JPH11247756A - 液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出装置

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JPH11247756A
JPH11247756A JP4802698A JP4802698A JPH11247756A JP H11247756 A JPH11247756 A JP H11247756A JP 4802698 A JP4802698 A JP 4802698A JP 4802698 A JP4802698 A JP 4802698A JP H11247756 A JPH11247756 A JP H11247756A
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piston
cylinder
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plunger
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Hiroki Oda
洋樹 織田
Masahiro Konishi
正宏 小西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダ内に液体を吸入する際の気泡発生を
抑える。 【解決手段】 プランジャ32の先端部にはチェック弁
35を装着する。プランジャ32内には、吸入ポート4
0を設け、ダックビル部41のスリットが開く状態で、
シリンダ内に樹脂槽33から液状樹脂が流入可能にな
る。プランジャ32が上昇してシリンダ31内部の圧力
を大きく低下させないうちに液状樹脂が供給されるの
で、気泡の発生を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状樹脂などの液
体を充填するためなどに吐出する液体吐出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば発光ダイオード(L
ED)などの光半導体素子は、透明な合成樹脂中に封入
して使用される。合成樹脂は、液体状態で型に流し込ま
れ、硬化してパッケージを形成する。図10には、シリ
ンダ、プランジャ、逆止弁および開閉弁を同軸上に配列
しないダブルチェック弁方式の液体吐出機構として公知
の技術として、半導体素子封入のためのポッティングを
行う液状樹脂注型機に用いる液状樹脂吐出装置の基本的
な構成を示す。シリンダ1の内部の空洞部には、プラン
ジャ2が挿入され、軸線2a方向に往復移動可能であ
る。プランジャ2の先端とシリンダ1の内壁とで囲まれ
る空間は計量室となり、樹脂槽3に貯留されている液状
樹脂を吸入し、ノズル4から一定量ずつ吐出させること
ができる。樹脂槽3とシリンダ1との間には逆止弁であ
るチェック弁5が設けられ、液状樹脂が樹脂槽3からシ
リンダ1に供給される方向に開き、シリンダ1から樹脂
槽3に戻る方向には閉じる。シリンダ1とノズル4との
間にもチェック弁6が設けられ、液状樹脂がシリンダ1
内からノズル4を通って外部に吐出される方向に開き、
ノズル4からシリンダ1内に戻る方向には閉じる。な
お、チェック弁5,6は、電磁弁やばねを用いるものが
一般的である。
【0003】その他の従来の技術として、弾性パイプを
用いる吐出機構として、実公平3−26946がある。
また本件出願人による特願平8−296428では、図
10のノズル4側のチェック弁6を、ゴム材料で形成
し、ダックビル状の部分が開閉するように構成してい
る。また図10に示すような液体吐出装置は、液状樹脂
ばかりではなく、接着剤やシール剤など、各種液体の定
量吐出などにも使用されている。
【0004】図11は、図10に示すような液体吐出装
置で液状樹脂を計量しながら吐出し、発光ダイオード
(以下、「LED」と略称することもある)の封止を行
ってパッケージを形成している状態を示す。LED10
の発光素子11は、リードフレーム12,13の一方に
ダイボンディングされ、他方に金(Au)線などのボン
ディングワイヤ14を介して電気的に接続される。パッ
ケージ15は、発光素子11、リードフレーム12,1
3およびボンディングワイヤ14を気密に封止し、かつ
発光素子11から発生する光11aを外部に有効に取出
すことができるように、前述のように透明なエポキシ樹
脂などを液体状態で注型し、硬化させて形成する。パッ
ケージ15は、液状樹脂を注型して形成するので、内部
に気泡16が生じたり、注型の過程で巻き込む可能性が
ある。気泡16がパッケージ15中に生じていると、外
周付近では外観不良の原因となり、発光素子11付近で
は信頼性の影響などから歩留りや品質低下の原因とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すように、
液状樹脂を注型して半導体素子のパッケージ15を製造
する際には、気泡16の発生を抑える必要がある。この
ような気泡16は、高い真空度の計量室中へ一気に樹脂
を吸入する場合に発生しやすく、図10に示すような吐
出装置のようにダブルチェック弁を有する場合、低い真
空度にて(少ストーク)、液状樹脂を複数回に分けて計
量室内に吸入することによって、発生を防止することが
できるけれども、時間がかかる。
【0006】図12は、特願平8−296428に示す
ような液体吐出装置を用いて高真空度から一気に樹脂吸
入する際に、気泡が発生するメカニズムを示す。図12
(a)は、シリンダ1からプランジャ2を退出させて、
計量室20内に液状樹脂21を樹脂槽3から供給してい
る状態を示す。図12(b)は、プランジャ2をシリン
ダ1内に進入させて、計量室20内の液状樹脂21をノ
ズル4から吐出させている状態を示す。この際に、計量
室20内の液状樹脂21は、プランジャ2によって加圧
されるので、チェック弁6は開き、液状樹脂21が計量
室20からノズル4側に流出することができる。プラン
ジャ2の先端部分には、シリンダ1との摺動部分をシー
ルするためのプランジャシール22が装着されている。
図12(c)は、プランジャ2をシリンダ1内から退出
させて、計量室20内を減圧している状態を示す。チェ
ック弁6は弾性体材料によって成形されており、減圧の
有無によらず、常に閉状態である。プランジャ2がシリ
ンダ1から退出して、プランジャシール22がシリンダ
1の内壁から離れる状態で、図12(a)に示すように
液状樹脂21が計量室20内に樹脂流れ23に示すよう
に流れ込む。
【0007】液状樹脂21中に気泡が発生するメカニズ
ムとしては、先ず図12(b)のようにシリンダ1内に
プランジャ2を押し下げて、ノズル4から吐出樹脂24
を注型機に供給した後、図12(c)に示すように、プ
ランジャ2を引き上げると、チェック弁6とプランジャ
2の先端部との間の計量室20が真空状態25となり、
残留樹脂26中に存在する低沸点成分の気泡27を発生
させることが考えられる。この減圧による気泡量は、液
状樹脂21の計量室20への吸入量が多いほど、プラン
ジャ2の異動量が大きくなるため、計量室20内の減圧
度合が高くなり、気泡27の発生がしやすくなる。ま
た、図12(a)に示すように、減圧して真空状態25
とした計量室20内に、樹脂槽3から樹脂流れ23を形
成して液状樹脂21を供給する際にも、液状樹脂21の
流速によって、圧力差が発生し、液状樹脂21中に気泡
28が発生する。
【0008】減圧や樹脂流れによる気泡27,28の発
生は、前述のような品質や信頼性の直接的な影響の他
に、液状樹脂21の吐出の際、液状樹脂21へかかる圧
力が気泡27,28の緩衝作用で減圧されるので、吐出
樹脂24の定量性にも悪影響を及ぼし、注型機によるポ
ッティングのために供給される吐出樹脂24の量が減少
して品質低下の原因となる。
【0009】本発明の目的は、シリンダ内での気泡の発
生を防ぐことができ、気泡のない液体を吐出することが
できる液体吐出装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピストンの往
復移動によって、シリンダ内に液体を吸入し、シリンダ
の一端の吐出ポートからシリンダ外に液体を吐出する液
体吐出装置において、シリンダ内壁とピストン外壁との
間に、液体を計量室内へ取込むべく、ピストン先端部に
液体吸入ポートを形成し、また、シリンダ内の液体の圧
力が吸入ポート内の圧力より低下するとき、すなわちピ
ストン上昇時に開き、ピストン下降時には逆流しないよ
うな逆止弁をピストン先端に備えることを特徴とする液
体吐出装置である。
【0011】本発明に従えば、シリンダ内でピストンを
往復移動させ、シリンダ内に吸入した液体を、シリンダ
の一端の吐出ポートからシリンダ外に吐出する液体吐出
装置のシリンダに臨むピストン先端部は逆止弁が装着さ
れる。なお、ピストンには、プランジャも含むものとす
る。ピストン内部には、シリンダ外部からピストン先端
部に連通する吸入ポートが形成される。逆止弁は、シリ
ンダ内の流体の圧力が吸入ポート内の圧力より低下する
ときに開き、他の状態では閉じる。ピストンを上昇させ
る際には、シリンダ内の液体の圧力が吸入ポート内の圧
力よりも低下するので、逆止弁が開き、液体がシリンダ
外部からピストン先端部の吸入ポートを通ってシリンダ
内に供給される。したがって、シリンダ内の減圧による
真空状態はほとんど生じないので、シリンダ内に残留す
る液体からの気泡発生を抑えることができる。また、シ
リンダ内の圧力が小さくなれば、逆止弁が開いてシリン
ダ外部からピストン内部の吸入ポートを通って液体がシ
リンダ内に供給される流速は小さく、流れに伴って発生
する圧力差も小さくなって気泡の発生を抑えることがで
きる。
【0012】また本発明で前記逆止弁は、弾性体材料に
よって形成され、圧力差に応じて開閉する舌状部と、前
記シリンダとの摺動面をシールするシール部とを有する
ことを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、逆止弁を弾性体材料で形
成し、圧力差に応じて開閉する舌状部で逆止弁としての
機能を実現するので、弁体をばねで一方向に付勢する形
式の逆止弁などに比較して、洗浄が容易であり、異なる
液体の吐出への切換えも容易である。弾性体材料によっ
て形成される逆止弁にはシリンダとの摺動面をシールす
るシール部も有するので、多連化する場合の加工誤差等
を吸収し、確実な吐出を行うことができる。
【0014】また本発明で前記ピストン先端部には、逆
止弁保持用の凹部が形成され、前記逆止弁には、該凹部
に嵌合する凸部が形成されていることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、弾性体材料によって形成
される逆止弁は、ピストン先端部に形成される逆止弁保
持用の凹部に、凸部を嵌合させてピストン先端部に保持
することができる。逆止弁を変形させて嵌合部をピスト
ン先端部の凹部から外せば、逆止弁をピストン先端部か
ら容易に取外すことができ、ピストンや逆止弁の洗浄あ
るいは逆止弁の交換などの作業を容易に行うことができ
る。
【0016】また本発明は、前記吐出ポートに、前記ピ
ストンの往復移動に同期して、前記ピストン先端部と前
記シリンダの内壁とで囲まれる容積の減少および増加に
応じ、開および閉にそれぞれ変化する開閉弁を備えるこ
とを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、シリンダから液体を吐出
する吐出ポートに開閉弁を設け、ピストンの往復移動に
同期して開閉させるので、シリンダから液体の吐出の際
には開いて液体を確実に吐出させ、シリンダ内への液体
の吸入の際には閉じてピストン先端部に装着する逆止弁
を開いての液体の供給を確実に行わせることができる。
【0018】また本発明で前記開閉弁は、逆止弁である
ことを特徴とする。本発明に従えば、吐出ポートに備え
る開閉弁が逆止弁であるので、外部からの操作を要せ
ず、自動的にピストンの往復移動に対応する開閉動作を
行うことができる。
【0019】また本発明で前記開閉弁は、前記液体の流
路となり、可撓性を有するチューブと、チューブの外部
に設けられ、チューブを挟んで液体の流路を閉じ、チュ
ーブを開放して液体の流路を開くピンチ部材とを含むこ
とを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、吐出ポートに備える開閉
弁を、液体の流量となるチューブをピンチ部材で開閉す
る構成としているので、ピンチ部材の作動状態を外部か
ら制御することによって、容易にピストンの往復移動と
同期した制御を行うことができる。
【0021】また本発明は、前記ピストン、前記シリン
ダ、前記逆止弁および前記開閉弁が同軸上に配置される
吐出ユニットを複数組と、該複数組の吐出ユニットをマ
トリクス状に配列させる状態で支持する支持手段と、該
複数組の吐出ユニットのシリンダに対し、ピストンを同
時に往復移動させる移動手段とを含むことを特徴とす
る。
【0022】本発明に従えば、ピストン、シリンダ、逆
止弁および開閉弁を同軸上に配置する吐出ユニットを複
数組支持手段にマトリクス状に配列させて支持するの
で、吐出ユニット間の間隔を狭め、高密度で吐出ユニッ
トを配列することができる。複数組の吐出ユニットのシ
リンダには、移動手段によってピストンが同時に往復移
動させることができるので、複数のノズルから同時に液
体の吐出を行うことができる。
【0023】また本発明は、前記ピストン、前記シリン
ダ、前記逆止弁および前記開閉弁が同軸上に配置される
吐出ユニットを複数組と、該複数組の吐出ユニットをマ
トリクス状に配列させる状態で支持する支持手段と、該
複数組の吐出ユニットのシリンダに対し、ピストンを同
時に往復移動させる移動手段と、前記ピンチ部材による
前記チューブの開閉を、マトリクスを構成する各列を一
括して行う開閉手段とを含むことを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、ピストン、シリンダ、逆
止弁およびチューブとピンチ部材とから成る開閉弁を同
軸上に配置する吐出ユニットを複数組支持手段にマトリ
クス状に配列し、ピストンを同時に往復移動させるの
で、複数のノズルからの吐出を同時に行うことができ
る。ピンチ部材によるチューブの開閉は、マトリクスを
構成する各列を一括して行うので、液体の吐出のタイミ
ングを一括して調整することができる。
【0025】また本発明で前記移動手段は、前記ピスト
ンの移動方向についてのピストンの相対的な位置を、各
シリンダ毎に調整可能であることを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、移動手段がピストンを移
動させる際に、ピストンの移動方向についての相対的な
変位を各ピストン毎に調整可能であるので、加工誤差を
吸収することができる。
【0027】また本発明は、前記ピストンの移動量を制
御して、前記吐出ポートからの液体の吐出量を制御する
制御手段を備えることを特徴とする。
【0028】本発明に従えば、制御手段によってピスト
ンの移動量を制御して吐出ポートからの液体の吐出量を
制御するので、定量の液体の吐出を行うことができ、た
とえば液状樹脂の注型などの際に、一定量ずつの液状樹
脂の吐出を容易に行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
液体吐出装置30の基本的な構成を示す。図1(a)
は、シリンダ31に対してプランジャ32を停止してい
る状態を示す。図1(b)は、プランジャ32をシリン
ダ31から引上げて退出させている状態を示す。図1
(c)は、プランジャ32をシリンダ31内に押し下げ
て侵入させている状態を示す。シリンダ31の内周面と
プランジャ32の外周面との間には隙間があり、シリン
ダ31の上方に設ける樹脂槽33から液状樹脂が容易に
流入することができる。シリンダ31の下方には、ノズ
ル34が装着され、シリンダ31内の液状樹脂が外部に
吐出される。プランジャ32の先端部には、フッ素ゴム
などの弾性体で成形されたチェック弁35が装着され
る。シリンダ31とノズル34との間には、開閉弁であ
るピンチバルブ36が設けられる。ピンチバルブ36
は、シリコンなどの可撓性があるゴムあるいは樹脂材料
で形成されるチューブ37を、ローラ38と背板39と
で挟んで開閉を行う。プランジャ32の先端部分の内部
には吸入ポート40が形成され、プランジャ32の先端
部中央から軸線に沿って形成される通路40aと、その
通路40aから外周面に放射状に延びるように形成され
る通路40bとを含む。
【0030】チェック弁35は、プランジャ32の先端
部の外周に形成される溝41に嵌合する嵌合部42を有
する。嵌合部42は、チェック弁35の基端部から径方
向の内方に突出して形成される。チェック弁35には、
径方向の外方に突出するシール部43も形成され、プラ
ンジャ32の外周面とシリンダ31の内周面との間の隙
間をシールする。シリンダ31とプランジャ32との間
には、液状樹脂の流路として、大きな隙間が設定され
る。ゴム材のシール部43によって、この隙間が大きく
ても確実にシールすることができるので、多連化すると
きの加工誤差で、プランジャ32の取付ピッチ誤差やシ
リンダ31の孔ピッチ加工誤差等があっても、確実にシ
ールを行い、摺動抵抗の減少と、隙間を通しての液状樹
脂の供給とを容易に行うことができる。チェツク弁35
の先端にはダックビル部44が形成され、シリンダ31
内の液状樹脂の圧力と吸入ポート40内の液状樹脂の圧
力との差に応じてスリットが開閉する。チェック弁35
は弾性体で形成するので、容易に洗浄することができ、
LEDに色違い樹脂を使用するときの準備も容易とな
る。一般的にばねを使用するチェック弁では、洗浄は困
難である。
【0031】チューブ37は、シリンダ31の下端に装
着する吐出ポート部材の45の下端に接続される。吐出
ポート部材45は、シリンダ31の下端部に挿入され、
挿入部にはOリング46によるシールが行われる。ノズ
ル34は、ノズル取付板48に取付けられ、チューブ3
7の下端に接続される。ノズル34は、多連化する際の
位置精度を確保するため、金属にて加工される。万一、
モールド加工型と衝突しても、衝撃の際にモールド型を
傷つけないように、フッ素樹脂などによるカバー49を
取付ている。プランジャ32の軸線32aとノズル34
の軸線34aは同軸であり、吐出ポート部材45も同一
の軸線上に配置される。
【0032】図1(b)では、プランジャ32を引き上
げて液状樹脂を樹脂槽33からシリンダ31内に供給す
る状態を示す。このとき、ピンチバルブ36は、ローラ
38と背板39との間でチューブ37を挟んで閉じた状
態にする。チェツク弁35のダックビル部44は、シリ
ンダ31内の液状樹脂の圧力が低下し、次の第1式の関
係が成立するようになるので、開いた状態となる。
【0033】 P0 − P1 > P3 …(1) ここで、P0は樹脂槽33の圧力であり、通常は大気圧
である。樹脂槽33を加圧すると、その圧力となる。P
1は、ダックビル部44が開く圧力差である。P3は、
チェツク弁35とピンチバルブ36との間に形成される
シリンダ31およびチューブ37内の計量室の圧力であ
る。第1式が満たされると、ダックビル部44のスリッ
トが開き、樹脂槽33内の液状樹脂が、シリンダ31の
内周面とプランジャ32の外周面との間の隙間から吸入
ポート40を通り、シリンダ31内の計量室に供給され
る。ただしシリンダ31の上昇速度を速くし過ぎると、
計量室内の圧力P3が一気に減圧されるので、急激な圧
力差によって気泡が発生する恐れがある。
【0034】図1(c)は、シリンダ31内の計量室に
吸入された液状樹脂を、プランジャ32を下降させるこ
とによって、ノズル34から吐出させる状態を示す。こ
のときには、ピンチバルブ36のローラ38を背板39
から離し、チューブ37を開いておく。吸入ポート40
内の圧力P0よりも計量室内の圧力P3の方が大きくな
る。チェツク弁35は、弾性体材料で成形されており、
そのダックビル部44は閉じている。プランジャ32の
下降で計量室内の液状樹脂をノズル34から外部に吐出
させることができる。このとき、プランジャ32の外周
面とシリンダ31の内周面との間に形成され、チェツク
弁35のシール部43で封止される空間の体積も、プラ
ンジャ32の下降とともに増大するけれども、この部分
には樹脂槽33から液状樹脂が供給される。また、下降
速度が過大になると、チェツク弁35のダックビル部4
4が変形して、逆止弁としての機能を果さなくなる可能
性もあるのでプランジャ32の下降速度も適正な範囲に
止める必要がある。
【0035】図2は、図1の液体吐出装置30の吐出ユ
ニットとして、複数配列する液体樹脂注型機50の概略
的な構成を示す。図1の液体吐出装置30のシリンダ3
1は、シリンダ板51に取付けられ、プランジャ32は
プランジャ取付板52にそれぞれ取付けられる。樹脂槽
33に対しては、供給ポート53に樹脂供給槽54から
樹脂供給管55を介して液状樹脂が供給される。樹脂供
給槽54へは、原料樹脂供給管56から、液状樹脂の主
剤や硬化剤等の原料がすでに配合、脱泡された混合完樹
脂が投入される。液状樹脂は、注型された後、たとえば
加熱などによって硬化する。
【0036】図3は、図2に示すような液状樹脂注型機
50に用いるモールド治具60の構成を示す。モールド
治具60には液状樹脂注型機50のノズル34の配置に
対応するモールド型として、パッケージ注型ワーク61
が設けられる。ただし、たとえば図11に示すLED1
0のパッケージ15をポッティングによって形成する際
には、各パッケージ注型ワーク61内に発光素子11を
装着すると、フレームが邪魔となって注型しにくくなる
ので、一般的にはポッティング後に、ボンディングワイ
ヤ14によるワイヤボンドを行ったリードフレーム1
2,13を装着する。ポッティングは、ノズル34から
液状樹脂を吐出して行う。各パッケージ注型ワーク61
に対して液状樹脂のポッティングを行い、発光素11お
よびリードフレーム12,13等を液状樹脂中に挿入し
た後は、モールド治具60を加熱硬化装置に挿入して樹
脂の硬化を行わせる。図1に示すように、液体吐出装置
30による吐出ユニットの各部を同軸上に配置すると、
パッケージ注型ワーク60の配列ピッチPを小さくする
ことができる。
【0037】図4および図5は、図3に示すモールド治
具60に対して液状樹脂の吐出を行う液状樹脂注型機5
0の正面図および側面図をそれぞれ示す。シリンダ板5
1内には、ヒータ62を挿入し、シリンダ内を加熱使用
することによって、液状樹脂の粘度を低下させることが
できる。一般に液体の粘度を低下させれば、液体自身の
流れによる圧力差の発生を小さくし、気泡の巻き込みを
低減させることができる。樹脂槽33には、液面センサ
63を設け、樹脂槽33内に貯留される液状樹脂の量を
調整する。液状樹脂の液面は、上限用の液面センサ63
aと下限用の液面センサ63bとによって管理される。
【0038】プランジャ取付板52は、支柱64に沿っ
て移動する移動部材65に連結される。移動部材65
は、支柱64に沿って設けられる駆動軸66によって昇
降変位を行う。駆動軸66は、たとえばボールねじであ
り、その上端に取付ける従動プーリ67を、ベルト68
を介して駆動する駆動プーリ69を出力軸に取付けたパ
ルスモータ70で回転駆動する。パルスモータ70の角
変位量を制御することによって、プランジャ取付板52
の移動量を調整し、ノズル34からの液状樹脂の吐出量
を制御することができる。なお、移動部材65およびプ
ランジャ32については、最も上昇した位置と下降した
位置とを示す。
【0039】移動部材65とプランジャ取付板52との
間には、微調整ボルト71、微調整ナット72およびば
ね73を含む微調整機構が設けられる。微調整機構は、
各プランジャ32のプランジャ取付板52への取付位置
を上下方向で個別に調整することができる。また、各ピ
ンチバルブ36のローラ38は、たとえばエアシリンダ
などを含むローラ移動機構74で同時に移動させ、チュ
ーブ37の開閉を行うことができる。
【0040】図6は、図1(b)に示すようにプランジ
ャ32をシリンダ31から退出させて液状樹脂をシリン
ダ31内の計量室に吸入する際のプランジャ32の上昇
速度と発生する気泡の大きさとの関係を示す。シリンダ
31の内径は約4mmであり、プランジャ32が移動す
る長さは約16mmである。液状樹脂の粘度は約500
cpsである。目視で発泡が認められない限度である
0.05以下の気泡の範囲となるのは、斜線を施して示
すようなプランジャ32の上昇速度が1.25mm/s
ec以下の範囲である。したがってこの範囲が最適条件
範囲となる。なお、図1(c)に示すように、プランジ
ャ32を下降させて液状樹脂を吐出する際の最適な下降
速度は、約2.5mm/secであることが判明してい
る。
【0041】図7は、本発明の実施の第2形態の概略的
な構成を示す。本実施形態で、図1に示す実施の第1形
態の液体吐出装置30に対応する部分には同一の参照符
を付し、重複した説明を省略する。本実施形態では、シ
リンダ31の下方に直接ノズル75を装着し、ノズル7
5の軸線75aはプランジャ32の軸線32aと合わせ
る。ノズル75の上端には、ノズル部チェック弁76を
設ける。ノズル部チェック弁76は、フッ素ゴムなどの
弾性体で形成され、中央の開閉部77と周辺のシール部
78とを有する。シール部78は、ノズル75を取付け
るノズル取付板79とシリンダ31を取付けるシリンダ
板51との間で挟持され、液体の漏れが生じないように
シールする。
【0042】図7(a)は、プランジャ32がシリンダ
31に対して静止している状態を示す。この状態では、
プランジャ32の先端部に装着するチェック弁35もノ
ズル部チェック弁76もともに閉じている。図7(b)
は、プランジャ32を上昇させている状態を示す。この
状態では、図1(b)と同様に、プランジャ32の先端
のチェック弁35が開き、樹脂槽33から液状樹脂がチ
ェック弁35とノズル部チェック弁76との間の計量室
内に吸入される。
【0043】図7(c)は、プランジャ32を下降させ
て、計量室内の液状樹脂をノズル75から吐出させてい
る状態を示す。計量室内の液状樹脂の圧力P3は吸入ポ
ート40内の液状樹脂の圧力P0よりも大きくなる。弾
性体で形成されるダックビル部44のスリットは閉じて
いる。また、次の第2式のように、計量室内の圧力P3
がノズル部チェック弁76が開く圧力P4および大気圧
P5よりも大きくなれば、ノズル部チェック弁76の開
閉部77も開き、液状樹脂が計量室から吐出される。
【0044】 P3 > P4 + P5 …(2) 図8は、図7に示す液体吐出装置80を吐出ユニットと
して複数マトリクス状に配置した液状樹脂注型機90の
側面図を示す。本実施形態の液状樹脂注型機90では、
図4および図5に示す液状樹脂注型機50では必要な、
ピンチバルブ36を開閉するためのローラ38を移動す
るローラ移動機構74を省略することができる。本実施
形態では、プランジャ取付板52の下降で、各ノズル7
5から、液状樹脂を一斉に吐出することができる。
【0045】図9は、各プランジャ32毎に、相対的な
位置を調整し、各ノズル75毎に吐出する液状樹脂の量
を微調整する考え方を示す。図9(a)に示すように、
プランジャ取付板52に対して、プランジャ32の上端
の吐出量を、微調整ボルト71および微調整ナット72
で調整する。プランジャ32の上端には、スプリングシ
ート91が設けられ、プランジャ取付板52の上面との
間に設けるばね73で、プランジャ32を上方に押し上
げる。プランジャ32の上端を、微調整ボルト71の先
端で押し下げれば、各プランジャ32毎に、プランジャ
32の先端がシリンダ31内に侵入開始する吐出開始レ
ベルの調整を行うことができる。ここで、2つのプラン
ジャ32の差をAと設定する場合を想定する。
【0046】図9(b)は、プランジャ取付板52を、
吐出ストロークBだけ下降させた状態を示す。一方のプ
ランジャ32による吐出量V1は、次の第3式で表され
る。なお、シリンダ31の内径をφCとする。
【0047】
【数1】
【0048】他方のプランジャ32の吐出量V2は、次
の第4式で表される。
【0049】
【数2】
【0050】第3式および第4式の差から、2つの吐出
ユニット間の吐出量の差は、次の第5式によって表され
る。
【0051】
【数3】
【0052】このような吐出量の調整は、図4および図
5に示すような液状樹脂注型機50でも同様に可能であ
る。各実施形態の液状樹脂注型機50,90では、パル
スモータ70、プランジャ32の移動のための駆動を行
うので、プランジャ32の移動量を1/1000mm単
位で管理し、個々の加工性とバラツキに対応する超微量
の吐出量バラツキを図9に示すような各プランジャ32
のプランジャ取付板52への取付高さの変更で対応させ
ることができる。
【0053】実施の第1形態および第2形態の液体吐出
装置30,80を液状樹脂注型機50,90にそれぞれ
適用すると、液状樹脂中に混入する気泡の発生を防止す
ることができるので、液状樹脂を注型して形成する半導
体などの信頼性を高めて品質の向上を図ることができ、
さらに高い定量性を確保して品質の向上を図ることがで
きる。また、液体吐出装置30,80を吐出ユニットと
して、複数をマトリクス状に配置する場合に、各構成要
素が同軸上に配置されているので、取付ピッチを短くす
ることができ、高密度でノズル34,75をそれぞれ配
置することができる。実施の第1形態のように、ピンチ
バルブ36を吐出ポート側に設けると、調整や制御を容
易に行うことができる。実施の第2形態のように、ノズ
ル部チェック弁76を用いてダブルチェック弁方式を採
用すると、構成を簡略化して低コストでマトリクス配列
を実現することができる。
【0054】なお、各実施形態の液体吐出装置30,8
0は液状樹脂注型機50,90への液状樹脂の定量吐出
のために用いるばかりではなく、接着剤や潤滑油などを
始め化学工業など、各種の液体を取扱う場合の吐出装置
として広く用いることができる。本発明を適用した液体
吐出装置では、気泡の発生を抑えることができるので、
気泡の混入に起因する不具合を避けることができ、さら
に定量性も確保することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ピストン
の先端部に逆止弁を設け、ピストン内部に吸入ポートを
設けて、ピストンがシリンダから退出してシリンダ内が
減圧されるときに、シリンダ外部から液体が吸入ポート
を通ってシリンダ内に供給されるようにしているので、
シリンダ内外の圧力差が大きくならないうちにシリンダ
内に液体を供給することができ、減圧による気泡の発生
や液体流れによる気泡の発生を抑えることができる。シ
リンダ内に吸入される液体に気泡が発生しないので、気
泡混入のない液体を吐出することができる。
【0056】また本発明によれば、ピストン先端部に装
着する逆止弁は弾性体材料によって形成されるので、容
易に洗浄することができ、異なる液体の吐出への切換え
も容易に行うことができる。逆止弁には、ピストンとシ
リンダとの摺動部面に対するシール部も設けられるの
で、多連化などの際に、加工誤差の影響を吸収すること
ができる。
【0057】また本発明によれば、弾性体で形成する逆
止弁を、容易にピストン先端部に着脱することができ、
逆止弁の洗浄や交換を容易に行うことができる。
【0058】また本発明によれば、吐出ポートには開閉
弁が備えられ、開閉弁はピストンの往復移動に同期して
開閉するので、シリンダ内への液体の吸入とシリンダか
らの液体の吐出とを確実に行うことができる。
【0059】また本発明によれば、吐出ポートに備える
開閉弁が逆止弁であるので、外部からの制御を行わなく
てもピストンの移動に同期した開閉動作を行わせること
ができる。
【0060】また本発明によれば、チューブを挟むピン
チ部材の作動状態をピストンの移動と同期させることに
よって、開閉弁の開閉動作の同期を容易に行わせること
ができる。
【0061】また本発明によれば、ピストン、シリン
ダ、逆止弁および開閉弁を含む吐出ユニットをマトリク
ス状に高密度で配列し、複数のノズルから液体を同時に
吐出することができる。
【0062】また本発明によれば、高密度のマトリクス
を形成するように配列される吐出ユニットのピンチ部材
を、マトリクスを構成する各列を一括して操作して、液
体を吐出するタイミングを合せることができる。
【0063】また本発明によれば、複数の吐出ユニット
でピストンの相対的な位置を調整し、取付誤差などを吸
収することができる。
【0064】また本発明によれば、気体の混入のない液
体を吐出することができるので、吐出量の精度を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の液体吐出装置30の基
本的な構成および動作を示す簡略化した断面図である。
【図2】図1の液体吐出装置30を用いる液状樹脂注型
機50の基本的な構成を示す簡略化した断面図である。
【図3】図2に示す液状樹脂注型機50に用いるモール
ド治具60の構成を示す斜視図である。
【図4】図3に示すモールド治具60に対して液状樹脂
を吐出する液状樹脂注型機50の正面図である。
【図5】図4の液状樹脂注型機50の側面図である。
【図6】図4および図5に示す液状樹脂注型機50で、
プランジャ32の上昇速度の適正な範囲を示すグラフで
ある。
【図7】本発明の実施の第2形態の液体吐出装置80の
構成および動作を示す簡略化した断面図である。
【図8】図7の液体吐出装置80を用いる液状樹脂注型
機90の側面図である。
【図9】図8の液状樹脂注型機90で、各プランジャ3
2毎に相対的な位置を微調整する考え方を示す図であ
る。
【図10】従来からの液体吐出装置の基本的な構成を示
す簡略化した断面図である。
【図11】液状樹脂を注型してパッケージを形成するL
EDの構成を示す斜視図である。
【図12】図10の構成の液体吐出装置の動作状態と気
泡混入状態を示す図である。
【符号の説明】
30,80 液体吐出装置 31 シリンダ 32 プランジャ 33 樹脂槽 34,75 ノズル 35 チェック弁 36 ピンチバルブ 37 チューブ 38 ローラ 39 背板 40 吸入ポート 41 溝 42 嵌合部 43 シール部 44 ダックビル部 48 ノズル取付板 50,90 液状樹脂注型機 51 シリンダ板 52 プランジャ取付板 60 モールド治具 61 パッケージ注型ワーク 62 ヒータ 63 液面センサ 70 パルスモータ 71 微調整ボルト 72 微調整ナット 73 ばね 74 ローラ移動機構 76 ノズル部チェック弁 77 開閉部 78 シール部 79 ノズル取付板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンの往復移動によって、シリンダ
    内に液体を吸入し、シリンダの一端の吐出ポートからシ
    リンダ外に液体を吐出する液体吐出装置において、 シリンダ内壁とピストン外壁との間に、液体を計量室内
    へ取込むべく、ピストン先端部に液体吸入ポートを形成
    し、また、 シリンダ内の液体の圧力が吸入ポート内の圧力より低下
    するとき、すなわちピストン上昇時に開き、ピストン下
    降時には逆流しないような逆止弁をピストン先端に備え
    ることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 【請求項2】 前記逆止弁は、弾性体材料によって形成
    され、圧力差に応じて開閉する舌状部と、前記シリンダ
    との摺動面をシールするシール部とを有することを特徴
    とする請求項1記載の液体吐出装置。
  3. 【請求項3】 前記ピストン先端部には、逆止弁保持用
    の凹部が形成され、 前記逆止弁には、該凹部に嵌合する凸部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の液体吐出装置。
  4. 【請求項4】 前記吐出ポートに、前記ピストンの往復
    移動に同期して、前記ピストン先端部と前記シリンダの
    内壁とで囲まれる容積の減少および増加に応じ、開およ
    び閉にそれぞれ変化する開閉弁を備えることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の液体吐出装置。
  5. 【請求項5】 前記開閉弁は、逆止弁であることを特徴
    とする請求項4記載の液体吐出装置。
  6. 【請求項6】 前記開閉弁は、 前記液体の流路となり、可撓性を有するチューブと、 チューブの外部に設けられ、チューブを挟んで液体の流
    路を閉じ、チューブを開放して液体の流路を開くピンチ
    部材とを含むことを特徴とする請求項4記載の液体吐出
    装置。
  7. 【請求項7】 前記ピストン、前記シリンダ、前記逆止
    弁および前記開閉弁が同軸上に配置される吐出ユニット
    を複数組と、 該複数組の吐出ユニットをマトリクス状に配列させる状
    態で支持する支持手段と、 該複数組の吐出ユニットのシリンダに対し、ピストンを
    同時に往復移動させる移動手段とを含むことを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載の液体吐出装置。
  8. 【請求項8】 前記ピストン、前記シリンダ、前記逆止
    弁および前記開閉弁が同軸上に配置される吐出ユニット
    を複数組と、 該複数組の吐出ユニットをマトリクス状に配列させる状
    態で支持する支持手段と、 該複数組の吐出ユニットのシリンダに対し、ピストンを
    同時に往復移動させる移動手段と、 前記ピンチ部材による前記チューブの開閉を、マトリク
    スを構成する各列を一括して行う開閉手段とを含むこと
    を特徴とする請求項6記載の液体吐出装置。
  9. 【請求項9】 前記移動手段は、前記ピストンの移動方
    向についてのピストンの相対的な位置を、各シリンダ毎
    に調整可能であることを特徴とする請求項7または8記
    載の液体吐出装置。
  10. 【請求項10】 前記ピストンの移動量を制御して、前
    記吐出ポートからの液体の吐出量を制御する制御手段を
    備えることを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載
    の液体吐出装置。
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