JPH11252113A - 無線通信制御方法および無線通信装置 - Google Patents

無線通信制御方法および無線通信装置

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JPH11252113A
JPH11252113A JP10053799A JP5379998A JPH11252113A JP H11252113 A JPH11252113 A JP H11252113A JP 10053799 A JP10053799 A JP 10053799A JP 5379998 A JP5379998 A JP 5379998A JP H11252113 A JPH11252113 A JP H11252113A
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JP10053799A
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English (en)
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Masatoshi Ueno
正俊 上野
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】転送効率を改善する。 【手段】ネットワーク上で交信が可能な複数装置間の通
信制御を担当する1つの制御ノードと、この制御ノード
によって制御される1以上の被制御ノードによって構築
される無線ネットワークに適用される。各被制御ノード
にはノードを識別するための識別子が付加されると共
に、被制御ノード側では、送信すべきデータ量を示す送
信情報が送信データの直前に制御ノードに向けて送信さ
れる。この送信情報に基づいて送信データの転送幅が決
定される。送信すべきデータ量に関する情報とは、送信
データ量(フレーム数など)そのものを情報とする場合
と、送信すべきデータ量の多少を示す情報である。1つ
の制御ノードで複数の被制御ノードを集中して管理する
場合、送信すべきデータに先だってこの送信情報を送信
することによって制御ノード側では転送幅の管理が容易
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は無線ネットワークを構
築するときに使用して好適な無線通信制御方法に関す
る。詳しくは、1つの制御ノードで複数の被制御ノード
を管理するに当たり、被制御ノードの送信しようとする
データ量を示す送信情報をデータ送信の直前に制御ノー
ド側に送ることによって、その最適な転送幅を制御ノー
ド側で決定できるようにしたものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯機器の普及
が進むにつれて、各種アナログ及びディジタルのインタ
フェースのワイヤレス化が進んでいる。特にコンピュー
タ分野に関しては、ワイヤレス化及び高速化への取り組
みが盛んであり、例えばワイヤレスLAN(local area
network)やIrDA(infrared data association )
に代表されるような技術を用いて、同一部屋内に置かれ
た携帯機器間に限らず、携帯機器と据置き機器との間に
おいても、非接触接続によるネットワーク(無線通信ネ
ットワーク)の構築が進められている。
【0003】例えばワイヤレスLANと呼ばれる無線ネ
ットワークでは、CSMA(carrier sense multiple a
ccess)と呼ばれるアクセス制御プロトコルを用いるこ
とによって、複数のノード間の通信を可能にしている。
またIrDAと呼ばれる光無線通信では、IrLAP
(infrared link access protocol)と呼ばれるアクセ
ス制御プロトコルを用いることによって、2つのノード
間の通信を可能にしている。
【0004】しかし、例えばUSB(universal serial
bus)やIEEE1394などに代表されるような近年の
高速のシリアルバスをワイヤレス化する場合は、これら
の有線系のアクセス制御技術、及び無線系の既存のアク
セス制御技術を、そのまま使用することはできない。
【0005】なぜなら、まず第1に、これらの高速シリ
アルバスは、アービトレーションと呼ばれるバスの使用
権の調停処理(U.S.A. patent 07/994983)を使用して
いるが、ワイヤレスという環境ではノード間の伝送路が
接続毎に個々に閉じて存在するのではなく、1つの空間
を共通に利用して情報を交換するため、アービトレーシ
ョンのような複数のノードが同時に信号を発信する状況
は、各ノードが複数の信号が混信した信号を受信するこ
とになる。よって、各ノードはアービトレーション情報
を正常に受け取ることができない場合があり、処理が正
常に完了することが困難となる。
【0006】第2に、これらの高速シリアルバスは、複
数の連続のAVデータ等のデータをやり取りしたり、そ
れらを伝送している間に他の情報やデータを送信するた
め、一定時間内で複数のノードが発信する機会を持つ状
態が保証されている。よって、ワイヤレスで実現する場
合も発信するノードの頻繁な切り替え処理が必要とな
り、例えばワイヤレスLAN等で使用されている上述し
たCSMAのような、データ送信のたびにネットワーク
の空きを探し、送受を担当するノード間で手順を交換す
る方法は使用できない。
【0007】第3に、ワイヤレス環境は通信路として空
間を使用するため、通信を妨害される可能性が高く、通
信路の品質は常に変化する。またワイヤレスで使用でき
ることからポータブル機器への適応が考えられ、通信中
の機器が移動する可能性もある。
【0008】各機器の移動によって通信ができなくなる
状況が発生する可能性が高くなるから、例えば通信が不
可能なノードに対しネットワークの使用配分を提供し続
けるようなことは、バス使用効率の無駄となる。よっ
て、変化する通信品質に応じたネットワークの使用配分
の提供が必要となる。
【0009】またこのような高速アクセス可能な無線通
信ネットワークを構築する場合には、図7に示すような
ノード間で相互に通信できるように構築する場合と、図
8に示すように1つのノードを制御ノードと定め、残り
のノードを被制御ノードとしてこれら被制御ノードを管
理するように構築することが考えられる。
【0010】図7の場合には、発信するノードと受信す
るノード間で情報のやり取りをしながら、空いている転
送幅を利用して発信したりしなければならないので、特
に発信ノードの切り替えが頻繁に発生する無線通信ネッ
トワークの場合にはその管理が複雑になる。
【0011】これに対して、図8に示すような無線通信
ネットワークであると、複数のノード間の通信を1つの
ノードが集中して制御できるために、ノードが管理する
情報が少なくなり、転送幅や転送時間などの管理が容易
になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8に示す
ように多数のノードを持つ高速シリアルバスをワイヤレ
ス化して無線通信ネットワークを構築した場合には、上
述したようにネットワーク上の複数装置間の通信制御は
1つの制御ノードが担当する方が適切である。
【0013】この場合には制御ノードによって、制御ノ
ードを含めた全てのノードの転送タイミングや転送時
間、転送幅等が制御されることになる。1つの制御ノー
ドで複数の被制御ノードを管理するには、ネットワーク
に参入した全てのノードを識別するために、ノードの識
別情報例えば識別子(ノードID)をそれぞれのノード
に付加する必要がある。
【0014】1つのネットワークでは同じノードIDを
複数のノードが同時には使用しないという前提に立つ
と、このノードIDにより当該ネットワーク上の全ての
ノードを明確に区別することができる。ノードIDを制
御ノードが一括して管理すれば、被制御ノードは制御ノ
ードからこのノードIDを割り当てられることにより、
ネットワークに参加することができる。
【0015】ノードIDは1つのネットワーク上で区別
できるだけの情報量があればよい。1つの制御ノードが
制御できるノード数を例えば64個以下とすれば、6ビ
ットの情報量でよい。これにより、例えば複数の同一型
のノード機器であるか、または用途の全く異なるノード
機器であるかに拘わらず、少ない情報量で全てのノード
を区別して制御できる。
【0016】制御ノードは複数の被制御ノードを制御す
るために、発信許可信号として例えばこのノードIDの
値を被制御ノードに対して送信する。各被制御ノード
は、受信した値と自分に設定されたノードIDとを比較
して発信機会であるかどうかを判断する。被制御ノード
自身で保有するノードIDと一致したときには発信許可
されていることになるからその被制御ノードは送信を開
始する。保有ノードIDと一致しないときには発信が許
可されていないことになるので、この場合には送信しな
いか、送信を停止する。
【0017】さて、このような通信環境では、制御ノー
ドが全ての被制御ノードの転送タイミングや転送時間、
転送幅等の通信制御情報を管理するためには、転送しよ
うとするタイミングに、その被制御ノードがどの程度送
信すべきデータを持っているかを把握する必要がある。
【0018】制御ノードがこのような管理情報を持たな
ければ、制御ノードには被制御ノードに対する転送幅の
割り当てを決定するための指標がないため、例えば図9
のように全てのノード(図ではノードAとB)に対して
平等に通信のための転送幅Ta、Tb(=Ta)を提供
しなければならない。転送幅を固定長とすると通信路の
使用効率が悪くなるので、このような場合には図9に示
すようにノードによって転送幅を可変できるようにした
方が好ましい。使用効率を考慮して図9に示すように無
線通信ネットワークを構成する場合には、上述したよう
に少なくともその被制御ノードがどの程度送信すべきデ
ータを持っているかを把握する必要がある。
【0019】そこで、本発明は、このような実情を鑑み
てなされたものであり、制御ノードが全てのノードを容
易に制御するために各ノードにノードIDを付加すると
共に、転送幅を可変長とするとき被制御ノードがこれか
ら転送しようとするデータの量を示す送信情報を用いる
ことによって、被制御ノードの転送幅を適応的に制御で
きるようにした無線通信制御方法および無線通信装置を
提案するものであり、これによって高速シリアルバスに
よるワイヤレス化を実現することができる。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため請求項1に記載したこの発明に係る無線通信制御方
法では、ネットワーク上で交信が可能な複数装置間の通
信制御を担当する1つの制御ノードと、この制御ノード
によって制御される1以上の被制御ノードによって構築
される無線ネットワークにおいて、上記各被制御ノード
には対外のノードを識別するための識別子が付加される
と共に、送信すべきデータ量を示す送信情報が送信デー
タの直前に制御ノードに向けて送信され、この送信情報
に基づいて上記送信データの転送幅が決定されたことを
特徴とする。
【0021】また、請求項9に記載したこの発明に係る
無線通信装置では、入力データの送信部と、受信データ
の受信部と、これら入力データおよび受信データをそれ
ぞれ処理する信号変換部と、少なくともこの信号変換部
をコントロールする制御部とを有し、被制御ノードとし
て機能する場合には、上記制御部によって送信すべきデ
ータ量が計測されると共に、上記データ送信に先だって
この送信データ量を示す送信情報が送信されるようにな
されたことを特徴とする。
【0022】この発明では、送信すべきデータ量を示す
送信情報が送信データの直前に制御ノードに向けて送信
される。送信すべきデータ量に関する情報とは、送信デ
ータ量(フレーム数など)そのものを情報とする場合
と、送信すべきデータ量の多少を示す情報とが考えられ
る。データ量の多少とは、その情報量の長さが例えば
長、中、短およびゼロの4種類に区分されるとき、その
何れであるかを示す情報である。
【0023】この送信情報に基づいて制御ノード側から
指定される送信データの転送幅が決定される。このよう
に1つの制御ノードで複数の被制御ノードを集中して管
理する場合、送信すべきデータに先だってこの送信情報
を送信することによって制御ノード側では転送幅の管理
が容易になる。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る無線通信制御方法および
無線通信装置の一実施形態を、図面を参照しながら説明
する。
【0025】この発明では、上述したように図8に示す
ような集中方式の無線通信ネットワークを構築する場合
を対象とする。したがって複数のノードにはそのネット
ワーク固有のノードIDが付与されることによって始め
てこのネットワークへの参入が許可されたことになる。
【0026】またこのような通信環境では、制御ノード
は全てのノードの転送タイミングや転送時間、転送幅等
の通信制御情報を管理するために、どのノードがその時
点でどの程度発信すべきデータを持っているかなどの送
信側の情報を持つ必要がある。この送信側の情報は、そ
の被制御ノードに対する転送幅の割り当てなどを決定す
るための判断材料となるからである。その判断材料とし
て、これから送信すべきデータ量に関する情報(送信情
報)が、送信すべきデータに先だって制御ノード側に送
信されるもので、その詳細は後述する。そして、送信す
べきデータ量は可変長で、そのノードの送信データ量に
適したフレーム長が指定される。
【0027】さて、図1はこの発明に係る無線通信装置
の一実施形態を示す要部の系統図である。同図は特に被
制御ノードとして使用するときの無線通信装置の概要を
示してある。
【0028】同図において、端子12に供給された伝送
すべきデータ(AVデータなど)は、所定の信号形態と
するための信号変換回路14に供給されて、この例では
固定長のフレームデータに変換される。この例では図2
に示すように1サイクルが複数のフレーム(図では6フ
レーム)で構成される。被制御ノード側では、伝送すべ
きデータを所定の信号形態とするための信号変換回路1
4にて、固定長のフレームデータに変換する際、そのフ
レームの個数を参考にして送信データ量に関する送信情
報に変換し、制御ノード側に通達される。1サイクルは
IEEE1394高速シリアルバスに準拠するならば1
25μsecである。
【0029】なお、IEEE1394などの高速シリア
ルバスでは、パケットを単位としてデータの送信が行わ
れるが、このパケットデータは周知のように可変長であ
る。固定長のフレームで1サイクルを構成することによ
って、フレームを単位としてノードの切り替え処理を実
現できる。また、先頭の転送クロック信号を1サイクル
毎に与えることによってネットワークが半二重通信とな
るので、制御ノードとノードとの同期処理が簡単とな
り、ノード切り替え時間を大幅に短縮できる。これによ
ってAVデータなどをリアルタイムで転送できることに
なる。またフレームは固定長であるために、ECCなど
のエラー訂正が容易になるなどの特徴を有する。
【0030】先頭フレームの前には同期ブロックCaが
付加される。同期ブロックCaには、少なくともこの例
では転送クロック信号の他に、ノードの識別子であるノ
ードIDや後述する被制御ノード側の発信情報などが含
まれているものとする。制御ノード側から送信されるノ
ードIDはノードIDが一致したそのノードに対する発
信許可信号として利用される。
【0031】信号変換回路14ではフレーム変換処理の
他に、図2に示した同期ブロックが付加される。このよ
うな処理を実現するためにCPU構成の制御部20が設
けられ、データのフレーム化や同期ブロックの付加処理
がなされる。
【0032】この制御部20には、データのフレーム化
処理や同期ブロックの生成などを実行するための各種制
御プログラムが格納されたROM22を始めてとして、
信号処理のためのワーキング用メモリ(RAM)24な
どが設けられており、さらにこの制御部20には操作キ
ーの入力部(操作部)26やLCDなどの表示部28が
夫々設けられている。
【0033】信号変換回路14において生成された図2
に示すようなフォーマットを有する送信信号は、送信部
16に供給されて無線ネットワークにおいて使用されて
いる通信媒体に変換されてその出力素子18より無線ネ
ットワークに向けて送信される。
【0034】通信媒体として赤外光線が使用されるもの
とすれば、送信部16に接続された赤外線発光素子18
が送信信号によって励起される。また、受光素子30に
よって受光された赤外光線による信号(受信信号)が受
信部32で電気信号に変換された上で上述した信号変換
回路14に入力されて、逆変換処理してパケットデータ
などに戻される。
【0035】通信媒体としては赤外光線の他に、レーザ
光、電波などを用いることができるが、同一部屋内など
で無線通信ネットワークを構築する場合には赤外光線が
最も適した通信媒体と言える。
【0036】さて、この発明ではあるノードに送信機会
が与えられたとき、そのノードがこれから送信すべきデ
ータ量に関する情報(送信情報)が、送信すべきデータ
に先だって制御ノード側に送信される。そのため、図2
に示すようにノードAに付加された同期ブロックCaに
は、上述したように転送クロック信号、ノードIDの他
にノードAの送信情報部が設けられている。
【0037】送信情報部には少なくとも送信データ量に
関する情報が含まれている。送信すべきデータ量に関す
る情報とは、送信データ量(フレーム数など)そのもの
を情報(第1の送信情報)とする場合と、送信すべきデ
ータ量の多少を示す情報(第2の送信情報)とが考えら
れる。データ量の多少とは、データ量の多い少ないを示
す情報であって、データ量が例えば長、中、短およびゼ
ロの4種類に区分されるとき、その何れであるかを示す
情報である。
【0038】第1の送信情報である、送信すべきデータ
量そのものを各被制御ノードの同期ブロックに付加する
場合を、図3を参照して説明する。
【0039】送信情報は被制御ノードの送信ブロックを
単位としてこの送信ブロックごとに送信される。図3の
ように被制御ノードとしてノードAとBが存在し、これ
らノードA,Bが交互に送信する場合にあっては、ノー
ドAおよびノードBの各送信ブロックの先端に付加され
る同期ブロック内の送信情報部には、ノードAおよびノ
ードBに関する送信すべきデータ量そのものが2値化さ
れて挿入される。
【0040】制御ノード側ではこの送信情報部の送信情
報をデコードして、このノードに割り当てるべき転送幅
Wa、Wbが決定される。転送幅を決定する判断材料は
この送信情報のみであるから、制御ノード側がこの送信
情報の解読結果(デコード結果)にエラーが発生しない
ようにするため、2値化データにはエラー訂正符号例え
ばECCが付加される。これによって送信情報から送信
すべきデータ量を正しく判断できるようになり、適切な
転送幅を指定できる。
【0041】このようにECCコードを付加して送信情
報を構成した場合、このECCコードに基づいたエラー
訂正処理時間を図3のようにWxとすれば、このエラー
訂正処理時間Wxを考慮してノードAとBの各送信タイ
ミングが設定される。
【0042】第2の送信情報を利用する場合には、送信
すべきデータ量は2ビット程度の情報を送信するだけで
済む。例えば上述したように、送信すべきデータ量を、
長、中、短およびゼロの4種類に分類したときには、2
ビットデータによって送信情報を構築できる。
【0043】そうする場合には図4に示すように、同期
ブロックCa、Cbのブロック長自身を短縮できると共
に、この送信情報にはECCコードなどのエラー訂正コ
ードを付加するまでもないので、ECCデコード処理時
間を考慮することなくノードA、Bの各送信ブロックを
送信できる。つまり、同期ブロックCa、Cbとノード
A,Bとの間のブランク時間WoをWxよりも短くでき
る。これによって、送信情報を先に転送するメリットを
十分生かすことができる。
【0044】制御ノードが決定した転送幅の情報を受信
した被制御ノードは、この情報をデコードして変換し、
転送することができるフレームの個数を知ることができ
る。
【0045】第1の送信情報の場合は、具体的な送信幅
が指定されているため、この送信幅にあたる個数分のフ
レームを送信する。エラーが発生して正常にデコードで
きない場合には、送信しない。
【0046】図5および図6はこの発明のさらに他の実
施形態を示すもので、これらは共に図4に示す第2の送
信情報を利用した場合である。図5のように、この実施
形態ではノードA、Bの送信ブロックごとにまとめて、
これらのノードの先頭に同期ブロックを挿入するように
したものである。
【0047】この構成によれば、ノードAの送信前にノ
ードBに関する送信情報Cbが送られているため、ノー
ドAの受信期間中にノードBに関する転送幅の割り当て
を決定することができる。したがってノードAとノード
Bとの間のブランクWyは非常に短く設定することがで
き、結果的に転送効率を改善できる。
【0048】図6に示す実施形態は次のようなものであ
る。図5の例で、断続的に送信される送信ブロックA,
Bのうち、連続する複数の送信ブロックのブロック長が
同じ長さである場合には、同期ブロックのうち少なくと
も送信情報は同じ内容であるため、この送信情報を図5
のように毎回送信する必要はない。ブロック長が変化す
るときだけこの送信情報を送ればよい。
【0049】そこで、図6の実施形態はブロック長が同
じであるときは、そのブロック長が変わるまでは同期ブ
ロックの送信を省略したものである。図では2回に分け
て送信されるブロック長が同じであるときの同期ブロッ
クの挿入例である。
【0050】こうすることにより、発信待ちデータの具
体的な量に拘わらず、状態(ブロック長)が変化してい
なければ余計な送信情報は送信する必要がなくなるた
め、結果的に送信効率を改善できることになる。
【0051】送信情報にエラーが発生したとしても状態
を維持するだけのため、割り当てを決定するための参考
値がなくなることはない。
【0052】送信情報として上述の例では4つの状態を
考えたが、これをさらに簡略化して2つの状態(多い、
少ない)として捉えることもできる。制御ノードはこの
2状態のノードそれぞれに対し、多い状態のノードには
転送幅を広く、少ない状態のノードには転送幅を狭く割
り振る。平等に割り振る場合に比べて効率の良いトラフ
ィック制御ができる。この場合、現在の平均割り当て以
上の転送幅が必要であれば多い状態に状態遷移し、逆に
少ない量で構わないのであれば少ない状態に状態遷移す
るように制御することもできる。
【0053】状態数を増やすとトラフィック制御の効率
は良くなるが、各ノードがどの状態にいるべきかの判断
や、状態遷移のための制御が必要となり、また状態を表
現するのに必要な情報量自体も増加するため、必ずしも
状態数を増やすことで通信効率が良くなるとは限らな
い。したがって選択できる状態数としては上述したよう
に2〜4程度が適切である。
【0054】また、第2の送信情報の場合は、具体的な
送信幅が指定されていないため、その送信情報の意味す
る個数分のフレームを送信する。エラーが発生して情報
が受け取れない場合は、以前の情報をそのまま利用して
送信する。自分が送信するタイミングであることさえも
認識できない場合には、送信することはできない。エラ
ー訂正符号を付加しないため不安定な通信路では通信状
況が悪くなるが、安定した通信路においては効率の良い
通信が可能となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、1つ
の制御ノードで複数の被制御ノードを集中して管理する
場合であって、送信すべきデータ量を示す送信情報が送
信データの直前に制御ノードに向けて送信し、この送信
情報に基づいて制御ノード側から指定される送信データ
の転送幅を決定するようにしたものである。
【0056】このように1つの制御ノードで複数の被制
御ノードを集中して管理する場合でも、送信すべきデー
タに先だってこの送信情報を送信することによって制御
ノード側では転送幅の管理が容易になる。
【0057】したがってこの発明に係るこの無線通信制
御方法および無線通信装置を使用すれば、簡易な処理で
効率の良いトラフィック制御が可能な無線通信ネットワ
ークを構築できる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る無線通信装置を無線通信制御用
のネットワークに適用したときのノードの一実施形態を
示す要部の系統図である。
【図2】送信フォーマットの一例を示す構成図である。
【図3】ノードA、Bを使用したときであって、ECC
付きの送信情報部を挿入したときの送信データ列を示す
説明図である。
【図4】ノードA、Bを使用したときであって、ECC
なしの送信情報部を挿入したときの送信データ列を示す
説明図である。
【図5】ノードA、Bを使用したときであって、2値化
した送信情報部を挿入したときの送信データ列を示す説
明図である。
【図6】ノードA、Bを使用したときであって、2値化
した送信情報部を挿入したときの送信データ列を示す説
明図である。
【図7】無線通信ネットワークの一例を示す図である。
【図8】無線通信ネットワークの他の例を示す図であ
る。
【図9】ノードの転送幅を示す図である。
【符号の説明】
10・・・ノード、16・・・送信部、20・・・CP
U、32・・・受信部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上で交信が可能な複数装置
    間の通信制御を担当する1つの制御ノードと、この制御
    ノードによって制御される1以上の被制御ノードによっ
    て構築される無線ネットワークにおいて、 上記各被制御ノードにはノードを識別するための識別子
    が付加されると共に、 上記被制御ノード側では、送信すべきデータ量を示す送
    信情報が送信データの直前に制御ノードに向けて送信さ
    れ、 この送信情報に基づいて上記送信データの転送幅が決定
    されたことを特徴とする無線通信制御方法。
  2. 【請求項2】 上記送信情報はエラー訂正処理が施され
    たことを特徴とする請求項1記載の無線通信制御方法。
  3. 【請求項3】 上記送信情報は、送信すべきデータ量そ
    のものではなく、送信すべきデータ量の多少を示す情報
    であることを特徴とする請求項1記載の無線通信制御方
    法。
  4. 【請求項4】 上記送信情報が送信すべきデータ量の多
    少を示す情報は、長、中、短、ゼロのように予め定めら
    れた複数の転送幅情報のうちの1つであることを特徴と
    する請求項3記載の無線通信制御方法。
  5. 【請求項5】 上記データ量の多少を示す情報は、エラ
    ー訂正処理が施されないことを特徴とする請求項3記載
    の無線通信制御方法。
  6. 【請求項6】 上記送信情報が送信すべきデータ量の多
    少を示す情報であるときには、 複数の被制御ノードごとにまとめて、送信すべき最初の
    被制御ノードの直前に、それぞれの被制御ノードに対す
    る発信情報が送信され、 その後で上記複数の被制御ノードのデータが連続して送
    信されるようになされたことを特徴とする請求項4記載
    の無線通信制御方法。
  7. 【請求項7】 上記送信情報が送信すべきデータ量の多
    少を示す情報であるときであって、転送幅が変わらない
    データと、転送幅が変わるデータをランダムに送信する
    ときは、転送幅が変わるときだけ、上記送信情報を送る
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載の無線通信制
    御方法。
  8. 【請求項8】 無線通信媒体としては、電波、赤外光
    線、レーザ光などの何れかを用いることを特徴とする請
    求項1記載の無線通信制御方法。
  9. 【請求項9】 入力データの送信部と、受信データの受
    信部と、これら入力データおよび受信データをそれぞれ
    処理する信号変換部と、少なくともこの信号変換部をコ
    ントロールする制御部とを有し、 被制御ノードとして機能する場合には、上記制御部によ
    って送信すべきデータ量が計測されると共に、 上記データ送信に先だってこの送信しようとするデータ
    量を示す送信情報が送信されるようになされたことを特
    徴とする無線通信装置。
  10. 【請求項10】 上記送信データ量を示す送信情報とし
    ては、データ量そのものを示す情報か、もしくは送信す
    べきデータ量の多少を示す情報であることを特徴とする
    請求項9記載の無線通信装置。
  11. 【請求項11】 上記データ量そのものを示す情報であ
    るときには、この情報にエラー訂正処理が施され、 上記データ量の多少を示す情報であるときには、この情
    報にエラー訂正処理が施されないようにしたことを特徴
    とする請求項9記載の無線通信装置。
  12. 【請求項12】 制御ノードとして機能するときには、
    上記データ量を示す送信情報を受信し、受信した送信情
    報を解析して上記被制御ノードに対する転送幅が指定さ
    れるようになされたことを特徴とする請求項9記載の無
    線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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