JPH11237000A - 配管工事計画管理システム - Google Patents

配管工事計画管理システム

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JPH11237000A
JPH11237000A JP4317798A JP4317798A JPH11237000A JP H11237000 A JPH11237000 A JP H11237000A JP 4317798 A JP4317798 A JP 4317798A JP 4317798 A JP4317798 A JP 4317798A JP H11237000 A JPH11237000 A JP H11237000A
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JP
Japan
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piping
database
piece
work
site
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JP4317798A
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English (en)
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Koichi Tanaka
弘一 田中
Katsuyoshi Hayashi
勝義 林
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Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Chiyoda Corp, Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd filed Critical Chiyoda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管ピースの工場製作及び現場配管工事の開
始から完了までの配管工事作業の全てを一元的に、かつ
プラントの建設計画との関連の下で管理する、配管工事
計画管理システムを提供する。 【解決手段】 本システムは、配管ピースの工場製作サ
イドと、現場配管工事サイドとに大別される。配管ピー
スの工場製作サイドでは、プレファブ溶接点・データベ
ース及びピース・データベースを作成し、各データベー
スから得たデータに基づいて配管ピースの工場製作を計
画・管理する。現場配管工事サイドでは、現場溶接点・
データベース、現場ピース・データベース、ライン・デ
ータベース及びテストパッケージ・データベースを作成
し、各データベースから得たデータに基づいて現場配管
工事を計画・管理する。配管工事計画管理システムの各
データベースとプロジェクト・マネジメント・システム
(PMS)のデータベースとを連携運用させることによ
り、配管工事計画管理の役務をPMSに基づいて管理で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管工事計画管理
システムに関し、更に詳細には、配管ピースを工場製作
し、工場製作した配管ピースをプラントの工事現場で取
り付ける作業を含む必要な現場配管工事を行って、プラ
ントの配管網を建設するプラント配管工事全体にわた
り、その工場製作及び現場配管工事を計画し、管理する
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラントの配管は、プラントの機能を有
機化する重要な要素であって、配管の製作、取り付け工
事は、プラント工事の品質及び工期を左右する大きな因
子である。本明細書で言う配管とは、各単体機器を有機
的かつ一体的に連結し、一つのプラントとして機能させ
る管体であって、パイプ、継ぎ手、フランジ、バルブ等
の種々の配管材料を溶接接合、フランジ結合又はネジ結
合することにより、各単体機器を接続してその間で流体
を流すように形成された配管ラインを言う。
【0003】基本的には、配管は、配管ラインの集合体
であり、配管ラインは、配管材料を一体的に連結してな
る配管ピースを順次連結して、塔、槽、熱交換器、ポン
プ等の機器から機器に、機器から配管ラインに、又は一
の配管ラインから他の配管ラインに接続された管体であ
って、その態様が種々様々である。配管ピースは、配管
ラインを長手方向に幾つかに分割した管ピースであっ
て、工事現場とは別の場所に設置された配管工場で製作
された工場製作(プレファブリケーション)配管ピース
(以下、簡単にプレファブピースと言うこともある)
と、工事現場の工事場所で配管材料を加工することによ
り製作された現場製作配管ピースとに大別できる。配管
ラインには、各種のバルブ、ストレーナ、サイトグラ
ス、伸縮吸収用ベローズ、各種の計器の取り出し端等の
付属品を取り付けたり、配管ラインを支持するサポート
を設けたり、或いは付属品を支持するために配管ライン
に溶接する付属品サポートを設ける必要があるが、本明
細書では、便宜上、これらの付属品は、現場製作配管ピ
ースの一つとして分類される。
【0004】配管工事とは、配管ピースを集成して一つ
の配管ラインを形成し、更には配管ライン群からなる配
管網を形成する工事を意味し、次に挙げるような多様な
種類の作業から構成されている。その作業とは、工場製
作配管ピース及び現場製作配管ピースを製作する作業、
配管ピースを機器に取り付ける作業、配管ピース同士を
接続する作業、上述の付属品を配管ラインに取り付ける
作業、配管ラインを支持する支持体を製作し、設置する
作業、以上の作業を経て形成された配管ラインの溶接部
を検査する作業、形成された配管ラインを複数本纏めた
テストパッケージ毎に施す耐圧・気密テスト作業等の種
々の作業を含む。プラントの配管工事は、プラントが建
設される広い面積にわって工事が行われるので、一般に
は、全体の配管工事域をそれぞれ管理できる程度の広さ
の区域に区画して、その区域毎に、或いはその区域の作
業を受け持つ工場製作業者毎に、更には配管工事業者毎
に計画管理されている。また、テストパッケージ毎に、
配管ライン毎に、その重要度及び優先度を決定し、それ
ぞれ、配管工事を計画管理することもある。
【0005】ところで、配管工事に必要とされる要素に
は、工場製作業者及び現場配管工事業者の人的要員以外
に主なものだけでも、 (1)配管ライン毎にその仕様を定める配管ラインリス
ト及びテストパッケージ (2)配管ピースの製作に必要な製作図 (3)配管ピースの取り付けに必要な配管図面 (4)工場製作された配管ピース (5)配管ピースの製作に必要な配管材料及び付属品 (6)後述する溶接点の各々に規定される溶接仕様及び
検査仕様 (7)テストパッケージ毎及び配管ライン毎のテスト仕
様 等がある。
【0006】上で挙げた配管ラインリスト(又は単にラ
インリスト)は、プラント内の全ての配管ラインについ
て、各配管ライン毎の仕様を規定したリストであって、
プラント全体の設計に関連して策定される。配管ライン
リストは、配管呼び径、流体記号、配管ライン番号、配
管サービスクラス、配管ラインの経路、配管ラインを流
れる流体の流体名、配管ラインの圧力、温度等の運転条
件などを明示する。配管設計部門は、各配管ラインのプ
ラント内での物理的経路及び各配管ラインの構造上の仕
様(配管ラインの寸法、形状)、配管材料上の仕様(形
状、寸法、材質)、製作上の仕様(溶接、熱処理、検
査)、テストパッケージ毎のラインテスト上の仕様(テ
スト圧力、テスト媒体)等の配管ラインの形成に必要な
全ての仕様を決定する。また、配管設計部門は、配管
図、アイソメトリック図、配管ピースの製作図等の配管
図面、溶接及び検査仕様、テストパッケージ及びテスト
パッケージ毎のテスト仕様を決定し、用意する。
【0007】配管図面は、配管設計の成果物であって、
配管図、アイソメトリック図、配管ピースの製作図等に
分類される。配管図は、例えば配管の平面的接続経路を
示した、図1のような平面図、配管の立面的接続経路を
示した立面図(図示せず)等がある。配管図に記載され
た配管ラインの配管経路情報及び配管ライン仕様情報
は、通常、配管設計のコンピュータシステムの記憶装置
にCADデータベースとして記憶されている。配管図の
作成に続いて、配管図の情報を蓄積したCADデータベ
ースから必要なデータを呼び出し、更に必要なデータを
入力して、図2に示すような鳥瞰図(以下、アイソメト
リック図と言う)が、各配管ライン毎に、CADシステ
ムにより作製される。アイソメトリック図には、アイソ
メトリック図に示す配管ラインを製作するに必要な配管
寸法、継手の種類、配管材料等の情報が詳細に記載され
ている。更に、図3に示すような、所要配管材料に関す
る詳細な情報が、アイソメトリック図の付図として記載
されている。図4に示すアイソメトリック図は、配管ピ
ースの工場製作に必要な情報、例えば後述する溶接点情
報等を図3のアイソメトリック図に付記した、いわゆる
工事ISO図(工事アイソメトリック図)と呼ぶ図面で
ある。図5に示す配管ピースの製作図は、通常、図2の
アイソメトリック図、又は図4の工事ISO図に基づい
て作成された、配管ピース製作用の配管ピース図であ
る。
【0008】配管ライン、或いは配管ピースを製作する
のに要する配管材料は、各配管ラインの配管ライン仕様
によって異なり、その種類が極めて多い。例えば、大型
プラントの配管工事では、配管材料の種類が、数万点に
上ることもある。
【0009】ところで、配管ピースの工場製作、及び現
場配管工事は、それ自体がプラントの設計、建設から独
立した個別の作業ではなく、プラントの設計、建設と密
接に関連している。従って、プラント建設にあって顧客
仕様に基づきQ(品質)、C(コスト)、D(納期)を
満足するためには、全体のプラント建設の進捗に合わせ
て、配管工事を進行させることが必要である。そのため
に、配管工事の計画、管理では、少なくとも、以下に上
げる条件を満足することが必要である。 (1)先ず、第1には、配管ピースの製作図、現場配管
工事用の配管図面等の設計情報の有無及び入手予定、並
びに、配管材料、配管ピース等の在庫状況を十分に考慮
して、工場製作及び現場配管工事の各作業計画を作成す
ることが必要である。 (2)次いで、作業計画に従って各作業を円滑に進行さ
せ、所定期間内に完了することが重要である。 (3)個々の作業を配管工事全体、更にはプラントの建
設全体との関連でシステム的に計画管理し、全体的なス
ケジュールを維持することが必要である。例えば、一つ
の配管ラインを形成するに際し、必要な工場製作の配管
ピースが用意されていても、配管ラインを敷設したり、
或いは配管ラインを支持したりする建物、架台等の製作
が遅れていると、その配管ラインを所定の工期で完成す
ることができない。換言すれば、従来の配管工事の計画
管理では、プラントの建設全体の計画管理システムとの
間でリアルタイムで連携し工程の整合化を図るという概
念が希薄であった。 (4)配管設計部門及びプラントの建設管理部門との間
で十分な連携を確保することが必要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の配管工
事計画管理には、以下の問題点があった。 (1)従来は、配管工事の計画・管理が、個別的、分散
的に実施され、体系的に配管工事が管理されていないこ
とである。即ち、従来の配管工事では、配管図面の出図
管理、配管材料及び配管ピースの在庫管理、配管ピース
の工場製作、配管ピースの取り付け、溶接、検査、テス
ト作業等の工程管理、配管工事の品質管理等を含む配管
工事の計画、管理等が、設計業者毎に、配管製作業者毎
に、或いは、配管工事業者毎に、それぞれ個々ばらばら
に行われ、しかも自動化されずに、人手による人海戦術
的な手作業で行われていた。 (2)配管工事の計画・管理が、プラントの建設全体を
計画、管理するシステムとリアルタイムでオンライン的
に連結されていないことである。即ち、配管工事の計画
・管理が、プラントの工事全体を計画・管理するシステ
ム、例えばプロジェクト・マネジメント・システム(P
MS;Project Management System )にオンラインで連
結されていないために、プラントの建設全体と関連させ
て配管工事を効率的に計画・管理することが難しく、コ
スト、スケジュールに関する差異分析によるプログレス
管理及びパフォーマンス管理が体系的に出来なかった。
また、適切な調達計画管理及び作業員の動員計画管理が
出来なかった。 (3)従来、プラントの設計・建設は、特に、海外にプ
ラントを建設する場合には、3年以上の長期間にわたっ
て進行していたが、近年、プラントの設計・建設期間
は、顧客の要求により2年以下に短縮される傾向にあ
る。そのために、人海戦術的で分散的な従来の計画管理
システムでは、対応できない。 (4)配管工事のコスト削減、及び工事期間の短縮を図
る上で、コスト及び製作工程の管理が比較的容易である
という理由から、配管ピースを工場製作することが多く
なっている。そのために、配管ピースの工場製作の計画
・管理及び配管ピースの出荷後の追跡管理が必要にな
り、配管工事の計画・管理が益々複雑になっていて、従
来の計画管理システムでは、対応できない。 (5)プラントの大型化に伴い、配管工事の規模は益々
大きくなっていて、そのために、配管工事に従事する担
当業者の数は多数に登る。それら担当業者は、それぞれ
独自の計画管理システムを使って配管工事を計画・管理
しているにもかかわらず、従来の計画管理システムで
は、それら独自の計画管理システムを統合することはで
きない。そのために、配管工事を全体的に計画・管理す
ることが極めて困難であった。
【0011】その結果、多岐多様な材料を使った多岐多
様な作業からなる工事で、しかも大量の、例えば数百ト
ンから数千トンにのぼるトン数の配管工事であるにもか
かわらず、従来の配管工事では、手作業で配管工事を計
画、管理しているために、多大の時間と人手を要し、上
述の(1)から(4)の要件を満足するどころか、配管
工事の全体的な進行状況及び問題点を正確、迅速かつ簡
便に把握することが極めて難しかった。その結果とし
て、配管工事の生産性が低く、しかも適切な材料調達が
難しいために材料不足が生じ、品質の高い配管工事を低
コストでプラントの工期に合わせて進行させる上で問題
になっていた。また、適切な調達計画管理及び作業員の
動員計画管理が出来なかった。
【0012】そこで、本発明の目的は、配管ピースの工
場製作及び現場配管工事の開始から完了までの配管工事
作業の全てを一元的に、かつプラントの建設計画との関
連の下で管理する、配管工事計画管理システムを提供す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る配管工事計画管理システムは、配管ピ
ースを工場製作し、工場製作した配管ピースをプラント
の工事現場で取り付ける作業を含む必要な現場配管工事
を行って、プラントの配管網を建設するプラント配管工
事全体にわたり、その工場製作及び現場配管工事を計画
し、管理するシステムであって、 A.配管ピースの工場製作サイドでは、(A−1)工場
製作する配管ピースの溶接点仕様データをCAD・デー
タベースから読み出して、配管ピース毎に溶接点仕様デ
ータを記憶するプレファブ溶接点・データベースを作成
する工程と、(A−2)プレファブ溶接点・データベー
スから配管ピース毎にプレファブピース構成溶接点を読
み出し、プレファブピース構成溶接点を対象として配管
ピースの工場製作用データを記憶するピース・データベ
ースを作成する工程と、(A−3)配管材料の在庫デー
タ及び入庫予想データ並びに配管ピースの完成時期をピ
ース・データベースに入力して、配管ピースの工場製作
計画を作成し、ピース・データベースに記憶させる工程
と、(A−4)ピース・データベースから配管ピース毎
の工場製作計画を読み出し、配管ピースの製作図と共に
所定場所に送付する工程と、(A−5)配管ピース毎の
工場製作計画及び製作図に基づいて、配管ピースの工場
製作作業を行い、プレファブ構成溶接点を対象として溶
接/検査進捗データをプレファブ溶接点・データベース
に入力し、配管ピース毎の工場製作進捗データを得る工
程と、(A−6)プレファブ溶接点・データベースから
工場製作進捗データをピース・データベースに転送する
工程と、(A−7)ピース・データベースから得た工場
製作の進捗データに基づいて配管ピースの出荷計画を作
成する工程とを備え、 B.現場配管工事サイドでは、(B−1)現場溶接点仕
様データをCAD・データベースから読み出して、配管
ライン毎に現場溶接点仕様データを記憶する現場溶接点
・データベースを作成する工程と、(B−2)現場溶接
点・データベースから配管ライン毎に現場溶接点を読み
出し、現場溶接点を対象として配管ライン毎にその配管
工事用データを記憶する現場ピース・データベースを作
成する工程と、(B−3)配管ピース及び配管材料の在
庫情報及び入庫予想情報を現場ピース・データベースに
入力する工程と、(B−4)現場ピース・データベース
から読み出した在庫情報及び入庫予想情報に基づいて、
現場配管工事計画を作成し、かつ、現場配管工事計画に
含まれる配管ピースの現場溶接点について溶接/検査仕
様データ(以下、現場溶接点情報と言う)を現場ピース
・データベースから読み出し、それぞれ、所定場所に送
付する工程と、(B−5)現場配管工事用の配管図面、
現場配管工事計画及び現場溶接点情報に基づいて、現場
配管工事を行い、現場溶接点を対象にした溶接/検査進
捗データを現場溶接点・データベースに入力し、現場配
管工事の進捗データを算出する工程とを備え、配管ピー
スの工場製作サイドの各工程及び現場配管工事サイドの
各工程を実施して、プラント配管工事全体を計画、管理
することを特徴としている。
【0014】本発明のシステムで、工場製作する配管ピ
ースとは、工事現場とは離れた地点、例えば工事現場が
海外の場合に国内に設けられた配管製作工場で工場製作
する配管ピースと、工事現場の文字通りの工事場所に設
けられた配管製作工場で工場製作する配管ピースとを含
む概念である。また、溶接点とは、配管ピースの製作及
び配管ピース同士の接合に必要な溶接箇所を言い、溶接
点毎に溶接点番号が付され、溶接仕様が規定されてい
る。溶接仕様とは、突き合わせ溶接、隅肉溶接等の溶接
形式、アーク溶接、TIG溶接等の溶接法、溶接棒、溶
接検査等を規定し、更には、突き合わせ溶接であれば、
溶接の第1層及び最終層に適用する溶接法、開先の種類
等を規定していて、これらを含む溶接点の仕様データを
溶接点仕様データという。配管工事は、配管ピースを工
場製作し、又は現場製作し、次いで製作した配管ピース
を機器に取り付け、配管ピース同士を溶接接合して配管
ラインを形成することにより進行する。従って、配管工
事は、原則的には、検査を含む溶接作業を必ず各配管ラ
イン毎に含み、換言すれば、溶接とその検査が完了しな
い限り、配管ラインは完成しない。そこで、本発明者
は、配管ピースの製作及び配管ピースの取り付けから配
管ラインの手直し及びラインテスト完了までの作業を一
元的に管理するために、溶接点でそれら全てを管理する
と言う概念を導入したのである。更には、溶接点の管理
が終了した後は、テストパッケージ毎に、及び配管ライ
ン毎に工事の進捗状況を後述のPMSと連携しつつ計画
管理するという概念を取り入れた。
【0015】また、配管ピースと機器、配管ピース同士
の連結には、ボルト締結によるフランジ結合という溶接
とは異なる連結方式がある。そこで、本発明者は、仮想
溶接点と言う概念を導入し、溶接に代わるフランジ結合
で連結される配管ピースの各々に仮想溶接点番号を付す
ることにした。配管ピースの両端がフランジで終了する
場合、同ピースに仮想溶接点番号を付与する。本発明
で、同仮想溶接点番号を他の溶接点番号と同様に扱い、
配管ピースの取付計画・管理に用いる。また、仮想溶接
点の作業はボルトの締結完了を以て完了する。
【0016】プレファブピース構成溶接点とは、配管ピ
ースを工場で製作する際に、配管材料を溶接して配管ピ
ースを形成するのに必要な溶接点を言う。溶接点仕様デ
ータとは、その溶接点に関する溶接仕様を言う。また、
現場溶接点とは、工場製作配管ピースを取り付けたり、
配管ピースを現場製作したりする際に必要になる溶接点
又は仮想溶接点の箇所を言う。現場溶接点仕様データと
は、その現場溶接点に関する溶接仕様を言う。配管ピー
スの工場製作用データとは、配管ピースの工場製作に必
要な溶接点仕様データを言う。配管ラインの配管工事用
データとは、配管ラインの配管工事に必要な現場溶接点
仕様データを言う。
【0017】配管ピースの製作図とは、配管ピースを形
成する上で溶接の必要な箇所、即ち溶接点を記載した図
面、例えば図4に示すような工事ISO図、又は図5に
示した配管ピース図を言う。工事ISO図は、従来の図
3に示すアイソメトリック図をベースにして、更に、溶
接点等の実際の配管工事に必要なデータを記載してお
り、CAD・データベースと連携するCADにより作図
される。現場配管工事用の配管図面とは、図1に示すよ
うな配管図、図4に示すような工事ISO図、図5に示
す配管ピース図、及び配管ピースの取り付け図等を言
う。
【0018】プラントの配管は、配管ラインの集合体で
構成された配管網となっているので、一般的には、複数
個の配管ラインを一度にテストする。そこで、配管ライ
ンのテストの際に一度にテストする複数個の配管ライン
をテストパッケージと言い、一つのテストパッケージに
は、テストする複数個の配管ラインに共通するテスト条
件が定められている。
【0019】(A−1)工程では、CAD・データベー
スに代えて、配管ピースの製作図から配管ピースの溶接
点仕様データを読み取り、プレファブ溶接点・データベ
ースを作成することにより、CAD・データベースを利
用できない場合にも、プレファブ溶接点・データベース
を作成することができる。
【0020】ピース・データベースから得た配管ピース
の工場製作の進捗データに基づいて配管ピースの生産計
画を修正し、修正した生産計画を(A−5)工程の生産
計画とする(A−8)工程を有することにより、実際の
工場製作の遅れを認識した時点で、直ちに工場製作計画
を修正して、配管工事全体の作業進行に遅れが生じない
ようにすることができる。
【0021】(B−1)工程では、CAD・データベー
スに代えて、現場配管工事用の配管図面から現場溶接点
仕様データを読み取って、現場溶接点・データベースを
作成することにより、CAD・データベースを利用でき
ない場合にも、現場溶接点・データベースを作成するこ
とができる。
【0022】(B−3)工程では、配管ピースの工場製
作サイドのピース・データベースから得た出荷情報を、
次いで入庫情報を現場ピース・データベースに入力す
る。これにより、配管ピースの製作工場からの出荷情報
に基づいて前広に現場配管工事計画を作成できる。ま
た、入庫情報を入力して、現場ピース・データベースに
記憶されたデータを常に更新し、有用性を高めることが
できる。
【0023】現場溶接点・データベースが、配管ピース
毎に、配管ピースの取り付け作業の進捗データを算出す
ると共に、配管ピース端の溶接の完了を以て配管ピース
の取り付けが完了した旨を認識し、かつ完了した旨を自
動的に現場ピース・データベースに入力する(B−6)
工程を備えていることにより、配管ピースの取り付け完
了をリアルタイムに認識することができる。
【0024】(B−7)ラインリスト又はCADデータ
ベースから配管ライン毎に配管ライン情報を読み出し、
配管ライン毎に配管ライン情報を記憶するライン・デー
タベースを作成する工程と、(B−8)ライン・データ
ベースから配管ライン情報を読み出し、配管ライン情報
に基づいてテストパッケージ毎にそれぞれ配管ラインテ
スト条件とテスト日程を定めたテスト計画を記憶するテ
ストパッケージ・データベースを作成する工程とを備え
ているいることにより、必要なときに、随時、テスト計
画を認識し、利用することができる。本明細書で、配管
ライン情報とは、配管材料上の仕様(形状、寸法、材
質)、製作上の仕様(溶接、熱処理、検査)、テストパ
ッケージ毎のテスト上の仕様(テスト圧力、テスト媒
体)等の配管ラインの形成に必要な全ての仕様(以下、
配管サービスクラスまたはサービスクラスと言うことも
ある)を定めるデータを言う。
【0025】(B−8)工程で作成したテストパッケー
ジ・データベースからテスト計画を読み出し、配管ピー
スの所要完成時期を割り出し、(A−3)工程での配管
ピースの完成時期とすることにより、配管ピースの工場
製作の日程を現場配管工事の日程とに整合させて、か
つ、テストの実施可能時期を的確に把握することができ
る。
【0026】(B−5)工程で得た現場配管工事の進捗
データに基づいて現場配管工事計画を修正し、修正した
現場配管工事計画を(B−4)工程の現場配管工事計画
とすることにより、実際の現場配管工事の遅れを認識し
た時点で、直ちに現場配管工事計画を修正して、配管工
事全体及びプラント建設全体の実施計画及び進行に遅れ
が生じないようにすることができる。
【0027】(B−6)工程に続いて、現場ピース・デ
ータベースから配管ピースの取り付け作業の進捗データ
をライン・データベースに入力する(B−9)工程を備
えていることにより、現場配管工事の進捗程度を直ちに
把握することができる。
【0028】(B−9)工程に続いて、ライン・データ
ベースからライン毎の現場配管工事の進捗データをテス
トパッケージ・データベースに入力し、テストパッケー
ジ・データベースからテストパッケージ毎の工事進捗デ
ータを得て、配管ラインテスト計画を修正する(B−1
0)工程を備えることにより、実際のテスト実施の遅れ
を認識した時点で、直ちに配管ラインテスト計画を修正
して、配管工事全体及びプラント建設全体の実施計画及
び進行に遅れが生じないようにすることができる。
【0029】本発明の好適な実施態様では、各データベ
ースを所定区分の区分毎に作成されたサブ・データベー
スの集合とし、サブ・データベースは、それぞれ、分離
して独立に運用できるようにしてモジュール化し、か
つ、サブ・データベースの少なくとも一部は、相互に入
力形式及び入力フォーマットが異なる。これにより、本
発明の配管工事計画管理システムの全階層を通して、こ
れらのデータを整合させ、統合化するとともに、各デー
タベースをモジュール化し、各モジュールには各配管工
事業者独自の配管工事計画管理システムからのデータが
受け入れ可能になる。
【0030】以上の構成により、本発明に係る配管工事
計画管理システムは、プラント全体の設計及び建設計画
に基づいて作成された配管ラインリスト及び/又はテス
トパッケージを基に計画された設計情報、配管工事情報
及び配管工事計画をデータベース化された電子データと
して、配管ピースの工場製作業者及び現場配管工事業者
に送付することができる。工場製作業者及び現場配管工
事業者の各々は、CAD・データベース、配管ピースの
製作図、現場配管工事の配管図面を基に溶接点・データ
ベース、ピース・データベースを作成することができ
る。また、工場製作業者及び現場配管工事業者の各々
は、設計情報、配管工事情報及び配管工事計画を溶接点
・データベース及びピース・データベースに取り込み、
プラント全体の建設計画に適合するように、詳細配管工
事計画を作成することができる。これにより、本配管工
事計画管理システムは、各工場製作業者及び現場配管工
事業者が作成した詳細配管工事計画と、プラント全体の
建設計画とを整合し、統合することができる。
【0031】ところで、プロジェクト・マネジメント・
システム(PMS;Project Management System )は、
プラント建設全体の設計、調達、建設計画の有用な管理
システムとして注目され始めたツールである。そこで、
本発明の更に好適な実施態様では、PMSがプラントの
配管工事全体を一つのWBS(Work Breakdown System
、作業分担構造)として分類し、かつ、プラント建設
区域を区分した各区域毎に定められた配管ピースの工場
製作及び現場配管工事の担当業者をそれぞれWP(Work
Package、作業パッケージ)として定義することによ
り、請求項1から13のうちのいずれか1項に記載の配
管工事計画管理システムがプロジェクト・マネジメント
・システムと連結、運用される。また、テストパッケー
ジ毎に、又は配管ライン毎にそれぞれをWP(Work Pac
kage、作業パッケージ)として定義することもできる。
更には、プラント建設区域を区分した各区域毎に定めら
れた配管ピースの工場製作及び現場配管工事の担当業者
をそれぞれWP(Work Package、作業パッケージ)とし
て定義し、更に、各WPの下でテストパッケージ毎に、
又は配管ライン毎にそれぞれをサブ・WP(Sub-Work P
ackage、下位作業パッケージ)として定義することもで
きる。本発明に係る配管工事計画管理システムの各デー
タベースからPMSのWBS及びWPのデータベースに
データを出力することにより、本発明に係る配管工事計
画管理システムがPMSに組み込まれるので、PMSに
よる効率的なプラント建設計画管理が実現する。また、
WBS→WP→テストパッケージ→配管ライン→配管ピ
ースの各階層で配管工事の計画・管理及びレポーティン
グを行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。実施形態例 本実施形態例は、本発明に係る配管工事計画管理システ
ムの実施形態の一例であって、図6は工場製作管理シス
テムを稼働するコンピュータシステムの構成を示すブロ
ック図、及び、図7は配管工事計画管理システムのデー
タベースの間のデータの授受を示すブロック図である。
本配管工事計画管理システムを稼働するコンピュータシ
ステム10は、図6に示すように、各種のデータベース
12と、データベース12との間で必要なデータを授受
し、演算する中央演算装置(CPU)14と、CPU1
4との間でデータの授受を行いデータを一時的に記憶す
る記憶装置16と、CPU14を介してデータをデータ
ベース12に入力するキーボード18と、出力装置とし
て設けられたプリンタ20及びモニタ22とを備えてい
る。更に、コンピュータシステム10は、外部のデータ
ベースDB、例えばCADデータベース、及び、外部の
コンピュータシステムCS、例えばPMSを運用する外
部のコンピュータシステム、配管ピースの工場製作を行
う業者のコンピュータシステム、現場配管工事を行う業
者のコンピュータシステム等に接続されている。
【0033】データベース12は、図7に示すように、
工場製作する配管ピースの溶接点仕様データを記憶する
プレファブ溶接点・データベース12A、配管ピースの
工場製作用データを記憶するピース・データベース12
B、現場溶接点仕様データを記憶する現場溶接点・デー
タベース12C、配管ライン毎の配管工事用データを記
憶する現場ピース・データベース12D、配管ライン毎
に配管ライン情報を記憶するライン・データベース12
E、及びテストパッケージ毎にラインテスト条件及びテ
スト日程を定めたテスト計画を記憶するテストパッケー
ジ・データベース12Fとから構成されている。また、
データベース12は、CPU14を介してPMSを運用
する外部のコンピュータシステムCSと接続されてい
て、必要に応じてデータを授受する。
【0034】CPU14及び記憶装置16は、データベ
ース12に接続され、必要に応じてデータベース12か
ら取り出したデータを記憶し、演算し、演算結果を記憶
し、また、外部とコンピュータシステムCSとの間でデ
ータの授受を行って、必要なデータを記憶し、演算す
る。例えば、CPU14及び記憶装置16は、協働し
て、所定の関係式に従って溶接点毎及び溶接点全体に対
する溶接作業及び検査作業の進捗率を算出し、また、必
要な報告書、計画書等を作成することができる。キーボ
ード18は、入力手段として機能し、例えば、配管ピー
スの溶接点番号毎に、外部から得た溶接及び検査作業の
現況情報、例えば溶接作業及び検査作業の日報に基づく
現況情報を入力する入力手段である。プリンタ20は、
出力装置として、必要な帳票、リスト及び図面を出力
し、モニタ22は、プリンタ20から出力する帳票、リ
スト及び図面を表示することはもとより、必要に応じて
所望の画像、データ列を表示する。帳票は、例えば、配
管ピース毎、又は図面毎に出力する出庫伝票であり、ま
た、リストは、例えば、配管ピースの溶接点番号毎の作
成された溶接点検査リストである。図面は、例えば、C
ADデータベースから図面情報を読み出し、配管ピース
の形成に必要な工事ISO図及び配管ピース図である。
【0035】次に、図8及び図9を参照して、コンピュ
ータシステム10を使用した本配管工事計画管理システ
ムの運用を説明する。図8及び図9は、本配管工事計画
管理システムの流れを示すフローチャートである。本配
管工事計画管理システム(以下、簡単に計画管理システ
ムと言う)は、配管ピースを工場製作し、工場製作した
配管ピースをプラントの工事現場で取り付ける作業を含
む必要な現場配管工事を行って、プラントの配管網を建
設するプラント配管工事全体にわたり、その工場製作及
び現場配管工事を計画し、管理するシステムであって、
配管ピースの工場製作サイドと、現場配管工事サイドと
に大別される。
【0036】配管ピースの工場製作サイド 本計画管理システムの配管ピースの工場製作サイドで
は、図8に示すように、先ず、配管ピースの工場製作サ
イドのステップSA1 で、工場製作する配管ピースの溶
接点仕様データ、例えば溶接対象、溶接方法、検査方法
等を規定した仕様データをCAD・データベースから読
み出して、配管ピース毎に溶接点仕様データを記憶する
プレファブ溶接点・データベースを作成する。尚、工事
ISO図、或いは配管ピース図から溶接点仕様データを
作成し、プレファブ溶接点・データベースに手入力して
も良い。プレファブ溶接点・データベースを作成する際
の入力画面のフォーマットは、例えば図10に示すよう
なものである。次いで、ステップSA2 で、プレファブ
溶接点・データベースから配管ピース毎にプレファブピ
ース構成溶接点を読み出し、プレファブピース構成溶接
点を対象として配管ピースの工場製作用データを記憶す
るピース・データベースを作成する。次に、ステップS
3 で、ピース・データベースに配管ピースの完成時期
を入力し、配管材料、作業に従事できる溶接作業員の人
数等を勘案して、配管ピースの工場製作計画を作成し、
ピース・データベースに記憶させる。工場製作計画は、
別のコンピュータシステムを使って作成し、その結果を
ピース・データベースに入力しても良い。
【0037】次いで、ステップSA4 で、ピース・デー
タベースから配管ピース毎の工場製作計画を読み出し、
配管ピースの製作図、例えば配管ピース図と共に所定場
所、例えば配管ピースの工場製作業者に送付する。配管
ピース図は、作業指示書の役目を果たす。工場製作業者
は、配管ピース図に基づいて、加工作業、溶接作業及び
検査作業を行い、配管ピースを工場製作する。そして、
工場製作業者は、オンライン、又は作業日報等の報告書
により溶接作業及び検査作業の進捗データを報告する。
図11に示すフォーマットは、溶接作業及び検査作業の
進捗データを報告するフォーマットの一例で、モニタ2
2に表示される入力画面である。
【0038】ステップSA5 では、報告された進捗デー
タに基づいて、プレファブ構成溶接点を対象として溶接
/検査進捗データをプレファブ溶接点・データベースに
入力し、所定の演算式に従って演算して配管ピース毎の
工場製作進捗データを得る。所定の演算式とは、例え
ば、溶接点のダイヤ・インチ(溶接線の長さ)又は配管
ピースの重量を基準にして算出する式である。次いで、
ステップSA6 では、得た工場製作進捗データをプレフ
ァブ溶接点・データベースからピース・データベースに
転送し、ピース・データベースに格納されている配管ピ
ースの工場製作進捗データを、随時、更新する。図12
は、配管ピースの工場製作進捗データを示すフォーマッ
トの一例であって、モニタ22に表示される。次いで、
ステップSA7 で、ピース・データベースから得た工場
製作の進捗データに基づいて配管ピースの完成時期を算
定し、配管ピースの出荷計画を作成し、必要に応じて、
現場配管工事サイドに伝達し、後述するように利用す
る。出荷作計画は、別のコンピュータシステムを使って
作成し、その結果をピース・データベースに入力しても
良い。配管ピースの出荷計画は、例えば図13に示すよ
うなフォーマットで出力される。
【0039】また、ステップSA8 で、ピース・データ
ベースから得た配管ピースの工場製作の進捗データに基
づいて、配管ピースの工場製作計画と現実の進行状況と
の差異を把握し、必要に応じて、工場製作計画を修正
し、ピース・データベースに入力する。これにより、工
場製作計画を常に現実的な計画に更新することができ
る。
【0040】現場配管工事サイド 本計画管理システムの現場配管工事サイドでは、図9に
示すように、先ず、ステップSB1 で、現場溶接点仕様
データをCAD・データベースから読み出して、配管ラ
イン毎に現場溶接点仕様データを記憶する現場溶接点・
データベースを作成する。又は、現場配管工事用の配管
図面、例えば工事ISO図から現場溶接点仕様データを
読み取って、現場溶接点・データベースを作成しても良
い。現場溶接点・データベースを作成する際の入力画面
は、図14に示すようなフォーマットを備えている。
尚、現場溶接点・データベースの構成は、プレファブ溶
接点・データベースの構成と同じであって、プレファブ
溶接点・データベースと同時に作成しても良い。
【0041】次いで、ステップSB2 で、現場溶接点・
データベースから配管ライン毎に現場溶接点を読み出
し、現場溶接点を対象として配管ライン毎にその配管工
事用データを記憶する現場ピース・データベースを作成
する。次に、ステップSB3 で、工事現場の倉庫に搬入
された配管ピース及びその他の配管材料の入庫情報を現
場ピース・データベースに入力する。現場ピース・デー
タベースは、配管ピース毎に、ピース受領日、保管場
所、現場への出庫予定日、出庫日及び配管ピースの取り
付け日等を記憶する。また、ステップSB3Aで、配管ピ
ースの工場製作サイドから配管ピースの出荷計画、次い
で出荷情報を入手して、現場ピース・データベースに入
力し、配管ピースの入庫情報を前広に推定することもで
きる。次に、ステップSB4 で、現場ピース・データベ
ースから読み出した入庫情報に基づいて、現場配管工事
計画を作成する。続いて、ステップSB5 で、現場配管
工事計画に基づいて、配管図面を含む配管ピース取り付
け作業指示書、例えば図15に示すようなフォーマット
の作業指示書、及び配管ピースの現場溶接点情報を現場
ピース・データベースから読み出し、例えば工事ISO
図を溶接作業指示書として、それぞれ、担当の配管工事
業者に伝達する。
【0042】担当の配管工事業者は、伝達された配管ピ
ース取り付け作業指示書及び溶接作業指示書に基づい
て、配管工事の現場で、配管ピースの取り付け作業及び
溶接作業を行い、作業の進捗状況を所定のフォーマッ
ト、例えば図16に示すフォーマットに従ってオンライ
ンで又は作業日報により報告する。そこで、次のステッ
プSB6 では、現場溶接点を対象にした溶接/検査進捗
データを現場溶接点・データベースに入力し、現場配管
工事の進捗データを所定の演算式に従って算出する。所
定の演算式とは、例えば、現場溶接点のダイヤ・インチ
(溶接線の長さ)又は配管ピースの重量を基準にして算
出する式である。現場配管工事の管理者は、得た進捗デ
ータに基づいて、現場配管工事の進行状況をリアルタイ
ムで把握することができる。また、ステップSB7
は、ステップSB6 で入力された溶接/検査進捗データ
より自動的に配管ピースの取り付け作業の進捗データを
算出し、配管ピース端の溶接の完了を以て配管ピースの
取り付けが完了した旨を現場溶接点・データベースから
自動的に現場ピース・データベースに入力する。配管ピ
ースの取り付け作業の進捗データは、例えば図17に示
すようなフォーマットに従って報告される。
【0043】また、ステップSB8 では、現場配管工事
の進捗データに基づいて、現場配管工事計画と現実の進
行状況との差異を把握し、必要に応じて、現場配管工事
計画を修正して、現場ピース・データベースに入力す
る。これにより、現場配管工事計画を常に現実的な計画
に更新することができる。
【0044】ステップSB9 として、現場配管工事の開
始時以降の適当な時期に、ラインリスト又はCADデー
タベースから配管ライン毎に、配管材料上の仕様(管
径、材質)、製作上の仕様(検査)、テストパッケージ
毎のテスト上の仕様(テスト圧力、テスト媒体)、テス
トパッケージ識別番号等を定める配管ライン情報を読み
出し、配管ライン毎に配管ライン情報を記憶するライン
・データベースを作成する。ライン・データベースを作
成する際の入力フォーマットは、例えば図18に示すよ
うなフォーマットである。ステップSB10として、ライ
ン・データベースから配管ライン情報を読み出し、配管
ライン情報に基づいてテストパッケージ毎にそれぞれ配
管ラインテスト条件とテスト日程を定めたテスト計画を
記憶するテストパッケージ・データベースを作成する。
テストパッケージのデータを入力する際の入力フォーマ
ットは、例えば図19に示すようなフォーマットであ
る。また、ステップSB11では、現場ピース・データベ
ースから配管ピースの取り付け作業の進捗データを、例
えば図20に示すようなフォーマットに従って、ライン
・データベースに入力する。これにより、ライン・デー
タベースに記憶された配管ラインの進捗状況を常に最新
のデータに更新することができる。
【0045】更に、ステップSB12では、ライン・デー
タベースからライン毎の現場配管工事の進捗データをテ
ストパッケージ・データベースに入力し、テストパッケ
ージ・データベースからテストパッケージ毎の工事進捗
データを得て、テスト計画と現実の進行状況との差異を
把握し、必要に応じて、テスト計画を修正し、テストパ
ッケージ・データベースに記憶させる。これにより、配
管ラインテスト計画を常に現実的な計画に更新すること
ができる。
【0046】以上のステップを実施することにより、本
計画管理システムは、図21に示すように、プレファブ
・配管ピースの製作・出荷管理及びプレファブ・配管ピ
ースの納入管理の各階層で配管ピースの工場製作をオン
ライン方式によってリアルタイムで計画・管理すること
ができる。また、本計画管理システムは、現場溶接点管
理、配管ピース取り付け管理、及び配管ライン管理及び
テストパッケージ管理の各階層で現場配管工事をオンラ
イン方式によってリアルタイムで計画・管理することが
できる。
【0047】また、図7に示すように、本計画管理シス
テムとPMSコンピュータシステムとを接続して、各デ
ータベースからPMSのWBS及びWPのデータベース
にデータを出力することにより、 (1)PMSにより効率的なプラント建設計画管理を実
行することができる。 (2)WBS→WP→テストパッケージ→配管ライン→
配管ピースの各階層で配管工事をオンライン方式によっ
てリアルタイムで全体的に計画・管理及びレポーティン
グすることができる。 本計画管理システムとPMSコンピュータシステムとの
連携では、例えば、図7では、PMSコンピュータシス
テムは、ピース・データベース12B及び現場ピース・
データベース12Dにそれぞれ配管ピースの納入日程及
び配管ピースの取り付け日程を入力し、それに基づいて
本計画管理システムが進行する。更に、PMSコンピュ
ータシステムは、ライン・データベース12E及びテス
トパッケージ・データベース12Fに、それぞれ、ライ
ン完成日程及びテスト日程を出力し、それに基づいて本
計画管理システムが進行し、次いで、ライン・データベ
ース12E及びテストパッケージ・データベース12F
は、PMSコンピュータシステムに、それぞれ、現実の
ライン完成日及びテスト完成日を出力する。これによ
り、実際の配管工事の進捗データがフィードバックさ
れ、プラント建設計画管理に使用される。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、配管ピースの工場製作
サイドでは、プレファブ溶接点・データベース及びピー
ス・データベースを作成し、各データベースから得たデ
ータに基づいて配管ピースの工場製作を計画・管理する
ことにより、現場配管工事サイドでは、現場溶接点・デ
ータベース、現場ピース・データベース、ライン・デー
タベース及びテストパッケージ・データベースを作成
し、各データベースから得たデータに基づいて現場配管
工事を計画・管理することにより、プラントの配管網を
建設するプラント配管工事全体にわたり、その工場製作
及び現場配管工事を一元的にかつリアルタイムで計画
し、管理することができる。本発明に係る配管工事計画
管理システムの各データベースとプロジェクト・マネジ
メント・システム(PMS)のデータベースとを連携運
用させることにより、配管工事計画管理の役務をPMS
に基づいて管理できるので、プラント建設全体の計画と
密接な関連の下に配管工事を計画管理することができ
る。また、プラントの配管設計及び配管工事をテストパ
ッケージの作成、配管ラインリストの作成、配管ピース
の工場製作、溶接点の計画管理等の各階層に階層化し、
かつ各作業毎にモジュール化した各データベースに基づ
いて、個別的かつ一元的に、配管工事の計画管理を実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配管図の一例である。
【図2】アイソメトリック図の一例である。
【図3】アイソメトリック図の付図として記載されてい
る所要配管材料の詳細な情報がの一例である。
【図4】工事ISO図の一例である。
【図5】配管ピース製作用の配管ピース図の一例であ
る。
【図6】工場製作管理システムを稼働するコンピュータ
システムの構成を示すブロック図である。
【図7】配管工事計画管理システムのデータベースの間
のデータの授受を示すブロック図である。
【図8】本配管工事計画管理システムの流れを示すフロ
ーチャートである。
【図9】図8のフローチャートに続くフローチャートで
ある。
【図10】プレファブ溶接点・データベースを作成する
際の入力画面のフォーマットの一例である。
【図11】溶接作業及び検査作業の進捗データを報告す
るフォーマットの一例である。
【図12】配管ピースの工場製作進捗データを示すフォ
ーマットの一例である。
【図13】配管ピースの出荷計画のフォーマットの一例
である。
【図14】現場溶接点・データベースを作成する際の入
力画面のフォーマットの一例である。
【図15】配管ピース取り付け作業指示書のフォーマッ
トの一例である。
【図16】溶接作業の進捗状況を報告するフォーマット
の一例である。
【図17】配管ピース取り付け作業の進捗状況を報告す
るフォーマットの一例である。
【図18】ライン・データベースを作成する際の入力フ
ォーマットの一例である。
【図19】テストパッケージのデータを入力する際の入
力フォーマットの一例である。
【図20】配管ピースの取り付け作業の進捗データの報
告書のフォーマットの一例である。
【図21】階層毎の本配管工事計画管理システムによる
計画・管理を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 本配管工事計画管理システムを稼働するコンピュ
ータシステム 12 データベース 12A プレファブ溶接点・データベース 12B ピース・データベース 12C 現場溶接点・データベース 12D 現場ピース・データベース 12E ライン・データベース 12F テストパッケージ・データベース 14 中央演算装置(CPU) 16 記憶装置 18 キーボード 20 プリンタ 22 モニタ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管ピースを工場製作し、工場製作した
    配管ピースをプラントの工事現場で取り付ける作業を含
    む必要な現場配管工事を行って、プラントの配管網を建
    設するプラント配管工事全体にわたり、その工場製作及
    び現場配管工事を計画し、管理するシステムであって、 A.配管ピースの工場製作サイドでは、 (A−1)工場製作する配管ピースの溶接点仕様データ
    をCAD・データベースから読み出して、配管ピース毎
    に溶接点仕様データを記憶するプレファブ溶接点・デー
    タベースを作成する工程と、 (A−2)プレファブ溶接点・データベースから配管ピ
    ース毎にプレファブピース構成溶接点を読み出し、プレ
    ファブピース構成溶接点を対象として配管ピースの工場
    製作用データを記憶するピース・データベースを作成す
    る工程と、 (A−3)配管材料の在庫データ及び入庫予想データ並
    びに配管ピースの完成時期をピース・データベースに入
    力して、配管ピースの工場製作計画を作成し、ピース・
    データベースに記憶させる工程と、 (A−4)ピース・データベースから配管ピース毎の工
    場製作計画を読み出し、配管ピースの製作図と共に所定
    場所に送付する工程と、 (A−5)配管ピース毎の工場製作計画及び製作図に基
    づいて、配管ピースの工場製作作業を行い、プレファブ
    構成溶接点を対象として溶接/検査進捗データをプレフ
    ァブ溶接点・データベースに入力し、配管ピース毎の工
    場製作進捗データを得る工程と、 (A−6)プレファブ溶接点・データベースから工場製
    作進捗データをピース・データベースに転送する工程
    と、 (A−7)ピース・データベースから得た工場製作の進
    捗データに基づいて配管ピースの出荷計画を作成する工
    程とを備え、 B.現場配管工事サイドでは、 (B−1)現場溶接点仕様データをCAD・データベー
    スから読み出して、配管ライン毎に現場溶接点仕様デー
    タを記憶する現場溶接点・データベースを作成する工程
    と、 (B−2)現場溶接点・データベースから配管ライン毎
    に現場溶接点を読み出し、現場溶接点を対象として配管
    ライン毎にその配管工事用データを記憶する現場ピース
    ・データベースを作成する工程と、 (B−3)配管ピース及び配管材料の在庫情報及び入庫
    予想情報を現場ピース・データベースに入力する工程
    と、 (B−4)現場ピース・データベースから読み出した在
    庫情報及び入庫予想情報に基づいて、現場配管工事計画
    を作成し、かつ、現場配管工事計画に含まれる配管ピー
    スの現場溶接点について溶接/検査仕様データ(以下、
    現場溶接点情報と言う)を現場ピース・データベースか
    ら読み出し、それぞれ、所定場所に送付する工程と、 (B−5)現場配管工事用の配管図面、現場配管工事計
    画及び現場溶接点情報に基づいて、現場配管工事を行
    い、現場溶接点を対象にした溶接/検査進捗データを現
    場溶接点・データベースに入力し、現場配管工事の進捗
    データを算出する工程とを備え、 配管ピースの工場製作サイドの各工程及び現場配管工事
    サイドの各工程を実施して、プラント配管工事全体を計
    画、管理することを特徴とする配管工事計画管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 (A−1)工程では、CAD・データベ
    ースに代えて、配管ピースの製作図から配管ピースの溶
    接点仕様データを読み取り、プレファブ溶接点・データ
    ベースを作成することを特徴とする請求項1に記載の配
    管工事計画管理システム。
  3. 【請求項3】 ピース・データベースから得た配管ピー
    スの工場製作の進捗データに基づいて配管ピースの工場
    製作計画を修正し、修正した工場製作計画を(A−3)
    工程の工場製作計画とする(A−8)工程を有すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の配管工事計画管理
    システム。
  4. 【請求項4】 (B−1)工程では、CAD・データベ
    ースに代えて、現場配管工事用の配管図面から現場溶接
    点仕様データを読み取って、現場溶接点・データベース
    を作成することを特徴とする請求項1から3のうちのい
    ずれか1項に記載の配管工事計画管理システム。
  5. 【請求項5】 (B−3)工程では、配管ピースの工場
    製作サイドのピース・データベースから得た出荷情報
    を、次いで入庫情報を現場ピース・データベースに入力
    することを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか
    1項に記載の配管工事計画管理システム。
  6. 【請求項6】 現場溶接点・データベースが、配管ピー
    ス毎に、配管ピースの取り付け作業の進捗データを算出
    すると共に、配管ピース端の溶接の完了を以て配管ピー
    スの取り付けが完了した旨を認識し、かつ完了した旨を
    自動的に現場ピース・データベースに入力する(B−
    6)工程を備えていることを特徴とする請求項1から5
    のうちのいずれか1項に記載の配管工事計画管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 (B−7)ラインリスト又はCADデー
    タベースから配管ライン毎に配管ライン情報を読み出
    し、配管ライン毎に配管ライン情報を記憶するライン・
    データベースを作成する工程と、 (B−8)ライン・データベースから配管ライン情報を
    読み出し、配管ライン情報に基づいてテストパッケージ
    毎にそれぞれ配管ラインテスト条件とテスト日程を定め
    たテスト計画を記憶するテストパッケージ・データベー
    スを作成する工程とを備えていることを特徴とする請求
    項1から6のうちのいずれか1項に記載の配管工事計画
    管理システム。
  8. 【請求項8】 (B−8)工程で作成したテストパッケ
    ージ・データベースからテスト計画を読み出し、配管ピ
    ースの所要完成時期を割り出し、(A−3)工程での配
    管ピースの完成時期とすることを特徴とする請求項7に
    記載の配管工事計画管理システム。
  9. 【請求項9】 (B−5)工程で得た現場配管工事の進
    捗データに基づいて現場配管工事計画を修正し、修正し
    た現場配管工事計画を(B−4)工程の現場配管工事計
    画とすることを特徴とする請求項1から8のうちのいず
    れか1項に記載の配管工事計画管理システム。
  10. 【請求項10】 (B−6)工程に続いて、現場ピース
    ・データベースから配管ピースの取り付け作業の進捗デ
    ータをライン・データベースに入力する(B−9)工程
    を備えていることを特徴とする請求項1から9のうちの
    いずれか1項に記載の配管工事計画管理システム。
  11. 【請求項11】 (B−9)工程に続いて、ライン・デ
    ータベースからライン毎の現場配管工事の進捗データを
    テストパッケージ・データベースに入力し、テストパッ
    ケージ・データベースからテストパッケージ毎の工事進
    捗データを得て、テスト計画を修正する(B−10)工
    程を備えることを特徴とする請求項10に記載の配管工
    事計画管理システム。
  12. 【請求項12】 設計変更又は製作変更が、溶接作業の
    完了した溶接点、工場製作の完了した配管ピース、現場
    配管工事の完了した配管ライン、及び、テストの終了し
    たテストパッケージに生じ、再溶接又は再製作を行う必
    要がある時には、それぞれ、対応するデータベースであ
    るプレファブ溶接点・データベース、現場溶接点・デー
    タベース、ピース・データベース、現場ピース・データ
    ベースライン・データベース及びテストパッケージ・デ
    ータベースにその旨を入力して、データベースのデータ
    を変更し、かつ設計変更又は製作変更を要する溶接点、
    配管ピース、配管ライン及びテストパッケージ毎に、変
    更した溶接点仕様データ、配管ピースの工場製作用デー
    タ、現場溶接点仕様データ、配管工事用データ及びライ
    ンテスト条件を記憶する変更データベースを形成するこ
    とを特徴とする請求項1から11のうちのいずれか1項
    に記載の配管工事計画管理システム。
  13. 【請求項13】 各データベースを所定区分の区分毎に
    作成されたサブ・データベースの集合とし、サブ・デー
    タベースは、それぞれ、分離して独立に運用でき、か
    つ、サブ・データベースの少なくとも一部は、相互に入
    力形式及び入力フォーマットが異なることを特徴とする
    請求項1から12のうちのいずれか1項に記載の配管工
    事計画管理システム。
  14. 【請求項14】 プロジェクト・マネジメント・システ
    ム(PMS;Project Management System )がプラント
    の配管工事全体を一つのWBS(Work Breakdown Syste
    m 、作業分担構造)として分類し、かつ、プラント建設
    区域を区分した各区域毎に定められた配管ピースの工場
    製作及び現場配管工事の担当業者をそれぞれWP(Work
    Package、作業パッケージ)として定義することによ
    り、請求項1から13のうちのいずれか1項に記載の配
    管工事計画管理システムがプロジェクト・マネジメント
    ・システムと連結、運用されることを特徴とする配管工
    事計画管理システム。
  15. 【請求項15】 プロジェクト・マネジメント・システ
    ム(PMS;Project Management System )がプラント
    の配管工事全体を一つのWBS(Work Breakdown Syste
    m 、作業分担構造)として分類し、かつ、テストパッケ
    ージ毎に、又は配管ライン毎にそれぞれをWP(Work P
    ackage、作業パッケージ)として定義することにより、
    請求項1から13のうちのいずれか1項に記載の配管工
    事計画管理システムがプロジェクト・マネジメント・シ
    ステムと連結、運用されることを特徴とする配管工事計
    画管理システム。
  16. 【請求項16】 プロジェクト・マネジメント・システ
    ム(PMS;Project Management System )がプラント
    の配管工事全体を一つのWBS(Work Breakdown Syste
    m 、作業分担構造)として分類し、かつ、プラント建設
    区域を区分した各区域毎に定められた配管ピースの工場
    製作及び現場配管工事の担当業者をそれぞれWP(Work
    Package、作業パッケージ)として定義し、更に、各W
    Pの下でテストパッケージ毎に、又は配管ライン毎にそ
    れぞれをサブ・WP(Sub-WorkPackage、下位作業パッ
    ケージ)として定義することにより、請求項1から13
    のうちのいずれか1項に記載の配管工事計画管理システ
    ムがプロジェクト・マネジメント・システムと連結、運
    用されることを特徴とする配管工事計画管理システム。
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