JPH11227936A - リジェクト装置 - Google Patents

リジェクト装置

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JPH11227936A
JPH11227936A JP2865098A JP2865098A JPH11227936A JP H11227936 A JPH11227936 A JP H11227936A JP 2865098 A JP2865098 A JP 2865098A JP 2865098 A JP2865098 A JP 2865098A JP H11227936 A JPH11227936 A JP H11227936A
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JP
Japan
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arm
conveyor
reject
traveling
conveyed
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Application number
JP2865098A
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English (en)
Inventor
Hironobu Miura
弘信 三浦
Satoshi Yamaji
智 山地
Masami Hoshi
正美 星
Fumio Iruka
文雄 入鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベアラインから任意の搬送物を取り除い
たり分岐ラインに振り分ける際に、コンベアラインを停
止させたりコンベアラインへの搬送物の供給を停止させ
たりする必要がなく、さらに、搬送物を転倒させたりす
る虞がないリジェクト装置を提供する。 【解決手段】 コンベアベルトVの側方位置において同
じ速度で循環走行するチェーンCと、このチェーンCに
等間隔に取り付けられた複数のリジェクトアーム1と、
チェーンCの循環走行路の途中に配置されてサーボモー
タMによって回転されるプッシュバー4と、ガイドレー
ル2とを備え、サーボモータMによってプッシュバー4
が回転されてリジェクトアーム1のアーム1Dが傾倒さ
れた後、このアーム1Dの先端部の押出板1Eが、チェ
ーンCの走行にともなってコンベアベルトVに張り出し
ていって搬送されてきた壜詰製品BをコンベアベルトV
の反対側の側部方向に押し出し、この後、ガイドレール
2の傾斜部2A上を摺動することによって、アーム1D
が直立状態に復帰される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンベアによっ
て搬送されてくる搬送物をコンベア上から押し出すリジ
ェクト装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、コンベアライ
ンには、コンベアの本ラインから分岐する分岐ラインが
設けられていて、搬送物のうち任意の搬送物をこの分岐
ラインにリジェクトするものがある。
【0003】例えば、飲料等の壜詰め工場においては、
内容物が充填された壜容器を搬送するコンベアラインに
リジェクトラインが併設されていて、入味量不足のもの
や打栓不良等による不備が生じている壜容器をコンベア
ラインからリジェクトラインにリジェクトして、不良品
が出荷されるのを防止している。
【0004】従来、このコンベアラインからリジェクト
ラインに搬送物をリジェクトする方法としては、このコ
ンベアラインへの搬送物の搬入を停止した後、コンベア
ラインの側方部に設置されたシリンダを作動させて、リ
ジェクトする搬送物をリジェクトラインの方向に弾き出
すといった方法が採られている。
【0005】しかしながら、このような従来の方法で
は、搬送物のリジェクト毎にコンベアラインを停止させ
る必要があり、このため、製造ラインの稼働率を低下さ
せるという問題があり、さらに、搬送物が、例えばビー
ル壜等のように、底面の面積に対して高さの割合が大き
いようなものについては、シリンダによってコンベアラ
インから弾き出される際の衝撃によって、リジェクトの
際に転倒してしまうという問題を有している。このよう
な搬送物の転倒が生じると、この転倒した搬送物をコン
ベアラインから除去するために、さらに長時間コンベア
ラインを停止させなければならず、さらに稼働率の低下
を招くという問題がある。
【0006】この発明は、上記のような従来のコンベア
ラインから任意の搬送物を分岐ラインにリジェクトする
際の問題点を解決するためになされたものである。
【0007】すなわち、この発明は、コンベアラインか
ら任意の搬送物を取り除いたり分岐ラインに振り分ける
際に、コンベアラインを停止させたりコンベアラインへ
の搬送物の供給を停止させたりする必要がなく、さら
に、搬送物を転倒させたりする虞がないリジェクト装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明によるリジェクト装置は、コンベア部材
によって搬送されてくる搬送物のうち任意の搬送物をコ
ンベア部材上から取り除くリジェクト装置において、前
記コンベア部材の側方位置に配置されてこのコンベア部
材の搬送方向に沿って上流側のコンベア部材に対して離
れた位置から下流側のコンベア部材に接近する位置に向
かったのちコンベア部材から離間して上流側の元の位置
に向かってコンベア部材とほぼ同じ速度で循環走行する
循環走行部材と、先端部に押出部材が設けられ下端部が
回動自在に支持されて直立状態と傾倒状態との間で回動
自在なアーム部材とこのアーム部材を直立状態に係脱自
在に保持するストッパ部材とアーム部材を傾倒状態に支
持する支持部材とを有し、前記循環走行部材にこの循環
走行部材によって循環走行されるとともに循環走行部材
の循環走行路の外側に向かってアーム部材が傾倒するよ
うに取り付けられたリジェクト部材と、前記循環走行部
材の循環走行路の途中に配置され任意に作動されて循環
走行部材によって循環走行する前記リジェクト部材の直
立状態のアーム部材を傾倒させるアーム付勢部材と、前
記循環走行部材の循環走行路のコンベア部材に接近した
位置から下流側に配置されて傾倒状態のアーム部材を上
方向に付勢することによりアーム部材を直立状態に復帰
させるアーム復帰部材とを備え、前記リジェクト部材の
アーム部材の長さが、リジェクト部材が前記循環走行部
材によってコンベア部材の搬送方向に沿って上流側のコ
ンベア部材に対して離れた位置から下流側のコンベア部
材に接近する位置に向かって走行される際に、傾倒状態
にあるアーム部材の先端の押出部材が、その走行にとも
なってコンベア部材の循環走行部材の設置側の側部外方
からコンベア部材上に進出してゆき、循環走行部材の循
環走行路がコンベア部材に最も接近する位置においてコ
ンベア部材の循環走行部材の設置側と反対側の側部に到
達する長さに設定されていることを特徴としている。
【0009】この第1の発明によるリジェクト装置は、
コンベア部材によって搬送物が搬送される際に、循環走
行部材に取り付けられたリジェクト部材が、循環走行部
材によって、コンベア部材の搬送方向に沿って上流側の
コンベア部材に対して離れた位置から下流側のコンベア
部材に接近する位置に向かったのちコンベア部材から離
間して上流側の元の位置に向かう循環走行路に沿って循
環走行される。このとき、リジェクト部材のアーム部材
は、ストッパ部材によって直立状態に保持されている。
【0010】そして、コンベア部材によってこのコンベ
ア部材上から取り除く搬送物が搬送されてきた際に、ア
ーム付勢部材が作動されて、このアーム付勢部材によっ
てリジェクト部材の直立状態に保持されたアーム部材が
その循環走行路の外側に向かって付勢され、ストッパ部
材による保持状態が解除されることによって傾倒され
て、支持部材により傾倒状態に保持される。
【0011】このリジェクト部材のアーム部材は、その
傾倒状態を保持したまま、循環走行部材によって、この
コンベア部材の搬送方向の上流側のコンベア部材に対し
て離れた位置から下流側のコンベア部材に接近する位置
に向かってコンベア部材の搬送方向に対して斜行する方
向に走行する。これによって、アーム部材の先端の押出
部材が、その走行にともなってコンベア部材の循環走行
部材の設置側の側部外方からコンベア部材上に進出して
ゆく。
【0012】このとき、コンベア部材によって搬送され
てきた搬送物にこのアーム部材の押出部材が接触する。
そして、リジェクト部材がさらに走行すると、アーム部
材の押出部材がコンベア部材上に進出していって、この
アーム部材と同じ速度で搬送される搬送物をコンベア部
材の搬送方向と直角方向に押圧してゆく。
【0013】このようにして、搬送物をコンベア部材の
搬送方向と直角方向に押圧しながら、アーム部材が、循
環走行部材の循環走行路がコンベア部材に最も接近する
位置まで走行してくると、押出部材がコンベア部材の循
環走行部材の設置側と反対側の側部に到達して、搬送物
をコンベア部材上から完全に押し出す。
【0014】この後、搬送物をコンベア部材上から押し
出したリジェクト部材は、さらに走行されて、搬送物を
押し出した位置から下流側に配置されているアーム復帰
部材により、傾倒状態のアーム部材が上方向に付勢され
て直立状態に復帰され、ストッパ部材によって保持され
た状態で、コンベア部材の上流側に循環される。
【0015】以上のように、上記第1の発明によれば、
コンベアラインを停止させたりコンベアラインへの搬送
物の供給を停止させたりすることなくコンベアラインを
搬送されてくる搬送物を自動的に任意にコンベアライン
から押し出すことができるとともに、コンベアラインを
搬送されてくる搬送物をコンベアラインから押し出す部
材が、コンベアラインの搬送方向に対して斜行する方向
からコンベアラインを搬送されてくる搬送物に接近して
接触するため、この接触の際に搬送物に与える衝撃が小
さくなって搬送物を転倒させる虞がない。
【0016】前記目的を達成するために、第2の発明に
よるリジェクト装置は、上記第1の発明の構成に加え
て、前記リジェクト部材が前記循環走行部材にこの循環
走行部材の走行方向に沿って任意の間隔で等間隔に複数
取り付けられていることを特徴としている。
【0017】この第2の発明によるリジェクト装置は、
コンベア部材によって搬送物が連続的に搬送される際
に、リジェクト部材が、連続的に搬送されてくる搬送物
の搬送間隔に対応するように、循環走行部材に等間隔に
複数個取り付けられる。そして、この複数のリジェクト
部材が、循環走行部材によってその循環走行路に沿って
循環走行される。
【0018】上記第2の発明によれば、コンベア部材に
よって搬送物が連続的に搬送される際に、循環走行して
いる複数のリジェクト部材のうち、コンベア部材上から
押し出す任意の搬送物に対応するリジェクト部材のアー
ム部材を傾倒させることによって、連続的に搬送されて
来る搬送物の中から任意の搬送物をコンベアライン上か
ら連続して押し出すことができる。
【0019】前記目的を達成するために、第3の発明に
よるリジェクト装置は、上記第1の発明の構成に加え
て、前記循環走行部材の循環走行路において前記アーム
付勢部材がリジェクト部材のアーム部材を傾倒状態にす
る位置からリジェクト部材の押出部材がコンベア部材上
に進出することによってコンベア部材によって搬送され
てくる搬送物と接触する位置までの距離とほぼ同じ距離
だけ押出部材が搬送物と接触する位置からコンベア部材
に沿って上流側の位置に、コンベア部材上から押し出す
搬送物を検知する検知部材が設置されていることを特徴
としている。
【0020】この第3の発明によるリジェクト装置は、
コンベア部材によって搬送されてくる搬送物がコンベア
部材上から押し出す搬送物であるか否かを検知する検知
部材が、循環走行部材の上流側に設置されていて、搬送
されてくる搬送物の検知を行う。そして、この検知部材
によってコンベア部材上から押し出す搬送物が検知され
たときに、アーム付勢部材が作動されて、リジェクト部
材の直立状態に保持されたアーム部材が傾倒される。そ
して、検知部材による検知位置を通過した搬送物と、ア
ーム付勢部材によってアーム部材が傾倒されたリジェク
ト部材は、同じ速度でかつ同じ距離を移動されることに
より、下流側においてコンベア部材上で確実に接触する
ことになる。
【0021】以上のように、第3の発明によれば、コン
ベアラインを搬送されてくる搬送物を自動的にしかも転
倒させる虞がなく任意に押し出すことができる。
【0022】前記目的を達成するために、第4の発明に
よるリジェクト装置は、上記第1の発明の構成に加え
て、前記コンベア部材の前記循環走行部材が設置されて
いる側と反対側位置に、コンベア部材と平行にかつ搬送
面がコンベア部材の搬送面と同じ高さになるように配置
されてコンベア部材と同じ方向に搬送走行するリジェク
トコンベア部材が設置されていることを特徴としてい
る。
【0023】この第4の発明によるリジェクト装置は、
前記第1の発明において、リジェクト部材によってコン
ベア部材上から循環走行部材が設置されている側と反対
側方向に押し出された搬送物は、このコンベア部材に併
設されたリジェクトコンベア部材上に移動され、このリ
ジェクトコンベア部材によって、コンベア部材とは別の
方向に搬送される。
【0024】以上のように、上記第4の発明によれば、
コンベアラインから任意の搬送物を転倒させることなく
自動的に分岐ラインに振り分けることができる。
【0025】前記目的を達成するために、第5の発明に
よるリジェクト装置は、上記第1の発明の構成に加え
て、前記循環走行部材が、コンベア部材の側方のコンベ
ア部材の搬送方向に沿って上流側と下流側位置に配置さ
れた一対のホイール間に巻回されてこの一対のホイール
間を循環走行するチェーン部材であることを特徴として
いる。
【0026】この第5の発明によるリジェクト装置は、
一対のホイール間に巻回されたチェーン部材が、ホイー
ルの回転によって一対のホイール間を循環されることに
よって、リジェクト部材の循環走行が行われる。このチ
ェーン部材によって、リジェクト部材のコンベア部材に
斜行する方向から接近した後離間する循環走行路に沿う
循環走行が円滑に行われ、コンベア部材上からの任意の
搬送物の押出しを円滑に行うことができる。
【0027】前記目的を達成するために、第6の発明に
よるリジェクト装置は、上記第1の発明の構成に加え
て、前記リジェクト部材のストッパ部材が、リジェクト
部材の機枠の直立状態にあるアーム部材に対向する部分
に取り付けられて互いに接近する方向に付勢された一対
の挟圧部材と、アーム部材に設けられてアーム部材が直
立状態にあるとき一対の挟圧部材間に係脱自在に挟持さ
れる突起部材とを有していることを特徴としている。
【0028】この第6の発明によるリジェクト装置は、
リジェクト部材のアーム部材が直立状態にあるときに
は、ストッパ部材のアーム部材に設けられた突起部材
が、機枠に取り付けられた一対の挟圧部材間にこの一対
の挟圧部材を互いに接近する方向に付勢する付勢力に抗
して互いに離間させた状態で嵌入されて、この一対の挟
圧部材によって挟圧され、これによって、アーム部材が
直立状態に保持される。そして、この直立状態にあるリ
ジェクト部材のアーム部材がアーム付勢部材によって付
勢されて傾倒される際には、アーム部材の突起部材がこ
の突起部材を挟圧する一対の挟圧部材の付勢力に抗して
この一対の挟圧部材間から抜け出すことにより、アーム
部材の直立状態の保持状態が解除される。これによっ
て、リジェクト部材のアーム部材の直立状態への保持お
よびその保持状態の解除が円滑に行われ、コンベアライ
ンからの任意の搬送物の取り除きまたは振分けが円滑に
行われる。
【0029】前記目的を達成するために、第7の発明に
よるリジェクト装置は、前記第1の発明の構成に加え
て、前記アーム付勢部材が、回転駆動部材と、この回転
駆動部材の回転軸に取り付けられてこの回転軸を中心に
回転されるとともに先端部の回転軌跡が前記循環走行部
材による前記リジェクト部材の走行軌跡と重なる回転レ
バー部材とを有し、この回転レバー部材の先端部の回転
軌跡がリジェクト部材の走行軌跡に重なる部分に、回転
レバー部材の回転にともなってリジェクト部材のアーム
部材に係合することによりアーム部材を傾倒する方向に
付勢する付勢部が設けられていることを特徴としてい
る。
【0030】この第7の発明によるリジェクト装置は、
コンベア部材上から搬送されてきた搬送物を押し出す際
に、循環走行部材によって走行されるリジェクト部材の
走行に同期して回転駆動部材を駆動させることにより、
その回転軸に取り付けられた回転レバー部材が回転され
て、走行されてきたリジェクト部材のアーム部材の走行
軌跡と回転レバー部材の回転軌跡が重なる部分において
回転レバー部材に設けられた付勢部が走行されてきたア
ーム部材に係合して、直立状態のアーム部材を傾倒させ
る。このように、この第7の発明によれば、回転駆動部
材の駆動制御によってリジェクト部材のアーム部材を任
意に傾倒させ、これによって、コンベアラインからの任
意の搬送物の取り除きまたは振分けを円滑に行うことが
できる。
【0031】前記目的を達成するために、第8の発明に
よるリジェクト装置は、前記第1の発明の構成に加え
て、前記アーム付勢部材が、前記回転レバー部材が一回
転したことを検出する回転レバー検出部材を有している
ことを特徴としている。
【0032】この第8の発明によるリジェクト装置は、
上記第7の発明において、アーム付勢部材の回転レバー
部材がリジェクト部材の走行軌跡から外れた位置におい
てこの回転レバー部材の回転位置を検出するように設定
することによって、アーム付勢部材の回転駆動部材を駆
動してコンベア部材から任意に搬送物の取り除きまたは
振分けを行う際に、回転レバー部材が一回転してリジェ
クト部材のアーム部材を傾倒させた後、回転レバー検出
部材によってこの回転レバー部材が一回転されたことが
検出される。そして、この回転レバー検出部材による検
出信号によって回転駆動部材の駆動を停止させ、回転レ
バー部材の付勢部材をリジェクト部材の走行軌跡から外
れた位置に待機させることが出来る。
【0033】これによって、リジェクト部材のアーム部
材の傾倒を任意に行うことができ、これによって、コン
ベアラインからの任意の搬送物の取り除きまたは振分け
を円滑に行うことができる。
【0034】前記目的を達成するために、第9の発明に
よるリジェクト装置は、前記第1の発明の構成に加え
て、前記アーム復帰部材が、前記コンベア部材と前記循
環走行部材との間に配置されてコンベア部材の搬送方向
に沿って上流側から下流側に向かって上昇するように傾
斜する傾斜ガイド部を有するガイドレール部材であるこ
とを特徴としている。
【0035】この第9の発明によるリジェクト装置は、
リジェクト部材が、搬送物をコンベア部材の搬送方向と
直角方向に押圧しながら循環走行部材の循環走行路がコ
ンベア部材に最も接近する位置まで走行してきて搬送物
をコンベア部材上から完全に押し出した後、リジェクト
部材がこの位置から下流側にさらに走行されることによ
って、傾倒状態にあるアーム部材がアーム復帰部材であ
るガイドレール部材の傾斜ガイド部に乗り上げてゆく。
そして、リジェクト部材の走行にともなって、傾斜ガイ
ド部の走行方向に沿って上昇する傾斜によって、傾倒状
態されていたアーム部材が上向きに付勢されて持ち上げ
られてゆき、この傾斜ガイド部の終端部に到達する時点
でアーム部材が直立状態に復帰され、ストッパ部材によ
ってこの直立状態に保持される。
【0036】上記第9の発明によれば、リジェクト部材
の走行を停止させることなくその走行にともなって、傾
倒されていたアーム部材の直立状態への復帰を自動的に
行うことができるので、リジェクト装置の円滑な作動が
可能になる。
【0037】前記目的を達成するために、第10の発明
によるリジェクト装置は、前記第1の発明の構成に加え
て、前記循環走行部材の循環走行路が、コンベア部材に
接近したのち下流側に向かって所要距離の間コンベア部
材に平行になり、この循環走行路がコンベア部材と平行
な部分の循環走行部材とコンベア部材との間に前記アー
ム復帰部材が配置されていることを特徴としている。
【0038】この第10の発明によるリジェクト装置
は、リジェクト部材が、搬送物をコンベア部材の搬送方
向と直角方向に押圧しながら循環走行部材の循環走行路
がコンベア部材に最も接近する位置まで走行してきて搬
送物をコンベア部材上から完全に押し出した後、リジェ
クト部材がこの位置から下流側に所要距離の間コンベア
部材に対して平行に走行される。そして、このリジェク
ト部材がコンベア部材に対して平行に走行される区間に
おいて、傾倒していたアーム部材がアーム復帰部材によ
って持ち上げられて直立状態に復帰される。
【0039】上記第10の発明によれば、リジェクト部
材がコンベア部材に対して平行に走行している間に傾倒
していたアーム部材が持ち上げられて直立状態に復帰さ
れることにより、この直立状態に復帰する際のアーム部
材の回動面がコンベア部材の搬送方向に対して直角にな
るために、搬送物がコンベア部材によって狭い間隔で連
続的に搬送されてきている場合であっても、直立状態に
復帰するために回動するアーム部材がコンベア部材上か
ら押し出された搬送物の前後の搬送物に係合して、この
前後の搬送物を転倒させたり、または、アーム部材の直
立状態への復帰が阻害されたりする虞が無く、円滑なリ
ジェクト装置の作動が保証される。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明
を行う。
【0041】図1はこの発明によるリジェクト装置の実
施態様の一例を示す平面図であり、この例におけるリジ
ェクト装置は、壜容器に内容物である飲料等の液体が充
填され王冠が打栓された壜詰製品を搬送するコンベアベ
ルトに設置されて、このコンベアベルト上から打栓不良
や内容物の入味量不足の壜詰め製品をリジェクトするも
のである。
【0042】この図1において、リジェクト装置Rは、
コンベアベルトVの側方に配置されて、コンベアベルト
Vによって図1の右側から左方向(以下、この方向を搬
送方向Xという)に搬送される壜詰製品Bのリジェクト
を行う。
【0043】リジェクト装置Rは、鉛直軸を中心に回転
される一対のホイールW1およびW2間に巻回されたチ
ェーンCを有し、このチェーンCに、図2および3に示
されるように、リジェクトアーム1が所定の間隔毎に複
数本取り付けられている。このリジェクトアーム1が取
り付けられる間隔は、後述するようにコンベアベルトV
によって連続的に搬送されてくる壜詰製品Bの搬送間隔
に対応するように設定される。
【0044】ホイールW1とW2は、コンベアベルトV
の搬送方向Xにおいて、ホイールW1が上流側のコンベ
アベルトVから離れた位置に配置され、ホイールW2が
下流側のコンベアベルトVに近接する位置に配置されて
いて、このホイールW1とW2の中心を結ぶ線が、搬送
方向Xに対して所要の角度傾斜するようになっている。
【0045】そして、ホイールW2が駆動ホイールにな
っていて、ホイールW1とW2間に巻回されたチェーン
Cを、図1において反時計回り方向(矢印Yの方向)に
循環走行させるようになっている。なお、ホイールW2
の代わりにホイールW1を駆動ホイールにしてもよい。
【0046】このホイールW1とW2間のホイールW2
寄りでかつコンベアベルトV寄りの位置に、ホイールW
1およびW2よりも径が小さくかつ鉛直軸を中心に回転
自在なホイールW3が、チェーンCの内側に歯合された
状態で配置されていて、チェーンCをコンベアベルトV
側に張り出させることにより、ホイールW2とW3間に
おいてコンベアベルトVと平行になるようにチェーンC
を支持している。
【0047】リジェクトアーム1は、図2および3に拡
大して示されるように、チェーンCの外周部に一体的に
走行されるように連結された基板1Aと、この基板1A
の外側面に鉛直向きに延びるように下端部が固定された
支柱1Bと、チェーンCの走行方向に対して外方に直角
向きに張り出して互いに所定の間隔を開けて鉛直向きに
対向する一対の支持板1Ca,1Caを有し支柱1Bの
下端部に固定された支持台1Cと、この支持台1Cの一
対の支持板1Ca,1Ca間に基端部が挿入されてこの
基端部が一対の支持板1Ca,1Ca間にチェーンCの
走行方向と平行な軸1Daによって回動自在に支持され
ているアーム1Dと、アーム1Dの先端部にその長手方
向がコンベアベルトVの走行方向と平行でかつアーム1
Dの軸方向と直角向きになるように固定された押出板1
Eとを備えている。
【0048】支持台1Cは、一対の支持板1Ca,1C
aの下部間に架設された底部1Cbを有していて、底部
1Cbの上面が、後述するようにアーム1Dが傾倒され
た際にアーム1Dに係合して、このアーム1Dを水平状
態に保持するようになっている。
【0049】そして、図3から良く分かるように、支柱
1Bのアーム1Dと対向する側面には、支柱1Bにアー
ム1Dを鉛直向きに直立した状態で保持するストッパ1
Fが取り付けられ、アーム1Dのストッパ1Fに対向す
る部分にストッパ1Fに係合する突起1Gが取り付けら
れている。
【0050】ストッパ1Fは、支柱1Bの側面に上下方
向に所定の間隔を開けて対向するように固定された一対
のケーシング1Fa内にそれぞれスチールボール1Fb
が内装され、このスチールボール1Fbとケーシング1
Faの内壁面との間にそれぞれスプリング1Fcが介装
されていて、スチールボール1Fbを互いに接近する方
向に付勢している。
【0051】スチールボール1Fbは、それぞれのケー
シング1Faの互いに対向する面に形成されたスチール
ボール1Fbの外径よりも小さい内径を有する孔から、
それぞれ、その一部がケーシング1Faの外部に突出さ
れた状態でかつ互いに突起1Gの幅よりも小さい間隔を
開けた状態で、抜落ち不能に保持されている。
【0052】突起1Gは、アーム1Dの支柱1Bのスト
ッパ1Fに対向する面から支柱1B側に水平に突出さ
れ、その先端部の上面および下面に凹部1Gaがそれぞ
れ形成されている。この突起1Gは、アーム1Dが直立
状態のときに、ストッパ1Fの一対のスチールボール1
Fb間に嵌入してスチールボール1Fbがそれぞれ凹部
1Ga内に嵌合されることにより、アーム1Dを支柱1
Bに対して直立状態に保持する。
【0053】ホイールW1,W2およびW3間に巻回さ
れたチェーンCの外方部には、図1から分かるように、
ホイールW3の外周部に対向する位置からホイールW2
の外周部を回ってホイールW1の外周部に対向する位置
まで、チェーンCと平行に延びるガイドレール2が配置
されている。
【0054】図4は、ガイドレール2を図1のZ方向か
ら見た側面図であり、ガイドレール2は、図1において
チェーンCのホイールW3からホイールW2に至る部分
に対向する区間aが、下流側にゆくにしたがって上向き
に上昇するように傾斜しており(以下、この区間aの部
分を傾斜部2Aという)、チェーンCのホイールW2の
外周部を回ってホイールW1に至る部分に対向する区間
bが水平に形成されている(以下、この区間bの部分を
水平部2Bという)。
【0055】ホイールW1の上方の搬送方向Xにおいて
上流側の円周部分に対向する位置に、サーボモータM
が、その回転軸M1を鉛直下向きにした状態で、図示し
ない機枠に取り付けられて支持されている。
【0056】サーボモータMの回転軸M1の先端部に
は、水平向きに延びる回転レバー3の基端部が固定され
ていて、サーボモータMの駆動により水平面内で図1に
おいて反時計方向に回転するようになっている。
【0057】回転レバー3の先端部には、鉛直下向きに
延びるプッシュバー4が固定されており、回転レバー3
の回転によって円筒面を描きながらサーボモータMの回
転軸M1の周りを回転するようになっている。そして、
このプッシュバー4の回転軌跡が、チェーンCの循環走
行に沿って走行する直立状態のリジェクトアーム1のア
ーム1Dの走行軌跡と重なるように設定されていて、後
述するように、プッシュバー4が回転レバー3の回転に
伴って、走行されてきたリジェクトアーム1の押出板1
Eの後部に係合して、アーム1DをチェーンCの外方に
付勢するようになっている。
【0058】回転レバー3の回転軌跡面の上方には、回
転レバー3がその回転によって所定の位置にきたときに
回転レバー3の位置を検出する近接センサS1が図示し
ない機枠に取り付けられている。この近接センサS1
は、回転レバー3が一回転したことを検出するものであ
って、回転レバー3の回転軌跡面のどの位置で回転レバ
ー3を検出するかは任意であるが、この例においては、
回転レバー3の回転方向においてプッシュバー4と押出
板1Eとの係合位置α(図1参照)の下流側でリジェク
トアーム1の走行路から外れた位置に配置してある。
【0059】コンベアベルトVのリジェクト装置Rが対
向する部分よりも上流側位置に、コンベアベルトVによ
って搬送される壜詰製品Bの入味量を検査する光検出セ
ンサS2と、壜詰製品Bに打栓された王冠の有無を検出
する金属センサS3が設置されている。
【0060】光検出センサS2は、コンベアベルトVを
挟むように配置された発光器S2aと受光器S2bを有
していて、この発光器S2aと受光器S2bの間を壜詰
製品Bが通過する際の発光器S2aから受光器S2bへ
の検査光の入光量によって、壜詰製品Bに規定の入味線
まで内容物が充填されているか否かを検出するようにな
っている。
【0061】また、金属センサS3は、コンベアベルト
Vによって搬送される壜詰製品Bの上方に位置するよう
に配置されていて、下方を通過する壜詰製品Bについて
金属の有無を検知することによって、その壜詰製品Bに
王冠が打栓されているか否かを検出するようになってい
る。
【0062】この光検出センサS2および金属センサS
3は、マイクロコンピュータ等の制御器10に接続さ
れ、さらにこの制御器10に近接センサS1が接続され
て、それぞれ検出信号が制御器10に出力されるように
なっている。そして、この制御器10はサーボモータM
に接続されていて、各センサからの検出信号に基づいて
サーボモータMの駆動を制御するようになっている。
【0063】このリジェクト装置RのチェーンCの走行
速度は、コンベアベルトVの搬送速度と等しくなるよう
に設定されており、さらに、コンベアベルトVの搬送方
向において下流側に位置する金属センサS3の検出位置
から後述する押出板1Eと壜詰製品Bとの接触位置βま
での距離L1が、前述のプッシュバー4と押出板1Eと
の係合位置αから接触位置βまでの距離L2が等しくな
るように設定されている(図1参照)。
【0064】また、コンベアベルトVのリジェクト装置
Rの設置側と反対側位置に、コンベアベルトVに併設さ
れるとともに下流側でコンベアベルトVと分岐するリジ
ェクトコンベアRVが設置されている。
【0065】以下、上記リジェクト装置Rの作動につい
て説明を行う。
【0066】なお、図1においては、リジェクト装置R
のリジェクトアーム1と壜詰製品Bとの動きを説明する
ために、それぞれ一本のリジェクトアーム1と壜詰製品
Bについて、移動の状態を連続的に記載されている。
【0067】また、リジェクト装置Rの待機状態におい
ては、チェーンCに取り付けられた複数のリジェクトア
ーム1は、何れも、突起1Gの凹部1Gaにそれぞれス
トッパ1Fの一対のスチールボール1Fbが嵌合され、
スプリング1Fcの付勢力によってこの突起1Gが挟圧
されることにより、アーム1Dが直立状態に保持されて
いる。
【0068】この状態で、図1において、コンベアベル
トVによって壜詰製品Bが搬送されて来ると、この壜詰
製品Bが光検出センサS2の検出位置および金属センサ
S3の検出位置を順次通過する際に、光検出センサS2
によって壜詰製品Bに規定の量の飲料等の内容物が充填
されていないことが検出されるか、または、金属センサ
S3によって壜詰製品Bに王冠が打栓されていないこと
が検出された場合には、この光検出センサS2および金
属センサS3から入力される検出信号に基づいて、制御
器10が、壜詰製品Bが金属センサS3の検出位置を通
過したときに、サーボモータMに駆動信号を出力する。
【0069】この制御器10からの駆動信号が入力され
たサーボモータMは、回転レバー3を図1において反時
計方向に一回転させる。このとき、この回転レバー3の
先端部に取り付けられたプッシュバー4の回転軌跡がコ
ンベアベルトVの搬送速度と同じ速度で走行しているリ
ジェクトアーム1の走行路とが重なっていることによ
り、プッシュバー4が、チェーンCに連結されている複
数のリジェクトアーム1のうちチェーンCの駆動によっ
てプッシュバー4の回転軌跡との交差点に走行してきた
リジェクトアーム1の押出板1Eの後面に係合する。
【0070】この回転するプッシュバー4と係合したリ
ジェクトアーム1は、アーム1Dがその軸1Daを中心
にホイールW1の径方向外方に回動する方向に付勢さ
れ、ストッパ1Fの一対のスチールボール1Fbに挟持
された突起1Gが、この一対のスチールボール1Fbを
それぞれのスプリング1Fcの付勢力に抗して押し広げ
ることによって、ストッパ1Fと離間する。
【0071】そして、この突起1Gがストッパ1Fから
外れたアーム1Dは、その自重によって、図5に二点鎖
線で示されるように、ホイールW1の径方向外方に倒
れ、支持台1Cの底部1Cbに係合して水平状態に支持
される。
【0072】サーボモータMは、回転レバー3が一回転
してプッシュバー4がリジェクトアーム1の走行路から
外れた位置において、回転レバー3が近接センサS1に
よって検出されてその検出信号が制御器10に入力され
ることにより、この制御器10による制御によって、そ
の回転を停止して、プッシュバー4をリジェクトアーム
1の走行路から外れた位置に待機させる。
【0073】このようにして、直立状態から傾倒されて
水平状態に保持されたアーム1Dは、チェーンCの駆動
にともなってコンベアベルトVに接近してゆき、アーム
1Dの先端部の押出板1EがコンベアベルトVの搬送路
上に進入してゆく。そして、コンベアベルトVによって
搬送されてきた壜詰製品Bの側部に接触してゆく。
【0074】このとき、押出板1Eは、この押出板1E
と壜詰製品Bとの接触位置βから金属センサS3の検出
位置までの距離L1が、接触位置βからプッシュバー4
と押出板1Eとの係合位置αまでの距離L2と等しくな
るように設定されおり、かつコンベアベルトVの搬送速
度とチェーンCの走行速度が等しいことにより、光検出
センサS2または金属センサS3によって入味量不足ま
たは打栓不良が検出された壜詰製品Bに接触してゆくこ
とになる。
【0075】この押出板1Eと壜詰製品Bの接触は、押
出板1Eの走行方向がコンベアベルトVの搬送方向Xに
対して傾斜していることによって鋭角的に行われるため
に、押出板1Eが接触した際の壜詰製品Bに与える衝撃
が非常に小さいものとなる。
【0076】押出板1Eと接触した壜詰製品Bは、この
壜詰製品Bと同一速度で走行しながらチェーンCのコン
ベアベルトVに対する傾斜にともなってコンベアベルト
Vの搬送路上に突出してゆく押出板1Eによって、コン
ベアベルトVの搬送方向Xと直角方向に付勢されて、コ
ンベアベルトV上からリジェクトコンベアRV上に移動
されてゆく。
【0077】そして、そのリジェクトアーム1がホイー
ルW3の位置まで来たときに、押出板1Eがリジェクト
コンベアRVの側部に到達して、壜詰製品Bをコンベア
ベルトV上からリジェクトコンベアRV上に完全に押し
出す。
【0078】この後、ホイールW3とW2間においてチ
ェーンCの走行方向がコンベアベルトVと平行になるこ
とによって、リジェクトアーム1がコンベアベルトVと
平行に走行されるようになるとともに、アーム1Dがガ
イドレール2の傾斜部2Aに乗り上げてゆく。そして、
チェーンCの走行にともなって、アーム1Dがガイドレ
ール2の傾斜部2A上を摺動してゆき、この傾斜部2A
によって上向きに付勢されて水平状態から直立状態に引
き起こされてゆく。
【0079】そして、このリジェクトアーム1がガイド
レール2の傾斜部2Aから水平部2Bへの切替わり部分
まで来た時には、アーム1Dが直立状態に完全に引き起
こされて、突起1Gがストッパ1Fのスチールボール1
Fb間に嵌入し、凹部1Gaにスプリング1Fcによっ
て付勢されたスチールボール1Fbが嵌合して、突起1
Gがスチールボール1Fbによって挟圧されることによ
り、その直立状態に保持される。
【0080】このようにして、アーム1Dが直立状態に
復帰されたリジェクトアーム1は、チェーンCの走行に
ともなってホイールW1とW2間の循環走行を継続す
る。そして、このアーム1Dが直立状態にあるリジェク
トアーム1は、コンベアベルトVに沿って走行する際
に、その押出板1EがコンベアベルトVの搬送路上に進
入することなく、したがって、コンベアベルトVによっ
て搬送されてくる正常な壜詰製品Bに係合することはな
い。
【0081】なお、リジェクトコンベアRV上に押し出
された不良の壜詰製品Bは、このリジェクトコンベアR
VによってコンベアベルトVとは別の処理工程に搬送さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の最良の形態の一例を示す概略平面図で
ある。
【図2】同例におけるリジェクトアームとチェーンとの
取付状態を示す正面図である。
【図3】同例におけるリジェクトアームの構成を示す側
断面図である。
【図4】同例におけるガイドレールを示す正面図であ
る。
【図5】同例におけるリジェクト装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 …リジェクトアーム(リジェクト部材) 1A …基板 1B …支柱(機枠) 1C …支持台 1Ca…支持板 1Cb…底部(支持部材) 1D …アーム(アーム部材) 1E …押出板(押出部材) 1F …ストッパ(ストッパ部材) 1Fa…ケーシング 1Fb…スチールボール(挟圧部材) 1Fc…スプリング 1G …突起(突起部材) 1Ga…凹部 2 …ガイドレール(アーム復帰部材,ガイドレール
部材) 2A …傾斜部(傾斜ガイド部) 2B …水平部 3 …回転レバー(回転レバー部材) 4 …プッシュバー(付勢部) B …壜詰製品(搬送物) C …チェーン(循環走行部材) M …サーボモータ(アーム付勢部材,回転駆動部
材) M1 …回転軸 V …コンベアベルト(コンベア部材) RV …リジェクトコンベア S2 …光検出センサ S3 …金属センサ W1,W2…ホイール W3 …ホイール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入鹿 文雄 東京都中央区新川二丁目10番1号 麒麟麦 酒株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベア部材によって搬送されてくる搬
    送物のうち任意の搬送物をコンベア部材上から取り除く
    リジェクト装置において、 前記コンベア部材の側方位置に配置されてこのコンベア
    部材の搬送方向に沿って上流側のコンベア部材に対して
    離れた位置から下流側のコンベア部材に接近する位置に
    向かったのちコンベア部材から離間して上流側の元の位
    置に向かってコンベア部材とほぼ同じ速度で循環走行す
    る循環走行部材と、 先端部に押出部材が設けられ下端部が回動自在に支持さ
    れて直立状態と傾倒状態との間で回動自在なアーム部材
    とこのアーム部材を直立状態に係脱自在に保持するスト
    ッパ部材とアーム部材を傾倒状態に支持する支持部材と
    を有し、前記循環走行部材にこの循環走行部材によって
    循環走行されるとともに循環走行部材の循環走行路の外
    側に向かってアーム部材が傾倒するように取り付けられ
    たリジェクト部材と、 前記循環走行部材の循環走行路の途中に配置され任意に
    作動されて循環走行部材によって循環走行する前記リジ
    ェクト部材の直立状態のアーム部材を傾倒させるアーム
    付勢部材と、 前記循環走行部材の循環走行路のコンベア部材に接近し
    た位置から下流側に配置されて傾倒状態のアーム部材を
    上方向に付勢することによりアーム部材を直立状態に復
    帰させるアーム復帰部材とを備え、 前記リジェクト部材のアーム部材の長さが、リジェクト
    部材が前記循環走行部材によってコンベア部材の搬送方
    向に沿って上流側のコンベア部材に対して離れた位置か
    ら下流側のコンベア部材に接近する位置に向かって走行
    される際に、傾倒状態にあるアーム部材の先端の押出部
    材が、その走行にともなってコンベア部材の循環走行部
    材の設置側の側部外方からコンベア部材上に進出してゆ
    き、循環走行部材の循環走行路がコンベア部材に最も接
    近する位置においてコンベア部材の循環走行部材の設置
    側と反対側の側部に到達する長さに設定されている、 ことを特徴としているリジェクト装置。
  2. 【請求項2】 前記リジェクト部材が前記循環走行部材
    にこの循環走行部材の走行方向に沿って任意の間隔で等
    間隔に複数取り付けられている請求項1に記載のリジェ
    クト装置。
  3. 【請求項3】 前記循環走行部材の循環走行路において
    前記アーム付勢部材がリジェクト部材のアーム部材を傾
    倒状態にする位置からリジェクト部材の押出部材がコン
    ベア部材上に進出することによってコンベア部材によっ
    て搬送されてくる搬送物と接触する位置までの距離とほ
    ぼ同じ距離だけ押出部材が搬送物と接触する位置からコ
    ンベア部材に沿って上流側の位置に、コンベア部材上か
    ら押し出す搬送物を検知する検知部材が設置されている
    請求項1に記載のリジェクト装置。
  4. 【請求項4】 前記コンベア部材の前記循環走行部材が
    設置されている側と反対側位置に、コンベア部材と平行
    にかつ搬送面がコンベア部材の搬送面と同じ高さになる
    ように配置されてコンベア部材と同じ方向に搬送走行す
    るリジェクトコンベア部材が設置されている請求項1に
    記載のリジェクト装置。
  5. 【請求項5】 前記循環走行部材が、コンベア部材の側
    方のコンベア部材の搬送方向に沿って上流側と下流側位
    置に配置された一対のホイール間に巻回されてこの一対
    のホイール間を循環走行するチェーン部材である請求項
    1に記載のリジェクト装置。
  6. 【請求項6】 前記リジェクト部材のストッパ部材が、
    リジェクト部材の機枠の直立状態にあるアーム部材に対
    向する部分に取り付けられて互いに接近する方向に付勢
    された一対の挟圧部材と、アーム部材に設けられてアー
    ム部材が直立状態にあるとき一対の挟圧部材間に係脱自
    在に挟持される突起部材とを有している請求項1に記載
    のリジェクト装置。
  7. 【請求項7】 前記アーム付勢部材が、回転駆動部材
    と、この回転駆動部材の回転軸に取り付けられてこの回
    転軸を中心に回転されるとともに先端部の回転軌跡が前
    記循環走行部材による前記リジェクト部材の走行軌跡と
    重なる回転レバー部材とを有し、この回転レバー部材の
    先端部の回転軌跡がリジェクト部材の走行軌跡に重なる
    部分に、回転レバー部材の回転にともなってリジェクト
    部材のアーム部材に係合することによりアーム部材を傾
    倒する方向に付勢する付勢部が設けられている請求項1
    に記載のリジェクト装置。
  8. 【請求項8】 前記アーム付勢部材が、前記回転レバー
    部材が一回転したことを検出する回転レバー検出部材を
    有している請求項7に記載のリジェクト装置。
  9. 【請求項9】 前記アーム復帰部材が、前記コンベア部
    材と前記循環走行部材との間に配置されてコンベア部材
    の搬送方向に沿って上流側から下流側に向かって上昇す
    るように傾斜する傾斜ガイド部を有するガイドレール部
    材である請求項1に記載のリジェクト装置。
  10. 【請求項10】 前記循環走行部材の循環走行路が、コ
    ンベア部材に接近したのち下流側に向かって所要距離の
    間コンベア部材に平行になり、この循環走行路がコンベ
    ア部材と平行な部分の循環走行部材とコンベア部材との
    間に前記アーム復帰部材が配置されている請求項1に記
    載のリジェクト装置。
JP2865098A 1998-02-10 1998-02-10 リジェクト装置 Pending JPH11227936A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001315913A (ja) * 2000-05-10 2001-11-13 Okamura Corp ロータリーラックにおける荷の入庫装置
JP2006206303A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd 物品のリジェクト方法及び装置
JP2007153452A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Ishizuka Glass Co Ltd ローダー・アンローダー装置
JP2007320725A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Maki Mfg Co Ltd 物品の振り分け装置
JP2014122088A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Shibuya Kogyo Co Ltd 物品振り分け装置
JP2016523786A (ja) * 2013-07-12 2016-08-12 テトラ・ラヴァル・ホールディングス・アンド・ファイナンス・ソシエテ・アノニムTetra Laval Holdings & Finance S.A. 少なくとも2つのコンベアベルトの間において容器を案内するための分配装置、及び当該分配装置を制御するための方法

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