JPH11247727A - 内燃機関のブローバイガス等を吸気系に導入する装置 - Google Patents
内燃機関のブローバイガス等を吸気系に導入する装置Info
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- JPH11247727A JPH11247727A JP10046598A JP4659898A JPH11247727A JP H11247727 A JPH11247727 A JP H11247727A JP 10046598 A JP10046598 A JP 10046598A JP 4659898 A JP4659898 A JP 4659898A JP H11247727 A JPH11247727 A JP H11247727A
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Abstract
トル弁を備えたスロットルボデー17を、吸気マニホー
ルドにおける吸気入口管16の先端部23をこれにOリ
ング24を被嵌して前記スロットルボデー17のソケッ
ト孔25内に着脱自在に挿入して接続したものにおい
て、前記スロットルボデーのうちそのスロットル弁より
下流側の部位に、ブローバイガス又はパージ空気等の導
入ポート29を設ける場合に、前記スロットルボデーの
大型化を回避する。 【手段】 吸気マニホールドにおける吸気入口管の先端
部23のうち前記導入ポート29に該当する部分に、切
欠溝30を設けて、前記導入ポート29を吸気入口管1
6に近付ける。
Description
て、そのシリンダヘッドカバー又はクランクケース内の
ブローバイガス、又は、キャニスタからパージ空気等
を、吸気系のうちスロットル弁より下流側の部位に導入
するための装置に関するものである。
ちスロットル弁より下流側の部位に導入する場合、この
ブローバイガスを各気筒に略等しく導入できるように構
成することが必要であり、このためには、前記ブローバ
イガスの導入ポートを、スロットル弁に近接した部位に
設けることにより、この導入ポートからのブローバイガ
スを吸気に素早く混合するようにしなければならない。
323号公報は、前記ブローバイガスの導入ポートを、
内燃機関への吸気マニホールドにおける吸気入口管に接
続したスロットルボデーのうち、当該スロットルボデー
に設けされているスロットル弁の下流側の部位に設ける
ことを提案している。一方、先行技術としての特開平9
−72256号公報は、内燃機関への吸気マニホールド
における吸気入口管に対してスロットルボデーを接続す
るに際して、その部分の小型化等を図るために、吸気導
入管の先端部を、これにシール用のOリングを被嵌した
のち前記スロットルボデーの出口に設けたソケット孔内
に着脱自在に挿入することによって接続することを提案
している。
ように、吸気マニホールドにおける吸気入口管の先端部
を、これにシール用のOリングを被嵌したのちスロット
ルボデーの出口に設けたソケット孔内に着脱自在に挿入
すると言う接続構造にしたものに、前者のように、スロ
ットルボデーにブローバイガスの導入ポートを設けるこ
とを適用した場合には、以下に詳しく述べるように、ス
ロットルボデーが大型化すると言う問題があった。
入口管の先端部を、これにシール用のOリングを被嵌し
たのちスロットルボデーの出口に設けたソケット孔内に
挿入すると言う構成にした場合、前記吸気入口管の先端
部は、その外周面をスロットルボデーの内面に対して密
接又は接近して前記Oリングに外力が作用することを回
避するように構成することのために、スロットルボデー
内への挿入長さが比較的長いものに構成される。
におけるブローバイガス導入ポートを、吸気マニホール
ドにおける吸気入口管に近い部位に位置した場合には、
このブローバイガス導入ポートが、前記吸気入口管の先
端部にて塞がれることになり、このことを避けるため
に、前記スロットルボデーにおけるブローバイガス導入
ポートは、吸気マニホールドにおける吸気入口管から離
れた部位に位置するように構成しなければならないか
ら、この分だけスロットルボデーの大型化を招来するの
である。
することを技術的課題とするものである。
るため本発明は、「内燃機関に対する吸気マニホールド
に、スロットル弁を備えたスロットルボデーを、前記吸
気マニホールドにおける吸気入口管の先端部をこれにシ
ール用のOリングを被嵌して前記スロットルボデーの出
口におけるソケット孔内に着脱自在に挿入して接続する
一方、前記スロットルボデーのうちそのスロットル弁よ
り下流側の部位に、ブローバイガス又はパージ空気等の
導入ポートを設けて成る内燃機関において、前記吸気マ
ニホールドにおける吸気入口管の先端部のうち前記導入
ポートに該当する部分に、切欠溝を設ける。」と言う構
成にした。
スロットルボデーに設けた導入ポートは、吸気マニホー
ルドにおける吸気入口管の先端部にて塞がれることを、
この先端部に設けた切欠溝によって防止することができ
るから、前記スロットルボデーにおける導入ポートを、
前記吸気入口管の先端部に切欠溝を設ける分だけ、吸気
入口管に近い部位に設けることができる。
ドにおける吸気入口管に対するスロットルボデーの接続
を、前記吸気入口管における先端部のスロットルボデー
内への挿入にて行うことに、前記スロットルボデーのう
ちスロットル弁より下流側の部位にブローバイガス等の
導入ポートを設けることを適用した場合に、前記スロッ
トルボデーが大型化することを確実に回避できる効果を
有する。
気筒内燃機関に適用した場合の図面について説明する。
この図において符号1は、四つの気筒A1,A2,A
3,A4をクランク軸の軸線方向1aに沿って直列に並
べた四気筒内燃機関を示す、この内燃機関1におけるシ
リンダヘッド2の長手側面3には、前記各気筒A1,A
2,A3,A4への吸気ポート4,5,6,7が開口し
ている。
ニホールドを示し、この吸気マニホールド8は、金属板
製のサージタンク9と、長い長さの四本の金属製ブラン
チパイプ10,11,12,13とから成り、前記各ブ
ランチパイプ10,11,12,13の一端には、一つ
の共通フランジ14が固着され、このフランジ14は、
前記シリンダヘッド2の長手側面3に対して、当該各ブ
ランチパイプ10,11,12,13が前記各気筒A
1,A2,A3,A4への吸気ポート4,5,6,7に
連通するように複数本のボルト15にて接続されてい
る。
サージタンク9を、平面視である図1に示すように、各
気筒A1,A2,A3,A4のうち中央に位置する第2
気筒A2と第3気筒A3との間の部位で、且つ、シリン
ダヘッド2の長手側面3に近接した部位に配設し、この
サージタンク9の下面には、前記各ブランチパイプ1
0,11,12,13に対する四つの接続部18,1
9,20,21を設ける一方、前記各ブランチパイプ1
0,11,12,13を、略同じ長さに揃えて、クラン
ク軸の軸線方向1aから見た側面図である図3に示すよ
うに、シリンダヘッド2の長手側面3から前記サージタ
ンク9の上側を通って横向きに延ばしたのち前記サージ
タンク9の外側で下向きに湾曲し更に前記サージタンク
9の下側で上向きに湾曲して、前記サージタンク9の下
面における各接続部18,19,20,21の各々に接
続する。
下面における四つの接続部18,19,20,21を、
平面視である図1に示すように、略正方形の配列にし
て、この各接続部18,19,20,21のうち内燃機
関1に近い側の二つの接続部19,20に、前記各ブラ
ンチパイプ10,11,12,13のうち中央に位置す
る第2気筒A2及び第3気筒A3からのブランチパイプ
11,12を接続する一方、前記各接続部18,19,
20,21のうち内燃機関1から遠い側の二つの接続部
18,21に、前記各ブランチパイプ10,11,1
2,13のうち外側に位置する第1気筒A1及び第4気
筒A4からのブランチパイプ10,13を接続する構成
にする。
気入口管16を、当該吸気入口管16が上向きに突出す
るように一体的に設けて、この吸気入口管16の上端
に、スロットル弁(図示せず)を備えたスロットルボデ
ー17を着脱自在に接続するのであり、この着脱自在な
接続に際しては、前記吸気入口管16の段部22を備え
た先端部23を一体的に設けて、この先端部23にシー
ル用のOリング24を被嵌したのち、前記先端部23
を、前記スロットルボデー17の出口に設けたソケット
孔25内に着脱自在に挿入すると言う構成にする。な
お、このスロットルボデー17は、その外側の一体的に
設けたフランジ26を前記吸気入口管16の外側に一体
的に設けたフランジ27に対してボルト28にて締結す
るにより、吸気マニホールド8に抜け不能に固着されて
いる。
そのスロットル弁より下流側の部位に、ブローバイガス
の導入ポート29を設ける一方、前記吸気マニホールド
8の吸気入口管16における先端部23のうち前記導入
ポート29に該当する部分に、切欠溝30を設けると言
う構成にする。なお、この切欠溝30は、図2及び図4
に示すように、吸気マニホールド8の内燃機関1に対す
る複数本の取付け用ボルト15のうち一本のボルト15
における略軸線15a上に位置することにより、この一
本のボルト15に対する締め付け用工具の挿入に兼用さ
れている。
吸気入口管16は、これに取付けられるスロットルボデ
ー17と内燃機関1との間に各気筒A1,A2,A3,
A4に対する燃料噴射弁又は燃料分配パイプ等を配設す
るための空間を確保すること等のためにサージタンク9
の上面のうち内燃機関1から遠い部位に設けられ、この
吸気入口管16を、その内部の通路断面積をサージタン
クに向かって次第に大きくしたテーパ状に構成すると共
に、その軸線16aが前記各接続部18,19,20,
21における正方形状配列の略中心に向かうように傾斜
又は湾曲すると言う構成にすることにより、前記吸気入
口管16からサージタンク9内に流入する吸気の各ブラ
ンチパイプ10,11,12,13への分配性の向上
と、流れ抵抗の低減とが図られている。
ンダヘッド2の長手側面3に近接した部位に配設する一
方、前記シリンダヘッド2の長手側面3に接続した各ブ
ランチパイプ10,11,12,13を、側面視におい
てシリンダヘッド2の長手側面3から前記サージタンク
9の上側を通って横向きに延びたのち前記サージタンク
9の外側で下向きに湾曲し更に前記サージタンク9の下
側で上向きに湾曲して、前記サージタンク9の下面にお
ける各接続部18,19,20,21の各々に接続した
ことにより、前記サージタンク9を、シリンダヘッド2
の長手側面3に近接した部位に位置した状態のもとで、
各気筒A1,A2,A3,A4に対する長さの長い各ブ
ランチパイプ10,11,12,13を、前記サージタ
ンク9の外側を略取り囲むように配設することができる
から、吸気装置を、前記した各公報に記載されている従
来よりも大幅にコンパクト化することができる。
前記サージタンク9は、シリンダヘッド2の長手側面3
に近接した部位に位置していることにより、このサージ
タンク9をシリンダヘッド2等の内燃機関に対して支持
する場合に、そのブラケットを小さくて、極く簡単で、
軽量な構造のものにすることができる。更にまた、前記
サージタンク9を、平面視で、前記シリンダヘッドの長
手側面のうちクランク軸の軸線方向の略中央部分に配設
することに加えて、このサージタンク9の下面における
四つの各接続部18,19,20,21を、平面視で略
正方形の配列にしたことにより、前記サージタンク9に
おけるクランク軸の軸線1aに沿った長さを短くできる
のである。
ける各接続部18,19,20,21を、平面視で略正
方形の配列にした場合において、前記各ブランチパイプ
10,11,12,13を互いに略同じ長さにした状態
のもとで、前記各接続部18,19,20,21のうち
内燃機関1に近い側の二つの接続部19,20に、前記
各ブランチパイプ10,11,12,13のうち外側に
位置する第1気筒A1及び第4気筒A4からのブランチ
パイプ10,13を接続する一方、前記各接続部18,
19,20,21のうち内燃機関1から遠い側の二つの
接続部18,21に、前記各ブランチパイプ10,1
1,12,13のうち中央に位置する第2気筒A2及び
第3気筒A3からのブランチパイプ11,12を接続す
るように構成すると、中央に位置する第2気筒A2及び
第3気筒A3からのブランチパイプ11,12の外側面
11a,12aが、サージタンク9の外側面より、当該
ブランチパイプ11,12を、その長さを他のブランチ
パイプ10,13と略同じにして、前記各接続部18,
19,20,21のうち内燃機関1から遠い側の二つの
接続部18,21に接続した分だけ突出することになる
から、シリンダヘッド2の長手側面3から前記外側面1
1a,12aまでの突出寸法Lが増大して、吸気マニホ
ールド8がそれだけ大型化する。
部18,19,20,21のうち内燃機関1に近い側の
二つの接続部19,20に、前記各ブランチパイプ1
0,11,12,13のうち中央に位置する第2気筒A
2及び第3気筒A3からのブランチパイプ11,12を
接続する一方、前記各接続部18,19,20,21の
うち内燃機関1から遠い側の二つの接続部18,21
に、前記各ブランチパイプ10,11,12,13のう
ち外側に位置する第1気筒A1及び第4気筒A4からの
ブランチパイプ10,13を接続すると言う構成にした
場合、前記中央に位置する第2気筒A2及び第3気筒A
3からのブランチパイプ11,12における外側面11
a,12aは、当該ブランチパイプ11,12の長さを
他のブランチパイプ10,13と略同じにした状態のも
とで、サージタンク9に近づくことになって、シリンダ
ヘッド2の長手側面3から前記外側面11a,12aま
での突出寸法Lが増大することを回避できるから、吸気
マニホールド8をより小型化できる。
ボデー17のうちそのスロットル弁より下流側の部位
に、ブローバイガスの導入ポート29を設ける一方、前
記吸気マニホールド8の吸気入口管16における先端部
23のうち前記導入ポート29に該当する部分に、切欠
溝30を設けると言う構成にしたことにより、スロット
ルボデー17に設けた導入ポート29は、吸気マニホー
ルド8における吸気入口管16の先端部23にて塞がれ
ることを、この先端部23に設けた切欠溝30によって
防止することができ、前記スロットルボデー17におけ
る導入ポート29を、前記吸気入口管16の先端部23
に切欠溝30を設ける分だけ、吸気入口管16に近い部
位、つまり、スロットルボデー17における出口側端面
17aに近い部に設けることができるから、前記スロッ
トルボデー17の大型化を確実に回避できるのである。
について適用した場合であったが、本発明はこれに限ら
ず、三気筒内燃機関(この場合、サージタンクの下面に
おける三つの接続部を、一つの辺をクランク軸の軸線1
aを平行にした正三角形の配列にする)、又は、六気筒
内燃機関(この場合、サージタンクの下面における六つ
の接続部を、一つの辺をクランク軸の軸線1aを平行に
した正六角形の配列にする)についても同様に適用で
き、また、前記吸気マニホールドの全体を合成樹脂製に
する場合にも適用できることは言うまでもない。
側面 4,5,6,7 吸気ポート 8 吸気マニホールド 9 サージタンク 10,11,12,13 ブランチパイプ 14 フランジ 16 吸気入口管 17 スロットルボデー 18,19,20,21 接続部 22 段部 23 先端部 24 Oリング 25 ソケット孔 29 ブローバイガスの導入
ポート 30 切欠溝
Claims (1)
- 【請求項1】内燃機関に対する吸気マニホールドに、ス
ロットル弁を備えたスロットルボデーを、前記吸気マニ
ホールドにおける吸気入口管の先端部をこれにシール用
のOリングを被嵌して前記スロットルボデーの出口にお
けるソケット孔内に着脱自在に挿入して接続する一方、
前記スロットルボデーのうちそのスロットル弁より下流
側の部位に、ブローバイガス又はパージ空気等の導入ポ
ートを設けて成る内燃機関において、 前記吸気マニホールドにおける吸気入口管の先端部のう
ち前記導入ポートに該当する部分に、切欠溝を設けたこ
とを特徴とする内燃機関のブローバイガス等を吸気系に
導入する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10046598A JPH11247727A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 内燃機関のブローバイガス等を吸気系に導入する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10046598A JPH11247727A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 内燃機関のブローバイガス等を吸気系に導入する装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11247727A true JPH11247727A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12751749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10046598A Pending JPH11247727A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 内燃機関のブローバイガス等を吸気系に導入する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11247727A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1215389A3 (de) * | 2000-12-15 | 2003-11-12 | Pierburg GmbH | Abgaseinleitvorrichtung für ein Luftansaugkanalsystem einer Brennkraftmaschine |
JP2013007357A (ja) * | 2011-06-27 | 2013-01-10 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の吸気装置 |
JP2014051947A (ja) * | 2012-09-10 | 2014-03-20 | Kubota Corp | 多気筒エンジンの吸気装置 |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP10046598A patent/JPH11247727A/ja active Pending
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CN103670832A (zh) * | 2012-09-10 | 2014-03-26 | 株式会社久保田 | 多气缸发动机的吸气装置 |
US9127627B2 (en) | 2012-09-10 | 2015-09-08 | Kubota Corporation | Intake device of a vertical multicylinder engine |
CN103670832B (zh) * | 2012-09-10 | 2017-12-22 | 株式会社久保田 | 立式多气缸发动机的吸气装置 |
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