JPH11225717A - 米糠焙煎エキスの製造方法、およびその方法によって得られる米糠エキス液 - Google Patents

米糠焙煎エキスの製造方法、およびその方法によって得られる米糠エキス液

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JPH11225717A
JPH11225717A JP10051354A JP5135498A JPH11225717A JP H11225717 A JPH11225717 A JP H11225717A JP 10051354 A JP10051354 A JP 10051354A JP 5135498 A JP5135498 A JP 5135498A JP H11225717 A JPH11225717 A JP H11225717A
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bran
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Mitsuru Kajiwara
原 満 梶
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 米糠中に含まれる食物繊維、ミネラル、灰
分、ビタミン類等の多くの栄養素を消化、吸収率の高い
食品とする新規な米糠焙煎エキスの製造方法、およびそ
の方法によって得られる米糠エキス液を提供する。 【解決手段】 焙煎機を用いて焙煎処理された凡そ30
Kgの米糠1を,3段に分割、形成した網容器51,5
2,53の夫々に分納した上、粗目の網容器51を上段
に、細目の網容器53を下段になるように重ね合わせ、
抽出用容器5内に吊り下げ状に挿入し、10℃以下の冷
水に20〜30分間浸漬して米糠エキス液を抽出した
後、濾過処理、煮沸消毒を行い、瓶詰め、密栓して加熱
消毒するようにした米糠焙煎エキスの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、健康の増進に有効な栄養を
含む飲料に関するものであって、特に、米糠を原材料と
する新規な米糠焙煎エキスの製造方法、および、その製
造方法によって得られる新規な米糠エキス液を提供しよ
うとするものである。
【0002】
【従来の技術】我が国における食文化の中心となる米
は、その玄米において、食物繊維、デンプン質、蛋白
質、脂質、灰分、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミ
ンE、ナイアシン等の多種にわたる栄養に富み、一見す
ると理想的な主食と考えられがちであるが、玄米は、白
米に比べ食後の消化吸収率が低く、実際には、その有効
な栄養素の多くを消化吸収できないものであり、玄米を
分析して得られた栄養価の全てをそのまま摂取すること
は極めて困難であるとされている。
【0003】このような事情と共に食味との関係もあっ
て、主食としての米は、一般に搗精を施すことによって
玄米表面の糠層や胚芽の不消化部分を取り除き、白米と
して食するようになっているが、搗精後の白米にはデン
プン質が多く残り、糠層や胚芽に多く含まれる食物繊
維、蛋白質、脂質、灰分、ビタミン類等の重要な栄養分
の多くを失ってしまっていることから、白米を食する場
合には、特にビタミンB類等の栄養を他の食品や栄養剤
等から補給しなければならないのが現状となっている。
【0004】玄米から取り除かれた米糠は、一般に精米
後の副産物と捕らえられ、年間10万トン近い量の米糠
油が溶剤抽出法によって生産されており、食用油の外、
薬品、石鹸および化粧品等に用いられている上、その脱
脂粕も種々の用途に用いられている。しかしながら、米
糠に含まれるビタミンやミネラル等の栄養素を有効に摂
取できる食品としての提供は未だなされておらず、米の
搗精で失われてしまう栄養素を効率的に取ることのでき
る米糠食品の開発は、白米を主食とする我が国国民にと
っても有益なものであると予想される。
【0005】そこで、この発明は、米糠中に含まれる食
物繊維、ミネラル、ビタミン類等の多くの栄養素を消化
吸収率のよい食品として提供することはできないものか
と考え、加熱、軟化等を行い、消化され難い成分を消化
し易くすることを試み、これらの加工を施した米糠を小
さじ一杯程度牛乳等に混ぜ、毎食後飲み続ける実験を繰
り返し行ってみたが、何れも20日程で消化器系に支障
を来してしまい、良好な結果の得られず、これら度重な
る実験から得た経験と知識とに基づき、米糠をそのまま
ではなく、そのエキスを抽出して利用することを着想
し、不消化成分である米糠糟の除去により、生成され長
期保存をも可能とする米糠エキスの研究に着手し、長期
に渡る試行錯誤と共に幾多の実験を繰り返してきた結
果、今回、遂に新規な米糠焙煎エキスの製造方法、およ
び、その製造方法によって製造される新規な米糠エキス
液を開発、実現化することに成功したものである。以下
では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、そ
の構成を詳述することとする。
【0006】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明に包含される米
糠焙煎エキスの製造方法は、基本的に次のような構成か
ら成り立っている。即ち、所定量の米糠を焙煎した後1
0℃以下の冷水に所定時間浸し、同冷水中に糠エキスを
抽出した後、濾過を施し、煮沸消毒する米糠焙煎エキス
の製造方法である。
【0007】更に、具体的な構成で示すと、この発明の
米糠焙煎エキスの製造方法は以下のとおりの構成を要旨
とするものとなる。即ち、搗精後5℃以下に冷蔵する
か、もしくは搗精したままの所定量の米糠を焙煎処理し
た後、下段を細目、上段に向かう程粗目となる複数段重
ねの網容器内に夫々適量ずつ分納した上、所定容量の抽
出用容器内に吊下状となるよう収容してから、当該抽出
容器内に0.6μm以下に濾過処理済みの10℃以下に
冷却された浄水を、米糠3Kgに対し約25リットルの
割合で供給し、20〜90分間程度浸透して当該冷水中
に糠エキスを抽出した後、米糠を収容したまま全ての網
容器を取り出してしまう一方、抽出用容器内に残された
糠エキスを含む冷水に0.6μm以下の濾過処理を施し
た上、煮沸用容器に移して煮沸してから瓶詰め、密栓
し、その瓶毎100℃で5分程度の加熱消毒を施す米糠
焙煎エキスの製造方法である。
【0008】米糠は、玄米を搗精することによって得ら
れるものであって、半つき米や白米の搗精で得られる糠
層と胚芽を含むもの、あるいは、胚芽精米を搗精すると
きに得られる糠層のみのものであってもよく、搗精後の
放置に起因して含有酵素によって脂質が分解され酸価が
高まってしまうことを阻止するため、搗精後は、直ちに
少なくとも10℃以下、好ましくは5℃以下に冷蔵する
ことが望ましい。但し、搗精直後に焙煎、抽出の工程を
行う場合には必ずしも冷蔵を必要とするものではない。
【0009】米糠の焙煎処理は、加熱することによって
不消化部分となっている糠糟中から有効栄養素である糠
エキスを分離する機能を果たし、香ばしい味わいを得る
深焙りが可能な外、殆ど香りのない浅焙りとすることも
可能であってフライパン状のハンドロースターや電動も
しくは手廻しロースター等の小型焙煎機を利用すること
も可能である外、大量の焙煎を行う場合には、直火、遠
赤外線、熱風等を利用する大型の焙煎機を用いることも
できる。
【0010】抽出に用いる冷水は、糠エキスの有効栄養
素のみを抽出する機能を果たすものであって、冷却によ
り脂質や灰汁を凝固させ米糠糟中に留めるものであると
共に、長期保存によっても沈殿物を生じない程度に不純
物を除去した浄水であるこを必要とされ、このような冷
水を得るためには、後述する実施例にも示される如く天
然水または水道水等の飲料水に0.6μm以下の濾過処
理を施すと共に、10℃以下に冷却したものとする必要
がある。濾過処理には、活性炭、セラミックフィルタ
ー、特殊繊維を用いた中空糸フィルター等を用いた濾過
システムや、バクテリアや薬剤等を利用する沈殿濾過シ
ステム、あるいはオゾン、紫外線、薬品等を用いた殺菌
システム等を組み合わせて、または単独で用いるもので
あってもよく、0.6μm以下の濾過精度の確保を可能
とする濾過処理を施すものであれば、何れの濾過処理で
あっても採用可能である。
【0011】糠エキスの抽出は、焙煎済みの米糠を適宜
時間に渡り冷水中に浸漬し、所望するエキス濃度となる
まで抽出するものであって、25リットルの冷水に対
し、焙煎済みの米糠を凡そ3Kg浸漬し、20〜90分
間程度浸漬することにより、良好な糠エキスの抽出が可
能となるものであり、冷水と米糠の量を調整することに
より、抽出濃度を調節可能である外、抽出時間を変える
ことによってもエキス濃度を変えることが可能である。
例えば、3Kgの焙煎済み米糠に対して10リットルの
濾過済み冷水を供給することにより、比較的濃度の高い
抽出を行うことができ、焙煎済み米糠3Kgに対して4
0リットルの濾過済み冷水を供給すれば、比較的低濃度
の抽出が可能となる。また、米糠30Kgに対し冷水2
5リットルを注入し、30分前後浸漬すれば、比較的濃
度の低い糠エキスが得られ、60分前後浸漬すると、比
較的高濃度の糠エキスが得られる。
【0012】さらに、糠エキスの抽出中には、冷水の温
度を常に10℃以下に保つことが望ましく、例えば、冷
凍サイクルの熱交換機を備えた抽出用容器を用いるか、
または、0.6μm以下に濾過処理済みの水を製氷した
氷塊を抽出中の抽出用容器内に投入したり、あるいは、
熱伝性を有する密閉容器内に潜熱を有する溶媒を封入
し、これを密閉容器ごと抽出用容器内に投入すること等
によって冷水を継続的に10℃以下に冷却し続けること
もできる。
【0013】抽出に際しては、所定容量の抽出用容器を
利用することも可能であり、例えば、上下複数段に重ね
られる網容器を吊下状に収容し、これら網容器の夫々に
適量ずつの焙煎済み米糠を分納し、当該抽出用容器に所
定量の冷水を注入し、抽出を行うものとすることも可能
であり、上側に位置する網容器の網目を冷水の流通が容
易な粗目とし、下側に位置する網容器程冷水の通過は容
易であるが米糠は通過しない程度の細目のものとするこ
とも可能である。
【0014】糠エキスを抽出した冷水の濾過処理は、前
述の浄水の濾過処理と同等の濾過精度を確保可能な濾過
システムであれば何れを採用することも可能である上、
煮沸消毒を行った後に当該濾過処理を施すことも可能で
あるが、煮沸消毒によって加熱される際に、抽出処理で
冷水中に残された糠糟から脂質や灰汁等が溶出されてし
まうことを防止するためにも、濾過処理後に煮沸消毒す
るようにするのが望ましい。
【0015】また、糠エキスは、冷水中に含まれた状態
で瓶詰め、密栓して、保管、出荷することも可能であ
り、長期間保存される製品として出荷する場合には、瓶
詰め、密栓された後に、各瓶毎に100℃で5分程度の
加熱消毒を施さなければならない。
【0016】
【関連する発明】上記した米糠焙煎エキスの製造方法に
関連し、この発明には,その製造方法によって得られる
米糠焙煎エキスも包含しており、その構成の要旨は、所
定量の米糠を焙煎した後、10℃以下の冷水に所定時間
浸漬し、米糠中の糠エキスを抽出し、当該抽出糠エキス
を含む冷水を濾過処理後、煮沸消毒して得られる米糠エ
キス液を基本とするものである。
【0017】更に、具体的な構成で示すと、この発明の
米糠焙煎エキスは、搗精してそのままか、あるいは搗精
後5℃以下に冷蔵した米糠の所定量を焙煎処理し、その
後、上段を粗目、下段に向かう程細目となる複数段重ね
の網容器に焙煎済みの米糠の適量ずつを分納した上、所
定容量の抽出用容器内に吊り下げ状に収容してから、当
該抽出用容器内に0.6μm以下に濾過処理され、且
つ、10℃以下に冷却された浄水を、米糠3Kg当たり
約25リットルの割合で供給し、20〜90分間程度浸
漬して糠エキスを抽出した後、米糠を収容したまま全て
の網容器を取り出してしまう一方、抽出用容器内に残さ
れた糠エキスを含む冷水に0.6μm以下の濾過処理を
施し、その上煮沸用容器に移して煮沸消毒してから瓶詰
め、密栓し、瓶毎100℃で5分程度の加熱消毒して得
られる構成を要旨とする米糠エキス液とすることができ
る。
【0018】米糠エキス液は、前述の何れかに記載され
た米糠焙煎エキスの製造方法により、製造されるもので
あって、米糠は、糠層、胚芽の有無、焙煎の加熱温度、
加熱時間、加熱方法、その後の冷却の有無、冷蔵保管の
条件等により、抽出されるエキスの栄養成分、風味等の
異なるものとなり、冷水による抽出では、冷水の温度管
理、抽出時間管理、濾過処理および消毒、殺菌処理の条
件等によって、エキスの濃度や長期保存の可否が左右さ
れるものであり、僅かな製造方法の差異によって複数種
に及ぶ米糠エキス液を提供可能とする。
【0019】また、液体状に製造される米糠エキス液
は、飲料を含む食品として提供されるものであって、希
釈して、または希釈せずにそのまま飲食するか、もしく
は他の食品に添加して飲食することも可能なものであ
り、二次的加工を受けることにより、冷凍、乾燥、ある
いは凝固剤等を添加して凝固された固体状の食品とする
こともできる外、ゼラチンや果物の果汁等を混ぜてゼリ
ー状の食品として提供することも可能である。以下で
は、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その
構成について詳述することとする。
【0020】
【実施例1】図1の米糠用焙煎機の斜視図、図2の抽出
工程の斜視図、図3の抽出用容器の正断面図、図4の濾
過機の斜視図、図5の煮沸用容器の斜視図、および図6
の瓶毎に加熱消毒を施す状態の斜視図に示される事例
は、米糠エキス液を瓶詰、密栓して出荷する場合の製造
工程の一例を作業工程順に示すものであって、特に、3
0Kg程度の米糠から糠エキスを抽出する工程を示して
いる。
【0021】大型の焙煎機4に30Kgの米糠1を投入
し、適宜深焙り、中焙りまたは浅焙りの状態まで焙煎を
施し、その直後に抽出を行う場合は、常温まで冷却した
後そのまま放置し、また、しばらく保管後に抽出作業を
行う場合には、5℃以下に冷却保存するものとし、焙煎
を施した米糠1は凡そ10Kg毎に3つの網容器51,
52,53に分納し、全面に均等となる如く均した上、
網容器51,52,53を網の粗目のもの程上、細目の
もの程下の配置となるように重なる状態に、抽出用容器
5内に吊り下げ状に挿入する。図中に示される抽出用容
器5は、内側周壁面の底面部より所定距離上側の位置に
円環鍔状に形成された上、複数個所に上下に通じる冷水
通過孔55が穿設されてなる保持枠部54が水平状に突
設されており、この上に網容器51,52,53が積み
重ねられる如く載置され、抽出用容器5内に吊り下げ状
に挿着した場合と同等に収容されるものとなっている。
全ての網容器51,52,53は、夫々の底面部および
周壁面部の一部に透水可能な網目部分が設けられてお
り、底面部の網目が上側に配置されるもの程粗目に、下
側に配置されるもの程細目に設定され、周壁面部に形成
された網目部分は全てが細目に設定されたものとなって
いる。
【0022】3段の網容器51,52,53に渡って分
納された米糠1の上方から、10℃以下に冷却すると共
に、0.6μmの濾過精度で濾過処理された冷水の25
0リットルを浄水用濾過器6から直接注入し、米糠1の
全てに万遍なく冷水が浸漬する状態として、20〜90
分間に渡って米糠エキス液の抽出を行う。このとき30
分間程度で抽出工程を終了すれば低濃度の米糠焙煎エキ
スが得られ、60分以上の抽出を行えば高濃度の米糠エ
キス液を得るものとなる。また、このとき冷凍サイクル
システムを用いて抽出中の冷水温度を10℃以下に保ち
続けるものとし、抽出を終えた後、網容器51,52,
53の全てを、米糠1が舞い上がらないよう静かに、順
次、個別に取り出し、抽出用容器5内に米糠エキス液を
含む冷水のみを残した状態とする。
【0023】次に、抽出工程を経て米糠エキス液を含む
ものとなった冷水を米糠エキス用濾過器7に対して、同
米糠エキス用濾過器7に付属するポンプで吸引、供給し
て0.6μmの濾過精度で濾過処理し上、煮沸用容器8
に供給し、煮沸消毒する。このとき、煮沸時間の長短を
調節することにより、米糠焙煎エキスの濃度を変更する
ことも可能である。煮沸消毒された米糠焙煎エキスを、
ガラス瓶9,9,……に注入し、密栓した後に再度、1
00℃で5分間加熱消毒して米糠エキス液を得る。
【0024】
【作 用】以上のとおりの構成からなるこの発明の米糠
焙煎エキスの製造方法は、糠層および胚芽を含む米糠、
もしくは糠層のみからなる米糠の何れかを選択し、これ
を焙煎処理すると、それらの含有成分に応じて食物繊
維、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ナイア
シン、灰分(リン)等を含む米糠焙煎エキスが滲み出る
ように分離される。
【0025】焙煎処理後の30Kg程の米糠1を、3つ
の網容器51,52,53の夫々に10Kgずつ分納
し、抽出用容器5内に細目の網容器53から順に、中目
の網容器52、そして最上段に粗目の網容器51を載置
する如く積み重ね状に挿入、設置するようにして上方か
ら万遍なく行き渡るようにし、0.6μmに濾過された
10℃以下の冷水2を250リットル程注ぎ込み、20
〜90分間浸漬することによって米糠焙煎エキスが抽出
されるようにしてある。
【0026】したがって、抽出の間、常に冷水2の温度
を10℃以下に保つように継続的に冷却し続ければ、米
糠1の水溶性の栄養素が溶融されて抽出される上、脂質
や米糠糟等は、そのまま溶融されることなく網目の大き
さを変えてある網容器51,52,53内の米糠1と共
に留まり、しかも、積層状に設置された各網容器51,
52,53には、米糠1を10Kg毎に分納するように
してあり、米糠1自体が夫々自重を受けて過剰に圧縮さ
れずに万遍なく冷水2の流通と浸漬とを受け、できるだ
け自然な状態で各成分が抽出されようにしている。
【0027】さらに、上段側の粗目の網容器51から落
下してしまう米糠1は、下段側の網容器52に受け止め
られ、中段の中目の網容器52から落下した米糠1も、
その下段の網容器53に受け止められるようにしてあ
り、当該最下段に位置する細目の網容器53の場合は、
米糠1の破片であっても通過させることのない網目に設
定されているので、抽出用容器5内にこれら網容器5
1,52,53を吊り下げ状にし、最上段の網容器51
の上方から冷水を注いで流れ出した細かい米糠1は、順
次漉されるような状態で次の網容器52,53に止まる
ようにしてあり、したがって、米糠1内における冷水2
の通過を円滑に維持しながら、米糠1固形分が抽出用容
器5内に流出せず、透明感のある米糠焙煎エキスの製造
が保証されるようにしてある。なお、この作用をより確
実なものとする必要があるときには、網容器51,5
2,53全体を、より一層細かい網目容器の中に吊り下
げ状とすればその目的が容易に達成される。
【0028】冷水2の注入量を加減すると、抽出される
米糠エキス液3の濃度が調節され、また、抽出時間を変
更し、その時間を長くする程濃度の高い米糠エキス液3
が得られるものとなる。したがって、抽出時間を30分
程度にすると、抽出される米糠エキス液3の濃度は比較
的低いものとなり、60分以上の抽出を行うと、米糠エ
キス液3の濃度が比較的高いものとすることができる。
【0029】抽出を終えた後、水溶液中から米糠1を収
容した容器を引き揚げる際に、米糠1が舞い上がって折
角容器内に止まっていた細かい米糠固形分が周辺に流出
してしまわないよう静かに引き上げなければならない
が、この発明では、米糠1を分納してあって、上側の網
容器51から順に1つずつ、無理なく引き上げられるよ
うにしてあり、最終的な米糠エキス液3の透明感ある品
質を保証する。
【0030】なお、米糠エキス液3の濁りや沈殿物の生
成をさらに一層確実に阻止するひつようがあれば、米糠
焙煎エキスを含む冷水2を濾過し、混入している目に見
えないような米糠糟や、冷水によって凝固しがちな脂質
や灰汁等を除するようにし、また、飲食に最適な状態に
まで滅菌する必要から、煮沸用容器8に移して煮沸消毒
する。このときの煮沸時間を変更すれば、それに応じた
量の水分が蒸発して米糠エキス液3の濃度の調整も可能
となる。但し、米糠焙煎エキス分の変質、分解を来さな
いよう、濃度の調整だけを目的とした長時間の煮沸は、
必ずしも望ましいとはいえない。
【0031】長期間の保存を保証するには、上記のよう
に煮沸消毒した米糠エキス液を瓶詰め、密栓した後、1
00℃で5分程度加熱消毒する。この密栓後の工程は、
米糠エキス液の腐敗が防止されると共に、沈殿物や濁り
の発生を阻止する作用にも繋がることになる。
【0032】
【効 果】以上のとおり、この発明の米糠焙煎エキスの
製造方法、および米糠エキス液によれば、米糠のままで
は、不消化部分である糠層や胚芽部分等を含み、食後の
良好な消化,吸収が難しかったものを、焙煎処理した
上、浄化冷水中に米糠エキス液を抽出し、食物繊維、ビ
タミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ナイアシン、
デンプン質、灰分等の有効栄養素として消化、吸収し易
くするものであって、きれいで美味しい米として白米を
指向しがちな最近の人々にとって、不足する栄養成分を
手軽に補給することが可能になることから、様々な要因
で引き起こされるといわれている現代病の予防に大いに
役立つことになるという秀れた特徴を発揮するものであ
る。
【0033】そして、上記した特徴は、この発明の製造
方法が、米糠を焙煎処理して脂質に溶け合う有効栄養素
を溶出、分離させ、冷水中で抽出工程を行うことによ
り、脂質や灰汁等の不純物の溶出を防ぎ、水溶性の栄養
素として抽出することを可能としたことによってもたら
され、しかも、その結果、米糠エキス液の透明度を確保
すると共に、濾過処理を施して糠糟や胚芽片等の一切の
不要物を除去し、常温下での脂質や灰汁の溶出を無くす
ことに繋がり、長期保存においても沈殿物の生成を防止
し、高い品質の維持を可能としたものであることから、
その製造方法に高い評価が成されて然るべきであろう。
【0034】特に、実施例に示したこの発明を代表する
米糠焙煎エキスの製造方法においては、その抽出用容器
5が、上下3段に分割した網容器51,52,53とな
し、上段から下段にかけて次第に網目を細かくしたもの
に構成されており、個別の取り扱いが可能となり、大量
の米糠移動作業の負担を軽減化できるようにすると共
に、何よりも冷水の通過、循環を良好に保ってエキス分
の抽出が満遍なくされ易くした上、米糠やその糠片等の
不純物の漏出を阻止し、透明感のある米糠焙煎エキスの
製造を可能にするという秀れた特徴を発揮するものとな
っている。
【0035】そして、この発明の特徴ある製造方法によ
って得られた米糠エキス液は、試飲実験の結果では、安
眠が得られると共に、胃腸の働きが活発となり、虫歯の
進行を止め、口臭や体臭が消える上、火傷、切り傷、摺
り傷等の外傷の治癒が早まり、早期癌についても2ヶ月
程の摂取で血液が清浄化されたという報告を得ているこ
とからも、多岐に渡る健康改善について効果があるもの
と予想される。このことは、米糠エキス液中に含まれる
フィチン酸(有機リン酸)は、人体内でイノシトールの
モノリン酸エステル、トリリン酸エステル等に加水分解
されるものであって、体内の重要な臓器である肝臓、腎
臓、脳、目等にも存在していて癌の予防、特に大腸ポリ
ープの生成を抑える作用があるとされると共に、その他
の健康な体づくりにも寄与する効能を有しているとされ
ていることにも符合している。
【0036】したがって、医学的にも、その定期的な摂
取が人体の健康管理に有効であることは知られてきてい
たことになるが、これまでのところ、不消化成分とされ
る通常の米糠から、直接フィチン酸を摂取することが栄
養学的には難しいとされてきたのに対し、この発明の米
糠エキス液は、米糠焙煎エキス分を水溶性のものとして
抽出したものであって、米糠エキス液の少量ずつを毎食
前まはた毎食後、あるいは毎食間に定期的且つ簡便に飲
食することによって、消化、吸収され易い形で大量のフ
ィチン酸を安定且つ効率的に摂取することを可能とする
ことから、健康食品または飲料としての価値が非常に高
いという秀れた特徴を有するものでもある。
【0037】叙述の如く、この発明の米糠焙煎エキスの
製造方法、およびその方法によって得られる米糠エキス
液によれば、所期の目的を遍く達成可能とするものであ
る上、その製造に用いられる抽出用容器や煮沸用容器等
の構造も至って簡素な造りとなっていて器具自体の製造
も容易で安価に提供可能とするものであり、しかもその
取り扱いにもそれ程の熟練を要するものとはならないこ
とから、大量生産にも都合が良く、消化、吸収性に秀れ
た栄養価の高い米糠エキス液を比較的安価に提供可能と
するものであり、米糠と云う精米による副産物の利用、
普及の拡大に大いに役立つという利点を有する上に、多
くの人々が手軽に飲食、摂取することを可能として健康
管理に役立つものとなり、したがって、資源の有効利用
と秀れた自然食品としての観点から、分野を問わず各方
面から高い評価が得られるものと予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の米糠焙煎エキスの製造方法、および
その方法によって得られる米糠エキス液の技術的思想を
具現化した代表的な一実施例を示すものである。
【図 1】米糠を焙煎する焙煎機を示す斜視図である。
【図 2】冷水の供給を受ける抽出用容器を示す斜視図
である。
【図 3】米糠エキス液を抽出中の抽出用容器を示す縦
断面図である。
【図 4】米糠エキス用濾過器を用いて濾過処理する状
態を示す斜視図である。
【図 5】煮沸用容器で米糠焙煎エキスを煮沸消毒する
状態を示す斜視図である。
【図 6】瓶詰めされた米糠エキス液を再度加熱消毒す
る状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 米糠 2 冷水 3 米糠エキス液 4 焙煎機 5 抽出用容器 51 同 網容器(粗目) 52 同 網容器(中目) 53 同 網容器(細目) 54 同 保持枠部 55 同 冷水通過孔 6 浄水用濾過器 7 米糠エキス用濾過器 8 煮沸用容器 9 ガラス瓶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 35/78 ADL A23L 2/00 F

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焙煎した所定量の米糠を10℃以下の冷
    水に所定時間浸して米糠中の糠エキスを抽出し、当該抽
    出糠エキスを含む冷水を濾過した後、煮沸消毒すること
    を特徴とする米糠焙煎エキスの製造方法。
  2. 【請求項2】 搗精したままか、もしくは搗精後5℃以
    下に冷蔵するかしてなる米糠の所定量を焙煎処理した
    後、それら米糠を、上段を粗目、下段に向かうに従って
    細目となるようにした複数段重ねの網容器内に夫々適量
    ずつ分納した上、所定容量の抽出用容器内に吊り下げ状
    に収容してから、当該抽出容器内に0.6μm以下に濾
    過処理済みで10℃以下とした冷水を、米糠3Kgに対
    して約25リットルの割合で供給し、20〜90分間程
    度浸漬して糠エキスを抽出した後、米糠を収容したまま
    全ての網容器を取り出してしまう一方、抽出用容器内に
    残された糠エキスを含む冷水に0.6μm以下の濾過処
    理を施した上、煮沸用容器に移して煮沸してから瓶詰
    め、密栓し、瓶毎100℃で5分程度の加熱消毒を施す
    ことを特徴とする米糠焙煎エキスの製造方法。
  3. 【請求項3】 玄米を搗精したままか、もしくは搗精後
    5℃以下に冷蔵するかしてなる糠層および胚芽を含む米
    糠の所定量を焙煎処理した後、それら米糠を、網目の大
    きさが下側程細目となるようにして段重ねした複数の網
    容器内の夫々に略同量ずつ分納した上、所定容量の抽出
    用容器内に吊り下げ状に収容してから、0.6μm以下
    の濾過後、10℃以下に冷却した冷水を、米糠3Kgに
    対して約25リットルの割合の量で上方から万遍なく注
    いで供給した上、そのまま20〜90分間程度浸漬して
    冷水中に糠エキスを抽出した後、上側に位置するものか
    ら順に全ての網容器を米糠が浮遊せぬよう静かに引き上
    げ、残された糠エキスを含む冷水を0.6μm以下に濾
    過処理した後、煮沸用容器に移して煮沸してから瓶詰
    め、密栓し、改めて瓶毎100℃で5分程度加熱消毒す
    ることを特徴とする米糠焙煎エキスの製造方法。
  4. 【請求項4】 玄米を胚芽精米に搗精後、5℃以下に冷
    蔵してなる糠層のみの米糠を焙煎処理し、それら米糠
    を、網目の大きさが下側程細目となるようにして段重ね
    した複数の網容器内に夫々略同量ずつ分納した上、所定
    容量の抽出用容器内に吊り下げ状に収容してから、0.
    6μm以下の濾過後、10℃以下に冷却された冷水の米
    糠3Kgに対して約25リットルの割合の量で上方から
    万遍なく注いで供給した上、そのまま20〜90分間程
    度浸漬して冷水中に糠エキスを抽出した後、上側に位置
    するものから順に全ての網容器を米糠が浮遊せぬよう静
    かに引き上げ、残された糠エキスを含む冷水を0.6μ
    m以下に濾過処理した後、煮沸用容器に移して煮沸して
    から瓶詰め、密栓し、改めて瓶毎100℃で5分程度加
    熱消毒することを特徴とする米糠焙煎エキスの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 冷水中に米糠を浸漬し、糠エキスを抽出
    している間、冷凍サイクル装置を利用するか、あるい
    は、予め0.6μm以下の濾過を施して製氷された氷
    塊、または、熱伝性を有する密閉容器内に封入された潜
    熱を有する冷媒を投入する等し、冷水を継続的に10℃
    以下に冷却し続けるようにしてなる、請求項1ないし4
    何れか記載の米糠焙煎エキスの製造方法。
  6. 【請求項6】 米糠を冷水中に約30分間程度浸漬して
    比較的濃度の低い糠エキスの抽出を行うようにした、請
    求項1ないし5何れか記載の米糠焙煎エキスの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 米糠を冷水中に約60分間以上浸漬して
    比較的濃度の高い糠エキスの抽出を行うようにした、請
    求項1ないし5何れか記載の米糠焙煎エキスの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 焙煎した所定量の米糠を10℃以下の冷
    水に所定時間浸して米糠中の糠エキスを抽出し、当該抽
    出糠エキスを含む冷水を濾過した後、煮沸消毒して得ら
    れた、請求項1ないし7何れか記載の米糠焙煎エキスの
    製造方法によって得られる米糠エキス液。
  9. 【請求項9】 搗精したままか、もしくは搗精後5℃以
    下に冷蔵するかしてなる米糠の所定量を焙煎処理した
    後、それら米糠を、上段を粗目、下段に向かうに従って
    細目となるようにした複数段重ねの網容器内に夫々適量
    ずつ分納した上、所定容量の抽出用容器内に吊り下げ状
    に収容してから、当該抽出容器内に0.6μm以下に濾
    過処理済みで10℃以下とした冷水を、米糠3Kgに対
    して約25リットルの割合で供給し、20〜90分間程
    度浸漬して糠エキスを抽出した後、米糠を収容したまま
    全ての網容器を取り出してしまう一方、抽出用容器内に
    残された糠エキスを含む冷水に0.6μm以下の濾過処
    理を施した上、煮沸用容器に移して煮沸してから瓶詰
    め、密栓し、瓶毎100℃で5分程度の加熱消毒して得
    られた、請求項1ないし7何れか記載の米糠焙煎エキス
    の製造方法によって得られる米糠エキス液。
  10. 【請求項10】 玄米を胚芽精米に搗精後、5℃以下に
    冷蔵してなる糠層のみの米糠を焙煎処理し、それら米糠
    を、網目の大きさが下側程細目となるようにして段重ね
    した複数の網容器内に夫々略同量ずつ分納した上、所定
    容量の抽出用容器内に吊り下げ状に収容してから、0.
    6μm以下の濾過後、10℃以下に冷却された冷水の米
    糠3Kgに対して約25リットルの割合の量で上方から
    万遍なく注いで供給した上、そのまま30分間程度浸漬
    して冷水中に糠エキスを抽出した後、上側に位置するも
    のから順に全ての網容器を米糠が浮遊せぬよう静かに引
    き上げ、残された糠エキスを含む冷水を0.6μm以下
    に濾過処理した後、煮沸用容器に移して煮沸してから瓶
    詰め、密栓し、改めて瓶毎100℃で5分程度加熱消毒
    し、濃度を比較的低く抑えて抽出された、請求項1ない
    し7何れか記載の米糠焙煎エキスの製造方法によって得
    られる米糠エキス液。
  11. 【請求項11】 玄米を胚芽精米に搗精後、5℃以下に
    冷蔵してなる糠層のみの米糠を焙煎処理し、それら米糠
    を、網目の大きさが下側程細目となるようにして段重ね
    した複数の網容器内に夫々略同量ずつ分納した上、所定
    容量の抽出用容器内に吊り下げ状に収容してから、0.
    6μm以下の濾過後、10℃以下に冷却された冷水の米
    糠3Kgに対して約25リットルの割合の量で上方から
    万遍なく注いで供給した上、そのまま60分間以上浸漬
    して冷水中に糠エキスを抽出した後、上側に位置するも
    のから順に全ての網容器を米糠が浮遊せぬよう静かに引
    き上げ、残された糠エキスを含む冷水を0.6μm以下
    に濾過処理した後、煮沸用容器に移して煮沸してから瓶
    詰め、密栓し、改めて瓶毎100℃で5分程度加熱消毒
    し、濃度を比較的高く抽出された、請求項1ないし7何
    れか記載の米糠焙煎エキスの製造方法によって得られる
    米糠エキス液。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005325034A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Okuno Chem Ind Co Ltd 一重項酸素消去剤
WO2010082689A3 (en) * 2009-01-16 2010-09-16 Kao Corporation Gip-increase inhibitor

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