JPH11227032A - ヒートボルト制御装置およびヒータ断線検出方法 - Google Patents
ヒートボルト制御装置およびヒータ断線検出方法Info
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- JPH11227032A JPH11227032A JP10035687A JP3568798A JPH11227032A JP H11227032 A JPH11227032 A JP H11227032A JP 10035687 A JP10035687 A JP 10035687A JP 3568798 A JP3568798 A JP 3568798A JP H11227032 A JPH11227032 A JP H11227032A
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- B29C2948/92904—Die; Nozzle zone
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で個々のヒートボルトの断線を検
出可能とする。 【解決手段】 ｎ個のヒートボルト３１Ｈ１〜３１Ｈｎ
をｍ個ずつｋ個のブロックに分け、各ブロックに属する
ヒートボルトは共通のヒータラインから電力を供給し、
各ヒータラインにはそれぞれ電流センサ１３Ｄ１〜１３
Ｄｋを設置する。ヒートボルト制御コントローラ１１
は、各ブロックに属するヒートボルトのそれぞれ１個を
着目ヒートボルトとして選び、それら着目ヒートボルト
にだけ電力を供給するよう指令し、電流センサ１３Ｄ１
〜１３Ｄｋで検出した電流値の全てが所定レベルより大
きいなら正常と判定すると共に一つでも所定レベル以下
なら断線と判定する。正常と判定されたら、各ブロック
に属するヒートボルトのそれぞれ別の１個に着目ヒート
ボルトを変更して、前記指令と前記判定とを、全てのヒ
ートボルトを着目ヒートボルトとするまで、反復する。
断線と判定されたら、ヒートボルトの断線警報を出す。
出可能とする。 【解決手段】 ｎ個のヒートボルト３１Ｈ１〜３１Ｈｎ
をｍ個ずつｋ個のブロックに分け、各ブロックに属する
ヒートボルトは共通のヒータラインから電力を供給し、
各ヒータラインにはそれぞれ電流センサ１３Ｄ１〜１３
Ｄｋを設置する。ヒートボルト制御コントローラ１１
は、各ブロックに属するヒートボルトのそれぞれ１個を
着目ヒートボルトとして選び、それら着目ヒートボルト
にだけ電力を供給するよう指令し、電流センサ１３Ｄ１
〜１３Ｄｋで検出した電流値の全てが所定レベルより大
きいなら正常と判定すると共に一つでも所定レベル以下
なら断線と判定する。正常と判定されたら、各ブロック
に属するヒートボルトのそれぞれ別の１個に着目ヒート
ボルトを変更して、前記指令と前記判定とを、全てのヒ
ートボルトを着目ヒートボルトとするまで、反復する。
断線と判定されたら、ヒートボルトの断線警報を出す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートボルト制御
装置およびヒータ断線検出方法に関し、さらに詳しく
は、ダイの複数のヒートボルトに加える熱量を制御する
と共に簡単な構成で個々のヒートボルトの断線を検出可
能とするヒートボルト制御装置および複数のヒータに対
し電流センサを１個設置するだけで個々のヒータの断線
検出を可能にするヒータ断線検出方法に関する。
装置およびヒータ断線検出方法に関し、さらに詳しく
は、ダイの複数のヒートボルトに加える熱量を制御する
と共に簡単な構成で個々のヒートボルトの断線を検出可
能とするヒートボルト制御装置および複数のヒータに対
し電流センサを１個設置するだけで個々のヒータの断線
検出を可能にするヒータ断線検出方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、製品シート（樹脂フィルム）の
成形の概略図である。押出機３０で溶融された樹脂は、
Ｔダイ３１のリップ３１Ｌから押し出され、製品シート
となる。Ｔダイ３１には、製品シートの幅方向に並べて
ｎ（＝２０〜１８０）本のヒートボルト３１Ｈ１〜３１
Ｈｎが設置してある。加える熱量によりヒートボルト３
１Ｈ１〜３１Ｈｎは伸縮するので、各ヒートボルト３１
Ｈ１〜３１Ｈｎ（のヒータ）に加える熱量を調節するこ
とによりリップ３１Ｌの開口間隔を調節し、製品シート
の厚みを制御する。
成形の概略図である。押出機３０で溶融された樹脂は、
Ｔダイ３１のリップ３１Ｌから押し出され、製品シート
となる。Ｔダイ３１には、製品シートの幅方向に並べて
ｎ（＝２０〜１８０）本のヒートボルト３１Ｈ１〜３１
Ｈｎが設置してある。加える熱量によりヒートボルト３
１Ｈ１〜３１Ｈｎは伸縮するので、各ヒートボルト３１
Ｈ１〜３１Ｈｎ（のヒータ）に加える熱量を調節するこ
とによりリップ３１Ｌの開口間隔を調節し、製品シート
の厚みを制御する。
【０００３】図６に、従来のヒートボルト制御装置を示
す。このヒートボルト制御装置６００は、ヒートボルト
制御コントローラ４１と、制御するｎ個のヒートボルト
３１Ｈ１〜３１Ｈｎに対応したｎ個の電力制御器（サイ
リスタ，ソリッドステートリレー等）４２Ｐ１〜４２Ｐ
ｎと、ｎ個の断線検出回路４３Ｄ１〜４３Ｄｎとを具備
している。
す。このヒートボルト制御装置６００は、ヒートボルト
制御コントローラ４１と、制御するｎ個のヒートボルト
３１Ｈ１〜３１Ｈｎに対応したｎ個の電力制御器（サイ
リスタ，ソリッドステートリレー等）４２Ｐ１〜４２Ｐ
ｎと、ｎ個の断線検出回路４３Ｄ１〜４３Ｄｎとを具備
している。
【０００４】前記ヒートボルト制御コントローラ４１
は、電力制御器４２Ｐによりヒートボルト３１Ｈに供給
する電力を制御する（時分割比例制御）。
は、電力制御器４２Ｐによりヒートボルト３１Ｈに供給
する電力を制御する（時分割比例制御）。
【０００５】また、前記断線検出回路４３Ｄは、対応す
るヒートボルト３１Ｈへのヒータラインに電圧があるに
もかかわらず電流が規定値以下の場合にアラームを出力
する。これは、ヒートボルト３１Ｈが断線すると、その
部分のリップ３１Ｌの開口間隔の調整が不可能になり、
厚みの制御が不可能になってしまうためである。なお、
断線検出回路４３Ｄの検出タイミングは、前記ヒートボ
ルト制御コントローラ１１の時分割比例制御に鑑み、対
応するヒートボルト３１Ｈへの電力供給のタイミングと
同期して行っている。
るヒートボルト３１Ｈへのヒータラインに電圧があるに
もかかわらず電流が規定値以下の場合にアラームを出力
する。これは、ヒートボルト３１Ｈが断線すると、その
部分のリップ３１Ｌの開口間隔の調整が不可能になり、
厚みの制御が不可能になってしまうためである。なお、
断線検出回路４３Ｄの検出タイミングは、前記ヒートボ
ルト制御コントローラ１１の時分割比例制御に鑑み、対
応するヒートボルト３１Ｈへの電力供給のタイミングと
同期して行っている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のヒートボル
ト制御装置６００では、ヒートボルト３１Ｈの１本毎に
断線検出回路４３Ｄを用意しなければならないため、設
置面積をとり、各断線検出回路４３Ｄごとに調整（ゲイ
ン調整等）をしなければならず、コストがかかる問題点
がある。そこで、本発明の第１の目的は、複数のヒート
ボルトに加える熱量を制御すると共に簡単な構成で個々
のヒートボルトの断線を検出可能とするヒートボルト制
御装置を提供することにある。また、本発明の第２の目
的は、複数のヒータに対し電流センサを１個設置するだ
けで個々のヒータの断線検出を可能にするヒータ断線検
出方法を提供することにある。
ト制御装置６００では、ヒートボルト３１Ｈの１本毎に
断線検出回路４３Ｄを用意しなければならないため、設
置面積をとり、各断線検出回路４３Ｄごとに調整（ゲイ
ン調整等）をしなければならず、コストがかかる問題点
がある。そこで、本発明の第１の目的は、複数のヒート
ボルトに加える熱量を制御すると共に簡単な構成で個々
のヒートボルトの断線を検出可能とするヒートボルト制
御装置を提供することにある。また、本発明の第２の目
的は、複数のヒータに対し電流センサを１個設置するだ
けで個々のヒータの断線検出を可能にするヒータ断線検
出方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】第１の観点では、本発明
は、ダイの開口間隔を調整するｎ個のヒートボルトにそ
れぞれ対応し各ヒートボルトのヒータへ電力を供給する
ｎ個の電力制御器と、それら電力制御器から供給する電
力の大きさを指令するヒートボルト制御コントローラと
を備えたヒートボルト制御装置において、前記ｎ個のヒ
ートボルトはｋ（＜ｎ）個のブロックに分けられ、各ブ
ロックに属するヒートボルトは共通のヒータラインから
電力を供給され、各ヒータラインにはそれぞれ電流セン
サが設置されており、前記ヒートボルト制御コントロー
ラは所定期間ごとにヒータ断線検出処理を実行し、その
ヒータ断線検出処理は、各ブロックに属するヒートボル
トのそれぞれ１個を着目ヒートボルトとして選ぶ初期ス
テップと、それら着目ヒートボルトにだけ電力を供給す
るよう指令する指令ステップと、前記電流センサで検出
した電流値の全てが所定レベルより大きいなら正常と判
定すると共に一つでも所定レベル以下なら異常と判定す
る判定ステップと、正常と判定されたら各ブロックに属
するヒートボルトのそれぞれ別の１個に前記着目ヒート
ボルトを変更して前記指令ステップと前記判定ステップ
とを実行することを全てのヒートボルトを着目ヒートボ
ルトとするまで反復する反復ステップと、異常と判定さ
れたらヒートボルトの断線警報を出す警報ステップとを
備えたものである、ことを特徴とするヒートボルト制御
装置を提供する。
は、ダイの開口間隔を調整するｎ個のヒートボルトにそ
れぞれ対応し各ヒートボルトのヒータへ電力を供給する
ｎ個の電力制御器と、それら電力制御器から供給する電
力の大きさを指令するヒートボルト制御コントローラと
を備えたヒートボルト制御装置において、前記ｎ個のヒ
ートボルトはｋ（＜ｎ）個のブロックに分けられ、各ブ
ロックに属するヒートボルトは共通のヒータラインから
電力を供給され、各ヒータラインにはそれぞれ電流セン
サが設置されており、前記ヒートボルト制御コントロー
ラは所定期間ごとにヒータ断線検出処理を実行し、その
ヒータ断線検出処理は、各ブロックに属するヒートボル
トのそれぞれ１個を着目ヒートボルトとして選ぶ初期ス
テップと、それら着目ヒートボルトにだけ電力を供給す
るよう指令する指令ステップと、前記電流センサで検出
した電流値の全てが所定レベルより大きいなら正常と判
定すると共に一つでも所定レベル以下なら異常と判定す
る判定ステップと、正常と判定されたら各ブロックに属
するヒートボルトのそれぞれ別の１個に前記着目ヒート
ボルトを変更して前記指令ステップと前記判定ステップ
とを実行することを全てのヒートボルトを着目ヒートボ
ルトとするまで反復する反復ステップと、異常と判定さ
れたらヒートボルトの断線警報を出す警報ステップとを
備えたものである、ことを特徴とするヒートボルト制御
装置を提供する。
【０００８】上記第１の観点のヒートボルト制御装置で
は、ｋ個の電流センサを備えればよいので、従来のｎ個
の断線検出回路を備える場合に比べて、設備負担を軽減
できる。すなわち、設置面積を縮減でき、調整を簡単化
でき、コストを低減することが出来る。なお、ヒータ断
線検出処理の間は通常のヒートボルトの制御ができなく
なるが、ヒータ断線検出処理に要する時間（例えば５
秒）に比べてヒートボルトの応答時定数（例えば１０
分）が十分大きいため、ヒータ断線検出処理を実行する
周期（所定期間）を長くとれば（例えば１０分毎）、支
障は生じない。
は、ｋ個の電流センサを備えればよいので、従来のｎ個
の断線検出回路を備える場合に比べて、設備負担を軽減
できる。すなわち、設置面積を縮減でき、調整を簡単化
でき、コストを低減することが出来る。なお、ヒータ断
線検出処理の間は通常のヒートボルトの制御ができなく
なるが、ヒータ断線検出処理に要する時間（例えば５
秒）に比べてヒートボルトの応答時定数（例えば１０
分）が十分大きいため、ヒータ断線検出処理を実行する
周期（所定期間）を長くとれば（例えば１０分毎）、支
障は生じない。
【０００９】第２の観点では、本発明は、ダイの開口間
隔を調整するｎ個のヒートボルトにそれぞれ対応し各ヒ
ートボルトのヒータへ電力を供給するｎ個の電力制御器
と、それら電力制御器から供給する電力の大きさを指令
するヒートボルト制御コントローラとを備えたヒートボ
ルト制御装置において、前記ｎ個のヒートボルトは共通
のヒータラインから電力を供給され、そのヒータライン
には電流センサが設置されており、前記ヒートボルト制
御コントローラは所定期間ごとにヒータ断線検出処理を
実行し、そのヒータ断線検出処理は、ヒートボルトの１
個を着目ヒートボルトとして選ぶ初期ステップと、その
着目ヒートボルトにだけ電力を供給するよう指令する指
令ステップと、前記電流センサで検出した電流値が所定
レベルより大きいなら正常と判定すると共に所定レベル
以下なら異常と判定する判定ステップと、正常と判定さ
れたらヒートボルトの別の１個に前記着目ヒートボルト
を変更して前記指令ステップと前記判定ステップとを実
行することを全てのヒートボルトを着目ヒートボルトと
するまで反復する反復ステップと、異常と判定されたら
ヒートボルトの断線警報を出す警報ステップとを備えた
ものである、ことを特徴とするヒートボルト制御装置を
提供する。
隔を調整するｎ個のヒートボルトにそれぞれ対応し各ヒ
ートボルトのヒータへ電力を供給するｎ個の電力制御器
と、それら電力制御器から供給する電力の大きさを指令
するヒートボルト制御コントローラとを備えたヒートボ
ルト制御装置において、前記ｎ個のヒートボルトは共通
のヒータラインから電力を供給され、そのヒータライン
には電流センサが設置されており、前記ヒートボルト制
御コントローラは所定期間ごとにヒータ断線検出処理を
実行し、そのヒータ断線検出処理は、ヒートボルトの１
個を着目ヒートボルトとして選ぶ初期ステップと、その
着目ヒートボルトにだけ電力を供給するよう指令する指
令ステップと、前記電流センサで検出した電流値が所定
レベルより大きいなら正常と判定すると共に所定レベル
以下なら異常と判定する判定ステップと、正常と判定さ
れたらヒートボルトの別の１個に前記着目ヒートボルト
を変更して前記指令ステップと前記判定ステップとを実
行することを全てのヒートボルトを着目ヒートボルトと
するまで反復する反復ステップと、異常と判定されたら
ヒートボルトの断線警報を出す警報ステップとを備えた
ものである、ことを特徴とするヒートボルト制御装置を
提供する。
【００１０】上記第２の観点のヒートボルト制御装置
は、前記第１の観点のヒートボルト制御装置における
“ｋ”を“１”としたものである。この場合、１個の電
流センサを備えればよいので、従来のｎ個の断線検出回
路を備える場合に比べて、設備負担を軽減できる。すな
わち、設置面積を縮減でき、調整を簡単化でき、コスト
を低減することが出来る。
は、前記第１の観点のヒートボルト制御装置における
“ｋ”を“１”としたものである。この場合、１個の電
流センサを備えればよいので、従来のｎ個の断線検出回
路を備える場合に比べて、設備負担を軽減できる。すな
わち、設置面積を縮減でき、調整を簡単化でき、コスト
を低減することが出来る。
【００１１】第３の観点では、本発明は、複数のヒータ
に共通のヒータラインから電力を供給し、ヒータの１個
を着目ヒータとして選び、その着目ヒータにだけ電力を
供給するよう制御し、その時に前記ヒータラインに流れ
る電流が所定レベルより大きいなら正常と判定すると共
に所定レベル以下なら異常と判定し、正常と判定したと
きはヒータの別の１個に前記着目ヒータを変更して前記
電力供給制御と前記判定とを実行することを全てのヒー
タを着目ヒータとするまで反復し、異常と判定したとき
はヒータの断線警報を出すことを特徴とするヒータ断線
検出方法を提供する。
に共通のヒータラインから電力を供給し、ヒータの１個
を着目ヒータとして選び、その着目ヒータにだけ電力を
供給するよう制御し、その時に前記ヒータラインに流れ
る電流が所定レベルより大きいなら正常と判定すると共
に所定レベル以下なら異常と判定し、正常と判定したと
きはヒータの別の１個に前記着目ヒータを変更して前記
電力供給制御と前記判定とを実行することを全てのヒー
タを着目ヒータとするまで反復し、異常と判定したとき
はヒータの断線警報を出すことを特徴とするヒータ断線
検出方法を提供する。
【００１２】上記第３の観点のヒータ断線検出方法で
は、１個の電流センサを備えればよいので、簡単な構成
で個々のヒータの断線を検出することが出来る。
は、１個の電流センサを備えればよいので、簡単な構成
で個々のヒータの断線を検出することが出来る。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。なお、これにより本発明が限定され
るものではない。図１に、本発明の一実施形態のヒート
ボルト制御装置を示す。このヒートボルト制御装置１０
０は、ヒートボルト制御コントローラ１１と、制御する
ｎ個のヒートボルト３１Ｈ１〜３１Ｈｎに対応したｎ個
の電力制御器（サイリスタ，ソリッドステートリレー
等）４２Ｐ１〜４２Ｐｎと、制御するｎ個のヒートボル
ト３１Ｈ１〜３１Ｈｎを１ブロックｍ個のｋ（＝ｎ／
ｍ）組のブロックに分けたときの各ブロックに対応する
ｋ個の電流センサ１３Ｄ１〜１３Ｄｋとを具備してい
る。
の形態を説明する。なお、これにより本発明が限定され
るものではない。図１に、本発明の一実施形態のヒート
ボルト制御装置を示す。このヒートボルト制御装置１０
０は、ヒートボルト制御コントローラ１１と、制御する
ｎ個のヒートボルト３１Ｈ１〜３１Ｈｎに対応したｎ個
の電力制御器（サイリスタ，ソリッドステートリレー
等）４２Ｐ１〜４２Ｐｎと、制御するｎ個のヒートボル
ト３１Ｈ１〜３１Ｈｎを１ブロックｍ個のｋ（＝ｎ／
ｍ）組のブロックに分けたときの各ブロックに対応する
ｋ個の電流センサ１３Ｄ１〜１３Ｄｋとを具備してい
る。
【００１４】また、図２に示すように、前記ヒートボル
ト制御コントローラ１１は、前記電流センサ１３Ｄの出
力を取り込む電流検出回路（整流ダイオード，検出抵
抗，定電圧ダイオード）１１ａやＣＰＵ１１ｂなどを内
蔵している。
ト制御コントローラ１１は、前記電流センサ１３Ｄの出
力を取り込む電流検出回路（整流ダイオード，検出抵
抗，定電圧ダイオード）１１ａやＣＰＵ１１ｂなどを内
蔵している。
【００１５】図３に、電流検出回路１１ａからＣＰＵ１
１ｂの入力ポートに入力される電圧波形を示す。この電
圧波形は、ヒートボルト３１Ｈに供給される交流電流を
整流ダイオードと検出抵抗で半波整流して検出電圧と
し、その検出電圧を定電圧ダイオードでクリッピングし
た波形となっている。ヒートボルト３１Ｈのヒータが断
線すると、交流電流が流れなくなるため、検出電圧は
“０Ｖ”になる。
１ｂの入力ポートに入力される電圧波形を示す。この電
圧波形は、ヒートボルト３１Ｈに供給される交流電流を
整流ダイオードと検出抵抗で半波整流して検出電圧と
し、その検出電圧を定電圧ダイオードでクリッピングし
た波形となっている。ヒートボルト３１Ｈのヒータが断
線すると、交流電流が流れなくなるため、検出電圧は
“０Ｖ”になる。
【００１６】さて、前記ヒートボルト制御コントローラ
１１は、電力制御器４２Ｐによりヒートボルト３１Ｈに
供給する電力を制御する（時分割比例制御）。そして、
所定周期（例えば１０分周期）でヒータ断線検出処理を
実行する。
１１は、電力制御器４２Ｐによりヒートボルト３１Ｈに
供給する電力を制御する（時分割比例制御）。そして、
所定周期（例えば１０分周期）でヒータ断線検出処理を
実行する。
【００１７】図４は、ヒータ断線検出処理のフロー図で
ある。ステップＳ１では、着目番号カウンタｉを“１”
に初期化する。ステップＳ２では、各ブロックのｉ番目
の電力制御器４２Ｐｘ（ｘ＝ｉ，ｍ＋ｉ，２ｍ＋ｉ，
…，ｋｍ−ｍ＋ｉ）には“１００％出力”の制御信号を
送り、他の電力制御器４２Ｐには“０％出力”の制御信
号を送る。ステップＳ３では、各ブロックの電流センサ
１３Ｄ１〜１３Ｄｋの出力を交流電力の少なくとも１サ
イクル間は監視する。そして、電流センサ１３Ｄ１〜１
３Ｄｋの出力のいずれか一つでも１サイクルより長く所
定レベル以下なら、少なくとも一つのヒートボルト３１
Ｈが断線していると判定し、ステップＳ６へ進む。そう
でないなら、ヒートボルト３１Ｈは断線していないと判
定し、ステップＳ４へ進む。ステップＳ４では、ｉ＝ｍ
か否か判定し、ｉ＝ｍでないならステップＳ５へ進み、
ｉ＝ｍなら処理を終了する（通常のヒートボルト制御処
理に戻る）。ステップＳ５では、ｉ＝ｉ＋１とし、前記
ステップＳ２に戻る。
ある。ステップＳ１では、着目番号カウンタｉを“１”
に初期化する。ステップＳ２では、各ブロックのｉ番目
の電力制御器４２Ｐｘ（ｘ＝ｉ，ｍ＋ｉ，２ｍ＋ｉ，
…，ｋｍ−ｍ＋ｉ）には“１００％出力”の制御信号を
送り、他の電力制御器４２Ｐには“０％出力”の制御信
号を送る。ステップＳ３では、各ブロックの電流センサ
１３Ｄ１〜１３Ｄｋの出力を交流電力の少なくとも１サ
イクル間は監視する。そして、電流センサ１３Ｄ１〜１
３Ｄｋの出力のいずれか一つでも１サイクルより長く所
定レベル以下なら、少なくとも一つのヒートボルト３１
Ｈが断線していると判定し、ステップＳ６へ進む。そう
でないなら、ヒートボルト３１Ｈは断線していないと判
定し、ステップＳ４へ進む。ステップＳ４では、ｉ＝ｍ
か否か判定し、ｉ＝ｍでないならステップＳ５へ進み、
ｉ＝ｍなら処理を終了する（通常のヒートボルト制御処
理に戻る）。ステップＳ５では、ｉ＝ｉ＋１とし、前記
ステップＳ２に戻る。
【００１８】ステップＳ６では、警報を出し、生産を停
止させる。また、前記ステップＳ３において出力が１サ
イクルより長く所定レベル以下であった電流センサが第
ｊブロックの電流センサ１３Ｄｊなら、「第ｊブロック
のｉ番目のヒートボルト３１Ｈｙ（ｙ＝ｊｍ−ｍ＋ｉ）
が断線している」旨のエラー情報を出力する。そして、
処理を終了する（障害復旧を待つ）。
止させる。また、前記ステップＳ３において出力が１サ
イクルより長く所定レベル以下であった電流センサが第
ｊブロックの電流センサ１３Ｄｊなら、「第ｊブロック
のｉ番目のヒートボルト３１Ｈｙ（ｙ＝ｊｍ−ｍ＋ｉ）
が断線している」旨のエラー情報を出力する。そして、
処理を終了する（障害復旧を待つ）。
【００１９】以上のヒートボルト制御装置１００によれ
ば、簡単な構成で個々のヒートボルト３１Ｈ１〜３１Ｈ
ｎの断線を検出できるようになる。
ば、簡単な構成で個々のヒートボルト３１Ｈ１〜３１Ｈ
ｎの断線を検出できるようになる。
【００２０】
【発明の効果】本発明のヒートボルト制御装置によれ
ば、簡単な構成でダイの個々のヒートボルトの断線を検
出できるようになる。また、本発明のヒータ断線検出方
法によれば、複数のヒータの断線を簡単な構成で検出で
きるようになる。
ば、簡単な構成でダイの個々のヒートボルトの断線を検
出できるようになる。また、本発明のヒータ断線検出方
法によれば、複数のヒータの断線を簡単な構成で検出で
きるようになる。
【図１】本発明の一実施形態にかかるヒートボルト制御
装置のブロック図である。
装置のブロック図である。
【図２】図１のヒートボルト制御装置のヒートボルト制
御コントローラの内部回路を示す回路図である。
御コントローラの内部回路を示す回路図である。
【図３】電流が正常な場合の検出電圧の波形図である。
【図４】ヒータ断線検出処理のフロー図である。
【図５】製品シート（樹脂フィルム）の成形の概略図で
ある。
ある。
【図６】従来のヒートボルト制御装置の一例のブロック
図である。
図である。
１００ ヒートボルト制御装置 １１ ヒートボルト制御コントロー
ラ １３Ｄ１〜１３Ｄｋ 電流センサ ３１ Ｔダイ ３１Ｈ１〜３１Ｈｎ ヒートボルト ４２Ｐ１〜４２Ｐｎ 電力制御器
ラ １３Ｄ１〜１３Ｄｋ 電流センサ ３１ Ｔダイ ３１Ｈ１〜３１Ｈｎ ヒートボルト ４２Ｐ１〜４２Ｐｎ 電力制御器
Claims (3)
- 【請求項１】 ダイの開口間隔を調整するｎ個のヒート
ボルトにそれぞれ対応し各ヒートボルトのヒータへ電力
を供給するｎ個の電力制御器と、それら電力制御器から
供給する電力の大きさを指令するヒートボルト制御コン
トローラとを備えたヒートボルト制御装置において、 前記ｎ個のヒートボルトはｋ（＜ｎ）個のブロックに分
けられ、各ブロックに属するヒートボルトは共通のヒー
タラインから電力を供給され、各ヒータラインにはそれ
ぞれ電流センサが設置されており、前記ヒートボルト制
御コントローラは所定期間ごとにヒータ断線検出処理を
実行し、 そのヒータ断線検出処理は、各ブロックに属するヒート
ボルトのそれぞれ１個を着目ヒートボルトとして選ぶ初
期ステップと、それら着目ヒートボルトにだけ電力を供
給するよう指令する指令ステップと、前記電流センサで
検出した電流値の全てが所定レベルより大きいなら正常
と判定すると共に一つでも所定レベル以下なら異常と判
定する判定ステップと、正常と判定されたら各ブロック
に属するヒートボルトのそれぞれ別の１個に前記着目ヒ
ートボルトを変更して前記指令ステップと前記判定ステ
ップとを実行することを全てのヒートボルトを着目ヒー
トボルトとするまで反復する反復ステップと、異常と判
定されたらヒートボルトの断線警報を出す警報ステップ
とを備えたものである、ことを特徴とするヒートボルト
制御装置。 - 【請求項２】 ダイの開口間隔を調整するｎ個のヒート
ボルトにそれぞれ対応し各ヒートボルトのヒータへ電力
を供給するｎ個の電力制御器と、それら電力制御器から
供給する電力の大きさを指令するヒートボルト制御コン
トローラとを備えたヒートボルト制御装置において、 前記ｎ個のヒートボルトは共通のヒータラインから電力
を供給され、そのヒータラインには電流センサが設置さ
れており、前記ヒートボルト制御コントローラは所定期
間ごとにヒータ断線検出処理を実行し、 そのヒータ断線検出処理は、ヒートボルトの１個を着目
ヒートボルトとして選ぶ初期ステップと、その着目ヒー
トボルトにだけ電力を供給するよう指令する指令ステッ
プと、前記電流センサで検出した電流値が所定レベルよ
り大きいなら正常と判定すると共に所定レベル以下なら
異常と判定する判定ステップと、正常と判定されたらヒ
ートボルトの別の１個に前記着目ヒートボルトを変更し
て前記指令ステップと前記判定ステップとを実行するこ
とを全てのヒートボルトを着目ヒートボルトとするまで
反復する反復ステップと、異常と判定されたらヒートボ
ルトの断線警報を出す警報ステップとを備えたものであ
る、ことを特徴とするヒートボルト制御装置。 - 【請求項３】 複数のヒータに共通のヒータラインから
電力を供給し、ヒータの１個を着目ヒータとして選び、
その着目ヒータにだけ電力を供給するよう制御し、その
時に前記ヒータラインに流れる電流が所定レベルより大
きいなら正常と判定すると共に所定レベル以下なら異常
と判定し、正常と判定したときはヒータの別の１個に前
記着目ヒータを変更して前記電力供給制御と前記判定と
を実行することを全てのヒータを着目ヒータとするまで
反復し、異常と判定したときはヒータの断線警報を出す
ことを特徴とするヒータ断線検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10035687A JPH11227032A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | ヒートボルト制御装置およびヒータ断線検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10035687A JPH11227032A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | ヒートボルト制御装置およびヒータ断線検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11227032A true JPH11227032A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12448820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10035687A Pending JPH11227032A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | ヒートボルト制御装置およびヒータ断線検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11227032A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009103543A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Toray Eng Co Ltd | 断線検出装置並びにこれを用いた口金及びフィルム製造装置 |
| WO2020110221A1 (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 理化工業株式会社 | 電流測定装置、断線検出装置および電流測定方法 |
| CN111609703A (zh) * | 2020-06-03 | 2020-09-01 | 海盐光大标准件股份有限公司 | 一种双螺纹螺栓烘干装置 |
-
1998
- 1998-02-18 JP JP10035687A patent/JPH11227032A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009103543A (ja) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Toray Eng Co Ltd | 断線検出装置並びにこれを用いた口金及びフィルム製造装置 |
| WO2020110221A1 (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 理化工業株式会社 | 電流測定装置、断線検出装置および電流測定方法 |
| JPWO2020110221A1 (ja) * | 2018-11-28 | 2021-09-02 | 理化工業株式会社 | 電流測定装置、断線検出装置および電流測定方法 |
| CN111609703A (zh) * | 2020-06-03 | 2020-09-01 | 海盐光大标准件股份有限公司 | 一种双螺纹螺栓烘干装置 |
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