JPH11255827A - ポリビニルアセタール樹脂及びこれを用いた合わせガラス用中間膜 - Google Patents

ポリビニルアセタール樹脂及びこれを用いた合わせガラス用中間膜

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JPH11255827A
JPH11255827A JP10061267A JP6126798A JPH11255827A JP H11255827 A JPH11255827 A JP H11255827A JP 10061267 A JP10061267 A JP 10061267A JP 6126798 A JP6126798 A JP 6126798A JP H11255827 A JPH11255827 A JP H11255827A
Authority
JP
Japan
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polyvinyl acetal
molecular weight
acetal resin
vinyl ester
polymerization
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JP10061267A
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English (en)
Inventor
Naoki Ueda
直樹 植田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B17/00Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
    • B32B17/06Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
    • B32B17/10Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
    • B32B17/10005Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
    • B32B17/1055Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
    • B32B17/10761Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer containing vinyl acetal

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子量、分子量分布、末端基が制御されたポ
リビニルアセタール樹脂及び、これを用いて優れた遮音
性を有する合わせガラス用中間膜を提供する。 【解決手段】 炭素数3〜20のビニルエステル系単量
体を重合させて得られるビニルエステル系重合体がケン
化されてなるポリビニルアルコール樹脂であって、該ビ
ニルエステル系重合体が、ビニルエステル系単量体をヨ
ウ素化合物の存在下でラジカル重合させて得られるポリ
ビニルアセタール樹脂。上記ポリビニルアセタール樹脂
を含有する合わせガラス用中間膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリビニルアセタ
ール樹脂及び合わせガラス用中間膜に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルアセタール樹脂は、ガラス、
金属に対して接着性に優れ、透明性が高く、引張強度に
優れるために、合わせガラス用中間膜、塗料、接着剤、
バインダー、相溶化剤、エナメル電線用ワニス等に用い
られている。
【0003】ポリビニルアセタール樹脂の分子量分布を
制御することが可能であれば、結晶性、力学的強度、流
動特性、熱安定性、他の樹脂との相溶性、可塑化効率、
分散安定性、接着性、動的粘弾特性等の改善が可能であ
る。また、末端基を制御することが可能であれば、末端
の反応性を利用したマクロモノマーの合成、架橋点とし
ての利用、ブロックポリマーの合成が可能となる。
【0004】しかしながらポリビニルアセタール樹脂
は、工業的にはポリビニルアルコールのケン化、アセタ
ール化により得られており、特に酢酸ビニルを原料とし
て生産されている。ポリ酢酸ビニルは工業的にはラジカ
ル重合によって得られているが、通常のラジカル重合法
では副反応が多く起こるため、分子量、分子量分布、末
端基の制御は困難であった。
【0005】これまで、ポリビニルアセタール樹脂を分
取GPCを用いて分子量分布の狭い樹脂を得る試みが提
案されている(特開平6− 号)が、工程が煩
雑で収率が悪く、工業的には実施が困難であった。
【0006】分子量の制御された重合体を得るためにリ
ビングラジカル重合が考えられる。実際に、スチレンや
アクリレートについてのリビングラジカル重合法は種々
提案されている(特開平7−126322号、Macromol
ecules 1995,28,8051-8056)が、ポリビニルアセタール
樹脂の原料となる酢酸ビニルにおいては、連鎖移動が起
こり易く、さらに、生長ラジカルが不安定であるため副
反応が起こり易く、上記方法をそのまま採用することは
出来ない。
【0007】酢酸ビニル単量体のリビングラジカル重合
に関して、Macromolecules 27,645-649 には、トリイソ
ブチルアルミニウム、2,2'-ビピリジル及び2,2,
6,6−テトラメチル−1−ピペリジニロキシ(TEM
PO)の3成分からなる触媒系でリビングラジカル重合
が可能であるとの記載がある。しかしながら、空気、水
分に対して不安定な金属錯体を触媒系として用いること
が必要であり、工業的に採用できる方法ではなかった。
【0008】また、ポリビニルアセタール樹脂の有用な
用途である合わせガラス用中間膜は、本来の機能である
破損時の飛散防止に加えて、遮音性が要求されており、
特開平4−254444号には積層化によって遮音性能
を発揮するものが提案されているが、未だ満足するもの
は得られていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解消し、分子量、分子量分布、末端基が制御さ
れたポリビニルアセタール樹脂を提供する。さらに、上
記ポリビニルアセタール樹脂を用いて、高い透明性・密
着性を有し、常温域で優れた遮音性を有する合わせガラ
ス用中間膜を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ある特定の
ヨウ素化合物を通常のラジカル重合の系に添加すること
により分子量分布が狭いポリビニルエステル系重合体が
得られ、これをケン化して得られるポリビニルアルコー
ル樹脂、及び、さらにこれをアセタール化して得られる
ポリビニルアセタール樹脂の分子量分布が狭いこと、ま
た、ケン化、アセタール化の後においても重合度の低下
がほとんどないことを見いだし、本発明を完成するに至
った。
【0011】本発明のポリビニルアセタール樹脂は、炭
素数3〜20のビニルエステル系単量体を重合させて得
られるビニルエステル系重合体がケン化されてなるポリ
ビニルアルコール樹脂であって、該ビニルエステル系重
合体が、ビニルエステル系単量体をヨウ素化合物の存在
下でラジカル重合させて得られるものであることを特徴
とする。
【0012】以下、本発明について説明する。本発明で
用いられるビニルエステル系重合体は、炭素数3〜20
のビニルエステル系単量体を重合することにより得られ
る。上記ビニルエステル系単量体の炭素数は、多くなる
と反応性が低下するので、上記範囲に限定される。
【0013】上記炭素数が3〜20のビニルエステル系
単量体としては、例えば、酢酸ビニル、蟻酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、n−カプロン酸ビニ
ル、イソカプロン酸ビニル、オクタン酸ビニル、ラウリ
ン酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニ
ル、トリメチル酢酸ビニル、クロロ酢酸ビニル、トリク
ロロ酢酸ビニル、トリフルオロ酢酸ビニル、安息香酸ビ
ニル等が挙げられ、これらは単独で用いられてもよく、
二種以上が併用されてもよい。これらの中でも、特に酢
酸ビニルは、工業的に広く用いられているので好適であ
る。
【0014】上記ビニルエステル系単量体をヨウ素化合
物を添加してラジカル重合させることにより、分子量分
布(重量平均分子量/数平均分子量)が精密に制御され
たビニルエステル系重合体を得ることが出来る。ビニル
エステル系重合体の分子量分布は1.05〜1.9であ
ることが好ましい。このような分子量分布の狭い範囲で
あるビニルエステル系重合体は本発明によってはじめて
得られるものである。上記分子量分布が1.05未満で
あるものは事実上合成が困難であって工業的生産は非現
実的であり、1.9を超えるものでは、本発明で目指す
高機能化、高性能化を達成するポリビニルアセタール樹
脂を得ることが出来ない。より好ましくは1.05〜
1.8、さらに好ましくは1.2〜1.6である。
【0015】上記ヨウ素化合物としては、分子中に炭素
−ヨウ素結合、水素−ヨウ素結合及びハロゲン−ヨウ素
結合の中から選ばれる1種以上の結合を有する化合物を
用いることが好ましい。
【0016】上記分子中に炭素−ヨウ素結合をもつ化合
物としては、ヨウ化アルキル、ヨウ化パーフルオロアル
キル、ヨウ化水素とアルケンとの付加体、ヨウ化フェニ
ル等が挙げられる。これらのヨウ素化合物は、単独で用
いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0017】上記ヨウ化アルキルとしては、例えば、ヨ
ードメタン、ヨードエタン、ヨードプロパン、ヨードブ
タン、ジヨードメタン、1,2−ジヨードエタン、ヨー
ドホルム、クロロヨードメタン、ヨードアセトニトリ
ル、ヨード酢酸等が挙げられる。上記ヨウ化パーフルオ
ロアルキルとしては、例えば、ヨードパーフルオロプロ
パン、1−ヨードパーフルオロヘキサン、1−ヨードパ
ーフルオロオクタン、1,2−ジヨードパーフルオロエ
タン、1,4−ジヨードパーフルオロブタン、1,6−
ジヨードパーフルオロヘキサン等が挙げられる。
【0018】上記ヨウ化水素とアルケンとの付加体に用
いられるアルケンとしては、例えば、酢酸ビニルを代表
とするビニルエステル系モノマー、イソブチルビニルエ
ーテル等の種々のビニルエーテルモノマー、スチレン系
モノマーなどが挙げられる。上記ヨウ化水素とアルケン
との付加体の合成例は、無水のヨウ化水素をアルケンと
低温で混合する方法が挙げられる。
【0019】上記ヨウ化フェニルとしては、例えば、ヨ
ードベンゼン、2−ヨードエチルベンゼン等が挙げられ
る。
【0020】上記分子中に水素−ヨウ素結合を有するヨ
ウ素化合物としては、例えば、ヨウ化水素等が挙げら
れ、また、上記分子中にハロゲン−ヨウ素結合を有する
ヨウ素化合物としては、例えば、一塩化ヨウ素、三塩化
ヨウ素、一臭化ヨウ素等が挙げられる。
【0021】上記ヨウ素化合物の好ましい例としては、
ヨードホルム、ジヨードメタン、ヨードアセトニトリル
等のヨウ化アルキル;1−ヨードパーフルオロヘキサ
ン、1,4−ジヨードパーフルオロブタン、1,6−ジ
ヨードパーフルオロヘキサン等のヨウ化パーフルオロア
ルキル;ヨウ化水素とアルケンとの付加体;ヨウ化水素
等が挙げられる。さらに、1分子中にヨウ素原子を2個
以上有する化合物、例えば、ヨードホルム、ジヨードメ
タン、1,4−ジヨードパーフルオロブタン、1,6−
ジヨードパーフルオロヘキサン等は、分子量制御の点で
特に好ましい。
【0022】上記ヨウ素化合物の使用量は、得ようとす
るビニルエステル系重合体の分子量に応じて適宜決定す
ることができるが、少なすぎると重合体の構造を制御す
ることができず、多すぎると重合体を得ることができな
くなるため、ビニルエステル系単量体1モルに対して、
0.0001〜0.2モルが好ましく、より好ましくは
0.0005〜0.1モルである。添加方法は、特に限
定されないが、分子量分布の制御と操作の簡便性の観点
から、重合の開始前に添加することが好ましい。
【0023】上記ラジカル重合反応させる方法として
は、通常のラジカル重合開始剤の使用;光重合開始剤の
使用と光の照射;放射線、レーザー光、光等の照射;加
熱などが挙げられる。特に、工業的にはラジカル重合開
始剤の使用が好ましく、ラジカル重合開始剤としては、
ラジカルを発生し、ビニルエステル系単量体、ヨウ素化
合物と反応し、重合を開始させるものであれば、特に制
限はなく、熱、光、放射線、酸化還元化学反応等の作用
によって、ラジカルを発生する化合物から選ばれる。
【0024】具体的には、アゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)、アゾビスイソ酪酸エステル、次亜硝酸エ
ステル等のアゾ化合物;過酸化ベンゾイル(BPO)、
過酸化ラウロイル、ジクミルパーオキサイド、ジベンゾ
イルパーオキサイド等の有機過酸化物;過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウム等の無機過酸化物;過酸化水素
−第1鉄系、BPO−ジメチルアニリン系、セリウム
(IV)塩−アルコール系等のレドックス重合開始剤など
が挙げられる。これらの中で、特に、AIBN、BPO
等が好ましい。また、光重合の場合、アセトフェノン
系、ベンゾインエーテル系、ケタール系等の光重合開始
剤を添加してもよい。
【0025】ラジカル重合開始剤は、相互作用によって
重合反応へ悪影響を及ぼさない範囲で、2種以上が併用
されてもよい。また、熱の作用により予めある程度まで
重合を進行させた後で、光により重合を完了させるなど
の組合わせを用いることができる。
【0026】ラジカル重合開始剤の使用量は、重合を開
始させることができれば、特に限定されないが、使用す
るヨウ素化合物1モルに対して0.02〜20モルであ
り、使用するビニルエステル系単量体1モルに対して
0.00005〜0.5モルであることが好ましい。ラ
ジカル重合開始剤の使用量が、少な過ぎると重合反応が
遅く重合率が低くなり、多過ぎると重合反応を制御する
ことが難しくなる。より好ましくはヨウ素化合物1モル
に対して0.1〜10モルで、ビニルエステル系単量体
1モルに対して0.0001〜0.2モルである。
【0027】重合温度は、ラジカル重合の種類によって
異なり、特に制限はないが、−30℃〜120℃が好ま
しく、より好ましくは0℃〜100℃である。重合圧力
は、通常、常圧で行われるが、加圧することも可能であ
る。
【0028】重合方法としては、従来公知の方法であ
る、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合等が用い
られる。特に連鎖移動を抑えてより良好に制御された重
合体を得るためには、塊状重合が好ましい。また、押出
機を用いた連続重合も使用可能である。また、溶液重合
の溶媒には、アルコール、トルエン、ベンゼン等を用い
ることができるが、ビニルエステル系単量体の重合に際
して連鎖移動定数が比較的小さく、ポリマーの溶解性に
も優れるためベンゼンを用いることが好ましい。
【0029】上記ビニルエステル系単量体の添加は、重
合溶液に最初から全量添加されてもよく、重合の進行に
伴い逐次添加されてもよい。
【0030】上記ラジカル重合で得られるビニルエステ
ル系重合体の分子量は、ヨウ素化合物の濃度によって調
節可能であり、特に制限されるものではないが、ビニル
エステル系重合体で換算すると、数平均分子量500〜
数十万が好ましく、より好ましくは数平均分子量100
0〜20万である。本発明では、従来の技術では困難で
あった、低分子から高分子に渡る広い分子量分布に渡っ
て、かつ分子量分布が狭い重合体を容易に得ることがで
きる。
【0031】上記ビニルエステル系重合体の安定性を向
上させるために、重合停止時に重合系へメタノール、ア
ンモニア性メタノール、リチウムボロハイドライド等を
添加することによって、重合体の生長末端に存在するヨ
ウ素を脱離させてもよい。また、イソペンタン等の存在
下で紫外線を照射することにより、ビニルエステル系重
合体の生長末端のヨウ素を水素で安定化してもよい。
【0032】また、上記ビニルエステル系重合体を得る
際に、ビニルエステル系単量体以外のモノマーを重合系
に添加して重合させることにより、ブロック共重合体を
得ることも可能である。もちろん、複数種のビニルエス
テル系単量体をブロック化することも可能であり、ビニ
ルエステル系単量体と、スチレン系、アクリル系やメタ
クリレート系の単量体やエチレン等とのブロック化を行
うことも可能である。
【0033】また、重合に関与しうるヨウ素が複数個入
ったヨウ素化合物を使用することや、重合後期にジビニ
ルモノマーを少量添加して架橋反応を行わせることによ
り、多分岐ポリマーとすることも出来る。
【0034】このようにして得られたビニルエステル系
重合体をケン化してポリビニルアルコ−ル樹脂を得る。
上記ケン化の方法は特に限定されず、常法が利用でき
る。ケン化する方法には、大きく分けてアルカリケン化
法と酸ケン化法とがあり、いずれの方法も使用可能であ
るが、好ましくは、ビニルエステル系重合体をメタノー
ル等のアルコールに溶解させ、水酸化ナトリウムやナト
リウムメチラート等を添加するアルカリケン化法であ
る。また、場合により、ケン化とアセタール化反応を同
時に行うことも可能である。
【0035】上記ケン化は、用途によって適当な程度ま
で進行させる。通常はケン化度70以上とすることが好
ましく、より好ましくは80〜100%、さらに好まし
くは88〜100%である。
【0036】このようにして得られたポリビニルアルコ
−ル樹脂をアセタ−ル化して本発明のポリビニルアセタ
ール樹脂を得る。上記アセタール化の方法は特に限定さ
れず、常法が利用できる。アセタール化の方法として
は、ポリビニルアルコール水溶液にアルデヒドと酸触媒
を加えて反応を進行させる方法が一般的である。反応温
度は特に限定されないが、通常は0〜90℃程度であ
る。アセタール化反応の後に、中和、水洗、乾燥等の工
程を経てアセタール化樹脂を得ることが出来る。これら
の工程は汎用の方法によればよく、また、これらの工程
を省いて水溶液の形態で使用してもよい。
【0037】上記アルデヒドとしては、n−ブチルアル
デヒド、イソブチルアルデヒド、n−バレルアルデヒ
ド、2−エチルブチルアルデヒド、n−ヘキシルアルデ
ヒド、n−オクチルアルデヒド、n−ノニルアルデヒ
ド、n−デシルアルデヒド、ホルムアルデヒド、アセト
アルデヒド、ベンズアルデヒド等が挙げられる。これら
は単独で用いてもよく、複数を組み合わせて用いてもよ
く、本発明の趣旨を脱しない範囲で他の成分と混合して
用いてもよい。
【0038】上記アルデヒドのうち、n−ブチルアルデ
ヒド、イソブチルアルデヒド、n−ヘキシルアルデヒ
ド、n−オクチルアルデヒド、ホルムアルデヒド、アセ
トアルデヒド、ベンズアルデヒドを用いることが好まし
く、特に好ましくはn−ブチルアルデヒド、ホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒドである。
【0039】上記酸触媒としては、塩酸、硝酸、硫酸等
が挙げられる。これらのなかでも塩酸が好適である。
【0040】上記アセタール化は、必要とされるアセタ
ール化度まで進行させる。求められるアセタール化度は
用途によって異なり、例えば、水溶液と共存させて用い
る場合はアセタール化度を低く設定することが好まし
く、アセタール化度を30モル%未満とするとよい。ま
た、耐水性が必要とされる場合にはアセタール化度を3
0モル%以上とするとよい。特にn−ブチルアルデヒド
でアセタール化を行う場合には、アセタール化度を50
〜90モル%とするとよい。
【0041】上記ポリビニルアセタール樹脂の重合度は
用途により必要とされる範囲にすることが出来る。塗
料、プライマ−、接着剤、分散剤等の用途に対しては、
重合度100〜3500のものが好適である。また、力
学的強度、耐熱性が重視される、例えばプリント基板等
の用途に対しては、重合度800〜5000のものが好
適である。いずれの場合も、重合度が低すぎると必要と
される力学的強度が発現せず、重合度が高すぎると粘度
が高くなり作業性が悪化する。上記ポリビニルアセター
ル樹脂の重合度は、原料であるビニルエステル系重合体
によって調節可能である。本発明においては前述のとお
りビニルエステル系重合体の分子量(分布)を精密に制
御することが出来、上記ケン化、アセタール化を経ても
この分子量(分布)が維持されるので、必要とする重合
度で、かつ、その分布の狭いポリビニルアセタール樹脂
を得ることが出来る。
【0042】本発明のポリビニルアセタール樹脂の分子
量分布(重量平均分子量/数平均分子量)は1.05〜
3であることが好ましく、さらに好ましくは1.05〜
3である。
【0043】上記ビニルアセタール樹脂の原料であるビ
ニルエステル系重合体の開始末端としてヨウ素化合物由
来のアルキル基、パーフルオロアルキル基、フェニル基
等が、また、生長末端としてヨウ素が確認されている。
従って、官能基を有するヨウ素化合物を重合時に用いる
ことにより、重合体の末端に官能基を導入することがで
きる。さらに、この末端の官能基やヨウ素の反応性を利
用して、他の官能基へ変換することが可能であり、これ
ら変換を行った後にケン化、アセタール化を行ってビニ
ルアセタール樹脂を形成してもよい。
【0044】以下、合わせガラス用中間膜について説明
する。合わせガラス用中間膜は、ポリビニルアセタール
樹脂と可塑剤からなる組成物によって構成される。本発
明の分子量分布が狭いポリビニルアセタール樹脂を用い
て得られる中間膜は、遮音性を示す指標である透過損失
について優れた結果を与える。これは精密に制御された
ポリビニルアセタール樹脂の構造に由来する粘弾性物質
としての特性が、振動エネルギーを他のエネルギーに変
換し、音の伝播を抑えるに適しているためと考えられ
る。
【0045】すなわち本発明の合わせガラス用中間膜
は、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)が
1.05〜1.9であるビニルエステル系重合体をケン
化、アセタール化して得られるポリビニルアセタール樹
脂を含有することを特徴とする。
【0046】上記分子量分布が1.05未満であるもの
は事実上合成が困難であって工業的生産は非現実的であ
り、1.9を超えるものでは、上記遮音性に優れる中間
膜を得ることは出来ない。好ましくは1.05〜1.
8、さらに好ましくは1.2〜1.6である。
【0047】なお、中間膜の遮音性は、周波数に対する
透過損失量として示され、その透過損失量はJISによ
って遮音等級に応じた値で規定されている。また、近年
では大型建造物だけでなく家電製品を中心とした比較的
小型の商品に対しても制振性が要求されているが、この
制振性は、上記遮音性と同様の透過損失量が改善されれ
ば向上する。本発明の中間膜は、遮音性能のみならず制
振性にも優れている。
【0048】上記分子量分布が1.05〜1.9である
ビニルエステル系重合体をケン化、アセタール化してポ
リビニルアセタール樹脂を得る方法は、上述の通りであ
る。以下、特に中間膜用途について好ましいことを記載
する。
【0049】合わせガラス用中間膜に好ましく用いられ
るアルデヒドとしては、アルデヒドの炭素数が4から6
であるn−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、
n−ヘキシルアルデヒド等が好ましく用いられる。n−
ブチルアルデヒドが特に好ましい。
【0050】合わせガラス用中間膜に用いるポリビニル
アセタール樹脂は、ケン化度が60〜100モル%のポ
リビニルアルコールを原料とすることが好ましい。ケン
化度が60モル%未満では力学的強度が弱いため好まし
くない。特にケン化度が80〜100%のものが好適に
用いることが出来る。さらには好ましくは、85〜10
0%のものである。
【0051】合わせガラス用中間膜に用いるポリビニル
アセタール樹脂は、アセタール化度を40モル%以上と
することが好ましい。より好ましくは、50モル%以上
であり、この範囲では高い損失係数すなわち遮音性能を
有する。
【0052】上記ポリビニルアセタール樹脂と共に合わ
せガラス用中間膜を構成する可塑剤としては、トリエチ
レングリコール−ジ−2−エチルブチレート、トリエチ
レングリコール−ジ−2−エチルヘキソエート、ジ−ブ
チルセバケート、ジ−ブチルカルビトールアジペート等
が用いられる。可塑剤の添加量は、ポリビニルアセター
ル100重量部に対して20〜60重量部が好ましい。
可塑剤の添加量が20重量部未満であると耐貫通性が低
下し、60重量部を超えると可塑剤がブリードアウトし
て、合わせガラスの透明性やガラス板等との接着性を損
なうからである。
【0053】本発明においては、中間膜とガラス板との
接着性を調整するために通常添加される物質、及びポリ
ビルアセタールの劣化を防止するための安定剤、紫外線
吸収剤等を用いることが出来、これらは、ポリビニルア
セタールと可塑剤との混合時、またはポリビニルアセタ
ールの製造工程において、必要に応じて使用する。
【0054】上記ポリビニルアセタール樹脂を含有する
中間膜は、単独膜でも、他の機能を保持したフィルム等
との積層体で用いてもよい。上記フィルムの例として
は、銀等の微粒子を塗布したポリエチレンテレフタレー
トからなる熱線反射機能化フィルム等が挙げられる。ま
た、通常中間膜として多用されているポリビニルブチラ
ール膜と本発明のポリビニルアセタール樹脂を含有する
中間膜との積層体も、好ましい組合せである。
【0055】特に好ましい積層体として、例えば以下の
ようなものが例示される。 (1)上記ポリビニルアセタール樹脂であって炭素数5
〜8のアルデヒドによってアセタール化されたものを含
有する層Aと、ブチルアルデヒドによってアセタール化
されてなるポリビニルアセタール樹脂を含有する層Bか
らなり、層B/層A/層Bの積層体としたもの。
【0056】(2)上記ポリビニルアセタール樹脂であ
ってケン化度80〜96モル%のポリビニルアルコール
樹脂が炭素数4〜6のアルデヒドによってアセタール化
されたものを含有する層Cと、ケン化度96モル%以上
のポリビニルアルコール樹脂がブチルアルデヒドによっ
てアセタール化されてなるポリビニルアセタール樹脂を
含有する層Dからなり、層D/層C/層Dの積層体とし
たもの。
【0057】本発明の中間膜の厚みは、合わせガラスと
して必要な耐貫通性の点を考慮して決めるのが好まし
く、通常の合わせガラス用中間膜としての厚みである
0.2〜1.6mmが好ましい。
【0058】中間膜の製膜方法は特に限定されないが、
通常行われている押出成形が好ましい。また、上記積層
体の製造には多層成形機が適している。
【0059】上記中間膜をガラス板間に積層して合わせ
ガラスを製造するには、通常の合わせガラスの製造に用
いられる方法が採用される。例えば、膜をその両側から
挟み込み、熱圧プレスにより合わせガラスを製造する方
法等が挙げられる。さらに、ガラス以外の剛性体、例え
ば、金属、無機材料、ポリカーボネート樹脂等を積層し
てもよい。
【0060】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を説明する。 (実施例1〜3)酢酸ビニル単量体に、ヨウ素化合物、
ラジカル重合開始剤及びn−ヘプタンを加えて、酢酸ビ
ニル濃度が9mmol/l、ヨウ素化合物、ラジカル重
合開始剤濃度は表1に示した値となるようにした。この
溶液をを均一に混合した後、セパラブルフラスコ中で表
1に示した所定温度に保って重合を行った。表1に示し
た時間重合させた後、残存モノマ−を除去してポリ酢酸
ビニルを得た。得られたポリ酢酸ビニルをメタノールに
溶解し、水酸化ナトリウムを少量添加した後、常法によ
りアルカリケン化し、ポリビニルアルコール樹脂を得
た。得られたポリビニルアルコール樹脂を純水に溶解さ
せ、反応系を3℃に調整して表1に示した量のn−ブチ
ルアルデヒドと少量の35%塩酸水溶液を添加した。4
5℃で3時間保って反応を完了させてポリビニルアセタ
ールの白色粉末を得た。尚、上記モノマー、溶媒等は、
断りのない限り、蒸留精製により重合禁止剤、不純物を
取り除いた後、脱酸素処理して使用した。
【0061】
【表1】
【0062】(比較例1〜3)市販のポリビニルアルコ
−ル樹脂である「PVA−103」、「PVA−10
8」及び「PVA−117」(全てクラレ社製)純水に
溶解させ、反応系を3℃に調整して表1に示した量のn
−ブチルアルデヒドと少量の35%塩酸水溶液を添加し
た。45℃で3時間保って反応を完了させてポリビニル
アセタールの白色粉末を得た。
【0063】(実施例4、5)実施例2、3のポリビニ
ルアセタール樹脂を用いた、合わせガラスの作成 実施例2、3のポリビニルアセタール樹脂100重量部
に対して40重量部部に相当する量の可塑剤(トリエチ
レングリコール−ジ−2−エチルブチレート)を加えて
ミキシングロールで十分に混練し、その所定量をプレス
成形機で150℃、30分間保持することによって、厚
さ0.38mmの中間膜を得た。上記中間膜を、両側か
ら30cm角、厚さ3mmのフロートガラス2枚で挟み
込み、これをゴムバッグへいれ、20torrの真空下
で20分間脱気した後、脱気した状態を保ったまま90
℃のオーブンに移し、さらに30分間、真空プレスを行
った。仮接着された合わせガラス体を、圧力12kg/
cm2 、温度135℃のオートクレーブに移して合わせ
ガラスを作成した。いずれも透明で、ヘーズ値は0.4
以下であった。
【0064】(比較例4、5)比較例2、3のポリビニ
ルアセタール樹脂を用いたこと以外は実施例4と同様に
して合わせガラスを作成した。
【0065】上記実施例及び比較例で得られた、ポリ酢
酸ビニル及びポリビニルアセタール樹脂につき、下記の
測定を行い、その測定結果を表2及び表3に示した。 (1)重合率 n−ヘプタンを内部標準として、ガスクロマトグラフィ
ーにより測定した。ガスクロマトグラフィー:島津製作
所「GC」、カラム:PEG1500
【0066】(2)ポリ酢酸ビニルの分子量及び分子量
分布 数平均分子量(Mn)及び重量平均分子量(Mw)を、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より、ポリスチレン換算で測定した。上記Mn及びMw
の測定値から、分子量分布(Mw/Mn)を算出した。 GPC:東ソー社製「LS8000システム」 カラム:昭和電工社製ポリスチレンゲル「KF−80
2」「KF−803」「KF−804」 溶媒:クロロホルム、流速:1ml/分 比較例のポリビニルアセタール樹脂市販品については、
常法により再アセチル化して得られたポリ酢酸ビニルに
ついて(2)と同様GPCにより測定した。
【0067】(3)ポリビニルアセタール樹脂の分子量
及び分子量分布 数平均分子量(Mn)及び重量平均分子量(Mw)を
(2)と同様GPCにより測定した。 GPC:Schodex社製 カラム:昭和電工社製ポリスチレンゲル「KF−80
M」×2 溶媒:テトラヒドロフラン、流速:1ml/分
【0068】(4)ポリビニルアセタール樹脂のアセタ
ール化度 JIS K6728に準拠して測定した。
【0069】(5)ポリビニルアセタール樹脂の引張強
度 エタノール:トルエンの同量混合溶媒にポリビニルアセ
タール樹脂を溶解させて20〜30wt%溶液を調製
し、キャスティング法により約0.3mmの膜を作成し
た。60℃のオーブン中で3日間乾燥させて完全に溶媒
を除去して試験片を得た。得られた試験片を23℃、1
0mm/分の条件下で引張試験を行い、初期勾配からヤ
ング率を求めた。
【0070】(6)ポリビニルアセタール樹脂の熱重量
測定 熱重量測定の重量減少開始温度を、JIS K7120
に準拠して、セイコー電子工業社製「TG/DTA22
0」を使用して測定した。 流入ガス:空気、100ml/分、昇温時間:10℃/
【0071】(6)合わせガラスの遮音性能 作成した合わせガラス(2.5cm×30.0cm)を
ダンピング試験装置にて加振し、そこから得られる損失
係数と、試料とガラスとの共振周波数との共振周波数の
比から、透過損失係数を算出した(測定温度:22
℃)。この結果に基づき、周波数2000Hz近辺にお
ける極小の透過損失量をもってTL値とした。
【0072】
【表2】
【0073】
【表3】
【0074】表2の結果から、本発明のポリビニルアセ
タール樹脂は分子量分布が狭く、引張強度、耐熱性に優
れることが分かる。表3の結果から、本発明の合わせガ
ラス用中間膜は優れた遮音性能を有することが分かる。
【発明の効果】本発明は、上述の構成であり、一次構造
が精密に制御されたポリビニルアセタール樹脂を提供す
る。即ち、分子量分布が狭いポリビニルアセタール樹
脂、分子の末端が制御されたポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂のブロック共重合体等を
工業的に簡便な方法で得ることができる。また、本発明
の合わせガラス用中間膜は、透明性、耐侯性、ガラスと
の接着性等の合わせガラスに必要な基本性能を有し、か
つ遮音性に優れる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数3〜20のビニルエステル系単量
    体を重合させて得られるビニルエステル系重合体がケン
    化されてなるポリビニルアルコール樹脂であって、該ビ
    ニルエステル系重合体が、ビニルエステル系単量体をヨ
    ウ素化合物の存在下でラジカル重合させて得られるもの
    であることを特徴とするポリビニルアセタール樹脂。
  2. 【請求項2】 ビニルエステル系重合体の分子量分布
    (重量平均分子量/数平均分子量)が1.05〜1.9
    であることを特徴とする請求項1に記載のポリビニルア
    セタール樹脂。
  3. 【請求項3】 ヨウ素化合物が、分子中に炭素−ヨウ素
    結合、水素−ヨウ素結合及びハロゲン−ヨウ素結合の中
    から選ばれる1種以上の結合を有する化合物であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のポリビニルアセタ
    ール樹脂。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のポ
    リビニルアセタール樹脂を含有することを特徴とする合
    わせガラス用中間膜。
  5. 【請求項5】 炭素数3〜20のビニルエステル系単量
    体を重合させて分子量分布(重量平均分子量/数平均分
    子量)が1.05〜1.9であるビニルエステル系重合
    体となし、該ビニルエステル系重合体をケン化させてケ
    ン化度80〜100モル%であるポリビニルアルコール
    樹脂となし、該ポリビニルアルコール樹脂を炭素数4〜
    6のアルデヒドによってアセタール化して得られるアセ
    タール化度40モル%以上のポリビニルアセタール樹脂
    を用いることを特徴とする合わせガラス用中間膜。
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