JPH1123751A - XYθステージおよびXYθステージの制御装置 - Google Patents

XYθステージおよびXYθステージの制御装置

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JPH1123751A
JPH1123751A JP18747497A JP18747497A JPH1123751A JP H1123751 A JPH1123751 A JP H1123751A JP 18747497 A JP18747497 A JP 18747497A JP 18747497 A JP18747497 A JP 18747497A JP H1123751 A JPH1123751 A JP H1123751A
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actuators
actuator
stage
base
directions
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JP18747497A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Kusayama
満 草山
Mitsuo Kobayashi
三男 小林
Munetoshi Numata
宗敏 沼田
Shuya Yamada
修也 山田
Masanobu Shibata
正伸 柴田
Akira Ooka
章 大岡
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Lossev Technology Corp
Original Assignee
Lossev Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 XYθステージにおいて、X方向またはY方
向への1つの方向への移動およびXYの2つの方向への
移動のステージ位置決め精度を向上させる。 【解決手段】 ベース1の水平滑走部2上に載置され
X、Y、θ方向に移動可能なテーブル3、このテーブル
3をX、Y、θ方向に駆動する3個のアクチュエータ
4、5、6、および各アクチュエータ4、5、6の駆動
量をテーブル3に伝達する送りねじユニット10、1
1、12を有するXYθステージにおいて、上記アクチ
ュエータ4、5、6は、ベース1上に固定されたX方
向、Y方向のガイド13、14、15上を移動自在であ
り、他のアクチュエータ4、5、6の駆動に伴い当該ガ
イド13、14、15に沿って従動的に移動し、また各
アクチュエータ4、5、6の送りねじユニット10、1
1、12とテーブル3とを連結する3個の支点7、8、
9は、テーブル3上の定位置にあるように設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、各種の検査装置などにお
いて、検査対象のワークの位置合わせなどに使用するX
Yθステージに関する。なお、ここで、X、Yは、水平
面上のXY座標の各軸方向を指し、また、θは、XY座
標の回転中心の座標を中心とする水平面上での回転の角
度または回転によるX軸あるいはY軸に対する傾きの角
度を指す。
【0002】
【従来の技術】従来型のXYθステージは、Xステージ
の上にYステージ、さらにそのYステージの上にθステ
ージといふうに、各ステージを積み上げた構成となって
いる。このような従来型のものでは、ステージ全体の
高さを低くできず、また軽量化も困難であること、重
いため、高速化が困難であること、ガイドやベアリン
グで、ステージの一部分しか重力方向の力を支持できな
いため、ステージが大型化すると、構成部品のテーブル
が自重でたわむこと、などの問題がある。
【0003】これらの欠点や問題を解決するために、最
近では、改良型のテーブルが実用化されている。改良型
のテーブルは、水平滑走部を備えたベース、このベース
の水平滑走部上に載置され、X、Y、θ方向に移動可能
なテーブル、このテーブルを直交および回転方向に駆動
する3個のアクチュエータなどにより組み立てられてい
る。
【0004】改良型のものは、例えば特開平8−118
171号公報に見られるような構造であり、図1に示す
ように、3つのアクチュエータ4、5、6は、ベース1
に固定されており、それぞれのアクチュエータ4、5、
6が送りねじユニット10、11、12によりテーブル
3を移動させるための支点7、8、9は、テーブル側面
を自由にスライドする構造となっている。なお、図1に
は図示しないが、テーブル3をはさんで、アクチュエー
タ4、5、6と反対側には、テーブル側面に当接する弾
力押圧部があり、その付勢力によって支点7、8、9が
テーブル3の側面に当接する構造となっている。
【0005】このような改良型のXYθステージにおい
て、テーブル3をY方向に動かす場合、図2に見られる
ように、テーブル3が傾いていないときには、対応する
アクチュエータ6を移動量だけ動かせばよい。しかし、
図3に見られるように、テーブル3がX方向に対して角
度θだけ傾いているときには、Y方向のアクチュエータ
6を移動量ΔYだけ動かすと、図4に示すように、テー
ブル3は、支点7と支点8に沿って、Y方向に対して角
度θ傾いた方向に移動量ΔY・cosθだけ移動する。
これは、X方向には移動量−(ΔY・cosθ)sin
θ、Y方向には移動量(ΔY・cosθ)cosθだけ
動かしたことになる。
【0006】したがって、テーブル3が傾いた状態でY
方向にのみ移動させようとすれば、Y方向に対応するア
クチュエータ6だけでなく、X方向のアクチュエータ
4、5も移動させる必要がある。Y方向への移動量をΔ
Yとした場合の各アクチュエータ4、5、6の駆動量
は、X方向へ動かさないものとすれば、下記の式の通り
である。
【0007】アクチュエータ4:ΔY・tanθ アクチュエータ5:ΔY・tanθ アクチュエータ6:ΔY
【0008】また、テーブル3をX方向に動かそうとす
ると、テーブル3が傾いていないときには、X方向の2
つのアクチュエータ4、5を同じ移動量ΔXだけ動かせ
ばよいが、図5に示すように、テーブル3が例えばX方
向に対して角度θだけ傾いているときには、アクチュエ
ータ4、5を移動量ΔX動かすと、テーブル3は、支点
9に沿ってX方向に対して角度θ傾いた方向に移動量Δ
X・cosθだけ移動する。これは、X方向には(ΔX
・cosθ)cosθ、Y方向には(ΔX・cosθ)
sinθ動かしたことになる。
【0009】よって、テーブル3が傾いた状態でX方向
にのみ移動させようとすれば、アクチュエータ4、5だ
けでなく、アクチュエータ6も移動させる必要がある。
X方向への移動量をΔXとしたとき、各アクチュエータ
4、5、6の移動量は、Y方向へ動かさないものとし
て、下記の式の通りである。
【0010】アクチュエータ4:ΔX アクチュエータ5:ΔX アクチュエータ6:−ΔX・tanθ
【0011】このように、改良型のものでは、テーブル
3が傾いている状態で、X方向またはY方向のいずれか
一方の方向へ動かそうとしても、3個のアクチュエータ
4、5、6の全てを駆動させる必要が生じる。
【0012】一般的に、図3のような状態から、Y方向
のアクチュエータ6を移動量ΔY、X方向のアクチュエ
ータ4、5を移動量ΔX動かすと、各X、Y方向に移動
する移動量をΔX’、ΔY’として、下記の式が成立す
る。
【0013】
【数1】
【0014】これを解くと、下記の式が得られる。
【0015】
【数2】
【0016】これより、テーブル3をX方向に移動量Δ
X、Y方向に移動量ΔY動かそうとすると、各アクチュ
エータ4、5、6の移動量は、それぞれ以下のようにな
る。
【0017】アクチュエータ4:ΔX+ΔY・tanθ アクチュエータ5:ΔX+ΔY・tanθ アクチュエータ6:−ΔX・tanθ+ΔY
【0018】
【従来の技術の問題点】アクチュエータ4、5、6とし
て、例えばパルスモータを用いて、送りねじユニット
(ボールスクリュー・ナット)により駆動する場合を考
えると、この駆動系には、ピッチ誤差とバックラッシュ
が発生することから、動かす軸数が多いほど、総合位置
精度が悪くなる。このXYθステージで、テーブル3が
傾いているのはむしろ一般的な使い方であるが、このよ
うな場合、単にX方向かY方向のうちの1つの方向に動
かしたいときでも、3個のアクチュエータ4、5、6を
同時に動かす必要があるため、精度面で不利になる。
【0019】また、X方向およびY方向に動かす場合に
は、前記式中の係数tanθを用いた演算が必要となる
が、この係数tanθの値は、X方向のテーブルの傾
き、すなわち2つのアクチュエータ4、5のY方向の位
置の差と、2つの支点7、8のX方向の位置の差から求
まるが、これも上記のピッチ誤差やバックラッシュを考
慮すると、演算量が増えるほど精度面で不利になる。
【0020】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、ベースの
水平滑走部に載置され、X、Y、θ方向に移動可能な3
個のアクチュエータをもつ、XYθステージにおいて、
X方向またはY方向への1つの方向への移動およびXY
の2つの方向への移動のステージ位置決め精度を向上さ
せることである。
【0021】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明(請求項
1)は、水平滑走部を備えたベース、このベースの水平
滑走部上に載置されX、Y、θ方向に移動可能なテーブ
ル、このテーブルをX、Y、θ方向に駆動する3個のア
クチュエータ、および各アクチュエータの駆動量をテー
ブルに伝達する送りねじユニットを有するXYθステー
ジにおいて、上記アクチュエータは、ベース上に固定さ
れたX方向、Y方向のガイド上を移動自在であり、他の
アクチュエータの駆動に伴い当該ガイドに沿って従動的
に移動し、また各アクチュエータの送りねじユニットと
テーブルとを連結する3個の支点は、テーブル上の定位
置にあるようにしている。
【0022】また、他の本発明(請求項4)は、上記X
Yθステージにおいて、テーブルの移動量と回転中心座
標のデータとを入力するデータ入力手段と、各支点の位
置データをテーブル移動毎に記憶し更新する支点情報記
憶手段と、前記テーブルの移動量および回転中心座標の
データと各支点の位置データとから各アクチュエータの
軸移動量を計算する軸移動量計算手段と、この軸移動量
計算手段を基に各アクチュエータを駆動する制御手段と
により、制御装置を構成している。
【0023】
【発明の実施の態様】図6は、本発明のXYθステージ
を示している。従来例のものと同様に、ベース1は、例
えば方形で、上面に水平滑走部2を備えている。そし
て、方形のテーブル3は、水平滑走部2の上に載置さ
れ、X、Y、θ方向に移動可能な状態となっている。な
お、水平滑走部2は、テーブル3の移動のために、図7
に見られるように、ベース1上で回転自在な小さな多数
の剛球2aにより構成されている。
【0024】テーブル3は、3個のアクチュエータ4、
5、6により駆動されるようになっている。すなわち、
1つのアクチュエータ6は、Y方向にテーブル3を駆動
するために、ベース1の上に、Y方向に向けて設けられ
ており、送りねじユニット12および支点9によってテ
ーブル3に連結されている。また2つのアクチュエータ
4、5は、テーブル3をX方向に駆動するために、ベー
ス1上にX方向に向けて設けられており、送りねじユニ
ット10、11、支点7、8によりベース3の縁部に連
結されている。これらの支点7、8、9は、垂直方向の
ピンであり、送りねじユニット10、11、12の各端
部に対して回転自在として、テーブル3の上で定位置に
固定されている。
【0025】そして、アクチュエータ6は、ベース1の
上で、X方向に平行なガイド15によってX方向に移動
自在であり、他のアクチュエータ4、5の駆動に伴っ
て、ガイド15に沿って従動的に移動できるようになっ
ている。他方のアクチュエータ4は、ベース1の上に固
定されたY方向のガイド13に沿って移動自在であり、
他のアクチュエータ5、6の駆動に伴って、当該ガイド
13に沿って従動的に移動するようになっている。ま
た、他方のアクチュエータ5は、ベース1の上に固定さ
れたY方向のガイド14に沿って移動自在であり、他の
アクチュエータ4、6の駆動にともなって、当該ガイド
14に沿って従動的に移動するようになっている。
【0026】このようなXYθステージにおいて、各軸
の案内部として、ガイドレールやθ軸旋回用軸受けなど
がないため、テーブル3の中央部に、貫通した観測窓1
6を設けることができる。この観測窓16は、上方から
カメラによって、観測窓16の内部のワークを観察する
ための開口部として、あるいは観測窓16の下方に配置
した照明装置などの光束導入用の開口部などとして利用
される。
【0027】本発明のXYθステージにおいて、テーブ
ル3をY方向に動かす場合、図8に示すように、テーブ
ル3が傾いていないときには、アクチュエータ6をY方
向に移動量ΔYだけ動かせばよい。このようにすると、
アクチュエータ4、5は、ガイド13、14に沿って、
Y方向に同じ移動量ΔYだけ滑り移動する。
【0028】また、テーブル3をX方向に動かす場合、
図9に示すように、テーブル3が傾いていないときに
は、アクチュエータ4、5を移動量ΔXだけX方向に動
かせばよい。この場合、アクチュエータ6は、案内用の
ガイド15に沿って、X方向に同じ移動量ΔXだけ滑り
移動する。
【0029】つぎに、図10に見られるように、テーブ
ル3がX方向に対して角度θだけ反時計回りの方向に傾
いている状態を考える。テーブル3がX方向に対して角
度θだけ回転した状態から、図11に示すように、アク
チュエータ6のみを駆動すると、他のアクチュエータ
4、5は、案内用のガイド13、14に沿って、Y方向
に滑り移動するため、テーブル3は、Y方向のみ移動可
能となる。
【0030】また、テーブル3がX方向に対し角度θだ
け回転した状態から、図12に示すように、アクチュエ
ータ4、5を同じ移動量だけ駆動すると、他のアクチュ
エータ6は、案内用のガイド15に沿って、X方向に滑
り移動するため、テーブル3は、X方向のみ移動可能と
なる。
【0031】また図示しないが、テーブル3がX方向に
対し角度θだけ回転した状態から、X方向およびY方向
に動かす場合でも、アクチュエータ4、5は、X方向の
移動量だけ動かし、アクチュエータ6は、Y方向の移動
量だけ動かせばよい。ここには、係数tanθを用いた
演算は不要である。
【0032】これにより、テーブル3をX方向に移動量
ΔX、Y方向に移動量ΔYだけ動かそうすると、各アク
チュエータ4、5、6の移動量は、それぞれ下記のよう
になる。
【0033】アクチュエータ4:ΔX アクチュエータ5:ΔX アクチュエータ6:ΔY
【0034】このように、本発明によれば、テーブル3
が傾いた状態からX方向またはY方向に動かす場合に、
3軸全てを動かす必要がなく、またX方向とY方向との
両方向へ動かす場合でも、係数tanθの演算が不要と
なるため、総合的な位置精度は従来のものに比べて向上
する。
【0035】なお、アクチュエータ4、5、6として、
ACサーボモータを用い、セミクローズドループを形成
すれば、精度のよい位置決め制御が可能になる。また観
測窓16上にワークセッティング用のガラス板を置き、
テーブル3の上方からテレビカメラ、テーブルの下方か
ら観測窓16のガラス板を透過した照明をあてることに
より、透過照明による画像処理を用いた位置決めも可能
となる。
【0036】次に、図13は、本発明のXYθステージ
の制御装置を示している。データ入力手段20は、本発
明のXYθステージにおいて、テーブル3を移動させた
い移動量ΔX、ΔY、Δθの入力と、θ回転の回転中心
の座標Pc(Xc,Yc)を入力するために設けられて
いる。これらの移動量ΔX、ΔY、Δθは、現在位置か
らの相対的な移動量か、または図14に例示するよう
に、ベース1の上に定められた基準点を機械原点とする
機械座標系における絶対的な移動量として与えられる。
このデータ入力手段20としては、キーボードやタッチ
パネルなどの入力装置から作業者が直接入力する方法
と、予め定められたNCプログラムなどの内部プログラ
ムのデータにしたがって、順次参照する自動入力方法、
外部に設置されたコンピュータなどの制御機器から通信
などの手段を用いて入力する方法とがある。
【0037】また、支点情報記憶手段19は、各支点
7、8、9間の距離A、B、C、機械座標系における各
支点7、8、9の座標P1(U,Uy)、P2(V,V
y)、P3(Wx,W)のうち、各制御軸方向の原点か
らの位置として座標値U、V、Wを記憶し、また軸制御
手段18によりテーブル3を移動または回転させる軸移
動完了のタイミングで、これらの座標値U、V、Wを更
新するもの、例えば、フロッピーディスクやハードディ
スク、RAMなどのメモリである。なお、各制御軸方向
への各アクチュエータ4、5、6の駆動量は、対応する
支点7、8、9の各制御軸方向への移動量ΔU、ΔV、
ΔWに等しい。
【0038】それぞれの支点7、8、9の各制御軸方向
の現在位置としての座標値U、V、Wは、軸移動計算の
ときに一時的に支点情報記憶手段19に記憶され、軸制
御手段18から軸移動完了の検知を待って、移動後の座
標値に置き換えられることにより更新される。
【0039】そして、軸移動量計算手段17は、データ
入力手段20からのデータと、支点情報記憶手段19か
らのデータとから下記の座標変換の計算式にもとづい
て、各軸の移動量ΔU、ΔV、ΔWを求める。例えばア
クチュエータ4、5、6がパルスモータであれば、軸制
御手段18は、パルス発生器とモータ駆動ドライバとで
構成され、軸移動量計算手段17から与えられた各軸毎
の移動パルス量を各アクチュエータ4、5、6に指令す
る。
【0040】図14に示すように、各支点7、8、9の
機械座標系における座標を次のように定義する。
【0041】支点7:P1(U,Uy) 支点8:P2(V,Vy) 支点9:P3(Wx,W) 支点間距離:A,B,C テーブル3上の任意の点Pc(Xc,Yc) テーブル3の傾き:φ 各支点7、8、9の三角形の頂点の角度:θ1,θ2,
θ3
【0042】テーブル3上の任意の点の座標Pc(X
c,Yc)を回転中心としてテーブル3をΔθ回転させ
ながら、点P’c(X’c,Y’c)へ移動させる場合
の各支点7、8、9の移動量ΔU、ΔV、ΔWを求め
る。ここで、φ’=φ+Δθである。これらの移動量Δ
U、ΔVは、それぞれアクチュエータ4、5の駆動量に
相当し、また移動量ΔWは、アクチュエータ6の駆動量
に相当する。
【0043】各支点7、8、9の機械座標系における現
在位置の座標P1(U,Uy)、P2(V,Vy)、P
3(Wx,W)の内座標値U、V、Wは、既知であり、
支点情報記憶手段19により保持されている。また支点
間距離A,B,Cも既知で、支点情報記憶手段19によ
り保持されている。
【0044】図14より幾何学的に下記の式が導き出さ
れる。なお、φ=0の時、U=Vとする。
【0045】
【数3】
【0046】ここで、得られた移動量ΔU、ΔV、ΔW
は、上記の通り、各アクチュエータ4、5、6の駆動量
である。なおここでテーブル3をX,Y方向に移動量Δ
X,ΔYだけ動かし、回転がないものとすれば、上式で
Δθ=0として、それぞれの移動量は、次のようにな
る。
【0047】アクチュエータ4の移動量 ΔU=ΔX アクチュエータ5の移動量 ΔV=ΔX アクチュエータ6の移動量 ΔW=ΔY
【0048】
【発明の効果】本発明では、テーブルが傾いた状態から
X方向またはY方向に動かすとき、3つの方向のすべて
のアクチュエータを動かす必要がなく、またX方向およ
びY方向の両方向へ同時に動かすときでも、係数の演算
が不要となるため、テーブルの総合位置決め精度が向上
する。また係数の演算が不要であるため、制御系の応答
速度が早くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の改良型のXYθステージの平面図であ
る。
【図2】従来の改良型のXYθステージにおいて、テー
ブルをY方向に移動させるときの平面図である。
【図3】従来の改良型のXYθステージにおいて、テー
ブルが傾いている状態の平面図である。
【図4】従来の改良型のXYθステージにおいて、傾い
たテーブルをY方向に動かしたときの平面図である。
【図5】従来の改良型のXYθステージにおいて、傾い
たテーブルをX方向に動かしたときの平面図である。
【図6】本発明のXYθステージの平面図である。
【図7】本発明のXYθステージの水平滑走部の拡大断
面図である。
【図8】本発明のXYθステージにおいて、テーブルを
Y方向に動かしたときの平面図である。
【図9】本発明のXYθステージにおいて、テーブルを
X方向に動かした状態の平面図である。
【図10】本発明のXYθステージにおいて、テーブル
を反時計方向にθだけ回転させた状態の平面図である。
【図11】本発明のXYθステージにおいて、テーブル
をθ回転させた状態からY方向に移動させるときの平面
図である。
【図12】本発明のXYθステージにおいて、テーブル
をθ回転させた状態からX方向に移動させるときの平面
図である。
【図13】本発明のXYθステージの制御装置のブロッ
ク線図である。
【図14】テーブルの座標計算の説明図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 水平滑走部 2a 剛球 3 テーブル 4 アクチュエータ 5 アクチュエータ 6 アクチュエータ 7 支点 8 支点 9 支点 10 送りねじユニット 11 送りねじユニット 12 送りねじユニット 13 ガイド 14 ガイド 15 ガイド 16 観測窓 17 軸移動量計算手段 18 軸制御手段 19 支点情報記憶手段 20 データ入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 修也 富山県東砺波郡福野町野尻662番地の1 株式会社ロゼフテクノロジー内 (72)発明者 柴田 正伸 富山県東砺波郡福野町野尻662番地の1 株式会社ロゼフテクノロジー内 (72)発明者 大岡 章 富山県東砺波郡福野町野尻662番地の1 株式会社ロゼフテクノロジー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平滑走部を備えたベース、このベース
    の水平滑走部上に載置されX、Y、θ方向に移動可能な
    テーブル、このテーブルをX、Y、θ方向に駆動する3
    個のアクチュエータ、および各アクチュエータの駆動量
    をテーブルに伝達する送りねじユニットを有するXYθ
    ステージにおいて、上記アクチュエータは、ベース上に
    固定されたX方向、Y方向のガイド上を移動自在であ
    り、他のアクチュエータの駆動に伴い当該ガイドに沿っ
    て従動的に移動し、また各アクチュエータの送りねじユ
    ニットとテーブルとを連結する3個の支点は、テーブル
    上の定位置にあることを特徴とするXYθステージ。
  2. 【請求項2】 水平滑走部が複数個の回転自在な小さな
    剛球により構成されていることを特徴とする請求項1記
    載のXYθステージ。
  3. 【請求項3】 テーブルの中心に観測窓を有することを
    特徴とする請求項1記載のXYθステージ。
  4. 【請求項4】 水平滑走部を備えたベース、このベース
    の水平滑走部上に載置されX、Y、θ方向に移動可能な
    テーブル、このテーブルをX、Y、θ方向に駆動する3
    個のアクチュエータ、および各アクチュエータの駆動量
    をテーブルに伝達する送りねじユニットを有するXYθ
    ステージにおいて、上記アクチュエータは、ベース上に
    固定されたX方向、Y方向のガイド上を移動自在であ
    り、他のアクチュエータの駆動に伴い当該ガイドに沿っ
    て従動的に移動し、また各アクチュエータの送りねじユ
    ニットとテーブルとを連結する3個の支点は、テーブル
    上の定位置にあるXYθステージにおいて、テーブルの
    移動量ΔX、ΔY、Δθと回転中心の座標Pc(Xc,
    Yc)のデータとを入力するデータ入力手段と、各支点
    の位置データをテーブル移動毎に記憶し更新する支点情
    報記憶手段と、前記テーブルの移動量および回転中心の
    座標のデータと各支点の位置データとから各アクチュエ
    ータの軸移動量を計算する軸移動量計算手段と、この軸
    移動量計算手段を基に各アクチュエータを駆動する制御
    手段とを有することを特徴とするXYθステージの制御
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006136991A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Suruga Seiki Kk 位置調整装置
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