JPH11234050A - 電力増幅器 - Google Patents

電力増幅器

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JPH11234050A
JPH11234050A JP10030880A JP3088098A JPH11234050A JP H11234050 A JPH11234050 A JP H11234050A JP 10030880 A JP10030880 A JP 10030880A JP 3088098 A JP3088098 A JP 3088098A JP H11234050 A JPH11234050 A JP H11234050A
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circuit
output
power
amplifier
control circuit
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JP10030880A
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Inventor
Hideyuki Koide
秀之 小出
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅回路の温度特性は周波数により異なるた
め、周波数範囲が広くなると出力電力の温度特性が劣化
し、また、増幅回路を広帯域化すると、増幅率及び最大
出力電力が低下するため、所望の増幅率または出力電力
を得るためには増幅素子または増幅回路を増やす必要が
あり、消費電力が増大するといった課題があった。 【解決手段】 電力増幅器の出力信号レベルをモニタす
るパワーモニタ回路の出力値に対応して可変減衰器の減
衰量を制御し、また、温度モニタ回路によりパワーモニ
タ回路の温度特性を補正することにより、周波数が変化
することによる温度特性の劣化を防ぐようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主にマイクロ波
またはミリ波帯の通信装置やレーダ装置等に使用される
広帯域で、かつ一定出力が得られる電力増幅器の構成に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の電力増幅器の構成を示
す図で、ここでは増幅回路を2つ使用した回路について
述べる。図において、1は電力増幅器の入力端子、2は
電力分配回路、3は電力分配回路2の出力に接続された
増幅回路、4は増幅回路3の出力に接続された電力合成
回路、5は電力合成回路4に接続された電力増幅器の出
力端子、6は電力増幅器の入力端子1と電力分配回路2
の間に接続された可変減衰器、7は増幅回路3または周
囲温度を測定する温度モニタ回路、8は可変減衰器6と
温度モニタ回路7の間に接続された出力制御回路であ
る。また、9は増幅回路を構成する増幅素子、10は増
幅回路を構成し、増幅素子に接続されたドライブ回路で
ある。
【0003】次に動作について説明する。電力増幅器の
入力端子1から入力された高周波信号は可変減衰器6を
通って電力分配回路2の入力端子に伝達される。電力分
配回路2は入力された信号を分配して2つの出力端子か
ら各々の増幅回路の入力端子に伝送する。各々の増幅回
路3に入力された信号は増幅素子9により所望の電力に
増幅される。また、その増幅率はドライブ回路10に外
部から加えられるバイアス値で制御される。増幅回路3
から出力された信号は電力合成回路4の各々の入力端子
に伝達し、合成されて電力増幅器の出力端子5へ出力さ
れる。このとき、増幅回路3は周囲温度及び増幅素子9
自体の発熱により特性が変化するため、増幅回路3また
は周囲の温度を温度モニタ回路7で測定し、温度モニタ
回路7の出力値に対応して出力制御回路8により可変減
衰器6の減衰量を制御する。例えば、温度上昇により増
幅回路3の出力が低下、すなわち電力増幅器の出力端子
5から出力される電力が低下する場合は、温度モニタ回
路7の出力値に応じて可変減衰器の減衰量が減少するよ
うに出力制御回路8を調整すれば、出力電力は一定に保
たれる。また、温度が低下すれば可変減衰器の減衰量が
増加し、やはり出力電力は一定に保たれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力増幅器は上
記のように構成されるが、増幅回路の温度特性は周波数
により異なるため、周波数範囲が広くなると出力電力の
温度特性が劣化するといった課題があった。
【0005】また、増幅回路を広帯域化すると、増幅率
及び最大出力電力が低下するため、所望の増幅率または
出力電力を得るためには増幅素子または増幅回路を増や
す必要があり、消費電力が増大するといった課題があっ
た。
【0006】この発明は、係る課題を解決するためにな
されたものであり、周波数特性及び温度特性の良好な電
力増幅器を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明による電力増
幅器は、電力分配回路の出力信号レベルをモニタするパ
ワーモニタ回路と、パワーモニタ回路の温度をモニタす
る温度モニタ回路と、パワーモニタ回路及び温度モニタ
回路の出力値に対応して可変減衰器の減衰量を設定する
出力制御回路を備えたものである。
【0008】また、第2の発明による電力増幅器は、上
記の出力制御回路に外部から周波数情報を入力する制御
信号入力端子を備えたものである。
【0009】また、第3の発明による電力増幅器は、上
記の出力制御回路の出力値に対応して増幅回路へ入力す
るバイアス値を制御するバイアス制御回路を備えたもの
である。
【0010】また、第4の発明による電力増幅器は、電
力合成回路の出力信号レベルをモニタするパワーモニタ
回路と、パワーモニタ回路の出力値に対応して増幅回路
へ入力するバイアス値を制御するバイアス制御回路とを
備えたものである。
【0011】また、第5の発明による電力増幅器は、電
力合成回路の出力信号レベルをモニタするパワーモニタ
回路と、パワーモニタ回路の出力値に対応して可変減衰
器の減衰量を制御する出力制御回路と、温度モニタ回路
の出力に対応して増幅回路へ入力するバイアス値を制御
するバイアス制御回路とを備えたものである。
【0012】また、第6の発明による電力増幅器は、所
望の出力電力が得られる時の出力制御回路の出力値を予
め記憶させたROMと、出力制御回路に外部から周波数
情報を入力する制御信号入力端子とを備えたものであ
る。
【0013】また、第7の発明による電力増幅器は、上
記の出力制御回路の出力値に対応して増幅回路へ入力す
るバイアス値を制御するバイアス制御回路を備えたもの
である。
【0014】また、第8の発明による電力増幅器は、増
幅回路へ入力するバイアス値を制御するバイアス制御回
路と、所望の周波数特性が得られる時のバイアス制御回
路の出力値を予め記憶させたROMと、バイアス制御回
路に外部から周波数情報を入力する制御信号入力端子と
を備えたものである。
【0015】また、第9の発明による電力増幅器は、温
度モニタ回路の出力値に対応して増幅回路のバイアス値
を制御するバイアス制御回路と、所望の周波数特性が得
られる時の出力制御回路の出力値を予め記憶させたRO
Mと、出力制御回路に外部から周波数情報を入力する制
御信号入力端子とを備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1の構成を示す図で、ここでは、増幅回路
を2つ使用した場合について述べる。図において、1か
ら10は従来のものと同等である。11は電力合成回路
4または電力増幅器の出力端子5に接続されたパワーモ
ニタ回路である。
【0017】次に動作について説明する。パワーモニタ
回路11は、電力合成回路4から出力される電力に対応
した信号を出力制御回路8に伝達し、出力制御回路8
は、パワーモニタ回路11の出力が常に一定となるよう
に可変減衰器6の減衰量を制御する。この動作の詳細を
図2(a)〜(d)を用いて説明する。同図(a)は、
電力増幅器の出力電力に対する出力制御回路8及びパワ
ーモニタ回路11の出力値を、同図(b)は出力制御回
路8の出力値に対する可変減衰器6の減衰量の特性を、
同図(c)はパワーモニタ回路11の温度に対するパワ
ーモニタ回路11及び温度モニタ7の出力値を、同図
(d)は温度モニタ7の出力値に対する出力制御回路8
の出力値を示す。まず、温度が一定の場合について説明
する。図(a)に示すように周波数が変えられる等によ
り出力端子5から出力される電力が増加すると、パワー
モニタ回路11の出力電圧が高くなり、出力制御回路8
の出力電圧が高くなる。そのため図(b)に示すように
可変減衰器6の減衰量が増加し、電力増幅器の出力端子
5から出力される電力が抑制される。また、出力電力が
低下すると可変減衰器6の減衰量が低下し、出力端子5
の出力電力を増加させるように働くため出力端子5から
出力される電力は常に一定に保つことができる。
【0018】次に、温度が変化した場合について説明す
る。パワーモニタ回路11に、ダイオード等の半導体を
使用している場合、出力電力が一定であっても温度が変
化すると図(c)に示すようにパワーモニタ回路11の
出力値が変化する。そのためパワーモニタ回路11の温
度を温度モニタ回路7にて測定し、図(d)に示すよう
に温度モニタ回路7の出力値に応じて出力制御回路8の
出力値に補正をかけることにより、出力端子5から出力
される電力を一定に保つことができる。
【0019】また、周波数範囲が広い場合は従来の技術
では増幅回路3を広帯域化するが、この実施の形態では
増幅回路3は図2(e)の実線に示す特性であっても電
力増幅器の出力電力を制御できる。従って、増幅回路3
の出力電力を大きくできるため増幅素子数または増幅回
路数を抑え、消費電力を小さくすることができる。
【0020】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2の構成を示す図で、ここでは増幅回路を2つ使用
した場合について述べる。図において、1から11は実
施の形態1と同様である。12は、出力制御回路8に接
続された、外部から制御信号を入力する制御信号入力端
子である。
【0021】上記のように構成された電力増幅器は、入
力端子1に入力される信号の周波数情報を制御信号入力
端子12から入力することにより、特に周波数範囲が広
い場合にパワーモニタ回路11の周波数特性を補正し、
出力電力制御の精度を向上させることができる。
【0022】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3の構成を示す図で、ここでは増幅回路を2つ使用
した場合について述べる。図において、1から11は実
施の形態1と同等である。13はドライブ回路10と出
力制御回路8との間に接続されたバイアス制御回路であ
る。
【0023】上記のように構成された電力増幅器は、出
力制御回路8の出力値に対応してバイアス制御回路13
からドライブ回路10へ出力されるバイアス値が変化す
るため、増幅素子9の増幅率が変化する。従って、各増
幅回路3毎に印加されるバイアス値をバイアス制御回路
13により制御すれば、各増幅回路3の周波数特性また
は温度特性に差があっても、出力電力制御の精度を向上
させることができる。
【0024】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4の構成を示す図で、ここでは増幅回路を2つ使用
した場合について述べる。図において、1から11は実
施の形態1と同様である。また、13は実施の形態3と
同様である。
【0025】次に動作について図6(a)、(b)を用
いて説明する。同図(a)は電力増幅器の出力電力に対
するパワーモニタ回路11及びバイアス制御回路13の
出力値を示し、同図(b)はバイアス制御回路13の出
力値に対する増幅素子9の増幅率を示す。まず、温度が
一定の場合は、例えば周波数が変化した等により電力増
幅器の出力端子5から出力される電力が増加すると、パ
ワーモニタ回路11の出力電圧が上昇し、バイアス制御
回路13からドライブ回路10に供給されるバイアス値
が大きくなり、増幅素子9の増幅率が低下する。そのた
め電力増幅器の出力端子5から出力される電力は抑制さ
れる。出力端子5から出力される電力が低下すると上記
と逆に動作するため、電力増幅器の出力端子5から出力
される電力は一定に保たれる。
【0026】次に温度が変化した場合は、従来の技術同
様に温度モニタ回路7の出力値が変化し、可変減衰器6
の減衰量を変化させるが、温度変化により周波数特性が
変化しても、パワーモニタ回路11とバイアス制御回路
13により周波数特性は制御されるため、温度の変化に
対しても電力増幅器の出力端子5から出力される電力の
変動を抑えることができる。このように構成することで
温度特性と周波数特性を独立に制御できるため精度が向
上し、さらには可変減衰器6の減衰量の変化幅は大きく
できるため、増幅回路3の温度特性が大きい場合におい
ても広い温度範囲で出力電力を一定に保つことができ
る。
【0027】なお、温度モニタ回路7でパワーモニタ回
路11の温度をモニタし、温度モニタ回路7の出力をバ
イアス制御回路13へ供給することでパワーモニタ回路
7の温度特性を補正できる。また、パワーモニタ回路1
1の周波数特性は、バイアス制御回路13に周波数情報
を入力することにより補正可能となる。
【0028】実施の形態5.図7は、この発明の実施の
形態5の構成を示す図で、ここでは増幅回路を2つ使用
した場合について述べる。図において、1から11は実
施の形態1と、13は実施の形態3と同様である。但
し、温度モニタ回路7の出力はバイアス制御回路13
に、パワーモニタ回路11の出力は出力制御回路8にそ
れぞれ接続される。
【0029】次に動作について説明する。温度が一定の
ときは、例えば電力増幅器の出力端子5から出力される
電力が変動するとパワーモニタ回路11の出力値、出力
制御回路8の出力値、可変減衰器6の減衰量がそれぞれ
変化するため電力増幅器の出力端子5から出力される電
力の変動は抑制される。出力電力が減少すると逆に動作
し、その結果、出力電力は一定に保たれる。また、温度
が変化した場合は温度モニタ回路7の出力電圧、バイア
ス制御回路13からドライブ回路10へ出力されるバイ
アス値がそれぞれ変化する。そのため増幅素子9の増幅
率が変化して電力増幅器の出力端子5から出力される電
力の変動は抑えられる。このように構成することで温度
特性と周波数特性を独立に制御できるため精度が向上
し、さらには可変減衰器6の減衰量の変化幅は大きくで
きるため、増幅回路3の周波数特性が大きい場合におい
ても広い周波数範囲で出力電力を一定に保つことができ
る。
【0030】実施の形態6.図8は、この発明の実施の
形態6の構成を示す図で、ここでは増幅回路を2つ使用
した場合について述べる。図において、1から10は実
施の形態1と、12は実施の形態2と同様である。ま
た、14は出力制御回路8に接続されたROMである。
【0031】次に動作について説明する。ROM14
は、電力増幅器の出力端子5から所望の出力電力が得ら
れるときの、出力制御回路8の出力値を予めデータとし
て記憶させたものである。制御信号入力端子12から入
力される周波数情報及び温度モニタ回路7の出力値によ
りROM14から所定のデータを出力制御回路8に読み
出し、出力制御回路8により可変減衰器6の減衰量を制
御することにより出力電力を一定に保つ。また、出力電
力のデータをROM化することにより容易に広い周波数
範囲及び温度範囲において出力電力を一定に保つことが
できる。
【0032】実施の形態7.図9は、この発明の実施の
形態7の構成を示す図で、ここでは増幅回路を2つ使用
した場合について述べる。図において、1から10は実
施の形態1と、12は実施の形態2と、13は実施の形
態3と、14は実施の形態6と同様である。
【0033】上記のように構成された電力増幅器は、出
力制御回路8の出力により増幅素子9の増幅率をも制御
でき、各増幅回路3の周波数特性または温度特性に差が
あっても、容易に出力電力制御の精度を向上させること
ができる。
【0034】実施の形態8.図10は、この発明の実施
の形態8の構成を示す図で、ここでは増幅回路を2つ使
用した場合について述べる。図において、1から10は
実施の形態1と、12は実施の形態2と、13は実施の
形態3と、14は実施の形態6と同様である。
【0035】次に動作について説明する。ROM14は
温度が一定の場合に、所望の周波数特性が得られるとき
のバイアス制御回路13の出力値を予め記憶させたもの
である。まず、温度が一定の場合は制御信号入力端子1
2に入力された周波数情報に対応してROMから読み出
されるデータが変化し、バイアス制御回路13からドラ
イブ回路10へ出力されるバイアス値が変化することに
より増幅素子9の増幅率を制御し、周波数特性を一定に
保つことができる。
【0036】次に温度が変化した場合は、従来の技術同
様に温度モニタ回路7の出力値が変化し、可変減衰器6
の減衰量を変化させて出力を一定に保つことができる。
このように構成することで周波数特性と温度特性を独立
に制御できるため精度が向上し、また、特に増幅回路3
の温度特性が大きい場合においても、容易に広い温度範
囲で出力電力を一定に保つことができる。
【0037】実施の形態9.図11は、この発明の実施
の形態9の構成を示す図で、ここでは増幅回路を2つ使
用した場合について述べる。図において、1から10は
実施の形態1と、12は実施の形態2と、13は実施の
形態3と、14は実施の形態6と同様である。
【0038】次に動作について説明する。ROM14は
温度が一定の場合に所望の周波数特性が得られるときの
出力制御回路8の出力値を予め記憶させたものである。
まず、温度が一定の場合は制御信号入力端子12に入力
された信号に対応してROMから読み出されるデータが
変化し、出力制御回路8により可変減衰器6の減衰量が
制御されて出力電力の周波数特性を一定に保つ。また、
温度が変化した場合はバイアス制御回路13の出力値が
変化することでドライブ回路10から出力されるバイア
ス値が変化して増幅素子9の増幅率を制御することで出
力電力の温度特性を一定に保つ。このように構成するこ
とで周波数特性と温度特性を独立に制御できるため精度
が向上し、また、特に増幅回路3の温度特性が大きい場
合においても、容易に広い周波数範囲で出力電力を一定
に保つことができる。
【0039】
【発明の効果】第1の発明によれば、パワーモニタ回路
と出力制御回路により可変減衰器の減衰量を制御して周
波数特性を一定に保ち、また、温度モニタ回路によりパ
ワーモニタ回路の温度特性は補償されるため、広い周波
数範囲及び温度範囲において出力電力を一定に保つこと
ができる。また、増幅回路を広帯域化する必要がないた
め増幅回路の使用数を抑え、消費電力を小さくすること
ができる。
【0040】また、第2の発明によれば、周波数情報を
出力制御回路に入力することでパワーモニタ回路の周波
数特性を補償することにより、出力電力制御の精度を向
上させることができる。
【0041】また、第3の発明によれば、バイアス制御
回路により各増幅回路に使用される増幅素子9の増幅率
を独立に制御できるため、各増幅回路に周波数特性また
は温度特性に差があっても、出力電力制御の精度を向上
させることができる。
【0042】また、第4の発明によれば、パワーモニタ
回路及びバイアス制御回路で増幅素子の増幅率を制御す
ることで増幅回路の周波数特性を制御し、温度モニタ回
路及び出力制御回路で可変減衰器の減衰量を制御するこ
とにより温度特性を制御できるため、出力電力制御の精
度が向上し、また、特に増幅回路の温度特性が大きい場
合においても広い周波数範囲及び温度範囲で出力電力を
一定に保つことができる。
【0043】また、第5の発明によれば、パワーモニタ
回路及び出力制御回路で可変減衰器の減衰量を制御する
ことで周波数特性を制御し、温度モニタ回路及びバイア
ス制御回路で増幅素子の増幅率を制御することで温度特
性を制御できるため、出力電力制御の精度が向上し、ま
た、特に増幅回路の周波数特性が大きい場合においても
広い周波数範囲及び温度範囲で出力電力を一定に保つこ
とができる。
【0044】また、第6の発明によれば、所望の出力特
性が得られるときの出力制御回路の出力値をROM化
し、制御信号入力端子から入力された周波数情報及び温
度モニタ回路の出力に応じてROMデータを読み出すこ
とにより、容易に広い周波数範囲及び温度範囲で出力電
力を一定に保つことができる。
【0045】また、第7の発明によれば、ROMから読
み出されたデータで制御された出力電力制御回路の出力
値を使用し、バイアス制御回路により各増幅回路に使用
される増幅素子9の増幅率を独立に制御できるため、各
増幅回路に周波数特性または温度特性に差があっても、
容易に出力電力制御の精度を向上させることができる。
【0046】また、第8の発明によれば、ROMから読
み出されたデータ及びバイアス制御回路により増幅素子
の増幅率を制御することで増幅回路の周波数特性を制御
し、温度モニタ回路及び出力制御回路で可変減衰器の減
衰量を制御することにより温度特性を制御できるため、
出力電力制御の精度が向上し、また、特に増幅回路の温
度特性が大きい場合においても容易に広い周波数範囲及
び温度範囲で出力電力を一定に保つことができる。
【0047】また、第9の発明によれば、ROMから読
み出されたデータ及び出力制御回路により可変減衰器の
減衰量を制御することで周波数特性を制御し、温度モニ
タ回路及びバイアス制御回路で増幅素子の増幅率を制御
することで温度特性を制御できるため、出力電力制御の
精度が向上し、また、特に増幅回路の温度特性が大きい
場合においても容易に広い周波数範囲及び温度範囲で出
力電力を一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による電力増幅器の実施の形態1の
構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1の動作原理を示す図である。
【図3】 この発明による電力増幅器の実施の形態2の
構成を示す図である。
【図4】 この発明による電力増幅器の実施の形態3の
構成を示す図である。
【図5】 この発明による電力増幅器の実施の形態4の
構成を示す図である。
【図6】 実施の形態4の動作原理を示す図である。
【図7】 この発明による電力増幅器の実施の形態5の
構成を示す図である。
【図8】 この発明による電力増幅器の実施の形態6の
構成を示す図である。
【図9】 この発明による電力増幅器の実施の形態7の
構成を示す図である。
【図10】 この発明による電力増幅器の実施の形態8
の構成を示す図である。
【図11】 この発明による電力増幅器の実施の形態9
の構成を示す図である。
【図12】 従来の電力増幅器を示す図である。
【符号の説明】
1 電力増幅器の入力端子、2 電力分配回路、3 増
幅回路、4 電力合成回路、5 電力増幅器の出力端
子、6 可変減衰器、7 温度モニタ回路、8出力制御
回路、9 増幅素子、10 ドライブ回路、11 パワ
ーモニタ回路、12 制御信号入力端子、13 バイア
ス制御端子、14 ROM。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を複数の出力端子に分配して出
    力する電力分配回路と、前記電力分配回路から出力され
    たそれぞれの信号を所望のレベルに増幅する複数の増幅
    回路と、前記複数の増幅回路から出力されたそれぞれの
    信号を合成して出力する電力合成回路と、前記電力分配
    回路の入力端子に接続され、電力分配回路へ入力する信
    号を所定のレベルに制御する可変減衰器と、前記電力合
    成回路の出力信号レベルをモニタするパワーモニタ回路
    と、前記パワーモニタ回路の温度をモニタする温度モニ
    タ回路と、前記パワーモニタ回路及び前記温度モニタ回
    路の出力値に対応して前記可変減衰器の減衰量を制御す
    る出力制御回路とからなる電力増幅器。
  2. 【請求項2】 前記出力制御回路には、外部から周波数
    情報を入力する端子を設けた請求項1記載の電力増幅
    器。
  3. 【請求項3】 前記出力制御回路の出力値に対応して前
    記増幅回路へ入力するバイアス値を制御するバイアス制
    御回路を備えた請求項1記載の電力増幅器。
  4. 【請求項4】 入力信号を複数の出力端子に分配して出
    力する電力分配回路と、前記電力分配回路から出力され
    たそれぞれの信号を所望のレベルに増幅する複数の増幅
    回路と、前記複数の増幅回路から出力されたそれぞれの
    信号を合成して出力する電力合成回路と、前記電力分配
    回路の入力端子に接続され、電力分配回路へ入力する信
    号を所定のレベルに制御する可変減衰器と、前記増幅回
    路または周囲温度をモニタする温度モニタ回路と、前記
    温度モニタ回路の出力値に対応して可変減衰器の減衰量
    を調整する出力制御回路と、前記電力合成回路の出力信
    号レベルをモニタするパワーモニタ回路と、前記パワー
    モニタ回路の出力値に対応して前記増幅回路へ入力する
    バイアス値を制御するバイアス制御回路とからなる電力
    増幅器。
  5. 【請求項5】 入力信号を複数の出力端子に分配して出
    力する電力分配回路と、前記電力分配回路から出力され
    たそれぞれの信号を所望のレベルに増幅する複数の増幅
    回路と、前記複数の増幅回路から出力されたそれぞれの
    信号を合成して出力する電力合成回路と、前記電力分配
    回路の入力端子に接続され、電力分配回路へ入力する信
    号を所定のレベルに制御する可変減衰器と、前記電力合
    成回路の出力信号レベルをモニタするパワーモニタ回路
    と、前記パワーモニタ回路の出力値に応じて可変減衰器
    の減衰量を調整する出力制御回路と、前記増幅回路また
    は周囲温度をモニタする温度モニタ回路と、前記温度モ
    ニタ回路の出力値に応じて前記増幅回路へ入力するバイ
    アス値を制御するバイアス制御回路とからなる電力増幅
    器。
  6. 【請求項6】 入力信号を複数の出力端子に分配して出
    力する電力分配回路と、前記電力分配回路から出力され
    たそれぞれの信号を所望のレベルに増幅する複数の増幅
    回路と、前記複数の増幅回路から出力されたそれぞれの
    信号を合成して出力する電力合成回路と、前記電力分配
    回路の入力端子に接続され、電力分配回路へ入力する信
    号を所定のレベルに制御する可変減衰器と、前記増幅回
    路または周囲温度をモニタする温度モニタ回路と、前記
    可変減衰器の減衰量を制御する出力制御回路と、所望の
    出力電力が得られる時の前記出力制御回路の出力値を予
    め記憶させたROMと、前記出力制御回路に外部から周
    波数情報を入力する端子とからなる電力増幅器。
  7. 【請求項7】 前記出力制御回路の出力値に対応して前
    記増幅回路のバイアス値を制御するバイアス制御回路を
    備えた請求項6記載の電力増幅器。
  8. 【請求項8】 入力信号を複数の出力端子に分配して出
    力する電力分配回路と、前記電力分配回路から出力され
    たそれぞれの信号を所望のレベルに増幅する複数の増幅
    回路と、前記複数の増幅回路から出力されたそれぞれの
    信号を合成して出力する電力合成回路と、前記電力分配
    回路の入力端子に接続され、電力分配回路へ入力する信
    号を所定のレベルに制御する可変減衰器と、前記増幅回
    路または周囲温度をモニタする温度モニタ回路と、前記
    温度モニタ回路の出力値に対応して前記可変減衰器の減
    衰量を制御する出力制御回路と、前記増幅回路へ入力す
    るバイアス値を制御するバイアス制御回路と、所望の周
    波数特性が得られる時の前記バイアス制御回路の出力値
    を予め記憶させたROMと、前記バイアス制御回路に外
    部から周波数情報を入力する端子とからなる電力増幅
    器。
  9. 【請求項9】 入力信号を複数の出力端子に分配して出
    力する電力分配回路と、前記電力分配回路から出力され
    たそれぞれの信号を所望のレベルに増幅する複数の増幅
    回路と、前記複数の増幅回路から出力されたそれぞれの
    信号を合成して出力する電力合成回路と、前記電力分配
    回路の入力端子に接続され、電力分配回路へ入力する信
    号を所定のレベルに制御する可変減衰器と、前記増幅回
    路または周囲温度をモニタする温度モニタ回路と、前記
    温度モニタ回路の出力値に対応して前記増幅回路へ入力
    するバイアス値を制御するバイアス制御回路と、前記可
    変減衰器の減衰量を制御する出力制御回路と、所望の周
    波数特性が得られる時の前記出力制御回路の出力値を予
    め記憶させたROMと、前記出力制御回路に外部から周
    波数情報を入力する端子とからなる電力増幅器。
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