JPH11257021A - 発電プラント - Google Patents

発電プラント

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JPH11257021A
JPH11257021A JP6522898A JP6522898A JPH11257021A JP H11257021 A JPH11257021 A JP H11257021A JP 6522898 A JP6522898 A JP 6522898A JP 6522898 A JP6522898 A JP 6522898A JP H11257021 A JPH11257021 A JP H11257021A
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JP
Japan
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cooling
water
hydrogen gas
cooling water
gas
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6522898A
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English (en)
Inventor
Eijirou Kaino
栄二郎 改野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH11257021A publication Critical patent/JPH11257021A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス冷却器の伝熱性能の低下を防止すると共
に発電プラントの熱効率を向上させる。 【解決手段】 本発明の発電プラント10は、蒸気タービ
ン16と、この蒸気タービンの排気を冷却して復水させる
復水器20と、蒸気タービンに連結されたガス冷却タービ
ン発電機18とを備え、ガス冷却タービン発電機に供給さ
れるガスを冷却水を用いて冷却するガス冷却器34を設
け、ガス冷却器が冷却水として蒸気タービンの復水を用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電プラントに係
り、特に、蒸気タービンと、この蒸気タービンの排気を
冷却して復水させる復水器と、蒸気タービンに連結され
たガス冷却タービン発電機とを備えた発電プラントに関
する。
【0002】
【従来の技術】発電プラントで使用されるガス冷却ター
ビン発電機は、水素ガスによりその内部が冷却されるよ
うになっている。従来は、図2に示すように、水素ガス
冷却器2において冷却水により冷却された水素ガスがガ
ス供給路3を通ってガス冷却タービン発電機1に供給さ
れて発電機内部が冷却され、その後、昇温した水素ガス
はガス戻り路4を通って水素ガス冷却器2に戻り、冷却
水により冷却され、再び発電機の冷却に供せられる。一
方、昇温した冷却水は、冷却塔5により冷却される。冷
却塔5は、冷却水循環路6により水素冷却器2に接続さ
れ、冷却水は、冷却水循環路6に設けられた冷却水ポン
プ7により強制的に循環する。冷却塔5は、冷却水循環
路6からの昇温した冷却水を上方から散布し、通風機8
により大気空気を吸い込み、この大気空気を冷却水と強
制的に接触させて冷却水を冷却する。冷却された冷却水
は、冷却水ポンプ7により水素ガス冷却器2に供給さ
れ、水素ガスの冷却に供せられる。
【0003】しかしながら、冷却塔5に吸い込まれる空
気が塵埃及び有毒ガスを含む場合には、循環する冷却水
がそれらにより汚染・汚濁され、その結果、水素ガス冷
却器2の性能が低下すると共に冷却塔5及び冷却水循環
路6の配管の寿命が短くなる。これを解決するために、
汚染・汚濁された冷却水を連続的に排水すると共にきれ
いな水を補給することにより冷却水の不純物の濃度が一
定値以下となるように希釈させたり、又は、所定時間を
置いて定期的に冷却水の全てを排水し新たな水と取り替
えるようにしていた。しかしながら、この方法では、多
大な経費を必要とすると共に予期したほどの効果が実際
には期待できないということが判明している。このた
め、従来は、冷却水内に薬品を注入して水質管理を行な
うことにより、冷却水の汚染等を防止するようにしてい
た。より具体的に言えば、例えば、冷却水が、硬水のよ
うに炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの無機物を
含むような場合には、ソーダ水を加えて沈殿させたり、
イオン交換樹脂により軟化して無機物を除去するように
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、水素ガス冷却器2の冷却水は、冷却塔5で大
気空気と接触するオープンサイクルとなっているため、
薬品を注入して水質管理を行なっていても、現実には、
大気空気の汚染による腐食環境にあるため、経年的に、
冷却水循環路6、水素ガス冷却器2内部の配管、冷却塔
5の内部にスケールが沈殿・堆積し、その結果、水素ガ
ス冷却器2の伝熱性能が低下する等の問題が発生してい
る。本発明は、上記の従来技術の持つ問題点を解決する
ためになされたものであり、ガス冷却器の伝熱性能の低
下を防止すると共にガス冷却器のための難しい薬品注入
による水質管理を省略することが出来る発電プラントを
提供することを目的をしている。
【0005】さらに、本発明は、ガス冷却タービン発電
機の冷却ガスの発熱量を蒸気タービンの復水の温度上昇
に利用して熱回収を図ることによりプラント全体の熱効
率が向上した発電プラントを提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、蒸気タービンと、この蒸気タービンの
排気を冷却して復水させる復水器と、蒸気タービンに連
結されたガス冷却タービン発電機とを備えた発電プラン
トにおいて、ガス冷却タービン発電機に供給されるガス
を冷却水を用いて冷却するガス冷却器が設けられ、この
ガス冷却器が冷却水として上記蒸気タービンの復水を用
いることを特徴としている。このように構成された本発
明においては、ガス冷却器によりガス冷却タービン発電
機に供給されるガスが冷却水を用いて冷却され、ここで
使用される冷却水として蒸気タービンの復水が用いられ
ている。この蒸気タービンの復水は、既に薬品注入によ
る水質管理が行われているため、ガス冷却器内部の配管
等にスケールが沈殿・堆積することがなく、それによ
り、ガス冷却器の伝熱性能の低下が防止される。また、
ガス冷却器の冷却水として充分に薬品処理された蒸気タ
ービン復水を用いるため、従来行われていた冷却水のた
めの薬品注入による水質管理を省略することができる。
さらに、ガス冷却タービン発電機の冷却ガスの発熱量を
蒸気タービンの復水の温度上昇に利用して熱回収を図っ
ているため、発電プラント全体の熱効率も向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明による発電プラントの一実施形態を説明する。図1
は、本発明の発電プラントの一実施形態を示す概略全体
構成図である。この図1に示すように、符号10は、発
電プラント全体を示し、この発電プラント10には、給
水を加熱して蒸気にするボイラ12と、このボイラ12
内に設けられ蒸気を加熱して過熱蒸気とする過熱器14
と、この過熱蒸気が供給されて回転する蒸気タービン1
6と、この蒸気タービン16に直結して設けられた水素
ガス冷却タービン発電機18と、蒸気タービン16の排
気を冷却して復水させる復水器20と、復水(給水)を
循環させる復水ポンプ22及び給水ポンプ24と、給水
を加熱する給水加熱器26を備えている。
【0008】水素ガス冷却タービン発電機16を除くこ
れらの各機器は、過熱蒸気、蒸気、給水(飽和水)の状
態の水を循環させるための循環路28により接続されて
いる。また、蒸気タービン16の中間部と給水加熱器2
6が中間部接続路30により接続され、蒸気熱を利用し
てボイラの給水を加熱するようにしている。循環路28
内の水は、過熱器14と蒸気タービン16を接続する循
環路28aでは過熱蒸気となっており、蒸気タービン1
6と復水器20を接続する循環路28bでは蒸気となっ
ており、復水器20とボイラ12を接続する循環路28
cでは給水(復水)となっている。本実施形態において
は、さらに、復水器20と給水加熱器26との間の循環
路28cに、この循環路28cをバイパスするバイパス
路32を設け、このバイパス路32に水素ガス冷却器3
4が設けられている。水素ガス冷却器34は、水素ガス
冷却タービン発電機18とガス供給路36及びガス戻し
路38により接続されている。水素ガス冷却器34は、
上述したように、水素ガス冷却タービン発電機18を冷
却して昇温した水素ガスを冷却して再度水素ガス冷却タ
ービン発電機18に供給するためのものである。具体的
に説明すれば、この水素ガス冷却器34は、フィン付チ
ューブ(図示せず)を備えた表面熱交換器であり、冷却
水がチューブ内を流れ水素ガスがチューブ外面を通過す
ることにより熱交換を行ない、水素ガスが冷却水により
冷却されるようになっている。
【0009】本実施形態では、このように、水素ガス冷
却器34を復水器20と給水加熱器26との間の循環路
28cをバイパスするバイパス路32に設けることよ
り、水素ガス冷却器34の冷却水として蒸気タービン1
6の復水を用いるようにしている。一方、循環路28を
循環する給水(復水)は、クローズドサイクルであり、
本来的に充分に薬品注入による水質管理がなされてい
る。このため、水素ガス冷却器34の冷却水としてこの
ようにクローズドサイクルであり且つ充分に薬品注入に
よる水質管理がなされた復水を使用することができる。
次に上記実施形態の作用効果を説明する。復水器20か
らの復水は、復水ポンプ22を介して給水加熱器26に
流れ、復水の一部の所定量がバイパス路32に流入し水
素ガス冷却器34内を流れる。水素ガス冷却器34にお
いて、復水はフィン付チューブ内を流れ、一方、水素ガ
スはチューブの外面を通過し、両者の熱交換が行われ
る。即ち、水素ガス冷却タービン発電機18の内部を冷
却して昇温した水素ガスは、ガス戻し路38を通って水
素ガス冷却器34に流入し、冷却水である復水との熱交
換により冷却され、再び、ガス供給路36を通って水素
ガス冷却タービン発電機18に供給される。
【0010】ここで、図1に示す冷却塔を用いた従来の
装置においては、水素ガス冷却器に流入する冷却水の温
度は、約30℃乃至約35℃であり、一方、本実施形態
において、冷却水として使用される復水の温度は、約3
0℃乃至約45℃であるため、冷却水として復水を使用
することが可能である。上述したように、本実施形態で
は、水素ガス冷却器34の冷却水としてクローズドサイ
クルであり且つ充分に薬品注入による水質管理がなされ
た復水を使用している。この結果、本実施形態によれ
ば、冷却水として用いる復水がクローズドサイクルであ
るため、オープンサイクルの冷却水を用いた従来技術が
置かれていた大気空気の汚染による腐食環境から、水素
ガス冷却器34を隔離することができる。さらに、冷却
水として使用される復水は、充分に薬品注入による水質
管理充分に薬品処がなされているため、水素ガス冷却器
34内の配管(フィン付チューブを含む)内にスケール
が経年的に沈殿・堆積することがなく、その結果、スケ
ール付着による水素ガス冷却器34の伝熱性能の低下を
防止できる。
【0011】また、水素ガス冷却器に復水とは別の冷却
水を用いた場合にはその冷却水を上述したように薬品注
入による水質管理が必要であるが、本実施形態によれ
ば、既に薬品処理済みの復水を冷却水として使用してい
るため、このような薬品注入による水質管理を省略する
ことが出来る。また、水素ガス冷却器の冷却をこれ専用
の冷却塔設備を使用していた場合には、この冷却塔設備
が不要となり、設備費の削減が可能となる。さらに、本
実施形態によれば、水素ガス冷却器34において、復水
が水素ガスの発熱量を回収して温度上昇を行なう。具体
的に説明すれば、水素ガス冷却器34において、復水が
水素ガスを冷却することにより、復水の温度が例えば3
3.1℃から36.4℃まで昇温した。したがって、こ
のようにして復水が水素ガス冷却器34において温度上
昇した分(3.3℃の温度上昇)だけ発電プラント全体
の熱効率が向上する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発電プラ
ントによれば、ガス冷却器の伝熱性能の低下を防止する
と共にガス冷却器のための難しい薬品注入による水質管
理を省略することが出来る。さらに、本発明によれば、
ガス冷却タービン発電機の冷却ガスの発熱量を蒸気ター
ビンの復水の温度上昇に利用して熱回収を図ることによ
り、発電プラント全体の熱効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の発電プラントの一実施形態を示す概
略全体構成図
【図2】 従来の発電プラントにおける水素ガス冷却タ
ービン発電機の水素ガス冷却器の冷却装置を示す構成図
【符号の説明】
10 発電プラント 12 ボイラ 14 過熱器 16 蒸気タービン 18 水素ガス冷却タービン発電機 20 復水器 22 復水ポンプ 24 給水ポンプ 26 給水加熱器 28 循環路 30 中間部接続路 32 バイパス路 34 水素ガス冷却器 36 ガス供給路 38 ガス戻し路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気タービンと、この蒸気タービンの排
    気を冷却して復水させる復水器と、上記蒸気タービンに
    連結されたガス冷却タービン発電機とを備えた発電プラ
    ントにおいて、 上記ガス冷却タービン発電機に供給されるガスを冷却水
    を用いて冷却するガス冷却器が設けられ、このガス冷却
    器が上記冷却水として上記蒸気タービンの復水を用いる
    ことを特徴とする発電プラント。
JP6522898A 1998-03-16 1998-03-16 発電プラント Withdrawn JPH11257021A (ja)

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JP6522898A JPH11257021A (ja) 1998-03-16 1998-03-16 発電プラント

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JP6522898A JPH11257021A (ja) 1998-03-16 1998-03-16 発電プラント

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JPH11257021A true JPH11257021A (ja) 1999-09-21

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ID=13280860

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JP6522898A Withdrawn JPH11257021A (ja) 1998-03-16 1998-03-16 発電プラント

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160015235A (ko) * 2013-05-30 2016-02-12 제네럴 일렉트릭 컴퍼니 폐열 회수 시스템 및 방법
JP2017500492A (ja) * 2013-11-05 2017-01-05 シーメンス アクティエンゲゼルシャフト 液体冷却式発電機を備えた蒸気発電プラント
KR20190132576A (ko) * 2012-06-26 2019-11-27 삭세스 홀딩 게엠바하 Orc 순환에 의해 전기 에너지를 생성하는 장치
KR20200014962A (ko) * 2018-08-02 2020-02-12 고석순 효율이 향상된 orc 발전시스템

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607