JPH112496A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH112496A JPH112496A JP15641497A JP15641497A JPH112496A JP H112496 A JPH112496 A JP H112496A JP 15641497 A JP15641497 A JP 15641497A JP 15641497 A JP15641497 A JP 15641497A JP H112496 A JPH112496 A JP H112496A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- barrel
- tube bundle
- heat exchanger
- header
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0219—Arrangements for sealing end plates into casing or header box; Header box sub-elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/16—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
- F28D7/1607—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation with particular pattern of flow of the heat exchange media, e.g. change of flow direction
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2280/00—Mounting arrangements; Arrangements for facilitating assembling or disassembling of heat exchanger parts
- F28F2280/02—Removable elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の課題は、胴部内部の洗浄作業を容
易、確実に行うことができる新規な熱交換器の提供。 【解決手段】 両端にヘッダ２，３を備えた筒状の胴部
１内に、管板１０，１０間に直管状の伝熱管１１を複数
本架け渡してなる管束部４を上記ヘッダ２，３の開口部
から挿脱自在に収容し、その管束部４の管板１０，１０
を上記胴部１の内壁面に螺合するリング状のリテーナ押
え１３で上記胴部１内に狭持してなるものである。従っ
て、胴部１内から管束部４を容易に取り出すことができ
るため、胴部１内部は勿論管束部４の洗浄作業等を容
易、確実に行うことができる。
易、確実に行うことができる新規な熱交換器の提供。 【解決手段】 両端にヘッダ２，３を備えた筒状の胴部
１内に、管板１０，１０間に直管状の伝熱管１１を複数
本架け渡してなる管束部４を上記ヘッダ２，３の開口部
から挿脱自在に収容し、その管束部４の管板１０，１０
を上記胴部１の内壁面に螺合するリング状のリテーナ押
え１３で上記胴部１内に狭持してなるものである。従っ
て、胴部１内から管束部４を容易に取り出すことができ
るため、胴部１内部は勿論管束部４の洗浄作業等を容
易、確実に行うことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油精製プラン
ト、化学プラント、廃水処理プラント等の各種工業プラ
ントで多用されている熱交換器に関するものである。
ト、化学プラント、廃水処理プラント等の各種工業プラ
ントで多用されている熱交換器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、石油精製プラント、化学プラン
ト、廃水処理プラント等で使用される反応器予熱器など
の熱交換器は、高圧で使用され、かつ温度交差すること
から、図４あるいは図５に示すような、固定管板一体式
の完全対向流のものが用いらている。
ト、廃水処理プラント等で使用される反応器予熱器など
の熱交換器は、高圧で使用され、かつ温度交差すること
から、図４あるいは図５に示すような、固定管板一体式
の完全対向流のものが用いらている。
【０００３】図示するように、この固定管板一体式の熱
交換器は、高温又は低温の二次流体が流れる胴部ａの両
端にそれぞれ管板ｂ，ｂを一体的に備えると共に、これ
ら管板ｂ，ｂ間に複数の伝熱管ｃ，ｃ…を架け渡し、こ
れら伝熱管ｃ，ｃ…の両端開口部側にそれぞれ一次流体
を流すためのヘッダｄ，ｅを備えたものである。そし
て、図示矢印に示すように、低温又は高温の一次流体を
一方のヘッダｄから各伝熱管を通じて他方のヘッダｅ側
に流すと同時に、胴部ａ内に高温又は低温の二次流体を
蛇行させながら流すことで、一次流体と間接的に熱交換
を行うようにしたものである。
交換器は、高温又は低温の二次流体が流れる胴部ａの両
端にそれぞれ管板ｂ，ｂを一体的に備えると共に、これ
ら管板ｂ，ｂ間に複数の伝熱管ｃ，ｃ…を架け渡し、こ
れら伝熱管ｃ，ｃ…の両端開口部側にそれぞれ一次流体
を流すためのヘッダｄ，ｅを備えたものである。そし
て、図示矢印に示すように、低温又は高温の一次流体を
一方のヘッダｄから各伝熱管を通じて他方のヘッダｅ側
に流すと同時に、胴部ａ内に高温又は低温の二次流体を
蛇行させながら流すことで、一次流体と間接的に熱交換
を行うようにしたものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
固定管板一体式の熱交換器にあっては、プラント廃水、
石炭スラリーなどの汚れの大きい流体を流すと、胴部ａ
内にこれが付着堆積することがあり、そうなるとその除
去作業を物理的に行うことが殆ど不可能であった。
固定管板一体式の熱交換器にあっては、プラント廃水、
石炭スラリーなどの汚れの大きい流体を流すと、胴部ａ
内にこれが付着堆積することがあり、そうなるとその除
去作業を物理的に行うことが殆ど不可能であった。
【０００５】すなわち、従来の固定管板一体式の熱交換
器の場合、胴部ａ内の分解作業が困難なため、胴部ａ内
を掃除するには、胴部ａ内に高価な洗浄液を大量に流し
込んで汚れを化学的に分解する化学洗浄に依るしかな
く、極めて不経済である上に、洗浄効果も不十分であっ
た。
器の場合、胴部ａ内の分解作業が困難なため、胴部ａ内
を掃除するには、胴部ａ内に高価な洗浄液を大量に流し
込んで汚れを化学的に分解する化学洗浄に依るしかな
く、極めて不経済である上に、洗浄効果も不十分であっ
た。
【０００６】そこで、本発明はこのような課題を有効に
解決するために案出されたものであり、その主な目的は
胴部内部の洗浄作業を容易、確実に行うことができる新
規な熱交換器を提供するものである。
解決するために案出されたものであり、その主な目的は
胴部内部の洗浄作業を容易、確実に行うことができる新
規な熱交換器を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、両端にヘッダを備えた筒状の胴部内に、対
向する管板間に直管状の伝熱管を複数本架け渡してなる
管束部を上記ヘッダの開口部から挿脱自在に収容し、か
つ、その管束部の端部を上記ヘッダ又は胴部の内壁面に
螺合するリング状のリテーナ押えで上記胴部内に狭持し
てなるものである。
に本発明は、両端にヘッダを備えた筒状の胴部内に、対
向する管板間に直管状の伝熱管を複数本架け渡してなる
管束部を上記ヘッダの開口部から挿脱自在に収容し、か
つ、その管束部の端部を上記ヘッダ又は胴部の内壁面に
螺合するリング状のリテーナ押えで上記胴部内に狭持し
てなるものである。
【０００８】従って、ヘッダ又は胴部の内壁面に螺合す
るリング状のリテーナ押えを取り外した後、管束部を引
き抜くことで胴部内から簡単に取り出すことが可能とな
り、管束部は勿論、胴部内壁面も露出するためのそれら
の清掃作業を容易に行うことができる。
るリング状のリテーナ押えを取り外した後、管束部を引
き抜くことで胴部内から簡単に取り出すことが可能とな
り、管束部は勿論、胴部内壁面も露出するためのそれら
の清掃作業を容易に行うことができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施する好適一形
態を添付図面を参照しながら説明する。
態を添付図面を参照しながら説明する。
【００１０】図１は本発明に係る熱交換器の実施の一形
態を示したものである。
態を示したものである。
【００１１】図示するように、この熱交換器は、円筒状
をした鋼製の胴部１の両端開口部にそれぞれ入口ヘッダ
２と出口ヘッダ３とが備えられていると共に、その内部
には管束部４が挿脱自在に設けられている。また、この
胴部１の側部には流体入口ノズル５と、流体出口ノズル
６が設けられており、高温又は低温の二次流体を流体入
口ノズル５から胴部１内に流し込むと共に、流れ込んだ
二次流体を流体出口ノズル６から外部へ排出するように
なっている。
をした鋼製の胴部１の両端開口部にそれぞれ入口ヘッダ
２と出口ヘッダ３とが備えられていると共に、その内部
には管束部４が挿脱自在に設けられている。また、この
胴部１の側部には流体入口ノズル５と、流体出口ノズル
６が設けられており、高温又は低温の二次流体を流体入
口ノズル５から胴部１内に流し込むと共に、流れ込んだ
二次流体を流体出口ノズル６から外部へ排出するように
なっている。
【００１２】一方、入口ヘッダ２と出口ヘッダ３のフラ
ンジ部２ａ，３ａにはそれぞれ円板状をした蓋板７，７
がボルト（図示せず）によって着脱自在に設けられてお
り、入口ヘッダ２と出口ヘッダ３内の開口部を閉じるよ
うになっている。さらに、この入口ヘッダ２と出口ヘッ
ダ３にもそれぞれ流体入口ノズル８と流体出口ノズル９
が設けられており、低温又は高温の一次流体を流体入口
ノズル８から入口ヘッダ２内に流すと共に、出口ヘッダ
３内の一次流体を流体出口ノズル９から外部へ排出する
ようになっている。
ンジ部２ａ，３ａにはそれぞれ円板状をした蓋板７，７
がボルト（図示せず）によって着脱自在に設けられてお
り、入口ヘッダ２と出口ヘッダ３内の開口部を閉じるよ
うになっている。さらに、この入口ヘッダ２と出口ヘッ
ダ３にもそれぞれ流体入口ノズル８と流体出口ノズル９
が設けられており、低温又は高温の一次流体を流体入口
ノズル８から入口ヘッダ２内に流すと共に、出口ヘッダ
３内の一次流体を流体出口ノズル９から外部へ排出する
ようになっている。
【００１３】また、この胴部１内に位置する管束部４
は、それぞれ円板状をした一対の管板１０，１０間に直
管状の伝熱管１１を複数本平行に架け渡してなるもので
あり、この管板１０，１０によって上記入口ヘッダ２及
び出口ヘッダ３と胴部１とをそれぞれ区画すると共に、
入口ヘッダ２に流れ込んだ一次流体をそれぞれの伝熱管
１１，１１…を通過させて出口ヘッダ３側に排出するよ
うになっている。
は、それぞれ円板状をした一対の管板１０，１０間に直
管状の伝熱管１１を複数本平行に架け渡してなるもので
あり、この管板１０，１０によって上記入口ヘッダ２及
び出口ヘッダ３と胴部１とをそれぞれ区画すると共に、
入口ヘッダ２に流れ込んだ一次流体をそれぞれの伝熱管
１１，１１…を通過させて出口ヘッダ３側に排出するよ
うになっている。
【００１４】また、図２に示すように、この管束部４
は、その両端に位置する管板１０，１０がリテーナリン
グ１２，１２を介してリング状のリテーナ押え１３，１
３によって胴部１内に固定されるようになっており、さ
らにリテーナリング１２，１２と管板１０，１０との間
は、中空メタルＯリング、グラファイト系グランドパッ
キン等からなるガスケット１４，１４によってそれぞれ
シールされるようになっている。すなわち、このリテー
ナ押え１３，１３の外周には周方向に延びる雄ねじ部１
５，１５がそれぞれ形成されており、この雄ねじ部１
５，１５部を入口ヘッダ２及び出口ヘッダ３の内周面に
形成された雌ねじ部１６，１６にそれぞれ螺合させるこ
とで管束部４の両端を胴部１内に狭持すると共に、管束
部４両端の管板１０，１０によって二次流体が流れる胴
部１内とヘッダ２，３間を区画するようになっている。
尚、このガスケット１４，１４は入口ヘッダ２及び出口
ヘッダ３のフランジ部２ａ，３ａと蓋板７，８との間に
も設けられており、入口ヘッダ２及び出口ヘッダ３の開
口部側から一次流体が漏れ出さないように、その隙間を
シールするようになっている。
は、その両端に位置する管板１０，１０がリテーナリン
グ１２，１２を介してリング状のリテーナ押え１３，１
３によって胴部１内に固定されるようになっており、さ
らにリテーナリング１２，１２と管板１０，１０との間
は、中空メタルＯリング、グラファイト系グランドパッ
キン等からなるガスケット１４，１４によってそれぞれ
シールされるようになっている。すなわち、このリテー
ナ押え１３，１３の外周には周方向に延びる雄ねじ部１
５，１５がそれぞれ形成されており、この雄ねじ部１
５，１５部を入口ヘッダ２及び出口ヘッダ３の内周面に
形成された雌ねじ部１６，１６にそれぞれ螺合させるこ
とで管束部４の両端を胴部１内に狭持すると共に、管束
部４両端の管板１０，１０によって二次流体が流れる胴
部１内とヘッダ２，３間を区画するようになっている。
尚、このガスケット１４，１４は入口ヘッダ２及び出口
ヘッダ３のフランジ部２ａ，３ａと蓋板７，８との間に
も設けられており、入口ヘッダ２及び出口ヘッダ３の開
口部側から一次流体が漏れ出さないように、その隙間を
シールするようになっている。
【００１５】さらに、図１に示すように、この管束部４
には、一部を切り欠いた円板状のバッフル板１７が各伝
熱管１１，１１を横断するように複数上下交互に設けら
れており、胴部１内に流れ込んだ二次流体を図示矢印に
示すように蛇行させながら流体出口ノズル６側に流すよ
うになっている。
には、一部を切り欠いた円板状のバッフル板１７が各伝
熱管１１，１１を横断するように複数上下交互に設けら
れており、胴部１内に流れ込んだ二次流体を図示矢印に
示すように蛇行させながら流体出口ノズル６側に流すよ
うになっている。
【００１６】従って、図１に示すように、入口ノズル８
から入口ヘッダ２内に流れ込んだ一次流体は図中破線に
示す如く入口ヘッダ２側に位置する管束部４の管板１０
から各伝熱管１１，１１…内に流れ込み、これを通過し
て他方の出口ヘッダ３側で合流した後、流体出口ノズル
９から外部へ排出される。一方、二次流体は図中実線に
示すように、胴部１に形成された流体入口ノズル５から
胴部１内に流れ込んだ後、バッフル板１７，１７…によ
って伝熱管１１，１１…間隙をぬうように胴部１内を蛇
行して流れることによって伝熱管１１，１１…内を流れ
る一次流体と間接的に熱交換された後、流体出口ノズル
６から外部に排出されることになる。
から入口ヘッダ２内に流れ込んだ一次流体は図中破線に
示す如く入口ヘッダ２側に位置する管束部４の管板１０
から各伝熱管１１，１１…内に流れ込み、これを通過し
て他方の出口ヘッダ３側で合流した後、流体出口ノズル
９から外部へ排出される。一方、二次流体は図中実線に
示すように、胴部１に形成された流体入口ノズル５から
胴部１内に流れ込んだ後、バッフル板１７，１７…によ
って伝熱管１１，１１…間隙をぬうように胴部１内を蛇
行して流れることによって伝熱管１１，１１…内を流れ
る一次流体と間接的に熱交換された後、流体出口ノズル
６から外部に排出されることになる。
【００１７】ここで、胴部２内に流れ込む二次流体が石
炭スラリーや汚泥等の如く、粘性が高く且つ多くの固形
物を含む流体の時は、場合によってはその流体の一部が
胴体１内壁や管束部４表面、具体的には伝熱管１１，１
１…やバッフル板１７…及び管板１０，１０の表面に付
着堆積して流体の流れを妨げ、最悪の場合には胴部１内
を閉塞してしまうことが考えられる。
炭スラリーや汚泥等の如く、粘性が高く且つ多くの固形
物を含む流体の時は、場合によってはその流体の一部が
胴体１内壁や管束部４表面、具体的には伝熱管１１，１
１…やバッフル板１７…及び管板１０，１０の表面に付
着堆積して流体の流れを妨げ、最悪の場合には胴部１内
を閉塞してしまうことが考えられる。
【００１８】しかしながら、本発明はこの管束部４を胴
部１とは別に製作し、胴部１に対して着脱自在に形成し
たため、このような事態が発生しても管束部４を胴部１
から簡単に取り外すことが可能となり、容易にその洗浄
作業を行うことができる。すなわち、図１に示すような
状態で管束部４が閉塞した場合には、図３に示すよう
に、先ず、いずれか一方の蓋板７を取り外した後、リテ
ーナ押え１３を回転させて取り外すと共に、このリテー
ナ押え１３に押さえ付けられているリテーナリング１２
を取り外して管束部４の端部を開放させた状態とし、そ
の後、この管束部４をまっすぐヘッダ側に引き抜くこと
で、簡単に取り外すことが可能となり、外部で管束部４
の洗浄作業を行うことができる。また、この時、管板１
０及び場フル板１７，１７…が胴部１の内径と略同じ大
きさに形成されてそれらの縁部が胴部１の内周面に当接
していることから、この管束部４を引き抜いた際に、管
板１０及びバッフル板１７，１７…の縁部が胴部１の内
面と擦り合うように移動することで胴部１の内面に付着
した堆積物を効果的に掻き取って除去することができ
る。
部１とは別に製作し、胴部１に対して着脱自在に形成し
たため、このような事態が発生しても管束部４を胴部１
から簡単に取り外すことが可能となり、容易にその洗浄
作業を行うことができる。すなわち、図１に示すような
状態で管束部４が閉塞した場合には、図３に示すよう
に、先ず、いずれか一方の蓋板７を取り外した後、リテ
ーナ押え１３を回転させて取り外すと共に、このリテー
ナ押え１３に押さえ付けられているリテーナリング１２
を取り外して管束部４の端部を開放させた状態とし、そ
の後、この管束部４をまっすぐヘッダ側に引き抜くこと
で、簡単に取り外すことが可能となり、外部で管束部４
の洗浄作業を行うことができる。また、この時、管板１
０及び場フル板１７，１７…が胴部１の内径と略同じ大
きさに形成されてそれらの縁部が胴部１の内周面に当接
していることから、この管束部４を引き抜いた際に、管
板１０及びバッフル板１７，１７…の縁部が胴部１の内
面と擦り合うように移動することで胴部１の内面に付着
した堆積物を効果的に掻き取って除去することができ
る。
【００１９】そして、このようにして管束部４の洗浄作
業が終了したならば、取り外し作業の反対の作業を行っ
て管束部４を胴部１内に収容することで、管束部４の取
付が容易に行われ、再び良好な熱交換作業を行うことが
できる。
業が終了したならば、取り外し作業の反対の作業を行っ
て管束部４を胴部１内に収容することで、管束部４の取
付が容易に行われ、再び良好な熱交換作業を行うことが
できる。
【００２０】このように本発明は、胴部１内に設けられ
る管束部を胴部とは別個に製作し、胴部内を挿脱自在に
形成したことから、管束部の取り外し作業が容易とな
り、閉塞時の除去作業を簡単に行うことができる。ま
た、本発明のように構成することにより、熱交換器全体
の構成が簡略化されるため、従来の同容量の熱交換器に
比較して大幅な軽量化も可能となり、しかも、管板１
０，１０が従来と異なり胴部１とは完全に分離した構造
となっているため、管板１０，１０に端モーメントがか
からず、長期の使用に際しても金属疲労などが発生し難
くなる。さらに、胴部１の内面を完全に露出させること
ができるため、その内壁面へチタンなどの耐食ライニン
グ材の施工作業等も極めて容易に行うことができる。
る管束部を胴部とは別個に製作し、胴部内を挿脱自在に
形成したことから、管束部の取り外し作業が容易とな
り、閉塞時の除去作業を簡単に行うことができる。ま
た、本発明のように構成することにより、熱交換器全体
の構成が簡略化されるため、従来の同容量の熱交換器に
比較して大幅な軽量化も可能となり、しかも、管板１
０，１０が従来と異なり胴部１とは完全に分離した構造
となっているため、管板１０，１０に端モーメントがか
からず、長期の使用に際しても金属疲労などが発生し難
くなる。さらに、胴部１の内面を完全に露出させること
ができるため、その内壁面へチタンなどの耐食ライニン
グ材の施工作業等も極めて容易に行うことができる。
【００２１】尚、本実施の形態では、管束部４を固定す
るリテーナリング１２及びこれを押さえ付けるためのリ
テーナ押さえ１３を管束部４の両側にそれぞれ設けるよ
うにしたが、これらリテーナリング１２及びリテーナ押
さえ１３は必ずしも両端に設ける必要はなく、いずれか
一方に設ければ良い。また、実際に、この管束部４やリ
テーナリング１２及びリテーナ押え１３はかなりの重量
物になるため、取り外し作業を容易にするためにその表
面に、取っ手や把持部又は胴部１が縦型の場合には管束
部４を吊り下げるための吊り耳などを形成するようにし
ても良い。さらに、一次流体及び二次流体の流れ方向も
本実施の形態に限定されるものでないことはいうまでも
ない。
るリテーナリング１２及びこれを押さえ付けるためのリ
テーナ押さえ１３を管束部４の両側にそれぞれ設けるよ
うにしたが、これらリテーナリング１２及びリテーナ押
さえ１３は必ずしも両端に設ける必要はなく、いずれか
一方に設ければ良い。また、実際に、この管束部４やリ
テーナリング１２及びリテーナ押え１３はかなりの重量
物になるため、取り外し作業を容易にするためにその表
面に、取っ手や把持部又は胴部１が縦型の場合には管束
部４を吊り下げるための吊り耳などを形成するようにし
ても良い。さらに、一次流体及び二次流体の流れ方向も
本実施の形態に限定されるものでないことはいうまでも
ない。
【００２２】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、胴部内に
設けられる管束部を胴部とは別個に製作し、これを胴部
内に挿脱自在としたことから、従来不可能であった管束
部の取り付け、取り外し作業が容易となる。従って、管
束部の清掃作業や胴部内壁面にチタンなどの耐食ライニ
ング施工作業を簡単に行うことが可能となり、汎用性や
信頼性に優れた熱交換器を提供することができる等とい
った優れた効果を発揮することができる。
設けられる管束部を胴部とは別個に製作し、これを胴部
内に挿脱自在としたことから、従来不可能であった管束
部の取り付け、取り外し作業が容易となる。従って、管
束部の清掃作業や胴部内壁面にチタンなどの耐食ライニ
ング施工作業を簡単に行うことが可能となり、汎用性や
信頼性に優れた熱交換器を提供することができる等とい
った優れた効果を発揮することができる。
【図１】本発明の実施の一形態を示す縦断面図である。
【図２】本発明に係る管束部の実施の一形態を示す斜視
図である。
図である。
【図３】本発明に係る管束部の取り付け、取り外し状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図４】従来の固定管板一体式熱交換器の一例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図５】従来の固定管板一体式熱交換器の他の一例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
１ 胴部 ２，３ ヘッダ ４ 管束部 ７ 蓋板 １０ 管板 １１ 伝熱管 １２ リテーナリング １３ リテーナ押さえ
Claims (1)
- 【請求項１】 両端にヘッダを備えた筒状の胴部内に、
対向する管板間に直管状の伝熱管を複数本架け渡してな
る管束部を上記ヘッダの開口部から挿脱自在に収容し、
かつ、その管束部の端部を上記ヘッダ又は胴部の内壁面
に螺合するリング状のリテーナ押えで上記胴部内に狭持
してなることを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15641497A JPH112496A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15641497A JPH112496A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH112496A true JPH112496A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15627238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15641497A Pending JPH112496A (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH112496A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001272185A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-10-05 | Calsonic Kansei Corp | Ｅｇｒガス冷却装置およびその製造方法 |
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- 1997-06-13 JP JP15641497A patent/JPH112496A/ja active Pending
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