JPH11238962A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置

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JPH11238962A
JPH11238962A JP3852698A JP3852698A JPH11238962A JP H11238962 A JPH11238962 A JP H11238962A JP 3852698 A JP3852698 A JP 3852698A JP 3852698 A JP3852698 A JP 3852698A JP H11238962 A JPH11238962 A JP H11238962A
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JP
Japan
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insulating substrate
metal insulating
solder
semiconductor device
electrode
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Application number
JP3852698A
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English (en)
Inventor
Wataru Ito
伊藤  渉
Junichi Tsuda
純一 津田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 占有面積や高さの縮小化、損失の低減、放熱
性の向上、信頼性の向上、並びに生産性の向上を図り得
るようにする。 【解決手段】 下金属絶縁基板21の上面の電極24a
〜24cにソルダーペースト25〜27を付着させ、こ
のソルダーペースト25〜27上に、上面の電極31
a,33a,34aにはんだバンプ32,35,36を
設けた半導体素子31,33,34を搭載する。そし
て、はんだバンプ32,35,36上に、下面の電極4
3a〜43dにソルダーペースト44〜48を付着させ
た上金属絶縁基板40を搭載して、これらを加熱し前記
両ソルダーペースト25〜27,44〜48を溶融させ
ることによって、半導体素子31,33,34の下面の
電極31b,33b,34bと下金属絶縁基板21の上
面の電極24a〜24c、及び半導体素子31,33,
34の上面の電極31a,33a,34aと上金属絶縁
基板40の下面の電極43a〜43dとを接合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下の両面に電極
を有する半導体素子を基板に実装して成る半導体装置の
製造方法及び半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の半導体装置において
は、図14に示すように、金属ベース1の上面にガラス
エポキシ樹脂やセラミック等の絶縁体2を設け、これの
上面に銅等の導電性金属を材料とする回路配線3を形成
して成る金属絶縁基板4を使用している。
【0003】上記金属絶縁基板4上の回路配線3の図中
中央の電極3aには、上下の両面にそれぞれ電極5a,
5bを有する半導体素子(例えばパワーMOSFETや
IGBTといったパワー素子)5を、下面の電極5bに
よりはんだ6を用いて実装している。この半導体素子5
の上面の電極5aは1つ又は複数存するものであり、下
面の電極5bは半導体素子5の下面全部に存している。
又、電極3aには、同じく上下の両面にそれぞれ電極7
a,7bを有する半導体素子7を、下面の電極7bによ
りはんだ8を用いて実装している。
【0004】そして、半導体素子5の上面の電極5aか
ら他の半導体素子7の上面の電極7aへは、導電性金
属、一般的にはアルミニウムを材料とするワイヤ9を用
いて接続しており、又、半導体素子5の上面の電極5
a、及び半導体素子7の上面の電極7aから、金属絶縁
基板4上の回路配線3の他の電極3b,3cへも同様の
ワイヤ10,11を用いて接続している。
【0005】更に、電極3bには外部入出力端子12を
はんだ13を用いて接合しており、この状態で、それら
を覆うように金属絶縁基板4にケース14を接着し、こ
のケース14と金属絶縁基板4との間に、絶縁性の樹脂
例えばシリコンゲル15を充填した構造となっている。
なお、金属絶縁基板4の下面には放熱フィン16を設け
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の半導体装置で
は、金属絶縁基板4の回路配線3に、半導体素子5,7
を実装する電極3a以外に、ワイヤ10,11を接続す
る電極3b,3cが必要であり、その分、金属絶縁基板
4の面積が大きく必要とされて、全体の占有面積が大き
くなっていた。
【0007】又、シリコンゲル15及びケース14は、
半導体素子5,7を覆うのみならず、それらの上方に配
線したワイヤ9〜11をも覆う構造であるため、全体の
高さが大きくなっていた。加えて、この半導体装置をイ
ンバータ等の産業機器で使用する場合、それに必要な回
路配線基板(図示せず)は、外部入出力端子12を経由
してこの半導体装置と接続されるため、その回路配線基
板はケース14の上方に積載されることになり、これに
よって全体の高さが一層大きくなっていた。
【0008】更に、上述の半導体装置において、半導体
素子5,7がトランジスタのような場合には、コレクタ
とエミッタ間の飽和電圧が“ゼロ”ではなく、損失分と
して発生する。この損失は、通常発熱となり、使用時の
温度上昇を招いて、半導体装置の寿命、信頼性に影響を
与える。
【0009】又、そのような温度上昇に対して、シリコ
ンゲル15は熱伝導率が小さく、半導体素子5,7が発
した熱の大部分は下方の金属絶縁基板4に伝達される。
しかして、この伝達された熱は、金属絶縁基板4の下面
に設けられた放熱フィン16を通じて放熱されるが、一
方向のみの伝達であり、効率が非常に悪い。
【0010】更に、上述のごとく使用時に温度上昇する
と、熱疲労が発生する。特に過大な負荷をかけた場合に
は、この熱疲労が大きくなるため、ワイヤ9,10,1
1のボンディング接合部9a,10a,11aで剥離を
生じ、半導体装置が故障することが考えられる。
【0011】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、占有面積や高さの縮小が可
能で、損失の低減もでき、更に、放熱性の向上、信頼性
の向上、並びに生産性の向上を図ることのできる半導体
装置の製造方法及び半導体装置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置の製造方法は、下金属絶縁基板
の上面の電極にソルダーペーストを付着させ、そのソル
ダーペースト上に、上面の電極にはんだバンプを設けた
半導体素子を下面の電極により接するように搭載し、こ
の半導体素子のはんだバンプ上に、下面の電極にソルダ
ーペーストを付着させた上金属絶縁基板を搭載して、こ
れらを加熱し前記両ソルダーペーストを溶融させること
によって、前記半導体素子の下面の電極と下金属絶縁基
板の上面の電極、及び半導体素子の上面の電極と上金属
絶縁基板の下面の電極とを接合したことを特徴とする
(請求項1)。
【0013】このような半導体装置の製造方法によれ
ば、半導体素子は、下金属絶縁基板の上面の電極、及び
上金属絶縁基板の下面の電極に、それぞれソルダーペー
スト溶融後のソルダー(はんだ)により接合されるか
ら、上下の両金属絶縁基板に、半導体素子を実装する電
極以外、従来のワイヤを接続するような電極を必要とす
ることがない。
【0014】又、全体の高さについては、従来のワイヤ
まで覆うような高さを必要としない。更に、上下の両金
属絶縁基板でインバータ等を構成するについても、それ
らに半導体素子を直接的に実装でき、従来の外部入出力
端子を経由するような接続構造、並びに上の回路配線基
板をケースの上方に積載するような構造を不要ならしめ
得る。
【0015】加えて、上述のソルダーペースト溶融後の
ソルダーによる接合面積は、従来のワイヤによるボンデ
ィング接合面積よりも大きく、その分、接合部分のイン
ピーダンスを小さくできて、半導体装置としての損失を
低減できる。又、半導体素子の発した熱は、下金属絶縁
基板に伝達されると共に、上金属絶縁基板にも伝達され
るもので、その両方により放熱できる。そして、その放
熱が良好にできることにより、熱疲労を小さくでき、接
合部分の剥離等を生じることがないようにし得る。
【0016】更に、半導体素子の下面の電極と下金属絶
縁基板の上面の電極とを接合すると同時に、半導体素子
の上面の電極(はんだバンプ)と上金属絶縁基板の下面
の電極とを接合することができるので、それらに別々の
工程を要さず、かくして生産性を向上させることができ
る。
【0017】この場合、両ソルダーペーストの加熱溶融
は、下金属絶縁基板及び上金属絶縁基板の各金属ベース
に接触した熱板からの熱伝導によって行うようにしても
良い(請求項2)。又、下金属絶縁基板及び上金属絶縁
基板の少なくともいずれか一方に代えて、上下の両面に
電極を有する両面基板を用い、これの外側の面の電極に
他の電子部品を実装すると良い(請求項3)。
【0018】本発明の半導体装置は、上面に電極を有す
る下金属絶縁基板と、上下の両面に電極を有し、その下
面の電極を前記下金属絶縁基板の上面の電極にはんだ又
は導電性接着剤により接合させて実装された半導体素子
と、この半導体素子の上面の電極の上に配置された導電
体と、上下の両面に電極を有し、その下面の電極を、前
記導電体を介して前記半導体素子の上面の電極に圧接さ
せた上金属絶縁基板と、この上金属絶縁基板と前記下金
属絶縁基板との間に充填されたシリコンゲルとを具備し
て成ることを特徴とする(請求項7)。
【0019】このような半導体装置によれば、上述の半
導体装置の製造方法により製造した半導体装置と同様の
作用効果が得られるほかに、特に、半導体素子の上面の
電極と上金属絶縁基板の下面の電極との接合構造が、導
電体を介してそれらを圧接させただけであるため、金属
組織的な接合がなく、熱疲労を更に小さくできて、接合
部分の破損等を一層生じないようにし得る。この場合、
半導体素子の下面の電極も、下金属絶縁基板の上面の電
極にはんだ又は導電性接着剤により接合させるのに代え
て、下金属絶縁基板の上面の電極に圧接により接合させ
るようにしても良い(請求項8)。
【0020】又、上金属絶縁基板と前記下金属絶縁基板
との間に、シリコンゲルを充填するのに代えて、絶縁性
ガスを封入しても良く(請求項10)、半導体素子を囲
繞する凹部を有すると共に導電体を囲繞する孔を有する
絶縁性プレートを配設しても良いもので(請求項1
1)、更に、半導体素子を囲繞する位置に凹部を有する
第1の絶縁性シートと、導電体を囲繞する孔を有する第
2の絶縁性シートとを配設しても良く(請求項12)、
モールド樹脂を充填しても良い(請求項13)。そし
て、それらシリコンゲル又はモールド樹脂は、半導体素
子を個別に封止するように設け、その各封止部分間には
空間をあけると良い(請求項14)。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1及び図2を参照して説明する。まず図1には、
半導体装置の全体構成を示しており、これの下金属絶縁
基板21は、金属ベース22と、これの上面に設けたガ
ラスエポキシ樹脂やセラミック等の絶縁体23、及びこ
の絶縁体23の上面に形成した銅等の導電性金属を材料
とする回路配線24から成っており、回路配線24は電
極24a,24b,24cを有している。
【0022】このような下金属絶縁基板21に対し、電
極24a,24b,24cにはそれぞれソルダーペース
ト25,26,27,28,29,30を付着させる。
このソルダーペースト25〜30の付着は、例えば印刷
により行っており、そのほか、塗布、点滴、浸漬等の方
法により行うようにしても良い。
【0023】次いで、電極24a上のソルダーペースト
25には、上面に半導体素子31を搭載する。この半導
体素子31は、例えばパワーMOSFETやIGBTと
いったパワー素子であり、上下の両面にそれぞれ電極3
1a,31bを有している。このうち、上面の電極31
aは例えば1つ又は複数(この場合、複数)存し、下面
の電極31bは例えば半導体素子31の下面全部に存し
ている。このような半導体素子31の上面の電極31a
の上には、はんだダンプ32を設けており、前記ソルダ
ーペースト25の上面には、このはんだダンプ32を設
けた半導体素子31を、下面の電極31bにより接する
ように搭載する。
【0024】又、同じく電極24a上のソルダーペース
ト26には、上面に半導体素子33を搭載し、電極24
b上のソルダーペースト27には、上面に半導体素子3
4を搭載する。これらの半導体素子33,34は、上述
の半導体素子31と同一又は同様のものであり、その各
上面の電極33a,34aの上には、はんだダンプ3
5,36を設けていて、前記ソルダーペースト26,2
7の各上面には、このはんだダンプ35,36を設けた
半導体素子33,34を、それぞれ下面の電極33b,
34bにより接するように搭載する。
【0025】このほか、電極24b上のソルダーペース
ト28には、上面に導通スペーサ37を搭載し、同じく
電極24b上のソルダーペースト29と電極24c上の
ソルダーペースト30には、上面にIC38を搭載す
る。又、下金属絶縁基板21の周縁部上には、上述の各
搭載部品を覆うケース39を載置する。
【0026】そして、上記半導体素子31,33,34
の各はんだバンプ32,35,36と導通スペーサ37
の上には、上金属絶縁基板40を搭載する。この上金属
絶縁基板40は、前記下金属絶縁基板21と同様で、上
下を反転させたものであり、従って、金属ベース41
と、これの下面に設けたガラスエポキシ樹脂やセラミッ
ク等の絶縁体42、及びこの絶縁体41の下面に形成し
た銅等の導電性金属を材料とする回路配線43から成っ
ており、回路配線43は電極43a,43b,43c,
43d,43eを有している。
【0027】又、このような上金属絶縁基板21の各電
極43a〜43eには、それぞれソルダーペースト4
4,45,46,47,48,49,50,51を付着
させている。このソルダーペースト44〜51の付着
は、前述のソルダーペースト25〜30と同様の方法で
行っている。更に、そのうちの電極43d下のソルダー
ペースト50と電極43e下のソルダーペースト51に
は、下面にチップ部品52を搭載し、その上で、それら
のソルダーペースト50,51を加熱溶融させることに
より、チップ部品52を電極43d,43eに接合させ
て実装している。
【0028】なお、上記ソルダーペースト44〜51の
付着と、チップ部品52の実装は、上金属絶縁基板40
の各電極43a〜43eを上にした状態で行っている。
又、ソルダーペースト25〜30とソルダーペースト4
4〜51には、はんだバンプ32〜36よりも融点の低
いものを使用している。
【0029】このソルダーペースト44〜51を付着さ
せ、チップ部品52を実装した上金属絶縁基板40を、
上下に反転させて、前記半導体素子31,33,34の
各はんだバンプ32,35,36と導通スペーサ37の
上に、ソルダーペースト44〜49を介して搭載する。
【0030】この後、リフロー炉等の加熱炉を用いて、
ソルダーペースト25〜30,44〜51の融点からか
らはんだバンプ32〜36の融点までの範囲の温度で、
全体を加熱することにより、ソルダーペースト25〜3
0,44〜49を溶融させ、かくして、半導体素子3
1,33,34の各下面の電極31b,33b,34
b、導通スペーサ37の下端、及びIC38と、下金属
絶縁基板21の上面の電極24a〜24cとを接合する
と同時に、半導体素子31,33,34の各上面の電極
31a,33a,34a(はんだバンプ32,35,3
6)、及び導通スペーサ37の上端と、上金属絶縁基板
40の下面の電極43a〜43dとを接合する。そして
その後、下金属絶縁基板21とケース39及び上金属絶
縁基板40の内方には、絶縁性の合成樹脂、例えばシリ
コンゲル53を充填して、硬化させる。
【0031】このようにして製造した半導体装置におい
ては、半導体素子31,33,34は、下金属絶縁基板
21の上面の電極24a,24b、及び上金属絶縁基板
40の下面の電極43a〜43dに、それぞれソルダー
ペースト25〜27、44〜48溶融後のソルダー(は
んだ)により接合されるから、下・上の両金属絶縁基板
21,40に、半導体素子31,33,34を実装する
電極24a,24b、43a〜43d以外、従来のワイ
ヤ9〜11を接続するような電極を必要とすることがな
い。よって、その分、下金属絶縁基板21及び上金属絶
縁基板40の面積を小さく済ませることができ、全体の
占有面積の縮小化を達成できる。
【0032】又、全体の高さについては、従来のワイヤ
9〜11まで覆うような高さを必要としない。更に、下
・上の両金属絶縁基板21,40でインバータ等を構成
するについても、それらに半導体素子31,33,34
を直接的に実装でき、従来の外部入出力端子12を経由
するような接続構造、並びに上の回路配線基板をケース
14の上方に積載するような構造を不要ならしめ得るか
ら、全体の高さの縮小化も所望に達成できる。
【0033】下記の表1は、従来のワイヤボンディング
接合によるトランジスタモジュールと制御基板とを組合
わせたインバータ回路と、本発明の構成によるインバー
タ回路との大きさの比較を表したものである。
【0034】
【表1】
【0035】この表1から明らかなように、本発明の構
成によるインバータ回路では、従来のワイヤボンディン
グ接合によるトランジスタと制御基板とを組合わせたイ
ンバータ回路に対して、底面積が約1/2、高さも約1
/2、そして体積は約1/4になっており、充分に小形
化できることが分かる。
【0036】一方、ソルダーペースト25〜27、44
〜48溶融後のソルダーによる接合面積は、従来のワイ
ヤ9〜11によるボンディング接合面積よりも大きく、
その分、接合部分のインピーダンスを小さくでき、半導
体装置としての損失を低減できる。
【0037】図2は、同一ロットの半導体素子で、従来
のワイヤボンディング接合による半導体装置と、本発明
の構成による半導体装置との、それぞれコレクタ・エミ
ッタ間の飽和電圧及び順電圧の比較を表したものであ
る。このコレクタ・エミッタ間の飽和電圧及び順電圧
は、その値が大きいほど損失が大きい。この図2から明
らかなように、コレクタ・エミッタ間の飽和電圧及び順
電圧ともに、本発明の構成による半導体装置の方が小さ
くなっており、損失を低減していることが分かる。更
に、半導体素子31,33,34の発した熱は、下金属
絶縁基板21に伝達されると共に、上金属絶縁基板40
にも伝達されるもので、その両方により放熱できる。
【0038】下記の表2は、同一ロットの半導体素子
で、従来のワイヤボンディング接合による半導体装置
と、本発明の構成による半導体装置とで、定格電流の1
20[%]の負荷電流を2秒間加え、18秒間停止させ
ることを繰返し行なったときに、半導体素子32,3
3,34を実装した下金属絶縁基板21に負荷電流を加
えたときの温度上昇を測定した結果を示している。
【0039】
【表2】
【0040】この表2から明らかなように、従来のワイ
ヤボンディング接合による半導体装置では約8[℃]の
温度上昇があったのに対して、本発明の構成による半導
体装置では、前述のごとく上金属絶縁基板40にも熱が
伝達されるため、約4[℃]の温度上昇しかなく、放熱
性に優れていることが分かる。
【0041】そして、このように放熱が良好にできるこ
とにより、熱疲労を小さくでき、接合部分の剥離等を生
じることがないようにし得る。
【0042】下記の表3は、従来のワイヤボンディング
接合による半導体装置と、本発明の構成による半導体装
置とで、上述同様に定格電流の120[%]の負荷電流
を2秒間加え、18秒間停止させることを繰返し行なっ
たときの、故障するまでのサイクル数を示したものであ
る。
【0043】
【表3】
【0044】この表3から明らかなように、従来のワイ
ヤボンディング接合による半導体装置では約4000回
で故障したのに対して、本発明の構成による半導体装置
では約8000回まで持っており、信頼性の高いことが
確認された。
【0045】加えて、上述の製造方法によれば、半導体
素子31,33,34の各下面の電極31b,33b,
34bと、下金属絶縁基板21の上面の電極24a〜2
4cとを接合すると同時に、半導体素子31,33,3
4の各上面の電極31a,33a,34a(はんだバン
プ32,35,36)と、上金属絶縁基板40の下面の
電極43a〜43dとを接合することができるので、そ
れらに別々の工程を要さず、かくして生産性を向上させ
ることができる。
【0046】以上に対して、図3ないし図13は本発明
の第2ないし第12実施例を示すもので、それぞれ、第
1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省
略し、異なる部分についてのみ述べる。
【0047】[第2実施例]図3に示す第2実施例にお
いては、前述の加熱炉に代えて、ヒータ61を内設した
下熱板62と、ヒータ63を内設した下熱板64とを用
いており、ソルダーペースト25〜30,44〜49の
加熱溶融時に、その下熱板62を下金属絶縁基板21の
金属ベース22に接触させ、上熱板64を上金属絶縁基
板40の金属ベース41に接触させる。
【0048】そして、その状態で、ヒータ61,63に
通電する。すると、それらのヒータ61,63から発せ
られる熱が、下熱板62から下金属絶縁基板21を通じ
てソルダーペースト25〜30に伝導すると共に、上熱
板64から上金属絶縁基板40を通じてソルダーペース
ト44〜49に伝導する。
【0049】これらの熱伝導により、ソルダーペースト
25〜30,44〜49を溶融させるものであり、かく
して、半導体素子31,33,34の各下面の電極31
b,33b,34b、導通スペーサ37の下端、及びI
C38と、下金属絶縁基板21の上面の電極24a〜2
4cとを接合すると同時に、半導体素子31,33,3
4の各上面の電極31a,33a,34a(はんだバン
プ32,35,36)、及び導通スペーサ37の上端
と、上金属絶縁基板40の下面の電極43a〜43dと
を接合する。この場合、ソルダーペースト25〜30,
44〜49には、はんだバンプ32〜36よりも融点の
高いもの、あるいは同じものを使用する。
【0050】この方法によれば、熱伝導による加熱であ
るため、ソルダーペースト25〜30,44〜49に、
はんだバンプ32〜36よりも融点の高いもの、あるい
は同じものを使用でき、例えばSn−Ag系はんだのよ
うな導電率の高いはんだを使用することが可能となるも
のであり、それによって、半導体素子31,33,34
の上金属絶縁基板40との接合部のインピーダンスを更
に小さくでき、半導体装置としての損失を一層低減する
ことができる。
【0051】[第3実施例]図4に示す第3実施例にお
いては、上金属絶縁基板40に代えて、上両面金属絶縁
基板71を用いている。この上両面金属絶縁基板71
は、金属ベース72の上下両面に絶縁体73,74を設
けて、更にその上下両面に回路配線75,76を設けて
成るもので、回路配線75は電極75a〜75fを有
し、回路配線76は電極76a〜76fを有している。
【0052】このような上両面金属絶縁基板71の各電
極75a〜75f、76a〜76fには、それぞれソル
ダーペースト77〜86、87〜96を付着させてい
る。又、そのうちの下面のソルダーペースト93,94
にはチップ部品97を下面に搭載し、ソルダーペースト
95,96にはチップ部品98を同じく下面に搭載して
おり、その上で、それらのソルダーペースト93〜96
を加熱溶融させることにより、チップ部品97,98を
電極76d〜76fに接合させて実装している。
【0053】更に、この場合の外側の面である上面のソ
ルダーペースト77,78にはチップ部品99を上面に
搭載し、ソルダーペースト79,80にはチップ部品1
00を、ソルダーペースト81,82にはIC101
を、ソルダーペースト83,84にはチップ部品102
を、ソルダーペースト85,86にはチップ部品103
を、それぞれ同じく上面に搭載している。なお、この場
合、ソルダーペースト77〜96には、半導体素子3
1,33,34上のはんだバンプ32〜36よりも融点
の低いものを使用している。
【0054】このソルダーペースト77〜96を付着さ
せ、チップ部品97,98を実装すると共に、チップ部
品99,100,102,103及びIC101を搭載
した上両面金属絶縁基板71を、下金属基板21上の半
導体素子31,33,34の各はんだバンプ32,3
5,36と導通スペーサ37の上に、ソルダーペースト
87〜92を介して搭載する。
【0055】この後、リフロー炉等の加熱炉を用いて、
ソルダーペースト25〜30,77〜96の融点からか
らはんだバンプ32〜36の融点までの範囲の温度で、
全体を加熱することにより、ソルダーペースト25〜3
0,77〜92を溶融させ、かくして、半導体素子3
1,33,34の各下面の電極31b,33b,34
b、導通スペーサ37の下端、及びIC38と、下金属
絶縁基板21の上面の電極24a〜24cとを接合する
と同時に、半導体素子31,33,34の各上面の電極
31a,33a,34a(はんだバンプ32,35,3
6)、及び導通スペーサ37の上端と、上両面金属絶縁
基板71の下面の電極76a〜76dとを接合し、更に
同時に、チップ部品99,100,102,103及び
IC101を電極75a〜75fに接合する。
【0056】この方法によれば、第1実施例のものより
更に多くの電子部品を実装するのに、それを第1実施例
と同じ占有面積の、小形のもので実現できる。なお、こ
の場合、上両面金属絶縁基板71は、ガラスエポキシ樹
脂基板など、合成樹脂をベースとするものに変えても良
い。このものでも、放熱性は劣るものの、小形化や損失
の低減については、第1実施例同様の効果を得ることが
できる。
【0057】又、上両面金属絶縁基板71は、上金属絶
縁基板40に代えてではなく、下金属絶縁基板21に代
えて用いても良く、この場合には、上金属絶縁基板40
の下側の面が外側の面となり、チップ部品99,10
0,102,103及びIC101といった他の電子部
品は、その上金属絶縁基板40の下側の面の電極に実装
する。更に、上両面金属絶縁基板71は、上金属絶縁基
板40及び下金属絶縁基板21の双方に代えて用いても
良い。加えて、この場合、ソルダーペースト25〜3
0,77〜92の加熱溶融は、第2実施例の両熱板6
2,64からの熱伝導によって行うようにしても良い。
【0058】[第4実施例]図5に示す第4実施例にお
いては、下・上の両金属絶縁基板21,40の各隅部に
位置決め用の孔111,112を形成して、位置決め用
治具113の同じく隅部に設けたピン114に、下金属
絶縁基板21の孔111、スペーサ115、上金属絶縁
基板40の孔112の順に嵌合することにより、下・上
の両金属絶縁基板21,40の位置決めをし、この状態
で、ソルダーペースト25〜30,44〜49を溶融さ
せる加熱を行う。
【0059】これによって、半導体素子31,33,3
4の各上面の電極31a,33a,34a(はんだバン
プ32,35,36)、及び導通スペーサ37の上端
と、上金属絶縁基板40の下面の電極43a〜43dと
を位置精度良く接合できて、組立ての精度を向上させる
ことができる。
【0060】又、この場合、スペーサ115は下・上の
両金属絶縁基板21,40間に位置されるもので、この
スペーサ115の高さを変えることにより、下・上の両
金属絶縁基板21,40の間の寸法の調整ができる。こ
れにより、半導体装置の全体の高さを使用機器の寸法に
応じたものに調整できると共に、半導体装置の特性に要
求されるインピーダンスを持った寸法のはんだバンプ及
びソルダーペーストの選択が可能となり、信頼性の一層
の向上を達成することができる。
【0061】なお、この場合も、ソルダーペースト25
〜30,44〜49の加熱溶融は、リフロー炉等の加熱
炉、並びに第2実施例の両熱板62,64からの熱伝導
のいずれで行うようにしても良い。又、下・上の両金属
絶縁基板21,40は、その少なくとも一方を両面基板
に変えて実施するようにしても良い。
【0062】[第5実施例]図6に示す第5実施例にお
いては、半導体素子31,33,34の各はんだバンプ
32,35,36の形成について、加熱による寸法変化
の比較的少ないカーボンやセラミック等の材料で作製し
た下型治具121の各凹部122に、半導体素子31,
33,34(半導体素子31で代表して示す)を配置
し、この半導体素子31,33,34の上面の電極31
a,33a,34a(これも電極31aで代表して示
す)にはんだ付け用のフラックスを塗布する。
【0063】この後、下型治具121の位置決めピン1
23に上型治具124の位置決め孔125を嵌合して、
上記半導体素子31,33,34の上面の電極31a,
33a,34aを、上型治具124により覆う。そし
て、上型治具124が有する貫通孔126にそれぞれは
んだ127を、例えばボールの状態で供給するボールマ
ウンタを用いて配置し、その上で、加熱炉等による全体
の加熱を行って、はんだ127を溶融させることによ
り、はんだ127を半導体素子31,33,34の上面
の電極31a,33a,34aに接合させて、はんだバ
ンプ32,35,36(これもはんだバンプ32で代表
して示す)を形成する。
【0064】この方法によれば、はんだ127の溶融に
よるぬれ広がりでもって、半導体素子31,33,34
の電極31a,33a,34aと同じ面積を有するはん
だバンプ32,35,36を形成できるものであり、そ
れによって、半導体素子31,33,34の電極31
a,33a,34aとはんだバンプ32,35,36と
の接合部のインピーダンスを更に小さくでき、半導体装
置としての損失を低減できる。
【0065】又、この場合、上型治具124の貫通孔1
26とこれに配置するはんだ127の大きさを変えるこ
とにより、はんだバンプ32,35,36の寸法を変え
ることができるものであり、これによって、半導体装置
の特性に要求されるインピーダンスを持った寸法のはん
だバンプの形成が可能となり、信頼性の一層の向上を達
成することができる。しかも、この場合、一度に多くの
はんだバンプを形成することも可能であり、生産性を良
くできる。
【0066】[第6実施例]図7に示す第6実施例にお
いては、同じく半導体素子31,33,34の各はんだ
バンプ32,35,36の形成について、第5実施例の
下型治具121同様の材料で作製した下型治具131の
各凹部132に、放熱板133をそれぞれ配置し、その
上に、放熱板用はんだ134を配置する。そして、更に
その上に、半導体素子31,33,34(半導体素子3
1で代表して示す)を配置し、この半導体素子31,3
3,34の上面の電極31a,33a,34a(これも
電極31aで代表して示す)にはんだ付け用のフラック
スを塗布する。
【0067】この後、下型治具131の位置決めピン1
35に上型治具136の位置決め孔137を嵌合して、
上記半導体素子31,33,34の上面の電極31a,
33a,34aを、上型治具136により覆う。そし
て、上型治具136が有する貫通孔138にそれぞれは
んだ139を例えば前述のボールマウンタを用いて配置
し、その上で、加熱炉等による全体の加熱を行って、は
んだ134,139を溶融させることにより、半導体素
子31,33,34の下面の電極31b,33b,34
bにそれぞれ放熱板133を接合させると共に、はんだ
バンプ32,35,36(これもはんだバンプ32で代
表して示す)を形成する。
【0068】この方法によれば、第5実施例同様の効果
が得られるほかに、半導体素子31,33,34に対す
る放熱板133の接合が、はんだバンプ32,35,3
6の形成と同時にできることにより、生産性を向上させ
ることができる。そして、その接合した放熱板133に
より、半導体素子31,33,34の放熱をより盛んに
行うことができる。
【0069】[第7実施例]図8に示す第7実施例にお
いては、下金属絶縁基板21の電極24a,24b上
に、半導体素子31,33,34を、はんだ141,1
42,143により、下面の電極31b,33b,34
bを接合させて実装している。この場合、はんだ141
〜143に代えて、導電性接着剤を用いても良い。又、
電極24b,24c上には、導電ゴムコネクタ144を
実装しており、下金属絶縁基板21の下面には放熱板1
45を設けている。
【0070】そして、半導体素子31,33,34の上
面の電極31a,33a,34aの上には、銅や銀等か
ら成る導電体146,147,148をそれぞれ配置
し、更にその上方に、第3実施例で用いた上両面金属絶
縁基板71を、下面の電極76a〜76dにより接触さ
せて配置している。又、上両面金属絶縁基板71は、下
面の電極76d,76eを導電ゴムコネクタ144の上
面に接触させている。
【0071】この状態で、上下の金属絶縁基板71,2
1を、ケース39を挟んでそれらの間に通したねじ等の
固定部材149で締め付け、この締付力により、上両面
金属絶縁基板71の下面の電極76a〜76dを、導電
体146〜148を介して半導体素子31,33,34
の上面の電極31a,33a,34aに圧接させてい
る。又、上両面金属絶縁基板71の下面の電極76d,
76eは、導電ゴムコネクタ144の上面に圧接させて
いる。なお、これらの圧接は、上下の金属絶縁基板7
1,21を固定部材149で結合するのに代えて、爪で
結合することにより、行うようにしても良い。
【0072】このように構成したものでは、第1実施例
の半導体装置の製造方法により製造した半導体装置と同
様の作用効果が得られるほかに、特に、半導体素子3
1,33,34の上面の電極31a,33a,34aと
上両面金属絶縁基板71の下面の電極76a〜76dと
の接合構造が、導電体146〜148を介してそれらを
圧接させただけであるため、はんだや導電性接着剤によ
り接合させて実装する工程が不要であり、生産性を更に
向上させることができる。
【0073】又、その圧接させただけの接合構造では、
金属組織的な接合がなく、熱疲労を更に小さくできるの
で、接合部分の破損等を一層生じないようにし得、信頼
性を更に良くすることができる。加えて、この場合、上
両面金属絶縁基板71の上面の電極75a〜75eに
は、チップ部品99,100及びIC101を実装して
おり、これによって、第1実施例のものより多くの電子
部品を実装するのに、それを第1実施例と同じ占有面積
の、小形のもので実現できる効果も得ることができる。
【0074】[第8実施例]図9に示す第8実施例にお
いては、上両面金属絶縁基板71の下面の電極76a〜
76dを、導電体146〜148を介して、半導体素子
31,33,34の上面の電極31a,33a,34a
に圧接させると共に、半導体素子31,33,34の下
面の電極31b,33b,34bも、下金属絶縁基板2
1の上面の電極24a,24bに、はんだ141〜14
3又は導電性接着剤により接合させるのに代えて、圧接
により接合させている。
【0075】このように構成したものでは、半導体素子
31,33,34を下金属絶縁基板21にはんだ141
〜143や導電性接着剤により接合させて実装する工程
が不要になり、しかも、半導体素子31,33,34の
上面の電極31a,33a,34aと合わせて圧接がで
きるため、生産性を向上させることができる。
【0076】[第9実施例]図10に示す第9実施例に
おいては、上述の上下の両面に電極75a〜75e、7
6a〜76eを有する上金属絶縁基板71に代えて、金
属ベース151の下面にのみ絶縁体152を設け、更に
その下面にのみ回路配線153を設けて成る上金属絶縁
基板154を用いて、その回路配線153の電極153
a〜153dを、導電体146〜148を介して、半導
体素子31,33,34の上面の電極31a,33a,
34aに圧接させると共に、電極153d,153e
を、導電ゴムコネクタ144の上面に圧接させている。
【0077】なお、上金属絶縁基板154の電極153
eには、はんだ155を用いて外部入力端子156のリ
ード156aを実装すると共に、この外部入力端子15
6を下金属絶縁基板21の絶縁体23と間で挟設してい
る。このように構成したものでは、第1実施例のものよ
り多くの電子部品を実装するについて、それを小形のも
ので実現できる効果以外は、第7実施例の半導体装置と
同様の作用効果を得ることができる。
【0078】なお、この場合も、半導体素子31,3
3,34の下面の電極31b,33b,34bは、下金
属絶縁基板21の上面の電極24a,24bに、はんだ
141〜143又は導電性接着剤により接合させている
が、それに代えて、第8実施例のように、圧接により接
合させるようにしても良い。
【0079】又、先の第7実施例ないし第9実施例にお
いても、下金属絶縁基板21とケース39及び上金属絶
縁基板71(154)の内方には、それぞれシリコンゲ
ル53を充填しているが、それに代えて、絶縁性ガスを
封入しても良い。この絶縁性ガスを封入したものによれ
ば、シリコンゲル53を硬化させる工程が不要になり、
生産性を向上させることができる。又、シリコンゲル5
3を充填する場合に考えられたボイドの発生も、絶縁性
ガスによれば生じず、信頼性を向上させることができ
る。
【0080】更に、この場合、下金属絶縁基板21とケ
ース39及び上金属絶縁基板71(154)の内方に
は、シリコンゲル53に代えて、例えばエポキシ樹脂等
のモールド樹脂を充填し硬化させても良い。このエポキ
シ樹脂等のモールド樹脂を充填し硬化させたものによれ
ば、そのモールド樹脂の硬化の際の収縮力でもって、下
金属絶縁基板21と上金属絶縁基板71(154)との
間隔を狭め、それらの、半導体素子31,33,34に
対する圧接を強めて、信頼性を向上させることができ
る。
【0081】[第10実施例]図11に示す第10実施
例においては、同じく、下金属絶縁基板21と上金属絶
縁基板71(154)との間に、シリコンゲル53を充
填するのに代えて、半導体素子31,33,34を囲繞
する凹部161〜163を有すると共に、導電体146
〜148を囲繞する孔164〜166を有する、例えば
シリコンゴム等の絶縁材で作製した絶縁性プレート16
7を配設している。
【0082】このように構成したものでは、絶縁性プレ
ート167で、下金属絶縁基板21と上金属絶縁基板7
1(154)との間の絶縁性の確保ができると共に、半
導体素子31,33,34の上面の電極31a,33
a,34aに対する導電体146〜148の位置決め
も、その絶縁性プレート167でできるようになり、組
立精度を向上させることができる。
【0083】[第11実施例]図12に示す第11実施
例においては、同じく、下金属絶縁基板21と上金属絶
縁基板71(154)との間に、シリコンゲル53を充
填するのに代えて、半導体素子31,33,34を囲繞
する凹部171〜173を有する、例えばシリコンゴム
等の絶縁材で作製した第1の絶縁性シート174と、導
電体146〜148を囲繞する孔175〜177を有す
る、同じくシリコンゴム等の絶縁材で作製した第2の絶
縁性シート178とを配設している。
【0084】このように構成したものでも、上記第10
実施例と同様の効果を得ることができる。又、この場
合、半導体素子31,33,34を囲繞する凹部171
〜173と、導電体146〜148を囲繞する孔175
〜177の形成が、第1の絶縁性シート174と第2の
絶縁性シート178とに別々にできるため、加工が容易
で、生産性を向上させることができる。
【0085】[第12実施例]図13に示す第12実施
例においては、同じく、下金属絶縁基板21と上金属絶
縁基板71(154)との間に、シリコンゲル53を充
填するのに代えて、シリコンゲル181〜183により
半導体素子31,33,34を個別に封止し、その各封
止部分間に空間184,185をあけている。
【0086】このように構成したものでは、シリコンゲ
ル181〜183による封止部分が半導体素子31,3
3,34ごとに離間しているため、それらシリコンゲル
181〜183が硬化するとき、並びに半導体素子3
1,33,34の発熱等によってシリコンゲル181〜
183が膨脹するときの、それらに伴う上下の基板71
(154),21の横方向の変位量を小さく留め得、両
基板71(154),21に対する半導体素子31,3
3,34の相対的な位置ずれを抑制できて、組立精度を
向上させることができる。
【0087】なお、基板71(154),21間には耐
圧を確保するのに充分な間隔をあけている。このため、
シリコンゲル181〜183による封止部分間には、特
に絶縁材を設ける必要はないが、しかし、基板71(1
54),21間が極端に狭くなるなど、より優れた絶縁
性が要求される場合には、その各封止部分間に絶縁ガス
を封入すると良い。
【0088】又、半導体素子31,33,34ごとの封
止は、シリコンゲル181〜183に代えて、エポキシ
樹脂等のモールド樹脂で行っても良い。特にこのように
した場合には、モールド樹脂が硬化するときの収縮力で
もって、両基板71(154),21の、半導体素子3
1,33,34に対する圧接を強めて、信頼性を向上さ
せることができる。
【0089】更に、この場合、導電ゴムコネクタ144
に代えて、導電体146〜148同様の導電体を使用
し、この導電体もシリコンゴムあるいはモールド樹脂で
個別に封止するようにしても良い。このほか、本発明は
上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるもので
はなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し
得る。
【0090】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の半導体装置の製造方法
によれば、占有面積や高さの縮小化を達成できると共
に、損失の低減もでき、更に、放熱性の向上、信頼性の
向上、並びに生産性の向上を達成することができる。
【0091】請求項2の半導体装置の製造方法によれ
ば、ソルダーペーストに導電率の高いはんだを使用する
ことが可能で、半導体素子の接合部のインピーダンスを
更に小さくでき、損失を一層低減することができる。請
求項3の半導体装置の製造方法によれば、多くの電子部
品を実装するのに、それを占有面積の小さい、小形のも
ので実現することができる。
【0092】請求項4の半導体装置の製造方法によれ
ば、半導体素子の上面の電極と上金属絶縁基板の下面の
電極とを位置精度良く接合できて組立精度を向上できる
と共に、半導体装置の全体の高さを使用機器の寸法に応
じたものに調整でき、且つ、半導体装置の特性に要求さ
れるインピーダンスを持った寸法のはんだバンプ及びソ
ルダーペーストの選択が可能となって、信頼性の一層の
向上を達成することができる。
【0093】請求項5の半導体装置の製造方法によれ
ば、接合部のインピーダンスの小さいはんだバンプを形
成できて、半導体装置の損失を低減でき、併せて、半導
体装置の特性に要求されるインピーダンスを持った寸法
のはんだバンプを形成できて、信頼性の一層の向上を達
成することができる。請求項6の半導体装置の製造方法
によれば、請求項5の半導体装置の製造方法同様の効果
が得られるほかに、半導体素子に対する放熱板の接合
が、はんだバンプの形成と同時にできて、生産性を向上
させることができ、更に、その接合した放熱板により、
半導体素子の放熱性を向上させることができる。
【0094】請求項7の半導体装置によれば、請求項1
の半導体装置の製造方法により製造した半導体装置と同
様の効果が得られるほかに、特に生産性を更に向上させ
ることができ、又、半導体素子と上両面金属絶縁基板と
の接合部分の熱疲労を更に小さくできて、信頼性を更に
向上させることができる。加えて、多くの電子部品を実
装するのに、それを占有面積の小さい、小形のもので実
現することができる。請求項8の半導体装置によれば、
半導体素子を下金属絶縁基板に接合させるのも、上金属
絶縁基板に対する半導体素子の上面の電極の圧接と同じ
圧接でできるため、生産性を一層向上させることができ
る。請求項9の半導体装置によれば、小形化以外、請求
項7の半導体装置と同様の作用効果を得ることができ
る。請求項10の半導体装置によれば、絶縁充填物の硬
化工程が不要になって、生産性を向上させることができ
る。又、その絶縁充填物にボイドの発生もなく、信頼性
を向上させることができる。
【0095】請求項11の半導体装置によれば、半導体
素子の上面の電極に対する導電体の位置決めが、絶縁性
プレートでできるようになって、組立精度を向上させる
ことができる。請求項12の半導体装置によれば、請求
項11の半導体装置同様の効果が得られるほかに、絶縁
性シートの加工も容易で、生産性を更に向上させること
ができる。
【0096】請求項13の半導体装置によれば、モール
ド樹脂の硬化の際の収縮力でもって、下金属絶縁基板と
上金属絶縁基板の、半導体素子に対する圧接を強めて、
信頼性を向上させることができる。請求項14の半導体
装置によれば、下金属絶縁基板と上金属絶縁基板に対す
る半導体素子の相対的な位置ずれを抑制できて、組立精
度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す半導体装置全体の完
成状態の縦断面図
【図2】特性図
【図3】本発明の第2実施例を示す半導体装置全体の加
熱工程状態の縦断面図
【図4】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第4実施例を示す図3相当図
【図6】本発明の第5実施例を示すはんだバンプ作製工
程状態の縦断面図
【図7】本発明の第6実施例を示す図6相当図
【図8】本発明の第7実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第8実施例を示す図1相当図
【図10】本発明の第9実施例を示す図1相当図
【図11】本発明の第10実施例を示す図1相当図
【図12】本発明の第11実施例を示す図1相当図
【図13】本発明の第12実施例を示す図1相当図
【図14】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
21は下金属絶縁基板、24a〜24cは電極、25〜
27はソルダーペースト、31は半導体素子、31a,
31bは電極、32ははんだダンプ、33は半導体素
子、33a,33bは電極、34は半導体素子、34
a,34bは電極、35,36ははんだダンプ、40は
上金属絶縁基板、43a〜43dは電極、44〜48は
ソルダーペースト、53はシリコンゲル、62は下熱
板、64は上熱板、71は上両面金属絶縁基板、75a
〜75fは電極、76a〜76dは電極、77〜81は
ソルダーペースト、87〜96はソルダーペースト、9
9,100,102,103はチップ部品(他の電子部
品)、101はIC(他の電子部品)、111,112
は位置決め用の孔、113は位置決め用治具、114は
ピン、115はスペーサ、121は下型治具、122は
凹部、124は上型治具、126は貫通孔、127はは
んだ、131は下型治具、132は凹部、133は放熱
板、134は放熱板用はんだ、136は上型治具、13
8は貫通孔、139,141〜143ははんだ、146
〜148は導電体、149は固定部材、153a〜15
3dは電極、154は上金属絶縁基板、161〜163
は凹部、164〜166は孔、167は絶縁性プレー
ト、171〜173は凹部、174は絶縁性シート、1
75〜177は孔、178は絶縁性シート、181〜1
83はシリコンゲル、184,185は空間を示す。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下金属絶縁基板の上面の電極にソルダー
    ペーストを付着させ、 そのソルダーペースト上に、上面の電極にはんだバンプ
    を設けた半導体素子を下面の電極により接するように搭
    載し、 この半導体素子のはんだバンプ上に、下面の電極にソル
    ダーペーストを付着させた上金属絶縁基板を搭載して、 これらを加熱し前記両ソルダーペーストを溶融させるこ
    とによって、 前記半導体素子の下面の電極と下金属絶縁基板の上面の
    電極、及び半導体素子の上面の電極と上金属絶縁基板の
    下面の電極とを接合したことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 両ソルダーペーストの加熱溶融を、下金
    属絶縁基板及び上金属絶縁基板の各金属ベースに接触し
    た熱板からの熱伝導によって行うことを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 下金属絶縁基板及び上金属絶縁基板の少
    なくともいずれか一方に代えて、上下の両面に電極を有
    する両面基板を用い、これの外側の面の電極に他の電子
    部品を実装したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 上下の基板の各隅部に位置決め用の孔を
    形成し、この孔を、位置決め用治具が有するピンに嵌め
    て位置決めすると共に、上下の基板の間にスペーサを配
    設し、このスペーサの高さを変えることによって、上下
    の基板の間の寸法の調整を可能としたことを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 下型治具の凹部に半導体素子を配置し、
    この半導体素子の上面を上型治具で覆って、この上型治
    具が有する貫通孔に配置したはんだを加熱溶融させるこ
    とにより、はんだバンプを形成すると共に、その上型治
    具の貫通孔とこれに配置するはんだの大きさを変えるこ
    とにより、はんだバンプの寸法の変更を可能としたこと
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の半導
    体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 下型治具の凹部に、半導体素子よりも先
    に放熱板、及び放熱板用はんだを順に配置し、上型治具
    が有する貫通孔に配置したはんだを加熱溶融させると同
    時に、その放熱板用はんだを加熱溶融させることによ
    り、はんだバンプを形成すると同時に、半導体素子に放
    熱板を接合することを特徴とする請求項5記載の半導体
    装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 上面に電極を有する下金属絶縁基板と、 上下の両面に電極を有し、その下面の電極を前記下金属
    絶縁基板の上面の電極にはんだ又は導電性接着剤により
    接合させて実装された半導体素子と、 この半導体素子の上面の電極の上に配置された導電体
    と、 上下の両面に電極を有し、その下面の電極を、前記導電
    体を介して前記半導体素子の上面の電極に圧接させた上
    金属絶縁基板と、 この上金属絶縁基板と前記下金属絶縁基板との間に充填
    されたシリコンゲルとを具備して成ることを特徴とする
    半導体装置。
  8. 【請求項8】 半導体素子の下面の電極を、下金属絶縁
    基板の上面の電極にはんだ又は導電性接着剤により接合
    させるのに代えて、下金属絶縁基板の上面の電極に圧接
    により接合させたことを特徴とする請求項7記載の半導
    体装置。
  9. 【請求項9】 上下の両面に電極を有する上金属絶縁基
    板に代えて、下面にのみ電極を有する上金属絶縁基板を
    用いたことを特徴とする請求項7又は8記載の半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 上金属絶縁基板と前記下金属絶縁基板
    との間に、シリコンゲルを充填するのに代えて、絶縁性
    ガスを封入したことを特徴とする請求項7ないし9のい
    ずれかに記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 上金属絶縁基板と前記下金属絶縁基板
    との間に、シリコンゲルを充填するのに代えて、半導体
    素子を囲繞する凹部を有すると共に導電体を囲繞する孔
    を有する絶縁性プレートを配設したことを特徴とする請
    求項7ないし9のいずれかに記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 上金属絶縁基板と前記下金属絶縁基板
    との間に、シリコンゲルを充填するのに代えて、半導体
    素子を囲繞する凹部を有する第1の絶縁性シートと、導
    電体を囲繞する孔を有する第2の絶縁性シートとを配設
    したことを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記
    載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 上金属絶縁基板と前記下金属絶縁基板
    との間に、シリコンゲルを充填するのに代えて、モール
    ド樹脂を充填したことを特徴とする請求項7ないし9の
    いずれかに記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 上金属絶縁基板と前記下金属絶縁基板
    との間に、シリコンゲルを充填するのに代えて、シリコ
    ンゲル又はモールド樹脂により半導体素子を個別に封止
    し、その各封止部分間に空間をあけたことを特徴とする
    請求項7ないし9のいずれかに記載の半導体装置。
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