JPH11250190A - カード識別方法およびカード識別装置 - Google Patents

カード識別方法およびカード識別装置

Info

Publication number
JPH11250190A
JPH11250190A JP10064509A JP6450998A JPH11250190A JP H11250190 A JPH11250190 A JP H11250190A JP 10064509 A JP10064509 A JP 10064509A JP 6450998 A JP6450998 A JP 6450998A JP H11250190 A JPH11250190 A JP H11250190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
recording
data
recording area
bit interval
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10064509A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Owada
俊郎 大和田
Kosuke Miura
幸助 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP10064509A priority Critical patent/JPH11250190A/ja
Publication of JPH11250190A publication Critical patent/JPH11250190A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送速度の変動に影響されずに正確にカード
の正偽を判別する。 【解決手段】 カードの第1のトラック2にデータを記
録した後に、第2のトラック3にデータを記録し、その
第1、第2のトラック2、3を同時に再生したときに所
定タイミングに再生される第1のトラック2の再生信号
のビット間隔と第2のトラック3の再生信号のビット間
隔との大小を比較し、この比較結果に対応する識別コー
ドをカードの第3のトラック4に記録して発行する。カ
ード利用時には、少なくともカードの第1、第2のトラ
ック2、3を磁気ヘッド21によって同時に再生し、再
生信号のピークタイミングからビット間隔を検出し、所
定タイミングに検出される第1のトラックのビット間隔
pと第2のトラックのビット間隔qの大小を比較し、こ
の比較結果に対応する検出コードとカードの第3のトラ
ック4に記録されている識別コードとを比較することに
よってカードの正偽を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードを用いる装
置において、不正カードの利用を防止するための技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】各種機器の利用や特定場所への入出管
理、買物等で磁気カードが多く利用されているが、この
ような磁気カードの普及に伴い、不正に作成された磁気
カードによる被害も増えている。
【0003】カードの偽造は、正規カードから読み取っ
た情報を別のカード(例えば使用済カード)に書き込む
ものが多い。
【0004】このように不正に作成されたカードの利用
を防止するために、従来から種々の方法が提案されてい
る。
【0005】例えば、特開昭63−7563では、磁気
記録されたデータの再生信号の各ビット毎の波高値間の
大小を比較して作成した識別コードをデータとともに予
め磁気カードに記録しておき、カード利用時に、データ
の再生信号の各ビット毎の波高値間の大小を比較して検
出コードを作成し、この検出コードと識別コードを比較
することによってカードの正偽を判定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カード
の読み書きを行なう機器では、一般にカードを内部で搬
送しながらデータの再生と書き込みを行なっており、カ
ードの搬送中に種々の要因によって搬送速度が変動し、
この搬送速度の変動に応じて再生信号の波高値が変動し
てカードの識別を誤る恐れがあった。
【0007】本発明は、この問題を解決したカード識別
方法およびカード識別装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のカード識別方法は、カードの第
1の記録領域にデータを記録する段階と、前記カードの
第2の記録領域にデータを記録する段階と、前記カード
の前記第1、第2の記録領域を同時に再生し、所定タイ
ミングに再生される前記第1の記録領域の再生信号のビ
ット間隔と前記第2の記録領域の再生信号のビット間隔
とを検出する段階と、前記検出されたビット間隔の大小
を比較する段階と、前記比較結果に対応した識別コード
をカードの第3の記録領域に記録して発行する段階と、
受け入れたカードの第1、第2の記録領域を同時に再生
し、所定タイミングに再生される前記第1の記録領域の
再生信号のビット間隔と前記第2の記録領域の再生信号
のビット間隔とを検出する段階と、前記検出されたビッ
ト間隔の大小を比較する段階と、前記比較結果に対応し
た検出コードと前記カードの第3の記録領域に記録され
ている識別コードとを比較して、前記カードの正偽を判
定する段階と含んでいる。
【0009】また、本発明の請求項2記載のカード識別
方法は、カードの第1の記録領域にデータを記録する段
階と、前記カードの第2の記録領域にデータを記録する
段階と、前記カードの前記第1、第2の記録領域を同時
に再生し、所定タイミングに再生される前記第1の記録
領域の再生信号のビット間隔と前記第2の記録領域の再
生信号のビット間隔とをそれぞれ複数検出する段階と、
前記検出された第1の記録領域の再生信号の複数のビッ
ト間隔の変動中心と、前記検出された第2の記録領域の
再生信号の複数のビット間隔の変動中心との差を求める
段階と、前記求めた差に基づいて、前記検出された第1
の記録領域の再生信号の複数のビット間隔の変動中心
と、前記検出された第2の記録領域の再生信号の複数の
ビット間隔の変動中心とがほぼ一致するように、一方の
記録領域の再生信号について検出されたビット間隔をオ
フセット補正する段階と、前記オフセット補正したビッ
ト間隔に対応する他方の記録領域のビット間隔との大小
を比較する段階と、前記比較結果に対応した識別コード
および前記変動中心の差を前記カードの第3の記録領域
に記録して発行する段階と、受け入れたカードの前記第
1、第2の記録領域を同時に再生し、所定タイミングに
再生される前記第1の記録領域の再生信号のビット間隔
と前記第2の記録領域の再生信号のビット間隔とを検出
する段階と、前記カードの前記第3の記録領域に記録さ
れている変動中心の差に基づいて、一方の記録領域の再
生信号について検出されたビット間隔をオフセット補正
する段階と、前記オフセット補正したビット間隔と他方
の記録領域のビット間隔との大小を比較する段階と、前
記比較結果に対応した検出コードと前記カードの第3の
記録領域に記録されている識別コードとを比較して、前
記カードの正偽を判定する段階と含んでいる。
【0010】また、本発明の請求項3のカード識別方法
は、請求項1または請求項2記載のカード識別方法にお
いて、前記第1の記録領域に対するデータ記録時の記録
ヘッドに対するカードの相対搬送速度と、前記第2の記
録領域に対するデータ記録時の記録ヘッドに対するカー
ドの相対搬送速度の少なくとも一方を速度変調装置によ
って変調するようにしている。
【0011】また、本発明の請求項4のカード識別方法
は、請求項1または請求項2または請求項3記載のカー
ド識別方法において、前記第1の記録領域には印刷によ
って読出専用のデータを磁気記録し、前記第2、第3の
記録領域には磁気ヘッドによってデータを磁気記録して
いる。
【0012】また、本発明の請求項5のカード識別方法
は、請求項1または請求項2または請求項3または請求
項4記載のカード識別方法において、前記第1、第2の
記録領域には、規則的な繰り返しパターンのデータを記
録することを特徴としている。
【0013】また、本発明の請求項6のカード識別装置
は、カードに設けられた第1〜第3の記録領域のうち、
少なくとも第1、第2の記録領域の同時再生が可能なヘ
ッドと、前記カードの第1、第2の記録領域の再生信号
のピークタイミングをそれぞれ検出する第1、第2のピ
ークタイミング検出手段と、前記第1、第2のピークタ
イミング検出手段によって検出されたピークタイミング
に基づいて、再生信号のビット間隔をそれぞれ検出する
第1、第2のビット間隔検出手段と、前記第1、第2の
ビット間隔検出手段によって所定タイミングに検出され
るビット間隔の大小を比較するビット間隔比較手段と、
前記カードの第3の記録領域に予め記録されている識別
コードを読み出すデータ読出手段と、前記データ読出手
段によって読み出された識別コードと前記ビット間隔比
較手段の比較結果に対応した検出データとを比較して、
前記カードの正偽を判定する判定手段とを備えている。
【0014】また、本発明の請求項7のカード識別装置
は、カードに設けられた第1〜第3の記録領域のうち、
少なくとも第1、第2の記録領域の同時再生が可能なヘ
ッドと、前記カードの第1、第2の記録領域の再生信号
のピークタイミングをそれぞれ検出する第1、第2のピ
ークタイミング検出手段と、前記第1、第2のピークタ
イミング検出手段によって検出されたピークタイミング
に基づいて、再生信号のビット間隔をそれぞれ検出する
第1、第2のビット間隔検出手段と、前記カードの第3
の記録領域に予め記録されている識別コードと差データ
とを読み出すデータ読出手段と、前記第1、第2のビッ
ト間隔検出手段によって検出されたビット間隔の一方
を、前記データ読出手段によって読み出された差データ
に基づいてオフセット補正するオフセット手段と、前記
オフセット補正したビット間隔と他方のビット間隔との
大小を比較するビット間隔比較手段と、前記データ読出
手段によって読み出された識別コードと前記ビット間隔
比較手段の比較結果に対応した検出データとを比較し
て、前記カードの正偽を判定する判定手段とを備えてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は本発明に係る磁気カード1
のフォーマットを示している。この磁気カード1の表面
1aには、第1〜第3のトラック2〜4が平行に設けら
れている。
【0016】第1のトラック2には、例えばカード製造
時に予め磁性材の印刷によって所定のスタートコードと
このスタートコードに続いてほぼ一定間隔で規則的に繰
り返されるバーコード状のデータが記録されている。こ
の第1のトラック2のデータは磁気ヘッドによって再生
はできるが、書換えはできない。
【0017】第2のトラック3および第3のトラック4
は、磁気ヘッドによって読み書きができる磁性層によっ
て形成されている。なお、図1では、3つのトラックが
カードの同一面に設けられているが、2つのトラックを
一面側に設け、残りの一つのトラックを反対面側に設け
てもよい。
【0018】次に、このような3つのトラックを有する
磁気カードに対する一実施形態のカード識別方法につい
て説明する。
【0019】先ず、この磁気カード1に対する書き込み
処理の手順を図2のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0020】始めに、第1のトラック2に記録されてい
るデータ列と同一パターンのデータを第2のトラック3
に磁気ヘッドによって書き込む(S1)。
【0021】ここで、第1のトラック2に記録されてい
るデータのビット間隔Pは、印刷の際のカード搬送速度
の変動等のために均一にはならず、図3に示す特性Fp
のように位置に対して変動している。
【0022】また、処理S1で第2のトラック3に第1
のトラック2のデータと同一パターンのデータを書き込
む際にも磁気ヘッドに対してカードを相対的に搬送する
必要があり、この搬送速度の変動等によって、第2のト
ラックに書き込まれたデータのビット間距離Qが均一に
ならず、図3に示す特性Fqように位置に対して変動し
ている。
【0023】これらの2つの特性Fp、Fqには全く相
関がなく、その変動周期も変動位相も異なっている。
【0024】本発明は、2つの特性Fp、Fqの大小関
係が位置によって変化し、且つ大小関係の変化はカード
固有のものであるという点に着目したものである。
【0025】ただし、図3に示しているように、特性F
pの変動中心Ap(ビット間隔Pの平均値あるいは最大
値と最小値の中間値)と特性Fqの変動中心Aq(ビッ
ト間隔Qの平均値あるいは最大値と最小値の中間値)と
の差Δdが少ない場合には、2つの特性Fp、Fqは複
数箇所で交差し、その大小関係が位置によって複数箇所
で変化するが、図4に示すように、特性Fpの変動中心
Apと特性Fqの変動中心Aqとの差Δdが大きい場合
には、2つの特性Fp、Fqが交差せず、両者の大小関
係は位置によって変化しない。
【0026】このため、この実施形態では変動中心の差
Δdが大きい場合を考慮して、一方の特性の変動中心を
他方の特性の変動中心とほぼ一致するようにオフセット
処理してから、両者の大小比較を行なう。
【0027】また、2つの特性Fp、Fqを求めるため
には、第1のトラック2と第2のトラック3を再生する
必要があるが、この再生を各トラック毎に異なるタイミ
ングで行なったのでは、各トラックの再生時の搬送速度
の変動の影響を受けて、ビット間隔の比較を正しく行な
うことはできない。
【0028】そこで、図2に示しているように、第1の
トラック2と第2のトラック3とを、例えば一つの多チ
ャネル磁気ヘッドによって同時に再生して、第1のトラ
ック2のビット間隔Pの特性Fp(=P1 、P2
3 、…)と第2のトラック3のビット間隔Qの特性F
q(=Q1 、Q2 、Q3 、…)とを検出して記憶する
(S2、S3)。
【0029】なお、このビット間隔の検出は、図5に示
すように、磁気ヘッドの再生信号のピークから次のピー
クまでの時間を計測することによって行うが、この計測
は全てのビット位置について行なってもよいし、所定ビ
ット(例えば10ビット)間隔で行なってもよい。
【0030】また、図6に示しているように、印刷によ
って記録された第1のトラック2のデータの第1ビット
の位置に対し、磁気ヘッドによって記録された第2のト
ラック3のデータの第1ビットの位置は一致していない
場合が多く、両トラックのビット間隔の比較対象位置を
それぞれのビットの順位で正確に指定するために、両ト
ラックのデータの第1ビット目が何ビット分ずれている
かを前記再生時に検出して、そのずれデータEを記憶す
る(S4)。
【0031】このようにして、2つの特性Fp、Fqと
ずれデータEとを検出した後に、各特性の変動中心A
p、Aqをそれぞれ求め、その差Δd(=Ap−Aq)
を算出して記憶する(S5、S6)。
【0032】次に、両特性の変動中心を等しくするため
に、いずれか一方の特性(ここでは特性Fp)の各間隔
データP1 、P2 、P3 、…をΔdだけオフセット補正
(減算補正)し、補正した間隔データP1 ′、P2 ′、
3 ′、…を記憶する(S7)。
【0033】そして、比較対象のビット位置を指定する
値Kを1に初期設定し、第1のトラック2のKN番目の
間隔データPKN′と、第2のトラック3のKN+E番目
の間隔データQKN+Eとの大小を比較し、PKN′が(Q
KN+E+α)より大きい場合には識別コードX、PKN′が
(QKN+E−α)より小さい場合には識別コードY、
KN′が(QKN+E+α)以下で(QKN+E−α)以上の場
合には識別コードZを、K(またはKN)の値に対応付
けて記憶する(S8〜S12)。ここで、αはビット間
隔の検出誤差を考慮した値であり、両特性の変動幅より
小さい値(零でもよい)に設定されている。
【0034】そして、上記処理をKを1ずつ増加更新し
て所定回数(L回)行い、第1、第2のトラックについ
て複数(L)箇所におけるビット間隔の比較結果を求め
る(S13、S14)。
【0035】このようにして得られたKの値毎の識別コ
ードを、前記変動中心の差ΔdとずれデータEとともに
第3のトラック4に磁気記録して書込処理が終了する
(S15)。
【0036】なお、この書込処理は、カードの製造工程
で行なってもよいし、カード発行装置内で行なうように
してもよい。
【0037】次に、このようなカードに対して利用可能
なカード利用機器側での判定処理の手順を図7のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0038】始めに、受け入れたカードの第1〜第3の
トラック2〜4の読み取りを行なうが、この読み取りの
際、少なくとも第1のトラック2と第2のトラック3に
対しては、前記カード書込処理と同様に、一つの多チャ
ネル磁気ヘッド等によって同時に再生して、第1のトラ
ック2のビット間隔pの特性Fp(=p1 、p2
3 、…)と第2のトラック3のビット間隔qの特性F
q(=q1 、q2 、q3 、…)とを検出記憶するととも
に、第3のトラック4に記録されている各値K毎の識別
コード、差データΔdおよびずれデータEを読み出して
記憶する(S21、S22)。
【0039】なお、第3のトラック4に対するデータの
読み取りは、第1、第2のトラックの同時再生に先立っ
て行なったり、第1、第2のトラックの同時再生後に行
なってもよい。
【0040】次に、両特性の変動中心を等しくするため
に、カードの第3のトラック4に記録されていた差デー
タΔdによって、特性Fpの各間隔データp1 、p2
3、…をオフセット補正し、補正した間隔データ
1 ′、p2 ′、p3 ′、…を記憶する(S23)。
【0041】そして、第3のトラック4から読み出した
ずれデータEに基づいて、第1のトラック2のKN番目
の間隔データpKN′と、第2のトラック3のKN+E番
目の間隔データqKN+Eとの大小を比較し、pKN′が(q
KN+E+α)より大きい場合には検出コードX、pKN′が
(qKN+E−α)より小さい場合には検出コードY、
KN′が(qKN+E+α)以下で(qKN+E−α)以上の場
合には検出コードZを、Kの値に対応付けて記憶する
(S24〜S28)。
【0042】そして、上記処理をKを1ずつ増加更新し
て所定回数(L回)行い、第1、第2のトラックについ
て複数(L)箇所におけるビット間隔の比較結果を求め
る(S29、S30)。
【0043】このようにして得られた値K毎の検出コー
ドと第3のトラック4から読み出した識別コードとを比
較し、各Kについてのコード同士が全て(あるいは所定
数以上)一致した場合には、この磁気カードを正当なも
のと判定して機器の利用を可能にし、不一致が1つでも
あった場合(あるいは所定数以上あった場合)には、こ
の磁気カードを不正なものと判定し機器の利用をできな
いようにする(S31〜S33)。
【0044】以上のような識別方法であるから、例え
ば、正規のカードの第1〜第3のトラック2〜4から読
み取ったデータを他のカードに磁気記録して不正カード
を作成しても、その磁気記録の際の搬送速度の変動特性
は、正規のカードの各トラックのデータ記録時の搬送速
度の変動特性とは全く異なっており、再生時に得られる
検出コードとカードに記録されている識別コードとが高
い確率で不一致となり、機器の不正利用はできない。
【0045】また、この識別方法では、磁気記録の際の
搬送速度の変動を積極的に利用し、しかも、第1、第2
のトラックからほぼ同時に出力される再生信号のビット
間隔同士の大小関係に基づいてカードの正偽を判別して
いるから、識別のための再生時の搬送速度の変動に全く
影響されず、正確な識別ができる。
【0046】次に、前記識別方法を用いたカード識別装
置について説明する。図8は、カード利用機器等に内蔵
され、前記した書込処理がなされた正規のカードと不正
に作成されたカードとを識別するカード識別装置20の
構成を示している。
【0047】このカード識別装置20は、例えば一体に
形成された3チャネル型磁気ヘッド21によって、カー
ド1の3つのトラック2〜4の再生を行なう。なお、ヘ
ッドに対するカードの搬送は、手操作、モータ等による
カードの搬送、モータ等によるヘッドの搬送のいずれで
あってもよい。
【0048】第1のトラック2を再生するヘッド部21
aからの再生信号は、第1のピークタイミング検出手段
22に入力され、第2のトラック3を再生するヘッド部
21bからの再生信号は、第2のピークタイミング検出
手段23に入力される。
【0049】第1、第2のピークタイミング検出手段2
2、23は、入力される再生信号がピークとなるタイミ
ングをそれぞれ検出し、そのタイミングに同期したタイ
ミングパルスを第1、第2のビット間隔検出手段24、
25にそれぞれ出力する。
【0050】なお、ピークタイミングの検出は、例え
ば、再生信号が一定のしきい値電圧より大きくなったと
きから再生信号に対する短周期のサンプリングを開始
し、サンプリング値が増加しているか減少しているかを
判定し、サンプリング値が増加状態から減少状態に遷移
したときをピークタイミングとし、このタイミングに同
期したタイミングパルスを出力する。
【0051】第1、第2のビット間隔検出手段24、2
5は、第1、第2のピークタイミング検出手段22、2
3から出力されるタイミングパルスをそれぞれ受け、ス
タートビットに対応するタイミングパルスに続いて入力
されるタイミングパルスの間隔p、qを順次検出して、
検出した間隔データp1 、p2 、p3 、…、q1
2 、q3 、…をメモリ26、27にそれぞれ記憶す
る。
【0052】一方、第3のトラック4を再生するヘッド
部21cからの再生信号は、データ読出手段28によっ
てデータ信号に変換され、メモリ29に記憶される。
【0053】オフセット手段30は、メモリ26に記憶
された間隔データp1 、p2 、p3、…に対してメモリ
29に記憶されている差データΔdを減じて、オフセッ
トした間隔データp1 ′、p2 ′、p3 ′、…をメモリ
31に記憶する。
【0054】間隔比較手段32は、メモリ31に記憶さ
れている間隔データp1 ′、p2 ′、p3 ′、…と、メ
モリ27に記憶されている間隔データq1 、q2
3 、…に対し、ほぼ同一タイミングに検出されたL組
の間隔データ(pKN′、qKN+E)についての大小比較を
行なう。
【0055】例えば、前記した値Nを30とし、ずれデ
ータEが4の場合には、最初に30番目の間隔データp
30′と34番目の間隔データq34について、p30′と
(q34+α)との大小を比較し、次に、60番目の間隔
データp60′と64番目の間隔データq64について、p
60′と(q64+α)との大小を比較する。以下同様に、
KN番目の間隔データpkN′とKN+E番目の間隔デー
タqkN+Eとの大小を順次比較してゆき、pKN′が(q
KN+E+α)より大きい場合に検出コードX、pKN′が
(qKN+E−α)より小さい場合には検出コードY、
KN′が(qKN+E+α)以下で(qKN+E−α)以上の場
合には検出コードZを、各Kの値に対応付けてメモリ3
3に記憶する。
【0056】判定手段34は、メモリ33に記憶された
検出コードとメモリ29に記憶された識別コードとを各
Kの値毎に比較し、例えば全てのK値について検出コー
ドと識別コードとが一致すればこのカードが正当なカー
ドであると判定し、不一致が1つでもあれば、このカー
ドが不正なカードであると判定し、その判定結果に対応
する判定信号を出力する。カード利用機器はこの判定信
号に基づいて機器の利用を制御する。
【0057】なお、第2のトラック3に記録されるデー
タのビット数を度数、金額等を示す情報とし、カードが
利用される毎にこの第2のトラック3のビット数を減算
更新する方式、即ち、プリペイドカード方式で使用する
際には、利用機器側で識別コードを新たに作成して、第
3のトラック4に記録する場合もある。
【0058】即ち、第2のトラック3のデータのビット
を利用度数や利用金額に応じてパンチ処理や消去ヘッド
等で単に消去していく場合には、消去されていない領域
のビット間隔と第1のトラック2のビット間隔とを比較
すればよいので識別コードを変更する必要はないが、第
2のトラック3のデータ全体を残度数や残額に応じたデ
ータに書き換える場合には、前記した図2の書込処理を
行ない、第3のトラック4の識別コード、ずれデータ
E、変動中心の差Δdを更新して、カードを返却する。
【0059】
【他の実施の形態】前記実施形態では、第1のトラック
のデータが印刷によって予めカードに記録され書換えが
できないようにしていたが、第1のトラックを第2のト
ラックと同様に磁気ヘッドによる読み書きができるよう
にしてもよい。ただし、この場合、第1のトラックに対
するデータの書き込みと第2のトラックに対するデータ
の書き込みとを異なる条件で行なうことが必要である。
【0060】例えば、一方のトラックに対するデータの
書き込みと他方のトラックに対するデータの書き込みと
を別の機器で行なう。
【0061】また、同一機器で両トラックへのデータの
書き込みを行なう場合には、例えば第1のトラックに対
してデータを書き込むための搬送路と第2のトラックに
対してデータを書き込むための搬送路を離間して設けた
り、磁気ヘッドに対するカードの搬送方向を、一方のト
ラックに対してデータを書き込むときと他方のトラック
に対してデータを書き込むときとで逆にすることで、搬
送条件を変える。
【0062】このように、第1、第2のトラックへのデ
ータの書き込みを異なる条件で行なうことで、両トラッ
クのビット間隔の変動に相関がなくなり、両トラックを
同時に再生したときのビット間隔のトラック間の大小比
較が確実に行なえる。
【0063】また、前記実施形態では、第1のトラック
に対するデータの磁気記録(印刷)時と第2のトラック
に対するデータの磁気記録時のカードに対する搬送条件
の違いをそのまま利用して識別コードを作成していた
が、一方のトラックに対するデータ記録時の搬送条件を
他方のトラックに対するデータ記録時の搬送条件に対し
て積極的に変動させて識別コードを作成してもよい。
【0064】例えば、一方のトラックに対するデータ記
録時にはその機器の精度内でカードを搬送させ、他方の
トラックに対するデータ記録時には、その記録ヘッドに
対するカードの相対速度を搬送速度変調装置によってラ
ンダムに変調したり、あるいは両方のトラックに対する
データ記録時の記録ヘッドに対するカードの相対速度を
搬送速度変調装置によってそれぞれランダムに変調して
もよい。
【0065】このようにすれば、たとえ、データ記録機
器自体の搬送速度が安定している場合でもデータ記録時
の搬送速度に異なる変動を与えることができ、両トラッ
クを同時に再生したときのビット間隔のトラック間の大
小比較が確実に行なえ、正確に識別コードおよび検出コ
ードを作成できる。
【0066】また、前記実施形態では、3つの記録領域
をそれぞれ独立した平行なトラックに形成していたが、
図9の(a)に示すように、第1の記憶領域2′と第2
の記憶領域3′を一直線上に連続するように設けたり、
図9の(b)のように、第1〜第3の記憶領域2′〜
4′を一直線上に連続するように設けてもよい。
【0067】なお、図9の(a)、(b)のように第
1、第2の記録領域がカード長手方向(即ち搬送方向)
に大きくずれているカードの識別を行なう場合には、第
1、第2の記録領域の記録開始位置とほぼ等しい間隔だ
け離間した位置にそれぞれ磁気ヘッドを設けてその2つ
の記録領域の同時再生を行なえばよい。
【0068】また、前記実施形態では、第1、第2のト
ラックのデータのずれを示すずれデータEと変動中心の
差データΔdとをカードの第3のトラック4に記録して
おき、カードの識別を行なう際に、カードの第3のトラ
ックから読み出したずれデータEと差データΔdとを用
いていたが、第3のトラック4にはずれデータEと差デ
ータΔdを記憶せずに、利用機器側で第1、第2のトラ
ックの再生信号からずれデータおよび差データを検出し
て用いるようにしてもよい。この場合には、カードの第
3のトラックが不要となる。
【0069】また、第1のトラックと第2のトラックの
ビット間隔の変動中心の差が少ない場合、即ち、第1の
トラックに対するデータ記録時の搬送平均速度と第2の
トラックに対するデータ記録時の搬送平均速度との差が
定常的に少ない場合には、前記オフセット処理を行なわ
ずに、再生信号から得られた間隔データについての大小
比較を直接行なうようにしてもよい。
【0070】また、前記実施形態では、第1、第2のト
ラックのビット間隔の比較対象位置が一定ビット間隔
(Nビット間隔)の場合について説明したが、この比較
対象位置をカード個々にランダムに設定することもでき
る。この場合、カードの第3の記録領域に比較対象位置
を示すデータを記録しておき、利用機器側でこのデータ
で示された位置のビット間隔を検出して大小比較を行な
う。
【0071】また、前記実施形態では、2つのトラック
の比較対象位置を1ビット以内の差となるようにしてい
るが、再生時の搬送速度の変動が緩慢であれば、比較対
象位置を数ビット以内の範囲内に設定することもでき
る。
【0072】また、前記実施形態では、カードの第1〜
第3のトラック(記録領域)にデータを磁気記録してい
たが、例えば、第1の記録領域には光学的にデータを記
録し、第2、第3の記録領域には磁気的にデータを記録
してもよい。また、データの更新を行なわないカード
や、データ更新用に他の記憶領域を用いるカードの場合
には、第1〜第3の記録領域に印刷によってデータを磁
気記録したり、データを光学的に記録してもよい。この
場合でも、第1〜第3の記録領域のデータをそれぞれ異
なる条件で読み出して他のカードに記録しても、そのカ
ードの検出コードと識別コードとは高い確率で不一致と
なり、使用することはできない。
【0073】また、前記実施形態では、第1、第2のト
ラックに規則的な繰り返しパターンの同一データを記録
していたが、第1の記録領域に対するデータ記録時の搬
送速度の変動と第2の記録領域に対するデータ記録時の
搬送速度の変動とによって、比較対象位置においてビッ
ト間隔の大小関係がカード固有の特性で変化するもので
あれば、第1、第2の記憶領域に記録するデータを同一
パターンにする必要はなく、任意のデータを記録するこ
とができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード識
別方法では、カードの第1の記録領域にデータを記録
し、第2の記録領域にデータを記録し、その第1、第2
の記録領域を同時に再生したときに所定タイミングに再
生される第1の記録領域の再生信号のビット間隔と第2
の記録領域の再生信号のビット間隔との大小を比較し、
この比較結果に対応する識別コードをカードの第3の記
録領域に記録して発行し、カード利用時には、カードの
第1、第2の記憶領域を同時に再生し、前記所定タイミ
ングに再生される第1の記録領域の再生信号のビット間
隔と第2の記録領域の再生信号のビット間隔との大小を
比較し、この比較結果に対応する検出コードとカードに
記録されている識別コードとを比較することによってカ
ードの正偽を判別している。
【0075】このため、カード識別のための再生時の搬
送速度の変動に全く影響されず、正確なカード識別がで
きる。
【0076】また、第1、第2の記録領域のビット間隔
の比較を行なう際に、その変動中心が一致するようオフ
セット処理を行なっているので、第1の記録領域に対す
るデータ記録時のヘッド(印刷ヘッド、磁気ヘッド等)
に対するカードの平均搬送速度と、第2の記録領域に対
するデータ記録時のヘッドに対するカードの平均搬送速
度との差が大きい場合でも、不正防止に有効な識別コー
ドが得られる。
【0077】また、第1の記録領域に対するデータ記録
時の記録ヘッドに対するカードの相対搬送速度と、第2
の記録領域に対するデータ記録時の記録ヘッドに対する
カードの相対搬送速度の少なくとも一方を速度変調装置
によって変調するようにすれば、データ記録機器自体の
搬送速度が安定している場合でもデータ記録時の搬送速
度に異なる変動を与えることができ、両トラックを同時
に再生したときのビット間隔のトラック間の大小比較が
確実に行なえ、正確に識別コードおよび検出コードを作
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカードのフォーマットを示す図
【図2】本発明の一実施形態の書込処理のフローチャー
【図3】第1、第2のトラックのビット間隔の変動特性
の例を示す図
【図4】第1、第2のトラックのビット間隔の変動特性
の例を示す図
【図5】再生信号の一例を示す図
【図6】第1のトラックと第2のトラックのデータのず
れを示す図
【図7】本発明の一実施形態の判定処理のフローチャー
【図8】一実施形態の識別装置の構成を示すブロック図
【図9】カードの他のフォーマット例を示す図
【符号の説明】
1 カード 2〜4 トラック 20 カード識別装置 21 磁気ヘッド 22、23 ピークタイミング検出手段 24、25 ビット間隔検出手段 28 データ読出手段 30 オフセット手段 32 間隔比較手段 34 判定手段
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図9】
【図2】
【図7】
【図8】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カードの第1の記録領域にデータを記録す
    る段階と、 前記カードの第2の記録領域にデータを記録する段階
    と、 前記カードの前記第1、第2の記録領域を同時に再生
    し、所定タイミングに再生される前記第1の記録領域の
    再生信号のビット間隔と前記第2の記録領域の再生信号
    のビット間隔とを検出する段階と、 前記検出されたビット間隔の大小を比較する段階と、 前記比較結果に対応した識別コードをカードの第3の記
    録領域に記録して発行する段階と、 受け入れたカードの第1、第2の記録領域を同時に再生
    し、所定タイミングに再生される前記第1の記録領域の
    再生信号のビット間隔と前記第2の記録領域の再生信号
    のビット間隔とを検出する段階と、 前記検出されたビット間隔の大小を比較する段階と、 前記比較結果に対応した検出コードと前記カードの第3
    の記録領域に記録されている識別コードとを比較して、
    前記カードの正偽を判定する段階と含むカード識別方
    法。
  2. 【請求項2】カードの第1の記録領域にデータを記録す
    る段階と、 前記カードの第2の記録領域にデータを記録する段階
    と、 前記カードの前記第1、第2の記録領域を同時に再生
    し、所定タイミングに再生される前記第1の記録領域の
    再生信号のビット間隔と前記第2の記録領域の再生信号
    のビット間隔とをそれぞれ複数検出する段階と、 前記検出された第1の記録領域の再生信号の複数のビッ
    ト間隔の変動中心と、前記検出された第2の記録領域の
    再生信号の複数のビット間隔の変動中心との差を求める
    段階と、 前記求めた差に基づいて、前記検出された第1の記録領
    域の再生信号の複数のビット間隔の変動中心と、前記検
    出された第2の記録領域の再生信号の複数のビット間隔
    の変動中心とがほぼ一致するように、一方の記録領域の
    再生信号について検出されたビット間隔をオフセット補
    正する段階と、 前記オフセット補正したビット間隔に対応する他方の記
    録領域のビット間隔との大小を比較する段階と、 前記比較結果に対応した識別コードおよび前記変動中心
    の差を前記カードの第3の記録領域に記録して発行する
    段階と、 受け入れたカードの前記第1、第2の記録領域を同時に
    再生し、所定タイミングに再生される前記第1の記録領
    域の再生信号のビット間隔と前記第2の記録領域の再生
    信号のビット間隔とを検出する段階と、 前記カードの前記第3の記録領域に記録されている変動
    中心の差に基づいて、一方の記録領域の再生信号につい
    て検出されたビット間隔をオフセット補正する段階と、 前記オフセット補正したビット間隔と他方の記録領域の
    ビット間隔との大小を比較する段階と、 前記比較結果に対応した検出コードと前記カードの第3
    の記録領域に記録されている識別コードとを比較して、
    前記カードの正偽を判定する段階と含むカード識別方
    法。
  3. 【請求項3】前記第1の記録領域に対するデータ記録時
    の記録ヘッドに対するカードの相対搬送速度と、前記第
    2の記録領域に対するデータ記録時の記録ヘッドに対す
    るカードの相対搬送速度の少なくとも一方を速度変調装
    置によって変調することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のカード識別方法。
  4. 【請求項4】前記第1の記録領域には印刷によって読出
    専用のデータを磁気記録し、前記第2、第3の記録領域
    には磁気ヘッドによってデータを磁気記録することを特
    徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の
    カード識別方法。
  5. 【請求項5】前記第1、第2の記録領域には、規則的な
    繰り返しパターンのデータを記録することを特徴とする
    請求項1または請求項2または請求項3または請求項4
    記載のカード識別方法。
  6. 【請求項6】カードに設けられた第1〜第3の記録領域
    のうち、少なくとも第1、第2の記録領域の同時再生が
    可能なヘッドと、 前記カードの第1、第2の記録領域の再生信号のピーク
    タイミングをそれぞれ検出する第1、第2のピークタイ
    ミング検出手段と、 前記第1、第2のピークタイミング検出手段によって検
    出されたピークタイミングに基づいて、再生信号のビッ
    ト間隔をそれぞれ検出する第1、第2のビット間隔検出
    手段と、 前記第1、第2のビット間隔検出手段によって所定タイ
    ミングに検出されるビット間隔の大小を比較するビット
    間隔比較手段と、 前記カードの第3の記録領域に予め記録されている識別
    コードを読み出すデータ読出手段と、 前記データ読出手段によって読み出された識別コードと
    前記ビット間隔比較手段の比較結果に対応した検出デー
    タとを比較して、前記カードの正偽を判定する判定手段
    とを備えたカード識別装置。
  7. 【請求項7】カードに設けられた第1〜第3の記録領域
    のうち、少なくとも第1、第2の記録領域の同時再生が
    可能なヘッドと、 前記カードの第1、第2の記録領域の再生信号のピーク
    タイミングをそれぞれ検出する第1、第2のピークタイ
    ミング検出手段と、 前記第1、第2のピークタイミング検出手段によって検
    出されたピークタイミングに基づいて、再生信号のビッ
    ト間隔をそれぞれ検出する第1、第2のビット間隔検出
    手段と、 前記カードの第3の記録領域に予め記録されている識別
    コードと差データとを読み出すデータ読出手段と、 前記第1、第2のビット間隔検出手段によって検出され
    たビット間隔の一方を、前記データ読出手段によって読
    み出された差データに基づいてオフセット補正するオフ
    セット手段と、 前記オフセット補正したビット間隔と他方のビット間隔
    との大小を比較するビット間隔比較手段と、 前記データ読出手段によって読み出された識別コードと
    前記ビット間隔比較手段の比較結果に対応した検出デー
    タとを比較して、前記カードの正偽を判定する判定手段
    とを備えたカード識別装置。
JP10064509A 1998-02-27 1998-02-27 カード識別方法およびカード識別装置 Pending JPH11250190A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064509A JPH11250190A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 カード識別方法およびカード識別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064509A JPH11250190A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 カード識別方法およびカード識別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11250190A true JPH11250190A (ja) 1999-09-17

Family

ID=13260251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10064509A Pending JPH11250190A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 カード識別方法およびカード識別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11250190A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005116993A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Leisure Electronics Technology Co., Ltd. 磁気記録媒体の認証方法、磁気記録媒体の認証システム、および認証可能な磁気記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005116993A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Leisure Electronics Technology Co., Ltd. 磁気記録媒体の認証方法、磁気記録媒体の認証システム、および認証可能な磁気記録媒体
JPWO2005116993A1 (ja) * 2004-05-31 2008-04-03 株式会社エルイーテック 磁気記録媒体の認証方法、磁気記録媒体の認証システム、および認証可能な磁気記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0286378A2 (en) Authenticating methods and systems
EP0603949B1 (en) Data recorder with segment synchronization
EP0275117B1 (en) Verifiable object
US4546242A (en) Method for protecting against the re-transfer of uniquely recorded information on a data carrier and apparatus for recording and/or reading re-transfer-protected information
JPS5846744B2 (ja) 情報を記憶し読み出すための装置
US5216229A (en) Verifiable object having incremental key
US5113061A (en) Optical card having an identifier for identifying track construction and apparatus for writing and/or reading data on and/or from the optical card
JPH11250190A (ja) カード識別方法およびカード識別装置
US7495855B2 (en) Apparatus and method for reading and writing data in recording medium
JP3798635B2 (ja) サーボ情報認識方法及びディスク装置
US4023203A (en) System for compensating a phase difference between magnetic tracks in a magnetic recorded information regenerating apparatus
CN104952460A (zh) 磁数据解调方法以及磁数据解调装置
JP3599941B2 (ja) データ記録媒体及びその処理装置
JP2797314B2 (ja) 磁気データの読取装置
US5379161A (en) Method and system for synchronization character location and prediction in a data storage system
AU624786B2 (en) Magnetic recording medium and truth determination method therefor
CA1325849C (en) Magnetic recording medium and method of determining whether the medium is true or false
JP2647830B2 (ja) 情報券
EP2717267A1 (en) Method for determining coercivity of magnetic recording medium
JP2733968B2 (ja) 2進データ再生方法及び装置並びに記録媒体
JP2005125630A (ja) 磁気カードおよび磁気カードの真偽判別方法
JP2000348441A (ja) 磁気記録データのジッタ測定装置
JPH1091904A (ja) 磁気カード情報記録及び読取り装置
JPH01260590A (ja) 文献認証方法
JPH06309671A (ja) 光記録媒体再生装置