JPH11257523A - 高圧電磁弁 - Google Patents

高圧電磁弁

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JPH11257523A
JPH11257523A JP6518998A JP6518998A JPH11257523A JP H11257523 A JPH11257523 A JP H11257523A JP 6518998 A JP6518998 A JP 6518998A JP 6518998 A JP6518998 A JP 6518998A JP H11257523 A JPH11257523 A JP H11257523A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂材の弁体を使用しても、弁体が弁体ハウ
ジングから抜けやすくなることがなく、弁体ハウジング
と共に弁体の動きがスムーズで応答性がよい高圧電磁弁
を提供すること。 【解決手段】 電磁式で直動形の切換弁部Aと主弁部B
を備え、流路19の内、IN側からは高圧流体が供給さ
れている高圧電磁弁であり、弁体ハウジング22の凹部
23に弁体20が嵌合されている。IN側の高圧流体
は、パイロットポート17から流入し、パイロット圧部
25を高圧にする。一方、弁体ハウジング22の孔2
4、弁体20の貫通孔26は低圧である。ここで、弁体
20と弁体ハウジング22の凹部23の間で、かつ、弁
体20と弁座21との当接面に対する外側の位置に、パ
ッキン28を設け、高圧部と低圧部とを区画する。更
に、弁体20に貫通孔26及び窪み27を設け、弁体2
0のうち、弁座21との当接面と反対側を低圧部とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高圧流体を流通
させるための高圧電磁弁に関し、特に、高圧電磁弁に使
用される弁体及び弁体ハウジングの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】流体の圧力が10MPa以上の高圧流体
を流通させるための高圧電磁弁では、弁体と弁座とのシ
ール性が特に要求される。特に、弁体及び弁座のシール
材は圧力に耐える強度のある材質で形成される必要があ
る。
【0003】そのため、従来は一般に、弁体、弁座が共
に金属製とされることが多い。しかし、金属同士でシー
ルするためには、両方の金属の寸法精度を非常によくす
る必要がある。なぜなら、金属は柔軟性が小さいため、
弁体と弁座を圧接してもほとんど変形せず、寸法精度が
悪いと、確実なシールができないからである。しかし、
寸法精度をよくすることは、加工に高度な技術が必要で
あり、コストがかかる。
【0004】一方、弁体あるいは弁座に軟質ゴムを用い
ることは適当でない。なぜなら、柔軟性がありシール性
は良いが、強度が小さく、流体の圧力によって変形ある
いは破損するおそれがあるからである。そこで、金属と
ゴムの中間的材質として、樹脂材を使用することがあ
る。樹脂材であれば、適度な柔軟性があるので、寸法精
度の要求も金属を使用した場合に比べラフでよい。ま
た、適度な強度があり、流体の圧力により簡単に破損す
るおそれはない。
【0005】ここで、樹脂材の弁体を使用した従来の高
圧電磁弁の構成を、図面を参照して説明する。図11
は、従来の高圧電磁弁の概略構成を示す断面図であり、
図12は、従来の高圧電磁弁の弁体周辺部の拡大図、図
13は、従来の高圧電磁弁の動作を説明するための模式
図である。図11に示すように、この高圧電磁弁100
は、パイロット形電磁弁であり、パイロット弁である電
磁式で直動形の切換弁部Aと主弁部Bとを備えている。
さらに、IN側からは、高圧流体による圧力がかかって
いる。
【0006】切換弁部Aは、電磁石101、プランジャ
102、バネ103、ピストン104、バネ105を備
える。電磁石101が励磁されるとプランジャ102が
図中上方へ移動され、また、電磁石101が消磁される
とバネ103の復元力により、プランジャ102は図中
下方へ移動される。さらに、ピストン104は、プラン
ジャ102の動きと、バネ105の復元力により、弁座
106と離間あるいは圧接される。
【0007】主弁部Bは、弁体110、弁座111、弁
体ハウジング112、パイロットポート113を備え
る。弁体110は弁体ハウジング112に形成された凹
部112aに嵌合されて保持され、弁体ハウジング11
2が図中上下方向に移動することにより、弁体110と
弁座111とが離間あるいは圧接し、高圧流体を流通さ
せあるいは遮断する。
【0008】ここで、弁体110は樹脂材で形成される
ので、寸法精度はさほどきびしくする必要はない。しか
し、樹脂材は熱膨張率が大きく、使用中に熱により膨張
し、また、使用後は冷却により収縮する。そのため、熱
膨張時の大きさの変化を吸収できるように、弁体ハウジ
ング112の凹部112aの内壁と弁体110との間に
適度な隙間を設ける必要がある。凹部112aの大きさ
に余裕が無いと、弁体110が膨張した時に弁座111
側へ変形が生じ、弁体110と弁座111との間のシー
ル性が悪化したり、あるいは弁体110が永久変形を起
こしたりす場合もある。また、内部応力が大きくなると
弁体110が破損することもある。従って、図12に示
すように、凹部112aと弁体110との間に微小な隙
間115を設けている。また、弁体110は、弁体ハウ
ジング112から抜け落ちることの無いように、弁体ハ
ウジング112のカシメにより固定されている。
【0009】図11は切換弁部Aと主弁部Bとが共に弁
閉止状態を示している。パイロットポート113から流
入した高圧流体は、弁体ハウジング112とピストン1
04の間のパイロット圧部107に滞留し、パイロット
圧部107内は高圧状態となる。パイロット圧部107
の高圧は、弁体ハウジング112を図中下方へ押圧す
る。一方、弁体ハウジング112には、図中下方より高
圧流体による高圧が、図中上方へ向かってかかっている
ため、弁体ハウジング112にかかる圧力はバランスし
ている。従って、弁体ハウジング112は、プランジャ
102により図中下方へ押圧され、弁体110は弁座1
11に圧接されているので、主弁部Bは閉止している。
【0010】ここで、切換弁部Aを動作させ、プランジ
ャ102及びピストン104を図中上方へ移動させるこ
とにより弁座106を開放させると、パイロット圧部1
07中の高圧流体が、弁座106から弁体ハウジング1
12の孔114へ排出され、パイロット圧部107内は
減圧される。そのため、弁体ハウジング112にかかる
圧力のバランスが崩れ、弁体ハウジング112は高圧流
体による図中下方からの圧力により、図中上方へ押圧さ
れる。プランジャ102も弁体ハウジング112から離
間しているため、弁体ハウジング112は図中上方へ移
動し、従って、弁体110は弁座111から離間され、
主弁部Bが開放される。
【0011】ここで、弁体110及び弁体ハウジング1
12にかかる圧力の関係を図13を使用して説明する。
ここでは、パイロットポート113及びパイロット圧部
107を省略し、まとめて空間Xとして表現している。
空間Xが高圧部、空間Yが低圧部である。ここでは、左
右方向からの圧力は無関係なので省略する。
【0012】図中上方からの圧力は、空間Xによる高圧
のみであり、弁体ハウジング112の上端面の幅LXに
かかっている。一方、図中下方からの圧力は、空間Y及
び弁体110と弁座111とのシール部分による低圧部
と、空間Xによる高圧部とがある。高圧部は、図13に
示すように、幅LXから低圧部の幅LYを除いた、長さ
(LX−LY)の部分である。図13から明らかに、L
X>(LX−LY)であるので、弁体ハウジング112
にかかる圧力は図中上方からの方が大きく、従って、弁
体110は弁座111に押しつけられる。これにより、
確実に弁閉止ができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示すように、弁体ハウジング112の凹部112aと
弁体110との間に隙間115を設けた場合、弁閉止状
態、すなわち、高圧電磁弁の非使用時において、その隙
間115に高圧が侵入するおそれがある。なぜなら、熱
膨張時には弁体110の膨張が隙間115の方向へ進行
したとしても、その後の冷却による収縮時には、隙間1
15からの方向のみに収縮することは有り得ない。すな
わち、弁体110と凹部112aとの間Sに隙間ができ
やすくなる。僅かな隙間であっても、流体の高圧は侵入
するものである。特に、高圧流体が気体である場合には
起こりやすい。
【0014】ここで、弁体110と凹部112aとの間
Sに高圧流体が入り込んだとき、この高圧は、弁体11
0を、弁体ハウジング112と分離して図中下方へ押し
つける力となって弁体110に作用することになる。即
ち、弁体110が凹部112aから抜けやすくなる。あ
るいは、弁体ハウジング112を図中上方へ移動させる
ことにより、弁を開放しようとした場合に、弁体110
に作用する力が大きな抵抗となることがある。こうなる
と、切換弁部Aを開放してから主弁部Bが開放されるま
での応答性が悪くなることがある。
【0015】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、樹脂製の弁体を使用しても、弁
体が弁体ハウジングの凹部から抜けやすくなることがな
く、弁体ハウジングと共に弁体の動きがスムーズで応答
性がよい高圧電磁弁を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、高圧流体の流路が弁座
を境に高圧側と低圧側とに分けられ、前記高圧側には前
記弁座に当接される弁体が、弁体ハウジングの先端側に
設けられた凹部に嵌合され保持されることと、前記弁体
が前記弁座に当接した状態では、前記弁体の先端側受圧
面に低圧側の流体圧力が加わり、前記凹部の内壁と前記
弁体との隙間が前記高圧側から前記低圧側に通じること
と、前記弁体ハウジングの基端側受圧面に対して前記高
圧側の流体圧力または前記低圧側の流体圧力を切り換え
て供給するための電磁式の切換弁部を有することとを備
え、前記切換弁部の切り換えにより、前記弁体ハウジン
グの基端側受圧面が受ける圧力と、前記弁体ハウジング
の先端側受圧面及び前記弁体の先端側受圧面が受ける圧
力とのバランスを変えることにより、前記弁体ハウジン
グを移動させて前記弁体を前記弁座に当接または離間さ
せるようにした高圧電磁弁において、前記凹部の内壁と
前記弁体との前記隙間に前記高圧側と前記低圧側とを互
いに区画するためのシール手段を設け、前記シール手段
は、前記弁体と前記弁座との当接面に対する外側の位置
において前記弁体の外周に配置されたものであることを
趣旨とする。
【0017】上記の構成によれば、凹部の内壁と弁体と
の隙間にかかる高圧側の圧力が、シール手段によって遮
断され、その圧力が弁体の先端側受圧面と反対側の面に
作用することがない。
【0018】上記の目的を達成するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1の発明の構成において、前記弁
体はその先端側受圧面と反対側の位置に前記低圧側の流
体圧力を導入するための窪みを有し、その窪みは前記弁
体の先端側受圧面と同面積の基端側受圧面を含むもので
あることを趣旨とする。
【0019】上記の構成によれば、請求項1の発明の作
用に加え、弁体の先端側受圧面とその反対側の窪みに
は、低圧側の流体圧力が作用する。これにより、弁体の
先端側受圧面と反対側に確実に低圧が作用することにな
る。そして、窪みの基端側受圧面が先端側受圧面と同面
積であることから、それらの受圧面にかかる圧力が互い
に相殺し合うことになる。
【0020】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の「高圧電磁弁」を具体化した第1の実施の形態を図
面を参照して詳細に説明する。第1の実施の形態の高圧
電磁弁の構成を、図1、図2、図3を参照して説明す
る。図1は本実施の形態に係る高圧電磁弁1の概略構成
を示す断面図、図2は図1の部分拡大図、図3は説明の
ための模式図である。
【0021】図1に示すように、高圧電磁弁1は、基本
的構成は従来の高圧電磁弁100と同様である。すなわ
ち、高圧電磁弁1は、パイロット形電磁弁であり、電磁
式で直動形の切換弁部Aと主弁部Bとを備えている。さ
らに、主弁部Bは流路19を備え、流路19の内、IN
側は高圧流体による圧力がかかっているので、高圧側で
あり、OUT側は低圧側である。
【0022】切換弁部Aは、電磁石11、プランジャ1
2、バネ13、ピストン14、バネ15、弁座16を備
える。これらは、一般的なものでよく、従来使用されて
いるものと同様である。 切換弁部Aでは、電磁石11
の励磁あるいは消磁、およびバネ13の復元力により、
プランジャ12が電磁石11に吸着あるいは離間され
る。さらに、ピストン14は、プランジャ12の動き
と、バネ15の復元力により、弁座16と離間あるいは
圧接される。
【0023】主弁部Bは、図1、2に示すように、弁体
20、弁座21、弁体ハウジング22、パイロットポー
ト17を備えている。弁体20は樹脂製であり、中央に
貫通孔26を備えた略リング状で、弁体ハウジング22
の凹部23に嵌合されて保持される。弁体20の貫通孔
26は弁体ハウジング22の孔24と連通しており、さ
らに、弁体20の図中上面には窪み27が設けられ、弁
体ハウジング22との間に隙間が形成される。さらに、
弁体20と凹部23との間に、弁体20と弁座21との
当接面に対し外側の位置に、シール手段としてのパッキ
ン28が設けられ、パッキン28の抜け防止のための止
め板29が設けられている。パッキン28は凹部23の
段差23aと弁体20との間に嵌合され、さらに、止め
板29は弁体20に設けられた段差20aと、凹部23
に設けられた段差23bに嵌合され、弁体ハウジング2
2をカシメて固定する。
【0024】ここで、図1において、パイロット圧部2
5に面する弁体ハウジング22の上端部が、本発明の弁
体ハウジングの基端側受圧面に相当し、図1、2におい
て、流路19に面する弁体ハウジング22の下端部が、
本発明の弁体ハウジングの先端側受圧面に相当する。更
に、図1、2において、弁座21の孔に面する弁体20
の下端部が、本発明の弁体の先端側受圧面に相当し、同
じく弁体20の窪み27の底面が、本発明の先端側受圧
面と同面積の基端側受圧面に相当する。
【0025】弁閉止状態では、IN側の高圧流体の圧力
によって、弁体ハウジング22には、弁体20および弁
体ハウジング22を弁座21から離間させようとする力
が働く。一方、パイロットポート17から流入した高圧
流体の圧力は、弁体ハウジング22とピストン14との
間のパイロット圧部25にもかかることから、弁体ハウ
ジング22には、弁体ハウジング22及び弁体20を弁
座21に圧接させようとする力が働く。
【0026】ここで、弁閉止状態における、弁体20、
弁体ハウジング22にかかる圧力の関係を図3を参照し
て説明する。図中空間Xは高圧部(高圧側)、空間Yは
低圧部(低圧側)である。弁体20は樹脂製のため、使
用中に熱により膨張、収縮し、弁体20と弁体ハウジン
グ22との間に隙間ができることがある。しかし、パッ
キン28によりシールされ、高圧部と低圧部を区画して
いるため、空間Xから侵入した高圧は隙間S1までしか
到達できない。一方、弁体20に設けられた貫通孔26
及び窪み27から侵入した低圧は、隙間S2に到達す
る。ここで、弁体20と弁座21との当接面、即ち弁座
シール径をQ、パッキン28によってシールされた内
径、あるいは弁体20の外径をPとする。ここでは、図
3に示すように、P>Qである。
【0027】図3において、弁体20にかかる図中上下
方向の圧力は、図中上方から窪み27及び隙間S2に低
圧、図中下方から空間Yに低圧、隙間S1に高圧がかか
る。ここで、弁体20の先端側受圧面及び窪み27の基
端側受圧面のそれぞれには、低圧側の流体圧力が互いに
方向を逆にして確実に作用することになる。しかも、窪
み27の基端側受圧面が先端側受圧面と同面積であるこ
とから、それらの受圧面にかかる圧力は互いに相殺し合
うことになる。従って、弁体20にかかる高圧は、図3
中(P−Q)の分のみであり、この圧力は、図中上向き
にかかっている。また、弁体ハウジング22にかかる圧
力は、空間Xによる高圧のみであり、図3中(R)部分
には上下両方向からの圧力がかかり、同等となって相殺
される。すなわち、弁体ハウジング22にかかる圧力
は、図3中(P)の部分に対して、図中下向きとなる。
【0028】従って、弁閉止状態においては、弁体20
と弁体ハウジング22の総体は、図中上方から(P)の
部分、図中下方から(P−Q)の部分にそれぞれ圧力が
かかり、P>(P−Q)であるので、図中下方への圧力
が大きく弁体20及び弁体ハウジング22は弁座21に
押し付けられている。また、弁体20には図中下方から
(P−Q)の部分のみに圧力がかかり、弁体20は弁体
ハウジング22に押し付けられている。
【0029】一方、高圧電磁弁1を開放するときは、切
換弁部Aの動作により、ピストン14が移動し、弁座1
6が開放されると、パイロットポート17からパイロッ
ト圧部25に流入した高圧流体は、弁体ハウジング22
の孔24から排出され、パイロット圧部25は減圧され
る。従って、図3において、弁体ハウジング22にかか
る圧力は、図中上方から(P)の部分にかかる圧力は低
圧となり、(R)の部分に対する図中上下方からの圧力
は同等となる。一方、弁体20にかかる圧力は変化がな
く、(P−Q)の部分に対する図中下方からの圧力のみ
となる。したがって、弁体ハウジング22と弁体20の
総体には、図中下方からの圧力が大きくなり、弁体20
は弁座21から離間される。さらに、弁体20に対して
も図中下方からの圧力が上方からの圧力よりも大きいこ
とから、弁体20は弁体ハウジング22に追随してスム
ーズに移動することになる。
【0030】以上説明したように本実施の形態の高圧電
磁弁1によれば、弁体20は樹脂材で形成されるので、
適度な柔軟性があることから、寸法精度はさほどきびし
くする必要はない。また、弁体20、弁体ハウジング2
2の寸法の関係は、P>Qであるので、弁閉止状態で
は、弁体20には上向き、弁体ハウジング22には下向
きの圧力がかかり、下向きの圧力の方が大きいので、弁
体20及び弁体ハウジング22は弁座21に圧接され、
弁体20と弁座21とのシール性を確保することができ
る。特に、この実施の形態では、弁体20の先端側受圧
面に上向きにかかる低圧側の圧力が、窪み27の基端側
受圧面に下向きかかる低圧側の圧力によって相殺され
る。このため、弁閉止時に、弁体20にかかる上向きの
力を、その先端側受圧にかかる低圧側の圧力の分だけ軽
減することができ、その分だけ弁体20と弁座21との
シール性を向上させることができる。
【0031】一方、弁開放時には、弁体20にかかる上
向きの圧力が下向きのそれよりも大きいので、弁体ハウ
ジング22の上方向への動きに対して弁体20を良好に
追従させることができる。特に、この実施の形態では、
凹部23の内壁と弁体20との隙間にかかる高圧側の圧
力が、パッキン28により遮断されて、その圧力が弁体
20の上端部の面、即ち先端側受圧面と反対側の面に作
用することがなく、弁体20に下向きに加わる力が大幅
に軽減されることになる。この結果、弁体20が弁体ハ
ウジング22の凹部23から抜けやすくなることを防止
することができ、弁体ハウジング22と共に弁体20の
動きをスムーズで応答性のよいものにすることができ
る。
【0032】[第2、第3の実施の形態]次に、本発明
の「高圧電磁弁」を具体化した第2、第3の実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。第2、第3の実施の
形態の高圧電磁弁の構成を、図4、図5を参照して説明
する。図4は第2の実施の形態に係る高圧電磁弁2の主
要部を示す部分断面図、図5は第3の実施の形態に係る
高圧電磁弁3の主要部を示す部分断面図である。尚、以
下に説明する第2の実施形態から第8の実施形態におい
て、基本的構造は第1の実施の形態と同様であるので、
同じ部材については同一の符号を付し、異なる部分のみ
説明する。
【0033】第2、第3の実施の形態に係る高圧電磁弁
2、高圧電磁弁3は、図4、図5に示すように、第1の
実施の形態にかかる高圧電磁弁1と、パッキン28の取
付方法が異なる。高圧電磁弁2は、弁体20に段差20
aを形成し、その段差20aと凹部23の間にパッキン
28を嵌合する。また、高圧電磁弁3は、弁体ハウジン
グ22の凹部23の内周に設けられた溝23cにパッキ
ン28をはめ込む。いずれも、さらに、止め板29をは
め込み、弁体ハウジング22をカシメて固定する。従っ
て、これらの実施の形態でも前記第1の実施の形態と同
様の作用及び効果を得ることができる。
【0034】[第4の実施の形態]次に、本発明の「高
圧電磁弁」を具体化した第4の実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。第4の実施の形態の高圧電磁弁の
構成を、図6を参照して説明する。図6は第4の実施の
形態に係る高圧電磁弁4の主要部を示す部分断面図であ
る。
【0035】第4の実施の形態に係る高圧電磁弁4は、
第3の実施の形態の変形例であって、図6に示すよう
に、第1の実施の形態にかかる高圧電磁弁1と、弁体2
0、弁体ハウジング22の形状が異なり、止め板29を
省略している。その代わりに弁体ハウジング22に設け
られた突起30と、弁体20に設けられた突起31とを
互いに噛み合わせて、弁体20を凹部23から抜けにく
くしている。
【0036】従って、この実施の形態では、前記第1の
実施の形態と同様の作用及び効果の他に、次の様な効果
を得ることができる。即ち、止め板29を使用しないの
で、部品点数を減らすことができる。また、弁体20を
弁体ハウジング22の凹部23に押し込むだけで弁体2
0の装着、抜け止めができ、弁体ハウジング22をカシ
メる必要が無いので、組立を短時間で容易に行うことが
できる。
【0037】[第5、第6の実施の形態]次に、本発明
の「高圧電磁弁」を具体化した第5、第6の実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。第5、第6の実施の
形態の高圧電磁弁の構成を、図7、図8を参照して説明
する。図7は第5の実施の形態に係る高圧電磁弁5の主
要部を示す部分断面図、図8は第6の実施の形態に係る
高圧電磁弁6の主要部を示す部分断面図である。
【0038】第5、第6の実施の形態に係る高圧電磁弁
5、高圧電磁弁6は、図7、図8に示すように、第1の
実施の形態にかかる高圧電磁弁1に比べ、弁座シール径
を大径にしたものである。そのため、リング状の弁体2
0を、弁体ハウジング22に設けられた円環状の凹部2
3に嵌合して、止め板29で抜け止めする。この場合に
おいても、弁座シール径より径大の位置にパッキン28
を設け、シール手段とする。高圧電磁弁5において、パ
ッキン28は弁体ハウジング22の凹部23の内周に設
けられた溝23cに嵌め込まれる。高圧電磁弁6におい
て、パッキン28は弁体20の外周に設けられた溝20
cにはめ込まれる。いずれも、さらに、弁体20の弁座
21側と反対側に圧力抜き孔32を設け、弁体ハウジン
グ22の孔24に連通させる。これにより、弁体20の
上端部を低圧にする。
【0039】これらの場合においても、前記第1の実施
の形態の場合と同様の圧力関係である。従って、これら
実施の形態においても、前記第1の実施の形態と同様の
作用及び効果が得られる。
【0040】[第7、第8の実施の形態]次に、本発明
の「高圧電磁弁」を具体化した第7、第8の実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。第7、第8の実施の
形態の高圧電磁弁の構成を、図9、図10を参照して説
明する。図9は第7の実施の形態に係る高圧電磁弁7の
主要部を示す部分断面図、図10は第8の実施の形態に
係る高圧電磁弁8の主要部を示す部分断面図である。
【0041】第7、第8の実施の形態に係る高圧電磁弁
7、高圧電磁弁8は第5及び第6の実施形態の変形例で
あって、図9、図10に示すように、第5の実施の形態
にかかる高圧電磁弁5に比べ、弁座シール形状が円錐状
であるものである。そのため、弁体20と弁座21との
当接面が互いにテーパ形状となっている。この場合にお
いても、弁座シール径より径大の位置にパッキン28を
設け、シール手段とする。さらに、弁体20の弁座21
側と反対側に圧力抜き孔32を設け、弁体ハウジング2
2の孔24に連通させる。これにより、弁体20の上端
部を低圧にする。従って、この実施の形態においても、
前記第5及び第6の実施の形態と同様の作用及び効果が
得られる。
【0042】尚、この発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範
囲で改良、変形が可能であることはもちろんである。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、弁体ハウジン
グの凹部の内壁と、その凹部に嵌合される弁体との隙間
に、高圧側と低圧側とを区画するシール手段を設け、そ
のシール手段を、弁体と弁座との当接面に対する外側に
おいて弁体の外周に配置している。従って、凹部の内壁
と弁体との隙間にかかる高圧側の圧力がシール手段によ
り遮断され、その圧力が弁体の先端側受圧面と反対側の
面に作用することがない。このため、樹脂製の弁体を使
用しても、弁体が弁体ハウジングの凹部から抜けやすく
なることを防止することができ、弁体ハウジングと共に
弁体の動きをスムーズで応答性のよいものにすることが
できるという効果を発揮する。
【0044】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、弁体の先端側受圧面と反対側の位置に低圧側
の流体圧力を導入する窪みを設け、その窪みに先端側受
圧面と同面積の基端側受圧面を設けている。従って、請
求項1の発明の作用及び効果に加え、弁体の先端側受圧
面にかかる圧力と、その反対側の窪みの基端側受圧面に
かかる圧力とが互いに相殺し合うことになる。このた
め、弁閉止時において、閉止方向と逆方向へ弁体にかか
る力を軽減することができ、その分だけ弁体と弁座との
シール性を向上させることができるという効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係り、高圧電磁弁の概略構
造を示す断面図である。
【図2】同じく、高圧電磁弁の主要部を示す断面図であ
る。
【図3】同じく、高圧電磁弁にかかる圧力関係を説明す
るための模式図である。
【図4】第2の実施の形態に係り、高圧電磁弁の主要部
を示す断面図である。
【図5】第3の実施の形態に係り、高圧電磁弁の主要部
を示す断面図である。
【図6】第4の実施の形態に係り、高圧電磁弁の主要部
を示す断面図である。
【図7】第5の実施の形態に係り、高圧電磁弁の主要部
を示す断面図である。
【図8】第6の実施の形態に係り、高圧電磁弁の主要部
を示す断面図である。
【図9】第7の実施の形態に係り、高圧電磁弁の主要部
を示す断面図である。
【図10】第8の実施の形態に係り、高圧電磁弁の主要
部を示す断面図である。
【図11】従来の高圧電磁弁の概略構造を示す断面図で
ある。
【図12】従来の高圧電磁弁の主要部を示す断面図であ
る。
【図13】従来の高圧電磁弁にかかる圧力関係を説明す
るための模式図である。
【符号の説明】
1〜8 高圧電磁弁 20 弁体 21 弁座 22 弁体ハウジング 23 凹部 25 パイロット圧部 26 貫通孔 27 窪み 28 シール手段としてのパッキン 32 圧力抜き穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧流体の流路が弁座を境に高圧側と低
    圧側とに分けられ、前記高圧側には前記弁座に当接され
    る弁体が、弁体ハウジングの先端側に設けられた凹部に
    嵌合され保持されることと、 前記弁体が前記弁座に当接した状態では、前記弁体の先
    端側受圧面に低圧側の流体圧力が加わり、前記凹部の内
    壁と前記弁体との隙間が前記高圧側から前記低圧側に通
    じることと、 前記弁体ハウジングの基端側受圧面に対して前記高圧側
    の流体圧力または前記低圧側の流体圧力を切り換えて供
    給するための電磁式の切換弁部を有することとを備え、
    前記切換弁部の切り換えにより、前記弁体ハウジングの
    基端側受圧面が受ける圧力と、前記弁体ハウジングの先
    端側受圧面及び前記弁体の先端側受圧面が受ける圧力と
    のバランスを変えることにより、前記弁体ハウジングを
    移動させて前記弁体を前記弁座に当接または離間させる
    ようにした高圧電磁弁において、 前記凹部の内壁と前記弁体との前記隙間に前記高圧側と
    前記低圧側とを互いに区画するためのシール手段を設
    け、前記シール手段は、前記弁体と前記弁座との当接面
    に対する外側の位置において前記弁体の外周に配置され
    たものであることを特徴とする高圧電磁弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の高圧電磁弁において、 前記弁体はその先端側受圧面と反対側の位置に前記低圧
    側の流体圧力を導入するための窪みを有し、その窪みは
    前記弁体の先端側受圧面と同面積の基端側受圧面を含む
    ものであることを特徴とする高圧電磁弁。
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