JPH11257139A - スロットル開度診断装置 - Google Patents

スロットル開度診断装置

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JPH11257139A
JPH11257139A JP10082916A JP8291698A JPH11257139A JP H11257139 A JPH11257139 A JP H11257139A JP 10082916 A JP10082916 A JP 10082916A JP 8291698 A JP8291698 A JP 8291698A JP H11257139 A JPH11257139 A JP H11257139A
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JP
Japan
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throttle
opening
valve
operating motor
valve operating
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JP10082916A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yonezawa
宏之 米澤
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットル開度診断装置において、付勢手段
の異常を迅速に且つ容易に判定し、スロットル開度の診
断を実施することにある。 【構成】 イグニションスイッチのオフ後に、バルブ作
動用モータを駆動させ、そして、このバルブ作動用モー
タの駆動を停止した後でスロットルバルブが中間開度に
ない場合には、付勢手段が異常であると判定する異常判
定回路が備えられた制御手段を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スロットル開度
診断装置に係り、特にスロットルバルブをバルブ作動用
モータによって開閉動作するとともにバルブ作動用モー
タの駆動を停止した時には付勢手段によってスロットル
バルブを中間開度に保持する一方、スロットル開度の異
常を診断するスロットル開度診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンにおいては、燃費や運転
性等の向上のために、電子制御式のスロットルシステム
を設けているものがある。
【0003】この電子制御式のスロットルシステムにあ
っては、スロットルバルブが備えられたスロットルボデ
ィにはスロットルバルブを開閉動作するバルブ作動用モ
ータとこのバルブ作動用モータの駆動を停止した時にス
ロットルバルブを中間開度に保持する付勢手段とスロッ
トルバルブの開度状態であるスロットル開度を検出する
スロットルポジションセンサとを設け、アクセルペダル
の踏込み状態によって目標スロットル開度を演算すると
ともにスロットルバルブが目標スロットル開度になるよ
うにバルブ作動用モータを駆動制御する一方、例えば、
バルブ作動用モータの駆動状態を検知してスロットル開
度の異常を診断しているものがある。上述の付勢手段
は、スロットルバルブを中間開度の閉じ側に付勢するリ
ターンスプリングとスロットルバルブを中間開度の開き
側に付勢するデフォルト(中間)スプリングとからな
り、バルブ作動用モータの駆動を停止した時に、リター
ンスプリングとデフォルトスプリングとの各付勢力によ
ってスロットルバルブを中間開度に保持するものであ
る。
【0004】また、このようなスロットルシステムとし
ては、例えば、特開平6−229298号公報、特開平
2−252926号公報に開示されている。特開平6−
229298号公報に記載のものは、スロットルバルブ
を作動するバルブ作動用モータを備えたスロットルシス
テムにおいて、スロットル開度をパラメータとしてこの
スロットル開度が目標開度になるようにスロットルバル
ブ駆動手段への制御信号を演算する第1の制御信号発生
手段に加え、スロットルバルブの開度に対応させて予め
設定された駆動電源値をパラメータとしてスロットルバ
ルブ駆動手段への制御信号を演算する第2の制御信号発
生手段を備え、スロットルバルブの基準位置が検出され
るまでは、第2の制御信号発生手段で演算された制御信
号をスロットルバルブ駆動手段に与えることにより、ス
ロットルバルブの基準位置が検出されずいまだスロット
ルによる制御ができない間も、アクセル操作子の位置に
基づいて求められる目標開度に精度よく対応した制御信
号がスロットルバルブ駆動手段へ与えられ、ドライバの
アクセル操作に的確に対応したスロットル制御が行なわ
れるものである。特開平2−252926号公報に記載
のものは、スロットルバルブを作動するバルブ作動用モ
ータを備えたスロットルシステムにおいて、車両の通常
走行中は、アクセルペダルの踏込み量に応じたスロット
ルバルブの開閉制御がアクチュエータを介して適正に行
なわれるとともに、断線や電気系統の故障時には、制御
ユニットからの出力信号によりアクチュエータを停止さ
せるとともに、スロットルバルブが全閉状態となって車
両の異常走行が防止され、その後、アクセルワイヤをス
ロットルバルブ軸に設けられたスロットルカムに付け換
えることによってスロットルバルブの機械的操作が可能
になり、通常の走行が確保できるようにしたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、スロ
ットルシステムにあっては、バルブ作動用モータの駆動
状態によってスロットル開度の異常の診断を実施してい
るが、バルブ作動用モータの駆動を停止した時にスロッ
トルバルブを中間開度に保持する付勢手段の異常を検出
することが困難であるとともに、車両の走行中には、ア
クセルペダルの位置が絶えず変化して一定のスロットル
開度になりにくいことから、付勢手段の異常を検出する
ことができず、このため、付勢手段に異常がある場合
に、スロットル開度の異常の診断を十分に実施すること
ができないという不都合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、スロットルバルブが備え
られたスロットルボディには前記スロットルバルブを開
閉動作するバルブ作動用モータとこのバルブ作動用モー
タの駆動を停止した時に前記スロットルバルブを中間開
度に保持する付勢手段と前記スロットルバルブの開度状
態であるスロットル開度を検出するスロットルポジショ
ンセンサとを設け、アクセルペダルの踏込み状態によっ
て目標スロットル開度を演算するとともに前記スロット
ルバルブが前記目標スロットル開度になるように前記バ
ルブ作動用モータを駆動制御する一方、スロットル開度
の異常を診断するスロットル開度診断装置において、イ
グニションスイッチのオフ後に前記バルブ作動用モータ
を駆動し、このバルブ作動用モータの駆動を停止した後
に前記スロットルバルブが前記中間開度にない場合には
前記付勢手段が異常であると判定する異常判定回路が備
えられた制御手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、イグニションスイッ
チのオフ後に、バルブ作動用モータを駆動させ、そし
て、このバルブ作動用モータの駆動を停止した後に、ス
ロットルバルブが中間開度にない場合には、付勢手段の
異常を判定するので、構成を簡単にして、付勢手段の異
常を確実に検出し、もって、スロットル開度の異常の診
断を迅速に且つ適切に実施させることができる。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜5は、この発明の第1実
施例を示すものである。図3において、2は車両(図示
せず)に搭載されるエンジン、4はシリンダブロック、
6はシリンダヘッド、8は吸気マニホールド、10は吸
気通路、12はサージタンク、14はスロットルボデ
ィ、16は吸気管、18はエアクリーナである。エンジ
ン2には、電子制御式のスロットルシステム20が設け
られている。
【0009】吸気マニホールド8には、シリンダヘッド
6近傍に燃料噴射弁22が取付けられ、また、冷却水通
路24が形成されている。
【0010】サージタンク12には、圧力導入管26の
一端側が接続して設けられている。この圧力導入管26
の他端側には、吸気管圧力を検出する圧力センサ28が
取付けられている。
【0011】スロットルボディ14にあっては、図4、
5に示す如く、ケース部30にスロットルバルブ32が
取付けられたバルブ軸34の一端側を回動可能に設け、
このバルブ軸34の他端側にはギヤ機構36を介してバ
ルブ作動用モータ38が連結して設けられている。
【0012】ギヤ機構36は、バルブ軸34の他端側に
固定したバルブギヤ40と、バルブ作動用モータ38の
モータ軸42の先端側に固定したモータギヤ44と、バ
ルブ軸34とバルブ作動用モータ38間でケース部30
に軸支した中間軸46に固定されてバルブギヤ40に噛
合したバルブ側中間ギヤ48と、中間軸46に固定され
てモータギヤ44に噛合したモータ側中間ギヤ50とか
らなる。
【0013】また、スロットルボディ14には、バルブ
作動用モータ38の駆動が停止した時に、スロットルバ
ルブ32を中間開度(デフォルト開度:αo )に保持す
るように、付勢手段52としてのリターンスプリング5
4とデフォルト(中間)スプリング56とが設けられて
いる。リターンスプリング54は、スロットルバルブ3
2を中間開度の閉じ側に付勢するように、一端側がバル
ブ軸34に係着されているとともに、他端側がケース部
30に係着されている。デフォルトスプリング56は、
スロットルバルブ32を中間開度の開き側に付勢するよ
うに、一端側がバルブ軸34に固定した係着用フランジ
58に係着されているとともに、他端側がケース部30
に取付けた係着用ピン60に係着されている。よって、
バルブ作動用モータ38の駆動が停止した時には、リタ
ーンスプリング54の閉じ側への付勢力とデフォルトス
プリング56の開き側への付勢力との釣り合い状態によ
り、スロットルバルブ32が中間開度の所定範囲内に保
持されているものである。
【0014】更に、スロットルボディ14には、スロッ
トルバルブ32の開度状態であるスロットル開度を検出
するスロットルポジションセンサ62が設けられてい
る。このスロットルポジションセンサ62は、バルブ軸
34に固定した回転部62aとケース部30に固定した
検知部62bとからなる。
【0015】バルブ作動用モータ38は、制御手段64
に連絡し、この制御手段64からの通電(電圧信号)に
よって駆動される。この制御手段64は、互いに連絡し
た第1制御部(演算用制御部)66と第2制御部(駆動
用制御部)68とからなる。
【0016】第1制御部66には、燃料噴射弁22と、
圧力センサ28と、スロットルポジションセンサ62
と、吸気マニホールド8に設けた水温センサ70と、点
火機構72のディストリビュータ74と、メインスイッ
チ76及びヒューズ78を介したバッテリ80と、運転
者に知らせる警告ランプ82と、バッテリ80に連絡し
たリレー84と、イグニションスイッチ86と、アクセ
ルポジションセンサ88とが連絡している。このアクセ
ルポジションセンサ88は、アクセルペダル90に連絡
し、このアクセルペダル90の踏込み状態を検出し、こ
の踏込み状態の信号を第1制御部66に出力するもので
ある。
【0017】また、第1制御部66には、タイマ回路6
6aと、アクセルポジションセンサ88からのアクセル
ペダル90の踏込み状態の信号によって目標スロットル
開度を演算する開度演算回路66bと、付勢手段52の
異常を判定してスロットル開度の異常を診断する異常判
定回路66cと、スロットルポジションセンサ62から
の検出信号であるスロットル開度及び上述のスロットル
開度の診断の結果を記憶する第1記憶回路(RAM)6
6dとが内蔵して設けられている。
【0018】第2制御部68には、バルブ作動用モータ
38と、スロットルポジションセンサ62と、前記リレ
ー84とが連絡している。
【0019】また、この第2制御部68には、スロット
ルポジションセンサ62からの検出信号であるスロット
ル開度及び上述のスロットル開度の診断の結果を記憶す
る第2記憶回路(RAM)68dが内蔵して設けられて
いる。
【0020】これにより、第1、第2制御部66、68
からなる制御手段64にあっては、アクセルペダル90
の踏込み状態をアクセルポジションセンサ88が検出
し、このアクセルポジションセンサ88からの信号を第
1制御部66に入力させると、この第1制御部66の開
度演算回路66bが目標スロットル開度を演算してこの
目標スロットル開度の信号を第2制御部68に出力し、
そして、この第2制御部68がバルブ作動用モータ38
を駆動し、スロットルバルブ32を開閉動作して目標ス
ロットル開度にし、これにより、エンジン出力を制御
し、一方で、スロットルポジションセンサ62がそのス
ロットルバルブ32のスロットル開度を検出してこのス
ロットル開度の検出信号を第1、第2制御部66、68
に出力している。
【0021】また、制御手段64にあっては、イグニシ
ョンスイッチ86のオフ後に、バルブ作動用モータ38
を駆動し、バルブ作動用モータ38の駆動を停止した後
にスロットルバルブ32が中間開度にない場合には、付
勢手段52が異常と判定したり、また、この時に、バル
ブ作動用モータ38の駆動・停止を複数回繰返して付勢
手段52の異常を判定するものである。
【0022】次に、この第1実施例の作用を、図1のフ
ローチャート及び図2のタイムチャートに基づいて説明
する。
【0023】制御手段64において、プログラムがスタ
ートし、エンジン2を停止すべく、イグニションスイッ
チ86をオフにすると(ステップ102)(図2のaで
示す)、制御手段64に電源が供給されていることか
ら、タイマ回路66aがスタートし(ステップ10
4)、そして、スロットルバルブ32の全閉側の目標ス
ロットル開度値θA を設定する(ステップ106)。
【0024】そして、第2制御部68がバルブ作動用モ
ータ38に通電、つまり、電圧信号(マイナス側)を出
力すると、このバルブ作動用モータ38が駆動してスロ
ットルバルブ32を閉じ側に回動する(ステップ10
8)。このスロットルバルブ32は、バルブ作動用モー
タ38の駆動により、イグニションスイッチ86のオフ
時(図2のaで示す)から漸次閉じ側に回動し、このイ
グニションスイッチ86のオフ時(図2のaで示す)か
ら一定時間t1 経過すると(図2のbで示す)、全閉状
態になる。
【0025】このとき、スロットルポジションセンサ6
2からの検出信号であるスロットルバルブ32の全閉側
の実際のスロットル開度θ1 を読込み(ステップ11
0)、この全閉側の実際のスロットル開度θ1 を第1ス
ロットル開度値θaとする(ステップ112)。
【0026】そして、スロットル全閉側正常判定しきい
値Aと、上述の第1スロットル開度値θaと、上述の全
閉側の目標スロットル開度値θA との関係が、|θA
θa|≦Aか否かを判断する(ステップ114)。
【0027】このステップ114がNOの場合には、ス
テップ108に戻し、バルブ作動用モータ38の駆動を
継続する(図2において、aからbの間の一定時間
1 、及び、bからcの間の一定時間t2 で示す)。
【0028】一方、ステップ114がYESの場合に
は、バルブ作動用モータ38の駆動を停止する(ステッ
プ116)(図2のcで示す)。このように、バルブ作
動用モータ38の駆動を停止すると、リターンスプリン
グ54とデフォルトスプリング56との各付勢力によ
り、スロットルバルブ32が、開き側に漸次戻り、リタ
ーンスプリング54やデォルトスプリング56に異常が
ない場合には、終には、中間開度の所定範囲内にあるが
(図2のdで示す)、リターンスプリング54やデフォ
ルトスプリング56に異常がある場合には、スロットル
バルブ32が中間開度の所定範囲内にはない。
【0029】そして、このバルブ作動用モータ38の駆
動の停止中に、スロットルポジションセンサ62からの
スロットルバルブ32の中間開度側の実際のスロットル
開度θ2 を読込み(ステップ118)、この中間開度側
の実際のスロットル開度θ2を第2スロットル開度値θ
bとする(ステップ120)。
【0030】そして、第1デフォルト開度正常判定しき
い値Bと、上述の第2スロットル開度値θbと、中間開
度(αo )に対応するデフォルト開度値θB との関係
が、|θB −θb|≦Bか否かを判断する(ステップ1
22)。ここで、0≦全閉側の目標スロットル開度値
(θA )<デフォルト開度値(θB )=中間開度
(αo )の関係がある。また、全閉側の目標スロットル
開度値(θA )は、全閉(0o )でもよい。更に、スロ
ットル全閉側正常判定しきい値Aと第1デフォルト開度
正常判定しきい値Bとは、開度で1o 以内位である。
【0031】このステップ122がNOの場合には、ス
テップ118に戻し、スロットル開度の読込みを継続す
る(図2のcからdの間の一定時間t3 で示す)。
【0032】一方、ステップ122がYESの場合に
は、このスロットル開度状態が一定時間(図2のdから
eの間の一定時間t4 で示す)内か否かを判断する(ス
テップ124)。
【0033】このステップ124がYESの場合には、
リターンスプリング54やデフォルトスプリング56が
正常であると判断する(ステップ126)。
【0034】一方、ステップ124がNOの場合には、
リターンスプリング54やデフォルトスプリング56が
異常であると判断する(ステップ128)。
【0035】そして、これらの判断が終ったら、プログ
ラムをエンドとする(ステップ130)。
【0036】また、この付勢手段52の異常の判定の結
果は、第1、第2制御部66、68の第1、第2記憶回
路66d、68dに保存される。
【0037】上述の判定で付勢手段52が異常である場
合には、その結果を次のエンジン2の始動時に読込ま
せ、警告ランプ82で運転手に知らせる。
【0038】この結果、エンジン2の停止後の所定時間
内に、バルブ作動用モータ38の駆動を停止した時に、
リターンスプリング54とデフォルトスプリング56と
の各付勢力によってスロットルバルブ32が中間開度
(αo :デフォルト開度)になることを利用し、バルブ
作動用モータ38の駆動・停止を複数回実施することに
より、リターンスプリング54やデフォルトスプリング
56の異常を、短時間で検出することができ、もって、
スロットル開度の異常の診断を容易に行なわせることが
できる。
【0039】また、部品の追加を不要として付勢手段5
2の異常を判定できるので、部品点数を低減し、構成が
簡単であり、保守点検を容易とし、また、廉価とするこ
とができる。
【0040】図6、7は、この発明の第2実施例を示す
ものである。
【0041】この第2実施例においては、上述の第1実
施例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0042】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、制御手段64にあっては、イグニ
ションスイッチ86のオフ後に、バルブ作動用モータ3
8の駆動・停止を複数回繰り返すとともに、このバルブ
作動用モータ38の駆動・停止の繰り返し中には、スロ
ットルバルブ32を中間開度の閉じ側と開き側との双方
に動作させるように、バルブ駆動用モータ38を駆動制
御する。
【0043】この第2実施例の作用を、図6のフローチ
ャート及び図7のタイムチャートに基づいて説明する。
【0044】制御手段64において、プログラムがスタ
ートし、エンジン2を停止すべく、イグニションスイッ
チ86をオフにすると(ステップ202)(図7のaで
示す)、制御手段64に電源が供給されていることか
ら、タイマ回路66aがスタートし(ステップ20
4)、そして、スロットルバルブ32の全閉側の目標ス
ロットル開度値θA を設定する(ステップ206)。
【0045】そして、第2制御部68がバルブ作動用モ
ータ38に通電、つまり、電圧信号(マイナス側)を出
力すると、このバルブ作動用モータ38が駆動してスロ
ットルバルブ32を閉じ側に回動する(ステップ20
8)。このスロットルバルブ32は、バルブ作動用モー
タ38の駆動により、イグニションスイッチ86のオフ
時(図7のaで示す)から漸次閉じ側に回動し、イグニ
ションスイッチ86のオフ時(図7のaで示す)から一
定時間t1 経過すると(図7のbで示す)、全閉状態に
なる。
【0046】このとき、スロットルポジションセンサ6
2からの検出信号であるスロットルバルブ32の全閉側
の実際のスロットル開度θ1 を読込み(ステップ21
0)、この全閉側の実際のスロットル開度θ1 を第1ス
ロットル開度値θaとする(ステップ212)。
【0047】そして、スロットル全閉側正常判定しきい
Aと、上述の第1スロットル開度値θaと、上述の全閉
側の目標スロットル開度値θA との関係が、|θA −θ
a|≦Aか否かを判断する(ステップ214)。
【0048】このステップ214がNOの場合には、ス
テップ208に戻し、バルブ作動用モータ38の駆動を
継続する(図7において、aからbの間の一定時間
1 、及び、bからcの間の一定時間t2 で示す)。
【0049】一方、ステップ214がYESの場合に
は、バルブ作動用モータ38の駆動を停止する(ステッ
プ216)(図7のcで示す)。このように、バルブ作
動用モータ38の駆動を停止すると、リターンスプリン
グ54とデフォルトスプリング56との各付勢力によ
り、スロットルバルブ32が、開き側に漸次戻り、リタ
ーンスプリング54やデォルトスプリング56に異常が
ない場合には、終には、中間開度の所定範囲内にあるが
(図7のdで示す)、リターンスプリング54やデフォ
ルトスプリング56に異常がある場合には、スロットル
バルブ32が中間開度の所定範囲内にはない。
【0050】そして、このバルブ作動用モータ38の駆
動の停止中に、スロットルポジションセンサ62からの
スロットルバルブ32の中間開度側の実際のスロットル
開度θ2 を読込み(ステップ218)、この中間開度側
の実際のスロットル開度θ2を第2スロットル開度値θ
bとする(ステップ220)。
【0051】そして、第1デフォルト開度正常判定しき
い値Bと、上述の第2スロットル開度値θbと、上述の
中間開度(αo )に対応するデフォルト開度値θB との
関係が、|θB −θb|≦Bか否かを判断する(ステッ
プ222)。ここで、0≦全閉側の目標スロットル開度
値(θA )<デフォルト開度値(θB )=中間開度(α
o )の関係がある。また、全閉側の目標スロットル開度
(θA )は、全閉(0o )でもよい。更に、スロットル
全閉側正常判定しきい値Aと第1デフォルト開度正常判
定しきい値Bとは、開度で1o 以内位である。
【0052】このステップ222がNOの場合には、ス
テップ218に戻し、スロットル開度の読込みを継続す
る(図7のcからdの間の一定時間t3 で示す)。
【0053】また、スロットルバルブ32のスロットル
開度が安定しているかを確認するために、一定時間t4
(図7のdからeの間で示す)だけ経過させる。
【0054】一方、ステップ222がYESの場合に
は、再び、第2制御部68がバルブ作動用モータ38に
通電、つまり、電圧信号(プラス側)を出力すると、こ
のバルブ作動用モータ38が駆動してスロットルバルブ
32を開き側に漸次回動し、スロットル開度が漸次大き
くなる(ステップ224)(図7のeからfの間の一定
時間t5 で示す)。
【0055】そして、バルブ作動用モータ38の駆動を
停止すると(ステップ226)(図7のfで示す)、リ
ターンスプリング54とデフォルトスプリング56との
各付勢力により、スロットルバルブ32が、閉じ側に漸
次戻り(図7のfからgの間の一定時間t6 で示す)、
リターンスプリング54やデフォルトスプリング56に
異常がない場合には、終には、中間開度の所定範囲内に
あるが(図7のgで示す)、リターンスプリング54や
デフォルトスプリング56に異常がある場合には、スロ
ットルバルブ32が中間開度の所定範囲内にはない。
【0056】このとき、スロットルポジションセンサ6
2からのスロットルバルブ32の中間開度が開き側の実
際のスロットル開度θ3 を読込み(ステップ228)、
この開き側の実際のスロットル開度θ3 を第3スロット
ル開度値θdとする(ステップ230)。
【0057】そして、第2デフォルト開度正常判定しき
い値Dと、上述の第3スロットル開度値θdと、上述の
デフォルト開度値θB との関係が、|θB −θd|≦D
か否かを判断する(ステップ232)。
【0058】このステップ232がNOの場合には、ス
テップ228に戻し、スロットル開度の読込みを継続す
る。
【0059】一方、ステップ232がYESの場合に
は、第3デフォルト開度正常判定しきい値Eと、上述の
第2スロットル開度値θbと、上述の第3スロットル開
度値θdとの関係が、|θb−θd|≦Eか否かを判断
する(ステップ234)。ここで、第2、3デフォルト
開度正常判定しきい値D、Eは、同一の値でもよく、ま
た、開度が1o 以内位である。
【0060】このステップ234がYESの場合には、
このスロットル開度状態が一定時間(図7のgからhの
間の一定時間t7 )内か否かを判断する(ステップ23
6)。
【0061】このステップ236がYESの場合には、
リターンスプリング54やデフォルトスプリング56が
正常であると判断する(ステップ238)。
【0062】一方、ステップ236がNOの場合には、
リターンスプリング54やデフォルトスプリング56に
異常があると判断する(ステップ240)。
【0063】そして、これらの判断が終ったら、プログ
ラムをエンドとする(ステップ242)。
【0064】更に、この判定の結果は、第1、第2制御
部66、68の第1、第2記憶回路66d、68dに保
存される。
【0065】次いで、異常があった場合には、その結果
を次のエンジン2の起動時に読込み、そして、警告ラン
プ82で運転手に知らせる。
【0066】この第2実施例によれば、上述の第1実施
例と同じ効果を得るとともに、バルブ作動用モータ38
の駆動・停止の繰り返し中に、スロットルバルブ32を
閉じ側と開き側との双方に動作させるので、付勢手段5
2の異常をより効果的に且つ確実に判定する事ができ
る。
【0067】なお、上述の実施例にあっては、リターン
スプリング54及びデフォルトスプリング56の本数や
その構造に関係なく、全ての電子制御式のスロットルシ
ステムに採用することができるとともに、リターンスプ
リング54やデフォルトスプリング56の異常を、エン
ジン2の始動前にも、同様に、判定することができる。
【0068】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、イグニションスイッチのオフ後にバルブ
作動用モータを駆動させ、このバルブ作動用モータの駆
動を停止した後にスロットルバルブが中間開度にない場
合には付勢手段が異常であると判定する異常判定回路が
備えられた制御手段を設けたことにより、構成を簡単に
して、付勢手段の異常を確実に検出し、もって、スロッ
トル開度の異常の診断を迅速に且つ適切に実施させ得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるスロットル開度の異常の診
断のフローチャートである。
【図2】第1実施例におけるスロットル開度の異常の診
断のタイムチャートである。
【図3】スロットルシステムのシステム構成図である。
【図4】スロットルボディの断面図である。
【図5】図4のスロットルボディの側面図である。
【図6】第2実施例におけるスロットル開度の異常の診
断のフローチャートである。
【図7】第2実施例におけるスロットル開度の異常の診
断のタイムチャートである。
【符号の説明】
2 エンジン 14 スロットルボディ 32 スロットルバルブ 36 ギヤ機構 52 付勢手段 54 リターンスプリング 56 デフォルトスプリング 62 スロットルポジションセンサ 64 制御手段 66 第1制御部 68 第2制御部 82 警告ランプ 86 イグニションスイッチ 88 アクセルポジションセンサ 90 アクセルペダル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブが備えられたスロット
    ルボディには前記スロットルバルブを開閉動作するバル
    ブ作動用モータとこのバルブ作動用モータの駆動を停止
    した時に前記スロットルバルブを中間開度に保持する付
    勢手段と前記スロットルバルブの開度状態であるスロッ
    トル開度を検出するスロットルポジションセンサとを設
    け、アクセルペダルの踏込み状態によって目標スロット
    ル開度を演算するとともに前記スロットルバルブが前記
    目標スロットル開度になるように前記バルブ作動用モー
    タを駆動制御する一方、スロットル開度の異常を診断す
    るスロットル開度診断装置において、イグニションスイ
    ッチのオフ後に前記バルブ作動用モータを駆動し、この
    バルブ作動用モータの駆動を停止した後に前記スロット
    ルバルブが前記中間開度にない場合には前記付勢手段が
    異常であると判定する異常判定回路が備えられた制御手
    段を設けたことを特徴とするスロットル開度診断装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記イグニションスイ
    ッチのオフ後に、前記バルブ作動用モータの駆動・停止
    を複数回繰り返し、前記異常判定回路によって前記付勢
    手段の異常を判定することを特徴とする請求項1に記載
    のスロットル開度診断装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記イグニションスイ
    ッチのオフ後に、前記バルブ作動用モータの駆動・停止
    を複数回繰り返すとともに、このバルブ作動用モータの
    駆動・停止の繰り返し中には、前記スロットルバルブを
    前記中間開度の閉じ側と開き側との双方に動作させるよ
    うに、前記バルブ作動用モータを駆動制御することを特
    徴とする請求項1に記載のスロットル開度診断装置。
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