JPH11248243A - 浴槽水ろ過装置 - Google Patents

浴槽水ろ過装置

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JPH11248243A
JPH11248243A JP10060713A JP6071398A JPH11248243A JP H11248243 A JPH11248243 A JP H11248243A JP 10060713 A JP10060713 A JP 10060713A JP 6071398 A JP6071398 A JP 6071398A JP H11248243 A JPH11248243 A JP H11248243A
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JP
Japan
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heat sterilization
bathing
water
sterilization mode
bathtub
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Application number
JP10060713A
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Inventor
Shingo Kimura
新悟 木村
Seishi Hanazawa
清史 花澤
Katsuya Kitayama
勝也 北山
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Gastar Co Ltd
Original Assignee
Gastar Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱殺菌のための高温湯が入浴者に触れるのを
防止できる浴槽水ろ過装置を提供する。 【解決手段】 浴槽1には循環回路10が接続されてい
る。循環回路10にはポンプ15,加熱部16,ろ過槽
18(ろ過部)が設けられている。循環回路10には、
高温湯供給手段20が接続されている。制御ユニット3
0(制御手段)では、常時ろ過運転を行い、周期的に熱
殺菌を行う。この熱殺菌の実行タイミングで入浴者が居
る時には、熱殺菌の実行を回避し、所定時間まって再び
熱殺菌の機会を窺う。入浴者の検出は、循環回路10に
設けた水位センサ22からの水位情報に基づいて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽水ろ過装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽を常時入浴可能にする浴槽水ろ過装
置は公知である。このろ過装置は、浴槽に接続される循
環回路と、この循環回路に設けられたポンプ,ろ過部,
加熱部とを備えている。このポンプを常時運転して湯
(浴槽水)を循環させ、ろ過部でろ過し、加熱部で加熱
することにより、常に清浄で所定温度の湯を浴槽に満た
すことができるようになっている。ところで、最近、上
記ろ過部のろ材中に、有害菌が繁殖する可能性が指摘さ
れている。そこで、ろ過部に高温湯を供給することによ
り、熱殺菌することができる装置が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、人が浴
槽に入っている時に上記熱殺菌を行ってしまうことがあ
った。これにより、熱殺菌に提供された高温湯が入浴中
の人に触れたり、熱殺菌に提供された高温湯が循環回路
に残っていて、それがろ過運転の際に浴槽中に吐出され
て人に触れたりすることがあり、入浴者に不快感を与え
ることがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、浴槽
に接続される循環回路と、循環回路に設けられたポンプ
およびろ過部と、ろ過部に高温湯を供給して熱殺菌を行
う高温湯供給手段と、を備えた浴槽水ろ過装置におい
て、さらに、人が入浴中であることを検出する入浴検出
手段と、制御手段とを備え、上記制御手段は、上記ポン
プを駆動して浴槽水を循環回路で循環させ、ろ過部でろ
過するろ過運転モードと、上記高温湯供給手段からろ過
部に高温湯を供給して熱殺菌を行う熱殺菌モードとを実
行し、上記入浴検出手段で入浴を検出した時には、熱殺
菌モードの実行を回避することを特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載の浴槽
水ろ過装置において、上記制御手段は、周期的に熱殺菌
モードを実行し、この熱殺菌モードの実行タイミングで
入浴検出手段からの情報を受け、この情報に基づいて熱
殺菌モードを実行するか否かを決定することを特徴とす
る。請求項3の発明は、請求項2に記載の浴槽水ろ過装
置において、上記制御手段は、入浴検出手段による入浴
検出に対応して熱殺菌モードの実行を回避した時には、
待機状態になり入浴検出手段からの入浴無しの情報を待
って熱殺菌モードを実行することを特徴とする。請求項
4の発明は、請求項3に記載の浴槽水ろ過装置におい
て、上記制御手段は、上記待機状態において、熱殺菌モ
ードの実行周期より短い時間間隔で、再び入浴検出手段
からの検出情報に基づいて熱殺菌モードを実行するか否
かを決定し、入浴無しの情報に応答して熱殺菌モードを
実行することを特徴とする。請求項5の発明は、請求項
3に記載の浴槽水ろ過装置において、上記制御手段は、
上記待機状態において、入浴検出手段からの検出情報を
常時監視し、入浴無しの情報に応答して、熱殺菌モード
を実行することを特徴とする。
【0006】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載の浴槽水ろ過装置において、上記制御手段は、
熱殺菌モード実行中に上記入浴検出手段が入浴を検出し
た時には、即座に熱殺菌モードの実行を停止することを
特徴とする。請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載の浴槽水ろ過装置において、上記入浴検出手段
が浴槽の水位を検出する水位センサを含み、制御手段
は、この水位センサの上昇を入浴と判断することを特徴
とする。請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれかに
記載の浴槽水ろ過装置において、上記高温湯供給手段
は、供給路を介して上記循環回路に接続されていること
を特徴とする。請求項9の発明は、請求項1〜7のいず
れかに記載の浴槽水ろ過装置において、上記高温湯供給
手段は、上記循環回路に設けられた加熱部を含み、循環
回路においてポンプ,ろ過部,加熱部よりも上流側と、
これらよりも下流側とが連絡路を介して接続され、この
循環回路と連絡路の接続部に流路切替手段が設けられて
おり、上記制御手段は、熱殺菌モードにおいて、浴槽水
が浴槽内を経ずに連絡路を通るようにして加熱部とろ過
部を繰り返し循環するように、流路切替手段を制御する
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図3を参照して説明する。図1に示すように、浴槽水
ろ過装置は循環回路10を備えている。この循環回路1
0の吸込端10aと吐出端10bは、浴槽1に接続され
ている。なお、これら吸込端10aと吐出端10bは、
浴槽1の上部開口から差し込んで、湯(浴槽水)に漬け
るようにしてもよい。
【0008】図2に示すように、吐出端10bは、浴槽
1内に臨む先端チップ11と、この先端チップ11の端
面に回動可能に取り付けられたフラップ12とを有して
いる。先端チップ11は、水平に延びる流路11aと、
やや斜め上向きに延びる流路11bとを、前方に向かっ
て順に有している。フラップ12は、実線で示すように
自重によって垂れ下がっており、流路11bを塞いでい
るが、流路11a,11bを経て湯が吐出された時に
は、破線で示すように、この水に押されて開くようにな
っている。この開き角度は、吐出される湯の流速によっ
て異なる。
【0009】上記循環回路10には、吸込端10aから
吐出端10bに向かって順に、ポンプ15と、電熱ヒー
タ16(加熱部)と、2位置3方弁17と、ろ過槽18
(ろ過部)と、紫外線殺菌機構19が設けられている。
上記3方弁17の第1,第2ポート17a,17bは、
循環回路10に接続されており、第3ポート17cは、
供給路21を介して給湯器20(高温湯供給手段)に接
続されている。
【0010】上記循環回路10においてポンプ15と電
熱ヒータ16との間には、温度センサ21と水位センサ
22が設けられている。さらにろ過装置は、制御ユニッ
ト30(制御手段)を備えている。この制御ユニット3
0は、内蔵するタイマの計時情報と上記温度センサ21
および水位センサ22からの検出情報に基づいて、ポン
プ15,電熱ヒータ16,3方弁17,給湯器20を制
御するようになっている。制御ユニット30には、後述
するろ過運転モードおよび熱殺菌モードを実行中である
ことをそれぞれ示すランプ31,32(モード表示手
段)が設けられている。
【0011】上記構成において、制御ユニット30で実
行される制御ルーチンを図3を参照して説明する。電源
オンに応答して、最初にろ過運転モードを実行する(ス
テップ101)。詳述すると、3方弁17のポート17
a,17bを接続し、ポンプ15を常時駆動させること
により、浴槽1の湯を図1において実線矢印で示すよう
に、循環回路10の吸込端10aから吸い込み、循環回
路10を循環させて、吐出端10bから吐出させる。そ
して、温度センサ21での検出温度が設定温度になるよ
うに、電熱ヒータ16での発熱量を制御する。これによ
り、浴槽1の湯温を常に設定温度に維持することができ
る。また、上記循環される湯がろ過槽18を通る際に汚
濁物質を除去するので、浴槽1の湯を清浄に維持するこ
とができる。
【0012】上記ろ過運転の最中は、ポンプ15への駆
動電圧を比較的長い周期で変化させる。例えば、数分の
周期でサイン曲線を描くように変化させる。これによ
り、循環回路10での湯の流速が周期的に変化し、ひい
ては吐出端10bから吐出される際の流速が変化する。
これにより、フラップ12の傾斜角度が周期的に変化
し、このフラップ12の傾斜角度に対応して湯の吐出方
向が変化する。具体的には、流速が高い時には、吐出方
向が水平に近くなり、流速が低い時には吐出方向が斜め
下向きになる。このように、吐出方向が変化するので、
吐出された湯で浴槽1中の湯を万遍なくかき混ぜること
ができ、浴槽1内での淀み部がなくなる。その結果、浴
槽1の湯を万遍なくろ過槽18に送ることができ、浴槽
1の湯の清浄度を高く維持することができる。
【0013】上記ろ過運転の最中に、内部タイマを用い
て周期的に例えば数分おきに水位センサ22での検出水
位を読み込む。すなわち、水位モニタ時刻に達したか否
かを判断し(ステップ102)、ここで否定判断の時に
はステップ101のろ過運転を継続し、肯定判断の時に
は、ポンプ15を停止し(ステップ103)、水位セン
サ22での検出水位を読み込み(ステップ104)、そ
れからポンプ15を再駆動する(ステップ105)。こ
のように、ポンプ15を一時停止して水位検出を行うの
は、水位センサ22が循環回路10に設けられた圧力セ
ンサからなるので、ポンプ15駆動による圧力変動を避
け、正確な圧力すなわち水位を検出するためである。
【0014】制御手段は、上記ろ過運転の合間に、内部
タイマを用いて周期的に例えば1日に1回程度、ろ過槽
18の熱殺菌を行う。すなわち、上記ステップ105の
後、熱殺菌時刻に達したか否かを判断し(ステップ10
6)、熱殺菌時刻(熱殺菌実行タイミング)に達するま
では、上記ステップ101のろ過運転を継続的に行うと
ともに、上記ステップ103〜105の水位検出を繰り
返し行う。ステップ106で熱殺菌時刻に達したと判断
した時には、上記水位センサ22での検出情報に基づい
て、浴槽1に入浴者が居るか居ないかを判断する(ステ
ップ107)。すなわち、検出された水位の経過を分析
し、検出水位が前回の検出水位に比べて閾値以上上昇し
た場合には、入浴者有りと判断する。なお、入浴者有り
と判断した前回の検出水位が今回も維持されている場合
にも、入浴者有りと判断する。また、制御開始からの検
出水位が維持されている場合、入浴者有りと判断した前
回の検出水位から閾値以上下降した場合、また閾値以上
下降した前回の検出水位を維持している場合には、入浴
者無しと判断する。なお、ここで検出水位の維持とは、
検出水位が上記閾値以上変化しないことを意味する。
【0015】上記ステップ107で入浴者無しと判断し
た時には、熱殺菌モードを実行する(ステップ10
8)。すなわち、3方弁17を切り替え、第1ポート1
7aを遮断し、第2,第3ポート17b,17cを接続
し、給湯器20から高温湯例えば65°C以上の温度の
湯を循環回路10に供給する。給湯器20がガス給湯器
の場合には、燃焼制御も行う。なお、ポンプ15は停止
させておく。循環回路10に供給された高温湯は、破線
矢印で示すように、ろ過槽18を通り、このろ過槽18
に収容されたろ材を熱殺菌する。熱殺菌に提供された高
温湯は、循環回路10の吐出端10bから浴槽1へと吐
出される。高温湯を外部に排出せず、浴槽1に戻すの
で、熱エネルギーと水の無駄を無くすことができる。こ
のように高温湯が浴槽1内に吐出されるが、上述した入
浴者が居ないことを確認して熱殺菌モードを実行するの
で、入浴者に不快感を与えることはない。
【0016】上記熱殺菌モードの実行中検出所定時間例
えば数十分継続され、ステップ101のろ過運転モード
に戻る。熱殺菌時刻を計るタイマは、この熱殺菌モード
の最終段階でクリアされ、再び計測を開始する。
【0017】上記ステップ107で入浴者有りと判断し
た時には、熱殺菌待機フラグをセットする(ステップ1
09)。この待機フラグセットに応答して、内部タイマ
が待機時間の計測を開始する。次に、ろ過運転モードを
再開する(ステップ110)。そして、待機時間が熱殺
菌実行の周期より短い所定時間例えば1時間経過したか
否かを判断し(ステップ111)、ここで否定判断して
いる間はステップ110のろ過運転モードを継続する。
ステップ111で肯定判断した時には、水位センサ22
の検出水位を読み込んで、この検出水位が前回よりも閾
値以上下降したか否か、すなわち入浴者無しに変わった
か否かを判断する(ステップ112)。ここで肯定判断
した場合には、上述したステップ108の熱殺菌モード
を実行した後、ステップ101のろ過運転モードに戻
る。
【0018】上記ステップ112で、入浴者有りと判断
した場合には、熱殺菌断念の処理をして(ステップ11
3)、ステップ101に戻る。熱殺菌断念処理とは、例
えば、熱殺菌時刻を計るタイマをクリアすることであ
る。これにより、前述した熱殺菌の周期だけ待って、再
度熱殺菌モード実行を図ることになる(ステップ106
参照)。なお、熱殺菌断念処理は、断念フラグをセット
して、例えば通常の熱殺菌の周期の半分の周期で熱殺菌
時刻となるようにしてもよい。
【0019】上記制御ルーチンにおいて、上記ステップ
112で入浴者有りと判断した時に、ステップ109に
戻ってもよい。この場合、熱殺菌されるまで、ステップ
110,111,112を繰り返し実行する。
【0020】上記水位センサ22は、循環回路10では
なく浴槽1に設置して、浴槽1の水位を検出するように
してもよい。この場合、水位センサ22がポンプ15駆
動の影響を受けないので、制御ユニット30は、ろ過運
転モードを継続しながら水位センサ22からの検出水位
を実質的に常に監視することができる。すなわち、図4
の制御ルーチンを非常に短い周期例えば10秒間隔で実
行する。詳述すると、水位センサ22の検出水位を読み
込み(ステップ201)、この検出水位がそれ以前の水
位より閾値以上上昇しているか否かを判断する(ステッ
プ202)。肯定判断した場合には、入浴フラグをセッ
トして(ステップ203)、このルーチンを終了する。
ステップ202で否定判断した時には、上記検出水位が
それ以前の水位より閾値以上下降しているか否かを判断
する(ステップ204)。ここで肯定判断した場合に
は、入浴フラグをクリアして(ステップ205)、この
ルーチンを終了する。ステップ204で否定判断した時
には、フラグ状態を変更することなく、このルーチンを
終了する。
【0021】上記制御ユニット30は、図4のルーチン
と並行して、図5のルーチンも実行する。すなわち、前
述の実施形態と同様のろ過運転モードを実行し(ステッ
プ210)、熱殺菌時刻に達したら(ステップ21
1)、入浴フラグがクリアされているか否かを判断し
(ステップ212)、肯定判断した時、すなわち入浴者
無しと判断した時には、前述と同様の熱殺菌モードを実
行する(ステップ213)。また、ステップ212で否
定判断された時、すなわち入浴者有りと判断した時に
は、ろ過運転モードを実行し(ステップ214)、ステ
ップ212に戻る。すなわち、入浴者無しの状態になる
まで、ろ過運転モードを継続して待機した状態となり、
入浴者無しとなった時点で、即座にステップ213の熱
殺菌モードを実行する。
【0022】図3のルーチンのステップ108または図
5のルーチンのステップ213の代わりに、図6のステ
ップ213a〜213cを実行してもよい。詳述する
と、熱殺菌モードを実行している最中に(ステップ21
3a)、入浴フラグがクリアされているか否か判断し、
否定判断の時、すなわち入浴者有りと判断が変わった時
には、熱殺菌モードを即座に中止してステップ210の
通常ろ過運転に戻る。そして、入浴フラグがクリアされ
ていることを条件に、熱殺菌モードを継続し、所定時間
に達したらステップ213cで肯定判断したステップ2
10に戻る。
【0023】図7は、浴槽水ろ過装置の他の形態を示
す。ここで、図1に対応する構成部については同番号を
付してその説明を省略する。このろ過装置では、給湯器
は接続されておらず、電熱ヒータ16が高温湯供給手段
となる。すなわち、循環回路10には、2位置3方弁4
0が設けられている。この3方弁40の第1ポート40
aは、循環回路10の吸込端10aに接続され、第2ポ
ート40bは、ポンプ15吸込側に接続されており、第
3ポート40cは、連絡路41を介して、循環回路10
の吐出端10bに接続されている。
【0024】ろ過運転モードでは、第1,第2ポート4
0a,40bが接続され、第3ポート40cが遮断され
ており、前述の実施形態と同様に湯が循環してろ過と加
熱が行われる(実線矢印参照)。熱殺菌モードでは、第
2ポート40bと第3ポート40cが接続され、第1ポ
ート40aが遮断される。この状態でポンプ15が駆動
すると、循環回路10内の限られた量の湯が、ポンプ,
伝熱ヒータ16,ろ過槽18,連絡路41を通って循環
し(破線矢印参照)、この湯が電熱ヒータ16を繰り返
し通って加熱されることにより、高温湯となり、ろ過槽
18を熱殺菌する。図7の装置において、図3の制御ル
ーチンを実行してもよいし、図4,図5のルーチンを実
行してもよいし、これらルーチンの一部を図6のステッ
プで置き換えてもよい。図7の装置では、熱殺菌モード
の時に高温湯が浴槽1中に一部だけ吐出される、また、
この熱殺菌モード終了直後のろ過運転の際に、循環回路
10に蓄えられていた高温湯が浴槽1に吐出される。上
記のように、入浴中の熱殺菌を実行しないので、この吐
出された高温湯に入浴者が触れる可能性を無くすか減じ
ることができる。
【0025】本発明は上記実施形態に制約されず、種々
の形態が可能である。例えば入浴検出手段は、浴室に人
が入ったことを検出する赤外線センサであってもよい
し、浴室の照明の点灯に応答して入浴を検出してもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、入浴している時に熱殺菌の実行を回避するの
で、熱殺菌のために提供る高温湯が入浴者に触れる可能
性を無くすか最小限にすることができる。請求項2の発
明によれば、制御手段で熱殺菌を周期的かつ自動的に行
うことができ、人手を煩わさない。しかも、この熱殺菌
実行タイミングで入浴の有無を確かめるので、請求項1
の効果を確保することができる。請求項3の発明によれ
ば、熱殺菌実行タイミングで入浴中であれば待機して、
熱殺菌の機会を窺うので、熱殺菌の機会が著しく減じら
れるのを防止することができる。請求項4の発明によれ
ば、熱殺菌実行タイミングで入浴中であれば、所定時間
待って再び入浴検出手段からの情報を得て熱殺菌の機会
を持つので、請求項3の効果を確保することができる。
これは、入浴検出手段により検出が、ろ過運転の一時中
断を伴う場合に特に有効である。請求項5の発明によれ
ば、熱殺菌実行タイミングで入浴中であれば、常時入浴
検出手段からの情報を得て熱殺菌の機会を持つので、請
求項3の効果を確保することができるとともに、比較的
早い時期に熱殺菌を行うことができる。これは、入浴検
出手段により検出が、ろ過運転の一時中断を伴なわない
場合に特に有効である。請求項6の発明によれば、熱殺
菌実行中でも、入浴者がある時には即座に熱殺菌を停止
するので、より一層確実に、請求項1の効果を得ること
ができる。請求項7の発明によれば、浴槽水位を検出す
る水位センサにより入浴検出を行うので、構成が簡単で
あるとともに、確実に入浴を検出できる。請求項8の発
明によれば、循環回路に供給路を介して高温湯供給手段
を接続する構成において、請求項1〜7の効果を得るこ
とができる。請求項9の発明によれば、循環回路に高温
湯供給手段を組み込んだ構成において、請求項1〜7の
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる浴槽水ろ過装置の
概略システム図である。
【図2】同装置の循環回路の吐出端構造を拡大して示す
断面図である。
【図3】同装置の制御ユニットで実行される制御ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図4】他の制御形態のためのルーチンの一部を示すフ
ローチャートである。
【図5】図4のルーチンと並行して実行されるルーチン
を示すフローチャートである。
【図6】図3,図5のルーチンの一部と置換可能なステ
ップを示すフローチャートである。
【図7】他の実施形態をなす浴槽水ろ過装置の概略シス
テム図である。
【符号の説明】
1 浴槽 10 循環回路 10a 吸込端 10b 吐出端 15 ポンプ 16 電熱ヒータ(加熱部,高温湯供給手段) 18 ろ過槽(ろ過部) 20 給湯器(高温湯供給手段) 21 供給路 22 水位センサ(入浴検出手段) 30 制御ユニット(制御手段) 40 3方弁(流路切替手段) 41 連絡路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽に接続される循環回路と、循環回路
    に設けられたポンプおよびろ過部と、ろ過部に高温湯を
    供給して熱殺菌を行う高温湯供給手段と、を備えた浴槽
    水ろ過装置において、 さらに、人が入浴中であることを検出する入浴検出手段
    と、制御手段とを備え、 上記制御手段は、上記ポンプを駆動して浴槽水を循環回
    路で循環させ、ろ過部でろ過するろ過運転モードと、上
    記高温湯供給手段からろ過部に高温湯を供給して熱殺菌
    を行う熱殺菌モードとを実行し、上記入浴検出手段で入
    浴を検出した時には、熱殺菌モードの実行を回避するこ
    とを特徴とする浴槽水ろ過装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、周期的に熱殺菌モード
    を実行し、この熱殺菌モードの実行タイミングで入浴検
    出手段からの情報を受け、この情報に基づいて熱殺菌モ
    ードを実行するか否かを決定することを特徴とする請求
    項1に記載の浴槽水ろ過装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、入浴検出手段による入
    浴検出に対応して熱殺菌モードの実行を回避した時に
    は、待機状態になり入浴検出手段からの入浴無しの情報
    を待って熱殺菌モードを実行することを特徴とする請求
    項2に記載の浴槽水ろ過装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記待機状態におい
    て、熱殺菌モードの実行周期より短い時間間隔で、再び
    入浴検出手段からの検出情報に基づいて熱殺菌モードを
    実行するか否かを決定し、入浴無しの情報に応答して熱
    殺菌モードを実行することを特徴とする請求項3に記載
    の浴槽水ろ過装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記待機状態におい
    て、入浴検出手段からの検出情報を常時監視し、入浴無
    しの情報に応答して、熱殺菌モードを実行することを特
    徴とする請求項3に記載の浴槽水ろ過装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、熱殺菌モード実行中に
    上記入浴検出手段が入浴を検出した時には、即座に熱殺
    菌モードの実行を停止することを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の浴槽水ろ過装置。
  7. 【請求項7】 上記入浴検出手段が浴槽の水位を検出す
    る水位センサを含み、制御手段は、この水位センサの上
    昇を入浴と判断することを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の浴槽水ろ過装置。
  8. 【請求項8】 上記高温湯供給手段は、供給路を介して
    上記循環回路に接続されていることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれかに記載の浴槽水ろ過装置。
  9. 【請求項9】 上記高温湯供給手段は、上記循環回路に
    設けられた加熱部を含み、循環回路においてポンプ,ろ
    過部,加熱部よりも上流側と、これらよりも下流側とが
    連絡路を介して接続され、この循環回路と連絡路の接続
    部に流路切替手段が設けられており、 上記制御手段は、熱殺菌モードにおいて、浴槽水が浴槽
    内を経ずに連絡路を通るようにして加熱部とろ過部を繰
    り返し循環するように、流路切替手段を制御することを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の浴槽水ろ過
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137818A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 株式会社ノーリツ 熱源機および風呂装置
CN110143641A (zh) * 2019-04-12 2019-08-20 广东万家乐燃气具有限公司 一种热水设备的巡航杀菌方法及热水设备
JP2022084927A (ja) * 2018-03-15 2022-06-07 株式会社コロナ 風呂給湯装置

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JP2022084927A (ja) * 2018-03-15 2022-06-07 株式会社コロナ 風呂給湯装置
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