JPH11237224A - 光干渉計の干渉強度検出方式 - Google Patents

光干渉計の干渉強度検出方式

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JPH11237224A
JPH11237224A JP10056031A JP5603198A JPH11237224A JP H11237224 A JPH11237224 A JP H11237224A JP 10056031 A JP10056031 A JP 10056031A JP 5603198 A JP5603198 A JP 5603198A JP H11237224 A JPH11237224 A JP H11237224A
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light
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JP10056031A
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English (en)
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Tsuneo Yamaha
常雄 山羽
Kenji Aiko
健二 愛甲
Shigeru Serikawa
滋 芹川
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 測定面の反射率が変動した場合でも、正確に
その段差間距離又は突起物の高さに相当する位相差をそ
の干渉強度から測定できるようにする。 【解決手段】 他方の測定レーザ光及び基準レーザ光は
偏光手段によって測定レーザ光と基準レーザ光に分離さ
れる。分離されたレーザ光は第2及び第3の受光素子手
段で電気信号に変換される。第2及び第3の受光素子手
段の出力は加算され、加算信号として出力されると共に
乗算されてその乗算値のルートに対応した信号として出
力される。減算手段は第1の受光素子手段の出力から加
算手段の出力を減算する。除算手段は減算手段の出力と
乗算手段の出力の除算結果を出力する。これによって、
除算手段からは反射率に関係する係数がすべて除去され
るようになり、反射率の変動に依存しない信号であっ
て、測定ビームと参照ビームとの間の位相に相当する干
渉強度信号が検出されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光の強度干渉を
用いた光干渉計を用いて磁気ディスクなどの表面欠陥を
正確に検出する光干渉計の干渉強度検出方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年ではパーソナルコンピュータの情報
記憶媒体としてハードディスク装置が標準装備されるよ
うになり、その容量も数Gバイト程度のものが主流であ
る。また、ノート型パソコンにおいては、小さな容積に
対して高密度のハードディスク装置を内蔵可能にするこ
とが望まれている。ハードディスク装置の記憶密度を上
げるためには磁気ヘッドの磁気ディスク表面からの浮上
量を20〜50nm程度と極めて小さくしなければなら
ない。このようなハードディスク装置に用いられる磁気
ディスクの表面欠陥を検査する場合、その浮上量に応じ
た検出精度で行わなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、磁気ディスクの
表面欠陥の検査は、グライドテスタと呼ばれる装置で行
っていた。グライドテスタは、予め設定された浮上量で
磁気ディスクを回転させ、そのときに磁気ヘッドがディ
スク表面の異常突起に何回衝突したかを検出し、その衝
突回数に基づいてその磁気ディスクのグライドレベル
(磁気ディスク表面の突起高さ)を判定している。とこ
ろが、浮上量が20〜50nm程度の極めて小さな値に
なると、磁気ヘッドが異常突起に衝突する回数も増加
し、衝突によって磁気ヘッドがディスク表面に接触し、
磁気ヘッドが頻繁に破損することとなり、その交換や位
置合わせなどに多大の時間を要するようになるため問題
であった。そこで、最近では、異常突起の高さを光学的
に被接触で検出し、グライドテスタと同じような試験を
行っている。このような装置を光学式グライドテスタと
呼ぶ。
【0004】図3はこの従来の光学式グライドテスタの
概略構成を示す図である。光学式グライドテスタの基本
構成は光干渉計である。レーザ装置31は波長532n
mのレーザ光f0を出射する。分岐手段31はレーザ光
f0を進行方向及び光路長が同じで所定距離だけ離れた
2つのレーザ光f01及びf02に分岐し、それらを偏
光ビームスプリッタ3Aに出射する。偏光ビームスプリ
ッタ3Aは2つのレーザ光f01及びf02の一部(所
定方向の直線偏光)を反射して、その直線偏光レーザ光
f03及びf04を参照面3Bに照射し、残りのレーザ
光(レーザ光f03及びf04に直交する直線偏光)を
透過して、その直線偏光レーザ光f05及びf06を測
定面3Cの各地点A及びBに照射する。なお、参照面3
Bと偏光ビームスプリッタ3Aとの間、測定面3Cと偏
光ビームスプリッタ3Aとの間には、それぞれ直線偏光
を円偏光に変換する波長板が設けられているが、ここで
は図示を省略してある。参照面3Bで反射したレーザ光
f03及びf04は、直線偏光から円偏光に変換されて
いるので、偏光ビームスプリッタ3Aを透過して受光素
子3D及び3Eに入射する。測定面3Cで反射したレー
ザ光f05及びf06も同じく直線偏光から円偏光に変
換されているので、偏光ビームスプリッタ3Aで反射し
て受光素子3D及び3Eに入射する。
【0005】受光素子3D及び3Eは、参照面3Bで反
射したレーザ光f03及びf04と、測定面3Cで反射
したレーザ光f05及びf06の合成されたレーザ光f
07及びf08を入射し、それに応じた電気信号を位相
差測定回路3Fに出力する。位相差測定回路3Fは受光
素子3D及び3Eからの電気信号に基づいて測定面3C
の突起高さを測定する。ビームスプリッタ3Aの境界面
と参照面3B及び測定面3Cとの間の距離が等しい場合
には、参照面3Dで反射したレーザ光f03と測定面3
Cで反射したレーザ光f05は互いに同じ位相となるの
で、レーザ光f07の干渉出力信号の振幅値すなわち光
強度は最大となる。これに対して、ビームスプリッタ3
Aの境界面と参照面3B及び測定面3Cとの間の距離が
異なる場合には、参照面3Dで反射したレーザ光f03
と測定面3Cで反射したレーザ光f05の位相は互いに
異なり、特に両者の位相が180度異なる場合にはレー
ザ光f07の干渉出力信号の振幅値(光強度)は最小と
なる。両波形の位相が0度から180度の間においては
その振幅値(光強度)はサイン波形に従って変化する。
従って、位相差測定回路3Fはレーザ光f07及びレー
ザ光f08の両干渉出力信号の振幅値を比較することに
よって、測定面3Cの地点A及びBの間の突起の高さ、
又は段差間距離を測定している。
【0006】しかしながら、従来は、受光素子3D及び
3Eから出力される干渉出力信号の振幅値(光強度)に
基づいてレーザ光f05及びf07の位相差すなわち突
起高さ又は段差間距離の測定を行っているので、測定面
の反射率が時々刻々と変動する場合にはその位相差を正
確に測定することができないという問題を有していた。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、測定面の反射率が変動した場合でも、正確にそ
の段差間距離又は突起物の高さに相当する位相差を測定
することできる光干渉計の干渉強度検出方式を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】出願時の請求項1に記載
された発明に係る光干渉計の干渉強度検出方式は、基準
位相をなす第1のレーザ光と、測定位相をなす第2のレ
ーザ光との間の干渉波の強度を検出することによって前
記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光との間の位相差
を検出する光干渉計の干渉強度検出方式において、前記
第1及び第2のレーザ光をそれぞれ透過方向及び反射方
向の2方向に分岐する分岐手段と、前記分岐手段によっ
て分岐された一方の前記第1及び第2のレーザ光を受光
し、それに応じた信号を出力する第1の受光素子手段
と、前記分岐手段によって分岐された他方の前記第1の
レーザ光及び前記第2のレーザ光から互いに異なる2つ
の偏光成分を取り出す偏光手段と、前記偏光手段によっ
て取り出された一方のレーザ光を受光し、それに応じた
信号を出力する第2の受光素子手段と、前記偏光手段に
よって取り出された他方のレーザ光を受光し、それに応
じた信号を出力する第3の受光素子手段と、前記第2及
び第3の受光素子手段の出力を加算する加算手段と、前
記第1の受光素子手段の出力から前記加算手段の加算値
を減算する減算手段と、前記第2及び第3の受光素子手
段の出力を乗算し、そのルート信号を出力する演算手段
と、前記減算手段の出力を前記第1の演算手段の出力で
除算することによって前記測定ビームと前記参照ビーム
との間の位相差に相当する信号を出力する除算手段とを
備えたものである。
【0009】基準位相をなす第1のレーザ光は参照面で
反射した光であり、測定位相をなす第2のレーザ光は測
定面で反射した光である。分岐手段はこれらの第1及び
第2のレーザ光をそれぞれ2方向に分岐する。分岐手段
によって分岐された第1及び第2のレーザ光の一方は第
1の受光素子手段によって従来と同様に干渉出力信号に
変換される。そして、分岐された第1及び第2のレーザ
光の他方は偏光手段によってそれぞれ2つの偏光成分に
分岐される。すなわち、基準位相をなす第1のレーザ光
と測定位相をなす第2のレーザ光は互いに異なる偏向光
なので、偏向手段によって偏光されることによって、第
1のレーザ光と第2のレーザ光は互いに分離される。分
離されたレーザ光はそれぞれ第2及び第3の受光素子手
段によって電気信号に変換される。第2及び第3の受光
素子手段の出力は加算手段で加算される。また、第2及
び第3の受光素子手段の出力は乗算手段で乗算されてそ
のルート信号が出力される。減算手段は第1の受光素子
手段の出力から加算手段の出力を減算する。除算手段は
減算手段の出力と乗算手段の出力の除算結果を出力す
る。これによって、除算手段からは反射率に関係する係
数がすべて除去されるので、反射率の変動に依存しない
信号であって、参照面で反射した第1のレーザ光と測定
面で反射した第2のレーザ光との間の位相に相当する信
号を正確に検出することが可能となる。
【0010】出願時の請求項2に記載された発明に係る
光干渉計の干渉強度検出方式は、基準位相をなす第1の
レーザ光と、測定位相をなす第2のレーザ光との間の干
渉波の強度を検出することによって前記測定ビームと前
記参照ビームとの間の位相差を検出する光干渉計の干渉
強度検出方式において、前記第1のレーザ光及び前記第
2のレーザ光から互いに位相の180度異なる2つの偏
光成分を取り出す偏光手段と、前記偏光手段によって取
り出された一方のレーザ光を受光し、それに応じた信号
を出力する第1の受光素子手段と、前記偏光手段によっ
て取り出された他方のレーザ光を受光し、それに応じた
信号を出力する第2の受光素子手段と、前記第1の受光
素子手段の出力と前記第2の受光素子手段の出力とを加
算する加算手段と、前記第1の受光素子手段の出力から
前記第2の受光素子手段の出力を減算する減算手段と、
前記減算手段の出力を前記加算手段の出力で除算するこ
とによって前記測定ビームと前記参照ビームとの間の位
相差に相当する強度信号を出力する除算手段とを備えた
ものである。
【0011】偏光手段は第1及び第2のレーザ光を透過
方向及び反射方向の2方向に分岐し、分岐後の前記第1
及び第2のレーザ光同士の位相を180度異ならせる。
すなわち、第1及び第2のレーザ光の偏光面は互いに直
交しているので、偏光手段である偏光ビームスプリッタ
の直交軸を第1及び第2のレーザ光に対して45度傾け
て配置することによって、分岐後の第1及び第2のレー
ザ光同士の位相は180度異なるようになる。そして、
分岐された一方のビームを第1の受光素子手段によって
従来と同様に干渉出力信号に変換する。そして、分岐さ
れた他方のビームを第2の受光素子手段によって干渉出
力信号に変換する。このとき、測定ビーム又は参照ビー
ムのいずれか一方の位相が180度異なるようになるの
で、第1及び第2の受光素子手段の干渉出力信号を加算
することによって、反射率に依存する信号を得ることが
できる。また、第1及び第2の受光素子手段の干渉出力
信号を減算することによって、第1のレーザ光と第2の
レーザ光との間の位相及び反射係数に依存する信号を得
ることができる。この減算信号を加算信号で除算するこ
とによって、得られる信号は反射率の変動による影響の
少ない、第1のレーザ光と第2のレーザ光との間の位相
に相当する信号となる。なお、請求項1に記載の発明の
ように完全に反射率の影響を除去することはできない
が、得られた信号は実用的には申し分ない範囲の信号で
ある。また、請求項1に記載の発明は3個の受光素子手
段が必要であるが、この発明の場合は2個の受光素子手
段で構成できるという点で有利である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に従って説明する。図1は、本発明の光干渉計の
干渉強度検出方式の第1の実施の形態に係る概略構成を
示す図である。この干渉強度検出方式は、図3の受光素
子3D及び位相差測定回路3Fに相当するものである。
【0013】まず、偏光ビームスプリッタ3Aからのレ
ーザ光f07又はf08はハーフミラー11によって2
つの光波に分けられ、それぞれ偏光板18及び偏光ビー
ムスプリッタ12に導かれる。ここで、レーザ光f07
は参照面3Bで反射したレーザ光aSinωtと測定面
3Cで反射したレーザ光bSin(ωt+ψ)との干渉
波であり、レーザ光aSinωtとレーザ光bSin
(ωt+ψ)の偏向面は互いに直交している。ここで、
aは参照面3Bの反射率であり、bは測定面3Cの反射
率である。参照面3Bは検査のとき変更しないので、反
射率aは固定値であるが、測定面3Cの反射率は検査の
度に時々刻々と変化する。ハーフミラー11で反射し、
偏光ビームスプリッタ12の直交軸に入射したレーザ光
aSinωtとレーザ光bSin(ωt+ψ)は、互い
に分離される。レーザ光aSinωtは偏光ビームスプ
リッタ12によって反射し、ホトセンサ13に入射す
る。一方、レーザ光bSin(ωt+ψ)は偏光ビーム
スプリッタ12を通過してホトセンサ14に入射する。
【0014】ホトセンサ13はレーザ光aSinωtの
入射に応じてその強度成分である信号a^2をセンサア
ンプ15に出力する。(『a^2』はaの2乗を表す。
以下同じ。)同じく、ホトセンサ14はレーザ光bSi
n(ωt+ψ)の入射に応じてその強度成分である信号
b^2をセンサアンプ16に出力する。(『b^2』は
bの2乗を表す。以下同じ。)2分の1加算アンプ17
はセンサアンプ15及び16からの信号a^2及びb^
2を加算し、それに2分の1を乗じた信号0.5×(a
^2+b^2)を減算アンプ1Bのマイナス端子に供給
する。演算器1Cはセンサアンプ15及び16からの信
号a^2及びb^2を乗算し、そのルート出力を演算器
1Dに出力する。すなわち、センサアンプ15からの信
号a^2をXとし、センサアンプ16からの信号b^2
をYとして場合に、演算器1Cの出力Zは、Z=(X
Y)^0.5となる。この結果、演算器1Cは参照面3
Bと測定面3Cの反射率を乗算した値abを演算器1D
に出力するようになる。
【0015】一方、ハーフミラー11を透過して偏光板
18に入射したレーザ光aSinωtとレーザ光bSi
n(ωt+ψ)の干渉波は、偏向板18の透過軸に対し
て互いに45度傾いて入射するので、レーザ光aSin
ωtは(1/√2)×aSinωtとなり、レーザ光b
Sin(ωt+ψ)は(1/√2)×bSin(ωt+
ψ)となる。偏光板18を通過したレーザ光(1/√
2)×aSinωt及び(1/√2)×bSin(ωt
+ψ)はホトセンサ19に入射する。ホトセンサ19は
レーザ光(1/√2)×aSinωt及び(1/√2)
×bSin(ωt+ψ)の入射に応じてその強度成分、
すなわち干渉出力信号0.5×(a^2+b^2)+a
bSinψをセンサアンプ1Aに出力する。
【0016】減算アンプ1Bは、センサアンプ1Aの干
渉出力信号0.5×(a^2+b^2)+abSinψ
から2分の1加算アンプ17のスライス電圧0.5×
(a^2+b^2)を減算し、減算値abSinψに
0.5を乗じた値abSinψを演算器1Dに出力す
る。演算器1Dは減算アンプ1Bの信号abSinψを
演算器1Cの信号abで除算し、その結果を示す信号S
inψを出力する。従って、最終的に演算器1Dから出
力される信号Sinψは、反射率a,bに影響されない
ものであり、参照面3Bで反射したレーザ光aSinω
tと測定面3Cで反射したレーザ光bSin(ωt+
ψ)との間の位相差ψにのみ依存した出力波形となる。
これによって、測定面の反射率が変動した場合でも、正
確にその段差間距離又は突起物の高さに相当する位相差
を測定することができる
【0017】図2は、本発明の光干渉計の干渉強度検出
方式の第2の実施の形態に係る概略構成を示す図であ
る。図1の干渉強度検出方式では、ホトセンサを3個使
った場合を説明したが、この実施の形態では2個のホト
センサで同様の出力を得ることのできる実施の形態を示
す。
【0018】まず、偏光ビームスプリッタ3Aからのレ
ーザ光f07又はf08を偏向ビームスプリッタ21の
直交軸の45度方向から入射する。これによって、参照
面3Bで反射したレーザ光aSinωtと測定面3Cで
反射したレーザ光bSin(ωt+ψ)は、出力2分の
1の透過光と反射光とに分岐する。この反射光のうち測
定面3Cで反射したレーザ光bSin(ωt+ψ)のみ
が180度だけ位相のシフトした波形(1/√2)×b
Sin(ωt+ψ−π)になる。従って、偏向ビームス
プリッタ21の透過光は(1/√2)×aSinωtと
(1/√2)×bSin(ωt+ψ)の合成波となり、
偏向ビームスプリッタ21の反射光は(1/√2)×a
Sinωtと(1/√2)×bSin(ωt+ψ−π)
の合成波となる。
【0019】ホトセンサ22は反射光(1/√2)×a
Sinωt及び(1/√2)×bSin(ωt+ψ−
π)の干渉出力信号0.5×(a^2+b^2)+ab
Sin(ωt+ψ−π)をセンサアンプ23に出力す
る。同じく、ホトセンサ25は透過光(1/√2)×a
Sinωtと(1/√2)×bSin(ωt+ψ)の干
渉出力信号0.5×(a^2+b^2)+abSinψ
をセンサアンプ26に出力する。加算アンプ24はセン
サアンプ23及び26からの干渉出力信号を加算した値
(a^2+b^2)を除算器28に出力する。一方、減
算アンプ27はセンサアンプ26の干渉出力信号0.5
×(a^2+b^2)+abSinψからセンサアンプ
23の干渉出力信号0.5×(a^2+b^2)+ab
Sin(ψ−π)を減算した値2abSinψを除算器
28に出力する。除算器28は減算アンプ27の減算値
2abSinψを加算アンプ24の加算値(a^2+b
^2)で除した値(2abSinψ)/(a^2+b^
2)を出力する。すなわち、この実施の形態の場合、最
終的に除算器28から出力される信号(2abSin
ψ)/(a^2+b^2)は、参照面3Bで反射したレ
ーザ光aSinωtと測定面3Cで反射したレーザ光b
Sin(ωt+ψ)との間の位相差ψに依存する値Si
nψと、参照面3B及び測定面3Cの反射率a,bに依
存する係数2ab/(a^2+b^2)との乗算結果で
ある。参照面3Bの反射率aは固定なので、反射率bの
みが変動し、その出力結果に影響を与えるが、従来の場
合よりも反射率bの変動に対応した誤差成分は減少して
いる。これによって、測定面の反射率が変動した場合で
も、ほとんどその影響を受けることなく、正確にその段
差間距離又は突起物の高さに相当する位相差を測定する
ことができる。なお、説明の便宜上、図1及び図2にお
けるホトセンサ及びセンサアンプの変換係数は省略して
ある。
【0020】
【発明の効果】本発明の光干渉計の干渉強度検出方式に
よれば、測定面の反射率が変動して場合でも、正確にそ
の段差間距離又は突起物の高さに相当する強度信号を測
定することできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光干渉計の干渉強度検出方式の第1
の実施の形態に係る概略構成を示す図である。
【図2】 本発明の光干渉計の干渉強度検出方式の第2
の実施の形態に係る概略構成を示す図である。
【図3】 従来の光学式グライドテスタの概略構成を示
す図である。
【符号の説明】
11…ハーフミラー、12,21…偏向ビームスプリッ
タ、13,14,19,22,25…ホトセンサ、1
5,16,1A,23,26…センサアンプ、17…2
分の1加算アンプ、18…偏光板、1B,27…減算ア
ンプ、1C…演算手段、1D,28…除算手段、24…
加算アンプ
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】削除

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準位相をなす第1のレーザ光と、測定
    位相をなす第2のレーザ光との間の干渉波の強度を検出
    することによって前記第1のレーザ光と前記第2のレー
    ザ光との間の位相差を検出する光干渉計の干渉強度検出
    方式において、 前記第1及び第2のレーザ光をそれぞれ透過方向及び反
    射方向の2方向に分岐する分岐手段と、 前記分岐手段によって分岐された一方の前記第1及び第
    2のレーザ光を受光し、それに応じた信号を出力する第
    1の受光素子手段と、 前記分岐手段によって分岐された他方の前記第1のレー
    ザ光及び前記第2のレーザ光から互いに異なる2つの偏
    光成分を取り出す偏光手段と、 前記偏光手段によって取り出された一方のレーザ光を受
    光し、それに応じた信号を出力する第2の受光素子手段
    と、 前記偏光手段によって取り出された他方のレーザ光を受
    光し、それに応じた信号を出力する第3の受光素子手段
    と、 前記第2及び第3の受光素子手段の出力を加算する加算
    手段と、 前記第1の受光素子手段の出力から前記加算手段の加算
    値を減算する減算手段と、 前記第2及び第3の受光素子手段の出力を乗算し、その
    ルート信号を出力する演算手段と、 前記減算手段の出力を前記第1の演算手段の出力で除算
    することによって前記測定ビームと前記参照ビームとの
    間の位相差に相当する信号を出力する除算手段とを備え
    たことを特徴とする光干渉計の干渉強度検出方式。
  2. 【請求項2】 基準位相をなす第1のレーザ光と、測定
    位相をなす第2のレーザ光との間の干渉波の強度を検出
    することによって前記測定ビームと前記参照ビームとの
    間の位相差を検出する光干渉計の干渉強度検出方式にお
    いて、 前記第1のレーザ光及び前記第2のレーザ光から互いに
    位相の180度異なる2つの偏光成分を取り出す偏光手
    段と、 前記偏光手段によって取り出された一方のレーザ光を受
    光し、それに応じた信号を出力する第1の受光素子手段
    と、 前記偏光手段によって取り出された他方のレーザ光を受
    光し、それに応じた信号を出力する第2の受光素子手段
    と、 前記第1の受光素子手段の出力と前記第2の受光素子手
    段の出力とを加算する加算手段と、 前記第1の受光素子手段の出力から前記第2の受光素子
    手段の出力を減算する減算手段と、 前記減算手段の出力を前記加算手段の出力で除算するこ
    とによって前記測定ビームと前記参照ビームとの間の位
    相差に相当する強度信号を出力する除算手段とを備えた
    ことを特徴とする光干渉計の干渉強度検出方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI427270B (zh) * 2010-06-02 2014-02-21 Univ Nat Yunlin Sci & Tech 應用一維電耦合裝置之多光束位移量測干涉儀系統

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TWI427270B (zh) * 2010-06-02 2014-02-21 Univ Nat Yunlin Sci & Tech 應用一維電耦合裝置之多光束位移量測干涉儀系統

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