JPH11261153A - 面発光型半導体レーザおよびその製造方法 - Google Patents

面発光型半導体レーザおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH11261153A
JPH11261153A JP5864798A JP5864798A JPH11261153A JP H11261153 A JPH11261153 A JP H11261153A JP 5864798 A JP5864798 A JP 5864798A JP 5864798 A JP5864798 A JP 5864798A JP H11261153 A JPH11261153 A JP H11261153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonator
layer
semiconductor laser
buried
type semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5864798A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kondo
貴幸 近藤
Takeshi Kaneko
剛 金子
Takeo Kawase
健夫 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP5864798A priority Critical patent/JPH11261153A/ja
Publication of JPH11261153A publication Critical patent/JPH11261153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子を劣化させる工程を含まない簡単な方法
で、表面出射を可能にするヒートシンク構造を実現し、
高いレーザ出力と高い信頼性を有する面発光型半導体レ
ーザを提供すること。 【解決手段】 少なくとも一部が突起状の共振器を持つ
垂直共振器型の面発光型半導体レーザにおいて、共振器
突起部108の周囲を融点が400℃以下の埋めこみ層
112で埋め込むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、基板の垂直方向にレー
ザを出射する面発光型半導体レーザに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来の面発光型半導体レーザについて
は、アイ・イー・イー・イー、ジャーナル オブ クァ
ンタム エレクトロニクス、27巻、6号(1991
年)第1332頁から第1346頁[IEEE Jou
rnal of QuantumElectronic
s,vol.27,No.6 pp1332−1346
(1991)]のJack L. Jeweel他の解
説論文に、詳細にかつ系統的にまとめられている。
【0003】一般に半導体レーザの出力を制限したり信
頼性を損なっている主な要因は、素子駆動時の発熱によ
る温度上昇である。温度上昇を抑える一つの方法として
は、放熱性を高める方法が一般に用いられている。半導
体レーザ素子は化合物半導体基板上に形成されるが、化
合物半導体は熱伝導度が小さいため基板側への放熱はあ
まり期待できない。そのため端面出射型半導体レーザで
は、素子形成部を直接ヒートシンクに接触させることで
放熱を高める方法が常套手段になっている。
【0004】しかし表面出射型の面発光型半導体レーザ
の場合、素子が形成されている基板表面側にレーザ出射
を行うため素子に直接ヒートシンクを接触させることが
できず放熱が困難であるという問題をかかえていた。
【0005】これを解決するために、例えば特開平5−
283796号公報の記載によればヒートシンク機能を
有する電極を備えている。このような突起状の共振器構
造の面発光型半導体レーザでの主な発熱源は、p型半導
体多層反射層の抵抗、あるいはp型コンタクト層と上部
電極のコンタクト抵抗によるジュール熱であると考えら
れる。これらの発熱源は主に共振器突起部に存在してい
る。そのため共振器突起部周囲を熱伝導に優れた金属で
密着して埋め込むことにより、放熱を高めて大幅に素子
温度を下げられる。
【0006】表面からレーザを出射するためには、共振
器突起部の周囲だけを金属で埋め込み、レーザ出射部を
もつ共振器突起部上面は金属で覆われないように形成し
なければならない。前述の方法はメッキ法を用いて露出
した金属部にだけ金属を析出させることで共振器周囲を
金属で埋め込みながら共振器突起部上面のレーザ出射口
を確保している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の方法のようにメ
ッキ法を用いて露出金属部にだけ金属を析出させるに
は、電解メッキ法を用いざるをえない。しかし電解液中
での処理が必要なので、半導体素子に大敵の不純物汚染
の恐れがある。また素子に電流を流すので素子の特性を
劣化させてしまうという問題があった。
【0008】そこで本発明の目的は、素子を劣化させる
工程を含まない簡単な方法で、表面出射を可能にするヒ
ートシンク構造を実現し、高いレーザ出力と高い信頼性
を有する面発光型半導体レーザを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の面発光レーザ
は、少なくとも一部が突起状の共振器をもつ共振器と前
記共振器の上面に開口部を有し前記共振器と前記絶縁膜
表面に沿って連続的に形成された上部電極と、前記上部
電極に密着するよう形成された融点が400℃以下の金
属からなる埋め込み層を具えたことを特徴とする。前記
埋め込み層は金と固溶体を作る金属または合金であるこ
とが望ましい。また、前記埋め込み層の表面の一部に金
を材料とする電極パッドを具えることを特徴とする。ま
た、前記共振器は突起部の側面の傾斜角が90°以下で
あり、より望ましく60°以下であることを特徴とす
る。さらに、前記絶縁膜は前記共振器の少なくとも側面
を覆わないよう形成されていること特徴とする。
【0010】本発明の面発光型半導体レーザの製造方法
は、共振器の少なくとも一部を突起状に形成する工程
と、少なくとも前記共振器の上面を除く基板表面を覆う
絶縁膜を形成する工程と、前記共振器突起部の上面に開
口を有する上部電極を形成する工程と、少なくとも前記
開口部とその近傍1μmの範囲を除く基板表面に融点が
400℃以下の埋め込み金属を堆積する工程と、前記埋
め込み金属の融点以上の温度で加熱処理を行い埋め込み
層を形成する工程を含むことを特徴とする。また、前記
埋め込み金属の面積が前記上部電極の面積より大きいこ
とを特徴とする。さらに、前記埋め込み金属の体積が前
記上部電極の面積と前記共振器突起部の高さをかけて得
られる体積より大きいことが望ましい。また、前記加熱
処理を行い埋め込み層を形成する工程は還元性ガスまた
は不活性ガスの雰囲気の雰囲気の下で行うことを特徴と
する。さらに、前記加熱処理を行い埋め込み層を形成す
る工程に先立ってプラズマクリーニング処理する工程を
行うことが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】〔実施例1〕以下、本発明の一実
施例を図1を用いて説明する。図1は、本発明の面発光
型半導体レーザの概略を示す断面図である。この面発光
型半導体レーザは、n型GaAs基板101上にn型半
導体多層反射層102とn型クラッド層103と、活性
層104と、p型クラッド層105とp型半導体多層反
射層106とp型コンタクト層107とが順次積層され
ている。そしてp型コンタクト層107とp型半導体多
層反射層106を経てp型クラッド層105の途中まで
突起状にエッチングすることで共振器突起部108が形
成されている。この共振器突起部108を形成すること
によって注入された電流が広がらず無効電流を抑えるこ
とができ、効率的なレーザ発振が可能になる。共振器突
起部108の周囲にはSiO2膜からなる絶縁膜109
とTi膜とAu膜の2層からなる上部電極110が形成
されている。絶縁膜109は少なくともp型クラッド層
105の表面を覆うように形成されているが、絶縁膜1
09の材料であるSiO2は熱伝導度が小さいため、放
熱の妨げにならないようできるだけ共振器突起部108
の側面にかからないことが望ましい。上部電極110は
絶縁膜109と共振器突起部108側面とp型コンタク
ト層107の表面に沿って連続的に形成されている。さ
らに上部電極110は共振器突起部108の上面にレー
ザ出射口111備えている。レーザ出射口とは上部電極
110の共振器突起部108の上面の開口部のことで、
ここから基板の表面側にレーザ光が出射される。そして
この上部電極110表面に密着して共振器突起部108
の周囲を埋め込むように、埋め込み層112が形成され
ている。この埋め込み層112はヒートシンクとして作
用する。 さらにレーザ出射口111を遮らないよう埋
め込み層112表面にAuの電極パッド113が形成さ
れ、n型GaAs基板101の裏面にはAuGe、N
i、Auからなる下部電極114が形成されている。
【0012】ここでn型半導体多層反射層102は、A
lAsとAl0.15Ga0.85Asを交互に30ペア積層し
レーザ発振波長に対して99.9%以上の反射率を持
つ。p型半導体多層反射層106は、AlAsとAl
0.15Ga0.85Asを交互に25ペア積層しレーザ発振波
長に対して99.6%以上の反射率を持つ。活性層10
4は、3つのGaAsの井戸層とそれを挟むように積層
されたAl0.3Ga0.7Asの障壁層からなる多重量子井
戸活性層になっている。p型コンタクト層107は、キ
ャリア濃度1×1019cm-3以上のGaAs層からなっ
ている。埋め込み層112には融点が280℃のAuS
n合金を用いている。埋め込み層としてはAuSnの他
にSn、In、SnIn、PbSn、AuSi等の融点
が400℃以下の金属を用いることができる。本発明で
は金属を溶融することで共振器突起部を密着よく埋め込
むため、融点以上の温度の加熱処理工程を必要とする。
この温度が400℃を超える場合、ドーパントなどの予
期せぬ拡散等が生じる恐れがある。この温度はできるだ
け低い方が好ましく、融点が300℃以下の金属を用い
ればなお良い。埋込み層112の厚さは、ヒートシンク
としての効果の点からできるだけ厚いほうがよく、共振
器突起部108の高さと同等の厚さかそれ以上に形成さ
れることが望ましい。
【0013】突起状の共振器構造の面発光型半導体レー
ザでの主な発熱源は、p型半導体多層反射層106の抵
抗、あるいはp型コンタクト層107と上部電極110
のコンタクト抵抗によるジュール熱などであると考えら
れ、これらの発熱源は主に共振器突起部108に存在し
ている。この共振器突起部108の周囲を熱伝導の良い
埋め込み層112で埋め込むことで、埋め込み層112
がヒートシンクとして作用し、共振器突起部108の放
熱を促し共振器の温度を下げる働きをする。さらに、熱
伝導度の小さい絶縁膜109を共振器突起部108の側
面に形成しない構造によって、共振器突起部108から
埋め込み層112への放熱を妨げずヒートシンク機能を
より高めることができる。
【0014】本発明によれば、この共振器突起部108
周囲を熱伝導に優れた埋め込み層112で密着して覆う
ことにより放熱性が高まり、駆動中の素子温度を大きく
下げることができた。その結果、大幅なレーザ出力の増
加および信頼性の向上が実現できた。 (製造方法)次に製造方法について図2〜図7を用いて
説明する。まず図2に示すようにn型GaAs基板10
1上にn型半導体多層反射層102とn型クラッド層1
03と、活性層104と、p型クラッド層105とp型
半導体多層反射層106とp型コンタクト層107を有
機金属気相成長法で順次エピタキシャル成長する。n型
ドーパントとしてSe、p型ドーパントとしてZnを用
いた。そして、この表面にフォトレジストを塗布しフォ
トリソグラフ法で共振器の形状にレジストマスクを形成
する。ここではレジストマスクの形状として円形、矩
形、ストライプ形状など任意の形状を選ぶことが出来
る。
【0015】次に図3に示すように、このレジストマス
クをマスクにしてp型クラッド層105の途中まで反応
性イオンビームエッチング等によりエッチングして共振
器突起部108を形成し、レジストマスクを除去した
後、共振器突起部108を除く表面に絶縁膜109とし
て例えばSiO2膜をモノシランを原料にした熱CVD
法によって形成する。ここでは、p型クラッド層105
の途中まで約5μmエッチングしたが、任意の深さまで
エッチングしてもかまわない。
【0016】次に図4に示すように共振器突起部上面に
レーザ出射口111を備え、共振器突起部108の側面
と絶縁層109の表面に沿って連続的に上部電極110
を形成する。その方法としてスパッタ蒸着法により基板
表面にTiを0.1μmとAuを0.1μmずつ順次積
層した後、アルゴンガスを用いたドライエッチングによ
り共振器突起部108上面の一部と絶縁膜109上の一
部のTiとAuを除去した。このとき上部電極110
は、後述する理由により、その面積が絶縁層109の面
積より小さくなるよう、つまり絶縁層109が露出する
領域を設けておくように形成した。上部電極110の材
料として用いたTi層は、化合物半導体とオーミック接
触できる材料であり、この他にもn型の化合物半導体に
対してはAuGeの合金、p型の化合物半導体に対して
はAuZnの合金などを用いることができる。最表面に
形成されるAuは、酸化皮膜を作らず、後述する埋め込
み層との濡れ性に優れている材料として選んだ。もし上
部電極110表面に酸化皮膜が生じると、埋め込み不良
の原因になるからである。
【0017】次に図5に示すように、少なくともレーザ
出射口111が露出するよう上部電極110上に埋め込
み金属115をリフトオフ法を用いて堆積させた。埋め
込み金属115は、図1の埋込み層112と材質的には
同一であるが、形状、機能が異なるためここでは別の呼
名を使う。ここでは、埋め込み金属115の材料として
はAuSnの合金を用いた。この他にSn、In、Sn
In合金、PbSn合金、AuSi合金等の融点が40
0℃以下の金属を用いることができる。この埋め込み金
属115は後に加熱処理により溶融して変形することで
埋め込み層となるが、共振器突起部108の周囲を完全
に埋め込むためには、埋め込み金属115の厚さを共振
器突起部108の高さと同等か、それ以上にすることが
好ましい。しかし埋め込み金属115の厚さが厚すぎる
とリフトオフが極めて困難になるため4μm程度が限界
である。共振器突起部108の高さが4μmを超えるよ
うな場合は、埋め込み金属115の面積を上部電極11
0の面積より大きくしておくことで、後述するように溶
融後の埋め込み層の厚さを増すことができ、十分な埋め
込みが可能になる。より好ましくは埋め込み金属115
の面積を上部電極110の面積の105%以上とするこ
とである。さらに埋め込み金属115の体積が、上部電
極110の面積と共振器突起部108の高さをかけて得
られる体積と同等かそれ以上であれば共振器突起部10
8をほぼ埋め込むことができる。より好ましくは埋め込
み金属115の体積が、上部電極110の面積と共振器
突起部108の高さをかけて得られる体積の105%以
上である。ここでは埋め込み金属115の厚さを4μm
とし、埋め込み金属115の面積が上部電極110の面
積の125%になるようにした。また、このような金属
膜のリフトオフ法ではエッジ部にバリなどが発生するこ
とがあるが、埋め込み金属115のエッジ部がレーザ出
射口111端から1μm以上離れていれば、後述する理
由により問題にはならない。
【0018】そして露出した上部電極110表面を清浄
化するため、基板表面をアルゴンプラズマクリーニング
を行った。これにより露出した上部電極110表面上の
有機物等の汚れを完全に除去することができ、埋込み層
の形成が容易になる。
【0019】次に図6に示すように加熱処理を加えて埋
め込み金属を溶融すると、共振器突起部108周囲の上
部電極110に密着するよう流動変形し、冷却固化する
ことで埋め込み層112が形成される。加熱処理の方法
としては、まず基板を還元性のガスであるアルゴンと水
素の混合ガスに置換した雰囲気の中に置き、AuSn合
金の融点よりやや高い300℃の温度で1分間加熱し
た。溶融した埋め込み金属は上部電極対して濡れ性がよ
いので流動し、埋め込み金属の堆積時に共振器突起部と
埋め込み金属の間に存在した隙間は自動的に埋まり、共
振器突起部周囲を完全に密着して埋めこむことができ
る。
【0020】埋め込み金属の面積を上部電極110の面
積より大きく形成した理由は、埋め込み層112の厚さ
を増すためと、埋め込み金属溶融時の流動の駆動力を与
えるためである。液化した埋め込み金属は絶縁膜に対し
て濡れ性が非常に悪い。そのため絶縁膜上の埋め込み金
属は、溶融するとはじかれて後退し自動的に上部電極上
に集まる。その結果、上部電極上の埋め込み金属の体積
すなわち厚さが増加するとともに、流動の駆動力も増
す。本実施例の場合、埋め込み金属115の面積が上部
電極110の面積の125%になるよう形成したので、
最初に4μm堆積した埋め込み金属115が溶融後に約
5μmの厚さの埋込み層112を形成し、5μmの高さ
の共振器突起部108をほぼ完全に埋め込むことができ
た。さらに固化した埋め込み層112の表面が滑らかに
なるという効果も得られた。
【0021】上部電極と埋め込み層の密着は、相互の良
好な濡れ性によって起こる一方、半導体に対する埋め込
み層の濡れ性は小さいため、p型コンタクト層107が
露出しているレーザ出射口111は埋め込み層112に
覆われることなく確保される。また埋め込み金属115
のエッジ部に発生したバリも溶融するとともに消失す
る。ただしレーザ出射口111の端と埋め込み金属11
5のエッジが1μm以下の場合、加熱処理後に極まれに
レーザ出射口111上に埋め込み層112が覆い被さる
ことがあった。よってレーザ出射口111の端と埋め込
み金属115のエッジ部の間は1μm以上離すことが望
ましい。
【0022】加熱処理を還元ガス雰囲気で行うことで、
溶融した埋め込み金属の表面の酸化膜の発生を抑え、よ
り良好な流動性を得ることで埋め込み不良を抑えること
ができる。ここでは雰囲気ガスに還元性ガスとしてアル
ゴンと水素の混合ガスを用いたが水素ガスでもかまわな
い。また、不活性ガスを用いても良い。ここでいう不活
性ガスとはヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、
キセノン等の希ガスあるいは窒素のような反応性の小さ
なガスである。
【0023】こうして十分な厚さを持ち、共振器突起部
108周囲に隙間なく密着し放熱性にすぐれた埋め込み
金属112を形成することができる。共振器突起部10
8の高さと堆積厚をそろえておけば平坦化することもで
きる。加熱処理温度は400℃以下の比較的低温なので
原子拡散はほとんど起こらず、素子劣化の心配がない。
我々の実験では、400℃を越える加熱処理を行うとド
ーパントや上部電極金属原子の予期せぬ拡散が起こりレ
ーザ発振性能が著しく低下した。
【0024】そして図7に示すように、レーザ出射口に
掛からないよう埋め込み層112表面にAuの電極パッ
ド113を形成し、最後に基板裏側にAuGe、Ni、
Auを積層した下部電極114を蒸着して面発光型半導
体レーザが完成する。
【0025】以上に述べたように本発明の面発光型半導
体レーザの製造方法によると、埋め込み金属を融点以上
の温度で加熱溶融することで共振器突起部周囲を密着よ
く埋め込むことができ、溶融した埋め込み金属と上部電
極の良好な濡れ性によってセルフアライン的に埋め込む
ことで埋め込み金属のパターニング堆積の際に高いアラ
イメント精度を必要とせず極めて簡単に埋め込み層を備
えた面発光型半導体レーザを作成できた。
【0026】なお本発明は上記の実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。活性層104は面発光型半導体レーザの発
振波長に応じてInGaAs,GaAs,AlGaA
s,GaInP,AlGaInP,InGaAsP,Z
nSe,ZnS,GaN,AlGaN,InN,InG
aNのいずれかからなる単層あるいは量子井戸層を用い
ることが可能で、さらに半導体の導電型のp型とn型を
入れ替えても実施が可能である。
【0027】〔実施例2〕次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。図8は、本発明の第2の実施例の面発
光型半導体レーザの概略を示す断面図である。この面発
光型半導体レーザは、AlAs層の自然酸化を利用した
酸化Al層を電流狭窄構造として用いているところが第
1の実施例と異なる。
【0028】以下、図8を用いて詳しく説明する。この
面発光型半導体レーザは、n型GaAs基板201上に
n型半導体多層反射層202とn型クラッド層203
と、活性層204と、p型クラッド層205と電流狭窄
層215とp型半導体多層反射層206とp型コンタク
ト層207とが順次積層されている。そしてp型コンタ
クト層207とp型半導体多層反射層206と電流狭窄
層215を経てp型クラッド層205の途中まで突起状
にエッチングすることで共振器突起部208が形成され
ている。
【0029】共振器突起部208の周囲にはSiO2
からなる絶縁膜209とTi膜とAu膜の2層からなる
上部電極210が形成されている。絶縁膜209は共振
器突起部208を除いてp型クラッド層205の表面を
覆うように形成され(共振器突起部208の側面にはか
からないように形成される)、上部電極210は絶縁膜
209と共振器突起部208側面とp型コンタクト層2
07の表面に沿って連続的に形成されている。さらに上
部電極210は共振器突起部208の上面にレーザ出射
口211備えている。そしてこの上部電極210表面に
密着するよう共振器突起部208の周囲に埋め込み層2
12が形成され、さらにレーザ出射口211を遮らない
よう埋め込み層212表面にAuの電極パッド213が
形成され、n型半導体基板の裏面にはAuGe、Ni、
Auからなる下部電極214が形成されている。
【0030】ここでn型半導体多層反射層202 はA
lAsとAl0.15Ga0.85Asを交互に30ペア積層し
レーザ発振波長に対して99.9%以上の反射率を持
つ。p型半導体多層反射層206はAl0.9Ga0.1As
とAl0.15Ga0.85Asを交互に30ペア積層しレーザ
発振波長に対して99.5%以上の反射率を持つ。活性
層204は3つのGaAsの井戸層とそれらを挟むよう
に積層されたAl0.3Ga0.7Asの障壁層からなる多重
量子井戸活性層になっている。p型コンタクト層207
はキャリア濃度1×1019cm-3以上のGaAs層から
なっている。上部電極210はTi薄膜とAu薄膜の2
層で構成されており、埋め込み層212と接する方にA
uが面している。埋め込み層212は、融点が280℃
のAuSn合金であり、共振器突起部208の高さを上
回る厚さに形成されている。埋め込み層としてはAuS
nの他にSn、In、SnIn、PbSn、AuSi等
の融点が400℃以下の金属を用いることができる。
【0031】電流狭窄層215は、AlAs層216と
その周囲を囲むように形成された酸化Al層217で構
成されている。酸化Al層217は、AlAs層216
を共振器突起部208側面から自然酸化することで得ら
れる。その方法として例えば、少なくともAlAs層が
露出するように共振器突起部を形成し、水蒸気雰囲気中
で約400℃のの加熱処理を行う方法がよく知られてい
る。AlAs層216は共振器突起部208側面の露出
部から内部に向かって酸化反応を起し、徐々に酸化Al
層217に置き変わっていく。その結果AlAs層21
6は、周囲を酸化Al層217で切れ目なく囲まれるこ
とになる。上部電極から注入された電流は、酸化Al層
217が絶縁体であるため遮られ、共振器突起部208
の中央に位置する導電体であるAlAs層216を通っ
て共振器突起部208の中央に集中するよう流れる。こ
のようにして電流狭窄層215は水平方向の電流狭窄構
造として機能する。注入された電流が、共振器突起部2
08の中央に集中することで、単純な突起状共振器構造
に比べて大幅に無効電流が抑えられ、しきい値電流の低
減やレーザ出力の向上が期待できる。
【0032】しかし、この酸化Al層を用いた電流狭窄
構造にも放熱の点で大きな問題がある。酸化Al層はA
lAs層に比べて約5から10倍ほど熱抵抗が大きいた
め、共振器突起部の基板側への放熱を妨げ駆動時の温度
上昇を招いてしまうことである。突起状の共振器構造の
面発光型半導体レーザでの主な発熱源は、p型半導体多
層反射層の抵抗、あるいはp型コンタクト層と上部電極
のコンタクト抵抗によるジュール熱などであると考えら
れ、これらの発熱源は主に共振器突起部に存在してい
る。電流狭窄層は、製法上の都合で共振器突起部に形成
しなければならず、電流狭窄層は活性層から離れると電
流狭窄効果がなくなるため、共振器突起部の根元近傍に
形成せざるをえない。熱抵抗の高い電流狭窄層を共振器
突起部の根元に配置することで、共振器突起部は熱的に
孤立しやすくなり、電流狭窄層を持たない突起状共振器
構造よりも駆動時の温度上昇を招くのである。その結
果、期待程はレーザ出力が得られないことがあった。ま
た特に熱の影響を受けやすい信頼性には大きな問題があ
った。
【0033】本発明を適用すると、共振器突起部208
の周囲に熱伝導性の良い埋め込み層212を密着して形
成出来るので、共振器突起部208で生じた熱を埋め込
み層212へ逃がすことで放熱性を飛躍的に高めること
ができる。その結果、駆動時の素子温度を大幅に下げる
ことができ、著しいレーザ出力の増加と信頼性の向上が
得られた。よって、酸化Al層を電流狭窄層に用いる突
起状共振器構造に、本発明を用いると従来では出来なか
った電流狭窄と放熱を両立でき、極めて効果的である。
【0034】〔実施例3〕次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。図9は、本発明の第3の実施例の面発
光型半導体レーザの概略を示す断面図である。この面発
光型半導体レーザは、共振器突起部308の側面の傾斜
角θを90°より小さく形成している点で第1の実施例
と異なる。 このように傾斜角θを小さくすることによ
り埋め込み層と共振器突起部の密着不良をより減らすこ
とができる。
【0035】以下、図9を用いて詳しく説明する。この
面発光型半導体レーザは、n型GaAs基板301上に
n型半導体多層反射層302とn型クラッド層303
と、活性層304と、p型クラッド層305とp型半導
体多層反射層306とp型コンタクト層307とが順次
積層されている。そしてp型コンタクト層307とp型
半導体多層反射層306を経てp型クラッド層305の
途中まで突起状にエッチングすることで共振器突起部3
08が形成されている。ここでは共振器突起部308の
側面の傾斜角θは60°に形成した。
【0036】共振器突起部308の周囲にはSiO2
からなる絶縁膜309とCr膜とAuZn膜とAu膜の
3層からなる上部電極310が形成されている。絶縁膜
309は共振器突起部308を除いてp型クラッド層3
05の表面を覆うように形成され、上部電極310は絶
縁膜309と共振器突起部308側面とp型コンタクト
層307の表面に沿って連続的に形成されている。さら
に上部電極310は共振器突起部308の上面にレーザ
出射口311備えている。そしてこの上部電極310表
面に密着するよう共振器突起部308の周囲に埋め込み
層312が形成され、さらにレーザ出射口311を遮ら
ないよう埋め込み層312表面にAuの電極パッド31
3が形成され、n型半導体基板の裏面にはAuGe、N
i、Auからなる下部電極314が形成されている。
【0037】ここでn型半導体多層反射層302 はA
lAsとAl0.15Ga0.85Asを交互に30ペア積層し
レーザ発振波長に対して99.9%以上の反射率を持
つ。p型半導体多層反射層306はAl0.9Ga0.1As
とAl0.15Ga0.85Asを交互に30ペア積層しレーザ
発振波長に対して99.5%以上の反射率を持つ。活性
層304は3つのGaAsの井戸層とそれらを挟むよう
に積層されたAl0.3Ga0.7Asの障壁層からなる多重
量子井戸活性層になっている。p型コンタクト層307
はキャリア濃度1×1019cm-3以上のGaAs層から
なっている。上部電極310はTi薄膜とAu薄膜の2
層で構成されており、埋め込み層212と接する方にA
uが面している。埋め込み層312は、融点が280℃
のAuSn合金であり、共振器突起部308の高さを上
回る厚さに形成されている。埋め込み層としてはAuS
nの他にSn、In、SnIn、PbSn、AuSi等
の融点が400℃以下の金属を用いることができる。
【0038】共振器突起部の形成の際、側面の傾斜角θ
を90°以下にした理由は、埋め込み層と共振器突起部
側面のより良好な密着を得るためである。共振器突起部
の側面の傾斜角θが大きすぎると側面の上部電極膜厚が
不足し均一なAuの表面が形成されず溶融した埋め込み
金属との濡れ性が悪化する。すると共振器突起部の側面
と底面の境界部で埋め込み金属の進行が止まってしまっ
たり、空隙が発生したりするなどの問題が生じ、共振器
突起部を埋め込むことができなくなる。われわれの実験
によると、傾斜角θが90°より大きい場合、空隙の発
生を避けることができなかった。一方、傾斜角θを90
°より小さくするにしたがって空隙や密着不良の頻度は
減少し、傾斜角60°でほぼ完全に空隙や密着不良を抑
え良好な埋め込みを実現できた。また傾斜角θを小さく
すると共振器側面の面積が増加するため、放熱性を高め
る効果も得られる。
【0039】本発明によれば、熱伝導に優れた金属を共
振器突起部に密着よく形成することにより、駆動中の素
子温度を大きく下げることができた。その結果、大幅な
レーザ出力の増加および信頼性の向上が実現できた。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、融点の低
い金属を埋め込み材に用い、溶融させて共振器突起部を
埋め込むことで極めて簡単な方法で密着性よく埋め込む
ことができる。その結果放熱性が飛躍的に高まり、駆動
中の素子温度の上昇を抑えレーザ出力の向上を可能に
し、さらに信頼性を高めることができる。とくに、酸化
Al層を用いた電流狭窄層を有する面発光型半導体レー
ザに適用すると効果的である。
【0041】また本発明の製造方法によると、埋め込み
層は溶融することで自動的に共振器突起部を埋め込むの
で、埋め込み金属を堆積する際のパターニングに高いア
ライメント精度を必要とせず、極めて簡単に密着性の高
い埋め込みを実現できる。共振器突起部周囲と埋め込み
層の間に隙間ができたりすることもない。パターニング
時に発生しがちなエッジ部のバリなども溶融することで
消失し、平坦性の高い埋め込みが実現できる。また40
0℃以下という比較的低温な融点の金属を用いることで
加熱処理の温度を低く抑えることができ、熱による原子
拡散などの心配がなく、素子を劣化させる工程を含まな
いで作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の面発光型半導体レーザ
を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の面発光型半導体レーザ
の製造工程を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の面発光型半導体レーザ
の製造工程を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例の面発光型半導体レーザ
の製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例の面発光型半導体レーザ
の製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例の面発光型半導体レーザ
の製造工程を示す断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例の面発光型半導体レーザ
の製造工程を示す断面図である。
【図8】本発明の第2の実施例の面発光型半導体レーザ
を示す断面図である。
【図9】本発明の第3の実施例の面発光型半導体レーザ
を示す断面図である。
【符号の説明】
101,201,301 n型GaAs基板 102,202,302 n型半導体多層反射層 103,203,303 n型クラッド層 104,204,304 活性層 105,205,305 p型クラッド層 106,206,306 p型半導体多層反射層 107,207,307 p型コンタクト層 108,208,308 共振器突起部 109,209,309 絶縁膜 110,210,310 上部電極 111,211,311 レーザ出射口 112,212,312 埋め込み層 113,213,313 電極パッド 114,214,314 下部電極 115 埋め込み金属 215 電流狭窄層 216 AlAs層 217 酸化Al層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一部が突起状の共振器を持つ垂
    直共振器型の面発光型半導体レーザにおいて、少なくと
    も前記共振器の上面を除く基板表面を覆う絶縁膜と、前
    記共振器の上面に開口部を有し前記共振器と前記絶縁膜
    表面に沿って連続的に形成された上部電極と、前記上部
    電極に密着するよう形成された融点が400℃以下の金
    属からなる埋め込み層を具えたことを特徴とする面発光
    型半導体レーザ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記埋め込み層は金と
    固溶体を作る合金であることを特徴とする面発光型半導
    体レーザ。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記埋め込み層の表面
    の一部に金を材料とする電極パッドを具えることを特徴
    とする面発光型半導体レーザ。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記共振器は突起部の
    側面の傾斜角が90度以下であることを特徴とする面発
    光型半導体レーザ。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記共振器は突起部の
    側面の傾斜角が60度以下であることを特徴とする面発
    光型半導体レーザ。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記絶縁膜は前記共振
    器の突起部の少なくとも側面を覆わないよう形成されて
    いること特徴とする面発光型半導体レーザ。
  7. 【請求項7】少なくとも一部が突起状の共振器を持つ垂
    直共振器型の面発光型半導体レーザの製造方法におい
    て、共振器の少なくとも一部を突起状に形成する工程
    と、少なくとも前記共振器の上面を除く基板表面を覆う
    絶縁膜を形成する工程と、共振器突起部の上面に開口部
    を有する上部電極を形成する工程と、少なくとも前記開
    口部とその近傍1μmの範囲を除く基板表面に融点が4
    00℃以下の埋め込み金属を堆積する工程と、前記埋め
    込み金属の融点以上の温度で加熱処理を行い埋め込み層
    を形成する工程とを含む面発光型半導体レーザの製造方
    法。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記埋め込み金属の面
    積が前記上部電極の面積より大きいことを特徴とする面
    発光型半導体レーザの製造方法。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記埋め込み金属の体
    積が前記上部電極の面積と前記共振器突起部の高さをか
    けて得られる体積より大きいことを特徴とする面発光型
    半導体レーザの製造方法。
  10. 【請求項10】請求項7及至9のいずれかにおいて、前
    記加熱処理を行い埋め込み層を形成する工程は不活性ガ
    スまたは還元性ガスの雰囲気の下で行うことを特徴とす
    る面発光型半導体レーザの製造方法。
  11. 【請求項11】請求項7及至10のいずれかにおいて、
    前記加熱処理を行い埋め込み層を形成する工程に先立っ
    てプラズマクリーニング処理する工程を含むことを特徴
    とする面発光型半導体レーザの製造方法。
JP5864798A 1998-03-10 1998-03-10 面発光型半導体レーザおよびその製造方法 Pending JPH11261153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5864798A JPH11261153A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 面発光型半導体レーザおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5864798A JPH11261153A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 面発光型半導体レーザおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11261153A true JPH11261153A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13090387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5864798A Pending JPH11261153A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 面発光型半導体レーザおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11261153A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100472045B1 (ko) * 2002-02-06 2005-03-08 주식회사 옵토웰 수직공진 표면발광 레이저 다이오드의 제조방법
KR100565049B1 (ko) * 1999-10-25 2006-03-30 삼성전자주식회사 표면광 레이저
US7157743B2 (en) 2002-03-01 2007-01-02 Seiko Epson Corporation Surface-emitting light-emitting device and method of manufacturing the same, optical module, and light-transmission device
US7245646B2 (en) 2004-01-20 2007-07-17 Seiko Epson Corporation Surface-emitting type semiconductor laser and its manufacturing method, and optical module
US8094595B2 (en) 2005-08-26 2012-01-10 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for packet communications in wireless systems
JP2015076425A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 富士ゼロックス株式会社 面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザアレイ、面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置、情報処理装置および面発光型半導体レーザの製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100565049B1 (ko) * 1999-10-25 2006-03-30 삼성전자주식회사 표면광 레이저
KR100472045B1 (ko) * 2002-02-06 2005-03-08 주식회사 옵토웰 수직공진 표면발광 레이저 다이오드의 제조방법
US7157743B2 (en) 2002-03-01 2007-01-02 Seiko Epson Corporation Surface-emitting light-emitting device and method of manufacturing the same, optical module, and light-transmission device
US7245646B2 (en) 2004-01-20 2007-07-17 Seiko Epson Corporation Surface-emitting type semiconductor laser and its manufacturing method, and optical module
US8094595B2 (en) 2005-08-26 2012-01-10 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for packet communications in wireless systems
JP2015076425A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 富士ゼロックス株式会社 面発光型半導体レーザ、面発光型半導体レーザアレイ、面発光型半導体レーザ装置、光伝送装置、情報処理装置および面発光型半導体レーザの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5538919A (en) Method of fabricating a semiconductor device with high heat conductivity
JP4762729B2 (ja) 半導体レーザ素子の実装構造
JP2001251016A (ja) 面発光半導体レーザ及びその製造方法
JP5376866B2 (ja) 半導体発光装置の製造方法及び半導体発光装置
JP2002353563A (ja) 半導体発光素子およびその製法
US7369593B2 (en) Semiconductor laser and method for manufacturing the same
JPH09186400A (ja) サーフェスエミッション型半導体レーザの製造法
JP4131623B2 (ja) 電極構造およびその製造方法
JP4583058B2 (ja) 半導体レーザ素子
JP2000058981A (ja) 窒化ガリウム系半導体発光素子及びその製造方法
JPH11261153A (ja) 面発光型半導体レーザおよびその製造方法
US20130272333A1 (en) Laser Diode Device
JP3641636B2 (ja) 自己整合コンタクトおよび側壁リフレクタを有する上面発光リッジ型vcselを作製する方法
JP2799328B2 (ja) 面発光型半導体レーザ
JP2002171021A (ja) 半導体レーザ、半導体レーザの製造方法および半導体レーザの実装方法
JPH11511908A (ja) 放射−放出半導体ダイオード及びこのようなダイオードの製造方法
JP2000299528A (ja) 半導体レーザおよびその製造方法
JP3624618B2 (ja) 面発光型半導体レーザの製造方法
JPS58182891A (ja) 半導体レ−ザおよびその製造方法
JP3314616B2 (ja) 大出力用半導体レーザ素子
US6108361A (en) Semiconductor laser and method for producing the same
JP2002198613A (ja) 突起状構造を有する半導体素子およびその製造方法
JP3344096B2 (ja) 半導体レーザ及びその製造方法
CA1180093A (en) Semiconductor laser
JP2005166718A (ja) 半導体レーザ素子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040407

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040806

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040914

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02