JPH11220056A - 配線基板及び半導体装置並びに電子装置 - Google Patents

配線基板及び半導体装置並びに電子装置

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JPH11220056A
JPH11220056A JP10019205A JP1920598A JPH11220056A JP H11220056 A JPH11220056 A JP H11220056A JP 10019205 A JP10019205 A JP 10019205A JP 1920598 A JP1920598 A JP 1920598A JP H11220056 A JPH11220056 A JP H11220056A
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wiring
electromagnetic wave
wave shielding
shielding film
wiring board
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JP10019205A
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Toyohiko Kumakura
豊彦 熊倉
Hajime Murakami
村上  元
Tomo Yasuda
朋 安田
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/12Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process
    • H01L2224/13Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process of an individual bump connector

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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】一般の配線基板に配設されている配線又は半導
体パッケージ内の配線リードのインダクタンスの低減と
誘導性クロストークの低減が可能な技術を提供する。 【解決手段】絶縁基板上に所定の配線を配設し、該配線
に近接する位置に電磁波遮蔽膜(金属箔)を配置した配
線基板である。また、半導体チップの集積回路が形成さ
れている面の上に絶縁膜を介して電磁波遮蔽膜を配置
し、該電磁波遮蔽膜の上に絶縁膜を介してリードを配置
し、このリードと半導体チップの外部端子とを電気的に
接続し、封止材で封止してなる半導体装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線基板及び半導
体装置並びに電子装置に関し、特に、半導体装置の実装
用配線基板の配線又は半導体装置のパッケージ内のリー
ドによる配線のインダクタンスの低減と誘導性クロスト
ークノイズの低減を行うことが可能な技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】デジタル回路の世界でも、高速化が進行
し、アナログ回路の世界と同様に、例えば、基板回路の
仕上がり状態が搭載される半導体チップの動作特性に影
響するケースが現われてきた。ベタグランドとの間に挿
入される絶縁体の材質、間隔、リード間ピッチ等によ
り、線路(配線)の特性インピーダンスが決められる
が、現在の製造技術の限界に近いディメンション領域で
製作しているために、仕上がって見ないと搭載される半
導体チップの動作特性に適した基板回路になっているか
否かが明確にできない。アナログ回路の世界では半導体
チップの動作特性を確認しながら合わせ作業をして接続
位置などを手直しして調整している。
【0003】また、TAB(Tape Automated Bonding)
テープのような配線基板の使用が可能になったことか
ら、30ミクロン(μm)〜60μmピッチの微細配線
が可能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
の技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0005】前記の従来のデジタル回路の世界では、製
作数量が絶対的に多くなるので、個別対応の様な形で合
せ作業を実行するのが非常に難しくなるという問題があ
った。
【0006】また、系統的な不良に対しては、代表サン
プルを選定して調整作業の手順を明確にして作業工程の
流れの中に調整方法を組み込む方法しかとれない。少な
くとも、こうした流れ作業の中に組み込みが可能な調整
手段を確保しなければならないという問題があった。
【0007】一方、データ伝送の高速化は、前記TAB
テープのような配線基板の微細ピッチ配線のリード間の
電磁界結合によるノイズ発生が新たな問題として現わ
れ、無視できなくなってきた。30μmのスペースを離
して配置したリード間にリンギング(共振)現象が発生
してクロックパルスの信号波形が著しく崩れるという問
題があった。
【0008】例えば、半導体装置としてCSP(Chip S
ize Package )タイプのBGA(Ball Grid Array )を
実装した場合は、パッケージ内のリードによる配線間の
相互インダクタンスによるノイズの影響が動作特性上問
題となっている。
【0009】本発明の目的は、一般の配線基板に配設さ
れている配線又は半導体パッケージ内のリードによる配
線のインダクタンスの低減と誘導性クロストークの低減
が可能な技術を提供することにある。
【0010】本発明の目的は、半導体装置を構成するT
ABテープ等の配線基板に配設されている配線又はその
半導体パッケージ内のリードによる配線のインダクタン
スの低減と誘導性クロストークの低減が可能な技術を提
供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかにな
るであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記の通りである。
【0013】(1)絶縁基板上に所定の配線を配設し、
該配線に近接する位置に電磁波遮蔽膜(金属箔)を配置
した配線基板である。
【0014】(2)前記(1)の配線基板において、前
記配線と電磁波遮蔽膜の配置の条件、電磁波遮蔽膜とし
ての必要な物性値の条件、及び適用周波数条件を、配線
のインダクタンスと誘導性クロストークを低減するよう
に選定したものである。
【0015】(3)半導体チップの集積回路が形成され
ている面の上に絶縁膜を介して電磁波遮蔽膜を配置し、
該電磁波遮蔽膜の上に絶縁膜を介しリードを配置し、該
リードと半導体チップの外部端子とを電気的に接続し、
封止材で封止してなる半導体装置である。
【0016】(4)前記(1)の配線基板と、その上に
実装される前記(3)の半導体装置とを備えた電子装置
である。
【0017】前述した手段によれば、配線基板の配線又
は半導体装置内のリードによる配線に近接する位置に配
置された電磁波遮蔽膜上に、前記それぞれの配線に流れ
る電流により発生する磁束を打ち消すような方向に渦電
流が流れるので、配線のインダクタンス(自己インダク
タンスと及び配線間の相互インダクタンス)と誘導性ク
ロストークを低減することができる。これにより、電気
信号の信頼性及び伝播速度の高速化がはかれる。
【0018】以下、本発明について、図面を参照して実
施形態(実施例)とともに詳細に説明する。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は本発明の実施
形態(実施例)1によるプリント配線基板の概略構成を
示す模式断面図であり、11は絶縁基板、12は信号配
線、13は制御配線、14は電源配線(Vdd)、15
はグランド配線(GND)、16は絶縁膜(ポリイミド
膜)、17は電磁波遮蔽膜(金属箔)である。
【0020】本実施例1のプリント配線基板は、図1に
示すように、絶縁基板11上に電磁波遮蔽膜17を配置
し、その上に絶縁膜(ポリイミド膜)16を設け、その
上に信号配線12、制御配線13、電源配線(Vdd)
14、グランド配線(GND)15等の配線を配設した
構成になっている。
【0021】前記プリント配線基板の絶縁基板11の上
に設けられた信号配線12、制御配線13、電源配線
(Vdd)14、グランド配線(GND)15等の配線
上には半導体装置等のリードを接続するためのリード接
合部が設けられている。
【0022】前記電源配線(Vdd)14とグランド配
線(GND)15との間に複数本の信号配線12と制御
配線13が配設されている。前記リード接合部には、例
えば、LSIのDRAMの半導体チップを収納したパッ
ケージが電気的に接続される。この接合部は、前記配線
上に感光性ポリイミド等の絶縁膜を施して写真触刻技術
で所定寸法の穴をあけ、その配線(銅箔;18μm)の
上にSnメッキ(1〜10μm)などのメッキを施して
形成される。
【0023】図2は図1に示す配線に流れる電流、配線
の周りに発生する磁界及びそれにより発生する渦電流を
示す模式断面図、図3は図2の電磁波遮蔽膜17上に現
われた渦電流を示す平面図であり、Hは磁界、Isは渦
電流である。
【0024】本実施例1のプリント配線基板において
は、図2に示すように、配線に流れる電流により、配線
を囲むように、矢印で示す磁気回路(磁界H)が形成さ
れ、電磁波遮蔽膜17に相応する媒体の透磁率(周辺に
強磁性体が無い場合は比透磁率=1.0を採用)に対応
する磁束密度の磁束が発生する。この磁束を打ち消す方
向に電磁波遮蔽膜17上に渦電流Isが現われ、磁束密
度を低減する作用が働く。信号配線12、制御配線1
3、電源配線(Vdd)14、グランド(GND)15
等の配線に流れる信号電流と周囲に発生する磁束数と電
磁波遮蔽膜17に現われる渦電流Isには、以下の関係
がある。
【0025】
【数1】Is∝σ×dφ/dt 前記数1の式において、Isは渦電流、σは電磁波遮蔽
膜17の電気伝導度(1/固有抵抗率ρ〔μΩ・c
m〕)、φは磁束数(=∬B・nds=μ0 ∬B・nd
s)Bは磁束密度、nは法線の単位ベクトル、Hは磁界
(∫cH・ds=I)、Iは配線路に流れる信号電流で
ある。渦電流Isは矢印で示される磁束の磁束密度を低
下しており、この磁束密度の低下がインダクタンスの低
下につながり、磁束が鎖交して現われる誘導性ノイズも
低下する理由となる。
【0026】前記数1の式に示す関係式に従うと、以下
の特性(ア)〜(エ)が明らかになった。
【0027】(ア)近接する電磁波遮蔽膜17は、特別
な電位を設定する必要が無く、ただ近接するだけで渦電
流効果を引き出せる。図4に電磁波遮蔽膜17に発生し
た渦電流により低下する信号配線や制御配線等の自己イ
ンダクタンスを具体的にシミュレーションにより確認し
た結果を示す。
【0028】従来は、信号配線12に流れる電流のリタ
ーン電流を電磁波遮蔽膜17に流す都合から電磁波遮蔽
膜17は接地電位または電源電位などの特定の電位を設
定する必要があった。このリターン電流が信号配線12
に流れる電流と逆方向になることから相互インダクタン
スも加味した実効インダクタンスが見かけ上小さくなる
ことを利用していた。従来技術は、リターン電流による
実効インダクタンスが低減する効果を期待したが、本発
明は渦電流による低減効果を期待しており、考え方が異
なる。従って、電磁波遮蔽膜17には適当な電位を与え
ても構わないし、設定する必要性も無い。
【0029】(イ)前記電磁波遮蔽膜17が信号配線1
2に近づくに従いその効果が向上する(図4参照)。図
5は近接される電磁波遮蔽膜17の有無によるインダク
タンスの変化(100MHzでの測定値)とリードピッ
チに対応するリード間の相互インダクタンスの変化を示
す図である。
【0030】(ウ)周波数が高くなるに従い効果が現わ
れる(図4参照)。
【0031】(エ)電磁波遮蔽膜17の電気伝導率が高
くなる程渦電流によるインダクタンス低減効果が現われ
る(図6参照)。図6は電磁波遮蔽膜17の固有抵抗値
は自己インダクタンスの周波数による変化を示す図であ
る。
【0032】この効果を有効に引き出すために、対象と
する配線路を以下のものに制限する。
【0033】(1)電磁波遮蔽膜17の材料は、銅、ア
ルミニウム、金、銀、クロム等の高導電率を有する材質
又はそれらを主成分とする合金とし、体積固有抵抗が常
温で30μΩ・cm以下のものとする。
【0034】(2)配線路と電磁波遮蔽膜17との近接
距離を150μm以下とする。渦電流による磁束低減効
果を引き出すためには、前記近接距離を制限する必要が
あり、50μm以下にすることが好ましいが、ここでは
対象とするTABテープキャリアの誘電体厚さを勘案し
て最大厚さ150μmを最大近接距離に設定する。
【0035】(3)対象周波数はデジタル回路の高速伝
送線路を対象とする。すなわち、ASIC(Applicatio
n Specific Integrated Circuit )とDRAM(Dynami
c Random Access Memory)チップを接続する基板回路、
MPU(Micro Processing Unit )と半導体チップセッ
トを接続する基板、及びパッケージ内の半導体チップの
外部端子とリ−ド端子間を接続する配線路のデータバス
には、MPU等の内部回路相応のクロックで信号伝送す
る必要性があり、クロック周波数にして100MHz〜
1GHzのデータ伝送が必要になってきた。このことか
ら、正弦波周波数で10MHz〜15GHz程度までを
対象範囲とする。この周波数以下では、渦電流による磁
束低減効果があまり期待できないので、対象範囲から外
した。クロック周波数と正弦波周波数には以下の関係が
あり、クロックパルス波形の立ち上がり部分又は立下が
り部分が信号伝送時のノイズ発生のキーになる箇所で、
この部分の波形をフーリエ展開して正弦波周波数に分解
し、いくつかの周波数成分として考え、最も波高値の高
いものを基本波として、その基本波の第15高調波成分
まで考えるとして、前記周波数範囲とした。
【0036】(実施例2)図7は本発明の実施例2によ
るCSPタイプBGA構造のDRAMの概略構成を示す
模式平面図、図8は図7の要部拡大図、図9は図8のB
−B’線で切った断面図、図10は図9に示す電磁波遮
蔽構造の詳細構成を示す展開断面図である。図7〜図1
0において、21は半導体チップ、21Aは半導体チッ
プ21の外部電極(ボンディングパッド)、22は電磁
波遮蔽膜、23は絶縁膜(ポリイミド膜)、31は半田
ボール、32はCSPタイプBGA構造のパッケージ内
のリード(銅箔配線)、33は半田ボール搭載穴加工済
みのポリイミド膜(絶縁膜)、34はエポキシ系樹脂等
からなる接着剤、35は半田ボール搭載穴、36は熱可
塑性ポリイミドやBステージエポキシからなる熱可塑性
接着剤である。
【0037】本実施例2のCSPタイプBGA構造のD
RAMは、図7〜図10に示すように、高速メモリに使
われているマイクロBGAパッケージであり、半導体チ
ップ21の外部端子が半導体チップ21の片面側に配置
されたものである。半導体チップ21の主面の外部電極
(ボンディングパッド)21Aは、半導体チップ21の
主面のチップ端に沿って配置されている。図8及び図9
に示すように、この外部電極21Aが配置されている領
域以外の領域上に熱可塑性接着剤36を介して電磁波遮
蔽膜(金属箔)22が設けられ、その上に絶縁膜(ポリ
イミド膜)23が設けられる。絶縁膜23の上にエポキ
シ系樹脂等からなる接着剤34を介して信号用と電源/
Gnd用のリード32が設けられている。リード32の
端子部32Aは半導体チップ21の主面上の外部電極
(ボンディングパッド)21Aに電気的に接続される。
【0038】前記リード32からなる配線の上に半田ボ
ール搭載穴加工済みのポリイミド膜(絶縁膜)33が接
着剤34により接着され、半田ボール搭載穴35の上に
半田ボール31が設けられている。
【0039】図7の配線はTABテープにより微細配線
を構成しているので、最も近接するリードのリード間の
スペースは40μmに設定されている。この配線に対し
て電磁波遮蔽膜を配置しないで配線部に図11のクロッ
ク・パルスを伝送すると図12のように伝送するパルス
波形が乱れ、リンギング(共振)を引き起こす。リード
間のスペースを広げると図13のようにリンギングの程
度も緩和されるが、折角のTABテープによる微細配線
を犠牲にせざるを得なくなってしまう。パッケージの小
型化にも反する。図14のデータは図7の配線のまま、
電磁波遮蔽膜を配置した条件で伝送するパルスの波形、
近接するリードへのクロストーク・ノイズの発生状態を
確認したものである。リンギングがおさまり、非常にノ
イズの少ない波形が得られた。
【0040】配線リードを伝送するパルス波のエネルギ
ーが隣接する配線リードに磁気エネルギーの形で伝播す
る。これがリード間に形成された静電容量に静電エネル
ギーとして一旦蓄積され、その蓄積されたエネルギーを
再放出する際に、磁気エネルギーの形で隣接する配線リ
ードに伝播する。このように磁気エネルギーと静電エネ
ルギーのエネルギー形態を交互に変えることによりエネ
ルギーが伝播するので同じ個所でエネルギー形態のみが
変わるとリンギングの条件が形成される。この時の振動
周波数fは、磁気エネルギーの伝達係数となる実効イン
ダクタンスLと静電エネルギーを貯える静電容量Cの値
から以下の数2の式から求まる。
【0041】
【数2】f=1/2π√LC 通常はこのエネルギー変換の過程に抵抗損失等によるエ
ネルギー消費があり、補給されるエネルギーに対してエ
ネルギー消費が大きければ、リンギングがおさまる。介
在する抵抗が小さいと抵抗損失が小さいので、配線リー
ドを伝送するパルスから継続的にエネルギーが補給され
る条件が形成される為、永続的にこのエネルギー変換が
行われ振動する。図15(a)は上記の関係がパッケー
ジの配線部分だけで形成されている事を等価回路で表し
たものである。61は半導体チップの端子とパッケージ
の配線との接続部、62はパッケージの配線、63はパ
ッケージの配線とプリント配線基板との接続部、Lsは
自己インダクタンス、Mはパッケージ配線間の相互イン
ダクタ、Cはパッケージ配線間の静電容量である。接地
回路についてはパッケージ部分では独立して配線されて
いたものでも半田ボールを介してプリント配線基板に接
続された段階で共通のベタグランド(GND)でショー
トすることになる。図15(b)はプリント配線基板に
搭載された条件を加味して組み立てた場合のラダー型の
等価回路である。当然、半田ボールを介して共通のベタ
グランドに接続されて、ショートしている接地回路であ
ってもそのショートした箇所の抵抗は非常に小さいので
継続的に供給されるエネルギーをこの部分の抵抗損失だ
けで消費できない。信号用配線、制御用配線、電源配線
の場合は接地回路のようにプリント配線基板の共通ベタ
グランドのようなものが無いが、配線間の相互インダク
タンスM及び配線間の静電容量を介して(b)図のよう
に隣接する配線間でループを形成してループ内を電流が
流れる条件が形成される。考えられる抵抗成分は僅かに
パッケージの配線部分の抵抗しかないので、接地回路よ
りももっとエネルギー消費が少なくなる。このループ部
分では配線の自己インダクタンスLsと配線間の相互イ
ンダクタンスM及び配線間の静電容量Cから構成される
LC回路しか構成されないので、数2の周波数付近にな
ると発振条件が容易に整う。抵抗損失を期待できないの
で、相互インダクタンスMを介して供給されるエネルギ
ーを制御するしか発振を制御する方法がない。配線間隔
を広げて対策したケースが、図13の結果であるが、こ
の場合は配線微細化に反する方法になる。微細化に反し
ない方法で相互インダクタンスMを下げた結果が図14
の結果であり、電磁波遮蔽膜を設ける方法である。ルー
プ電流が現われるのは電磁波遮蔽膜(金属箔)上にも現
われるが、この場合はインダクタンス成分が著しく小さ
い上、ループ内に蓄積される静電エネルギーは無視でき
る程度なので、供給されるエネルギーは電磁波遮蔽膜
(金属箔)の導伝率との関係で現われる渦電流損失とし
て消費される。渦電流成分による発振は考え難い。
【0042】以上の説明からわかるように、本実施例1
によれば、配線に近接する位置に配置された電磁波遮蔽
膜17上に、パッケージの配線(リード)に流れる電流
により発生する磁束を打ち消すような方向に渦電流が流
れるので、配線のインダクタンス(自己インダクタンス
及び配線間の相互インダクタンス)と誘導性クロストー
クを低減することができる。信号伝送の高速化の可能性
が見えてきた。
【0043】なお、本実施例2では、チップ端子の位置
がチップ端に沿うものについて説明したが、チップ端子
がチップの中央部分に位置して信号用半田ボールと電源
/GND用半田ボールが左右に分離して配置された例で
あっても良く、本発明は実施例2に限定されるものでは
ない。つまり、通常のCSPタイプBGA構造のDRA
Mの半田ボールの配置であってもよい。
【0044】また、リード32と半導体チップ1との間
に絶縁膜23を介して電磁波遮蔽膜(金属箔)22を設
けることにより、半導体チップ21に与える電磁波の影
響を防御することができるので、駆動電圧や伝送路にお
けるクロック信号等の信号にノイズが乗るのを低減する
ことができる。また、信号用配線に近接して電磁波遮蔽
膜(金属箔)22を設けることにより、信号配線のイン
ダクタンスを低減することができるので、信号及びデー
タ等の伝送速度を速くすることができ、装置の駆動速度
の高速化がはかれる。
【0045】表1に本実施形態2のCSPタイプBGA
パッケージにおける半田ボール端子配列例を示す。
【0046】
【表1】
【0047】(実施例3)本実施例3のTABテープを
用いた半導体装置は、図16(a)に示すように、TA
Bテープの配線面を半導体チップ41側に設定した場合
のものである。すなわち、熱可塑接着剤付の絶縁膜43
/電磁波遮蔽膜42/絶縁膜44の複数層構造体を用い
る。この複数層構造体の絶縁膜43,44の厚さは25
μm〜100μmとし、電磁波遮蔽膜42の厚さは18
μm〜50μmとする。絶縁膜43,44の厚さについ
ては標準的に75μmが採用されているが、本発明にお
いて、電磁波遮蔽膜47による渦電流効果(電磁波遮蔽
効果)を引き出すには絶縁膜はできるだけ薄い方がよ
い。図16(a)の実施例は前記絶縁膜43,44の絶
縁効果の兼ね合いがあるので、50μm〜100μmの
厚さを持った絶縁膜を電磁波遮蔽膜42の両側に貼り付
けた材料を用い、この複数層構造体をTABテープに貼
り合せ、その上から半導体チップ41を搭載して構成す
る。この半導体チップ41の反対面には半田ボール48
を設けてBGA構造のパッケージに組み立てる。
【0048】また、本実施例3のTABテープを用いた
他の半導体装置は、図16(b)に示すように、TAB
テープ配線面を半田ボール側に設定した場合のものであ
る。前記図16(a)と同様に、絶縁体の芯に電磁波遮
蔽膜(銅箔)を設けたものを使用する方法も考えられる
が、電磁波遮蔽膜(銅箔)による渦電流効果を引き出す
ためにTABテープの配線面に銅箔を裏打ちした構造の
ものを適用した例である。この場合TABテープの配線
面と反対側に配置された(裏打ちされた)銅箔が電磁波
遮蔽膜となる。これによれば、TABテープフィルムの
厚さがそのまま電磁波遮蔽膜(銅箔)47との近接距離
となるので、TABテープフィルムの厚さを薄くした分
だけよけいに渦電流効果を引き出すことができる。現実
的なTABテープフィルムの厚さとしては25μm〜1
00μmの厚さである。この場合の作製方法は、前記図
16(a)の構造の作製方法と大差はないが、半田ボー
ルの搭載面にはソルダーレジストを塗布して、配線面の
絶縁を保護する必要がある。ソルダーレジストの厚さは
20μm〜30μmあれば十分である。ソルダーレジス
トの厚さは特に本発明上では規定する必要はないが、構
造的に必要な構成材である。以上の説明からわかるよう
に、本実施例3によれば、半導体チップ21,41の集
積回路が形成されている面の上に絶縁膜を介して電磁波
遮蔽膜42,47を配置し、この電磁波遮蔽膜42,4
7の上に絶縁膜44又は51を介して信号用リードを配
置したことにより、信号用リードに近接して電磁波遮蔽
膜42,47を設けることにより、信号用リードのイン
ダクタンスを低減することができるので、信号伝送速度
を速くすることができ、装置の動作速度の高速化がはか
れる。また、半導体チップ41に影響を与える電磁波の
影響を防御するので、駆動電圧や伝送路におけるクロッ
ク信号等の信号にノイズが乗るのを低減することができ
る。
【0049】なお、前記本実施例1,3においては、配
線基板としてプリント基板又はTABテープを用いた例
で説明したが、本発明においては、配線基板はプリント
基板及びTABテープに限定されるものではなく、絶縁
基板上に配線が配置されている配線基板であれば、どの
ような配線基板であってもよい。
【0050】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例1,2,3に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは
勿論である。
【0051】次に、高周波領域のノイズ発生の原因につ
いて説明する。図17(高周波領域のノイズ発生の原因
を説明するための図)に示すように、高周波領域におけ
るノイズ発生の原因には以下の4種が考えられ、回路の
状況によって、検討が必要なもの、不要なものが考えら
れる。図17において、39は半導体チップ中のトラン
ジスタ回路例である。
【0052】(A)電源電位の変動、接地電位の変動 特に接地電位の変動に対してはグランド・バウンシング
と称して電源電位の変動と区別して検討を加えてきた経
偉がある。電位変動に対するマージンがこれまで、電源
側よりも接地側に厳しかったことによるものであるが、
基本的には以下に示すように同じ理屈から現われる電位
変動のことをさす。
【0053】回路を幾つかの線路の電流が、同一の電源
回路、同一回路に流入する際に半導体チップ40の端子
での電位が本来の電源電位、接地電位では無く、線路の
インダクタンス成分と流出入する電流の値で決まる電位
が変わってしまう。対策としては以下のことが考えられ
る。
【0054】(1)電源回路、接地回路を多重に設定し
て、流出入する電流が特定の回路に集中しないように分
散することである。
【0055】(2)それぞれの電源回路、接地回路のイ
ンダクタンスを小さく制御することとなり、このインダ
クタンスを小さくする方法としては、銅箔等の電磁波遮
蔽膜(金属箔)22を近接して配置して渦電流による効
果を活用する。
【0056】(B)クローストーク・ノイズ この種のノイズには誘導性のノイズと静電容量的なノイ
ズの2種があり、実際に問題が発生している場合には両
者が同時に発生している場合があり、分離が難しい面が
ある。
【0057】(1)誘導性のクロストーク・ノイズ ある線路に流れる電流により発生する磁束が隣接する線
路と鎖交してその隣接線路間の相互インダクタンスMが
逆起電力Vの値を決めるので、相互インダクタンスMが
関係する。本発明に係る近接する電磁波遮蔽膜(金属
箔)22に現われる渦電流Isが磁束そのものを減小す
るように現われるので、相互インダクタンスMを著しく
低減する効果がある。本実施例2では、通常測定される
相互インダクタンスMの1桁程小さい値に低減した実測
データが得られた。この電磁波遮蔽膜(金属箔)22に
現われる渦電流Isの効果は、外部のノイズから内部に
ノイズを侵入させないばかりか、内部で発生するノイズ
を外部へ漏らさない効果もある。図18(a)に示すよ
うに、信号線1’(信号用リード32に相当する)に電
流Iが流れていると、信号線2’(信号用リード32に
相当する)にはV=jωM×Iの逆起電力が現われる。
【0058】(2)静電容量性のクロストーク・ノイズ 線路間に形成される静電容量C1,C2,C3が関係し
て容量分圧の形で隣接する線路にノイズ電圧が現われ
る。対地静電容量Cgと線間の静電容量C1,C2,C
3の分圧比率でノイズ電圧が決まるので、対地静電容量
Cgに対して線間の静電容量C1,C2,C3を小さく
できれば問題はない(図18参照)。図18(b)に示
すように、信号線1’に信号パルスが流れていると、信
号線2’には下記に示す数3の式に示す関係による容量
分圧された電圧が現われる。
【0059】
【数3】V2p=(Cg+C2)×C1×(Cg+C2)
/(C1+C2+Cg)×V2p C1《Cgの関係が成り立つと問題にする必要はない。
【0060】以上の説明からわかるように、信号配線3
2に近接する位置に配置された電磁波遮蔽膜(金属箔)
22上に、信号配線32に流れる電流Iにより発生する
磁束を打ち消すような方向に渦電流が流れるので、配線
のインダクタンス(自己インダクタンスと及び配線間の
相互インダクタンス)と誘導性クロストークを低減する
ことができる。これにより、信号及びデータの伝送の高
速化がはかれる。
【0061】(C)反射ノイズ 反射ノイズは、信号が線路を伝播する際に、線路の特性
インピーダンスに変化があると、その変化点で信号が反
射する現象である。反射波が元に戻るために伝送波形に
歪みが生じ、あたかもノイズがのったような現象とな
る。当然変化点から先には、反射した分は透過しないの
で、こちらも波形が歪んでしまう。周波数が非常に高く
なり、線路を分布定数回路として取扱わなければならな
い場合に問題になり、本発明に係る周波数領域(100
MHz〜数GHz)では線路長が数mmの長さで問題とな
る。配線長と周波数に対応する波長との関係は、配線長
が著しく短い半導体チップ内の配線については、その反
射ノイズを考える必要がない。
【0062】主として配線基板上の線路に問題となる場
合が多く、その場合には特性インピーダンスを一定に保
つための線路設計した基板構造を採用している。このよ
うな対策が最も取りずらい箇所がパッケージの配線部分
となり、この箇所の配線長は数mmの長さに該当する。定
性的には集中定数回路でもある程度の現象を理解できる
面があるが、定量的に現象を押え込むためには分布定数
回路による解析をする必要がある。
【0063】(D)伝送遅延 信号といえども、物理的に伝播しているので、伝播速
度、伝播時間を考えなければならない。本実施例2の場
合はポリイミド樹脂フィルム(絶縁膜)の上に配線をし
ているので、ポリイミド樹脂の誘電率が信号の伝播速度
を決めることになる。誘電率と信号の伝播速度の関係を
求めたものを表2に示す。表2は光速度を(2.998
E+11)mm/secとして計算した。同時に伝播する信号
が半導体チップ1の入口に到達するまでの時間が線路毎
に異なるとトランジスタの動作タイミングが異なるため
に誤動作の原因になる場合がある。誤動作の原因となる
点ではノイズと同一に扱う必要があり、ノイズの一種に
組み入れられている。周波数が高くなればなる程厳しく
管理する必要がある。特に、信号線路、制御回路を管理
対象にしなければならない。
【0064】
【表2】
【0065】前記実施例2においては、本発明の半導体
装置として半導体記憶装置(メモリ)を適用したが、こ
れに限定されるものではないことは前述の説明から明ら
であろう。
【0066】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0067】(1)絶縁基板上に所定の配線を配設し、
該配線に近接する位置に電磁波遮蔽膜(金属箔)を配置
したことにより、配線に近接する位置に配置された電磁
波遮蔽膜上に、配線基板の配線に流れる電流により発生
する磁束を打ち消すような方向に流れるので、配線のイ
ンダクタンス(自己インダクタンスと及び配線間の相互
インダクタンス)と誘導性クロストークを低減すること
ができる。これにより、電気信号の信頼性及び伝播速度
の高速化がはかれる。
【0068】(2)半導体チップの集積回路が形成され
ている面の上に絶縁膜を介して電磁波遮蔽膜を配置し、
該電磁波遮蔽膜の上に絶縁膜を介してリードを配置した
ことにより、半導体チップに影響を与える電磁波の影響
を防御するので、駆動電圧や伝送路におけるクロック信
号等の信号にノイズが乗るのを低減することができる。
また、信号用リードに近接して電磁波遮蔽膜を設けるこ
とにより、信号用リードのインダクタンスを低減するこ
とができるので、信号伝送速度を速くすることができ、
装置の動作速度の高速化がはかれる。
【0069】(3)前記(1)及び(2)により、電子
装置の信号伝送速度を速くすることができるので、装置
の動作速度の高速化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるプリント配線基板の概
略構成を示す模式平面図である。
【図2】本実施例1によるプリント配線基板の作用を説
明するための図である。
【図3】本実施例1によるプリント配線基板の作用を説
明するための他の図である。
【図4】本実施例1によるプリント配線基板の金属箔に
発生した渦電流により低下する自己インダクタンスを具
体的にシミュレーションにより確認した渦電流が流れて
いる状態を示す図である。
【図5】本実施例1によるプリント配線基板の金属箔の
有無によるインダクタンスの変化(100MHzでの測
定値)を示す図である。
【図6】本実施例1によるプリント配線基板の金属箔の
固有抵抗値と自己インダクタンスの周波数による変化を
示す図である。
【図7】本発明の実施例2よるLOC構造におけるCS
PタイプBGA構造のDRAMの概略構成を示す模式平
面図である。
【図8】図7の要部拡大図である。
【図9】図8のB−B’線で切った断面図である。
【図10】図9に示す電磁波防止構造の詳細構成を示す
展開断面図である。
【図11】本実施例2よるCSPタイプBGA構造のD
RAMのパッケージ上の配線リードに与えるノイズを具
体的にシミュレーションにより確認する条件を示す図で
ある。
【図12】図11において(a)図面通りのリード間隔
の場合のシミュレーション結果を示す図である。
【図13】図11において(b)リードの狭い個所を1
50μmにした場合のシミュレーション結果を示す図で
ある。
【図14】図11において(c)電磁波遮蔽膜を配置し
て計算した場合のシミュレーション結果を示す図であ
る。
【図15】相互インダクタンスによるリンギング箇所の
作用について説明するための等価回路で表した図であ
る。
【図16】本発明の実施例3による電子装置の要部の概
略構成を示す模式平面図である。
【図17】高周波領域のノイズ発生の原因を説明する為
の図である。
【図18】クロストーク・ノイズを説明するための図で
ある。
【符号の説明】
11 絶縁基板 12 信号線 13 制御線 14 電源線(Vdd) 15 グランド(GND) 16 絶縁膜(ポリイミド膜) 17 電磁波遮蔽膜(金属箔) 21 半導体チップ(DRAMのLSIチップ) 21A 外部電極(ボンディングパッド) 22 電磁波遮蔽膜(金属箔) 23 熱可塑接着剤付の絶縁膜(ポリイミド膜) 31 半田バンプ 32 DRAMのパッケージ内のリード(銅箔配線) 33 半田バール搭載穴加工済みのポリイミド膜 34 接着剤 35 半田バール搭載穴 36 熱可塑性接着剤 37 パルス発振器 38 直流電源 39 本発明の半導体チップ中のトランジスタ回路例 40 半導体チップ(メモリ等に接続されるLSIチッ
プ) 41 半導体チップ(DRAMのLSIチップ) 42 電磁波遮蔽膜(金属箔) 43 熱可塑接着剤付の絶縁膜(ポリイミド膜) 44 絶縁膜(ポリイミド膜) 45 1メタルTABテープ 46 2メタルTABテープ 47 2メタルTABテープに設けた電磁波遮蔽膜(金
属箔) 48 半田ボール 49 保護膜(ソルダーレジスト) 50 43、44のコア絶縁体 51 TABテープの絶縁体 61 半導体チップの端子と配線との接続部 62 配線 63 配線とプリント配線基板との接続部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板上に所定の配線を配設し、該配線
    に近接する位置に電磁波遮蔽膜を配置したことを特徴と
    する配線基板。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の配線基板において、前記
    配線と前記電磁波遮蔽膜の配置の条件、電磁波遮蔽膜と
    しての必要な物性値の条件、及び適用周波数条件を、配
    線のインダクタンスと誘導性クロストークを低減するよ
    うに選定したことを特徴とする配線基板。
  3. 【請求項3】半導体チップの集積回路が形成されている
    面の上に絶縁膜を介して電磁波遮蔽膜を配置し、該電磁
    波遮蔽膜の上に絶縁膜を介しリードを配置し、該リード
    と半導体チップの外部端子とを電気的に接続し、封止材
    で封止してなることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の配線基板と、その上に実
    装される請求項3に記載の半導体装置とを備えたことを
    特徴とする電子装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006216769A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Sony Corp 半導体装置およびその製造方法
US7543264B2 (en) 2004-12-30 2009-06-02 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. High frequency signal transmission line having ground line blocks to reduce noise
US8044302B2 (en) 2006-12-19 2011-10-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Printed circuit board having coplanar LC balance
EP3975670A1 (en) 2020-09-28 2022-03-30 Yazaki Corporation Laminated circuit board device

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