JPH1123027A - 換気扇 - Google Patents

換気扇

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JPH1123027A
JPH1123027A JP18092497A JP18092497A JPH1123027A JP H1123027 A JPH1123027 A JP H1123027A JP 18092497 A JP18092497 A JP 18092497A JP 18092497 A JP18092497 A JP 18092497A JP H1123027 A JPH1123027 A JP H1123027A
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JP
Japan
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humidity
ventilation fan
timer
detected
bathroom
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JP18092497A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kamimura
信一 上村
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内の湿度状況に応じて自動的に換気扇の始
動・停止を行って、適切な除湿を行うことである。 【解決手段】 換気扇10と、湿度センサー20と、タ
イマーとを連動させて、湿度センサー20で検出した湿
度が、予め設定しておいた基準湿度より高くなったとき
に換気扇10が始動するようにする。また、検出湿度が
基準湿度にまで下がった場合には、タイマーが始動し
て、一定時間経過後に換気扇10が停止するようにす
る。かかる検出湿度と基準湿度との比較による換気扇の
始動・停止をマイコンにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿度センサーと連
動させられて、検出された湿度状況に応じて始動・停止
が適切に行える除湿用の換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、湿気の多い浴室内の除湿が行
えるように、浴室の天井には浴室換気扇が除湿用として
設けられている。
【0003】浴室内では、入浴時に浴槽内の湯から湯気
が立上がり、眼鏡が曇るほどに湿度が高くなる。入浴時
には湿度が高くてもそれ程問題とはならないが、入浴後
に浴室内の湯気がこもったまま(湿度の高いまま)にし
ておくと、湯気が浴室内の壁面で結露する。結露した水
を十分に除いておかないと、後日のカビの発生の原因と
なる。
【0004】また、浴室は他の室内などへ湯気が漏れな
いように比較的気密性がよく構成されている。特に、近
年のアルミサッシなどを使用した場合には格段に気密性
が向上させられており、従来よりも湯気が浴室外に逃げ
にくく、浴室の除湿をより適切に行う必要がある。
【0005】かかる浴室内の除湿は、入浴後に浴室の窓
を開けて換気したり、あるいは入浴後に都度スイッチを
入れて換気扇を回して行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の換気扇による浴
室の湿気除去は、一般的には、上記の如く浴室の天井側
に設けた換気扇を入浴後にスイッチを入れて始動させる
ことにより行っている。
【0007】しかし、かかる方法では、入浴を済ませた
最後の人が換気扇のスイッチを入れて換気扇を回すこと
となるため、往々にして換気扇の入れ忘れ、あるいは切
り忘れが発生し易い。
【0008】かかる換気扇のスイッチの切忘れ対策とし
ては、遅れタイマー付き換気扇を使用して、換気扇のス
イッチを入れてから一定時間後に換気扇のスイッチが自
動的に切れるようにしたものもある。すなわち、換気扇
のスイッチを入れてから設定時間経過後には換気扇が自
動的に停止し、タイマーの設定時間内で除湿を行う構成
である。
【0009】しかし、かかる方法では、浴室内の湿度状
況に応じて除湿時間(換気扇の回転時間)を変えること
ができないので、タイマーの設定時間内では十分な除湿
ができない場合も往々にして発生する。そこで、タイマ
ーの設定時間を長めにしておくことも考えられるが、こ
れでは無駄に換気扇を回すことともなり、不経済で、か
つ省エネルギーという観点からも好ましくない。
【0010】本発明の目的は、湿度状況に応じた換気扇
の適切な始動・停止が行えるようにすることにある。
【0011】本発明の他の目的は、付け忘れや切り忘れ
を防止して、除湿用に換気扇の適切な始動・停止が行え
るようにすることにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0014】すなわち、本願発明では、換気扇と、湿度
センサーと、タイマーとを連動させて、例えば浴室内な
どの室内の湿度状況に応じた換気扇の始動・停止ができ
るようになっている。
【0015】湿度センサーにより、除湿が必要な浴室な
どの室内湿度を検出し、予め設定した基準湿度を検出湿
度が越えたときには、換気扇のスイッチが自動的に入れ
られて換気扇を始動させて除湿を行う。基準湿度は、除
湿すべき室内に合わせて使用者が適宜に設定できるよう
にすればよい。
【0016】一方、換気扇の運転により除湿を行い、浴
室内などの検出湿度が上記基準湿度まで下がったときに
は、基準湿度に達した時点からタイマーを始動させて設
定時間内で換気扇を作動させ続けた後に停止させること
ができる。
【0017】検出湿度が基準湿度に下がった時点で直ぐ
に換気扇の停止を行うと、浴室内などの全体の平均湿度
は依然として高いのに、湿度センサーの周囲の湿度状況
の少しの揺らぎで偶然検出湿度が基準湿度に下がった場
合でも、換気扇はそのまま停止されてしまう。かかる場
合には、浴室内の湿度が基準湿度より高く、除湿を必要
とするにもかかわらず換気扇が停止され、浴室内の除湿
が十分に行えなくなる不都合も発生する。
【0018】しかし、本発明では、前記説明のように、
検出湿度が基準湿度に下がっても、直ちに停止されるこ
とはなく、その時点から予めタイマーに設定しておいた
時間はタイマーにより換気扇を作動させ続けることがで
きる。平均湿度が高いにもかかわらず湿度状況の揺らぎ
などで検出湿度が一時的に基準湿度を示しても、換気扇
は直ぐに停止させられることなく、浴室内の湿度が基準
湿度より下がるまで換気扇を作動させ続けることができ
る。
【0019】また、検出湿度が基準湿度に下がってか
ら、タイマーが始動して一定の設定時間換気扇を作動さ
せ続ける場合でも、設定時間内で検出湿度が基準湿度に
上がったときには、タイマー設定が中途解除されて、換
気扇がタイマー始動前の状態に戻されて作動し続けるよ
うに構成しても構わない。
【0020】かかる湿度センサーとしては、従来構成の
ものが使用できる。例えば、湿度により電気抵抗、容
量、共振周波数などが変化することを利用した電気抵抗
湿度センサーを使用すればよい。
【0021】電気抵抗湿度センサーとしては、例えば、
酸化物系の多孔質焼結体を用いるイオン伝導形湿度セン
サーや、水蒸気が酸化物半導体へ化学吸着する際の電子
供与性を利用した半導体形湿度センサーを使用すること
ができる。
【0022】かかる構成の湿度センサーの取付けは、換
気扇と一体に設けた一体型に構成しても構わないし、換
気扇と湿度センサーとを別体に構成した分離型にして、
湿度センサーを湿度検出に適した場所に取付けるととも
に、換気扇を換気効率がよくかつ施工容易な箇所に取付
けることもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0024】(実施の形態1)本発明の換気扇10は、
図1に示すように、換気扇フード11と、ファン回転用
のモータ12と、多翼のシロッコファン13とから構成
されている。
【0025】かかるシロッコファン13に構成された換
気扇10は、前面開口に形成されたボックス状の換気扇
フード11内に、シロッコファン13側を開口面側に向
けて取付けられている。
【0026】また、本実施の形態では、換気扇フード1
1の側面側には、図2に示すように、浴室Aの天井Bの
裏側に布設した排気ダクトDが接続され、換気扇フード
11内と排気ダクトDとが連通させられている。排気ダ
クトDは、例えば浴室Aの上部の外壁に設けた換気口1
4などの開口部に連通させて、換気扇10により排気ダ
クトD内に吸気された湿気(本実施の形態では、浴室内
の湯気)を、排気ダクトDを通して屋外に排出すること
ができるようになっている。
【0027】なお、排気ダクトDの先端が接続させられ
ている外壁側の換気口14には、適当なフードを設け
て、雨水などが換気口14から排気ダクトD内に吹込ま
ないようにされている。
【0028】一方、本実施の形態では、湿度センサー2
0が換気扇フード11内の開口面側近くの側面に設けら
れている。湿度センサー20は、図1に示すように、シ
ロッコファン13の少し前方よりの側面に検出部分21
を突設させるようにして設けられている。
【0029】かかる湿度センサー20としては、従来よ
り既知の構成の市販品を使用すればよく、例えば、Al
2 3 、Ta2 5 などの酸化物系の多孔質焼結体を使
用したイオン伝導形の電気抵抗湿度センサーを使用すれ
ばよい。シリコンコンポジット膜や有機高分子電解質膜
などを使用したものでも構わない。
【0030】さらには、水蒸気が酸化物半導体へ化学吸
着する際の電子供与性を利用した半導体形湿度センサー
を使用しても構わない。
【0031】また、本実施の形態では、図1に示すよう
に、換気扇フード11の裏側に、制御ボックス30が設
けられている。制御ボックス30には、図3のブロック
図に示すように、タイマー40と、シロッコファン13
の回転用のモータ12の始動・停止用のスイッチ41
と、制御プログラムが内挿されたマイクロコンピュータ
ー(以下、マイコンと略称する。)42とが設けられて
電気的に接続されている。換気扇フード11に設けられ
た上記構成の湿度センサー20も、制御ボックス30内
のマイコン42に接続されている。
【0032】このようにして、湿度センサー20により
検出された浴室A内の検出湿度が電気信号などに変換さ
れてマイコン42に送られ、マイコン42内に記憶させ
た基準湿度と湿度センサー20から随時送られてくる検
出湿度とが比較される。
【0033】かかる両湿度の比較の結果、湿度センサー
20から送られてきた検出湿度が、基準湿度より高い場
合には、マイコン42の制御によりスイッチ41がON
(入り)の状態にされてモータ12が回転させられる。
シロッコファン13の回転により、図2の矢印で示すよ
うに、浴室A内の湿気が排気ダクトDを介して屋外に排
出されて除湿が行われる。
【0034】換気扇10の作動中でも始終湿度センサー
20は、図4のフローチャートに示すように、浴室A内
の湿度を検出して制御ボックス30内のマイコン42に
検出湿度を送り続ける。送られて来た浴室A内の検出湿
度は、マイコン42内に記憶させておいた基準湿度と随
時比較され、検出湿度が基準湿度までに下がった場合に
は、ただちにマイコン42の制御によりタイマー40が
始動させられる。
【0035】タイマー40は、マイコン42により始動
させられた時点から設定時間経過後にスイッチ41をO
FF(切り)の状態にして換気扇10を停止するように
作用する。すなわち、マイコン42からタイマー40が
始動させられた時点から、スイッチ41はタイマー40
の管理下におかれることとなる。
【0036】かかるスイッチ41がタイマー管理下にお
かれた状態で、浴室A内の検出湿度が基準湿度以下の場
合には、タイマー40に予め設定した設定時間経過後に
自動的に換気扇10が停止させられて、浴室A内の除湿
を完了する。
【0037】タイマー40に予め設定する時間は、検出
湿度が基準湿度に達した状態から、さらに換気扇10を
運転して除湿が十分と認められるまでの時間を設定すれ
ばよい。例えば、検出湿度が基準湿度の何割以下になる
までに必要な時間を設定時間としても構わない。
【0038】一方、かかるタイマー管理下にあるとき
に、マイコン42へ送られる検出湿度が基準湿度以上を
示した場合には、マイコン42の制御によりタイマー4
0の作動が中途解除される。タイマー40の作動解除に
より、スイッチ41はタイマー管理下から外され、換気
扇10はタイマー管理下におかれる前の状態でそのまま
運転を続けて除湿を続行することができるようになって
いる。
【0039】このようにして、湿度センサー20が浴室
A内の湿度環境の揺らぎで一時的に基準湿度以下の検出
湿度を示しても、依然として浴室A内の湿度が基準湿度
より高い湿度を示すことがある場合には、再度タイマー
40の中途解除を行うことにより換気扇10を作動し続
けて基準湿度以下になるまで除湿が完全に行えるように
なっている。
【0040】換気扇10をそのまま運転し続けて、浴室
A内の検出湿度が基準湿度までに下がった時点では、再
度マイコン42の制御によりタイマー40が再始動させ
られることとなる。
【0041】なお、上記説明では、スイッチ41がタイ
マー管理下に置かれた後に湿度センサー20による検出
湿度が基準湿度より高い値を示すと、タイマー管理が外
されて、検出湿度が再度基準湿度になるまで換気扇10
が連続運転させられるように構成されている。しかし、
かかるタイマー管理の途中解除ができない簡単な構成に
しても構わない。
【0042】すなわち、湿度センサー20の検出湿度が
基準湿度に下がった場合には、前記説明のようにタイマ
ー40が始動してスイッチ41をタイマー管理下にお
き、予めタイマー40に設定した時間経過後にスイッチ
41が切れるように構成しても構わない。
【0043】タイマー管理下におかれている間に、検出
湿度が基準湿度より高くなってもタイマー40が途中解
除されずに、換気扇10がタイマー40に設定した設定
時間経過後に停止されるように構成しても構わない。浴
室Aがそれ程大きくなく、湿度分布に揺らぎが発生しに
くい場合には、かかる構成でも間に合う。
【0044】(実施の形態2)本実施の形態では、上記
実施の形態1とは異なり、湿度センサー20と換気扇1
0とが分離された構成になっている。
【0045】本実施の形態の換気扇10は、図5に示す
ように、浴室Aの窓Cの上方壁側に設けられている。か
かる構成をとることにより、天井B側に換気扇10用の
排気ダクトDを引き込む必要がなく、天井Bを低くくし
ないで済む。
【0046】なお、本実施の形態で使用する換気扇10
では、上記実施の形態で使用する構成のシロッコファン
13を使用すればよい。
【0047】また、湿度センサー20は、本実施の形態
では、浴室Aの天井Bの中央に取付けられている。併せ
て、制御ボックス30も換気扇10から分離され、浴室
A内壁面の人の手が届く範囲の高さに取付けられてい
る。
【0048】制御ボックス30内には、タイマー40、
換気扇用のスイッチ41およびマイコン42が上記実施
の形態1と同様に設けられており、マイコン42と天井
B側に設けた湿度センサー20とが配線接続されてい
る。併せて、制御ボックス30内のスイッチ41と壁面
上方に設けた換気扇10とも配線接続されている。
【0049】このようにして、浴室A内の湿度は、例え
ば浴槽50から浴室A内に立ち込めて天井B側に上昇し
た湯気が天井B側に設けた湿度センサー20により検出
され、この検出湿度が随時マイコン42に送られるよう
になっている。
【0050】マイコン42に送られた検出湿度は、上記
実施の形態1と同様にして基準湿度と比較される。両湿
度の比較結果に基づいて、換気扇10の始動・停止がマ
イコン42とタイマー40とで連動して制御され、浴室
A内の除湿が適切に行えるようになっている。
【0051】本実施の形態では、換気扇10と湿度セン
サー20とは分離して取付けることができるように構成
されているので、それぞれの浴室A内などの湿度測定環
境に応じて、上記天井B以外の箇所に取付けることがで
きる。
【0052】湿度測定を行う浴室Aなどの空間が広い場
合には、湿度分布に偏りが発生しやすい。換気扇10と
湿度センサー20とが上記実施の形態1のような一体型
の場合では、どうしても換気扇10の取付け箇所の選択
が優先され、湿度検出に適切な換気扇配置がなされにく
い。
【0053】そのため、かかる湿度分布に偏りが発生す
る場合には前記一体型では適切な対応取付けが難しくな
るが、本実施の形態のように分離型に構成することによ
り湿度検出に適した箇所に湿度センサー20を設けると
ともに、排気効率が良い箇所に換気扇10を別途取付け
ることができ、それぞに有効な取付け箇所の選択ができ
る。
【0054】本実施の形態では、制御ボックス30内の
マイコン42と、湿度センサー20とが配線接続されて
いるが、湿度センサー20から光送信などのデータ送信
方式で接続するようにしても構わない。
【0055】(実施の形態3)本実施の形態では、上記
実施の形態2と同様の分離型に構成され、図6に示すよ
うに、さらに複数の湿度センサー20が浴室A内の複数
箇所に設けられる構成となっている。本実施の形態の浴
室Aは、天井Bが高く大きな浴槽50を設置させること
ができる広い空間に構成され、比較的多人数が同時に入
浴できるようになっている。
【0056】複数の湿度センサー20は、本実施の形態
では、天井B側に2個設けられ、壁面上方側に3個取付
けられている。また、換気扇10は、上記実施の形態2
に示すように、壁面上方に取付けられている。また、制
御ボックス30も壁面に取付けられている。
【0057】また、湿度センサー20、制御ボックス3
0および換気扇10とは、上記実施の形態2と同様に、
それぞれ制御ボックス30内のタイマー40、スイッチ
41、マイコン42と配線接続されている。
【0058】複数の湿度センサー20から送られた検出
湿度は、本実施の形態では、マイコン42内でかかる複
数の検出湿度から平均湿度が計算され、この平均湿度と
基準湿度とが比較されるようになっている。マイコン4
2内で計算された平均湿度が、基準湿度より高くなった
場合には、マイコン42によりスイッチ41がスイッチ
ON(入り)の状態にされ、換気扇10を始動させて浴
室A内の除湿が行われる。
【0059】かかる換気扇10による除湿が行われてい
る間にも、随時複数の湿度センサー20からは検出湿度
がマイコン42に送られ、マイコン42内で平均湿度が
計算されて基準湿度と比較されている。平均湿度の値が
基準湿度まで下がった場合には、マイコン42によりタ
イマー40が始動させられ、スイッチ41がタイマー管
理下におかれることとなる。タイマー40に予め設定さ
れた設定時間経過後に、スイッチ41が切れて換気扇1
0の運転が停止される。
【0060】また、スイッチ41がタイマー管理下にお
かれている状態で、平均湿度が基準湿度より高い値を示
した場合には、タイマー管理が中途解除されて換気扇1
0の運転が続行させられるようになっている。
【0061】換気扇10の続行運転により再度検出湿度
に基づく平均湿度の値が基準湿度に下がるようになった
時点で、マイコン42により上記のように再度スイッチ
41がタイマー管理下におかれるようになっている。
【0062】タイマー管理下での平均湿度の値が、基準
湿度より高い値を示さない場合には、そのままタイマー
40に予め設定された設定時間経過後に換気扇が停止さ
せられて浴室内の除湿が完了させられる。
【0063】また、本実施の形態は、1個の換気扇10
と、複数の湿度センサー20とが分離型に構成されてい
るが、複数の換気扇10と複数の湿度センサー20とを
使用した分離型に構成しても構わない。換気扇10を複
数に構成することにより、除湿時間の短縮が図れる。
【0064】なお、上記実施の形態1〜3では、湿度セ
ンサー20と換気扇10とが、制御ボックス30内のマ
イコン42を介して連動させられて除湿運転が自動的に
行えるように構成されているが、湿度センサー20の代
わりに、従来型の湿度検出器とマイコン42などの制御
機構を予め組み込んだ湿度調節器を使用しても構わな
い。
【0065】例えば、湿度検出部分に毛髪やナイロンエ
レメントなどを利用して、湿度変化による伸縮トルクを
スプリングやレバー機構を介してマイクロスイッチやス
ナップスイッチ、ポテンショメーター、ノズル、および
フラッパー機構を作動させて、検出湿度を電気及び空気
圧信号に変換して操作部を作動させる従来構成の湿度調
節器と、タイマー40とを連動させて、換気扇10の作
動停止が湿度に応じて行えるように構成しても一向に構
わない。
【0066】また、上記実施の形態1〜3では、湿度セ
ンサー20などと連動した換気扇10を浴室Aに適用し
た場合について説明したが、浴室以外にも始終煮炊きを
行う厨房や、食品工場など適宜に除湿管理が必要となる
場所にも適用できる。
【0067】また、上記実施の形態では、換気扇の始動
が、基準湿度より高くなった場合に行われるようにした
が、基準湿度に上がった時点で始動するようにしても構
わない。同様に、タイマー40の始動を、基準湿度に下
がった時点で行うようにしたが、基準湿度未満に下がっ
た時点で始動するようにしても構わない。
【0068】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0069】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0070】(1).本発明では、湿度センサーと換気
扇とが連動させられて、室内の湿度状況に応じて換気扇
の始動・停止が行えるため、換気扇の付け忘れや消し忘
れが防げ、除湿が確実に行える。
【0071】(2).本発明では、換気扇により室内の
湿度が予め設定した適正湿度(基準湿度)より小さくな
った時点からタイマーが作動して、タイマーに設定した
時間経過後に換気扇が停止するように構成されているた
め、除湿状況を考慮せずに予め設定した時間内で換気扇
を回して除湿する従来のタイマーを利用した除湿の場合
に比べて、除湿不十分のうちに換気扇が停止するという
不都合を避けることができる。
【0072】(3).本発明では、換気扇設置最適箇所
と、湿度センサー設置最適箇所とが一致しない場合で
も、両者を最適配置にして湿度状況を適切に検出するこ
とができるように湿度センサーと換気扇などとを分離型
に構成するとともに、換気扇により室内の湿度が予め設
定した適正湿度(基準湿度)より小さくなった時点から
タイマーが作動して、タイマーに設定した時間経過後に
換気扇が停止するように構成されているので、両者相ま
って除湿環境に合わせた適切な除湿が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である換気扇の断面図で
ある。
【図2】本実施の形態の換気扇を浴室に設けた状況を示
す断面図である。
【図3】本実施の形態の換気扇の湿度センサーなどとの
配線接続の状況を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態の換気扇の制御方法のフローチャ
ートを示す図である。
【図5】別の実施の形態の換気扇の取付け状況を示す断
面図である。
【図6】別の実施の形態の換気扇の取付け状況を示す断
面図である。
【符号の説明】
10 換気扇 11 換気扇フード 12 モータ 13 シロッコファン 14 換気口 20 湿度センサー 21 検出部分 30 制御ボックス 40 タイマー 41 スイッチ 42 マイクロコンピューター(マイコン) 50 浴槽 A 浴室 B 天井 C 窓 D 排気ダクト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の除湿用に使用される換気扇であっ
    て、 換気扇と、湿度センサーと、前記換気扇の運転時間規制
    用のタイマーとを有して、 前記湿度センサーの検出湿度が予め設定された基準湿度
    と比較され、前記検出湿度が前記基準湿度より高くなっ
    た場合には前記換気扇を始動させ、 前記検出湿度が前記基準湿度に下がった場合には、前記
    基準湿度に達した時点から前記タイマーを始動させて、
    前記タイマーの設定時間内で前記換気扇を作動させ続け
    て、前記設定時間経過後に前記換気扇の停止が行えるよ
    うに、 前記換気扇と、前記湿度センサーと、前記タイマーとが
    連動させられていることを特徴とする換気扇。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の換気扇であって、 前記検出湿度が前記基準湿度より高くなった場合に前記
    換気扇を始動させる代わりに、前記検出湿度が前記基準
    湿度に上がった場合に前記換気扇を始動させ、 前記検出湿度が前記基準湿度に達した時点から前記タイ
    マーを始動させる代わりに、前記検出湿度が前記基準湿
    度より低くなった時点から前記タイマーを始動させるこ
    とを特徴とする換気扇。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の換気扇であっ
    て、 前記タイマーに設定した設定時間内で前記換気扇を作動
    させ続けている状態で、前記検出湿度が前記基準湿度に
    上がった場合には、前記タイマー設定が解除されて、前
    記タイマーの始動前の状態で前記換気扇が作動させられ
    ることを特徴とする換気扇。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    換気扇であって、 前記湿度センサーは、前記換気扇のフード内に前記換気
    扇と一体に設けられていることを特徴とする換気扇。
JP18092497A 1997-07-07 1997-07-07 換気扇 Pending JPH1123027A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18092497A JPH1123027A (ja) 1997-07-07 1997-07-07 換気扇

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