JPH1125301A - 自動料金収受システム - Google Patents

自動料金収受システム

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JPH1125301A
JPH1125301A JP17575197A JP17575197A JPH1125301A JP H1125301 A JPH1125301 A JP H1125301A JP 17575197 A JP17575197 A JP 17575197A JP 17575197 A JP17575197 A JP 17575197A JP H1125301 A JPH1125301 A JP H1125301A
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Katsuaki Fukumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 料金収受を高速に処理する必要のある自動料
金収受システムにおいて金銭取引の安全性を確保する。 【解決手段】 ICカード30は第1の情報と第1の署
名とを組み合わせて委任メッセージとして車載機20に
送出し(ステップ53)、車載機20は第2の情報と第
2の署名とを組み合わせて受任メッセージとしてICカ
ード30に送出し(ステップ54)、ICカード30お
よび車載機20は委任メッセージおよび受任メッセージ
により担保付きの委任契約を電子的に締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動料金収受シス
テムにかかわり、車両に搭載された車載機と路側に設置
された路側機との間で無線通信により料金を高速に収受
する自動料金収受システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】有料道路での通行料金の対面収受は、交
通渋滞の一因となっている。この交通渋滞を緩和するた
めに、また料金収受業務の省力化を目的として、通行料
金の収受を自動的に処理できる自動料金収受システムに
ついて、近年研究が盛んに行われている。自動料金収受
システムでは、料金所などの路側に設置された路側機
と、通行車両に搭載された車載機との間で、無線通信に
より通行料金の収受が自動的に行われる。車載機を搭載
した車両が路側機の設置された出口料金所に進入する
と、路側機から車載機に対して問合せメッセージが送信
される。車載機はこの問合せメッセージに応答して、車
両区分や入口料金所などのデータを路側機に返信する。
路側機はこのデータに基づいて通行料金を計算し、通行
料金データを再び車載機に対して送信する。車載機はこ
の通行料金データを受信すると、車載機の内部に挿入さ
れたICカードが記録する残額から通行料金を減算し、
その残額をICカードの新たな残額として更新する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動料金収
受システムでは、路側機、車載機またはICカードのい
ずれかの故障により、通行料金の決済が正常に行われ
ず、ICカード所有者が不当に高い通行料金を支払わさ
れたり、逆に、過少な通行料金で有料道路を通行できる
ケースが考えられる。あるいは、犯罪者によって意図的
に通行料金などが改竄され、路側機を管理する管理者ま
たはICカード所有者が損害を被るケースも考えられ
る。しかしながら、従来の自動料金収受システムでは、
料金収受の高速処理の必要性などにより、路側機の管理
者およびICカード所有者には、このような事態に対抗
する手段が十分に与えられていなかった。このため、路
側機の管理者およびICカード所有者は、被った損害を
取り戻すことができなかった。
【0004】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、料金収受を高速に
処理する自動料金収受システムにおいて金銭取引の安全
性を確保することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、ICカードはICカードが車載機
に送出する第1の情報に基づいてICカード自身が否認
できない固有の第1の署名を生成する第1の署名生成手
段を備え第1の情報と第1の署名とを組み合わせて委任
メッセージとして車載機に送出し、車載機は車載機がI
Cカードに送出する第2の情報に基づいて車載機自身が
否認できない固有の第2の署名を生成する第2の署名生
成手段を備え第2の情報と第2の署名とを組み合わせて
受任メッセージとしてICカードに送出し、ICカード
および車載機は委任メッセージおよび受任メッセージに
より担保付きの委任契約を電子的に締結する。
【0006】これにより、路側機−車載機間および車載
機−ICカード間において料金収受に関する問題が発生
した場合には、路側機の管理者およびICカード所有者
は、委任契約に伴う担保に基づいて補償される。したが
って、料金収受が高速に処理される場合であっても、発
生した問題を安全に解決することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明による
自動料金収受システムの一実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。図1に示されるように、有料道路の入口
ゲート、分岐点などの途中経路および出口ゲートのそれ
ぞれに、路側機11a,11b,11cが設置されてい
る。そして、各路側機11a,11b,11cはそれぞ
れアンテナ13a,13b,13cと制御装置12a,
12b,12cとによって構成されており、各アンテナ
13a〜13cはそれぞれ各制御装置12a〜12cに
接続され、各制御装置12a〜12cは中央コンピュー
タ(管理者)10に接続されている。また、車両40に
は車載機20が装着されており、車載機20にはICカ
ード30が挿入されている。
【0008】入口ゲートに設置された路側機11aに含
まれる制御装置12aは、アンテナ13aを介して、有
料道路の入口ゲート情報を送信するとともに、車載機2
0からのメッセージを受信する。途中経路に設置された
路側機11bに含まれる制御装置12bは、アンテナ1
3bを介して、車両40が有料道路をどのような経路で
走行したのかを示す経路通過情報を車載機20に対して
送信する。出口ゲートに設置された路側機11cに含ま
れる制御装置12cは、アンテナ13cを介して、車載
機20からのメッセージに基づき、有料道路の通行料金
を計算して、通行料金データを送信する。
【0009】また、管理者10は、異常な車載機20お
よびICカード30が記録されたホットリストを管理
し、また、非対称暗号方式で使用する全車載機20共通
の公開鍵(第2の公開鍵)KPSMおよびICカード30
の公開鍵(第1の公開鍵)KPICC を記憶する。
【0010】図2は図1に示された車載機20の構成を
示すブロック図である。図2に示されるように、車載機
20は、CPU21にICカードリード/ライト部2
2、送受信部23、入力部24および表示部25が接続
された構成をしている。また、CPU21にはセキュリ
ティモジュール21aが含まれている。また、ICカー
ドリード/ライト部22には挿抜可能なICカード30
が挿入されている。
【0011】CPU21は車載機20の動作を制御す
る。セキュリティモジュール21aは非対称暗号方式で
使用する全車載機20共通の秘密鍵(第2の秘密鍵)K
SMなど、秘密の確保が必要な情報を記憶する。また、
セキュリティモジュール21aは秘密性を確保するた
め、分解しようとすると再生できないようにつくられて
いる。ICカードリード/ライト部22は車載機20と
ICカード30とのインタフェースである。送受信部2
3は各路側機11a〜11cと無線通信を行う。入力部
24はICカード30の暗証番号などを入力するための
入力手段であり、テンキーなどが使用される。表示部2
5は料金などを表示するディスプレイであり、LCDな
どが使用される。
【0012】ICカード30はCPUを備えている。ま
た、ICカード30は、ICカード30の一意のID
ICC 、非対称暗号方式で使用するICカード30の一意
の秘密鍵(第1の秘密鍵)KSICC および全車載機20
共通の公開鍵KPSMなどの情報を記憶する。
【0013】次に、図1に示された自動料金収受システ
ムの動作について説明する。図3は図1に示された管理
者10、車載機20およびICカード30のそれぞれの
動作を示すシーケンス図である。まず、ICカード30
が車載機20に挿入されると、車載機20とICカード
30との間で相手認証が行われる(ステップ50)。こ
の相手認証は、挿入されたICカード30が道路料金支
払い用のICカードであることを確認するために行われ
る。
【0014】次に、ICカード所有者認証が行われる
(ステップ52)。ICカード30の所持者が車載機2
0の入力部24からICカード30の暗証番号を入力す
ると(ステップ51)、入力された番号はICカード3
0に転送される。そして、ICカード30に転送された
番号は、ICカード30に記憶されたICカード30の
暗証番号と照合され、両者が一致すればICカード30
の所有者として認証される。このとき、所定の回数だけ
繰り返して照合結果が一致しなかった場合には、そのI
Cカード30を使用不能にするなどして、ICカード3
0の不正使用を防止する措置が講じられる。
【0015】次に、ICカード30から車載機20に委
任メッセージが送出される(ステップ53)。委任メッ
セージとは、ICカード30が、管理者10との料金収
受の処理(以下、ETC支払いという)を車載機20に
委任する旨のメッセージである。委任メッセージは、連
番(第1の連番)、日付時刻、委任内容、委任者名ID
ICC 、委任金額など(以上を第1の情報と定義する)
と、ICカード署名(第1の署名)とによって構成され
る。
【0016】ここで、連番は委任メッセージが送出され
るごとに1づつ増えてゆく数である。また、日付時刻は
委任メッセージが送出される日付および時刻である。ま
た、委任内容は「ETC支払い」である。また、委任金
額はETC支払いで委任する金額の上限である。なお、
ここでETC支払での金額の上限が設定されることによ
り、ICカード30に対して法外な通行料金が請求され
ても直ちに異常と認められるため、後述するようにIC
カード30の所有者が損害を被ることはない。
【0017】また、ICカード署名は、ICカード30
の秘密鍵KSICC を用いて、第1の情報、すなわち連
番、日付時刻、委任内容、委任者名IDICC 、委任金額
などに暗号演算を施して得られる認証文であり、ICカ
ード30のCPUで生成される(このときのICカード
30のCPUを第1の署名生成手段と定義する)。秘密
鍵KSICC は唯一無二であるから、ICカード署名はI
Cカード30自身が否認できないICカード30固有の
ものである。
【0018】ところで、連番および日付時刻を除いた第
1の情報は、全く同じ内容になる場合がある。平文が同
じであれば、秘密鍵KSICC より同じICカード署名が
作られる。しかし、全く同じICカード署名が作られる
と、第三者に悪用される可能性が高くなる。そこで、第
1の情報に連番および日付時刻を付加することにより、
第1の情報が同じ内容になるのを避け、常に異なるIC
カード署名が生成されるようにしている。
【0019】次に、車載機20がICカード30から委
任メッセージを受け取ると、車載機20はICカード3
0に受任メッセージを送出する(ステップ54)。受任
メッセージとは、車載機20がETC支払いをICカー
ド30に代わって行うことを受任する旨のメッセージで
ある。しかし、車載機20が委任メッセージを受け取っ
た時点では、車載機20はICカード30の公開鍵KP
ICC をもっていないため、車載機20は委任メッセージ
中のICカード署名が本物であるのかを検査することが
できない。このため、ステップ54で送出される受任メ
ッセージは仮の受任メッセージである。
【0020】受任メッセージは、連番(第2の連番)、
日付時刻、受任内容、受任者名IDSM、受任金額など
(以上を第2の情報と定義する)と、車載機署名(第2
の署名)とによって構成される。ここで、連番は受任メ
ッセージが送出されるごとに1づつ増えてゆく数であ
る。また、日付時刻は受任メッセージが送出される日付
および時刻である。また、受任内容は「ETC支払い」
である。また、IDSMは車載機20の一意のIDであ
る。また、受任金額はETC支払いで受任する金額の上
限である。
【0021】また、車載機署名は、車載機20の秘密鍵
KSSMを用いて、第2の情報に暗号演算を施して得られ
る認証文であり、車載機20のCPU21で生成される
(このときのCPU21を第2の署名生成手段と定義す
る)。車載機署名はICカード署名と同じ効果を有す
る。ICカード30は、車載機20から受任メッセージ
を受け取ると、車載機20の公開鍵KPSMを用いて、受
任メッセージに含まれる車載機署名を検査する。車載機
署名の検査は、車載機20の公開鍵KPSMに基づき車載
機署名に暗号演算を施して得られたものと、第1の情報
とを比較して行われる。そして、委任メッセージと受任
メッセージとに基づいて、ICカード30と車載機20
との間で、担保付きの委任契約が電子的に締結される。
【0022】次に、車載機20を搭載した車両40が有
料道路の入口ゲートを通過すると、入口ゲートに備え付
けられた路側機11aを介して、管理者10は車載機2
0およびICカード30に対して相手認証を行う。この
とき、管理者10は車載機20のIDSMおよびICカー
ド30のIDICC を受け取る。そして、車載機20は管
理者10に対して相手認証を行う(ステップ55)。次
に、車載機20は管理者10に前回取引レポートを送信
する(ステップ56)。前回取引レポートとは、後述す
るように、ステップ66で車載機20によって作成され
るもので、ステップ63の委任取引処理に基づく車載機
20とICカード30との間の処理が正常に行われたか
否かなどが記録されている。
【0023】そして、前回取引レポートで、車載機20
とICカード30との間の処理が正常に行われず、受任
処理が正常に完結しなかったことが報告されると、管理
者10はICカード30を異常ICカードとしてホット
リストに掲載する。さらに、管理者10は後刻ICカー
ド30の調査を実施し、ICカード30の所有者に対し
て課金処理を行う。
【0024】これに対して、ICカード30の所有者
は、ステップ64で通知される委任処理結果に異議があ
る場合には、管理者10に対して車載機異常申告を行
い、車載機20に対する委任取消と現状復帰を請求でき
る。この車載機異常申告は、ICカード30の所有者
が、ICカード30に記憶された委任メッセージ、受任
メッセージおよび検出した異常の内容などを、管理者1
0に対して提示することにより行われる。この車載機異
常申告に対して、管理者は、ICカード30の現状復帰
処理と、通行料金支払いのマニュアル処理を行うととも
に、車載機20を異常車載機としてホットリストに掲載
する。さらに、管理者は後刻この車載機20の調査を実
施する。
【0025】このように、車載機20およびICカード
30の異常により管理者10およびICカード30の所
有者が損害を被った場合には、上記したような担保によ
り損害が補償される。
【0026】次に、前回取引レポートで、受任処理が正
常に完結したことが報告されると、管理者10は、ステ
ップ55で受け取った車載機20のIDSMおよびICカ
ード30のIDICC に基づいて、車載機20およびIC
カード30がホットリストに掲載されているかどうかを
チェックする(ステップ57)。その結果、車載機20
またはICカード30がホットリストに掲載されていれ
ば、管理者10は異常と判断して車載機20との取引を
拒絶する(ステップ58)。
【0027】一方、車載機20およびICカード30が
ホットリストに掲載されていなければ、管理者10は正
常と判断して、車載機20にICカード30の公開鍵K
IC C を配布する(ステップ59)。なお、車載機20
およびICカード30がホットリストに掲載されている
場合でも、その車載機20およびICカード30の所有
者の挙動を監視する目的で、車載機20との取引を拒絶
せずに、車載機20にICカード30の公開鍵KPIC C
を配布することもできる。
【0028】次に、車載機20は、ステップ59で受け
取ったICカード30の公開鍵KPICC を用いて、ステ
ップ53で受け取った委任メッセージに含まれるICカ
ード署名を検査する(ステップ60)。ICカード署名
の検査は、ICカード30の公開鍵KPICC に基づきI
Cカード署名に暗号演算を施して得られたものと、第1
の情報とを比較して行われる。その結果、両者が一致し
ていれば正常と判断され、ICカード署名が正しくIC
カード30によって生成されたことが確認される。しか
し、両者が一致していなければ異常と判定される。これ
により、車載機20はICカード30に対して受認取消
を行い(ステップ61)、管理者10に対しては異常報
告を行う(ステップ62)。
【0029】次に、ステップ60でのICカード署名の
検査結果が正常だった場合には、車両40が有料道路の
途中経路および出口ゲートを通過するときに、車載機2
0と管理者10との間で委任取引処理が行われる(ステ
ップ63)。委任取引処理終了後、車載機20はICカ
ード30に委任処理結果を送付する(ステップ64)。
委任処理結果は、通行料金などの未決定だった決定事
項、委任取引処理の終了通知などによって構成される。
このとき、委任処理結果に車載機20の車載機署名が含
まれていてもよい。
【0030】次に、ICカード30は委任処理結果に対
して異議がない場合には、車載機20に決済ずみ証を返
送する(ステップ65)。決済ずみ証には支払い金額が
含まれている。また、決済ずみ証は本当にICカード3
0によって作成されたことを明らかにする必要があるの
で、連番および決済ずみ証が送付される日付時刻ととも
にICカード署名を付加して送付される。
【0031】次に、車載機20は前回取引レポートを作
成し、これを保存する(ステップ66)。前回取引レポ
ートには、ステップ63の委任取引処理に関する情報
や、委任取引処理に基づく車載機20とICカード30
との間の処理が正常に行われたか否かが記録される。す
なわち、ステップ65で受け取った決済ずみ証に何ら異
常が認められなければ、受任処理が正常に完結したとし
て、前回正常終了の旨の前回取引レポートが作成され
る。前回正常終了時の前回取引レポートは、ステップ6
5でICカード30から受け取った決済ずみ証およびI
Cカード署名(連番および日付時刻を含む)などによっ
て構成される。
【0032】逆に、ステップ65で受け取った決済ずみ
証に異常が認められたとき、またはICカード30から
決済ずみ証が送られてこなかったときには、受任処理が
正常に完結しなかったとして、車載機20は前回異常終
了の旨の前回取引レポートを作成しようとする。前回異
常終了時の前回取引レポートは、ステップ53でICカ
ード30から受け取った委任メッセージ、ステップ63
の委任取引処理における通行料金、車載機署名などによ
って構成される。なお、車載機20が前回異常終了の旨
の前回取引レポートを作成できなくても、前回正常終了
の旨の前回取引レポートが作成されないことから、前回
異常終了であったことがわかる。
【0033】ステップ66で前回取引レポートを作成す
るのは、車両40が出口ゲートを通過してから受任処理
が完結するため、管理者10に対して受任処理の結果を
報告することができないからである。そこで、前述した
ように、車載機20はステップ66で作成した前回取引
レポートを、次回有料道路の入口ゲートを通過するとき
に管理者10に送信するようにしている。なお、管理者
10は、たえず前回取引レポートの回収チェックをする
(ステップ67)。前回取引レポートの回収チェックは
不正車両の摘発に有効である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、IC
カードおよび車載機は、ICカード固有の委任メッセー
ジおよび車載機固有の受任メッセージにより、担保付き
の委任契約を電子的に締結する。これにより、路側機−
車載機間および車載機−ICカード間において料金収受
に関する問題が発生した場合には、路側機の管理者およ
びICカード所有者は、委任契約に伴う担保に基づいて
補償される。したがって、料金収受が高速に処理される
場合であっても、発生した問題を安全に解決することが
できる。
【0035】また、請求項2記載の発明では、第1の署
名は、第1の連番等を含む第1の情報が、一意の第1の
秘密鍵に基づいて暗号演算を施されることにより生成さ
れる。第1の情報に第1の連番等が含まれるため、たと
え第1の情報において第1の連番等以外の内容が同じと
なっても、第1の連番等の内容が異なるので、第1の情
報の内容が同じになることはない。このため、一意の第
1の秘密鍵から同じ署名が生成されることはないので、
不正を犯すことが困難であるとともに、ICカード自身
が第1の署名に対して否認することができない。第2の
署名についても同様であり、不正を犯すことが困難であ
るとともに、車載機自身が第2の署名に対して否認する
ことができない。これにより、ICカードおよび車載機
は、第1の署名を含む委任メッセージと第2の署名を含
む受任メッセージとに基づいて、委任契約を締結するこ
とができる。
【0036】また、請求項3記載の発明では、車載機が
前回取引レポートを作成し、次回路側機を通過するとき
に、車載機とICカードとの間で料金収受に基づく処理
が正常に行われたか否かを路側機に報告する。これによ
り路側機の管理者は、車載機とICカードとの間の処理
について把握できる。さらに、車載機からの前回取引レ
ポートとICカードからの車載機異常申告とに基づい
て、路側機の管理者は車載機およびICカードの異常を
検出できる。そして、路側機の管理者はこの検出に基づ
く調査をして、その結果必要な対処をすることにより、
料金収受を高速に処理する自動料金収受システムの安全
性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による自動料金収受システムの一実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示された車載機の構成を示すブロック
図である。
【図3】 図1に示された管理者、車載機およびICカ
ードのそれぞれの動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
10…管理者、11a〜11c…路側機、12a〜12
c…制御装置、13a〜13c…アンテナ、20…車載
機、21…CPU、21a…セキュリティモジュール、
22…ICカードリード/ライト部、23…送受信部、
24…入力部、25…表示部、30…ICカード、40
…車両。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/21 340B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されるとともにICカードに
    記録された各種情報に基づいて動作する車載機と路側に
    設置された路側機との間で無線通信により料金を収受す
    る自動料金収受システムにおいて、 前記ICカードは、前記ICカードが前記車載機に送出
    する第1の情報に基づいて前記ICカード自身が否認で
    きない固有の第1の署名を生成する第1の署名生成手段
    を備え、前記第1の情報と前記第1の署名とを組み合わ
    せて委任メッセージとして前記車載機に送出し、 前記車載機は、前記車載機が前記ICカードに送出する
    第2の情報に基づいて前記車載機自身が否認できない固
    有の第2の署名を生成する第2の署名生成手段を備え、
    前記第2の情報と前記第2の署名とを組み合わせて受任
    メッセージとして前記ICカードに送出し、 前記ICカードおよび前記車載機は、前記委任メッセー
    ジおよび前記受任メッセージにより担保付きの委任契約
    を電子的に締結し、 前記路側機−前記車載機間および前記車載機−前記IC
    カード間において料金収受に関する問題が発生した場合
    には前記担保により前記問題が安全に解決されることを
    特徴とする自動料金収受システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の署名は、非対称暗号方式における一意の第1
    の秘密鍵に基づいて第1の連番または前記委任メッセー
    ジが送出される日付時刻を含む第1の情報が暗号演算を
    施されることにより生成され、 前記第2の署名は、非対称暗号方式における第2の秘密
    鍵に基づいて第2の連番または前記受任メッセージが送
    出される日付時刻を含む第2の情報が暗号演算を施され
    ることにより生成され、 さらに、前記車載機は、前記第1の秘密鍵に対応する非
    対称暗号方式における第1の公開鍵に基づき前記第1の
    署名に暗号演算を施して、前記第1の署名が前記ICカ
    ードにより生成されたことを確認し、 前記ICカードは、前記第2の秘密鍵に対応する非対称
    暗号方式における第2の公開鍵に基づき前記第2の署名
    に暗号演算を施して、前記第2の署名が前記車載機によ
    り生成されたことを確認し、 その後、前記ICカードおよび前記車載機は、前記担保
    付きの委任契約を電子的に締結することを特徴とする自
    動料金収受システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記車載機は、前記車載機−前記路側機間で前記料金収
    受が行われた後、前記車載機−前記ICカード間で前記
    料金収受に基づく処理が正常に行われたか否かを記録す
    る前回取引レポートを作成し、次回前記路側機を通過す
    るときに前記前回取引レポートを前記路側機に送出し、 前記ICカードに異常がある場合には、前記路側機の管
    理者は、前記前回取引レポートに基づき前記ICカード
    を異常ICカードとしてリストに掲載して、前記ICカ
    ードに対して以後の取引を拒絶し、 前記車載機に異常がある場合には、前記路側機の管理者
    は、前記ICカードから直接車載機異常の旨の申告を受
    けることにより、前記車載機を異常車載機として前記リ
    ストに掲載して、前記車載機に対して以後の取引を拒絶
    することを特徴とする自動料金収受システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111163439A (zh) * 2019-12-26 2020-05-15 天地融科技股份有限公司 基于非对称算法的车载单元收费和打卡方法
CN111192047A (zh) * 2019-12-26 2020-05-22 天地融科技股份有限公司 基于非对称算法的车载单元收费方法

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