JPH11221649A - 鋳物砂の注水冷却システム装置 - Google Patents
鋳物砂の注水冷却システム装置Info
- Publication number
- JPH11221649A JPH11221649A JP4129498A JP4129498A JPH11221649A JP H11221649 A JPH11221649 A JP H11221649A JP 4129498 A JP4129498 A JP 4129498A JP 4129498 A JP4129498 A JP 4129498A JP H11221649 A JPH11221649 A JP H11221649A
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- Japan
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- water
- microcomputer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋳物砂への注水冷却が適正に成され、注水量
が適正値から外れた異常状態に対し、リアルタイムにそ
れを検知して装置の点検、補修を促すことができる鋳物
砂の注水冷却システム装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 回収される鋳物砂Ｓの水分値、砂温、大
気温度により注水目標流量が決定されると共に給水配管
３内を実際に流れる水の流量に基づいて異常状態を検知
できる構成にした鋳物砂の注水冷却システム装置。
が適正値から外れた異常状態に対し、リアルタイムにそ
れを検知して装置の点検、補修を促すことができる鋳物
砂の注水冷却システム装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 回収される鋳物砂Ｓの水分値、砂温、大
気温度により注水目標流量が決定されると共に給水配管
３内を実際に流れる水の流量に基づいて異常状態を検知
できる構成にした鋳物砂の注水冷却システム装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、注湯を済ませて解
砕され鋳造品を取り出した後の鋳物砂に注水をして鋳物
砂を冷却すると共に所定量の水分を含ませる注水冷却シ
ステム装置に関する。
砕され鋳造品を取り出した後の鋳物砂に注水をして鋳物
砂を冷却すると共に所定量の水分を含ませる注水冷却シ
ステム装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、上記のような注水による鋳物砂の
冷却は、回収される鋳物砂の水分値、砂温、及び大気温
度を検出して、これにより目標注水量を算出し給水配管
に設けられた電磁比例弁を前記目標注水量に合った開度
にして注水をしている。一方鋳造工場では、塵埃が多い
こと、塗型剤及び硬化剤等の薬品の取り扱いが多いこと
等から注水配管内に異物が滞積したり、錆が発生して水
の流れを悪くしたり、水漏れを起こすことがあった。こ
の状態を長く続けることは、鋳物砂の冷却を悪くすると
共に鋳物砂の水分調整を悪くする問題があった。
冷却は、回収される鋳物砂の水分値、砂温、及び大気温
度を検出して、これにより目標注水量を算出し給水配管
に設けられた電磁比例弁を前記目標注水量に合った開度
にして注水をしている。一方鋳造工場では、塵埃が多い
こと、塗型剤及び硬化剤等の薬品の取り扱いが多いこと
等から注水配管内に異物が滞積したり、錆が発生して水
の流れを悪くしたり、水漏れを起こすことがあった。こ
の状態を長く続けることは、鋳物砂の冷却を悪くすると
共に鋳物砂の水分調整を悪くする問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みて成されたもので、鋳物砂への注水冷却が適正に成
され、注水量が適正値から外れた異常状態に対しは、リ
アルタイムにそれを検知して装置の点検、補修を促すこ
とができる鋳物砂の注水冷却システム装置を提供するこ
とを目的とする。
鑑みて成されたもので、鋳物砂への注水冷却が適正に成
され、注水量が適正値から外れた異常状態に対しは、リ
アルタイムにそれを検知して装置の点検、補修を促すこ
とができる鋳物砂の注水冷却システム装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明における鋳物砂の注水冷却システム装置は、
上流側に設けた水圧一定装置と下流側に配置した注水ノ
ズルとを結ぶ給水配管に、上流側から下流側に向かって
減圧弁、電磁比例弁、流量センサ−、電磁開閉弁、を順
次設け、該電磁比例弁及び電磁開閉弁を、鋳物砂の水分
値、砂温、大気温度の信号を入力して注水目標流量を算
出し、前記電磁比例弁の開度信号を出力すると共に前記
電磁開閉弁に開閉信号を出力するマイクロコンピュ−タ
−に電気的に接続し、かつ該マイクロコンピュ−タ−
を、前記流量センサ−により測定された実流量と前記算
出された注水目標流量とを比較演算するように成し、該
マイクロコンピュ−タ−には、前記比較演算により所定
量以上の流量差が認められる場合に警報を発する表示器
を電気的に接続したことを特徴とするものである。
めに本発明における鋳物砂の注水冷却システム装置は、
上流側に設けた水圧一定装置と下流側に配置した注水ノ
ズルとを結ぶ給水配管に、上流側から下流側に向かって
減圧弁、電磁比例弁、流量センサ−、電磁開閉弁、を順
次設け、該電磁比例弁及び電磁開閉弁を、鋳物砂の水分
値、砂温、大気温度の信号を入力して注水目標流量を算
出し、前記電磁比例弁の開度信号を出力すると共に前記
電磁開閉弁に開閉信号を出力するマイクロコンピュ−タ
−に電気的に接続し、かつ該マイクロコンピュ−タ−
を、前記流量センサ−により測定された実流量と前記算
出された注水目標流量とを比較演算するように成し、該
マイクロコンピュ−タ−には、前記比較演算により所定
量以上の流量差が認められる場合に警報を発する表示器
を電気的に接続したことを特徴とするものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。上流側に設けられて水圧を一
定にして水を送り出す水圧一定装置１と下流側に配置さ
れた注水ノズル２とが給水配管３を介して連通接続され
ており、該給水配管３は、上流側（水圧一定装置１側）
から下流側（注水ノズル２側）に向かって減圧弁４、電
磁比例弁５、流量センサ−６、電磁開閉弁７の順序で配
設されている。
基づいて詳しく説明する。上流側に設けられて水圧を一
定にして水を送り出す水圧一定装置１と下流側に配置さ
れた注水ノズル２とが給水配管３を介して連通接続され
ており、該給水配管３は、上流側（水圧一定装置１側）
から下流側（注水ノズル２側）に向かって減圧弁４、電
磁比例弁５、流量センサ−６、電磁開閉弁７の順序で配
設されている。
【０００６】また前記電磁比例弁５、流量センサ−６、
及び電磁開閉弁７は、マイクロコンピュ−タ−８に電気
的に接続されていて、該マイクロコンピュ−タ−８は、
注水箇所手前の鋳物砂Ｓの水分値、砂温、及び大気温度
の信号を入力して注水目標流量を算出して前記電磁比例
弁５に開度信号を出力すると共に前記電磁開閉弁７に開
閉信号を出力するようにされている。さらに該マイクロ
コンピュ−タ−８は、前記流量センサ−６により測定さ
れた実流量と前記算出された注水目標流量とを比較演算
できるようにされていて、該マイクロコンピュ−タ−８
には、前記比較演算により水の流量に所定量以上の流量
差がみとめられる場合に警報を発する表示器９が電気的
に接続させてある。なお前記注水ノズル２は、鋳物砂Ｓ
を回収するベルトコンベヤ１０の上方において鋳物砂Ｓ
に向けて注水できるように配置されている。
及び電磁開閉弁７は、マイクロコンピュ−タ−８に電気
的に接続されていて、該マイクロコンピュ−タ−８は、
注水箇所手前の鋳物砂Ｓの水分値、砂温、及び大気温度
の信号を入力して注水目標流量を算出して前記電磁比例
弁５に開度信号を出力すると共に前記電磁開閉弁７に開
閉信号を出力するようにされている。さらに該マイクロ
コンピュ−タ−８は、前記流量センサ−６により測定さ
れた実流量と前記算出された注水目標流量とを比較演算
できるようにされていて、該マイクロコンピュ−タ−８
には、前記比較演算により水の流量に所定量以上の流量
差がみとめられる場合に警報を発する表示器９が電気的
に接続させてある。なお前記注水ノズル２は、鋳物砂Ｓ
を回収するベルトコンベヤ１０の上方において鋳物砂Ｓ
に向けて注水できるように配置されている。
【０００７】このように構成されたものは、ベルトコン
ベヤ１０により注湯後鋳型を解砕して得られた鋳物砂Ｓ
が回収搬送されてくると、その鋳物砂Ｓの水分値、砂
温、及び大気温度が図示されないセンサ−により測定さ
れてマイクロコンピュ−タ−８に電気信号として入力さ
れ、注水目標流量を算出し、電磁比例弁５を適正な開度
にする信号が出力されると同時に電磁開閉弁７にも電気
信号が出力され電磁開閉弁７が開かれる。これにより鋳
物砂Ｓに対し水圧一定装置１により一定圧された水が送
り出され減圧弁４により圧力を減圧され、適正な開度に
された電磁比例弁５及び流量センサ−６を通って注水ノ
ズル２から水が注水されるがこの際流量センサ−６を流
れる水の流量は刻々マイクロコンピュ−タ−８に電気信
号として入力さらる。
ベヤ１０により注湯後鋳型を解砕して得られた鋳物砂Ｓ
が回収搬送されてくると、その鋳物砂Ｓの水分値、砂
温、及び大気温度が図示されないセンサ−により測定さ
れてマイクロコンピュ−タ−８に電気信号として入力さ
れ、注水目標流量を算出し、電磁比例弁５を適正な開度
にする信号が出力されると同時に電磁開閉弁７にも電気
信号が出力され電磁開閉弁７が開かれる。これにより鋳
物砂Ｓに対し水圧一定装置１により一定圧された水が送
り出され減圧弁４により圧力を減圧され、適正な開度に
された電磁比例弁５及び流量センサ−６を通って注水ノ
ズル２から水が注水されるがこの際流量センサ−６を流
れる水の流量は刻々マイクロコンピュ−タ−８に電気信
号として入力さらる。
【０００８】そして流量センサ−６を流れる水の流量が
前記マイクロコンピュ−タ−８において算出された注水
目標流量と比較演算され、両者間に所定量以上の水の流
量差が認められる場合は、直ちに表示器９に対し電気信
号が出力されて表示器９から警報が発せられる。この警
報と同時に注水が停止（電磁開閉弁７が閉じると共に電
磁比例弁５の開度も０となる）され、直ちに給水配管３
の水漏れ、給水配管３内に滞積した異物、あるいは錆の
発生、さらに水圧一定装置の故障等の点検がなされ、異
常状態が補修されて再起動される。このようにして流量
センサ−６を流れる実際の水の流量に基づいて注水の異
常状態が検知されるからリアルタイムに装置の点検、補
修ができる。
前記マイクロコンピュ−タ−８において算出された注水
目標流量と比較演算され、両者間に所定量以上の水の流
量差が認められる場合は、直ちに表示器９に対し電気信
号が出力されて表示器９から警報が発せられる。この警
報と同時に注水が停止（電磁開閉弁７が閉じると共に電
磁比例弁５の開度も０となる）され、直ちに給水配管３
の水漏れ、給水配管３内に滞積した異物、あるいは錆の
発生、さらに水圧一定装置の故障等の点検がなされ、異
常状態が補修されて再起動される。このようにして流量
センサ−６を流れる実際の水の流量に基づいて注水の異
常状態が検知されるからリアルタイムに装置の点検、補
修ができる。
【０００９】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に、回収される鋳物砂の水分値、砂温、大気温度により
注水目標流量が決定されると共に給水配管内を実際に流
れる水の流量に基づいて異常状態が検知できる構成にし
たからリアルタイムに装置の点検及び補修を促すことが
できるようになりその効果は著大である。
に、回収される鋳物砂の水分値、砂温、大気温度により
注水目標流量が決定されると共に給水配管内を実際に流
れる水の流量に基づいて異常状態が検知できる構成にし
たからリアルタイムに装置の点検及び補修を促すことが
できるようになりその効果は著大である。
【図１】本発明の実施の形態を示す注水冷却システム装
置の構成図である。
置の構成図である。
１ 水圧一定装置 ２ 注水ノズル ３ 給水配管 ４ 減圧弁 ５ 電磁比例弁 ６ 流量センサ− ７ 電磁開閉弁 ８ マイクロコンピュ−タ− ９ 表示器
Claims (1)
- 【請求項１】 上流側に設けた水圧一定装置１と下流側
に配置した注水ノズル２とを結ぶ給水配管３に、上流側
から下流側に向かって減圧弁４、電磁比例弁５、流量セ
ンサ−６、電磁開閉弁７、を順次設け、該電磁比例弁５
及び電磁開閉弁７を、鋳物砂の水分値、砂温、大気温度
の信号を入力して注水目標流量を算出し、前記電磁比例
弁５の開度信号を出力すると共に前記電磁開閉弁７に開
閉信号を出力するマイクロコンピュ−タ−８に電気的に
接続し、かつ該マイクロコンピュ−タ８を、前記流量セ
ンサ−６により測定された実流量と前記算出された注水
目標流量とを比較演算するように成し、該マイクロコン
ピュ−タ−８には、前記比較演算により所定量以上の流
量差が認められる場合に警報を発する表示器９を電気的
に接続したことを特徴とする鋳物砂の注水冷却システム
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4129498A JPH11221649A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 鋳物砂の注水冷却システム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4129498A JPH11221649A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 鋳物砂の注水冷却システム装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11221649A true JPH11221649A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12604447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4129498A Pending JPH11221649A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | 鋳物砂の注水冷却システム装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11221649A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001191145A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Sintokogio Ltd | 回収砂への１次注水量制御方法 |
| JP2002113229A (ja) * | 2000-10-04 | 2002-04-16 | Sankyo Kk | 遊技機 |
| JP2012020307A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Sintokogio Ltd | シェイクアウトマシン及びこれを用いたばらし回収砂の散水冷却方法 |
| WO2019097759A1 (ja) * | 2017-11-15 | 2019-05-23 | 新東工業株式会社 | 鋳型ばらしシステム |
| US10722824B2 (en) | 2016-10-18 | 2020-07-28 | Ecolab Usa Inc. | Device to separate water and solids of spray water in a continuous caster, and method to monitor and control corrosion background |
-
1998
- 1998-02-06 JP JP4129498A patent/JPH11221649A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001191145A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Sintokogio Ltd | 回収砂への１次注水量制御方法 |
| JP2002113229A (ja) * | 2000-10-04 | 2002-04-16 | Sankyo Kk | 遊技機 |
| JP2012020307A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Sintokogio Ltd | シェイクアウトマシン及びこれを用いたばらし回収砂の散水冷却方法 |
| US10722824B2 (en) | 2016-10-18 | 2020-07-28 | Ecolab Usa Inc. | Device to separate water and solids of spray water in a continuous caster, and method to monitor and control corrosion background |
| WO2019097759A1 (ja) * | 2017-11-15 | 2019-05-23 | 新東工業株式会社 | 鋳型ばらしシステム |
| CN111386160A (zh) * | 2017-11-15 | 2020-07-07 | 新东工业株式会社 | 脱模*** |
| US11305341B2 (en) | 2017-11-15 | 2022-04-19 | Sintokogio, Ltd. | Mold shakeout system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041020 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041022 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041124 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |