JPH11230108A - アクチュエータのブリードオフ制御装置 - Google Patents

アクチュエータのブリードオフ制御装置

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JPH11230108A
JPH11230108A JP3869498A JP3869498A JPH11230108A JP H11230108 A JPH11230108 A JP H11230108A JP 3869498 A JP3869498 A JP 3869498A JP 3869498 A JP3869498 A JP 3869498A JP H11230108 A JPH11230108 A JP H11230108A
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朋彦 浅蔭
Hideaki Yoshimatsu
英昭 吉松
Akira Tsutsui
昭 筒井
Shigeki Kitagawa
茂樹 北川
Tadakazu Nishikino
宰一 錦野
Hiroshi Kimura
宙士 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した操作フィーリングが得られ、しかも
制御特性の設定の自由度が高いブリードオフ制御を実現
する。 【解決手段】 ポンプ12から旋回モータ14等のアク
チュエータを経由せずにタンク10に戻る作動流体の流
量を方向流量制御弁20等を用いて制御するブリードオ
フ制御装置。予め電気レバー44等の操作量とブリード
オフ絞りの前後差圧との関係を定めておき、この関係が
ポンプ12の吐出流量にかかわらず保たれるように、上
記操作量とポンプ12の吐出流量とに基づいてブリード
オフ絞りの開口面積を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業船その他の油
圧クレーンや油圧ショベル等に用いられるアクチュエー
タのブリードオフ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、作動流体の供給を受けて作動する
アクチュエータの速度制御方式として、当該アクチュエ
ータを経由せずにポンプからタンクに戻る流体の流量を
制御するブリードオフ制御が良く知られている。例え
ば、特公平7−6525号公報には、内部にブリードオ
フ通路をもつ方向流量制御弁を油圧モータと油圧ポンプ
との間に設け、作業者により操作されるレバーの操作量
に対応して上記方向流量制御弁のパイロット圧を変化さ
せて、ブリードオフ流路の開口面積を制御するようにし
たものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報にかかる装置
では、レバー操作とブリードオフ流路の開口面積とが一
対一で対応づけられているため、同じレバー操作量で
も、ポンプ吐出流量によって当該操作量に対応するブリ
ードオフ圧(ブリードオフ流路の前後の差圧)が異なる
ことになる。換言すれば、レバー操作とブリードオフ流
路の開口面積との関係が一定しておらず、このため、適
切な操作を行いにくい不都合がある。
【0004】なお、上記公報では、操作レバーの操作量
に応じ、加速時にはポンプ吐出圧力、減速時にはモータ
排出側流路の圧力をそれぞれ制御する圧力制御を実行
し、スムーズな減速停止や荷振れ防止の実現を図ったも
のが開示されているが、このような圧力制御において
も、ポンプ吐出流量によって圧力関係が変動するため、
操作者が同じ操作をしたつもりであっても加速感、減速
感が変わってしまうおそれがある。
【0005】また、この公報に示される装置では、パイ
ロット圧とバネ反力との関係で流量特性・圧力特性が決
まってしまうので、その特性の設定自由度が低い。従っ
て、多種の特性を設定するためにはその数だけ油圧機器
を追加しなければならず、コスト高となる不都合が生じ
る。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、安定し
た操作フィーリングが得られ、しかもその制御特性の設
定の自由度が高いアクチュエータのブリードオフ制御装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、アクチュエータと、このアク
チュエータに作動流体を供給するポンプと、このポンプ
から上記アクチュエータを経由せずに作動流体をタンク
に戻すためのブリードオフ流路の開口面積を変化させる
ブリードオフ絞り手段と、上記アクチュエータを作動さ
せるために操作される操作手段と、上記ポンプの吐出流
量を検出する吐出流量検出手段と、この吐出流量検出手
段により検出された吐出流量と上記操作手段の操作量と
に基づき、上記操作手段の操作量と上記ブリードオフ絞
り手段の前後の差圧との関係が予め定められた関係とな
るように上記ブリードオフ絞り手段を作動させる制御手
段とを備えたものである。
【0008】この構成では、上記操作手段の操作量と上
記ブリードオフ絞り手段の前後の差圧との関係が予め定
められており、この関係を保つようにポンプ吐出流量に
応じてブリードオフ流路の開口面積が決定されるので、
従来のようにポンプ吐出流量の変化に伴って操作量−ブ
リードオフ圧の特性が大きく変動するといったことがな
く、安定した操作フィーリングを得ることができるとと
もに、高い自由度で上記特性の設定ができる。
【0009】なお、ここでいう「ブリードオフ絞り手段
の前後の差圧」とは、ポンプ吐出全量が通過すると仮定
した場合の差圧を意味し、アクチュエータが動き出した
後も、実際のつうか流量と関係なくポンプ吐出全量がブ
リードオフ絞り手段を通過したと仮定して演算した差圧
とするものである。
【0010】このブリードオフ絞り手段としては、上記
アクチュエータとポンプとの間に、内部にブリードオフ
流路をもつ方向流量制御弁を設けるようにしてもよい
し、この方向流路制御弁とは別に、このポンプから上記
アクチュエータを経由せずにタンクに戻る作動流体の流
量を変化させるブリードオフ制御弁を設けるようにして
もよい。
【0011】前者のように方向流量制御弁の内部にブリ
ードオフ通路を設けるものとしては、上記方向流量制御
弁をパイロット圧に応じてブリードオフ流路の開口面積
が変化するパイロット切換弁とするとともに、上記吐出
流量検出手段により検出された吐出流量と上記操作手段
の操作量とに基づいて上記方向流量制御弁のパイロット
圧を変化させるように上記制御手段を構成したものが好
適である。後者のように方向流量制御弁とは別にブリー
ドオフ制御弁を設ければ、方向流量制御弁の作動とは独
立してブリードオフ制御ができるため、当該ブリードオ
フ制御の特性の設定自由度がさらに高くなる。また、方
向流量制御弁の作動方向によってブリードオフ流量がば
らつくといった不都合も回避できる。
【0012】上記吐出流量を直接検出することは非常に
難しいが、その検出手段として、上記ポンプの駆動源の
作動速度に相当する値とポンプ容量に相当する値とに基
づいてポンプの吐出流量を演算するものを備えれば、容
易にポンプ吐出流量を割り出すことができる。
【0013】上述のように、本発明では操作手段の操作
量とブリードオフ絞り手段の前後の差圧との特性を自由
に設定できるため、例えばその特性が互いに異なる複数
種の制御パターンを記憶し、このうち選択された制御パ
ターンに基づいてブリードオフ絞り手段の作動を制御す
るといったことも可能になる。このような構成によれ
ば、運転状況等に応じて適当な制御パターンを選択する
ことにより、さらに適正なアクチュエータ制御が可能に
なる。
【0014】例えば、操作手段の操作量の増加に対応し
て上記ブリードオフ絞り手段の前後の差圧を増大させる
流量制御パターンと、ブリードオフ絞り手段の前後の差
圧を十分に高く維持しながら制御手段の操作量の増加に
対応してリリーフ圧(例えばブリードオフ絞り手段と並
列に設置されるリリーフ弁の設定圧)を増大させる圧力
制御パターンとを用意すれば、速度重視の操作と、作動
力重視の操作のいずれをも行うことが可能になる。ま
た、上記流量制御パターンには、操作手段の操作量の増
加に対応して上記ブリードオフ絞り手段の前後の差圧と
リリーフ圧の双方を増大させる複合制御パターンを含め
るようにしてもよい。
【0015】上記アクチュエータとしては、例えば作業
機械における旋回モータが好適である。この場合、上記
圧力制御パターンとして、リリーフ圧立上り時の当該リ
リーフ圧の増加率が高い第1の圧力制御パターンと、リ
リーフ圧立上り時の当該リリーフ圧の増加率が低い第2
の圧力制御パターンとを記憶し、操作手段の操作方向に
対応する旋回方向が現在の旋回方向と同じ方向である場
合には上記第1の圧力制御パターンを実行し、操作手段
の操作方向に対応する旋回方向が現在の旋回方向と逆の
方向である場合には上記第2の圧力制御パターンを実行
するように制御手段を構成すれば、前者の場合には加速
性を高めて早い段階でトップスピードに到達するのを可
能にしながら、後者の場合には減速ショックを緩和して
当該ショックに起因する荷振れ等の不都合を回避するこ
とが可能になる。
【0016】この作用効果は、上記流量制御パターンと
して、ブリードオフ絞り手段の前後の差圧の立上り時の
当該差圧の増加率が高い第1の流量制御パターンと、ブ
リードオフ絞り手段の前後の差圧の立上り時の当該差圧
の増加率が低い第2の流量制御パターンとを記憶し、操
作手段の操作方向に対応する旋回方向が現在の旋回方向
と同じ方向である場合には上記第1の流量制御パターン
を実行し、操作手段の操作方向に対応する旋回方向が現
在の旋回方向と逆の方向である場合には上記第2の流量
制御パターンを実行するようにしても、同様に得ること
が可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図5に基づいて説明する。
【0018】図1に示す油圧回路は、タンク10と、油
圧ポンプ12と、旋回モータ14とを備えている。油圧
ポンプ12は、その駆動源として、作業機械等に搭載さ
れているエンジン16に連結されており、旋回モータ1
4の出力軸は、上記作業機械等に設けられた旋回体18
に連結されている。
【0019】なお、本発明において作動制御の対象とな
るアクチュエータは旋回モータ14に限らず、例えば油
圧シリンダの速度制御にも本発明を適用することが可能
である。
【0020】上記油圧ポンプ12と旋回モータ14との
間には、方向流量制御弁20が設けられている。図例で
は、この方向流量制御弁20として、左旋回用のパイロ
ット部21と右旋回用のパイロット部22とをもつ3位
置パイロット切換弁が用いられている。この方向流量制
御弁20は、入口ポートとして、2つのPポート(ポン
プポート)と1つのTポート(タンクポート)を有し、
出口ポートとして、TポートとAポートとBポートとを
有しており、Aポートが上記旋回モータ14のMAポー
トに、Bポートが同モータ14のMBポートにそれぞれ
接続されている。
【0021】この方向流量制御弁20は、図の中立位置
の他、右旋回位置(PポートとAポートとを主に連通す
る位置)や左旋回位置(PポートとBポートとを主に連
通する位置)でも一部の作動油を旋回モータ14を経由
せずにタンク10に戻すブリードオフ流路を有してお
り、このブリードオフ流路も含めた各流路の開口面積と
スプールストローク(中立位置からのスプール移動量)
との関係は図2のように設定されている。すなわち、ス
プールストロークが一定未満の中立範囲(P→A流路も
P→B流路も完全に開いていない範囲)では、P→T流
路の開口面積が大きく、スプールストロークが一定以上
の旋回範囲(P→A流路またはP→B流路が完全に開い
ている範囲)では、P→T流路(ブリードオフ流路)の
開口面積が小さく、かつ当該開口面積がスプールストロ
ークの増大に伴って減少するように、方向流量制御弁2
0のスプール及びスリーブの形状が設定されている。
【0022】この方向流量制御弁20の両パイロット部
21,22には、共通のパイロット油圧源30が接続さ
れており、このパイロット油圧源30と各パイロット部
21,22との間にそれぞれ電磁比例減圧弁31,32
が設けられている。従って、これら電磁比例減圧弁3
1,32に入力されるソレノイド励磁電流によって、各
パイロット部21,22に入力されるパイロット圧が調
節可能となっている。
【0023】油圧ポンプ12の吐出側とタンク戻り油路
との間には、リリーフ圧を可変にするための電磁比例リ
リーフ弁40が設けられている。また、方向流量制御弁
20のAポート、Bポートと旋回モータ14のMAポー
ト、MBポートとをそれぞれつなぐ流路は、当該流路が
負圧となるのを防ぐため、逆止弁42を介してタンクに
接続されている。
【0024】この油圧回路が搭載される作業機械の運転
室には、運転者等により操作される電気レバー(操作手
段)44が設けられている。この電気レバー44は、そ
の操作量に応じた電気信号を出力するように構成されて
いる。また、この装置には、旋回モータ14の旋回方向
を検出する旋回方向検出センサ46や、エンジン16の
回転数を検出するエンジン回転数センサ48等のセンサ
類が設けられ、これらセンサの出力する検出信号や、上
記電気レバー44の出力する電気信号が、コントローラ
50に入力されるようになっている。
【0025】このコントローラ50は、上記各入力信号
に基づき、上記電磁比例減圧弁31,32及び電磁比例
リリーフ弁40のソレノイドに制御信号を出力するよう
に構成されている。具体的に、このコントローラ50
は、図3に示すような差圧算出手段51、吐出流量算出
手段52、パイロット圧制御手段53、及びリリーフ圧
制御手段54を備えている。
【0026】差圧算出手段51は、レバー入力信号(レ
バー操作量に対応する信号)Vinと、上記ブリードオフ
流路の前後差圧の目標値(目標差圧)Pbとの関係につ
いて、2種類のパターン、すなわち、流量制御用のパタ
ーンと圧力制御用のパターンとを記憶しており、こ
れらパターン,のうち選択されたパターンと前記レ
バー入力信号Vinとに基づいて、当該レバー入力信号V
inに対応する目標差圧Pbを算出するものである。
【0027】上記流量制御用のパターン(図4(a)
に示すパターン)は、図4(d)に示すように、ポンプ
吐出流量Qpの大小にかかわらず、レバー入力信号Vin
にほぼ比例して定常旋回速度を増減させるように設定さ
れたパターンである。これに対して圧力制御用のパター
ン(同図(b)に示すパターン)は、レバー入力信号
Vinが一定以上となった時点で上記目標差圧Pbをリリ
ーフ圧の最高値よりも十分高い圧力まで立ち上げるよう
に設定されたパターンであり、この範囲において、図5
(d)に示すように定常旋回速度はレバー入力信号Vin
にかかわらず一定となる。
【0028】なお、上記パターンの選択は、運転者が備
付けのスイッチを操作することにより行うようにしても
よいし、コントローラ50が運転状態に応じて自動的に
判断して行うようにしてもよい。例えば、加速度、減速
度が低い定常運転時には流量制御パターンを選択し、
加速度、減速度が大きい作業時には圧力制御パターン
を選択するようにコントローラ50を構成してもよい。
【0029】吐出流量算出手段52は、エンジン回転数
センサ48により検出されたエンジン回転数Neと、次
式とに基づき、ポンプ12の吐出流量Qpを算出するも
のである。
【0030】
【数1】Qp=ηv・qp・Ne ただし、ηv:容積効率 qp:ポンプ容積 ここで、ポンプ容積qpには、使用するポンプ12の固
有の値を用いる。容積効率ηvの求め方は吐出流量Qp
の算出に要求される精度によって定められばよい。例え
ば、高い精度が要求される場合には、ポンプ回転数に対
応するエンジン回転数Neとポンプ吐出圧とを時々刻々
センサによって検出し、これをコントローラ50に取り
込んでポンプの容積効率特性に基づいて容積効率ηv
算出するようにすればよい。さほど高い精度が要求され
ない場合には、エンジン回転数Neとポンプ吐出圧との
いずれか一方のみを検出してこれをパラメータとし、他
方を固定値として容積効率ηvを算出するようにしても
よいし、容積効率ηvそのものを固定値として取扱って
もよい。
【0031】パイロット圧制御手段53は、上記設定圧
力Pbとポンプ吐出流量Qpとに対応するブリードオフ
流路の開口面積Abを演算し、この開口面積Abが得ら
れるスプールストロークを割り出し、このスプールスト
ロークに対応するパイロット圧が得られるように電磁比
例減圧弁31もしくは32に制御信号を出力するもので
ある。
【0032】ここで、上記ブリードオフ流路の開口面積
Abは、次式により求められる。
【0033】
【数2】Ab=Qp/(C√Pb) ただし、Cはオリフィスの式にかかる係数である。この
式により演算される開口面積Abと電気レバー入力Vin
との関係は、流量制御パターンの場合には図4(e)
のように、圧力制御パターンの場合には図5(e)の
ようになる。すなわち、この装置では、従来装置と違
い、電気レバー入力Vinとブリードオフ流路開口面積A
bとの関係はポンプ吐出流量Qpによって異なることに
なる。
【0034】リリーフ圧制御手段54は、レバー入力信
号Vinに対応する目標リリーフ圧Prを算出し、この目
標リリーフ圧Prが得られるように電磁比例リリーフ弁
40に制御信号を出力するものである。具体的に、この
リリーフ圧制御手段54は、上記制御パターンのうち流
量制御パターンが選択された場合には、図4(b)に
示すように電気レバー入力Vinに関わらず目標リリーフ
圧Prを最高値に設定する。これに対し、圧力制御パタ
ーンが選択された場合には、図3に示すような3つの
パターンa,b,cのうち選択されたパターンを採用
し、このパターンとレバー入力信号Vinとに基づいて目
標リリーフ圧Prの算出を行う。ここに示すパターン
a,b,cのうち、パターンaは、レバー入力信号Vin
が一定以上の範囲で、このレバー入力信号Vinと目標リ
リーフ圧Prとが比例するパターンである。パターンb
は、レバー入力信号Vinが比較的小さい領域(リリーフ
圧立上り時)での当該レバー入力信号Vinの増加に対す
る目標リリーフ圧Prの増加率が比較的高いパターン
(第1の圧力制御パターン)であり、パターンcは、レ
バー入力信号Vinが比較的小さい領域での当該レバー入
力信号Vinの増加に対する目標リリーフ圧Prの増加率
が第1の圧力制御パターンよりも低いパターン(第2の
圧力制御パターン)である。
【0035】これらのパターンa〜cも、運転者が備付
けのスイッチを操作することにより行うようにしてもよ
いし、コントローラ50が運転状態に応じて自動的に判
断して行うようにしてもよい。例えば、旋回方向検出セ
ンサ46により検出される旋回方向と、電気レバー44
の操作方向に対応する旋回方向(指令旋回方向)とが同
じである場合には、レバー操作開始時から比較的早い段
階で最高速度に近い速度が得られるようにパターンbを
自動的に選択し、旋回方向検出センサ46により検出さ
れる旋回方向と、電気レバー44の操作方向に対応する
旋回方向(指令旋回方向)とが逆である場合には、急激
な減速によるショックで荷振れが起こるのを防ぐために
パターンcを自動的に選択するように、コントローラ5
0を構成するようにしてもよい。
【0036】このことは、例えば流量制御パターンにつ
いても同様にいえる。すなわち、流量制御パターンにお
いて、レバー入力信号Vinが比較的小さい領域での当該
レバー入力信号Vinの増加に対する目標差圧Pbの増加
率が比較的高いパターン(第1の流量制御パターン)
と、レバー入力信号Vinが比較的小さい領域での当該レ
バー入力信号Vinの増加に対する目標差圧Pbの増加率
が第1の流量制御パターンよりも低いパターン(第2の
流量制御パターン)とを用意し、旋回方向検出センサ4
6により検出される旋回方向と、電気レバー44の操作
方向に対応する旋回方向(指令旋回方向)とが同じであ
る場合には、第1の流量制御パターンを選択することに
より、レバー操作開始時から比較的早い段階で最高速度
に近い速度を得ることが可能になり、電気レバー44の
操作方向に対応する旋回方向(指令旋回方向)とが逆で
ある場合には、第2の流量制御パターンを選択すること
により、急激な減速によるショックで荷振れが起こるの
を防ぐことが可能になる。
【0037】次に、この装置の作用を説明する。
【0038】電気レバー44が操作されると、その操作
方向及び操作量に応じたレバー入力信号Vinがコントロ
ーラ50に入力される。この信号を受け、コントローラ
50は、電磁比例減圧弁31,32に制御信号を出力し
て方向流量制御弁20のパイロット圧を制御するととも
に、電磁比例リリーフ弁40に制御信号を出力してリリ
ーフ圧の制御を行う。
【0039】ここで、流量制御パターンが選択されて
いる場合には、図4(a)に示す関係に基づいて目標差
圧(ブリードオフ流路の前後差圧の目標値)Pbが演算
され、この演算値に基づいて同図(e)に示されるブリ
ードオフ流路の開口面積Abが演算され、この開口面積
Abに対応するスプールストロークが得られるように方
向流量制御弁20のパイロット圧が制御される。
【0040】一方、同図(b)に示すように、目標リリ
ーフ圧Prはレバー入力信号Vinにかかわらず最高値に
設定される。旋回モータ14の作動圧力、すなわち、実
際の加速力、減速力は、上記ブリードオフ流路の前後差
圧と目標リリーフ圧のうちの低い方の圧力に支配される
ので、結局、上記加速力及び減速力の特性は、同図
(c)に示すように、ほとんどの領域においてブリード
オフ流路前後差圧Pbの特性と等しくなる。従って、こ
の流量制御時には、同図(d)に示すように、ポンプ吐
出流量Qpに対応した割合でレバー入力信号Vinにほぼ
比例して定常旋回速度が増減することになる。
【0041】圧力制御パターンが選択されている場合
には、図5(a)に示す関係に基づいて目標差圧Pbが
演算され、この演算値に基づいて同図(e)に示される
ブリードオフ流路の開口面積Abが演算され、この開口
面積Abに対応するスプールストロークが得られるよう
に方向流量制御弁20のパイロット圧が制御される。
【0042】一方、同図(b)に示すように、目標リリ
ーフ圧Prはレバー入力信号Vinにほぼ比例した値に設
定される。前記と同様、実際の加速力及び減速力は、上
記ブリードオフ流路の前後差圧と目標リリーフ圧のうち
の低い方の圧力に支配されるので、当該加速力及び減速
力の特性は、同図(c)に示すように、ほとんどの領域
においてリリーフ圧Prの特性と等しくなる。すなわ
ち、この圧力制御時には、レバー入力信号Vinにほぼ比
例する加速力・減速力が得られることになる。
【0043】以上のように、この実施の形態にかかる装
置では、予めレバー入力信号Vinとブリードオフ流路前
後差圧Pbとの関係を定めておき、この関係を維持する
ようにポンプ吐出流量Qpに応じてブリードオフ流路開
口面積Abを調節するようにしているので、従来のよう
にポンプ吐出流量Qpによってレバー入力信号Vinとブ
リードオフ流路前後差圧Pbとの関係が大きく変化して
しまうといったことがない。よって、常に安定した操作
フィーリングを得ることができる効果が得られる。
【0044】さらに、この実施の形態では、レバー入力
信号Vinとブリードオフ流路前後差圧Pbとの関係とし
て流量制御用のパターンと圧力制御用のパターンの2種
を用意しておき、これらのパターンを適宜選択できるよ
うにしているので、より運転状態に見合ったブリードオ
フ制御を行うことが可能となっている。
【0045】なお、このように複数種のパターンを用意
する場合、その種類数は2種に限らず、3種以上に設定
してもよい。また、流量制御用のパターンについて複数
種設定するようにしてもよいし、リリーフ圧の特性の設
定によっては、流量制御用のパターン及び圧力制御用の
パターン以外のパターンを設定することも可能である。
例えば、図6(a)に示すようにレバー入力信号Vinと
目標差圧Pbとの関係は前記図4(a)に示したものと
同様に設定し、図6(b)に示すようにレバー入力信号
Vinと目標リリーフ圧Prとの関係は前記図5(b)に
示した圧力制御パターンと同様に設定すれば、最終的に
得られる加速力及び減速力は、図6(c)に示されるよ
うに流量制御と圧力制御とを複合した特性を有すること
になる。このような複合制御パターンも流量制御パター
ンに含めるようにすれば、より多彩な制御が可能にな
る。
【0046】次に、第2の実施の形態を図7及び図8に
基づいて説明する。
【0047】図7(a)に示すように、スリーブ26内
にスプール25が装填されてなる方向流量制御弁20に
おいて、例えばスプール25の表面に左旋回用切欠25
a及び右旋回用切欠25bが加工され、左旋回用切欠2
5aによって左旋回時のブリードオフ通路が確保され、
右旋回用切欠25bによって右旋回時のブリードオフ通
路が確保されるような場合、両旋回用切欠25a,25
bの加工には必ず誤差があるので、両切欠25a,25
bの形状を全く同一にすることはきわめて困難であり、
実際には、例えば同図二点鎖線に示すように左旋回用切
欠25aの方が右旋回用切欠25bよりも大きくなった
りすることが生じ得る。このような場合、同じスプール
ストロークであっても、左旋回時と右旋回時とではブリ
ードオフ流路の開口面積に差が生じることになり、図例
では、左旋回時の方が当該開口面積が増えてブリードオ
フ流路前後差圧は低くなることになる。
【0048】一方、図7(b)に示すように、旋回範囲
でのレバーストロークをSo、ポンプ吐出流量Qpが比
較的大きい時の旋回範囲におけるスプールストロークを
1、ポンプ吐出流量Qpが比較的小さい時の旋回範囲
におけるスプールストロークをS2(<S1)とすると、
スプールストロークに対するレバーストロークの拡大率
Rは、大吐出流量時でR1=So/S1、小吐出流量時で
2=So/S2(>R1)となる。従って、レバースト
ロークでみた場合、上記ブリードオフ流路の開口面積の
差までも上記拡大率Rだけ拡大されてしまうことにな
り、特に小吐出流量時には、大きい比率で拡大されてし
まうことになる。このような不都合は、スプール25の
外面にブリードオフ流路を形成する場合に限らず、スリ
ーブ26の内面にブリードオフ流路を形成する場合にも
同様に生じ得る。
【0049】そこで、この実施の形態では、前記実施の
形態のように方向流量制御弁20の内部にブリードオフ
流路を形成するのに代え、もしくはこれに加え、図8に
示すように、方向流量制御弁20の外部にこれとは別の
ブリードオフ制御弁60を電磁比例リリーフ弁40と並
列に設け、このブリードオフ制御弁60によってブリー
ドオフ制御を方向流量制御弁20とは独立して行うよう
にしている。このようにすれば、左旋回時と右旋回時と
でブリードオフ流量に差が生じるといった不都合を防止
し、もしくは抑制することができる。
【0050】しかも、図示のように、上記ブリードオフ
制御弁60として、パイロット部63に入力されるパイ
ロット圧によって流路開口面積が変わる流量可変のパイ
ロット切換弁を用いるとともに、電磁比例減圧弁31,
32の二次側のパイロット回路にシャトル弁63を設
け、パイロット部21,22に入力されるパイロット圧
のうち高い側の圧力を選択してパイロット部63に入力
するようにすれば、方向流量制御弁20を作動させるた
めのパイロット回路をそのまま利用してブリードオフ制
御も実行できる効果が得られる。
【0051】勿論、ブリードオフ制御については方向流
量制御弁20のパイロット圧以外の手段を用いて行うこ
とも自由である。例えば、第3の実施の形態として図9
に示すように、ブリードオフ制御専用の電磁比例減圧弁
33を前記電磁比例減圧弁31,32と並列に共通のパ
イロット油圧源30に接続し、この電磁比例減圧弁33
にコントローラ50から制御信号を入力することによ
り、ブリードオフ制御弁60のパイロット圧を制御する
ようにしてもよい。この構成では、メータイン・メータ
アウトの絞り開度に影響されずにブリードオフ絞りを独
立して制御できるので、当該制御の自由度がさらに高く
なる利点も得られる。
【0052】第4の実施の形態を図10に示す。この実
施の形態では、操作手段として、前記電気レバー44に
代え、操作量に応じて二次圧が変化するリモコン弁64
が装備されており、その二次側圧力が圧力センサ66,
68により検出され、その検出信号すなわちリモコン弁
64の操作量に対応する信号がコントローラ50に入力
されるようになっている。
【0053】一方、各パイロット部21,22と電磁比
例減圧弁31,32との間には、それぞれ電磁切換弁7
1,72が設けられており、これら電磁切換弁71,7
2にコントローラ50から制御信号が入力される時に
は、電磁比例減圧弁31,32とパイロット部21,2
2とを結ぶパイロット油路が確保され、電磁切換弁7
1,72にコントローラ50から制御信号が入力されな
い時には、リモコン弁64の二次圧をそのままパイロッ
ト圧としてパイロット部21,22に入力するパイロッ
ト油路が確保されるようになっている。
【0054】このような装置によれば、コントローラ5
0が正常に作動して電磁切換弁71,72に制御信号を
入力している時には、前記第1の実施の形態と同様の制
御を実行できる一方、例えばコントローラ50が故障し
て作動しなくなった非常時には、電磁切換弁71,72
への制御信号の入力が停止して自動的にリモコン弁64
がパイロット部21,22に接続されるため、コントロ
ーラ50を経由することなく油圧回路のみで最低限の操
縦を行うことができる。従って、コントローラ50の異
常時に全く機械が作動しなくなるといった不都合を回避
することができ、とりあえず安全な場所へ避難するとい
った緊急の安全処理を迅速に行うことが可能になる。
【0055】なお、以上の各実施形態では、中立位置で
方向流量制御弁20が旋回モータ14の両ポートMA,
MBとポンプポート及びタンクポートを連通する、いわ
ゆる中立フリー式のものを用いたが、本発明は、例えば
第5の実施の形態として図11に示すように、中立位置
で両ポートMA,MBをブロックする中立ブロック式の
ものにも有効に適用できる(ただし、同図では便宜上オ
ーバーロードリリーフ弁を省略している。)。
【0056】これを具体的に説明すると、まず従来の装
置では、ポンプ吐出流量に関係なく、電気レバー入力V
inに対応するブリードオフ流路の開口面積Ab(図12
(a)の実線L1)及びメータイン及びメータアウトの
流路の開口面積(同図(a)の実線L2)が固定されて
いたため、同図(b)に示すように、同じ電気レバー入
力Vinでも、ポンプ吐出流量が低いときの前後差圧(曲
線CL)よりも、ポンプ吐出流量が高いときの前後差圧
(曲線CH)とが高くなってしまい、特に後者の場合、
メータインあるいはメータアウトの流路が開き始める時
点でのブリードオフ差圧は、アクチュエータの起動抵抗
よりも必要以上に高い圧力となって、その分だけ余計に
エネルギーを消費してしまう不都合が生じる。また、こ
のエネルギー消費を抑えるため、ポンプ吐出流量が高い
ときの前後差圧を低く設定すると、逆にポンプ吐出流量
が低いときの前後差圧が足りなくなってしまい、所定の
操作位置までレバー操作してもアクチュエータが立ち上
がらなくなるおそれがある。
【0057】これに対して本発明では、ポンプ吐出流量
が高い場合、ポンプ吐出流量が低い場合よりもブリード
オフ流路の開口面積Abを大きくし(図12(a)の二
点鎖線L1´)、ポンプ吐出流量にかかわらず電気レバ
ー入力Vinとブリードオ前後差圧Pbとの関係が予め定
められた関係となるようにしているので(同図(c)の
曲線C)、良好なアクチュエータの始動を確保しなが
ら、無駄なエネルギーの消費を防ぐことが可能になる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明は、ポンプの吐出流
量を検出し、この吐出流量検出手段により検出された吐
出流量と上記操作手段の操作量とに基づき、上記操作手
段の操作量と上記ブリードオフ絞り手段の前後の差圧と
の関係が予め定められた関係となるように上記ブリード
オフ絞り手段を作動させるようにしたものであるので、
従来のようにポンプ吐出流量の変化に伴って操作量−ブ
リードオフ圧の特性が大きく変動するといった不都合を
防ぎ、安定した操作フィーリングを得ることができると
ともに、高い自由度で上記特性の設定ができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す油圧回路図で
ある。
【図2】図1に示される方向流量制御弁のスプールスト
ロークと各流路の開口面積との関係を示すグラフであ
る。
【図3】図1に示されるコントローラの機能構成を示す
ブロック図である。
【図4】(a)〜(e)は上記コントローラにおいて流
量制御パターンが選択された時の各パラメータの特性を
示すグラフである。
【図5】(a)〜(e)は上記コントローラにおいて圧
力制御パターンが選択された時の各パラメータの特性を
示すグラフである。
【図6】(a)〜(c)は上記コントローラにおいて複
合制御パターンが選択された時の各パラメータの特性を
示すグラフである。
【図7】(a)は方向流量制御弁のスプールにブリード
オフ流路用の切欠が設けられた例を示す正面図、(b)
は当該方向流量制御弁のレバーストロークとスプールス
トロークとの関係を示すグラフである。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す油圧回路図で
ある。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す油圧回路図で
ある。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示す油圧回路図
である。
【図11】本発明の第5の実施の形態を示す油圧回路図
である。
【図12】(a)は第5の実施の形態において設定され
る電気レバー入力とブリードオフ流路開口面積との関係
を示すグラフ、(b)は従来の装置において得られる電
気レバー入力と実際のブリードオフ前後差圧との関係を
示すグラフ、(c)は第5の実施の形態において設定さ
れる電気レバー入力とブリードオフ前後差圧との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
10 タンク 12 油圧ポンプ 14 旋回モータ 16 エンジン(ポンプ駆動源) 18 旋回体 20 方向流量制御弁 21,22 パイロット部 30 パイロット油圧源 31,32 電磁比例減圧弁 40 電磁比例リリーフ弁 44 電気レバー(操作手段) 48 エンジン回転数センサ 50 コントローラ(制御手段) 60 ブリードオフ制御弁 62 シャトル弁(パイロット圧入力手段) 63 パイロット部 64 リモコン弁(操作手段)
フロントページの続き (72)発明者 北川 茂樹 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 錦野 宰一 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 木村 宙士 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータと、このアクチュエータ
    に作動流体を供給するポンプと、このポンプから上記ア
    クチュエータを経由せずに作動流体をタンクに戻すため
    のブリードオフ流路の開口面積を変化させるブリードオ
    フ絞り手段と、上記アクチュエータを作動させるために
    操作される操作手段と、上記ポンプの吐出流量を検出す
    る吐出流量検出手段と、この吐出流量検出手段により検
    出された吐出流量と上記操作手段の操作量とに基づき、
    上記操作手段の操作量と上記ブリードオフ絞り手段の前
    後の差圧との関係が予め定められた関係となるように上
    記ブリードオフ絞り手段を作動させる制御手段とを備え
    たことを特徴とするアクチュエータのブリードオフ制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブリードオフ制御装置に
    おいて、上記アクチュエータとポンプとの間に、内部に
    ブリードオフ流路をもつ方向流量制御弁を設けたことを
    特徴とするアクチュエータのブリードオフ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のブリードオフ制御装置に
    おいて、上記方向流量制御弁をパイロット圧に応じてブ
    リードオフ流路の開口面積が変化するパイロット切換弁
    とするとともに、上記吐出流量検出手段により検出され
    た吐出流量と上記操作手段の操作量とに基づいて上記方
    向流量制御弁のパイロット圧を変化させるように上記制
    御手段を構成したことを特徴とするアクチュエータのブ
    リードオフ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のブリードオフ制御装置に
    おいて、上記アクチュエータとポンプとの間に方向流路
    制御弁を設けるとともに、この方向流路制御弁とは別
    に、このポンプから上記アクチュエータを経由せずにタ
    ンクに戻る作動流体の流量を変化させるブリードオフ制
    御弁を設けたことを特徴とするアクチュエータのブリー
    ドオフ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のアクチ
    ュエータのブリードオフ制御装置において、上記吐出流
    量検出手段は、上記ポンプの駆動源の作動速度に相当す
    る値とポンプ容量に相当する値とに基づいてポンプの吐
    出流量を演算するものであることを特徴とするアクチュ
    エータのブリードオフ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のアクチ
    ュエータのブリードオフ制御装置において、上記制御手
    段は、操作手段の操作量と上記ブリードオフ絞り手段の
    前後の差圧との関係が異なる複数種の制御パターンを記
    憶し、このうち選択された制御パターンに基づいてブリ
    ードオフ絞り手段の作動を制御することを特徴とするア
    クチュエータのブリードオフ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のアクチュエータのブリー
    ドオフ制御装置において、上記制御手段は、操作手段の
    操作量の増加に対応して上記ブリードオフ絞り手段の前
    後の差圧を増大させる流量制御パターンと、ブリードオ
    フ絞り手段の前後の差圧を十分に高く維持しながら制御
    手段の操作量の増加に対応してリリーフ圧を増大させる
    圧力制御パターンとを記憶することを特徴とするアクチ
    ュエータのブリードオフ制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載のアクチ
    ュエータのブリードオフ制御装置において、上記アクチ
    ュエータが作業機械における旋回モータであることを特
    徴とするアクチュエータのブリードオフ制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のアクチュエータのブリー
    ドオフ制御装置において、上記アクチュエータが作業機
    械における旋回モータであり、上記操作手段が中立位置
    に操作された状態で旋回モータの両ポート同士とポンプ
    ポート及びタンクポートを連通するように構成されると
    ともに、上記制御手段は、上記圧力制御パターンとし
    て、リリーフ圧立上り時の当該リリーフ圧の増加率が高
    い第1の圧力制御パターンと、リリーフ圧立上り時の当
    該リリーフ圧の増加率が低い第2の圧力制御パターンと
    を記憶し、操作手段の操作方向に対応する旋回方向が現
    在の旋回方向と同じ方向である場合には上記第1の圧力
    制御パターンを実行し、操作手段の操作方向に対応する
    旋回方向が現在の旋回方向と逆の方向である場合には上
    記第2の圧力制御パターンを実行することを特徴とする
    アクチュエータのブリードオフ制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載のアクチュエータのブリ
    ードオフ制御装置において、上記アクチュエータが作業
    機械における旋回モータであり、上記操作手段が中立位
    置に操作された状態で旋回モータの両ポート同士とポン
    プポート及びタンクポートを連通するように構成される
    とともに、上記制御手段は、上記流量制御パターンとし
    て、ブリードオフ絞り手段の前後の差圧の立上り時の当
    該差圧の増加率が高い第1の流量制御パターンと、ブリ
    ードオフ絞り手段の前後の差圧の立上り時の当該差圧の
    増加率が低い第2の流量制御パターンとを記憶し、操作
    手段の操作方向に対応する旋回方向が現在の旋回方向と
    同じ方向である場合には上記第1の流量制御パターンを
    実行し、操作手段の操作方向に対応する旋回方向が現在
    の旋回方向と逆の方向である場合には上記第2の流量制
    御パターンを実行することを特徴とするアクチュエータ
    のブリードオフ制御装置。
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