JPH11260572A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH11260572A
JPH11260572A JP10062436A JP6243698A JPH11260572A JP H11260572 A JPH11260572 A JP H11260572A JP 10062436 A JP10062436 A JP 10062436A JP 6243698 A JP6243698 A JP 6243698A JP H11260572 A JPH11260572 A JP H11260572A
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JP
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light
energy
sensor
light source
wavelength band
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Withdrawn
Application number
JP10062436A
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English (en)
Inventor
Keiji Isamoto
圭史 諫本
Masayuki Shinohara
正幸 篠原
Shigeru Aoyama
茂 青山
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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  • Planar Illumination Modules (AREA)
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内(屋内)の照明に用いられる照明装置に
係り、外光のエネルギー量に対応して出射光の出射エネ
ルギーを適宜変化させることができるようにする。 【解決手段】 導光板13の端面にセンサ20を設置
し、このセンサ20によって照射部12の出射エネルギ
ーを瞬間的に変化させた時の変化量をとらえる。そし
て、このセンサ20の出力より、外光の各波長帯域のエ
ネルギーを検出し、この検出結果をフィードバックして
光源であるLEDモジュール16の各波長帯域の光の出
射エネルギーの補正を行うので、外光のエネルギー量の
変化に対応して適宜LEDモジュール16からの出射光
の出射エネルギーを変化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として室内(屋
内)の照明に用いられる照明装置に係り、特に、外光の
エネルギー量に対応して出射光の出射エネルギーを適宜
変化させることができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内照明装置の光源としては、白
熱灯や蛍光灯が主として用いられているが、これらの光
源に代えて、半導体を用いた固定発光素子である発光ダ
イオード(LED)を室内照明用の光源として利用する
ことが考えられている。すなわち、LEDは、小型、高
輝度および長寿命といった特徴より、将来の照明手段と
して期待される。現在は、その変換効率が一般的な蛍光
灯の約1/6程度とあまり良くないため、照明分野での
利用は少ないが、上記の特徴およびLEDの持つ可能性
を考慮すると、近い将来、LEDが照明の主流となるこ
とも考えられる。ところで、LEDを室内照明装置用の
光源とするには、LEDは本来、点又は線状の光源であ
ることから、これを面状の光源に変える必要がある。
【0003】従来、LEDを光源とした面状の光源装置
としては、各種電気機器等の液晶表示画面のバックライ
ト用の面光源装置が知られている。従来のLEDを光源
とした導光型の面光源装置を図7の斜視図及び図8の断
面図により示す。この面光源装置100は、光を閉じ込
めるための導光板2と、発光部3と、反射板4とから構
成されている。導光板2は、ポリカーボネイト樹脂やメ
タクリル樹脂等の透明で屈折率の大きな樹脂により形成
されており、導光板2の下面には凹凸加工や拡散反射イ
ンクのドット印刷等によって拡散パターンPが形成され
ている。発光部3は、回路基板3a上に複数のLEDな
どのいわゆる点光源3bを実装したものであって、導光
板2の側面(光入射面7)に対向している。反射板4
は、反射率の高い、例えば、白色樹脂シートによって形
成されており、その両側部は、両面テープ8によって導
光板2の下面に貼り付けられている。
【0004】しかして、図8に示すように、発光部3か
ら出射されて光入射面7から導光板2の内部に導かれた
光fは、導光板2内部で全反射することによって導光板
2内部に閉じ込められる。導光板2内部の光fは、拡散
パターンPに入射すると、拡散反射され、光出射面6へ
向けて全反射の臨界角よりも小さな角度で反射された光
fが、光出射面6から外部へ取り出される。また、導光
板2下面の拡散パターンPの存在しない箇所を透過した
光fは、反射板4によって反射されて、再び導光板2内
部へ戻るので、導光板2下面からの光量損失を防止する
ことができる。
【0005】LEDを光源とした室内照明装置を実現す
る手段としては、上述の図7及び図8に示したような導
光型の面光源装置を大型化する方法や、従来の照明装置
と同様、かさや拡散部材等を用いて光を広げる方法が考
えられる。いずれの手段を用いる場合でも、LEDを照
明装置の光源として用いるとき、光源の白色化は避けら
れない。この光源を白色化する方法としては、例えば、
赤(R),緑(G),青(B)の3原色の光を出射する
3種のLEDを用い、これら3つのLEDからの出射光
を混合させて、白色光を作るという方法や、LEDの表
面に紫外線を発生させる蛍光材料を塗布し、白色光を出
射させるという方法が挙げられるが、光変換効率や色調
整の可能性を考慮すると、前者の3色混合による白色化
がより有効である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在の室内
(屋内)用の照明装置においては、照明装置から照射面
に向けて出射される照射光は、他の照明装置からの光や
太陽光線等の当該照明装置以外から発せられる光(以
下、外光という)の有無に関わらず、一定の明るさ及び
色を有するものとなっている。このため、照射面に外光
が照射されると、この照射面の明るさや色は外光の影響
を受けて変化するという問題が生じていた。この問題を
解決する方法として、照射面上にセンサを設置し、この
センサによる照射面の明るさや色の測定結果に基づい
て、照射面上の明るさ及び色が一定となるように照射装
置からの照射光の光量や波長帯域を調整するという方法
が考えられており、この方法により、外光と照明光を合
わせた照射面の光量又は波長帯域の絶対値を一定に保つ
ことができる。
【0007】しかしながら、上記のような方法では、例
えば、(1)照射装置から外光に対応した光を照射し、
照射面での影をなくす、(2)窓の外が明るいときは部
屋の中も明るく、逆に窓の外が暗い時は部屋の明りも若
干暗くする、などといったように、外光のみの光量等の
絶対値に対応して照明装置からの出射光量を適宜変化さ
せることはできなかった。また、上記の方法のように、
外光のみをとらえるためには、照射装置からの光(迷光
も含む)がセンサに入射しないように、センサを照明装
置の外部に設置しなければならず、センサのヘッドに汚
れや傷が付く場合があった。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、室内(屋内)用の照明装置にお
いて、外光のエネルギー量をとらえ、この外光のエネル
ギー量に対応して出射光の出射エネルギーを適宜変化さ
せることができ、また、外光のエネルギー量を検出する
センサを装置内部に組み込みことにより、センサヘッド
に汚れや傷が付くことを防止することができる照明装置
を提供することを目的する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、少なくとも2つ以上の互い
に波長帯域の異なる光を出射する光源を有する照明部
と、複数の波長帯域の光のエネルギーを測定するセンサ
と、光源の各波長帯域の光の出射エネルギーを制御する
制御手段とを備え、制御手段は、照射部の出射エネルギ
ーを瞬間的に変化させ、この出射エネルギーの変化に対
応したセンサの出力より、外光の各波長帯域のエネルギ
ーを検出し、この検出結果に基づいて光源の各波長帯域
の光の出射エネルギーを調整するものである。
【0010】この構成においては、制御手段は、照射部
の出射エネルギーを瞬間的に変化させた時のセンサ出力
から、外光の各波長帯域のエネルギーを検出し、この検
出結果をフィードバックして光源の各波長帯域の光の出
射エネルギーの補正を行うので、外光のエネルギーの変
化に対応して適宜光源からの出射エネルギーを変化させ
ることが可能となる。これにより、例えば、この照明装
置により照明される照射面に多くの外光が照射されてい
る場合には、照明部からの出射エネルギーを減少させ
る、又は照射面に外光に起因する影が生じている場合に
は、この外光に対応した光を照明部から照射し、影を消
すなどといったように、照明装置の使用場所、用途に応
じた最適な出射エネルギーの光を光源から照射させるこ
とができる。
【0011】また、請求項2の発明は、少なくとも2つ
以上の互いに波長帯域の異なる光を出射する光源と、こ
の光源からの光を面状に変換する変換手段とからなる照
明部と、複数の波長帯域の光のエネルギーを測定するセ
ンサと、光源の各波長帯域の光のエネルギーを制御する
制御手段とを備え、センサは、変換手段を介して外光を
受光し得るように構成されており、制御手段は、照射部
の出射エネルギーを瞬間的に変化させ、この出射エネル
ギーの変化に対応したセンサの出力より、外光の各波長
帯域のエネルギーを検出し、この検出結果に基づいて光
源の各波長帯域の光の出射エネルギーを調整するもので
ある。
【0012】この構成においては、上記請求項1の作用
に加えて、光源からの出射光を変換手段によって面光源
化することができる。また、照射面内で反射された外光
が変換手段に入射すると、この光の一部は変換手段を通
ってセンサに受光されるので、装置外部にセンサを設置
することなく外光のエネルギーを検出することが可能と
なり、センサヘッドに傷や汚れが付くことを防ぐことが
できる。
【0013】また、上記センサを、その受光面を光源の
出射方向に向けて、光源に近接して設置したものであっ
てもよい。この構成においては、上記請求項2の作用に
加えて、照射面内において照明部より届く光と同じ方向
へ反射する外光は、光電素子の相反性より、光源からの
出射光と全く同じ光路を逆走し、光源付近に集められる
ので、センサには多くの外光が入射される。これによ
り、正確に外光の各波長帯域のエネルギーを検出するこ
とができるので、精度良く光源の各波長帯域の出射エネ
ルギーを調整することができる。また、光源に近接して
センサが設けられるので、センサへの配線の引き回しが
少なくて済む。
【0014】また、請求項4記載の発明は、光を閉じ込
めて導光させる平板状の透明媒体からなる導光板と、こ
の導光板の平板上に設けられた光取り出し用のパターン
部材と、導光板の端面に光が入射するように設置された
少なくとも2つ以上の互いに波長帯域の異なる光を出射
する点又は線状の光源とからなる照明部と、複数の波長
帯域の光のエネルギーを測定するセンサと、光源の各波
長帯域の光のエネルギーを制御する制御手段とを備え、
センサは、その受光面を導光板に密着させた状態で設置
されており、制御手段は、照射部の出射エネルギーを瞬
間的に変化させ、この出射エネルギーの変化に対応した
センサの出力より、外光の各波長帯域のエネルギーを検
出し、この検出結果に基づいて光源の各波長帯域の光の
出射エネルギーを調整するものである。
【0015】この構成においては、上記請求項1記載の
作用に加えて、点又は線状の光源からの出射光は、導光
板において反射を繰り返して面光源化された後に、パタ
ーン部材を介して出射される。また、センサを、その受
光面を導光板に密着させた状態で設置したので、照射面
内で反射され導光板に入射された外光は、この導光板を
通ってセンサにとらえられる。これにより、照明装置の
外部にセンサを設置することなく、外光をとらえること
が可能となる。
【0016】また、上記センサを導光板の端面に設置し
たものであってもよい。この構成においては、導光板の
端面は、照明に寄与しないロス分の光が出射する面であ
るので、この端面にセンサを設けても照明の効率が低下
することはない。
【0017】また、上記センサを導光板の光源側の端面
に設置したものであってもよい。この構成においては、
光電素子が有する相反性により、光路上を光が逆向きに
進む場合、光は全く同じ光路を逆走する。よって、照射
エリアのある点で外光が反射されたとき、その一部は光
源付近へ戻ることになるので、外光を検出することがで
きる。従って、より多くの外光をとらえることが可能と
なり、精度良く光源の各波長帯域の出射エネルギーを調
整することができる。また、光源に近接してセンサが設
けられるので、センサへの配線の引き回しが少なくて済
む。
【0018】また、上記制御手段が照明部の出射エネル
ギーを瞬間的にほぼ零にした時のセンサの出力に基づい
て、外光のエネルギーを検出するものであってもよい。
この構成においては、照明部からの光のセンサへの入射
光量を減らすことができるので、より正確に外光のエネ
ルギーを検出することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1実施形態による
照明装置の概略外観図、図2は図1のA部の拡大図であ
る。照明装置11は、赤、緑、青の互いに波長帯域の異
なる光を混合させて、白色光を作る導光型面光源装置で
あり、点状光源からの光を面状に広げて出射する照明部
12と、複数の波長帯域の光のエネルギーを測定するセ
ンサ20と、照明部12からの出射光に含まれるそれぞ
れの波長帯域の光の出射エネルギーを制御する制御装置
21(制御手段)とから成るものである。
【0020】照明部12は、光を閉じ込めて導光させる
平板状の透明媒体である導光板13(変換手段)と、こ
の導光板13の非出射面13a側の平板上に設けられた
シート又は薄板状の反射板14と、導光板13の出射面
13b側の平板上に設けられた拡散板15(パターン部
材)と、導光板13の端面から光が入射するように設置
されたLEDモジュール16とから構成される。LED
モジュール16には、赤(λ=680nm)、緑(λ=
565nm)、青(λ=450nm)の光をそれぞれ出
射するR,G,Bの3種のLEDが内蔵されている。ま
た、導光板13の非出射面13aには、凹凸加工や拡散
反射インクのドット印刷等によって拡散パターンP(図
3参照)が形成されている。この照明部12から光を取
り出す機構は、基本的には上述の従来技術で説明したも
のと同等であり、LEDモジュール16から導光板13
内に導入されたR,G,Bのそれぞれ光は、導光板13
内で全反射され、混ぜ合わされて白色光とされ、反射板
14により光出射面13b方向に反射されると、拡散板
15により均一な光とされ、外部へ取り出されるように
なっている。なお、導光板13のサイズは、例えば、1
000mm×1000mm×10mmのものを用いる。
【0021】センサ20は、他の照明装置からの光や太
陽光線等のように、この照明装置11以外から発せられ
る光(外光)のエネルギーをとらえるためのものであ
り、導光板13のLEDモジュール側の端面13cに、
その受光面を導光板13に密着させた状態で設置されて
いる。このセンサ20は、発光側のR,G,BのLED
に対応して、同じ波長帯域の光電素子を用いることが望
ましい。このセンサ20によって測定されたR,G,B
のそれぞれの波長帯域の光のエネルギーの測定結果は、
電線コード17を介して制御装置21に入力される。制
御装置21は、センサ20の出力より、外光の各波長帯
域のエネルギーを検出し、この検出結果に基づいてR、
G,BのLEDの各波長帯域の光の出射エネルギーを調
整する。
【0022】ここで、センサ20への外光の入射光路に
ついて、図3を参照して説明する。図3は、光源である
LEDモジュール16から導光板13を導波して光が照
射面22に向けて出射する光路を示している。光学素子
の相反性より、図に示す光路で光が逆向きに進む場合に
は、光は全く同じ光路を逆走する。よって、照射面22
のある点において外光が反射すると、その一部(照明部
12から届く光と同じ方向へ反射する成分)は、導光板
13等を介して光源であるLEDモジュール16付近に
帰着する。従って、LEDモジュール16付近には多く
の外光が集光されることとなる。また、導光板13に設
けられた拡散パターンP等の影響によりLEDモジュー
ル16付近の端面にも外光の一部が届くことが分ってい
る。以上より、センサ20をLEDモジュール16に近
接して設けることにより、センサ20には多くの外光が
入射されることが分かる。
【0023】次に、照明の出射エネルギーを変化させ
て、それぞれの出射エネルギーに対応したセンサ出力を
基に、外光の各波長帯域の光のエネルギーを求める方法
について図4を参照して説明する。 (1)データの測定 まず、LEDモジュール16を構成する各LEDに印加
する電圧を時間経緯により変化させることにより(V
1,V2,V3・・・)、各LEDからの光の出射エネ
ルギーを変化させ、それぞれに対応するセンサ20の出
力を測定する(E1,E2,E3・・・)。図中におい
て丸点は測定点を示している。この電圧の時間経緯変化
は、視覚には光エネルギーの変化を感じない程度の瞬間
的な時間(例えば、10ms〜100ms)内に行う。 (2)関数近似 次に、これら測定点を通る近似曲線を求める。近似に用
いる関数は、LEDの場合であれば、そのV−I特性に
近い形状を示す指数関数であることが望ましい。 (3)外光の算出 上記(2)で求めた関数より、V=0又は照明の出射エ
ネルギーがほぼ零となる電圧Vの値でのセンサ出力Eg
を算出する。このEgが外光のみを測定した場合の値で
ある。なお、図4には、外光がある場合と、外光が零の
場合の場合を示している。以上のような方法により、外
光の各波長帯域の光のエネルギーを検出することができ
る。また、本測定アルゴリズムでは、LEDモジュール
16からの出射光がセンサ20に入射しても何等支障な
く外光のエネルギーの検出を行うことができるので、照
明装置11内にセンサ20を組み込んだ本実施形態のよ
うな構成には好適である。
【0024】このように、本実施形態によれば、外光の
各波長帯域のエネルギーを検出し、この検出結果をフィ
ードバックしてLEDモジュール16の各波長帯域の光
の出射エネルギーの補正を行うので、外光の各波長帯域
のエネルギーの変化に対応して適宜LEDモジュール1
6からの各波長帯域の光の出射エネルギーを変化させる
ことができる。これにより、例えば、照射面22に多く
の外光が照射されている場合には、照明部12からの出
射エネルギーを減少させることにより、省エネルギー化
を図る、又は照射面22内に外光に起因する影が生じて
いる場合には、この外光に対応した光を照明部12から
照射し、照射面22内の影を消すなどといったように、
照明装置11の用途に応じて最適な出射エネルギーの光
を照射することができる。また、本発明をショーウイン
ドウの照明装置として適用する場合には、窓の外が明る
いときには、部屋の中も明るくなるように、逆に、窓の
外が暗いときは部屋の中も若干暗くなるように、といっ
たように出射光のエネルギーを調整することもできる。
【0025】また、従来の光源(蛍光灯、白熱灯、ネオ
ン)では、立上がり速度(応答速度)が遅く、照射中に
一瞬だけ急激に出射エネルギーを変化させることはでき
なかったが、本実施形態では、LEDを光源とすること
により、瞬間的に出射エネルギーを変化させることがで
きるので、照射中において視覚に感じることなく外光の
エネルギーを測定することができる。
【0026】また、照明装置11内部にセンサ20を設
置したことにより、センサ11のヘッド部に傷や汚れが
付き、検出精度が低下することを防ぐことができる。ま
た、センサ20をLEDモジュール16と近接して設け
たことにより、センサ20によって、光学素子の相反性
より広いエリアからLEDモジュール16付近に集光さ
れた多くの外光をとらえることができる。これにより、
正確に外光のエネルギーを検出することができるので、
精度良くLEDモジュール16からの各波長帯域の光の
出射エネルギーを調整することができる。また、LED
モジュール16とセンサ20とが近接させたので、配線
の簡略化を図ることができる。なお、センサヘッドと導
光板13は、透明媒体等で接着されていることが望まし
い。
【0027】(第2の実施形態)図5及び図6は第2の
実施形態におけるそれぞれ一部が異なる照明装置の光学
系構成図である。図5は間接照明装置を示し、この装置
は、R,G,Bの3種のLEDが内蔵された投射用光源
30と、この投射用光源30からの出射光を拡散反射す
る拡散反射板31と、この拡散反射板31による反射光
をミラー32を介してとらえるセンサ20と、このセン
サ20からの信号に基づいて外光を検出し、この検出結
果に基づいてR,G,BのLEDの出射エネルギーを調
節する制御装置(不図示)とからなる。また、図6は直
下型照明装置を示し、この装置は、R,G,Bの3種の
LED40aがアレイ状に並設された光源40と、この
光源40からの出射光を拡散させる拡散板41と、この
拡散板41上に設けられたミラー32からの反射光を受
光し得るように、光源40と近接して設けられたセンサ
20と、このセンサ20からの信号に基づいてR,G,
BのLEDの出射エネルギーを調節する制御装置(不図
示)とからなる。このような構成においても、上記第1
の実施形態と同様、外光のエネルギー量に応じて光源3
0,40からの光の出射エネルギーを適宜変化させるこ
とが可能である。また、光源30,40とセンサ20と
が近接して設置されているので、配線の短縮化を図るこ
とができる。
【0028】なお、本発明は上記実施の形態に限られず
種々の変形が可能である。例えば、LEDとしては、少
なくとも2つ以上の互いに異なる色の光を出射する半導
体チップが1つの素子内にモジュール化されたものであ
ってもよい。また、制御装置21が照明部12の出射エ
ネルギーを瞬間的にほぼ零にした時のセンサ20からの
出力に基づいて、外光のエネルギーを検出するものであ
ってもよい。この場合には、センサ20にはLEDモジ
ュール16からの出射光がほとんど入射されないので、
より正確に外光のエネルギーを検出することが可能とな
る。さらにまた、センサ20は導光板13のLEDモジ
ュール16側の端面13c以外の端面に設置されていて
もよい。この場合には、センサ20がとらえる外光の光
量が少なくなるが、照射部12の照射効率が低下するこ
とはない。また、非出射面13aにセンサ20を設けて
もよく、この場合においても、照明部12の照射効率を
低下させることなく、外光のエネルギーを検出すること
ができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の照明装置に
よれば、センサにより外光の各波長帯域のエネルギーを
検出し、この検出結果に基づいて、光源の各波長帯域光
の出射エネルギーを適宜変化させるようにしたので、照
明装置の使用場所、用途に応じた最適な出射エネルギー
の光を照射することが可能となり、この照明装置は室
内、屋内照明に適したものとなる。
【0030】また、請求項2記載の発明の照明装置によ
れば、照明部に光源からの光を面状に変換する変換手段
を備えたので、照明部を面光源化することができる。ま
た、センサを変換手段を介して外光を受光し得るような
構成としたので、装置内部にセンサを設置することが可
能となり、センサヘッドに傷や汚れが付くことを防ぐこ
とができる。また、センサを光源に近接して設置するも
のとすることにより、光学素子の相反性より光源付近に
集光される外光をとらえることができる。これにより、
センサには多くの外光が入射されることとなり、正確に
各波長帯域のエネルギーを検出することができ、従っ
て、精度良く光源の各波長帯域の出射エネルギーを調整
することができる。また、センサの配線の短縮化を図る
ことができる。
【0031】また、請求項4記載の発明の照明装置によ
れば、点又は線状の光源からの光をを面状に広げて出射
する照明装置において、上記請求項1と同様の効果を得
ることができる。また、導光板の端面にセンサを設置す
ることにより、照明の効率を低下させることはなく、外
光のエネルギーを検出することができる。また、導光板
の光源側の端面にセンサを設置することにより、上述と
同様、光学素子の相反性より光源付近に集光される多く
の外光がセンサに入射されるので、精度良く光源の各波
長帯域の出射エネルギーを調整することができる。ま
た、センサの配線の短縮化を図ることができる。
【0032】また、照明部の出射エネルギーを瞬間的に
ほぼ零にした時のセンサの出力に基づいて、外光のエネ
ルギーを検出するものとすることにより、照明部からの
出射光のセンサへの入射光量を減し、より正確に外光の
エネルギーのみを検出することができる。従って、より
精度良く光源からの各波長帯域の出射エネルギーを調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による照明装置の概略
外観図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】センサへの外光の入射経路を説明するための図
である。
【図4】外光のエネルギーの算出方法を説明するための
図である。
【図5】第2の実施形態の一例による照明装置の光学系
構成図である。
【図6】第2の実施形態の他の例による照明装置の光学
系構成図である。
【図7】従来の面光源装置の斜視図である。
【図8】従来の面光源装置の断面図である。
【符号の説明】
11 照明装置 12 照明部 13 導光板(変換手段) 13a 導光板の端面、導光板の光源側の端面 15 拡散板(パターン部材) 16 LEDモジュール(光源) 20 センサ 21 制御装置(制御手段) 30 投射用光源(光源) 40 光源 40a LED(光源)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つ以上の互いに波長帯域の
    異なる光を出射する光源を有する照明部と、 複数の波長帯域の光のエネルギーを測定するセンサと、 前記光源の各波長帯域の光の出射エネルギーを制御する
    制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記照射部の出射エネルギーを瞬間的
    に変化させ、この出射エネルギーの変化に対応した前記
    センサの出力より、外光の各波長帯域のエネルギーを検
    出し、この検出結果に基づいて前記光源の各波長帯域の
    光の出射エネルギーを調整することを特徴とする照明装
    置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つ以上の互いに波長帯域の
    異なる光を出射する光源と、この光源からの光を面状に
    変換する変換手段とからなる照明部と、 複数の波長帯域の光のエネルギーを測定するセンサと、 前記光源の各波長帯域の光のエネルギーを制御する制御
    手段とを備え、 前記センサは、前記変換手段を介して外光を受光し得る
    ように構成されており、 前記制御手段は、前記照射部の出射エネルギーを瞬間的
    に変化させ、この出射エネルギーの変化に対応した前記
    センサの出力より、外光の各波長帯域のエネルギーを検
    出し、この検出結果に基づいて前記光源の各波長帯域の
    光の出射エネルギーを調整することを特徴とする照明装
    置。
  3. 【請求項3】 前記センサは、その受光面を前記光源の
    出射方向に向けて、該光源に近接して設置されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 光を閉じ込めて導光させる平板状の透明
    媒体からなる導光板と、この導光板の平板上に設けられ
    た光取り出し用のパターン部材と、前記導光板の端面に
    光が入射するように設置された少なくとも2つ以上の互
    いに波長帯域の異なる光を出射する点又は線状の光源と
    からなる照明部と、 複数の波長帯域の光のエネルギーを測定するセンサと、 前記光源の各波長帯域の光のエネルギーを制御する制御
    手段とを備え、 前記センサは、その受光面を前記導光板に密着させた状
    態で設置されており、 前記制御手段は、前記照射部の出射エネルギーを瞬間的
    に変化させ、この出射エネルギーの変化に対応した前記
    センサの出力より、外光の各波長帯域のエネルギーを検
    出し、この検出結果に基づいて前記光源の各波長帯域の
    光の出射エネルギーを調整することを特徴とする照明装
    置。
  5. 【請求項5】 前記センサを前記導光板の端面に設置し
    たことを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記センサを前記導光板の光源側の端面
    に設置したことを特徴とする請求項4に記載の照明装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記照明部の出射エネ
    ルギーを瞬間的にほぼ零にした時の前記センサの出力に
    基づいて、外光のエネルギーを検出するものであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
    照明装置。
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