネルギーが1580nmに移
る。
【0041】信号パワーが高い場合には、使用するファ
イバを違うタイプにしてカー効果の影響を防止し、制限
は約1Wの注入信号について生じる。この場合には、誘
導ラマン散乱は1650nmで利得を生み出し、この波
長で引き起こされたレーザ発振は、1550nmで不安
定性を引き起こし、1550nmで信号からエネルギー
を移す。
【0042】本発明は、誘導ラマン散乱による制限を低
下させてより高いパワーをファイバに注入することがで
きるようにし、リンクの有効範囲を増大させることを提
案するものである。この目的のために、本発明では、送
信信号がラマン利得を生み出す波長領域の減衰器手段を
リンク中に導入することを提案する。このような減衰器
手段は、ラマン利得領域で発振が起こる条件が満たされ
るのを防止し、ラマン利得領域での雑音の蓄積を制限す
る。その結果として、蓄積した雑音が増幅されて、伝送
される信号またはポンプに損害を与えることはなくな
る。減衰器手段の特徴または効果について、以下にさら
に詳細に記述する。
【0043】減衰器手段は、ラマン利得領域で両方向性
であると有利である。これにより、両伝搬方向のラマン
雑音の生成が防止され、レイリータイプの反射が減衰す
る。
【0044】リンク中に要素を追加することにある局所
的解決策、回線ファイバを修正することにある分散解決
策、および準局所的解決策と呼ばれる混成解決策など、
様々な実施態様が可能である。図2から図5は局所的解
決策を示す図であり、図6は分散解決策を示す図であ
る。
【0045】図2および図3は、本発明による減衰器手
段の考えられる特徴を示す図である。図2は、様々な信
号のパワーを有する従来のリンクを示す図であり、波長
λ1、例えば1480nmの信号が、矢印2で表すよう
に回線ファイバ1中に注入される。上記で説明したよう
に、信号がファイバ中を伝搬すると、波長λ2、この場
合には1580nmあたりで誘導ラマン散乱が引き起こ
される。図2に示すように、リンクの点Aの両側には、
図1からその形をとったスペクトル3および4がある。
矢印5は、λ1の信号の伝搬とは反対方向に、注入信号
に対して−30dB程度のパワーで伝搬する、ファイバ
中のレイリー反射を表す。矢印6は、λ1の信号と同じ
方向に−45dB程度の相対パワーで伝搬する様々な反
射を表す。
【0046】図3は、本発明による減衰器手段を備えた
リンクを示す図である。局在する減衰器手段10は、図
2のリンク中の点Aに配置される。このような手段の例
を以下に記述する。減衰器手段は、送信信号がラマン利
得を生み出す、すなわち図2の例では約1580nmの
波長領域の信号を減衰させる。減衰器手段の入力側のス
ペクトル3は図2に示すスペクトルと同じであり、これ
に対してこのリミッタ手段の下流側では、約1580n
mの波長領域の信号のパワーは減衰し、したがってリミ
ッタ手段の下流側のスペクトル11は、λ1=1480
nmにパワーのピークを有し、λ1の信号がラマン利得
を生み出す波長領域ではパワーが減衰している。約λ2
で減衰器手段が引き起こす減衰の代表的な値は20dB
である。この説明の残りの部分を読めば、その他の可能
な値も明らかになるであろう。
【0047】減衰器手段10は、レイリー反射も減衰さ
せる。両方向減衰器の場合、λ2で20dB減衰する
と、リミッタ手段の出力側のレイリー反射は図3に矢印
12で示すように−70dB程度のパワーを有し、図2
の値−30dBと比較すると、この値は減衰器手段10
を二回通過することによって引き起こされる減衰を見込
んでいる。一方向減衰器の場合には、レイリー反射のパ
ワーは−50dB程度となる。
【0048】減衰器手段はほとんど反射を引き起こさな
いのが有利であり、図3の例では、矢印13で示すよう
に減衰器手段は−45dBの反射しか引き起こさない。
【0049】減衰器手段10が存在することにより、ラ
マン雑音の生成が防止され、レイリータイプの反射が制
限され、注入パワーおよびリンクの有効範囲が全体的に
増大する。
【0050】本発明を実施するために使用することがで
きる減衰器手段の性質について、次にさらに詳細に記述
する。減衰器手段は、例えば伝送すべき信号は通すがラ
マン利得領域の波長は拒絶するフィルタを含むことがで
きる。様々なフィルタ技術、例えば融解選択波長ストレ
ッチングカプラ、ブラッグフィルタ、誘電体フィルタ、
波長選択モードフィルタなどを使用することができる。
選択したフィルタがラマン利得領域で反射を引き起こす
場合には、それらを光アイソレータと有利に組み合わせ
て、送信信号がラマン利得を生み出す波長領域での反射
を減少させる。
【0051】減衰器手段は、伝送される波長よりもラマ
ン利得領域でより吸収する元素がドープされた光ファイ
バの区間も含むことができる。こうした光ファイバ区間
は、局在するユニット中に置くことも、ケーブルに一体
化することもできる(準局所的解決策)。例えば、これ
らの特殊なファイバ区間は、ジスプロシウムがドープさ
れた光ファイバの区間にすることもできる。この希土類
元素の吸収は、約1480nmの波長から急激に増加す
る。したがって、これを使用して、伝送される波長より
ラマン利得領域でより減衰させることができる。
【0052】送信信号が最大ラマン利得を生み出す波長
で減衰器手段が引き起こす減衰は、10dB以上である
ことが好ましい。図2および図3に示す例では、これは
20dBであり、さらに高くすることもできる。
【0053】減衰器手段は、送信信号の波長領域では可
能な限り小さな減衰を引き起こす。図4の例では、この
減衰は0.8dBであり、これが0.2dB未満になる
と有利である。
【0054】減衰器手段が信号を減衰させる領域は、可
能な限り送信信号の波長に近いことが好ましく、減衰器
手段が存在しないときには、最大利得で、すなわち図3
の表示を使用するとλ2で発振効果が発生することにな
る。減衰器手段が存在しているときには、発振は、さら
に高い送信パワーで、ラマン利得および減衰の組合せが
ラマン利得および雑音の発生に最も好都合となる波長で
発生することになる。したがって、減衰器手段が存在し
ないときに生み出されたラマン利得が最大となる波長だ
けでなく、その波長の周りの波長領域でも、減衰が顕著
になることが好ましい。例えば、減衰が、λ1での減衰
より20dB大きくなる減衰器の波長λcを規定するこ
とができる。波長λcがλ1に近づくほど、送信できる
最大パワーは高くなり、λcが条件λc≦λ1+10n
mを満たすと有利である。実際に減衰は、移送される波
長に可能な限り近づくにつれて顕著になると有利であ
る。
【0055】減衰器手段がとりうる位置を次に示す。局
所的解決策の場合には、ラマン利得領域の減衰器手段
は、高いパワーが伝搬するリンクの末端付近に局在させ
ることができる。減衰器手段を配置する一つの可能な規
則は以下のようになる。減衰器手段は、リンクの始点ま
たは先行する減衰器手段から累積したラマン利得が限界
利得値を超えたときに挿入することができる。リンクの
始点と第一減衰器手段との間、または隣接する二つの減
衰器手段間の光ファイバ区間は、ラマン基本区間と呼ば
れる。利得限界はラマン基本区間の両側の反射に依存し
ている。反射値−45dBが達成された場合には、基本
区間のラマン利得の限界値は、5dBのマージンをみて
40dBになると考えられる。当該の限界値は、例えば
40dBなど絶対値にすることも、例えば反射値より5
dB高いなど相対値にすることもできる。
【0056】上記の種類の配列では、減衰器手段は、そ
れらがなければ、レイリータイプの反射も含めたシステ
ム中の反射と組み合わさって誘導ラマン散乱が生み出し
た利得によってパワーが不安定になり、伝送すべき波の
エネルギーがラマン利得領域に移ることになるように配
置される。
【0057】図4は、ポンプ信号のパワーを増大させる
ことができる、局在する減衰器手段を備えた本発明によ
るリンクの一例を示す図である。図4のリンクは、約1
480nmの波長で信号を回線ファイバ21に送る送信
機20を含む。68km伝搬した後で、回線ファイバの
末端は第一遠隔増幅器22に接続される。遠隔増幅器か
らの信号は回線ファイバ24を300kmにわたって伝
搬し、第二遠隔増幅器26に到達し、次いで108km
の長さにわたって回線ファイバ28を介して受信機30
まで伝送される。こうした例の距離は商業用に設置した
システムで使用することができる距離である。研究実証
システムなら、さらに長い距離を設置することもでき
る。
【0058】この例では、ポンプパワーは送信端末か
ら、また受信端末に向けて、4.3Wのパワーで連続光
信号を送る送信末端ポンプ生成器32および受信末端ポ
ンプ生成器34から注入される。ポンプを移送するファ
イバは信号を移送するファイバとは異なり、リミッタの
損失が信号に影響を及ぼさないようになっている。二つ
のラマン基本区間が考えられ、二つのラマンリミッタが
リンクの各末端で使用される。したがって、送信末端生
成器32は、7kmの長さを有する第一ファイバ区間3
6にポンプ信号を送信し、この第一区間は減衰器手段3
8に接続され、減衰したポンプ信号が、11kmの長さ
を有する第二ファイバ区間40を介して第二減衰器手段
42に伝送される。次いでポンプ信号は、50kmの長
さを有する第三ファイバ区間44で第一遠隔増幅器22
に伝送される。この増幅器で、ポンプ信号および移送す
べき信号をマルチプレクサ46で多重化し、ポンプ信号
を使用して、エルビウムがドープされたファイバ区間4
8中で移送すべき信号を増幅する。受信側末端配列もほ
ぼ同じであり、生成器34、7kmの長さを有する第一
ファイバ区間50、減衰器手段52、11kmの長さを
有する第二ファイバ区間54、第二減衰器手段56、9
0kmの長さを有する第三ファイバ区間58、第二遠隔
増幅器24を含む。遠隔増幅器24は、マルチプレクサ
60およびエルビウムがドープされたファイバ区間62
を含む。
【0059】図4の構成では、ラマン減衰器手段は、1
480nmでは0.8dB減衰させ、1490nmを超
える波長では20dBより大きく減衰させ、−45dB
未満の反射を生み出す。上記条件を仮定すると、基本区
間の長さは、ある区間で生成されたラマン利得が40d
Bを超えないように計算される。送信側端末に近い基本
区間は、そこでポンプパワーが最高になるので最も短
い。第二減衰器手段から回線に注入されるパワーは1.
3Wであり、これは減衰器手段がないときに発振が起こ
る危険性がないように注入することができる最大値であ
る。さらに、このパワーでは、1480nmのポンプか
ら1580nmの雑音への変換がほとんどない(20d
Bの差)。
【0060】さらに高いパワーおよび第三ラマン減衰器
手段を使用しても距離は数kmしか延長されず、これは
この例では考慮しない。全体として、本発明による二つ
の減衰器手段をリンクの各末端に備えると、距離の増加
は各末端で18km、すなわち全体で36kmとなる。
【0061】図5は、局在する減衰器手段を備え、15
50nmでの非常に高い信号パワーの伝搬を可能にす
る、本発明によるリンクの別の例を示す図である。図5
のリンクは、送信機70、後置増幅器72、11kmの
ファイバ区間74、リミッタ手段76、375kmの回
線ファイバ78、および受信機80を含む。この例で
は、減衰器手段は1550nmで0.8dBの損失を有
し、1560nmを超える波長では20dBより大きく
減衰させる。図5では、減衰器手段は伝送される信号を
搬送するファイバ上に配置され、伝送される信号の波長
についての減衰器手段の損失を距離の増加から引かなけ
ればならない。このことから、減衰器手段は、距離を7
kmしか増加させず(図4に示すのは11kmであり、
4km短い分は伝送される信号の波長での減衰器手段の
損失に相当)、2kmしか長さを追加しない第二ラマン
減衰器手段は、この例では考慮していない。
【0062】したがって本発明は、回線ファイバまたは
ポンプファイバ上で単純な減衰器手段を使用して、注入
パワーおよびリンクの有効範囲を増加させる。
【0063】図6は、回線ファイバ上に分散された減衰
器手段を備えた、本発明によるリンクを示す図である。
この種の分散解決策は、伝送される波長よりラマン利得
領域でより減衰させる光ファイバを使用することにあ
る。したがって、ファイバは本質的にラマン雑音の生成
を防止し、またラマン利得領域ではレイリー反射がほと
んどない。この差別的な減衰は、伝送される波長よりラ
マン利得領域でより吸収性が高い物質を回線ファイバに
ドーピングすることによって得ることができる。図6の
例では、上記種類の特殊なファイバを使用して、ポンプ
信号を遠隔増幅器に移送する。
【0064】図6のリンクの構造は、図4の構造に類似
している。図6のリンクは、約1480nmの波長で信
号を標準的なファイバ82に送る送信機81を含む。9
0km伝搬した後で、ファイバ82の末端は第一遠隔増
幅器84に接続される。遠隔増幅器から出力された信号
は標準的なファイバ86を300kmにわたって伝搬
し、第二遠隔増幅器88に到達し、次いで130kmの
長さにわたって標準的なファイバ90を介して受信機9
2まで伝送される。
【0065】ポンプ信号は、ポンプ生成器94によっ
て、送信側末端から、第一の分散された減衰器手段とな
る50kmのドープされたファイバ区間96に向かって
注入される。ファイバ区間96の末端は30kmの標準
的なファイバに接続され、これは第一遠隔増幅器に接続
される。これは、図4の遠隔増幅器と類似した構造を有
し、詳細には説明しない。受信側末端でも構造は同じで
あり、ポンプ生成器98、50kmのドープされたファ
イバ区間100、その末端が第二遠隔増幅器88に接続
された80kmの標準的なファイバを含む。
【0066】この例では、伝送される信号のパワーが強
い最初の数十kmは、ジスプロシウムがドープされたフ
ァイバを使用してポンプ信号を移送する。ジスプロシウ
ムDy3+は、1480nm(ポンプ信号の波長)では
ほとんど吸収しないが、それより高い波長、とりわけ1
580nmでは強く吸収する。必要なジスプロシウム濃
度は低いので、ジスプロシウムを追加することによって
1480nmでの減衰を有意に増加させることはできな
い。したがって、標準的なファイバについて、1480
nmでの減衰が0.21dB/kmに等しいままである
が、1530nmでは0.3dB/kmまで増加し、1
580nmのラマン利得ピークでは1dB/kmまで増
加する場合には、注入することができる最大ポンプパワ
ーは1.3Wから約10Wまで上昇し、これは各末端で
40km、すなわち全体で80km距離が追加されるこ
とを表す。この場合には、制限は1580nmでの発振
によるものではなくなり、ラマン利得および減衰の組合
せがラマン利得および雑音の生成に最も好都合となる1
530nmでの発振によるものとなる。ジスプロシウム
またはその他のテルビウムなどの希土類元素は、通常は
0.01ppmを超える濃度で使用される。この程度の
濃度は、送信信号がラマン利得を生み出す波長で、送信
信号の波長での減衰の少なくとも二倍に信号を減衰させ
るのに十分である。
【0067】図6の解決策は、分散された減衰器手段の
一例である。ドープされたファイバの長さは、標準的な
ファイバに注入することができるドープされたファイバ
区間からの出口におけるパワーを、1.3W未満にする
のに十分である。
【0068】図6のものなどの分散された減衰器手段
は、図4の例に適用することもできる。この場合には、
図6と同様に、ドープされたファイバ区間を図4または
図5の減衰器手段として使用することができる。局所ま
たは準局所解決策の場合には、その全長がリンクの全長
の10%未満となることが好ましい、一つまたは複数の
減衰器手段を設けることができる。リンクの全長は、ケ
ーブル自体および接続箱からなるケーブルの全長として
規定され、分散解決策の場合には、信号を減衰させるフ
ァイバ区間の長さは、リンクの長さの10%〜100%
の範囲にすることができる。図4、図5、および図6の
例で使用した距離は、設置することができるシステムに
対応する距離である。研究の実証ではさらに長いシステ
ムにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】約1500nmの波長λ1で送信された波に対
応する雑音およびラマン利得係数のおおよそのスペクト
ルを示す図である。
【図2】様々な信号のパワーを有する従来のリンクを示
す図である。
【図3】本発明による減衰器手段を備えたリンクを示す
図である。
【図4】ポンプファイバ上に局在する減衰器手段を備え
た、本発明によるリンクを示す図である。
【図5】回線ファイバ上に局在する減衰器手段を備え
た、本発明によるリンクを示す図である。
【図6】回線ファイバ上に分散された減衰器手段を備え
た、本発明によるリンクを示す図である。
【符号の説明】
10、38、42、52、56、76、96、100
減衰器手段 20、70、81 送信機 22、26、、72、84、88 増幅器 30、80、92 受信器 32、34、94、98 ポンプ生成器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヤン−フランソワ・マルスルー フランス国、91100・コルベイユ−エソン ヌ、リユ・デイド・サン−レジエ、36 (72)発明者 ミレイユ・マルスルー フランス国、91100・コルベイユ−エソン ヌ、リユ・デイド・サン−レジエ、36

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号がラマン利得を生み出す波長領
    域の減衰器手段(38、42、52、56、76、9
    6、100)を特徴とする光ファイバリンク。
  2. 【請求項2】 減衰器手段が両方向性であることを特徴
    とする請求項1に記載のリンク。
  3. 【請求項3】 減衰器手段が、送信信号がラマン利得を
    生み出す波長領域でレイリー反射も減衰させることを特
    徴とする請求項1または2に記載のリンク。
  4. 【請求項4】 減衰器手段が、最大ラマン利得波長で−
    20dB未満、好ましくは−40dB未満のレベルで、
    リンク中に反射を引き起こすことを特徴とする請求項1
    から3のいずれか一項に記載のリンク。
  5. 【請求項5】 減衰器手段が、最大ラマン利得波長で少
    なくとも10dB減衰させることを特徴とする請求項1
    から4のいずれか一項に記載のリンク。
  6. 【請求項6】 減衰器手段が、送信信号の波長領域で、
    1dB未満のレベルに減衰させることを特徴とする請求
    項1から5のいずれか一項に記載のリンク。
  7. 【請求項7】 減衰器手段が、伝送される波長領域より
    も送信信号がラマン利得を生み出す波長領域で吸収性が
    高い物質がドープされた光ファイバ区間(96、10
    0)、送信信号がラマン利得を生み出す波長領域で減衰
    させるフィルタ、および光アイソレータのうちの一つま
    たは複数を含むことを特徴とする請求項1から6のいず
    れか一項に記載のリンク。
  8. 【請求項8】 前記物質が、テルビウムまたはジスプロ
    シウムなどの希土類元素を含むことを特徴とする請求項
    7に記載のリンク。
  9. 【請求項9】 光ファイバ区間中の希土類元素濃度が
    0.01ppmを超えることを特徴とする請求項8に記
    載のリンク。
  10. 【請求項10】 送信信号がラマン利得を生み出す波長
    での前記ファイバ区間中の単位長さあたりの減衰が、送
    信信号の波長での減衰の少なくとも二倍となることを特
    徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載のリン
    ク。
  11. 【請求項11】 減衰器手段の全長がリンクの全長の1
    0%未満となる、リンクの少なくとも一点に局在する減
    衰器手段を特徴とする請求項1から10のいずれか一項
    に記載のリンク。
  12. 【請求項12】 減衰器手段の全長がリンクの全長の1
    0%〜100%の範囲となる、リンク中の分散された減
    衰器手段を特徴とする請求項1から10のいずれか一項
    に記載のリンク。
  13. 【請求項13】 ラマン利得領域の減衰器手段が、リン
    クのどの点でも、リンクの末端またはその他の減衰器手
    段から累積したラマン利得値が限界値未満となるよう
    に、リンクの各位置に配置されることを特徴とする請求
    項1から12のいずれか一項に記載のリンク。
  14. 【請求項14】 限界値がリンク中の反射に依存するこ
    とを特徴とする請求項13に記載のリンク。
  15. 【請求項15】 ラマン利得領域の減衰器手段を使用し
    て、1520nm〜1580nmの波長範囲の高い伝送
    信号波パワー、または1400nm〜1500nmの波
    長範囲の高いポンプ波パワーを伝送することを特徴とす
    る請求項1から14のいずれか一項に記載のリンク。
  16. 【請求項16】 複数の減衰器手段を含むことを特徴と
    する請求項1から15のいずれか一項に記載のリンク。
  17. 【請求項17】 請求項1から16のいずれか一項に記
    載のリンクを少なくとも一つ含む伝送システム。
  18. 【請求項18】 送信信号がラマン利得を生み出す波長
    領域での減衰段階を少なくとも一つ含むことを特徴とす
    る、光ファイバリンク中で高パワー光信号を伝送する方
    法。
  19. 【請求項19】 減衰段階がリンク上の両伝搬方向の減
    衰を含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 送信信号がラマン利得を生み出す波長
    領域でレイリー反射を減衰させる段階を含むことをさら
    に特徴とする請求項18または19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 減衰段階が、最大ラマン利得波長で少
    なくとも10dBの減衰を含むことを特徴とする請求項
    18から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 【請求項22】 減衰段階が、送信信号の波長領域にお
    いて1dB未満のレベルで減衰を引き起こすことを特徴
    とする請求項19から21のいずれか一項に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 減衰段階が、伝送される波長領域より
    も送信信号がラマン利得を生み出す波長領域で吸収性が
    高い物質がドープされた光ファイバ区間を通って伝搬さ
    せる段階、送信信号がラマン利得を生み出す波長領域で
    減衰させるフィルタを使用してフィルタリングさせる段
    階、および光アイソレータによって反射させる段階のう
    ちの一つまたは複数を含むことを特徴とする請求項19
    から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記物質が、テルビウムまたはジスプ
    ロシウムなどの希土類元素を含むことを特徴とする請求
    項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 光ファイバ区間中の希土類元素の濃度
    が0.01ppmを超えることを特徴とする請求項24
    に記載の方法。
  26. 【請求項26】 送信信号がラマン利得を生み出す波長
    での前記ファイバ区間中の単位長さあたりの減衰が、送
    信信号の波長での減衰の少なくとも二倍となることを特
    徴とする請求項23から25のいずれか一項に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 減衰段階が、リンクの少なくとも一点
    で局所的に実施されることを特徴とする請求項18から
    26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 【請求項28】 減衰が、リンクの全長の10%〜10
    0%の長さの範囲にわたってリンクに沿って分散して実
    施されることを特徴とする請求項18から26のいずれ
    か一項に記載の方法。
  29. 【請求項29】 減衰段階が、リンクのどの点において
    も累積したラマン利得値が限界値未満となるように、リ
    ンク中で実施されることを特徴とする請求項18から2
    8のいずれか一項に記載の方法。
  30. 【請求項30】 限界値がリンク中の反射に依存するこ
    とを特徴とする請求項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 複数の減衰段階を含むことを特徴とす
    る請求項18から30のいずれか一項に記載の方法。
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