JPH1124015A - 光集積化素子 - Google Patents

光集積化素子

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JPH1124015A
JPH1124015A JP17676697A JP17676697A JPH1124015A JP H1124015 A JPH1124015 A JP H1124015A JP 17676697 A JP17676697 A JP 17676697A JP 17676697 A JP17676697 A JP 17676697A JP H1124015 A JPH1124015 A JP H1124015A
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JP
Japan
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waveguide layer
refractive index
light
optical
mode
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Application number
JP17676697A
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English (en)
Inventor
Osamu Watanabe
修 渡辺
Masaaki Tsuchimori
正昭 土森
Hiroshi Ito
伊藤  博
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Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モードフィルタ機能と光変調機能とをもつ光集
積化素子を提供する。 【解決手段】屈折率異方性及び光学的非線形性を発現す
る材料または前記材料をマトリックスに分散させた材料
で形成された導波層24が積層されている。導波層24
の一部分は、TEモード及びTMモードのいずれか一方
の光を選択的に透過させるモードフィルタAを構成し、
導波層24の他部分は、電場の印加に伴い光に対する屈
折率を変化させて光変調を行う光変調器Bを構成する。
モードフィルタAは紫外線等の光照射で形成され、光変
調器Bは電界を印加するポーリング処理で形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光集積化素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、チャンネル型導波路の作製技
術の一つとして、光照射を利用したフォトブリーチとい
われる技術が提案されている(Electronics
Lett.,26,1990,p379)。この技術
は、基板に積層された導波層を構成する部位に光照射
し、光照射した部分の屈折率を低下させ、これにより光
を閉じ込めて透過させるコアを備えた導波層を形成する
技術である。
【0003】この技術は、光学的等方性媒質で形成され
た導波層を対象としており、光学的異方性媒質への解析
は手つかずの状態である。特開昭62ー29913号公
報の第4図には、モ−ドフィルタとして機能する導波路
型素子として、ガラス導波層のうち光を透過させるコア
の上に金属を配置したり、コアに対して屈折率が異なる
光学的異方性結晶(方解石、Nb2 5 膜など)をコア
の上に配置したりする技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した公報
技術よりも更に技術的に進歩したものであり、屈折率異
方性及び光学的非線形性を発現する材料を用いて形成し
た導波層を利用することにより、モードフィルタと光変
調器との双方の機能を奏する光集積化素子を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光集積化素
子は、屈折率異方性及び光学的非線形性を発現する高分
子材料または高分子材料をマトリックスに分散させた材
料で形成された導波層と、導波層を保持する基体とを具
備して構成され、導波層の一部分は、TEモード及びT
Mモードのいずれか一方の光を選択的に透過させるモー
ドフィルタを構成し、導波層の他部分は、電場の印加に
伴い、導波層を透過する光に対する屈折率を変化させて
光変調を行う光変調器を構成することを特徴とするもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
を加える。・屈折率異方性及び光学的非線形性を発現す
る材料屈折率異方性を発現するものとしては、光異方性
屈折率可変材料を採用できる。光異方性屈折率可変材料
としては、光照射前に異方的な屈折率を示し、更に、光
照射に伴い屈折率が変化しかつ光照射による屈折率変化
が増加と減少との両成分を有する材料をいう。このよう
な材料としては、光照射により分子構造変化を起こす様
なものを採用できる。光照射に伴い分子構造変化を起こ
すものとして、具体的には、トランスーシス光異性化可
能な炭素炭素二重結合ないしはアゾ基を有する化合物が
挙げられる。
【0007】所望の屈折率変化を引き起こすには、異方
性屈折率変化が大きな分子を用いることが重要であり、
アゾベンゼン誘導体、スチルベン誘導体が好ましい。こ
れら誘導体にアルキル基、カルボキシル基、ニトロ基、
シアノ基、アミノ基、メトキシ基等の官能基を結合させ
ることにより、より異方性変化を大きくすることが可能
となる。さらにニトロ基、シアノ基等の電子吸引性基、
アミノ基、メトキシ基の様な電子供与性基をそれぞれ分
子の両端に導入することにより、さらに屈折率率異方性
変化を大きくすることが可能となる。
【0008】なお上記した材料は、光照射を続けること
により、炭素炭素二重結合ないしはアゾ基の還元、酸
化、切断等が生じる事があるが、所望の異方性変化を引
き起こすものであれば一向にかまわない。むしろ熱的に
シス−トランス光異性化が生じて屈折率が元に戻る場合
より、好ましいと言える。光照射は、光異性化を引き起
こす波長で行われる。一般には、紫外域から可視域の波
長をもつ光が照射される。光照射の際の光源としては高
圧水銀灯が一般的であるが、エキシマーレーザ等の利用
も可能である。
【0009】これら屈折率異方化可能な化合物が高分子
内に結合する事によって、あるいは、適当なマトリック
ス(例えば樹脂やガラス等)に分散ないしは結合する事
によって、所望の光異方性屈折率可変材料を提供でき
る。マトリックスとなる樹脂としては、特に限定され
ず、例えばウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル
樹脂等の熱可塑性樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹
脂を採用できる。
【0010】また、光照射前に異方的な屈折率を示すに
は、上記した材料を含む高分子材料をスピンコート法あ
るいは溶融押し出し成形等により、導波層の面内に分子
配向させることにより実現できる。異方性の程度は、粘
度、スピンコート法における回転数、成型時の延伸割合
等で制御できる。光学的非線形性を発現するものとして
は、動きやすい電子を有するπ電子共役系、例えばベン
ゼン環、ナフタレン環、アゾベンゼン環等に、電子吸引
性の例えばニトロ基、シアノ基の様な官能基と、電子供
与性の例えばアミノ基、アルコキシ基の様な官能基を同
時に導入したような分子を採用できる。これらは、比較
的大きな光学的非線形性を発現できる。
【0011】実際に光学的非線形性を付与するには、分
子配列における中心対称性を崩すためにこれらの分子を
配向させる必要がある。この分子配向を行うためには、
電場を印加して分子を配向させるポーリング処理を採用
できる。この場合には、分子の配向性の円滑化のため
に、導波層を加熱しながら行うことが好ましい。ところ
で、本発明の導波層を構成する材料としては、上記した
屈折率異方性の機能及び光学的非線形性の機能の双方を
発現できる分子が導入されている必要がある。このよう
な2つの機能は、個別の機能を奏する2種類の分子を併
有することによっても達成可能であり、或いは、両方の
機能を兼ね備えた分子を1つの分子に導入することによ
っても達成可能である。
【0012】2種類の分子を併有する場合には、その分
子の組み合わせにより、非常に多様な材料を提供できる
メリットがある。両方の機能を兼ね備えた分子を利用す
る場合、光学的非線形性分子を大量に導入できるメリッ
トがある。なお、上記した性質をもつ材料やマトリック
スは、導波損失性が低いことが好ましい。一般的に光集
積化素子として使用される波長域は可視から近赤外にわ
たる領域であり、従って光集積化素子が使用される波長
領域での損失性が低いことが好ましい。即ち、可視域波
長で利用される場合はその領域で、近赤外域波長で利用
される場合はその領域で損失性が低ければよい。
【0013】・モードフィルタ本発明に係る光集積化素
子において、導波層の一部分は、TEモード及びTMモ
ードのいずれか一方の光を選択的に透過させるモードフ
ィルタを構成する。モードフィルタは、光を閉じ込めて
透過させるコアと、コアに被覆されたクラッドとで構成
できる。ここで、常光屈折率をnoとし、異常光屈折率
をneとして定義したとき、本発明に係るモードフィル
タでは、下記ののうちのいづれか一方の関係に設定
されている。
【0014】コアのno>クラッドno、かつ、コア
のne≦クラッドのne コアのne>クラッドne、かつ、コアのno≦クラ
ッドのno 図1を参照して説明する。図1は、上記したの関係を
満たしたモ−ドフィルタである。即ち、コア2Aのno
=1.706、クラッド3Aのno=1.702に設定
されていると共に、コア2Aのne=1.676、クラ
ッド3Aのne=1.680に設定されている。
【0015】上記したの関係により、コア2Aのno
>クラッドnoの関係からTEモ−ドの光をコア2Aに
閉じこめて透過でき、コア2Aのne≦クラッドのne
の関係からTMモ−ドの光を閉じこめることができず、
放射させてしまう。結果として図1に示すモードフィル
タでは、TEモ−ドの光のみを選択的に取り出す事がで
きるフィルタとして機能できる。
【0016】図1に示すモードフィルタの製造にあたっ
ては、次のようにできる。即ち、図2に示すように、基
板20にアンダークラッド22を介して導波層24を積
層し、コア2Aに相当する部位にマスク40を覆い、か
つ、クラッド3Aに相当する部位を露出させる。その状
態で紫外線をマスク40越しに照射する。これにより照
射を受けたクラッド3Aに相当する部位においては、n
oが低下すると共にneが増加する。これにより上記し
たの関係をもつモードフィルタが形成される。
【0017】逆に、図3に示すモードフィルタでは、上
記したの関係が満たされている。の関係により、T
Eモ−ドの光を放射し、TMモ−ドの光をコア2Aに閉
じ込めて透過でき、TMモ−ドの光のみを選択的に取り
出す事ができるフィルタとして機能できる。図3に示す
モードフィルタの製造にあたっては次のようにできる。
即ち、図4に示すように、基板20にアンダークラッド
22を介して導波層24を積層し、クラッド3Aに相当
する部位にマスク40を覆い、かつ、コア2Aに相当す
る部位を露出させる。その状態で紫外線をマスク40越
しに照射する。これにより照射を受けたコア2Aに相当
する部位においては、noが低下すると共にneが増加
する。これにより上記したの関係をもつモードフィル
タが形成される。
【0018】・光変調器 本発明の光集積化素子では前記したように、導波層の他
部分は、導波層を透過する光に対する屈折率を電場の印
加に伴い変化させて光変調を行う光変調器を構成する。
導波層は、光学的非線形性を発現する材料をもつ。その
ため、導波層に電場を印加することにより、屈折率の制
御が可能である。導波層のうち光変調器を構成する領域
には、電極が搭載されているのが一般的である。
【0019】・実施形態の一例 実施形態の一例の要部を図5に示す。この例では、基体
としての基板20にアンダークラッド22が積層され、
その上に導波層24が積層されている。導波層24の片
側はモードフィルタAを構成し、導波層24の他の片側
は光変調器Bを構成する。モードフィルタAにおいて、
導波層24は、TEモードまたはTMモードの光のいず
れか一方を閉じ込めて透過させるコア2Aと、コア2A
の両側に配置されたクラッド3Aとを備えている。コア
2Aとクラッド3Aとの屈折率の関係は上記したまた
はのいずれかに設定されている。
【0020】光変調器Bにおいて、導波層24は、TE
モードまたはTMモードの光のいずれか一方を閉じ込め
て透過させるコア2Bと、コア2Bの両側に配置された
クラッド3Bとを備えている。互いに対向するクラッド
3Bの上面には、蒸着等で薄膜状に形成された一対の光
変調用の電極4が搭載されている。光変調器Bを形成す
る場合には、導波層24のコア2Bを構成する材料に、
上記した光学的非線形性を有する部分を導入すると共
に、電極4に直流の電圧を供給して、ポーリング処理と
も呼ばれる電場印加処理を施せば、コア2Bを構成する
材料において分子配向が誘発される。これにより電気光
学効果による屈折率制御可能なコア2Bを作製すること
ができる。あるいはコロナポーリングの手法で分子配向
を施した後、電極を設置してもよい。
【0021】光変調を実行する際には、導波層24に搭
載した電極4に交流電圧を供給し、外部電場をコア2B
に印加すれば、外場電場の変化に基づいて外部電場によ
る光変調が可能となる。ここでいう光変調とはコア2B
を透過する光の電場印加による位相変化から生じるリタ
デーションの変化を偏光子を通して強度変化に置き換え
た操作をいう。従って本実施形態に係る電極4は、ポー
リング処理における電界印加と、光変調における電界印
加との双方を兼ねる。なお本発明における光変調は、強
度変調に限ったものではなく、位相変調も含まれる。
【0022】実施形態の他の一例の要部を図6及び図7
(A)(B)に示す。この実施形態でも、基体としての
基板20にアンダークラッド22及び導波層24が順に
積層されている。この形態においても、導波層24の片
側はモードフィルタAを構成し、導波層4の他の片側は
光変調器Bを構成する。図7(A)はモードフィルタA
の断面を示し、図7(B)は光変調器Bの断面を示す。
モードフィルタAにおいて、導波層24の片側は、コア
2Aと、コア2Aの両側に配置されたクラッド3Aとを
備えている。コア2Aとクラッド3Aとの屈折率の関係
は上記したまたはのいずれか一方に設定されてい
る。光変調器Bにおいて、導波層24の他の片側は、コ
ア2Bと、コア2Bの両側に配置されたクラッド3Bと
を備えている。基板22とアンダークラッド22との間
には、蒸着等で形成した下部の電極4(4d)が配置さ
れている。またコア2Bには蒸着等で形成された上部の
電極4(4u)が搭載されている。光変調を実行する際
には、電極4(4d,4u)に交流電圧を供給し、外部
電場をコア2Bに印加すれば、外場電場の変化に基づい
て外部電場による光変調が可能となる。作製プロセス
上、モードフィルタの基板20とアンダークラッド22
との間に下部電極が形成される場合もあり得るが、原理
的機能上問題はない。
【0023】なお、図5に示す実施形態の光集積化素子
においては、モ−ドフィルタAを入射側とし、光変調器
Bを出射側としても良いし、逆に、光変調器Bを入射側
とし、モ−ドフィルタAを出射側としても良い。図6に
示す実施形態の光集積化素子においても同様である。図
5に示す実施形態、図6に示す実施形態では、モ−ドフ
ィルタAと光変調器Bとがそれぞれ1カ所づつ直列的配
置で設けられているが、必要に応じて、モ−ドフィルタ
Aの数、光変調器Bの数を増やすことも可能である。
【0024】・光集積化素子においてコア2A、2B
は、図1〜図4に示すように、これらが埋設されたチャ
ンネル型であってもよいし、或いは、リッジ型であって
もよい。場合によっては、ファイバーの様に、円筒型の
コア及びクラッドの構成でもかまわない。図7に示すよ
うに、導波層24の上方にオーバ−クラッド5が存在し
てもよい。この場合、オーバ−クラッド5の材料は横方
向のクラッド3A、3Bの屈折率と同じであってもよい
し、モ−ドフィルタの性能を損なわない限り、他の屈折
率の材料でもかまわない。
【0025】・製造方法 上記した光集積化素子を製造するにあたっては、モード
フィルタを製造する光照射処理と、光変調のために分子
配向を行うポーリング処理とを採用できる。 (1)光照射処理 導波層において屈折率変化を起こさせるための光照射
は、光異性化を引き起こす波長で行われる。一般には、
紫外域から可視域の波長をもつ光が照射される。光照射
の際の光源としては高圧水銀灯が一般的であるが、エキ
シマーレーザ等の利用も可能である。所望の屈折率変化
量を引き起こすのに必要な照射光強度、照射時間が適宜
選択される。また、プロセス時間の短縮化の為に、試料
温度を高めて照射すると屈折率変化の効率が高くなる。
【0026】光照射にあたっては、屈折率異方性可変材
料に所望の屈折率変化量を引き起こすのに必要な照射光
強度、照射時間が適宜選択される。また、製造時間の短
縮化の為に、屈折率異方性可変材料の温度を高めて照射
すると、一般的には、屈折率異方性可変材料の屈折率変
化の効率が高くなり易い。上記した照射光強度、照射時
間、照射の際の材料温度等は屈折率異方性可変材料の種
類、膜厚や導波形デバイスの種類に応じて適宜選択でき
る。1例として示せば、中心波長365nmの紫外線を
照射するときには、照射光強度80mW/cm2 の条件
で、試料温度が室温〜160°C、照射時間が30分〜
1時間で、所望の屈折率を備えたコア及びクラッドをも
つモードフィルタを得ることができる。照射光強度を増
加すれば、処理時間を短縮することが可能である。
【0027】光照射時間と屈折率の可変との関係は、後
述するように図11に示されている。図11の試験結果
から理解できるように、上記した屈折率異方性可変材料
では、光照射により、■や▲で示すように正常光屈折率
noが低下し、◆や●で示すように異常光屈折率neが
増加する傾向がある。 (2)ポーリング処理 光学的非線形性を発現させるには、導波層を構成する材
料に直流の電場を印加する分子配向操作を行う。この場
合には、針電極を用いるコロナポーリングでも良いし、
平行板電極を用いるポーリングも良い。一般的には、分
子の配向度が増加するほど、光学的非線形性は増大する
ので、分子をより容易に配向させるために、通常は導波
層構成材料を加熱して行われる。材料によるが、加熱温
度は一般的にはそのガラス転移点以上の温度が好まし
い。
【0028】ポーリング処理の概念図を図8〜図10に
示す。図8はコロナポーリングの概念を示す。この場合
には、導波層Mの下方に配置された電極と、導波層Mの
上方に配置された針電極とを用い、両方の電極を直流の
高圧電源に接続し、導波層Mに電場を印加する。図9は
平行平板電極を用いたポーリングの概念を示す。この場
合には、導波層Mの下方に配置された電極と、導波層M
の上方に配置された電極とを用い、両方の電極を同様に
直流の高圧電源に接続し、導波層Mに電場を印加する。
【0029】図10は平行平板電極を用いたポーリング
の概念を示す。この場合には、導波層Mの上方に配置さ
れた2個の電極を用い、両方の電極を同様に直流の高圧
電源に接続し、導波層Mに電界を印加する。このような
各ポーリング処理が導波層Mに施されると、導波層Mの
内部の分子が配向し、光学的非線形性が付与され、電気
光学的効果をもつようになる。この場合の分子配向方向
は、図8、図9の例とは直交する方向とする。更にポー
リング方法としては、光を照射しながら電場を印加する
方法、偏光を照射する方法も可能である。
【0030】(3)操作手順 操作手順としては、まず光照射処理を行い、その後にポ
ーリング処理する方法と、その逆の方法とを採用でき
る。前者の方法では、最初に、光照射処理により、モ−
ドフィルタ機能を有する導波路構造を形成し、その後、
導波路構造のうち光変調器を構成する導波路部分にの
み、ポーリング処理を行う。この場合には、モ−ドフィ
ルタとして機能する導波路部分には、ポーリング処理の
電場が印加されないようにポーリング処理を行うことが
好ましい。
【0031】後者の方法では、導波路構造のうち光変調
器を構成する導波路部分にのみ、ポーリング処理を行な
う。この場合には、モ−ドフィルタとして機能する導波
路部分には、ポーリング処理による電場が印加されない
ようにポーリング処理を行うことが好ましい。その後、
マスクを用いて光照射処理を行うと、モードフィルタと
して機能する導波路部分が形成される。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。まず、実
施例で用いた導波層を構成する屈折率異方性可変材料の
合成方法を説明し、次に光集積化素子の製造方法を項目
別に説明する。本実施例において、分子構造の確認は赤
外線吸収スペクトルと、H核磁気共鳴スペクトルとによ
りおこなった。融点およびガラス転移温度の測定は示差
走査熱量計によりおこなった。屈折率は、導波層にカッ
プリングプリズムを用いて光を入射し、導波モードを励
起したときのモードアングルにより求めた。
【0033】(屈折率異方性可変材料の合成方法)2−
メチル−4−ニトロアニリン7.61gを水100ml
と36%塩酸水溶液45mlの混合液に溶解して3℃に
冷却した。その溶液に水18mlに溶かした亜硝酸ナト
リウム3.80gを加えた。この溶液を3℃に保って1
時間攪拌した。さらにこの溶液中にm−トリルジエタノ
ールアミン9.76gを水125mlと36%塩酸水溶
液7.5mlの混合液に溶解した溶液を30分間かけて
添加した後、3℃で20分間攪拌し、さらに20℃で6
0分間攪拌して反応させた。反応混合物に35.4gの
水酸化カリウムを水200mlに溶かした液を添加して
中和し、析出した粗生成物を濾別水洗して乾燥させた。
この生成物をエタノールから再結晶を2回繰り返して以
下の構造式(化1)で示される4−N,N−ビス(2−
ヒドロキシエチル)アミノ−2、2’−ジメチル−4’
−ニトロアゾベンゼンを得た(収率;80%,融点;1
69℃)。
【0034】
【化1】
【0035】構造式(化1)の化合物0.686gとト
リレン−2,4−ジイソシアナート0.500gとをN
−メチル−2−ピロリドン10mlに溶解させて100
℃で1時間攪拌した。この溶液を20℃に冷却した後、
トランス−2,5−ジメチルピペラジン0.109gを
加え、20℃で7時間攪拌して反応させた。反応混合物
をエタノールとヘキサンとの1:1混合液400ml中
に投入して、析出した沈殿ポリマーを濾別し減圧乾燥し
た。
【0036】この生成ポリマーは、以下の構造式(化
2)であることを確認した(収率;89%、ガラス転移
温度;142℃、N−メチル−2−ピロリドン中での固
有粘度0.28dl/g、吸収極大波長;474n
m)。
【0037】
【化2】
【0038】次に、上記したように合成した構造式(化
1)の化合物1.50gと4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアナート1.571gとをN−メチル−2−ピ
ロリドン90mlに溶解して、100℃で90分間攪拌
した。この溶液を20℃に冷却した後、N−メチル−2
−ピロリドン10mlに溶解させたトランス−2,5−
ジメチルピペラジン0.239gを加え、20℃で5時
間攪拌して反応させた。反応混合物をエタノール300
0mlに投入して、析出した沈殿ポリマーを濾別し減圧
乾燥した。
【0039】この生成ポリマーは、以下の構造式(化
3)であることを確認した(収率;96%、ガラス転移
温度;114℃、N−メチル−2−ピロリドン中での固
有粘度0.80dl/g、吸収極大波長;475n
m)。
【0040】
【化3】
【0041】(光集積化素子の製造方法)本実施例の製
法は、図6及び図7にしめす光集積化素子を形成する例
である。基体として機能する基板として、結晶軸<10
0>で切り出した、厚み約500μmの片面鏡面の4イ
ンチシリコンウエハー(三菱マテリアル製;n型)を4
分割したものを用いた。
【0042】分割したウエハーをHF:純水=1:50
の溶液に約1分間浸し、表面を洗浄した。次に、純水で
5分程度流水洗浄後、スピンドライヤーにて乾燥し、次
の電極蒸着工程に供した。電極蒸着工程では、EB蒸着
装置(アネルバ製;EVDー500B)を用いて、上記
シリコンウエハー上にCrを100オングストローム、
続いてAlを2000オングストローム蒸着して、下部
の電極4dとした。この際、モ−ドフィルタとしての使
用を考えている部分には、マスクをシリコンウエハーに
置いて、下部電極が蒸着されないようにした。
【0043】次に、アンダークラッド22として、ポリ
イミド(日立化成製;PlX2400)を使用した。即
ち、上記したように得られた下部の電極4dに、ポリイ
ミドを直接塗布し、熱処理(150℃で1h,300℃
で1.5h)を行い、アンダークラッドとした。ガラス
上に同一条件で作製した薄膜の厚みを触針式表面あらさ
針(SloanTechnology Corp製;D
EKTAKII)で測定し、試料厚みとした。以下の工
程でも同様に膜厚を決定した。アンダークラッドである
ポリイミド層の厚みは約7μmであった。
【0044】導波層24に相当するポリマーの薄膜部分
を構成するにあたっては、上記のように製造した屈折率
異方性可変材料を、溶媒としてのピリジンに混ぜ、比較
的低濃度(1重量%)のピリジン溶液を形成した。その
ピリジン溶液を、0.2μmのテフロンフィルター(ア
ドバンテック東洋製;DISMIC13P)でろ過した
後、エバポレータで濃縮して高濃度溶液(6重量%程
度)にした。その後、フォトレジストスピナーを用いた
スピンコート処理により、アンダークラッド22上にこ
の高濃度溶液を積層した。
【0045】スピンコート後、室温にて、約6時間真空
乾燥を行った。得られた導波層24の膜厚は1.3μm
であった。次に、フォトブリーチとも呼ばれる光照射処
理を行った。即ち、超高圧水銀ランプ(ウシオ電機製;
USHー250BY)を光源として用い、平行光照射可
能な露光装置用光源ユニット(ウシオ電機製;マルチラ
イトMLー251A/B)で、基板上の導波層24に対
して紫外線(UV)照射を行った。照射パワーは80m
W/cm2 であった。光照射の際には、幅2〜10μm
のサイズをもつ直線導波路を石英ガラス上に低反射クロ
ムで描画したフォトマスク(凸版印刷製)を用いた。こ
のフォトマスクを試料表面に接触させ、試料を110℃
に加熱し、試料の上方よりマスク越しに1時間照射し
た。
【0046】紫外線照射により、モードフィルタAを構
成するコア2Aとクラッド3Aとが形成され、コア2A
とクラッド3Aとの屈折率の関係は、上記したの関
係のうちのとされた。その後、スピンコート用のフッ
素系高分子溶液(旭硝子製;CYTOPー805A)を
フォトレジストスピナー(共和理研製;Kー33359
SDー1)を用いて回転数1000rpmで、導波層上
にスピンコートし、保護膜を積層した。続いて真空乾燥
で80℃、1時間乾燥した。保護層の膜厚は0.65μ
mであった。
【0047】次に、導波層24の上方を覆うオーバーク
ラッド5として、ポリメチルメタクリレート(PMM
A)をアセトンーメタノール系で精製したものを用い
た。即ち、5重量%のPMMAクロロホルム溶液を調整
し、フォトレジストスピナー(共和理研製;Kー335
9SDー1)を用いて回転数1000rpmで、保護膜
を塗布した試料上にスピンコートした。続いて真空乾燥
機で室温で2時間乾燥した。オーバークラッド5の膜厚
は1.5μmであった。
【0048】次に、試料ごと液体窒素に浸し試料を冷却
した。その試料を、あらかじめ傷をつけておいた結晶面
内の<010><001>方向に導波層24まで含めて
へき開し、端面を露出させた。上記した試料の導波路の
うちのコア上に、高速型真空蒸着装置(真空機工製;V
PCー410)を用いてAlを約2000オングストロ
ーム蒸着し、上部の電極4uとした。このように製造し
た試料をカバーガラスでマスクすると共に、所望位置に
だけ電極を蒸着した。上記した下部の電極4dをむき出
した後、上部の電極4u、下部の電極4dのそれぞれに
リード線を銀ペーストで接合した。
【0049】次に、試料を加熱しつつ(目標温度:17
0°C)、上部の電極4u、下部の電極4dを介して電
場を印加し、導波層24のうち光変調器を構成する部分
に光学的非線形性を付与した。本実施例に係る光集積化
素子では、導波層24においては、屈折率異方性の制御
が可能である。従って、異方性結晶を利用した場合と比
較して、設計の自由度を確保することができる。またこ
の材料は、異方性結晶を利用した場合に比較して安価で
もある。さらに構成が単純であり、加工プロセスが少な
くて済み、コスト低廉に有利であるという長所を有す
る。
【0050】(光変調実験)上記したように製造した試
料を用い、光変調実験を行った。この場合には、波長8
30nmの半導体レーザを光源として用いた。基本的に
は、半導体レーザ、レンズ、光ファイバーであるラミポ
ールファイバー偏光子(住友大阪セメント製)、光集積
化素子の順に配置し、光集積化素子のうち光変調器Bを
入射部としてラミポールファイバー偏光子に結合し、光
集積化素子のうちモ−ドフィルタAを出射部に配置し
た。
【0051】光変調実験においては、TEモ−ドとTM
モ−ドとを1:1の強度で励振させ入射した。ラミポー
ルファイバー偏光子(住友大阪セメント製)の出射端か
らの光強度が、垂直方向(TMモ−ドに相当)と水平方
向(TEモ−ドに相当)とで等しくなる様に調整し、こ
れを試料である光集積化素子の導波路の入射部に結合さ
せた。
【0052】高周波発振器より高周波を発生させ、これ
を増幅器で増幅して、試料の下部の電極及び上部の電極
間に交流電圧を印加した。交流電圧の周波数1KHz
で、試料のうち光変調器部分のリタデーションの変化
と、モ−ドフィルタ部分による導波モ−ド選択とにより
光強度の変調を確認できた。
【0053】(照射試験)上記した実施例に係る屈折率
異方性可変材料を採用した場合において、光照射処理の
照射時間と屈折率の可変の程度との関係を試験した。更
に、照射処理の際の試料の温度と屈折率の可変の程度と
の関係を試験した。屈折率測定では、プリズムカップラ
ー(metricon製;PC2010)を用い、導波
する光として波長633nm、波長830nmを用い
た。
【0054】試験結果を図11、図12に示す。図11
は、照射時間と屈折率との関係(照射温度が110°C
のとき)を示す。更に図12は、照射温度と屈折率との
関係(照射時間が1時間のとき)を示す。図11及び図
12において、■は波長633nmにおけるnoを示
し、●は波長633nmにおけるneを示す。▲は波長
830nmにおけるnoを示し、◆は波長830nmに
おけるneを示す。
【0055】図11の■や▲に示す試験結果から理解で
きるように、光照射処理により、n Oの屈折率が低下し
ており、かつ、図12の◆や●に示す試験結果から理解
できるように、neの屈折率が増加していることが確認
された。また図12から理解できるように実施例に係る
屈折率異方性可変材料においては、屈折率は試料の温度
の影響を受けることが確認された。特に温度が高い程、
屈折率が変化する割合が大きいことが確認された。
【0056】(付記)上記した記載から次の技術的思想
も把握できる。 ○光照射により屈折率異方性が可変であり、かつ、光学
的非線形性を付与できる材料または前記材料をマトリッ
クスに分散させた材料で形成した導波層を用い、導波層
の一部分に光照射して、TEモード及びTMモードのい
ずれか一方の光を選択的に透過させるモードフィルタを
形成する操作と、前記導波層の他部分に、電場を印加す
ることにより分子を配向させて光学的非線形を付与し、
光変調を行う光変調器を形成する操作とを行うことを特
徴とする光集積化素子の製造方法。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、導波層の一部分がTE
モード及びTMモードのいずれか一方の光を選択的に透
過させるモードフィルタを構成し、導波層の他部分が導
波層を透過する光に対する屈折率を変化させて光変調を
行う光変調器を構成するため、モードフィルタ及び光変
調器を構成する導波層を同一材料を用いた一体化素子に
することができる。従って、構成が単純で、かつ作製プ
ロセスが簡便な集積化素子を得ることができる。
【0058】またモードフィルタ及び光変調器における
導波構造が同一材料で連続的に繋がっているため、モー
ドフィルタと光変調器接続部分との接続部分における結
合損失を小さく抑えることができる。本発明によれば、
モードフィルタの導波層において、光照射を利用して導
波層のne、noを調整すれば、モードフィルタを構成
するコアとクラッドとの屈折率の関係を上記したの関
係またはの関係のいずれかに設定でき、TEモードま
たはTEモードのいずれか一方の光のみを選択して透過
できるモードフィルタを構成できる。
【0059】一般の光システムにおいて、TEモードま
たはTEモードの偏光を利用した制御、計測は頻繁に行
われ、システムの中で偏光を分離するモードフィルタは
不可欠の存在になりつつある。また、光システムをより
汎用的に利用するため、導波路型集積化デバイスを利用
した小型光システムの構築が近年なされている。このシ
ステムにおいても、上記システムと同様に、TEモード
またはTEモードのいずれか一方の偏光を分離する必要
が生じる。本発明に係る光集積化素子におけるモ−ドフ
ィルタは、この様な導波路構造における偏光モ−ドを分
離するのに有用な素子であり、小型光システムでの重要
な構成部品と成りうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】導波層のモードフィルタの部分の構成の概念を
示す構成図である。
【図2】図1に示す形態のモードフィルタを形成する場
合の製造過程を概念的に示す構成図である。
【図3】他の形態に係る導波層のモードフィルタの部分
の構成の概念を示す構成図である。
【図4】図3に示す形態のモードフィルタを形成する場
合の製造過程を概念的に示す構成図である。
【図5】モードフィルタと光変調器を備えた光集積化素
子の全体の概念を示す斜視図である。
【図6】モードフィルタと光変調器を備えた別の実施形
態に係る光集積化素子の全体の概念を示す斜視図であ
る。
【図7】(A)は図6に示す光集積化素子のモードフィ
ルタの部分の断面図であり、(B)は図6に示す光集積
化素子の光変調器の部分の断面図である。
【図8】針電極を用いたコロナポーリング処理の概念を
示す構成図である。
【図9】平行平板電極を用いたポーリング処理の概念を
示す構成図である。
【図10】他の平行平板電極を用いたポーリング処理の
概念を示す構成図である。
【図11】光照射における照射時間と屈折率との関係を
示すグラフである。
【図12】光照射における試料温度と屈折率との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
図中、20は基板(基体)、24は導波層、2A、2B
はコア、3A、3Bはクラッドを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屈折率異方性及び光学的非線形性を発現す
    る材料または前記材料をマトリックスに分散させた材料
    で形成された導波層と、 前記導波層を保持する基体とを具備して構成され、 前記導波層の一部分は、TEモード及びTMモードのい
    ずれか一方の光を選択的に透過させるモードフィルタを
    構成し、 前記導波層の他部分は、電場の印加に伴い、前記導波層
    を透過する光に対する屈折率を変化させて光変調を行う
    光変調器を構成することを特徴とする光集積化素子。
JP17676697A 1996-10-23 1997-07-02 光集積化素子 Pending JPH1124015A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17676697A JPH1124015A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 光集積化素子
US08/956,401 US5949943A (en) 1996-10-23 1997-10-23 Waveguide device and a method of producing the same

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364761B1 (ko) * 2000-06-02 2002-12-16 엘지전자 주식회사 전기광학 폴리머 편광 분리기 및 그 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364761B1 (ko) * 2000-06-02 2002-12-16 엘지전자 주식회사 전기광학 폴리머 편광 분리기 및 그 제조방법

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