JPH11252994A - ステッピングモータの制御装置および制御方法 - Google Patents

ステッピングモータの制御装置および制御方法

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JPH11252994A
JPH11252994A JP4801098A JP4801098A JPH11252994A JP H11252994 A JPH11252994 A JP H11252994A JP 4801098 A JP4801098 A JP 4801098A JP 4801098 A JP4801098 A JP 4801098A JP H11252994 A JPH11252994 A JP H11252994A
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JP
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current
stepping motor
signal
rotation angle
angle
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JP4801098A
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Takeshi Ogawa
武志 小川
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DIA DICK SYSTEMS KK
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  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷変動特性をさらに改善し、安定した動作
制御が可能なステッピングモータの制御装置および制御
方法を提供する。 【解決手段】 制御装置は、ステッピングモータ7、駆
動回路4、出力回転角を検出して検出信号を出力するエ
ンコーダ8、指令信号を出力する目標指令部9、指令信
号と検出信号とを比較する位置比較制御部1、該比較結
果に基づいて駆動進み角および駆動電流を決定して出力
する選択制御部2、使用するステッピングモータ7の動
作特性をシミュレートした結果、指令信号および検出信
号に基づいて、選択制御部2が出力する駆動進み角およ
び駆動電流をそれぞれ補正するための進み角補正値およ
び電流補正値を出力するオブザーバ回路5を備える。こ
れによって、ステッピングモータ7の動作が細かく監視
されるので、急激な負荷変動などに対応でき、安定な動
作を実現することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数相の巻線を有
するステッピングモータの制御装置および制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ステッピングモータの閉ループ制御に関
して、文献[Application of theClosed-Loop Stepping
Moter](IEEE Trans.On Automatic Control,T.R.FREDRI
KSEN,Vol.AC 13,No.5 Oct.1968)が提案されている。図
14を用いて、この閉ループ制御の特徴を簡単に説明す
る。
【0003】まず第1に、モータ101の回転角で表さ
れる位置を検出するエンコーダ102は、モータ101
の相数と同数の出力チャンネルを有する。たとえば、4
相モータの場合には、エンコーダは4チャンネルの出力
信号を有する。これによって、モータ101の停止時
に、励磁された相が容易に把握される。第2に、エンコ
ーダ102の出力信号を基に電流を流すべき相の巻線1
03a〜103dを決定し、モータ101の回転状態、
すなわち停止、加速、減速、定常回転、高速回転を制御
する。第3に、位置付けされるべき最終目標回転角まで
の回転角変位と最終目標回転角を通過するときのモータ
101の回転状態とを予め定めておくか、または、その
角変位の間に要する残りパルス数と通過時の励磁条件と
を予め定めておくかして、モータ101を制御する。
【0004】このようなステップモータの閉ループ制御
は、特に高速性能を改善するが、モータの動作途中に負
荷変動が生じると、停止時に大きな振動を発生し、位置
付けが完了せず、位置付け時間が増大するという欠点を
有している。
【0005】そこで、上記欠点を改善した先行技術とし
て、特公昭57−34758が考案されている。図15
を用いて、その特徴を簡単に説明する。
【0006】第1に、FREDRIKSENの閉ループ制御をベー
スとして、それに回転角ループ、回転角速度ループ、電
流ループの帰還回路を付加し、外部指令信号を与え、動
作途中の負荷変動に対してモータ201の巻線電流を制
御することで、負荷変動特性を改善している。第2に、
負荷が増加した場合、モータ201の回転角速度は低下
する。低下した回転角速度を補償するために、巻線電流
を増加させるように励磁回路202は働き、回転角速度
の低下を防ぐ効果を生んでいる。第3に、負荷が減少し
た場合、上記の第1および第2の特徴と全く逆の動作
で、同じく回転角速度の変動を防いでいる。第4に、モ
ータ201の負荷変動に対して、励磁回路202でモー
タ201への電気エネルギの増減を制御することによっ
て、負荷変動特性を改善し、停止時の振動を抑えてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特公昭57−3475
8では、外部指令信号は、ステッピングモータ201の
回転角の時間変動を細かく指令するものであるので、よ
り大きな負荷外乱が発生したときに、モータ201が低
速回転状態に陥り、さらには停止状態に至ることがあ
る。この状態で、ある程度の時間が経過した後に負荷外
乱が取り除かれても、外部指令信号は既に終了し、モー
タ201は最終目標回転角に達することができない。さ
らに、モータ201の制御不能状態に陥る不具合をも生
じる可能性がある。これは本来、ステッピングモータ2
01のフィードバック制御が抱えている問題であり、新
規な制御手法の導入以外にその改善は難しい。
【0008】本発明の目的は、負荷変動特性をさらに改
善し、安定した動作制御が可能なステッピングモータの
制御装置および制御方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステッピング
モータと、ステッピングモータを駆動する駆動手段と、
ステッピングモータの出力回転角を検出して回転角信号
を出力する検出手段と、 モータの起動から停止までの
速度関数を記憶し、該速度関数に基づいて目標指令信号
を出力する指令手段と、目標指令信号と回転角信号とを
比較する比較手段と、該比較結果に基づいて、ステッピ
ングモータの駆動進み角および駆動電流を決定して出力
する制御手段と、使用するステッピングモータの動作特
性をシミュレートすることにより、目標指令信号および
回転角信号に基づいて、制御手段が出力する駆動進み角
および駆動電流をそれぞれ補正するための進み角補正信
号および電流補正信号を出力するオブザーバ回路とを備
えることを特徴とするステッピングモータの制御装置で
ある。
【0010】本発明に従えば、ステッピングモータの出
力回転角を検出し、目標指令信号が示す目標回転角と比
較してその比較結果に基づいて駆動することで、ステッ
ピングモータを目標回転角で安定して回転させるフィー
ドバック制御が実現される。さらに、オブザーバ回路
が、ステッピングモータの動作特性をシミュレートした
結果を使用し、目標指令信号および回転角信号に基づい
て、前記フィードバック制御で得られた進み角を補正
し、電流を補正するので、ステッピングモータの動作が
細かく監視され、急激な負荷変動などに迅速に対応する
ことができ、安定な動作を実現することが可能である。
【0011】また本発明は、前記オブザーバ回路は、ス
テッピングモータの動作特性を記述したスパンウォーム
方程式を逐次演算するモータモデルを有することを特徴
とする。
【0012】本発明に従えば、スパンウォーム方程式
([Stepping Motored SystemDynamics],Transactions
of ASME,JULY 1986,Vol.108 Dr.M.Kojima et.al.)
は、ステッピングモータを記述する方程式として、ステ
ッピングモータの動作特性を忠実に表現することができ
る。オブザーバ回路は、このような方程式に基づいて、
逐次演算を行い、ステッピングモータを制御するので、
動作特性を正確に把握でき、より正確な制御が可能であ
る。
【0013】また本発明は、前記オブザーバ回路は、ス
テッピングモータの動作特性を記述したスパンウォーム
方程式を予め演算した結果を記憶した数値解テーブルを
有することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、上記のようなスパンウォ
ーム方程式を予め解いて作成した数値解テーブルをステ
ッピングモータの制御に用いるので、高速な制御が可能
であり、さらに急激な負荷変動に対応してステッピング
モータを安定に動作させることができる。
【0015】また本発明は、前記ステッピングモータの
駆動電流を検出して電流信号を出力する電流検出手段を
さらに備え、前記オブザーバ回路は、電流信号、目標指
令信号および回転角信号に基づいて、制御手段が出力す
る駆動進み角および駆動電流をそれぞれ補正するための
進み角補正信号および電流補正信号を出力することを特
徴とする。
【0016】本発明に従えば、オブザーバ回路は、目標
指令信号および回転角信号に加えて、さらに検出電流を
基に、進み角補正信号および電流補正信号を求めるの
で、より多くの情報を基に、正確に動作特性を把握する
ことができ、正確に進み角および電流を補正して、より
安定な動作を実現することができる。
【0017】また本発明は、ステッピングモータの出力
回転角を検出して回転角信号を得る工程と、目標指令信
号と回転角信号とを比較し、ステッピングモータの駆動
進み角および駆動電流を決定する工程と、使用するステ
ッピングモータの動作特性をシミュレートすることによ
り、目標指令信号および回転角信号に基づいて、進み角
補正信号および電流補正信号を算出する工程と、算出し
た進み角補正信号および電流補正信号に基づいて前記駆
動進み角および前記駆動電流をそれぞれ補正する工程と
を含むことを特徴とするステッピングモータの制御方法
である。
【0018】本発明に従えば、ステッピングモータを希
望する目標回転角で安定して回転させるフィードバック
制御が実現されるとともに、さらに、ステッピングモー
タの動作特性を記憶したオブザーバ回路が、目標指令信
号および回転角信号に基づいて、前記フィードバック制
御で得られた進み角を補正し、電流を補正することによ
って、ステッピングモータの動作が細かく監視されるの
で、急激な負荷変動などに対応でき、安定な動作を実現
することが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明
の第1実施形態の電気的構成を示すブロック図である。
制御装置は、制御回路10、駆動回路4、オブザーバ回
路5、電流検出回路6、ステッピングモータ7、エンコ
ーダ8および目標指令部9を備える。このうち制御回路
10は、さらに位置比較制御部1、選択制御回路2およ
び電流制御回路3を備える。目標指令部9は、スタート
信号としての起動パルスを受けて、位置比較制御部1お
よびオブザーバ回路5に指令パルスc1を出力する。指
令パルスc1は、目標となるステッピングモータの回転
角または角速度を示す信号である。
【0020】制御回路10の位置比較制御部1は、目標
指令部9からの指令パルスc1を受けてその個数を計数
し、エンコーダ8からの検出パルスを受けてその個数を
計数し、両者の個数を比較して偏差を算出する。指令パ
ルスc1およびエンコーダ信号c6が位置すなわち回転
角の信号である場合、直接その偏差が算出され、速度す
なわち回転角速度の信号である場合、各信号の積分値の
偏差が算出される。回転角の偏差を示す位置偏差信号c
2は、選択制御回路2に出力される。選択制御回路2
は、位置偏差信号c2を受けて、これに対応する基準進
み角(リードアングル)および基準電流を選択する。ま
た、選択制御回路2は、オブザーバ回路5からの進み角
補正信号c7を基に基準進み角を補正し、補正した進み
角信号c3を励磁タイミングとして駆動回路4に出力す
る。電流制御回路3は、オブザーバ回路5からの電流補
正信号c8を基に基準電流を補正し、補正した電流信号
c5を駆動回路4に出力する。
【0021】駆動回路4は、選択制御回路2からの補正
進み角に従った励磁タイミングで、かつ電流制御回路3
からの電流信号c5に従った電流値レベルに対応するパ
ルス信号を生成して、ステッピングモータ7を駆動す
る。電流検出回路6は、ステッピングモータ7を駆動す
る電流を検出して、オブザーバ回路5に検出信号c9を
出力する。エンコーダ8は、ステッピングモータ7の出
力軸の回転角を検出して、位置比較制御部1およびオブ
ザーバ回路5にエンコーダ信号c6を出力する。また、
エンコーダ8の代わりに、タコメータを使用して、ステ
ッピングモータの出力軸の回転角速度を検出し、これを
積分して出力してもよい。
【0022】オブザーバ回路5は、目標指令部9からの
目標回転角または角速度と、電流検出回路6からの電流
と、エンコーダ8からの出力回転角とを受けて、進み角
補正信号c7を選択制御回路2に出力し、電流補正信号
c8を電流制御回路3に出力する。
【0023】図2は、図1のオブザーバ回路5をさらに
詳しく示すブロック図である。オブザーバ回路5は、電
流比較制御部11、速度比較制御部12、オブザーバ制
御部13、進み角演算部18aおよび電流データメモリ
15を備える。進み角演算部18aは、さらにモデル演
算用CPU14、モータモデルメモリ16およびRAM
17を備える。
【0024】速度比較制御部12は、目標指令部9から
の指令パルスc1、エンコーダ8からの信号c6を受け
て、それぞれ単位時間あたりの角変位すなわち角速度を
表すデータに変換し、さらにこれらの偏差を演算して、
速度偏差信号を生成し、オブザーバ制御部13に出力す
る。指令パルスc1およびエンコーダ信号c6が位置の
信号である場合、各信号の微分値の偏差が算出され、速
度の信号である場合、直接その偏差が算出される。電流
比較制御部11は、電流検出回路6からの電流検出値
と、オブザーバ制御部13からの補正電流値とを比較し
て、電流補正信号を生成し、電流制御回路3に出力す
る。
【0025】電流データメモリ15は、モータ巻線に関
わる入力電流セット値を記憶している。モータモデルメ
モリ16は、ステッピングモータ7の動作特性を記述し
た理論式を記憶している。RAM17は、モデル演算用
CPU14による演算の途中に算出された値などを一時
的に記憶する。モデル演算用CPU14は、モータモデ
ルメモリ16の理論式を解いて入力進み角セット値を算
出し、オブザーバ制御部13に出力する。
【0026】オブザーバ制御部13は、速度偏差信号に
よる偏差量に応じて入力進み角セット値を補正する。す
なわち、より大きな負荷外乱が発生してステッピングモ
ータ7の回転角が大幅に変動すると、この状態をステッ
ピングモータ7が自ら発生するエネルギによって、確実
に補うために進み角を補正する。この進み角補正信号
は、図1の選択制御回路2に出力される。また、オブザ
ーバ制御部13は、速度比較制御部12からの速度偏差
信号を基にして、電流データメモリ15から入力電流セ
ット値を取り出し、補正電流値を生成する。たとえば、
より大きな負荷外乱が発生してモータ回転速度が大幅に
減少した場合に、その減少分を入力エネルギによって確
実に補うために電流値を増やすように補正する。
【0027】図3は、指令パルスの基となる目標回転角
速度を示すグラフである。グラフに従えば、まず、ステ
ッピングモータ7は、静止状態から角加速度A0で起動
する。その後、ステッピングモータ7の角速度は、角加
速度の増加とともに、増加する。角加速度が最大角加速
度A1にまで達すると、角加速度が減少しながら、角速
度が増加する。角速度がω1にまで達すると、ステッピ
ングモータ7は一定の角速度ω1で回転を続ける。その
後、ステッピングモータ7は減速に転じ、その角加速度
は負の最大角加速度A2に達するまで減少し、角速度も
これとともに減少する。負の最大角加速度A2に達する
と、角加速度の絶対値が減少しながら、角速度が減少す
る。角加速度がA3にまで減少し、さらに、角速度およ
び角加速度はゼロとなる、すなわちステッピングモータ
7は停止する。
【0028】このような回転運動をステッピングモータ
7にさせるために、目標指令部9は、図3のグラフを直
接または積分して、逐次目標角速度または目標回転角を
指令パルスとして出力する。これによって、ステッピン
グモータ7は、スタート位置の回転角からステップ数s
1までの加速部において滑らかに加速し、ステップ数s
2までの等速部で等角速度回転を行い、さらにステップ
数s3の目標位置付け位置まで滑らかに減速する。
【0029】図4は、電流データメモリ15の記憶内容
を示すテーブルである。電流データメモリ15の内部に
は、入力電流セット値が記憶されている。入力電流セッ
ト値は、指令パルスに応じた巻線電流を定める値であ
り、外乱の無い状態での各指令パルス間の平均電流値で
ある。加速部、等速部、減速部それぞれにテーブルが存
在する。カウンタは、指令パルスを計数した数を示して
いる。加速部では、まず入力電流セット値を1.0アン
ペアとし、起動に必要なトルクを確保し、ステッピング
モータ7の角速度の増加とともに、徐々に電流値が下げ
られる。巻線のインダクタンスなどの影響で、増速とと
もに必要な駆動電流が少なくなるので、電流値を下げて
も加速は続行される。
【0030】等速部では、一定の入力電流セット値0.
5アンペアであるが、等速部へ移行する前に、電流値を
0.5アンペアよりも低い0.45アンペアにまで減少
させることで、加速が抑制され、滑らかに等速部へ移行
することが可能となっている。等速部から減速部への移
行時に電流値を0.45アンペアにまで減少させた後、
電流値を徐々に増加させている。また、停止前に入力電
流セット値を1.0アンペアにまで増加させることで、
ステピングモータ7の回転を滑らかに停止させている。
【0031】図5(a)は選択制御回路2が使用する基
準進み角テーブルであり、図5(b)は基準電流テーブ
ルである。図5(a)において、起動時など、ステッピ
ングモータ7を比較的低速高トルクで回転させるときに
は、選択番号の4〜6付近のものが選択される。一方、
減速時など、ステッピングモータの回転を制動させると
きには、より小さい選択番号のものが選択される。ま
た、回転が高速になるほど、必要な電流を確保するた
め、より大きい基準進み角が選択される。加速部におい
ては、基準進み角1.5ステップで起動し、高速域では
2.0ステップに切り替える。等速部では、進み角2.
0ステップで動作を続ける。減速部では、進み角2.0
ステップから、1.5ステップ、1.0ステップ、0.
5ステップ、0ステップと順に切り替えて、スッテピン
グモータ7を停止させる。
【0032】また、図5(b)においても、等速部のよ
うに回転が安定しているときほど小さい基準電流値が選
択され、加速部および減速部のように回転が速くなるほ
ど大きい基準電流値が選択される。通常の回転角偏差が
微小のときには、基準電流値として、加速部および減速
部で1.0アンペア、等速部で0.5アンペアが選択さ
れる。
【0033】さらに、外部からの負荷トルクが、ステッ
ピングモータ7の動作中に増加した場合、加速部および
等速部では、進み角テーブルの値を増加させ、かつ電流
テーブルの値も増加させるような選択動作が行われる。
これは、加速トルクを増加させる制御である。減速部で
は、進み角の減少曲線の傾きを緩めつつ、電流テーブル
の値を減少させる。これは、ブレーキトルクを減少させ
る制御である。またさらに、外部からの負荷トルクが、
ステッピングモータ7の動作中に減少した場合、加速部
および等速部では、進み角テーブルの値を減少させ、か
つ電流テーブルの値も減少させるような選択動作が行わ
れる。これは、加速トルクを減少させる制御である。減
速部では、進み角の減少曲線の傾きを急峻にしつつ、電
流テーブルの値を増加させる。これは、ブレーキトルク
を増加させる制御である。
【0034】図6(a)は目標指令部9およびエンコー
ダ8から位置比較制御部1への信号をそれぞれ示すグラ
フであり、図6(b)は位置比較制御部1から選択制御
部2への信号を示すグラフである。まず、図6(a)に
示すように、指令パルスが示す目標回転角の位置は、時
刻t0から時刻t1まで、回転角ω2に固定される。一
方の出力回転角の位置は、時刻t0において、目標回転
角よりも小さく、時刻t2にかけて急激に増加して目標
回転角に追随する。時刻t2に、出力回転角が目標回転
角に一致すると、その変化率は緩やかになる。続いて、
時刻t1において、目標回転角の位置が切換わりステッ
プ状にω3まで増加すると、出力回転角の位置は再び急
激に増加してω3に近づく。速度の場合も同様の信号変
化が見られる。
【0035】図6(b)に示すように、時刻t0〜t2
において位置偏差信号c2は、回転角ω4であり、指令
パルスc1に対してエンコーダ信号c6が回転角ω4だ
け遅れているとみなす。時刻t2〜t1において、位置
偏差信号c2は、回転角ω5であり、指令パルスc1に
対してエンコーダ信号c6が回転角ω5だけ進んでいる
とみなす。なお、t1以降はこのような考え方の継続で
ある。また図6(b)は図6(a)の絶対値偏差に対応
したものではなく、一般的な偏差信号を示している。
【0036】図7(a)は図6(b)と同じく位置比較
制御部1から選択制御部2への信号を示すグラフであ
り、図7(b)はオブザーバ回路5から選択制御回路2
への信号を示すグラフであり、図7(c)は選択制御回
路2から駆動回路4への信号を示すグラフであり、図7
(d)は選択制御回路2から電流制御回路3への信号を
示すグラフである。図7(a)の位置偏差信号に対し
て、図7(b)に示すように、一定のパルスレートのパ
ルス信号が進み角補正信号として選択制御回路2に入力
され、変調されて図7(c)に示すような不均一なパル
スレートのパルス信号が駆動回路4に出力される。この
パルス信号は、最終の進み角を表す信号である。時刻t
2付近はステッピングモータ7が減速していることを示
しており、時刻t1付近は加速していることを示してい
る。図7(d)の基準電流値信号は、位置偏差信号を基
にした同一形状の信号であり、基準電流が位置偏差に比
例することを示している。
【0037】図8(a)は図7(d)と同じく選択制御
回路2から電流制御回路3への信号を示すグラフであ
り、図8(b)はオブザーバ回路5から電流制御回路3
への信号を示すグラフであり、図8(c)は電流制御回
路3から駆動回路4への信号を示すグラフである。図8
(b)に示すように、電流補正信号は電流値をステップ
状に減少させる信号であり、電流制御回路3において、
基準電流値によって変調され、図8(c)に示す最終電
流を指令する信号となる。
【0038】以下、オブザーバ回路5に記憶される理論
式について説明する。
【0039】
【数1】
【0040】式(1)は、ステッピングモータ7に関す
るスパンウォーム方程式である。スパンウォーム方程式
は、ステッピングモータ7の回転角に関する運動方程式
である。ただし、tは時刻、θはステッピングモータ7
の回転角、mはフーリエ級数の次数、nは相番号、kは
信号パルスの積算値を表す階段関数、tcは最初の信号
パルスの起動時刻、θoは単ステップ当たりの進み角、
θπは駆動トルク分布の半波長、θsはθの設定した原
点角度位置、Iは慣性モーメント、Cは減衰係数、Qは
負荷トルク、qは駆動トルク、φは位相角、φmはφの
フーリエ級数展開のm次係数、Γはトルクの重みづけ関
数である。
【0041】この式(1)を各種の近似の基に解くと、
式(2)に示されるように、起動限界や挙動を定性的に
示す線形近似解が得られる。
【0042】
【数2】
【0043】ただし、tsは設定した原点の時刻、to
はパルス間隔の時間、γは減衰比、poは第1次共振
点、sgn(x)はxが正のとき1でxが負のとき0で
ある関数、Π(x)はヘビサイドのステップ関数であ
る。オブザーバ回路5は、たとえば、このような近似解
を記憶しておいて、起動時付近に適用すると有用であ
る。
【0044】
【数3】
【0045】図9(a)は4相モータの駆動回路を示す
回路図であり、図9(b)は図9(a)の駆動回路のう
ちの1対の相を取り出した回路の図である。式(3)
は、図9(b)の電圧方程式である。ただし、i1はR
とRw1とL1とを流れる電流、i2はRw1とRw2
とL2とCとL1とを循環する電流、Rは直列抵抗成
分、Rw1は励磁された巻線の電気抵抗成分、Rw2は
励磁されていない巻線の電気抵抗成分、L1は励磁され
た巻線のインダクタンス成分、L2は励磁されていない
巻線のインダクタンス成分、CはRw1とRw2との間
の減衰係数、Vは逆起電力電圧、Vsは 一定の印加電
圧である。式(3)において、逆起電力としての電圧V
がわかれば、逆起電力係数Keは下記の式(4)によっ
て求められる。
【0046】
【数4】
【0047】さらに駆動トルクの第1項も下記式(5)
によって求められる。
【0048】
【数5】
【0049】よって、式(1)および式(3)は電気回
路の電流立上りの字定数をも考慮したステッピングモー
タ7の動作特性を表しており、これらを連立させて解く
ことで、動作特性を解析することができる。
【0050】図10は、第1実施形態の制御動作を示す
図である。ステップa1において、目標指令部9から目
標回転角または目標回転角速度を示す指令パルスが出力
される。一方、ステップa2において、エンコーダ8か
ら出力回転角または出力回転角速度を示す信号が出力さ
れる。次にステップa3において、1)出力回転角すな
わち現在の位置データ、または回転角速度すなわち現在
の速度データから、2)位置または速度の偏差データを
生成する。またステップa4において、ステッピングモ
ータ7の駆動電流を検出して、現在の電流データを得
る。次に、ステップa5において、1)現在の速度デー
タと電流データを用いてスパンウォーム方程式を解き、
2)偏差データよりステッピングモータ7の負荷を推定
し、3)最適進み角(リードアングル)および最適電流
値を算出する。
【0051】このように、ステッピングモータ7の励磁
タイミングを指令パルスごとに指定して駆動する制御装
置において、ステッピングモータ7の回転角をフィード
バックして指令パルスで定める励磁タイミングを新たに
選択しなおすとともに、基準電流値を補正し、また、回
転速度と実測した電流値を基にしたオブザーバ回路の処
理によって、励磁タイミングと電流値とを再補正する。
本発明で特徴となるオブザーバ回路5は、モータの予想
される回転状態を理論的な運動方程式を基に求め、さら
に、理想的な入力電流セット値を予め求めておき、フィ
ードバックで得られたデータをさらに再補正する。
【0052】(第2実施形態)図11は、本発明の第2
実施形態を構成するオブザーバ回路55のブロック図で
ある。第2実施形態の制御装置は、図2のオブザーバ回
路5の進み角演算部18aを数値解テーブル記憶部に置
き換えてオブザーバ回路55としたものである。数値解
テーブル記憶部18には、第1実施形態の式(1)およ
び式(3)を連立させて解いた数値解のテーブルが記憶
されている。これに伴って、指令パルスはオブザーバ制
御部13に直接出力され、オブザーバ制御部13は、数
値解テーブル記憶部18を参照して適当な数値解を取り
出す制御を行う。
【0053】図12は、数値解テーブル記憶部に記憶さ
れたテーブルである。テーブルは、指令パルスが示すモ
ータ回転速度と、補正進み角とで構成される。これによ
って、モータ回転速度Vp1,Vp2,…,Vpnに応じた補
正進み角θv1,θv2,…,θvnが選ばれる。このような
テーブルが、様々な種類のステッピングモータに対応で
きるよう複数用意されている。
【0054】図13は、第2実施形態の処理流れを示す
フローチャートである。ステップb1において、目標指
令部9から目標回転角または目標回転角速度を示す指令
パルスが出力される。一方、ステップb2において、エ
ンコーダ8から出力回転角または出力回転角速度を示す
信号が出力される。次にステップb3において、1)出
力回転角すなわち現在の位置データ、または回転角速度
すなわち現在の速度データから、2)位置または速度の
偏差データを生成する。またステップb4において、ス
テッピングモータ7の駆動電流を検出して、現在の電流
データを得る。さらに、ステップb5において、スパン
ウォーム方程式を予め定めた速度データおよび電流デー
タを用いて解いて、進み角データテーブルを作成してお
く。次にステップb6において、現在の位置または速度
データと電流データ、偏差データを基にして、電流デー
タテーブルおよび進み角データテーブルを参照しなが
ら、ステップb7において、進み角補正値および電流補
正値を算出し、最適電流値および最適進み角を算出す
る。
【0055】このように、第2実施形態においても、第
1実施形態と同様に最適電流値および最適進み角を求め
ることができる。ただし、第2実施形態では、スッテピ
ングモータ7を駆動する前に、スパンウォーム方程式を
解いているので、駆動中は作成されたテーブルを参照す
るだけでよく、高速制御が可能である。
【0056】なお、第1実施形態および第2実施形態の
どちらにおいても、電流検出回路の無い構成が可能であ
り、その場合、オブザーバ回路は目標回転角よび出力回
転角のみを基にして、進み角補正値および電流補正値を
算出する。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ステッピ
ングモータの動作特性を記憶したオブザーバ回路が、目
標回転角および出力回転角に基づいて、進み角を補正
し、電流を補正することによって、ステッピングモータ
の動作が細かく監視されるので、急激な負荷変動などに
対応でき、安定な動作を実現することが可能である。
【0058】また本発明によれば、オブザーバ回路は、
スパンウォーム方程式に基づいて、ステッピングモータ
を制御するので、動作特性を正確に把握でき、より正確
な制御が可能である。
【0059】また本発明によれば、上記のようなスパン
ウォーム方程式を予め解いて作成した数値解テーブルを
ステッピングモータの制御に用いるので、高速な制御が
可能であり、さらに急激な負荷変動に対応してステッピ
ングモータを安定に動作させることができる。
【0060】また本発明によれば、オブザーバ回路は、
目標回転角および出力回転角に加えて、さらに検出電流
を基に、進み角補正値および電流補正値を求めるので、
より多くの情報を基に、正確に動作特性を把握すること
ができ、正確に進み角および電流を補正して、より安定
な動作を実現することができる。
【0061】また本発明によれば、上記のように、ステ
ッピングモータの動作特性を記憶したオブザーバ回路
が、目標回転角および出力回転角を参照しながら、進み
角を補正し、電流を補正することによって、ステッピン
グモータの動作が細かく監視されるので、急激な負荷変
動などに対応でき、安定な動作を実現することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のオブザーバ回路5をさらに詳しく示すブ
ロック図である。
【図3】指令パルスの基となる目標回転角速度を示すグ
ラフである。
【図4】電流データメモリ15の記憶内容を示すテーブ
ルである。
【図5】図5(a)は選択制御回路2が使用する基準進
み角テーブルであり、図5(b)は基準電流テーブルで
ある。
【図6】図6(a)は目標指令部9およびエンコーダ8
から位置比較制御部1への信号をそれぞれ示すグラフで
あり、図6(b)は位置比較制御部1から選択制御部2
への信号を示すグラフである。
【図7】図7(a)は図6(b)と同じく位置比較制御
部1から選択制御部2への信号を示すグラフであり、図
7(b)はオブザーバ回路5から選択制御回路2への信
号を示すグラフであり、図7(c)は選択制御回路2か
ら駆動回路4への信号を示すグラフであり、図7(d)
は選択制御回路2から電流制御回路3への信号を示すグ
ラフである。
【図8】図8(a)は図7(d)と同じく選択制御回路
2から電流制御回路3への信号を示すグラフであり、図
8(b)はオブザーバ回路5から電流制御回路3への信
号を示すグラフであり、図8(c)は電流制御回路3か
ら駆動回路4への信号を示すグラフである。
【図9】図9(a)は4相モータの駆動回路4を示す回
路図であり、図9(b)は図9(a)の駆動回路4のう
ちの1対の相を取り出した回路の図である。
【図10】第1実施形態の制御動作を示す図である。
【図11】本発明の第2実施形態を構成するオブザーバ
回路55のブロック図である。
【図12】数値解テーブル記憶部18に記憶されたテー
ブルである。
【図13】第2実施形態の処理流れを示すフローチャー
トである。
【図14】FREDRIKSENによる従来のスッテピングモータ
の閉ループ制御を示す図である。
【図15】特公昭57−34758の閉ループ制御を示
す図である。
【符号の説明】
1 位置比較制御部 2 選択制御回路 3 電流制御回路 4 駆動回路 5,55 オブザーバ回路 6 電流検出回路 7 ステッピングモータ 8 エンコーダ 9 目標指令部 10 制御回路 11 電流比較制御部 12 速度比較制御部 13 オブザーバ制御部 14 モデル演算用CPU 15 電流データメモリ 16 モータモデルメモリ 17 RAM 18 数値解テーブル記憶部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータと、 ステッピングモータを駆動する駆動手段と、 ステッピングモータの出力回転角を検出して回転角信号
    を出力する検出手段と、 モータの起動から停止までの
    速度関数を記憶し、該速度関数に基づいて目標指令信号
    を出力する指令手段と、 目標指令信号と回転角信号とを比較する比較手段と、 該比較結果に基づいて、ステッピングモータの駆動進み
    角および駆動電流を決定して出力する制御手段と、 使用するステッピングモータの動作特性をシミュレート
    することにより、目標指令信号および回転角信号に基づ
    いて、制御手段が出力する駆動進み角および駆動電流を
    それぞれ補正するための進み角補正信号および電流補正
    信号を出力するオブザーバ回路とを備えることを特徴と
    するステッピングモータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記オブザーバ回路は、ステッピングモ
    ータの動作特性を記述したスパンウォーム方程式を逐次
    演算するモータモデルを有することを特徴とする請求項
    1記載のステッピングモータの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記オブザーバ回路は、ステッピングモ
    ータの動作特性を記述したスパンウォーム方程式を予め
    演算した結果を記憶した数値解テーブルを有することを
    特徴とする請求項1記載のステッピングモータの制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ステッピングモータの駆動電流を検
    出して電流信号を出力する電流検出手段をさらに備え、 前記オブザーバ回路は、電流信号、目標指令信号および
    回転角信号に基づいて、制御手段が出力する駆動進み角
    および駆動電流をそれぞれ補正するための進み角補正信
    号および電流補正信号を出力することを特徴とする請求
    項1記載のステッピングモータの制御装置。
  5. 【請求項5】 ステッピングモータの出力回転角を検出
    して回転角信号を得る工程と、 目標指令信号と回転角信号とを比較し、ステッピングモ
    ータの駆動進み角および駆動電流を決定する工程と、 使用するステッピングモータの動作特性をシミュレート
    することにより、目標指令信号および回転角信号に基づ
    いて、進み角補正信号および電流補正信号を算出する工
    程と、 算出した進み角補正信号および電流補正信号に基づいて
    前記駆動進み角および前記駆動電流をそれぞれ補正する
    工程とを含むことを特徴とするステッピングモータの制
    御方法。
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