JPH1124936A - 情報処理装置の高速再起動方式 - Google Patents

情報処理装置の高速再起動方式

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JPH1124936A
JPH1124936A JP18351797A JP18351797A JPH1124936A JP H1124936 A JPH1124936 A JP H1124936A JP 18351797 A JP18351797 A JP 18351797A JP 18351797 A JP18351797 A JP 18351797A JP H1124936 A JPH1124936 A JP H1124936A
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Naohito Sugai
尚人 菅井
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理装置の再起動方式において、オペレ
ーティングシステムのプログラムおよびデータを再ロー
ドすることなく、高速に再起動する方式を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 主記憶装置上のオペレーティングシステ
ム(以下OSという)の初期化データを同主記憶装置上
の初期化データ退避領域に退避する手段と、上記初期化
データ退避領域より初期化データを回復する手段と、O
Sプログラムの実行開始番地に実行を移す実行制御手段
とを備え、最初のOS起動時に上記退避手段による初期
化データの退避を行ない、高速再起動が開始された場合
には、上記実行制御手段によりOSプログラムの実行開
始番地に実行を移し、上記回復手段により初期化データ
を回復する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置の再
起動方式に関し、中でも特に極めて短時間の停止しか許
されない用途に使用される情報処理装置の再起動方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理装置の高速再起動方式と
しては、例えば「システムプログラム高速ロード方式」
(特開平1−28660号)に記載されたものがある。
図23は、このような高速再起動方式の構成を示したも
のである。図において、40は主記憶装置、50は拡張
主記憶装置である。41はOSプログラム、42はOS
が参照する制御表である。また、10は退避手段、30
は回復手段である。
【0003】この方式によれば、OSの最初の起動処理
の終了直後に、退避手段10によって主記憶装置1上の
OSプログラム41およびOSが参照する制御表42を
拡張主記憶装置50に退避し、再起動時には回復手段3
0によって拡張主記憶装置50上のOSプログラム41
およびOSが参照する制御表42を主記憶装置1に回復
する。このよう制御方式を採ることにより、再起動時に
おけるOSプログラムおよびOSデータをディスク等の
入出力装置から主記憶装置へロードする処理が不要とな
り、再起動時間の短縮が図られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高速再起動方式は以上のようにして実現されていたの
で、OSプログラムとOSが参照するデータ全体を拡張
主記憶装置上に退避し、再起動時にはOSプログラムと
OSデータ全体を拡張主記憶装置上から主記憶上に回復
する必要があるため、OSプログラムとOSが参照する
データ全体を退避するのに十分な大きさの退避領域が必
要であるという問題点があった。また、退避および回復
処理のための所要時間も大きいという問題点があった。
【0005】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、オペレーティングシステムのプロ
グラムおよびデータを再ロードすることなく、情報処理
装置を高速に再起動する高速再起動方式を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、主記憶装
置上のOSの初期化データを初期化データ退避領域に退
避するためのデータ退避手段と、該情報処理装置に接続
された入出力装置の停止制御を行う入出力装置制御手段
と、再起動の可否を指定し、OSプログラムの特定番地
に制御を移す再起動制御手段と、データ退避領域から初
期化データを回復するためのデータ回復手段と、を備え
るようにしたものである。
【0007】第2の発明は、主記憶装置上のOSの初期
化データ領域への書き込み可否を制御する書き込み制御
手段と、該領域内への書き込みが発生した場合に書き込
み箇所を含むページを初期化データ退避領域に退避する
ためのページデータ退避手段と、退避の行なわれたペー
ジを記録する退避ページ記録手段と、該情報処理装置に
接続された入出力装置の停止制御を行う入出力装置制御
手段と、再起動の可否を指定し、OSプログラムの特定
番地に制御を移す再起動制御手段と、退避ページ記録手
段により記録されたページデータを初期化データ退避領
域から回復するページデータ回復手段と、を備えるよう
にしたものである。
【0008】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、高速再起動要求を入力するための高速再起動要求
入力装置を備えるようにしたものである。
【0009】第4の発明は、第1または第2の発明にお
いて、該情報処理装置の障害を検出する障害検出手段を
備えることにより、障害発生時に高速モードによる再起
動を可能としたものである。
【0010】第5の発明は、第1または第2の発明にお
いて、該情報処理装置の障害を検出する障害検出手段
と、情報処理装置の障害の種類毎に高速再起動の可否を
指定する障害別再起動判定手段とを備えることにより、
障害発生時に該判定手段の判定内容に基づき再起動する
ようにしたものである。
【0011】第6の発明は、第5の発明において、高速
再起動の履歴を記録する再起動記録手段を備えることに
より、再起動記録手段に記録された同一障害による高速
再起動の回数が一定数を越えた場合には、高速再起動を
行なわないようにしたものである。
【0012】第7の発明は、第1または第2の発明にお
いて、初期化データ退避領域への書き込み制御を行う退
避領域書き込み制御手段を備え、初期化データの退避後
に該退避領域書き込み制御手段により、初期化データ退
避領域を書き込み禁止とするようにしたものである。
【0013】第8の発明は、第1または第2の発明にお
いて、入出力制御手段は入出力装置の一時的停止及び再
開機能を有し、上記入出力制御手段から一時的に動作が
停止された入出力装置の状態と構成情報を記録する入出
力装置情報記録手段とを備えることにより、高速再起動
時には入出力装置を一時的に停止し、該入出力装置情報
記録手段に記録された入出力装置の状態と構成情報に基
づき入出力装置の動作再開を行なうようにしたものであ
る。
【0014】第9の発明は、第1または第2の発明にお
いて、主記憶装置上の領域の一部をファイルシステムと
して使用するRAMディスクと、OS起動時に入出力装
置あるいは補助記憶装置上のファイルを上記RAMディ
スクへ複写するファイル複写手段と、入出力装置あるい
は補助記憶装置上のファイルがRAMディスクへ複写さ
れていることを記録する複写記録手段と、を備えるよう
にしたものである。
【0015】第10の発明は、第1または第2の発明に
おいて、現在動作中のOSが高速再起動方式により起動
されたものか否かを記録する起動方式記録手段と、アプ
リケーションプログラムが上記起動方式記録手段により
記録された現在実行中のOSの起動方式を取得する起動
方式取得手段と、を備えるようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本発明の第1の実施形態について
図1、図2に基づいて説明する。図1は、本実施形態に
おける高速再起動方式を示す構成図であり、図におい
て、1は情報処理装置、2はディスク装置およびネット
ワークインタフェース等を含む入出力装置である。11
は主記憶装置であり、111は主記憶装置上のOSプロ
グラム領域、112は初期化データ領域、113は非初
期化データ領域、114は初期化データ退避領域であ
る。また、12は再起動開始手段であり、13は高速再
起動指定手段、14は実行制御手段、15は初期化デー
タ退避手段、16は初期化データ回復手段、17は入出
力装置停止手段、18はOSロード手段である。
【0017】次に、動作について図2のフローチャート
図を用いて説明する。情報処理装置1が起動されると、
ステップS200でOSロード手段18によって入出力
装置2よりOSプログラムが主記憶装置11上のOSプ
ログラム領域111へ、またOS初期化データが初期化
データ領域112へロードされる。ステップS201で
は、現在実行されているOSが初期起動によるものかど
うかの判定が行なわれる。初期起動である場合には、ス
テップS202で初期化データ領域112の内容が初期
化データ退避手段15により、初期化データ退避領域1
14へと退避される。続いて、ステップS203でOS
の実行が行なわれる。ステップS204で再起動システ
ムコールによる再起動要求が再起動開始手段12に対し
て出されると、ステップS205で高速再起動指定手段
13において高速再起動の指定がなされているか否かの
判定が行なわれる。高速再起動の指定がなされていなけ
れば、ステップS209でシステムリセットが行なわ
れ、起動時と同様の状態となり、ステップS200のO
Sのロード処理に移る。一方、高速再起動指定手段13
において高速再起動の指定がなされている場合には、ま
ずステップS206で入出力停止手段に17により入出
力装置の動作が停止される。次にステップS207で実
行制御手段13によりOSの実行開始番地へ制御が移さ
れる。 高速再起動後のステップS201では、現在実
行されているOSが再起動によるものと判定されるの
で、ステップS208で初期化データ回復手段16によ
り、初期化データ退避領域114の内容が初期化データ
領域112に回復される。これにより、ステップS20
3では初期起動時と同一のデータでOSの実行が行なわ
れる。
【0018】実施の形態2.以下、本発明の第2の実施
形態について図3乃至図5に基づいて説明する。図3
は、本実施形態における高速再起動方式の構成図であ
り、図中、実施の形態1と同じ符号は同じ構成要素を表
す。図において、30は初期化データ領域ページ書き込
み制御手段、31は退避ページ記録手段である。また、
32は初期化データページ退避手段、33は初期化デー
タページ回復手段である。
【0019】次に、動作について図4および図5のフロ
ーチャート図を用いて説明する。尚、実施の形態1と同
じ動作をするステップについては、同じ符号をつけてい
る。実施の形態1の場合と同様に、ステップS201に
より、現在実行されているOSが初期起動によるものか
否かの判定が行なわれる。初期起動である場合には、ス
テップS210で初期化データ領域112のすべてのペ
ージに対して、書き込み制御手段30により書き込みが
禁止される。続いて、ステップS203でOSの実行が
行なわれる。
【0020】OSの実行により、初期化データ領域への
書き込みが発生した場合の動作を、図5のフローチャー
ト図に示す。まず、ステップS301で初期化データ領
域への書き込みが発生すると、ステップS302では書
き込みが行なわれようとした箇所を含むページを、初期
化データページ退避手段32により初期化データ退避領
域に退避する。続いて、ステップS303では、退避ペ
ージ記録手段31に退避の行なわれたページを記録す
る。次に、ステップS304で書き込み制御手段30に
より退避の行なわれたページの書き込みを許可し、ステ
ップS305で実際の書き込みを行ない、OSの実行を
継続する。
【0021】実施の形態1の場合と同様に、高速再起動
が行なわれると、ステップS220では初期化データペ
ージ回復手段33により、退避ページ記録手段31に記
録されているページについて、初期化データ退避領域1
14の内容が初期化データ領域112に回復される。続
いて、ステップS221では、退避ページ記録手段31
に記録されてないページに対して、書き込み制御手段3
0により書き込みが禁止される。これにより、ステップ
S203では初期起動時と同一のデータでOSの実行が
行なわれる。
【0022】実施の形態3.以下、本発明の第3の実施
形態について図6、図7に基づいて説明する。図6は、
本実施形態における高速再起動方式の構成図であり、図
中、実施の形態1と同じ符号は同じ構成要素を表す。4
は高速再起動要求の入力装置である。
【0023】次に、動作について図7のフローチャート
図を用いて説明する。尚、実施の形態1と同じ動作をす
るステップについては、同じ符号をつけている。本実施
形態では、開始からステップS203でOSの実行が行
なわれるまでは、実施の形態1と同じ動作である。ステ
ップS231で高速再起動要求入力装置4から高速再起
動の要求が入力されると、ステップS232で高速再起
動指定手段13に対して高速再起動の指定がなされ、続
いてステップS204で再起動開始手段12によって再
起動が開始される。続いて、ステップS206で入出力
停止手段に17により入出力装置の動作が停止され、次
にステップS207で実行制御手段13によりOSの実
行開始番地へ制御が移される。
【0024】実施の形態4.以下、本発明の第4の実施
形態について図8に基づいて説明する。図8は、本実施
形態における高速再起動方式の構成図であり、図中、実
施の形態1と同じ符号は同じ構成要素を表す。51はO
S障害検出手段である。
【0025】次に、動作について図9のフローチャート
図を用いて説明する。尚、実施の形態3と同じ動作をす
るステップについては、同じ符号をつけている。本実施
形態では、開始からステップS203でOSの実行が行
なわれるまでは、実施の形態1と同じ動作である。ステ
ップS241で障害検出手段51によりOSの障害が検
出されると、ステップS232で高速再起動指定手段1
3に対して高速再起動の指定がなされ、続いてステップ
S204で再起動開始手段12によって再起動が開始さ
れる。
【0026】実施の形態5.以下、本発明の第5の実施
形態について図10乃至図12に基づいて説明する。図
10は、本実施形態における高速再起動方式の構成図で
あり、図中、実施の形態4と同じ符号は同じ構成要素を
表す。52は障害別再起動方式指定手段、53は再起動
方式判定手段である。図11は、障害別再起動方式指定
手段の構成を示す図である。
【0027】次に、動作について図12のフローチャー
ト図を用いて説明する。なお、実施の形態4と同じ動作
をするステップについては、同じ符号をつけている。本
実施形態では、開始からステップS203でOSの実行
が行なわれるまでは、実施の形態1と同じ動作である。
ステップS241で障害検出手段5によりOSの障害が
検出されると、ステップS251では、障害別再起動方
式指定手段52を参照し、検出されたOSの障害が高速
再起動可能なものか否かの判定が再起動方式判定手段5
3により行なわれる。高速再起動可能なものであれば、
ステップS232で高速再起動指定手段13に対して高
速再起動の指定がなされ、続いてステップS204で再
起動開始手段12によって再起動が開始される。
【0028】実施の形態6.以下、本発明の第6の実施
形態について図13、図14に基づいて説明する。図1
3は、本実施形態における高速再起動方式の構成図であ
り、図中、実施の形態5と同じ符号は同じ構成要素を表
す。61は高速再起動記録手段である。
【0029】次に、動作について図14のフローチャー
ト図を用いて説明する。なお、実施の形態5と同じ動作
をするステップについては、同じ符号をつけている。本
実施形態では、開始からステップS203でOSの実行
が行なわれるまでは、実施の形態1と同じ動作である。
ステップS241で障害検出手段5によりOSの障害が
検出されると、ステップS251では、障害別再起動方
式指定手段52を参照し、検出されたOSの障害が高速
再起動可能なものか否かの判定が再起動方式判定手段5
3により行なわれる。高速再起動可能なものであれば、
続いて、ステップS261で高速再起動記録手段61を
参照し、同一のOSの障害による高速再起動の回数が規
定回数を越えたか否かの判定が行なわれる。規定回数以
下であれば、ステップS262で高速再起動記録手段6
1に対して、再起動の原因となったOSの障害と高速再
起動の回数の記録がなされ、ステップS232で高速再
起動指定手段13に対して高速再起動の指定がなされ、
続いてステップS204で再起動開始手段12によって
高速再起動が開始される。
【0030】実施の形態7.以下、本発明の第7の実施
形態について図15、図16に基づいて説明する。図1
5は、本実施形態における高速再起動方式の構成図であ
り、図中、実施の形態1と同じ符号は同じ構成要素を表
す。71は初期化データ退避領域の書き込み制御手段で
ある。
【0031】次に、動作について図16のフローチャー
ト図を用いて説明する。実施の形態1と同じ動作をする
ステップについては、同じ符号をつけている。初期起動
時には、まず、ステップS202で初期化データ領域1
12の内容が、初期化データ退避手段15により、初期
化データ退避領域114へと退避される。ステップS2
71では、退避領域書き込み制御手段71により、初期
化データ退避領域114を書き込み禁止とし、ステップ
S203でOSの実行が行なわれる。
【0032】実施の形態8.以下、本発明の第8の実施
形態について図17、図18に基づいて説明する。図1
7は、本実施形態における高速再起動方式の構成図であ
り、図中、実施の形態1と同じ符号は同じ構成要素を表
す。81は入出力装置一時停止手段、82は入出力装置
情報記録手段である。また、83は入出力装置動作再開
手段、84は入出力装置初期化手段である。
【0033】次に、動作について図18のフローチャー
ト図を用いて説明する。実施の形態1と同じ動作をする
ステップについては、同じ符号をつけている。本実施形
態では、開始からステップS203でOSの実行が行な
われるまでは、実施の形態1と同じ動作である。OSの
初期化処理において、ステップS281で入出力装置情
報記録手段82に入出力装置の一時停止の記録があるか
を調べ、存在しない場合には、ステップS282で入出
力装置初期化手段84により入出力装置の初期化が行な
われる。実施の形態1の場合と同様に高速再起動が開始
されると、ステップS283では入出力装置一時停止手
段81により入出力装置を一時的に停止し、ステップS
284で一時停止された入出力装置の状態と構成情報を
入出力装置情報記録手段82に記録する。高速再起動後
のステップS281では、入出力装置情報記録手段82
に一時停止された入出力装置の情報が存在するため、入
出力装置の初期化は行なわれず、ステップS285では
入出力装置動作再開手段83により、入出力装置情報記
録手段82に記録された入出力装置の状態と構成情報に
基づき一時停止されていた入出力装置の動作の再開が行
なわれる。
【0034】実施の形態9.以下、本発明の第9の実施
形態について図19、図20に基づいて説明する。図1
9は、本実施形態における高速再起動方式の構成図であ
り、図中、実施の形態1と同じ符号は同じ構成要素を表
す。115はRAMディスク、91はファイル複写手段
である。また、92はファイル複写完了記録手段、93
は補助記憶装置である。
【0035】次に、動作について図20のフローチャー
ト図を用いて説明する。実施の形態1と同じ動作をする
ステップについては、同じ符号をつけている。本実施形
態では、開始からステップS203でOSの実行が行な
われるまでは、実施の形態1と同じ動作である。OSの
実行の過程で、ステップS291では、ファイル複写完
了記録手段92を参照し、入出力装置2あるいは補助記
憶装置93からRAMディスク115へのファイルの複
写が完了しているか否かを調べる。ファイルの複写が完
了していない場合には、ステップS292でRAMディ
スクの初期化を行なう。続いて、ステップS293でフ
ァイル複写手段91により入出力装置2あるいは補助記
憶装置93からRAMディスク115へのファイルの複
写を行ない、ステップS294でファイル複写完了記録
手段92にファイルの複写が完了したことを記録する。
高速再起動後のステップS291では、ファイル複写完
了記録手段92にファイル複写の完了が記録されている
ため、RAMディスクの初期化およびファイルの複写は
行なわれない。
【0036】実施の形態10.以下、本発明の第10の
実施形態について図21、図22に基づいて説明する。
図21は、本実施形態における高速再起動方式の構成図
であり、図中、実施の形態1と同じ符号は同じ構成要素
を表す。101は起動方式記録手段、102は起動方式
取得手段である。また、103はシステムコールインタ
フェース、501はアプリケーションプログラムであ
る。
【0037】次に、動作について図22のフローチャー
ト図を用いて説明する。実施の形態1と同じ動作をする
ステップについては、同じ符号をつけている。本実施形
態では、開始からステップS203でOSの実行が行な
われるまでは、実施の形態1と同じ動作である。OSの
実行の過程で、アプリケーションプログラム501から
起動方式取得のシステムコールが出されると、ステップ
S311でシステムコールインタフェース103を通し
て起動方式取得手段102が呼び出される。起動方式取
得手段102は、ステップS312で起動方式記録手段
101に記録された現在実行中のOSの起動方式を取得
し、ステップS313アプリケーションプログラム50
1に通知する。
【0038】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、初
期起動時にOSの初期化データのみを退避し、再起動時
には初期化データのみを回復するようにしたので、OS
全体のロードを行なう必要がなく、また退避領域の大き
さも制限できるので、退避および回復にかかる時間が短
縮でき、OSを高速に再起動できるという効果がある。
【0039】また、第2の発明によれば、OSの初期化
データのうち変更のあった箇所を含むページのみを退避
し、再起動時には退避の行なわれたページのみを回復す
るようにしたので、退避領域の大きさを節約することが
でき、また退避および回復にかかる時間も短縮できるの
で、OSを高速に再起動できるという効果がある。
【0040】また、第3の発明によれば、高速再起動要
求入力装置を設けたので、外部からの高速再起動要求に
より高速再起動を容易に行なえるという効果がある。
【0041】また、第4の発明によれば、システムの障
害発生時に高速再起動を行なうようにしたので、システ
ム障害発生時の処理の再開が高速に行なえるという効果
がある。
【0042】また、第5の発明によれば、システム障害
発生時に障害の要因に応じた再起動方式を決定するよう
にしたので、障害の発生要因毎に適切な再起動方式が選
択できるという効果がある。
【0043】また、第6の発明によれば、高速再起動に
より起動されたシステムで同一の障害が一定数以上発生
する場合には、通常の再起動を行なうようにしたので、
高速再起動では回復できない障害が発生した場合にも対
処できるという効果がある。
【0044】また、第7の発明によれば、初期化データ
退避領域を書き込み禁止としたので、高速再起動方式自
身の信頼性を向上させることができるという効果があ
る。
【0045】また、第8の発明によれば、高速再起動時
には入出力装置の初期化を行なわず、入出力装置の動作
の再開のみを行なうようにしたので、システムを高速に
再起動できるという効果がある。
【0046】また、第9の発明によれば、高速再起動時
にはRAMディスクの初期化と、入出力装置あるいは補
助記憶装置からのファイルの複写を行なわないようにし
たので、システムを高速に再起動でき、また、ファイル
を使用するアプリケーションプログラムの処理も高速に
再開できるという効果がある。
【0047】また、第10の発明によれば、アプリケー
ションプログラムで現在動作中のシステムの起動方式を
取得できるようにしたので、アプリケーションプログラ
ムで起動方式に応じた柔軟な処理を行うことができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態における高速再起
動方式の構成を示す図である。
【図2】 この発明の第1の実施形態における高速再起
動方式の動作を示すフローチャート図である。
【図3】 この発明の第2の実施形態における高速再起
動方式の構成を示す図である。
【図4】 この発明の第2の実施形態における高速再起
動方式の動作を示すフローチャート図である。
【図5】 この発明の第2の実施形態における初期化デ
ータ領域への書き込み時の動作を示すフローチャート図
である。
【図6】 この発明の第3の実施形態における高速再起
動方式の構成を示す図である。
【図7】 この発明の第3の実施形態における高速再起
動方式の動作を示すフローチャート図である。
【図8】 この発明の第4の実施形態における高速再起
動方式の構成を示す図である。
【図9】 この発明の第4の実施形態における高速再起
動方式の動作を示すフローチャート図である。
【図10】 この発明の第5の実施形態における高速再
起動方式の構成を示す図である。
【図11】 この発明の第5の実施形態における障害別
再起動方式指定手段の構成を示す図である。
【図12】 この発明の第5の実施形態における高速再
起動方式の動作を示すフローチャート図である。
【図13】 この発明の第6の実施形態における高速再
起動方式の構成を示す図である。
【図14】 この発明の第6の実施形態における高速再
起動方式の動作を示すフローチャート図である。
【図15】 この発明の第7の実施形態における高速再
起動方式の構成を示す図である。
【図16】 この発明の第7の実施形態における高速再
起動方式の動作を示すフローチャート図である。
【図17】 この発明の第8の実施形態における高速再
起動方式の構成を示す図である。
【図18】 この発明の第8の実施形態における高速再
起動方式の動作を示すフローチャート図である。
【図19】 この発明の第9の実施形態における高速再
起動方式の構成を示す図である。
【図20】 この発明の第9の実施形態における高速再
起動方式の動作を示すフローチャート図である。
【図21】 この発明の第10の実施形態における高速
再起動方式の構成を示す図である。
【図22】 この発明の第10の実施形態における高速
再起動方式の動作を示すフローチャート図である。
【図23】 従来例における高速起動方式の構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置、2 入出力装置、4 高速再起動要
求入力装置、11 主記憶装置、12 再起動開始手
段、13 高速再起動指定手段、14 実行制御手段、
15 初期化データ退避手段、16 初期化データ回復
手段、17 入出力装置停止手段、18 OSロード手
段、30 初期化データ領域ページ書き込み制御手段、
31 退避ページ記録手段、32 初期化データページ
退避手段、33 初期化データページ回復手段、51
OS障害検出手段、52 障害別再起動方式指定手段、
53 再起動方式判定手段、61 高速再起動記録手
段、71 初期化データ退避領域書き込み制御手段、8
1 入出力装置一時停止手段、82 入出力装置情報記
録手段、83 入出力装置動作再開手段、84 入出力
装置初期化手段、91 ファイル複写手段、92 ファ
イル複写完了記録手段、93 補助記憶装置、101
起動方式記録手段、102 起動方式取得手段、103
システムコールインタフェース、111 OSプログ
ラム領域、112初期化データ領域、113 非初期化
データ領域、114 初期化データ退避領域、115
RAMディスク、501 アプリケーションプログラ
ム。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主記憶装置上のオペレーティングシステ
    ム(以下OSという)の初期化データを初期化データ退
    避領域に退避するためのデータ退避手段と、 該情報処理装置に接続された入出力装置の停止制御を行
    う入出力装置制御手段と、 再起動の可否を指定し、OSプログラムの特定番地に制
    御を移す再起動制御手段と、 上記データ退避領域から初期化データを回復するための
    データ回復手段と、を備えるようにしたことを特徴とす
    る情報処理装置の高速再起動方式。
  2. 【請求項2】 主記憶装置上のOSの初期化データ領域
    への書き込み可否を制御する書き込み制御手段と、 該領域内への書き込みが発生した場合に書き込み箇所を
    含むページを上記初期化データ退避領域に退避するため
    のページデータ退避手段と、上記退避の行なわれたペー
    ジを記録する退避ページ記録手段と、 該情報処理装置に接続された入出力装置の停止制御を行
    う入出力装置制御手段と、 再起動の可否を指定し、OSプログラムの特定番地に制
    御を移す再起動制御手段と、 上記退避ページ記録手段により記録されたページデータ
    を初期化データ退避領域から回復するページデータ回復
    手段と、を備えるようにしたことを特徴とする情報処理
    装置の高速再起動方式。
  3. 【請求項3】 高速再起動要求を入力するための高速再
    起動要求入力装置を備えることにより、高速モードによ
    る再起動を可能としたことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の高速再起動方式。
  4. 【請求項4】 該情報処理装置の障害を検出する障害検
    出手段を備え、障害発生時に高速モードによる再起動を
    可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の情報処理装置の高速再起動方式。
  5. 【請求項5】 該情報処理装置の障害を検出する障害検
    出手段と、該情報処理装置の障害の種類毎に高速再起動
    の可否を指定する障害別再起動判定手段とを備え、障害
    発生時に該判定手段の判定内容に基づき再起動するよう
    にしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    情報処理装置の高速再起動方式。
  6. 【請求項6】 高速再起動の履歴を記録する再起動記録
    手段を備え、上記再起動記録手段に記録された同一障害
    による高速再起動の回数が一定数を越えた場合には、高
    速再起動を行なわないようにしたことを特徴とする請求
    項5記載の情報処理装置の高速再起動方式。
  7. 【請求項7】 初期化データ退避領域への書き込み制御
    を行う退避領域書き込み制御手段を備え、初期化データ
    の退避後に該退避領域書き込み制御手段により、初期化
    データ退避領域を書き込み禁止とするようにしたことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理装置
    の高速再起動方式。
  8. 【請求項8】 上記入出力制御手段は入出力装置の一時
    的停止及び再開機能を有し、 上記入出力制御手段から一時的に動作が停止された入出
    力装置の状態と構成情報を記録する入出力装置情報記録
    手段とを備えることにより、高速再起動時には入出力装
    置を一時的に停止し、該入出力装置情報記録手段に記録
    された入出力装置の状態と構成情報に基づき入出力装置
    の動作再開を行なうようにしたことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の情報処理装置の高速再起動方
    式。
  9. 【請求項9】 主記憶装置上の領域の一部をファイルシ
    ステムとして使用するRAMディスクと、 OS起動時に入出力装置あるいは補助記憶装置上のファ
    イルを上記RAMディスクへ複写するファイル複写手段
    と、 入出力装置あるいは補助記憶装置上のファイルがRAM
    ディスクへ複写されていることを記録する複写記録手段
    と、を備えるようにしたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の情報処理装置の高速再起動方式。
  10. 【請求項10】 現在動作中のOSが高速再起動方式に
    より起動されたものか否かを記録する起動方式記録手段
    と、 アプリケーションプログラムが上記起動方式記録手段に
    より記録された現在実行中のOSの起動方式を取得する
    起動方式取得手段と、を備えるようにしたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の情報処理装置の高速
    再起動方式。
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