JPH11238011A - オブジェクト移動方法及びシステム及び分散オブジェクト管理装置及び分散オブジェクト管理プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

オブジェクト移動方法及びシステム及び分散オブジェクト管理装置及び分散オブジェクト管理プログラムを格納した記憶媒体

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JPH11238011A
JPH11238011A JP10040468A JP4046898A JPH11238011A JP H11238011 A JPH11238011 A JP H11238011A JP 10040468 A JP10040468 A JP 10040468A JP 4046898 A JP4046898 A JP 4046898A JP H11238011 A JPH11238011 A JP H11238011A
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JP10040468A
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Makoto Onizuka
真 鬼塚
Nobuyuki Kobayashi
伸幸 小林
Satoshi Okada
敏 岡田
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Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オブジェクトを構成単位とするクライアント
・サーバ構成のソフトウェアにおいて、クライアントと
サーバ間のインタフェース変更を容易化することで、通
信の高速化・計算機の高速化・クライアント数の増大・
クライアントソフトウェアの変更に応じた高速処理が可
能なソフトウェアを容易に構築することが可能なオブジ
ェクト移動方法及びシステム及び分散オブジェクト管理
装置及び分散オブジェクト管理プログラムを格納した記
憶媒体を提供する。 【解決手段】 本発明は、サーバ側のオブジェクトをロ
ックし、かつ、該サーバからクライアントへオブジェク
トをコピーし、該サーバ側で実行していた処理をクライ
アント側に移転する。または、サーバまたは、クライア
ント側のオブジェクトを反対側に移動し、かつ、移動し
たオブジェクトと通信するためのプロキシを移動元に生
成する。さらに、複数のオブジェクトをまとめてコピー
または、移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オブジェクト移動
方法及びシステム及び分散オブジェクト管理装置及び分
散オブジェクト管理プログラムを格納した記憶媒体に係
り、特に、オブジェクトを構成単位とする分散システム
のソフトウェアにおいて、分散システムにおけるサーバ
・クライアントの柔軟な変更を可能とするためのオブジ
ェクト移動方法及びシステム及び分散オブジェクト管理
装置及び分散オブジェクト管理プログラムを格納した記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】オブジェクトを構成単位とする分散シス
テム上のクライアント・サーバ構成の従来のソフトウェ
アでは、通常のソケット通信インタフェースを用いて実
装した場合、クライアントとサーバ間のインタフェース
は固定的になってしまい、これを変更するためには、ク
ライアント側とサーバ側の両方に大幅な変更が必要であ
る。
【0003】オブジェクト移動方式に類似する技術とし
て分散オブジェクト環境の“Orbix”の機能である
スマートプロキシがある。この機能は、 サーバからクライアントへオブジェクトをコピーす
る; コピーされたオブジェクトが複数ある場合、これらの
間で更新の同期を取る; という手段に基づいている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
スマートプロキシにおけるの手段では、参照/更新操
作に対する排他制御が十分ではないためデータに対する
一貫性が保障できないという問題がある。更に、上記の
の手段は、複数のオブジェクトを纏めて扱うことがで
きないため、多くのオブジェクトをサーバからクライア
ントにコピーする場合に、処理の遅延が生じるという問
題がある。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、オブジェクトを構成単位とするクライアント・サー
バ構成のソフトウェアにおいて、クライアントとサーバ
間のインタフェース変更を容易化することで、通信の高
速化・計算機の高速化・クライアント数の増大・クライ
アントソフトウェアの変更に応じた高速処理が可能なソ
フトウェアを容易に構築することが可能なオブジェクト
移動方法及びシステム及び分散オブジェクト管理装置及
び分散オブジェクト管理プログラムを格納した記憶媒体
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明(請求項1)は、オブ
ジェクトを構成単位とする分散システムにおけるクライ
アント・サーバ構成のソフトウェアにおけるオブジェク
ト移動方法において、サーバ側のオブジェクトをロック
し(ステップ1)、かつ、該サーバからクライアントへ
オブジェクトをコピーし(ステップ2)、該サーバ側で
実行していた処理をクライアント側に移転する。
【0007】本発明(請求項2)は、サーバまたは、ク
ライアント側のオブジェクトを反対側に移動し、かつ、
移動したオブジェクトと通信するためのプロキシを移動
元に生成する。本発明(請求項3)は、複数のオブジェ
クトをまとめてコピーまたは、移動する。
【0008】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明(請求項4)は、オブジェクトを構成単位とするネッ
トワーク上の分散システムにおけるクライアント・サー
バ構成のソフトウェアにおけるオブジェクト移動システ
ムであって、サーバ200からクライアント300へオ
ブジェクトをコピーし、かつ、該サーバ側のオブジェク
トをロックする移動手段10を有する分散オブジェクト
管理装置100を有する。
【0009】本発明(請求項5)は、分散オブジェクト
管理装置100において、サーバ側200または、クラ
イアント側300のオブジェクトを反対側に移動し、か
つ、移動したオブジェクトと通信するためのプロキシを
移動元に生成する逆移動手段20を有する。本発明(請
求項6)は、分散オブジェクト管理装置100におい
て、複数のオブジェクトをまとめてコピーまたは、移動
するオブジェクト集約手段30を含む。
【0010】本発明(請求項7)は、オブジェクトを構
成単位とする分散システムにおけるクライアント・サー
バ構成のソフトウェアにおけるオブジェクト移動システ
ム上に配置される分散オブジェクト管理装置であって、
オブジェクトのスキーマ情報及びメソッド情報を管理す
るクラス管理手段と、自プロセス内にあるすべてのオブ
ジェクト群及び他プロセスへ移動したオブジェクト群と
通信するためのプロキシ群を管理するオブジェクト管理
手段と、複数のオブジェクトを纏めて移動するためのオ
ブジェクトの集約情報を管理するオブジェクト集約管理
手段と、オブジェクトの移動を制御するオブジェクト移
動制御手段と、オブジェクトの移動の際に、データの一
貫性を保障するためにオブジェクトまたは、オブジェク
トの集約単位毎に排他制御を行う排他制御管理手段と、
オブジェクトの移動の際に、実際にプロセス間でのデー
タ転送を制御する通信制御手段とを有する。
【0011】本発明(請求項8)は、オブジェクト集約
管理手段において、1つのオブジェクトを指定し、該オ
ブジェクトのオブジェクト参照属性により参照されるオ
ブジェクトを同一のグループに集約し、再帰的に実行す
る単一オブジェクト指定手段と、複数のオブジェクトを
指定して、該複数のオブジェクトを1つのグループに集
約する集約オブジェクト指定手段とを含む。
【0012】本発明(請求項9)は、オブジェクトを構
成単位とする分散システムにおけるクライアント・サー
バ構成のソフトウェアにおけるオブジェクト移動システ
ム上に配置される分散オブジェクト管理装置に搭載され
る分散オブジェクト管理プログラムを格納した記憶媒体
であって、オブジェクトのスキーマ情報及びメソッド情
報を管理するクラス管理プロセスと、自プロセス内にあ
るすべてのオブジェクト群及び他プロセスへ移動したオ
ブジェクト群と通信するためのプロキシ群を管理するオ
ブジェクト管理プロセスと、複数のオブジェクトを纏め
て移動するためのオブジェクトの集約情報を管理するオ
ブジェクト集約管理プロセスと、オブジェクトの移動を
制御するオブジェクト移動制御プロセスと、オブジェク
トの移動の際に、データの一貫性を保障するためにオブ
ジェクトまたは、オブジェクトの集約単位毎に排他制御
を行う排他制御管理プロセスと、オブジェクトの移動の
際に、実際にプロセス間でのデータ転送を制御する通信
制御プロセスとを有する。
【0013】本発明(請求項10)は、オブジェクト集
約管理プロセスにおいて、1つのオブジェクトを指定
し、該オブジェクトのオブジェクト参照属性により参照
されるオブジェクトを同一のグループに集約し、再帰的
に実行する単一オブジェクト指定プロセスと、複数のオ
ブジェクトを指定して、該複数のオブジェクトを1つの
グループに集約する集約オブジェクト指定プロセスとを
含む。
【0014】上記のように、分散オブジェクトシステム
において、分散オブジェクト管理装置上に構築されてい
るサーバ・クライアントにおいて、サーバ側のオブジェ
クトをクライアントへ移動または、コピーすることで、
サーバ側で実行していた処理をクライアント側に移転す
る。そのため、クライアント計算機の性能が向上した場
合、クライアント数が増大した場合等においては、サー
バ側の計算機の負荷を軽減することができる。
【0015】また、クライアントソフトウェアが変更さ
れてサーバ側の特定のオブジェクトに対するクライアン
ト側からのアクセスが多くなった場合において、クライ
アント・サーバ間の通信回数を削減することができる。
逆にサーバ計算機の性能が向上した場合、クライアント
側のオブジェクトをサーバへ移動することで、クライア
ント側の計算機の負荷を軽減することができる。
【0016】また、複数のオブジェクトを1つのオブジ
ェクト群に集約することにより、複数のオブジェクトを
移動または、コピーする操作を1回に纏めて通信回数を
軽減することができる。これにより通信の高速化や計算
機の高速化に応じた高速処理が可能なソフトウェアを容
易に提供することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の分散システムに
おけるオブジェクト移動を適用した場合の構成図であ
る。同図に示すシステムは、LAN400にサーバソフ
トウェア200とクライアントソフトウェア300のオ
ブジェクトを管理する分散オブジェクト管理装置100
A,100Bが接続されている。
【0018】当該分散オブジェクト管理装置100は、
図4に示すように、クラス管理部110、オブジェクト
管理部120、オブジェクト集約管理部130、オブジ
ェクト移動制御部140、排他制御管理部150及び通
信制御部160から構成される。クラス管理部110
は、オブジェクトのスキーマ情報(属性)とメソッドを
管理する。
【0019】オブジェクト管理部120は、自プロセス
内にある全てのオブジェクト群及び移動したオブジェク
トと通信するためのプロキシ群を管理する。オブジェク
ト集約管理部130は、複数のオブジェクトを纏めて移
動するためのオブジェクトの集約情報を管理する。オブ
ジェクト移動制御部140は、オブジェクト移動に関し
て制御する。
【0020】排他制御管理部150は、サーバとクライ
アント間での通信バッファの送受信を制御し、オブジェ
クトの移動の際、データの一貫性を保障するためにオブ
ジェクトまたは、オブジェクトの集約単位毎に排他制御
を行う。通信制御部130は、オブジェクトの移動の際
に、実際にプロセス間でデータ転送を制御する。同一計
算機での通信であれば、ソケット通信または、共有メモ
リによる通信方法が考えられる。また、異なる計算機間
での通信であれば、ソケット通信が考えられる。
【0021】以下、本発明において主要な操作を行う分
散オブジェクト管理装置100の動作について説明す
る。最初に、オブジェクト管理部120の動作について
説明する。図5は、本発明のオブジェクト管理部の動作
を説明するための図である。オブジェクト管理部120
では、自プロセス内にある全てのオブジェクト群及び他
プロセスへ移動したオブジェクト群を管理する。自プロ
セス内にあるオブジェクト群については、メモリ内で直
接アクセスすることが可能である。一方、他プロセスへ
移動したオブジェクト群については、プロキシを経由し
てアクセスを実現する。プロキシは移動先に関する情報
を所有するものとする。
【0022】具体的には、オブジェクト管理部120
は、自プロセス内にあるオブジェクトに対するアクセス
(属性値参照、メソッド実行)時には、オブジェクトI
Dに基づいてオブジェクト群を管理する配列の中から合
致するオブジェクトIDを有するオブジェクトへのポイ
ンタを取得する。そして、当該ポインタ先の情報に基づ
いて属性値の参照及びメソッドの実行を行う。
【0023】また、オブジェクト管理部120は、プロ
キシに対するアクセス(属性値参照、メソッド実行)時
には、プロキシがオブジェクトの移動先の情報を管理す
ることで、移動先に送信して、移動先において、アクセ
スを実行し、その結果を受信する。具体的には、 struct proxy{ char * hostid; 移動先の計算機のID int portid; 移動先の計算機の通信ポートID int objectid; 移動先のオブジェクトID } と示される。上記の処理は、 まず、移動先の計算機を特定する。
【0024】計算機の指定のポートに対し通信を開始
し、オブジェクトIDとアクセス情報を送信する。 移動先の計算機において、「自プロセス内にあるオブ
ジェクトに対するアクセス」処理を行い、結果を送信す
る。 移動先の計算機からの結果を受信し、結果を返却す
る。
【0025】次に、オブジェクト集約管理部130の動
作について説明する。図6は、本発明のオブジェクト管
理装置のオブジェクト集約管理部の動作を説明するため
の図である。オブジェクト集約管理部130におけるオ
ブジェクトの集約を定義する方法は2種類ある。1つ
は、同図(B)に示すように、1つのオブジェクトを指
定することで、そのオブジェクトのオブジェクト参照属
性により参照されるオブジェクトを同一のグループに集
約し、これを再帰的に実行する方法である。もう一つ
は、同図(A)に示すように、複数のオブジェクトを指
定して、それらを1つのグループに集約する方法であ
る。
【0026】また、オブジェクト集約管理部130は、
集約を管理するため、内部的にはオブジェクトIDの集
合を以下に示すように配列で管理する。 オブジェクト集約管理部130の当該管理手順として、
最初に上記に示した各々の集約方法により指定されるオ
ブジェクトIDの群を決定し、次に、個々のオブジェク
トIDを配列の先頭から順に設定する。
【0027】次に、オブジェクト移動制御部140の動
作について説明する。以下に説明するオブジェクト移動
制御部140における移動の対象は、1つのオブジェク
トまたは、集約されたオブジェクトのいずれかである。
最初に、1つのオブジェクトを移動対象とした場合の移
動時の動作を説明する。当該1つのオブジェクトを移動
対象とした場合には、参照キャッシュでは、サーバ側の
オブジェクトのロック状態を変更し、クライアント側に
コピーする。クライアント側では、このコピーに対し、
参照権限のみを有する。
【0028】図7は、本発明のオブジェクト管理装置の
オブジェクト移動制御部の参照キャッシュの動作を説明
するための図である。 ステップ101) 参照キャッシュは、移動対象のオブ
ジェクトの状態をチェックし、参照ロック、ロックなし
の場合にはステップ102に移行し、更新ロックの場合
は、失敗として当該処理を終了する。
【0029】ステップ102) ロックカウンタをイン
クリメントする(ロック状態)。 ステップ103) 移動対象のオブジェクトをクライア
ントへ転送する。 ステップ104) クライアント側でオブジェクトを受
信する。 ステップ105) 送信されたオブジェクトを格納する
領域を用意し、コピーするオブジェクトの属性がオブジ
ェクト参照型の場合、参照先がサーバ側のオブジェクト
となるようプロキシを生成する。
【0030】ステップ106) クライアント側でオブ
ジェクトを参照のみ可能な状態を設定する。 次に、更新キャッシュでは、サーバ側のオブジェクトの
ロック状態を変更し、クライアント側にコピーする。ク
ライアント側では、このコピーに対し参照更新権限を有
する。
【0031】図8は、本発明のオブジェクト管理装置の
オブジェクト移動制御部の更新キャッシュの動作を説明
するための図である。 ステップ201) 移動対象のオブジェクトの状態をチ
ェックし、ロックなしの場合にはステップ202に移行
し、その他の場合には失敗としてステップ207に移行
する。
【0032】ステップ202) ロックカウンタをイン
クリメントする(ロック状態)。 ステップ203) 移動対象のオブジェクトをクライア
ントに転送する。 ステップ204) クライアント側でオブジェクトを受
信する。 ステップ205) 送信されたオブジェクトを格納する
領域を用意し、コピーするオブジェクトの属性がオブジ
ェクト参照型の場合、参照先がサーバ側のオブジェクト
となるようプロキシを生成する。
【0033】ステップ206) クライアント側でオブ
ジェクトを更新可能に状態を設定する。 ステップ207) ステップ201において失敗した場
合には、ロックカウンタをデクリメントする(非ロック
状態)。 ステップ208) クライアント側でオブジェクトを更
新可能に状態を設定する。
【0034】さらに、オブジェクト移動制御部140に
おいて、移動を行う場合には、サーバ側または、クライ
アント側にオブジェクトをコピーし、送り元ではプロキ
シを生成する。つまり、サーバ側からクライアント側に
オブジェクトをコピーした場合には、サーバ側において
プロキシを生成し、クライアント側からサーバ側にオブ
ジェクトをコピーした場合にはクライアント側でプロキ
シを生成する。
【0035】図9は、本発明のオブジェクト管理装置の
オブジェクト移動制御部の移動の動作を説明するための
図である。以下の例では、サーバ側からクライアント側
に移動する場合を示す。 ステップ301) 移動対象のオブジェクトをクライア
ントへ転送する。 ステップ302) クライアント側でオブジェクトを受
信する。
【0036】ステップ303) 送信されたオブジェク
トを格納する領域を用意し、コピーする。 ステップ304) 移動元において移動したオブジェク
トと通信するため、オブジェクトをプロキシに置き換え
る。 次に、上記の1つのオブジェクトを移動の対象とした場
合における、移動したオブジェクトを戻す場合の動作を
説明する。
【0037】図10は、本発明のオブジェクト管理装置
のオブジェクト移動制御部の移動したオブジェクトを戻
す動作を説明するための図(参照キャッシュ)であり、
図7に示す動作により移動したオブジェクトを戻す動作
を示す。 ステップ401) 移動した際に生成したオブジェクト
のコピー及びプロキシを削除する。
【0038】ステップ402) サーバ側のオブジェク
トのロックカウンタをデクリメントする。 図11は、本発明のオブジェクト管理装置のオブジェク
ト移動制御部の移動したオブジェクトを戻す動作を説明
するための図(更新キャッシュ)であり、図8に示す動
作により移動したオブジェクトを戻す動作を示す。
【0039】ステップ501) コピーされたオブジェ
クトをサーバ側に送信する。 ステップ502) サーバ側でオブジェクトを受信し、
サーバ側のオブジェクトに上書きする。 ステップ503) サーバ側のオブジェクトのロックカ
ウンタを0にする。 ステップ504) 移動した際に生成したオブジェクト
のコピー及びプロキシをクライアント側で削除する。
【0040】図12は、本発明のオブジェクト管理装置
のオブジェクト移動制御部の移動したオブジェクトを戻
す動作を説明するための図(移動)であり、図9で移動
したオブジェクトを戻すものである。 ステップ601) 移動したオブジェクトを移動元側に
送信する。 ステップ602) 移動元側でオブジェクトを受信し、
移動元側のオブジェクトとして生成する。
【0041】ステップ603) 移動元側で生成したプ
ロキシを削除する。 次に、集約オブジェクトを移動の対象とした場合の移動
時の動作について説明する。基本的には、上記で述べた
1つのオブジェクトを移動の対象とした場合の移動時の
動作は、集約された個々のオブジェクトにおいて実施す
るが、異なる点としては、 複数のオブジェクト群を纏めて転送する。 移動したオブジェクトにオブジェクト参照属性があ
る場合、その参照先が集約されて転送されている場合は
プロキシを生成しないで、自プロセス内のオブジェクト
を参照するようにする。
【0042】さらに、集約オブジェクトを移動の対象と
した場合の移動したオブジェクトを戻す場合の動作は、
上記で述べた1つのオブジェクトを移動の対象とした場
合の、移動したオブジェクトを戻す動作を、集約された
個々のオブジェクトにおいて実施するが、異なる点は、
複数のオブジェクト群を纏めて転送することである。次
に、排他制御管理部150の動作について説明する。
【0043】図13は、本発明のオブジェクト管理装置
の排他制御管理部の動作を説明するための図であり、オ
ブジェクトの排他制御を行うためのオブジェクトの状態
遷移を示す。オブジェクトの状態は3種類であり、オブ
ジェクトのコピーが存在しない『ロックなし』、参照権
限を有するコピーが複数存在する『参照ロック』、及び
更新権限を有するコピーが1つ存在する『更新ロック』
がある。
【0044】オブジェクトの状態遷移については下記の
6通りがある。これら以外の遷移は不許可とする。同図
における○内の数字と以下の説明の数字は対応するもの
とする。 『ロックなし→参照ロック』 クライアント側でオブジェクトを参照するために、サー
バ側のオブジェクトをクライアント側にコピーする場合
であり、かつ、コピーを有するクライアントが存在しな
い場合、サーバ側のオブジェクトは参照ロックの状態に
遷移し、ロックカウントを1にする。
【0045】『参照ロック→ロックなし』 クライアント側でコピーしたオブジェクトを解放する場
合であり、かつ、コピーを有するクライアントが他に存
在しない場合、サーバ側のオブジェクトをロックなしの
状態に遷移する。 『ロックなし→更新ロック』 クライアント側でオブジェクトを更新するために、サー
バ側のオブジェクトをクライアント側にコピーする場合
であり、かつ、コピーを有するクライアントが存在しな
い場合、サーバ側のオブジェクトは更新ロックの状態に
遷移する。
【0046】『更新ロック→ロックなし』 クライアント側でコピーしたオブジェクトを解放する場
合であり、かつ、コピーを有するクライアントが他に存
在しない場合、サーバ側のオブジェクトをロックなしの
状態に遷移する。 『参照ロック→更新ロック』 クライアント側でオブジェクトを既に参照権限を以てコ
ピーしていて、且つクライアント側でオブジェクトを更
新する場合であり、且つコピーを有するクライアントが
存在しない場合、サーバ側のオブジェクトは更新ロック
の状態に遷移する。
【0047】『参照ロック→参照ロック』 クライアント側でオブジェクトを参照するために、サー
バ側のオブジェクトをクライアント側にコピーする場合
であり、かつ1以上のクライアントがサーバ側のオブジ
ェクトをコピーして、そのコピーに対し、参照権限を有
する場合、サーバ側のオブジェクトのロックカウントを
1つ増やす。または、クライアント側でコピーしたオブ
ジェクトを解放する場合であり、且つ、他のクライアン
トがサーバ側のオブジェクトをコピーし、そのコピーに
対し、参照権限を有する場合、サーバ側のオブジェクト
のロックカウントを1つ減らす。
【0048】また、図4に示した分散オブジェクト管理
装置をプログラムとして構築し、当該分散オブジェクト
管理装置として利用されるコンピュータに接続されるデ
ィスク装置や、フロッピーディスクやCD−ROM等の
可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する場合に
インストールすることにより容易に本発明を実現するこ
とが可能である。
【0049】なお、本発明は、上記の装置構成、処理動
作に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更
・応用が可能である。
【0050】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、通信の
高速化、計算機の高速化、ソフトウェアの変更に応じた
高速処理が可能なソフトウェアを容易に提供することが
可能となるため、ソフトウェアの変更作業量を軽減で
き、この結果、ソフトウェアのユーザ要求に対し、迅速
に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の分散システムにおけるオブジェクト移
動システム適用した場合の構成図である。
【図4】本発明の分散オブジェクト管理装置の構成図で
ある。
【図5】本発明のオブジェクト管理部の動作を説明する
ための図である。
【図6】本発明のオブジェクト管理装置のオブジェクト
集約管理部の動作を説明するための図である。
【図7】本発明のオブジェクト管理装置のオブジェクト
移動制御部の参照キャッシュの動作を説明するための図
である。
【図8】本発明のオブジェクト管理装置のオブジェクト
移動制御部の更新キャッシュの動作を説明するための図
である。
【図9】本発明のオブジェクト管理装置のオブジェクト
移動制御部の移動の動作を説明するための図である。
【図10】本発明のオブジェクト管理装置のオブジェク
ト移動制御部の移動したオブジェクトを戻す動作を説明
するための図(参照キャッシュ)である。
【図11】本発明のオブジェクト管理装置のオブジェク
ト移動制御部の移動したオブジェクトを戻す動作を説明
するための図(更新キャッシュ)である。
【図12】本発明のオブジェクト管理装置のオブジェク
ト移動制御部の移動したオブジェクトを戻す動作を説明
するための図(移動)である。
【図13】本発明のオブジェクト管理装置の排他制御部
の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
10 移動手段 20 逆移動手段 30 オブジェクト集約手段 100 サーバ側オブジェクト、サーバソフトウェア 110 クラス管理部 120 オブジェクト管理部 130 オブジェクト集約管理部 140 オブジェクト移動制御部 150 排他制御管理部 160 通信制御部 200 クライアント側オブジェクト、クライアントソ
フトウェア 400 LAN

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オブジェクトを構成単位とする分散シス
    テムにおけるクライアント・サーバ構成のソフトウェア
    におけるオブジェクト移動方法において、 サーバ側のオブジェクトをロックし、かつ、該サーバか
    らクライアントへオブジェクトをコピーし、該サーバ側
    で実行していた処理を前記クライアント側に移転するこ
    とを特徴とするオブジェクト移動方法。
  2. 【請求項2】 前記サーバまたは、前記クライアント側
    のオブジェクトを反対側に移動し、かつ、移動したオブ
    ジェクトと通信するためのプロキシを移動元に生成する
    請求項1記載のオブジェクト移動方法。
  3. 【請求項3】 複数のオブジェクトをまとめてコピーま
    たは、移動する請求項1または2記載のオブジェクト移
    動方法。
  4. 【請求項4】 オブジェクトを構成単位とするネットワ
    ーク上の分散システムにおけるクライアント・サーバ構
    成のソフトウェアにおけるオブジェクト移動システムで
    あって、 サーバからクライアントへオブジェクトをコピーし、か
    つ、該サーバ側のオブジェクトをロックする移動手段を
    有する分散管理オブジェクト管理装置を有することを特
    徴とするオブジェクト移動システム。
  5. 【請求項5】 前記分散オブジェクト管理装置は、 前記サーバまたは、前記クライアント側のオブジェクト
    を反対側に移動し、かつ、移動したオブジェクトと通信
    するためのプロキシを移動元に生成する逆移動手段を有
    する請求項4記載のオブジェクト移動システム。
  6. 【請求項6】 前記分散オブジェクト管理装置は、 複数のオブジェクトをまとめてコピーまたは、移動する
    オブジェクト集約手段を含む請求項4または5記載のオ
    ブジェクト移動システム。
  7. 【請求項7】 オブジェクトを構成単位とする分散シス
    テムにおけるクライアント・サーバ構成のソフトウェア
    におけるオブジェクト移動システム上に配置される分散
    オブジェクト管理装置であって、 オブジェクトのスキーマ情報及びメソッド情報を管理す
    るクラス管理手段と、 自プロセス内にあるすべてのオブジェクト群及び他プロ
    セスへ移動したオブジェクト群と通信するためのプロキ
    シ群を管理するオブジェクト管理手段と、 複数のオブジェクトを纏めて移動するためのオブジェク
    トの集約情報を管理するオブジェクト集約管理手段と、 オブジェクトの移動を制御するオブジェクト移動制御手
    段と、 前記オブジェクトの移動の際に、データの一貫性を保障
    するためにオブジェクトまたは、オブジェクトの集約単
    位毎に排他制御を行う排他制御管理手段と、 前記オブジェクトの移動の際に、実際にプロセス間での
    データ転送を制御する通信制御手段とを有することを特
    徴とする分散オブジェクト管理装置。
  8. 【請求項8】 前記オブジェクト集約管理手段は、 1つのオブジェクトを指定し、該オブジェクトのオブジ
    ェクト参照属性により参照されるオブジェクトを同一の
    グループに集約し、再帰的に実行する単一オブジェクト
    指定手段と、 複数のオブジェクトを指定して、該複数のオブジェクト
    を1つのグループに集約する集約オブジェクト指定手段
    とを含む請求項7記載の分散オブジェクト管理装置。
  9. 【請求項9】 オブジェクトを構成単位とする分散シス
    テムにおけるクライアント・サーバ構成のソフトウェア
    におけるオブジェクト移動システム上に配置される分散
    オブジェクト管理装置に搭載される分散オブジェクト管
    理プログラムを格納した記憶媒体であって、 オブジェクトのスキーマ情報及びメソッド情報を管理す
    るクラス管理プロセスと、 自プロセス内にあるすべてのオブジェクト群及び他プロ
    セスへ移動したオブジェクト群と通信するためのプロキ
    シ群を管理するオブジェクト管理プロセスと、 複数のオブジェクトを纏めて移動するためのオブジェク
    トの集約情報を管理するオブジェクト集約管理プロセス
    と、 オブジェクトの移動を制御するオブジェクト移動制御プ
    ロセスと、 前記オブジェクトの移動の際に、データの一貫性を保障
    するためにオブジェクトまたは、オブジェクトの集約単
    位毎に排他制御を行う排他制御管理プロセスと、 前記オブジェクトの移動の際に、実際にプロセス間での
    データ転送を制御する通信制御プロセスとを有すること
    を特徴とする分散オブジェクト管理プログラムを格納し
    た記憶媒体。
  10. 【請求項10】 前記オブジェクト集約管理プロセス
    は、 1つのオブジェクトを指定し、該オブジェクトのオブジ
    ェクト参照属性により参照されるオブジェクトを同一の
    グループに集約し、再帰的に実行する単一オブジェクト
    指定プロセスと、 複数のオブジェクトを指定して、該複数のオブジェクト
    を1つのグループに集約する集約オブジェクト指定プロ
    セスとを含む請求項9記載の分散オブジェクト管理プロ
    グラムを格納した記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004515836A (ja) * 2000-06-06 2004-05-27 グルーブ・ネットワークス・インコーポレイテッド Xmlドキュメントの効率的管理の方法及び装置
JP2007519110A (ja) * 2004-01-21 2007-07-12 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 可動オブジェクトを有するグリッド対応仮想マシンのための方法およびシステム
JP2009093274A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Pioneer Electronic Corp オブジェクトの編集方法、データ共有システムおよび電子遠隔会議システム
US9152645B2 (en) 2009-03-27 2015-10-06 Nec Corporation Distributed object management system, distributed object management server, distributed object management method and computer program of the same

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