JPH11228996A - シート状洗濯用組成物の製造方法 - Google Patents

シート状洗濯用組成物の製造方法

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JPH11228996A
JPH11228996A JP2982498A JP2982498A JPH11228996A JP H11228996 A JPH11228996 A JP H11228996A JP 2982498 A JP2982498 A JP 2982498A JP 2982498 A JP2982498 A JP 2982498A JP H11228996 A JPH11228996 A JP H11228996A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便性に優れ、内容物の漏れ、飛散の少ない
シート状洗濯用組成物を高速且つ安定に製造する方法を
提供する。 【解決手段】 衣料用洗浄剤組成物、繊維柔軟化組成物
及び漂白剤組成物より選ばれる1種又は2種以上の組成
物を、多段ロールによりシート状に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシート状洗濯用組成
物を、高速に且つ安定に製造できる方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シート
状製品を得るには様々な手段があるが、ロールによる圧
延成形が最も効率的であろう。ロールによる成形技術
は、鉄鋼、高分子、食品などの分野で主に用いられてお
り、これはこれらの原料物性が、ロール成形に適してい
ることによるところが大きい。しかし洗浄剤組成物のよ
うに圧延成形に適さない原料もしくは製品に対しては、
ロール成形は、特に生産能力と品質の面で不利であっ
た。
【0003】洗浄剤組成物のうち、固体相で形成されて
いるものについては、通常伸びにくく、シート状に成形
するには大きなエネルギーを必要とするものがほとんど
である。固体相で形成される洗浄剤組成物は、強弾性で
伸びにくいため、ロール成形機に通すと、ロールに大き
な圧力がかかる。この圧力が反力となって、洗浄剤組成
物のロール成形機への供給を阻害し、ロール速度を大き
く出来ず、生産能力の低下を招いてしまう。仮に強引に
供給できたとしても、強い圧力により、洗浄剤組成物と
ロールの間に強い付着力が作用し、洗浄剤組成物がロー
ルに付着して、シート状に成形できないという欠点があ
った。
【0004】この点、鉄鋼や高分子等の分野では、原料
に熱をかけることにより、溶融して液相もしくはそれに
準じて流動するようになり、ロール成形時に大きな圧力
がかからず、しかも伸び易くなって、ロール成形に適し
た原料物性といえる。食品等の分野では、生産能力をそ
れほど必要としないため、比較的ゆっくりとした速度で
成形しても問題はない点で、ロール成形に適していると
いえる。
【0005】洗浄剤組成物の中でも、固形石鹸等の石鹸
の分野では、ロールを用いた製造方法があるが(特開平
8−209198号公報、特開平8−269499号公
報、特開平8−311499号公報)、いずれも成形を
目的としたものでなく、石鹸原料を少なくとも対になっ
たロールの隙間に通すことによって、より均一な混練状
態を得るためにロールを用いるものである。特に特開平
8−269499号公報には、3本ロールを用いた固形
石鹸の製造方法が開示されているが、3本ロールは粉砕
機もしくは混練機として用いられており、成形とは根本
的に目的が異なる。
【0006】その一方で、現在市販されている衣料用粉
末洗剤製品は、嵩密度が0.7g/cm3 以上のいわゆ
るコンパクトタイプの粉末洗剤で、持ち運び等は非常に
簡便であるが、計量時あるいは洗剤投入時の洗剤粉末の
飛散などに関して問題がある。粉末が床などに飛散した
場合には掃除をする必要があり、掃除をしない場合に水
をこぼしたりすると、床が滑りやすくなり危険である等
の不具合を生ずる。これらの点からも、洗剤等の粉末飛
散の問題を解決することは非常に切望されている。
【0007】使いやすさを向上させ且つ使用時の洗剤粉
末の飛散を解決する為に、洗濯一回当たりの量の洗剤
を、予め水溶性、水透過性もしくは水分散性材料で包装
してなるシート状もしくはワンパック型洗剤が提案され
ている(特開昭63−8496号公報、特開昭63−8
497号公報及び特開昭63−12467号公報)。し
かしながら、これらの提案は、前記製造上の問題につい
ては触れておらず、これらの問題を解決するには至って
いない。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明者らは、そのままシ
ート状洗濯用製品にもなるし、加工してシート状洗濯用
製品とすることも出来る、シート状洗濯用組成物の製造
方法について検討を行った。その結果、多段ロールを用
いた成形を行うことにより、ロール成形時に各ロールに
かかる圧力を低減させることにより生産性を向上させ、
洗浄剤組成物がロールに付着せず、剥離性が良好なシー
ト状洗濯用組成物の製造方法を見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0009】すなわち本発明は、衣料用洗浄剤組成物、
繊維柔軟化組成物及び漂白剤組成物より選ばれる1種又
は2種以上の組成物を、多段ロールによりシート状に成
形することを特徴とするシート状洗濯用組成物の製造方
法を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】〔衣料用洗浄剤組成物〕本発明に
使用できる衣料用洗浄剤組成物は、この分野で一般的に
使用される陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性
剤等の界面活性剤、水溶性無機塩、ビルダー、キレート
剤、再汚染防止剤、酵素、亜硫酸塩、ソイルリリース
剤、移染防止剤、蛍光染料、香料、粘土、シリコーン等
の抑泡剤、過炭酸塩、過ホウ酸塩、漂白活性化剤、高分
子量ポリエチレングリコール等の造粒助剤などにより構
成されるものでよく、特に限定されるものではない。
【0011】〔繊維用柔軟化剤組成物〕本発明に使用で
きる繊維用柔軟化剤としては、第4級アンモニウム塩を
柔軟基剤とする公知の柔軟化剤を用いることができる。
特に、ジ長鎖アルキル型の第4級アンモニウム塩が好適
であり、アルキル基中に−COO−、−OCO−、−N
HCO−、−CONH−のような連結基を含むものであ
ってもよい。また、任意成分として、香料、色素、シリ
コーン化合物、抗菌剤、溶剤、水溶性塩類等を含有して
いてもよい。
【0012】〔漂白剤組成物〕本発明に用いられる漂白
剤は、この分野で一般的に使用される陰イオン性界面活
性剤、非イオン性界面活性剤等の界面活性剤、水溶性無
機塩、ゼオライトなどのビルダー、キレート剤、再汚染
防止剤、酵素、亜硫酸塩、ソイルリリース剤、移染防止
剤、蛍光染料、香料、粘土、シリコーン等の抑泡剤、過
炭酸塩、過ホウ酸塩、漂白活性化剤、高分子量ポリエチ
レングリコール等の造粒助剤などにより構成されるもの
でよく、特に限定されるものではない。好ましい例とし
ては、過酸化水素の発生源となる過酸化物を含む公知の
漂白剤を用いることができる。過酸化物としては、炭酸
ナトリウム・過酸化水素付加物、トリポリリン酸ナトリ
ウム・過酸化水素付加物、ピロポリリン酸ナトリウム・
過酸化水素付加物、尿素・過酸化水素付加物、4Na2
・SO4・H22・NaCl、過ホウ酸ナトリウム一水
化物、過ホウ酸ナトリウム四水化物、過酸化ナトリウ
ム、過酸化カルシウム等が挙げられる。これらの中でも
特に炭酸ナトリウム・過酸化水素付加物、過ホウ酸ナト
リウム一水化物、過ホウ酸ナトリウム四水化物が好まし
い。過酸化物は、本発明に用いられる漂白剤中に1〜9
5重量%、好ましくは10〜90重量%配合される。
【0013】〔多段ロール〕本発明に用いられる多段ロ
ールとしては、互いに相反する方向に回転する3本以上
のロールを隣接配置した3本ロール、4本ロール等の多
段ロールが挙げられ、3本ロールが好ましい。また、各
ロールの回転数が組成物の供給口から順に速くなるも
の、つまり多段ロールのロール周速度が組成物の通過経
路に沿って漸次増加し、且つ組成物の通過経路に沿って
隣接する位置関係にある二つのロール周速度の比が1.
1〜10であることが好ましい。すなわちn(nは2以
上の整数である。)番目のロールの周速度が、組成物の
通過経路において隣接する(n−1)番目のロールの周
速度より1.1〜10倍大きいことが好ましい。好まし
くは1.5〜8倍、より好ましくは2〜5倍である。
1.1倍より小さければ、ロールクリアランスで洗濯用
組成物にかかる成形圧が大きくなり過ぎ、ロールに強く
付着され過ぎる。もしくは弾性の為、次のロールにかみ
こまない。10倍を超えると、ロールの回転によりうけ
る外力が大きくなり過ぎて、成形物が破断する(ちぎれ
る)。
【0014】また、この多段ロールの場合は、各ロール
の間隙(クリアランス)が入口から順に狭くなるもの、
つまり多段ロールのロール間隙が組成物の通過経路に沿
って漸次減少し、且つこの経路に沿って隣接する位置関
係にある二つのロール間隙の比が、1.2〜10である
ものが好ましい。すなわち(n−1)(nは2以上の整
数である。)番目のクリアランスが、組成物の通過経路
において隣接するn番目のクリアランスより1.2〜1
0倍大きいことが好ましい。好ましくは1.5〜8倍、
より好ましくは2〜5倍である。クリアランスの比が
1.2倍より小さければ、成形物が次のロールに受け渡
されない。10倍を超えると、成形圧が大きくなり過ぎ
て、ロールに強く付着され過ぎる。もしくは弾性の為、
次のロールにかみこまない。
【0015】また、本発明に用いられる多段ロールとし
ては、互いに相反する方向に回転する2本のロールを複
数組配置した、換言すれば2本のロールを一組にしたゲ
ージロール等を、洗濯用組成物が成形される方向に複数
組配置した多段ロール、長円軌道を運行するシャフトに
自由回転する複数本のロールを装嵌し、その長円軌跡に
対向して搬送コンベアーを設けたプラネタリーローラー
等が挙げられる。これらの2本のロールを一組にしたゲ
ージロール等を複数組配置した多段ロールにおいても、
上記のようにロール間隙が組成物の移動方向に沿って漸
次減少するものが好ましく、ロール周速度が組成物の移
動方向に沿って漸次増加するものが好ましい。この時の
この時のロール間の間隙や周速度の比は、前述の3段ロ
ールに準ずるのが好ましい。プラネタリーローラーは、
ロールに付着があると成形に支障があるため、付着を防
止するために打ち粉等の付着防止剤を、洗濯用組成物も
しくは成形物とロールの間に散粉することが好ましい。
【0016】〔シート状洗濯用組成物の調製方法〕本発
明のシート状洗濯用組成物の調製方法について説明す
る。本発明では洗濯用組成物を多段ロールに供給し、シ
ート状に成形することにより、シート状洗濯用組成物を
得る。
【0017】本発明において、洗濯用組成物は粉末又は
粒状形態で多段ロールに供給することもできるし、また
ドウ(dough)状にして供給することもできる。こ
こで、「ドウ」とは、粉末組成物と少量の液体との捏和
物をいい、液体は加熱により液状化するものも含まれ
る。ドウ状の組成物は万能攪拌機、ニーダーや手で混練
する等の高粘度の攪拌に適した攪拌機・攪拌操作で調製
することができる。混練する時間や温度を調製すること
で混練物の可塑性を調整することができる。破断時の内
容物の遺漏を抑制するためには混練物の物性値としては
粘度が100,000mPa・sを超えることが好まし
い。ドウ状物の調製においては酵素や漂白成分等熱変性
を起こしやすい成分を配合する場合は、攪拌時の温度は
40℃以下の低温にすることが好ましい。その他、KR
Cニーダー、エクストルーダー等の連続混練機も使用で
きる。
【0018】また、洗濯用組成物の薄層の両側に該薄層
を維持する手段としての水溶性基体を配置したシート状
洗濯用製品を得ることもできる。この場合の製造方法と
しては、ドウ状の洗濯用組成物を予め多段ロールにより
シート状に成形した後、その両面に少なくとも1層以上
の水溶性基体を張り付ける方法、ドウ状の洗濯用組成物
をローラの回転等で移動する2枚以上の水溶性基体の間
に供給しながら、同一又は異なるローラー等で圧縮成型
する方法、ドウ状にした洗濯用組成物を広げられた少な
くとも1層以上の水溶性基体に塗布し、その塗布した組
成物上に少なくとも1層以上の水溶性基体を張り付ける
方法等が挙げられる。これらに用いるローラーは多段ロ
ールであってもなくてもよいが、洗濯用組成物をシート
状に成形する工程には多段ロールが用いられる。また、
水溶性基体の原料溶液をシート状物の表面に噴霧、塗布
し、高分子被膜を形成させる方法も挙げられる。
【0019】上記において用いられる水溶性基体として
は、水溶性フィルム、水溶性高分子繊維からなる不織布
もしくは織布、又は、水溶性フィルムと水溶性高分子繊
維からなる不織布もしくは織布の積層基体が好ましい。
これらの水溶性基体のうち水溶性不織布は濡れた又は著
しく湿った手で触れた場合の手への粘着性が低減され感
触上が良好である点及び貯蔵時にシート状洗濯用製品同
士が接着する問題が低減される点などより好ましい。一
方、水溶性フィルムの場合には表面にエンボスを施すこ
とにより類似の効果が得られるので水溶性フィルムへの
エンボス効果は好ましい。これらの水溶性基体は、水溶
性高分子により構成される。具体的には、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、プルラン、ポリアク
リルアミド、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリ
イタコン酸、ポリエチレンオキシド、ポリビニルメチレ
ンエーテル、キサンタンガム、ガーガム、コラーゲン、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース及びヒドロキシエチルセルロース等が例示され、
特にポリビニルアルコール或いはマレイン酸やイタコン
酸で変性されたポリビニルアルコールが好ましい。
【0020】このような水溶性基体のうち、水溶性不織
布としては、特開平8−127919号公報、特開平8
−3848号公報、特開平5―321105号公報、特
開平7−42019号公報、特開平3−86530号公
報、特開平3−279410号公報、特開平3−199
408号公報、特開平2−112406号公報、特開昭
61−75862号公報に示された水溶性ポリビニルア
ルコール系繊維からなる不織布が挙げられる。また織布
としては、前記した各種水溶性高分子繊維から得られた
ものが使用できる。なお、不織布や織布を構成する水溶
性高分子繊維の直径は5〜200μmのものが好まし
く、特に5〜50μmのものが好ましい。
【0021】また、水溶性フィルムの例としては米国特
許第3186869号、米国特許第3198740号、
米国特許第3280037号、米国特許第332267
4号、実開昭48−33837号公報、同48−883
43号公報、同50−140958号公報、同51−1
50号公報、同52−77961号公報、同55−15
1853号公報、同57−1851号公報、特開昭59
−180085号公報、同61−57700号公報、同
61−97348号公報、同61−98752号公報、
同61−200146号公報、同61−200147号
公報、同61−204254号公報、同61−2280
57号公報、同62−57492号公報、同62−15
6112号公報、同62−275145号公報、同63
−8496号公報、同63−8497号公報、同63−
12466号公報、同63−12467号公報、同64
−29408号公報、同64−29438号公報、特開
平2−60906号公報、同2−108534号公報、
同2−163149号公報、同3−59059号公報、
同4−53900号公報、同4−57989号公報、同
4−63899号公報、同4−72180号公報、同4
−147000号公報、同4−164998号公報、同
4−174792号公報、同4−202600号公報等
に示されているフィルムが挙げられる。
【0022】また、本発明の水溶性基体としては、前記
のような水溶性高分子繊維からなる不織布又は織布と水
溶性フィルムとからなる積層基体を用いることができ
る。このような積層基体を得る方法としては、水溶性フ
ィルムを不織布等の片面に重ね合わせ、ヒートシール等
で接着する方法の他、不織布等の片面に水溶性高分子を
塗布してフィルムを形成させる方法が挙げられる。かか
る積層基体を用いる場合、水溶性フィルムが組成物層と
接するように配置し、外側を不織布等とすることが好ま
しい。
【0023】以上に例示したなかで好ましい水溶性基体
は、使用量調整等の際の破き易さより、水溶性高分子繊
維からなる不織布又は織布であり、特にポリビニルアル
コールやマレイン酸やイタコン酸で変性されたポリビニ
ルアルコールよりなる繊維を使用して得られた不織布又
は織布が好ましい。更に、この水溶性高分子繊維からな
る不織布又は織布に、ポリビニルアルコールやマレイン
酸やイタコン酸で変性されたポリビニルアルコールから
なる水溶性フィルムを内側に積層した水溶性積層基体も
好ましい。
【0024】上記により得られたシート状洗濯用製品
は、洗濯用組成物を含む薄層と、この薄層の維持手段と
を有するものであり、該薄層は連続又は不連続に形成さ
れていてよく、また該維持手段は、薄層の外部でも内部
でも何れに配置されていてもよい。その例を図2、3に
示す。図2中、1は洗濯用組成物を含有する薄層、2、
2’は維持手段であり、この例では、維持手段として薄
層の両側に配置された水溶性シートが用いられている。
また図3は組成物層21と維持手段である積層基体から
なるシート状洗濯用製品であり、組成物層21と接する
ように積層基体の水溶性フィルム23、23’が配置さ
れ、その外側に水溶性不織布22、22’が配置されて
いる。
【0025】また多段ロールによりシート状に成形され
たシート状洗濯用組成物がドウ状の場合、その表面に水
溶性物質の粒子や水溶性繊維をまぶすことにより、ドウ
表面の粘着性を低減させることも可能である。
【0026】本発明に用いられる洗濯用組成物のうち、
洗浄剤組成物中の水分量は15%未満であることが好ま
しい。更に好ましくは洗浄剤組成物の水分量が9%未満
である。これら水分量は、調整時に使用する水分量や乾
燥の度合いに注意することにより調整することができ
る。特に、ドウ状物にする際に、有機溶剤、非イオン界
面活性剤、又は分子量2000以下のポリアルキレング
リコール、例えばポリエチレングリコールやポリプロピ
レングリコール、アルキルベンゼンスルホン酸とアミン
類の有機アルカリ剤や水溶性無機塩のアルカリ剤の混合
物、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン
性界面活性剤、ソイルリリース剤などの有機物を用いて
実質的に流動性の無い可塑性を有するドウ状物にするこ
とが好ましい。
【0027】本発明に用いられる洗浄剤組成物のより好
ましい態様について詳細に説明する。本発明に用いられ
る洗浄剤組成物は、15重量%以下、更には9重量%以
下の水分量とすることが、水溶性基体を使用する上で好
ましい。15重量%を超える水分を含む場合は、洗浄剤
組成物の薄層の両側に位置する水溶性基体が一部溶け粘
着性を帯び、シート状洗剤同士がくっついてしまった
り、また、冬場など低湿度下で保管された場合には、洗
剤組成物が乾燥して非常にもろくなり、実用場面でシー
ト状の可撓性を維持できなくなったりする。なお、ここ
でいう水分量は、105℃、1時間で乾燥したときの減
重量の水分であり、例えばゼオライト、炭酸塩のような
無機塩及びクエン酸などの有機塩に含まれる結晶水は除
外される。
【0028】また、生地の可撓性を維持する上で、組成
物中の無機化合物と有機化合物の混合比率を調整するこ
とも好ましい。有機化合物と無機化合物の好ましい混合
比率は有機化合物/無機化合物=80/20〜10/9
0(重量比)であり、より好ましくは70/30〜15
/85である。この比率が80/20を超えると塗工な
どによって加工し易くなるが、2枚以上の基体を用いて
サンドイッチ状にシート化した場合には基体を通して経
時的に且つ徐々に洗浄活性物質の遺漏が起こるので好ま
しくない。これは特に液状有機物質を使用した場合に顕
著である。一方10/90未満の場合には、攪拌によっ
て均一なドウを得にくくなる。更には基体を用いてサン
ドイッチにしてシート化した場合には洗浄活性物質の脆
性が非常に高くなり破断時の洗浄活性物質が粉末状に遺
漏するので好ましくない。
【0029】以上から、本発明に用いられる洗浄剤組成
物は、総有機物含有量(a)と、総無機物含有量(b)
及び水分量(c)の比率が図1に示す三角座標の点A
[(a)68/(b)17/(c)15]、点B
[(a)80/(b)20/(c)0]、点C[(a)
10/(b)90/(c)0]及び点D[(a)8.5
/(b)76.5/(c)15]に囲まれた範囲にある
ことが好ましい。更に好ましくは点E[(a)63.7
/(b)27.3/(c)9]、点F[(a)70/
(b)30/(c)0]、点G[(a)15/(b)8
5/(c)0]及び点H[(a)13.7/(b)7
7.4/(c)9]に囲まれた範囲である。
【0030】更に、衣料用洗剤組成物中における構成比
について記述する。このとき、全有機物質中における、
常温において液状の有機物質と固体状の有機物質の混合
比は10/1〜1/10が好ましく、より好ましくは1
0/2〜2/10である。液状有機物質の比率がこれよ
り高い場合には、ドウからの液状物質のシミだしを防ぐ
ために大量の無機系吸液性化合物を使用する必要が有
り、経済的に好ましくない。一方、常温において固体状
の有機物質、特に界面活性剤が上記範囲を超えて使用さ
れると溶解性が減じられるので好ましくない。
【0031】また、本発明に用いられる洗浄剤組成物に
おける任意成分として高密度の洗浄剤の溶解性を促進す
る目的で一般に使用されているハイドロトロープ剤であ
る尿素や、クメンスルホン酸やトルエンスルホン酸、安
息香酸塩などの低級アルキルベンゼンスルホン酸や低級
アルキルベンゼンカルボン酸などを添加することは好ま
しい。
【0032】更に本発明により得られるシート状洗濯用
組成物には、シート状に加工した際の柔らかさを付与す
る目的で可塑性調整剤を添加することが好ましい。使用
可能な可塑性調整剤の例としては、柔らかさを付与する
目的ではグリセリン、ソルビトール、エチレングリコー
ルなどの多価アルコール類が挙げられ、基剤が柔らかす
ぎ水溶性基体間より遺漏し易い場合には固さを付与する
目的で、炭素数8〜24の高級脂肪酸、炭素数8〜24
の高級アルコール、分子量1,000〜100,000
のメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースが挙
げられる。更に、分子量200〜60,000のポリエ
チレンブリコール、分子量200〜100,000のデ
キストリンなどの高分子化合物は柔らかさを付与する目
的では低分子量の化合物が、固さを付与する目的では高
分子量の化合物を添加することができる。特に、ドウ状
物にする際に、有機溶剤、非イオン界面活性剤、又は分
子量2000以下のポリアルキレングリコール、例えば
ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコール、
アルキルベンゼンスルホン酸とアミン類の有機アルカリ
剤や水溶性無機塩のアルカリ剤の混合物、陰イオン性界
面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、ソ
イルリリース剤などの有機物を用いて実質的に流動性の
無い可塑性を有するドウ状物にすることが好ましい。
【0033】本発明により得られたシート状洗濯用組成
物は、引張り強さが50〜1000g/cm2 、好まし
くは100〜800g/cm2 、より好ましくは200
〜500g/cm2 である。引張り強さが50g/cm
2 より小さければ、ロール組からロール組へ供給する時
の成形物の強度が不足して、破断が起こる。1000g
/cm2 を超えると、洗浄剤として水中に投入したとき
の溶解性が低下する。この引張り強さは、JIS K
7113プラスチックの引張り試験方法の1号試験片、
3号試験片もしくは4号試験片に準じて測定したもので
あり、水溶性基体などの維持手段を含まないものであ
る。
【0034】また、本発明においては、多段ロールに供
給する洗濯用組成物の付着力(測定法は後述)が20g
/cm2 以上で、かつシート状物の最大伸び応力より小
さいのがよい。好ましくは50〜800g/cm2 、よ
り好ましくは100〜500g/cm2 である。20g
/cm2 より小さいと、ロールと洗濯用組成物との付着
力が不足して、ロールと洗濯用組成物がスリップを起こ
し、良好な成形が出来ない。最大伸び応力の値を超える
とロールと洗濯用組成物の付着力が大きすぎて、成形物
がロールから剥離する前に成形物が破断する。
【0035】またシート状洗濯用組成物の引張り強さ
は、洗濯用組成物の付着力より大きい必要がある。付着
力が上記の範囲内であっても、引張り強さを上回れば、
洗濯用組成物が剥離するより先に成形物の破断が起こる
ためである。
【0036】また、本発明により得られたシート状洗濯
用組成物は、水溶性基体を含まない厚みが、0.1〜
3.0mmであることが好ましい。好ましくは0.5〜
2.5mm、より好ましくは1〜2mmである。0.1
mmより薄いと実用に耐える洗濯用製品とならない。
3.0mmを超えて厚いと、製品の溶解性が低下する。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて詳しく説明す
る。本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
【0038】<物性の測定方法>実施例及び比較例では
以下の物性について評価した。
【0039】〔引張り強さ、引張り破壊伸びの測定方
法〕JIS K 7113プラスチックの引張り試験方
法の1号試験片、3号試験片もしくは4号試験片に準じ
て測定する。
【0040】〔付着力の測定方法〕付着力は、使用する
ロールと同じ材質の材料と洗濯用組成物の付着力として
測定する。洗濯用組成物を径30mm、高さ40mmの
円柱形に成形し、上面に使用するロールと同じ材質の材
料、同じ鏡面度の圧縮アダプター(株式会社レオテッ
ク、レオメーター用アダプターNo.330φに準じた
形状)を用い、レオメーター(株式会社レオテック、R
T−3020D−CW型)により、2cm/分の速度で
z軸方向に10mm変位させる。その後直ちに、圧縮ア
ダプターを円柱状に成形した洗濯用組成物から剥離さ
せ、その時の最大引張り応力を測定して、これを付着力
とする。
【0041】実施例1 水分を予め除去したドデシルジメチルアミンオキシド7
50g、三菱化学(株)製「ノニデットR−7」〔ポリ
オキシエチレン(7)アルキル(C12〜C15)エーテ
ル〕の硫酸化物(Na塩)300g、日本触媒化学工業
製「ソフタノールEP7045」〔C12〜C14第2級ア
ルコールポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロプレ
ン(4.5)グリコール〕150g、東洋曹達(株)製
A4型ゼオライト1200g、アクリル酸−マレイン酸
共重合体K塩(分子量60000)120g、ソーダ灰
240g、ポリプロピレングリコール(分子量100
0)75g、コフランケミカル社製「チクソレックス2
5」90g、d−リモネン6g、プロテアーゼとして昭
和電工(株)製「API−21」27g、セルラーゼと
してノボインダストリー社製「セルザイム1.0T」2
7g、アミラーゼとしてノボインダストリー社製「ター
マミル6.0T」15g、リパーゼとしてノボインダス
トリー社製「リポラーゼ100T」6g、蛍光染料とし
てチバガイギー社製「チノパールCBS−X」6gを、
ダルトン製25DM型混合機で混合し、洗剤組成物を得
た。
【0042】次に、互いに相反する方向に回転するよう
に設計された、直径が40mmのステンレスローラーが
3本配置された3段ロールに、上記の洗剤組成物を挿入
してロール成形し、シート状の洗剤組成物を得た。
【0043】この時の洗剤組成物の引張り強さは300
g/cm2 、付着力は100g/cm2 であった。1番
目と2番目と3番目のロールの周速度の比は、1:2:
4であった。1番目と2番目、2番目と3番目のロール
のクリアランスは、3.5mm、及び1.5mmであっ
た。
【0044】なお、このときの成形速度は40m/分で
あり、非常に高速かつ安定した成形ができた。得られた
シート状洗浄剤の厚さは、1.8mmであった。
【0045】実施例2 実施例1で得た洗剤組成物を、互いに相反する方向に回
転するように設計された、直径が120mmのステンレ
スローラーが2本配置されたゲージロールを、3組配置
した多段ロールに供給した。1組目のロールの間隙は5
mm、2組目のロールの間隙は3mm、3組目のロール
の間隙は1.5mmであった。また、1組目と2組目と
3組目のロール周速度の比は、3.3:2:1であっ
た。この方法では非常に高速かつ安定した成形ができ
た。得られたシート状洗浄剤の厚さは、1.7mmであ
った。
【0046】比較例1 実施例1で得た洗剤組成物を、互いに相反する方向に回
転するように設計された、直径が120mmのステンレ
スローラーが2本配置されたゲージロールに、上記の洗
剤組成物を挿入してロール成形を試みた。ロールの間隙
は1.5mmであった。その結果、見かけ上は洗剤組成
物をシート状にすることはできたが、ステンレスロール
に付着した状態であり、成形速度を変更してもシート状
洗剤組成物が得られなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる洗浄剤組成物中の総有機物
含有量(a)と、総無機物含有量(b)及び水分量
(c)の比率を示す三角座標。
【図2】本発明により得られるシート状洗濯用製品の一
例を示す略示図。
【図3】本発明により得られるシート状洗濯用製品の他
の例を示す略示図。
【符号の説明】
1:組成物層 2、2’:水溶性不織布 21:組成物層 22、22’:水溶性不織布 23、23’:水溶性フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣料用洗浄剤組成物、繊維柔軟化組成物
    及び漂白剤組成物より選ばれる1種又は2種以上の組成
    物を、多段ロールを介して通過させることによりシート
    状に成形することを特徴とするシート状洗濯用組成物の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 上記多段ロールが、互いに相反する方向
    に回転する3本以上のロールを隣接配置した多段ロール
    であることを特徴とする請求項1記載のシート状洗濯用
    組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記多段ロールが、互いに相反する方向
    に回転する2本のロールを複数組配置した多段ロールで
    あることを特徴とする請求項1記載のシート状洗濯用組
    成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記多段ロールのロール間隙が組成物の
    通過経路に沿って漸次減少し、且つこの経路に沿って隣
    接する位置関係にある二つのロール間隙の比が、1.2
    〜10であることを特徴とする請求項1から3いずれか
    記載のシート状洗濯用組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記多段ロールのロール周速度が組成物
    の通過経路に沿って漸次増加し、且つこの経路に沿って
    隣接する位置関係にある二つのロール周速度の比が、
    1.1〜10であることを特徴とする請求項1から4い
    ずれか記載のシート状洗濯用組成物の製造方法。
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