JPH11221453A - 均質な混合物を連続的に調製する方法および装置 - Google Patents

均質な混合物を連続的に調製する方法および装置

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JPH11221453A
JPH11221453A JP10331269A JP33126998A JPH11221453A JP H11221453 A JPH11221453 A JP H11221453A JP 10331269 A JP10331269 A JP 10331269A JP 33126998 A JP33126998 A JP 33126998A JP H11221453 A JPH11221453 A JP H11221453A
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mixture
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アーヒム、ベーム
Uwe Liebelt
ウヴェ、リーベルト
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ゲルト、レーマー
Klaus Dr Steinebrunner
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な装置で実施可能であり、良好な混合状
態の組成物をもたらし得る経済的な方法およびこれを実
施するための装置を提供することである。 【解決手段】 第1の流体状混合組成分と、単一もしく
は複数の他の流体状もしくは固体状組成分とから均質な
混合物を連続的に調製するために、流動流量が増大する
と共に自動的に開放されて反応器横断面面積を増大させ
る、単一もしくは複数の流動流量制限部材が設けられて
いる管状反応器5を使用することを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、第1の流体状混合組成分と、1
種類もしくは複数種類の流体状もしくは固体状組成分と
から、均質組成物を連続的に製造するための方法および
装置に関する。
【0002】
【従来技術】混合は、化学技術の分野において一般的に
行なわれる処理である。流体状の混合組成分は、通常、
撹拌槽中において、または場合により、槽中における気
体循環または導管中における強制流動により混合され
る。この作用は乱流および剪断層流の両者において生起
し得る。混合は、化学反応により目的物を製造するため
に、または目的物を最終仕上げ処理、すなわち、これを
適当な商業的形態に転化するために使用されるが、混合
は化学反応自体のために極めて重要である。
【0003】分布ないし分配の一般的目標状態は、高均
質性(散逸的混合)(dissipative mix
ing)または少なくとも均質分布(分散的混合)(d
ispersive mixing)のいずれかであ
る。液体用の公知の混合装置は、例えば撹拌タンクまた
はチューブであるが、達成される混合物の均質度は、し
ばしば不満足なものである。ことに流体と混合されるべ
き他方の組成分が比較的高粘性のものであるか、あるい
は両者の粘度が著しく相違する場合において然りであ
る。
【0004】例えば、種々の分野に適するように、一般
的に液体状の添加剤を混合して重合体分散液を処理する
場合において問題が生ずる。この種の処理は重合体分散
液の混合として知られている。
【0005】重合体分散液に混合剤を添加するための通
常の技術は、撹拌タンク中において分散液を撹拌し、混
合剤を直接この撹拌タンクに添加することである。しか
しながら、この種の技術は、しばしば凝塊が形成され、
あるいは生成混合物の安定性が良好でない欠点がある。
凝塊の経済的不利点は、濾過のために要する高コストの
みでなく、高コストの混合剤が分散液中に捕捉され、混
合剤を次々に補給しなければならないことである。
【0006】この欠点を回避するために、混合剤を希釈
形態で、あるいは少量づつ添加する試みも提案されてい
るが、これは混合タンク中における非経済的な長い滞留
時間をもたらす。
【0007】この非経済的な混合タンクの長い占拠状態
を解消するために提案されたのが、連続的分散法(貫流
混合法)であって、Maschinemarkt83
(1977)17の289−295頁に記載されてい
る。この連続的分散法は、重合体分散液を、第1タンク
から、ポンプおよび混合装置を有する導管を経て、第2
タンクに搬送する方法である。ポンプと混合装置の間に
給送導管が設けられ、混合剤はこの導管を経て貯蔵容器
から連続的に給送される。この方法の欠点は、まずその
実施のために、重合体分散液と混合剤との混合物を収容
するための第2の容器を必要とすることであり、次に、
ことに、混合された重合体分散液混合物の質がしばしば
不適当なことである。また、この連続的分散法のための
混合装置として、静態的混合装置が一般的に使用される
が、これにより、分散液皮膜のような固体分が混合装置
内壁に堆積し、これにより混合装置が閉塞され、これを
除去浄化するために長時間を必要とするのが欠点であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この技術分野
において解決されるべき課題ないし本発明の目的は、簡
単な装置で実施可能であり、良好な混合状態の組成物を
もたらし得る経済的な方法およびこれを実施するための
装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】しかるに上述の課題ない
し目的は、第1の流体状混合組成分と、1種類または複
数種類の第2の流体状または固体状組成分とから、連続
的に均質な組成物を調製する方法により達成され得るこ
とが本発明者らにより見出された。この方法は、流動流
量が増大するに従って、自動的に反応器横断面面積を増
大させる単一もしくは複数の流量制限装置を有する管状
反応器を使用する。
【0010】流体状と称するのは、剪断力に対して長時
間抵抗し得ない状態を意味する。気体は弾性的流体であ
り、液体は非弾性的流体である(1987年、マグロー
ヒル社刊、グラントおよびハンクの「化学辞典」第4
版、239頁参照)。
【0011】本発明方法は、流動流量が増大するに従っ
て、自動的に反応器横断面面積を増大させる単一もしく
は複数の流量制限装置を有する管状反応器を使用する。
【0012】ここで管状と称するのは、任意の横断面形
状、例えば円形、楕円形、多角形を有する細長い構造を
意味する。
【0013】本発明方法において使用される管状反応器
は、例えば***特願公開4439311号公報に記載さ
れている。これは、流入する懸濁液により可逆的に屈曲
し、ことにスロットにより複数部分に分割された金属製
邪魔板から構成されるのが好ましい。上述のスロットは
邪魔板の中央に始まり、半径方向において外方に延び
る。このような反応器の特徴は、圧力低下の、反応器中
における流動流容積に対する低い、一次的依存性であ
る。
【0014】本発明方法において使用に適する第1の混
合組成分は、すべての流体、ことに液体である。この流
体状混合組成分が、反応器中の流量制限装置に対する主
流動流を構成する。この主流動流に、さらに他の、すな
わち第2の混合組成分が、好ましくは上記第1混合組成
分より少量で添加される。これは液体状でも固体状でも
よい。
【0015】本発明方法は、第1混合組成分の流量が、
ことに圧力低下の流量に対する低い依存性の故に、可変
的である場合の混合処理に適する。
【0016】本発明方法の秀れた点は、粘度および/ま
たは流動流量割合において著しく相違する混合組成分を
使用する場合に明白になる。
【0017】重合体分散液の混合として知られている、
混合に関する特定の問題は、種々の最終用途に向けた重
合体分散液の各種の組成に関連して生起する。
【0018】重合体分散液は、連続相(分散媒体、液
状、しばしば水)と、少なくとも1種類の非連続相(被
分散相、重合体)とを有する。重合体分散液は、一般的
に、米国特許2754280号明細書、欧州特願公開3
7923号、同65253号、***同3543361
号、同同3712860号公報に記載されているよう
に、分散助剤を添加して、単量体を乳化重合、分散重合
または懸濁重合することにより製造される。重合体分散
液に第2の混合組成分として添加されるべき組成分に
は、混合剤、すなわちこの分散液を種々の用途に適合さ
せるための慣用の液状添加剤がある。この混合剤の例と
しては、例えばバクテリア、菌類による侵入を防止する
ための保存剤(殺菌剤)、コーティング組成物を調製す
るためのフィルム形成助剤、レベリング剤、天然もしく
は合成樹脂乳化剤の処理の間の気泡形成を防止する消泡
剤、感圧接着剤に添加される粘着付与剤などが挙げられ
る。
【0019】使用される混合剤の例として、水とプロピ
レングリコールの混合液中における1,2−ベンズイソ
チアゾリン−3−オンのナトリウム塩(ICIのPro
xel(登録商標)XL2)、殺虫、除草調剤としての
イソチアゾロン(ThorChemie社のAktiz
id(登録商標)LA、Rohm & Haas社のK
athon(登録商標)LX)が挙げられる。さらに他
の混合剤としては、ブチルグリコール、ブチルジグリコ
ール、ジエチレングリコールのようなジオール、エタノ
ール、イソプロパノール、オクタデカノールのようなア
ルコールが挙げられる。さらにBASF社製の混合剤と
して、Lusolvan(登録商標)FBHのような溶
媒、Trilon(登録商標)Bのようなエチレンジア
ミンテトラ酢酸を基礎とする錯化剤、Lutonal
(登録商標)M40のようなポリビニルメチルエーテル
水溶液、Collacral(登録商標)Pのようなア
ンモニウムポリアクリラート溶液、Polatinol
(登録商標)C(ジブチルフタラート)のような可塑
剤、Gleitmitteldispersion(登
録商標)8645のようなモンタンエステルワックスの
アニオン分散液が挙げられる。さらに他の混合剤は、尿
素およびエチレン尿素、ナトリウムヒドロキシド溶液、
カリウムヒドロキシド溶液、アンモニア、カルシウムヒ
ドロキシド、硝酸亜鉛、酸化亜鉛、乳化剤、例えばBA
SF社のEmulgator(登録商標)825のよう
なアルキルフェノールエトキシラート、プロピレンオキ
シドとエチレンオキシドを基礎とするブロック共重合
体、すなわちKrahn Chemie社のDapro
l(登録商標)DF900、BYK−Chemie社の
Byk(登録商標)033、Henkel社のNopc
o(登録商標)8034E/Dのような消泡剤、さらに
ベンゾフェノン、溶媒(ホワイトスピリット、アセト
ン)、ポリビニルアルコール、変性ロジン、例えばHe
rcules社のTacolyn(登録商標)317
9、Alliance Technical Prod
ucts(ATP)社のPermatac(登録商標)
A751、AkzoNabel社のSnowtacであ
る。
【0020】混合剤は、それぞれ重合体分散液に対し
て、約20重量%、特定の場合、50重量%までの量割
合で使用される。
【0021】混合剤は少なくとも99%の転化率を有す
る重合体分散液、または80から99%の転化率を有す
る重合体分散液に計量給送され得る。
【0022】本発明方法は、また、ことに相互に化学反
応する混合組成分を処理するのに適当である。
【0023】従って、本発明方法は、アルカリ性固体分
を含有する処理水および廃水を、二酸化炭素で中和させ
るために有利に使用され得る。
【0024】従来から慣用の方法においては、二酸化炭
素は、ノズルを経て配管中に計量給送される。この給送
位置から下流に在るスタチックミキサは、必要な反応圏
長さを短縮し得る場合がある。しかしながら、製紙、パ
ルプ、繊維工業における廃水の場合には、これに含まれ
る繊維組成分が詰まるために、スタチックミキサの使用
は不適当である。
【0025】これに対して、本発明方法において使用さ
れる管状反応器の場合、繊維性組成分が含まれていて
も、短かい管長さで、二酸化炭素の計量給送および中和
反応が行なわれ得る。廃水中の繊維性組成分により詰ま
ることはない。
【0026】本発明装置は、単一もしくは複数の(好ま
しくは3から12の)、それぞれシェルリングおよび流
動制限部材、ことに邪魔板から構成される単位体が直列
配置されている管状反応器を基礎とする。上記の流動制
限部材ないし邪魔板は、流量が増大すると共に自動的に
運動して管状反応器横断面積を増大させる。本発明装置
の他の特徴は、穿設されている複数の孔隙が反応器長手
方向に対して、互い違いに配置されており、ことに相隣
接する2個の流動流制限部材ないし邪魔板により開放さ
れる両孔隙が、相互にねじられていることである。この
邪魔板の非対称的形態が、流動混合物を転向させ(こと
に高粘稠性混合物の場合に)、混合の質を増大させる。
【0027】さらに他の形態的特徴は、それぞれ1個の
シェルリングと、1個の流動制限部材、ことに邪魔板を
有する少なくとも1個の単位体に連続して、後者の上流
にノズルリング(図2)を設けることである。このノズ
ルリングは、シェルリングと同じ内径を有し、流体状も
しくは固体状の混合組成分を合成樹脂分散液に給送する
ための単一もしくは複数の溝孔が穿設されているのが好
ましい。管状反応器は、金属、ことに、例えば1.45
41または1.4571ステンレススチール、またはP
VCのようなプラスチックから形成されるのが好まし
い。またその内周面には、ゴムまたはポリマー、ことに
テフロンのコーティングを施こし得る。また管状反応器
の直径は、混合物流量に応じて、慣用の25、50、8
0、100、150または200mmとすることができ
る。
【0028】流動制限部材ないし邪魔板もステンレスス
チールで形成されるのが好ましく、使用目的に応じて、
ゴム、プラスチック、ことにテフロンで内周面にコーテ
ィングが施こされる。
【0029】同様にステンレススチールで形成されるの
が好ましいノズルリングは、他の第2の混合組成分を、
主流動流、例えば重合体分散液流中に、共軸的環状室か
ら、これに穿設された単一もしくは複数の、好ましくは
3個の溝孔を経て給送し得るように構成される。これら
の溝孔は、反応器長手方向軸線に対して10から90
°、ことに45から90°の角を成して、かつ/もしく
は反応器半径に対して0から90°、ことに5から45
°の角を成して配置されるのが好ましい。
【0030】以下において、添附図面に示される実施例
に関して、本発明をさらに具体的に、しかしながら例示
的に説明する。
【0031】図1に略図的に示される本発明の実施例に
おいて、撹拌器2を有する貯槽から、第1の流体状混合
組成分、例えば重合体分散液が、ポンプ4により導管3
を経て反応器5に給送される。この反応器は連続的に配
置されたシェルリングと、流動制限部材を有する。流体
状第1組成分は、これから第2貯槽6に給送され、また
は当初の貯槽1に循環返送される。さらに第2の混合組
成分、例えば混合剤が、撹拌貯槽7から、反応器5のす
ぐ上流に在るポンプ4により、導管8を経て、上記反応
器5に給送され、かつ/もしくは反応器全長にわたって
分配される。第2混合組成分の反応器5への給送は、図
2に示されており、かつ反応器5の流動制限部材の上流
に設けられるのが好ましいノズルリングを経て行なうの
が有利である。このポンプ4としては、化学工業におい
て慣用のポンプ、例えばホースポンプ、圧搾空気薄膜ポ
ンプ、偏心スクリューを使用し得るが、周期制御駆動装
置を有する偏心スクリューポンプ、ギヤポンプのように
非パルスポンプを使用するのが好ましい。
【0032】上記の貯槽1、6および7に使用される撹
拌器2は、慣用のアンカープロペラ、MIGまたはブレ
ードスタラーでよい。
【0033】第2の混合組成分を、管状反応器5の長手
方向に沿って複数区分に分割して給送するのは、局部的
高密度を回避し、例えば、重合体分散液への添加、混合
の過程における凝塊の形成を軽減し、あるいは回避する
ことにより混合の質を改善するためである。3個の相互
に60°に捩られた溝孔22を有するノズルリング(図
2)を、シェルリングおよび流動制限部材に続けて設け
るのが、上記の理由から、ことに好ましい。
【0034】連続するシェルリングおよび流動流量制限
部材、ことに邪魔板から成る反応器のモジュール構造
は、種々の最終用途、ことに相違する粘度および流動流
量割合に対して高度の融通性をもたらす。同様に、邪魔
板の枚数および厚さは、給送されるべき混合組成分の特
性、ことにその粘度および流動流量に適合せしめられ得
る。邪魔板は容易に除去され、洗浄され、または交換さ
れ得る。
【0035】反応器5は、一般的には約10℃から12
0℃、好ましくは20℃以上、ことに30℃から60℃
の温度で操作される。
【0036】本発明方法により重合体分散液に混合組成
分を添加、混合する方法において混合剤は、非希釈もし
くは希釈状態で、相次いで、あるいは2種類以上の場
合、混合物として給送される。その計量給送は、ポンプ
4により、あるいは、給送導管8における圧力差により
行なわれる。混合剤の混合物を給送するべき場合には、
給送導管8に配置される撹拌器2を経て行なうのが有利
である。混合剤混合物の例としては、フィルム形成助剤
と消泡剤の混合物が挙げられる。この種の追加的撹拌器
2の場合、混合可能の複数混合剤が同じ貯槽から計量給
送されることが必要である。この場合、貯槽7は、撹拌
器を具備する必要がある。
【0037】本発明方法の過程において、重合体分散液
の給送導管3中において最少限度の流動流量を維持する
必要があり、これは混合剤が添加された重合体分散液中
の凝塊の割合が、あらかじめ設定された0.1重量%、
好ましくは0.01重量%のレベルを超えないようにす
ることによって保証される。凝塊の割合は、DIN53
786による濾過で測定され得る。これが過大となった
場合、重合体分散液の流量を、ポンプ4のポンプ作用を
高めることにより増大させる。ただし、これには上限が
存在する。剪断作用が凝塊形成の原因に成り得るからで
ある。
【0038】添加混合処理の過程における起泡を回避す
るため、撹拌貯槽1中における撹拌は、亜大気圧下にお
いて行なうのが有利である。
【0039】重合体分散液用給送導管3および/あるい
は混合剤用給送導管8には、pH値測定装置および/ま
たは粘度測定装置を設けることができる。
【0040】図2に示されるノズルリングは、中空環状
室21を有し、これには混合剤ないし混合組成分を重合
体分散液ないし主流動流に給送するための3個の溝孔が
穿設されている。
【0041】
【方法実施例】以下の実施例における凝塊の量割合は、
DIN53786による濾過で測定された。すなわち、
各実施例において調製された混合物1kgを、メッシュ
サイズ0.125mmの篩により濾過した。残渣を脱塩
水で洗浄し、乾燥し、秤量した。凝塊の量割合は混合剤
が添加混合された分散液に対する重量%で示される。
【0042】実施例1 (Luviskol(登録商標)溶液の着色)本発明方
法による混合の質を評価するために、実際の重合体分散
液とほぼ同じ約1000mPasを有するが、透明のモ
ル物質、すなわちLuviskol(登録商標)K90
(BASF社)の0.95%濃度溶液に、BASF社の
オキサジン染料、Basilen(登録商標)ブルーの
1%濃度溶液を添加混合した。反応器5として、直径2
0mm、4個の対称的混合邪魔板を具備する管状反応器
を使用し、染料溶液は、3個の対称的ノズルを有するノ
ズルリングにより計量給送した。
【0043】Luviskol(登録商標)の染料溶液
に対する混合割合は10:1とし、Luviskol
(登録商標)の流動流量は0.25m3 /hとした。
【0044】生成混合物の均質度(σ/x)は0.24
であった。
【0045】対比例C1 混合邪魔板を具備する管状反応器の代わりに流動流制限
部材を具備しない管状導管を使用したほかは、実施例1
と同様の処理を反覆した。
【0046】生成混合物の均質度は、0.97の極めて
劣悪な数値を示した。
【0047】実施例2 本発明方法によるコーティング剤用重合体懸濁液への混
合剤の添加混合 49.2重量%のn−ブチルアクリラート、45.4重
量%のスチレン、2.9重量%のアクリルアミドおよび
2.5重量%のアクリル酸から成る共重合を50重量%
含有する水性分散液10kgを、撹拌貯槽からホースポ
ンプにより、内径20mm、5枚の混合邪魔板を具備す
る管状反応器5を経て、他の貯槽まで1時間で搬送し
た。この搬送の間に100gのブチルジグリコールを、
ホースポンプにより、第1混合邪魔板の上流に設けたノ
ズルリングを経て、1時間にわたって給送混合した。
【0048】濾過残渣を測定したところ、凝塊量割合
は、0.006%であった。
【0049】対比例C2 ブレード撹拌器を備えた貯槽から、100gのブチルジ
グリコールを、ホースポンプにより、1時間にわたっ
て、上述組成の重合体分散液に計量給送し、撹拌をさら
に半時間継続した。
【0050】濾過残渣量を測定したところ、凝塊割合
は、上記本発明方法の場合にくらべて、0.151%の
可成り高い割合を示した。
【0051】実施例3 分散液混合物の調製 スチレンとブチルアクリラートを基礎とする10kgの
重合体分散液、およびアクリロニトリルを含有する10
kgのアクリル酸エステル分散液を、1時間にわたって
均斉な量割合で、20mmの直径を有し、10個の混合
邪魔板を具備する管状反応器に計量給送した。上記両分
散液は、第1混合邪魔板の上流において、それぞれ第1
および第2混合邪魔板の間において、主流動流に添加さ
れる。この場合、両給送ノズルは約180°くい違わせ
る。反応器から排出される混合物は、非撹拌貯槽中に捕
集される。
【0052】生成混合物の均質性は、そのIRスペクト
ルとあらかじめ烈しく撹拌して得られた同じ組成の混合
物のIRスペクトルとの対比により測定され、また凝塊
の量割合は濾別した残渣から測定された。
【0053】下表は、これに示されている時間の経過
後、反応器5の下流で採取された試料の測定結果を示す
ものである。
【0054】
【表1】 この実施例は、ほとんど凝塊を含有しない均質な混合物
が得られたことを示す。
【0055】実施例4 中和反応 パイロットプラントにおいて、pH11を示し、0.0
3kg/m2 の水酸化ナトリウムを含有するアルカリ性
廃水を、管状反応器中で、二酸化炭素により中和処理し
た。このたて型反応器はアクリルガラスで形成され、5
0mmの直径を有し、5個の邪魔板を具備する。反応器
排出口に設けられたpH測定電極は、被処理廃水のpH
値を連続的に測定した。二酸化炭素は、第1邪魔板の上
流におけるガラスフリットにより反応器中に計量給送さ
れた。この二酸化炭素量は、反応器排出口におけるpH
値が8となるように規制された。給送される炭酸ガスの
流動流量は、ほぼ85l/h(s、t、p)になされ
た。反応器から排出される中和処理済み廃水は、二酸化
炭素ガスを全く含まなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の構成を示す概略図である。
【図2】そのノズルリングの横断面図である。
【符号の説明】
1‥‥‥貯槽 2‥‥‥撹拌器 3‥‥‥導管 4‥‥‥ポンプ 5‥‥‥反応器 6‥‥‥第2貯槽 7‥‥‥撹拌貯槽 8‥‥‥給送導管 21‥‥共軸的環状室 22‥‥溝孔(混合組成分を主流動流に給送するため
の)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルト、レーマー ドイツ、67259、バインダースハイム、ケ ーニヒスベルガー、シュトラーセ、1 (72)発明者 クラウス、シュタイネブルナー ドイツ、69493、ヒルシュベルク、レーベ ンヴェーク、13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の流体状混合組成分と、単一もしく
    は複数の他の流体状もしくは固体状組成分とから均質な
    混合物を連続的に調製するために、流動流量が増大する
    と共に自動的に開放されて反応器横断面面積を増大させ
    る、単一もしくは複数の流動流量制限部材が設けられて
    いる管状反応器(5)を使用することを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 上記第1流体状混合組成分の流量が、混
    合処理の間において、ファクタ±10、ことにファクタ
    ±5の範囲で変化することを特徴とする、請求項1の方
    法。
  3. 【請求項3】 少なくとも2種類の混合組成分の間の粘
    度の差が、100mPas、ことに1000mPasよ
    り大きいことを特徴とする、請求項1または2の方法。
  4. 【請求項4】 上記の第1流体状混合組成分の、他の流
    体状もしくは固体状混合組成分に対する流量割合が、1
    000:1から1:1、好ましくは100:1から1:
    1、ことに5:1から1:1であることを特徴とする、
    請求項1から3のいずれかの方法。
  5. 【請求項5】 上記の第1流体状混合組成分が、均質も
    しくは非均質の液体、ことに分散液、なかんずく重合体
    分散液であり、他の流体状もしくは固体状混合組成分
    が、均質もしくは非均質の液体および/または固体およ
    び/または気体であることを特徴とする、請求項1から
    4のいずれかの方法。
  6. 【請求項6】 上記混合組成分が相互に化学的に反応す
    ることを特徴とする、請求項1から5のいずれかの方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6の方法を実施するための
    装置であって、単一もしくは複数の、好ましくは3から
    12個の、それぞれ1個のシェルリングと、1個の流量
    制限部材、ことに邪魔板から構成される連続的単位体を
    有し、上記流動流量制限部材が、流動流量が増大すると
    共に自動的に開放されて反応器横断面面積を増大させ、
    開放された孔隙が、反応器の長手方向軸線に対して互い
    違いになされ、隣接する両流動流量制限部材により開放
    される孔隙が相互に捩れていることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 単一もしくは複数の、好ましくは3から
    12個の、それぞれ1個のシェルリングと、1個の流量
    制限部材から構成される連続的単位体を有し、好ましく
    は上記シェルリングと同じ内径を有し、かつ流体状もし
    くは固体状混合組成分を給送するための単一もしくは複
    数の、好ましくは3個の溝孔(22)が穿設されている
    ノズルリングが、少なくとも1個の上記単位体に続い
    て、好ましくは上記流動体流量制限部材の上流に設けら
    れていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか
    の方法を実施するための装置、または請求項7の装置。
  9. 【請求項9】 上記溝孔が、反応器の長手方向軸線に対
    して、10から90°、ことに45から85°の角を成
    して、かつ/もしくは反応器の半径に対して、0から9
    0°、ことに5から45°の角を成して形成されている
    ことを特徴とする、請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9の方法または装置いず
    れかの、コーティング剤および接着剤用重合体分散液に
    混合剤を混合するための用途。
JP10331269A 1997-11-21 1998-11-20 均質な混合物を連続的に調製する方法および装置 Withdrawn JPH11221453A (ja)

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