JPH11226467A - シート状吸収体製造用スラリーの吐出方法および装置 - Google Patents

シート状吸収体製造用スラリーの吐出方法および装置

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JPH11226467A
JPH11226467A JP3874298A JP3874298A JPH11226467A JP H11226467 A JPH11226467 A JP H11226467A JP 3874298 A JP3874298 A JP 3874298A JP 3874298 A JP3874298 A JP 3874298A JP H11226467 A JPH11226467 A JP H11226467A
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slurry
discharge
buffer tank
sheet
discharged
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JP3874298A
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Masaya Shibatani
正也 柴谷
Naoki Fukazawa
直紀 深沢
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Tokushu Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水相溶性を有する有機溶媒と水との混合溶媒か
らなる分散媒体中に高吸水性樹脂および微細フィブリル
化セルロースを分散させたシート状吸収体製造用スラリ
ーを吐出ノズルまたは吐出口から吐出させてシート状支
持体上に塗布するに際して、スラリー移送用ポンプの脈
動に起因する不均一なスラリーの吐出をなくして支持体
上へ均一に塗布できるスラリーの吐出方法および装置を
提供する。 【解決手段】シート状吸収体製造用スラリーを貯留する
スラリー貯留タンク1と、底面に吐出ノズル4または吐
出口を備えたバッファタンク3と、スラリー貯留タンク
からバッファタンクへスラリーを移送するスラリー移送
用ポンプ2とからなり、バッファタンクの吐出ノズルま
たは吐出口から吐出したスラリーがシート状支持体6上
に流下するようにした。バッファタンク内にスラリーを
一旦収容することにより、ポンプの脈動が吸収されるた
め、スラリーは安定に吐出され、シート状支持体上に均
一に塗布できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幼児用および成人
用オムツ、女性用生理用品、メディカル用血液吸収体な
どの広範囲な用途に利用できるシート状吸収体の製造に
効果的に使用できるスラリーの吐出方法および装置に関
し、さらに詳しくは、高吸水性樹脂を含むスラリーをシ
ート状支持体上に効率よく塗布するために、スラリーを
安定に吐出させる方法、およびこの方法を実施するため
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高吸水性樹脂(以下「SAP」と略記す
る)を利用した吸水性に優れたシート状吸収体としては
従来から種々のものが開発されているが、その一つとし
て、木材パルプを微細化して得られる微細フイブリル化
セルロース(以下「MFC」と略記する)によりSAP
粒子を相互に結合させた状態でシート状支持体上に形成
せしめてなるシート状吸収体が提案されている(特願平
8−333520号)。上記したSAPとMFCを用い
たシート状吸収体を製造するに際しては、水相溶性を有
する有機溶媒と水との混合溶媒からなる分散媒体中にS
APとMFCを分散させ、得られたスラリーをノズルか
ら吐出させることによりシート状支持体上に塗布したの
ち、分散媒体を乾燥除去する方法が採用できる。
【0003】上記スラリーをノズルから吐出させてシー
ト状支持体上に塗布する装置の一例として、ポンプ一つ
一つに直結された複数の吐出ノズルから、前記スラリー
をシート状支持体上に帯状、若しくは海島構造状に塗布
する装置も検討されている。海島構造とは、スラリーが
塗布されていないシート状支持体の面(海)とスラリー
が塗布されている部分(島)とが、あたかも海に浮かぶ
島のように不連続で多数存在する状態をいう。スラリー
をシート状支持体に塗布してシート状吸収体を製造する
場合、スラリーを支持体全面に均平に塗布すると、塗布
層表面にあるSAPが吸水して膨潤するため、塗布層内
部への水の侵入を阻害してしまい、内部にあるSAPの
吸水機能が発現しなくなる現象(ゲルブロッキング現
象)が生じやすくなるが、上記したようにスラリーを帯
状や海島構造状に塗布することによりゲルブロッキング
現象の発生を低減させることができる。
【0004】スラリーをシート状支持体上に帯状に塗布
する場合の塗布幅や塗布量の調整、海島構造を形成させ
るためのスラリー吐出時の脈動の調整等は、スラリー吐
出ノズルの形状や大きさ、さらにはノズルに直結された
ポンプの噴出圧を調整することによって行うことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したポン
プ−ノズル直結型装置を用いてスラリーを吐出させる場
合、ポンプの脈動に起因する不均一な吐出を生じ、また
スラリーがチクソトロピックな流動特性を有しているた
めに、スラリー中の固形物の沈殿やノズルの詰まりが起
こりやすく、安定した吐出がしにくいという問題点があ
った。
【0006】ポンプの脈動に起因する不均一なスラリー
吐出が生じると、製造された吸収体を最終製品たとえば
紙おむつに加工した場合に、製品間の吸収量にばらつき
が生じることになる。特に、面積の大きい製造時の吸収
体を製品一個分の小ピースに切断して使用するため、小
ピース間でスラリーの塗布量が一定化されていることが
必要となるが、従来のポンプ−ノズル直結型装置では制
御できない不自然な脈動が生じる結果、シート状支持体
上への均一なスラリーの塗布が困難となる。
【0007】ポンプの脈動が生じる場合でも、スラリー
吐出量、すなわちシート状支持体上への塗布量を全体的
に増加させることによって塗布量の不均一化はある程度
低減できるが、スラリー塗布量増加はコスト高をもたら
すだけでなく、塗布層でのゲルブロッキング現象が生じ
やすくなり、十分な吸水効果が得られなくなる。
【0008】また、従来のポンプ−ノズル直結型装置に
おいて個々の吐出ノズル毎にポンプを設けることは、多
数の吐出ノズルを採用したい場合には、数多くのポンプ
が必要となり、経済的に不利となり、装置的にも無理が
生じるという問題がある。さらに、吐出ノズル近傍にポ
ンプを設ける場合、スラリーに蒸発しやすい有機溶媒が
含まれるため、ポンプを防爆型構造もしくは電気駆動で
ない空気駆動式にする必要がある等の問題もある。しか
し、防爆型構造では装置の大きさや経済性から不利を生
じ、また空気駆動式にした場合は、駆動に際して好まし
くない脈動が生じスラリーの吐出が不均一になるので適
切とはいえず、いずれにしても、ノズル近傍に直結して
ポンプを設ける装置構造は種々の問題点を有する。
【0009】また、本願と同一出願人が先に出願した特
願平9−334422号においては、図7に示したよう
なスラリー吐出装置が例示されている。この装置は、シ
ート状吸収体製造用スラリー(SAP/MFC混合溶媒
スラリー)を収容する攪拌機付容器41とモノポンプ4
2とを接続ホース43により接続し、モノポンプ42と
二股分岐管44とを接続ホース45で接続し、さら二股
分岐管44の左右から等しい長さの接続ホース46a、
46bで複数の孔48を穿孔したパイプからなるノズル
47の両端に接続している。しかし、この装置によって
スラリーをシート状支持体上に塗布する場合、従来の吐
出装置と同様に、ポンプ42の脈動に起因する不均一な
吐出を生じ安定した塗布がしにくかったり、スラリーが
チクソトロピックな流動特性を有しているために固形物
の沈殿やノズルの詰まりを起こしやすいという問題点が
あった。
【0010】本発明は、以上の様な問題点を解決し、シ
ート状吸収体製造用スラリーをシート状支持体上に塗布
するに際して、ポンプの脈動に起因する不均一なスラリ
ーの吐出をなくして支持体上への安定した供給をもたら
すことができ、さらにはチクソトロピックな流動特性を
有するスラリーであっても沈澱や吐出ノズルの詰まりを
生ずることのない、新規かつ改良されたスラリーの吐出
方法および装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明によるシ
ート状吸収体製造用スラリーの吐出方法は、水相溶性を
有する有機溶媒と水との混合溶媒からなる分散媒体中に
SAPおよびMFCを分散させたシート状吸収体製造用
スラリーをシート状支持体上に塗布するに際して、底面
に吐出ノズルまたは吐出口を備えたバッファタンクに前
記スラリーを収容し、前記吐出ノズルまたは吐出口から
スラリーを吐出させることを特徴とするものである。
【0012】さらに本発明によるシート状吸収体製造用
スラリーの吐出装置は、底面に吐出ノズルまたは吐出口
を備えたバッファタンクからなり、水相溶性を有する有
機溶媒と水との混合溶媒からなる分散媒体中にSAPお
よびMFCを分散させたシート状吸収体製造用スラリー
を前記バッファタンク内に収容して前記吐出ノズルまた
は吐出口から吐出させてシート状支持体上に流下するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0013】かような構成による本発明においては、バ
ッファタンク内にスラリーを一旦収容してから、バッフ
ァタンク底面に設けた吐出ノズルまたは吐出口から吐出
させるため、ポンプの駆動に基因する好ましくない脈動
が吸収される。その結果、ポンプの脈動が吐出ノズルま
たは吐出口からのスラリー吐出に直接影響することがな
く、スラリーは安定に吐出され、シート状支持体上に均
一に塗布することができる。
【0014】なお、バッファタンク内の圧力を外部圧力
(大気圧)と等しくして、大気圧およびバッファタンク
内に収容したスラリーの自重のみで自由落下的にスラリ
ーを吐出させることにより、吐出ノズルや吐出口が詰ま
ることなく、より安定にスムーズに流下させることがで
きる。しかしながら必要に応じて、バッファタンク内を
加圧してスラリー吐出量を積極的に調節することも可能
である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明で使用するSAPは、多量
の水を安定に保持する性質を持つ高分子吸収体の総称で
あり、例えば、カルボキシメチルセルロース、ポリアク
リル酸およびその塩類、ポリエチレンオキサイド、ポリ
アクリルアミド等の水膨潤性ポリマーを部分架橋したも
の、イソブチレンとマレイン酸との共重合体等の合成樹
脂や、微生物起源の高吸水性ポリマー等が挙げられる。
本発明においては、分散媒体中に均一に分散可能な粒
状、顆粒状、フレーク状、ペレット状といった粒子状の
SAPが好ましく使用できる。
【0016】本発明で使用するMFCは、木材パルプを
高度に叩解して微細化することにより得ることができ
る。微細化の方法としては従来から種々提案されてお
り、砥粒板摺り合わせ装置を用いる方法が本願と同一出
願人により提案されている(例えば特開平7−3102
96号、特開平8−284090号、特願平9−274
326号)が、いかなる方法で製造されたMFCでも本
発明に使用することができる。このMFCは、分散溶液
中にSAP粒子を安定に分散させる分散剤として機能す
るとともに、シート状支持体上でSAP粒子を互いに結
合させて支持体上に支持させる結合材として機能する。
【0017】SAPとMFCの分散媒体となる有機溶剤
/水の混合溶媒に使用される有機溶媒は、水相溶性を有
し、SAPをあまり膨潤させず、しかもSAPとMFC
を分散できるものであれば原則的にいかなるものでも使
用できる。しかしながら、シート状吸収体を製造するに
際しては、経済性を向上させ、しかも環境への負荷を小
さくするという観点から、有機溶媒を蒸留回収して再利
用できることが重要となる。かような観点から、有機溶
媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、
アセトン、エチレングリコール等が好ましく利用でき
る。なお有機溶媒は1種類のみを用いても、あるいは必
要に応じて2種類以上を併用してもよい。
【0018】有機溶媒と水との混合比は、MFCの結合
剤としての機能が発現され、かつSAPの吸水をできる
だけ抑制する範囲に設定されるが、一般的には有機溶媒
/水の混合比を90/10〜40/60の範囲とするこ
とが適当である。なおこの比率は、使用される有機溶媒
やSAPの性質によっても変化する。
【0019】スラリー中のSAPの濃度は、取り扱いの
容易さから5〜50重量%の範囲から適宜選択すること
が好ましく、一方、MFCの濃度は、スラリー中のSA
PやMFCの分散性の観点から0.1〜5重量%の範囲
が好ましい。また、SAPに対するMFCの割合は、重
量比で0.5〜20/100の範囲から適宜選択するこ
とが好ましい。
【0020】混合溶媒にSAPとMFCを分散させたス
ラリーをノズルから吐出させて塗布するシート状支持体
としては、多孔質の不織布が好ましく使用できる。不織
布の構成素材としては、コットン、レーヨン、木材パル
プ等の親水性素材、あるいはポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル等の合成繊維を親水性化処理した素
材を用いることが好ましい。
【0021】バッファタンクの吐出ノズルや吐出口から
のスラリーの吐出性をより一層向上させるために、スラ
リー中にポリエチレンオキサイドを添加しておくことが
望ましい。ポリエチレンオキサイドを添加することによ
り、スラリー中でのSAPやMFCの分散安定性および
スラリー吐出に際しての曳糸性を付与することができ
る。この目的でスラリー中に添加するポリエチレンオキ
サイドとしては、分子量100万〜600万程度のもの
が好ましく使用できる。ポリエチレンオキサイドの添加
量は、スラリー中でのSAPやMFCの分散安定性およ
びスラリーの曳糸性を付与するために有効な量を添加す
ればよいが、一般的にはスラリー全量に対して0.01
〜1.0重量%の範囲で適宜添加することが好ましい。
【0022】以下に図面に示す実施例を参照して本発明
の吐出装置を説明する。図1は、本発明の装置の一例を
示す概略図であって、水相溶性を有する有機溶媒と水と
の混合溶媒からなる分散媒体中にSAPおよびMFCを
分散させたスラリーは、先ずスラリー貯留タンク1に貯
められる。スラリーの成分である混合溶媒、SAPおよ
びMFCの所定量を貯留タンク1にそれぞれ直接供給し
て貯留タンク内でスラリーを調製してもよい。次いで、
貯留タンク1内のスラリーはポンプ2によって移送さ
れ、バッファタンク3へ導入される。バッファタンク3
の底面には複数本の吐出ノズル4が設けられており、ス
ラリーはノズル4から吐出、流下して矢印5の方向に一
定の速度で搬送されているシート状支持体6表面に連続
的に塗布される。バッファタンク3底面に吐出ノズル4
を設ける代わりに、底面に直接穿孔して吐出口とするこ
ともできる。また必要ならば、バッファタンク3の底面
だけでなく側面にも吐出ノズル4や吐出口を設けてもよ
い。
【0023】このような構造とすることで、吐出ノズル
4の本数もしくは吐出口の数に対応した帯状塗布7が行
われることになる。バッファタンク3内には、ポンプ2
によって貯留タンク1からスラリーが逐次移送され、流
入量と吐出量のフローバランスが一定になるように調整
される。
【0024】バッファタンク3の吐出ノズル4または吐
出口からのスラリーの吐出量は、吐出ノズルまたは吐出
口の口径や形状によって調節することができるが、吐出
操作中の吐出量の制御は、バッファタンク3内の圧力を
外部圧力(大気圧)と等しくしてバッファタンク内のス
ラリー液面高さを調節することにより、あるいはバッフ
ァタンクを密閉して内部を加圧することにより、行うこ
とができる。
【0025】図1の実施例では、バッファタンク3は密
閉構造とされているが、先端に空気流通口8を開口した
通気管9がバッファタンク3頂部に設けられ、バッファ
タンク内圧力が外部圧力と等しくなるようにされてい
る。かような構造とすることにより、大気圧とバッファ
タンク内のスラリー液面高さHに応じたスラリーの自重
だけで吐出ノズルからスラリーが吐出されることにな
る。
【0026】一方、通気管9先端の空気流通口8に空気
圧縮機(図示せず)を接続して、バッファタンク3内を
加圧できるような構造とした場合には、バッファタンク
内の圧力を高めることによりスラリー吐出量を増大させ
ることができる。ただしこの場合、バッファタンク3内
圧力は、ポンプ2の噴出圧力より低い値で推移させない
と、ポンプ2によるバッファタンク3へスラリーの移送
ができなくなるので注意する必要がある。
【0027】本発明者等が検討した結果では、バッファ
タンク3に吐出ノズル4を設けた場合に、最も安定に連
続的な吐出が行えた例は、バッファタンク3内圧を外部
圧力と等しくしてバッファタンク3内のスラリー液面高
さHを調整することにより、大気圧とバッファタンク内
スラリーの自重だけでスラリー吐出を行った場合であ
る。かような吐出様式によりスラリーの安定吐出が行え
た理由を、本発明者らは以下のように推定している。す
なわち、ノズル先端のスラリー流送状態は、流量が大き
くなるに従って「層流域」から「層流・乱流混合域」、
さらには「乱流域」へと推移していく。層流・乱流混合
域ではスラリー中の固形分の詰まりが生じやすい。大気
圧とスラリーの自重だけで吐出させた場合は、ノズル先
端のスラリー流送状態が層流域になるものと推定され、
一方、バッファタンク内を加圧する場合は、詰まりを生
じやすい混合域が生じるものと考えられる。
【0028】図1に示したバッファタンク3の形状は矩
形箱状としているが、スラリーを収容できる形状であれ
ば、円錐状、円柱状、紡錘状等の任意の形状とすること
ができる。バッファタンク3の素材は、使用強度に耐え
うるものならばどの様な素材でもよく、木材、金属材
料、陶磁器材料、プラスチック製品、あるいはこれらの
複合品、コンポジット品などを適宜用いることができ
る。
【0029】図2は、可撓性のあるプラスチックフィル
ムにより不定形のバッファタンク30を構成した実施例
を示しており、図1と同じ部材は同じ参照番号を付すこ
とにより説明を省略する。なおこの実施例では、バッフ
ァタンク30の頂部は密閉せず、バッファタンク内圧は
外部圧力(大気圧)と等しくされていて、スラリー吐出
量の調整はバッファタンク30内のスラリー液面高さH
の調整により行われる。
【0030】吐出ノズル4の形状は、スラリーが詰まり
にくく、また吐出量のコントロールが容易な構造であれ
ば特に限定されず、従来のポンプ−ノズル直結型吐出装
置で使用されたノズル形状も使用できる。吐出ノズルを
形成する素材は性能に支障がなければどの様なものでも
よく、金属やプラスチック等の剛性材料や、弾性材料等
を適宜用いることができる。
【0031】スラリー貯留タンク1からスラリーをバッ
ファタンク3へ移送するポンプ2の種類は、流量性能を
満たしていれば特に限定されることはなく、モノーポン
プやマグネットポンプ、さらには従来の吐出装置では用
い得なかったダイヤフラム式などの空気駆動式ポンプも
用いることができる。この理由は、ポンプ2に脈動が生
じてもスラリーを一旦バッファタンク3に収容すること
によりこの脈動を吸収できるためである。またスラリー
から蒸発する有機溶媒蒸気の影響を受けない程度の距離
を吐出ノズル4または吐出口とポンプ2との間にもたせ
ることができれば、非防爆型の電気駆動式のポンプも使
用可能である。
【0032】このスラリー移送用ポンプ2は単一である
必要はなく、複数個、複数種のポンプを直列あるいは並
列配置で設けることもでき、あるいは単一のポンプを用
いて複数個のバッファタンク3へスラリーを移送するこ
とも可能である。
【0033】また図1および図2の実施例では、ポンプ
2からバッファタンク3または30へスラリーを導入す
る導入部は1個所であるが、複数個所からスラリーを導
入する構造としてもよい。
【0034】なお、スラリー貯留タンク1からバッファ
タンク3へのスラリーの移送手段として、バッファタン
ク3より高い位置にスラリー貯留タンク1を配設するこ
とにより生じる位置エネルギー差を利用すれば、図1や
図2に示したようなスラリー移送用ポンプ2を必ずしも
用いる必要はない。
【0035】図1に示した実施例においては、ポンプ2
によりバッファタンク3内に移送、導入されるスラリー
の勢いによってバッファタンク3内でスラリー中の固形
物が沈殿するのを防止することができるが、より確実に
沈殿を防止したい場合には、バッファタンク3内に図1
に示したような撹拌装置10を設置することが好まし
い。この攪拌装置10は特に定められた方式や形状であ
る必要はなく、図示のごときプロペラ状の攪拌羽根を回
転する方式、あるいはエアーや液体を噴射させて攪拌さ
せる方式など、自由な方式を適宜用いることができる。
【0036】図1および図2の実施例においては、1つ
のバッファタンク3または30に複数の吐出ノズル4を
設けた構成としているが、図3に示したように、単一の
吐出ノズル4を設けたバッファタンク31をスラリー移
送用ポンプ2に接続する構成としてもよく、さらには図
4に示したように、単一の吐出ノズル4を設けたバッフ
ァタンク31の複数個を1つのスラリー移送用ポンプ2
に並列に接続する構成とすることもできる。なお図3お
よび図4において、参照番号9は、先端に空気流通口を
開口した通気管を示している。
【0037】また図1および図2の実施例では、シート
状吸収体製造用スラリーをスラリー貯留タンク1に一旦
貯留したのち、このスラリーを移送用ポンプ2によりバ
ッファタンク3に移送している。しかしながら、スラリ
ー貯留タンク1を用いずに、スラリーを直接バッファタ
ンク3へ導入する構成としてもよい。また図5に示した
実施例におけるように、シート状吸収体製造用スラリー
の成分である混合溶媒、SAPおよびMFCをそれぞれ
供給管11、12および13からポンプ11a、12a
および13aによりバッファタンク32内に直接供給
し、バッファタンク32内で各成分を混合してスラリー
を調製することも可能である。この場合、バッファタン
ク32内に上部撹拌装置10aおよび下部撹拌装置10
bを設置し、上部撹拌装置10aでは主としてスラリー
成分の混合を、下部撹拌装置10bでは主としてスラリ
ー中の固形物の沈殿防止のための撹拌を行うようにする
ことが好ましい。
【0038】図3〜図5の実施例に示した装置構成にお
いても、ポンプ2、11a、12a、13aの駆動に起
因する脈動はバッファタンク31、32で吸収されるた
め、バッファタンクからの均一なスラリー吐出をもたら
すことができることになる。
【0039】上述した各実施例の吐出装置によってシー
ト状支持体6上に吐出、流下するスラリーは支持体の流
れ方向5に平行な連続帯状7に塗布される。不連続な海
島構造状のスラリー塗布を行う場合には、吐出ノズル部
分、バッファタンクあるいはこれらの両方に振動または
脈動をもたらす装置を設ければよい。
【0040】かくしてスラリーを塗布されたシート状支
持体はプレス圧着等によってシート状支持体と結合さ
れ、その後、脱溶媒、乾燥することにより、シート状吸
収体が製造される。
【0041】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに説明する。 [スラリーAの調製]エタノール:水の重量比が7:3
である混合溶媒中に、木材パルプを高度叩解して得られ
たMFC2重量部、SAP(商品名「アクアパールP2
11D」、三菱化学(株)製造)30重量部を攪拌しな
がら添加し、スラリーAとした。
【0042】[スラリーBの調製]エタノール:水の重
量比が7:3である混合溶媒中に、木材パルプを高度叩
解して得られたMFC2重量部、SAP(商品名「US
−40」、三菱化学(株)製造)30重量部、分散安定
性と曳糸性を付与するためのポリエチレンオキサイド
(商品名「アルコックスSR」、0.5重量%水溶液、
明成化学工業(株)製造)0.3重量部(固形分換算)
を攪拌しながら添加し、スラリーBとした。
【0043】[実施例1]図1に示した吐出装置を使用
して、スラリーAの吐出試験を行った。すなわち、スラ
リー貯留タンク1からスラリーをポンプ2により矩形箱
状の鉄板製バッファタンク3へ導入し、バッファタンク
底面に設けた複数本の吐出ノズル4からスラリーを吐出
させた。ポンプ2としては空気駆動式のダイアフラム型
ポンプを使用し、ポンプ2とスラリー貯留タンク1およ
びバッファタンク3とはそれぞれ弾性チューブにより接
続した。バッファタンク3は密閉型とし、通気管9先端
の空気流通口8に空気圧縮機を取り付け、空気圧縮機に
よりバッファタンク内を加圧調整することによりノズル
からのスラリー吐出量を調整した。バッファタンク3内
部には、スラリー中の固形物の沈殿を防ぐためにプロペ
ラ回転羽根を有する撹拌装置10を設置して攪拌を行っ
た。
【0044】[実施例2]実施例1におけるポンプ2と
して電気駆動式のモノポンプを用いた以外は、実施例1
と同じ吐出装置を使用して、スラリーBの吐出試験を行
った。スラリー吐出量は、実施例1と同様に空気圧縮機
によりバッファタンク内を加圧調整し、実施例1と同じ
吐出量となるようにした。
【0045】[実施例3]実施例1と全く同じ吐出装置
を使用して、スラリーBの吐出試験を行った。スラリー
吐出量は実施例1と同じになるように調整した。
【0046】[実施例4]実施例2と全く同じ吐出装置
を使用して、スラリーBの吐出試験を行った。スラリー
吐出量は実施例1と同じになるように調整した。
【0047】[実施例5]実施例1における通気管9の
先端空気流通口8に空気圧縮機を取り付けずに、バッフ
ァタンク3内圧を外部圧力(大気圧)と等しくなるよう
にして、スラリー吐出量の調整を大気圧とバッファタン
ク3内のスラリー液面高さHによるスラリー自重のみで
行った以外は、実施例1と同じ吐出装置を使用して、ス
ラリーAの吐出試験を行った。スラリー吐出量は実施例
1と同じになるようにスラリー液面高さHを調整した。
【0048】[実施例6]図2に示した吐出装置を使用
して、スラリーBの吐出試験を行った。すなわち、スラ
リー貯留タンク1からスラリーをポンプ2により塩化ビ
ニルフィルム性の不定形バッファタンク30へ導入し、
バッファタンク30底面に設けた複数本の吐出ノズル4
からスラリーを吐出させた。ポンプ2としては空気駆動
式のダイアフラム型ポンプを使用し、ポンプ2とスラリ
ー貯留タンク1およびバッファタンク30とはそれぞれ
弾性チューブにより接続した。バッファタンク30は頂
部を密閉せず、バッファタンク30内圧を外部圧力(大
気圧)と等しくし、スラリーの吐出量の調整は大気圧と
バッファタンク30内のスラリー液面高さHによるスラ
リー自重のみで行った。スラリー吐出量は実施例1と同
じになるようにスラリー液面高さHを調整した。
【0049】[比較例1]図6に示した従来型の吐出装
置を使用して、スラリーBの吐出試験を行った。この図
6の装置は、図7に示した従来の吐出装置と実質的に同
じであるが、図7のパイプに穿孔した複数の孔48のそ
れぞれに実施例1の装置で用いた吐出ノズル4と同じノ
ズル51を取り付けてある点で相違する。図6のその他
の部材は、図7と同じ参照番号を付すことにより説明を
省略する。また、ポンプ42として空気駆動式のダイヤ
フラム型ポンプを使用した。スラリー吐出量は実施例1
と同じになるように調整した。
【0050】[比較例2]比較例1におけるポンプ42
として電気駆動式の防爆型モノポンプ(実施例2で用い
たモノポンプを防爆型としたもの)を用いた以外は比較
例1と同じ吐出装置を使用して、スラリーBの吐出試験
を行った。スラリー吐出量は実施例1と同じになるよう
に調整した。
【0051】上記の実施例および比較例の吐出試験にお
ける連続吐出時間および吐出量のばらつきを測定した結
果を表1にまとめて記す。連続吐出時間および吐出量の
ばらつきの測定は以下のようにして行った。
【0052】[連続吐出時間]使用した各装置におい
て、任意の吐出ノズル1本を選択し、このノズルから一
定の吐出量が得られるように調整し、ノズルからのスラ
リー吐出を開始した時間をゼロとして、その後にノズル
の詰まりが発生してノズルからの吐出が止まるまでの時
間(分)を測定した。表1には測定を10回行った平均
値を示す。
【0053】[吐出量のばらつき]使用した各装置にお
いて、任意の吐出ノズル1本を選択し、このノズルから
単位時間当たりのスラリー吐出量を、ノズルの詰まりが
発生してノズルからの吐出が止まるまでの時間内に10
回測定し、これら10回の標準偏差(σ)を計算して、
吐出量のばらつきの評価とした。この値が小さい方が吐
出量のばらつきが小さく、安定な吐出がなされているこ
とを示している。
【0054】
【0055】スラリーAについての実施例1と比較例1
を比較すると、バッファタンクを設けている実施例1に
おいては吐出ノズルの詰まりが大幅に低減され、かつ安
定な吐出量が得られることがわかる。
【0056】また、同じ装置を用いてポリエチレンオキ
サイド無添加スラリー(スラリーA)と添加スラリー
(スラリーB)を吐出させた実施例1と実施例3、実施
例2と実施例4を比較すると、ポリエチレンオキサイド
を添加することによりスラリーがより一層安定に吐出さ
れることがわかる。
【0057】また、ポンプの種類やスラリーへのポリエ
チレンオキサイド添加の有無が相違している実施例1と
実施例2、さらには比較例1と比較例2を比較すると、
ポンプの種類やポリエチレンオキサイド添加の有無に関
係なく、バッファタンクを設けた実施例1および実施例
2においていずれも安定したスラリー吐出量が得られて
いることがわかる。
【0058】さらに、スラリーAについての実施例1と
実施例5を比較すると、バッファタンク内の圧力を外部
圧力と等しくし、バッファタンク内のスラリー液面高さ
によるスラリーの自重により自由落下的に吐出させる実
施例5の場合に、バッファタンク内を空気圧縮機で加圧
する実施例1に比べて、より一層のノズル詰まり防止効
果および安定吐出効果が得られることがわかる。
【0059】さらにまた、実施例1と実施例6の比較か
ら、バッファタンクの形状や大きさに関係なく、ノズル
詰まり防止効果や安定吐出効果が得られることがわか
る。
【0060】
【発明の効果】上述したところからわかるように本発明
によれば、シート状吸収体製造用スラリーをスラリー移
送用ポンプからスラリー吐出ノズルまたは吐出口へ直接
移送せずに、このスラリーを一旦バッファタンクへ収容
してポンプの脈動を吸収してから、バッファタンク底面
に設けた吐出ノズルまたは吐出口から吐出させるように
したから、ポンプの脈動が吐出ノズルまたは吐出口から
のスラリー吐出に直接影響することがなく、その結果、
スラリーは安定に吐出され、シート状支持体上に均一に
塗布することができる。
【0061】特に、バッファタンク内部の圧力を外部圧
力と等しくし、バッファタンク内のスラリー液面高さに
基づくスラリーの自重により自然落下的に吐出させてス
ラリー吐出を行う場合には、ノズルの詰まりがより効果
的に防止でき、スラリーの安定吐出効果をより一層向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吐出装置の実施例であって、複数の吐
出ノズルを備えた矩形箱状のバッファタンクを用いた例
を示す説明図である。
【図2】本発明の吐出装置の他の実施例であって、複数
の吐出ノズルを備えた不定形バッファタンクを用いた例
を示す説明図である。
【図3】本発明の吐出装置の他の実施例であって、単一
の吐出ノズルを備えた1つのバッファタンクを用いた例
を示す説明図である。
【図4】図3のバッファタンクを複数個並列配置した実
施例を示す説明図である。
【図5】本発明の吐出装置の他の実施例であって、スラ
リー調製機能を兼ね備えたバッファタンクの例を示す説
明図である。
【図6】比較例で使用した従来型の吐出装置を示す説明
図である。
【図7】従来の吐出装置の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1:スラリー貯留タンク 2:ポンプ 3、30、31、32:バッファタンク 4:吐出ノズル 6:シート状支持体 8:空気流通口 9:通気管 10、10a、10b:撹拌装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水相溶性を有する有機溶媒と水との混合
    溶媒からなる分散媒体中に高吸水性樹脂および微細フィ
    ブリル化セルロースを分散させたシート状吸収体製造用
    スラリーをシート状支持体上に塗布するに際して、底面
    に吐出ノズルまたは吐出口を備えたバッファタンクに前
    記スラリーを収容し、前記吐出ノズルまたは吐出口から
    スラリーを吐出させることを特徴とするシート状吸収体
    製造用スラリーの吐出方法。
  2. 【請求項2】 前記バッファタンク内に収容したスラリ
    ーの自重のみにより前記吐出ノズルまたは吐出口からス
    ラリーを吐出させることを特徴とする請求項1記載の吐
    出方法。
  3. 【請求項3】 前記バッファタンク内に収容したスラリ
    ーを加圧して前記吐出ノズルまたは吐出口からのスラリ
    ー吐出量を調節することを特徴とする請求項1記載の吐
    出方法。
  4. 【請求項4】 前記スラリーにポリエチレンオキサイド
    を添加することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の吐出方法。
  5. 【請求項5】 分子量が100万〜600万のポリエチ
    レンオキサイドを添加することを特徴とする請求項4記
    載の吐出方法。
  6. 【請求項6】 ポリエチレンオキサイドの添加量をスラ
    リー全量に対して0.01〜1.0重量%の範囲とする
    ことを特徴とする請求項4または5記載の吐出方法。
  7. 【請求項7】 底面に吐出ノズルまたは吐出口を備えた
    バッファタンクからなり、水相溶性を有する有機溶媒と
    水との混合溶媒からなる分散媒体中に高吸水性樹脂およ
    び微細フィブリル化セルロースを分散させたシート状吸
    収体製造用スラリーを前記バッファタンク内に収容して
    前記吐出ノズルまたは吐出口から吐出させてシート状支
    持体上に流下するようにしたことを特徴とするシート状
    吸収体製造用スラリーの吐出装置。
  8. 【請求項8】 水相溶性を有する有機溶媒と水との混合
    溶媒からなる分散媒体中に高吸水性樹脂および微細フィ
    ブリル化セルロースを分散させたシート状吸収体製造用
    スラリーを貯留するスラリー貯留タンクと、底面に吐出
    ノズルまたは吐出口を備えたバッファタンクと、前記ス
    ラリー貯留タンクから前記バッファタンクへスラリーを
    移送するスラリー移送手段とからなり、前記バッファタ
    ンクの吐出ノズルまたは吐出口から吐出したスラリーが
    シート状支持体上に流下するようにしたことを特徴とす
    るシート状吸収体製造用スラリーの吐出装置。
  9. 【請求項9】 前記バッファタンクには、バッファタン
    ク内の圧力を外部圧力と等しくするための空気流通口を
    設けたことを特徴とする請求項7または8記載の吐出装
    置。
  10. 【請求項10】 前記バッファタンクには、バッファタ
    ンク内を加圧する加圧手段を設けたことを特徴とする請
    求項7または8記載の吐出装置。
  11. 【請求項11】 前記スラリー移送手段としてポンプを
    用いることを特徴とする請求項8記載の吐出装置。
  12. 【請求項12】 前記スラリー移送手段として、前記バ
    ッファタンクより高い位置にスラリー貯留タンクを配設
    することにより生じる位置エネルギー差を利用すること
    を特徴とする請求項8記載の吐出装置。
  13. 【請求項13】 前記バッファタンク内にスラリーの撹
    拌手段を設けたことを特徴とする請求項7〜12のいず
    れか1項に記載の吐出装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6791092B2 (en) * 2000-03-03 2004-09-14 Hanovia Limited Transmission meter, a method of measuring transmittance and a disinfection apparatus
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KR101393556B1 (ko) * 2013-03-27 2014-05-27 유니온칼라텍(주) 비색표 제조장치
JP2014173210A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Oji Holdings Corp 有機溶媒滴下装置
US9382436B2 (en) 2011-05-05 2016-07-05 Teknologian Tutkimuskeskus Vtt Method for surface modification of a body

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