JPH1123458A - 煙感知器および監視制御システム - Google Patents

煙感知器および監視制御システム

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JPH1123458A
JPH1123458A JP10093951A JP9395198A JPH1123458A JP H1123458 A JPH1123458 A JP H1123458A JP 10093951 A JP10093951 A JP 10093951A JP 9395198 A JP9395198 A JP 9395198A JP H1123458 A JPH1123458 A JP H1123458A
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light
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scattered light
smoke
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JP10093951A
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Takashi Suzuki
隆司 鈴木
Ryuichi Yamazaki
竜一 山崎
Yuki Yoshikawa
由紀 吉川
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Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
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    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B17/00Fire alarms; Alarms responsive to explosion
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    • G08B17/103Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means using a light emitting and receiving device
    • G08B17/107Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means using a light emitting and receiving device for detecting light-scattering due to smoke
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B17/00Fire alarms; Alarms responsive to explosion
    • G08B17/10Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる2波長λ1,λ2の散乱光を時間的に交
互に受光する構成の煙感知器において、2波長比を正確
に求めることができ、煙検出精度を従来に比べて著しく
高めることの可能な煙感知器を提供する。 【解決手段】 演算手段15は、受光手段14から時間
的に交互に出力される波長λ1の散乱光出力y,波長λ2
の散乱光出力gのいずれか一方の、他方のサンプリング
時点における出力値を推定し、上記一方の散乱光の他方
のサンプリング時点における出力推定値と他方の散乱光
の出力値と比を2波長比として求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、煙を検出する煙感
知器および監視制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光散乱式煙感知器として、特開昭
51−15487号に示されているような煙感知器が知
られている。この煙感知器では、+,−の矩形波を発生
する回路で発光ダイオードを駆動し、+,−の矩形波に
より発光ダイオードから2種の異なる波長λ1,λ2の光
を交互に出射させ、発光ダイオードから交互に出射され
る2種の異なる波長λ1,λ2の光の煙などによる散乱光
を1つの受光素子で受光し、異なる2波長λ1,λ2の散
乱光出力の比(2波長比)をとり、この2波長比が予め設
定された値の範囲に入っているか否かを判定し、入って
いれば、警報を発するようにしている。
【0003】この煙感知器では、上記2波長比が予め設
定された値の範囲に入っているか否かを判定すること
で、煙の種類(質)を判断すること(例えば、ある特定の
粒子径範囲にある煙のみを検出すること)を意図してい
る。すなわち、非火災要因であるホコリや水蒸気等の影
響を除去し、火災要因となる煙のみを検出することを意
図している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、異なる2波長λ1,λ2の散乱光を時間的に交互
に受光する構成の煙感知器では、波長λ1の散乱光の検
出時点と波長λ2の散乱光の検出時点とが同一(同時)で
はないため、波長λ1の散乱光の出力(光強度出力)yと
波長λ2の散乱光の出力(光強度出力)gとの比y/g,
すなわち2波長比に多くの誤差が含まれてしまい、煙検
出を精度良く行なうには限度があった。
【0005】本発明は、異なる2波長λ1,λ2の散乱光
を時間的に交互に受光する構成の煙感知器、および、こ
の種の煙感知器を用いる監視制御システムにおいて、2
波長比を正確に求めることができ、煙検出精度を従来に
比べて著しく高めることの可能な煙感知器および監視制
御システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、異なる2波長λ1,λ2の散
乱光を受光手段において時間的に交互に受光する構成の
煙感知器であって、受光手段からの波長λ1の散乱光出
力yと波長λ2の散乱光出力gとに対して、煙検出に必
要な所定の演算を行なう演算手段と、演算手段からの演
算結果に基づき、煙検出処理を行なう煙検出処理手段と
を有し、演算手段は、受光手段から時間的に交互に出力
される波長λ1の散乱光出力y,波長λ2の散乱光出力g
のいずれか一方の、他方のサンプリング時点における出
力値を推定し、上記一方の散乱光の他方のサンプリング
時点における出力推定値と他方の散乱光の出力値と比を
2波長比として求めるようになっていることを特徴とし
ている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の煙感知器において、演算手段は、受光手段から時間
的に交互に出力される波長λ1の散乱光出力y,波長λ2
の散乱光出力gのいずれか一方の、他方のサンプリング
時点における出力値を推定するのに、波長λ1の散乱光
出力y,波長λ2の散乱光出力gのいずれか一方の出力
値に対して補間処理を行なうことを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の煙感知器において、演算手段は、受
光手段からの波長λ1の散乱光出力yと波長λ2の散乱光
出力gとに対してそれぞれ移動平均をとった後に、移動
平均をとった波長λ1の散乱光出力,移動平均をとった
波長λ2の散乱光出力のいずれか一方の、他方のサンプ
リング時点における出力値を推定し、移動平均をとった
上記一方の散乱光の他方のサンプリング時点における出
力推定値と移動平均をとった他方の散乱光の出力値との
比を2波長比として求めるようになっていることを特徴
としている。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の煙感知器において、演算手段は、受
光手段から時間的に交互に出力される波長λ1の散乱光
出力y,波長λ2の散乱光出力gのいずれか一方の、他
方のサンプリング時点における出力値を推定した後に、
該出力推定値に対して移動平均をとり、また、他方の散
乱光出力値に対して移動平均をとり、移動平均をとった
上記一方の散乱光の他方のサンプリング時点における出
力推定値と移動平均をとった他方の散乱光の出力値との
比を2波長比として求めるようになっていることを特徴
としている。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の煙感知器において、演算手段は、上
記一方の散乱光の他方のサンプリング時点における出力
推定値と他方の散乱光の出力値と比を2波長比として求
めた後、該2波長比に対し、さらに、移動平均をとって
2波長比とするようになっていることを特徴としてい
る。
【0011】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至請求項5のいずれか一項に記載の煙感知器において、
演算手段は、受光手段からの波長λ1の散乱光出力yと
波長λ2の散乱光出力gとのいずれかの出力値が所定値
以上となったときに、あるいは、所定値以上となった後
に、煙検出に必要な演算処理を開始するようになってい
ることを特徴としている。
【0012】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の煙感知器において、演算手段は、煙検出に必要な演
算処理を開始した後、受光手段からの波長λ1の散乱光
出力yと波長λ2の散乱光出力gとのいずれかの出力値
が上限値に達したときは、上限値になる直前の演算処理
結果を保持するようになっていることを特徴としてい
る。
【0013】また、請求項8記載の発明は、請求項1乃
至請求項7のいずれか一項に記載の煙感知器において、
煙検出処理手段は、演算手段からの2波長比に基づい
て、煙の質を判断するようになっていることを特徴とし
ている。
【0014】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載の煙感知器において、煙検出処理手段は、煙の質を判
断したときに、煙の質毎に火災判断基準を可変設定する
ようになっていることを特徴としている。
【0015】また、請求項10記載の発明は、請求項9
記載の煙感知器において、煙検出処理手段は、2波長比
の大小に応じて、火災か否かを判断するための火災レベ
ルを可変に設定するようになっていることを特徴として
いる。
【0016】また、請求項11記載の発明は、感知器全
体の制御を行なう制御手段と、制御手段によって駆動さ
れるときに波長λ1の光を出射する第1の発光手段と、
制御手段によって駆動されるときに波長λ2の光を出射
する第2の発光手段と、第1の発光手段から出射される
波長λ1の光の散乱光,第2の発光手段から出射される
波長λ2の光の散乱光を受光する受光手段と、受光手段
からの波長λ1の散乱光出力yと波長λ2の散乱光出力g
とに対して、煙検出に必要な所定の演算を行なう演算手
段と、演算手段からの演算結果に基づき、煙検出処理を
行なう煙検出処理手段とを有し、第1の発光手段と第2
の発光手段とは、1つの発光素子内に内蔵されており、
波長λ1の光と波長λ2の光とは、1つの発光素子から出
射されるようになっていることを特徴としている。
【0017】また、請求項12記載の発明は、感知器全
体の制御を行なう制御手段と、制御手段によって駆動さ
れるときに波長λ1の光を出射する第1の発光手段と、
制御手段によって駆動されるときに波長λ2の光を出射
する第2の発光手段と、第1の発光手段から出射される
波長λ1の光の散乱光,第2の発光手段から出射される
波長λ2の光の散乱光を受光する受光手段と、受光手段
からの波長λ1の散乱光出力yと波長λ2の散乱光出力g
とに対して、煙検出に必要な所定の演算を行なう演算手
段と、演算手段からの演算結果に基づき、煙検出処理を
行なう煙検出処理手段とを有し、第1の発光手段から出
射される波長λ1の光と第2の発光手段から出射される
波長λ2の光とが同一の光出射方向のものとなるように
第1の発光手段から出射される波長λ1の光と第2の発
光手段から出射される波長λ2の光とを案内するための
光案内手段が設けられていることを特徴としている。
【0018】また、請求項13記載の発明は、請求項1
2記載の煙感知器において、光案内手段には、プリズム
が用いられることを特徴としている。
【0019】また、請求項14記載の発明は、請求項1
2記載の煙感知器において、光案内手段には、分岐型の
光ファイバが用いられることを特徴としている。
【0020】また、請求項15記載の発明は、受信機
と、受信機からの伝送路に接続され、受信機によって監
視制御されるアナログ型の光散乱式煙感知器とを有して
いる監視制御システムにおいて、アナログ型の光散乱式
煙感知器が、異なる2波長λ1,λ2の散乱光を時間的に
交互に受光する構成の煙感知器である場合、受信機に
は、光散乱式煙感知器から時間的に交互に送られる波長
λ1の散乱光出力yと波長λ2の散乱光出力gとに対し
て、煙検出に必要な所定の演算を行なう演算手段と、演
算手段からの演算結果に基づき、煙検出処理を行なう煙
検出処理手段とが設けられており、演算手段は、光散乱
式煙感知器から時間的に交互に出力される波長λ1の散
乱光出力y,波長λ2の散乱光出力gのいずれか一方
の、他方のサンプリング時点における出力値を推定し、
上記一方の散乱光の他方のサンプリング時点における出
力推定値と他方の散乱光の出力値と比を2波長比として
求めるようになっていることを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る煙感知器の構成
例を示す図である。図1を参照すると、この煙感知器
は、この感知器全体の制御を行なう制御手段11と、制
御手段11によって駆動されるときに波長λ1の光を出
射する第1の発光手段12と、制御手段11によって駆
動されるときに波長λ2の光を出射する第2の発光手段
13と、第1の発光手段12から出射される波長λ1
光の散乱光,第2の発光手段13から出射される波長λ
2の光の散乱光を受光する受光手段14と、受光手段1
4からの波長λ1の散乱光出力(光強度出力)yと波長λ2
の散乱光出力(光強度出力)gとに対して、煙検出に必要
な所定の演算を行なう演算手段15と、演算手段15か
らの演算結果に基づき、煙検出処理を行なう煙検出処理
手段16と、煙検出処理結果を出力する出力手段17と
を有している。
【0022】図2は第1の発光手段12,第2の発光手
段13,受光手段14の一構成例を示す図である。図2
の例では、第1の発光手段12は、例えば青色(λ1)の
光を出射する青色発光ダイオードLED1により構成さ
れ、また、第2の発光手段13は、例えば近赤外(λ2)
の光を出射する近赤外発光ダイオードLED2により構
成され、また、受光手段14は、1つの受光素子PDに
より構成されている。
【0023】ここで、青色発光ダイオードLED1、近
赤外発光ダイオードLED2とは、LED1の光軸O1
LED2の光軸O2との交点Oを頂点とした所定の頂角ω
の円錐Cの底面の外縁A上の位置に配置されている。な
お、この場合、LED1とLED2とは、円錐Cの底面の
外縁A上の任意の位置に配置することができる。例え
ば、LED1とLED2とを1つの筐体内に収容し、LE
1とLED2とを円錐Cの底面の外縁A上のほぼ同じ位
置のところに配置することもできる。
【0024】また、受光素子PDは、この円錐Cの中心
軸B上において、LED1の光軸O1とLED2の光軸O2
との交点Oに対してLED1,LED2が設けられている
側とは反対の側の所定位置(円錐Cの中心軸B上の所定
位置)に配置されている。より具体的に、受光素子PD
は、例えば、円錐Cの中心軸B上において、LED1
光軸O1とLED2の光軸O2との交点Oに対して、LE
1と交点Oとの距離r(LED2と交点Oとの距離r)と
同じ距離(等距離)rのところに配置することができる。
【0025】このような配置によって、2個の発光ダイ
オードLED1,LED2と受光素子PDとのなす角度を
同じにすることができ、それぞれの散乱角度を同じに設
定することができる。なお、青色発光ダイオードLED
1,近赤外発光ダイオードLED2と受光素子PDとの間
の空間Eは、検出対象である煙が存在しうる環境(例え
ばチャンバ)である。
【0026】また、第1の発光手段12(LED1),第
2の発光手段13(LED2)は、制御手段11からの駆
動信号CTL1,CTL2によってそれぞれ駆動制御され
るようになっている。
【0027】図3は駆動信号CTL1,CTL2の一例を
示すタイムチャートである。図3の例では、各駆動信号
CTL1,CTL2のパルス幅および周期は、いずれも同
じものとなっている。すなわち、パルス幅はいずれもW
であり、また、周期はTとなっている。しかしながら、
駆動信号CTL2は、駆動信号CTL1に対して所定時間
t(t<T)だけ遅延したものとなっている。
【0028】このような駆動信号CTL1,CTL2が用
いられる場合、第1の発光手段12(LED1)からは、
周期Tで、波長λ1の光(青色光)がパルス幅Wに対応し
た期間、出射され、また、第2の発光手段13(LE
2)からは、第1の発光手段12(LED2)からの波長
λ1の光(青色光)の出射より時間tだけ遅れて、周期T
で、波長λ2の光(近赤外光)がパルス幅Wに対応した期
間、出射される。
【0029】すなわち、第1の発光手段12(LED1)
からの波長λ1の散乱光(青色光)の受光手段14(PD)
におけるサンプリング時点(サンプリング周期T)と第2
の発光手段13(LED2)からの波長λ2の光(近赤外光)
の受光手段14(PD)におけるサンプリング時点(サン
プリング周期T)との間には、時間tのずれがあり、こ
の時間tのずれによって、異なる2波長λ1,λ2の光を
時間的に交互に出射させて、異なる2波長λ1,λ2の散
乱光を時間的に交互に受光手段14(PD)で受光させ、
受光手段14(PD)において、異なる2波長λ1,λ2
散乱光の光強度y,gを時間的に交互に得ることができ
る。
【0030】なお、ここで、波長λ1の散乱光の光強度
yは、波長λ1の光に対する環境E内の煙濃度(%/m)
を反映したものとなっており、また、波長λ2の散乱光
の光強度gは、波長λ2の光に対する環境E内の煙濃度
(%/m)を反映したものとなっている。以下では、便宜
上、散乱光の光強度が煙濃度(%/m)に換算されている
ものとして説明する。
【0031】しかしながら、このように、異なる2波長
λ1,λ2の散乱光を受光手段14において時間的に交互
に受光する構成の煙感知器では、前述のように、波長λ
1の散乱光(青色光)の受光手段14(PD)におけるサン
プリング時点(サンプリング周期T)と波長λ2の光(近赤
外光)の受光手段14(PD)におけるサンプリング時点
(サンプリング周期T)との間に、時間tのずれがあるの
で(すなわち、受光手段14(受光素子PD)において、
波長λ1の散乱光のサンプリング時点(受光時点)と波長
λ2の散乱光のサンプリング時点(受光時点)とが同一で
はないので(時間差tがあるので))、この時間差t内に
環境E内の煙濃度が急激に変化し受光信号が急激に変化
するなどの場合には、受光手段14からの波長λ1の散
乱光強度出力(サンプリング出力)yと波長λ2の散乱光
強度出力(サンプリング出力)gとの比(2波長比;y/
g)を求めるときに、この2波長比に多くの誤差が含ま
れてしまう。
【0032】時間差tによって2波長比に多くの誤差が
含まれてしまうのを防止するため、本発明の煙感知器の
演算手段15では、受光手段14から時間的に交互に出
力される波長λ1の散乱光出力(サンプリング出力)y,
波長λ2の散乱光出力(サンプリング出力)gのいずれか
一方の、他方のサンプリング時点における出力値を推定
し、上記一方の散乱光の他方のサンプリング時点におけ
る出力推定値と他方の散乱光の出力値と比を2波長比と
して求めるようになっている。
【0033】図4,図5は演算手段15の構成例を示す
図である。図4の例では、演算手段15は、波長λ2
散乱光出力(サンプリング出力)gに対して、波長λ1
散乱光出力(サンプリング出力)yのサンプリング時点と
同一のサンプリング時点での出力値g’を推定する推定
手段21と、波長λ1の散乱光出力(サンプリング出力)
yと上記のように推定された波長λ2の散乱光出力(サン
プリング出力)g’との比(y/g’)を、2波長比とし
て算出する2波長比算出手段22とを有している。
【0034】また、図5の例では、演算手段15は、波
長λ1の散乱光出力(サンプリング出力)yに対して、波
長λ2の散乱光出力(サンプリング出力)gのサンプリン
グ時点と同一のサンプリング時点での出力値y’を推定
する推定手段23と、上記のように推定された波長λ1
の散乱光出力(サンプリング出力)y’と波長λ2の散乱
光出力(サンプリング出力)gとの比(y’/g)を、2波
長比として算出する2波長比算出手段24とを有してい
る。
【0035】図6は演算手段15が図4の構成になって
いるとした場合の推定手段21における推定処理の一例
を説明するための図である。図6を参照すると、波長λ
1の散乱光出力(サンプリング出力)yは、周期Tのサン
プリング時点…,−1,0,1,2,…で、…,y(−
1),y(0),y(1),y(2),…のようにサンプリン
グされ、また、波長λ2の散乱光出力(サンプリング出
力)gも、周期Tのサンプリング時点…,−1,0,
1,2,…で、…,g(−1),g(0),g(1),g
(2),…のようにサンプリングされるが、波長λ2の散
乱光出力(サンプリング出力)gのサンプリング出力…,
g(−1),g(0),g(1),g(2),…は、波長λ1
散乱光出力(サンプリング出力)yのサンプリング出力
…,y(−1),y(0),y(1),y(2),…よりも時間
差tだけ遅延された時点でサンプリングされる。
【0036】この場合、波長λ2の散乱光出力(サンプリ
ング出力)gのサンプリング出力…,g(−1),g
(0),g(1),g(2),…に対して、例えば次式のよう
な補間処理を行なうことで、波長λ1の散乱光出力(サン
プリング出力)yのサンプリング出力…,y(−1),y
(0),y(1),y(2),…のサンプリング時点と同一の
サンプリング時点での出力値…,g’(−1),g’
(0),g’(1),g’(2),…を推定することができ
る。
【0037】
【数1】 g’(n)=g(n)−(g(n)−g(n−1))・t/T
【0038】なお、数1において、nは正,負の整数
(…,−1,0,1,2,…)であり、また、Tはy,g
のサンプリング周期であり、tはyのサンプリング時点
とgのサンプリング時点との時間差である。
【0039】数1による補間処理によれば、例えば、波
長λ1の散乱光出力(サンプリング出力)yのサンプリン
グ時点0(y(0))に対応した波長λ2の散乱光出力(サン
プリング出力)gの推定値g’(0)は、波長λ2の散乱光
出力(サンプリング出力)gのサンプリング時点−1での
出力値(実測値)g(−1)と波長λ2の散乱光出力(サンプ
リング出力)gのサンプリング時点0での出力値(実測
値)g(0)とを用いて、 g’(0)=g(0)−(g(0)−g(−1))・t/T として算出される。
【0040】図6には、数1に従って推定された波長λ
2の散乱光出力(サンプリング出力)の推定値…,g’
(0),g’(1),g’(2),…も示されている。図6か
らもわかるように、数1による推定処理例(補間処理例)
は、波長λ2の散乱光出力(サンプリング出力)gの最隣
接する出力値(実測値)g(n−1),g(n)を直線補間し
てg’(n)を求めたものとなっている。
【0041】このような推定処理(図6の例では、直線
補間処理)によって、波長λ2の散乱光出力(サンプリン
グ出力)gに対して、波長λ1の散乱光出力(サンプリン
グ出力)yのサンプリング時点と同一のサンプリング時
点での出力値g’を推定することができ、波長λ1の散
乱光出力(サンプリング出力)yと上記のように推定され
た波長λ2の散乱光出力(サンプリング出力)g’との比
(y/g’)を、2波長比として算出することで、時間差
tによる影響を回避でき、誤差の少ない2波長比(y/
g’)を得ることができる。
【0042】従って、煙検出処理手段16では、演算手
段15からの誤差の少ない2波長比(y/g’)に基づい
て、例えば煙の種類(質)をより正確に判断することがで
きる。具体的に、誤差の少ない2波長比(y/g’)に基
づいて、煙などの粒子径を正確に検出できる。これによ
り、例えば、ある特定の粒子径範囲にある煙のみを正確
に検出し、非火災要因であるホコリや水蒸気等の影響を
除去し、火災要因となる煙のみを正確に検出することが
できる。
【0043】本願の発明者は、実際、上記効果をシミュ
レーション実験によって確認した。このシミュレーショ
ン実験では、環境Eの煙濃度が徐々に上昇するTF2火
災を想定し、先ず、第1の発光手段12(LED1)から
の波長λ1の散乱光(青色光)の受光手段14(PD)にお
けるサンプリング時点(サンプリング周期T=4秒)での
実測値y(n)を求めた。そして、理想的な2波長比を
3.60と仮定し(TF2火災を想定)、第1の発光手段
12(LED1)からの波長λ1の散乱光(青色光)の受光手
段14(PD)におけるサンプリング時点(サンプリング
周期T=4秒)と同じ時点での第2の発光手段13(LE
2)からの波長λ2の光(近赤外光)の受光手段14(P
D)における理想とする出力値を求めた。すなわち、y
(n)を3.60で除算した値を、第2の発光手段13
(LED2)からの波長λ2の光(近赤外光)の受光手段14
(PD)における理想の出力値g0(n)として求めた。図
7には、この段階でのyの実測値y(n)とgの理想出力
値g0(n)とが示されている。
【0044】しかる後、y(n)よりも時間差t(1秒)だ
け遅延したときのg(n)の模擬値を、上記理想出力値g
0(n)を直接補間することによって求めた。図8には、
実測値y(n)と、上記のようにして求めた模擬値g(n)
とが示されている。図8に示すy(n),g(n)が、実際
に、受光手段14から時間的に交互に出力される波長λ
1の散乱光出力(サンプリング出力)y,波長λ2の散乱光
出力(サンプリング出力)gを模擬(シミュレート)したも
のとなっており、図8の例では、実測値y(n)と、模擬
値g(n)との間の時間差tは1秒となっている。
【0045】このようにして、実際に測定されると同様
のy(n),g(n)の模擬値を求めた後、従来の2波長比
算出法に従って、この模擬値y(n),g(n)から直接、
2波長比y(n)/g(n)を求めた。この従来の2波長比
算出法による結果は、図9に示されている。
【0046】一方、図8の模擬値g(n)に対して、本発
明の推定処理(直接補間処理)を行なって、推定値g’
(n)を求め、実測値y(n)と推定値g’(n)とから、2
波長比y(n)/g’(n)を求めた。この結果(本発明の
2波長比算出法による結果)は、図10に示されてい
る。
【0047】なお、図9,図10の例では、y(n),g
(n),g’(n)の値が0.1%/m未満のときには、2
波長比の値はノイズ等による誤差が大きくなるので、2
波長比(y(n)/g’(n))を計算せず、0としている。
【0048】図9と図10とを比較すると、図9に示し
た従来の2波長比算出法では、2波長比(y(n)/g
(n))は、2.06,2.88,3.03,…となり、
例えば、2波長比(y(n)/g(n))が2.00以上の8
個の値の平均値は、3.07となって、検出されるべき
2波長比3.60とかなり相違したものとなる。一方、
図10に示した本発明の2波長比算出法では、2波長比
(y(n)/g(n)’)は、2.62,3.44,3.4
4,…となり、例えば、2波長比(y(n)/g’(n))が
2.00以上の8個の値の平均値は、3.42となっ
て、検出されるべき2波長比3.60に近いものとな
る。
【0049】このことから、本発明では、従来に比べ
て、より正確な2波長比が得られることがわかる。これ
により、本発明によれば、煙の質の判断(例えば、煙粒
径の判断など)や、火災か非火災かの判断などを、正確
に算出された2波長比に基づいて、精度良く行なうこと
が可能となる。
【0050】なお、上述の例では、演算手段15が図4
の構成になっているとした場合の推定手段21における
推定処理を示したが、演算手段15が図5の構成になっ
ている場合の推定手段23における推定処理も、同様に
してなされ(例えば、y(n)に対する直線補間処理によ
ってなされ)、演算手段15として図5の構成を用いる
場合にも、図4の構成を用いる場合と同様に、時間差t
による影響を回避でき、誤差の少ない正確な2波長比
(y’/g)を得ることができる。
【0051】また、上述の例では、推定手段21または
23におけるgまたはyの推定が、最隣接する出力値を
直線補間する直線補間処理によってなされるとしたが、
推定手段21または23におけるgまたはyの推定に
は、波長λ2またはλ1の散乱光出力(サンプリング出力)
gまたはyに対して、波長λ1またはλ2の散乱光出力
(サンプリング出力)yまたはgのサンプリング時点と同
一のサンプリング時点での出力値g’またはy’を推定
することができるものであれば任意の手法を用いること
ができる。例えば、gの推定については、最隣接する出
力値(実測値)g(n−1),g(n)のみならず、その外側
のg(n−2),g(n+1)をも考慮して(g(n−2),
g(n−1),g(n),g(n+1)を用いて)、g'(n)を
推定する補間処理(例えば2次補間処理)などを用いるこ
ともできる。
【0052】また、上述の例では、演算手段15は、受
光手段14からの波長λ1の散乱光出力(光強度出力)
y、または、波長λ2の散乱光出力(光強度出力)gに対
して、直接、推定処理(補間処理)を行なって、2波長比
を算出するようにしているが、受光手段14からの波長
λ1の散乱光出力(光強度出力)yと波長λ2の散乱光出力
(光強度出力)gとに対して、所定の時間区間(例えば、
3乃至6程度のサンプリング区間)にわたって移動平均
をとり、移動平均をとった後の各出力値<y(n)>,<
g(n)>のいずれか一方に対して推定処理(補間処理)を
行なって、2波長比を算出しても良い。
【0053】すなわち、演算手段15は、受光手段14
からの波長λ1の散乱光出力y(n)と波長λ2の散乱光出
力g(n)とに対して、それぞれ移動平均をとった後に、
移動平均をとった波長λ1の散乱光出力<y(n)>,移
動平均をとった波長λ2の散乱光出力<g(n)>のいず
れか一方の、他方のサンプリング時点における出力値を
推定し、移動平均をとった上記一方の散乱光の他方のサ
ンプリング時点における出力推定値と移動平均をとった
他方の散乱光の出力値と比を2波長比として求めること
もできる。より具体的に、例えば、LED1,LED2
実測値y(n),g(n)について、それぞれ移動平均<y
(n)>,<g(n)>をとり、LED2の移動平均値<g
(n)>に基づいて補間推定値<g’(n)>を求め、(L
ED1の実測値y(n)の移動平均値<y(n)>)と(LE
2の実測値g(n)の移動平均値<g(n)>に基づく補
間推定値<g’(n)>)との間で2波長比(<y(n)>/
<g’(n)>)をとることもできる。
【0054】ここで、受光手段14からの波長λ1の散
乱光出力y(n)と波長λ2の散乱光出力g(n)とに対し
て、それぞれ移動平均<y(n)>,<g(n)>は、移動
平均をとるべき時間区間が例えば3サンプリング区間で
ある場合、次式によって求められる。
【0055】
【数2】 <y(n)>=(y(n−1)+y(n)+y(n+1))/3 <g(n)>=(g(n−1)+g(n)+g(n+1))/3
【0056】あるいは、演算手段15は、受光手段14
から時間的に交互に出力される波長λ1の散乱光出力y
(n),波長λ2の散乱光出力g(n)のいずれか一方の、
他方のサンプリング時点における出力値を推定した後
に、該出力推定値に対して移動平均をとり、また、他方
の散乱光出力値に対して移動平均をとり、移動平均をと
った上記一方の散乱光の他方のサンプリング時点におけ
る出力推定値と移動平均をとった他方の散乱光の出力値
と比を2波長比として求めることもできる。より具体的
に、例えば、LED2の実測値g(n)に基づいて補間推
定値g’(n)を求めた後、LED1,LED2の実測値y
(n),補間推定値g’(n)について、それぞれ移動平均
<y(n)>,<g’(n)>をとり、(LED1の実測値y
(n)の移動平均値<y(n)>)と(LED2の補間推定値
g’(n)の移動平均値<g’(n)>)との間で2波長比
(<y(n)>/<g’(n)>)をとることもできる。
【0057】ここで、補間推定値g’(n)に対する移動
平均<g’(n)>は、移動平均をとるべき時間区間が例
えば3サンプリング区間である場合、次式によって求め
られる。
【0058】
【数3】<g’(n)>=(g’(n−1)+g’(n)+
g’(n+1))/3
【0059】あるいは、演算手段15は、上記一方の散
乱光の他方のサンプリング時点における出力推定値と他
方の散乱光の出力値との比を2波長比として求め、該2
波長比に対し、さらに、移動平均をとって、最終的に2
波長比として求めることもできる。より具体的に、例え
ば、2波長比(y(n)/g’(n))に対して移動平均をと
り、移動平均をとった2波長比(<y(n)/g’(n)>)
を、最終的に2波長比として求めることもできる。
【0060】ここで、2波長比(y(n)/g’(n))に対
する移動平均(<y(n)/g’(n)>)は、移動平均をと
るべき時間区間が例えば3サンプリング区間である場
合、次式によって求められる。
【0061】
【数4】<y(n)/g’(n)>=(y(n−1)/g’(n
−1)+y(n)/g’(n)+y(n+1)/g’(n+1))
/3
【0062】このように、y(n),g(n)に対し、ある
いは、y(n),g’(n)、または、y’(n),g(n)に
対し、あるいは、2波長比(y(n)/g’(n))または
(y’(n)/g(n))に対して、移動平均をさらにとる場
合には、時間的なスムージングがなされることによって
煙濃度の時間的揺らぎなどによる影響を著しく軽減で
き、より一層正確に2波長比を求めることができる。但
し、移動平均をとる時間区間を非常に大きく設定する
と、移動平均によって情報量が失なわれてしまうので、
移動平均をとる時間区間としては、適切な長さのものが
用いられる必要がある。
【0063】また、上述の例において、演算手段15
は、上述のような演算処理(推定処理,2波長比算出処
理,さらには移動平均処理)を常時行なうこともできる
が、例えば、受光手段14から時間的に交互に出力され
る波長λ1の散乱光出力y(n),波長λ2の散乱光出力g
(n)のいずれか一方の出力値(煙濃度)が所定値(例えば
0.1%/m程度)以上となったときに、あるいは、所
定値以上となった後に、上述のような演算処理を開始す
ることもできる。この場合には、演算手段15は、推定
処理,2波長比算出処理,さらには移動平均処理の演算
を常時行なわずとも良くなり、演算手段15(より具体
的には、後述のCPU)の負担を軽減するとともに、ノ
イズの影響を低減でき煙検出誤差をより一層低減するこ
とが可能となる。
【0064】また、演算手段15は、上述のような演算
処理(推定処理,2波長比算出処理,さらには移動平均
処理)を開始した後、受光手段14から時間的に交互に
出力される波長λ1の散乱光出力y(n),波長λ2の散乱
光出力g(n)のいずれか一方の出力値(煙濃度)が上限値
(例えば、演算手段15が8ビットA/D変換器を有し
ている場合には、“255”が上限値となる)に達した
ときは、オーバーフローが発生して演算処理を行なうこ
とができないので、このときには、上限値になる直前に
求めた演算処理結果(具体的には、2波長比など)を保持
し、以後は、例えば演算処理を行なわないようにするこ
ともできる。従って、上限値に達して演算処理がなされ
なくなった時点以後の2波長比としては、上限値になる
直前の2波長比(保持されている2波長比)を用いること
ができる。
【0065】なお、上限値としては、これを設計者ある
いはオペレータが任意に設定することもできる。例えば
波長λ1の散乱光出力y(n),波長λ2の散乱光出力g
(n)の出力値(煙濃度)は、これが10%/m程度となる
まではほぼ直線的に変化するが、10%/m程度以上と
なると飽和状態となり、非直線的に変化する。また、増
幅器等の回路設定によっても非直線的に変化する場合が
ある。このように波長λ1の散乱光出力y(n),波長λ2
の散乱光出力g(n)の出力値(煙濃度)が非直線となる領
域では、正しい2波長比を算出することができず、この
ような事態を回避するため、設計時点等において設計者
等による上限値の設定を行なうようにすることもでき
る。実際には、煙濃度が10%/mという状況では、盛
んに燃えているような状態であるので、上限値は、具体
的には、例えば、10%/mよりも低い値に設定され
る。
【0066】また、図1の煙感知器において、煙検出処
理手段16は、演算手段15からの2波長比に基づいて
煙の種類(質)を判断するのに、例えば、2波長比に対す
るしきい値を設定し、そのしきい値に対する比の大小関
係から煙の種類(質),例えば、火災時に発生する種類の
煙か(さらには、炎により発生する煙か、燻焼により発
生する煙か)、非火災要因であるホコリや水蒸気等かを
判定することができる。
【0067】本願の発明者は、実際、環境E内に所定の
粒子径の煙などを導入し、そのときに、青色光(波長λ1
=470nm)の散乱光出力yと推定処理がなされた近
赤外光(波長λ2=945nm)の散乱光出力g’との比
(y/g’)を2波長比として求め、2波長比と粒子径と
の関係を調べた。図11には、2波長比と粒子径との関
係の実験結果が示されている。図11から粒子径が0.
001μm〜0.1μm程度の煙では、2波長比は、1
7〜14程度のものとなり、また、粒子径が0.1μm
〜1μm程度の煙では、2波長比は、14〜2程度のも
のとなり、また、粒子径が1μmよりも大きいほこりや
水蒸気などでは、2波長比は2以下のものとなることが
わかる。これにより、2波長比が17〜10程度のとき
には、炎による煙が発生していると判断でき、また、2
波長比が14〜2程度のときには、燻焼による煙が発生
していると判断でき、また、2波長比が2以下のときに
は、ほこりや水蒸気等によるものと判断できる。
【0068】従って、2波長比に基づき、非火災要因で
あるホコリや水蒸気等の影響を除去し、火災要因となる
煙だけを検出することができる。そして、例えば、その
種類に対応する火災判断基準(火災検出用のしきい値;
火災レベル)と受光手段14の出力値との大小関係か
ら、火災の有無を判断することができる。
【0069】また、煙検出処理手段16は、演算手段1
5からの2波長比に基づいて、上記のように煙の種類
(質)を判断したときに、煙の質毎に火災判断基準を可変
設定することもできる。
【0070】例えば、2波長比が小さいときは非火災の
可能性が高いので、火災レベルを鈍くし(低く設定し)、
蓄積時間も大きくする一方、2波長比が大きいときに
は、火災レベルを大きく設定することができる。
【0071】また、煙検出処理手段16は、初期段階か
ら2波長比が安定している場合に、火災初期と判断し、
火災の煙の質をこの火災初期に判断し、その煙の質毎に
火災判断基準を可変に設定することもできる。
【0072】すなわち、2波長比が火災か非火災かが判
断しにくい値(例えば、2波長比が2.00前後の値)と
なった場合、火災の場合には、2波長比は初期から比較
的安定したもの(ほぼ一定のもの)になるのに対し、非火
災の場合にはかなり揺らぎがあることが実験結果から得
られており(これは煙粒子の大きさが、火災時には小さ
く(1μm以下)、湯気、埃のような非火災時には大きい
(数μm)ため)、これに着目して火災判断を行なうこと
もできる。
【0073】このように、本発明では、より正確な2波
長比が得られるので、煙粒径の測定を精度良く行なうこ
とができ、これに基づいて、火災判断などを信頼性良く
行なうことができる。
【0074】また、図12,図13は本発明に係る煙感
知器の他の構成例を示す図である。図12,図13の煙
感知器は、この感知器全体の制御を行なう制御手段11
と、制御手段11によって駆動されるときに波長λ1
光を出射する第1の発光手段12と、制御手段11によ
って駆動されるときに波長λ2の光を出射する第2の発
光手段13と、第1の発光手段12から出射される波長
λ1の光の散乱光,第2の発光手段13から出射される
波長λ2の光の散乱光を受光する受光手段14と、受光
手段14からの波長λ1の散乱光出力(光強度出力)yと
波長λ2の散乱光出力(光強度出力)gとに対して、煙検
出に必要な所定の演算を行なう演算手段15と、演算手
段15からの演算結果に基づき、煙検出処理を行なう煙
検出処理手段16と、煙検出処理結果を出力する出力手
段17とを有し、さらに、第1の発光手段12と第2の
発光手段13は、1つの発光素子18内に内蔵されてお
り、波長λ1の光と波長λ2の光とは、1つの発光素子1
8から出射されるようになっている。
【0075】このような構成では、第1の発光手段12
と第2の発光手段13とを極めて近接した位置に配置
し、かつ、第1の発光手段12から出射される波長λ1
の光と第2の発光手段13から出射される波長λ2の光
との光出射方向を同一にすることができ、これにより、
散乱光式感知器において、煙検出空間を同一にすること
ができて、正確な2波長比を得ることができる。また、
図12,図13の構成例では、外見上は、1個の発光素
子18と1個の受光素子(受光手段)14とからなるの
で、従来の散乱光式感知器の構造をそのまま使用でき、
ローコストの製品を供給できる利点がある。より具体的
に、図13の例では、1個の発光素子(LED)18内
に、波長λ1の光を出射する第1の発光手段12として
の発光チップLED1と波長λ2の光を出射する第2の
発光手段13としての発光チップLED2とが内蔵され
ており、3本乃至4本のリード線RDでそれぞれの発光
チップ12,13を別々に駆動することができる。
【0076】また、図14は本発明に係る煙感知器の他
の構成例を示す図である。図14の煙感知器は、この感
知器全体の制御を行なう制御手段11と、制御手段11
によって駆動されるときに波長λ1の光を出射する第1
の発光手段12と、制御手段11によって駆動されると
きに波長λ2の光を出射する第2の発光手段13と、第
1の発光手段12から出射される波長λ1の光の散乱
光,第2の発光手段13から出射される波長λ2の光の
散乱光を受光する受光手段14と、受光手段14からの
波長λ1の散乱光出力(光強度出力)yと波長λ2の散乱光
出力(光強度出力)gとに対して、煙検出に必要な所定の
演算を行なう演算手段15と、演算手段15からの演算
結果に基づき、煙検出処理を行なう煙検出処理手段16
と、煙検出処理結果を出力する出力手段17とを有し、
さらに、第1の発光手段12から出射される波長λ1
光と第2の発光手段13から出射される波長λ2の光と
が同一の光出射方向のものとなるように第1の発光手段
12から出射される波長λ1の光と第2の発光手段13
から出射される波長λ2の光とを案内するための光案内
手段19が設けられている。このような構成では、第1
の発光手段12から出射される波長λ1の光と第2の発
光手段13から出射される波長λ2の光との光出射方向
および出射光路を同一にすることができ、これにより、
散乱光式感知器において、煙検出空間を同一にすること
ができて、正確な2波長比を得ることができる。
【0077】図15は図14の煙感知器の具体例を示す
図である。図15の例では、第1の発光手段12,第2
の発光手段として、LED1,LED2がそれぞれ設け
られ、光案内手段19には、プリズムが用いられてい
る。すなわち、図15の例では、第1の発光手段12と
第2の発光手段13とからの光の波長が異なることよ
り、プリズム19における各々の光の屈折角度がそれぞ
れ異なる。図15では屈折角度が大きくなる波長の短い
光を出射するものをLED1とし、屈折角度が小さくな
る波長の長い光を出射するものをLED2に使用するこ
とで、プリズム19により、第1の発光手段12から出
射される波長λ1の光と第2の発光手段13から出射さ
れる波長λ2の光との光出射方向および出射光路を同一
にすることができる。
【0078】また、図16は、図14の煙感知器の他の
具体例を示す図である。図16の例では、第1の発光手
段12,第2の発光手段13として、LED1,LED
2がそれぞれ設けられ、光案内手段19には、分岐型の
光ファイバが用いられている。すなわち、図16の例で
は、光ファイバを使用することにより、第1の発光手段
12から出射される波長λ1の光と第2の発光手段13
から出射される波長λ2の光との光出射方向および出射
光路を同一にすることができる。なお、図16の例にお
いて、光ファイバの変わりに、プラスチックなどを使用
することもできる。
【0079】このように、図14の構成例では、プリズ
ムや光ファイバを使用することで、第1の発光手段1
2,第2の発光手段13(すなわち、異なる2波長の2
個のLED1,LED2)をそれぞれ独自に選定するこ
とができるので、高輝度等の最良のものを使用すること
が可能となる。
【0080】以上のように、図12乃至図16の構成例
では、煙検出空間を同一にすることができ、これによ
り、正確な2波長比を得ることができる。
【0081】また、本発明では、図1乃至図11に示し
た構成例と図12乃至図16の構成例とを適宜、任意の
仕方で組み合わせることもできる。この場合には、煙検
出時間とともに煙検出空間をも同一にすることができ、
より一層正確な2波長比を得ることができる。
【0082】図17は図1,図12または図14の煙感
知器の具体例を示す図である。図12の例では、この煙
感知器は、物理量として煙濃度を検出して電気信号(ア
ナログ信号)に変換する物理量検出部41と、該物理量
検出部41から出力されるアナログ信号を所定の周期で
サンプルしてデジタル信号に変換するA/D変換部42
と、この感知器のアドレスが設定されるアドレス部43
と、異常(例えば火災)判断などの感知器全体の制御を行
なうCPU44と、CPU44の制御プログラムなどが
格納されるROM45と、各種のワークエリアなどとし
て使用されるRAM46と、感知器固有の個別データな
どが格納される不揮発性メモリ47と、物理量検出部4
1で検出されA/D変換部42でデジタル信号に変換さ
れた物理量(煙濃度)の検出結果(A/D変換部42から
の出力レベル)が、例えば所定の作動閾値レベル(例えば
火災レベル)を越えてCPU44で火災などの異常と判
断されたときに、作動状態(オン状態)を表わす信号を伝
送路(例えばL,C線路)3に出力する状態出力部48
と、例えば受信機1との間で伝送路3を介した伝送を行
なう伝送部(通信インタフェース部)49とを備えてい
る。
【0083】換言すれば、図17の例の煙感知器は、所
謂センサアドレス用感知器(その検出出力信号からすれ
ば、オンオフ型感知器に属する)として構成されてい
る。そして、図17の構成において、物理量検出部41
が図1,図12または図14の第1の発光手段12,第
2の発光手段13,受光手段14の機能を備えている場
合(例えば、図2,図13,図15または図16のLE
1,LED2,PDの機能を備えている場合)、CPU
44によって図1,図12または図14の制御手段1
1,演算手段15,煙検出処理手段16の機能を実現す
ることができる。また、状態出力部48,伝送部49に
よって図1,図12または図14の出力手段17の機能
を実現することができる。
【0084】また、図17のRAM46や不揮発性メモ
リ47などには、例えば、物理量検出部41(受光手段
14)から交互に出力される出力値y(n),g(n)や演
算手段15における推定値y’(n)またはg’(n)や、
移動平均値や、2波長比などを格納することができる。
【0085】なお、このような煙感知器は、例えば、監
視制御システム(例えば防災システム)の一要素として、
図17に示すように監視制御システム(例えば防災シス
テム)に組込んで用いることができる。図17を参照す
ると、この監視制御システム(例えば防災システム)は、
受信機(例えば、アドレッサブルなp型受信機)1と、受
信機1によって監視制御される上記構成の煙感知器2と
を有している。
【0086】ここで、煙感知器2は、受信機1から延び
る所定の伝送路(例えば、L,C線路)3に接続されてお
り、図17の例では、このシステムは、監視レベルを例
えば伝送路3のL,C間の電位が24Vのところに設定
し、また、感知器の作動レベル(オンレベル)を例えば
L,C間の電位が5Vのところに設定し、また、短絡レ
ベルを例えばL,C間の電位が0Vのところに設定する
ことができる。
【0087】このようなシステム構成に対応させて、図
17の煙感知器の状態出力部48は、この感知器の作動
状態(オン状態)を表わす信号として、伝送路3のL,C
間の電位をオンレベル5Vにするようになっている。
【0088】また、受信機1は、煙感知器2のうち少な
くとも1つの感知器が作動して(オンになって)、伝送路
3のL,C間の電位がオンレベル5Vになったことを検
知すると、アドレス検索パルスを感知器の短絡レベル
(0V)とオンレベル(5V)の電位を利用して作成し、伝
送路3を介して感知器2に送出するようになっている。
【0089】図17の感知器の伝送部49は、受信機1
からのこのようなアドレス検索パルスを伝送路3,すな
わちL,C線路を介して受信するように構成されてお
り、伝送部49でアドレス検索パルスを受信するとき、
この感知器のCPU44は、これまでに受信したアドレ
ス検索パルスの個数を計数(カウント)し、この計数値
(カウント値)がこの感知器のアドレス部43に設定され
ているアドレスと一致するか否かを判断し、一致したと
きに、自己の感知器の状態(オン状態あるいはオフ状態)
を伝送部49に与え、これにより、伝送部49は、例え
ば、自己の感知器の状態がオン状態のときにのみ、その
旨の信号を伝送路3,すなわちL,C線路を介して受信
機1に通知するようになっている。具体的に、伝送部4
9は、アドレスが一致したときに、自己の感知器の状態
がオン状態である旨の信号として、例えば伝送路3の
L,C間の電位を所定期間、0Vに保持して(所定期
間、短絡(ショート)状態に保持して)受信機1に伝送す
るようになっている。これにより、受信機1は、伝送路
3のL,C間の電位が所定期間、0Vに保持された状態
になったかを監視し、伝送路3のL,C間の電位が所定
期間、0Vに保持された状態になったときに、このとき
までに送出したアドレス検索パルスの個数に相当するア
ドレスをもつ感知器が作動状態(オン状態)にあると特定
することができる。
【0090】図17の例では、煙感知器がセンサアドレ
ス用感知器として構成されているとして説明したが、煙
感知器としては、図1,図12または図14の構成を備
えたものであれば良く、任意のオンオフ型煙感知器に適
用することができる。従って、図17の構成例におい
て、アドレス部43などは、必ずしも設けられていなく
とも良い。
【0091】また、上述の例では、本発明をオンオフ型
の煙感知器に適用した場合について説明したが、本発明
は、感知器に例えばアナログ型の煙感知器が用いられる
R型の監視制御システム(煙検知システムや防災システ
ムなど)の受信機に適用することもできる。図18は感
知器に例えばアナログ型の煙感知器が用いられるR型の
監視制御システムの構成例を示す図である。図18を参
照すると、この監視制御システムは、受信機(例えば、
R型受信機)51と、受信機51からの伝送路53に接
続され、受信機51によって監視制御されるアナログ型
の光散乱式煙感知器52とを有している。
【0092】ここで、光散乱式煙感知器52には、異な
る2波長λ1,λ2の散乱光を時間的に交互に受光する構
成の煙感知器が用いられている。すなわち、光散乱式煙
感知器52には、例えば、物理量として煙濃度を検出し
て電気信号(アナログ信号)に変換する物理量検出部61
と、該物理量検出部61から出力されるアナログ信号を
所定の周期でサンプルしてデジタル信号に変換するA/
D変換部62と、この感知器のアドレスが設定されるア
ドレス部63と、受信機51からのアドレスポーリング
の周期に同期させて全体の制御を行なうCPU64と、
受信機51との間でデータ,信号の送受を行なう伝送部
65とが設けられている。
【0093】ここで、物理量検出部61には、例えば、
CPU64からの駆動信号CTL1によって駆動される
ときに波長λ1の光を出射する第1の発光手段12と、
CPU64からの駆動信号CTL2によって駆動される
ときに、波長λ2の光を出射する第2の発光手段13
と、第1の発光手段12から出射される波長λ1の光の
散乱光,第2の発光手段13から出射される波長λ2
光の散乱光を受光する受光手段14との機能が備わって
おり、CPU64は、受信機51からアドレスポーリン
グがあるときに、駆動信号CTL1,CTL2を時間差t
で出力し、物理量検出部61から時間的に交互に(時間
差tで)出力される異なる2波長λ1,λ2の散乱光出力
信号をA/D変換部62でデジタル信号に変換して伝送
部65に与え、伝送部65から異なる2波長λ1,λ2
散乱光出力データを受信機51に返送するようになって
いる。
【0094】また、この場合、受信機51には、光散乱
式煙感知器52との間での伝送制御等を行なう伝送部5
4と、煙検知処理等を行なう制御部55とが設けられて
おり、受信機51の制御部55内には、光散乱式煙感知
器52から送られる波長λ1の散乱光出力yと波長λ2
散乱光出力gとに対して、煙検出に必要な所定の演算を
行なう演算手段15と、演算手段15からの演算結果に
基づき、煙検出処理を行なう煙検出処理手段16と、煙
検出処理結果を出力する出力手段17との機能が設けら
れている。ここで、演算手段15は、図4あるいは図5
の構成のものとなっており、さらには、移動平均処理の
機能を有していても良い。
【0095】このような構成では、受信機51は、光散
乱式煙感知器52をアドレスポーリングし、光散乱式煙
感知器52から、波長λ1の散乱光出力yと波長λ2の散
乱光出力gとを得るとき、光散乱式煙感知器52からの
波長λ1の散乱光出力yと波長λ2の散乱光出力gとに対
して、演算手段15で煙検出に必要な所定の演算を行な
う。すなわち、前述のような推定処理(例えば補間処
理),2波長比算出処理,さらには移動平均処理を行な
う。これにより、正確な2波長比を算出でき、煙検出処
理手段16では、演算手段15において正確に算出され
た2波長比に基づき、煙検出処理を行ない(煙の種類
(質)を判定し、さらには、これに基づいて火災か否かを
判断し)、煙検出処理結果を出力手段17により出力す
ることができる。例えば、火災と判断したときには、警
報出力などを行なうことができる。
【0096】このように、本発明は、煙感知器自体にも
適用できるし、煙感知器がアナログ型の場合、本発明を
受信機にも適用することができ、いずれの場合も、同様
に正確な2波長比が得られ、煙検出処理,火災判断処理
を、信頼性良く行なうことができる。
【0097】なお、上述した各例では、光散乱式煙感知
器(オンオフ型あるいはアナログ型)の物理量検出部4
1,61には、図2などに示したように、波長λ1,λ2
の光をそれぞれ出射する2種類の発光手段12,13
(LED1,LED2)が用いられているが(すなわち、光
源には2個の光源が用いられているが)、これのかわり
に、例えば図19に示すように、光源として1個の光源
71(例えばタングスランランプ等)だけを用い、1個の
光源71からの所定波長λの光を異なる波長特性を有す
る干渉フィルタ72によって(干渉フィルタ72をモー
タ74によって半回転することで交互に波長特性を切り
換えて)、波長λ1,λ2の光に変換しても良い。なお、
この場合、例えば、図1の第1の発光手段12は、1個
の光源71と干渉フィルタ72の波長特性λ1の部分7
2aとによって実現され、また、図1の第2の発光手段
13は、1個の光源71と干渉フィルタ72の波長特性
λ2の部分72bとによって実現される。
【0098】また、図2などの例では、受光手段14に
は、1個の受光素子PDが用いられるとしたが、図19
の例のように、図1,図12または図14の受光手段1
4を、2個の受光素子PD1,PD2によって実現するこ
ともできる。
【0099】さらに、図19の構成において、干渉フィ
ルタ72を配設せずに、2個の受光素子PD1,PD2
して、互いに異なる分光感度を有する受光素子を用いて
も良い。
【0100】すなわち、本発明は、異なる2波長λ1
λ2の散乱光を受光手段において時間的に交互に受光す
る構成のものであれば、任意の煙感知器およびこれを用
いた監視制御システムの受信機に適用することができ
る。
【0101】また、煙感知器あるいは受信機に、上述し
たような本発明の演算処理機能(推定処理(例えば補間処
理),2波長比算出処理,さらには移動平均処理などの
機能)をもたせる場合、これらの機能は、例えばソフト
ウェアパッケージ(具体的には、CD−ROM等の情報
記録媒体)の形で提供することができる。すなわち、本
発明の演算手段15などの機能を実現するためのプログ
ラム(すなわち、例えば、図12の煙感知器の場合、C
PU44などで用いられるプログラム)は、可搬性の情
報記録媒体に記録された状態で提供可能である。
【0102】この場合、煙感知器あるいは受信機には、
情報記録媒体を着脱自在に装着するための機構が設けら
れているのが良い。また、プログラムなどが記録される
情報記録媒体としては、CD−ROMに限られるもので
はなく、ROM,RAM,フレキシブルディスク,メモ
リカード等が用いられても良い。情報記録媒体に記録さ
れたプログラムは、この情報記録媒体が煙感知器あるい
は受信機に装着されるとき、煙感知器あるいは受信機の
記憶装置(例えば図17の構成の煙感知器では、RAM
46)にインストールされることにより、このプログラ
ムを実行して、本発明の演算処理機能を実現することが
できる。
【0103】また、本発明の上述した演算処理機能を実
現するためのプログラムは、媒体の形で提供されるのみ
ならず、通信によって(例えばサーバによって)煙感知器
あるいは受信機に提供されるものであっても良い。
【0104】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項10記載の発明によれば、異なる2波長λ1,λ2
散乱光を受光手段において時間的に交互に受光する構成
の煙感知器において、受光手段からの波長λ1の散乱光
出力yと波長λ2の散乱光出力gとに対して、煙検出に
必要な所定の演算を行なう演算手段と、演算手段からの
演算結果に基づき、煙検出処理を行なう煙検出処理手段
とを有し、前記演算手段は、受光手段から時間的に交互
に出力される波長λ1の散乱光出力y,波長λ2の散乱光
出力gのいずれか一方の、他方のサンプリング時点にお
ける出力値を推定し、上記一方の散乱光の他方のサンプ
リング時点における出力推定値と他方の散乱光の出力値
と比を2波長比として求めるようになっているので、2
波長比を正確に求めることができ、煙検出精度を従来に
比べて著しく高めることができる。
【0105】また、請求項3乃至請求項5記載の発明に
よれば、2波長比を算出する際に、移動平均処理も行な
うので、時間的なスムージングがなされることによって
煙濃度の時間的揺らぎなどによる影響を著しく軽減で
き、より一層正確に2波長比を求めることができる。
【0106】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の煙感知器にお
いて、前記演算手段は、受光手段からの波長λ1の散乱
光出力yと波長λ2の散乱光出力gとのいずれかの出力
値が所定値以上となったときに、あるいは、所定値以上
となった後に、煙検出に必要な演算処理を開始するよう
になっているので、演算を常時行なわずとも良くなり、
演算手段(より具体的には、CPU)の負担を軽減すると
ともに、ノイズの影響を低減でき煙検出誤差をより一層
低減することが可能となる。
【0107】また、請求項11記載の発明によれば、感
知器全体の制御を行なう制御手段と、制御手段によって
駆動されるときに波長λ1の光を出射する第1の発光手
段と、制御手段によって駆動されるときに波長λ2の光
を出射する第2の発光手段と、第1の発光手段から出射
される波長λ1の光の散乱光,第2の発光手段から出射
される波長λ2の光の散乱光を受光する受光手段と、受
光手段からの波長λ1の散乱光出力yと波長λ2の散乱光
出力gとに対して、煙検出に必要な所定の演算を行なう
演算手段と、演算手段からの演算結果に基づき、煙検出
処理を行なう煙検出処理手段とを有し、第1の発光手段
と前記第2の発光手段とは、1つの発光素子内に内蔵さ
れており、波長λ1の光と波長λ2の光とは、1つの発光
素子から出射されるようになっているので、第1の発光
手段12と第2の発光手段13とを極めて近接した位置
に配置し、かつ、第1の発光手段12から出射される波
長λ1の光と第2の発光手段13から出射される波長λ2
の光との光出射方向を同一にすることができ、これによ
り、散乱光式感知器において、煙検出空間を同一にする
ことができて、正確な2波長比を得ることができる。ま
た、図12,図13の構成例では、外見上は、1個の発
光素子18と1個の受光素子(受光手段)14とからなる
ので、従来の散乱光式感知器の構造をそのまま使用で
き、ローコストの製品を供給できる利点がある。
【0108】また、請求項12乃至請求項14記載の発
明によれば、感知器全体の制御を行なう制御手段と、制
御手段によって駆動されるときに波長λ1の光を出射す
る第1の発光手段と、制御手段によって駆動されるとき
に波長λ2の光を出射する第2の発光手段と、第1の発
光手段から出射される波長λ1の光の散乱光,第2の発
光手段から出射される波長λ2の光の散乱光を受光する
受光手段と、受光手段からの波長λ1の散乱光出力yと
波長λ2の散乱光出力gとに対して、煙検出に必要な所
定の演算を行なう演算手段と、演算手段からの演算結果
に基づき、煙検出処理を行なう煙検出処理手段とを有
し、第1の発光手段から出射される波長λ1の光と第2
の発光手段から出射される波長λ2の光とが同一の光出
射方向のものとなるように第1の発光手段から出射され
る波長λ1の光と第2の発光手段から出射される波長λ2
の光とを案内するための光案内手段が設けられているの
で、第1の発光手段12から出射される波長λ1の光と
第2の発光手段13から出射される波長λ2の光との光
出射方向および出射光路を同一にすることができ、これ
により、散乱光式感知器において、煙検出空間を同一に
することができて、正確な2波長比を得ることができ
る。また、プリズムや光ファイバを使用することで、第
1の発光手段12,第2の発光手段(すなわち、異なる
2波長の2個のLED1,LED2)をそれぞれ独自に
選定することができるので、高輝度等の最良のものを使
用することが可能となる。
【0109】また、請求項15記載の発明によれば、受
信機と、受信機からの伝送路に接続され、受信機によっ
て監視制御されるアナログ型の光散乱式煙感知器とを有
している監視制御システムにおいて、前記アナログ型の
光散乱式煙感知器が、異なる2波長λ1,λ2の散乱光を
時間的に交互に受光する構成の煙感知器である場合、前
記受信機には、前記光散乱式煙感知器から時間的に交互
に送られる波長λ1の散乱光出力yと波長λ2の散乱光出
力gとに対して、煙検出に必要な所定の演算を行なう演
算手段と、演算手段からの演算結果に基づき、煙検出処
理を行なう煙検出処理手段とが設けられており、前記演
算手段は、光散乱式煙感知器から時間的に交互に出力さ
れる波長λ1の散乱光出力y,波長λ2の散乱光出力gの
いずれか一方の、他方のサンプリング時点における出力
値を推定し、上記一方の散乱光の他方のサンプリング時
点における出力推定値と他方の散乱光の出力値と比を2
波長比として求めるようになっているので、受信機にお
いて2波長比を正確に求めることができ、煙検出精度を
従来に比べて著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る煙感知器の構成例を示す図であ
る。
【図2】物理量検出部の一構成例を示す図である。
【図3】駆動信号CTL1,CTL2の一例を示すタイム
チャートである。
【図4】演算手段の構成例を示す図である。
【図5】演算手段の構成例を示す図である。
【図6】推定処理の一例を示す図である。
【図7】シミュレーション実験結果を説明するための図
である。
【図8】シミュレーション実験結果を説明するための図
である。
【図9】シミュレーション実験結果を説明するための図
である。
【図10】シミュレーション実験結果を説明するための
図である。
【図11】2波長比と粒子径との関係の実験結果を示す
図である。
【図12】本発明に係る煙感知器の構成例を示す図であ
る。
【図13】図12の煙感知器の具体例を示す図である。
【図14】本発明に係る煙感知器の構成例を示す図であ
る。
【図15】図14の煙感知器の具体例を示す図である。
【図16】図14の煙感知器の具体例を示す図である。
【図17】図1,図12または図14の煙感知器の具体
的な構成例を示す図である。
【図18】本発明に係る監視制御システムの構成例を示
す図である。
【図19】物理量検出部の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1,51 受信機 2,52 煙感知器 3,53 受信機から延びる伝送路 11 制御手段 12 第1の発光手段 13 第2の発光手段 14 受光手段 15 演算手段 16 煙検出処理手段 17 出力手段 18 発光素子 19 光案内手段 21,23 推定手段 22,24 2波長比算出手段 41,61 物理量検出部 42,62 A/D変換部 43,63 アドレス部 44,64 CPU 45 ROM 46 RAM 47 不揮発性メモリ 48 状態出力部 49 伝送部 65 伝送部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる2波長λ1,λ2の散乱光を受光手
    段において時間的に交互に受光する構成の煙感知器であ
    って、受光手段からの波長λ1の散乱光出力yと波長λ2
    の散乱光出力gとに対して、煙検出に必要な所定の演算
    を行なう演算手段と、演算手段からの演算結果に基づ
    き、煙検出処理を行なう煙検出処理手段とを有し、前記
    演算手段は、受光手段から時間的に交互に出力される波
    長λ1の散乱光出力y,波長λ2の散乱光出力gのいずれ
    か一方の、他方のサンプリング時点における出力値を推
    定し、上記一方の散乱光の他方のサンプリング時点にお
    ける出力推定値と他方の散乱光の出力値と比を2波長比
    として求めるようになっていることを特徴とする煙感知
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の煙感知器において、前記
    演算手段は、受光手段から時間的に交互に出力される波
    長λ1の散乱光出力y,波長λ2の散乱光出力gのいずれ
    か一方の、他方のサンプリング時点における出力値を推
    定するのに、波長λ1の散乱光出力y,波長λ2の散乱光
    出力gのいずれか一方の出力値に対して補間処理を行な
    うことを特徴とする煙感知器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の煙感知器
    において、前記演算手段は、受光手段からの波長λ1
    散乱光出力yと波長λ2の散乱光出力gとに対してそれ
    ぞれ移動平均をとった後に、移動平均をとった波長λ1
    の散乱光出力,移動平均をとった波長λ2の散乱光出力
    のいずれか一方の、他方のサンプリング時点における出
    力値を推定し、移動平均をとった上記一方の散乱光の他
    方のサンプリング時点における出力推定値と移動平均を
    とった他方の散乱光の出力値との比を2波長比として求
    めるようになっていることを特徴とする煙感知器。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の煙感知器
    において、前記演算手段は、受光手段から時間的に交互
    に出力される波長λ1の散乱光出力y,波長λ2の散乱光
    出力gのいずれか一方の、他方のサンプリング時点にお
    ける出力値を推定した後に、該出力推定値に対して移動
    平均をとり、また、他方の散乱光出力値に対して移動平
    均をとり、移動平均をとった上記一方の散乱光の他方の
    サンプリング時点における出力推定値と移動平均をとっ
    た他方の散乱光の出力値との比を2波長比として求める
    ようになっていることを特徴とする煙感知器。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の煙感知器
    において、前記演算手段は、上記一方の散乱光の他方の
    サンプリング時点における出力推定値と他方の散乱光の
    出力値と比を2波長比として求めた後、該2波長比に対
    し、さらに、移動平均をとって2波長比とするようにな
    っていることを特徴とする煙感知器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
    記載の煙感知器において、前記演算手段は、受光手段か
    らの波長λ1の散乱光出力yと波長λ2の散乱光出力gと
    のいずれかの出力値が所定値以上となったときに、ある
    いは、所定値以上となった後に、煙検出に必要な演算処
    理を開始するようになっていることを特徴とする煙感知
    器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の煙感知器において、前記
    演算手段は、煙検出に必要な演算処理を開始した後、受
    光手段からの波長λ1の散乱光出力yと波長λ2の散乱光
    出力gとのいずれかの出力値が上限値に達したときは、
    上限値になる直前の演算処理結果を保持するようになっ
    ていることを特徴とする煙感知器。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に
    記載の煙感知器において、前記煙検出処理手段は、前記
    演算手段からの2波長比に基づいて、煙の質を判断する
    ようになっていることを特徴とする煙感知器。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の煙感知器において、前記
    煙検出処理手段は、煙の質を判断したときに、煙の質毎
    に火災判断基準を可変設定するようになっていることを
    特徴とする煙感知器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の煙感知器において、前
    記煙検出処理手段は、2波長比の大小に応じて、火災か
    否かを判断するための火災レベルを可変に設定するよう
    になっていることを特徴とする煙感知器。
  11. 【請求項11】 感知器全体の制御を行なう制御手段
    と、制御手段によって駆動されるときに波長λ1の光を
    出射する第1の発光手段と、制御手段によって駆動され
    るときに波長λ2の光を出射する第2の発光手段と、第
    1の発光手段から出射される波長λ1の光の散乱光,第
    2の発光手段から出射される波長λ2の光の散乱光を受
    光する受光手段と、受光手段からの波長λ1の散乱光出
    力yと波長λ2の散乱光出力gとに対して、煙検出に必
    要な所定の演算を行なう演算手段と、演算手段からの演
    算結果に基づき、煙検出処理を行なう煙検出処理手段と
    を有し、前記第1の発光手段と前記第2の発光手段と
    は、1つの発光素子内に内蔵されており、波長λ1の光
    と波長λ2の光とは、前記1つの発光素子から出射され
    るようになっていることを特徴とする煙感知器。
  12. 【請求項12】 感知器全体の制御を行なう制御手段
    と、制御手段によって駆動されるときに波長λ1の光を
    出射する第1の発光手段と、制御手段によって駆動され
    るときに波長λ2の光を出射する第2の発光手段と、第
    1の発光手段から出射される波長λ1の光の散乱光,第
    2の発光手段から出射される波長λ2の光の散乱光を受
    光する受光手段と、受光手段からの波長λ1の散乱光出
    力yと波長λ2の散乱光出力gとに対して、煙検出に必
    要な所定の演算を行なう演算手段と、演算手段からの演
    算結果に基づき、煙検出処理を行なう煙検出処理手段と
    を有し、前記第1の発光手段から出射される波長λ1
    光と前記第2の発光手段から出射される波長λ2の光と
    が同一の光出射方向のものとなるように前記第1の発光
    手段から出射される波長λ1の光と前記第2の発光手段
    から出射される波長λ2の光とを案内するための光案内
    手段が設けられていることを特徴とする煙感知器。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の煙感知器において、
    前記光案内手段には、プリズムが用いられることを特徴
    とする煙感知器。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の煙感知器において、
    前記光案内手段には、分岐型の光ファイバが用いられる
    ことを特徴とする煙感知器。
  15. 【請求項15】 受信機と、受信機からの伝送路に接続
    され、受信機によって監視制御されるアナログ型の光散
    乱式煙感知器とを有している監視制御システムにおい
    て、前記アナログ型の光散乱式煙感知器が、異なる2波
    長λ1,λ2の散乱光を時間的に交互に受光する構成の煙
    感知器である場合、前記受信機には、前記光散乱式煙感
    知器から時間的に交互に送られる波長λ1の散乱光出力
    yと波長λ2の散乱光出力gとに対して、煙検出に必要
    な所定の演算を行なう演算手段と、演算手段からの演算
    結果に基づき、煙検出処理を行なう煙検出処理手段とが
    設けられており、前記演算手段は、光散乱式煙感知器か
    ら時間的に交互に出力される波長λ1の散乱光出力y,
    波長λ2の散乱光出力gのいずれか一方の、他方のサン
    プリング時点における出力値を推定し、上記一方の散乱
    光の他方のサンプリング時点における出力推定値と他方
    の散乱光の出力値と比を2波長比として求めるようにな
    っていることを特徴とする監視制御システム。
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