JPH11221689A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH11221689A
JPH11221689A JP10023252A JP2325298A JPH11221689A JP H11221689 A JPH11221689 A JP H11221689A JP 10023252 A JP10023252 A JP 10023252A JP 2325298 A JP2325298 A JP 2325298A JP H11221689 A JPH11221689 A JP H11221689A
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JP
Japan
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laser
signal
detection
circuit
processing apparatus
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JP10023252A
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English (en)
Inventor
Naoki Mitsuyanagi
直毅 三柳
Yoshiaki Shimomura
義昭 下村
Shigeyuki Sakurai
茂行 桜井
Yasushi Minomoto
泰 美野本
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】所望の加工位置を正確に自動設定して高速に加
工可能であり、加工すべきではない部分を自動的に判別
し、回避できるレーザ加工装置を実現する。 【解決手段】光検出器126の検出信号からコンパレータ2
41は信号Scを生成し選択回路A242からカウンタ246に送
る。カウンタ246は信号Scの"H","L"に対応したパルス数
を演算装置247に送りリード間隔を算出し所定範囲外か
否かを判定し所定範囲の場合は中間点を算出し、判定結
果、中間点を記録装置248に送る。信号Scによりゲート
回路243は信号TG1を選択回路B244、装置248に出力す
る。装置248はリード間隔が所定範囲外であれば回路B24
4をオフにしG1が回路B244から出力されないようにし、
リード間隔が所定範囲内であれば、回路B244をONにし
中間位置に相当するディレイタイムTdを遅延回路245に
送出する。回路245に送られた信号TG1はタイムTdだけ遅
延されトリガ信号TP1としてレーザコントローラ26に出
力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の加工位置を
高速で加工することができるレーザ加工装置に係わり、
例えば半導体装置のダムバーの除去に好適なレーザ加工
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パルス状のレーザ光(以下、パルスレー
ザ光という)を利用した加工としては、切断、穴あけ、
溶接等の加工方法が機械、電子、半導体装置などの多方
面の分野の製造過程で利用されている。従来のレーザ加
工装置の構成を図7及び図8を参照しながら説明する。
【0003】従来のパルスレーザ加工装置は、図7にそ
の一例を示すように、レーザヘッド401と、加工光学
系402と、レーザ電源403と、被加工物であるワー
ク410を搭載し水平面内(XY平面内)に移動可能な
XYテーブル411と、レーザヘッド401及び加工光
学系402を上下方向(Z軸方向)に移動させるZテー
ブル404と、XYテーブル411の水平面内の移動動
作とZテーブル404の上下方向の移動動作とパルスレ
ーザ光の発振動作を自動または手動で制御するメインコ
ントローラ405とを備える。なお、レーザヘッド40
1およびレーザ光源403はレーザ発振器400を構成
する。
【0004】また、レーザ電源403は、図示しないレ
ーザコントローラ、安定化電源、コンデンサ部及びスイ
ツチ部等から構成される。レーザコントローラから指令
された電圧値に従って、供給された交流電流が安定化電
源により直流に変えられ、コンデンサ部に供給され、コ
ンデンサ部に蓄積された電荷がスイッチ部を介してスイ
ッチ部の所定の開閉タイミングに基づきレーザヘッド部
の図示しない励起ランフに放電される。前記スイッチ部
の開閉はレーザコントローラからパルス幅及びパルス周
波数を指令するトリガ信号に従って行われる。以上のよ
うにして、レーザヘッド401よりパルスレーザ光が射
出される。
【0005】また、レーザヘッド401には図示しない
ビームシャッタが内蔵されており、このビームシャッタ
が開閉することによって、ワーク410へのパルスレー
ザ光の照射を制御する。すなわち、ワーク410を加工
する場合には上記ビームシャッタを開き、加工しない場
合には上記ビームシャッタを閉じる。このビームシャッ
タの開閉動作時間は100〜300msec程度であ
り、その制御は前述のレーザコントローラから行うが、
前記メインコントローラ405からレーザコントローラ
を介して行うことも可能である。
【0006】上記のようなパルスレーザ加工装置を用い
て、例えばICパッケージのダムバーの除去を行う場合
を説明する。図8(a)はICパッケージの平面図、図
8(b)は図8(a)のB部の拡大図である。図8
(b)に示すように、ダムバー2は、ICに使用される
リードフレームのピン(以下、リードともいう)を連結
しており、ICのモールド時にレジンをせき止める役割
と、リードフレームのピンを補強する役割を持ち、製造
過程の最後に除去される部分である。
【0007】上記ダムバー2をパルスレーザ光で除去す
る加工手順を、図8(b)のK点の除去(切断)が終了
し、続いてL点の加工(除去)を行う場合を例にとって
説明すると、以下のようになる。
【0008】(1)XYテーブル411により、ワーク
410上へのパルスレーザ光の照射位置を図8(b)中
のK点からL点の方向(X軸の方向)に移動させる。 (2)L点で位置決めし、XYテーブル411を停止す
る。 (3)ビームシャッタを開く。 (4)パルスレーザ光を照射してL点のダムバーを除去
する。 (5)ビームシャッタを閉じる。
【0009】以上(1)から(5)の加工手順を繰り返
すことにより、図8(a)に示すICパッケージの4辺
にあるダムバー2を順次除去していく。このとき、XY
テ一ブル411の移動及び停止、ビームシャッタの開閉
は、メインコントローラ405に予め入力したプログラ
ムに従って実行される。また、この間、パルスレーザ光
は常時パルス状に発振するか、またはビームシャッタの
開いたのと同期して発振し、これらの制御は前述のレー
ザコントローラで行われる。
【0010】なお、上記のようなダムバーの除去に用い
て好適なレーザ加工装置またはレーザ加工方法に関する
従来技術としては、例えば特開昭56−9090号公報
や特開平4−41092号公報に記載されたものがあ
る。前者の特開昭56−9090号公報に記載の方法
は、加工速度(XYテーブルの移動速度)の変化にレー
ザ光の発振を対応させ、均一にレーサ光を照射させるも
のであり、後者の特開平4−41092号公報に記載の
装置は、予め記憶しておいた複数の加工位置情報とXY
テーブルの移動量との比較結果に応じてレーザ光のON
/OFFや照射タイミングを制御するものである。
【0011】さらに、加工位置が等間隔である場合のみ
ならず等間隔でない場合にも所望の加工位置を高速で加
工することができるレーザ加工装置およびレーザ加工方
法として、特開平6−142968号公報に記載のもの
がある。
【0012】この従来技術では、加工位置近傍における
被加工物の有無を検出して、対応する検出信号を発生す
る検出手段と、その検出信号に基づいて矩形波信号を発
生する矩形波信号発生手段と、その矩形波信号に基づい
たタイミングでパルスレーザ光が照射されるようパルス
レーザ光の発振を制御する制御手段とを備えたレーザ加
工装置が開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記ICパッケージの
ダムバーの寸法は幅0.1〜0.3mm程度、厚さ0.
15mm程度であるので、ダムバーを除去する場合には
レーザ光の1パルスで十分除去可能である。従って、実
際の加工に要する時間はパルスレーザ光のパルス幅の時
間に相当し、0.1〜1msec程度である。
【0014】ところが、前述の(1)〜(5)の加工手
順においては、ビームシャッタの開閉動作時間である2
00〜600msecとテーブルの移動時間とにより、
一つのダムバーを除去するために1sec程度の時間を
費やし、ダムバーの切断個数やICパッケージの製造個
数を考慮すると、加工時間がかかり過ぎることになる。
【0015】また、ICパッケージの場合、一般的にピ
ン(リード)のピッチは等ピッチであることが多いが、
リードフレームの製造誤差や、レジンでモールドする時
の温度履歴による歪みや、ハンドリングによる外力など
で変形し、ダムバーの除去時には必ずしも等ピッチにな
っていない場合がある。
【0016】前述の(1)〜(5)で説明したダムバー
除去方法では、ダムバーを除去する箇所をプログラムと
して予めメインコントローラに登録しておくことになる
が、この方法では上記ピンが等ピツチになっていないこ
とには対応できず、さらに製造誤差や変形が累積して誤
差が増大するような最悪の場合には、残しておくべきリ
ードフレーム部分にダメージを与える可能性もある。
【0017】また、特開昭56−9090号公報に記載
された従来技術をダムバーの除去に応用する場合、均一
にレーザ光を照射させるため、ピンが等ピッチでなく不
規則な配列になってしまった時には対応できず、上記と
同様の問題が生じる。
【0018】さらに、特開平4−41092号公報に記
載された従来技術を応用する場合、予め記憶(想定)し
た所定の形状に従う制御しかできないため、やはりピン
が不規則な配列になってしまった時には対応できず、同
様の問題が生じる。
【0019】さらに、特開平6−142968号公報に
記載の従来技術によれば、加工位置が等間隔である場合
のみならず等間隔でない場合にも所望の加工位置を高速
で加工することができるため、ピンが等ピッチでなく不
規則な配列になった場合でもダムバーの除去に対応でき
る。
【0020】しかし、例えば、図8のような形状のIC
パッケージのダムバーの加工を行う場合、以下のような
問題点がある。 (1)ICパッケージのコーナ周辺などの吊りバンドあ
るいはサポートバーなど、ダムバー以外の部分でも、被
加工物の有無を検出し、レーザを照射して切断してしま
う。吊りバンド或いはサポートバーは、ICパッケージ
を支えている部材のため、本来、ダムバー切断加工の段
階では、吊りバンド或いはサポートバーは切断しない場
合が多く、この段階で、これら吊りバンド等が切断され
ると、形状によってはICパッケージがフレームから脱
落する、或いはICパッケージの支持が弱くなり、次の
工程までに変形し支障をきたすことになる。 (2)被加工物の有無を検出してから、レーザ照射する
点までの、検出点からの距離は、遅延時間を設けて、ダ
ムバーの長さ方向の中央になるように設定しているが、
ダムバーの長さとリードの幅とは、必ずしも設計値どお
りではない。このため、ダムバーの長さとリードの幅と
を事前に測定して、遅延時間を設定するか、実際の加工
中に、レーザ照射点を確認し、リード間の中央にレーザ
を照射するように調整する必要がある。また、生産のロ
ットによって、ダムバーの長さとリード幅とが変わった
場合、或いは、XYの2方向でリードピッチのずれが異
なる場合、被加工物の検出点からレーザ照射点までの距
離をその都度、再調整する必要がある。これでは、加工
作業が煩雑となり、加工効率を向上することが困難とな
てします。
【0021】本発明の目的は、加工位置が等間隔である
場合のみならず等間隔でない場合にも被加工物が存在す
る所望の加工位置を正確に自動設定して高速で加工する
ことができると共に、加工すべきではないダムバー以外
の部分を自動的に判別して、その加工を回避可能なレー
ザ加工装置を実現することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、次のように構成される。 (1)パルス状のレーザ光を発振するレーザ発振器と、
上記レーザ光を被加工物の加工位置まで誘導する加工光
学系と、上記被加工物を移動させ、その加工位置を決定
する搬送手段と、上記被加工物に対して検出光を発生す
る検出光源と、上記検出光源が発生した上記検出光の反
射光を検出し、その反射光に対応する検出信号を発生す
る検出手段とを備えるレーザ加工装置において、上記被
加工物を上記搬送手段により移動させ、上記検出光源か
ら検出光を発生させて、上記被加工物の移動位置に対応
した、上記検出手段からの検出信号を記録する記録手段
と、上記記録手段に記録された検出信号に基づいて、レ
ーザの照射位置を演算する演算手段と、検出手段で新た
に取り出された検出信号の変化及び上記演算手段が演算
した照射位置に基づき、上記被加工物の加工位置に上記
レーザ光が照射されるように、上記レーザ光の発振を制
御する御御手段と、を備える。
【0023】演算手段は、上記記録手段に記録された検
出信号に基づいて、レーザ照射位置を演算するので、レ
ーザ加工すべきでは無い部分を、レーザ照射位置とする
ことを確実に回避することができる。
【0024】また、演算手段は、上記記録手段に記録さ
れた検出信号に基づいて、レーザ照射位置を演算するこ
とにより、被加工物の形状寸法が、設定された値と差異
がある場合でも、確実に、加工すべき位置を検出して、
レーザ照射を行うことができる。
【0025】(2)好ましくは、上記(1)において、
上記レーザ加工装置は、リードフレームに半導体チップ
を搭載し、樹脂モールドで一体に封止したICパッケー
ジのリードピンとリードピンとを互いに接続するダムバ
ーをパルス状のレーザ光の照射により切断する装置であ
り、上記検出光は、リードピンに照射されるとともに、
リードピンとリードとの間であって、上記ダムバーが存
在しない部分に照射され、上記検出信号は、リードピン
が存在する位置においては、第1のレベルとなり、リー
ドピンが存在しない位置においては、上記第1のレベル
より低い第2のレベルとなる信号であり、上記演算手段
は、上記検出信号の第2のレベル期間の中央部付近に対
応し、上記ダムバーが存在する位置をレーザの照射位置
として演算する。
【0026】上記検出信号の第2のレベル期間の中央部
付近に対応し、上記ダムバーが存在する位置をレーザの
照射位置として演算することにより、ダムバーの中央部
付近に対して、確実にレーザ照射することができる。
【0027】(3)また、好ましくは、上記(2)にお
いて、上記演算手段は、上記第2のレベルの期間が、所
定期間より以上か否かを判断し、所定期間以上であれ
ば、その第2レベルの期間に対応する、被加工物の部分
は、レーザの照射位置から除外する。
【0028】上記第2のレベルの期間が所定期間以上で
あれば、その第2レベルの期間に対応する、被加工物の
部分はレーザの照射位置から除外することにより、レー
ザ加工すべきでは無い、ダムバー以外の部分を、レーザ
照射することを確実に回避することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明によるダムバー加工装置の
一実施形態について、添付図面を用いて説明する。但
し、以下では、おもに等間隔のピンを有するICパッケ
ージのダムバーの除去について説明する。
【0030】図1は、本発明のダムバー加工装置の全体
概略構成図である。図1に示すように、本発明の実施形
態であるダムバー加工装置には、レーザヘッド11及び
レーザ電源13から構成されるレーザ発振器10と、加
工ヘッド12と、被加工物であるワーク(ICパッケー
ジ)1を搭載し水平面内(XY平面内)に移動させる搬
送手段としてのXYテーブル21と、レーザヘッド11
及び加工ヘッド12を上下方向(Z軸方向)に移動させ
るZテーブル22と、メインコントローラ23及びトリ
ガユニット24を有するコントロールユニット25とが
備えられている。
【0031】また、XYテーブル21には、移動量を検
出するエンコーダ210が備えられている。メインコン
トローラ23は、XYテーブル21の水平面内の移動動
作と、Zテーブル22の上下方向の移動動作と、レーザ
発振器10の発振動作とを自動的に制御する。
【0032】また、レーザ電源13は、安定化電源部1
30と、コンデンサ部131と、スイッチ部132と、
レーザコントローラ26と、交流電源部133とを有す
る。このレーザ電源13では、まず、交流電源133よ
り供給された交流電流が安定化電源部130に供給さ
れ、レーザコントローラ26から指令された電圧値に従
って直流に変えられ、コンデンサ部131に供給され
る。
【0033】コンデンサ部131に蓄積された電荷は、
レーザコントローラ26からのトリガ信号TP2(後述
する)による所定のパルス幅に従うスイッチ部132の
開閉動作により、レーザヘッド11に備えられた励起ラ
ンプ110に供給される。このパルス状の電荷により上
記励起ランプ110が発光し、これによりレーザ媒体が
励起されパルスレーザ光が射出される。
【0034】図1に示すレーザヘッド11にはビームシ
ャッタ111が内蔵されている。このビームシャッタ1
11は、開閉することによってレーザ発振器10より放
出されるパルスレーザ光をON/OFFし、ワーク1へ
のレーザ光の照射を制御する。すなわち、ワーク1を加
工する場合には、ビームシャッタ111を開き、加工し
ない場合にはビームシャッタ111を閉じる。
【0035】このビームシャッタ111の開閉動作時間
は100〜300msec程度である。また、ビームシ
ャッタ111の開閉動作の制御は、レーザコントローラ
26から行うが、メインコントローラ23からレーザコ
ントローラ26を介して行うことも可能である。
【0036】また、図2に示すように、加工ヘッド12
の内部には、レーザ光の波長に対し高い反射率特性を持
つダイクロイックミラー120と、集光レンズ121と
が備えられており、これらの構成は従来のレーザ加工装
置の構成と同様である。
【0037】この実施形態では、上記構成に検出光とし
てのレーザ光を発生する検出光源122と、コリメータ
レンズ123と、ハーフミラー124と、回転式ウェッ
ジ基板装置300と、結像レンズ125と、光検出器1
26から構成される検出光学系127とが追加されてい
る。
【0038】上記検出光源122としては、レーザダイ
オード(半導体レーザ)等のレーザ光源が用いられてお
り、この検出光学系127は、基本的にはCDプレーヤ
のディスク信号を読みとる光ピックアップ部の光学系の
構成に類似している。勿論、検出光として使用されるレ
ーザ光は、レーザ加工を行うためのレーザ光とは異なる
ものであることはいうまでもない。
【0039】回転式ウェッジ基板装置300は、一枚の
ウェッジ基板301と、このウェッジ基板301を支持
する枠体302と、この枠体302の外周に取り付けら
れたピニオン303と、このピニオン303に噛み合う
ピニオン304と、このピニオン304を回転駆動する
モータ305とを備える。
【0040】枠体302、従ってウェッジ基板301
は、モータ305の回転がピニオン304及ぴピニオン
303を介して伝達されることにより、検出用レーザ光
200の元の光軸に平行なウェッジ基板301の軸Rの
まわりに回転し、任意の回転角を設定することができ
る。また、ウェッジ基板301に入射した検出用レーザ
光200は、その元の光軸に対して一定の角度φ1だけ
傾斜して進む。この角度φ1は、ウェッジ基板301の
斜面の傾斜角度θ1に依存する。
【0041】また、図3に示すように、トリガユニット
24には、コンパレータ回路241と、選択回路A24
2と、ゲート回路243と、選択回路B244と、遅延
回路245と、カウンタ回路246と、演算装置247
と、記録装置248とが備えられている。このトリガユ
ニット24においては、第1ステップの測定時と、第2
ステップの加工時とで信号の送信が異なり、以下それぞ
れのステップに分けて説明する。
【0042】(1)第1ステップ 光検出器126からの検出信号が、コンパレータ回路2
41において、あるしきい値VTHで2値化されてコン
パレータ信号Scが生成され、選択回路A242によっ
て、カウンタ回路246にコンパレータ信号Scが送ら
れる。カウンタ回路246では、コンパレータ回路24
1からのコンパレータ信号Scとエンコーダ210から
のエンコーダパルスとが入力され、コンパレータ信号S
cのHIGH(1)或いはLOW(0)の信号の長さに
対応したエンコーダパルス数が演算装置247に送られ
る。演算装置247では、カウンタ回路246から送ら
れるエンコーダパルス数を基に、リード間の間隔を算出
し、ある間隔の範囲外であるか否かの判定を行い、所定
の間隔内の場合は、中間位置の算出を行い、コンパレー
タ信号Scの変化と対比させたデータとして、判定結果
及び中間位置の算出結果を記録装置248に送る。
【0043】(2)第2ステップ 光検出器126からの検出信号が、コンパレータ回路2
41において、あるしきい値VTHで2値化されて、コ
ンパレータ信号Scが生成され、選択回路A242によ
ってカウンタ回路246及びゲート回路243に信号が
送られる。選択回路A242からゲート回路243に送
られたコンパレータ信号Scは、ゲート回路243で、
レーザコントローラ26のトリガ回路262から入力さ
れるトリガ信号FPの立ち上がりに同期して、ゲート信
号が生成され、そのゲート信号に応じて、トリガ信号T
G1を選択回路B244及び記録装置248に出力す
る。記録装置248では、第1ステップで保存したコン
パレータ信号Scの変化と対比させた判定結果及び中間
位置の算出結果に応じて、トリガ信号TG1と同期して
選択回路B244に制御信号C1を送出し、遅延回路2
45にディレイタイムTdを送出する。すなわち、記録
装置248は、リード間の間隔が所定間隔の範囲外の場
合には、制御信号C1で選択回路B244をOFFにし
て、トリガ信号TG1が選択回路B244から出力され
ないようにする。また、記録装置248は、リード間の
間隔が、所定範囲内の場合には、制御信号C1で選択回
路B244をONにする。また、記録装置248は、リ
ード間の間隔が、所定範囲内の場合には、リード間の間
隔から算出した中間位置に相当するディレイタイムTd
を遅延回路245に送出する。一方、ゲート回路243
から送られたトリガ信号TG1は、上述した制御信号C
1に従って選択回路B244でON/OFFされ、ON
の場合は遅延回路245に送られ、遅延回路245で記
録装置248から送られたディレイタイムTdだけ遅延
された後、トリガ信号TP1としてレーザコントローラ
26に出力される。
【0044】また、図4に示すように、レーザコントロ
ーラ26には、入出力部260と、中央演算部261
と、トリガ回路262とが備えられている。トリガ回路
262は、トリガユニット24からのトリガ信号TG4
の立ち上がりに同期してメインコントローラ23から中
央演算部261に指示されたパルス幅のトリガ信号FP
を生成し、このトリガ信号FPをスイツチ部132に入
力する。
【0045】また、コンデンサ部131に供給される電
圧値は、入出力部260より中央演算部261に入力さ
れ、中央演算部261から安定化電源部130に指示さ
れる。これ以降は、前述したような過程に従ってレーザ
光が発振される。一方、トリガ回路262からのトリガ
信号FPは、トリガユニット24のゲート回路243
(図3参照)にも入力される。
【0046】図2に戻り、加工ヘツド12及び検出光学
系127の機能を説明する。まず、レーザヘッド11か
ら発振したパルスレーザ光100は、ダイクロイックミ
ラー120で方向が変えられ、集光レンズ121で集光
されて、ワーク1上に照射される。
【0047】また、検出光源122から射出された検出
光200は、コリメータレンズ123で平行光にされ、
ハーフミラー124、ウェッジ基板301及びダイクロ
イックミラー120を通り、集光レンズ121によリワ
ーク1上に微小なスポットとして結像する。
【0048】ここで、ウェッジ基板301の斜面の傾斜
角度がθ1で一定であるので、ウェッジ基板301から
出射する検出用レーザ光200は、元の光軸Rに対して
一定の角度φ1だけ傾斜して進み、パルスレーザ光10
0の照射位置から一定の距離r0だけ離れた位置に達す
る。この距離r0と傾斜角度θ1との関係は、集光レンズ
121の焦点距離をF、ウェッジ基板301の検出用レ
ーザ光200に対する屈折率をnとすると、次式(1)
で表される。 r0=F・(nー1)・θ1 −−−(1) また、ウェッジ基板301を、その軸Rの廻リに回転さ
せることにより、上記検出用レーザ光200は、パルス
レーザ光100の集光位置(スポット位置)を中心とし
た半径r0の円周上の任意の位置に結像させることがで
きる。
【0049】ワーク1表面で反射した検出光200は、
集光レンズ121、ダイクロイックミラー120、ウェ
ッジ基板301、ハーフミラー124を通リ、結像レン
ズ125によって光検出器126に集められ、ワーク1
表面の情報が電気信号として検出される。
【0050】この実施形態においては、検出光源122
としてレーザ光源を用いるため、そのレーザ光をコリメ
ータレンズ123及び集光レンズ121により極めて小
さく絞ることができ、ワーク1表面の情報(リードの有
無等)を検出する際に、信号の立ち上がり(応答)が速
くなり、高い分解能で検出することができる。
【0051】以上の構成を有するダムバー加工装置の動
作を図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、こ
の実施形態のレーザ加工装置における、ダムバー検出と
レーザ照射の移動軌跡とのタイムチャートである。
【0052】まず、ワーク(ICリードフレーム)1を
XYテーブル21によって、図5の(a)に示すよう
に、AからBまでX軸の正方向(つまり、AからBに進
む方向)に一定遠度vで移動させる。このときのA−B
線は、加工用レーザの光軸が移動する予定の軌跡であ
り、微小スポットに絞られた検出光200の軌跡は、A
−B線から図のY方向(A−B線に垂直な方向)に平行
にシフトしたA’−B’線となる。
【0053】また、第1ステップの計測時と第2ステッ
プの加工時とは、ワーク1を同じ軌跡を描くように移動
させる。検出光200がA’−B’線上を通過すること
により、光検出器126で検出された検出信号の変化
は、リードピン4などのワーク1がある場合に高い出力
が得られ、リードピン4とリードピン4との間であるウ
エブ部3で低い出力が得られる。
【0054】光検出器126からの検出信号は、トリガ
ユニット24に入力され、図5のタイムチャートに示す
ような処理で二値化される。つまり、光検出器126か
らトリガユニット24に入力された検出信号は、コンパ
レータ回路241において、図5の(b)に示す所定の
しきい値電圧Vthに基づいて、図5の(c)に示すよ
うに、二値化されてコンパレータ信号Scとなる。但
し、図5の横軸は時間を示し、さらに、ワーク1を一定
遠度vで動かした時のリードピン4とダムバー2とを時
間変化の基準として、図5の(a)に模式的に付記して
いる。
【0055】第1ステップでは、図5の(c)に示した
コンパレータ信号Scと、図5の(d)に示したエンコ
ーダパルスとが、それぞれカウンタ回路246に入力さ
れ、例えば、コンパレータ信号ScがON(ハイレベ
ル)のときのエンコーダパルス数はNHi(i=0,
n)、OFF(ローレベル)のときのエンコーダパルス
数はNLi(i=0,n)と、それぞれコンパレータ信
号Scの変化に対応したエンコーダパルス数がカウント
され、演算装置247に出力される。
【0056】図6は、演算装置247で行われる処理の
フローチャートである。図6のステップ500におい
て、演算装置247は、カウンタ回路246から入力さ
れたエンコーダパルス数列を入力し、ステップ501に
おいて、以下の条件*1を基に加工すべきダムバー2か
否かの判定を行う。 Np−△Np<NHi+NLi<Np+△Np −−− 条件*1 ここで、Npは、リードピッチに相当するエンコーダパ
ルス数、△Npはリードピッチばらつきの許容幅に相当
するエンコーダパルス数を表す。
【0057】図5のA’−B’線の開始及び終点付近の
ように、リードピン4或いはウエブ部3のどちらかが幅
広い部分では、上記条件上記条件*1を満足しないの
で、ステップ503に進み、選択回路B244への制御
信号C1iはOにセットされ、ステップ504に進む。
【0058】また、上記条件*1を満足する場合は、ス
テップ501からステップ502に進み、選択回路B2
44への制御信号C1iは、1にセットされると共に、
以下の式(2)により、ディレイタイムTdiが算出さ
れ、ステップ504に進む。 Tdi=NLi/2v−T0 −−− (2) ここで、vは、XYテーブル21の移動速度、T0は、
トリガユニット24内での処理時間及びトリガ信号TP
1送出から実際にレーザが照射されるまでの遅れ時間を
表す。
【0059】そして、ステップ504において、パルス
数列が終了したか否かが判定され、終了していない場合
は、ステップ501に戻る。以上のステップ501〜5
04の処理は、エンコーダパルス数列が終了するまで繰
り返され、制御信号C1i及びディレイタイムTdiは
記録装置248に保存される。
【0060】図5に戻り、次に、第1ステップと同じ軌
跡を移動させ加工を行う第2スナッブでは、ワーク1を
XYテーブル21でA’−B’線に沿って移動させる
と、第1ステップと同様に、図5の(c)に示すような
コンパレータ信号Scが、コンパレータ回路241から
出力され、選択回路A242を介してゲート回路243
に入力される。
【0061】ゲート回路243では、コンパレータ信号
Scの立ち下がりと同期して、トリガ信号TG1(図5
の(g))を生成すると共に、レーザ照射によるトリガ
信号FP(図5の(i))を起点としたゲート信号Sg
(図5の(e)、ゲート幅Wg)を生成する。そして、
ゲート回路243は、ゲート信号SgがOFF(ローレ
ベル)のときだけ、トリガ信号TG1を選択回路B24
4及び記録装置248に出力する。
【0062】記録装置248は、第2ステップがスター
トすると同時に、0番目のデータである側御信号C10
とディレイタイムTd0を、それぞれ選択回路B244
及び遅延回路245に出力し、トリガ信号TG1がゲー
ト回路243から入力されるとディレイタイムTd0後
に、次の制御信号C11とディレイタイムTd1とをそ
れぞれ出力する。
【0063】以後、同様に、i番目のトリガ信号TGi
がゲート回路243から入力されるときには、記録装置
248は制御信号Ciを選択回路B244に、ディレイ
タイムTdiを遅延回路245に出力し、トリガ信号T
Giの入力からTdi後に次の制御信号C1(i+
1)、ディレイタイムTd(i+1)を出力する。
【0064】ゲート回路243から選択回路B244に
出力されたトリガ信号TG1は、選択回路B244がO
Nのときには遅延回路245に送られ、例えばi番目の
トリガ信号TG1の場合には、遅延回路245でディレ
イタイムTdiだけディレイが設けられたあと、レーザ
コントローラ26にトリガ信号TP1(図5の(h))
が出力される。
【0065】次に、レーザコントローラ26では、トリ
ガ信号TP1がトリガ回路262に入力され、このトリ
ガ回路262からは、トリガ信号TP1の立ち上がりに
同期したトリガ信号TP2が出力される。このトリガ信
号TP2のパルス幅は、前述したように、メインコント
ローラ23から中央演算部261を介して指示される。
【0066】さらに、トリガ信号TP2はスイッチ部1
32に入力され、トリガ信号TP2の立ち上がりに同期
してスイッチ部132がONとなり、励起ランプ110
にコンデンサ部131からの電荷が供給され、さらにト
リガ信号TP2の立ち下がりに同期して、スイッチ部1
32がOFFとなり、励起ランプ110への電荷の供給
は停止する。
【0067】以上のようにして、トリガ信号TP2に同
期したパルスレーザ光が発振する。なお、図中のトリガ
信号TP2及びパルスレーザ光は実際にはある幅を持っ
たパルス波形を有するが、他の信号に比べて非常にその
パルス幅が短いために、図では線状に示してある。
【0068】以上の動作により、第1ステップでのワー
ク1からの反射光の変化に基づいて、条件*1及び
(2)式のディレイタイムが設定され、次の第2ステッ
プで条件*1を満たす、加工すべきダムバー2の位置で
は、加工するダムバー2の長さ(ウエブ3の幅)の中央
になるようにディレイタイムTdが設定されて、レーザ
が照射される。逆に、吊りバンド、サポートバーなどの
加工すべきではない場所の場合には、条件*1から外れ
ているため、レーザ照射が抑えられ、加工は行われな
い。
【0069】以上のように、本発明の一実施形態によれ
ば、第1ステップにおいて、検出光によりリードピン4
の部分とウエブ3の部分とを検出し、検出した信号によ
り、ウエブ3の部分、つまり、リードピン4とリードピ
ン4との間隔が所定範囲以内か否かを判定し、所定範囲
以内であれば、リードピン4とリードピン4との中間点
を算出し、算出した中間点と上記判定結果とを記憶手段
に記憶させる。
【0070】そして、記憶させた情報に基づいて、リー
ドピン4とリードピン4との間隔が所定範囲外の部分で
あれば、加工は実施せず、所定範囲内であれば、記憶し
た中間点をレーザ加工する。
【0071】これにより、加工位置が等間隔である場合
のみならず等間隔でない場合にも被加工物が存在する所
望の加工位置を正確に自動設定して高速で加工すること
ができると共に、加工すべきではないダムバー3以外の
部分を自動的に判別して、その加工を回避可能なレーザ
加工装置を実現することができる。
【0072】なお、上述した例においては、本発明をI
Cパッケージのダムバーを切断する場合の例であるが、
本発明は、これに限らず、周期的に配列された複数の部
材を互いに接続するための部材を、レーザ加工するもの
であれば、他の被加工物の加工においても適用すること
ができる。
【0073】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次のような効果がある。加工位置が等間隔
である場合のみならず等間隔でない場合にも被加工物が
存在する所望の加工位置を正確に自動設定して高速で加
工することができると共に、加工すべきではないダムバ
ー以外の部分を自動的に判別して、その加工を回避可能
なレーザ加工装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるレーザ加工装置の構
成の概略構成図である。
【図2】図1の加工ヘッド及び検出光学系の概略構成図
である。
【図3】図1のトリガユニットの回路構成図である。
【図4】図1のレーザコントローラの内部構成図であ
る。
【図5】ダムバーを切断するときの加工軌跡とタイムチ
ャートである。
【図6】図3の演算装置の動作フローチャートである。
【図7】従来のレーザ加工装置の概略構成図である。
【図8】ICパッケージのダムバーを切断する場合の動
作説明図である。
【符号の説明】
1 ワーク(ICリードフレーム) 2 ダムバー 3 ウエブ部 4 リードピン 10 レーザ発振器 11 レーザヘッド 12 加工ヘッド 13 レーザ電源 21 XYテーブル 22 Zテーブル 23 メインコントローラ 24 トリガユニット 25 コントロールユニット 26 レーザコントローラ 100 パルスレーザ光 120 ダイクロイックミラー 121 集光レンズ 122 検出光源 123 コリメータレンズ 124 ハーフミラー 125 結像レンズ 126 光検出器 127 検出光学系 130 安定化電源部 131 コンデンサ部 132 スイッチ部 133 交流電源部 200 検出光 241 コンパレータ回路 242 選択回路A 243 ゲート回路 244 選択回路B 245 遅延回路 246 カウンタ回路 247 演算装置 248 記録装置 260 入出力部 261 中央演算部 262 トリガ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美野本 泰 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス状のレーザ光を発振するレーザ発振
    器と、上記レーザ光を被加工物の加工位置まで誘導する
    加工光学系と、上記被加工物を移動させ、その加工位置
    を決定する搬送手段と、上記被加工物に対して検出光を
    発生する検出光源と、上記検出光源が発生した上記検出
    光の反射光を検出し、その反射光に対応する検出信号を
    発生する検出手段とを備えるレーザ加工装置において、 上記被加工物を上記搬送手段により移動させ、上記検出
    光源から検出光を発生させて、上記被加工物の移動位置
    に対応した、上記検出手段からの検出信号を記録する記
    録手段と、 上記記録手段に記録された検出信号に基づいて、レーザ
    の照射位置を演算する演算手段と、 検出手段で新たに取り出された検出信号の変化及び上記
    演算手段が演算した照射位置に基づき、上記被加工物の
    加工位置に上記レーザ光が照射されるように、上記レー
    ザ光の発振を制御する御御手段と、 を備えることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のレーザ加工装置において、
    上記レーザ加工装置は、リードフレームに半導体チップ
    を搭載し、樹脂モールドで一体に封止したICパッケー
    ジのリードピンとリードピンとを互いに接続するダムバ
    ーをパルス状のレーザ光の照射により切断する装置であ
    り、上記検出光は、リードピンに照射されるとともに、
    リードピンとリードとの間であって、上記ダムバーが存
    在しない部分に照射され、上記検出信号は、リードピン
    が存在する位置においては、第1のレベルとなり、リー
    ドピンが存在しない位置においては、上記第1のレベル
    より低い第2のレベルとなる信号であり、上記演算手段
    は、上記検出信号の第2のレベル期間の中央部付近に対
    応し、上記ダムバーが存在する位置をレーザの照射位置
    として演算することを特徴とするレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のレーザ加工装置において、
    上記演算手段は、上記第2のレベルの期間が、所定期間
    より以上か否かを判断し、所定期間以上であれば、その
    第2レベルの期間に対応する、被加工物の部分は、レー
    ザの照射位置から除外することを特徴とするレーザ加工
    装置。
JP10023252A 1998-02-04 1998-02-04 レーザ加工装置 Pending JPH11221689A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009505838A (ja) * 2005-08-26 2009-02-12 エレクトロ サイエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド 半導体集積回路に関するレーザビームスポットの位置決めを計測ターゲットとして処理ターゲットを使用して行う方法およびシステム
KR101599861B1 (ko) * 2015-07-27 2016-03-04 이노포토닉스 주식회사 5축 가공기용 3차원 스캐너 제어 보드
JP2021037685A (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 花王株式会社 被加工物の加工方法及び加工装置、並びにシート融着体の製造方法及び製造装置

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CN114269306A (zh) * 2019-09-02 2022-04-01 花王株式会社 被加工物的制造方法和制造装置以及片熔接体的制造方法和制造装置
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